JP3972847B2 - 住宅用制御・監視統合システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用制御・監視統合システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅用のインターホン系のシステムとしては、親機にTVカメラを備えた玄関(ドアホン)子器を接続し、この玄関子器との通話時に玄関子器のTVカメラで捉えた来訪者の姿の映像をモニタ装置で映して来訪者を確認することができるとともに、親機に接続した副親機においても親機と同様にモニタ装置を設け、ドアホン子器に対して副親機が応答した場合には副親機のモニタ装置で来訪者の姿を映すことができるものがある。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−223436号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の従来例で用いられる親機には防犯センサや、火災センサ、JEM−A規格の電気錠、空調設備等を接続することができる制御監視機能を備えたものもあるが、機能が制限されるためユーザの生活シーンに合わせた多様なニーズには応じることができなかった。
【0005】
そのようなニーズに応えるために制御と監視とを統合したシステムが希求されている。
【0006】
本発明は、前記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは生活シーンを選択するだけで、該生活シーンに対応した電気機器や防災・防犯関連の設備の制御・監視状態を自動的に設定でき、使用勝手に優れた住宅用制御・監視統合システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、宅内に設けた住宅設備、セキュリティ機器からなる端末と、信号伝送路を介して制御対象の端末に対して制御情報を送り、監視対象の端末から送信される監視情報を受け取る制御・監視機能とを具備している制御・監視手段と、制御・監視手段の動作モードを設定するモード設定手段とから少なくとも構成され、
上記制御・監視手段の動作モードとして複数の生活シーンに対して各別に対応付けてある動作モードを設けるとともに、各動作モード毎に制御対象の端末及びその制御内容と、監視対象の端末と、該端末の監視情報に基づいて制御対象となる端末及びその制御内容とを予め設定し、
上記モード設定手段によって動作モードが選択設定されると、当該動作モードに対応する端末の制御・監視を行う住宅用制御・監視統合システムであって、「在宅」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に当該動作モードの制御・監視動作へ移行する前に、防犯に対応する端末の制御・監視の内容変更を受け付ける期間を作る機能を制御・監視手段に備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記制御・監視手段には、インターネットに接続される通信機能を備え、
移動体通信網を介してインターネットに接続される移動体通信端末を、上記制御・監視手段へ上記移動体通信網とネットワークとを通じて「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モードから「外出」の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を送るモード設定手段として用い、
上記制御・監視手段は、「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モード設定下で、上記設定情報を上記通信機能を通じて受信すると、動作モードを「外出」の生活シーンに対応する動作モードに切り替え設定することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、少なくとも玄関子器と、該玄関子器を接続したインターホン親器とからなるインターホン系を付設し、上記外出の動作モード時に防犯センサからなる端末や玄関子器の呼出しに連動する監視カメラからなる端末が撮像した画像情報を対応する上記移動体通信端末へ転送させる画像転送機能を上記制御・監視手段に備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、上記モード設定手段から「外出」の生活シーンに対応する動作モードから他の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を受け取ったときに、暗証番号の入力を設定手段側へ要求し、該要求に呼応して入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号との一致時にモード切り替え設定を許可する暗証番号照合機能を制御・監視手段に備えていることを特徴とする。
【0012】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、一つの生活シーンに対応して設定される動作モードを複数準備し、上記モード設定手段に設けた動作モードを選択設定するための選択釦を、上記動作モード毎に対応付けるセット機能を設けていることを特徴とする。
【0013】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、上記制御・監視手段の制御・監視機能には、「外出」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に、予め対応付けてある照明器具からなる端末を制御対象として予め設定されている時間帯だけ点灯させる制御を行い、「就寝」の生活シーに対応する動作モードの設定時に、就寝の邪魔とならならない照明器具からなる端末を点灯させる自動照明機能を含むことをことを特徴とする。
【0014】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、電力消費を監視する電力監視機器を端末として備え、上記制御・監視手段の制御・監視機能には、電力監視機器からの監視情報を取り込んで電力消費を監視し、予め設定されている電力値を超える場合に電力監視機器に対応付けてある空調設備からなる端末に対して運転を停止させ、動作モードが「外出」以外の生活シーンに対応する動作モード下で電力消費が一定電力以下に戻ると当該端末の運転させる制御を行う制御機能を含むことを特徴とする。
【0015】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、上記制御・監視手段の各生活シーンに対応する動作モードの端末の制御・監視内容を、複数世帯の各世帯毎に設定する機能を具備していることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明を一実施形態により説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施形態のシステム全体を示しており、このシステムはシステムの中核となる親機1を中心として、インターホン機能、端末である住宅設備の制御監視機能、防犯、防災等のセキュリティ機能を統合したものであり、親機1にはTVカメラ付きの玄関子器(以下ドアホン子器という)2や、TVカメラ無しの玄関(ドアホン)子器2’、付設している人感センサ等に連動して起動するセンサカメラ3a、更に玄関ポーチなどに設けられる監視カメラ3b等を接続する接続部20(図2参照)、呼出用押し釦装置4、火災センサ5a、ガスセンサ5b、防犯センサ(防犯スイッチ)6、非常用押し釦装置7等を接続する接続部21(図2参照)、JEM−A規格の空調機器8や電気錠9を接続する接続部22、更に警報報知用の増設ベル10、増設スピーカ11等を接続する接続部23(図2参照)ともに、宅内に必要に応じて設けられる副親機12…や12a…を伝送線13を介して接続する接続部24(図2参照)、汎用通信系のRS485(尚RS485以外のRS232C、RS422等の汎用シリアル通信を用いても良い)用の2線のバス14を接続する接続部25(図2参照)、10BASE−Tのケーブル15を接続する接続部26(図2参照)、一般の電話機16をインターホンのハンドセットとして使用可能とするドアホンアダプタ17とドアホン子器2、2’との間の通話音声を通す通話線18を接続する接続部27(図2参照)、更に異常発生時等に通報出力を自動通報機19に送る接点出力部28(図2参照)とを備えている。
【0018】
親機1は上述のように各種接続部20〜27及び接点出力部28を備えたものであるが、その内部には次の回路要素を備えている。
【0019】
つまり、親機1の全体の信号処理・制御を担うCPU部30と、前記接続部20の何れかに接続された信号線80を通じてドアホン子器2、2’から送られてくる呼出信号を検出してその検出信号をCPU部30に出力するドアホン呼出検出回路31と、接続部21に接続される各種センサ及びスイッチ類の信号をCPU部30との間で内部バス32を介して通信を行うためのI/Oポート33と、前記各接続部20を通じて取り込まれる直接接続のTVカメラ付きドアホン子器2、2’から周波数多重化によって送られてくる音声信号及び映像信号、或いは監視カメラ3bやセンサカメラ3aの映像信号をCPU部30の制御の下で選択するセレクタ回路34と、セレクタ回路34を通じて取り込まれたFM変調されている映像信号を復調するビデオ復調回路35と、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データにコンバートするビデオコンバータ36と、ビデオコンバータ36からの画像データの所定位置に付加して表示したり或いは単独で表示するためのグラフィックデータ(画像データ)を生成し、ビデオコンバータ36からの画像データと合成したり、ビデオコンバータ36からの画像データの画質補正やエフェクト処理を行う等して、液晶ディスプレイからなるモニタ装置37及び副親機12…に設けてある液晶ディスプレイからなるモニタ装置63で映し出すための画像データを生成するグラフィックス生成回路39と、グラフィックス生成回路39から出力される画像データをアナログの映像信号にコンバートするビデオコンバータ40と、このビデオコンバータ40から出力される映像信号をFM変調して送出するビデオ変調回路41と、前記セレクタ回路34を介して取り込んだドアホン子器2、2’からの音声信号を取り込んで、副親機12、12aへ送出する処理及び副親機12、12a側からの音声信号を取り込んでドアホン子器2、2’へ送出する処理を行い、ドアホン子器2、2’と副親機12、12aとの間の通話制御をCPU部30の制御の下で行う通話処理回路42と、副親機12、12aから周波数多重によって送出されてくるFSK信号により構成された制御信号から操作情報たる制御コマンドを抽出してCPU部30へ受け渡すとともにCPU部30で生成された制御コマンド(制御情報)を副親機12、12a側へ制御信号として送出する制御コマンドI/F回路43と、ビデオ変調回路41からの映像信号とドアホン子器2、2’の音声信号とを接続部24を通じて伝送線13へ送出させ、また副親機12側からの音声信号を抽出するための結合部56を備えている。
