JP2009169525A - 宅内情報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】宅内又は宅外に設置される複数のセンサ5と、前記複数のセンサ5に接続され、動作モード(お出かけモード、留守番モード、お休みモード)に応じて、前記複数のセンサ5のうちいずれのセンサ5を監視対象にするかを設定することができる情報伝送ターミナル1と、前記情報伝送ターミナル1に接続され、各動作モードのいずれかに対応して設定された端末装置2〜4とを備え、前記各端末装置2〜4は、現在動作している動作モードを表示することのできる表示部2a〜4aと、動作モードを当該端末装置が対応する動作モードに切り替えるための操作部2b〜4bとを有する。
【選択図】図1
Description
したがって、生活シーンによっては、情報伝送ターミナルの設置場所まで行くのが面倒なときや、在宅中に不審者が宅内にいることで身動きが取り難い状況もあり、寝室、玄関、居間など生活空間に居ながらモード設定などのできる宅内情報システムが望まれている。
この場合、前記点検の結果、検知のあったセンサの監視を無効にできようにすることが望ましい。例えば、「お休みモード」に入るときに窓が開いており、その窓を開けたまま寝ることもあるからである。この場合、その窓のセンサの監視を無効にする。
本発明の宅内情報システムは、発声器、表示灯又は回転灯をさらに備え、監視対象のセンサが検知している場合に、前記発声器、表示灯又は回転灯に緊急事態である旨の報知を行わせるようにしてもよい。
また、前記端末装置の操作部の操作をロックする操作防止手段が設けられていれば、子供などがいたずらで操作することを防止できる。
本発明の実施形態で用いる「お出かけモード」「留守番モード」「お休みモード」「緊急モード」「解除モード」「警戒モード」の各動作モードを概略定義する。「お出かけモード」は、家族全員が外出し、家内が無人になるときに、センサ入力を監視するために設定される動作モードである。「留守番モード」は、誰かが留守番をしているときに特定のセンサ入力を監視するために設定されるモードである。「お休みモード」は就寝中特定のセンサ入力を監視するために設定されるモードである。「警戒モード」は、前記3つのいずれかのモードでセンサを監視している状態を言う。「緊急モード」は警戒モードでいずれかのセンサが予定外の検知をした場合に、侵入者等の存在が推定されることを知らせる状態を言う。「解除モード」は、前記モードがすべて解除され、いずれかのモードの設定を待っている状態を言う。
スピーカ7は、緊急事態である旨の発声などを行うものであり、宅内に設置されている。好ましくは端末装置2〜4の近くに設置されていればよい。端末装置2〜4に内蔵されているものであってもよい。スピーカ7は、動作モードに対応した音の種類や音量/報知間隔等で報知する。緊急時は、ブザーの断続音が吹鳴する。
端末装置2〜4は、マイクロコンピュータを内蔵し、「お出かけモード」、「お休みモード」、「留守番モード」のうちいずれか特定の動作モードに対応している。いかなる動作モードに対応した動作を行うかは、マイクロコンピュータの設定によって決まる。端末装置2〜4は、現在運用されている動作モードを表示することのできる表示部2a〜4aと、動作モードを当該端末装置2〜4が対応する特定の動作モードに切り替えるための操作部2b〜4bと、操作部2b〜4bの操作をロックするための操作防止スイッチ2c〜4cと、操作部2b〜4bの操作信号を情報伝送ターミナル1に通信するための通信I/F(インターフェイス)とを有している。
端末装置2〜4の操作部2b〜4bは、押してオンになり、離せばオフになるというボタン式になっている。例えば「お出かけモード」に対応する端末装置2であれば、ボタンを押すことにより、当該端末装置2は「お出かけモード」を設定する信号を、情報伝送ターミナル1を介して各端末装置3,4に送信することができる。これにより、全端末装置2〜4が「お出かけモード」になり、この結果システム全体が「お出かけモード」に設定されることになる。すなわち、全端末装置間で動作モードを共有することができる。「お休みモード」「留守番モード」に対応する端末装置3,4であれば、ボタンを押すことにより、「お休みモード」「留守番モード」に、それぞれ入ることができる。また所定のボタン操作、例えば二度押しで、現在の動作モードを解除することができ、これにより「解除モード」に入る。または、特別の隠しコマンドの操作により解除できるようにしてもよい。
以下、端末装置2〜4の表示状態について詳しく説明する。図2は、「お出かけモード」「留守番モード」「お休みモード」にそれぞれ対応する端末装置2〜4の正面図である。
