JP2016086442A - インターホンシステム - Google Patents

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秀昭 工藤
Hideaki Kudo
秀昭 工藤
宗応 鈴木
Munemasa Suzuki
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Abstract

【課題】必要に応じて共用親機からの放送を住宅親機で録音することのできるインターホンシステムを提供する。【解決手段】共用親機3は、送信する放送信号の種別を選択する放送種別選択手段42と、放送種別選択手段42で選択された種別の情報を付した放送信号を送信する放送送信手段40とを備え、放送種別選択手段42で選択できる放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれると共に、少なくとも1つの放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれず、住宅親機1は、録音可の情報が含まれる放送信号の種別ごとに録音の可否を設定する録音設定手段15と、放送送信手段40から送信された放送信号を受信し、受信した放送信号に録音設定手段15で録音可と設定された種別の情報が付されている場合に当該放送信号を録音する放送録音手段13とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、集合住宅に設置されるインターホンシステムに関し、特に個別の住戸に住宅親機と玄関子機を備え、管理室に共用親機を備え、共用親機から行う告知放送を住宅親機で録音できるインターホンシステムに関する。
インターホンシステムは、住宅内に住宅親機を備え、住宅の玄関に玄関子機を備え、両者が伝送路で接続されて、玄関子機と住宅親機の間で通話等を可能としている。また、住宅親機には、浴室やトイレなどに設置されるコールボタンや、火災感知器などとも接続され、住宅内のセキュリティに関する機能を集約することも行われている。
集合住宅に設置されるインターホンシステムにおいては、各住戸に住宅親機と玄関子機が設けられ、全ての住宅親機はさらに管理室などに設置される共用親機に接続される。これにより、例えば一つの住戸で火災が発生し、火災感知器が作動した場合、当該住戸の住宅親機で発報をなすと共に、共用親機に対しても情報を伝達し、そこから他の住戸の住宅親機に対しても、火災発生を放送で知らせるといった機能を持たせることができる。
このように、集合住宅に設置されるインターホンシステムとして、住宅親機を共用親機に接続することで、災害発生時など所定の場合に、共用親機から住宅親機に対し一斉放送を行うことができるものが知られていた。このようなインターホンシステムとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2002−260116号公報
従来のインターホンシステムでは、共用親機からの放送が、住宅親機でそのまま放送されるものであったため、放送時に在宅でない場合には、放送を聞き逃すこととなる。災害発生時の緊急放送であれば、後で放送を聞く必要性は低いが、共用親機からの放送を多目的に利用しようとした場合には、不在時の放送について、必要なものを後で聞きたいというニーズも発生する。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、必要に応じて共用親機からの放送を住宅親機で録音することのできるインターホンシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るインターホンシステムは、集合住宅の各住戸に設置される住宅親機と、該住宅親機と接続され住戸の玄関に設置される玄関子機と、各住戸の住宅親機が接続される共用親機とを備えるインターホンシステムにおいて、
前記共用親機は、送信する放送信号の種別を選択する放送種別選択手段と、該放送種別選択手段で選択された種別の情報を付した放送信号を送信する放送送信手段とを備え、前記放送種別選択手段で選択できる少なくとも1つの放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれると共に、少なくとも1つの放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれず、