【0020】
尚、グラフィックス生成回路39の機能としては、例えば、画像へのタッチスイッチの付加表示、ドアホン子器2、2’のTVカメラや監視カメラ3bの撮像映像の合成表示や、スーパーインポーズ表示、各種センサやスイッチ類などの状態付加表示、後述する録画・録音情報の付加表示、画質補正や画像エフェクト処理など、様々な画像加工態様が含まれる。
【0021】
ここでビデオ復調回路35、ビデオコンバータ36、グラフィックス生成回路39、ビデオコンバータ40、ビデオ変調回路41及びビデオRAM44により画像処理手段を構成する。
【0022】
そして更に録画、録音や各種データの記憶手段としてフラッシュROM45、ワークエリアやデータの一時格納のためのRAM46を備えている。更に接続部22に制御線81を通じて接続される日本電機工業会の規格(JEM−A)の電気錠9や空調機器8に対して制御信号の送信或いは動作モニタ信号の受信を行うなうI/F回路47と、内部バス32を通じてCPU部30から受け取った制御信号をI/F回路47に送るとともにI/F回路47から受け取る動作モニタ信号を内部バス32を通じてCPU部30に送るためのI/Oポート48を備えている。このI/Oポート48はCPU部30からの制御信号に基づいて接点出力部28をオンさせて接点出力を自動通報機19へ送るようにもなっている。
【0023】
またドアホン子器2、2’との通話や副親機12、12aとの通話が可能なようにハンズフリーの通話制御を行う音声処理回路49と、音声入出力手段を構成するマイクMIC、スピーカSP、アンプ53a、53bを備えている。またこの親機1で各種操作が可能なようにモニタ装置37の表示画面上にタッチパネル50を設けるとともに操作座標情報の取り込みなどを行うタッチパネルコントローラ51を設けている。更にタッチパネル50以外に各種操作釦と表示素子とを備えた操作表示部52が設けられ、その操作情報をCPU部30が取り込むようになっている。操作表示部52に設けられる操作釦としては、ドアホン子器2、2’との間の通話を行うための通話釦S0、モニタ装置37やモニタ装置63のモニタ画面に基本となるメニュー画面(図7)参照を呼出すためのメニュー釦S1、室内呼出のための室内呼出釦S2、各所に設置されている監視カメラ3a等の映像のモニタを行うためのモニタ釦S3、留守中の処理を行うための留守釦S4や了解釦S5、更に各種表示ランプが設けられている。
【0024】
また外部のRS485用のバス14が接続される接続部25と内部バス32との間にはRS485用のインターフェース部54を設け、外部のバス14に接続されている後述する各種端末とCPU部30との間で制御・監視の情報の授受がRS485を用いて行えるようになっている。
【0025】
更に外部の10BASE−T用のケーブル15を通じて後述するゲートウェイ400とCPU部30との間で情報の授受ができるように内部バス32と接続部26との間に10BASE−T用のインターフェース部55を設けている。
【0026】
一方、モニタ装置付きの副親機12は図3に示すように親機1に接続した伝送線13を接続する接続部60を備え、内部回路としては副親機12の制御と、信号処理を行うためのCPU部61と、親機1から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調回路62と、この復調された映像を映すための液晶ディスプレイからなるモニタ装置63と、親機1側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカSPより報知し、またマイクMICとスピーカSPとを用いて親機1を介してドアホン子器2、2’や親機1や他の副親機12、12aとの間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理回路64と、前記親機1の操作表示部52と同様に通話釦S0、メニュー釦S1、室内呼出釦S2、モニタ釦S3、留守釦S4及び了解釦S5を備えた操作部65と、モニタ装置63の画面に設けたタッチパネル66と、親機1を通じて送られてくる操作部位を示す映像に対応したタッチ操作があると、タッチパネル66上での操作位置を示す座標情報を操作情報としてCPU部61に受け渡すタッチパネルコントローラ67と、前記操作部65に備わった前記通話釦S0…を含む手動操作用の操作釦の操作情報を取り込んでCPU部61へ受け渡すためのスイッチ入力部68と、タッチパネル66の操作に対応してタッチパネルコントローラ67から出力される座標情報及びスイッチ入力部68の操作情報に基づいてCPU部61により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部60を介して送出するとともに親機1からの制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路69と、操作部65での操作状態やシステムの状態を表示する表示ランプを設けた表示部70をCPU部61からの制御信号により駆動するための表示駆動部71とを備えている。尚72はマイクMICから入力された送話用の音声信号を増幅するためのアンプ、73は音声処理回路64から出力される受話用の音声信号を増幅するためのアンプである。また副親機12にも増設スピーカ74を接続するための手段(図示せず)が備わっている。
【0027】
モニタ無しの副親機12aはモニタ装置63とビデオ復調回路62、タッチパネル66、タッチパネルコントローラ67を設けていない点で副親機12と相違するが、その他の回路構成は副親機12と同じ構成となっている。
【0028】
ところで本実施形態のシステムではRS485用のバス14に接続されている端末の制御監視を親機1のCPU部30の制御監視機能の下で行えるようになっている。次に本実施形態のシステムに用いる端末の例を説明する。
【0029】
まず、セキュリティ機器の端末として小電力無線を利用するワイヤレスデータ出力受信機200及びワイヤレスデータ入力送信機201とがある。ワイヤレスデータ出力受信機200は、窓の開閉を監視し、窓開閉検知時に無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ101、門扉や塀からの侵入者の監視を光ビームを用いて行い、侵入者が検知されると無線電波によって検知信号を送信する防犯センサ102、更に家人が携行し、非常時に操作することで操作情報を無線電波で送信する携帯用コール釦装置103a、更に適所に配置され、操作時に操作信号を無線電波で送信するコール釦装置103b、更にシステム全体に設置される防犯・防災系のセンサ類の検知を有効とする警戒セットとそのリセットの信号を無線電波で送信する警戒セット/リセット操作器104等に対処してこれらの電波信号を受信し、受信した検知や操作の情報をバス14を通じて親機1へ送るものである。
【0030】
警戒セット/リセット操作器104は本システムを設置する住宅が大きく門扉の位置から家屋まで離れている場合に有効なもので、例えば家を出るときに家屋から離れた位置で警戒セットの信号を送信することができ、また帰宅したときにも外部からリセットの信号を送信することができ、そのため有線式による操作器を門扉等に設ける場合に比して配線等を必要としないという利点がある。
【0031】
次に住宅設備系の端末としては、赤外線リモコンによる遠隔制御が可能な照明器具105の操作制御を、親機1のCPU部30の制御の下で行う照明マスタリモコン202がある。この照明マスタリモコン202は、照明器具105を取り付けた部屋に設けられる照明サテライトリモコン203との間で無線電波(小電力無線)により制御情報の送信と動作確認のための返信信号の受信とを行うようなっている。
【0032】
照明マスタリモコン202は図4(a)に示すように構成されており、親機1側から操作したい照明器具105の識別データと操作内容を示す制御情報がインターフェース部202aを介して受信すると、内部のCPU部202bの制御の下で無線送受信部202cから無線電波により制御情報を送信するようになっている。一方照明サテライトリモコン203は図4(b)に示すように構成されており、照明マスタリモコン202からの制御情報を無線送受信部203aにより受信し、CPU部203bは制御情報に含まれる識別データが予めフラッシュROM等からなる記憶部203dに登録されている識別データと一致したときに赤外線送信部203cから制御情報に対応する制御信号を赤外線により送信するとともに、返信信号を無線送受信部203aを通じて無線電波により照明マスタリモコン202へ送信する。照明マスタリモコン202では、返信信号を無線送受信部202bで受信すると、CPU部202cの制御の下で動作確認情報をインターフェース部202aを通じて所定形式の信号に変換して親機1へ送信する処理を行う。
【0033】
尚照明サテライトリモコン203の赤外線送信部203cは対象となる照明器具105のメーカに対応した形式の赤外線信号を送信することができるように、メーカ別に設定ができる機能を備えているものとする。
【0034】
また住宅設備系としては電気錠106の施錠/解錠の操作と開戸/閉戸の監視とを行うための電気錠操作器204がある。
【0035】
この電気錠操作器204は、電波等を用いた非接触式のカードキー205に対応するもので、図5に示すようにカードキー205に書き込まれている認識コードを非接触で読み取るリーダ部204aと、電気錠106のデッドボルトを駆動することにより施錠/解錠を行う駆動部204bと、電気錠106のトリガに連動してドア(或いは戸)の開戸/閉戸を検知する検知スイッチの検知情報を取り込む開閉検知部204cと、インターフェース部204dと、CPU部204eとから構成されている。この電気錠操作器204の動作を簡単に説明する。
【0036】
