JP2000181692A - 放送設備の操作装置 - Google Patents

放送設備の操作装置

Info

Publication number
JP2000181692A
JP2000181692A JP35633298A JP35633298A JP2000181692A JP 2000181692 A JP2000181692 A JP 2000181692A JP 35633298 A JP35633298 A JP 35633298A JP 35633298 A JP35633298 A JP 35633298A JP 2000181692 A JP2000181692 A JP 2000181692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display screen
attribute
display
model
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35633298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3066493B2 (ja
Inventor
Satoshi Tsuchiya
敏 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP35633298A priority Critical patent/JP3066493B2/ja
Publication of JP2000181692A publication Critical patent/JP2000181692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066493B2 publication Critical patent/JP3066493B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送設備を操作するための操作パネルを表示
画面上に構成する際に、これを直観的に実現する。 【解決手段】 ツール・バー200には、ボタンスイッ
チ、ボリューム及びLEDを描画するための描画ツール
205乃至207が、予め用意されており、これら各描
画ツール205乃至207を用いて、表示画面上にボタ
ンスイッチ101やボリューム108、LED132等
の各部品を描画する。そして、これら各部品の属性、即
ち機能(役割)を、それぞれの基本様式に従って任意に
設定することにより、希望の操作パネル100を構成す
る。なお、上記ツール・バー200には、四角形等の各
種図形及び文字を描画するための描画ツール208乃至
212も用意されており、これらを用いれば、操作パネ
ル100上に放送エリアの見取図115等をも描画でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビルや駅構
内等の放送設備を操作するための操作装置に関し、特
に、この操作を行うための操作パネルを、例えばCRT
(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ装置やLCD(液晶
ディスプレイ)装置等の表示画面に表示し、この表示画
面上に構成された操作パネルにより上記放送設備の操作
を実現する操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記操作装置は、例えば音源選択用のボ
タンや音量調整用の操作ツマミ等の所謂操作子を上記表
示画面上に表示し、この表示画面上の各操作子をこの画
面上で操作することにより、上記音源選択や音量調整等
を実現するものである。また、装置によっては、上記操
作子のみならず、例えばパイロット・ランプやピーク・
インジケータ、或いは各出力系統(各スピーカ)が放送
中であるか否か等を表す各種表示器等、放送設備の動作
状況を表すための所謂表示子をも、上記表示画面上に設
けているものもある。
【0003】ところで、このような操作装置を実現する
には、通常、CPU(中央演算処理装置)を用いるのが
一般的である。即ち、CPUに所定のプログラムを実行
させることによって、上記表示画面上に、上記操作子や
表示子等を備えた操作パネルを構成する。そして、この
操作パネル上で各操作子を操作したとき、その操作内容
に応じて放送設備を制御すると共に、その制御内容、即
ちその制御による放送設備の動作状況に応じて、上記操
作パネル上の各表示子の表示状態を変化させるよう上記
CPUを制御する。なお、このCPUを制御するための
プログラムは、従来、例えば一般に知られているアセン
ブラ言語やC言語等の所謂プログラム記述言語により作
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のように、上記操作装置を実現するためのプログラムを
アセンブラ言語やC言語等のプログラム記述言語により
作成するには、そのプログラム記述言語によるプログラ
ミングに関する専門知識及び技術が必要となる。また、
既存の操作装置の仕様、例えば操作パネルのデザイン
や、この操作パネル上の各操作子及び各表示子の各機能
等、を変更する場合にも、上記プログラム記述言語によ
り記述されたプログラムリストの内容を理解すると共
に、その必要箇所を希望通りに変更し得る専門知識及び
技術が要求される。従って、上記プログラミングに関す
る専門知識及び技術を有する者でなければ、上記のよう
な操作装置を実現したり、或いはその仕様を変更したり
することができないという問題がある。
【0005】また、上記プログラミングに関して如何に
高度な専門知識及び技術を有する者であっても、プログ
ラム記述言語という一種の文字列により、上記操作装置
を実現するためのプログラムを作成または変更するに
は、それなりの時間と手間が掛かる。また、上記プログ
ラム記述言語により作成した所謂ソース・プログラム
は、そのままの状態ではCPUに実行させることができ
ず、即ち、これをコンパイル(翻訳)してオブジェクト
・プログラムに変換し、更にこれをリンクして上記CP
Uにより実行可能な実行可能プログラムに変換する必要
がある。従って、上記プログラム記述言語により作成ま
たは変更したプログラム(即ちソース・プログラム)に
よってCPUが正常に(即ち設計通りに)動作するか否
かを確認する場合にも、その都度、上記コンパイル及び
リンクという作業が必要となる。このように、上記従来
技術によれば、操作装置を実現するためのプログラムを
作成または変更するのに、多大な時間と手間が掛かるた
め、開発または仕様変更のための改造期間が長期化し、
ひいては開発または改造コストが高騰するという問題が
ある。
【0006】そこで、本発明は、上記プログラム記述言
語に関する専門知識及び技術を有しない者でも、希望通
りの操作装置を実現できると共に、その開発または改造
期間を短縮し、ひいては開発または改造コストを低減で
きる放送設備の操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、表示画面
を有する表示手段と、1種類以上の操作子を含む複数種
類の部品の基本モデルが予め記憶されているモデル記憶
手段と、このモデル記憶手段に記憶されている上記各基
本モデルの中から、少なくとも希望の操作子を含む希望
の部品の基本モデルを任意に選択するモデル選択手段
と、このモデル選択手段によって選択して得た上記基本
モデルに対応する部品を、外部から与えられる描画指令
に従って、上記表示画面上に任意に描画する描画手段
と、この描画手段によって上記表示画面上に描画された
上記各部品の各属性を、それぞれの基本モデルの様式に
従って任意に設定する設定手段と、上記表示画面上の上
記各部品のうち上記各操作子を操作する操作手段と、こ
の操作手段による上記各操作子の各被操作状態に応じ
て、これら各操作子の上記設定手段により設定された各
属性を基に、放送設備の動作を制御する制御手段と、を
具備するものである。
【0008】なお、ここで言う操作子とは、例えば押し
ボタンスイッチや、スライド式或いは回転式の音量調整
器または音質調整器等の操作ツマミ等のことを言う。ま
た、上記表示手段は、例えばCRTディスプレイ装置や
LCD装置等により構成できる。
【0009】本請求項1に記載の発明によれば、モデル
記憶手段には、1種類以上、例えば複数種類の操作子を
含む複数種類の部品の基本モデルが、予め記憶されてい
る。そして、モデル選択手段により、上記各基本モデル
の中から希望の部品、例えば希望の操作子の基本モデル
を選択し、その上で、外部から描画指令を与えると、描
画手段が、その描画指令に従って、上記希望の操作子、
厳密にはその操作子を象った図柄を、表示手段の表示画
面上に描画する。そして、設定手段により、上記表示画
面上の各操作子の各属性、例えばこれら各操作子によっ
て放送設備をどの様に操作するのかという各操作子の各
機能(即ち役割)等を、それぞれの基本モデルの様式に
沿って任意に設定する。これにより、表示画面上に、希
望の操作機能を備えた操作子を有する操作パネルが構成
される。
【0010】そして、放送設備を運用する際には、操作
手段により、上記表示画面上の表示画面上の各操作子
を、その表示画面上で操作する。すると、制御手段が、
上記設定手段により設定された各操作子の各属性を基
に、上記操作手段による各操作子それぞれの被操作状態
に応じて、放送設備の動作を制御し、例えば音源選択や
音量調整等を実行する。
【0011】即ち、本請求項1に記載の発明は、操作装
置を実現するためのプログラムを開発するという上述し
た従来技術とは異なり、予め用意されている複数種類の
操作子の基本モデルの中から必要なものを必要な分だけ
選択して、その操作子を表示画面上に任意に描画するも
のである。そして、これら表示画面上に描画した各操作
子の機能(即ち役割)を、それぞれの様式に従って任意
に設定することによって、希望の操作装置を実現するも
のである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の放送設備の操作装置において、上記モデル記憶
手段に、上記部品としての表示子の基本モデルも予め1
種類以上記憶されており、上記モデル選択手段によって
希望の表示子の基本モデルが選択され、この選択して得
た基本モデルに対応する表示子が上記描画手段により上
記表示画面上に描画され、この表示画面上に描画された
各表示子の各属性が上記設定手段によって設定されたと
き、上記制御手段が、上記放送設備の動作状況に応じ
て、上記表示画面上の各表示子の各表示状態を、これら
各表示子の上記設定手段により設定された各属性を基に
制御するよう構成されたものである。
【0013】なお、ここで言う上記表示子とは、例えば
LED(発光ダイオード)やランプ等の各種表示部品の
ことを言う。
【0014】即ち、本請求項2に記載の発明によれば、
モデル記憶手段には、操作子の基本モデル以外にも、表
示子の基本モデルも、予め記憶されている。そして、モ
デル選択手段により、希望の表示子の基本モデルを選択
した上で、外部から描画指令を与えると、描画手段が、
その描画指令に従って、上記希望の表示子、厳密にはそ
の表示子を象った図柄を、表示手段の表示画面上に描画
する。そして、設定手段により、上記表示画面上の各表
示子の各属性、例えばこれら各表示子によって放送設備
のどの様な状態を表示するのかという各表示子の各機能
(即ち役割)等を、これら各表示子の各基本モデルに沿
ってそれぞれ任意に設定する。これにより、表示画面上
に、上記操作子の他に、表示子をも備えた操作パネルが
構成される。
【0015】そして、放送設備の運用時には、制御手段
が、放送設備の動作状況に応じて、上記設定手段により
設定された各表示子の各属性を基に、各表示子の各表示
状態を制御する。これにより、或る表示子は、例えばパ
イロット・ランプとして機能し、また、別の或る表示子
は、例えばピーク・インジケータとして機能する。この
他にも、例えば、現在放送中の音源を表示したり、或い
は、その放送先となる出力系統を表示する等、上記表示
子により、放送設備の様々な動作状況を表示することが
できる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の放送設備の操作装置において、上記モ
デル記憶手段に、上記表示画面上に文字を描画するため
の文字の基本モデルも予め1種類以上記憶されており、
上記モデル選択手段が、上記文字の基本モデルをも選択
可能な状態に構成され、このモデル選択手段により希望
の文字の基本モデルが選択されたとき、上記描画手段
が、このモデル選択手段によって選択して得た基本モデ
ルに対応する文字を上記描画指令に従って上記表示画面
上に任意に描画する状態に構成されたものである。
【0017】なお、ここで言う上記文字としては、例え
ばアルファベット、数字、かな、漢字、及び記号等があ
る。
【0018】本請求項3に記載の発明によれば、モデル
記憶手段には、上記操作子や表示子以外にも、文字の基
本モデルも、予め記憶されている。そして、モデル選択
手段によって、上記文字の基本モデルを選択した上で、
外部から描画指令を与えると、描画手段が、その描画指
令に従って、表示手段の表示画面上に、任意に文字を描
画する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の発明の放送設備の操作装置において、上
記モデル記憶手段に、上記表示画面上に図形を描画する
ための図形の基本モデルも予め1種類以上記憶されてお
り、上記モデル選択手段が、上記図形の基本モデルをも
選択可能な状態に構成され、このモデル選択手段により
希望の図形の基本モデルが選択されたとき、上記描画手
段が、このモデル選択手段によって選択して得た基本モ
デルに対応する図形を上記描画指令に従って上記表示画
面上に任意に描画する状態に構成されたものである。
【0020】なお、ここで言う上記図形としては、例え
ば直線や楕円(円を含む)、四角形、更には角部に丸み
を付けた角丸四角形等がある。
【0021】本請求項4に記載の発明によれば、モデル
記憶手段には、上記操作子や表示子以外にも、図形の基
本モデルも、予め記憶されている。そして、モデル選択
手段によって、希望の図形の基本モデルを選択した上
で、外部から描画指令を与えると、描画手段が、その描
画指令に従って、表示手段の表示画面上に、上記希望の
図形を任意に描画する。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の発明の放送設備の操作装置におい
て、上記モデル選択手段が、上記各基本モデルにそれぞ
れ対応する見出し情報を上記表示画面上に表示する見出
し表示制御手段と、この見出し表示制御手段によって上
記表示画面上に表示された上記各見出し情報のうち希望
のものを該表示画面上で任意に選択する見出し選択手段
と、この見出し選択手段によって選択して得た見出し情
報に対応する基本モデルを上記モデル記憶手段に記憶さ
れている各基本モデルの中から選択する選択実行手段
と、から成るものである。
【0023】なお、ここで言う上記見出し情報として
は、例えば上記表示画面上に、視覚的なボタンを複数表
示し、これら各ボタンの各表面に、それぞれ上記操作
子、表示子、文字及び図形を表す図柄を記した所謂一般
に知られているツール・ボタンのようなものがある。ま
た、これら操作子、表示子、文字及び図形の各名称その
ものを上記見出し情報とし、これらを、例えば一般に知
られているプルダウン・メニューやポップアップ・メニ
ューといったメニュー形式で表示してもよい。一方、上
記見出し選択手段としては、例えばマウス等のポインテ
ィング・デバイス(画像位置指示装置)がある。即ち、
上記見出し選択手段としてマウスを用いた場合、このマ
ウスの画面上における座標位置を矢印型或いは十字型の
マウス・ポインタ(または、マウス・カーソルとも言
う。以下、単にポインタと言う。)により表し、このポ
インタにより上記各ボタンまたは各メニューの項目を選
択する(詳しくは、上記各ボタンまたは各メニュー項目
上にポインタを移動させて、マウスのボタンをクリック
する)ことにより、上記各見出し情報の選択を実現す
る。
【0024】本請求項5に記載の発明によれば、見出し
表示制御手段によって、各基本モデルにそれぞれ対応す
る見出し情報が、表示画面上に表示される。そして、こ
の画面上に表示された各見出し情報のうち希望のものを
見出し選択手段により選択すると、選択実行手段が、そ
の希望の見出し情報に対応する基本モデルを、モデル記
憶手段の中から選び出す。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5に記載の発明の放送設備の操作装置にお
いて、上記描画指令が、上記モデル選択手段によって選
択して得た基本モデルに対応するものの描画位置を上記
表示画面上で指示する旨の指令であって、上記描画手段
が、上記描画指令によって指示された位置に、上記モデ
ル選択手段によって選択して得た上記基本モデルに対応
するものを描画する状態に構成されたものである。
【0026】本請求項6に記載の発明によれば、モデル
選択手段によって希望の基本モデルを選択した後、その
選択して得た基本モデルに対応するもの、即ち操作子、
表示子、文字または図形を、表示画面上のどの位置に描
画するのかという描画位置を示す指令を、その描画対象
となる表示画面上で指示する。すると、描画手段が、そ
の指示された位置に、上記希望の操作子、表示子、文字
または図形を描画する。なお、上記描画位置を指示する
手段としては、例えば上述したマウス等のポインティン
グ・デバイス等がある。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6に記載の発明の放送設備の操作装置
において、上記描画手段によって表示画面上に描画され
たもの、即ちオブジェクトのうち、任意のものに編集指
令を与える編集指示手段と、上記編集指令の与えられた
オブジェクトの上記表示画面上における表示形体を該編
集指令に従って編集する編集手段と、を具備するもので
ある。
【0028】なお、ここで言う上記編集とは、例えば、
表示画面上に描画した上記操作子、表示子、文字または
図形等のオブジェクトの描画位置を移動したり、或いは
これらの外形や大きさを変更したりすることを言う。ま
た、既に表示画面上に描画されているオブジェクトを、
画面上から削除したり、或いはそのオブジェクトと同じ
ものを画面上に追加(即ち複写)したりすることも、上
記編集に含まれる。
【0029】即ち、本請求項7に記載の発明によれば、
編集指示手段により、表示画面上の任意の操作子、表示
子、文字または図形に編集指令を与えると、この編集指
令に従って、編集手段が、その任意の操作子、表示子、
文字または図形を、移動、複写または削除したり、或い
はその外形や大きさを変更したりする。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7に記載の発明の放送設備の操作
