JP2004310614A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】インターホン子器と接続中の親器で、当該インターホン子器に対応して設けられている電気錠の操作可能状態をユーザに知らせることができるインターホンシステムを提供することにある。
【解決手段】インターホン子器2からの呼び出し時に、撮像カメラで捉えた来訪者の映像Mを映し出す親器又は副親器のモニタ画面には、呼び出しを行ったインターホン子器2の設置場所の電気錠、例えば106の施錠・解錠用の操作釦B20と、映像調整の操作釦B21と、録画録音の操作釦B22と、映像を見やすくするために操作釦等のアイコンを非表示とするための操作釦B0とを画面下に映し出し、更に操作釦B20に対応させて電気錠106の状態を示す鍵の絵からなるアイコンI1及び当該電気錠106が取り付けられている戸(扉)の開閉状態を示す文字からなるアイコンI2を映し出す。
【選択図】図1
【解決手段】インターホン子器2からの呼び出し時に、撮像カメラで捉えた来訪者の映像Mを映し出す親器又は副親器のモニタ画面には、呼び出しを行ったインターホン子器2の設置場所の電気錠、例えば106の施錠・解錠用の操作釦B20と、映像調整の操作釦B21と、録画録音の操作釦B22と、映像を見やすくするために操作釦等のアイコンを非表示とするための操作釦B0とを画面下に映し出し、更に操作釦B20に対応させて電気錠106の状態を示す鍵の絵からなるアイコンI1及び当該電気錠106が取り付けられている戸(扉)の開閉状態を示す文字からなるアイコンI2を映し出す。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
玄関や、門等の複数の出入り口の扉や戸の施錠を行うための電気錠を夫々設けるとともに、夫々の出入り口にインターホン子器(ドアホン子器)を設置し、宅内には、インターホン子器からの呼び出しに対応して通話路が形成されると、接続中のインターホン子器との間で通話が行え、且つ各出入り口に設けられた電気錠の解錠のための解錠スイッチを備えた親器(通話機)を基本構成として備えた電気錠システムが従来からある(例えば、特許文献1)。
【0003】
この特許文献1の電気錠システムは、インターホン子器側から呼び出しがあると、呼び出し応じてスイッチユニットが自動的に切り替わり、選局動作及び電気錠の切り替え動作が行われるようになっており、応答者は通話機を用いて選局されたドアホンとの間で通話を行い、来訪者を確認するようになっている。そして応答者が来訪者に宅地内や宅内に入ってもらう必要があると判断した場合に、解除スイッチを操作することで、通話中のドアホンに対応した電気錠を解錠できるのである。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−179972号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来例では、インターホン子器からの呼び出しが行われたときに、宅内側から当該インターホン子器に対応して設けられている電気錠を解錠することができるが、しかしながらこの従来例では、呼び出しがあったときに、電気錠が施錠状態にあることを前提としており、インターホン子器からの呼び出しがあっても、当該インターホン子器に対応する電気錠が解錠状態なのか、或いは施錠状態なのかを判断するための手段が宅内側には設けられておらず、そのため電気錠の解錠中に不審者の来訪者があっても、宅内側では解錠中であることが分からず、しかも解錠中の電気錠を施錠する必要がある場合などにおいても施錠操作することができなかった。
【0006】
一方、電気錠を操作する操作釦内蔵のランプを点灯/消灯させることで、現在の電気錠の状態を表示するものも提供されているものもある。
【0007】
しかしながら何れの従来例も電気錠操作が可能なのかどうかを示す手段がないため、使い勝手が悪かった。
【0008】
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、インターホン子器と接続中の親器で、当該インターホン子器に対応して設けられている電気錠の操作可能状態をユーザに知らせることができるインターホンシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、玄関や門のような複数の出入り口に備えた複数のインターホン子器と、インターホン子器との間で通話路を確立して通話ができるインターホン機能を少なくとも備えた親器とで構成され、親器には何れかのインターホン子器との接続中に、当該インターホン子器を設置している出入り口の施錠・解錠を行う電気錠の施錠・解錠状態を表示する手段と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態を表示する手段とを備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記親器が、インターホン子器に備えている撮像カメラからの映像を表示するモニタ装置を備えた親器であって、インターホン子器との接続中にモニタ装置の画面上に当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を示すアイコン表示と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態表示を兼ねた操作釦を表示させる機能を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、電気錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠状態を表示する第1の表示ランプと、電気錠の施錠・解錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠の可能状態を第2の表示ランプとを親器に備え、インターホン子器との通話路の確立中に、当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態に対応して第1の表示ランプの点灯を制御するとともに、第2の表示ランプを点灯させる制御手段を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を説明する。
【0013】
図2は本発明の一実施形態のシステム全体を示しており、このシステムはシステムの中核となる主なる親器1を中心として、インターホン機能、住宅設備の制御監視機能、防犯、防災等のセキュリティ機能を統合したものであり、親器1にはTVカメラ付きのインターホン子器2やTVカメラ無しのインターホン子器2’、付設している人感センサ等に連動して起動するセンサカメラ3a、更に玄関ポーチなどに設けられる監視カメラ3b等を接続する接続部20(図3参照)、呼出用押し釦装置4、火災センサ5a、ガスセンサ5b、防犯センサ(防犯スイッチ)6、非常用押し釦装置7等を接続する接続部21(図3参照)、JEM−A規格の空調機器8や電気錠9を接続する接続部22、更に警報報知用の増設ベル10、増設スピーカ11等を接続する接続部23(図3参照)とともに、宅内に必要に応じて設けられる副なる親器(以下副親器という)12…や12a…を伝送線13を介して接続する接続部24(図3参照)、汎用通信系のRS485(尚RS485以外のRS232C、RS422等の汎用シリアル通信を用いても良い)用の2線のバス14を接続する接続部25(図3参照)、10BASE−Tのケーブル15を接続する接続部26(図3参照)、一般の電話機16をインターホンのハンドセットとして使用可能とするドアホンアダプタ17とインターホン子器(ドアホン子器)2、2’との間の通話音声を通す通話線18を接続する接続部27(図3参照)、更に異常発生時等に通報出力を自動通報機19に送る接点出力部28(図3参照)とを備えている。
【0014】
親器1は上述のように各種接続部20〜27及び接点出力部28を備えたものであるが、その内部には次の回路要素を備えている。
【0015】
つまり親器1の全体の信号処理・制御を担うCPU部30と、前記接続部20の何れかに接続された信号線80を通じてインターホン子器2、2’から送られてくる呼出信号を検出してその検出信号をCPU部30に出力するドアホン呼出検出回路31と、接続部21に接続される各種センサ及びスイッチ類の信号をCPU部30との間で内部バス32を介して通信を行うためのI/Oポート33と、前記各接続部20を通じて取り込まれる直接接続の撮像カメラ付きインターホン子器2、2’から周波数多重化によって送られてくる音声信号及び映像信号、或いは監視カメラ3bやセンサカメラ3aの映像信号をCPU部30の制御の下で選択するセレクタ回路34と、セレクタ回路34を通じて取り込まれたFM変調されている映像信号を復調するビデオ復調回路35と、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データにコンバートするビデオコンバータ36と、ビデオコンバータ36からの画像データの所定位置に付加して表示したり或いは単独で表示するためのグラフィックデータ(画像データ)を生成し、ビデオコンバータ36からの画像データと合成したり、ビデオコンバータ36からの画像データの画質補正やエフェクト処理を行う等して、液晶ディスプレイからなるモニタ装置37及び副親器12…に設けてある液晶ディスプレイからなるモニタ装置63で映し出すための画像データを生成するグラフィックス生成回路39と、グラフィックス生成回路39から出力される画像データをアナログの映像信号にコンバートするビデオコンバータ40と、このビデオコンバータ40から出力される映像信号をFM変調して送出するビデオ変調回路41と、前記セレクタ回路34を介して取り込んだインターホン子器2、2’からの音声信号を取り込んで、副親器12、12aへ送出する処理及び副親器12、12a側からの音声信号を取り込んでインターホン子器2、2’へ送出する処理を行い、インターホン子器2、2’と副親器12、12aとの間の通話制御をCPU部30の制御の下で行う通話処理回路42と、副親器12、12aから周波数多重によって送出されてくるFSK信号により構成された制御信号から操作情報たる制御コマンドを抽出してCPU部30へ受け渡すとともにCPU部30で生成された制御コマンド(制御情報)を副親器12、12a側へ制御信号として送出する制御コマンドI/F回路43と、ビデオ変調回路41からの映像信号とインターホン子器2、2’の音声信号とを接続部24を通じて伝送線13へ送出させ、また副親器12側からの音声信号を抽出するための結合部56を備えている。
【0016】
尚、グラフィックス生成回路39の機能としては、例えば、画像へのタッチスイッチの付加表示、インターホン子器2、2’の撮像カメラや監視カメラ6の撮像映像の合成表示や、スーパーインポーズ表示、各種センサやスイッチ類などの状態付加表示、後述する録画/録音情報の付加表示、画質補正や画像エフェクト処理など、様々な画像加工態様が含まれる。
【0017】
ここでビデオ復調回路35、ビデオコンバータ36、グラフィックス生成回路39、ビデオコンバータ40、ビデオ変調回路41及びビデオRAM44により画像処理手段を構成する。
【0018】
そして更に録画、録音や各種データの記憶手段としてフラッシュROM45、ワークエリアやデータの一時格納のためのRAM46を備えている。更に接続部22に制御線81を通じて接続される日本電機工業会の規格(JEM−A)の電気錠9や空調機器8に対して制御信号の送信或いは動作モニタ信号の受信を行うなうI/F回路47と、内部バス32を通じてCPU部30から受け取った制御信号をI/F回路47に送るとともにI/F回路47から受け取る動作モニタ信号を内部バス32を通じてCPU部30に送るためのI/Oポート48を備えている。このI/Oポート48はCPU部30からの制御信号に基づいて接点出力部28をオンさせて接点出力を自動通報機19へ送るようにもなっている。
【0019】
またインターホン子器2、2’との通話や副親器12、12aとの通話が可能なようにハンズフリーの通話制御を行う音声処理回路49と、音声入出力手段を構成するマイクMIC、スピーカSP、アンプ53a、53bを備えている。またこの親器1で各種操作が可能なようにモニタ装置37の表示画面上にタッチパネル50を設けるとともに操作座標情報の取り込みなどを行うタッチパネルコントローラ51を設けている。更にタッチパネル50以外に各種操作釦と表示素子とを備えた操作表示部52が設けられ、その操作情報をCPU部30が取り込むようになっている。操作表示部52には、インターホン子器2、2’との間の通話を行うための通話釦S0、モニタ画面に基本となるメニュー画面を呼び出すためのメニュー釦S1、室内呼出のための室内呼出釦S2等の操作釦を設け、また各種表示ランプを図2に示すように設けている。
【0020】
また外部のRS485用のバス14が接続される接続部25と内部バス32との間にはRS485用のインターフェース部54を設け、外部のバス14に接続されている後述する各種端末とCPU部30との間で制御・監視の情報の授受がRS485を用いて行えるようになっている。
【0021】
更に外部の10BASE−T用のケーブル15を通じて後述するゲートウェイ400とCPU部30との間で情報の授受ができるように内部バス32と接続部26との間に10BASE−T用のインターフェース部55を設けている。
【0022】
一方、モニタ装置付きの副親器12は図4に示すように親器1に接続した伝送線13を接続する接続部60を備え、内部回路としては副親器12の制御と信号処理を行うためのCPU部61と、親器1から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調回路62と、この復調された映像を映すための液晶ディスプレイからなるモニタ装置63と、親器1側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカSPより報知し、またマイクMICとスピーカSPとを用いて親器1を介してインターホン子器2、2’や親器1や他の副親器12、12aとの間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理回路64と、前記親器1の操作表示部52と同様に通話釦S0、メニュー釦S1、室内呼出釦S2等の他に例えば図5に示すように十字キーS6等を備えた操作部65と、モニタ装置63の画面に設けたタッチパネル66と、親器1を通じて送られてくる操作部位を示す映像に対応したタッチ操作があると、タッチパネル66上での操作位置を示す座標情報を操作情報としてCPU部61に受け渡すタッチパネルコントローラ67と、前記操作部65に備わった前記通話釦S0…を含む手動操作用操作釦の操作情報を取り込んでCPU部61へ受け渡すためのスイッチ入力部68と、タッチパネル66の操作に対応してタッチパネルコントローラ67から出力される座標情報及びスイッチ入力部68の操作情報に基づいてCPU部61により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部60を介して送出するとともに親器1からの制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路69と、操作部65での操作状態やシステムの状態を表示する表示ランプを設けた表示部70をCPU部61からの制御信号により駆動するための表示駆動部71とを備えている。尚72はマイクMICから入力された送話用の音声信号を増幅するためのアンプ、73は音声処理回路64から出力される受話用の音声信号を増幅するためのアンプである。また副親器12にも増設スピーカ74を接続するための手段(図示せず)が備わっている。尚図5は副親器12の一例の正面図であって、図2に示すように十字キーがないものでも良い。
【0023】
モニタ無しの副親器12aはモニタ装置63と、ビデオ復調回路62、タッチパネル66、タッチパネルコントローラ67を設けていない点で、副親器12と相違するが、その他の回路構成は図6に示すように副親器12と同じ構成となっている。そして操作部65には、図7に示すように通話釦S0と、電気錠の施錠・解錠を行うための操作釦S4と、予め設定している親器12或いは副親器12又12を呼び出すための2つの室内呼出釦S2a、S2b等を備えている。
【0024】
また表示部70として、操作釦S4内に設け、現在通話路を確立しているインターホン子器2或いは2’に対応して設けてある電気錠の施錠・解錠状態を内部から操作釦S4の操作面を照光することで、表示する表示ランプL1や、操作釦S4のやや上方位置に配置し、現在通話路を確立しているインターホン子器2或いは2’に対応して設けてある電気錠が施錠或いは解錠可能であることを表示する表示ランプL2等を設け、CPU部61の制御の下でこれら表示ランプL1やL2の点灯状態が制御されるようになっている。
【0025】
ところで本実施形態のシステムではRS485用のバス14に接続されている端末の制御監視を親器1のCPU部30の制御監視機能の下で行えるようになっている。次に本実施形態のシステムに用いる端末の例を説明する。