まず電気錠操作器204のリーダ部204aはカードキー205が近接すると、カードキー205に予め書き込まれている識別コードを読み取り、CPU部204eはこの読み取った識別コードの情報をインターフェース部204dを介してバス14により親機1へ送る。そして、親機1ではCPU部30により予め登録されている識別コードか否かの認証を行った後、許可されたカードキー205の場合には認証情報を電気錠操作器204へ送る処理が為され、電気錠操作器204ではインターフェース部204dを通じて認識情報を受け取ると、駆動部204bを通じてデッドボルトを施錠又は解錠方向に駆動する制御を行う。またCPU部204eは開閉検知部207の検知信号の変化を監視し、変化があると検知情報をインターフェース部204eを通じて親機1へ送信する機能を備えている。
【0037】
この電気錠操作器204に対応する機能として親機1のCPU部30は、上述したように識別コードの情報が送られてくると予め登録されている識別コードと家人との関係テーブルから識別コードの認証を行い、一致するものがあれば前記の認証情報を作成して返信する機能と、カードキー205による操作履歴をフラッシュROM45に蓄積格納する機能、警戒セット状態下での解錠操作であれば警戒セットを解除する機能と、警戒セット状態下で且つ前記解除操作がない状態で開戸を示す検知情報があると警報処理を行う機能と、警戒セット時に開戸状態の場合にはそれを必要に応じて知らせる注意処理を行う機能とを備えている。
【0038】
さて更に住宅設備系の端末としては、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109からの計量情報を受け取る計量情報盤208がある。この計量情報盤208は図6に示すようにCPU部208aと、各メータ107〜109とからの計量データを受け取る入力部208bと、受け取った計量データをCPU部208aの制御の下で所定形式の信号に変換してバス14を通じて親機1へ送るインターフェース部208cを備えている。
【0039】
この計量情報盤208に対応する親機1のCPU部30の機能としては、各計量データを積算して当月の現時点の各消費量を求めるとともに料金換算を行う機能と、各消費量をCO2換算する機能と、これら求めた消費量や料金、CO2 換算量をフラッシュROM45に蓄積保存するとともに、これらの保存データを操作指示に応じてグラフや表などにより親機1のモニタ装置37や副親機12のモニタ装置63に表示させる機能と、現在の電力消費状態を監視して、この監視データを親機1へ送って後述するピークカットの制御に操作指示に応じて親機1のモニタ装置37や副親機12のモニタ装置63に表示させる機能と、が備わっている。
【0040】
更に住宅設備用端末として、既存の電力線300に接続され、電力線搬送の信号により監視/制御用の端末を内蔵した各種機器(例えば照明器具301、分電盤302、電気錠303、その他設備304等)に対して制御を可能とするために、バス14を通じて送受する信号と電力線搬送用信号との間のプロトコル変換を行うユニット209も準備され、該ユニット209をバス14と電力線300との間に介在接続することもできるようになっている。これにより既存の電力線300を信号線として用いる電力線搬送系の各種機器の制御/監視が親機1を通じて行うことが可能となる。尚電力線搬送に使用する信号形式としては特に限定されるものではないが、汎用の形式を使うことでユニット209の汎用化が図れる。
【0041】
前記自動通報機19は、公衆回線600に接続され、親機1の接点出力部28の接点出力が入力すると、予め登録している電話番号の電話機(一般電話機、携帯電話機Tの何れでも良い)に対して自動通報を行うもので、異常が発生したことを音声により通報するようになっている。また自動通報機19にはドアホン転送機能付きの電話機16を用いてドアホン子器2、2’との間或いはワイヤレス子器500とドアトークターミナル501を介して通話を行う系を設けた場合には、予め登録している電話番号の電話機に来客呼出を転送する機能を備えている。
【0042】
図1に示す本実施形態のシステムでは、宅内にファイヤーウォール機能やWEBサーバ機能や、プロトコル変換機能とを備えたゲートウェイ400と接続部26との間に10BASE−Tのケーブル15を接続することで、宅内LANやインターネット601へ接続することができるようになっている。
【0043】
ゲートウェイ400での宅内LAN及びインターネット601との間のデータの授受についての制御はシステム側の親機1からRS485のバス14を通じて行われる。
【0044】
ここで宅内LANは、図1に示すようにパーソナルコンピュータ402や、WEB(WEB)カメラ403がハブ404を通じて接続され、更にルータ機能を備えたADSLモデム401と、スプリッタ405を通じて公衆回線600からADSLにより例えばインターネット接続業者を通じてインタ−ネット601に接続されている。勿論インターネット601への接続はCATV網や、その他の通信網を通じて行うようにしても良く、図1は一例を示しているに過ぎない。尚ADSLを用いる場合にはスプリッタ405を通じて公衆回線600に自動通報機19を接続する。
【0045】
またインターネット601には本発明のシステムに対するサービス提供者のセンターサーバ602が接続されており、このセンターサーバ602を通じて、後述する各種サービスを受けることができるようになっている。
【0046】
またインターネット601に接続することで、インターネット601の端末となるパーソナルコンピュータや携帯電話機T等を通じて本発明のシステムとの間で情報の授受が可能となり、これによりインターネット端末からインターネット601と、親機1とを通じて本発明のシステム内の機器の操作/監視を可能としている。
【0047】
ゲートウェイ400のWEBサーバ機能は、LAN及びインターネット関連機能の設定を親機1に搭載しているWEBブラウザで行うためのWEBページを親機1へ提供するようになっている。ファイヤーウォール機能はインターネットを通じて不法に本システムへ侵入されるのを防止するためのものである。
【0048】
次に本発明のシステムの動作を説明する。
【0049】
まず、システムが稼働すると、待機状態に入る。この待機状態では各モニタ装置37、63は画面が消えている状態にあるが、通話呼出等のトリガによって画面表示が親機1のCPU部30の制御によって開始されるようになっている。
【0050】
さて待機状態で親機1又は副親機12のメニュー釦S1が操作されると、親機1のCPU部30の制御の下で、操作があった親機1又は副親機12のモニタ装置37又は63が動作して図7に示す基本のメニュー画面が表示される。
【0051】
尚副受信機12の画面表示は親機1側から送られてくる映像信号の再生による。このメニュー画面では本システムが備えている機能の選択釦…が表示され、この選択釦…をユーザがタッチ操作すると、親機1の場合にはその座標情報が親機1のCPU部30へタッチパネルコントローラ51を通じて送られる。また副親機12では座標情報を親機1へ送信して、CPU部30に取り込まれる。
ここで本実施形態システムは、図7の基本のメニュー画面において、生活シーンの動作モードを選択するシーン選択釦Ba〜Bd(モード設定手段)を左半分の下側に表示し、また右側には、タイマ機能、伝言機能、録画・録音再生機能、住宅設備(照明器具105、301、空調機器8等)のコントロール機能等に対応する操作釦B1…を表示させる表示欄を設け、更に上記シーン選択釦Ba〜Bdの情報にはインターネット601を通じてセンターサーバ602から提供される当該住宅の存在地域の天気予報の情報を表示するエリア部位WAとなっている。
【0052】
尚操作釦B1…の表示はスクロール釦B11a、B11bの操作でスクロールさせることができ、カメラモニタ、セキュリティ、省エネ、設定、センターサーバ接続等の操作・設定用の選択釦を表示させることができるようになっている。
【0053】
上記シーン選択釦Ba〜Bdは「外出」、「就寝」、「在宅1」、「在宅2」の夫々の生活シーンに対応した動作モードを選択するためのもので、押し操作されると、夫々の生活シーンに合わせて予め親機1のフラッシュROM45に設定登録されている制御内容及び監視内容に基づいて防犯センサ6等の防犯設備、照明器具105等の照明設備、電気錠9等の電気錠設備、空調機器8等の空調設備の制御と監視とを行う。
【0054】
一方待機状態において、ドアホン子器2、2’の何れかから呼出し操作があってドアホン子器2,2’からの呼出信号を受けた親機1のCPU部30では、まず親機1及び副親機12、12aで夫々呼出音をスピーカSPで報知させる処理を行う。
【0055】
ここで当該子器がTVカメラ付きではない子器2’の場合には、親機1、副親機12のモニタ装置37、63では当該子器の設置場所と呼出中であることを示す文字表示を行うが、TVカメラ付きドアホン子器2の場合には、図8(a)に示すようにTVカメラで捉えた来訪者の映像Mをモニタ装置37(又は63)に映し出させるとともに、通話時に対応した機能、例えば当該位置の電気錠9又は106の操作釦B20、映像通話の操作釦B21、録画録音の操作釦B22、更に来訪者に引き上げてもらうための操作釦B29のアイコン及びこれらアイコンを非表示とするための操作釦B0を画面下に映し出し、更に操作釦20に対応させて電気錠の状態を示すアイコンI1を映し出す。また対応する場所を示す文字(この場合玄関1)と「呼出中」の文字とを表示するとともに待機状態へ戻るための「終了」釦BEを表示する。
【0056】
このモニタ装置37,63のモニタ画面で映し出される映像は、親機1のグラフィック生成回路39において生成されるアイコンや文字のグラフィックデータ(画像データ)と、TVカメラの画像データとを合成した画像データによるものである。
【0057】
さて来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、親機1又は副親機12(又は12a)の通話釦S0を押し操作すれば良く、この操作があると親機1のCPU部30の制御の下で親機1又は副親機12(又は12a)とドアホン子器2(又は2’)との間で通話処理回路42を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話可能となる。
【0058】
ここでTVカメラ付きドアホン子器2と親機1又は副親機12との間の通話の場合にはモニタ画面上の映像通話の操作釦B21をタッチ操作すると、図8(b)の映像通話関係の詳細設定の表示画面に切り替わり、詳細設定ができる。
【0059】
またモニタ画面上で録画録音の操作釦B22がタッチ操作されると、図9に示す画面に切り換わる。また画面右上の「終了」釦BEがタッチ操作されれば、この操作に対応して親機1のCPU部30は通話を行った親機1又は副親機12のモニタ画面を待機状態に戻す処理を行うとともに、待機状態の動作に戻る。
