JP2009049912A - 防災設備 - Google Patents

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茂 金子
Masaru Nishina
勝 仁科
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義英 遠藤
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Abstract

【課題】一斉放送時の音量を一定レベル以上に保つことを促す仕組みを提供する。
【解決手段】各住戸にそれぞれ設置された住宅情報盤41と、各住宅情報盤41との間で通信を行う管理装置30と、を有する防災設備において、管理装置30は、音声を入力する音声入力部53と、音声入力部53に入力された音声を1ないし複数の住宅情報盤41に一斉放送する音声送信部と、音声入力部53へ入力された音声の音量レベルを画面表示する表示部51と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、各住戸に設置された住宅情報盤に音声を一斉放送する機能を備えた防災設備に関するものである。
従来、集合住宅用のインターホンシステムに関し、『住戸人が一斉放送を聞き逃すことを防ぐ。』ことを目的とした技術として、『住戸機4においては、警報監視盤1から伝送される一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶している。すなわち、警報監視盤1から伝送される一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶し、記憶部Mに記憶した一斉放送用音声信号を制御部40で読み出してスピーカ41bから一斉放送の音声を送出させるので、住戸人の不在時などに行われた一斉放送を住戸人が聞き逃すことを防ぐことができる。』というものが提案されている(特許文献1)。
特開2006−222887号公報(要約)
管理人室において、管理人が一斉放送を行う際、マイクの状態、例えば管理人の口元とマイクとの距離、などの発話の状況によっては、音量が小さくなって住戸側で一斉放送の音声が聞き取りにくい場合がある。
一斉放送時の元音量が小さいと、これを一旦記憶した音声を再生しても同様に聞き取りにくいことに変わりはなく、したがって上記特許文献1に記載の技術では、元音量が小さい場合に、一斉放送を聞き取れない住人が生じる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、一斉放送時の音量を一定レベル以上に保つことを促す仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る防災設備は、各住戸にそれぞれ設置された住宅情報盤と、各前記住宅情報盤との間で通信を行う管理装置と、を有する防災設備において、前記管理装置は、音声を入力する音声入力部と、前記音声入力部に入力された音声を1ないし複数の前記住宅情報盤に一斉放送する音声送信部と、前記音声入力部へ入力された音声の音量レベルを画面表示する表示部と、を備えるものである。
本発明に係る防災設備によれば、一斉放送を行う際の入力音量レベルを画面表示するので、一斉放送の発話者は自己の音声の大きさを容易に認識することができる。したがって、画面表示された音量が小さい場合にはより大きな声で発話するように促すことが可能である。
これにより、音量が小さいことに起因して住人が一斉放送を聞き逃す可能性を低減することができるので、特に緊急放送などの重要な一斉放送を確実に届けることができ、安全面の観点からも望ましい。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る防災設備の全体構成図である。
図1に示す防災設備は、マンションなどの集合住宅に設置され、集合玄関、管理人室、各住戸の間で通信を行うものである。
図1において、集合玄関機10は、集合住宅の集合玄関に設置され、住人が帰宅時に集合玄関の施錠を開錠したり、集合住宅の訪問者が各住戸を呼び出したりするために使用するものである。