装置において、上記描画手段によって表示画面上に描画
された各オブジェクトのうち、任意のものに属性表示指
令を与える属性表示指示手段と、上記属性表示指令の与
えられたオブジェクトの属性を上記表示画面上に表示さ
せる属性表示制御手段と、を具備するものである。
【0031】即ち、本請求項8に記載の発明によれば、
表示画面上に描画された各オブジェクトのうち任意のも
のに対して、属性表示指示手段により属性表示指令を与
えると、属性表示制御手段が、その任意のオブジェクト
の属性を表示画面上に表示する。
【0032】なお、ここで言う上記属性とは、例えば上
記オブジェクトが操作子である場合には、その操作子の
種類や機能(役割)、更にはその操作子の色や表示画面
上における描画(座標)位置等、その操作子に関する様
々な詳細情報のことを言う。また、上記オブジェクトが
表示子である場合には、その表示子の種類や機能(役
割)、或いはその点灯時及び消灯時の各色、更には表示
画面上における描画(座標)位置等、その表示子に関す
る様々な詳細情報が、上記属性として表示画面上に表示
される。更に、上記オブジェクトが文字である場合に
は、その文字の種類(フォント)やサイズ、色、表示画
面上における描画位置等の他に、文字背景の色や網掛け
等の所謂文字修飾の有無等も、上記属性として表示画面
上に表示される。そして、上記オブジェクトが図形であ
る場合には、その図形を形成する線の種類や太さ、或い
は表示画面上における描画位置等、その図形に関する詳
細情報が、上記属性として表示される。
【0033】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明の放送設備の操作装置において、上記属性表示制
御手段によって上記表示画面上に表示された上記属性に
対して任意に属性変更指令を与える属性変更指示手段
と、上記属性変更指令に従ってこの属性変更指令の与え
られたオブジェクトの属性を変更する属性変更手段と、
を備えたものである。
【0034】本請求項9に記載の発明によれば、上記属
性表示制御手段により表示画面上に表示された属性に対
して、属性変更指示手段により属性変更指令を与える
と、この属性変更指令に応じて、属性変更手段が、その
属性を変更する。
【0035】請求項10に記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8または9に記載の発明の放
送設備の操作装置において、上記表示画面の画面構成及
びこの画面上に描画された各オブジェクトの各属性を任
意に記憶する画面記憶手段と、この画面記憶手段に記憶
された記憶内容を任意に呼び出す呼出手段と、この呼出
手段によって呼び出した上記記憶内容に基づいて、上記
表示画面に操作パネルを再現すると共に、この画面上に
再現した操作パネルの各オブジェクトの各属性を再現す
る再現手段と、を具備するものである。
【0036】本請求項10に記載の発明によれば、表示
画面の画面構成、即ち表示画面上に構成した操作パネル
のデザインと、その操作パネルの各オブジェクトの各属
性、即ち各操作子や各表示子の各機能等を含む操作パネ
ル全体の機能とを、画面記憶手段に任意に記憶すること
ができる。そして、この画面記憶手段に記憶した内容
を、呼出手段によって任意に呼び出して、これを再現手
段により再現することができる。
【0037】なお、上記画面記憶手段、即ち上記操作パ
ネルのデザイン及び機能等の保存先としては、例えばR
OMやRAM等の半導体メモリ、或いはフロッピ・ディ
スク(FD)やハード・ディスク(HD)、磁気テー
プ、光磁気ディスク(MO)、更にはDVD(ディジタ
ル・バーサタイル・ディスク)−RAM等の各種記録媒
体がある。
【0038】請求項11に記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の発
明の放送設備の操作装置において、上記放送設備が、放
送装置本体と、この放送装置本体に接続されたディジタ
ル伝送ライン構成の放送用伝送路と、この放送用伝送路
にバス接続された複数の放送端末装置と、を具備し、上
記放送装置本体が、上記各放送端末装置をそれぞれ個別
に制御するための制御データと、1以上のディジタル化
された放送データとを、上記放送用伝送路に入力し、上
記各放送端末装置が、それぞれ、上記放送用伝送路から
上記制御データ及び上記各放送データを取り込むと共
に、この取り込んだ制御データに従って上記各放送デー
タに基づく情報を出力する状態に構成されたものであ
る。
【0039】なお、ここで言う上記放送装置本体とは、
例えばカセット・テープ・レコーダやCD(コンパクト
・ディスク)プレーヤ等の各種演奏機器、或いはマイク
ロホンや音声メモリ装置等を音源とするものである。そ
して、この放送装置本体は、上記各音源から出力される
各音響信号をディジタル化し、これらディジタル化して
得た所謂各音響データを、上記放送データとして上記放
送用伝送路に入力する。これと同時に、放送装置本体
は、上記制御データをも放送用伝送路に入力する。これ
により、上記制御データ、及び上記放送データとしての
各音響データは、放送用伝送路を介して各放送端末装置
に供給される。
【0040】一方、放送用端末装置とは、例えば、上記
放送データに基づく情報を出力する手段として、スピー
カを備えたものである。即ち、上記制御データには、各
放送用端末装置毎のスピーカの音源を指示したり、或い
は音量や音質等を制御したりする旨の命令が含まれてい
る。そして、各放送端末装置においては、上記制御デー
タに従って、上記各音響データのうち任意のものを選択
すると共に、この選択して得た音響データをアナログ化
し、これによって任意の音源の音響信号を再生する。ま
た、その際、この再生して得た音響信号を、上記制御デ
ータに従って増幅したり、或いはフィルタリング処理し
たりし、その処理後の信号をスピーカに入力する。これ
によって、各放送装置本体の各スピーカからは、それぞ
れ、上記制御データにより指示された音源の音が、上記
制御データに基づく音量及び音質で出力される。
【0041】即ち、本請求項11に記載の発明における
放送設備は、各音源から得られる音響信号を各スピーカ
に供給する際に、これをディジタル化して伝送させると
いう所謂ディジタル伝送技術を応用したディジタル放送
設備である。そして、本請求項11に記載の発明は、こ
のディジタル放送設備に、上記請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9または10に記載の発明を適用した
ものである。
【0042】なお、上記のようなディジタル放送設備に
おいては、上記音響データに限らず、例えば文字や図
形、或いは映像等の視覚的な情報をディジタル化して得
た所謂視覚データをも、上記放送データとして扱うこと
ができる。この場合、上記放送用端末装置として、例え
ばCRTディスプレイ装置やLCD装置等の表示装置を
備えたものを用いることによって、これら各表示装置
に、上記視覚データに基づく視覚情報、即ち文字や図
形、或いは映像等を表示させることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明に係る操作装置を用いた放
送設備の一実施の形態について、図1から図16を参照
して説明する。
【0044】図2は、本実施の形態の放送設備全体の概
略構成を示すブロック図である。同図に示すように、こ
の放送設備は、複数の音源からそれぞれの音響信号が入
力される放送装置本体1と、この放送装置本体1に接続
されたディジタル伝送ライン構成のスピーカライン2
と、このスピーカライン2にバス接続された複数のスピ
ーカ端末装置3、3、・・・と、を備えている。なお、
ここで言うスピーカ端末装置3、3、・・・とは、それ
ぞれ、上記各音源の音を再生して出力するスピーカ31
と、このスピーカ31及び上記スピーカライン2間を接
続するための後述するインターフェース部32と、から
成るものである。そして、放送装置本体1に、本発明に
係る操作装置4が接続される。
【0045】なお、放送装置本体1は、例えば放送室や
電話交換室等の所謂機械室内に設置され、この放送装置
本体1の近傍に、操作装置4が設けられる。そして、ス
ピーカライン2は、例えば天井裏や壁裏等を介して配線
され、各スピーカ端末装置3、3、・・・(スピーカ3
1、31、・・・)は、各放送エリア内の天井や壁面等
に適宜配置される。
【0046】また、上記各音源としては、例えばカセッ
ト・テープ・レコーダやCD(コンパクト・ディスク)
プレーヤ等の各種演奏機器や、マイクロホン等がある。
そして、これらの音源もまた、上記機械室内の放送装置
本体1の近傍に設けられる。ただし、一部の音源、例え
ば放送装置本体1を制御する機能を有するマイクロホン
(以下、リモート・マイクロホンと言う。)等によって
は、上記機械室とは別の場所に設けられるものもある。
【0047】ところで、この放送設備は、上記各音源が
出力する音響信号を、各スピーカ31、31、・・・に
供給する際、これをディジタル化して伝送させるという
ディジタル伝送技術を応用したものである。
【0048】即ち、放送装置本体1は、上記各音源から
入力される各音響信号を、それぞれディジタル化し、更
にこのディジタル化して得た所謂各音響データを、例え
ば時分割多重化してスピーカライン2に入力する。これ
と同時に、放送装置本体1は、各スピーカ端末装置3、
3、・・・をそれぞれ個別に制御するための制御データ
を生成し、この制御データをも上記スピーカライン2に
入力する。なお、この制御データには、例えば各スピー
カ端末装置3、3、・・・(各スピーカ31、31、・
・・)毎に、それぞれの音源を選択するための音源選択
指令や、それぞれの音量及び音質を調整するための音量
調整指令及び音質調整指令等が含まれている。また、各
スピーカ端末装置3、3、・・・(各インターフェース
部32、32、・・・)には、それぞれ個別の識別番号
(アドレス)が付されている。そして、放送装置本体1
は、上記制御データをスピーカライン2に入力する際、
その制御データに含まれる上記各指令が、それぞれいず
れのスピーカ端末装置3、3、・・・を制御対象とする
のかを表すために、上記各指令にそれぞれが制御対象と
するスピーカ端末装置3、3、・・・の識別番号を付与
する。
【0049】一方、各スピーカ端末装置3、3、・・・
側においては、それぞれのインターフェース部32が、
スピーカライン2から、上記各音響データと制御データ
とを取り込む。そして、この取り込んだ各データのう
ち、自分宛の(即ち自分の識別番号が付されている)制
御データに含まれている音源選択指令に従って、上記各
音響データの中から任意のものを選択すると共に、この
選択して得た音響データをアナログ信号に変換すること
により音響信号を再生する。そして、この再生した音響
信号を、上記制御データに含まれる音量調整指令に従っ
て増幅し、更に、音質調整指令に従ってフィルタリング
処理を施した後、これをスピーカ31に供給する。これ
により、スピーカ31からは、上記音源選択指令に基づ
いて選択した音源の音が、上記音量調整指令及び音質調
整指令に基づく音量及び音質で出力される。
【0050】このように、上記ディジタル伝送技術を応
用した所謂ディジタル放送設備によれば、制御データの
如何により、各スピーカ31、31、・・・から出力さ
せる音の音源や音量及び音質等を、それぞれ個別に制御
できる。従って、各スピーカ31、31、・・・(スピ
ーカ端末装置3、3、・・・)が、それぞれに共通の1
本(組)のスピーカライン3に接続されているにも係わ
らず、例えば図2に点線33、33、・・・で示すよう
に、各スピーカ31、31、・・・を、それぞれ別個の
出力系統A、B、・・・に任意に振り分けたり、或い
は、各出力系統A、B、・・・毎に振り分けた各スピー
カ31、31、・・・の組み合わせを任意に変更するこ
とができる。また、同じ出力系統A、B、・・・に振り
分けたスピーカ31、31、・・・であっても、それぞ
れの音量や音質等を個別に制御することもできる。更
に、例えば一般に知られているハイ・インピーダンス・
ライン方式の放送設備とは異なり、各出力系統A、B、
・・・毎にそれぞれ別個のスピーカラインを設ける必要
がないので、スピーカライン2の配線を簡素化できると
いう利点もある。
【0051】なお、放送装置本体1と各スピーカ端末装
置3、3、・・・(インターフェース部32、32、・
・・)との間で送受信される各データのデータ・フォー
マットや、これら各データを送受信する際の通信手順
(プロトコル)等については、本発明の本旨に直接関係
しないので、ここでは特に説明しない。また、上記各デ
ータの送受信や各処理を実現するための放送装置本体
1、スピーカライン2及び各スピーカ端末装置3、3、
・・・の詳細な構成についても、本発明の本旨には直接
関係しないので、その説明を省略する。
【0052】そして、この放送設備において、上記音源
選択や音量調整及び音質調整等の各操作を行うのが、操
作装置4である。この操作装置4は、上記放送装置本体
1と接続されるCPU41と、このCPU41に各種命
令を与える操作部42と、表示画面を有しその表示内容
がCPU41により制御される表示部43と、CPU4
1を制御するための後述する制御プログラム等が記憶さ
れている記憶部44と、から成るもので、例えばパーソ
ナル・コンピュータにより構成される。なお、操作部4
2は、例えばマウス42a及びキーボード42bから成
り、表示部43は、例えばCRTディスプレイ装置また
はLCD装置により構成される。また、記憶部44は、
例えばRAMやROM等の半導体メモリ、及びハード・
ディスク装置等で構成される。
【0053】この操作装置4は、表示部43の表示画面
上に、例えば図1に示すような操作パネル100を任意
に構成すると共に、この画面上に構成した操作パネル4
3を操作部42(主としてマウス42a)で操作するこ
とにより、放送装置本体1を制御し、ひいては放送設備
全体を制御するものである。なお、上述したように、上
記のような操作パネル100を表示部43の表示画面上
に構成するという技術は、従来から存在する。しかし、
従来は、操作パネル100自体を構成するためのプログ
ラムを、例えばアセンブラ言語やC言語等のプログラム
記述言語により作成(開発)していた。従って、このプ
ログラム記述言語に関する専門知識及び技術を有する者
でなければ、上記のような操作パネル100を実現でき
なかった。
【0054】これに対して、本実施の形態では、例えば
押しボタンスイッチ(以下、単にボタンスイッチと言
う。)や音量調整器(以下、ボリュームと言う。)等の
各部品の基本的なモデルを予め複数種類用意している。
そして、これら各部品の各基本モデルの中から必要なも
のを必要な分だけ選択して、それらを表示画面上に任意
に描画(配置)すると共に、この画面上に描画した各部
品にそれぞれどの様な機能(役割)を与えるのかを、各
部品の各様式に従ってそれぞれ任意に設定することによ
り、希望の操作パネル100を実現する。従って、希望
の操作パネル100を実現するのに、上記のようなプロ
グラム記述言語に関する専門知識及び技術を必要とせ
ず、この点が、本実施の形態の上記従来技術と大きく異
なる点であり、かつ、本実施の形態の最大の特徴であ
る。更に、本実施の形態では、操作パネル100のデザ
イン及び機能を、ファイルとして記憶部44内に記憶
(即ち保存)し、また、この保存したファイルを呼び出
し、この呼び出したファイルに基づいて上記操作パネル
100を再現することもできる。
【0055】まず、図1の操作パネル100について説
明する。これは、図2の構成において、少なくとも、音
源として、マイクロホンとカセット・テープ・レコーダ
等の演奏機器とを有し、これらから得られるアナウンス
と環境音楽(Background Music:以下、BGMと言
う。)とを放送することを前提とするものである。
【0056】即ち、この操作パネル100の右側上方に
は、上記アナウンスの放送先を各出力系統(ここでは、
AとB)毎に選択するためのボタンスイッチ(厳密に
は、ボタンスイッチを模写した図柄)101、102
と、全出力系統A及びBを放送先の対象とする所謂一斉
放送用のボタンスイッチ103とが設けられている。そ
して、これら各ボタンスイッチ101乃至103の上方
近傍には、これらがアナウンスの放送先を出力系統A、
B別に選択するスイッチである旨を示す「系統別アナウ
ンス先選択」という文字104が表示されており、下方
近傍には、それぞれの放送先を表す「系統A」、「系統
B」及び「一斉」という文字105乃至107が表示さ
れている。
【0057】そして、上記各ボタンスイッチ101乃至
103の下方(操作パネル100の右側略中央)には、
上記BGMの放送先を各出力系統A、B毎に選択するた
めのボタンスイッチ108、109と、BGM一斉放送
用のボタンスイッチ110とが設けられている。なお、
これら各ボタンスイッチ108乃至110の上方近傍に
も、これらがBGMの放送先を出力系統A、B別に選択
するスイッチである旨を示す「系統別BGM先選択」と
いう文字111が表示されており、下方近傍には、それ
ぞの放送先を表す「系統A」、「系統B」及び「一斉」
という文字112乃至114が表示されている。
【0058】更に、上記各ボタンスイッチ108乃至1
10の下方(操作パネル100の右側下方)には、例え
ば出力系統Aを構成する各スピーカ31、31、・・・
(各スピーカ端末装置3、3、・・・)の建物内におけ
る設置場所を概略的に表す見取図115が表示されてい
る(なお、ここでは、出力系統Aを構成するスピーカ3
1、31、・・・を、SP1、SP2及びSP3の計3
台としている)。この見取図115は、出力系統Aが受
け持つ放送エリアの概略の間取り図116と、この間取
り図116内における各スピーカSP1乃至SP3の概
略の設置場所を表す各スピーカSP1乃至SP3の模擬
図117乃至119とから成る。なお、これらの間取り
図116と各模擬図117乃至119とは、それぞれ後
述する直線や四角形等の図形の組み合わせにより形成さ
れている。また、各模擬図117乃至110の各右側近
傍には、それぞれ、各スピーカSP1乃至SP3の各音
量を調整するための例えばスライド式のボリューム(厳
密には、スライド式のボリュームを模写した図形)12
0乃至122が、それぞれの操作ツマミを垂直方向に沿
ってスライドさせる状態に描画されている。更に、各ス
ピーカSP1乃至SP3の上方近傍には、それぞれの呼
称である「SP1」、「SP2」及び「SP3」という
文字123乃至125が表示されている。
【0059】一方、操作パネル100の左側には、出力
系統Aの各スピーカSP1乃至SP3を、それぞれ個別
に調整するための調整部126が設けられている。この
調整部126は、5行4列から成る表127に纏められ
ており、この表127のうち、最も左側の列には、この
表127の各行に関する見出しが表示されている。そし
て、残りの3列は、左側から、それぞれスピーカSP
1、SP2及びSP3用の調整ユニットとして割り当て
られている。なお、この表127を形成する罫線も、上