【0060】
さて上述のようにモニタ画面上の操作釦B21がタッチ操作された場合、操作のあった親機1又は副親機12のモニタ画面は、上述したように図8(b)に示す画面に切り替わり、「映像通話」の文字表示I2と、逆光/順光状態に応じた映像の補正用操作釦B23、通話音量の調整用操作釦B24、カラー画面/白黒画面の切り替え釦B25、明るさ調整用釦B26、そして図8(a)の画面に戻る「戻る」釦B27及び「終了」釦BEを夫々表示し、夫々の操作ができるようになる。尚以後の各モニタ画面に表示される「戻る」釦B27も当該表示画面に切り替わる前の画面に戻るための操作釦を構成するものである。
【0061】
一方、ドアホン子器2又は2’からの呼出に対して一定時間経過しても親機1或いは副親機12又は12aの何れにおいても通話釦B0の操作が行われ無かった場合には待機状態に戻る処理が親機1のCPU部30により行われるようになっている。
【0062】
またドアホン子器2(又は2’)との通話中において、他のドアホン子器2又は2’からの呼出があると、親機1、副親機12では、呼出音による報知と、モニタ画面でのテキストによる呼出元を示す表示が行われる。また通話中に当該親機1又は副親機12(又は12a)で室内呼出釦B2を操作すれば保留転送が可能となる。尚呼出中においてもタイマ機能の動作による設定時間経過表示、アラーム機能の予定時刻到来時にはサインピクト表示等も行われる。
【0063】
ところで来訪者が不審者等で通話が必要とない場合には、操作釦29をタッチ操作すれば、親機1のCPU部30の制御の下で、来訪者に対して「お引き取り」を願うための報知音(メロディ音や音声でも良い)をドアホン子器2から報知させることができる。
【0064】
さて、この来訪者との通話は一定時間経過するか、通話中の親機1又は副親機12で「終了」釦BEの操作が行われると、親機1のCPU部30の制御の下で待機状態に戻る。
【0065】
尚上述の通話終了後に一定時間(例えば10秒)以内に通話していた親機1又は副親機12(或いは12a)側で通話釦S0の押し操作があれば、親機1のCPU部30の制御の下で、対応するドアホン子器2(或いは2’)との通話路が確立されて延長通話が可能となる。
【0066】
さて上述の呼出中に録画録音に対応する操作釦B22が操作されると、CPU部30の制御の下で、来訪者Mの静止画を録画処理と、通話音声の録音処理とが開始され、静止画データ及び通話音声データがデジタルデータとしてフラッシュROM45に記録される。そして図9に示すようにモニタ画面には録音中の文字と、日付や時刻の文字が表示され、また日付、時刻データは上記録画/録音のデータに対応してフラッシュROM45に記録される。つまりフラッシュROM45とCPU部30とで録画手段が構成され、また後述する再生の手段を構成する。
【0067】
この図9のモニタ画面では、録音を途中で停止させるための録音停止の操作釦B28が表示され、この操作釦B28が操作されると、CPU部30は録音動作を停止する。尚本実施形態では手動による録画録音操作時には、録画動作は例えば1枚の静止画記録が終了すると停止するようになっているが、録画録音の操作釦B22を操作すれば、その時点の来訪者の静止画を再録画することができるようになっている。この操作釦B22の操作による再録画は一定時間経過毎に有効となる。
【0068】
この録画録音された静止画及び音声はメニュー画面の録画録音再生の操作釦B3の操作で呼出した図10に示す再生操作用のメニュー画面での操作で再生させることができる。この画面では、略右半分には録画/録音されたデータ別に録画/録音した日付と時刻とを表示した選択釦B34…が上下方向に配置表示される。このモニタ画面では一度に表示可能なデータ数は4つであるため、右端に表示されている上下のスクロール釦B35,B35で別のデータに対応する選択釦B34をスクロール表示させることができるようになっている。またこの図10の画面では左側にどのドアホン子器2による映像/通話音声かを示す文字(図では玄関に設置されたドアホン子器2を示す「玄関カメラ1」という文字が表示されている)を表示する表示部D1が設けられている。また下段には選択釦B34のタッチ操作で選択されて録画録音データに対して再生を指示する操作釦B36、更に保存を指示する操作釦37、消去を指示する操作釦38、そして全データの削除を指示する操作釦39と、メニュー画面に戻るための操作釦B27及び待機状態に移行させる「終了」釦BEを夫々表示している。また選択釦B34…の左端には対応するデータが未再生の場合には「未」という文字を、また再生済みで保存されている場合には「済」という文字を表示するとともに右端に「保」という文字を表示するようになっている。
【0069】
そしてユーザである家人において図10のモニタ画面から再生したいデータがある場合には対応する選択釦B34をタッチ操作して選択して操作釦37を操作すれば良く、この操作があると、親機1のCPU部30では対応する録画録音のデータをフラッシュROM45から読み出して映像信号、音声信号に戻す処理と、操作があった親機1或いは副親機12で再生させるための制御処理を行い、親機1或いは副親機12のモニタ画面で静止画を、スピーカSPで音声を夫々再生させる。そしてこの再生後当該データが保存する必要がある場合には操作釦B37を操作すれば、当該データが未再生のデータであった場合には対応する選択釦34の左端の「未」という文字を「済」という文字に、また右端に保存を示す「保」という文字がCPU部30の制御の下で表示される。また消去したい場合には操作釦B38を操作すれば良く、この操作に呼応してCPU部30は当該データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、当該データに対応する選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0070】
尚全てのデータを消去したい場合には操作釦39を操作すれば良くこの操作に呼応してCPU部30は全データをフラッシュROM45から消去する処理を行うとともに、選択釦34による表示を無くす処理を行う。
【0071】
また本実施形態のようにインターネット601に接続され、外部のセンターサーバ602によるサービスを受けている場合には、このセンターサーバ602側に設けられている録画録音データベースに録画データ、録音データを転送する処理をCPU部30によって行われ、フラッシュROM45の容量以上のデータが保存できるようになっている。この保存データは、インターネット601を通じて呼出してWEBブラウザで再生/消去することができるもので、この場合インターネット601に接続されているパーソナルコンピュータやWEBブラウザを備えた携帯電話機T、更に親機1に搭載しているWEBブラウザを利用して再生映像及び再生音声を確認することができるとともに消去操作もできる。また親機1や副親機2でのセンターサーバ接続選択によって、センターサーバ602から保存データを転送させてその保存データの映像や音声の再生確認が行え、また消去操作ができるようになっている。
【0072】
ところで上述の通話動作はドアホン子器2、2’側からの呼出の場合であったが、待機状態で親機1又は副親機12(又は12a)で通話釦S0を操作すると、操作した親機1又は副親機12(又は12a)のモニタ画面には親機1のCPU部30の制御の下で、ドアホン子器2又は2’を設置している場所に対応した選択釦B30…のアイコンが表示される(図11(a)参照)。そして操作者(家人)は呼出したいドアホン子器2(又は2’)の場所に対応する選択釦B30…をタッチすれば図11(b)のようにドアホン子器2の場合には、TVカメラが撮像した映像(図11(b)では来訪者の映像M)と各種操作釦が表示される。このモニタ画面では、図8(a)の場合の操作釦表示に加え、図9(a)の画面に戻る子器切り替え用操作釦B33が表示される。
【0073】
このように通話釦S0の操作をトリガとした通話は、「終了」釦BEの操作があるか若しくは通話開始から一定時間(例えば1分)が経過すると自動的に待機状態に戻る処理がCPU部30の制御の下で為される。
【0074】
尚選択釦B30…を示すアイコンの大きさは、その数が多ければ小さく、逆に少なければ大きくなるようにCPU部30の制御の下でグラフィックス生成回路39により生成されるようになっている。
【0075】
前記呼出通話はドアホン子器2、2’と親機1又は副親機12(又は12a)との間に関するものであったが、親機1と副親機12(又は12a)との間、或いは副親機12(又は12a)と別の副親機12(又は12a)との間の宅内通話、つまり室内通話のための室内呼出を行う場合には、室内呼出を行う側の家人が親機1又は12(又は12a)の室内呼出釦S2をまず操作する。この操作により親機1のCPU部30の制御の下で、発呼側が親機1又は副親機12の場合にはそのモニタ画面に図12に示すように当該世帯の副親機12又は12a又は親機1を個別に呼出すための呼出釦B40…と、一斉に呼出すための呼出釦B50、予め設定したグループ単位での呼出を行う呼出釦B51、B52と、他の世帯に切り替えるための切り替え釦B53のアイコンが表示される。つまり宅内通話選択画面が表示される。システムが2世帯住宅に対応していない場合には切り替え釦B53は不要なため表示されないように設定しておく。
【0076】
ここで個別呼出の場合には呼出釦B40…から選択し、グループ呼出の場合には呼出釦B51又は52を、更に一斉呼出の場合には呼出釦B50を操作する。
【0077】
また呼出先が別の世帯に属する場合には切り替え釦B53を操作する。この場合には別の世帯に対応する呼出釦B40…、B50、B51、B52の表示画面に切り換わり、別世帯に対する個別、グループ、一斉の呼出が選択できるようになる。
【0078】
さて個別呼出を行ったとすると、これに対応して親機1のCPU部30の制御の下で発呼側のモニタ画面に図13(a)に示すよう発呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Xと、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印とが表示される。一方着呼側では図14(a)に示すよう発呼側の人物Xと場所を示す文字からなる画像と、着呼側の人物と場所を示す文字からなる画像Yと、呼出方向を示す矢印Zとが表示される。
【0079】
そして着呼側で通話釦S0が操作されて、親機1のCPU部30の制御の下で、発呼側と着呼側との通話路が確立されると、矢印Zが両方向を示す矢印に変わり、通話中であることを表示する(図13(b)、図14(b)参照)。