前記住宅親機は、録音可の情報が含まれる前記放送信号の種別ごとに録音の可否を設定する録音設定手段と、前記放送送信手段から送信された放送信号を受信し、該受信した放送信号に前記録音設定手段で録音可と設定された種別の情報が付されている場合に当該放送信号を録音する放送録音手段とを備えることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るインターホンシステムは、前記録音可否の情報が含まれない放送信号の種別は、緊急放送であることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るインターホンシステムは、前記録音設定手段で録音可否を設定できる放送信号の種別には、少なくとも一斉放送の種別とグループ放送の種別及び個別放送の種別が含まれることを特徴として構成されている。
本発明に係るインターホンシステムによれば、住宅親機に放送種別ごとに録音の可否を設定する録音設定手段と、録音可と設定された放送種別の共用親機からの放送信号につき、録音を行う放送録音手段とを設けたことにより、利用者の必要に応じて、不在時であっても共用親機からの放送信号を録音しておくことができ、利便性を高くすることができる。
本実施形態におけるインターホンシステムの全体構成図である。 インターホンシステムを構成する住宅親機と玄関子機、共用親機及び集合玄関機のブロック図である。 住宅親機及び共用親機における個別識別符号とグループ識別符号の記憶内容を表した図である。 信号記憶領域の状態を表す図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態におけるインターホンシステムの全体構成図を示している。本実施形態のインターホンシステムは、集合住宅に設置されるものである。集合住宅には、複数の住戸と、管理室と、少なくとも1つの集合玄関が存在し、各住戸は、共用廊下にそれぞれ個別の玄関を有している。なお、図1には住戸を3つ表しているが、実際にはより多数の住戸が存在する。
インターホンシステムは、各住戸に住宅親機1を備え、住宅親機1はそれぞれ当該住戸の玄関に設けられる玄関子機2と接続されていて、玄関子機2での呼び出し操作によって住宅親機1が音声を発生すると共に、住宅親機1と玄関子機2との間で通話することができる。各住戸の住宅親機1は、それぞれ制御装置5を介して管理室に設置される共用親機3と接続されている。また、集合玄関には集合玄関機4が設置され、これも制御装置5を介して共用親機3と接続されている。
住宅親機1は、住戸内に配置される火災感知器6や、浴室、トイレなどに配置されるコールボタン7、台所などに配置されるガス漏れ検知器8と接続され、これらからの警報を受信して発報すると共に、火災感知器6で火災を検知した場合やガス漏れ検知器8でガス漏れを検知した場合には、共用親機3にも警報の情報を送信する。
図2には、インターホンシステムを構成する住宅親機1と玄関子機2、共用親機3及び集合玄関機4のブロック図を示している。この図に示すように、住宅親機1は、玄関子機2や共用親機3及び集合玄関機4との通話を行う通話手段10と、共用親機3からの放送信号を受信する放送受信手段11と、放送を行う際の音量を設定する音量設定手段12と、受信した放送信号を録音する放送録音手段13と、録音した放送信号を再生する放送再生手段14と、放送信号の録音の可否につき設定を行う録音設定手段15とを有している。住宅親機1は、さらに受信あるいは録音した放送信号を音声出力する音声出力部17と、放送信号に文字情報が含まれている場合にはこれを表示すると共に、各種情報を表示する表示部16とを有している。表示部16はディスプレイで構成されており、音声出力部は、スピーカーで構成されている。
玄関子機2は、住宅親機1を呼び出す呼び鈴部30と、住宅親機1との通話を行う通話手段31と、接続された住宅親機1のグループ設定を行うグループ設定手段32と、共用親機3からの放送を行う玄関放送手段33とを有している。
共用親機3は、放送信号を送信する放送送信手段40と、放送を行うグループを選択するグループ選択手段41と、行う放送の種別を選択する放送種別選択手段42と、特定の住宅親機1に放送あるいは通話を行う際に住戸を選択する個別選択手段43と、各住戸のグループ設定を行うグループ設定手段44と、住宅親機1または集合玄関機4と通話を行う通話手段47とを有している。共用親機3はさらに、放送の音声を入力する音声入力部45と、放送に文字情報を含める場合に文章を入力する文章入力部46とを有し、これらが放送送信手段40に接続されている。
集合玄関機4は、特定の住宅親機1を呼び出す呼び鈴部50と、呼び出した住宅親機1との通話を行う通話手段51と、共用親機3からの放送を行う集合玄関放送手段52とを有している。
なお、本実施形態では、住宅親機1と玄関子機2、共用親機3及び集合玄関機4の構成につき、構成要素を機能別に表しているが、マイクロプロセッサなどの処理手段とメモリーなどの記憶手段に各機能を集約して、各構成要素の機能を実現するようにしてもよい。各設定手段は、それぞれ設定を行うための操作部を備えるが、これらは別々に設けてもよいし、また、集約して設けるようにしてもよい。