述した直線や四角形等の図形により描画されている。
【0060】即ち、調整部126の第1行目第1列に
は、この調整部126が出力系統A用のものであること
を表す「系統A」という文字128が表示されている。
そして、この第1行目の第2列から第4列には、これら
各列がそれぞれスピーカSP1、SP2及びSP3用の
調整ユニットであることを表す「SP1」、「SP2」
及び「SP3」という文字129乃至131が表示され
ている。
【0061】そして、調整部126の第2行目第2列乃
至第4列には、それぞれLED(厳密には、LEDを模
写した図形)132乃至134が表示されている。これ
ら各LED132乃至134は、各スピーカSP1乃至
SP3が、それぞれ放送中であるか否か(即ち音を出力
している状態にあるか否か)を表すもので、放送中であ
るときには点灯し、放送中でないときには消灯する。な
お、同図では、LED132が、消灯状態にあり、即ち
SP1が放送中でないことを表しており、LED133
及び134は、点灯状態にあり、即ちSP2及びSP3
が放送中であることを表している。そして、この第2行
目の第1列には、上記各LED132乃至134の見出
しである「放送中」という文字135が表示されてい
る。
【0062】調整部126の第3行目第2列乃至第4列
には、それぞれ、上述した見取図115内の各スライド
・ボリューム120乃至122よりも大きめのスライド
・ボリューム136乃至138が、それぞれの操作ツマ
ミを垂直方向に沿ってスライドさせる状態に表示されて
いる。これら各ボリューム136乃至138は、それぞ
れ、各スピーカSP1乃至SP3の音量調整用のボリュ
ームであって、その動作は、上記各ボリューム120乃
至122と連動している。そして、この第3行目の第1
列に、各ボリューム136乃至138の見出しである
「音量」という文字139が表示されている。
【0063】そして、調整部126の第4行目及び第5
行目の各第2列乃至第4列には、それぞれボタンスイッ
チ140乃至145が表示されている。これら各ボタン
スイッチ140乃至141は、各スピーカSP1乃至S
P3毎の音源を選択するスイッチであって、第4行目に
ある各スイッチ140乃至142は、アナウンス(マイ
クロホン)選択用のスイッチ、第5行目にある各スイッ
チ143乃至145は、BGM(カセット・テープ・レ
コーダ)選択用のスイッチである。そして、これら第4
行目及び第5行目の各第1列には、それぞれ、上記各ス
イッチ140乃至142及び143乃至145の見出し
である「アナウンス」及び「BGM」という文字146
及び147が表示されている。また、これら「アナウン
ス」及び「BGM」という文字146及び147の各左
側近傍には、これら各見出しを漫画的に表した図柄14
8及び149がそれぞれ表示されている。なお、これら
の図柄148及び150は、上述した直線や四角形、更
には楕円等の各図形を組み合わせることにより描画する
こともできるし、一般に知られているビットマップ形式
で別途作成された図形をこの表127(操作パネル10
0)上に張り付けてもよい。
【0064】なお、上記各ボタンスイッチ101乃至1
03、108乃至110、140乃至145、及び各ボ
リューム120乃至122、136乃至138の各操作
は、画面上に表示されたポインタ100aをマウス42
aで操作することにより実行される。詳しくは、各ボタ
ンスイッチ101乃至103、108乃至110及び1
40乃至145を操作する場合は、その操作の対象とな
るスイッチの上にポインタ100aを移動させて、例え
ばマウス42aの左ボタンを押下し、即ちクリックす
る。また、各ボリューム120乃至122及び136乃
至138を操作する場合には、その操作の対象となるボ
リュームの操作ツマミ上にポインタ100aを移動させ
てマウス42aの左ボタンを押下し、この状態で上記操
作ツマミのスライド方向に沿ってマウス42aを移動さ
せ、即ちドラッグする。なお、図1は、ポインタ100
aにより、SP3のボリューム138を調整しようとし
ている状態を示す。
【0065】また、この図1は、表示部43の表示画面
に、操作パネル100の或る一部分のみが表示されてい
る状態を示す。この操作パネル100の非表示部分を表
示させるには、操作パネル100の右端にある垂直スク
ロール・バー(または、垂直クロス・バーとも言う。)
150または下端にある水平スクロール・バー(また
は、水平クロス・バーとも言う。)151をドラッグす
る。これにより、操作パネル100が、垂直または水平
方向にスクロールして、その非表示部分が画面上に表示
されるようになり、例えば、上記出力系統Aに関する見
取図115及び調整部126と同様の出力系統Bに関す
る見取図及び調整部が、画面上に表示されるようにな
る。なお、この操作パネル100のスクロールは、上記
各スクロール・バー150及び151の各両端にある矢
印ボタン150a及び150b、151a及び151b
をクリックすることによっても実行できる。
【0066】そして、この操作パネル100の上方に横
長に表示されている帯状のエリア200は、ツール・バ
ー(または、ツール・ボックスとも言う。)で、このツ
ール・バー200の上方に横長に表示されている帯状の
エリア300は、メニュー・バーである。
【0067】このうち、メニュー・バー300は、例え
ば「ファイル」、「動作モード」、「編集」、「ツー
ル」及び「ヘルプ」といった各種メニュー301乃至3
05を備えている。これら各メニュー301乃至305
のうち、「ファイル」メニュー301には、例えば操作
パネル100を新規に作成するための所謂新規作成メニ
ューや、作成した操作パネル100をファイルとして記
憶部44内に保存するためのファイル保存メニュー、更
には保存した操作パネル100を呼び出して再現するた
めのファイル・オープン(ファイルを開く)・メニュ
ー、及び保存済み(即ち既存)の操作パネル100(フ
ァイル)を削除するためのファイル削除メニュー等、操
作パネル100をファイルとして管理するための各種メ
ニューが格納されている。なお、図には示さないが、こ
れら各詳細なメニューは、上記「ファイル」メニュー3
01をクリック(詳しくは、「ファイル」と表示された
文字の上をクリック)したときに、一般に知られている
プルダウン・メニュー形式で表示される。そして、この
プルダウン・メニューの中から希望のものを選択する
(詳しくは、マウスの左ボタンを押下したまま、その希
望のメニュー上にポインタ100aを移動させて、マウ
スの左ボタンを離す)ことによって、その選択して得た
メニュー(即ちコマンド)をCPU41に実行させるこ
とができる。
【0068】そして、「動作モード」メニュー302に
は、例えば操作パネル100を作成したり変更したりす
る際の所謂操作画面作成モードメニュー、及び作成した
操作パネル100により実際に放送設備を操作する(即
ち運用する)際の操作画面運用モードメニューが、格納
されている。なお、この「動作モード」メニュー302
内の各詳細メニューも、上記「ファイル」メニュー30
1と同様に、この「動作モード」メニュー302をクリ
ックしたときに、プルダウン・メニュー形式で表示され
る。
【0069】「編集」メニュー303には、操作パネル
100上の各構成要素、即ちボタンスイッチ101やL
ED132等の各部品、及び間取り図116等を構成す
る直線や四角形等の各図形、更には「系統別アナウンス
先選択」という文字104等といった所謂各オブジェク
トを、それぞれ移動したり、複写したり、或いは削除し
たりする等、上記各オブジェクトを表示画面上において
編集するためのメニューが各種格納されている。なお、
この「編集」メニュー303内の各詳細メニューも、こ
の「編集」メニュー303をクリックしたときに、プル
ダウン・メニュー形式で表示される。
【0070】そして、「ツール」メニュー304には、
操作パネル100上に上記各オブジェクトを描画するた
めのツール(道具)、即ち基本モデルが、格納されてい
る(厳密には、これらの基本モデルは、予め記憶部44
内に記憶されており、これら各基本モデルを呼び出すた
めのメニューが、この「ツール」メニュー304に格納
されている)。即ち、この「ツール」メニュー304を
クリックすると、例えば、ボタンスイッチ101等のボ
タンスイッチを描画するためのツール、ボリューム12
0等のボリュームを描画するためのツール、LED13
2等のLEDを描画するためのツール、間取り図116
の外枠線等の四角形を描画するためのツール、この間取
り図116内の区画線等に用いる直線を描画するための
ツール、四角形の角部に丸みを持たせた所謂角丸四角形
を描画するためのツール、楕円(円を含む)を描画する
ためのツール、及び「系統別アナウンス先選択」という
文字104を初めとする各文字を描画するためのツール
が、プルダウン・メニュー形式で表示される。また、こ
の「ツール」メニュー304には、上記「編集」メニュ
ー303により各オブジェクトを編集する際に、その編
集の対象となるオブジェクトを選択するための所謂オブ
ジェクト選択ツールも格納されている。
【0071】「ヘルプ」メニュー305には、本実施の
形態の操作装置4に関する取扱説明を呼び出すためのメ
ニューが格納されている。例えば、この「ヘルプ」メニ
ュー305をクリックすると、希望の取扱説明を目次で
検索するか、或いはキーワードで検索するか等のメニュ
ーが、プルダウン・メニュー形式で表示される。なお、
この「ヘルプ」メニュー305により呼び出される取扱
説明の内容も、予め記憶部44内に記憶されている。
【0072】一方、ツール・バー200は、上記メニュ
ー・バー300の各メニューに格納されている各詳細メ
ニューのうち、よく使用するメニューを視覚的なボタン
201、202、・・・で表し、それらを横1列に並べ
たものである。これら各ボタン201、202、・・・
のうち、左側にある3個のボタン201乃至203は、
左側から順に、上述した「ファイル」メニュー301内
にある新規作成メニュー、ファイル・オープン・メニュ
ー及びファイル保存メニューを、それぞれボタン化した
ものである。
【0073】そして、このツール・バー200の右側に
上記各ボタン201乃至203と間隔を隔てて配置され
ている9個のボタン204乃至212は、上記「ツー
ル」メニュー304内の各ツールをボタン化したもので
ある。このうち、一番左側にあるボタン204は、上記
オブジェクト選択ツールをボタン化したものである。そ
して、このオブジェクト選択ボタン204の右側に少し
間隔を隔てて配置された残りの8個のボタン205乃至
212は、左側から順に、ボタンスイッチ、ボリュー
ム、LED、四角形、四角形の角部に丸みを持たせた所
謂角丸四角形、楕円、直線及び文字を、それぞれ描画す
るためのツールである。なお、このツール・バー200
には、上記各ボタン201乃至212以外のボタンをも
配置することができ、例えば、操作装置4を使用する者
が、このツール・バー200内にどの様な種類(メニュ
ー)のボタンを設けるのかを任意に設定でき、即ちカス
タマイズできる。
【0074】次に、上記操作パネル100を作成し、こ
の作成した操作パネル100を用いて放送設備を運用す
るまでの一連の手順について、図3を参照して大まかに
説明する。
【0075】同図に示すように、まず、操作装置4の電
源を投入して、上述した制御プログラムを起動させる
(ステップS2)。これにより、表示部43の画面上に
は、図4に示すような初期画面、即ちメニュー・バー3
00とツール・バー200、そして、何のオブジェクト
も表示されていない所謂白紙状態の操作パネル100と
ポインタ100aとが、表示される。なお、この状態に
おいては、操作装置4以外の放送装置本体1や各音源等
の各電源は、未投入の状態でも構わない。
【0076】そして、この図4において、何も表示され
ていない操作パネル100上に、これから任意のオブジ
ェクトを配置して、新規に操作パネル100を作成する
とする(ステップS4におけるYES)。この場合、ま
ず、放送設備を構成する各機器、即ち放送装置本体1や
各音源、各スピーカ端末装置3、3、・・・に関する詳
細なデータを操作部42により入力(即ち登録)する
(ステップS6)。なお、ここで入力するデータとして
は、例えば、放送装置本体1の入力側にそれぞれどの様
な音源が接続されているかや、出力側に接続されている
各スピーカ端末装置3、3、・・・の台数及び上述した
識別番号等のデータがある。また、図には示さないが、
これら各機器に関するデータを入力する際の様式は、予
め記憶部44内に記憶されており、実施に上記データを
入力する際には、この様式に従ってデータ入力を行う。
なお、上記様式を呼び出すためのコマンドは、例えば上
述したメニュー・バー300内の「ファイル」メニュー
301に格納されており、この「ファイル」メニュー3
01を開いてそのコマンド(メニュー)を指定すれば、
上記様式を呼び出すことができる。
【0077】上記各機器に関するデータを入力し終えた
後、次に、「動作モード」メニュー302の中から操作
画面作成モードを選択する(ステップS8)。そして、
操作パネル100上に、希望のオブジェクト(即ち、図
1における各ボタンスイッチ101乃至103及び10
8乃至110、各文字104乃至107及び111乃至
114、見取図115、調整部126、そして図示しな
い出力系統Bの見取図及び調整部)を描画するために
(ステップS10のYES)、オブジェクトの描画処理
(ステップS12)に入る。なお、このステップS12
のオブジェクトの描画処理については、後で詳しく説明
する。
【0078】上記ステップS12において、操作パネル
100上に希望のオブジェクトを描画した後、これら各
オブジェクトの描画位置を移動させたり、或いは外形を
変更したりする等、各オブジェクトの表示形体を編集す
る場合(ステップS14のYESの場合)には、オブジ
ェクトの表示形体編集処理(ステップS16)に入る。
そして、この編集処理により、操作パネル100のデザ
インを、ある程度整える。なお、このステップS16の
編集処理についても、後で詳しく説明する。また、ここ
で、各オブジェクトの表示形体を編集する必要がない場
合には、このステップS16をパスして(飛ばして)、
次のステップS18に進む。
【0079】ステップS18においては、操作パネル1
00上に配置した各オブジェクトの属性を設定するか否
かを判断する。なお、ここで言う属性とは、各オブジェ
クトの色や線の太さ、或いは操作パネル100上におけ
る座標位置等、各オブジェクトに関する詳細な情報のこ
とを言う。また、各オブジェクトのうち、各ボタンスイ
ッチ101乃至103、108乃至110、140乃至
145、及び各ボリューム120乃至122、136乃
至138といった所謂操作子については、これら各操作
子の各操作(被操作状態)に応じて、放送設備のどの部
分をどの様に制御するのかという、所謂各操作子とその
制御対象との関連付けに関する情報も、上記属性に含ま
れる。また、LED129乃至131といった所謂表示
子については、これら各表示子によって放送設備のどの
部分のどの様な状態を表示するのかという、所謂各表示
子とその表示対象との関連付けに関する情報も、上記属
性に含まれる。
【0080】ここで、各オブジェクトの属性を設定する
場合(ステップS18においてYESの場合)には、オ
ブジェクトの属性設定処理(ステップS20)に入る。
そして、このステップS20において、上記各操作子及
び各表示子とそれぞれの制御対象及び表示対象との関連
付けを行って初めて、これら各操作子及び各表示子の各
機能(役割)を割り当てることができ、即ち放送設備を
制御可能な操作パネル100を実現できる。なお、この
ステップS20の属性設定処理についても、後で詳しく
説明する。
【0081】そして、上記ステップS20において、各
オブジェクトの各属性を設定することにより操作パネル
100を完成したら、これをファイルとして保存するか
否かを判断する(ステップS22)。ここで、ファイル
を保存する場合(ステップS22においてYESの場
合)には、上述したツール・バー200内にあるファイ
ル保存ボタン203をクリックするか、若しくは、メニ
ュー・バー300内にある「ファイル」メニュー301
の中からファイル保存メニューを選択することにより、
上記操作パネル100を保存する(ステップS24)。
その際、この操作パネル100に、任意のファイル名、
例えば放送設備の愛称や運用者の名前等を付けて保存す
ることができる。一方、操作パネル100のファイルを
保存しない場合(ステップS22においてNOの場合)
には、ステップS24をパスして、次のステップS26
に進む。
【0082】ステップS26においては、表示画面上に
構成した操作パネル100を用いて放送設備を運用する
か否かを判断する。ここで、放送設備を運用する場合
(YESの場合)には、「動作モード」メニュー302
の中から操作画面運用モードを選択する(ステップS2
8)。これによって、この操作パネル100(操作装置
4)の操作により放送設備を制御可能な状態となる。な
お、ここで、操作装置4以外の放送装置本体1や各音源
等の各電源が、未投入である場合には、それらの電源を
投入する。
【0083】そして、この操作パネル100(操作装置
4)の操作により、放送設備を制御する(ステップS3
0)。即ち、このステップS30において、操作パネル
100上の各操作子(各ボタンスイッチ101乃至10
3、108乃至110、140乃至145及び図示しな
いものと、各ボリューム120乃至122、136乃至
138及び図示しないもの)をマウス42aで操作する
と、CPU41が、その操作内容に応じて、これら各操
作子の各属性を基に、放送装置本体1を制御し、例えば
音源選択や音量調整を行う。これと同時に、CPU41
は、上記制御内容、即ち放送装置本体1の動作状況に応
じて、各表示子(即ち各LED129乃至131及び図
示しないもの)の表示状態を、これら各表示子の各属性
に基づいて制御する。ここで、このステップS30にお
いて、マウス42aが操作されたときの、この操作に対
応するCPU41の動作の詳細を図5に示す。
【0084】同図に示すように、マウス42aの左ボタ
ンがクリックされると(ステップS301)、CPU4
1は、ポインタ100aがいずれかのオブジェクト上に
位置するか否かを判断する(ステップS303)。ここ
で、ポインタ100aがいずれかのオブジェクト上に位
置する場合(YESの場合)、CPU41は、そのオブ
ジェクトが操作を受け付けるものであるか否か、即ち操
作子であるか否かを判断する(ステップS305)。そ
して、このステップS305において、上記オブジェク
トが操作子である場合(YESの場合)、その属性を基
に放送装置本体1の制御を実行し、特に上記オブジェク
トがボリュームである場合には、このオブジェクト内に
おけるポインタ100aの位置を判断して放送装置本体
1の制御を実行する(ステップS307)。なお、上記
ステップS303において、ポインタ100aがいずれ
のオブジェクト上にも位置しない場合、及び上記ステッ