【0026】
まず、セキュリティ機器の端末として小電力無線を利用するワイヤレスデータ出力受信機200及びワイヤレスデータ入力送信機201とがある。ワイヤレスデータ出力受信機200は、窓の開閉を監視し、窓開閉検知時に無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ101、門扉や塀からの侵入者の監視を光ビームを用いて行い、侵入者が検知されると無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ102、更に家人が携行し、非常時に操作することで操作情報を無線電波で送信する携帯用コール釦装置103a、更に適所に配置され、操作時に操作信号を無線電波で送信するコール釦装置103b、更にシステム全体に設置される防犯・防災系のセンサ類の検知を有効とする警戒状態のセットとそのリセットの信号を無線電波で送信する警戒セット/リセット操作器104等に対処してこれらの電波信号を受信し、受信した検知や操作の情報をバス14を通じて親器1へ送るものである。
【0027】
一方ワイヤレスデータ入力送信機201は前記警戒セット/リセット操作器104の操作に対するアンサーバック(確認)信号を親器1のCPU部30の警戒セット/リセット設定機能の下で警戒セット/リセット操作器104に対して送信するものである。
【0028】
警戒セット/リセット操作器104は本システムを設置する住宅が大きく門扉の位置から家屋まで離れている場合に有効なもので、例えば家を出るときに家屋から離れた位置で警戒セットの信号を送信することができ、また帰宅するときにも外部からリセットの信号を送信することができ、そのため有線式による操作器を門扉等に設ける場合に比して配線等を必要としないという利点がある。
【0029】
そしてアンサーバック信号の受信によって操作に伴う警戒セット/リセットが為されたことを確認することができる。尚この警戒セット/リセット操作器104を使用しない場合にはワイヤレスデータ入力送信機201を設ける必要はない。
【0030】
次に住宅設備系の端末としては、赤外線リモコンによる遠隔制御が可能な照明器具105の操作制御を、親器1のCPU部30の制御の下で行う照明マスタリモコン202がある。この照明マスタリモコン202は、照明器具105を取り付けた部屋に設けられる照明サテライトリモコン203との間で無線電波(小電力無線)により制御情報の送信と動作確認のための返信信号の受信とを行うようなっている。
【0031】
照明マスタリモコン202は図8(a)に示すように構成されており、親器1側から操作したい照明器具105の識別データと操作内容を示す制御情報がインターフェース部202aを介して受信すると、内部のCPU部202bの制御の下で無線送受信部202cから無線電波により制御情報を送信するようになっている。一方照明サテライトリモコン203は図8(b)に示すように構成されており、照明マスタリモコン202からの制御情報を無線送受信部203aにより受信し、CPU部203bは制御情報に含まれる識別データが予めフラッシュROM等からなる記憶部203dに登録されている識別データと一致したときに赤外線送信部203cから制御情報に対応する制御信号を赤外線により送信するとともに、返信信号を無線送受信部203aを通じて無線電波により照明マスタリモコン202へ送信する。照明マスタリモコン202では、返信信号を無線送受信部202bで受信すると、CPU部202cの制御の下で動作確認情報をインターフェース部202aを通じて所定形式の信号に変換して親器1へ送信する処理を行う。
【0032】
尚照明サテライトリモコン203の赤外線送信部203cは対象となる照明器具105のメーカに対応した形式の赤外線信号を送信することができるように、メーカ別に設定ができる機能を備えているものとする。
【0033】
また住宅設備系としては電気錠106の施錠/解錠の操作と開戸/閉戸の監視とを行うための電気錠操作器204がある。
【0034】
この電気錠操作器204は、電波等を用いた非接触式のカードキー205に対応するもので、図9に示すようにカードキー205に書き込まれている認識コードを非接触で読み取るリーダ部204aと、電気錠106のデッドボルトを駆動することにより施錠/解錠を行う駆動部204bと、電気錠106のトリガに連動してドア(或いは戸)の開戸/閉戸を検知する検知スイッチの検知情報を取り込む開閉検知部204cと、インターフェース部204dと、CPU部204eとから構成されている。この電気錠操作器204の動作を簡単に説明する。
【0035】
まず電気錠操作器204のリーダ部204aはカードキー205が近接すると、カードキー205に予め書き込まれている識別コードを読み取り、CPU部204eはこの読み取った識別コードの情報をインターフェース部204dを介してバス14により親器1へ送る。そして、親器1ではCPU部30により予め登録されている識別コードか否かの認証を行った後、許可されたカードキー205の場合には認証情報を電気錠操作器204へ送る処理が為され、電気錠操作器204ではインターフェース部204dを通じて認識情報を受け取ると、駆動部204bを通じてデッドボルトを施錠又は解錠方向に駆動する制御を行う。またCPU部204eは開閉検知部207の検知信号の変化を監視し、変化があると検知情報をインターフェース部204eを通じて親器1へ送信する機能を備えている。
【0036】
この電気錠操作器204に対応する機能として親器1のCPU部30は、上述したように識別コードの情報が送られてくると予め登録されている識別コードと家人との関係テーブルから識別コードの認証を行い、一致するものがあれば前記の認証情報を作成して返信する機能と、カードキー205による操作履歴をフラッシュROM45に蓄積格納する機能、警戒セット状態下での解錠操作であれば警戒セットを解除する機能と、警戒セット状態下で且つ前記解除操作がない状態で開戸を示す検知情報があると警報処理を行う機能と、警戒セット時に開戸状態の場合にはそれを必要に応じて知らせる注意処理を行う機能とを備えている。
【0037】
さて更に住宅設備系の端末としては、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109からの計量情報を受け取る計量情報盤208がある。この計量情報盤208は図10に示すようにCPU部208aと、各メータ107〜109とからの計量データを受け取る入力部208bと、受け取った計量データをCPU部208aの制御の下で所定形式の信号に変換してバス14を通じて親器1へ送るインターフェース部208cを備えている。
【0038】
この計量情報盤208に対応する親器1のCPU部30の機能としては、各計量データを積算して当月の現時点の各消費量を求めるとともに料金換算を行う機能と、各消費量をCO2換算する機能と、これら求めた消費量や料金、CO2 換算量をフラッシュROM45に蓄積保存するとともに、これらの保存データを操作指示に応じてグラフや表などにより親器1のモニタ装置37や副親器12のモニタ装置63に表示させる機能と、現在の電力消費状態を監視して、この監視データを操作指示に応じて親器1のモニタ装置37や副親器12のモニタ装置63に表示させる機能とが備わっている。
【0039】
更に住宅設備用端末として、既存の電力線300に接続され、電力線搬送の信号により監視/制御用の端末を内蔵した各種機器(例えば照明器具301、分電盤302、電気錠303、その他設備304等)に対して制御を可能とするために、バス14を通じて送受する信号と電力線搬送用信号との間のプロトコル変換を行うユニット209も準備され、該ユニット209をバス14と電力線300との間に介在接続することもできるようになっている。これにより既存の電力線300を信号線として用いる電力線搬送系の各種機器の制御/監視が親器1を通じて行うことが可能となる。尚電力線搬送に使用する信号形式としては特に限定されるものではないが、汎用の形式を使うことでユニット209の汎用化が図れる。
【0040】
前記自動通報機19は、公衆回線600に接続され、親器1の接点出力部28の接点出力が入力すると、予め登録している電話番号の電話機(一般電話機、携帯電話機の何れでも良い)に対して自動通報を行うもので、異常が発生したことを音声により通報するようになっている。また自動通報機19にはドアホン転送機能付きの電話機16を用いてインターホン子器2、2’との間或いはワイヤレス子器500とドアトークターミナル501を介して通話を行う系を設けた場合には、予め登録している電話番号の電話機に来客呼出を転送する機能を備えている。
【0041】
図2に示す本実施形態のシステムでは、宅内にファイヤーウォール機能やプロトコル変換機能等を備えたゲートウェイ400と接続部26との間に10BASE−Tのケーブル15を接続することで、宅内LANやインターネット601へ接続することができるようになっている。ゲートウェイ400での宅内LAN及びインターネット601との間のデータの授受についての制御はシステム側の親器1からRS485のバス14を通じて行われる。
【0042】
ここで宅内LANは、図2に示すようにパーソナルコンピュータ402や、WEB(Web)カメラ403がハブ404を通じて接続され、更にルータ機能を備えたADSLモデム401と、スプリッタ405を通じて公衆回線600からADSLにより例えばインターネット接続業者を通じてインタ−ネット601に接続されている。勿論インターネット601への接続はCATV網や、その他の通信網を通じて行うようにしても良く、図2は一例を示しているに過ぎない。尚ADSLを用いる場合にはスプリッタ405を通じて公衆回線600に自動通報機19を接続する。
【0043】
またインターネット601には本発明のシステムに対するサービス提供者のセンターサーバ602が接続されており、このセンターサーバ602を通じて、後述する各種サービスを受けることができるようになっている。
【0044】
更にインターネット601に接続することで、インターネット601の端末となるパーソナルコンピュータや携帯電話機等を通じて本発明のシステムとの間で情報の授受が可能となり、これによりインターネット端末からインターネット601と、宅内LANと、親器1とを通じて本発明のシステム内の機器の操作/監視を可能としている。
【0045】
ゲートウェイ400に備えられるWEBサーバ機能は、LAN及びインターネット関連機能の設定を親器1に搭載しているWEBブラウザで行うためのWEBページを親器1へ提供するようになっている。ファイヤーウォール機能はインターネットを通じて不法に本システムへ侵入されるのを防止するためのものである。
【0046】
さて上記の各電気錠9,106,303はインターホン子器2,2’が設置される玄関、門等の扉、戸の施錠・解錠を行うためのもので、各インターホン子器2,2’の設置場所に対応する電気錠9,106、303は親器1側で予め登録されており、この登録情報に基づいて親器1のCPU部30は、インターホン子器2或いは2aと親器1或いは副親器12,12aとの接続中のおける後述する電気錠関連の処理を行うようになっている。
【0047】
次に本発明のシステムの動作を説明する。
【0048】
まず、システムが稼働すると、待機状態に入る。この待機状態では各モニタ装置37、63は画面が消えている状態にあるが、通話呼出等のトリガによって画面表示が親器1のCPU部30の制御によって開始されるようになっている。
【0049】
この待機状態で親器1又は副親器12のメニュー釦S1が操作されると、親器1のCPU部30の制御の下で、操作があった親器1又は副親器12のモニタ装置37又は63が動作して図11に示す基本のメニュー画面が表示される。尚副受信機12の画面表示は親器1側から送られてくる映像信号の再生による。このメニュー画面では本システムが備えている機能の選択釦B1…が表示され、この選択釦B1…をユーザがタッチ操作すると、親器1の場合にはその座標情報が親器1のCPU部30へタッチパネルコントローラ51を通じて送られる。また副親器12では座標情報を親器1へ送信して、CPU部30に取り込まれる。
【0050】
ここで本実施形態システムでは、キッチンタイマ機能、アラーム機能、伝言機能、録画録音再生機能、セキュリティ機能、カメラモニタ機能、省エネ機能、住宅設備(照明器具105、301、空調機器8等)のコントロール機能、システムの動作に必要な設定を行うための設定機能、センターサーバ602のサービスを受けるためのセンターサーバ接続機能の計10個の機能を、個々に割り付けてある選択釦B1〜B10のタッチ操作で選択できるようになっている。尚図11には待機状態に戻るための終了釦BEも表示される。尚以後のモニタ画面に表示される終了釦BEも表示画面での動作状態から待機状態に戻るための操作釦である。
【0051】
このモニタ画面で映し出される映像は、グラフィックデータ生成回路39で作成された画像データによるものである。
【0052】
一方待機状態において、インターホン子器2、2’の何れかから呼出し操作があってインターホン子器2,2’からの呼出信号を受けた親器1のCPU部30では、まず親器1及び副親器12、12aで夫々呼出音をスピーカSPで報知させる処理を行う。
【0053】
ここで当該子器が撮像カメラ付きではない子器2’の場合には、親器1、副親器12のモニタ装置37、63では当該子器の設置場所と呼出中であることを示す文字表示を行うが、撮像カメラ付きインターホン子器2の場合には、図1(a)に示すように撮像カメラで捉えた来訪者の映像Mをモニタ装置37(又は63)に映し出させるとともに、通話時に対応した機能、例えば呼び出しを行ったインターホン子器2に対応する玄関や門の戸、扉に設けられている電気錠、例えば106の施錠・解錠のための操作釦B20と、映像調整の操作釦B21と、録画録音の操作釦B22と、映像を見やすくするために操作釦等のアイコンを非表示とするための操作釦B0とを画面下に映し出し、更に操作釦B20に対応させて電気錠106の状態を示す鍵の絵からなるアイコンI1及び当該電気錠106が取り付けられている戸(扉)の開閉状態を示す文字からなるアイコンI2を映し出す。また対応する場所を示す文字(この場合玄関1)と「呼出中」の文字とを表示するとともに待機状態へ戻るための終了釦BEを表示する。
【0054】
ここで「玄関1」の電気錠106はアイコンI1の表示から施錠状態であることが分かり、また操作釦B20の表示により当該電気錠106を解錠操作可能であることが分かる。
【0055】
さて親器1又は副親器12のモニタ画面で来訪者を確認した家人が来訪者に宅内へ入って貰っても良いと思った場合には操作釦B20をタッチ操作すると、この操作情報が親器1のCPU部30へ送られ、CPU部30は電気錠106を解錠させる制御動作を行うとともに、モニタ画面上の電気錠のアイコンI1を図1(b)に示すように解錠状態を示すアイコンに変える処理を行う。これにより電気錠106が解錠状態となったことがモニタ画面で確認できる。尚副親器12では、操作釦B20のタッチ操作以外に十字キーS4の操作によりモニタ画面上のカーソルを操作釦B20上に移動させて操作釦B20をクリックするようにしても良い。
【0056】
モニタ画面で映し出される映像は、親器1のグラフィック生成回路39において生成されるアイコンや文字のグラフィックデータ(画像データ)と、撮像カメラの画像データとを合成した画像データによるものである。
【0057】
尚モニタ無しの副親器12aでは、親器1のCPU部30の制御の下で親器1から送られてくる制御コマンドにより、呼び出しをかけてきたインターホン子器2又2’の設置場所に対応する上記電気錠106の施錠・解除状態を操作釦S3の内蔵表示ランプL1を点灯若しくは消灯する。この点灯又は消灯状態で電気錠106の施錠・解錠状態が分かることになる。そして操作釦S3の上方に設けた表示ランプL1の点灯でインターホン子器2又は2aが接続中で、対応する電気錠106の操作が可能であるが分かることになる。従って家人はこの表示ランプL1が点灯中に操作釦S3を押し操作することで、接続中のインターホン子器2又は2aに対応する電気錠106を解錠又は施錠することができるのである。つまり操作情報が副親器12aから親器1へ送られ、この操作情報に基づいてCPU部30の制御の下で対応する電気錠106を解錠又は施錠する。またその状態情報を副親器12aへ送り、副親器12aのCPU部61の制御の下で表示部70の表示ランプL1の状態を反転させることで、電気錠106の状態を表示する。またインターホン子器2又は2aが接続されていない状態では、副親器12aのCPU部61は表示ランプL2を消灯させて電気錠の操作が不可であることを表示する。
【0058】
ここで呼び出しをかけたインターホン子器が上述のように撮像カメラ付きインターホン子器2で、親器1又は副親器12に接続中の場合に、親器1又は副親器12のモニタ画面上の操作釦B21がタッチ操作されると、親器1のCPU部30の制御の下で、図12の映像通話関係の詳細設定用に映像補正の操作釦B21a、通話音量調整用の操作釦B21b、映像のカラー/白黒の切り替え用の操作釦B21c、モニタ(液晶ディスプレイ)の明るさ調整用の操作釦B21dが表示されるとともに、前画面(図1)の画面に戻るための戻り用の操作釦B27が表示される。尚アイコンI3は音量の大きさを示すアイコンである。
