JP2008305038A - 警備装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】在宅警戒モードにおける警戒エリア毎の警戒状態、非警戒状態の設定について、操作が簡便で、かつ、誤通報を少なくすることができる警備装置を提供する。
【解決手段】警備対象物件に設置され、人を感知するための1または複数個の人感センサと、警備対象物件内に人が存在する状態において、警備対象物件内における所定のエリアを警戒状態とするようにする在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けるユーザ指示入力受付手段とを備える。制御手段は、ユーザ指示入力受付手段で在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けた後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、当該継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを、警戒状態とする。
【選択図】図5
【解決手段】警備対象物件に設置され、人を感知するための1または複数個の人感センサと、警備対象物件内に人が存在する状態において、警備対象物件内における所定のエリアを警戒状態とするようにする在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けるユーザ指示入力受付手段とを備える。制御手段は、ユーザ指示入力受付手段で在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けた後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、当該継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを、警戒状態とする。
【選択図】図5
Description
この発明は、例えば一般家庭用として用いて好適な警備装置に関する。
一般家庭用の警備装置−いわゆるホームセキュリティシステム−は、少なくとも外出警戒モード、在宅警戒モード、警戒解除モードの3種の警備モードを、通常、備えており、ユーザにより、いずれかの警備モードが選択設定される。
外出警戒モードは、家人が全員外出して、警備対象である例えば住戸についての警戒すべきエリア内が無人となる場合に設定される警備モードで、警戒すべきエリア(以下、警戒エリアという)内に設けられた警備用センサの全てのセンサ検出出力信号を警戒監視動作上で有効とする警戒状態とするモードである。
ここで、警戒エリアとは、ユーザあるいは警備装置の設置業者などにより、住戸などの警備対象物件について設定された1個または複数個のエリアである。そして、警備装置の設置時に、その設定された警戒エリア毎に、1個または複数個の警備用センサが設けられる。例えば、各警戒エリアには、焦電センサ等からなる人を感知するためのセンサ(このセンサを人感センサと称するものとする)が設置されると共に、窓があれば窓開閉センサが設けられ、さらに、必要に応じて他の警備用センサが併せて設置される。
ただし、警戒エリアは、警備用センサ、例えば人感センサが人を検知(以下、人感センサにより人が検知されたことを人感検知という)できる検知エリアと一致している必要は無く、当該人感センサなどの警備用センサの検知エリアよりも広範囲のエリアとすることもできる。
在宅警戒モードは、例えば家人の就寝中等、警備対象である例えば住戸内に人がいる場合に設定される警備モードであり、人がいる警戒エリアは非警戒状態(警備用センサからの出力を警戒監視動作上で無効とする状態)、その他は、警戒状態とするモードである。
在宅警戒モードについては、従来は、ユーザが、警戒状態とすべき警戒エリアと非警戒状態とする警戒エリアとを、予め設定しておくようにすることが知られている(例えば、特許文献1(特開2002−279564号公報)参照)。
また、在宅警戒モードについては、人が居る場所が一定ではない場合を考慮して、警戒状態とする警戒エリアと、非警戒状態とする警戒エリアとの組み合わせを複数設定しておき、選択できるようにすることも知られている(例えば、特許文献2(特開2005−4311号公報)参照)。
警備解除モードは、外出警戒モードや在宅警戒モードを解除する場合に設定される警備モードであり、警備対象物件の全ての警戒エリアを非警戒状態とするモードである。
上記の特許文献および非特許文献は、次の通りである。
特開2002−279564号公報
特開2005−4311号公報