【0080】
尚図13(a)、図14(a)の画面では通話音量の切り替えの釦B60、再呼出動作を開始させる釦B61、図11の画面に戻すための「戻る」釦B27のアイコンが表示され、図12(b)、図13(b)の通話中の画面では、通話音量の切り替えの釦B60のみが表示される。
【0081】
この室内呼出の通話もドアホン子器2又は2’との通話と同様に「終了」釦BEの操作か、通話開始から一分経過時に終了し、この終了によって待機状態に戻る。
【0082】
次にモニタカメラ選択について説明する。このモニタカメラ選択の機能は、待機状態で親機1又は副親機12のモニタ釦S3が操作されるか、メニュー画面上のカメラモニタの選択釦B6が親機1又は副親機12でタッチ操作されることで有効となる。
【0083】
モニタカメラ選択の機能が働くと、親機1のCPU部30の制御の下で、各モニタ装置37、63のモニタ画面が図15(a)に示すようにシステムに接続されている監視カメラ3b(ドアホン子器2のTVカメラやセンサカメラ3aのTVカメラ)やWEBカメラ403の個々に対応した選択釦B70…のアイコンが表示された画面に切り替わる。この画面では画面の内容(この場合「モニタ選択」)を示す文字表示及び待機状態に戻るための「終了」釦BEも表示される。
【0084】
ここでシステム構築時に予め接続される監視カメラ3b、センサカメラ3a、TVカメラ付きドアホン子器2の数とその場所、WEBカメラ403の数と個別番号が設定されて親機1のフラッシュROM45の所定エリアに登録されており、CPU部30はこの登録データに基づいてグラフィック生成回路39で各選択釦B70…に対応する各カメラの設置場所名或いはカメラ番号を記入した選択釦のアイコン画像データを作成させる処理を行うようになっている。また表示釦数によって選択釦の大きさを変えるように画像データを作成させるようになっている。この表示釦数によって選択釦の大きさを変える処理は、各モニタ画面において表示する機能の操作釦や選択釦についても機能の数によって適用される。
【0085】
而して例えば玄関に設置した監視カメラ3bを選択する選択釦SB1が親機1又は副親機12でタッチ操作されると、親機1のCPU部30ではセレクタ回路34を通じて当該監視カメラ3bの映像を取り込み、操作があった親機1又は副親機12のモニタ画面に映し出す処理を行う。
【0086】
図15(b)はそのモニタ画面を示しており、このモニタ画面ではモニタ中の監視カメラ3bに対応して、「玄関カメラ1」という文字を表示するとともに、対応した機能、例えば当該位置の電気錠9又は106の操作釦B20、映像通話の操作釦B21、カメラ切り替え操作釦B76、録画録音の操作釦B22のアイコン及びアイコンを非表示とするための操作釦B0を画面下に映し出し、更に操作釦20に対応させて電気錠の状態を示すアイコンI1を表示する。このようにして任意のときに、任意の場所のカメラモニタが行えることになる。
【0087】
次に本システムの特徴である制御・監視関連について説明する。
【0088】
まず図7の基本のメニューからシーン選択釦Ba〜Bdを操作することで、選択された生活シーンに対応した動作モードの制御・監視が自動的に親機1のCPU部30の制御の下で実行されるが、例えば「外出」に対応するシーン選択釦Baが操作されると、CPU部30の働きにより住宅全体の防犯・防災の設備の警戒状態セット、不要な照明の消灯、空調機器8の運転停止、電気錠設備の施錠等を自動的に行う制御・監視が自動的に為される。これにより電気錠設備の閉め忘れや、照明の消し忘れ、或いは空調機器8の停止忘れを防ぐことができるようになっている。
【0089】
さて上述のようにシーン選択釦Baが操作されると、電気錠9…、防犯センサ6…、火災センサa、ガスセンサ5bの夫々の状態に異常がなければCPU部30の制御の下で、一定時間後〔例えば60秒後)に警戒状態に入ることを示すメッセージが図16(a)に示すように表示され、一定時間後に警戒状態にセットされる。このセットされる前にキャンセル釦B100が操作されるとCPU部30の制御の下で、図7のメニュー画面に戻る。
【0090】
また窓などに設けた防犯センサが異常を検知するような場合には、その警戒状態にセットできない旨と、異常を検知している場所を示すメッセージが図16(b)に示すように表示されてユーザに知らせる。そしてユーザが「戻る」釦B101を操作するとメニュー画面に戻る。尚釦102a、102bは検知場所の表示をスクロール表示させるための釦である。
【0091】
さて「外出」の生活シーンに対する警戒セットが有効になると、各副親機12の表示部70の留守ランプ(図示せず)が点灯するとともに親機1の操作表示部52に設けた留守ランプ(図示せず)が点灯することになる。
【0092】
この「外出」の生活シーンに対応する警戒セット下で、ドアホン子器2又は2’からの呼出があれば、親機1のCPU部30は自動的に来訪者の静止画の録画と音声の録音をフラッシュROM45にて行う。またセンサカメラ3aの動作があると、センサカメラ3aの撮像した映像の静止画を録画する。つまり自動的に録音・録画機能が働くことになる。
【0093】
ところで、警戒セット中に防犯センサ6…、火災センサ5a、ガスセンサ5bなどが作動すると、増設ベル10を鳴動させるとともに、出力接点部28をオンして自動通報機19により予め登録されている所定の電話番号先へ音声により通報する。またゲートウェイ400から宅内LAN、インターネット601を通じてセンターサーバ602に対して予め登録しているメールアドレスへ異常発生に応じた内容の電子メールを送信させる指示コマンドを送る処理をCPU部30の通報処理機能によって行う。
【0094】
これによってセンターサーバ602からは異常通報の電子メールが所定のメールアドレスに送信されることになる。つまり電話番号先への音声通報によって即時性を確保し、且つ電子メールによって確実に伝達を行うのである。従って携帯電話機Tのように電話通話と電子メールの受信がともにできるものを通報先とすれば、両者の短所を補うことで通報を確実なものとできる。
【0095】
また「外出」シーンの制御・監視動作において、上述のように録画・録音機能が自動的に働くようにしているが、ユーザが画像表示可能な携帯電話機Tを所有している場合には、録画される画像を当該ユーザの携帯電話機Tのメールアドレス宛に電子メールの添付書類として画像データを送付するようにしても良い。或いは画像データをセンターサーバ602へ一旦転送し、このセンターサーバ602のWEBサーバ機能にユーザが所有するWEBブラウザ機能搭載の携帯電話機T等のネット端末でアクセスして画像データをネット端末側へ送らせ、閲覧できるようにしても良い。
【0096】
次に「外出」中の家人が帰宅した場合には、まず防犯センサ6…の検知動作による警報動作が起きないように警戒状態をリセットする操作(例えばカードキー205による電気設備の解錠操作や警戒セット/リセット操作器104の操作或いは携帯電話機からの操作、更には玄関回りに設けたシークレットスイッチの操作)を行ってから、宅内に入って親機1或いはメニュー釦S1を操作する必要がある。そこで帰宅した家人は警戒リセットを行って宅内に入る。この警戒リセット状態はCPU部30の制御の下で一定時間経過するまで保持されるが、その後は再び警戒セット状態に自動的に戻る。これにより、再度警戒状態にセットする手間を省くとともに、セット忘れを防ぎ、高い防犯性を確保することができる。
【0097】
さて宅内に入った家人は親機1或いは副親機12のメニュー釦S1を押すと、親機1のCPU部30は留守中に警報発報の有無を判定し、なければ待機状態のモニタ画面に基本のメニュー画面(図7参照)を映し出す制御を行うが、留守中に防犯センサ6等が異常を検知していた場合には図17(a)に示すように警報発報があったことを示す画面をモニタ画面に映し出して家人に知らせる。この画面で警報発報があったことを確認した家人は「確認」釦B103を押し操作して確認したことを親機1のCPU部30に示す。これによってCPU部30はモニタ画面に基本のメニュー画面を映し出す制御を行う。
【0098】
さてモニタ画面に基本のメニュー画面が映し出されると、家人は「在宅1」或いは「在宅2」に対応するシーン選択釦Bc又はBdを操作し、CPU部30の制御・監視動作を「外出」シーンに対応させた動作モードものから「在宅」シーンに対応させた動作モードに移行させる。
【0099】
ここで「外出」のシーンから上述のように他のシーンの動作モードが選択された場合には、制御・監視の動作を選択されたシーンに対応させたものに移行する前に、CPU部30は操作者に暗証番号の入力を要求する画面(図17(b))をモニタ画面に表示させる。この暗証番号の入力要求は、留守中に侵入者が勝手に「外出」中の状態を解除するのを防いで防犯性を高めるためのものであって、「外出」のシーンの動作モードから他のシーンの動作モードに切り替え設定する場合には暗証番号の入力を不要としている。つまり防犯性を損なうことなく、暗証番号を入力する煩わしさを無くすようにしている。
【0100】
この暗証番号の入力画面ではテンキーKが表示され、家人はこのテンキーKで登録している暗証番号を入力した後、完了釦Bを押す操作を行う。この親機1のCPU部30は完了釦B104の押し操作があると、テンキーKで入力された番号が予めフラッシュROM45に書き込み登録されている暗証番号と一致するか否かの判断を行い、一致しない場合には図17(c)に示す再入力を要求する画面をモニタ画面に表示させる。尚「クリア」釦B105は入力した番号を修正する際に用いる消去釦である。
【0101】
さて入力(再入力)された番号が登録されている暗証番号と一致するとCPU部30は、「在宅1」或いは「在宅2」シーンにおける、防犯状態の設定画面(図18(a))をモニタ画面に表示させる。
【0102】
この画面は、「在宅」シーンにおいては、在宅する人数、在宅者、時間帯により防犯警戒状態を必要とする箇所、場所が異なるため、「在宅」シーンに対応する制御・監視に移行する前に、警戒状態にセットする防犯センサ6や、その場所をこの画面上で選択操作することで設定できるようになっており、同図で「正常」「報知」「警戒」「切」「開」の文字が夫々の設定或いは状態内容を示し、これらの文字の表示窓をタッチ操作して表示を切り替えることでセンサの設定変更や状態を確認できる。それらの文字の下方に示す「防犯1」「1F」などがそのセンサ或いは場所を示す。
【0103】
そして設定が終了すると、或いは現在の設定内容を確認した家人が「セット