【0059】
而して来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、親器1又は副親器12(又は12a)の通話釦S0を押し操作すれば良く、この操作があると親器1のCPU部30の制御の下で親器1又は副親器12(又は12a)とインターホン子器2(又は2’)との間で通話処理回路42を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話可能となり、この状態においては、親器1のCPU部30の制御の下で図13に示すようにモニタ画面に来訪者に引き取って貰うための処理を指示する操作釦B29と、子器切り替え用の操作釦B33とが表示される。
【0060】
ところで来訪者が不審者等で通話が必要とない場合には、操作釦B29をタッチ操作すれば、親器1のCPU部30の制御の下で、来訪者に対して「お引き取り」を願うための報知音(メロディ音や音声でも良い)をインターホン子器2から報知させることができる。
【0061】
またインターホン子器2(又は2’)との通話中において、他のインターホン子器2又は2’からの呼出があると、親器1、副親器12では、呼出音による報知と、モニタ画面でのテキストによる呼出元を示す表示が行われ、これを見た家人は操作釦B33を操作して、接続相手のインターホン子器2又2’を切り替えることができる。勿論現在話し中のインターホン子器2又は2’との通話は保留状態となる。
【0062】
さて来訪者との通話が一定時間経過するか、通話中の親器1又は副親器12で終了釦BEの操作が行われると、親器1のCPU部30の制御の下で待機状態に戻る。
【0063】
尚上述の通話終了後に一定時間(例えば10秒)以内に通話していた親器1又は副親器12(或いは12a)側で通話釦S0の押し操作があれば、親器1のCPU部30の制御の下で、対応するインターホン子器2(或いは2’)との通話路が確立されて延長通話が可能となる。
【0064】
ところで、上述の呼出中に録画録音に対応する操作釦B22が操作されると、CPU部30の制御の下で、来訪者Mの静止画を録画処理と、通話音声の録音処理とが開始され、静止画データ及び通話音声データがデジタルデータとしてフラッシュROM45に記録される。そして図14に示すようにモニタ画面には録音中のアイコンI4と、録音停止の操作釦B28が表示され、また日付、時刻データは上記録画/録音のデータに対応してフラッシュROM45に記録される。つまりフラッシュROM45とCPU部30とで録画手段が構成され、また後述する再生の手段を構成する。
【0065】
この図14のモニタ画面で、録音を途中で停止させるための操作釦B28がタッチ操作されると、この操作情報(制御コマンド)が親器1のCPU部30へ送られ、CPU部30は録音動作を停止する。尚本実施形態では手動による録画録音操作時に、例えば1枚の静止画記録を終了すると録画動作を停止するようになっているが、再度録画録音の操作釦B22を操作すれば、その時点の来訪者の静止画を再録画することができるようになっている。この操作釦B22の操作による再録画は一定時間経過毎に有効となる。
【0066】
この録画録音された静止画及び音声はメニュー画面の録画録音再生釦B4の操作で呼び出した図15に示す再生操作用のメニュー画面での操作で再生させることができる。この画面では、略右半分には録画/録音されたデータ別に録画/録音した日付と時刻とを表示した選択釦B34…が上下方向に配置表示される。このモニタ画面では一度に表示可能なデータ数は4つであるため、右端に表示されている上下のスクロール釦B35,B35で別のデータに対応する選択釦B34をスクロール表示させることができるようになっている。またこの図15の画面では左側にどのインターホン子器2による映像/通話音声かを示す文字(図では玄関に設置されたインターホン子器2を示す「玄関カメラ1」という文字が表示されている)を表示する表示部D1が設けられている。また下段には選択釦B34のタッチ操作で選択された録画録音データに対して再生を指示する操作釦B36、更に保存を指示する操作釦B37、消去を指示する操作釦B38、そして全データの削除を指示する操作釦B39と、基本のメニュー画面に戻るための操作釦B27及び待機状態に移行させる終了釦BEを夫々表示している。
【0067】
また選択釦B34…の左端には対応するデータが未再生の場合には「未」という文字を、また再生済みで保存されている場合には「済」という文字を表示するとともに右端に「保」という文字を表示するようになっている。
【0068】
そしてユーザである家人において図15のモニタ画面から再生したいデータがある場合には対応する選択釦B34をタッチ操作して選択して操作釦37を操作すれば良く、この操作があると、親器1のCPU部30では対応する録画録音のデータをフラッシュROM45から読み出して映像信号、音声信号に戻す処理と、操作があった親器1或いは副親器12で再生させるための制御処理を行い、親器1或いは副親器12のモニタ画面で静止画を、スピーカSPで音声を夫々再生させる。そしてこの再生後当該データが保存する必要がある場合には操作釦B37を操作すれば、当該データが未再生のデータであった場合には対応する選択釦34の左端の「未」という文字を「済」という文字に、また右端に保存を示す「保」という文字がCPU部30の制御の下で表示される。また消去したい場合には操作釦B38を操作すれば良く、この操作に呼応してCPU部30は当該データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、当該データに対応する選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0069】
尚全てのデータを消去したい場合には操作釦39を操作すれば良くこの操作に呼応してCPU部30は全データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0070】
また本実施形態のようにインターネット601に接続され、外部のセンターサーバ602によるサービスを受けている場合には、このセンターサーバ602側に設けられている録画録音データベースに録画データ、録音データを転送する処理をCPU部30によって行われ、フラッシュROM45の容量以上のデータが保存できるようになっている。この保存データは、インターネット601を通じて呼び出してWEBブラウザで再生/消去することができるもので、この場合インターネット601に接続されているパーソナルコンピュータやWEBブラウザを備えた携帯電話機、更に親器1に搭載しているWEBブラウザを利用して再生映像及び再生音声を確認することができるとともに消去操作もできる。また親器1や副親器2でのセンターサーバ接続選択によって、センターサーバ602から保存データを転送させてその保存データの映像や音声の再生確認が行え、また消去操作ができるようになっている。
【0071】
ところで上述の通話動作はインターホン子器2、2’側からの呼出の場合であったが、待機状態で親器1又は副親器12(又は12a)で通話釦S0を操作すると、操作した親器1又は副親器12(又は12a)のモニタ画面には親器1のCPU部30の制御の下で、インターホン子器2又は2’を設置している場所に対応した選択釦B30〜B32のアイコンが表示される(図16(a)参照)。
そして操作者(家人)は呼出したいインターホン子器2(又は2’)の場所に対応する選択釦B30〜B32をタッチすれば図16(b)のようにインターホン子器2の場合には、撮像カメラが撮像した映像(図16(b)では来訪者の映像M)と各種操作釦が表示される。このモニタ画面では子器切り替え用操作釦B33が表示される。
【0072】
このように通話釦S0の操作をトリガとした通話は、終了釦BEの操作があるか若しくは通話開始から一定時間(例えば1分)が経過すると自動的に待機状態に戻る処理がCPU部30の制御の下で為される。
【0073】
前記呼出通話はインターホン子器2、2’と親器1又は副親器12(又は12a)との間に関するものであったが、親器1と副親器12(又は12a)との間、或いは副親器12(又は12a)と別の副親器12(又は12a)との間の宅内通話、つまり室内通話のための室内呼出を行う場合には、室内呼出を行う側の家人が親器1又は12(又は12a)の室内呼出釦S2(又はS2a或いはS2b)をまず操作する。この操作により親器1のCPU部30の制御の下で、発呼側が親器1又は副親器12の場合にはそのモニタ画面に図17に示すように当該世帯の副親器12又は12a又は親器1を個別に呼び出すための呼出釦B40〜B47と、一斉に呼び出すための呼出釦B50、予め設定したグループ単位での呼び出しを行う呼出釦B51、B52と、他の世帯に切り替えるための切り替え釦B53のアイコンが表示される。つまり宅内通話選択画面が表示される。システムが2世帯住宅に対応していない場合には切り替え釦B53は不要なため表示されないように設定しておく。
【0074】
ここで個別呼出の場合には呼出釦B40〜47から選択し、グループ呼出の場合には呼出釦B51又は52を、更に一斉呼出の場合には呼出釦B50を操作する。
【0075】
また呼出先が別の世帯に属する場合には切り替え釦B53を操作する。この場合には別の世帯に対応する呼出釦B40〜47、B50、B51、B52の表示画面に切り換わり、別世帯に対する個別、グループ、一斉の呼出が選択できるようになる。
【0076】
ここで個別呼出を行ったとすると、これに対応して親器1のCPU部30の制御の下で発呼側のモニタ画面に図18(a)に示すよう発呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Xと、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印とが表示される。一方着呼側では図19(a)に示すよう発呼側の人物Xと場所を示す文字からなる画像と、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印Zとが表示される。
【0077】
そして着呼側で通話釦S0が操作されて、親器1のCPU部30の制御の下で、発呼側と着呼側との通話路が確立されると、矢印Zが両方向を示す矢印に変わり、通話中であることを表示する(図18(b)、図19(b)参照)。
【0078】
尚図18(a)、図19(a)の画面では通話音量の切り替えの釦B60、再呼出動作を開始させる釦B61、図1の画面に戻すための戻り釦B27のアイコンが表示され、図18(b)、図19(b)の通話中の画面では、通話音量の切り替えの釦B60のみが表示される。
【0079】
この室内呼出の通話もインターホン子器2又は2’との通話と同様に終了釦BEの操作か、通話開始から一分経過時に終了し、この終了によって待機状態に戻る。
【0080】
次にモニタカメラ選択について説明する。このモニタカメラ選択の機能は、待機状態で親器1又副親器12のモニタ釦S3が操作されるか、メニュー画面上のカメラモニタの選択釦B6が親器1又は副親器12でタッチ操作されることで有効となる。
【0081】
モニタカメラ選択の機能が働くと、親器1のCPU部30の制御の下で、各モニタ装置37、63のモニタ画面が図20(a)に示すようにシステムに接続されている監視カメラ3b(インターホン子器2の撮像カメラやセンサカメラ3aの撮像カメラ)やWEBカメラ403の個々に対応した選択釦B70〜75のアイコンが表示された画面に切り替わる。この画面では画面の内容(この場合「モニタ選択」)を示す文字表示及び待機状態に戻るための終了釦BEも表示される。
【0082】
ここでシステム構築時に予め接続される監視カメラ3b、センサカメラ3a、撮像カメラ付きインターホン子器2の数とその場所、WEBカメラ403の数と個別番号が設定されて親器1のフラッシュROM45の所定エリアに登録されており、CPU部30はこの登録データに基づいてグラフィック生成回路39で各選択釦B70〜75に対応する各カメラの設置場所名或いはカメラ番号を記入した選択釦のアイコン画像データを作成させる処理を行うようになっている。また表示釦数によって選択釦の大きさを変えるように画像データを作成させるようになっている。この表示釦数によって選択釦の大きさを変える処理は、各モニタ画面において表示する機能の操作釦や選択釦についても機能の数によって適用される。
【0083】
而して例えば玄関に設置した監視カメラ3bを選択する選択釦SB1が親器1又は副親器12でタッチ操作されると、親器1のCPU部30ではセレクタ回路34を通じて当該監視カメラ3bの映像を取り込み、操作があった親器1又は副親器12のモニタ画面に映し出す処理を行う。
【0084】
図20(b)はそのモニタ画面を示しており、このモニタ画面ではモニタ中の監視カメラ3bに対応して、「玄関カメラ1」という文字を表示するとともに、対応した機能、例えば当該位置の電気錠9又は106又は303の操作釦B20、映像通話の操作釦B21、カメラ切り替え操作釦B76、録画録音の操作釦B22のアイコン及びアイコンを非表示とするための操作釦B0を画面下に映し出し、更に操作釦20に対応させて電気錠の状態を示すアイコンI1及び対応する戸、扉の状態を示すアイコンI2を表示する。このようにして任意のときに、任意の場所のカメラモニタが行え、且つカメラ設置場所の玄関や門の扉、戸に設けられている電気錠9又は106又は303の状態確認と操作も行えることになる。
【0085】
次に本システムの特徴であるセキュリティ関連について説明する。
【0086】
まず留守中の防犯防災の警戒を行いたい場合には、例えば親器1(或いは副親器12)の留守釦S4を操作する。この操作によって待機状態から留守セットモードの動作状態に変わり、操作した親器1(或いは副親器12)のモニタ画面は図21(a)に示すように設置されている電気錠9…、防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bの夫々の状態、RS485或いは電力線搬送によって制御可能な照明器具105、301の状態を表示する画面に切り替わる。この画面では、ユーザによって予め設定された複数の防犯パターンから所定の防犯パターンを選択する選択釦B80…が表示され、これら選択釦B80…の操作で、防犯・防災の対象の電気錠、防犯センサ等の組み合わせパターンを選択し、その選択パターンの対象となっている電気錠9…、防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bの夫々の状態、RS485或いは電力線搬送による制御可能な照明器具105、301の状態を表示できるようになっている。
【0087】
さてこの画面で状態確認を行ったユーザがセット釦STをタッチ操作すると、当該防犯パターンに属する各種センサや照明器具105、301の状態に異常がなければCPU部30の制御の下で、一定時間後〔例えば60秒後)に警戒状態に入ることを示すメッセージが図21(b)に示すように表示され、一定時間後に警戒状態にセットされる。このセットされる前にキャンセル釦B90が操作されるとCPU部30の制御の下で、図21(a)の画面に戻る。また窓などに設けた防犯センサが異常を検知するような場合には、そのセンサの状態を示すメッセージが図21(c)に示すように表示されてユーザに知らせる。そしてユーザが確認釦B91を操作するとアラートダイヤログを閉じる。
【0088】
さて留守に対する警戒セットが有効になると、各副親器12の表示部70の留守ランプ(図示せず)が点灯するとともに親器1の操作表示部52に設けた留守ランプ(図示せず)が点灯することになる。さて警戒セット下でインターホン子器2又は2’からの呼び出しがあれば、親器1のCPU部30は自動的に来訪者の静止画の録画と音声の録音をフラッシュROM45にて行う。またセンサカメラ3aの動作があると、センサカメラ3aの撮像した映像の静止画を自動的に録画する。
【0089】
ところで、警戒セット中に防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bなどが作動すると、増設ベル10を鳴動させるとともに、出力接点部28をオンして自動通報機19により予め登録されている所定の電話番号先へ音声により通報する。またゲートウェイ400から宅内LAN、インターネット601を通じてセンターサーバ602に対して予め登録しているメールアドレスへ異常発生に応じた内容の電子メールを送信させる指示コマンドを送る処理をCPU部30の通報処理機能によって行う。
【0090】
これによってセンターサーバ602からは異常通報の電子メールが所定のメールアドレスに送信されることになる。つまり電話番号先への音声通報によって即時性を確保し、且つ電子メールによって確実に伝達を行うのである。従って携帯電話機のように電話通話と電子メールの受信が共にできるものを通報先とすれば、両者の短所を補うことで通報を確実なものとできる。
【0091】