上述したように、在宅警戒モードについては、従来は、適切な警備状態とするために、警戒状態とする警戒エリアおよび非警戒状態とする警戒エリアを、予め、設定しておく必要があったが、来客があった場合や、家人が多人数の場合など、人の増減によって、予め設定された警戒エリア毎の警戒状態あるいは非警戒状態が、そのときの状況に合致しない場合が生じるという問題がある。
この問題を回避するためには、再度、各警戒エリアの警戒状態、非警戒状態の設定を、そのときの状況に応じて変更する必要があるが、そのような変更設定は、非常に面倒であり、設定の不適切さによる警備会社への誤通報の機会も多くなるという問題があった。
この発明は、以上の在宅警戒モードにおける従来の問題点を解決し、操作が簡便で、かつ、誤通報を少なくすることができる警備装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明による警備装置は、
警備対象物件に設置され、人を感知するための1または複数個の人感センサと、
前記警備対象物件内に人が存在する状態において、前記警備対象物件内における所定のエリアを警戒状態とするようにする在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けるユーザ指示入力受付手段と、
前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けた後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、前記継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態とする制御手段と、
を備えることを特徴とする。
警備対象物件に設置され、人を感知するための1または複数個の人感センサと、
前記警備対象物件内に人が存在する状態において、前記警備対象物件内における所定のエリアを警戒状態とするようにする在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けるユーザ指示入力受付手段と、
前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けた後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、前記継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態とする制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上述の構成のこの発明による警備装置によれば、予め警戒エリア毎に設定を行わなくても、制御手段は、在宅警戒モード開始操作手段が操作された後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアが、自動的に警戒状態とされる。
人感センサから、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られないエリアは、在宅中の人が出入りしないエリアであり、警戒状態とすべきエリアとすることができる。したがって、この発明によれば、従来のような事前の警戒エリア毎の警戒状態、非警戒状態の設定をしなくても、適切に警戒エリアを警戒状態、非警戒状態に自動設定でき、このため、誤通報も少なくすることができる。
この発明によれば、在宅中の人が出入りしないエリアを自動的に警戒状態にするようにするので、適切に警戒エリアを警戒状態、非警戒状態に自動設定でき、従来のような事前の警戒エリア毎の警戒状態、非警戒状態の設定は不要となり、しかも、誤通報も少なくすることができる。
以下、この発明による警備装置の実施形態を、図を参照しながら説明する。
図1は、この実施形態の警備装置のハードウエア構成例を示すもので、警備装置本体1に対して、複数個の警備用センサ21,22,・・・,2n(nは、2以上の整数)が接続されて構成されている。警備用センサ21,22,・・・,2nは、ドアの開閉を検出するドア開閉センサ、例えば焦電センサからなる人感センサ、窓の開閉を検出する窓開閉センサなどからなるものである。
警備装置本体1は、制御部10、センサ入力インターフェース11、ボタン操作部12、表示部13、スピーカ14、回線制御部15、警戒状態設定部16などを備えている。
センサ入力インターフェース11は、複数個の警備用センサ21,22,・・・,2nからのセンサ検出出力信号を受信して、制御部10に転送するためのものである。
この実施形態においては、複数個の警備用センサ21,22,・・・,2nのそれぞれからのセンサ検出出力信号には、センサ識別情報(ID番号など)が付加されており、どの警備用センサからのセンサ検出出力信号であるかを、警備装置本体1の制御部10が検出することができるように構成されている。
