JP2021057829A - 情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラム Download PDF

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晃 金田
Akira Kaneda
晃 金田
橋本 尚典
Naonori Hashimoto
尚典 橋本
桑野 剛
Takeshi Kuwano
剛 桑野
永井 奨士
Shoji Nagai
奨士 永井
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Abstract

【課題】利便性の向上を図ること。【解決手段】情報端末(管理室親機11)は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設2に導入されるインターホンシステム10における管理用の情報端末である。情報端末は、トリガー取得部111と、出力部112と、を備える。トリガー取得部111は、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得する。出力部112は、複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に、情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、インターホンシステムにおける管理用の情報端末、当該情報端末を備えるインターホンシステム、当該情報端末の処理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、集合住宅インターホンシステムが記載されている。この特許文献1には、集合玄関機による呼び出し、集合玄関機と居室親機の間の通話、及びオートドアの解錠等の動作に加えて、管理室親機からメッセージを送信する動作について記載されている。集合住宅インターホンシステムでは、管理室親機に、メッセージを送信するためのメッセージ送信ボタン、メッセージを一斉送信する一斉送信ボタンをタッチパネル上に設け、居室親機にメッセージを録音する録音メモリを設けた。タッチパネルの操作により居室親機が特定されたら、特定された居室親機に通知信号が送信される。特定された居室親機は、通知信号を受けてメッセージを録音メモリに記憶する。
特開2007−53633号公報
特許文献1に記載の集合住宅インターホンシステムでは、管理人が管理室親機のタッチパネルを操作してメッセージを送信する必要があるため、管理室親機(管理用の情報端末)に関する更なる利便性の向上が望まれる。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、利便性の向上を図ることができる、情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様の情報端末は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設に導入されるインターホンシステムにおける管理用の情報端末である。前記情報端末は、トリガー取得部と、出力部と、を備える。前記トリガー取得部は、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得する。前記出力部は、前記複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末に対して、前記トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。
本開示の一態様のインターホンシステムは、上記の情報端末と、前記通信端末と、を備える。
本開示の一態様の処理方法は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設に導入されるインターホンシステムにおける管理用の情報端末の処理方法である。前記処理方法は、トリガー取得ステップと、出力ステップと、を含む。前記トリガー取得ステップにて、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得する。前記出力ステップにて、前記複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末に対して、前記トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに上記処理方法を実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、利便性の向上を図ることができる、という利点がある。
図1は、一実施形態に係る管理用の情報端末(管理室親機)を備えるインターホンシステムの全体構成を示す概略図である。 図2は、同上のインターホンシステム、及び連携システムを備える管理システムの全体構成を示す概略図である。 図3Aは、同上の管理室親機における表示部に表示されるメニュー画面の概念図である。図3Bは、同上の表示部に表示されるお知らせ送信画面の概念図である。 図4は、同上の管理室親機におけるボイスメールに関する概念図である。 図5Aは、同上の表示部に表示される自動送信設定画面の概念図である。図5Bは、同上の表示部に表示される施工設定画面の概念図である。 図6Aは、同上の表示部に表示される第1設定画面の概念図である。図6Bは、同上の表示部に表示される第2設定画面の概念図である。図6Cは、同上の表示部に表示される第3設定画面の概念図である。
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態に係る情報端末は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設2(図1参照)に導入されるインターホンシステム10における管理用の情報端末である。本開示の「集合施設」は、マンション等の集合住宅を想定する。しかし、本開示の「集合施設」は、住宅に限定されず、非住宅の集合施設でもよい。
以下では一例として、管理用の情報端末は、集合施設2を管理するための設備として管理室21に設置される管理室親機11(図1参照)を想定する。
情報端末(管理室親機11)は、図2に示すように、トリガー取得部111と、出力部112と、を備えている。
トリガー取得部111は、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得する。
本開示の「特定事象」とは、一例として、管理対象である集合施設2で発生する事象である。具体的には、特定事象は、例えば、火災、ガス漏れ、及び水漏れ等に関する事象を含み得る。また特定事象は、例えば、火災が誤報だった場合における復旧作業の完了(の発生)も含み得る。また特定事象は、防災訓練等を含み得る。また本開示の「特定事象」とは、集合施設2の設備異常に関する事象を含み得る。ただし、本開示の「特定事象」は、集合施設2の外で発生する事象であってもよい。
要するに、本開示の「特定事象」は、集合施設2を管理する側(管理人20:図4参照)にとって、集合施設2の利用者(ここでは住人)に、その発生を伝えるべき事象であれば、特に限定されない。また「特定事象の発生」は、特定事象が発生したという実績に限定されず、将来的にこれらから発生するであろうという予告も含む。
出力部112は、複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。ここでは「複数の施設」とは、複数の住戸(複数の専有部23:図1参照)を想定する。また「通信端末」は、主に各専有部23の居室親機12及び居室子機17を想定するが、特に限定されない。「通信端末」は、例えば、各専有部23の居室親機12及び居室子機17、並びに管理室21の玄関の外に設置される管理室子機のうちの少なくとも1つであってもよい。
この構成によれば、トリガー情報を取得したことをトリガーに、特定情報が出力される。したがって、例えばユーザ操作によって特定情報が出力される場合に比べて、利便性の向上を図ることができる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る管理用の情報端末に相当する管理室親機11、及び管理室親機11を備えるインターホンシステム10の全体構成について、図1〜図6Cを参照しながら詳しく説明する。
また本実施形態に係るインターホンシステム10は、連携システムV1と共に、管理システム100(図2参照)を構成する。
(2.1)施設
インターホンシステム10が適用される集合施設2は、複数の施設の集合体であって、1つの建物内に複数の施設が含まれているような建造物を意味する。本開示の「施設」は、居住用途で用いられる住宅施設、並びに店舗(テナント)、オフィス、福祉施設、教育施設、病院及び工場等の非住宅施設を含む。非住宅施設には、飲食店、遊技場、ホテル、旅館、幼稚園、保育所及び公民館等も含む。つまり、集合施設2は、マンション等の集合住宅であってもよいし、オフィスビル等の非住宅の施設であってもよい。さらに、集合施設2は、例えば、低層階が店舗で高層階が住戸というように、住宅施設と非住宅施設とが混在する態様の施設も含んでもよい。
本実施形態では一例として、集合施設2が、複数の住戸を含む集合住宅(マンション等)である場合を想定する。集合住宅においては、ロビー(集合玄関)、駐車場、キッズルーム、又は、ごみ収集場等が共用部22(図1参照)となり、複数の住戸のそれぞれが専有部23(図1参照)となる。
また1つの集合施設2は、複数の棟を含んでもよい。この集合施設2を管理対象とする管理人20(図4参照)は、集合施設2の全体、つまり複数の棟を管理対象としてもよいし、集合施設2に含まれる複数の棟の少なくとも1つを管理対象としてもよい。
本実施形態では、1つの管理対象(1つの集合施設2、又は1以上の棟)に、少なくとも1つの管理室21と、少なくとも1つの共用部22と、複数の専有部23と、が含まれていることとする。ここでいう管理室21は、管理対象である集合施設2(又は1以上の棟)を管理するための設備(例えば、管理室親機11等)が設置されており、管理人20が、入居者の不在時における来訪者の受付け等の管理業務を行うための場所である。管理室21は、管理事務所及び管理人室等を含む。