プS305において、クリックされたオブジェクトが例
えば表示子等の操作を受け付けないものである場合(い
ずれもNOの場合)には、CPU41は、何らの動作も
変えずに、この図5のフローを抜ける。
【0085】そして、上記ステップS30における放送
設備の運用を終了した後、操作パネル100の仕様、例
えば放送設備の機器構成や操作パネル100のデザイン
等に変更点があるか否かを判断する(ステップS3
2)。ここで、何ら変更点がない場合(NOの場合)に
は、この制御プログラムを終了する。一方、何らかの変
更点がある場合(YESの場合)には、ステップS34
に進む。
【0086】ステップS34においては、放送設備の機
器構成に変更点があるか否かを判断する。ここで、機器
構成に変更点がある場合、例えば音源の種類に変更が生
じたり或いは音源や各スピーカ端末装置3、3、・・・
の数が増減したりする場合(YESの場合)には、それ
らの機器に関する詳細データを変更した後(ステップS
36)、ステップS8に戻る。一方、機器構成を変更す
るのではなく、操作パネル100のデザインや、各操作
子或いは各表示子の各属性等を変更する場合(NOの場
合)には、ステップS36をパスして、上記ステップS
8に戻る。
【0087】そして、ステップS8において、操作パネ
ル100を操作画面作成モードに切り替えた後、上述し
たステップS10以降の手順を繰り返す。なお、ステッ
プS10において、新規のオブジェクトを描画する必要
がないと判断した場合(NOの場合)には、ステップS
12をパスして、ステップS14に進む。また、ステッ
プS14において、操作パネル100上の各オブジェク
トの各表示形体を編集する必要のないと判断した場合
(NOの場合)には、ステップS16をパスして、ステ
ップS18に進む。そして、ステップS18において、
各オブジェクトの各属性を新規に設定したり或いは変更
したりする必要がないと判断した場合(NOの場合)に
は、ステップS20をパスして、ステップS22に進
む。
【0088】また、上述したステップS4において、操
作パネル100を新規に作成するのではなく、上記ステ
ップS24において保存したファイルを開いて既存の操
作パネル100を表示画面上に再現する場合(NOの場
合)には、その既存のファイルを呼び出す(ステップS
38)。なお、このファイルの呼び出しは、ツール・バ
ー200内にあるファイル・オープン・ボタンをクリッ
クするか、若しくは、メニュー・バー300内にある
「ファイル」メニュー301の中からファイル・オープ
ン・メニューを選択した後、希望のファイルを指定する
ことによって行う。
【0089】そして、この呼び出した既存の操作パネル
100を用いて放送設備の運用を開始するか、若しく
は、この既存の操作パネル100の仕様を変更(即ちア
レンジ)して新規のパネルを作成するかを判断する(ス
テップS40)。ここで、この呼び出した既存の操作パ
ネル100を用いて放送設備の運用を開始する場合に
は、上述したステップS26に進む。一方、この操作パ
ネル100の仕様を変更する場合には、上述したステッ
プS34に進む。なお、これらステップS26以降の手
順、及びステップS34以降の手順については、上述し
た通りであるので、説明を省略する。
【0090】次に、上記図3におけるステップS12の
オブジェクトの描画処理について、詳しく説明する。
【0091】このオブジェクト描画処理の詳細を、図6
に示す。同図に示すように、この描画処理においては、
まず、これから描画しようとするオブジェクトの種類を
選択する(ステップS121)。なお、このオブジェク
トの種類の選択は、上述したツール・バー200内にあ
る各ツール・ボタン205乃至212をクリックするこ
とによって実行する。また、メニュー・バー300内の
「ツール」メニュー304をクリックすることによりプ
ルダウン表示される各ツール・メニューをクリックする
ことによっても、上記オブジェクトの種類を選択でき
る。
【0092】上記オブジェクトの種類を選択した後、次
に、その選択して得たオブジェクトを操作パネル100
上のどの位置にどれくらいの大きさで描画するのか、そ
の描画範囲を、ポインタ100aにより指定する。即
ち、図7(a)に示すように、まず、オブジェクトの描
画を開始する位置Pにポインタ100aを移動させてマ
ウス42aの左ボタンを押下し、これによってオブジェ
クトの描画範囲の開始位置Pを指定する(図6のステッ
プS123)。そして、上記マウス42aの左ボタンを
押下したままの状態で、図7(b)に矢印400で示す
ように、オブジェクトの描画を終了したい位置Qにまで
ポインタ100aをドラッグしてマウス42aの左ボタ
ンを離し、これによって描画範囲の終了位置Qを指定す
る(図6のステップS125)。
【0093】ここで、上記ステップS121において、
上記オブジェクトとして、例えばボタンスイッチを選択
した(例えばツール・バー200内のボタン205をク
リックした)とする。この場合、図7(c)に示すよう
に、操作パネル100上に、上記描画範囲の開始位置P
と終了位置Qとを結ぶ直線を対角線に持つ矩形401が
表示されると共に、この矩形401内に内接するよう
に、上記ボタンスイッチの基本モデル402が、自動的
に描画される。なお、この図7(c)において、上記矩
形401の四隅と四辺の各中央、及び矩形401内に表
示されている合計9個の小さい正方形のもの403、4
03、・・・は、このボタンスイッチ(オブジェクト)
の外形及びサイズを変更する際に用いるトラッカ(また
は、サイズ変更ハンドルとも言う。)である。このトラ
ッカ403、403、・・・を用いての外形及びサイズ
変更手順については、後で(図3におけるオブジェクト
の表示形体編集処理(ステップS16)の詳細を説明す
るところで)詳しく説明する。
【0094】また、図には示さないが、ステップS12
1において、上記オブジェクトとして、例えばLED、
四角形、角丸四角形及び楕円を選択した場合(例えばツ
ール・バー200内のツール・ボタン207乃至210
をクリックした場合)も、上記図7(c)と同様に、そ
れらの基本モデルが、上記矩形401内に内接するよう
に描画されると共に、上記9個のトラッカ403、40
3、・・・が表示される。
【0095】更に、上記ステップS121において、オ
ブジェクトとして、ボリュームを選択した場合(例えば
ツール・バー200内のツール・ボタン206をクリッ
クした場合)には、図8に示すように、上記矩形401
内に、ボリュームの基本モデル404が描画される。な
お、この場合、トラッカ403、403、・・・は、上
記矩形401の四隅と四辺の各中央との合計8箇所のみ
に表示される。
【0096】そして、上記オブジェクトとして、直線を
選択した場合(例えばステップS121においてツール
・バー200内のツール・ボタン211をクリックした
場合)には、図9に示すように、上記描画開始位置Pと
終了位置Qとを結ぶ状態に直線405が描画される。こ
の場合、トラッカ403、403は、上記描画開始位置
Pと終了位置Qとの2箇所のみに表示される。
【0097】また、上記オブジェクトとして、文字を選
択した場合(例えばステップS121においてツール・
バー200内のボタン212をクリックした場合)は、
図10に示すように、矩形401と、この矩形401の
四隅及び四辺の各中央に合計8個のトラッカ403、4
03、・・・と、が表示されると共に、矩形401内の
左上方に、文字の入力位置を示す縦棒状のキャレット4
06が表示される。従って、描画しようとするオブジェ
クトが文字である場合(図6のステップS127におい
てYESの場合)には、キーボード42bにより任意に
文字を入力する(ステップS129)。なお、上記オブ
ジェクトが文字以外の場合(図6のステップS127に
おいてNOの場合)には、このステップS129をパス
して、次のステップS131に進む。
【0098】ステップS131においては、オブジェク
トの描画を継続するか否かを判断する。そして、オブジ
ェクトの描画を継続する場合(YESの場合)には、次
に描画しようとするオブジェクトが、前回描画したもの
と同じ種類のものであるか否かを判断し(ステップS1
33)、同じ種類である場合(YESの場合)には、ス
テップS123に戻る。一方、前回描画したオブジェク
トとは別の種類のものを描画する場合(ステップS13
3においてNOの場合)には、ステップS121に戻っ
て、描画しようとするオブジェクトを選択する。
【0099】なお、上記ステップS131において、オ
ブジェクトの描画が終了したと判断した場合(NOの場
合)には、この描画処理12を抜けて、次のステップS
14に進む。そして、この描画処理12を抜ける時点、
または上記ステップS125において新たなオブジェク
トの矩形401(オブジェクトが直線の場合を除く)と
トラッカ403、403、・・・と(オブジェクトが文
字の場合にはキャレット406をも含む)が表示される
時点で、それまでに表示されていた(即ち前回描画し
た)オブジェクトの矩形401と各トラッカ403、4
03、・・・とは表示されなくなる。
【0100】次に、上記図3におけるステップS16の
オブジェクトの表示形体編集処理について、詳しく説明
する。
【0101】この表示形体編集処理の詳細を、図11に
示す。同図に示すように、この編集処理においては、ま
ず、操作パネル100をオブジェクト選択状態とする
(ステップS161)。このオブジェクト選択状態にす
るとは、操作パネル100上でポインタ100a(マウ
ス42a)を操作したとき、その操作が、操作パネル1
00上に新規のオブジェクトを描画したり或いは各オブ
ジェクトを操作したりする旨の命令ではなく、操作パネ
ル100上に描画されている各オブジェクトを任意に選
択する旨の命令であることを、CPU41に認識させる
状態にすることを言う。なお、操作パネル100をこの
オブジェクト選択状態に切り替えるには、ツール・バー
200内のオブジェクト選択ツール・ボタン204をク
リックするか、若しくはメニュー・バー300内の「ツ
ール」メニュー304を開いてその中からオブジェクト
選択メニューを指定する。
【0102】上記ステップS161において、操作パネ
ル100をオブジェクト選択状態に切り替えた後、次
に、ポインタ100aにより、編集の対象とするオブジ
ェクトを選択する(ステップS163)。このオブジェ
クトの選択は、編集の対象とするオブジェクトをクリッ
クする(詳しくは、編集の対象とするオブジェクトの上
に、ポインタ100aを移動させて、マウス42aの左
ボタンをクリックする)ことにより実行できる。また、
例えば図12に示すように、操作パネル100上の或る
点Rと或る点Sとを結ぶ直線を対角線に持つ矩形500
内に、編集の対象とするオブジェクト501が位置する
ように、上記各点R−S間をマウス42a(ポインタ1
00a)でドラッグすることによっても、上記オブジェ
クトの選択を実行できる。なお、上記矩形500は、上
記各点R−S間をドラッグしている間、表示される。
【0103】そして、上記ステップS163において、
編集の対象とするオブジェクトが選択されると、CPU
41は、その選択されたオブジェクトの種類に応じて、
上記図7(c)乃至図10で説明したのと同様の矩形4
01(オブジェクトが直線の場合を除く)とトラッカ4
03、403、・・・と(オブジェクトが文字の場合に
はキャレット406も含む)を表示する(ステップS1
65)。
【0104】即ち、上記選択されたオブジェクトが、例
えばボタンスイッチやLED、或いは四角形、角丸四角
形、楕円である場合、CPU41は、ステップS165
aのように、そのオブジェクト402上に、上記矩形4
01と9個のトラッカ403、403、・・・とを表示
する(なお、このステップS165aは、上記オブジェ
クト402がボタンスイッチである場合を示す)。そし
て、上記オブジェクトが、例えばボリュームまたは文字
の場合、CPU41は、ステップS165bのように、
そのオブジェクト404上に、矩形401と8個のトラ
ッカ403、403、・・・を表示する(なお、このス
テップS165bは、選択されたオブジェクト404が
ボリュームである場合を示し、上記オブジェクトが文字
の場合にはキャレットも表示される)。また、上記オブ
ジェクトが直線である場合には、CPU41は、ステッ
プS165cのように、そのオブジェクト(直線)40
5の両端に、それぞれトラッカ403、403を表示す
る。
【0105】そして、上記選択されたオブジェクトが、
例えばボタンスイッチやLED、或いは四角形、角丸四
角形、楕円である場合、CPU41は、編集処理A16
7に入る。この編集処理A167においては、CPU4
1は、ポインタ100a(マウス42a)の操作に応じ
て、図13に示すように動作する。
【0106】即ち、CPU41は、まず、ポインタ10
0aの操作内容を判断する(ステップS670)。そし
て、その操作内容が、例えば上記ステップS165aに
おいて矩形401の各角部にあるの各トラッカ40
3、403、・・・のいずれかをドラッグする旨の内容
である場合(ステップS671)、そのドラッグ操作に
応じて矩形401全体のサイズを変更すると共に、この
矩形401内に内接するようにオブジェクト402のサ
イズをも変更する(ステップS672)。そして、この
サイズ変更後、現在選択されているオブジェクト402
の編集を終了するか否かを判断し(ステップS67
3)、編集を終了する場合(YESの場合)には、この
編集処理A167を抜ける。一方、現在選択されている
オブジェクト402についての編集を継続する場合(N
Oの場合)には、上記ステップS670に戻る。
【0107】そして、上記ステップS670において、
CPU41が、例えば矩形401の上下各辺にあるの
各トラッカ403、403のいずれかがドラッグされた
と判断した場合(ステップS674)、そのドラッグ操
作に応じて矩形401の高さ(左右)方向のサイズを変
更する。そして、これと同時に、CPU41は、この矩
形401内に内接するようにオブジェクト402の高さ
方向のサイズを変更して(ステップS675)、ステッ
プS673に進む。また、ステップS670において、
例えば矩形401の左右両辺にあるの各トラッカ40
3、403のいずれかがドラッグされたと判断した場合
(ステップS676)、そのドラッグ操作に応じて矩形
401の幅(左右)方向のサイズを変更する。これと同
時に、CPU41は、この矩形401内に内接するよう
にオブジェクト402の幅方向のサイズを変更して(ス
テップS677)、ステップS673に進む。
【0108】更に、ステップS670において、矩形4
01内にあるのトラッカ403がドラッグされたと判
断した場合(ステップS678)、そのドラッグ操作に
応じてオブジェクト402の各角部の丸みの度合いを変
更して(ステップS679)、ステップS673に進
む。そして、矩形401内の各トラッカ403、40
3、・・・以外の場所にポインタ100aを合わせてド
ラッグした場合(ステップS680)、CPU41は、
このドラッグ操作に応じて、その矩形401(オブジェ
クト402)を移動させて(ステップS681)、その
ドラッグ操作が終了した後、ステップS673に進む。
【0109】一方、上記図11のステップS165にお
いて選択されたオブジェクトが、ボリュームまたは文字
である場合、CPU41は、編集処理B169に入る。
この編集処理B169においては、CPU41は、ポイ
ンタ100a(マウス42a)の操作に応じて、図14
に示すように動作する。
【0110】即ち、CPU41は、ポインタ100aの
操作内容を判断し(ステップS690)、その操作内容
が、例えば上記ステップS165bにおいて矩形401
の各角部にあるの各トラッカ403、403、・・・
のいずれかをドラッグする旨の内容である場合(ステッ
プS691)、そのドラッグ操作に応じて矩形401全
体のサイズを変更すると共に、この矩形401内に内接
するようにオブジェクト404のサイズをも変更する
(ステップS692)。そして、このサイズ変更後、現
在選択されているオブジェクト404の編集を終了する
か否かを判断し(ステップS693)、編集を終了する
場合(YESの場合)には、この編集処理B169を抜
ける。一方、現在選択されているオブジェクト402に
ついての編集を継続する場合(NOの場合)には、ステ
ップS690に戻る。
【0111】そして、上記ステップS690において、
CPU41が、例えば矩形401の上下各辺にあるの
各トラッカ403、403のいずれかがドラッグされた
と判断した場合(ステップS694)、そのドラッグ操
作に応じて矩形401の高さ(左右)方向のサイズを変
更する。これと同時に、CPU41は、この矩形401
内に内接するようにオブジェクト404の高さ方向のサ
イズを変更して(ステップS695)、ステップS69
3に進む。また、ステップS690において、例えば矩
形401の左右両辺にあるの各トラッカ403、40
3のいずれかがドラッグされたと判断した場合(ステッ
プS696)、そのドラッグ操作に応じて矩形401の
幅(左右)方向のサイズを変更する。これと同時に、C
PU41は、この矩形401内に内接するようにオブジ
ェクト404の幅方向のサイズを変更して(ステップS
697)、ステップS693に進む。
【0112】更に、ステップS690において、矩形4
01内の各トラッカ403、403、・・・以外の場所
にポインタ100aを合わせてドラッグされたと判断し
た場合(ステップS698)、CPU41は、このドラ
ッグ操作に応じて、その矩形401(オブジェクト40
4)を移動させる(ステップS699)。そして、この
ドラッグ操作が終了した後、ステップS693に進む。
なお、上記オブジェクト404が文字である場合、その
文字(文章)の内容を、キーボード42b操作により変
更することができる。
【0113】そして、上記図11のステップS165に
おいて選択されたオブジェクトが直線である場合、CP
U41は、編集処理C171に入る。この編集処理C1
71においては、CPU41は、ポインタ100a(マ
ウス42a)の操作に応じて、図15に示すように動作
する。
【0114】即ち、CPU41は、ポインタ100aの
操作内容を判断し(ステップS710)、その操作内容
が、例えば上記ステップS165cにおいて直線405
の両端部にあるの各トラッカ403、403のいずれ
かをドラッグする旨の内容である場合(ステップS71
1)、そのドラッグ操作が成されている側の端部の座標
位置を変更する(ステップS712)。そして、この座
標位置変更後、現在選択されている直線405の編集を
終了するか否かを判断し(ステップS713)、編集を
終了する場合(YESの場合)には、この編集処理C1
71を抜ける。一方、現在選択されている直線405に
ついての編集を継続する場合(NOの場合)には、ステ
ップS710に戻る。
【0115】更に、ステップS710において、直線4
05上にポインタ100aを合わせてドラッグされたと
判断した場合(ステップS714)、CPU41は、こ