これらの警備用センサ21,22,・・・,2nと、警備装置本体1とは、図1では信号線で接続するものとして示したが、警備用センサ21,22,・・・,2nと、警備装置本体1とを無線で接続することもできる。
無線で接続する場合には、警備用センサ21,22,・・・,2nのそれぞれは、無線送信手段を備えると共に、ドアの開閉、人体の検出、窓の開閉など、検出対象の検出出力が得られたときに、前記無線送信手段を通じて、当該検出対象のセンサ検出出力信号を警備装置本体1に無線送信する。一方、警備装置本体1のセンサ入力インターフェース11は、警備用センサ21,22,・・・,2nのそれぞれから、無線送信されるセンサ検出出力信号を受信するための無線受信手段を備え、受信したセンサ検出出力信号を制御部10に供給するようにする。
表示部13は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示素子を備え、制御部10からの制御を受けて、表示素子の表示画面に、表示メッセージやその他の種々の表示を行うものである。スピーカ14は、後述する音声メッセージを放音するためのものである。
ボタン操作部12は、ユーザ指示入力受付手段の例であり、警備モードを選択するために用いられるボタンや、その他の操作ボタンを備えて構成されており、そのボタン操作情報が制御部10に入力されるように構成されている。制御部10は、ボタン操作部12からの前記ボタン操作情報により、いずれのボタンが操作されたかを検知し、その検知したボタンに対応する処理を行うようにする。
この実施形態では、警備装置本体1は、警備モードとして、前述した外出警戒モードと、在宅警戒モードと、警戒解除モードとを備えており、制御部10は、それぞれの警備モードを現出するための処理機能を備えている。
ボタン操作部12の警備モードを選択するために用いられるボタンは、上記の複数の警備モードに対応して、例えば図2に示すような複数個のボタンとして構成されている。
すなわち、この実施形態では、ボタン操作部12の警備モードを選択するために用いられるボタンは、ユーザが外出警戒モードを選択して起動させるための押しボタン(以下、外出警戒ボタンという)121と、ユーザが在宅警戒モードを選択して起動させるための押しボタン(以下、在宅警戒ボタンという)122と、ユーザが確認を行うための押しボタン(以下、確認ボタンという)123と、ユーザが在宅警戒モードの解除等を行うための復旧押しボタン(以下、復旧ボタンという)124とからなる。
外出警戒ボタン121、在宅警戒ボタン122および確認ボタン123の操作部には、この例では、ランプやLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)などからなる発光素子121a,122aおよび123aが、外部から、その発光素子121a,122aおよび123aの点灯、点滅または消灯の状態が観視できるように設けられている。
これら発光素子121a,122aおよび123aには、制御部10からの発光制御信号が供給される。制御部10は、外出警戒ボタン121、在宅警戒ボタン122および確認ボタン123の押下検知出力や、警備用センサからのセンサ検出出力信号に基づいて、これら発光素子121a,122aおよび123aの発光制御信号を生成する。
外出警戒ボタン121をユーザが押下すると、その押下操作を検知した制御部10は、この実施形態の警備装置を、全ての警戒エリアを警戒状態、すなわち、全ての警備用センサ21,22,・・・,2nからのセンサ検出出力信号を有効として監視警備するようにする外出警戒モードにする。このとき、外出警戒ボタン121の押下に伴って、当該ボタン121の発光素子121aが点灯し、外出警戒モード中であることをユーザに知らせる。この外出警戒モードは、従来の警備装置の場合と同様である。
在宅警戒ボタン122をユーザが押下すると、その押下操作を検知した制御部10は、この実施形態における在宅警戒モードを現出するための処理動作を開始する。このとき、在宅警戒ボタン122の押下に伴って、当該ボタン122の発光素子122aが点灯し、在宅警戒モードが起動中をユーザに知らせる。この実施形態における在宅警戒モードの詳細については、後で詳細に説明する。
そして、復旧ボタン124をユーザが押下すると、その押下操作を検知した制御部10は、起動中の外出警戒モードあるいは在宅警戒モードを解除する。外出警戒モードあるいは在宅警戒モードの解除により、発光素子121aあるいは122aは、制御部10により消灯される。