本開示でいう「管理人」は、集合施設2の管理を行う者であって、警備を兼ねた守衛等を含み、個人と法人とのいずれであってもよいし、複数の個人又は法人の集合からなる団体(組織)であってもよい。本実施形態では一例として、管理人20が、集合施設2の管理を任された個人である場合を想定する。
(2.2)インターホンシステム
まずインターホンシステム10の構成について図1を参照して説明する。図1では、集合施設2に含まれる複数の棟のうち、1つの棟に構築されたインターホンシステム10のみを図示している。またそれぞれ住戸からなる複数の専有部23については同様の装置(居室親機12及び居室子機17等)が導入されるが、図1では1つの専有部23(住戸)についてのみ導入される装置を示し、それ以外の専有部23については導入される装置の図示を省略する。
インターホンシステム10は、図1に示すように、管理室親機11と、居室親機12と、ロビーインターホン13と、制御装置14と、居室子機17と、を備えている。言い換えると、インターホンシステム10は、情報端末(管理室親機11)と、通信端末と、を備えている。ここでは、通信端末は、居室親機12及び居室子機17の両方を想定する。
管理室親機11は、管理室21の室内空間に設置されている。またインターホンシステム10は、管理室21に設置されるものとして、管理室親機11と互いに通信(通話を含む)可能な管理室子機、及び通信アダプタ等を更に備える。管理室子機は、管理室21の玄関の外に設置される玄関子機であり、管理室親機11と電気的に接続される。
ロビーインターホン13及び制御装置14は、共用部22の1つである集合玄関(ロビー)に設置されている。
居室親機12及び居室子機17は、各専有部23に設置されている。つまり、複数の専有部23を有する集合施設2において、インターホンシステム10は、居室親機12及び居室子機17を複数台ずつ備えることになる。
また本実施形態では、火災感知器18(図1参照)又はガス感知器等が、各専有部23に設置されている。これらの感知器は、居室親機12と通信可能に構成されて、火災等の異常の発生を検知すると、居室親機12に報知信号を送信することによって異常の発生を報知する。
居室親機12は、各専有部23(住戸)の室内空間に設置されている。居室子機17は、居室親機12と電気的に接続されており、例えば、各専有部23の玄関の外に設置される玄関子機である。つまり、居室親機12と居室子機17とは、互いに通信(通話を含む)可能に構成されている。居室子機17は、撮像部(カメラ)を有しており、居室子機17の撮像部で撮影された来訪者の画像を居室親機12にて表示することができる。
ロビー(共用部22)の扉221(又は扉221に設けられた電気錠)は、ロビーインターホン13と電気的に接続されている。インターホンシステム10では、ロビーインターホン13にて、扉221の開閉又は施解錠を制御することが可能である。ロビーインターホン13は、例えば、集合施設2のロビー等の共用部22において、扉221の外側(集合施設2の外部と通じる側)に設置されている。
管理室親機11、複数台の居室親機12、及びロビーインターホン13は、いずれも制御装置14に対して電気的に接続されている。そのため、管理室親機11と各居室親機12とロビーインターホン13とは、制御装置14を介して互いに通信(通話を含む)可能である。すなわち、管理室親機11と各居室親機12とは互いに通信可能である。さらに、管理室親機11とロビーインターホン13とは互いに通信可能であって、各居室親機12とロビーインターホン13とは互いに通信可能である。
ロビーインターホン13は、管理室親機11又は居室親機12を呼び出すための呼出信号を、管理室親機11又は居室親機12に送信する。さらに、ロビーインターホン13は、撮像部(カメラ)を有しており、ロビーインターホン13の撮像部で撮影された来訪者の画像は、管理室親機11又は居室親機12に送信される。これにより、ロビーインターホン13の撮像部で撮影された来訪者の画像は、管理室親機11又は居室親機12にて表示可能となる。
インターホンシステム10は、集合施設2内でローカルネットワークを構成するのみならず、インターネット設備202、ゲートウェイ203、及び通信アダプタ等を介して、インターネット等の集合施設2の外部のネットワークNT1にも接続される。具体的には、制御装置14は、通信アダプタと電気的に接続されていて、通信アダプタを介して、インターネット設備202に接続されている。インターネット設備202は、ゲートウェイ203を介して、ネットワークNT1に接続されている。なお、インターネット設備202は、複数の専有部23の各々にも接続可能である。インターネット設備202及びゲートウェイ203は、例えば、集合施設2内のMDF(Main Distribution Frame)室24に設置されている。
このようにインターホンシステム10では、制御装置14が集合施設2の外部のネットワークNT1に接続可能である。そのため、インターホンシステム10は、例えば、ネットワークNT1を介して外部のサーバ5等と通信を行い、外部のサーバ5から情報を取得したり外部のサーバ5へ情報を出力したりすることが可能である。サーバ5は、例えば、1又は複数の集合施設2を管理する管理会社又は警備会社等が運用する1又は複数のサーバ装置により構成される。
管理室親機11は、管理室21に設置される通信アダプタ及びHUB装置等を介して、インターネット設備202に接続されていてもよい。管理室親機11は、制御装置14を介することなく、ネットワークNT1を介して外部のサーバ5等と通信を行い、外部のサーバ5から情報を取得したり外部のサーバ5へ情報を出力したりすることが可能であってもよい。
(2.3)管理室親機
次に、本実施形態に係る管理室親機11(情報端末)の構成について、図2を参照して更に詳しく説明する。
管理室親機11は、制御部110と、操作部116と、表示部117と、通信インタフェース118Aと、音声インタフェース118Bと、記憶部119と、これらの構成要素を収容又は保持する器体11A(図1参照)とを備えている。
制御部110は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。制御部110では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部110の各部の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部110は、例えばロビーインターホン13から出力される映像信号を受けて、信号処理により映像信号に含まれる映像を処理する映像処理部を有している。映像処理部は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のデバイスにて実現される。
操作部116は、図1に示すように、人の操作を受け付けるように構成されている。操作部116は、例えば、複数の押しボタンを含む。複数の押しボタンは、例えば、0〜9のテンキーボタン、アスタリスク(*)ボタン、消ボタン、呼出ボタン、復旧ボタン、警報音停止ボタン、及びメニューボタン等を有している。
テンキーボタンは、部屋番号(住戸番号)等を入力する際に使用される。アスタリスクボタンは、棟番号を指定する際に使用される。消ボタンは、テンキーボタンを押し間違えた際に押すことで、入力された番号を消すことができる。呼出ボタンは、居室親機12等を呼び出す時に使用される。復旧ボタンは、警報又はトラブルの発生場所を復旧させた後に押されることで、表示部117に表示された警報復旧の表示が消去される。警報音停止ボタンは、警報音又はトラブル音等が鳴動中に押されることで、その音を停止できる。メニューボタンは、押すことで、表示部117(図1参照)にメニュー画面G1(図3A参照)を表示させることができる。
表示部117は、例えば液晶ディスプレイからなる表示画面を有している。表示部117は、タッチパネル式のディスプレイを有していて、操作入力を受け付ける操作部の機能も兼ねている。表示部117は、制御部110の制御下で、メニューボタンへの押し操作に応じてメニュー画面G1を表示する。
表示部117は、図3Aに示すように、メニュー画面G1にて、複数の業務オブジェクト(画像)を表示し、人(管理人20)が、ある業務オブジェクトを操作(例えばタップ)すると、制御部110は、当該業務オブジェクトに対応した動作処理を実行する。図3Aの例では、5つの業務オブジェクトB1〜B5が、メニュー画面G1上に表示されている。
また表示部117は、制御部110の制御下で、ロビーインターホン13又は管理室子機の撮像部で撮像される来訪者の映像を表示する。管理人20は、表示部117に表示される来訪者の映像を見ながら、通話が可能である。
通信インタフェース118Aは、例えば居室親機12及びロビーインターホン13等と通信するための通信インタフェースである。通信インタフェース118Aは、制御装置14に接続されている。通信インタフェース118Aは、制御装置14を介して、居室親機12(又はロビーインターホン13)との間で双方向に通信(通話を含む)可能に構成されている。通信インタフェース118Aは、制御部110の制御下で、居室親機12(又はロビーインターホン13)に対して通信信号を送信するように構成されている。通信信号には、音声信号、映像信号及び制御信号等が含まれている。また通信インタフェース118Aは、制御装置14を介して居室親機12(又はロビーインターホン13)から送信される通信信号を受信し、受信した通信信号を復調することで音声信号等を取得する。音声信号は、制御部110を介して音声インタフェース118Bへ出力される。また通信インタフェース118Aは、管理室子機とも接続されていて、管理室親機11は、管理室子機との間で双方向に通信(通話を含む)可能に構成されている。