さて家人が帰宅した場合には、まず防犯センサ6…の検知動作による警報動作が起きないように警戒状態をリセットする操作(例えば電気錠の解錠操作や後述する警戒セット/リセット操作器の操作)を行ってから、宅内に入り、次に留守セットを解除するために留守釦S4を操作する必要がある。そこで警戒状態のリセット後に宅内に入った家人は親器1或るいは副親器12の留守ランプの状態から留守中に録画録音があったか否かを知ることができる。そして、留守ランプが点滅していれば録画録音があったことを示しており、この状態で留守釦S4が操作されると、留守録件数が親器1のCPU部30の制御の下で、操作のあった親器1又は副親器12のモニタ画面で表示され、録画録音が為された時間が古いものから静止画が順次自動的に再生され、全ての再生が終了すると、更に全静止画が一度に表示された後、CPU部30の制御の下で留守セットが解除されて待機状態に戻る。
【0092】
一方録画録音がない場合には留守ランプが点灯のままとなっており、留守釦S4が操作されると、CPU部30の制御の下で操作のあった親器1或いは副親器12のモニタ画面には留守録メッセージ無しの表示が為される。
【0093】
そしてこの画面を確認した家人が了解釦S5を操作するとCPU部30は留守設定を解除して待機状態に戻る。
【0094】
前記留守時以外にも、本実施形態のシステムでは在宅中や、就寝中もセキュリティ機能を働かせることができるようになっている。
【0095】
つまりメニュー画面よりセキュリティ釦B5を操作すれば、操作が為された親器1或いは副親器12のモニタ画面に親器1のCPU部30の制御の下で、図22に示すセキュリティ画面を呼び出すことができ、この場合電気錠9…、防犯センサ、火災センサ、ガスセンサの状態を示すアイコンと、在宅時の警戒モードを選択する選択釦B91、就寝中の警戒モードを選択する選択釦B92、警戒セット状態をリセットする解除釦93のアイコン及び警戒セットのセット釦STを表示しており、この選択釦91、92でモードを選択し、セット釦STの操作で警戒セットができ、また解除釦93で警戒セットをリセットすることができるようになっている。尚これらは在宅中の警戒セットであるのでセンサ発報があった場合には、電子メールを含めた自動通報を行わない。勿論自動通報を行うようにしても良い。また就寝中にインターホン子器2,2’からの呼び出しによる呼出音の報知を停止させるよう設定が行え、就寝が妨げられるのを防ぐことができるようになっている。更にまた上記解除釦93は上記警戒モード下で、家人が帰宅した場合に、宅内側から電気錠9…を操作解錠する必要がある場合にも使用される。
【0096】
さて本実施形態のシステムでは、前記のインターホン系の機能、防災、防犯等のセキュリティ系の機能の他に宅内の照明器具105、301等を遠隔制御できる機能を備えており、この機能を動作させる場合には、メニュー画面を呼び出してコントロール用の操作釦B8を操作する。これにより操作が為された親器1或いは副親器12のモニタ画面に親器1のCPU部30の制御の下で図23(a)に示すコントロール用の操作画面を呼び出すことができる。この画面では照明器具105、301の操作に関する動作を選択する選択釦B100…が表示される。図中の選択釦B100は、就寝時の照明器具の点灯制御、選択釦B101は起床時の照明器具105、301の点灯制御、選択釦B102は、外出中の照明器具105、301の点灯制御、更に選択釦B107は全ての照明器具の点灯制御、選択釦B108は全て照明器具105、301の消灯制御に対応し、これら選択釦での選択後セット釦109を操作することで制御情報がCPU部30によって生成され、所定の信号形式に変換された後、制御監視系のバス14を通じて対応する端末へ送信される。勿論照明器具以外の機器の操作画面を呼び出す場合には切り替え釦B200を操作すれば他の機器の操作に関する画面(図23(b)参照)に切り替えることができる。図中B201は照明器具に対応する画面への切り替え釦である。そしてこれらの画面の選択釦と対応する照明器具105、301や機器との関係テーブルを親器1内のフラッシュROM45の所定エリアに格納しており、操作があるとCPU部30は、照明器具105、301であればバス14を通じて制御を行うための制御信号を送信するようになっている。尚JEM−A規格の空調機器8の場合にはI/F回路47を通じて制御信号を送信する。勿論動作確認を把握する処理も同時に行う。
【0097】
さて本実施形態のシステムでは、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109により夫々の計測情報を収集蓄積しており、これらの情報を、メニュー画面の操作釦B7を操作することで、現在の消費量、累積消費量、月末予想料金や、CO2換算値等の数値表示やグラフ表示をモニタ画面に表示させることができるようになっている。
【0098】
また選択釦B1を操作することで、キッチンタイマ機能を呼び出してCPU部30のタイマ機能の制御の下でアラーム音を親器1や副親器12のスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類、音量等の設定、登録ができるようになっている。また操作釦B2を操作することで薬などの投薬時間を報知するためのCPU部30のタイマ機能を呼び出して、CPU部30の制御の下でアラーム音をスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類等の設定、登録ができる機能も備わっている。つまりこれらのタイマ機能で種々のスケジュール管理が行える。
【0099】
更に家族間での伝言を登録する機能が備わっており、この機能は操作釦B3を操作すれば呼び出すことができ、この画面下で親器1又は副親器12のマイクMICを利用して伝言メッセージをフラッシュROM45にCPU部30の制御の下で録音させることができる機能である。この伝言メッセージの登録情報は伝言メッセージ毎に画面に表示される。また伝言メッセージの再生はこの画面で表示される釦の操作で行えるようになっている。
【0100】
尚メニュー画面の選択釦B9は本システムでの必要な設定を行うための画面を呼び出すことができ、その画面で上述の動作、機能に必要な設定を行うようになっている。
【0101】
選択釦B10はセンターサーバ602に対してゲートウェイ400と宅内LAN、インターネット601を通じて親器1を接続している場合において、上述した録画録音のデータ保存、更に電子メールの通報、更にガスセンサなどの交換時期の通知、自動通報機109の停電用バッテリーの交換の通知などのサービスを受ける場合にセットするためのスイッチである。
【0102】
ところで、上述の留守モードや就寝、在宅等の警戒モードではモニタ画面上での操作で自動的に警戒セット状態に入り、その解除は電気錠9の解錠によって警戒セットが解除されるようになっているが、本実施形態ではRS485の系を用いてワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104による警戒セット/リセットの設定操作も可能となっている。
【0103】
つまり設置する住宅が広く、前記一定時間内では敷地外へ出ることができない場合においては、予めワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104を用いることを設定しておけばワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104からのセット情報が親器1のCPU部30へ送られてきたときに警戒セット状態になる。
【0104】
また帰宅時の警戒セットのリセットも同様に敷地内に入る前に操作することで行える。
【0105】
またJEM−A規格の電気錠9では誰が解除したかの情報を取り込むことはできないが、本実施形態ではRS485系の端末としてカードキー205を用いる電気錠操作器204を使用することができるようになっているため、カードキー205の識別コードを親器1のCPU部30によって解錠する際の認証を行うとともに認証コードから誰が解錠したかを履歴情報としてフラッシュROM45に保存する機能を備えている。従って本実施形態では、この電気錠操作器204を用いた場合には、警戒セットが解除されると予め登録されているメールアドレスに対して警戒セットのリセット情報とリセットした人物情報を電子メールとしてセンターサーバ602経由で送ることで外出中の家人に、家族の帰宅を知らせることができるようになっている。
【0106】
本実施形態では、インターネット601に宅内LANとゲートウェイ400を介して接続しているので、上述の録画録音の再生、消去、電気錠9、106の施錠や、電気錠106側の開戸、閉戸の確認、照明器具105、301の制御操作、警戒セット/リセットの確認、WEBカメラ403の映像のリアルタイムの確認、センサ連動の録画録音の設定と再生操作、警報履歴の閲覧なども携帯電話機、パーソナルコンピュータ等のインターネット端末によって行うことができる。また警報時の通報と同様に留守中の来客通知(電子メール)も可能となっている。
【0107】
また上記の通話時の録画録音操作は手動の場合について説明しているが、自動的に録画録音を開始する動作を事前に設定できるようにしても良い。
【0108】
前記実施形態ではインターネット601や宅内LANに親器1を接続しているが、接続しない場合にも自動通報器9による異常通報が行えるシステムを構築できる。
【0109】
また前記実施形態ではメニュー画面では選択釦B100…を表示しているが、込めニュー画面の階層下に、就寝のモード、在宅のモード、警戒解除モード、更には留守モード等を選択する画面を呼び出せるようにしても良い。
【0110】
また前記実施形態ではカードキー205での操作は解錠であったが、施錠操作に対応させても良く、この場合に警戒状態にセットさせる動作と連動させるようにしても良い。
【0111】
また上記カードキー205による解錠では電子メールで帰宅者を通報するようになっているが、親器1,副親器12のモニタ画面に表示させても良い。また電子メールに並行して自動通報機19を通じて電話による通報を行うようにしても良い。
【0112】
【発明の効果】
請求項1の発明は、玄関や門のような複数の出入り口に備えた複数のインターホン子器と、インターホン子器との間で通話路を確立して通話ができるインターホン機能を少なくとも備えた親器とで構成され、親器には何れかのインターホン子器との接続中に、当該インターホン子器を設置している出入り口の施錠・解錠を行う電気錠の施錠・解錠状態を表示する手段と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態を表示する手段とを備えているので、接続中のインターホン子器に対応した玄関や門の扉、戸等に設けられている電気錠が施錠・解錠状態と、電気錠の解錠・施錠の操作可能なタイミングとをユーザ(家人)に知らせることができ、結果複数の電気錠を一つの操作手段で各別に操作する構成であっても操作上の分かりづらさを無くすことができ、特に夫々の電気錠に1対1で対応させるために複数の操作手段を設ける必要がないので、操作間違い等も起きず使い勝手も向上するという効果がある。
【0113】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記親器が、インターホン子器に備えている撮像カメラからの映像を表示するモニタ装置を備えた親器であって、インターホン子器との接続中にモニタ装置の画面上に当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を示すアイコン表示と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態表示を兼ねた操作釦を表示させる機能を備えているので、モニタ装置のモニタ画面上に操作釦を表示する親器においても上記請求項1の発明の効果が得られ、特にモニタ画面上で複数の操作釦を表示する必要がないため、操作性の向上と、モニタ画面のデザイン上においても向上が図れる。
【0114】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、電気錠の施錠・解錠状態を表示する第1の表示ランプと、電気錠の施錠・解錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠操作の可能状態を第2の表示ランプとを親器に備え、インターホン子器との接続中に、当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を第1の表示ランプの点灯状態で表示し、且つ当該電気錠の施錠・解除操作の可能状態を第2の表示ランプの点灯状態で表示するので、ハードウェアで操作釦を設ける親器においても上記請求項1の発明の効果が得られ、特にハードウェアの操作釦を複数設ける必要がないため、操作面が大型化することがなく、また操作面のデザイン上においても向上するというるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の一表示画面例図である。
(b)は同上のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の別の表示画面例図である。
【図2】同上の全体のシステム構成図である。
【図3】同上に用いる親器の構成図である。
【図4】同上に用いる副親器の構成図である。
【図5】同上に用いる副親器の一例の正面図である。
【図6】同上に用いるモニタ装置無しの副親器の構成図である。
【図7】同上に用いるモニタ装置無しの副親器の正面図である。
【図8】(a)は同上に用いる照明マスタリモコンの構成図である。
(b)は同上に用いる照明サテライトリモコンの構成図である。
【図9】同上に用いる電気錠操作器の構成図である。
【図10】同上に用いる計量情報盤の構成図である。
【図11】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示される基本のメニュー画面の表示例図である。
【図12】同上のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の他の表示画面例図である。
【図13】同上のインターホン子器との通話時の親器又は副親器のモニタ装置の他の表示画面例図である。
【図14】同上のインターホン子器との通話時における録音動作中の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図15】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示される再生操作用のメニュー画面の表示例図である。
【図16】(a)は同上の親器又は副親器からインターホン子器を呼び出す際に用いるモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の親器又は副親器からインターホン子器を呼び出した際のモニタ装置の表示画面例図である。
【図17】同上の2世帯対応時において他0世帯の親器や副親器の呼び出す際に用いるモニタ装置の表示画面例図である。
【図18】(a)は同上の内線呼び出し中の発呼側親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の内線通中の発呼側親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図19】(a)は同上の内線呼び出し中の着呼側の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の内線通中の着呼側の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図20】(a)は同上のモニタするカメラ選択時に用いる親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上のカメラモニタ中の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図21】(a)は同上のセキュリティ関連の留守セット時に用いる親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の警報セット時の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(c)同上の警報セット時の親器又は副親器のモニタ装置の別の表示画面例図である。
【図22】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるセキュリティ関連の表示画面例図である。
【図23】(a)は同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるコントロール用の操作画面の一表示例図である。
(b)は同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるコントロール用の操作画面の他の表示例図である。
【符号の説明】
B0、B20、B21、B22 操作釦
BE 終了釦
I1、I2 アイコン
M 来訪者の映像