確認ボタン123は、後述する設定されたメッセージを確認再生するために用いられる。そして、この確認ボタン123に設けられる発光素子123aは、警戒状態である警戒エリアに設置されている警備用センサで、人を感知したり、窓開閉を検知したり、ドア開閉を検知したりして、いわゆる異常検知したときに、制御部10により点灯するように制御される。
また、この異常検知時、制御部10は、後述するように、異常検知のセンサ検出出力信号を発した警備用センサに対応して設定されているメッセージを表示部13の表示画面に表示して、異常内容をユーザに通知するようにする。このメッセージは、ユーザが確認ボタン123を押下すると、当該確認ボタン123の押下を検知して制御部10により、表示部13の表示画面に再表示される。なお、復旧ボタン124を押下すると、点灯していた確認ボタン123の発光素子123aは消灯する。
回線制御部15は、警備装置本体1と電話回線とを接続するためのインターフェース手段としての役割をする。例えば外出警戒モードにおいて、制御部10で、不審者の侵入を前記警備用センサからのセンサ検出出力信号に基づいて検出したときには、制御部10は、回線制御部15を制御して、電話回線と警備装置本体1とを接続し、予め登録されている通報先(警備会社や特定の電話番号のあて先)に対して所定の通報処理動作を実行する。
警戒状態設定部16は、前述した複数個の警備用センサ21〜2nからのセンサ検出出力信号に対応した表示メッセージや音声メッセージの設定入力や、在宅警戒モードにおいて、固定的に警戒状態とする警戒エリアや警備用センサの設定をするためのもので、ユーザの設定操作入力を受け付ける機能部を備えている。
この実施形態の警備装置においては、在宅警戒モードでは、後述するように、在宅する家人の出入りが所定時間以上無い警戒エリアを、自動的に警戒状態とするようにするので、従来のように、予め警戒状態、非警戒状態を、警戒エリア毎に設定しておく必要は無い。
しかし、人の出入りが通常は無い納戸などの警戒エリアは常に警戒状態にしておいた方がよい、また、在宅中は常に頻繁に人の出入りがあるエリアは、人感センサは非警戒状態としておく方がよい、などの場合を考慮して、この実施形態では、ユーザが、予め固定的に警戒状態、あるいは非警戒状態に、警戒エリア毎または警備用センサ毎に設定することができるようにしている。
なお、警戒エリア毎の警戒状態、非警戒状態を設定することができるだけでなく、警備用センサ毎の警戒状態あるいは非警戒状態を設定することができるようにするのは、次のような理由からである。
すなわち、例えば、在宅している人の出入りがあるため、人感センサは非警戒状態にしておいた方がよいが、窓があるため、外部からの侵入者を検知するためには、窓開閉センサは、警戒状態としておいた方がよい警戒エリアの場合、当該警戒エリア単位で、警戒状態または非警戒状態のいずれかに設定してしまうと、上記の場合に対応できないからである。
ここで、警備用センサについての警戒状態は、当該警備用センサからのセンサ検出出力信号を常に監視して、異常状態の検出を行うことを意味し、警備用センサについての非警戒状態は、当該警備用センサからのセンサ検出出力信号の監視は行わないことを意味している。
また、警戒エリアについての警戒状態は、当該警戒エリア内に在る全ての警備用センサからのセンサ検出出力信号を監視して、異常状態の検出を行うことを意味し、警戒エリアについての非警戒状態は、当該警戒エリア内に在る全ての警備用センサからのセンサ検出出力信号の監視は行わないことを意味している。
この警戒状態設定部16における、前記メッセージの設定および在宅警戒モードでの警戒状態、非警戒状態の固定的な設定について、図3を参照しながら具体的に説明する。
図3は、警備対象物件としての住戸30の間取りを示すもので、31A,31B,31Cおよび31Dの4部屋を備える。
そして、各部屋31A,31B,31Cおよび31Dのそれぞれには、人を検出するための人感センサ32A,32B,32C,32Dが、それぞれ設置されている。そして、南西側の部屋31Aには、玄関ドア33が設けられると共に、当該玄関ドア33の開閉センサ34が設置されている。また、北西側の部屋31Bおよび北東側の部屋31Dには窓35,36がそれぞれ設けられていて、これら窓35,36のそれぞれに対して窓開閉センサ37,38が設置されている。
このような警備対象物件の場合、警戒エリアは、それぞれ人感センサ32A,32B,32C,32Dがそれぞれ設置されている各部屋31A,31B,31Cおよび31D毎のエリアとして設定することができる。ここで、人感センサ32A,32B,32C,32Dが人体感知可能なエリアは、それぞれの部屋31A,31B,31Cおよび31Dの全体を隈なくカバーしていなくてもよい。