管理装置としての管理室親機30は、集合住宅の管理人室などに設置され、各住戸の呼び出しや、後述の一斉放送を行うために使用するもので、また住宅情報盤41との間で通信を行うものである。管理室親機30の詳細構成は、後述の図2〜図3で説明する。
住戸40a、40bは、集合住宅の各住戸である。図1では2つの住戸のみ表示し、その他の住戸は記載を省略した。以下、住戸40aの構成について説明するが、住戸40bその他の住戸も、構成は同様である。
住戸40aは、住宅情報盤41a、ドアホン42aを備える。
住宅情報盤41aは、住戸40aの宅内に設置され、住人が会話を行うための端末として使用され、また、訪問者をカメラ撮像した画像の画面表示を行う。
ドアホン42aは、住戸40aの玄関前に設置され、住戸40aの訪問者が宅内の住宅情報盤41aを呼び出す際に使用する。
なお、住宅情報盤41には、図示を省略するが、火災感知器、ガス漏れ警報器などの防災用のセンサが接続されている。
以上、図1の全体構成図について説明した。次に、訪問者が住戸40aを訪れるものと仮定して、集合玄関機10と住宅情報盤41aの動作例について、次のステップ(1)〜(9)で簡単に説明する。
(1)訪問者は、集合玄関に設置されている集合玄関機10の操作ボタンを操作し、住戸40aの部屋番号を指定して、呼び出しボタンを押下する。操作ボタンで指定した部屋番号は、表示部11に表示される。
(2)集合玄関機10は、住戸40a宛の呼び出し信号を出力する。
(3)通話制御装置20は、住宅情報盤41aに呼び出し信号を送信する。
(4)住宅情報盤41aは、呼び出し信号を受信し、呼び出し音を出力して、住戸40aの住人に訪問者の来訪を知らせる。
(5)住戸40aの住人は、住宅情報盤41aの通話ボタンを押下する。その旨の信号が通話制御装置20に送信される。
(6)通話制御装置20は、集合玄関機10と住宅情報盤41aの間の通信を確立する。訪問者と住戸40aの住人は、各端末を使用して対話を行う。
(7)住戸40aの住人は、解錠ボタンを押下する。その旨の信号が通話制御装置20に送信される。
(8)通話制御装置20(または集合玄関機10)は、集合玄関のオートドアを解錠する。
(9)訪問者は住戸40aの玄関に移動し、ドアホン42aの呼び出しボタンを押下する。住宅情報盤41aは、その旨の信号をドアホン42aより受信し、呼び出し音を出力して、住人に訪問者の到着を知らせる。
以上が集合玄関機10と住宅情報盤41aの動作例の概要である。なお、同様な通信手順で管理室親機30と住宅情報盤41aの間でもインターホン通話を行うことができる。
また、管理室親機30は、個別住戸宛の通話機能に加えて、全住戸宛の一斉放送を行う機能を備える。
一斉放送は、例えばエレベータの点検時や災害発生時など、全住戸に通知すべき内容を一括送信する際に用いられ、その性質上、各住人が確実に放送内容を受け取ることが望ましい。
しかし、オペレータの声が小さい場合や、オペレータの口元と管理室親機30のマイクとの間の距離が離れて発話が行われた場合などに、発話音量が十分でなく、これにより一斉放送の音量が小さくなって放送内容が聞き取りにくい場合がある。
一斉放送の内容は、通常は全住人宛の重要な内容であることが多く、したがって一斉放送の音量を一定レベル以上に保つことが望まれる。そこで本発明では、一斉放送時の音量レベルを画面表示し、管理室親機30のオペレータに、一定音量以上での発話を行うように促す構成を提案する。
以下、上記機能を実現するための管理室親機30の詳細構成と動作例を説明する。
図2は、管理室親機30の機能ブロック図である。
管理室親機30は、表示部51、放送ボタン52、マイク53、スピーカ54、平滑回路55、A/D変換器56、通話回路57、制御部58、判別値記憶部59、送信回路60、受信回路61を備える。
表示部51は、発話音量レベルを表示する画面表示装置であり、LED(Light Emitting Diode)、液晶表示装置などの表示デバイスで構成することができる。
放送ボタン52は、一斉放送を行う際に管理室親機30のオペレータが押下するボタンである。ボタン押下時の動作は後述する。