また情報伝送ターミナル1は、端末装置ポートごとに、接続される端末装置2〜4の種類を認識するためのディップスイッチを備えている。図5は、このディップスイッチの設定状態図である。この例では、端末装置ポート11には「お出かけモード」に対応する端末装置2を接続し、端末装置ポート12,13には「留守番モード」に対応する端末装置3をそれぞれ接続し、端末装置ポート14,15には「お休みモード」に対応する端末装置4をそれぞれ接続している。なお「留守番モード」に対応する端末装置3は2つあり、「お休みモード」に対応する端末装置4は2つあることを想定している。例えば「留守番モード」に対応する端末装置3は居間と子供部屋に設置し、「お休みモード」に対応する端末装置4は第一寝室と第二寝室に設置する。もちろん端末装置の数はこの数に限定されない。
なお、情報伝送ターミナル1において機器からの入力信号を有効にするかどうかを決定するスイッチは、ディップスイッチに限定されるものではない。情報伝送ターミナル1にマイクロコンピュータを搭載し、設定内容を記述したファイル内容をユーザが書き換えることによって、このような設定をソフトウェアで実現してもよい。
まず宅内情報システムの電源を立ち上げると、動作モードは「解除モード」に設定される(ステップS1)。この状態で、いずれかの端末装置2〜4のボタン操作を待っている(ステップS2)。
ただし、現在運用されている動作モードが「お出かけモード」である場合、「留守番モード」への移行をしない。これは、「お出かけモード」は在宅者不在を想定しており、他のモードへの切替え操作が行われることを予定していないからである。
次に、センサ5の初期チェック動作に入る(図7)。この初期チェックでは、現在の動作モードにおける監視対象センサ5が検知しているかどうかをテストする(ステップS12)。センサ5の検知がある場合、窓が開いている、などの事象が発生していることが分かる。そこで一定期間、ランプを点滅表示させる(ステップS14)。点滅表示とともに、スピーカ7からメッセージを発生してもよい。例えば「窓が開いています。閉めてください」というメッセージ内容である。一定期間内にセンサの検知を解除(窓を閉める等)した場合には(ステップS15)、所定のランプを点滅から、点灯表示に変更し、メッセージを中止し、所定時間後、警戒モードに移行する。「所定時間」とは、例えば「お出かけモード」なら、玄関に設置された端末装置2をセットしてから玄関を出るまでに予想される時間(例えば2分程度)を設定すればよい。
一定期間経過しても、センサ5検知が解除されず、所定のボタン操作や隠しコマンドに該当する操作もなされない場合には、スイッチ操作がなされる前のモードに帰還する(ステップS16→C)。
この警戒モードにおける監視対象センサ5は、すでに表1を用いて説明したとおりである。
警戒モードの最中にいずれかの端末装置2〜4のボタン操作があれば(ステップS20)、ステップS3(図6)に移る。このボタン操作は、例えば「お出かけモード」や「留守番モード」で外出者が帰ってきたとき、「お休みモード」で就寝が終わったときに行われると想定される。ボタン操作において、端末装置2〜4のボタン操作により、他のモードに直接移行することができる(ステップS4〜S6)。また所定のボタン操作や特別の隠しコマンドの操作により、現在運用されている動作モードを解除することもできる(ステップS7)。ただし、現在運用されている動作モードが「お出かけモード」である場合、「留守番モード」や「お休みモード」への移行をしないことは、前述したとおりである。
なお、緊急発声中であっても、所定のボタン操作や隠しコマンドによる緊急モードの解除操作があれば(ステップS25)、緊急モードを解除する(ステップS26)。
以下、センサ別に、動作モードごとの、緊急報知の内容を詳しく説明する。
動作モードが「お出かけモード」の場合、出入口センサが検知すると、外出者が帰ってきたことを想定して、玄関のスピーカ7から「解除操作をしてください」というメッセージを発する。所定のボタン操作や隠しコマンドによる解除操作があれば、「解除モード」に移行する。一定時間内に解除操作がなければ、不審者侵入と判断し、警告灯6、各端末装置2〜4のランプ表示を赤点滅させ、全スピーカ7から「侵入者です。注意ください」というメッセージを発する。
「お休みモード」で出入口センサが検知すると、玄関のスピーカ7から「解除操作をしてください」というメッセージを発する。モード解除操作や「留守番モード」への移行操作、出入口施錠等があれば、メッセージを停止する。解除操作などがなければ、不審者侵入と判断し、緊急モードに移行する。すなわち、警告灯6、各端末装置2〜4のランプ表示を赤点滅させ、「侵入者です。注意ください」というメッセージを発する。