音声インタフェース118Bは、音声入力機能及び音声出力機能を有している。つまり、音声インタフェース118Bは、マイクロホンにて人(管理人20)の音声を受付け、かつスピーカにて音声を出力する。このような音声インタフェース118Bにより、管理人20は、管理室親機11を用いた通話が可能となる。ハンドセット11B(図1及び図4参照:受話器)は、音声インタフェース118Bの一部を構成する。
記憶部119は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部119は、例えばフラッシュメモリである。記憶部119は、ロビーインターホン13又は管理室子機の撮像部で撮像した映像を記憶(録画)する。記憶部119は、制御部110の外部に設けられているが、制御部110の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部119は、制御部110の内蔵メモリであってもよい。記憶部119は、撮像部で撮像した映像以外にも種々のデータ(後述する録音放送用メッセージデータ、ボイスメールデータ、応答メッセージデータ、及び自動送信メッセージデータ等)を記憶する。
(2.4)基本動作
以下、管理室親機11の基本動作について、メニュー画面G1を用いて説明する。管理人20は、例えば管理室親機11の表示部117でメニュー画面G1を開いて、管理対象(集合施設2)の複数の管理業務を実行可能である。以下に説明する複数の管理業務は、単なる一例であって、限定されるものではない。
メニュー画面G1は、操作部116のメニューボタンを押すことで出力される。メニュー画面G1は、表示部117に表示される画面の中で基本となる画面であって、いわゆるホーム画面(又はトップ画面)に相当する。メニュー画面G1上には、例えば、5つの業務オブジェクトB1〜B6が表示される。業務オブジェクトB1〜B6は、人(管理人20)の操作(タップ)を受け付けるためのオブジェクトであって、対応する動作の実行に際して操作(タップ)される。業務オブジェクトB1〜B6の各々は、対応する動作を特定する文字列(テキスト)を含んでいる。以下、業務オブジェクトB1〜B6の各々について説明する。
業務オブジェクトB1は、「モード切替」という文字列を含む。業務オブジェクトB1がタップ操作されると、表示部117は、メニュー画面G1からモード切替画面に画面遷移する。モード切替画面では、例えば、タップ操作可能な「在室モード」、「巡回モード」及び「勤務外モード」の3つのモードオブジェクトが表示される。
管理人20は、3つのモードオブジェクトのいずれかをタップ操作することで、業務モードを切り替えることができる。なお、図3Aの例では、現在の業務モードが在室モードに設定されているため、業務オブジェクトB1は、[在室]という文字列を含んでいる。
ここでは詳細な説明は省略するが、巡回モード又は勤務外モードに業務モードが設定されていれば、居室親機12、ロビーインターホン13又は管理室子機からの呼出があった場合に、その業務モードに応じた内容(例えば「只今、巡回中です。」)の応答メッセージを流す。そして、管理室親機11は、録音(録画も含んでもよい)を自動的に開始し、留守録として記憶部119に記憶する。管理室親機11は、例えば別棟の管理室21に設置されている別の管理室親機11に、呼出を転送してもよい。
一方、在室モードにモードが設定されていると、管理室親機11は、呼出があった時に留守録動作を開始せず、また別の管理室親機11への呼出の転送も行わない。
業務オブジェクトB2は、「呼出」という文字列を含む。業務オブジェクトB2がタップ操作されると、表示部117は、メニュー画面G1から呼出画面に画面遷移する。呼出画面では、例えば、タップ操作可能な「ロビー」、「住戸」及び「(別の)管理室親機」の3つの呼出先オブジェクトが表示される。管理人20は、3つの呼出先オブジェクトのいずれかをタップ操作することで、呼出先を選択できる。
呼出画面にて、「ロビー」又は「管理室親機」が選択されて、操作部116の呼出ボタンが押されると、管理室親機11は、呼出信号をロビーインターホン13又は別の管理室親機11へ送信する。その結果、ロビーインターホン13、又は別の管理室親機11にて、呼出が実行される(呼出音の鳴動)。
呼出画面にて、「住戸」が選択されると、さらに表示部117は、部屋番号の入力画面に画面遷移する。管理人20は、ある部屋番号の住人を呼び出したい場合、当該入力画面上の画面案内に応じて、操作部116のテンキーボタンを用いて、当該入力画面上の入力欄にその部屋番号を入力できる。最後に、管理人20が、操作部116の呼出ボタンを押すことで、部屋番号の入力が確定される。管理室親機11は、呼出信号をその部屋番号の住戸の居室親機12に送信し、居室親機12では呼出が実行される(呼出音の鳴動)。呼出先の住人が居室親機12にて呼出に応じると、管理人20は、通話が可能となる。管理人20は、住人が呼出に応じたタイミングでハンドセット11Bを手で取ることで、通話が可能となる。管理人20は、ハンドセット11Bを掛けることで通話を終了できる。
管理室親機11は、居室親機12、ロビーインターホン13、又は管理室子機等から呼出を受けると(呼出信号の受信)、呼出音を鳴動させる。管理人20は、ハンドセット11Bを取ることで、通話が可能となる。
なお、メニュー画面G1を開かずに、ハンドセット11Bを取ると、表示部117は、直接的に呼出画面を表示する。
業務オブジェクトB3は、「お知らせ送信」という文字列を含む。業務オブジェクトB3がタップ操作されると、表示部117は、メニュー画面G1からお知らせ送信画面G2(図3B参照)に画面遷移する。お知らせ送信画面G2は、「緊急放送」の文字列を含む業務オブジェクトB11を表示する。またお知らせ送信画面G2は、「ボイスメール」の文字列を含む業務オブジェクトB12、「一般放送」の文字列を含む業務オブジェクトB13、及び「録音放送」の文字列を含む業務オブジェクトB14を表示する。管理人20は、これらの業務オブジェクトB11〜B14のいずれかをタップ操作することで、対応する業務(以下、「お知らせ業務」と呼ぶことがある)を選択できる。
業務オブジェクトB11(緊急放送)及び業務オブジェクトB13(一般放送)は、集合施設2内への放送業務(一斉放送)を実行するためのオブジェクトである。緊急放送(又は一般放送)の放送業務は、例えば、管理人20が業務オブジェクトB11(又は業務オブジェクトB13)をタップ操作した後に、ハンドセット11Bを手に取って、ハンドセット11Bに向かって音声入力を行うことで実行される。
緊急放送は、一般放送よりも緊急性の高い放送であり、放送の開始時点に集合施設2内で実行されている全ての通話を中断して、最大音量で放送される。
業務オブジェクトB11又は業務オブジェクトB13がタップ操作されると、表示部117は、放送先を選択できる放送先選択画面に画面遷移する。放送先選択画面では、例えば、タップ操作可能な「全住戸」、「棟指定」、及び「グループ指定」の3つの放送先オブジェクトが表示される。管理人20は、3つの放送先オブジェクトのいずれかをタップ操作することで、放送先を選択できる。
「全住戸」は、集合施設2内の全ての専有部23(共用部22も含んでもよい)を対象とした放送である。「棟指定」は、放送先を棟単位で指定可能な放送である。「グループ指定」は、放送先を住戸単位又はフロア単位で設定可能な放送である。
管理人20が放送先を選択してハンドセット11Bを取った後に、業務オブジェクト「送信」をタップ操作すると、例えば「ピンポンパンポン」といった放送開始音が出力される。管理人20は、放送開始音の後に、例えば一般放送であれば「本日14時より防災訓練を実施します。」といった内容のメッセージを、或いは緊急放送であれば「非常事態が発生しましたので至急避難してください。」といった内容のメッセージを一斉放送で流す。
ハンドセット11Bから入力された管理人20の音声は、各専有部23の居室親機12のスピーカから出力され、特に緊急放送の場合には、居室子機17のスピーカからも出力されてもよい。
緊急放送及び一般放送の放送業務は、基本的には、管理人20がリアルタイムで発声して放送する業務である。しかし、リアルタイムでの発声以外にも、予め録音された録音放送用メッセージを流すことでも対応可能である。業務オブジェクトB14がタップ操作されると、表示部117は、お知らせ送信画面G2から録音画面に画面遷移する。そして、録音画面上に表示される業務オブジェクト「録音」がタップ操作されることで録音が開始されるため、管理人20は、ハンドセット11Bを手に取って発声することで、所望の音声メッセージを、録音放送用メッセージとして登録できる。さらに録音画面上に表示される業務オブジェクト「再生」がタップ操作されることで、録音された音声メッセージを確認することができる。そして、録音画面上に表示される業務オブジェクト「送信先選択」がタップ操作されることで、放送先を選択できる画面に画面遷移されて、放送先を「全住戸」、「棟指定」、及び「グループ指定」のいずれかの中から選択できる。放送先を選択して業務オブジェクト「送信」をタップ操作すると、例えば「ピンポンパンポン」といった放送開始音が出力され、続いて録音放送用メッセージが一斉放送として流される。
なお、これらの放送業務は、制御装置14に外線アダプタが接続されていれば、管理人20が不在時等に、外線アダプタを介して管理会社又は警備会社等の側のオペレータが遠隔で代行して行うことも可能である。
また一斉放送で直ちに集合施設2内の利用者(住人)に知らせる必要性のない情報、すなわち緊急性が比較的低い情報は、ボイスメールにより住人に知らせることもできる(図4参照)。業務オブジェクトB12(ボイスメール)がタップ操作されると、表示部117は、お知らせ送信画面G2から録音画面に画面遷移する。そして、録音画面上に表示される業務オブジェクト「録音」がタップ操作されることで録音が開始されるため、管理人20は、ハンドセット11Bを手に取って発声することで、所望の音声メッセージを、ボイスメールデータとして登録できる。図4の例では、管理人20は、「今週土曜日14時より防災訓練を実施します」といった内容の音声メッセージを、管理室親機11に登録している。録音画面上に表示される業務オブジェクト「再生」がタップ操作されることで、録音された音声メッセージを確認することができる。そして、録音画面上に表示される業務オブジェクト「送信先選択」がタップ操作されることで、ボイスメールの送信先を選択できる画面に画面遷移されて、送信先を「全住戸」、「棟指定」、及び「グループ指定」のいずれかの中から選択できる。送信先を選択して業務オブジェクト「送信」をタップ操作すると、ボイスメールデータを含む通知信号が、選択した送信先を対象に送信される。