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
玄関や、門等の複数の出入り口の扉や戸の施錠を行うための電気錠を夫々設けるとともに、夫々の出入り口にインターホン子器(ドアホン子器)を設置し、宅内には、インターホン子器からの呼び出しに対応して通話路が形成されると、接続中のインターホン子器との間で通話が行え、且つ各出入り口に設けられた電気錠の解錠のための解錠スイッチを備えた親器(通話機)を基本構成として備えた電気錠システムが従来からある(例えば、特許文献1)。
【0003】
この特許文献1の電気錠システムは、インターホン子器側から呼び出しがあると、呼び出し応じてスイッチユニットが自動的に切り替わり、選局動作及び電気錠の切り替え動作が行われるようになっており、応答者は通話機を用いて選局されたドアホンとの間で通話を行い、来訪者を確認するようになっている。そして応答者が来訪者に宅地内や宅内に入ってもらう必要があると判断した場合に、解除スイッチを操作することで、通話中のドアホンに対応した電気錠を解錠できるのである。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−179972号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来例では、インターホン子器からの呼び出しが行われたときに、宅内側から当該インターホン子器に対応して設けられている電気錠を解錠することができるが、しかしながらこの従来例では、呼び出しがあったときに、電気錠が施錠状態にあることを前提としており、インターホン子器からの呼び出しがあっても、当該インターホン子器に対応する電気錠が解錠状態なのか、或いは施錠状態なのかを判断するための手段が宅内側には設けられておらず、そのため電気錠の解錠中に不審者の来訪者があっても、宅内側では解錠中であることが分からず、しかも解錠中の電気錠を施錠する必要がある場合などにおいても施錠操作することができなかった。
【0006】
一方、電気錠を操作する操作釦内蔵のランプを点灯/消灯させることで、現在の電気錠の状態を表示するものも提供されているものもある。
【0007】
しかしながら何れの従来例も電気錠操作が可能なのかどうかを示す手段がないため、使い勝手が悪かった。
【0008】
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、インターホン子器と接続中の親器で、当該インターホン子器に対応して設けられている電気錠の操作可能状態をユーザに知らせることができるインターホンシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、玄関や門のような複数の出入り口に備えた複数のインターホン子器と、インターホン子器との間で通話路を確立して通話ができるインターホン機能を少なくとも備えた親器とで構成され、親器には何れかのインターホン子器との接続中に、当該インターホン子器を設置している出入り口の施錠・解錠を行う電気錠の施錠・解錠状態を表示する手段と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態を表示する手段とを備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記親器が、インターホン子器に備えている撮像カメラからの映像を表示するモニタ装置を備えた親器であって、インターホン子器との接続中にモニタ装置の画面上に当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を示すアイコン表示と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態表示を兼ねた操作釦を表示させる機能を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、電気錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠状態を表示する第1の表示ランプと、電気錠の施錠・解錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠の可能状態を第2の表示ランプとを親器に備え、インターホン子器との通話路の確立中に、当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態に対応して第1の表示ランプの点灯を制御するとともに、第2の表示ランプを点灯させる制御手段を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を説明する。
【0013】
図2は本発明の一実施形態のシステム全体を示しており、このシステムはシステムの中核となる主なる親器1を中心として、インターホン機能、住宅設備の制御監視機能、防犯、防災等のセキュリティ機能を統合したものであり、親器1にはTVカメラ付きのインターホン子器2やTVカメラ無しのインターホン子器2’、付設している人感センサ等に連動して起動するセンサカメラ3a、更に玄関ポーチなどに設けられる監視カメラ3b等を接続する接続部20(図3参照)、呼出用押し釦装置4、火災センサ5a、ガスセンサ5b、防犯センサ(防犯スイッチ)6、非常用押し釦装置7等を接続する接続部21(図3参照)、JEM−A規格の空調機器8や電気錠9を接続する接続部22、更に警報報知用の増設ベル10、増設スピーカ11等を接続する接続部23(図3参照)とともに、宅内に必要に応じて設けられる副なる親器(以下副親器という)12…や12a…を伝送線13を介して接続する接続部24(図3参照)、汎用通信系のRS485(尚RS485以外のRS232C、RS422等の汎用シリアル通信を用いても良い)用の2線のバス14を接続する接続部25(図3参照)、10BASE−Tのケーブル15を接続する接続部26(図3参照)、一般の電話機16をインターホンのハンドセットとして使用可能とするドアホンアダプタ17とインターホン子器(ドアホン子器)2、2’との間の通話音声を通す通話線18を接続する接続部27(図3参照)、更に異常発生時等に通報出力を自動通報機19に送る接点出力部28(図3参照)とを備えている。
【0014】
親器1は上述のように各種接続部20〜27及び接点出力部28を備えたものであるが、その内部には次の回路要素を備えている。
【0015】
つまり親器1の全体の信号処理・制御を担うCPU部30と、前記接続部20の何れかに接続された信号線80を通じてインターホン子器2、2’から送られてくる呼出信号を検出してその検出信号をCPU部30に出力するドアホン呼出検出回路31と、接続部21に接続される各種センサ及びスイッチ類の信号をCPU部30との間で内部バス32を介して通信を行うためのI/Oポート33と、前記各接続部20を通じて取り込まれる直接接続の撮像カメラ付きインターホン子器2、2’から周波数多重化によって送られてくる音声信号及び映像信号、或いは監視カメラ3bやセンサカメラ3aの映像信号をCPU部30の制御の下で選択するセレクタ回路34と、セレクタ回路34を通じて取り込まれたFM変調されている映像信号を復調するビデオ復調回路35と、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データにコンバートするビデオコンバータ36と、ビデオコンバータ36からの画像データの所定位置に付加して表示したり或いは単独で表示するためのグラフィックデータ(画像データ)を生成し、ビデオコンバータ36からの画像データと合成したり、ビデオコンバータ36からの画像データの画質補正やエフェクト処理を行う等して、液晶ディスプレイからなるモニタ装置37及び副親器12…に設けてある液晶ディスプレイからなるモニタ装置63で映し出すための画像データを生成するグラフィックス生成回路39と、グラフィックス生成回路39から出力される画像データをアナログの映像信号にコンバートするビデオコンバータ40と、このビデオコンバータ40から出力される映像信号をFM変調して送出するビデオ変調回路41と、前記セレクタ回路34を介して取り込んだインターホン子器2、2’からの音声信号を取り込んで、副親器12、12aへ送出する処理及び副親器12、12a側からの音声信号を取り込んでインターホン子器2、2’へ送出する処理を行い、インターホン子器2、2’と副親器12、12aとの間の通話制御をCPU部30の制御の下で行う通話処理回路42と、副親器12、12aから周波数多重によって送出されてくるFSK信号により構成された制御信号から操作情報たる制御コマンドを抽出してCPU部30へ受け渡すとともにCPU部30で生成された制御コマンド(制御情報)を副親器12、12a側へ制御信号として送出する制御コマンドI/F回路43と、ビデオ変調回路41からの映像信号とインターホン子器2、2’の音声信号とを接続部24を通じて伝送線13へ送出させ、また副親器12側からの音声信号を抽出するための結合部56を備えている。
【0016】
尚、グラフィックス生成回路39の機能としては、例えば、画像へのタッチスイッチの付加表示、インターホン子器2、2’の撮像カメラや監視カメラ6の撮像映像の合成表示や、スーパーインポーズ表示、各種センサやスイッチ類などの状態付加表示、後述する録画/録音情報の付加表示、画質補正や画像エフェクト処理など、様々な画像加工態様が含まれる。
【0017】
ここでビデオ復調回路35、ビデオコンバータ36、グラフィックス生成回路39、ビデオコンバータ40、ビデオ変調回路41及びビデオRAM44により画像処理手段を構成する。
【0018】
そして更に録画、録音や各種データの記憶手段としてフラッシュROM45、ワークエリアやデータの一時格納のためのRAM46を備えている。更に接続部22に制御線81を通じて接続される日本電機工業会の規格(JEM−A)の電気錠9や空調機器8に対して制御信号の送信或いは動作モニタ信号の受信を行うなうI/F回路47と、内部バス32を通じてCPU部30から受け取った制御信号をI/F回路47に送るとともにI/F回路47から受け取る動作モニタ信号を内部バス32を通じてCPU部30に送るためのI/Oポート48を備えている。このI/Oポート48はCPU部30からの制御信号に基づいて接点出力部28をオンさせて接点出力を自動通報機19へ送るようにもなっている。
【0019】
またインターホン子器2、2’との通話や副親器12、12aとの通話が可能なようにハンズフリーの通話制御を行う音声処理回路49と、音声入出力手段を構成するマイクMIC、スピーカSP、アンプ53a、53bを備えている。またこの親器1で各種操作が可能なようにモニタ装置37の表示画面上にタッチパネル50を設けるとともに操作座標情報の取り込みなどを行うタッチパネルコントローラ51を設けている。更にタッチパネル50以外に各種操作釦と表示素子とを備えた操作表示部52が設けられ、その操作情報をCPU部30が取り込むようになっている。操作表示部52には、インターホン子器2、2’との間の通話を行うための通話釦S0、モニタ画面に基本となるメニュー画面を呼び出すためのメニュー釦S1、室内呼出のための室内呼出釦S2等の操作釦を設け、また各種表示ランプを図2に示すように設けている。
【0020】
また外部のRS485用のバス14が接続される接続部25と内部バス32との間にはRS485用のインターフェース部54を設け、外部のバス14に接続されている後述する各種端末とCPU部30との間で制御・監視の情報の授受がRS485を用いて行えるようになっている。
【0021】
更に外部の10BASE−T用のケーブル15を通じて後述するゲートウェイ400とCPU部30との間で情報の授受ができるように内部バス32と接続部26との間に10BASE−T用のインターフェース部55を設けている。
【0022】
一方、モニタ装置付きの副親器12は図4に示すように親器1に接続した伝送線13を接続する接続部60を備え、内部回路としては副親器12の制御と信号処理を行うためのCPU部61と、親器1から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調回路62と、この復調された映像を映すための液晶ディスプレイからなるモニタ装置63と、親器1側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカSPより報知し、またマイクMICとスピーカSPとを用いて親器1を介してインターホン子器2、2’や親器1や他の副親器12、12aとの間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理回路64と、前記親器1の操作表示部52と同様に通話釦S0、メニュー釦S1、室内呼出釦S2等の他に例えば図5に示すように十字キーS6等を備えた操作部65と、モニタ装置63の画面に設けたタッチパネル66と、親器1を通じて送られてくる操作部位を示す映像に対応したタッチ操作があると、タッチパネル66上での操作位置を示す座標情報を操作情報としてCPU部61に受け渡すタッチパネルコントローラ67と、前記操作部65に備わった前記通話釦S0…を含む手動操作用操作釦の操作情報を取り込んでCPU部61へ受け渡すためのスイッチ入力部68と、タッチパネル66の操作に対応してタッチパネルコントローラ67から出力される座標情報及びスイッチ入力部68の操作情報に基づいてCPU部61により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部60を介して送出するとともに親器1からの制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路69と、操作部65での操作状態やシステムの状態を表示する表示ランプを設けた表示部70をCPU部61からの制御信号により駆動するための表示駆動部71とを備えている。尚72はマイクMICから入力された送話用の音声信号を増幅するためのアンプ、73は音声処理回路64から出力される受話用の音声信号を増幅するためのアンプである。また副親器12にも増設スピーカ74を接続するための手段(図示せず)が備わっている。尚図5は副親器12の一例の正面図であって、図2に示すように十字キーがないものでも良い。
【0023】
モニタ無しの副親器12aはモニタ装置63と、ビデオ復調回路62、タッチパネル66、タッチパネルコントローラ67を設けていない点で、副親器12と相違するが、その他の回路構成は図6に示すように副親器12と同じ構成となっている。そして操作部65には、図7に示すように通話釦S0と、電気錠の施錠・解錠を行うための操作釦S4と、予め設定している親器12或いは副親器12又12を呼び出すための2つの室内呼出釦S2a、S2b等を備えている。
【0024】
また表示部70として、操作釦S4内に設け、現在通話路を確立しているインターホン子器2或いは2’に対応して設けてある電気錠の施錠・解錠状態を内部から操作釦S4の操作面を照光することで、表示する表示ランプL1や、操作釦S4のやや上方位置に配置し、現在通話路を確立しているインターホン子器2或いは2’に対応して設けてある電気錠が施錠或いは解錠可能であることを表示する表示ランプL2等を設け、CPU部61の制御の下でこれら表示ランプL1やL2の点灯状態が制御されるようになっている。
【0025】
ところで本実施形態のシステムではRS485用のバス14に接続されている端末の制御監視を親器1のCPU部30の制御監視機能の下で行えるようになっている。次に本実施形態のシステムに用いる端末の例を説明する。
【0026】
まず、セキュリティ機器の端末として小電力無線を利用するワイヤレスデータ出力受信機200及びワイヤレスデータ入力送信機201とがある。ワイヤレスデータ出力受信機200は、窓の開閉を監視し、窓開閉検知時に無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ101、門扉や塀からの侵入者の監視を光ビームを用いて行い、侵入者が検知されると無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ102、更に家人が携行し、非常時に操作することで操作情報を無線電波で送信する携帯用コール釦装置103a、更に適所に配置され、操作時に操作信号を無線電波で送信するコール釦装置103b、更にシステム全体に設置される防犯・防災系のセンサ類の検知を有効とする警戒状態のセットとそのリセットの信号を無線電波で送信する警戒セット/リセット操作器104等に対処してこれらの電波信号を受信し、受信した検知や操作の情報をバス14を通じて親器1へ送るものである。
【0027】
一方ワイヤレスデータ入力送信機201は前記警戒セット/リセット操作器104の操作に対するアンサーバック(確認)信号を親器1のCPU部30の警戒セット/リセット設定機能の下で警戒セット/リセット操作器104に対して送信するものである。
【0028】
警戒セット/リセット操作器104は本システムを設置する住宅が大きく門扉の位置から家屋まで離れている場合に有効なもので、例えば家を出るときに家屋から離れた位置で警戒セットの信号を送信することができ、また帰宅するときにも外部からリセットの信号を送信することができ、そのため有線式による操作器を門扉等に設ける場合に比して配線等を必要としないという利点がある。