釦B106を操作すれば、この操作に呼応してCPU部30は、モニタ画面に選択された「在宅1」或いは「在宅2」のシーンに対応する制御・監視がセットされたことを表示した後、対応する制御・監視動作に移行し、所定時間経過後にモニタ画面の表示を待機状態に戻す。尚「戻る」釦27を操作すれば。図7のメニュー画面に戻すことができる。
【0104】
ところで「外出」シーンに対応する制御・監視動作から「在宅1」或いは「在宅2」の制御・監視動作に移行する際に、CPU部30はフラッシュROM45に外出中に録画・録音されたデータがある場合には、モニタ画面に録画・録音があったことを示す画面(図18(b))を表示させる。この画面を見た家人が画面上の「確認」釦B108を操作すると、CPU部30は再生操作のための画面に切り替え、この画面で録画・録音の再生操作や、データ消去などの操作ができる。そしてこの画面(図示せず)において全データの再生或いは終了釦(図示せず)の操作があると、CPU部30は、上記のように所定時間経過後にモニタ画面を待機状態に戻す。尚図18(b)に示す画面で「終了」釦109が操作された場合にもモニタ画面を待機状態に戻す。
【0105】
ここで本実施形態では「在宅」シーンの制御・監視動作内容を、2種類、予め準備し、一方を「在宅1」シーンのシーン選択釦Bcの操作で、他方を「在宅2」シーンのシーン釦Bdの操作で選択できるように割り当てている。
【0106】
尚本実施形態では、「在宅1」「在宅2」の2種類の「在宅」に関する動作モードを選択できるようにしているが、「外出」シーンの制御・監視動作内容を短期用の「外出1」、長期用の「外出2」というように2種類準備してこれらの動作モードを選択できるようしても良い。つまりユーザの家庭に応じて、4つのシーン選択釦Ba〜Bdに対応する制御・監視動作内容を設定割り付けることで、4種類の生活シーンの動作モードをワンタッチ操作で設定できるのである。
【0107】
「就寝」シーンに対応するシーン選択釦Bbが、「在宅1」或いは「在宅2」のシーン選択状態から操作されると、CPU部30は現在の警報状態や戸締まり状態をモニタ画面に表示させ、当該画面から家人の確認操作後、「就寝」シーンに対応して設定されている制御・監視内容に基づいてた動作モードに移行する。
【0108】
勿論「外出」のシーン選択状態から「就寝」シーンが選択された場合には上述の「外出」シーンの動作モードから「在宅1」或いは「在宅2」シーンの動作モードへの切り替え移行時と同様に「暗証番号」の入力を経て「就寝」シーンの動作モードへ移行することになる。
【0109】
また「就寝」或いは「在宅1」、「在宅2」のシーンの動作モードから「外出」シーンの動作モードに対応するシーン選択釦Baが操作されると、上述の暗証番号の入力過程が省略され、CPU部30は現在の警報状態や戸締まり状態をモニタ画面に表示させ、当該画面から家人の確認操作後、「外出」シーンの動作モードへ移行する。また「就寝」のシーンの動作モードから「在宅1」或いは「在宅2」のシーンの動作モードへ、「在宅2」或いは「在宅」のシーンの動作モードから「就寝」シーンの動作モードへ、「在宅1」又は「在宅2」のシーンの動作モードから「在宅2」又は「在宅1」の動作モードへ移行する前には、上述の暗証番号の入力は不要で、CPU部30は現在の警報状態や戸締まり状態をモニタ画面に表示させ、当該画面から家人の確認操作後、夫々のシーンの動作モードへ移行する。
【0110】
ここで各シーンの動作モードへ移行する前に現在の警報状態や戸締まり状態をモニタ画面に表示させ、家人の確認を求めるのは、戸締まり忘れ等を防ぐための注意喚起のためである。
【0111】
また「外出」或いは「就寝」シーンにおいては、防犯・防災の警戒状態は一律に決まるため、「在宅1」或いは「在宅2」のシーンのようにシーンを切り替える際に設定・選択の操作を要求せず、ユーザに手間を掛けないようにしている。
【0112】
更にまた「外出」或いは「就寝」シーンにおいては、照明器具105、301の制御を、次のように設定されている。つまり「外出」シーンに対応する制御では、予め設定した時間帯だけ、予め設定している照明器具105や301を点灯させるというスケジュール制御を行い、恰も家人が在宅しているように振る舞わせ、不審者への威嚇を行う。また「就寝」シーンに対応する制御では、例えば廊下や寝室等に設置している照明器具105,301の豆球のみを点灯させることにより、目に優しく、眠気を覚まさない等の快適性を保つ制御を行う。
【0113】
尚各シーンの動作モードにおける照明設備,電気錠設備、空調設備等の機器制御は、昼夜の時間帯、季節、天候により一律に決まらないため、メニュー画面の操作釦B1…の表示部位に表示される操作釦が操作されると、夫々の各シーンにおける各機器の制御内容が設定できる画面をモニタ画面に表示させる機能を親機1のCPU部30は備え、ユーザにより予め設定できるようになっている。例えば、「オン」「オフ」「変化させない」から三択できるようにしてフレキシブルに対応できるようにしている。
【0114】
また本実施形態では、外出先から、ユーザが携帯電話機Tを用いて現在選択されているシーンの確認を行え、且つ「外出」シーンの設定忘れ時には「外出」シーンへの設定ができるようになっている。
【0115】
つまりユーザ宅の現在のシーン設定内容はインターネット601を通じてセンターサーバ602へ送られており、このシーン設定内容は各ユーザ毎に割り当てているWEBページを通じて閲覧できるようなっている。例えばWEBブラウザを搭載している携帯電話機Tを用いてユーザはセンターサーバ602のWEBサーバ機能が提供するユーザ毎の設定ページに暗証番号の認証を経てログインし、この設定ページで現在の設定内容を確認するのである。またこのとき宅内に家人が居らず、外出中でありながら、「外出」シーンの制御・動作状態に設定されていない場合には、この設定内容を携帯電話機Tをモード設定手段として動作させ、そのWEB画面上で変更設定することができのである。この変更情報を受け取ったセンターサーバ602はインターネット601を通じて当該ユーザ宅のゲートウェイ400を介して親機1に設定変更コマンドへ渡すようになっている。親機1ではCPU部30は現在の設定内容を設定変更コマンドの状態に基づいて「外出」のシーンの制御・監視動作内容に切り替え、現在の制御・監視動作を「外出」のシーンの動作モードへ移行する。
【0116】
このようにすることで、本実施形態では、ユーザが外出先で現在の設定されているシーンを確認することができ、シーンの設定忘れなどの気がかりを解消できる。
【0117】
更に本実施形態の親機1のCPU部30では、電力消費計量情報盤208からのデータに基づいて現在の電力消費状態を監視して、電力消費がピークカットに対応する値に達すると予め設定している空調設備の運転を停止させ、電力消費がピークカット終了に対応する値に収まると、運転停止させた空調設備の運転を再開させる制御を行う機能を備えているが、空調設備の運転を停止させた後、上記の「外出」シーンの制御・監視動作状態下で、電力消費がピークカット終了に対応する値に収まっても空調設備の運転再開を行わないようになっている。つまり空調設備として暖房器具を用いている場合、家人が不在時に運転が再開されて、万が一、火災発生等の事態を発生させるなどいう原因を作らず、安全なシステムを提供できる。また余計な運転再開によるエネルギの浪費を防ぐこともできる。
【0118】
勿論運転の再開の有無の設定を可能とすることで、ユーザの好みに応じた空調設備運転を可能としても良い。
【0119】
さて本実施形態のシステムでは、前記のインターホン系の機能、防災、防犯に関するセキュリティ系の機能の他に宅内の照明器具105、301等を遠隔制御できる機能を備えており、この機能を動作させる場合には、メニュー画面を呼出すコントロール用の操作釦B4を操作する。これにより操作が為された親機1或いは副親機12のモニタ画面に親機1のCPU部30の制御の下で図19(a)に示すコントロール用の操作画面を呼出すことができる。この画面では照明器具105、301の操作に関する動作を選択する選択釦B70…が表示される。図中の選択釦B70は、就寝時の照明器具の点灯制御、選択釦B71は起床時の照明器具105、301の点灯制御、選択釦B72は、外出中の照明器具105、301の点灯制御、更に選択釦B73は全ての照明器具の点灯制御、選択釦B23は全て照明器具105、301の消灯制御に対応し、これら選択釦での選択後「セット」釦B74を操作することで制御情報がCPU部30によって生成され、所定の信号形式に変換された後、制御監視系のバス14を通じて対応する端末へ送信される。「戻る」釦B25を操作すれば基本のメニュー画面に戻り、「終了」釦BEを操作すれば待機画面に戻る。
【0120】
勿論照明器具以外の機器の操作画面を呼出す場合には切り替え釦B200を操作すれば他の機器の操作に関する画面(図19(b)参照)に切り替えることができる。図中B201は照明器具に対応する画面への切り替え釦である。そしてこれらの画面の選択釦と対応する照明器具105、301や機器との関係テーブルを親機1内のフラッシュROM45の所定エリアに格納しており、操作があるとCPU部30は、照明器具105、301であればバス14を通じて制御を行うための制御信号を送信するようになっている。尚JEM−A規格の空調機器8の場合にはI/F回路47を通じて制御信号を送信する。勿論動作確認を把握する処理も同時に行う。
【0121】
さて本実施形態のシステムでは、ガスメータ107、水道メータ108、電力メータ109により夫々の計測情報を収集蓄積しており、これらの情報を、メニュー画面の対応する選択釦(図示せず)を表示させて操作することで、現在の消費量、累積消費量、月末予想料金や、CO2換算値等の数値表示やグラフ表示をモニタ画面に表示させることができるようになっている。
【0122】
また操作釦B1を操作することで、キッチンタイマ機能を呼出してCPU部30のタイマ機能の制御の下でアラーム音を親機1や副親機12のスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類、音量等の設定、登録ができるようになっている。また操作釦B2を操作することで薬などの投薬時間を報知するためのCPU部30のタイマ機能を呼出して、CPU部30の制御の下でアラーム音をスピーカSPを利用して報知させる時刻、アラーム音の種類等の設定、登録ができる機能も備わっている。つまりこれらのタイマ機能で種々のスケジュール管理が行える。
【0123】
更に家族間での伝言を登録する機能が備わっており、この機能は操作釦B2を操作すれば呼出すことができ、この画面下で親機1又は副親機12のマイクMICを利用して伝言メッセージをフラッシュROM45にCPU部30の制御の下で録音させることができる機能である。この伝言メッセージの登録情報は伝言メッセージ毎に画面に表示される。また伝言メッセージの再生はこの画面で表示される釦の操作で行えるようになっている。