なお、この実施形態では、在宅警戒モードにおいて警戒状態とされた警備用センサのセンサ検出出力信号が異常を検知したときに、制御部10が、外部、例えば警備会社に通報(外部通報という)するのか、内部(宅内)だけでのメッセージの報知(内部通報という)とするかを、各警備用センサ毎に、警戒状態設定部16によって、ユーザが設定することができるようにされている。
通常は、前述した在宅警戒モードにおいて固定的に警戒状態に設定された警備用センサについては、外部通報に設定される。そして、固定的に警戒状態に設定された警備用センサ以外の警備用センサについては、在宅警戒モードにおける通報先は、内部通報に設定するとよい。
次に、警備用センサについてのメッセージの設定の例について説明する。上述のような警備対象物件において、例えば、警備用センサについてのメッセージの設定の例は、次のようになされる。
すなわち、北東側の部屋31Dの窓36に対して取り付けた窓開閉センサ38から、窓を開けたことを示すセンサ検出出力信号が得られたときに対応して、「北東側の部屋の窓から侵入がありました」などの表示メッセージを、ユーザは、警戒状態設定部16を通じて設定するようにする。この表示メッセージは、設置された全ての警備用センサについて、それぞれ設定することができる。
設定された表示メッセージの情報は、警備用センサの識別情報に対応付けられて、制御部10が内蔵する不揮発性メモリ10Mに記憶される。制御部10は、センサ検出出力信号が異常を示すものとなったとき、そのセンサ検出出力信号に含まれる警備用センサの識別情報を検出し、検出した識別情報に対応付けられてメモリ10Mに記憶されているメッセージ情報を読み出して、前述したように、表示部13の表示画面に表示するように制御する。
また、この実施形態では、メッセージ情報としては、表示部13の画面に表示する表示用メッセージ情報のみではなく、同じ内容の音声メッセージ情報が記憶されるように構成されている。この音声メッセージの情報としては、設定入力したメッセージ情報から音声合成した音声メッセージの情報を記憶するようにしてもよい。マイクロホンを設けて、ユーザに、音声メッセージ情報を登録してもらって、メモリ10Mに記憶するようにしてもよい。また、メモリ10Mに、例えばテキスト形式のメッセージ情報を記憶しておき、これを読み出して、音声合成して、スピーカ14に供給するようにしてもよい。
なお、この例では、メモリ10Mには、「侵入者有り」などの、その他の必要なメッセージ情報の幾つかが、予め、警備装置用メッセージ情報として記憶されている。
次に、在宅警戒モードについての固定的な事前設定の例について説明する。例えば図3において、北西側の部屋31Bが納戸である場合、この部屋31Bは、在宅警戒モードを起動すると常に固定的に警戒状態に設定しておくことができる。
また、ドア開閉センサ34および窓開閉センサ37,38は、在宅警戒モードを起動すると常に固定的に警戒状態に設定しておくことができる。
また、警戒エリアが主寝室、例えば部屋31Dである場合において、夜中に頻繁に目を覚まして移動するユーザである場合、当該部屋31Dの人感センサ32Dは、在宅警戒モードにおいても、非警戒状態に設定するようにする方がよいので、ユーザは、人感センサ32Dは、在宅警戒モードにおいて固定的に非警戒状態に設定するようにする。この場合において、主寝室でも窓からの侵入は、警備対象とする必要があるので、同じ警戒エリア内にある窓開閉センサ38については、警戒状態に設定することができることは言うまでもない。
なお、この実施形態では、ユーザは、この警戒状態設定部16を通じて、例えば表示部13の表示画面に表示された内容を確認しながら、表示メッセージの設定入力や在宅警戒モードにおいて常時警戒状態とする警戒エリアの設定を行うことができるように構成されている。
上述した在宅警戒モードについての固定的な事前設定の情報も、制御部10のメモリ10Mに格納される。そして、在宅警戒ボタン122が押下されて在宅警戒モードが起動されたときに、制御部10は、このメモリ10Mから、在宅警戒モードについての固定的な事前設定情報を読み出し、以上のような固定的な設定がなされていない警戒エリアまたは警備用センサについて、以下に説明するような、在宅警戒モードにおける警戒状態または非警戒状態の自動設定がなされる。
在宅警戒モードについての説明をする前に、図1の例の警備装置における外出警戒モードの動作を説明する。
警備対象物件である住戸30の住人は、外出に当たり、警備装置を外出警戒モードにすべく、外出警戒ボタン121を押下する。すると、制御部10は、警備用センサ21〜2nのセンサ入力インターフェース11を通じてセンサ検出出力信号を取り込んで、全ての警備用センサが異常の非検知状態であることを確認した後、外出警戒モードの警備を開始するようにする。