「お出かけモード」で窓センサが検知すると、不審者侵入と判断し、緊急モードに移行する。すなわち、「侵入者です。注意ください」とのメッセージを発し、警告灯6、各端末装置2〜4のランプ表示を赤点滅させる。端末装置2〜4で解除操作がされれば「解除モード」に移行する。
「お休みモード」で窓センサが検知すると、当該端末装置2〜4に近いスピーカ7から「留守番モード作動中です」というメッセージを出し、一定時間、窓が閉まるのを待つ。すなわち窓センサの検知終了を待つ。一定時間内に窓が閉まればメッセージを終了し、警戒モードを継続する。窓センサの検知が続き、モード解除操作がなければ、不審者侵入と判断し、緊急モードに移行する。すなわち、「侵入者です。注意ください」とのメッセージを発し、警告灯6、各端末装置2〜4のランプ表示を赤点滅させる。端末装置2〜4で解除操作がされれば「解除モード」に移行する。
「お出かけモード」時に室内センサが検知すれば不審者侵入と判断し、緊急モードに移行する。すなわち、「侵入者です。注意ください」とのメッセージを発し、警告灯6・各端末装置2〜4のランプ表示を赤点滅させる。端末装置2〜4で解除操作がされれば「解除モード」に移行する。
(d)火災センサ
すべての動作モードにおいて監視対象となる。火災センサが検知すると、例えば「1階台所で火災が発生しました。安全確認を行い避難してください。」などのメッセージを報知し、警告灯6が赤色点滅し、各端末装置2〜4のランプ表示が赤点滅する。
2〜4 端末装置
2a〜4a 表示部
2b〜4b 操作部
2c〜4c 操作防止スイッチ
5 センサ
6 警告灯
7 スピーカ
Claims (10)
- 複数の動作モードで動作可能な宅内情報システムであって、
宅内又は宅外に設置される複数のセンサと、
前記複数のセンサに接続され、動作モードに応じて、前記複数のセンサのうちいずれのセンサを監視対象にするかを設定することができる情報伝送ターミナルとを備え、
前記情報伝送ターミナルに接続され、各動作モードのうちいずれか特定の動作モードに対応して設定された端末装置を複数備え、
前記端末装置は、全端末装置間で動作モードを共有するものであり、
前記端末装置は、現在動作している動作モードを表示することのできる表示部と、動作モードを当該端末装置が対応する動作モードに切り替えるための操作部とを有し、
前記操作部によって、動作モードが当該端末装置に対応する動作モードに切り替えられた場合、全端末装置が当該切替えられた動作モードに移行するものであることを特徴とする宅内情報システム。 - 前記複数の動作モードは優先順位を持ち、端末装置の対応する動作モードが下位の動作モードである場合、上位のモード動作中、当該対応する端末装置からの下位の動作モードへの切替えを受け付けない請求項1記載の宅内情報システム。
- 前記端末装置の操作部の特定の操作によって、現在運用されている動作モードを解除することができる請求項1記載の宅内情報システム。
- 前記動作モードが動作を開始する初期又はその前に、当該動作モードに応じて監視対象とされているセンサを点検することができる請求項1記載の宅内情報システム。
- 前記点検の結果、検知のあったセンサの監視を無効にする操作が可能である請求項4記載の宅内情報システム。
- 現在運用されている動作モードにおける監視対象のセンサが検知している場合に、全端末装置に緊急事態である旨の表示をさせる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の宅内情報システム。
- 発声器、表示灯又は回転灯をさらに備え、現在運用されている動作モードにおける監視対象のセンサが検知している場合に、前記発声器、表示灯又は回転灯に緊急事態である旨の報知を行わせる請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の宅内情報システム。
- 前記端末装置の操作によって、緊急事態を解除・停止できる請求項6又は請求項7記載の宅内情報システム。
- 前記端末装置の操作部の操作をロックする操作防止手段が設けられている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の宅内情報システム。
- 前記動作モードには、「お出かけモード」、「留守番モード」、「お休みモード」が含まれている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の宅内情報システム。
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