【0124】
またメニュー画面の操作釦には本システムでの必要な設定を行うための画面を呼出す操作釦(図示せず)を表示させることができ、その画面では上述の動作、機能に必要な設定を行えるようになっている。
【0125】
センターサーバ602に対してゲートウェイ400と宅内LAN、インターネット601を通じて親機1を接続している場合において、上述した録画録音のデータ保存、更に電子メールの通報、更にガスセンサなどの交換時期の通知、自動通報機109の停電用バッテリーの交換の通知などのサービスを受ける場合にセットするための操作釦もある。
【0126】
ところで、上述の留守モードや就寝、在宅等の警戒モードではモニタ画面上での操作で自動的に警戒セット状態に入り、その解除は電気錠9の解錠によって警戒セットが解除されるようになっているが、本実施形態ではRS485の系を用いてワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104による警戒セット/リセットの設定操作も可能となっている。
【0127】
つまり設置する住宅が広く、前記一定時間内では敷地外へ出ることができない場合においては、予めワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104を用いることを設定しておけばワイヤレス警戒セット/リセット送受信器104からのセット情報が親機1のCPU部30へ送られてきたときに警戒セット状態になる。
【0128】
また帰宅時の警戒セットのリセットも同様に敷地内に入る前に操作することで行える。
【0129】
またJEM−A規格の電気錠9では誰が解除したかの情報を取り込むことはできないが、本実施形態ではRS485系の端末としてカードキー205を用いる電気錠操作器204を使用することができるようになっているため、カードキー205の識別コードを親機1のCPU部30によって解錠する際の認証を行うとともに認証コードから誰が解錠したかを履歴情報としてフラッシュROM45に保存する機能を備えている。従って本実施形態では、この電気錠操作器204を用いた場合には、警戒セットが解除されると予め登録されているメールアドレスに対して警戒セットのリセット情報とリセットした人物情報を電子メールとしてセンターサーバ602経由で送ることで外出中の家人に、家族の帰宅を知らせることができるようになっている。
【0130】
本実施形態では、インターネット601に宅内LANとゲートウェイ400を介して接続しているので、上述の録画録音の再生、消去、電気錠9、106の施錠や、電気錠106側の開戸、閉戸の確認、照明器具105、301の制御操作、警戒セット/リセットの確認、WEBカメラ403の映像のリアルタイムの確認、センサ連動の録画録音の設定と再生操作、警報履歴の閲覧なども携帯電話機T、パーソナルコンピュータ等のインターネット端末によって行うことができる。また警報時の通報と同様に留守中の来客通知(電子メール)も可能となっている。
【0131】
また上記の通話時の録画録音操作は手動の場合について説明しているが、自動的に録画録音を開始する動作を事前に設定できるようにしても良い。
【0132】
前記実施形態ではインターネット601や宅内LANに親機1を接続しているが、接続しない場合にも自動通報器9による異常通報が行えるシステムを構築できる。
【0133】
また前記実施形態ではメニュー画面では選択釦B0…を表示しているが、込めニュー画面の階層下に、就寝のモード、在宅のモード、警戒解除モード、更には留守モード等を選択する画面を呼び出せるようにしても良い。
【0134】
また前記実施形態ではカードキー205での操作は解錠であったが、施錠操作に対応させても良く、この場合に警戒状態にセットさせる動作と連動させるようにしても良い。
【0135】
また上記カードキー205による解錠では電子メールで帰宅者を通報するようになっているが、親機1,副親機12のモニタ画面に表示させても良い。また電子メールに並行して自動通報機19を通じて電話による通報を行うようにしても良い。
【0136】
尚本実施形態では、親機1のCPU部30は、親機1からバス14を通じて接続される各設備に対してチェック用信号をバス14を通じて送り、その信号に対する返信が夫々の設備からあれば当該設備が正常、なければ伝送異常と判断するチェック機能を備え、信頼性の高いシステムを構築するようになっている。
【0137】
更に、親機1のCPU部30では、システムの時刻設定があった場合、計量情報盤208から収集してフラッシュROM45に蓄積していた情報を削除せず、それを保持しその蓄積情報を活用するようになっており、それによりフラッシュROM45の記憶容量の節約を図っている。
【0138】
またモニタ画面にて表示させる釦名は、使用される設備等が予め予測できないため、本実施形態では、未知の設備が用いられる場合、当該住宅側からセンターサーバ602側へ名称データを送ってセンターサーバ602側で当該名称を登録し、この登録名称を再使用することで、各住宅側の親機1での登録のためのメモリ使用を節約できるようなっている。
【0139】
ところで、上述のように互いに独立した住居エリアを持つ二世帯が生活している場合について、本実施形態では、夫々の世帯毎の生活シーンに対応した動作モードの制御・監視を設定することができるようになっている。
【0140】
この場合予め各副親機12に備わっているディップスイッチ(図示せず)により何れの世帯に属するものかを予め設定し、次にメインメニューから工事登録画面(図示せず)を呼出して、モニタ画面上から世帯数を一世帯から二世帯に設定する。この設定により親機1のCPU部30は各副受信機63の設定情報を取得して各副親機12が属する世帯を登録する処理を行う。
【0141】
これにより以後各世帯に属する親機1或いは副親機12を用いて夫々の生活シーンに対応した動作モードについてその制御・監視内容を設定することができることになり、例えば「在宅」の生活シーンの防犯の登録画面では図20(a)(b)のように夫々に対応する世帯での防犯設定、警戒エリアのみが表示される。ここで両世帯が共有する警戒エリアを1カ所のみとし、そのエリアを「敷地」として設定できる。そして「敷地」の警戒の設定内容は世帯別に保持し、両世帯で設定された内容の内警戒レベルの低い方の内容により警戒が設定される。また各世帯毎の警戒エリアでは当該世帯に対応した機器のみを連動設定することができ、また「敷地」に対しては世帯情報を問わず連動設定することができる。表1は「敷地」に対する各世帯A(図20(a)に対応),世帯B(図20(b)に対応)の設定と実際の設定内容の関係を示す。尚警戒レベルは警戒>報知>録画録音>切の順位として下位の順位の内容で警戒設定される。
【0142】
【表1】
Figure 0003972847
【0143】
【発明の効果】
請求項1の発明は、宅内に設けた住宅設備、セキュリティ機器からなる端末と、信号伝送路を介して制御対象の端末に対して制御情報を送り、監視対象の端末から送信される監視情報を受け取る制御・監視機能とを具備している制御・監視手段と、制御・監視手段の動作モードを設定するモード設定手段とから少なくとも構成され、
上記制御・監視手段の動作モードとして複数の生活シーンに対して各別に対応付けてある動作モードを設けるとともに、各動作モード毎に制御対象の端末及びその制御内容と、監視対象の端末と、該端末の監視情報に基づいて制御対象となる端末及びその制御内容とを予め設定し、
上記モード設定手段によって動作モードが選択設定されると、当該動作モードに対応する端末の制御・監視を行う住宅用制御・監視統合システムであって、「在宅」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に当該動作モードの制御・監視動作へ移行する前に、防犯に対応する端末の制御・監視の内容変更を受け付ける期間を作る機能を制御・監視手段に備えているので、生活シーンに対応する動作モードを選択するだけで、自動的にその選択した生活シーンに対応する端末の監視・制御が行え、そのためユーザに操作設定の煩わしさを与えず、使い勝手に優れ、また「在宅」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に当該動作モードの制御・監視動作へ移行する前に、防犯に対応する端末の制御・監視の内容変更を受け付ける期間を作る機能を制御・監視手段に備えていることで、在宅人数や、在宅する者、時間帯などの在宅状況によって異なる防災・防犯の警戒状態等に応じて端末の制御・監視の内容をフレキシブルに設定できる
【0144】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記制御・監視手段には、インターネットに接続される通信機能を備え、
移動体通信網を介してインターネットに接続される移動体通信端末を、上記制御・監視手段へ上記移動体通信網とネットワークとを通じて「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モードから「外出」の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を送るモード設定手段として用い、
上記制御・監視手段は、「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モード設定下で、上記設定情報を上記通信機能を通じて受信すると、動作モードを「外出」の生活シーンに対応する動作モードに切り替え設定するので、外出時に動作モードの設定忘れがあっても、外出先から設定切り替えを行うことができ、設定忘れ等があって外出先から設定切り替えができるため、外出先でのユーザの気がかりを解消できる。
【0145】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、少なくとも玄関子器と、該玄関子器を接続したインターホン親器とからなるインターホン系を付設し、上記外出の動作モード時に防犯センサからなる端末や玄関子器の呼出しに連動する監視カメラからなる端末が撮像した画像情報を対応する上記移動体通信端末へ転送させる画像転送機能を上記制御・監視手段に備えているので、外出中に来訪者や侵入者があっても、外出先で画像により来訪者や侵入者を確認することができ、そのため、夫々に対応した処置がとれやすくなる。