マイク53、スピーカ54は、管理室親機30のオペレータが会話を行うための音声入力、音声出力を行うものである。
平滑回路55は、マイク53が出力する発話音声信号を平滑化し、A/D変換器56に出力する。
A/D変換器56は、平滑回路55が出力する平滑化されたアナログ音声信号をデジタル化し、制御部58に出力する。
通話回路57は、マイク53が出力する発話音声信号を制御部58に出力し、また、スピーカ54に受話音声信号を出力する。
制御部58は、住宅情報盤41との間の音声信号の送受信、一斉放送を行う旨の制御信号の送信、音量レベルの判定、表示部51の表示内容の指示、などの制御動作を行う。制御部58は、マイコンやCPUなどの演算装置で構成することができる。
判別値記憶部59は、後述の図3で説明する音量レベルテーブルを格納している。制御部58は、この値に基づき音量レベルの判定を行う。判別値記憶部59は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶装置で構成することができる。
送信回路60、受信回路61は、通話制御装置20に接続されており、通話制御装置20との間で音声信号や制御信号の送受信を行うとともに、制御部58との間でこれらの信号を送受信する。
なお、本実施の形態1における「管理装置」は、管理室親機30がこれに相当する。
また、「音声入力部」は、マイク53がこれに相当する。
また、「音声送信部」は、通話回路57、制御部58、送信回路60がこれに相当する。
図3は、判別値記憶部59が格納している音量レベルテーブルの構成とデータ例を示すものである。音量レベルテーブルは、「音量レベル」列と「音量レベル信号値」列を有する。
「音量レベル」列は、マイク53に入力された音声の音量レベルを5段階で数値化した各値を保持している。
「音量レベル信号値」列は、A/D変換器56が出力する、後述の音量レベル信号の値を保持している。
制御部58は、音量レベルテーブルを参照することにより、後述の音量レベル信号値が5段階のいずれの音量レベルに相当するかを判定することができる。この音量判定動作の詳細については、次に説明する動作ステップで詳述する。
なお、図3の各数値は一例であることを付言しておく。例えば音量レベルの段階は5段階に限られるものではなく、任意の段階数を設定することができる。
次に、管理室親機30が一斉放送を行う際の動作例について、以下のステップ(1)〜(8)で説明する。
(1)管理室親機30のオペレータは、一斉放送を行う際、管理室親機30が備える放送ボタン52を押下する。制御部58に、放送ボタン52が押下された旨の信号が出力される。
(2)制御部58は、一斉放送を行う旨の制御信号を、送信回路60を介して各住戸40の住宅情報盤41に送信する。通話制御装置20は、同制御信号を送信回路60より受け取り、各住戸40の住宅情報盤41に同制御信号を送信する。
(3)各住戸40の住宅情報盤41は、一斉放送を行う旨の信号を受信し、受話待機状態となる。
(4)管理室親機30のオペレータは、マイク53を用いて、一斉放送内容を発話する。マイク53は発話音声信号を通話回路57に出力する。制御部58、送信回路60、通話制御装置20を介して、一斉放送の音声信号が各住宅情報盤41に送信され、各住宅情報盤41にて音声出力される。
(5)また、マイク53が出力する発話音声信号は、平滑回路55にも出力される。発話音声信号は、平滑回路55、A/D変換器56を介して、発話音量レベルを表す音量レベル信号に変換され、制御部58に出力される。
(6)制御部58は、音量レベル信号を受け取ると、判別値記憶部59より図3で説明した音量レベルテーブルの各エントリを読み取り、受け取った音量レベル信号が5段階のいずれの音量レベルに相当するかを判定する。ここでは、音量レベル「3」に相当するものと仮定する。
(7)制御部58は、表示部51に、入力された音声の音量レベルが「3」である旨の表示を行うように指示する。表示部51は、制御部58の指示に基づき、音量レベルが「3」である旨を、例えばその数値にて画面表示する。
(8)管理室親機30のオペレータは、表示部51の音量レベル表示を見て、発話音量が小さいと判断する場合は、声をより大きくするなどの対応を行う。