このとき、例えば北西側の部屋31Bの窓35に設置された窓開閉センサ37のセンサ検出出力信号が、窓が開状態であることを示している場合には、制御部10は、当該窓開閉センサ37からのセンサ検出出力信号に含まれるセンサ識別情報を検出し、検出したセンサ識別情報に対応してメモリ10Mに記憶されている表示メッセージ情報を読み出して、表示部13の表示画面に「北西側の部屋の窓が開いています。ご確認ください。」というメッセージ表示すると共に、確認ボタン123の発光素子123aを点灯させるようにする。
また、制御部10は、メモリ10Mに記憶されている音声メッセージ情報を読み出し、アナログ音声信号にしてスピーカ14に供給し、当該スピーカ14により、併せて同じ内容の音声メッセージを放音するように制御する。この表示メッセージおよび/または音声メッセージにより、ユーザに対して窓35の戸締りが促される。
この表示メッセージおよび音声メッセージの再確認を行う場合には、ユーザは、確認ボタン123を押下する。すると、制御部123は、この確認ボタン123が押下されたことを検知して、メモリ10Mから、上記のメッセージ情報を再度読み出し、再度、表示部13の表示画面に、「北西側の部屋の窓が開いています。ご確認ください。」というメッセージ表示し、また、スピーカから同じメッセージを放音するように制御する。
その後、ユーザが復旧ボタン124を押下すると、制御部10は、この復旧ボタン124の押下を検知し、確認ボタン123の発光素子123aを消灯させる。
次に、上記のメッセージにより促されたユーザが、窓35を閉めて戸締りをした後、再度、外出警戒ボタン121を押下すると、制御部10は、この外出警戒ボタン121の押下操作を検知して、メモリ10から、外出警戒モードを起動する際のメッセージ情報として記憶されている、例えば「戸締りOKです。玄関を出ると外出警戒モードの警備がセットされます。」というメッセージ情報を読み出し、表示部13の表示画面に表示すると共に、スピーカ14から放音するようにする。
そして、制御部10は、外出警戒ボタン121が操作されてから、予め定められている一定時間、例えば30秒内に、玄関ドア33に設けられたドア開閉センサ34のセンサ検出出力信号による玄関ドア33の開閉を確認し、外出警戒モードの警備状態を開始するようにする。
なお、警備装置本体1のボタン操作部12に設けられている外出警戒ボタン121ではなく、玄関口の外側に、警備装置本体1の制御部10と有線あるいは無線で接続された警戒開始ボタンを設け、玄関ドア33から外側に出たユーザが、この警戒開始ボタンを操作することにより、外出警戒モードの警備状態を開始するように構成しても良い。その場合には、ボタン操作から、上述のようなユーザが玄関口から外に出るまでの前記一定時間(30秒)を待つことなく、外出警戒モードの警備開始を実行することができる。
その後、この外出警戒モードにおいて、制御部10は、いずれかの警備用センサのセンサ検出出力信号から異常を検知したときには、そのセンサ検出出力信号に含まれるセンサ識別情報から、前記警備用センサがいずれの位置に設置されたものかを判断すると共に、前記センサ識別情報に対応付けられてメモリ10Mに記憶されているメッセージ情報を読み出し、表示部13で「・・・で侵入発生、侵入発生」というメッセージを表示すると共に、スピーカ14から放音する。このスピーカ14からの放音は、不法侵入者に対しては威嚇となる。そして、制御部10は、回線制御部15を制御して、予め設定されている電話番号の通報先を読み出して、不法侵入があった旨を通報先に通報する。以上は、従来の外出警戒モード時における動作と同様である。
次に、この実施形態の警備装置においては、在宅警戒モードではない状態で、在宅警戒ボタン122が押下されると、当該在宅警戒ボタン122の押下を検知した制御部10は、この実施形態の在宅警戒モードを起動し、警戒エリアおよび警備用センサの全てを一旦警戒状態にする。もっとも、固定的に非警戒状態を設定した警戒エリアおよび警備用センサについては、ここでは、在宅警戒モードの警戒対象外となる。
そして、制御部10は、在宅警戒モードが起動されると、在宅警戒ボタン122に設けられている発光素子122aを点灯状態とする。
こうして、警備対象物件が在宅警戒モードになっている状態において、在宅する家人が移動して、警戒エリアとされたエリアに入り、人感センサにより当該家人が検知されると、制御部10は、当該人感センサのセンサ検出出力信号によりそれを検知し、当該人感センサに関連付けられて記憶されているメッセージ情報を用いて内部通報動作を行う。