【0029】
そしてアンサーバック信号の受信によって操作に伴う警戒セット/リセットが為されたことを確認することができる。尚この警戒セット/リセット操作器104を使用しない場合にはワイヤレスデータ入力送信機201を設ける必要はない。
【0030】
次に住宅設備系の端末としては、赤外線リモコンによる遠隔制御が可能な照明器具105の操作制御を、親器1のCPU部30の制御の下で行う照明マスタリモコン202がある。この照明マスタリモコン202は、照明器具105を取り付けた部屋に設けられる照明サテライトリモコン203との間で無線電波(小電力無線)により制御情報の送信と動作確認のための返信信号の受信とを行うようなっている。
【0031】
照明マスタリモコン202は図8(a)に示すように構成されており、親器1側から操作したい照明器具105の識別データと操作内容を示す制御情報がインターフェース部202aを介して受信すると、内部のCPU部202bの制御の下で無線送受信部202cから無線電波により制御情報を送信するようになっている。一方照明サテライトリモコン203は図8(b)に示すように構成されており、照明マスタリモコン202からの制御情報を無線送受信部203aにより受信し、CPU部203bは制御情報に含まれる識別データが予めフラッシュROM等からなる記憶部203dに登録されている識別データと一致したときに赤外線送信部203cから制御情報に対応する制御信号を赤外線により送信するとともに、返信信号を無線送受信部203aを通じて無線電波により照明マスタリモコン202へ送信する。照明マスタリモコン202では、返信信号を無線送受信部202bで受信すると、CPU部202cの制御の下で動作確認情報をインターフェース部202aを通じて所定形式の信号に変換して親器1へ送信する処理を行う。
【0032】
尚照明サテライトリモコン203の赤外線送信部203cは対象となる照明器具105のメーカに対応した形式の赤外線信号を送信することができるように、メーカ別に設定ができる機能を備えているものとする。
【0033】
また住宅設備系としては電気錠106の施錠/解錠の操作と開戸/閉戸の監視とを行うための電気錠操作器204がある。
【0034】
この電気錠操作器204は、電波等を用いた非接触式のカードキー205に対応するもので、図9に示すようにカードキー205に書き込まれている認識コードを非接触で読み取るリーダ部204aと、電気錠106のデッドボルトを駆動することにより施錠/解錠を行う駆動部204bと、電気錠106のトリガに連動してドア(或いは戸)の開戸/閉戸を検知する検知スイッチの検知情報を取り込む開閉検知部204cと、インターフェース部204dと、CPU部204eとから構成されている。この電気錠操作器204の動作を簡単に説明する。
【0035】
まず電気錠操作器204のリーダ部204aはカードキー205が近接すると、カードキー205に予め書き込まれている識別コードを読み取り、CPU部204eはこの読み取った識別コードの情報をインターフェース部204dを介してバス14により親器1へ送る。そして、親器1ではCPU部30により予め登録されている識別コードか否かの認証を行った後、許可されたカードキー205の場合には認証情報を電気錠操作器204へ送る処理が為され、電気錠操作器204ではインターフェース部204dを通じて認識情報を受け取ると、駆動部204bを通じてデッドボルトを施錠又は解錠方向に駆動する制御を行う。またCPU部204eは開閉検知部207の検知信号の変化を監視し、変化があると検知情報をインターフェース部204eを通じて親器1へ送信する機能を備えている。
【0036】
この電気錠操作器204に対応する機能として親器1のCPU部30は、上述したように識別コードの情報が送られてくると予め登録されている識別コードと家人との関係テーブルから識別コードの認証を行い、一致するものがあれば前記の認証情報を作成して返信する機能と、カードキー205による操作履歴をフラッシュROM45に蓄積格納する機能、警戒セット状態下での解錠操作であれば警戒セットを解除する機能と、警戒セット状態下で且つ前記解除操作がない状態で開戸を示す検知情報があると警報処理を行う機能と、警戒セット時に開戸状態の場合にはそれを必要に応じて知らせる注意処理を行う機能とを備えている。
【0037】
さて更に住宅設備系の端末としては、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109からの計量情報を受け取る計量情報盤208がある。この計量情報盤208は図10に示すようにCPU部208aと、各メータ107〜109とからの計量データを受け取る入力部208bと、受け取った計量データをCPU部208aの制御の下で所定形式の信号に変換してバス14を通じて親器1へ送るインターフェース部208cを備えている。
【0038】
この計量情報盤208に対応する親器1のCPU部30の機能としては、各計量データを積算して当月の現時点の各消費量を求めるとともに料金換算を行う機能と、各消費量をCO2換算する機能と、これら求めた消費量や料金、CO2 換算量をフラッシュROM45に蓄積保存するとともに、これらの保存データを操作指示に応じてグラフや表などにより親器1のモニタ装置37や副親器12のモニタ装置63に表示させる機能と、現在の電力消費状態を監視して、この監視データを操作指示に応じて親器1のモニタ装置37や副親器12のモニタ装置63に表示させる機能とが備わっている。
【0039】
更に住宅設備用端末として、既存の電力線300に接続され、電力線搬送の信号により監視/制御用の端末を内蔵した各種機器(例えば照明器具301、分電盤302、電気錠303、その他設備304等)に対して制御を可能とするために、バス14を通じて送受する信号と電力線搬送用信号との間のプロトコル変換を行うユニット209も準備され、該ユニット209をバス14と電力線300との間に介在接続することもできるようになっている。これにより既存の電力線300を信号線として用いる電力線搬送系の各種機器の制御/監視が親器1を通じて行うことが可能となる。尚電力線搬送に使用する信号形式としては特に限定されるものではないが、汎用の形式を使うことでユニット209の汎用化が図れる。
【0040】
前記自動通報機19は、公衆回線600に接続され、親器1の接点出力部28の接点出力が入力すると、予め登録している電話番号の電話機(一般電話機、携帯電話機の何れでも良い)に対して自動通報を行うもので、異常が発生したことを音声により通報するようになっている。また自動通報機19にはドアホン転送機能付きの電話機16を用いてインターホン子器2、2’との間或いはワイヤレス子器500とドアトークターミナル501を介して通話を行う系を設けた場合には、予め登録している電話番号の電話機に来客呼出を転送する機能を備えている。
【0041】
図2に示す本実施形態のシステムでは、宅内にファイヤーウォール機能やプロトコル変換機能等を備えたゲートウェイ400と接続部26との間に10BASE−Tのケーブル15を接続することで、宅内LANやインターネット601へ接続することができるようになっている。ゲートウェイ400での宅内LAN及びインターネット601との間のデータの授受についての制御はシステム側の親器1からRS485のバス14を通じて行われる。
【0042】
ここで宅内LANは、図2に示すようにパーソナルコンピュータ402や、WEB(Web)カメラ403がハブ404を通じて接続され、更にルータ機能を備えたADSLモデム401と、スプリッタ405を通じて公衆回線600からADSLにより例えばインターネット接続業者を通じてインタ−ネット601に接続されている。勿論インターネット601への接続はCATV網や、その他の通信網を通じて行うようにしても良く、図2は一例を示しているに過ぎない。尚ADSLを用いる場合にはスプリッタ405を通じて公衆回線600に自動通報機19を接続する。
【0043】
またインターネット601には本発明のシステムに対するサービス提供者のセンターサーバ602が接続されており、このセンターサーバ602を通じて、後述する各種サービスを受けることができるようになっている。
【0044】
更にインターネット601に接続することで、インターネット601の端末となるパーソナルコンピュータや携帯電話機等を通じて本発明のシステムとの間で情報の授受が可能となり、これによりインターネット端末からインターネット601と、宅内LANと、親器1とを通じて本発明のシステム内の機器の操作/監視を可能としている。
【0045】
ゲートウェイ400に備えられるWEBサーバ機能は、LAN及びインターネット関連機能の設定を親器1に搭載しているWEBブラウザで行うためのWEBページを親器1へ提供するようになっている。ファイヤーウォール機能はインターネットを通じて不法に本システムへ侵入されるのを防止するためのものである。
【0046】
さて上記の各電気錠9,106,303はインターホン子器2,2’が設置される玄関、門等の扉、戸の施錠・解錠を行うためのもので、各インターホン子器2,2’の設置場所に対応する電気錠9,106、303は親器1側で予め登録されており、この登録情報に基づいて親器1のCPU部30は、インターホン子器2或いは2aと親器1或いは副親器12,12aとの接続中のおける後述する電気錠関連の処理を行うようになっている。
【0047】
次に本発明のシステムの動作を説明する。
【0048】
まず、システムが稼働すると、待機状態に入る。この待機状態では各モニタ装置37、63は画面が消えている状態にあるが、通話呼出等のトリガによって画面表示が親器1のCPU部30の制御によって開始されるようになっている。
【0049】
この待機状態で親器1又は副親器12のメニュー釦S1が操作されると、親器1のCPU部30の制御の下で、操作があった親器1又は副親器12のモニタ装置37又は63が動作して図11に示す基本のメニュー画面が表示される。尚副受信機12の画面表示は親器1側から送られてくる映像信号の再生による。このメニュー画面では本システムが備えている機能の選択釦B1…が表示され、この選択釦B1…をユーザがタッチ操作すると、親器1の場合にはその座標情報が親器1のCPU部30へタッチパネルコントローラ51を通じて送られる。また副親器12では座標情報を親器1へ送信して、CPU部30に取り込まれる。
【0050】
ここで本実施形態システムでは、キッチンタイマ機能、アラーム機能、伝言機能、録画録音再生機能、セキュリティ機能、カメラモニタ機能、省エネ機能、住宅設備(照明器具105、301、空調機器8等)のコントロール機能、システムの動作に必要な設定を行うための設定機能、センターサーバ602のサービスを受けるためのセンターサーバ接続機能の計10個の機能を、個々に割り付けてある選択釦B1〜B10のタッチ操作で選択できるようになっている。尚図11には待機状態に戻るための終了釦BEも表示される。尚以後のモニタ画面に表示される終了釦BEも表示画面での動作状態から待機状態に戻るための操作釦である。
【0051】
このモニタ画面で映し出される映像は、グラフィックデータ生成回路39で作成された画像データによるものである。
【0052】
一方待機状態において、インターホン子器2、2’の何れかから呼出し操作があってインターホン子器2,2’からの呼出信号を受けた親器1のCPU部30では、まず親器1及び副親器12、12aで夫々呼出音をスピーカSPで報知させる処理を行う。
【0053】
ここで当該子器が撮像カメラ付きではない子器2’の場合には、親器1、副親器12のモニタ装置37、63では当該子器の設置場所と呼出中であることを示す文字表示を行うが、撮像カメラ付きインターホン子器2の場合には、図1(a)に示すように撮像カメラで捉えた来訪者の映像Mをモニタ装置37(又は63)に映し出させるとともに、通話時に対応した機能、例えば呼び出しを行ったインターホン子器2に対応する玄関や門の戸、扉に設けられている電気錠、例えば106の施錠・解錠のための操作釦B20と、映像調整の操作釦B21と、録画録音の操作釦B22と、映像を見やすくするために操作釦等のアイコンを非表示とするための操作釦B0とを画面下に映し出し、更に操作釦B20に対応させて電気錠106の状態を示す鍵の絵からなるアイコンI1及び当該電気錠106が取り付けられている戸(扉)の開閉状態を示す文字からなるアイコンI2を映し出す。また対応する場所を示す文字(この場合玄関1)と「呼出中」の文字とを表示するとともに待機状態へ戻るための終了釦BEを表示する。
【0054】
ここで「玄関1」の電気錠106はアイコンI1の表示から施錠状態であることが分かり、また操作釦B20の表示により当該電気錠106を解錠操作可能であることが分かる。
【0055】
さて親器1又は副親器12のモニタ画面で来訪者を確認した家人が来訪者に宅内へ入って貰っても良いと思った場合には操作釦B20をタッチ操作すると、この操作情報が親器1のCPU部30へ送られ、CPU部30は電気錠106を解錠させる制御動作を行うとともに、モニタ画面上の電気錠のアイコンI1を図1(b)に示すように解錠状態を示すアイコンに変える処理を行う。これにより電気錠106が解錠状態となったことがモニタ画面で確認できる。尚副親器12では、操作釦B20のタッチ操作以外に十字キーS4の操作によりモニタ画面上のカーソルを操作釦B20上に移動させて操作釦B20をクリックするようにしても良い。
【0056】
モニタ画面で映し出される映像は、親器1のグラフィック生成回路39において生成されるアイコンや文字のグラフィックデータ(画像データ)と、撮像カメラの画像データとを合成した画像データによるものである。
【0057】
尚モニタ無しの副親器12aでは、親器1のCPU部30の制御の下で親器1から送られてくる制御コマンドにより、呼び出しをかけてきたインターホン子器2又2’の設置場所に対応する上記電気錠106の施錠・解除状態を操作釦S3の内蔵表示ランプL1を点灯若しくは消灯する。この点灯又は消灯状態で電気錠106の施錠・解錠状態が分かることになる。そして操作釦S3の上方に設けた表示ランプL1の点灯でインターホン子器2又は2aが接続中で、対応する電気錠106の操作が可能であるが分かることになる。従って家人はこの表示ランプL1が点灯中に操作釦S3を押し操作することで、接続中のインターホン子器2又は2aに対応する電気錠106を解錠又は施錠することができるのである。つまり操作情報が副親器12aから親器1へ送られ、この操作情報に基づいてCPU部30の制御の下で対応する電気錠106を解錠又は施錠する。またその状態情報を副親器12aへ送り、副親器12aのCPU部61の制御の下で表示部70の表示ランプL1の状態を反転させることで、電気錠106の状態を表示する。またインターホン子器2又は2aが接続されていない状態では、副親器12aのCPU部61は表示ランプL2を消灯させて電気錠の操作が不可であることを表示する。
【0058】
ここで呼び出しをかけたインターホン子器が上述のように撮像カメラ付きインターホン子器2で、親器1又は副親器12に接続中の場合に、親器1又は副親器12のモニタ画面上の操作釦B21がタッチ操作されると、親器1のCPU部30の制御の下で、図12の映像通話関係の詳細設定用に映像補正の操作釦B21a、通話音量調整用の操作釦B21b、映像のカラー/白黒の切り替え用の操作釦B21c、モニタ(液晶ディスプレイ)の明るさ調整用の操作釦B21dが表示されるとともに、前画面(図1)の画面に戻るための戻り用の操作釦B27が表示される。尚アイコンI3は音量の大きさを示すアイコンである。
【0059】
而して来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、親器1又は副親器12(又は12a)の通話釦S0を押し操作すれば良く、この操作があると親器1のCPU部30の制御の下で親器1又は副親器12(又は12a)とインターホン子器2(又は2’)との間で通話処理回路42を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話可能となり、この状態においては、親器1のCPU部30の制御の下で図13に示すようにモニタ画面に来訪者に引き取って貰うための処理を指示する操作釦B29と、子器切り替え用の操作釦B33とが表示される。
【0060】
ところで来訪者が不審者等で通話が必要とない場合には、操作釦B29をタッチ操作すれば、親器1のCPU部30の制御の下で、来訪者に対して「お引き取り」を願うための報知音(メロディ音や音声でも良い)をインターホン子器2から報知させることができる。
【0061】
またインターホン子器2(又は2’)との通話中において、他のインターホン子器2又は2’からの呼出があると、親器1、副親器12では、呼出音による報知と、モニタ画面でのテキストによる呼出元を示す表示が行われ、これを見た家人は操作釦B33を操作して、接続相手のインターホン子器2又2’を切り替えることができる。勿論現在話し中のインターホン子器2又は2’との通話は保留状態となる。
【0062】