以上の説明において、一斉放送時の発話音量レベルを表示部51で画面表示することを説明したが、音量レベルの画面表示は放送ボタン52押下時以外に行うようにしてもよい。例えば、放送を行う前にテスト的に発話を行い、声の大きさの程度をあらかじめ確認するような使用例が考えられる。
また、図3の説明において、音量レベルと音量レベル信号値の対応関係をテーブル形式で格納した例を示したが、その格納形式はテーブル形式に限られるものではなく、対応関係が得られるものであれば、任意の形式を用いることができる。またデータ形式も、例えばCSV形式のデータファイルなど任意のものを用いることができる。
あるいは、制御部58の動作を規定するプログラム中にソフトウェアとして定義されたテーブルとして構成してもよい。
また、本実施の形態1では詳細を説明しなかったが、集合玄関機10やドアホン42がカメラを備える場合には、カメラの映像信号を住宅情報盤41に送信し、住宅情報盤41はこれを画面表示する構成を備える。以後の実施の形態についても同様である。
以上のように、本実施の形態1によれば、表示部51は一斉放送時の発話音量を画面表示するので、管理室親機30のオペレータは、発話音量が小さいときにこれを自ら容易に認識することができる。
そのため、一斉放送の発話音量が小さい際に、より大きな声で発話するようにオペレータに促す効果があり、各住戸に届けられる放送音声の音量が小さいために聞き取りづらい、といった不都合を回避することができる。
また、どの程度の音量であれば一斉放送の音量として適切であるかは、個々の設置環境によって異なるものであるため、設置環境に応じて音量レベル表示の閾値を調整する必要が生じる可能性があるが、図3の音量レベルテーブルが保持するデータを書き換えるのみでこのような調整が可能であるため、調整の手間が軽減される。
例えば、管理室親機30のオペレータにより大きな声で発話してほしい環境に設置する場合には、図3の「音量レベル信号値」列の値を大きめに設定すればよい。
この場合、より大きな音量レベルで発話しないと、表示部51に画面表示される音量レベルの段階が上がらないので、管理室親機30のオペレータは、より大きな声で発話を行うように自然に誘導されることになる。
実施の形態2.
実施の形態1では、音量レベルを表示する表示部51を設け、管理室親機30のオペレータが大きな声で一斉放送を行うように促す構成を説明した。この表示部51は、音量レベルを表示するために新たに設けてもよいが、別の情報を表示するために設けられている既存の表示部を転用することも考えられる。
そこで、本発明の実施の形態2では、部屋番号を表示するために設けられている番号表示部を音量レベル表示のために使用する例を説明する。
本実施の形態2において、管理室親機30は、図2の表示部51に代えて、番号表示部62を備える。その他の構成は図2と同様であるため、説明を省略する。
表示部としての番号表示部は、管理室親機30より個別の住戸を指定して呼び出しを行う際に、操作ボタン(図示せず)で指定した部屋番号を画面表示するためのものである。
また、住戸で火災などの異常が生じた場合には、住戸から火災信号が送信され、この番号表示部62に住戸盤号が表示される。
なお、本実施の形態2における「指定住宅情報盤表示部」は、番号表示部62がこれに相当する。
また、「操作部」は、住戸40の部屋番号を指定する操作ボタンがこれに相当する。
図4は、番号表示部62の画面表示例である。ここでは部屋番号「202」を表示している場合の例とする。
番号表示部62は、通常の数値を表示する7セグメントLED表示器を4つ使用して構成され、4桁の数値を表示できるようになっている。管理室親機30のオペレータが個別の住戸を呼び出す際には、管理室親機30が備える番号操作ボタンを押下して部屋番号を指定し、呼び出しを行う。このとき押下された番号操作ボタンに対応する数値が、図4のような表示形式で番号表示部62に表示される。
個別の住戸を指定して呼び出すことのできる管理室親機30は、図4のような部屋番号を表示する表示器を番号表示部62として備えていることが多い。