一方、ボイスメールデータを含む通知信号を受信した専有部23の居室親機12は、図4に示すように、所定の表示ランプ120を点滅(又は点灯)させることで、ボイスメールの着信を住人に知らせる。ボイスメールの着信に気づいた住人は、居室親機12の表示部をタップ操作したり押しボタンを押したりして、ボイスメールを再生することで、管理人20からの音声メッセージを聞くことができる。
なお、管理室親機11は、ボイスメールにより音声メッセージを送信する機能以外にも、テキストメッセージ及び画像データを送信する機能も有してもよい。
業務オブジェクトB4は、「設定」という文字列を含む。業務オブジェクトB4がタップ操作されると、表示部117は、メニュー画面G1からユーザ設定画面に画面遷移する。ユーザ設定画面にて、ユーザ(管理人20)は、着信音及び操作音等の音量設定が可能である。
また管理室親機11は、「巡回モード」又は「勤務外モード」においてロビーインターホン13等から呼出があった場合に、自動的に流す応答メッセージに関する設定が可能である。応答メッセージは、複数の固定メッセージ(例えば合成音声メッセージ)から1つを選択して設定できる。
応答メッセージは、固定メッセージに加えて、管理人20が自身の声を録音して登録された録音応答メッセージも含む。管理人20は、ユーザ設定画面にて、録音応答メッセージを登録できる。
業務オブジェクトB5は、「記録管理」という文字列を含む。業務オブジェクトB5がタップ操作されると、表示部117は、メニュー画面G1から記録管理画面に画面遷移する。管理室親機11は、記録管理画面にて、来客記録として管理室親機11中に保存されている録画データ及び録音データを一覧で表示する。管理人20は、記録管理画面にて、居室親機12、ロビーインターホン13、又は管理室子機からの呼出に応じて記録された映像及び音声を再生可能である。
業務オブジェクトB6は、「自動送信」という文字列を含む。業務オブジェクトB6がタップ操作されると、表示部117は、後述する「自動送信機能」に関する設定を受け付ける自動送信設定画面G3(図5A参照)に画面遷移する。自動送信設定画面G3では、自動送信メッセージの登録・変更、及び自動送信機能のオン/オフの切替が可能である。
なお、特定の入力操作(例えばメニューボタンと警報音停止ボタンとを同時押し等)が実行されると、表示部117は、施工者用の施工設定画面G4(図5B参照)を表示する。施工設定画面G4では、自動送信メッセージと、トリガー情報との対応付け(紐付け)に関する設定が可能である。
(2.5)自動送信機能
上の「(2.4)基本動作」の欄では、管理人20自身が、管理室親機11の表示部117でメニュー画面G1を開いて、一斉放送及びボイスメール送信といった「お知らせ業務」を遂行する(手動操作)点を説明した。つまり、管理室親機11は、人(管理人20)の手動操作によってお知らせ業務の実行を受け付ける機能(以下、「手動送信機能」と呼ぶこともある)を有している。
ところで、お知らせ業務の実施が必要となるような特定事象が発生した場合、又は将来的に発生する場合に、管理人20が、集合施設2内を巡回中で管理室21に一時的に不在であったり、又は勤務時間外で集合施設2内に不在であったりする場合がある。あるいは、棟単位で又は集合施設2全体として管理人20が常時不在である場合もある。管理人20が不在の場合、集合施設2を管理する管理会社の側で、集合施設2を遠隔で管理する場合もある。さらにあるいは、管理人20が、着任して間もなくてお知らせ業務に不慣れである場合、又はお知らせ業務(特に放送業務)を不得意とする場合もある。
そこで、本実施形態の管理室親機11は、手動送信機能に加えて、この「お知らせ業務」の少なくとも一部を自動的に遂行する機能(以下、「自動送信機能」と呼ぶこともある)を更に有している。
具体的には、管理室親機11の制御部110は、図2に示すように、トリガー取得部111と、出力部112と、設定部113と、メッセージ取得部114と、変換部115とを有している。すなわち、制御部110は、トリガー取得部111としての機能、出力部112としての機能、設定部113としての機能、メッセージ取得部114としての機能、変換部115としての機能を有している。
トリガー取得部111は、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得するように構成される。ここでは特定事象の発生に対応するトリガー情報を含むトリガー信号S1は、図2に示すように、連携システムV1から送信される。連携システムV1は、検知システム6等を含む。すなわち、トリガー取得部111は、特定事象の発生を検知する検知システム6からトリガー情報を取得するように構成される。
本開示でいう「特定事象の発生」は、例えば、火災等の防災対象となる事象の発生であったり、設備異常の発生であったり、復旧確認作業の完了であったりする。トリガー情報は、このような事象の発生に対応する情報である。なお、トリガー情報、及び連携システムV1の詳細については、次の「(2.6)連携システム」の欄で説明する。
出力部112は、居室親機12に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力するように構成される。ここでは、管理室親機11の記憶部119が、複数のトリガー情報と複数の特定情報とが対応付けされた関係情報を記憶する。そして、出力部112は、複数のトリガー情報と複数の特定情報とが対応付けされた関係情報に基づいて、取得したトリガー情報に対応する特定情報を決定して出力する。
本実施形態の特定情報は、メッセージ情報を含む。特に、本実施形態の特定情報は、音声メッセージを含む。メッセージ取得部114は、音声メッセージ(以下、「自動送信メッセージ」と呼ぶ)を取得するように構成される。
メッセージ取得部114は、「(2.4)基本動作」の欄で説明した録音放送用メッセージデータ又はボイスメールデータのように、人がハンドセット11Bを手に取って発声することで、自動送信メッセージとして所望の音声メッセージを取得する。要するに、管理室親機11は、自動送信メッセージを録音する機能を有している。あるいはメッセージ取得部114は、ネットワークNT1を介した外部のサーバ5との通信により、サーバ5から自動送信メッセージを含むデータを取得してもよい。自動送信メッセージは、合成音声メッセージを含んでもよい。メッセージ取得部114は、取得した自動送信メッセージを記憶部119に記憶する。自動送信メッセージデータの所在は、記憶部119に限定されず、サーバ5の記憶部でもよい。メッセージ取得部114は、トリガー情報を取得したタイミングで、その都度、自動送信メッセージデータをサーバ5から取得してもよい。
管理室親機11は、自動送信メッセージを複数登録可能である。例えば、図3Aに示す業務オブジェクトB6(自動送信)がタップ操作されると、図5Aに示す自動送信設定画面G3に画面遷移する。自動送信設定画面G3では、タップ操作可能な「メッセージの登録・変更」、及び「自動送信機能のオン/オフ切替」の2つの設定オブジェクトB15、B16が表示される。
設定オブジェクトB15がタップ操作されると、表示部117は、第1設定画面G5(図6A参照)に画面遷移する。ここでは一例として、3つの自動送信メッセージが登録可能である。すなわち、「自動送信メッセージ1」オブジェクトB17、「自動送信メッセージ2」オブジェクトB18、「自動送信メッセージ3」オブジェクトB19が表示される。例えば、「自動送信メッセージ1」オブジェクトB17をタップ操作して選択し、さらに「録音」オブジェクトB20をタップ操作すると録音が開始される。管理人20は、ハンドセット11Bを手に取って発声することで、所望の音声メッセージを「自動送信メッセージ1」として登録できる。また「確認」オブジェクトB21をタップすると選択中の自動送信メッセージが再生されて確認できる。
また管理室親機11は、例えば施工設定画面G4(図5B参照)にて、登録された複数の自動送信メッセージと複数のトリガー情報(図示例では後述する第1接点〜第3接点)との対応付けに関する設定を受け付ける。つまり、人(施工者又は管理人20)は、施工設定画面G4にて、上述した関係情報の設定変更が可能である。関係情報の所在は、管理室親機11の記憶部119に限定されず、サーバ5の記憶部でもよい。管理室親機11は、トリガー情報を取得したタイミングで、その都度、関係情報をサーバ5から取得してもよい。
設定部113は、特定情報を出力する出力先となる通信端末(例えば居室親機12等)又は1以上の施設(例えば1以上の住戸)を設定するように構成される。設定部113は、例えば表示部117が表示するメニュー画面G1を通じて、特定情報を出力する出力先に関する設定を受け付ける。
ここでは一例として、出力先は、「(2.4)基本動作」の欄で説明したように、「全住戸」、「棟指定」、及び「グループ指定」のいずれかの中から選択することを想定する。具体的には、例えば第1設定画面G5(図6A参照)にてオブジェクトB17〜B19のいずれかをタップ操作して選択し、さらに「出力先選択」オブジェクトB22をタップすると、表示部117は、第2設定画面G6(図6B参照)に画面遷移する。第2設定画面G6にて「全住戸」オブジェクトB24、「棟指定」オブジェクトB25、及び「グループ指定」オブジェクトB26のいずれかをタップ操作して選択すると、選択中の自動送信メッセージについて出力先の指定が可能である。なお、図6Bでは「自動送信メッセージ1」が選択中である。
なお、出力先は、施設(例えば住戸:専有部23)の単位で個別に設定できてもよく、専有部23の部屋番号が第2設定画面G6にて一覧で表示されるか、或いは部屋番号を入力欄に直接入力できてもよい。部屋番号が一覧で表示される場合には、管理人20は、出力先を部屋番号の一覧から選択してもよい。