さて来訪者との通話が一定時間経過するか、通話中の親器1又は副親器12で終了釦BEの操作が行われると、親器1のCPU部30の制御の下で待機状態に戻る。
【0063】
尚上述の通話終了後に一定時間(例えば10秒)以内に通話していた親器1又は副親器12(或いは12a)側で通話釦S0の押し操作があれば、親器1のCPU部30の制御の下で、対応するインターホン子器2(或いは2’)との通話路が確立されて延長通話が可能となる。
【0064】
ところで、上述の呼出中に録画録音に対応する操作釦B22が操作されると、CPU部30の制御の下で、来訪者Mの静止画を録画処理と、通話音声の録音処理とが開始され、静止画データ及び通話音声データがデジタルデータとしてフラッシュROM45に記録される。そして図14に示すようにモニタ画面には録音中のアイコンI4と、録音停止の操作釦B28が表示され、また日付、時刻データは上記録画/録音のデータに対応してフラッシュROM45に記録される。つまりフラッシュROM45とCPU部30とで録画手段が構成され、また後述する再生の手段を構成する。
【0065】
この図14のモニタ画面で、録音を途中で停止させるための操作釦B28がタッチ操作されると、この操作情報(制御コマンド)が親器1のCPU部30へ送られ、CPU部30は録音動作を停止する。尚本実施形態では手動による録画録音操作時に、例えば1枚の静止画記録を終了すると録画動作を停止するようになっているが、再度録画録音の操作釦B22を操作すれば、その時点の来訪者の静止画を再録画することができるようになっている。この操作釦B22の操作による再録画は一定時間経過毎に有効となる。
【0066】
この録画録音された静止画及び音声はメニュー画面の録画録音再生釦B4の操作で呼び出した図15に示す再生操作用のメニュー画面での操作で再生させることができる。この画面では、略右半分には録画/録音されたデータ別に録画/録音した日付と時刻とを表示した選択釦B34…が上下方向に配置表示される。このモニタ画面では一度に表示可能なデータ数は4つであるため、右端に表示されている上下のスクロール釦B35,B35で別のデータに対応する選択釦B34をスクロール表示させることができるようになっている。またこの図15の画面では左側にどのインターホン子器2による映像/通話音声かを示す文字(図では玄関に設置されたインターホン子器2を示す「玄関カメラ1」という文字が表示されている)を表示する表示部D1が設けられている。また下段には選択釦B34のタッチ操作で選択された録画録音データに対して再生を指示する操作釦B36、更に保存を指示する操作釦B37、消去を指示する操作釦B38、そして全データの削除を指示する操作釦B39と、基本のメニュー画面に戻るための操作釦B27及び待機状態に移行させる終了釦BEを夫々表示している。
【0067】
また選択釦B34…の左端には対応するデータが未再生の場合には「未」という文字を、また再生済みで保存されている場合には「済」という文字を表示するとともに右端に「保」という文字を表示するようになっている。
【0068】
そしてユーザである家人において図15のモニタ画面から再生したいデータがある場合には対応する選択釦B34をタッチ操作して選択して操作釦37を操作すれば良く、この操作があると、親器1のCPU部30では対応する録画録音のデータをフラッシュROM45から読み出して映像信号、音声信号に戻す処理と、操作があった親器1或いは副親器12で再生させるための制御処理を行い、親器1或いは副親器12のモニタ画面で静止画を、スピーカSPで音声を夫々再生させる。そしてこの再生後当該データが保存する必要がある場合には操作釦B37を操作すれば、当該データが未再生のデータであった場合には対応する選択釦34の左端の「未」という文字を「済」という文字に、また右端に保存を示す「保」という文字がCPU部30の制御の下で表示される。また消去したい場合には操作釦B38を操作すれば良く、この操作に呼応してCPU部30は当該データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、当該データに対応する選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0069】
尚全てのデータを消去したい場合には操作釦39を操作すれば良くこの操作に呼応してCPU部30は全データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0070】
また本実施形態のようにインターネット601に接続され、外部のセンターサーバ602によるサービスを受けている場合には、このセンターサーバ602側に設けられている録画録音データベースに録画データ、録音データを転送する処理をCPU部30によって行われ、フラッシュROM45の容量以上のデータが保存できるようになっている。この保存データは、インターネット601を通じて呼び出してWEBブラウザで再生/消去することができるもので、この場合インターネット601に接続されているパーソナルコンピュータやWEBブラウザを備えた携帯電話機、更に親器1に搭載しているWEBブラウザを利用して再生映像及び再生音声を確認することができるとともに消去操作もできる。また親器1や副親器2でのセンターサーバ接続選択によって、センターサーバ602から保存データを転送させてその保存データの映像や音声の再生確認が行え、また消去操作ができるようになっている。
【0071】
ところで上述の通話動作はインターホン子器2、2’側からの呼出の場合であったが、待機状態で親器1又は副親器12(又は12a)で通話釦S0を操作すると、操作した親器1又は副親器12(又は12a)のモニタ画面には親器1のCPU部30の制御の下で、インターホン子器2又は2’を設置している場所に対応した選択釦B30〜B32のアイコンが表示される(図16(a)参照)。
そして操作者(家人)は呼出したいインターホン子器2(又は2’)の場所に対応する選択釦B30〜B32をタッチすれば図16(b)のようにインターホン子器2の場合には、撮像カメラが撮像した映像(図16(b)では来訪者の映像M)と各種操作釦が表示される。このモニタ画面では子器切り替え用操作釦B33が表示される。
【0072】
このように通話釦S0の操作をトリガとした通話は、終了釦BEの操作があるか若しくは通話開始から一定時間(例えば1分)が経過すると自動的に待機状態に戻る処理がCPU部30の制御の下で為される。
【0073】
前記呼出通話はインターホン子器2、2’と親器1又は副親器12(又は12a)との間に関するものであったが、親器1と副親器12(又は12a)との間、或いは副親器12(又は12a)と別の副親器12(又は12a)との間の宅内通話、つまり室内通話のための室内呼出を行う場合には、室内呼出を行う側の家人が親器1又は12(又は12a)の室内呼出釦S2(又はS2a或いはS2b)をまず操作する。この操作により親器1のCPU部30の制御の下で、発呼側が親器1又は副親器12の場合にはそのモニタ画面に図17に示すように当該世帯の副親器12又は12a又は親器1を個別に呼び出すための呼出釦B40〜B47と、一斉に呼び出すための呼出釦B50、予め設定したグループ単位での呼び出しを行う呼出釦B51、B52と、他の世帯に切り替えるための切り替え釦B53のアイコンが表示される。つまり宅内通話選択画面が表示される。システムが2世帯住宅に対応していない場合には切り替え釦B53は不要なため表示されないように設定しておく。
【0074】
ここで個別呼出の場合には呼出釦B40〜47から選択し、グループ呼出の場合には呼出釦B51又は52を、更に一斉呼出の場合には呼出釦B50を操作する。
【0075】
また呼出先が別の世帯に属する場合には切り替え釦B53を操作する。この場合には別の世帯に対応する呼出釦B40〜47、B50、B51、B52の表示画面に切り換わり、別世帯に対する個別、グループ、一斉の呼出が選択できるようになる。
【0076】
ここで個別呼出を行ったとすると、これに対応して親器1のCPU部30の制御の下で発呼側のモニタ画面に図18(a)に示すよう発呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Xと、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印とが表示される。一方着呼側では図19(a)に示すよう発呼側の人物Xと場所を示す文字からなる画像と、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印Zとが表示される。
【0077】
そして着呼側で通話釦S0が操作されて、親器1のCPU部30の制御の下で、発呼側と着呼側との通話路が確立されると、矢印Zが両方向を示す矢印に変わり、通話中であることを表示する(図18(b)、図19(b)参照)。
【0078】
尚図18(a)、図19(a)の画面では通話音量の切り替えの釦B60、再呼出動作を開始させる釦B61、図1の画面に戻すための戻り釦B27のアイコンが表示され、図18(b)、図19(b)の通話中の画面では、通話音量の切り替えの釦B60のみが表示される。
【0079】
この室内呼出の通話もインターホン子器2又は2’との通話と同様に終了釦BEの操作か、通話開始から一分経過時に終了し、この終了によって待機状態に戻る。
【0080】
次にモニタカメラ選択について説明する。このモニタカメラ選択の機能は、待機状態で親器1又副親器12のモニタ釦S3が操作されるか、メニュー画面上のカメラモニタの選択釦B6が親器1又は副親器12でタッチ操作されることで有効となる。
【0081】
モニタカメラ選択の機能が働くと、親器1のCPU部30の制御の下で、各モニタ装置37、63のモニタ画面が図20(a)に示すようにシステムに接続されている監視カメラ3b(インターホン子器2の撮像カメラやセンサカメラ3aの撮像カメラ)やWEBカメラ403の個々に対応した選択釦B70〜75のアイコンが表示された画面に切り替わる。この画面では画面の内容(この場合「モニタ選択」)を示す文字表示及び待機状態に戻るための終了釦BEも表示される。
【0082】
ここでシステム構築時に予め接続される監視カメラ3b、センサカメラ3a、撮像カメラ付きインターホン子器2の数とその場所、WEBカメラ403の数と個別番号が設定されて親器1のフラッシュROM45の所定エリアに登録されており、CPU部30はこの登録データに基づいてグラフィック生成回路39で各選択釦B70〜75に対応する各カメラの設置場所名或いはカメラ番号を記入した選択釦のアイコン画像データを作成させる処理を行うようになっている。また表示釦数によって選択釦の大きさを変えるように画像データを作成させるようになっている。この表示釦数によって選択釦の大きさを変える処理は、各モニタ画面において表示する機能の操作釦や選択釦についても機能の数によって適用される。
【0083】
而して例えば玄関に設置した監視カメラ3bを選択する選択釦SB1が親器1又は副親器12でタッチ操作されると、親器1のCPU部30ではセレクタ回路34を通じて当該監視カメラ3bの映像を取り込み、操作があった親器1又は副親器12のモニタ画面に映し出す処理を行う。
【0084】
図20(b)はそのモニタ画面を示しており、このモニタ画面ではモニタ中の監視カメラ3bに対応して、「玄関カメラ1」という文字を表示するとともに、対応した機能、例えば当該位置の電気錠9又は106又は303の操作釦B20、映像通話の操作釦B21、カメラ切り替え操作釦B76、録画録音の操作釦B22のアイコン及びアイコンを非表示とするための操作釦B0を画面下に映し出し、更に操作釦20に対応させて電気錠の状態を示すアイコンI1及び対応する戸、扉の状態を示すアイコンI2を表示する。このようにして任意のときに、任意の場所のカメラモニタが行え、且つカメラ設置場所の玄関や門の扉、戸に設けられている電気錠9又は106又は303の状態確認と操作も行えることになる。
【0085】
次に本システムの特徴であるセキュリティ関連について説明する。
【0086】
まず留守中の防犯防災の警戒を行いたい場合には、例えば親器1(或いは副親器12)の留守釦S4を操作する。この操作によって待機状態から留守セットモードの動作状態に変わり、操作した親器1(或いは副親器12)のモニタ画面は図21(a)に示すように設置されている電気錠9…、防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bの夫々の状態、RS485或いは電力線搬送によって制御可能な照明器具105、301の状態を表示する画面に切り替わる。この画面では、ユーザによって予め設定された複数の防犯パターンから所定の防犯パターンを選択する選択釦B80…が表示され、これら選択釦B80…の操作で、防犯・防災の対象の電気錠、防犯センサ等の組み合わせパターンを選択し、その選択パターンの対象となっている電気錠9…、防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bの夫々の状態、RS485或いは電力線搬送による制御可能な照明器具105、301の状態を表示できるようになっている。
【0087】
さてこの画面で状態確認を行ったユーザがセット釦STをタッチ操作すると、当該防犯パターンに属する各種センサや照明器具105、301の状態に異常がなければCPU部30の制御の下で、一定時間後〔例えば60秒後)に警戒状態に入ることを示すメッセージが図21(b)に示すように表示され、一定時間後に警戒状態にセットされる。このセットされる前にキャンセル釦B90が操作されるとCPU部30の制御の下で、図21(a)の画面に戻る。また窓などに設けた防犯センサが異常を検知するような場合には、そのセンサの状態を示すメッセージが図21(c)に示すように表示されてユーザに知らせる。そしてユーザが確認釦B91を操作するとアラートダイヤログを閉じる。
【0088】
さて留守に対する警戒セットが有効になると、各副親器12の表示部70の留守ランプ(図示せず)が点灯するとともに親器1の操作表示部52に設けた留守ランプ(図示せず)が点灯することになる。さて警戒セット下でインターホン子器2又は2’からの呼び出しがあれば、親器1のCPU部30は自動的に来訪者の静止画の録画と音声の録音をフラッシュROM45にて行う。またセンサカメラ3aの動作があると、センサカメラ3aの撮像した映像の静止画を自動的に録画する。
【0089】
ところで、警戒セット中に防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bなどが作動すると、増設ベル10を鳴動させるとともに、出力接点部28をオンして自動通報機19により予め登録されている所定の電話番号先へ音声により通報する。またゲートウェイ400から宅内LAN、インターネット601を通じてセンターサーバ602に対して予め登録しているメールアドレスへ異常発生に応じた内容の電子メールを送信させる指示コマンドを送る処理をCPU部30の通報処理機能によって行う。
【0090】
これによってセンターサーバ602からは異常通報の電子メールが所定のメールアドレスに送信されることになる。つまり電話番号先への音声通報によって即時性を確保し、且つ電子メールによって確実に伝達を行うのである。従って携帯電話機のように電話通話と電子メールの受信が共にできるものを通報先とすれば、両者の短所を補うことで通報を確実なものとできる。
【0091】
さて家人が帰宅した場合には、まず防犯センサ6…の検知動作による警報動作が起きないように警戒状態をリセットする操作(例えば電気錠の解錠操作や後述する警戒セット/リセット操作器の操作)を行ってから、宅内に入り、次に留守セットを解除するために留守釦S4を操作する必要がある。そこで警戒状態のリセット後に宅内に入った家人は親器1或るいは副親器12の留守ランプの状態から留守中に録画録音があったか否かを知ることができる。そして、留守ランプが点滅していれば録画録音があったことを示しており、この状態で留守釦S4が操作されると、留守録件数が親器1のCPU部30の制御の下で、操作のあった親器1又は副親器12のモニタ画面で表示され、録画録音が為された時間が古いものから静止画が順次自動的に再生され、全ての再生が終了すると、更に全静止画が一度に表示された後、CPU部30の制御の下で留守セットが解除されて待機状態に戻る。
【0092】
一方録画録音がない場合には留守ランプが点灯のままとなっており、留守釦S4が操作されると、CPU部30の制御の下で操作のあった親器1或いは副親器12のモニタ画面には留守録メッセージ無しの表示が為される。
【0093】
そしてこの画面を確認した家人が了解釦S5を操作するとCPU部30は留守設定を解除して待機状態に戻る。
【0094】
前記留守時以外にも、本実施形態のシステムでは在宅中や、就寝中もセキュリティ機能を働かせることができるようになっている。
【0095】