図4の表示器の例では4桁の数値を画面表示できるため、数段階の音量レベルを表示するに十分な表示領域を備えているといえる。そこで、これを用いて一斉放送時の音量レベル表示を行うことを考える。
図5は、番号表示部62を用いて音量レベルを表示する例を示すものである。ここでは実施の形態1で説明した図3のように、音量レベル「0」〜「4」までの5段階のレベル表示を行うものとする。
各音量レベルは、番号表示部62の7セグメントLED表示器を用いて、以下のように画面表示される。
(a)音量レベル0:LEDは点灯しない。
(b)音量レベル1:左端の7セグメントLED表示器の下端LEDを点灯させる。
(c)音量レベル2:音量レベル1の表示に加え、左から2番目の7セグメントLED表示器を、小円状に点灯させる。
(d)音量レベル3:音量レベル2の表示に加え、右から2番目の7セグメントLED表示器を、長円状(即ち数値の「0」)に点灯させる。
(e)音量レベル4:音量レベル3の表示に加え、右端の7セグメントLED表示器を、長円状に点灯させる。
図5のような、あたかも音量レベルをバーグラフのような点灯状態、つまり右側の桁の表示器側に音量レベルに応じて表示される高さが大きくなるように表示する音量レベルの表示方法によれば、管理室親機30のオペレータは、自己の発話音量レベルを視覚的に把握できるので、声の大きさが適切であるか否か、容易かつ即座に判断することができ、管理室親機30のオペレータにとって便宜であるとともに、各住戸の住人にとっても、一斉放送を聞き逃す可能性が低くなるという利点を有する。
一斉放送時の音量レベル表示に係る管理室親機30の動作手順は、実施の形態1で説明したものと同様である。制御部58は、番号表示部62に音量レベルを表示するよう指示する際には、いずれのLEDを点灯させるかを指示する。
なお、番号表示部62で一斉放送時の音量レベルを画面表示すると、部屋番号を表示することができないが、一斉放送時は個別の部屋番号を指定する必要はないため、部屋番号の表示は不要である。したがって、一斉放送時に部屋番号が表示できなくとも、特段の不都合はない。
以上の実施の形態2の説明において、音量レベルを図形により視覚的に表示する例を示したが、表示方法はこれに限られるものではなく、音量レベルを数値で表示してもよい。この場合、制御部58は、判定した音量レベルに対応する数値を画面表示するように、番号表示部62の各LEDを点灯制御する。
同様に、図形の形状は図5で説明したものに限られるものではなく、その他の形状を用いて音量レベルを表してもよいし、さらには音量レベルの段階も5段階に限られるものではない。
また、以上の実施の形態2に説明において、番号表示部62が7セグメントLED表示器で構成されているものを例としたが、番号表示部62は、必ずしも7セグメントLED表示器で構成されている必要はない。
即ち、管理室親機30が、指定した部屋番号の表示などにより通信先の住宅情報盤41を表す情報を画面表示する表示手段を備えていれば、音量レベル表示に必要十分な表示領域を備えているといえるので、これを音量レベル表示に転用することが可能となるのである。
また、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、一斉放送時以外のテスト使用時などに、番号表示部62を用いて音量表示を行うようにしてもよい。ただし、部屋番号の表示という本来の用途を優先することが望ましいであろう。
以上のように、本実施の形態2によれば、操作ボタンで指定した部屋番号を画面表示するための番号表示部62を用いて、一斉放送時の音量レベルを画面表示するので、音量レベル表示のために新たに表示部を設ける必要がなく、部品点数の削減や製造コスト削減の観点から有利である。
また、画面表示部が番号表示部62のみの1箇所に集中しているので、管理室親機30のオペレータは主に番号表示部62の表示内容のみに注意していれば必要な情報が得られるため、管理室親機30の操作手順が簡易化され、オペレータにとって便宜である。
また、図5で説明したような図形によって視覚的に音量レベルを画面表示するので、管理室親機30のオペレータが自己の発話音量を把握しやすいという効果がある。
実施の形態3.