また出力先を通信端末(例えば居室親機12等)の単位で設定できてもよい。複数の通信端末の識別情報等が、ユーザ設定画面にて一覧で表示されてもよい。管理人20は、出力先を、識別情報の一覧から選択してもよい。
設定部113は、受け付けた出力先に関する情報を記憶部119に記憶する。設定部113が設けられていることで、人(管理人20)は出力先を容易に設定できるため、利便性が向上される。
変換部115は、音声メッセージの音調を変換するように構成される。変換部115は、音声周波数変換回路等を含み、自動送信メッセージの周波数を高周波数(又は低周波数)に変換して音声メッセージの音調を変えるボイスチェンジャーとしての機能を有している。変換部115は、第3設定画面G7(図6C参照)にて、変換設定を受け付ける。
具体的には、第1設定画面G5にて、オブジェクトB17〜B19のいずれかをタップ操作して選択し、さらに「音調変換」オブジェクトB23をタップすると、表示部117は、第3設定画面G7に画面遷移する。
第3設定画面G7にて、「高音調」オブジェクトB27がタップ操作されると、変換部115は、選択中の自動送信メッセージ(図6Cの例では「自動送信メッセージ1」が選択中)の音調を高音調に変換する。また「低音調」オブジェクトB28がタップ操作されると、変換部115は、選択中の自動送信メッセージの音調を低音調に変換する。したがって、例えば管理人20が男性であっても、自動送信メッセージの音調を高音調に変換することで、女性の音声に近い音声で自動送信することができる。なお、図6C中における「高音調」オブジェクトB27の代わりに、例えば「女性」オブジェクトが、「低音調」オブジェクトB28の代わりに、例えば「男性」オブジェクトが、それぞれ第3設定画面G7に表示されてもよい。この場合、人(管理人20)は、オブジェクトに含まれる「男性」及び「女性」という文字列から、直感的に変換後の音調のイメージが可能となり、より利便性が向上される。
ここで本実施形態の出力部112は、1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12等)に対して、特定情報を一斉放送として出力するように構成される。
特に、本実施形態の出力部112は、取得したトリガー情報に基づいて、特定情報を出力する出力形態として、第1形態及び第2形態の少なくとも一方を選択するように構成される。第1形態は、1以上の施設(例えば住戸:専有部23)に設けられた通信端末(例えば居室親機12等)に対して、特定情報を一斉放送により出力する出力形態である。第2形態は、1以上の施設に設けられた通信端末(居室親機12)に対して、特定情報をボイスメールにより出力する出力形態である。
第1形態は、「(2.4)基本動作」の欄で説明した録音放送業務に対応する形態である。ただし、第1形態は、トリガー情報を取得したことをトリガーに、自動送信メッセージ(特定情報)を、一斉放送により自動的に出力する形態である。第1形態の場合、自動送信メッセージは、居室親機12だけでなく、居室子機17からも出力されてもよい。
第2形態は、「(2.4)基本動作」の欄で説明したボイスメール送信業務に対応する形態である。ただし、第2形態は、トリガー情報を取得したことをトリガーに、自動送信メッセージ(特定情報)を、ボイスメールにより自動的に出力する形態である。
設定部113は、各トリガー情報に対して、第1形態、第2形態、及びこれら両方のうち、どの出力形態で出力するかを設定するように構成される。設定部113は、例えば施工設定画面G4にて、出力形態に関する設定を受け付けてもよい。施工者(管理人20でもよい)は、施工設定画面G4にて、各トリガー情報(第1接点〜第3接点の各々)に対して、第1形態、第2形態、及び両方のうちのいずれかを選択することができてもよい。
設定部113は、出力形態に関する情報(出力形態情報)を記憶部119に記憶する。出力部112は、出力形態情報を参照して、取得したトリガー情報に対応する出力形態で自動送信メッセージ(特定情報)を出力する。したがって、実際に特定事象が発生した時点で管理人20自身が出力形態を選択する手間が省けるため、利便性が向上される。
なお、トリガー情報に対して、緊急度が予め設定されて、緊急度の高いトリガー情報(火災の発生等)を取得した場合には、自動送信メッセージは、「(2.4)基本動作」の欄で説明した緊急放送のように最大音量で第1形態により出力されてもよい。
(2.6)連携システム
連携システムV1は、特定事象の発生に応じて、その特定事象の発生に対応するトリガー情報を含むトリガー信号S1を、インターホンシステム10の管理室親機11に送信する。
連携システムV1は、図2に示すように、例えば第1システムV11及び第2システムV21を含む。インターホンシステム10は、第1システムV11及び第2システムV21の各々と連携するように構成される。
[第1システムとの連携]
第1システムV11は、集合施設2に導入されるシステムであり、公衆網(例えばネットワークNT1)を介さずにインターホンシステム10と通信するものを想定する。ただし、第1システムV11の少なくとも一部の機能は、集合施設2の外部に設けられて、公衆網を介した通信が、第1システムV11及びインターホンシステム10間の通信に含まれてもよい。
第1システムV11は、集合施設2内の信号線R2(図2参照)を介して管理室親機11と電気的に接続されている。信号線R2は、インターホンシステム10における通話用のインターホン幹線R1(図1参照)とは異なる線である。すなわち、トリガー情報は、インターホンシステム10における通話に関する信号の通信経路(インターホン幹線R1)とは異なる経路を介して送信される情報を含むことになる。したがって、通話に関する信号の通信経路(インターホン幹線R1)の通信量が増加する可能性を低減できる。
第1システムV11は、例えば、防災(防災)システムV12、及び設備管理システムV13を含む。本実施形態では第1システムV11が検知システム6に相当する。図2では信号線R2を1本の線で図示しているが、防災システムV12及び設備管理システムV13から複数本の信号線R2が、管理室親機11の端子ブロックに接続される。管理室親機11は、複数本の信号線R2が接続される複数の端子(以下、第1接点〜第7接点と呼ぶことがある)を端子ブロックに有している。なお、接点の数は特に限定されない。
防災システムV12が検知する防災対象は、火災、ガス漏れ、CO(不完全燃焼)、水漏れ、及び防犯異常等を含む。すなわち、防災システムV12は、火災警報システムD1、ガス(COも含む)警報システムD2、漏水検知システムD3、及び防犯システムD4を含む。
火災警報システムD1は、例えば、1又は複数の火災感知器18(図1参照)、発信機(警報装置)、及び受信機等を含む。火災警報システムD1は、専有部23又は共用部22に設置されている火災感知器18にて火災を検知すると、或いは発信機の押しボタンが押されると、移報接点(a接点)の開閉を行うスイッチを閉じて移報信号(検知信号)を送信する。その結果、火災警報システムD1は、集合施設2内の複数の発信機を通じて警報音を連動発報する。火災警報システムD1からの信号線R2は、例えば、管理室親機11の「第1接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる検知信号を第1接点で受信し、警報音を自機のスピーカより出力する。また火災警報システムD1は、サーバ5(例えば警備会社のサーバ)に対して火災の発生を通報する。
特定事象の発生が火災の発生である場合、トリガー信号S1は、火災警報システムD1からの検知信号に相当する。この場合のトリガー情報は、「火災の発生を検知した」ことに対応する情報(第1トリガー情報)である。第1トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「火災が発生しました。直ちに管理人が火元を確認します。」といった内容の火災通知用メッセージを含み得る。例えば関係情報では、第1トリガー情報(検知信号)を受信する第1接点が、火災通知メッセージと対応付けされる。
具体的には、関係情報は、図5Bに示すように、表示部117が表示する施工設定画面G4にて、設定が可能である。
施工者は、「第1接点」オブジェクトB31の右横にあるオブジェクトB41をタップすると、「自動送信メッセージ1」〜「自動送信メッセージ3」がリストアップされたプルダウンメニューが表示される。その中から自動送信メッセージを1つ選択することで「第1接点」と対応付けされる。なお、他の「第2接点」オブジェクトB32及び「第3接点」オブジェクトB33についても同様に、右横にあるオブジェクトB42、B43をそれぞれタップすると、プルダウンメニューが表示される。
図5Bの例では、「自動送信メッセージ1」が「第1接点」と対応付けされている。言い換えると、この例では、管理人20は、第1設定画面G5にて「自動送信メッセージ1」に、火災通知用メッセージを登録することが望ましい。
火災(特定事象)は、緊急性の高い事象であるため、例えば出力形態情報では、第1トリガー情報(第1接点)は、少なくとも第1形態(一斉放送)と対応付けされている。第1トリガー情報は、第1形態及び第2形態(ボイスメール)の両方と対応付けされていてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、検知信号を第1接点で受信したことをトリガーとして、火災通知用メッセージを自動的に出力する。なお、防災システムV12として自動火災報知設備が集合施設2に設置されている場合には、自動火災報知設備による火災放送が、自動送信メッセージによる放送よりも優先されてもよい。
特定事象の発生がガス漏れ(又はCO)の発生である場合、トリガー信号S1は、1又は複数のガス感知器を有するガス警報システムD2からの検知信号に相当する。つまり、この場合のトリガー情報は、「ガス漏れの発生を検知した」ことに対応する情報(第2トリガー情報)である。ガス警報システムD2からの信号線R2は、例えば、管理室親機11の「第2接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる検知信号を第2接点で受信し、警報音を自機のスピーカより出力する。第2トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「ガス漏れが発生しました。直ちに管理人が現場を確認します。」といった内容のガス漏れ通知用メッセージを含み得る。