つまりメニュー画面よりセキュリティ釦B5を操作すれば、操作が為された親器1或いは副親器12のモニタ画面に親器1のCPU部30の制御の下で、図22に示すセキュリティ画面を呼び出すことができ、この場合電気錠9…、防犯センサ、火災センサ、ガスセンサの状態を示すアイコンと、在宅時の警戒モードを選択する選択釦B91、就寝中の警戒モードを選択する選択釦B92、警戒セット状態をリセットする解除釦93のアイコン及び警戒セットのセット釦STを表示しており、この選択釦91、92でモードを選択し、セット釦STの操作で警戒セットができ、また解除釦93で警戒セットをリセットすることができるようになっている。尚これらは在宅中の警戒セットであるのでセンサ発報があった場合には、電子メールを含めた自動通報を行わない。勿論自動通報を行うようにしても良い。また就寝中にインターホン子器2,2’からの呼び出しによる呼出音の報知を停止させるよう設定が行え、就寝が妨げられるのを防ぐことができるようになっている。更にまた上記解除釦93は上記警戒モード下で、家人が帰宅した場合に、宅内側から電気錠9…を操作解錠する必要がある場合にも使用される。
【0096】
さて本実施形態のシステムでは、前記のインターホン系の機能、防災、防犯等のセキュリティ系の機能の他に宅内の照明器具105、301等を遠隔制御できる機能を備えており、この機能を動作させる場合には、メニュー画面を呼び出してコントロール用の操作釦B8を操作する。これにより操作が為された親器1或いは副親器12のモニタ画面に親器1のCPU部30の制御の下で図23(a)に示すコントロール用の操作画面を呼び出すことができる。この画面では照明器具105、301の操作に関する動作を選択する選択釦B100…が表示される。図中の選択釦B100は、就寝時の照明器具の点灯制御、選択釦B101は起床時の照明器具105、301の点灯制御、選択釦B102は、外出中の照明器具105、301の点灯制御、更に選択釦B107は全ての照明器具の点灯制御、選択釦B108は全て照明器具105、301の消灯制御に対応し、これら選択釦での選択後セット釦109を操作することで制御情報がCPU部30によって生成され、所定の信号形式に変換された後、制御監視系のバス14を通じて対応する端末へ送信される。勿論照明器具以外の機器の操作画面を呼び出す場合には切り替え釦B200を操作すれば他の機器の操作に関する画面(図23(b)参照)に切り替えることができる。図中B201は照明器具に対応する画面への切り替え釦である。そしてこれらの画面の選択釦と対応する照明器具105、301や機器との関係テーブルを親器1内のフラッシュROM45の所定エリアに格納しており、操作があるとCPU部30は、照明器具105、301であればバス14を通じて制御を行うための制御信号を送信するようになっている。尚JEM−A規格の空調機器8の場合にはI/F回路47を通じて制御信号を送信する。勿論動作確認を把握する処理も同時に行う。
【0097】
さて本実施形態のシステムでは、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109により夫々の計測情報を収集蓄積しており、これらの情報を、メニュー画面の操作釦B7を操作することで、現在の消費量、累積消費量、月末予想料金や、CO2換算値等の数値表示やグラフ表示をモニタ画面に表示させることができるようになっている。
【0098】
また選択釦B1を操作することで、キッチンタイマ機能を呼び出してCPU部30のタイマ機能の制御の下でアラーム音を親器1や副親器12のスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類、音量等の設定、登録ができるようになっている。また操作釦B2を操作することで薬などの投薬時間を報知するためのCPU部30のタイマ機能を呼び出して、CPU部30の制御の下でアラーム音をスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類等の設定、登録ができる機能も備わっている。つまりこれらのタイマ機能で種々のスケジュール管理が行える。
【0099】
更に家族間での伝言を登録する機能が備わっており、この機能は操作釦B3を操作すれば呼び出すことができ、この画面下で親器1又は副親器12のマイクMICを利用して伝言メッセージをフラッシュROM45にCPU部30の制御の下で録音させることができる機能である。この伝言メッセージの登録情報は伝言メッセージ毎に画面に表示される。また伝言メッセージの再生はこの画面で表示される釦の操作で行えるようになっている。
【0100】
尚メニュー画面の選択釦B9は本システムでの必要な設定を行うための画面を呼び出すことができ、その画面で上述の動作、機能に必要な設定を行うようになっている。
【0101】
選択釦B10はセンターサーバ602に対してゲートウェイ400と宅内LAN、インターネット601を通じて親器1を接続している場合において、上述した録画録音のデータ保存、更に電子メールの通報、更にガスセンサなどの交換時期の通知、自動通報機109の停電用バッテリーの交換の通知などのサービスを受ける場合にセットするためのスイッチである。
【0102】
ところで、上述の留守モードや就寝、在宅等の警戒モードではモニタ画面上での操作で自動的に警戒セット状態に入り、その解除は電気錠9の解錠によって警戒セットが解除されるようになっているが、本実施形態ではRS485の系を用いてワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104による警戒セット/リセットの設定操作も可能となっている。
【0103】
つまり設置する住宅が広く、前記一定時間内では敷地外へ出ることができない場合においては、予めワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104を用いることを設定しておけばワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104からのセット情報が親器1のCPU部30へ送られてきたときに警戒セット状態になる。
【0104】
また帰宅時の警戒セットのリセットも同様に敷地内に入る前に操作することで行える。
【0105】
またJEM−A規格の電気錠9では誰が解除したかの情報を取り込むことはできないが、本実施形態ではRS485系の端末としてカードキー205を用いる電気錠操作器204を使用することができるようになっているため、カードキー205の識別コードを親器1のCPU部30によって解錠する際の認証を行うとともに認証コードから誰が解錠したかを履歴情報としてフラッシュROM45に保存する機能を備えている。従って本実施形態では、この電気錠操作器204を用いた場合には、警戒セットが解除されると予め登録されているメールアドレスに対して警戒セットのリセット情報とリセットした人物情報を電子メールとしてセンターサーバ602経由で送ることで外出中の家人に、家族の帰宅を知らせることができるようになっている。
【0106】
本実施形態では、インターネット601に宅内LANとゲートウェイ400を介して接続しているので、上述の録画録音の再生、消去、電気錠9、106の施錠や、電気錠106側の開戸、閉戸の確認、照明器具105、301の制御操作、警戒セット/リセットの確認、WEBカメラ403の映像のリアルタイムの確認、センサ連動の録画録音の設定と再生操作、警報履歴の閲覧なども携帯電話機、パーソナルコンピュータ等のインターネット端末によって行うことができる。また警報時の通報と同様に留守中の来客通知(電子メール)も可能となっている。
【0107】
また上記の通話時の録画録音操作は手動の場合について説明しているが、自動的に録画録音を開始する動作を事前に設定できるようにしても良い。
【0108】
前記実施形態ではインターネット601や宅内LANに親器1を接続しているが、接続しない場合にも自動通報器9による異常通報が行えるシステムを構築できる。
【0109】
また前記実施形態ではメニュー画面では選択釦B100…を表示しているが、込めニュー画面の階層下に、就寝のモード、在宅のモード、警戒解除モード、更には留守モード等を選択する画面を呼び出せるようにしても良い。
【0110】
また前記実施形態ではカードキー205での操作は解錠であったが、施錠操作に対応させても良く、この場合に警戒状態にセットさせる動作と連動させるようにしても良い。
【0111】
また上記カードキー205による解錠では電子メールで帰宅者を通報するようになっているが、親器1,副親器12のモニタ画面に表示させても良い。また電子メールに並行して自動通報機19を通じて電話による通報を行うようにしても良い。
【0112】
【発明の効果】
請求項1の発明は、玄関や門のような複数の出入り口に備えた複数のインターホン子器と、インターホン子器との間で通話路を確立して通話ができるインターホン機能を少なくとも備えた親器とで構成され、親器には何れかのインターホン子器との接続中に、当該インターホン子器を設置している出入り口の施錠・解錠を行う電気錠の施錠・解錠状態を表示する手段と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態を表示する手段とを備えているので、接続中のインターホン子器に対応した玄関や門の扉、戸等に設けられている電気錠が施錠・解錠状態と、電気錠の解錠・施錠の操作可能なタイミングとをユーザ(家人)に知らせることができ、結果複数の電気錠を一つの操作手段で各別に操作する構成であっても操作上の分かりづらさを無くすことができ、特に夫々の電気錠に1対1で対応させるために複数の操作手段を設ける必要がないので、操作間違い等も起きず使い勝手も向上するという効果がある。
【0113】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記親器が、インターホン子器に備えている撮像カメラからの映像を表示するモニタ装置を備えた親器であって、インターホン子器との接続中にモニタ装置の画面上に当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を示すアイコン表示と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態表示を兼ねた操作釦を表示させる機能を備えているので、モニタ装置のモニタ画面上に操作釦を表示する親器においても上記請求項1の発明の効果が得られ、特にモニタ画面上で複数の操作釦を表示する必要がないため、操作性の向上と、モニタ画面のデザイン上においても向上が図れる。
【0114】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、電気錠の施錠・解錠状態を表示する第1の表示ランプと、電気錠の施錠・解錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠操作の可能状態を第2の表示ランプとを親器に備え、インターホン子器との接続中に、当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を第1の表示ランプの点灯状態で表示し、且つ当該電気錠の施錠・解除操作の可能状態を第2の表示ランプの点灯状態で表示するので、ハードウェアで操作釦を設ける親器においても上記請求項1の発明の効果が得られ、特にハードウェアの操作釦を複数設ける必要がないため、操作面が大型化することがなく、また操作面のデザイン上においても向上するというるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の一表示画面例図である。
(b)は同上のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の別の表示画面例図である。
【図2】同上の全体のシステム構成図である。
【図3】同上に用いる親器の構成図である。
【図4】同上に用いる副親器の構成図である。
【図5】同上に用いる副親器の一例の正面図である。
【図6】同上に用いるモニタ装置無しの副親器の構成図である。
【図7】同上に用いるモニタ装置無しの副親器の正面図である。
【図8】(a)は同上に用いる照明マスタリモコンの構成図である。
(b)は同上に用いる照明サテライトリモコンの構成図である。
【図9】同上に用いる電気錠操作器の構成図である。
【図10】同上に用いる計量情報盤の構成図である。
【図11】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示される基本のメニュー画面の表示例図である。
【図12】同上のインターホン子器からの呼び出し中の親器又は副親器のモニタ装置の他の表示画面例図である。
【図13】同上のインターホン子器との通話時の親器又は副親器のモニタ装置の他の表示画面例図である。
【図14】同上のインターホン子器との通話時における録音動作中の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図15】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示される再生操作用のメニュー画面の表示例図である。
【図16】(a)は同上の親器又は副親器からインターホン子器を呼び出す際に用いるモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の親器又は副親器からインターホン子器を呼び出した際のモニタ装置の表示画面例図である。
【図17】同上の2世帯対応時において他0世帯の親器や副親器の呼び出す際に用いるモニタ装置の表示画面例図である。
【図18】(a)は同上の内線呼び出し中の発呼側親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の内線通中の発呼側親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図19】(a)は同上の内線呼び出し中の着呼側の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の内線通中の着呼側の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図20】(a)は同上のモニタするカメラ選択時に用いる親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上のカメラモニタ中の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
【図21】(a)は同上のセキュリティ関連の留守セット時に用いる親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(b)は同上の警報セット時の親器又は副親器のモニタ装置の表示画面例図である。
(c)同上の警報セット時の親器又は副親器のモニタ装置の別の表示画面例図である。
【図22】同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるセキュリティ関連の表示画面例図である。
【図23】(a)は同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるコントロール用の操作画面の一表示例図である。
(b)は同上の親器又は副親器のモニタ装置で表示されるコントロール用の操作画面の他の表示例図である。
【符号の説明】
B0、B20、B21、B22 操作釦
BE 終了釦
I1、I2 アイコン
M 来訪者の映像
Claims (3)
- 玄関や門のような複数の出入り口に備えた複数のインターホン子器と、インターホン子器との間で通話路を確立して通話ができるインターホン機能を少なくと備えた親器とで構成され、親器には何れかのインターホン子器との接続中に、当該インターホン子器を設置している出入り口の施錠・解錠を行う電気錠の施錠・解錠状態を表示する手段と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態を表示する手段とを備えていることを特徴とするインターホンシステム。
- 上記親器が、インターホン子器に備えている撮像カメラからの映像を表示するモニタ装置を備えた親器であって、インターホン子器との接続中にモニタ装置の画面上に当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態を示すアイコン表示と、当該電気錠の施錠・解錠操作可能状態表示を兼ねた操作釦を表示させる機能を備えていることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
- 電気錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠状態を表示する第1の表示ランプと、電気錠の施錠・解錠の操作釦と、電気錠の施錠・解錠の可能状態を第2の表示ランプとを親器に備え、インターホン子器との通話路の確立中に、当該インターホン子器に対応した電気錠の施錠・解錠状態に対応して第1の表示ランプの点灯を制御するとともに、第2の表示ランプを点灯させる制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
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