各住戸の住宅親機1には、固有の個別識別符号と、グループ分けするためのグループ識別符号とが、それぞれ割り振られている。図3には、住宅親機及び共用親機における個別識別符号とグループ識別符号の記憶内容を表した図を示している。個別識別符号は、住宅親機に固有のものであるから、各住宅親機に1つずつが割り振られている。図3では、住宅親機aには“0001”が、住宅親機bには“0002”が、住宅親機cには“0003”が、それぞれ割り振られており、これらは各住宅親機に記憶されている。
グループ識別符号は、各住宅親機に対し1つまたは複数が割り当てられている。住戸のグループ分けは任意に行うことができる。例えば、複数の住棟がある場合における住棟ごとのグループや、管理組合の理事のグループ、趣味のサークルのグループなどがあり、これら各グループごとに固有のグループ識別符号が割り振られており、各グループに属する住戸の住宅親機に対し、グループ識別符号が設定される。図3では、住宅親機aには“0A”と“0B”及び“0C”のグループ識別符号が設定され、住宅親機bには“0A”と“0B”及び“0D”のグループ識別符号が設定され、住宅親機cには“0A”と“0E”のグループ識別符号が設定されている。
共用親機3には、全ての住宅親機の個別識別符号とグループ識別符号とが、関連付けて記憶されている。共用親機3では、グループ設定手段44で各住宅親機のグループ識別符号の追加、変更を行うことができる。共用親機3のグループ設定手段44は、個別識別符号とグループ識別符号の入力が可能となるように構成されている。共用親機3のグループ設定手段44では、グループ識別符号と共に個別識別符号も入力できるようになっており、グループ単位で個別識別符号を追加あるいは削除することができる。共用親機3のグループ設定手段44で設定されたグループ識別符号は、住宅親機1に送信されて記憶される。このように、共用親機3では、全ての住宅親機1について、グループ設定を行うことができる。
また、グループ識別符号の設定は、各住戸に設けられる玄関子機2からでも行うことができる。玄関子機2のグループ設定手段32は、接続されている住宅親機1のグループ設定のみを行うことができる。このため、玄関子機2のグループ設定手段32では、グループ識別符号の入力が可能となるように構成されている。グループ識別符号の入力には入力手段が必要となるが、玄関子機2のグループ設定手段32は、それ自身に入力手段を備えていてもよいし、外部の入力端末を接続できるように構成されていてもよい。また、グループ設定手段32では、グループ設定を行う際に、接続された住宅親機1に既に設定されているグループの情報を確認することができる。
玄関子機2のグループ設定手段32で設定されたグループ識別符号は、接続されている住宅親機1に記憶されると共に、共用親機3にも情報が送信され、共用親機3にも個別識別符号と関連付けて記憶される。
共用親機3からの放送は、全ての住戸に対してなされる一斉放送と、特定のグループの住戸に対してなされるグループ放送と、特定の住戸に対してなされる個別放送と、火災等の災害が発生した際の緊急放送に分かれている。緊急放送は、全ての住戸に対してなされる点では一斉放送と同様であるが、他の放送が行われている間であっても、割り込んで放送することができる。
一斉放送とグループ放送、個別放送については、それぞれ録音の可否を設定することができる。これらの放送の種類及び録音可否の情報により、放送種別が決定される。すなわち、本実施形態では、一斉放送、グループ放送、個別放送のそれぞれ録音可の放送種別と、一斉放送、グループ放送、個別放送のそれぞれ録音不可の放送種別と、緊急放送の放送種別の、7種類の放送種別を設定することができる。
共用親機3の放送種別選択手段42では、これらの放送種別を選択することができる。放送を行う際には、まず放送種別選択手段42で放送種別を選択する。選択した放送種別が緊急放送であった場合には、そのままマイクからなる音声入力部45によって放送を開始することができる。また、予め文章入力部46で入力しておいた文章を放送に含めることも可能である。放送送信手段40は、音声入力部45及び文章入力部46からの信号に放送種別の情報を含めて放送信号とし、制御装置5を介して各住宅親機1に対して送信する。
放送種別選択手段42で選択した放送種別が一斉放送であった場合も、そのまま放送を開始することができ、放送送信手段40は、音声入力部45及び文章入力部46からの信号に放送種別の情報を含めて放送信号とし、制御装置5を介して各住宅親機1に対して送信する。