この内部通報動作に対しては、この実施形態では、ユーザは、その状況を確認した後、在宅警戒モードは停止しないで、当該人感検知を行った人感センサ、または、その人感センサが設置されている警戒エリアについての警戒状態を一時的に解除するようにするための第1の操作をすることができるように構成されている。
この実施形態では、前記第1の操作は、在宅警戒ボタン122の押下操作とされる。この第1の操作は、別の操作ボタンを設けて、当該別の操作ボタンの操作としても良いことは言うまでもない。
したがって、ユーザが前記第1の操作としての在宅警戒ボタン122を押下すると、制御部10は、この在宅警戒ボタン122の押下操作を、前記第1の操作として検知し、内部通報を停止し、人感検知を行った人感センサについての警戒状態を一時解除する。しかし、この状態では、在宅警戒モードは、停止されておらず起動中であり、発光素子122aが点灯して、ユーザに報知される。
次に、この実施形態では、制御部10は、当該警戒状態が一時解除された人感センサのセンサ検出出力信号を監視し続け、予め定めた所定時間TA、例えばTA=30分間、継続して当該人感センサにより人感検知がなされないときには、非警戒状態であった当該人感センサを警戒状態に自動的に設定するようにする。あるいは、非警戒状態であった当該人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態に自動的に設定するようにする。
また、所定時間TA以内に、前記の人感センサにより、再度、人感検知されたときには、警戒状態の一時解除状態(非警戒状態)を継続し、当該再度の人感検知から、継続して当該人感センサにより人感検知がなされない前記所定時間TAの監視をスタートするようにする。
すなわち、この実施形態では、前記所定時間TAは、当該所定時間TA以上、人感センサにより人感検知しないエリアは、在宅する家人が当該エリアに出入りしないエリアと推定することができる時間であり、前記30分は、一例である。この所定時間TAをユーザが設定することができるようにしても、もちろんよい。
そして、この実施形態では、在宅警戒モードは、従来のようにユーザが予め警戒状態とすべき警戒エリアを選択設定するのではなく、在宅警戒モードの開始後において、在宅する人の警戒エリアに対する出入りを人感センサにより検知し、人の出入りが検知されたエリアは、非警戒状態とし、継続して所定時間TA以上、家人が出入りしないエリアは警戒状態とするようにしている。
上述の説明では、在宅警戒ボタン122が押下されて在宅警戒モードが起動されると、最初は、全て警戒状態とされて、在宅警戒モードの起動後の人の移動による人感検知を行い、人感検知をした人感センサまたは警戒エリアについては一旦非警戒状態とし、その後の所定時間TA内の人感検知に応じて、自動的に警戒状態に設定するようにしたが、この実施形態では、さらに、在宅警戒モードの起動後の人の移動による人感検知を省略して、所定時間TA内の人感検知に応じて、自動的に警戒状態に設定することができるように構成している。
すなわち、後者の構成のために、この実施形態では、在宅警戒モードの起動のために在宅警戒ボタン122が押下された後、所定の短時間以内に、所定の第2の操作がなされたときには、固定的に警戒状態に設定されている人感センサを除く人感センサは、非警戒状態とし、前記第2の操作時点から、各人感センサについて、前記所定時間TAにおける人感検知を検出し、継続して所定時間TA以上、人感検知しなかった人感センサのセンサ検出出力信号は警戒状態とする、あるいは、継続して所定時間TA以上、人感検知しなかった人感センサが設置されている警戒エリアは警戒状態とするようにしている。
なお、この実施形態では、前記所定の第2の操作は、在宅警戒ボタン122の操作、すなわち、在宅警戒モードの起動のために在宅警戒ボタン122が押下された後、所定の短時間以内における在宅警戒モード122の再度の押下操作とされている。この第2の操作も、第1の操作と同様に、別の操作ボタンを設けて、当該別の操作ボタンによる操作とするようにしても良い。
上述したように、この実施形態の在宅警戒モードにおいては、非警戒状態である人感センサについて、当該人感センサのセンサ検出出力信号を監視して、継続して所定時間TA以上、人感検知しなかった人感センサ自身、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアは警戒状態に変更するようにしている。
しかし、場合によっては、所定時間TAを待つことなく、ユーザが強制的に即座に警戒状態に変更したい場合にもある。このことを考慮して、この実施形態では、前記所定時間TAが経過する前に第3の操作がなされたとき、制御部10は、前記所定時間TAの人感検知の処理を経由することなく、一時警戒状態が解除された人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態に戻すように構成している。