のドラッグ操作に応じて、その直線405を移動させる
(ステップS715)。そして、そのドラッグ操作が終
了した後、ステップS713に進む。
【0116】そして、上記編集処理A乃至C(ステップ
S167乃至S171)において、希望の編集処理を終
えた後、他のオブジェクトについても編集処理を行うか
否かを判断し(ステップS173)、編集処理を行う場
合(YESの場合)には、ステップS163に戻る。一
方、編集しない場合(ステップS173においてNOの
場合)には、このステップS16を抜けて編集処理を終
了する。
【0117】なお、ここで、上記オブジェクトの描画処
理(ステップS12)及び編集処理(ステップS16)
におけるマウス42a操作に対するCPU41の動作に
ついて、その詳細を表示画面(操作パネル100)上の
座標位置と関連付けてフローチャートで表すと、図16
及び図17のようになる。
【0118】即ち、CPU41は、マウス42aの左ボ
タンがクリックされると(ステップS401)、その操
作が、オブジェクト(Obj)を描画する旨の命令であ
るのか、或いは既存のオブジェクトを(その編集の対象
として)選択する旨の命令であるのかを、判断する(ス
テップS403)。なお、この判断は、操作パネル10
0が上述したオブジェクト選択状態にあるか否か(例え
ばオブジェクト選択ボタンが押下されているか否か)に
よって行われる。
【0119】そして、上記マウス42a操作が、新規の
オブジェクトを描画する旨の命令である場合(ステップ
S403において「描画」の場合)、マウス42aがド
ラッグされるか否かを判断する(ステップS405)。
ここで、ドラッグされた場合(YESの場合)、CPU
42aは、上述した図7乃至図10のように、ドラッグ
の開始位置Pと終了位置Qとの各2点間を結ぶ直線を対
角線に持つ矩形401内にオブジェクトを描画する(ス
テップS407。ただし、描画しようとするオブジェク
トが直線の場合には、上記各2点間を結ぶようにそのオ
ブジェクトとしての直線を描画する)。一方、このステ
ップS405において、ドラッグされずにクリックが解
除された場合(NOの場合)には、CPU42aは、こ
のフローを抜ける。
【0120】また、上記ステップS403において、マ
ウス42aの操作が、既存のオブジェクトを選択する旨
の命令である場合(「選択」の場合)、CPU41は、
上記マウス42aの左ボタンをクリックした時点で、ポ
インタ100aが既存のオブジェクトの上にあるか否か
を判断する(ステップS409)。ここで、ポインタ1
00が既存のオブジェクト上にない場合(NOの場
合)、CPU41は、キーボード42b上のシフト(S
hift)キー(図示せず)が押下されているか否かを
判断する(ステップS411)。
【0121】そして、このステップS411において、
シフト・キーが押下されていない場合(NOの場合)、
既に選択済みのオブジェクトが存在するか否かを判断し
(ステップS413)、既に選択済みのオブジェクトが
存在する場合(YESの場合)には、その選択済みのオ
ブジェクトの選択を解除した後(ステップS415)、
次にマウス42aがドラッグされるか否かを判断する
(ステップS417)。一方、上記ステップS413に
おいて、選択済みのオブジェクトが存在しない場合(N
Oの場合)には、そのままステップS417に進む。ま
た、上記ステップS411において、シフト・キーが押
下されている場合(YESの場合)は、選択済みのオブ
ジェクトが存在していても、その選択状態を解除せず
に、ステップS417に進む。
【0122】ステップS17において、マウス42aが
ドラッグされると(YESの場合)、CPU41は、上
述した図12のように、ドラッグの開始位置Rと終了位
置Sとの各2点間を結ぶ直線を対角線に持つ矩形500
内に位置するオブジェクト501を選択する(ステップ
S419)。なお、このとき、既に選択済みのオブジェ
クトが他に(解除されずに)存在する場合には、このス
テップS419において選択して得たオブジェクトを、
選択済みのオブジェクトとして新たに追加する。即ちこ
の場合、複数のオブジェクトが、(編集の対象として)
選択されることになる。
【0123】なお、上記ステップS417において、ド
ラッグされずにクリックが解除された場合(NOの場
合。ただし、厳密には、ドラッグされても、上記矩形5
00内に何らオブジェクトが存在しない場合も含む。)
には、CPU42aは、このフローを抜ける。
【0124】そして、上記ステップS409において、
ポインタ100aが既存のオブジェクト上にある場合
(YESの場合)にも、CPU41は、キーボード42
b上のシフト・キーが押下されているか否かを判断する
(ステップS421)。ここで、シフト・キーが押下さ
れている場合(YESの場合)には、そのポインタ10
0aの下にあるオブジェクトが既に選択済みのものであ
るか否かを判断し(ステップS423)、選択済みのも
のである場合(YESの場合)には、そのオブジェクト
の選択状態を解除して(ステップS425)、このフロ
ーを抜ける。
【0125】一方、上記ステップS423において、ポ
インタ100aの下にあるオブジェクトが既に選択済み
のものでない場合(NOの場合)には、そのオブジェク
トを選択する(ステップS427)。なお、このステッ
プS427においても、上記ステップS419の場合と
同様、既に選択済みのオブジェクトが他に存在する場合
には、このステップS427において選択して得たオブ
ジェクトを、選択済みのオブジェクトとして新たに追加
する。
【0126】更に、ここでは、上記ステップS427の
状態からマウス42aがドラッグされるか否かを判断し
ている(ステップS429)。そして、このステップS
429においてドラッグされた場合(YESの場合)、
そのドラッグ量に応じて、選択済みのオブジェクトを移
動させた後(ステップS431)、このフローを抜け
る。一方、上記ステップS429において、ドラッグさ
れずにマウス42aの左ボタンのクリックが解除された
場合(NOの場合)には、CPU41は、そのままこの
フローを抜ける。
【0127】そして、上記ステップS421において、
シフト・キーが押下されていないとき、CPU41は、
図17に示すように、既に選択済みのオブジェクトが存
在するか否かを判断する(ステップS433)。ここ
で、選択済みのオブジェクトが存在する場合(YESの
場合)、その選択済みのオブジェクトが1つであるか複
数であるかを判断し(ステップS435)、1つの場合
(YESの場合)には、ポインタ100aが、その選択
済みのオブジェクトの上に位置するか否かを判断する
(ステップS437)。
【0128】そして、このステップS437において、
ポインタ100aが上記選択済みのオブジェクト上に位
置する場合(YESの場合)には、更にポインタ100
aが、そのオブジェクトのトラッカ403、403、・
・・上に位置するか否かを判断する(ステップS43
9)。ここで、ポインタ100aが上記トラッカ40
3、403、・・・上に位置する場合(YESの場
合)、ポインタ100a(マウス42a)がドラッグさ
れるか否かを判断し(ステップS441)、ドラッグさ
れた場合(YESの場合)には、そのドラッグ量に応じ
て、上記選択済みのオブジェクトの外形を変形させる
(ステップS443)。そして、このドラッグ操作が終
了した時点で、このフローを抜ける。一方、上記ステッ
プS441において、ドラッグされずにクリックが解除
された場合(NOの場合)には、CPU41は、そのま
ま、このフローを抜ける。
【0129】また、上記ステップS439において、ポ
インタ100aが、選択済みのオブジェクトのトラッカ
403、403、・・・上に位置していない場合(NO
の場合)にも、CPU41は、ポインタ100aがドラ
ッグされるか否かを判断する(ステップS445)。こ
こで、ポインタ100aがドラッグされると(YESの
場合)、CPU41は、そのドラッグ量に応じて、上記
選択済みのオブジェクトを移動させる(ステップS44
7)。そして、このドラッグ操作が終了した後、このフ
ローを抜ける。一方、上記ステップS445において、
ドラッグされずにクリックが解除された場合(NOの場
合)には、CPU41は、そのまま、このフローを抜け
る。
【0130】更に、上記ステップS437において、ポ
インタ100aが選択済みのオブジェクト上に位置しな
い場合(NOの場合)は、CPU41は、選択済みの全
てのオブジェクトの選択状態を解除する(ステップS4
49)。そして、ポインタ100aの下にあるオブジェ
クトを新たに選択した後(ステップS451)、ポイン
タ100aがドラッグされるか否かを判断する(ステッ
プS453)。ここで、ポインタ100aがドラッグさ
れると(YESの場合)、CPU41は、そのドラッグ
量に応じて、上記ステップS451において選択して得
たオブジェクトを移動させた後(ステップS455)、
このフローを抜ける。一方、ステップS453におい
て、ドラッグされずにクリックが解除されると(NOの
場合)、CPU41は、そのまま、このフローを抜け
る。
【0131】そして、上記ステップS435において、
既に選択済みのオブジェクトが複数である場合(NOの
場合)、CPU41は、それら選択済みのオブジェクト
のいずれかの上にポインタ100aが位置するか否かを
判断する(ステップS457)。ここで、ポインタ10
0aが、選択済みのいずれかのオブジェクト上に位置す
る場合(YESの場合)、次に、CPU41は、ポイン
タ100aがドラッグされるか否かを判断する(ステッ
プS459)。そして、ポインタ100aがドラッグさ
れると(YESの場合)、そのドラッグ量に応じて、選
択済みの全てのオブジェクトを移動させ(ステップS4
61)、その後、このフローを抜ける。一方、ステップ
S453において、ドラッグされずにクリックが解除さ
れた場合(NOの場合)には、CPU41は、そのま
ま、このフローを抜ける。更に、上記ステップS457
において、ポインタ100aが、いずれの選択済みのオ
ブジェクト上にも位置しない場合(NOの場合)には、
CPU41は、ステップS449に進む。
【0132】また、上記ステップS433において、既
に選択済みのオブジェクトが存在しない場合(NOの場
合)、CPU41は、ポインタ100aの下にあるオブ
ジェクトを選択した後(ステップS463)、ポインタ
100aがドラッグされるか否かを判断する(ステップ
S465)。そして、このステップS465において、
ポインタ100aがドラッグされると(YESの場
合)、CPU41は、そのドラッグ量に応じて、上記ス
テップS463において選択して得たオブジェクトを移
動(ステップS467)させ、その後、このフローを抜
ける。一方、ステップS465において、ドラッグされ
ずにクリックが解除された場合(NOの場合)には、C
PU41は、そのまま、このフローを抜ける。
【0133】なお、図には示さないが、任意のオブジェ
クトを選択した状態で、例えばキーボード42bの図示
しない削除(DEL)キーを押下すれば、上記任意のオ
ブジェクトを操作パネル100a上から削除(消去)す
ることができる。また、このオブジェクトの削除は、上
述したメニュー・バー300内の編集メニュー303を
開けて、その中の削除メニューを指定することによって
も実行できる。更に、任意のオブジェクトを選択した状
態で、上記編集メニュー303内にある複写メニューを
指定すれば、上記任意のオブジェクトと同じものを、操
作パネル100上に複写(追加)することもできる。そ
して、この複写は、上記選択して得た任意のオブジェク
ト上にポインタ100aを合わせて、このポインタ10
0aを上述したシフト・キーを押下しながらドラッグす
ることによっても実行できる。
【0134】次に、上記図3におけるステップS20の
オブジェクトの属性設定処理について、詳しく説明す
る。
【0135】この属性設定処理の詳細を、図18に示
す。同図に示すように、この属性設定処理においても、
上記編集処理(ステップS16)と同様に、まず、操作
パネル100を上述したオブジェクト選択状態に切り替
えた後(ステップS201)、設定の対象とするオブジ
ェクトを選択する(ステップS203)。ただし、ここ
での選択は、設定対象となるオブジェクトをダブル・ク
リック(即ち、マウス42aの左ボタンを連続して2回
クリックする)ことにより実行する。
【0136】このオブジェクトの選択により、CPU4
1は、その選択されたオブジェクトの種類に応じて、図
19乃至図21に示すような属性設定画面(ダイアログ
・ボックス)600乃至800を表示する(ステップS
205)。これらの画面600乃至700は、各オブジ
ェクトの種類毎に予め用意されているものであって、こ
のうち、図19の画面600は、上記ステップS203
においてボタンスイッチを選択した場合の画面、図20
の画面700は、ステップS203においてボリューム
を選択した場合の画面、図21の画面800は、ステッ
プS203においてLEDを選択した場合の画面であ
る。そして、これらの画面に従って、各オブジェクトの
属性を設定する。
【0137】即ち、上記ステップS203において、例
えばボタンスイッチを選択した場合、図19の画面60
0に従って、その属性を設定する(ステップS20
7)。この画面600により設定可能な属性の詳細を、
表1に示す。
【0138】
【表1】
【0139】この表1に示すように、ボタンスイッチの
属性は、外形パラメータ、動作パラメータ、表示パラメ
ータ及び制御パラメータという4つのパラメータに大別
されている。このうち、外形パラメータとは、ボタンス
イッチの外形に関するパラメータであって、これについ
ては、画面600の概略左側半分に設けられている各設
定箇所により、詳細な設定を行うことができる。
【0140】図19に示すように、画面600の左側上
方には、現在設定の対象としているオブジェクトがボタ
ンスイッチであることを表すボタンスイッチのサンプル
図601が表示されている。そして、このサンプル図6
01の左側上方及び右側下方の各近傍には、それぞれ、
ボタンスイッチの操作パネル100上における上辺座
標、左辺座標、下辺座標及び右辺座標を表示した数値ボ
ックス602乃至604が設けられている。これら各数
値ボックス602乃至605内の各数値は、画面600
上で任意に変更することができ、即ち、これらの数値を
任意に変更することによって、ボタンスイッチの操作パ
ネル100上における上下左右各辺の座標を変更でき、
ひいてはボタンスイッチの配置位置及びサイズを任意に
変更できる。
【0141】なお、上記各数値ボックス601乃至60
4内の各数値の変更は、希望の数値ボックスをクリック
した後(同図は、数値ボックス602をクリックする状
態を示す)、キーボード42bから任意の数値を入力す
ることより実現できる。また、ここでは、操作パネル1
00の最も左側上方隅を、操作パネル100上の座標の
原点「0,0」としている。従って、上記数値ボックス
602内に入力可能な上辺座標の値は、数値ボックス6
04内に入力される下辺座標の値よりも小さい値に限ら
れ、数値ボックス603内に入力可能な左辺座標の値
は、数値ボックス605内に入力される右辺座標の値よ
りも小さい値に限られる。また、これら各数値ボックス
602乃至605内に入力可能な各数値は、操作パネル
100の座標範囲内に限られることは言うまでもない。
【0142】そして、上記サンプル図600の右上方近
傍には、ボタンスイッチの各角部の水平(X軸)方向及
び垂直(Y軸)方向における各丸み半径をそれぞれ表示
した2つの数値ボックス606、607が設けられてい
る。これら各数値ボックス606、607内の各数値
も、上記と同様に任意に変更することができ、即ちボタ
ンスイッチの各角部の丸み度合いを任意に変更できる。
なお、数値ボックス606内に入力可能な値の最小値
は、0(零)で、最大値は、ボタンスイッチの左辺座標
と右辺座標との差の絶対値の半分の値とする。一方、数
値ボックス607内に入力可能な値の最小値は、0
(零)で、最大値は、ボタンスイッチの上辺座標と下辺
座標との差の絶対値の半分の値とする。
【0143】更に、上記各数値ボックス606、607
の右横方には、それぞれ「四角形」、「円・楕円」と記
された2つのボタン608、609が設けられている。
このうち「四角形」と記されたボタン608は、ボタン
スイッチの外形を各角部に丸みのない所謂略純粋な長方
形とするもので、これをポインタ100aによりクリッ
クすると、上記数値ボックス606、607内の数値が
共に0(零)となって、ボタンスイッチの各角部の丸み
が一気になくなる。一方、「円・楕円」と記されている
ボタン609は、ボタンスイッチの外形を円または楕円
とするもので、これをクリックすると、上記数値ボック
ス606、607内の数値が共に最大となって、ボタン
スイッチの各角部の丸みが一気に最大になる。
【0144】そして、上記サンプル図600の下方に
は、「枠線の変更」と記されたボタン610が配置され
ている。即ち、このボタン610をクリックすると、予
め用意されている図示しない枠線設定画面(ダイアログ
・ボックス)が表示される。そして、この枠線設定画面
により、ボタンスイッチの枠線(輪郭線)の太さや色を
任意に変更(厳密には予め用意されているものの中から
任意に選択)できる。なお、この枠線設定ボタン610
の左横方にある「枠線」と記された(厳密には「枠線」
という文字の右下方にある)長方形の窓部611には、
上記枠線設定画面によって設定して得た枠線のサンプル
611aが表示される。
【0145】更に、上記枠線設定ボタン610の下方に
は、「色の変更」と記されたボタン612が配置されて
いる。即ち、このボタン612をクリックすると、予め
用意されている図示しない色設定画面(ダイアログ・ボ
ックス)が表示される。そして、この色設定画面によ
り、ボタンスイッチの色を任意に変更できる。なお、こ
の色設定ボタン612の左横方にある「塗りつぶし」と
記された(厳密には「塗りつぶし」という文字のやや右
下方にある)長方形の窓部613には、上記色設定画面
によって設定して得た色のサンプル613aが表示され
る。
【0146】そして、上記窓部613の下方にある「非
表示」と記された(厳密には「非表示」という文字の左
横方にある)チェック・ボックス614をチェックする
(詳しくは、チェック・ボックス614をクリックし
て、このボックス614内にチェック・マークを入れ
る)と、このボタンスイッチを操作パネル100上に意
図的に表示させないようにすることができる。これは、
例えば、保守点検者が保守点検時にのみ使用するボタン
スイッチ等のように、一般の人間には操作させたくない
ような所謂隠しボタンスイッチを設ける場合等に、特に
有効である。
【0147】一方、画面600の概略右側半分の上方側
に、上記動作パラメータを設定するための各設定箇所が
設けられている。このうち、最も上方側に横1列に並べ
て設けられている2つのラジオ・ボタン615、616
は、ボタンスイッチの動作種別を選択するためのもの