【0147】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの発明において、上記モード設定手段から「外出」の生活シーンに対応する動作モードから他の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を受け取ったときに、暗証番号の入力を設定手段側へ要求し、該要求に呼応して入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号との一致時にモード切り替え設定を許可する暗証番号照合機能を制御・監視手段に備えているので、「外出」シーンの動作モードから他のモードへの切り替えを侵入者などが勝手に行うのを防いで、防犯性が損なわれないようにしている。
【0148】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、一つの生活シーンに対応して設定される動作モードを複数準備し、上記モード設定手段に設けた動作モードを選択設定するための選択釦を、上記動作モード毎に対応付けるセット機能を設けているので、ユーザ宅の状況に応じた設定を可能として使い易さを向上させることができる。
【0149】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの発明において、上記制御・監視手段の制御・監視機能には、「外出」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に、予め対応付けてある照明器具からなる端末を制御対象として予め設定されている時間帯だけ点灯させる制御を行い、「就寝」の生活シーに対応する動作モードの設定時に、就寝の邪魔とならならない照明器具からなる端末を点灯させる自動照明機能を含むので、「外出」シーンで恰も家人が在宅しているように振る舞わせる照明や、「就寝」中に眠気を覚まさない等の快適性を向上させた照明を自動的に行うことができる。
【0150】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの発明において、電力消費を監視する電力監視機器を端末として備え、上記制御・監視手段の制御・監視機能には、電力監視機器からの監視情報を取り込んで電力消費を監視し、予め設定されている電力値を超える場合に電力監視機器に対応付けてある空調設備からなる端末に対して運転を停止させ、動作モードが「外出」以外の生活シーンに対応する動作モード下で電力消費が一定電力以下に戻ると当該端末の運転させる制御を行う制御機能を含むので、外出中に不用意に空調設備の機器が運転されるなどの不都合を防止でき、しかも電力消費に応じて設備運転を制御することができるので、省エネルギ化を可能とする。
【0151】
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、上記制御・監視手段の各生活シーンに対応する動作モードの端末の制御・監視内容を、複数世帯の各世帯毎に設定する機能を具備しているので、複数世帯が同じ敷地に住むような場合に、夫々の世帯毎に対応した生活シーンの動作モードを制御・監視内容の設定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体システム構成図である。
【図2】同上に用いる親機の回路構成図である。
【図3】同上に用いる副親機の回路構成図である。
【図4】(a)は同上に用いる照明マスタリモコンの回路構成図である。
(b)は同上に用いる照明サテライトリモコンの回路構成図である。
【図5】同上に用いる電気錠操作器の回路構成図である。
【図6】同上に用いる計量表示盤の回路構成図である。
【図7】同上の親機、副親機のモニタ装置の画面に表示されるメニュー画面の表示例図である。
【図8】同上のドアホン子器からの呼出時のモニタ装置の画面表示例図である。
【図9】同上の録画録音動作時のモニタ装置の画面表示例図である。
【図10】同上の再生動作時のモニタ装置の画面表示例図である。
【図11】同上の親機、副親機からのドアホン子器呼出時のモニタ装置の表示例図である。
【図12】同上の宅内通話時のモニタ装置の表示例図である。
【図13】(a)は同上の宅内通話呼出時の発呼側のモニタ装置の表示例図である。
(b)は同上の宅内通話呼出時の着呼側のモニタ装置の表示例図である。
【図14】(a)は同上の宅内通話時の発呼側のモニタ装置の表示例図である。
(b)は同上の宅内通話時の着呼側のモニタ装置の表示例図である。
【図15】(a)は同上のカメラモニタの場所選択時のモニタ装置の表示例図である。
(b)は同上のカメラモニタ時のモニタ装置の表示例図である。
【図16】(a)は同上の警戒セット状態への移行用の画面例図である。
(b)は同上の警戒セット状態への移行ができない場合の画面例図である。
【図17】(a)は同上の「外出」シーンの監視・制御動作状態からのシーン切り替え設定時の警報報知の画面例図である。
(b)は同上の「外出」シーンの監視・制御動作状態からのシーン切り替え設定時の暗証番号の入力用画面例図である。
(c)は同上の「外出」シーンの監視・制御動作状態からのシーン切り替え設定時の暗証番号の再入力用画面例図である。
【図18】(a)は同上の「在宅」シーンの監視・動作状態へ移行する前の防犯状態設定の画面例図である。
(b)は「外出」シーンの監視・動作状態から「在宅」シーンの監視・動作状態へ移行する前の録画・録音データの存在を知らせる画面例図である。
【図19】(a)は同上の制御監視系の照明器具の操作セット用の画面例図である。
(b)は同上の制御監視系の別の端末の操作セット用画面例図である。
【図20】(a)は同上の二世帯時における一方の防犯設定、警戒設定の例を示す画面例図である。
(b)は同上の二世帯時における他方の防犯設定、警戒設定の例を示す画面例図である。
【符号の説明】
1 親機
2,2’ ドアホン子器
12,12a 副親機
13 伝送線
19 自動通報機
14 バス

Claims (8)

  1. 宅内に設けた住宅設備、セキュリティ機器からなる端末と、信号伝送路を介して制御対象の端末に対して制御情報を送り、監視対象の端末から送信される監視情報を受け取る制御・監視機能とを具備している制御・監視手段と、制御・監視手段の動作モードを設定するモード設定手段とから少なくとも構成され、
    上記制御・監視手段の動作モードとして複数の生活シーンに対して各別に対応付けてある動作モードを設けるとともに、各動作モード毎に制御対象の端末及びその制御内容と、監視対象の端末と、該端末の監視情報に基づいて制御対象となる端末及びその制御内容とを予め設定し、
    上記モード設定手段によって動作モードが選択設定されると、当該動作モードに対応する端末の制御・監視を行う住宅用制御・監視統合システムであって、「在宅」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に当該動作モードの制御・監視動作へ移行する前に、防犯に対応する端末の制御・監視の内容変更を受け付ける期間を作る機能を制御・監視手段に備えていることを特徴とする住宅用制御・監視統合システム。
  2. 上記制御・監視手段には、インターネットに接続される通信機能を備え、
    移動体通信網を介してインターネットに接続される移動体通信端末を、上記制御・監視手段へ上記移動体通信網とネットワークとを通じて「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モードから「外出」の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を送るモード設定手段として用い、
    上記制御・監視手段は、「就寝」若しくは「在宅」の生活シーンに対応する動作モード設定下で、上記設定情報を上記通信機能を通じて受信すると、動作モードを「外出」の生活シーンに対応する動作モードに切り替え設定することを特徴とする請求項1記載の住宅用制御・監視統合システム。
  3. 少なくとも玄関子器と、該玄関子器を接続したインターホン親器とからなるインターホン系を付設し、上記外出の動作モード時に防犯センサからなる端末や玄関子器の呼出しに連動する監視カメラからなる端末が撮像した画像情報を対応する上記移動体通信端末へ転送させる画像転送機能を上記制御・監視手段に備えていることを特徴とする請求項2記載の住宅用制御・監視統合システム。
  4. 上記モード設定手段から「外出」の生活シーンに対応する動作モードから他の生活シーンに対応する動作モードへ切り替える設定情報を受け取ったときに、暗証番号の入力を設定手段側へ要求し、該要求に呼応して入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号との一致時にモード切り替え設定を許可する暗証番号照合機能を制御・監視手段に備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の住宅用制御・監視統合システム。
  5. 一つの生活シーンに対応して設定される動作モードを複数準備し、上記モード設定手段に設けた動作モードを選択設定するための選択釦を、上記動作モード毎に対応付けるセット機能を設けていることを特徴とする請求項1乃至の何れか記載の住宅用制御・監視統合システム。
  6. 上記制御・監視手段の制御・監視機能には、「外出」の生活シーンに対応する動作モードの設定時に、予め対応付けてある照明器具からなる端末を制御対象として予め設定されている時間帯だけ点灯させる制御を行い、「就寝」の生活シーに対応する動作モードの設定時に、就寝の邪魔とならならない照明器具からなる端末を点灯させる自動照明機能を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか記載の住宅用制御・監視統合システム。
  7. 電力消費を監視する電力監視機器を端末として備え、上記制御・監視手段の制御・監視機能には、電力監視機器からの監視情報を取り込んで電力消費を監視し、予め設定されている電力値を超える場合に電力監視機器に対応付けてある空調設備からなる端末に対して運転を停止させ、動作モードが「外出」以外の生活シーンに対応する動作モード下で電力消費が一定電力以下に戻ると当該端末の運転させる制御を行う制御機能を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか記載の住宅用制御・監視統合システム。
  8. 上記制御・監視手段の各生活シーンに対応する動作モードの端末の制御・監視内容を、複数世帯の各世帯毎に設定する機能を具備していることを特徴とする請求項1乃至の何れか記載の住宅用制御・監視統合システム
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