放送種別選択手段42で選択した放送種別がグループ放送であった場合は、さらにグループ選択手段41で放送するグループを選択する必要がある。グループ選択手段41では、1つまたは複数のグループ識別符号を選択する。その後に放送を開始することができ、放送送信手段40は、音声入力部45及び文章入力部46からの信号に放送種別及びグループ識別符号の情報を含めて放送信号とし、制御装置5を介して各住宅親機1に対して送信する。
放送種別選択手段42で選択した放送種別が個別放送であった場合は、さらに個別選択手段43で放送する住戸を選択する必要がある。個別選択手段43では、1つまたは複数の個別識別符号を選択する。その後に放送を開始することができ、放送送信手段40は、音声入力部45及び文章入力部46からの信号に放送種別及び個別識別符号の情報を含めて放送信号とし、制御装置5を介して住宅親機1に対して送信する。
共用親機3から送信される放送信号は、全ての住宅親機1に対して送信される。住宅親機1では、放送信号に付されている放送種別の情報と、グループ識別符号または個別識別符号の情報に基づき、当該放送信号を住戸で放送するか否かを判別する。
放送信号を受信した住宅親機1の放送受信手段11は、放送種別が緊急放送であった場合、当該放送信号を放送する。放送は、音声のみであれば音声出力部17からなされ、文字情報も含まれていれば、表示部16でも表示することで行われる。放送種別が緊急放送の場合には、仮に他の種別の放送が行われていても、それを中断して最優先で放送がなされる。放送種別が一斉放送であった場合も、放送信号を受信した住宅親機1の放送受信手段11は当該放送信号を放送する。
放送種別がグループ放送であった場合、放送信号を受信した住宅親機1の放送受信手段11は、当該放送信号に含まれるグループ識別符号が、自身が記憶するグループ識別符号のいずれかと一致するか否かを判別する。一致した場合には、放送受信手段11は当該放送信号を放送する。一方、一致しなかった場合には、放送受信手段11は当該放送信号を放送しない。グループ放送の場合には、当該グループのグループ識別符号を記憶した住宅親機1のみで放送が行われることにより、グループ単位の放送を行うことが可能となっている。
放送種別が個別放送であった場合、放送信号を受信した住宅親機1の放送受信手段11は、当該放送信号に含まれる個別識別符号が、自身の個別識別符号と一致するか否かを判別する。一致した場合には、放送受信手段11は当該放送信号を放送する。一方、一致しなかった場合には、放送受信手段11は当該放送信号を放送しない。個別放送の場合にも、共用親機3で選択した個別識別符号と一致する個別識別符号を有する住宅親機1のみで放送が行われることにより、個別の放送を行うことが可能となっている。
住宅親機1の音量設定手段12は、放送受信手段11に対し、放送種別ごとに音量を設定することができる。例えば、一斉放送については音量を小さく、グループ放送と個別放送については音量を大きくするなどといったことが可能となる。放送受信手段11は、この設定情報につき記憶しておき、受信した放送信号の種別ごとに音声出力部17での音量を調節する。ただし、放送種別のうち緊急放送については、音量設定手段12で設定することができないようになっており、常に最大音量で放送がなされる。
図1に示されているように、集合玄関機4も共用親機3と接続されているから、共用親機3から放送信号が送信された際に、これを受信する。集合玄関機4では、受信した放送信号の放送種別が緊急放送であった場合には、集合玄関放送手段52で当該放送信号を放送する。それ以外の放送種別であった場合には、放送を行わない。
また、住宅親機1の放送受信手段11は、受信した放送信号の放送種別が緊急放送であった場合、接続されている玄関子機2の玄関放送手段33に当該放送信号を放送させる。それ以外の放送種別であった場合、玄関放送手段33による放送は行われない。このように、放送種別によっては集合玄関機4や玄関子機2でも放送を行うことができ、より確実な放送伝達をなすことができる。なお、ここでは放送種別が緊急放送であった場合に、集合玄関機4や玄関子機2で放送するようにしているが、他の種別の場合に放送するように設定してもよい。
住宅親機1の表示部16は、前述のように、放送信号に含まれる文字情報を表示することができる他、放送信号に含まれる放送種別やグループ識別符号に応じた表示をなすことができる。例えば、放送信号がグループ放送であった場合に、グループ放送である旨、及びどのグループの放送であるかを表示することができる。グループ識別符号には、それぞれ対応する名称が設定されており、少なくとも共用親機3に記憶されている。住宅親機1にグループ識別符号とグループの名称とが対応付けて記憶されていれば、表示部16ではグループ識別符号に対応する名称を表示させることができる。または、住宅親機1にグループの名称を記憶させていない場合には、グループ識別符号に対応する名称を共用親機3から呼び出し、それを表示部16で表示させるようにしてもよい。