で、左側のラジオ・ボタン615をクリックすると、こ
のボタンスイッチはプッシュボタン(所謂一般にモーメ
ンタリ型と呼ばれているスイッチ)として機能する。一
方、右側のラジオ・ボタン616をクリックすると、こ
のボタンスイッチはトグルボタン(所謂一般にオルタネ
イト型と呼ばれているスイッチ)として機能する。な
お、同図は、左側のラジオ・ボタン615がクリックさ
れている(オン・マークが記されている)状態を示す。
【0148】また、上記左側のラジオ・ボタン615の
下方には、「押下時連続出力」と記されたチェック・ボ
ックス617が設けられている。これは、上記ラジオ・
ボタン615をクリックしてボタンスイッチをプッシュ
ボタンとして機能させたときにのみ有効となるもので、
このチェック・ボックス617をチェックすることによ
って、ボタンスイッチを押下し続けたとき(押下状態を
継続したとき)、そのON/OFF動作を連続的に繰り
返させることができる。
【0149】更に、上記チェック・ボックス617の下
方にある「押下時出力」と記されたチェック・ボックス
618をチェックすると、ボタンスイッチは、これが押
下されたときにON状態となる。一方、このチェック・
ボックス618の右横方にある「解放時出力」と記され
たチェック・ボックス619をチェックすると、ボタン
スイッチは、これが解放されたときにON状態となる。
【0150】そして、上記各チェック・ボックス61
8、619の下方に、それぞれ、「3D表示」と記され
たチェック・ボックス620と、「グレー表示」と記さ
れたチェック・ボックス621とが、設けられている。
これら各チェック・ボックス621、621は、ボタン
スイッチの表示パラメータを設定するためのもので、こ
のうち、チェック・ボックス620をチェックすると、
ボタンスイッチは立体的な3次元表示となる。一方、チ
ェック・ボックス621をチェックすると、ボタンスイ
ッチが操作不能なときに、ボタンスイッチの表示を半透
明なグレー表示として、ボタンスイッチが操作不能であ
る旨を表示する。
【0151】そして、上記各チェック・ボックス62
0、621の下方に、横長の長方形の窓部622が設け
られている。この窓部622内には、ボタンスイッチに
よってどの様な制御を実現するのかという所謂このボタ
ンスイッチにより実現可能な制御種別の一覧が表示され
ており、この一覧上で希望の制御種別をクリックするこ
とにより、ボタンスイッチに機能させたい希望の制御種
別を選択する。なお、ここでは、制御種別として、「ゲ
インの調整」、「放送元の選択」及び「放送先の選択」
という種別が用意されている。このうち、「ゲインの調
整」を選択すると、ボタンスイッチは、ボリューム調整
用のスイッチとして機能する。一方、「放送元の選択」
または「放送先の選択」を選択すると、ボタンスイッチ
は、各音源と各スピーカ31、31、・・・間における
音源選択スイッチとして機能する。そして、希望の制御
種別を選択した後、窓部622の下方右側寄りに設けら
れている「制御詳細」と記されたボタン623をクリッ
クして、その詳細な設定、即ち制御パラメータの詳細設
定を行う。
【0152】上記「制御詳細」ボタン623をクリック
すると、予め用意されている図示しない制御詳細設定画
面(ダイアログ・ボックス)が表示される。この制御詳
細設定画面における設定項目の詳細を表2に示す。
【0153】
【表2】
【0154】この表2に示すように、上記各制御種別に
応じて、それぞれ、制御対象とする機器とボタンの種別
及び制御条件とを設定する。例えば、上記希望の制御種
別として「ゲインの調整」を選択したとする。この場
合、マイクロホンや各演奏機器(蓄積メディア)等の各
音源機器、及び各スピーカ端末装置3、3、・・・やモ
ニタ用スピーカ等の各出力先機器のうちの、いずれの機
器のゲイン(ボリューム)を調整するのかを、その制御
対象となる機器が接続された放送装置本体1の入出力チ
ャンネル番号若しくは各スピーカ端末装置3、3、・・
・の識別番号を指定することにより設定する。そして、
ボタン種別として、ボタンスイッチを、ボリューム・ア
ップ(UP)用またはダウン(DOWN)用のスイッチ
として機能させるのか、若しくは予め指定したボリュー
ムに一気に変更するためのスイッチとして機能させるの
かを、選択する。ここで、ボリューム・アップまたはダ
ウン用のスイッチとした場合には、上記制御条件とし
て、1回のON操作によるボリュームの変化量を設定す
る。なお、このようにボリューム・アップまたはダウン
用のスイッチとして機能させたときに、上述した「押下
時連続出力」のチェック・ボックス617をチェックす
ると、ボリュームを大きく変化させる際にその調整がス
ムーズに行える。一方、指定ボリュームへの変更ボタン
として設定した場合には、その指定ボリュームの絶対値
を上記制御条件として設定する。
【0155】また、上記希望の制御種別として、「放送
元の選択」を選択した場合には、制御対象機器として放
送元となる音源機器を設定すると共に、制御条件とし
て、放送先の機器を指定する。そして、上記希望の制御
種別として、「放送先の選択」を選択した場合には、制
御対象機器として放送先の機器を設定すると共に、制御
条件として、放送元の機器を指定する。
【0156】このように、図19の画面600において
ボタンスイッチに関する属性を設定した後、画面600
の下方左側寄りにある「OK」と記されたボタン624
をクリックすると、この画面600において設定した内
容が、ボタンスイッチの属性として登録(詳しくは記憶
部44内に記憶)される。一方、この「OK」ボタン6
24の右横方にある「キャンセル」と記されたボタン6
25をクリックすると、この画面600で設定した内容
は登録されずに、このボタンスイッチの属性設定処理
(ステップS207)を終了する。
【0157】そして、図18のステップS203におい
て、例えばボリュームを選択した場合は、図20の画面
700に従って、その属性を設定する(ステップS20
9)。この画面700により設定可能な属性の詳細を、
表3に示す。
【0158】
【表3】
【0159】この表3に示すように、ボリュームの属性
もまた、ボタンスイッチの属性と同様に、外形パラメー
タ、動作パラメータ、表示パラメータ及び制御パラメー
タという4つのパラメータに大別されている。そして、
外形パラメータについては、画面700の概略左側半分
に設けられている各設定箇所により、詳細な設定を行
う。
【0160】即ち、画面700の左側上方には、現在設
定の対象としているオブジェクトがボリュームであるこ
とを表すボリュームのサンプル図701が表示されてい
る。そして、このサンプル図701の左側上方及び右側
下方の各近傍に設けられている各数値ボックス702乃
至705に任意の数値を入力することによって、ボリュ
ームの操作パネル100上における上下左右各辺の座標
を任意に変更できる。
【0161】更に、サンプル図701の右側上方寄りに
は、ボリュームの種類を選択するための3つのラジオ・
ボタン706乃至708が、縦1列に設けられている。
このうち、一番上方にあるラジオ・ボタン706をクリ
ックすると、ボリュームは、垂直方向に沿ってスライド
するスライド式のボリュームとなる。なお、同図は、こ
のラジオ・ボタン706をクリックした状態を表す。そ
して、上方から2番目のラジオ・ボタン707をクリッ
クすると、ボリュームは、水平方向に沿ってスライドす
るスライド式のボリュームとなる。この場合、サンプル
図700も、水平方向に沿ってスライドするボリューム
の図に変わる。そして、最も下方にあるラジオ・ボタン
708をクリックすると、ボリュームは、回転式のボリ
ュームとなり、これに応じて、サンプル図700も、回
転式ボリュームの図に変わる。
【0162】そして、上記サンプル図701の下方に、
図19と同様の、「枠線の変更」ボタン709と枠線の
サンプル710aを表示した窓部710、及び「色の変
更」と記されたボタン711と色のサンプル712aを
表示した窓部712、そして、ボリュームを非表示とす
るか否かを選択するためのチェック・ボックス713が
設けられている。
【0163】一方、画面700の概略右側半分の上方側
に、ボリュームの動作パラメータを設定するためのもの
として、「最小値」及び「最大値」とそれぞれ記された
数値ボックス714及び715が横1列に設けられてお
り、更に、左側の数値ボックス714の下方には、「動
作幅」と記された数値ボックス716が設けられてい
る。これら各数値ボックス714乃至716は、それぞ
れ、ボリュームの調整範囲の最小値、最大値及び調整ス
テップを設定するためのもので、例えば0乃至10の範
囲内で任意の値を入力する。
【0164】そして、上記各数値ボックス714乃至7
16の下方に、ボリュームの表示パラメータを設定する
ためのものとして、図19と同様の、「3D表示」と記
されたチェック・ボックス717と、「グレー表示」と
記されたチェック・ボックス718とが、設けられてい
る。更に、これら各チェック・ボックス717、718
の下方には、それぞれ「目盛軸表示」と記されたチェッ
ク・ボックス719と、「目盛表示」と記されたチェッ
ク・ボックス720とが、設けられている。即ち左側の
チェック・ボックス719をチェックすると、例えばボ
リュームがスライド式の場合には、そのスライド方向に
平行な直線がそのスライド方向に沿って表示され、ボリ
ュームが回転式の場合には、その回転軸と同軸の円弧が
ツマミの外側に表示される。一方、右側のチェック・ボ
ックス720をチェックすると、例えばボリュームの調
整範囲を5乃至10等分した目盛が表示される。
【0165】そして、上記各チェック・ボックス71
9、720の下方に、このボリュームにより実現可能な
制御種別の一覧を表示した窓部721が設けられてい
る。なお、ここでは、制御種別として、「出力ゲイン」
及び「入力ゲイン」という種別が用意されている。即
ち、図19の場合と同様に、上記窓部721内の一覧か
ら希望の制御種別を選択した後、「制御詳細」ボタン7
22をクリックして、図示しない制御詳細設定画面(ダ
イアログ・ボックス)を表示させる。そして、この制御
詳細設定画面により制御パラメータの詳細設定を行う。
この制御詳細設定画面における設定項目の詳細を表4に
示す。
【0166】
【表4】
【0167】この表4に示すように、上記希望の制御種
別として例えば「出力ゲイン」を選択した場合には、音
声(音声信号)の出力先となる機器を制御対象として設
定する。そして、制御条件として、出力する音声のレベ
ル(音声信号レベル)の最小値と最大値、及びこれら2
値間における調整精度(分解能)を、設定する。一方、
上記希望の制御種別として「入力ゲイン」を選択した場
合には、音声(音声信号)の入力元となる音源機器を制
御対象として設定すると共に、制御条件として、上記と
同様、最小値と最大値、及び調整精度(分解能)とを設
定する。
【0168】そして、このように図20の画面700に
おいてボリュームに関する属性を設定した後、画面70
0の下方にある「OK」ボタン723をクリックする
と、この画面700において設定した内容が、ボリュー
ムの属性として登録される。一方、「キャンセル」ボタ
ン724をクリックすると、この画面700で設定した
内容は登録されずに、このボリュームの属性設定処理
(ステップS209)を終了する。
【0169】また、図18のステップS203におい
て、例えばLEDを選択した場合は、図21の画面80
0に従って、その属性を設定する(ステップS21
1)。この画面800により設定可能な属性の詳細を、
表5に示す。
【0170】
【表5】
【0171】この表5に示すように、LEDの属性は、
外形パラメータ、動作パラメータ及び制御パラメータと
いう3つのパラメータに大別されている。このうち、外
形パラメータについては、画面800の概略左側半分に
設けられている各設定箇所により、詳細な設定を行う。
【0172】即ち、画面800の左側上方には、現在設
定の対象としているオブジェクトがLEDであることを
表すLEDのサンプル図801が表示されている。そし
て、このサンプル図801の周辺近傍には、図19と同
様、LEDの上辺、左辺、下辺及び右辺の各座標を表示
する各数値ボックス802乃至805と、LEDの各角
部の丸み半径を表示する数値ボックス806、807
と、「四角形」及び「円・楕円」の各ボタン808、8
09と、が設けられている。更に、サンプル図801の
下方には、「枠線の変更」ボタン810と枠線のサンプ
ル811aを表示する窓部811とが設けられている。
【0173】一方、画面800の概略右側半分の上方側
に、LEDの動作パラメータを設定するためのものとし
て、「色の変更」と記されたボタン812が設けられて
いる。即ち、この「色の変更」ボタン812をクリック
すると、予め用意されている図示しない色設定画面(ダ
イアログ・ボックス)が表示される。そして、この色設
定画面により、LEDの点灯時における色、即ち発光色
を、任意に変更できる。なお、この色設定画面によって
設定して得た発光色のサンプル813aは、色設定ボタ
ン812の左横方にある「塗りつぶし」窓部813に表
示される。また、この窓部813の下方にあるチェック
・ボックス814をチェックすると、LEDの表示形態
として、点灯及び消灯状態の他に、点滅表示も有り得る
旨を設定できる。
【0174】そして、上記チェック・ボックス814の
下方に、このLEDにより実現可能な制御種別の一覧を
表示した窓部815が設けられている。なお、ここで
は、制御種別として、「出力レベル」、「入力レベ
ル」、「音声出力中」「音声入力中」という種別が用意
されている。即ち、図19(及び図20)の場合と同様
に、上記窓部815内の一覧から希望の制御種別を選択
した後、「制御詳細」ボタン816をクリックして、図
示しない制御詳細設定画面(ダイアログ・ボックス)を
表示させる。そして、この制御詳細設定画面により制御
パラメータの詳細設定を行う。この制御詳細設定画面に
おける設定項目の詳細を表6に示す。
【0175】
【表6】
【0176】この表6に示すように、上記希望の制御種
別として例えば「出力レベル」を選択した場合には、そ
のレベルの検出対象となる出力機器を制御対象として指
定する。そして、制御条件として、LEDの点灯及び点
滅のしきい値となるスレッショルド・レベルを設定す
る。また、上記希望の制御種別として例えば「入力レベ
ル」を選択した場合には、そのレベルの検出対象となる
入力機器、即ち音源を制御対象として指定すると共に、
制御条件として、スレッショルド・レベルを設定する。
そして、上記希望の制御種別として例えば「音声出力
中」を選択した場合は、その音声出力の検出対象となる
出力機器を制御対象として指定すると共に、制御条件と
して、点滅表示の有無及び点滅させる場合の条件等を設
定する。また、上記希望の制御種別として例えば「音声
入力中」を選択した場合は、その音声入力の検出対象と
なる音源を制御対象として指定すると共に、制御条件と
して、点滅表示の有無及び点滅させる場合の条件等を設
定する。
【0177】このように図21の画面800においてL
EDに関する属性を設定した後、画面800の下方にあ
る「OK」ボタン817をクリックすると、この画面8
00において設定した内容が、LEDの属性として登録
される。一方、「キャセル」ボタン818をクリックす
ると、この画面800の設定内容は登録されずに、LE
Dの属性設定処理(ステップS211)を終了する。
【0178】上記のように、本実施の形態によれば、希
望の操作パネル100を構成するのに、上述したプログ
ラム記述言語に関する専門知識及び技術を必要とせず、
また、その構成対象となる表示画面上で直観的にデザイ
ンできる。従って、放送設備のシステム構成に応じた操
作パネル100を、容易に実現できるという効果があ
る。また、操作パネル100を、ファイルとして保存す
ることができるので、例えば、万一に備えてバックアッ
プを取って置いたり、或いは、1台の操作装置4で複数
種類の操作パネル100を実現することもできる。
【0179】なお、本実施の形態においては、本発明に
係る操作装置4を、ディジタル放送設備に応用する場合
について説明したが、これに限らない。即ち、一般に知
られているマトリックス装置やミキシング装置等を用い
た放送設備にも、本発明を応用できる。また、音源選択
や音量調整等に限らず、例えば音質調整等の他の操作に
ついても、本発明を応用することにより実現できる。更
に、文字や図形、更には映像等の視覚的な上方を処理す
ることのできる放送設備にも、その操作装置として本発
明を応用できる。
【0180】そして、本実施の形態では、ボタンスイッ
チ、ボリューム及びLEDの基本モデルを予め用意した
が、これらに限らず、例えばレバー形スイッチやロータ
リ・スイッチ等の各種スイッチ、或いは7乃至8セグメ
ントから成るLED数字表示器やランプ等の各種表示器
等の基本モデルを備えてもよい。
【0181】更に、操作装置4をパーソナル・コンピュ
ータ構成としたが、これに限らない。即ち、パーソナル
・コンピュータ以外の専用の機材により、操作装置4を
実現しもより。
【0182】そして、操作パネル100を実現する際の
表示画面の構成、及びボタンスイッチ、ボリューム、L
EDの各属性を設定する際の各画面(ダイアログ・ボッ
クス)の構成を、それぞれ図4、図19、図20、図2
1に示すようにしたが、これに限らない。即ち、これら
各画面は飽くまでも一例であって、これらと同様の機能
(作用)を実現できるのであれば、他の画面構成でも構
わない。
【0183】また、本発明を実現するための手順やCP
U41の動作を表すフローを、それぞれ図5、図6、図
11、図13乃至図18に示したが、これらについて
も、本実施の形態と同様の機能を奏するのであれば、こ
れら各フローに限定されるものではない。
【0184】そして、ボタンスイッチ、ボリューム及び
LEDに関する属性の内容を、それぞれ表1乃至表6に
示したが、これらについても、各表に記載された内容に
限定されるものではない。
【0185】なお、本実施の形態におけるCPU41
が、特許請求の範囲に記載の見出し表示制御手段、選択
実行手段、描画手段、設定手段及び制御手段に対応す
る。そして、マウス42aにより表示画面上における各
オブジェクトの各描画範囲を指定することが、特許請求
の範囲に記載の描画指令に対応し、マウス42aにより
表示画面上の各操作子を操作することが、特許請求の範
囲に記載の操作手段に対応する。更に、記憶部44が、
特許請求の範囲に記載のモデル記憶手段に対応する。ま
た、図19乃至図21の画面構成、及び表1乃至表6の
各内容が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の基本モデ
ルの様式に対応する。
【0186】また、CPU41は、特許請求の範囲に記
載の編集手段、属性表示制御手段、属性変更手段、呼出
手段及び再現手段にも対応する。そして、操作部42、
特にマウス42aが、見出し選択手段、編集指示手段、
属性表示指示手段、属性変更指示手段に対応する。更