以上の実施の形態1〜2では、管理室親機30側で、一斉放送時の音量レベルを画面表示する構成と動作例を説明した。これは、放送音声の送信側で音量レベル表示を行うことを意味している。
一方で、受信側の住宅情報盤41で受信音量レベルを画面表示することも可能である。本発明の実施の形態3では、受話音量レベルの画面表示について説明する。なお、管理室親機30の各部の構成は、実施の形態1〜2で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図6は、一斉放送の受信音量レベルを画面表示する例を示すものである。
管理室親機30のオペレータは、実施の形態1〜2で説明したように、放送ボタン52を押下し、管理室親機30より各住宅情報盤41へ、一斉放送を行う旨の制御信号が送信される。次に、管理室親機30のオペレータは、自己の音量レベルを画面表示で確認しながら、一斉放送の放送内容を発話する。
図6(b)は、住宅情報盤41の画面表示例を示すものである。住宅情報盤41は、一斉放送を行う旨の制御信号を受信すると、放送待機状態となり、画面下部にその旨を文字等で表示する。
放送音声を受信すると、その音量レベルを判定し、画面右端に棒グラフ状の図形で音量レベルを表示する。ここでは、管理室親機30と同様に、音量レベル「0」〜「4」の5段階でレベル表示する例を示した。
一斉放送時の元の発話音声が小さいと、各住宅情報盤41で放送音声が聞き取りにくくなるため、原則として放送音声の送信側で音量レベルを一定以上に確保することが望ましい。これに加え、受信側でも音量レベルを画面表示することにより、以下のように送信側を補完することができる。
(1)画面表示された音量レベルが小さい場合は、住宅情報盤41で音量調整ダイヤルなどを操作して音量ゲインを調整して音量を上げる。あるいは、管理室に連絡して、音量が小さい旨を管理室オペレータに通知する。
(2)画面表示された音量レベルが大きいにもかかわらず、実際に聞こえる音量が小さい場合には、住宅情報盤41のスピーカなどに故障が生じている可能性がある。画面表示によりこのような故障の早期発見が可能となる。
実施の形態4.
以上の実施の形態1〜3では、音量レベルを画面表示する構成や動作例を説明したが、音量レベルのみでなく、音声の周波数スペクトルをグラフィックイコライザ等で画面表示するようにしてもよい。
ある特定の周波数領域のみレベルが低いような場合には、いずれかの部位に故障が生じた可能性があり、故障の早期発見に資する。
また、音声信号の伝送路等の特性によっては、ある周波数領域が減衰しやすいような場合も考えられるため、このような環境下では、減衰しやすい周波数領域のゲインを上げて、各住人が一斉放送を聞き取りやすいように調整することもできる。
このような周波数スペクトルの画面表示は、管理室親機30で行ってもよいし、住宅情報盤41で行ってもよい。
実施の形態1に係る防災設備の全体構成図である。 管理室親機30の機能ブロック図である。 判別値記憶部59が格納している音量レベルテーブルの構成とデータ例を示すものである。 番号表示部62の画面表示例である。 番号表示部62を用いて音量レベルを表示する例を示すものである。 一斉放送の受信音量レベルを画面表示する例を示すものである。
符号の説明
10 集合玄関機、11 表示部、20 通話制御装置、30 管理室親機、40a〜40b 住戸、41a〜41b 住宅情報盤、42a〜42b ドアホン、51 表示部、52 放送ボタン、53 マイク、54 スピーカ、55 平滑回路、56 A/D変換器、57 通話回路、58 制御部、59 判別値記憶部、60 送信回路、61 受信回路、62 番号表示部。

Claims (3)

  1. 各住戸にそれぞれ設置された住宅情報盤と、各前記住宅情報盤との間で通信を行う管理装置と、を有する防災設備において、
    前記管理装置は、
    音声を入力する音声入力部と、
    前記音声入力部に入力された音声を1ないし複数の前記住宅情報盤に一斉放送する音声送信部と、
    前記音声入力部へ入力された音声の音量レベルを画面表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする防災設備。
  2. 前記管理装置は、
    前記住宅情報盤を指定する操作部と、
    前記操作部の指定内容を画面表示する指定住宅情報盤表示部と、
    を備え、
    前記表示部として前記指定住宅情報盤表示部を使用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の防災設備。
  3. 前記指定住宅情報盤表示部は、
    複数桁の数値を表示する表示器から構成され、
    前記音量レベルに応じて、該表示器をバーグラフのように表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の防災設備。
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