例えば関係情報では、第2トリガー情報(検知信号)を受信する第2接点は、ガス漏れ通知用メッセージと対応付けされる。図5Bの例では、「自動送信メッセージ2」が「第2接点」と対応付けされている。言い換えると、この例では、管理人20は、第1設定画面G5にて「自動送信メッセージ2」に、ガス漏れ通知用メッセージを登録することが望ましい。
ガス漏れ(特定事象)は、緊急性の高い事象であるため、例えば出力形態情報では、第2トリガー情報は、第1形態(一斉放送)と対応付けされる。第2トリガー情報は、第1形態及び第2形態(ボイスメール)の両方と対応付けされていてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、検知信号を第2接点で受信したことをトリガーとして、ガス漏れ通知用メッセージを自動的に出力する。
特定事象の発生が水漏れの発生である場合、トリガー信号S1は、1又は複数の漏水感知器を有する漏水検知システムD3からの検知信号に相当する。つまり、この場合のトリガー情報は、「水漏れの発生を検知した」ことに対応する情報(第3トリガー情報)である。漏水検知システムからの信号線R2は、例えば、管理室親機11の「第3接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる検知信号を第3接点で受信し、警報音を自機のスピーカより出力する。第3トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「水漏れが発生しました。直ちに管理人が現場を確認します。」といった内容の水漏れ通知用メッセージを含み得る。
例えば関係情報では、第3トリガー情報(検知信号)を受信する第3接点は、水漏れ通知用メッセージと対応付けされる。図5Bの例では、「自動送信メッセージ3」が「第3接点」と対応付けされている。言い換えると、この例では、管理人20は、第1設定画面G5にて「自動送信メッセージ3」に、水漏れ通知用メッセージを登録することが望ましい。
水漏れ(特定事象)は、火災やガス漏れに比べると緊急性の低い事象であるため、例えば出力形態情報では、第3トリガー情報は、第2形態(ボイスメール)と対応付けされてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、検知信号を第3接点で受信したことをトリガーとして、水漏れ通知用メッセージを自動的に出力する。
特定事象の発生が防犯異常の発生である場合、トリガー信号S1は、防犯システムD4からの検知信号に相当する。防犯システムD4は、例えば、窓ガラス又は扉221が破壊されたことを検知すると、検知信号を出力する。つまり、この場合のトリガー情報は、「不審者の侵入を検知した」ことに対応する情報(第4トリガー情報)である。防犯システムからの信号線R2は、管理室親機11の「第4接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる検知信号を第4接点で受信し、警報音を自機のスピーカより出力する。第4トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「不審者が侵入しました。」といった内容の不審者通知用メッセージを含み得る。詳細な説明は省略するが、第4トリガー情報(検知信号)を受信する第4接点は、不審者通知用メッセージと対応付けされる。
不審者の侵入(特定事象)は、緊急性の高い事象であるため、例えば出力形態情報では、第4トリガー情報は、第1形態(一斉放送)と対応付けされる。第4トリガー情報は、第1形態及び第2形態(ボイスメール)の両方と対応付けされていてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、検知信号を第4接点で受信したことをトリガーとして、不審者通知用メッセージを自動的に出力する。
ところで、第1システムV11による防災対象の検知が誤報である場合がある。例えば管理人20(又は通知を受けて駆けつけた警備会社等の人)が、防災対象の発生源を確認して、誤報であることが分かれば、復旧作業を行うことになる。具体的には、管理人20は、火災警報システムD1の火災検知が誤報であることが判明すると、発報中にある警報音を停止させるといった復旧作業を行う。この時、例えば火災警報システムD1の発信機(警報装置)において警報音を停止させる操作を行うと、移報接点の開閉を行うスイッチが開くことで、発信機の警報音は、連動停止することになる。
そして、特定事象の発生は、復旧作業の完了(の発生)でもよく、この場合、トリガー信号S1は、火災警報システムD1における移報接点の開極による警報音の停止信号に相当する。この場合のトリガー情報は、「復旧作業が完了した」ことに対応する情報(第5トリガー情報)である。第5トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「先ほどの火災警報は、誤報でした。現在は復旧作業が完了しています。」といった内容の復旧通知用メッセージを含み得る。火災警報システムD1からの停止信号用の信号線R2は、管理室親機11の「第5接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる停止信号を第5接点で受信し、自機のスピーカより出力中であった警報音を停止する。詳細な説明は省略するが、第5トリガー情報(停止信号)を受信する第5接点は、復旧通知メッセージと対応付けされる。
復旧作業の完了(特定事象)は、緊急性の高い事象であるため、例えば出力形態情報では、第5トリガー情報は、少なくとも第1形態(一斉放送)と対応付けされている。第5トリガー情報は、第1形態及び第2形態(ボイスメール)の両方と対応付けされていてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、第1システムV11から警報音の停止信号を第5接点で受信したことをトリガーとして、復旧通知用メッセージを自動的に出力する。
設備管理システムV13が検知する検知対象は、集合施設2に設置されている設備の異常(故障、トラブル、断線、断水、停電及び電池切れ等)を含む。具体的な「設備」の例としては、エレベータ、通信設備、照明設備、給水設備(給水ポンプ等)、駐車場に設置されている設備機器、インターホンシステム10の設備機器、及び防災システムV12が有する感知器等が挙げられるが、これらに限定されない。
エレベータの異常の発生を例に挙げると、設備管理システムV13は、例えば、エレベータ監視システムを含む。エレベータ監視システムは、エレベータの異常(故障又はトラブル)を検知すると、或いはエレベータ内の非常ボタンが押されると、異常信号をサーバ5(例えば警備会社のサーバ)に送信する。エレベータ監視システムからの信号線R2は、管理室親機11の「第6接点」に接続される。管理室親機11は、信号線R2を介して送信されてくる異常信号を第6接点で受信し、異常の発生を通知するためのトラブル音を自機のスピーカより出力する。
特定事象の発生がエレベータの異常の発生である場合、トリガー信号S1は、エレベータ監視システムからの異常信号に相当する。この場合のトリガー情報は、「エレベータの異常を検知した」ことに対応する情報(第6トリガー情報)である。第6トリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「エレベータで異常が発生しました。ご不便をお掛けしますが、復旧まで階段をご使用ください。」といった内容の異常通知用メッセージを含み得る。詳細な説明は省略するが、第6トリガー情報(異常信号)を受信する第6接点は、異常通知メッセージと対応付けされる。
エレベータの異常(特定事象)は、火災やガス漏れに比べると緊急性の低い事象であるため、例えば出力形態情報では、第6トリガー情報は、第2形態(ボイスメール)と対応付けされてもよい。
したがって、管理室親機11の出力部112は、異常信号を第6接点で受信したことをトリガーとして、異常通知用メッセージを自動的に出力する。
エレベータの異常が解消されると、管理室親機11は、エレベータ監視システムから復旧信号を受信する。この場合、トリガー信号S1は、復旧信号に相当する。この場合のトリガー情報は、「復旧作業が完了した」ことに対応する情報(第7トリガー情報)である。このトリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「エレベータは、復旧しました。」といった内容の復旧通知用メッセージを含み得る。詳細な説明は省略するが、第7トリガー情報(復旧信号)を受信する第7接点は、復旧通知メッセージと対応付けされる。第7トリガー情報は、第2形態(ボイスメール)と対応付けされてもよい。
[第2システムとの連携]
第2システムV21は、集合施設2の外部のシステムであり、第2システムV21は、公衆網(例えばネットワークNT1)を介してインターホンシステム10と通信するものを想定する。第2システムV21は、例えば、1又は複数の集合施設2を管理する管理会社の側にあって、集合施設2に管理人20が常時不在である場合、又は管理人20の勤務時間外の時に、管理人20の業務の一部を遠隔で代行するための支援システムを想定する。したがって、第2システムV21からのトリガー情報は、公衆網を介して送信される情報を含むことになる。
第2システムV21は、例えば、管理会社のオペレータからの操作入力を受け付ける入力インタフェースを有したオペレーション端末T1を含む。オペレーション端末T1は、管理会社内に設置されるパーソナルコンピュータによって構成される。第2システムV21は、サーバ5を更に含んでもよい。オペレーション端末T1は、サーバ5を介してインターホンシステム10と通信してもよい。