に、記憶部44は、特許請求の範囲に記載の画面記憶手
段にも対応する。
【0187】
【発明の効果】以上のように、本発明のうち、請求項1
に記載の発明の放送設備の操作装置は、予め用意されて
いる複数種類の操作子の基本モデルの中から必要なもの
を必要な分だけ選択して、その操作子を表示画面上に描
画すると共に、これら各操作子の機能(役割)を、それ
ぞれの様式に従って任意に設定することによって、希望
の操作装置を実現するものである。従って、上述した従
来技術とは異なり、希望の操作装置を実現するのに、ア
センブラ言語やC言語等のプログラム記述言語によるプ
ログラミングに関する専門知識及び技術を必要とせず、
よって、このプログラム記述言語に関する専門知識及び
技術を有しない者でも、思い通りの操作装置を実現でき
るという効果がある。
【0188】また、上記プログラム記述言語という一種
の文字列によりプログラムを作成する必要がないので、
このプログラム記述言語という文字列を例えばキーボー
ド等により打ち込む必要もないし、上述したコンパイル
やリンクといった作業も不要となる。従って、上記従来
技術に比べて、操作装置の開発期間を大幅に短縮でき、
ひいては開発コストを大幅に低減できる。よって、この
操作装置の適用対象となる放送設備毎に、それぞれの仕
様に適した操作装置を容易に実現できるという効果があ
る。勿論、既存の操作装置の仕様を変更する場合にも、
柔軟に対応できる。
【0189】請求項2に記載の発明の操作装置によれ
ば、上記操作子のみならず、例えばパイロット・ランプ
やピーク・インジケータ等の各種表示器として機能させ
ることのできる表示子についても、その基本モデルが予
め用意されている。そして、これらの中から必要なもの
を必要な分だけ選択して、それを表示画面上に描画する
と共に、これら各表示子の機能(役割)を、それぞれの
様式に従って任意に設定することにより、希望の表示器
として機能する表示子を操作装置に付加することができ
る。従って、上記操作子の他に、各種表示器を備えた操
作装置を実現する場合にも、上記請求項1に記載の発明
と同様の効果を得ることができる。
【0190】請求項3に記載の発明の操作装置によれ
ば、上記操作子及び表示子のみならず、文字について
も、これを表示画面上に任意に描画するための基本モデ
ルが予め用意されている。従って、上述したプログラム
記述言語に関する専門知識及び技術が無くても、例えば
各操作子及び各表示子の機能や名称等を表す文字を、表
示画面上に任意に付加することができるという効果があ
る。
【0191】請求項4に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に図形を描画するための基本モデルも予
め用意されている。従って、上述したプログラム記述言
語に関する専門知識及び技術が無くても、例えば上記各
操作子や各表示子を各出力系統毎に区画するための線図
や、放送設備の概略構成を表す一覧表或いはブロック図
等を、表示画面上に任意に描画できるという効果があ
る。
【0192】請求項5に記載の発明の操作装置によれ
ば、操作子や表示子、文字或いは図形等の各基本モデル
にそれぞれ対応する見出し情報が、表示画面上に表示さ
れている。そして、これら各見出し情報のうち希望のも
の、即ちこれから表示画面上に描画しようとする部品の
見出し情報を、この表示画面上で選択すれば、その希望
の部品の基本モデルがモデル記憶手段の中から選び出さ
れる。即ち、本請求項5に記載の発明によれば、希望の
基本モデルを選択する際に、これを上記表示画面上で直
観的に実現できるという効果がある。
【0193】請求項6に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に操作子や表示子、文字或いは図形等を
描画する際に、これらを表示画面上のどの位置に描画す
るのかを、その描画対象となる上記表示画面上で直接指
示できる。即ち、上記操作子等により構成される操作パ
ネルを、その構成対象となる表示画面上において直観的
にデザインできるという効果がある。
【0194】請求項7に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に描画した操作子や表示子、文字或いは
図形等の各オブジェクトの各表示形体を編集する際に
も、これを上記表示画面上で直接指示できる。従って、
上記各オブジェクトの各表示倦怠を編集することにより
操作パネルのデザインを整える際に、その途中経過を表
示画面上で確認しながら作業を進めることができ、作業
効率が向上するという効果がある。
【0195】請求項8に記載の発明の操作装置によれ
ば、属性表示指示手段により、表示画面上の操作子や表
示子、或いは文字や図形等の各オブジェクトに属性表示
指令を与えると、属性表示制御手段が、そのオブジェク
トの属性を表示画面上に表示する。従って、必要に応じ
て、操作パネルを構成する任意のオブジェクトの属性、
例えば操作子や表示子の種類や機能、或いは文字のサイ
ズや図形を形成する線の太さ等を、表示画面上で確認で
きるという効果がある。
【0196】請求項9に記載の発明の操作装置によれ
ば、上記請求項8に記載の発明により表示画面上に表示
させた任意のオブジェクトの属性を、この表示画面上で
任意に変更できる。従って、任意のオブジェクトの属性
を表示画面上で確認しながら、その内容を変更できると
いう効果がある。
【0197】請求項10に記載の発明の操作装置によれ
ば、作成した操作パネルを任意に保存し、また、この保
存した操作パネルを、任意に呼び出して再現することが
できる。従って、万一に備えてバックアップを取って置
くことができるという効果がある。また、予め複数種類
の操作パネルを作成しておき、それらを保存しておけ
ば、1台の操作装置を複数種類の操作パネルとして機能
させることもできる。
【0198】請求項11に記載の発明の操作装置は、音
や映像等の放送の対象となる情報を伝送する際、これを
ディジタル化して伝送するというディジタル伝送技術を
応用したディジタル放送設備に、上記請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9または10に記載の発明を
応用したものである。従って、このようなディジタル放
送設備を操作するための操作装置においても、上記請求
項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の発明と
同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作装置の一実施の形態におい
て、表示画面上に構成した操作パネルの一例を表す図で
ある。
【図2】同実施の形態の操作装置を用いた放送設備全体
の概略構成を表すブロック図である。
【図3】同実施の形態における一連の作業の流れを表す
フローチャートである。
【図4】同実施の形態において、制御プログラムを起動
したときに表れる初期画面の図である。
【図5】同実施の形態において、実際に放送設備を操作
する際のCPUの動作を表すフローチャートである。
【図6】同実施の形態において、操作パネルを作成する
際の作業の流れを表すフローチャートである。
【図7】同実施の形態において、表示画面上にボタンス
イッチを描画する際の手順を表す図である。
【図8】同実施の形態において、表示画面上にボリュー
ムを描画した状態を表す図である。
【図9】同実施の形態において、表示画面上に直線を描
画した状態を表す図である。
【図10】同実施の形態において、表示画面上に文字を
描画する際の状態を表す図である。
【図11】同実施の形態において、表示画面上に描画さ
れた図形を編集する際の手順を表すフローチャートであ
る。
【図12】図11において、編集の対象とするオブジェ
クトを選択する際の画面状態を表す図である。
【図13】図11における編集処理Aの詳細を表すフロ
ーチャートである。
【図14】図11における編集処理Bの詳細を表すフロ
ーチャートである。
【図15】図11における編集処理Cの詳細を表すフロ
ーチャートである。
【図16】同実施の形態において、表示画面上にオブジ
ェクトを描画する際、及びこのオブジェクトを編集する
際の、マウス操作に対するCPUの動作を詳細に表した
フローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】同実施の形態において、表示画面上に描画し
た各オブジェクトの属性を設定する際の手順を表すフロ
ーチャートである。
【図19】図18において、ボタンスイッチの属性を設
定する際の表示画面(ダイアログ・ボックス)を表す図
である。
【図20】図18において、ボリュームの属性を設定す
る際の表示画面(ダイアログ・ボックス)を表す図であ
る。
【図21】図18において、LEDの属性を設定する際
の表示画面(ダイアログ・ボックス)を表す図である。
【符号の説明】
100 操作パネル 100a マウス・ポインタ 101、102、103、108、109、110 ボ
タンスイッチ 120、121、122 ボリューム 132、133、134 LED 200 ツール・バー 300 メニュー・バー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月20日(1999.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記モデル記憶手段に、上記部品としての
表示子の基本モデルも予め1種類以上記憶されており、
上記モデル選択手段によって希望の表示子の基本モデル
が選択され、この選択して得た基本モデルに対応する表
示子が上記描画手段により上記表示画面上に描画され、
この表示画面上に描画された各表示子の各属性が上記設
定手段によって設定されたとき、上記制御手段が、上記
放送設備の動作状況に応じて、上記表示画面上の各表示
子の各表示状態を、これら各表示子の上記設定手段によ
り設定された各属性を基に制御するよう構成されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】即ち、モデル記憶手段には、操作子の基本
モデル以外にも、表示子の基本モデルも、予め記憶され
ている。そして、モデル選択手段により、希望の表示子
の基本モデルを選択した上で、外部から描画指令を与え
ると、描画手段が、その描画指令に従って、上記希望の
表示子、厳密にはその表示子を象った図柄を、表示手段
の表示画面上に描画する。そして、設定手段により、上
記表示画面上の各表示子の各属性、例えばこれら各表示
子によって放送設備のどの様な状態を表示するのかとい
う各表示子の各機能(即ち役割)等を、これら各表示子
の各基本モデルに沿ってそれぞれ任意に設定する。これ
により、表示画面上に、上記操作子の他に、表示子をも
備えた操作パネルが構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の放送設備の操作装置において、上記モデル記憶
手段に、上記表示画面上に文字を描画するための文字の
基本モデルも予め1種類以上記憶されており、上記モデ
ル選択手段が、上記文字の基本モデルをも選択可能な状
態に構成され、このモデル選択手段により希望の文字の
基本モデルが選択されたとき、上記描画手段が、このモ
デル選択手段によって選択して得た基本モデルに対応す
る文字を上記描画指令に従って上記表示画面上に任意に
描画する状態に構成されたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本請求項2に記載の発明によれば、モデル
記憶手段には、上記操作子や表示子以外にも、文字の基
本モデルも、予め記憶されている。そして、モデル選択
手段によって、上記文字の基本モデルを選択した上で、
外部から描画指令を与えると、描画手段が、その描画指
令に従って、表示手段の表示画面上に、任意に文字を描
画する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の放送設備の操作装置において、上記モ
デル記憶手段に、上記表示画面上に図形を描画するため
の図形の基本モデルも予め1種類以上記憶されており、
上記モデル選択手段が、上記図形の基本モデルをも選択
可能な状態に構成され、このモデル選択手段により希望
の図形の基本モデルが選択されたとき、上記描画手段
が、このモデル選択手段によって選択して得た基本モデ
ルに対応する図形を上記描画指令に従って上記表示画面
上に任意に描画する状態に構成されたものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本請求項3に記載の発明によれば、モデル
記憶手段には、上記操作子や表示子以外にも、図形の基
本モデルも、予め記憶されている。そして、モデル選択
手段によって、希望の図形の基本モデルを選択した上
で、外部から描画指令を与えると、描画手段が、その描
画指令に従って、表示手段の表示画面上に、上記希望の
図形を任意に描画する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の発明の放送設備の操作装置において、上
記モデル選択手段が、上記各基本モデルにそれぞれ対応
する見出し情報を上記表示画面上に表示する見出し表示
制御手段と、この見出し表示制御手段によって上記表示
画面上に表示された上記各見出し情報のうち希望のもの
を該表示画面上で任意に選択する見出し選択手段と、こ
の見出し選択手段によって選択して得た見出し情報に対
応する基本モデルを上記モデル記憶手段に記憶されてい
る各基本モデルの中から選択する選択実行手段と、から
成るものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本請求項4に記載の発明によれば、見出し
表示制御手段によって、各基本モデルにそれぞれ対応す
る見出し情報が、表示画面上に表示される。そして、こ
の画面上に表示された各見出し情報のうち希望のものを
見出し選択手段により選択すると、選択実行手段が、そ
の希望の見出し情報に対応する基本モデルを、モデル記
憶手段の中から選び出す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の発明の放送設備の操作装置におい
て、上記描画指令が、上記モデル選択手段によって選択
して得た基本モデルに対応するものの描画位置を上記表
示画面上で指示する旨の指令であって、上記描画手段
が、上記描画指令によって指示された位置に、上記モデ
ル選択手段によって選択して得た上記基本モデルに対応
するものを描画する状態に構成されたものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本請求項5に記載の発明によれば、モデル
選択手段によって希望の基本モデルを選択した後、その
選択して得た基本モデルに対応するもの、即ち操作子、
表示子、文字または図形を、表示画面上のどの位置に描
画するのかという描画位置を示す指令を、その描画対象
となる表示画面上で指示する。すると、描画手段が、そ
の指示された位置に、上記希望の操作子、表示子、文字
または図形を描画する。なお、上記描画位置を指示する
手段としては、例えば上述したマウス等のポインティン
グ・デバイス等がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5に記載の発明の放送設備の操作装置にお
いて、上記描画手段によって表示画面上に描画されたも
の、即ちオブジェクトのうち、任意のものに編集指令を
与える編集指示手段と、上記編集指令の与えられたオブ
ジェクトの上記表示画面上における表示形体を該編集指
令に従って編集する編集手段と、を具備するものであ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】即ち、本請求項6に記載の発明によれば、
編集指示手段により、表示画面上の任意の操作子、表示
子、文字または図形に編集指令を与えると、この編集指
令に従って、編集手段が、その任意の操作子、表示子、
文字または図形を、移動、複写または削除したり、或い
はその外形や大きさを変更したりする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6に記載の発明の放送設備の操作装置
において、上記描画手段によって表示画面上に描画され
た各オブジェクトのうち、任意のものに属性表示指令を
与える属性表示指示手段と、上記属性表示指令の与えら
れたオブジェクトの属性を上記表示画面上に表示させる
属性表示制御手段と、を具備するものである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】即ち、本請求項7に記載の発明によれば、
表示画面上に描画された各オブジェクトのうち任意のも
のに対して、属性表示指示手段により属性表示指令を与
えると、属性表示制御手段が、その任意のオブジェクト
の属性を表示画面上に表示する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の放送設備の操作装置において、上記属性表示制
御手段によって上記表示画面上に表示された上記属性に
対して任意に属性変更指令を与える属性変更指示手段
と、上記属性変更指令に従ってこの属性変更指令の与え
られたオブジェクトの属性を変更する属性変更手段と、
を備えたものである。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】本請求項8に記載の発明によれば、上記属
性表示制御手段により表示画面上に表示された属性に対
して、属性変更指示手段により属性変更指令を与える
と、この属性変更指令に応じて、属性変更手段が、その
属性を変更する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】請求項9に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7または8に記載の発明の放送設備の
操作装置において、上記表示画面の画面構成及びこの画
面上に描画された各オブジェクトの各属性を任意に記憶
する画面記憶手段と、この画面記憶手段に記憶された記
憶内容を任意に呼び出す呼出手段と、この呼出手段によ
って呼び出した上記記憶内容に基づいて、上記表示画面
に操作パネルを再現すると共に、この画面上に再現した
操作パネルの各オブジェクトの各属性を再現する再現手
段と、を具備するものである。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】本請求項9に記載の発明によれば、表示画
面の画面構成、即ち表示画面上に構成した操作パネルの
デザインと、その操作パネルの各オブジェクトの各属
性、即ち各操作子や各表示子の各機能等を含む操作パネ
ル全体の機能とを、画面記憶手段に任意に記憶すること
ができる。そして、この画面記憶手段に記憶した内容
を、呼出手段によって任意に呼び出して、これを再現手