これまで説明したように、住宅親機1にグループ識別符号を設定し、共用親機3から送信する放送信号にグループ識別符号を付し、住宅親機1では自身に設定されたグループ識別符号を有する放送信号を受信した場合に、当該放送信号を放送するようにしたことで、集合住宅のインターホンシステムにおいてグループ単位での放送を行うことができ、利便性を高くすることができる。また、共用親機3のみならず、玄関子機2からもグループ識別符号の変更、追加を行うことができるので、住戸ごとのグループ設定を簡易に行うことができる。
次に、住宅親機1における録音機能につき、詳細に説明する。図2に示すように、住宅親機1には、受信した放送信号を録音するための機能を実現するために、放送信号を録音する放送録音手段13と、録音の可否設定を行う録音設定手段15とを備え、さらに録音した放送信号を再生する放送再生手段14が設けられている。
放送録音手段13は、放送信号を記憶する信号記憶領域20と、受信した放送信号を録音可否の設定に基づき信号記憶領域に記憶させる書き込み手段21と、信号記憶領域20に記憶された放送信号につき、消去を禁止する保護の設定を行う保護設定手段22とを有している。放送録音手段13は、受信した放送信号のみならず、通話手段10での通話についても録音することができる。信号記憶領域20は、メモリーにより構成されており、書き込み手段21は、アナログ信号である放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換部を備えている。
録音設定手段15では、放送種別ごと及びグループ識別符号ごとに録音の可否を設定することができる。前述のように、放送種別には録音可否の情報も含まれるので、住宅親機1の録音設定手段15で録音可否を設定できるのは、録音可能に設定された一斉放送またはグループ放送あるいは個別放送である。さらに、グループ放送のうち、自身に設定されたグループの一部のみを録音可能とすることができる。
また、録音設定手段15では、住宅親機1の通話手段10と玄関子機2の通話手段31との通話と、住宅親機1の通話手段10と共用親機3の通話手段47との通話と、住宅親機1の通話手段10と集合玄関機4の通話手段52との通話についても、それぞれ録音の可否を設定することができる。
放送録音手段13の保護設定手段22は、放送種別ごと及びグループ識別符号ごとに録音保護の有無を設定することができる。録音保護は、放送録音手段13の信号記憶領域20に記憶された放送信号が、後から放送された放送信号によって消去されないように保護する設定である。ここで、録音保護設定の対象となるのは、一斉放送またはグループ放送あるいは個別放送である。さらに、グループ放送のうち、自身に設定されたグループの一部のみを録音保護することができる。
また、保護設定手段22では、住宅親機1の通話手段10と玄関子機2の通話手段31との通話と、住宅親機1の通話手段10と共用親機3の通話手段47との通話と、住宅親機1の通話手段10と集合玄関機4の通話手段52との通話についても、それぞれ録音保護を設定することができる。
放送録音手段13の信号記憶領域20は、放送信号を記憶できる領域を複数有している。図4には信号記憶領域20の状態を表す図を示している。図中左側は放送信号を録音する前の状態を表し、図中右側は放送信号を録音した後の状態を表している。図4(a)は、信号記憶領域20に空きがある場合について示している。ここでは、信号記憶領域20に5つの放送信号を録音できるものとしている。
図4(a)では、信号記憶領域20のうち1〜3の領域には既に放送信号が録音されている。各放送信号は、放送の番号順に新しく録音されたものとする。この状態において、放送Aは、信号記憶領域20の空いている領域である4の領域に新たに録音される。
図4(b)は、信号記憶領域20に全て放送信号が記憶されている場合について示している。この場合、放送Aは、信号記憶領域20に記憶されている放送信号のうち、最も古い放送信号(放送1)を消去し、該消去によって空いた領域1に新たに録音される。
図4(c)は、信号記憶領域20に全て放送信号が記憶されており、かつ放送1については録音保護が設定された場合について示している。この場合、放送1は最も古い放送信号であるが、録音保護が設定されているので、消去されない。このため、放送Aは、信号記憶領域20に記憶されている放送信号のうち、録音保護が設定されていない中で最も古い放送信号(放送2)を消去し、該消去によって空いた領域2に新たに録音される。