例えば、管理会社が防災訓練の通知業務を代行して行う場合を例に挙げる。オペレーション端末T1は、管理会社のオペレータからの所定の操作入力を受け付けることで、防災訓練の通知を実施するための指示信号を、インターホンシステム10の管理室親機11に送信する。
この場合、特定事象の発生が、防災訓練の実施(予告)となり、トリガー信号S1は、オペレーション端末T1からの指示信号に相当する。この場合のトリガー情報は、「防災訓練が実施される」ことに対応する情報である。このトリガー情報に対応する自動送信メッセージは、「今週土曜日14時より防災訓練を実施します」といった内容の防災訓練通知用メッセージを含み得る。例えば関係情報では、防災訓練の実施に関するトリガー情報は、防災訓練通知メッセージと対応付けされる。第2システムV21との連携に用いられる関係情報は、サーバ5から予めダウンロードされることを想定するが、第1システムV11との連携に用いられる関係情報と同様に、管理室親機11側で施工設定画面G4にて設定されてもよい。
防災訓練(特定事象)は、火災やガス漏れに比べると緊急性の低い事象であるため、例えば出力形態情報では、防災訓練の実施に関するトリガー情報は、第2形態(ボイスメール)と対応付けされてもよい。
第2システムV21は、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末T2を更に含む。携帯端末T2は、例えば、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)又は公衆無線LAN(Local Area Network)等を介してネットワークNT1に接続されてもよい。携帯電話網には、例えば、3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線、4G(第4世代)回線又は5G(第5世代)回線等がある。携帯端末は、携帯電話網に接続可能な環境であれば、携帯電話網を介してネットワークNT1に接続可能となる。携帯端末T2は、管理会社のオペレータが携帯するものでもよいし、管理人20が携帯するものでもよい。さらに携帯端末T2は、警備会社等の警備員が携帯するものでもよい。
携帯端末T2には、インターホンシステム10の管理室親機11と通信するための専用のアプリケーションソフトがインストールされている。携帯端末T2は、管理会社のオペレータ又は管理人20からの所定の操作入力を受け付けることで、防災訓練の通知を実施するための指示信号を、インターホンシステム10の管理室親機11に送信する。
したがって、管理室親機11の出力部112は、オペレーション端末T1又は携帯端末T2から指示信号を受信したことをトリガーとして、防災訓練通知用メッセージを自動的に出力する。
上述した例は、防災訓練の通知であるが、特に限定されない。例えば防災及び防犯に関する通報を受けて集合施設2に駆けつけた警備員が、現場にて復旧確認作業が完了した場合に、携帯する携帯端末T2から指示信号を送信してもよい。管理室親機11の出力部112は、指示信号を受信すると、復旧通知用メッセージを自動的に出力する。
このように本実施形態においては、(連携システムV1から)トリガー情報を取得したことをトリガーに、特定情報が出力される。したがって、例えばユーザ操作によって特定情報が出力される場合に比べて、利便性の向上を図ることができる。特に、出力部112は、関係情報に基づいて、取得したトリガー情報に対応する特定情報を決定して出力するため、より適切な特定情報を出力できる可能性を高めることができる。
ところで、管理室親機11は、自動送信機能のオン/オフ(有効/無効)の設定を、自動送信設定画面G3(図5A参照)にて設定変更可能となっている。例えば、自動送信設定画面G3に表示される「自動送信機能のオン/オフ切替」の設定オブジェクトB16がタップされる度に、オン、オフが切り替わる。自動送信機能がオンに設定されていれば、上述の通り、トリガー取得部111がトリガー情報を取得すると、出力部112は、特定情報を出力する。一方、自動送信機能がオフに設定されていれば、たとえトリガー取得部111がトリガー情報を取得しても、制御部110は、特定情報の出力を無効にする。またモード切替画面にて管理室親機11のモードが「巡回モード」及び「勤務外モード」に設定されていれば、自動送信機能が有効化され、「在室モード」に設定されていれば、自動送信機能が無効化されてもよい。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上記実施形態に係る情報端末(管理室親機11)と同様の機能は、この処理方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。具体的には、一の態様に係る情報端末(管理室親機11)の処理方法は、トリガー取得ステップと、出力ステップと、を含む。トリガー取得ステップにて、特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得する。出力ステップにて、複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
本開示における管理室親機11及びインターホンシステム10は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における管理室親機11及びインターホンシステム10としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、管理室親機11及びインターホンシステム10の各々における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されていることは必須の構成ではない。管理室親機11及びインターホンシステム10の各々の構成要素は、複数のハウジングに分散して設けられていてもよい。反対に、管理室親機11及びインターホンシステム10の各々における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されてもよい。さらに、管理室親機11及びインターホンシステム10の各々の少なくとも一部の機能、例えば、管理室親機11の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
基本例では、特定情報は、メッセージ情報を含む。特に、特定情報は、音声メッセージ情報を含む。しかし、特定情報は、音声メッセージ情報に加えて又はその代わりに、テキストメッセージ情報を含んでもよい。さらに特定情報は、メッセージ情報に加えて又はその代わりに、画像情報又はメロディ音を含んでもよい。例えば、設備異常の発生時に、出力部112は、居室親機12に、画像情報(ピクトグラム等でもよい)を送信してもよく、画像情報は、例えば設備の復旧手順を示すものでもよい。
基本例では、設定部113は、例えば第1設定画面G5にて、特定情報を出力する出力先となる通信端末(例えば居室親機12等)に関する設定を受け付けている。しかし、出力先の指定は、管理室親機11の外部から取得してもよい。具体的には、トリガー情報は、特定情報を出力する出力先となる通信端末(例えば居室親機12等)又は1以上の施設に関する情報を含んでもよい。例えば、管理会社のオペレータが、第2システムV21のオペレーション端末T1を用いて出力先(居室親機12等の識別情報、又は専有部23の部屋番号)を決定し、出力先に関する情報を含む指示信号を、管理室親機11に送信してもよい。出力部112は、指示信号で指定された出力先に、自動送信メッセージを出力する。この場合、管理室親機11の側で出力先を設定する手間が省けるため、更に利便性が向上される。
基本例では、1つの自動送信メッセージは、録音された管理人20の音声メッセージ、及び合成音声メッセージのいずれか一方のみから構成される。しかし、1つの自動送信メッセージは、第1音声メッセージ(管理人20の音声)と第2音声メッセージ(合成音声)とが結合されて構成されてもよい。
基本例における連携システムV1は、例えば、緊急地震速報受信システムを含んでもよい。この場合、特定事象の発生は、地震の発生である。管理室親機11は、緊急地震速報受信システムから、地震の発生(予告も含む)に対応するトリガー情報として速報を受信すると、速報の受信をトリガーとして、「震度○の地震が来ます。」といった特定情報を出力してもよい。この場合、各震度に対応する複数の音声メッセージが登録されていて、受信した速報の震度に対応する音声メッセージが出力されてもよい。
基本例における手動送信機能は、管理室親機11にとって必須の機能ではなく、省略されてもよい。
(4)まとめ
以上説明したように、第1の態様に係る情報端末(管理室親機11)は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設(2)に導入されるインターホンシステム(10)における管理用の情報端末である。情報端末は、トリガー取得部(111)と、出力部(112)と、を備える。トリガー取得部(111)は、特定事象が発生したことに対応するトリガー情報を取得する。出力部(112)は、複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。第1の態様によれば、利便性の向上を図ることができる。
第2の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様において、出力部(112)は、複数のトリガー情報と複数の特定情報とが対応付けされた関係情報に基づいて、取得したトリガー情報に対応する特定情報を決定して出力する。第2の態様によれば、より適切な特定情報を出力できる可能性を高めることができる。
第3の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様又は第2の態様において、トリガー取得部(111)は、特定事象の発生を検知する検知システム(6)からトリガー情報を取得する。第3の態様によれば、検知システム(6)との連携を実現しつつ、更に利便性が向上される。