段により再現することができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】上記放送設備は、放送装置本体と、この放
送装置本体に接続されたディジタル伝送ライン構成の放
送用伝送路と、この放送用伝送路にバス接続された複数
の放送端末装置と、を具備し、上記放送装置本体が、上
記各放送端末装置をそれぞれ個別に制御するための制御
データと、1以上のディジタル化された放送データと
を、上記放送用伝送路に入力し、上記各放送端末装置
が、それぞれ、上記放送用伝送路から上記制御データ及
び上記各放送データを取り込むと共に、この取り込んだ
制御データに従って上記各放送データに基づく情報を出
力する状態に構成されたものである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】即ち、放送設備は、各音源から得られる音
響信号を各スピーカに供給する際に、これをディジタル
化して伝送させるという所謂ディジタル伝送技術を応用
したディジタル放送設備である。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0189
【補正方法】変更
【補正内容】
【0189】さらに、上記操作子のみならず、例えばパ
イロット・ランプやピーク・インジケータ等の各種表示
器として機能させることのできる表示子についても、そ
の基本モデルが予め用意されている。そして、これらの
中から必要なものを必要な分だけ選択して、それを表示
画面上に描画すると共に、これら各表示子の機能(役
割)を、それぞれの様式に従って任意に設定することに
より、希望の表示器として機能する表示子を操作装置に
付加することができる。従って、上記操作子の他に、各
種表示器を備えた操作装置を実現することができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0190
【補正方法】変更
【補正内容】
【0190】請求項2に記載の発明の操作装置によれ
ば、上記操作子及び表示子のみならず、文字について
も、これを表示画面上に任意に描画するための基本モデ
ルが予め用意されている。従って、上述したプログラム
記述言語に関する専門知識及び技術が無くても、例えば
各操作子及び各表示子の機能や名称等を表す文字を、表
示画面上に任意に付加することができるという効果があ
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正内容】
【0191】請求項3に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に図形を描画するための基本モデルも予
め用意されている。従って、上述したプログラム記述言
語に関する専門知識及び技術が無くても、例えば上記各
操作子や各表示子を各出力系統毎に区画するための線図
や、放送設備の概略構成を表す一覧表或いはブロック図
等を、表示画面上に任意に描画できるという効果があ
る。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正内容】
【0192】請求項4に記載の発明の操作装置によれ
ば、操作子や表示子、文字或いは図形等の各基本モデル
にそれぞれ対応する見出し情報が、表示画面上に表示さ
れている。そして、これら各見出し情報のうち希望のも
の、即ちこれから表示画面上に描画しようとする部品の
見出し情報を、この表示画面上で選択すれば、その希望
の部品の基本モデルがモデル記憶手段の中から選び出さ
れる。即ち、本請求項5に記載の発明によれば、希望の
基本モデルを選択する際に、これを上記表示画面上で直
観的に実現できるという効果がある。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0193
【補正方法】変更
【補正内容】
【0193】請求項5に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に操作子や表示子、文字或いは図形等を
描画する際に、これらを表示画面上のどの位置に描画す
るのかを、その描画対象となる上記表示画面上で直接指
示できる。即ち、上記操作子等により構成される操作パ
ネルを、その構成対象となる表示画面上において直観的
にデザインできるという効果がある。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0194
【補正方法】変更
【補正内容】
【0194】請求項6に記載の発明の操作装置によれ
ば、表示画面上に描画した操作子や表示子、文字或いは
図形等の各オブジェクトの各表示形体を編集する際に
も、これを上記表示画面上で直接指示できる。従って、
上記各オブジェクトの各表示倦怠を編集することにより
操作パネルのデザインを整える際に、その途中経過を表
示画面上で確認しながら作業を進めることができ、作業
効率が向上するという効果がある。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0195
【補正方法】変更
【補正内容】
【0195】請求項7に記載の発明の操作装置によれ
ば、属性表示指示手段により、表示画面上の操作子や表
示子、或いは文字や図形等の各オブジェクトに属性表示
指令を与えると、属性表示制御手段が、そのオブジェク
トの属性を表示画面上に表示する。従って、必要に応じ
て、操作パネルを構成する任意のオブジェクトの属性、
例えば操作子や表示子の種類や機能、或いは文字のサイ
ズや図形を形成する線の太さ等を、表示画面上で確認で
きるという効果がある。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正内容】
【0196】請求項8に記載の発明の操作装置によれ
ば、上記請求項8に記載の発明により表示画面上に表示
させた任意のオブジェクトの属性を、この表示画面上で
任意に変更できる。従って、任意のオブジェクトの属性
を表示画面上で確認しながら、その内容を変更できると
いう効果がある。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0197
【補正方法】変更
【補正内容】
【0197】請求項9に記載の発明の操作装置によれ
ば、作成した操作パネルを任意に保存し、また、この保
存した操作パネルを、任意に呼び出して再現することが
できる。従って、万一に備えてバックアップを取って置
くことができるという効果がある。また、予め複数種類
の操作パネルを作成しておき、それらを保存しておけ
ば、1台の操作装置を複数種類の操作パネルとして機能
させることもできる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0198
【補正方法】削除

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面を有する表示手段と、 1種類以上の操作子を含む複数種類の部品の基本モデル
    が予め記憶されているモデル記憶手段と、 このモデル記憶手段に記憶されている上記各基本モデル
    の中から、少なくとも希望の操作子を含む希望の部品の
    基本モデルを任意に選択するモデル選択手段と、 このモデル選択手段によって選択して得た上記基本モデ
    ルに対応する部品を、外部から与えられる描画指令に従
    って、上記表示画面上に任意に描画する描画手段と、 この描画手段によって上記表示画面上に描画された上記
    各部品の各属性を、それぞれの基本モデルの様式に従っ
    て任意に設定する設定手段と、 上記表示画面上の上記各部品のうち上記各操作子を操作
    する操作手段と、 この操作手段による上記各操作子の各被操作状態に応じ
    て、これら各操作子の上記設定手段により設定された各
    属性を基に、放送設備の動作を制御する制御手段と、を
    具備する放送設備の操作装置。
  2. 【請求項2】 上記モデル記憶手段に、上記部品として
    の表示子の基本モデルも予め1種類以上記憶されてお
    り、 上記モデル選択手段によって希望の表示子の基本モデル
    が選択され、この選択して得た基本モデルに対応する表
    示子が上記描画手段により上記表示画面上に描画され、
    この表示画面上に描画された各表示子の各属性が上記設
    定手段によって設定されたとき、 上記制御手段が、上記放送設備の動作状況に応じて、上
    記表示画面上の各表示子の各表示状態を、これら各表示
    子の上記設定手段により設定された各属性を基に制御す
    るよう構成された請求項1に記載の放送設備の操作装
    置。
  3. 【請求項3】 上記モデル記憶手段に、上記表示画面上
    に文字を描画するための文字の基本モデルも予め1種類
    以上記憶されており、 上記モデル選択手段が、上記文字の基本モデルをも選択
    可能な状態に構成され、このモデル選択手段により希望
    の文字の基本モデルが選択されたとき、上記描画手段
    が、このモデル選択手段によって選択して得た基本モデ
    ルに対応する文字を上記描画指令に従って上記表示画面
    上に任意に描画する状態に構成された請求項1または2
    に記載の放送設備の操作装置。
  4. 【請求項4】 上記モデル記憶手段に、上記表示画面上
    に図形を描画するための図形の基本モデルも予め1種類
    以上記憶されており、 上記モデル選択手段が、上記図形の基本モデルをも選択
    可能な状態に構成され、このモデル選択手段により希望
    の図形の基本モデルが選択されたとき、上記描画手段
    が、このモデル選択手段によって選択して得た基本モデ
    ルに対応する図形を上記描画指令に従って上記表示画面
    上に任意に描画する状態に構成された請求項1、2また
    は3に記載の放送設備の操作装置。
  5. 【請求項5】 上記モデル選択手段が、上記各基本モデ
    ルにそれぞれ対応する見出し情報を上記表示画面上に表
    示する見出し表示制御手段と、この見出し表示制御手段
    によって上記表示画面上に表示された上記各見出し情報
    のうち希望のものを該表示画面上で任意に選択する見出
    し選択手段と、この見出し選択手段によって選択して得
    た見出し情報に対応する基本モデルを上記モデル記憶手
    段に記憶されている各基本モデルの中から選択する選択
    実行手段と、から成る請求項1、2、3または4に記載
    の放送設備の操作装置。
  6. 【請求項6】 上記描画指令が、上記モデル選択手段に
    よって選択して得た基本モデルに対応するものの描画位
    置を上記表示画面上で指示する指令であって、 上記描画手段が、上記描画指令によって指示された位置
    に、上記モデル選択手段によって選択して得た上記基本
    モデルに対応するものを描画する状態に構成された請求
    項1、2、3、4または5に記載の放送設備の操作装
    置。
  7. 【請求項7】 上記描画手段によって表示画面上に描画
    されたもののうち任意のものに編集指令を与える編集指
    示手段と、上記編集指令の与えられたものの上記表示画
    面上における表示形体を該編集指令に従って編集する編
    集手段と、を具備する請求項1、2、3、4、5または
    6に記載の放送設備の操作装置。
  8. 【請求項8】 上記描画手段によって表示画面上に描画
    されたもののうち任意のものに属性表示指令を与える属
    性表示指示手段と、上記属性表示指令の与えられたもの
    の属性を上記表示画面上に表示させる属性表示制御手段
    と、を具備する請求項1、2、3、4、5、6または7
    に記載の放送設備の操作装置。
  9. 【請求項9】 上記属性表示制御手段によって上記表示
    画面上に表示された上記属性に対して任意に属性変更指
    令を与える属性変更指示手段と、上記属性変更指令に従
    ってこの属性変更指令の与えられたものの属性を変更す
    る属性変更手段と、を備えた請求項8に記載の放送設備
    の操作装置。
  10. 【請求項10】 上記表示画面の画面構成及びこの画面
    上に描画されたものの各属性を任意に記憶する画面記憶
    手段と、 この画面記憶手段に記憶された記憶内容を任意に呼び出
    す呼出手段と、 この呼出手段によって呼び出した上記記憶内容に基づい
    て、上記表示画面の画面構成を再現すると共に、この画
    面上に再現したものの各属性を再現する再現手段と、を
    具備する請求項1、2、3、4、5、6、7、8または
    9に記載の放送設備の操作装置。
  11. 【請求項11】 上記放送設備が、放送装置本体と、こ
    の放送装置本体に接続されたディジタル伝送ライン構成
    の放送用伝送路と、この放送用伝送路にバス接続された
    複数の放送端末装置と、を具備し、 上記放送装置本体が、上記各放送端末装置をそれぞれ個
    別に制御するための制御データと、1以上のディジタル
    化された放送データとを、上記放送用伝送路に入力する
    状態に構成され、 上記各放送端末装置が、それぞれ、上記放送用伝送路か
    ら上記制御データ及び上記各放送データを取り込むと共
    に、この取り込んだ制御データに従って上記各放送デー
    タに基づく情報を出力する状態に構成された請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載の放
    送設備の操作装置。
JP35633298A 1998-12-15 1998-12-15 放送設備の操作装置 Expired - Lifetime JP3066493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35633298A JP3066493B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 放送設備の操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35633298A JP3066493B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 放送設備の操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000181692A true JP2000181692A (ja) 2000-06-30
JP3066493B2 JP3066493B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=18448513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35633298A Expired - Lifetime JP3066493B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 放送設備の操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066493B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287090A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Toshiba Corp 表示制御システム、画像処理装置、表示制御方法
JP2009049912A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nohmi Bosai Ltd 防災設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287090A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Toshiba Corp 表示制御システム、画像処理装置、表示制御方法
JP2009049912A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nohmi Bosai Ltd 防災設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP3066493B2 (ja) 2000-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6128010A (en) Action bins for computer user interface
US20030067497A1 (en) Method and device for modifying a pre-existing graphical user interface
JP3066493B2 (ja) 放送設備の操作装置
US6587102B2 (en) Rendering panels in multiple display contexts
JP2006134095A (ja) 制御用表示装置、そのプログラムおよび記録媒体
JPH0540589A (ja) マルチウインドウ表示方法及びその装置
JP2713147B2 (ja) マルチメディアプレゼンテーション編集方法
JPH0259814A (ja) ウインドウ情報分割・統合処理方式
JP3401240B2 (ja) データ処理装置
JP2000207091A (ja) グラフィカルユ―ザインタ―フェ―スおよびその位置指定方法
JPH0954688A (ja) Gui設計支援方法
JPH06243223A (ja) 対話処理システム
JPH0470925A (ja) ヘルプメッセージ表示方式
JPH07306767A (ja) データ処理装置及び方式
JPH07282003A (ja) 編集メニュー表示装置及び方法
JP3568762B2 (ja) シナリオ管理装置およびシナリオ管理をするプログラムを格納した媒体
JPH09237146A (ja) キー割当装置およびキー割当方法
JP2020016922A (ja) 画面作成装置
JPH06202828A (ja) 印刷設定方式
JPH03250215A (ja) 階層メニュー編集画面表示方法及び階層メニュー編集装置
JPH1125148A (ja) 記録媒体、並びに図面作成方法および装置
JPH11167644A (ja) 設計支援装置
JPH06282402A (ja) メニュー表示方法
JPH06251040A (ja) 帳票デザインシステム
JPH07219948A (ja) 文書処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000404

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 13

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term