住宅親機1には、録音スイッチ(図示しない)が設けられ、該録音スイッチを操作することにより、共用親機3からの放送につき、録音できる状態となる。録音できる状態になると、放送があった際に、放送受信手段11は音声出力部17及び表示部16での放送を行わず、自動的に放送録音手段13に放送信号を録音させる。録音スイッチにより共用親機3からの放送を録音できる状態となったとき、玄関子機2との通話については、録音されないが、録音スイッチの操作により、これを放送録音手段13に録音させるようにしてもよい。さらに、録音スイッチで留守設定ができるように構成した場合には、留守設定の操作を行うことにより、玄関子機2との通話を自動的に録音できるようにしてもよい。
住宅親機1には、再生スイッチ(図示しない)が設けられ、該再生スイッチを操作することで、放送再生手段14が、放送録音手段13に録音された放送信号を音声出力部17及び表示部16に再生させる。放送再生手段14は、再生された放送信号については信号記憶領域20から消去する。また、放送再生手段14は、信号記憶領域20の各領域に記憶された放送信号を、古いものから順番に再生する。ただし、再生方法はこれに限られず、放送信号を1つ再生したらそこで停止し、再度再生スイッチを操作することにより、次の放送信号を再生するようにしてもよい。
放送録音手段13は、放送信号を信号記憶領域20に記憶した際に、当該放送信号を録音した旨の情報を共用親機3に送信する。また、放送再生手段14は、信号記憶領域20に記憶された放送信号を再生したら、当該放送信号を再生した旨の情報を共用親機3に送信する。共用親機3では、どの住戸においてどの放送信号が録音され、また、どの放送信号が再生済みかを確認することができる。これにより、共用親機3において、放送が伝達されたか否かを、住戸ごとに把握することができ、より確実な情報伝達を図ることができる。
住宅親機1では、放送録音手段13に未再生の放送信号が記憶されている場合、放送再生手段14により、録音された放送がある旨と、録音された放送がどの放送種別、グループの放送であるかが表示部16に表示される。利用者は、表示部16を見ることで、録音された放送の有無、及びどのような放送が録音されているのかを、確認することができる。
このように、住宅親機1で共用親機3からの放送を録音できるようにしたことで、利用者が不在の際にあった放送についても後で確認することができ、インターホンシステムとしての利便性を高くすることができる。また、放送種別やグループ識別符号ごとに録音の可否を設定できるので、必要な情報だけを録音しておくことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
1 住宅親機
2 玄関子機
3 共用親機
4 集合玄関機
5 制御装置
6 火災感知器
7 コールボタン
8 ガス漏れ検知器
10 通話手段
11 放送受信手段
12 音量設定手段
13 放送録音手段
14 放送再生手段
15 録音設定手段
16 表示部
17 音声出力部
20 信号記憶領域
21 書き込み手段
22 保護設定手段
30 呼び鈴部
31 通話手段
32 グループ設定手段
33 玄関放送手段
40 放送送信手段
41 グループ選択手段
42 放送種別選択手段
43 個別選択手段
44 グループ設定手段
45 音声入力部
46 文章入力部
47 通話手段
50 呼び鈴部
51 通話手段
52 集合玄関放送手段

Claims (3)

  1. 集合住宅の各住戸に設置される住宅親機と、該住宅親機と接続され住戸の玄関に設置される玄関子機と、各住戸の住宅親機が接続される共用親機とを備えるインターホンシステムにおいて、
    前記共用親機は、送信する放送信号の種別を選択する放送種別選択手段と、該放送種別選択手段で選択された種別の情報を付した放送信号を送信する放送送信手段とを備え、前記放送種別選択手段で選択できる少なくとも1つの放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれると共に、少なくとも1つの放送信号の種別には、録音可否の情報が含まれず、
    前記住宅親機は、録音可の情報が含まれる前記放送信号の種別ごとに録音の可否を設定する録音設定手段と、前記放送送信手段から送信された放送信号を受信し、該受信した放送信号に前記録音設定手段で録音可と設定された種別の情報が付されている場合に当該放送信号を録音する放送録音手段とを備えることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記録音可否の情報が含まれない放送信号の種別は、緊急放送であることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. 前記録音設定手段で録音可否を設定できる放送信号の種別には、少なくとも一斉放送の種別とグループ放送の種別及び個別放送の種別が含まれることを特徴とする請求項1または2記載のインターホンシステム。
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