第4の態様に係る情報端末(管理室親機11)は、第1の態様〜第3の態様のいずれか1つにおいて、特定情報を出力する出力先となる通信端末(例えば居室親機12)又は1以上の施設を設定する設定部(113)を、更に備える。第4の態様によれば、出力先を容易に設定できるため、更に利便性が向上される。
第5の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第3の態様のいずれか1つにおいて、トリガー情報は、特定情報を出力する出力先となる通信端末(例えば居室親機12)又は1以上の施設に関する情報を含む。第5の態様によれば、情報端末(管理室親機11)の側で出力先を設定する手間が省けるため、更に利便性が向上される。
第6の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第5の態様のいずれか1つにおいて、トリガー情報は、公衆網を介して送信される情報を含む。第6の態様によれば、公衆網を利用した連携を実現しつつ、更に利便性が向上される。
第7の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第6の態様のいずれか1つにおいて、トリガー情報は、次の通りである。すなわち、トリガー情報は、インターホンシステム(10)における通話に関する信号の通信経路(インターホン幹線R1)とは異なる経路(信号線R2)を介して送信される情報を含む。第7の態様によれば、通話に関する信号の通信経路(インターホン幹線R1)の通信量が増加する可能性を低減できる。
第8の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第7の態様のいずれか1つにおいて、特定情報は、メッセージ情報を含む。第8の態様によれば、メッセージ情報の出力に関して、利便性が向上される。
第9の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第8の態様において、メッセージ情報は、音声メッセージを含む。情報端末(管理室親機11)は、音声メッセージを取得するメッセージ取得部(114)を、更に備える。第9の態様によれば、外部から取得する音声メッセージを、トリガー情報を取得したことをトリガーに出力することができるため、更に利便性が向上される。
第10の態様に係る情報端末(管理室親機11)は、第9の態様において、音声メッセージの音調を変換する変換部(115)を、更に備える。第10の態様によれば、例えば所望の音調の音声メッセージを、トリガー情報を取得したことをトリガーに出力することができるため、更に利便性が向上される。
第11の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第10の態様のいずれか1つにおいて、出力部(112)は、次の通りである。すなわち、出力部(112)は、1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、特定情報を一斉放送として出力する。第11の態様によれば、集合施設(2)内の一斉放送に関して、利便性が向上される。
第12の態様に係る情報端末(管理室親機11)に関して、第1の態様〜第11の態様のいずれか1つにおいて、出力部(112)は、取得したトリガー情報に基づいて、特定情報を出力する出力形態として、第1形態及び第2形態の少なくとも一方を選択する。第1形態は、1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、特定情報を一斉放送により出力する出力形態である。第2形態は、1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、特定情報をボイスメールにより出力する出力形態である。第12の態様によれば、実際に特定事象が発生した時点で人(例えば管理人20)自身が出力形態を選択する手間が省けるため、利便性が向上される。
第13の態様に係るインターホンシステム(10)は、第1の態様〜第12の態様のいずれか1つにおける情報端末(管理室親機11)と、通信端末(例えば居室親機12)と、を備える。第13の態様によれば、利便性の向上を図ることが可能なインターホンシステム(10)を提供できる。
第14の態様に係る処理方法は、管理対象として複数の施設が集合した集合施設(2)に導入されるインターホンシステム(10)における管理用の情報端末(管理室親機11)の処理方法である。処理方法は、トリガー取得ステップと、出力ステップと、を含む。トリガー取得ステップにて、特定事象が発生したことに対応するトリガー情報を取得する。出力ステップにて、複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末(例えば居室親機12)に対して、トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する。第14の態様によれば、利便性の向上を図ることが可能な処理方法を提供できる。
第15の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第14の態様における処理方法を実行させるためのプログラムである。第15の態様によれば、利便性の向上を図ることが可能な機能を提供できる。
第2〜第12の態様に係る構成については、情報端末(管理室親機11)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
2 集合施設
6 検知システム
10 インターホンシステム
11 管理室親機(管理用の情報端末)
111 トリガー取得部
112 出力部
113 設定部
114 メッセージ取得部
115 変換部
12 居室親機(通信端末)
17 居室子機(通信端末)
R1 インターホン幹線(通信経路)
R2 信号線(経路)

Claims (15)

  1. 管理対象として複数の施設が集合した集合施設に導入されるインターホンシステムにおける管理用の情報端末であって、
    特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得するトリガー取得部と、
    前記複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末に対して、前記トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する出力部と、
    を備える、
    情報端末。
  2. 前記出力部は、複数のトリガー情報と複数の特定情報とが対応付けされた関係情報に基づいて、取得した前記トリガー情報に対応する前記特定情報を決定して出力する、
    請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記トリガー取得部は、前記特定事象の発生を検知する検知システムから前記トリガー情報を取得する、
    請求項1又は請求項2に記載の情報端末。
  4. 前記特定情報を出力する出力先となる前記通信端末又は前記1以上の施設を設定する設定部を、更に備える、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報端末。
  5. 前記トリガー情報は、前記特定情報を出力する出力先となる前記通信端末又は前記1以上の施設に関する情報を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報端末。
  6. 前記トリガー情報は、公衆網を介して送信される情報を含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報端末。
  7. 前記トリガー情報は、前記インターホンシステムにおける通話に関する信号の通信経路とは異なる経路を介して送信される情報を含む、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報端末。
  8. 前記特定情報は、メッセージ情報を含む、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報端末。
  9. 前記メッセージ情報は、音声メッセージを含み、
    前記音声メッセージを取得するメッセージ取得部を、更に備える、
    請求項8に記載の情報端末。
  10. 前記音声メッセージの音調を変換する変換部を、更に備える、
    請求項9に記載の情報端末。
  11. 前記出力部は、前記1以上の施設に設けられた前記通信端末に対して、前記特定情報を一斉放送として出力する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報端末。
  12. 前記出力部は、取得した前記トリガー情報に基づいて、前記特定情報を出力する出力形態として、第1形態及び第2形態の少なくとも一方を選択し、
    前記第1形態は、前記1以上の施設に設けられた前記通信端末に対して、前記特定情報を一斉放送により出力する出力形態であり、
    前記第2形態は、前記1以上の施設に設けられた前記通信端末に対して、前記特定情報をボイスメールにより出力する出力形態である、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報端末。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報端末と、
    前記通信端末と、
    を備える、
    インターホンシステム。
  14. 管理対象として複数の施設が集合した集合施設に導入されるインターホンシステムにおける管理用の情報端末の処理方法であって、
    特定事象の発生に対応するトリガー情報を取得するトリガー取得ステップと、
    前記複数の施設のうちの1以上の施設に設けられた通信端末に対して、前記トリガー情報を取得したことをトリガーに特定情報を出力する出力ステップと、
    を含む、
    処理方法。
  15. 1以上のプロセッサに請求項14に記載の処理方法を実行させるためのプログラム。
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