この第3の操作も、この実施形態では、在宅警戒ボタン122の押下操作とされている。この第3の操作も、第1の操作および第2の操作と同様に、別の操作ボタンを設けて、当該別の操作ボタンによる操作とするようにしても良い。
[在宅警戒モード時の動作説明;図4、図5のフローチャートの説明]
次に、この実施形態の警備装置において、在宅警戒ボタン122が押下されて、在宅警戒モードが起動されたときの動作について、図4および図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、上述したように、在宅警戒モードにおける警戒状態または非警戒状態の自動設定は、人感センサ毎、または、当該人感センサが設置されている警戒エリア毎にできるものである。
次に、この実施形態の警備装置において、在宅警戒ボタン122が押下されて、在宅警戒モードが起動されたときの動作について、図4および図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、上述したように、在宅警戒モードにおける警戒状態または非警戒状態の自動設定は、人感センサ毎、または、当該人感センサが設置されている警戒エリア毎にできるものである。
前述したように、制御部10は、ボタン操作部12のボタン操作を監視し、在宅警戒ボタン122が押下されたか否か判別し(図4のステップS1)、在宅警戒ボタン122が押下されていないと判別したときには、その他のボタンが押下されたか否か判別する等、他の処理をし(ステップS2)、その後、ステップS1に戻る。
そして、ステップS1で、在宅警戒ボタン122が押下されたと判別したときには、制御部10は、監視遅延時間(当該操作を解除可能とするために一般的に設けられている猶予時間;例えば1分間)だけ人感センサによる警戒状態を停止する。すなわち、ステップS1で、在宅警戒ボタン122の押下を判別すると、全ての人感センサを非警戒状態とする(ステップS3)。
そして、制御部10は、前記監視遅延時間が経過したか否か判別し(ステップS4)、経過したと判別したときには、制御部10は、在宅警戒モードの警備を開始する(ステップS5)。この在宅警戒モードの警備の開始に当たっては、この実施形態では、制御部10は、前述した警戒状態設定部16を通じて固定的に警戒状態または非警戒状態に設定された警戒エリアおよび警備用センサは、メモリ10Mの記憶内容を参照して、その設定通りに、固定的に設定するが、その他の警戒エリアおよび警備用センサは、全て警戒状態とする。なお、この例の場合、固定的に警戒状態とされた警備用センサ以外の警備用センサに対しては、内部通報が設定されているものとする。
この在宅警戒モードの警備開始後、制御部10は、警戒状態とされた人感センサにより人感検知したか否か判別し(ステップS6)、人感検知しないと判別したときには、ステップS6を繰り返し行い、警戒状態を継続する。
そして、ステップS6で、人感検知したと判別したときには、制御部10は、この例では、人感検知した人感センサに対応付けられてメモリ10Mに記憶されているメッセージ情報を読み出して、内部通報を実行する(ステップS7)。
なお、ここで、在宅中であっても家人の移動が予定されていない範囲の警戒エリアに設置された警備用センサ(人感センサを含む)については、そのセンサ検出出力信号が異常を示すものとなったときに、制御部10が表示メッセージを表示部13に表示し、スピーカ14から音声メッセージを放音すると共に、警備会社などの外部の通報先に「不法侵入」を通報するように設定することができることは前述した通りである。
上記の内部通報の後、制御部10は、在宅する家人により前記第1の操作がなされた否か、すなわち、この例では、在宅警戒ボタン122が押下操作されたか否か判別し(ステップS8)、在宅警戒ボタン122が押下されなかったと判別したときには、ステップS6に戻る。
また、ステップS8で、在宅警戒ボタン122が押下されて、制御部10が前記第1の操作がなされたと判別したときには、制御部10は、人感検知した人感センサ、または、当該人感センサが設置された警戒エリアの警戒状態を一時解除して非警戒状態にする(ステップS9)。そして、人感検知無しの継続時間を計測するためのタイマーに、前記所定時間TAをセットしてタイマースタートさせる(図5のステップS21)。
次に、制御部10は、在宅警戒ボタン122が押下されたか否かにより、前記第3の操作がなされたか否か判別し(ステップS22)、在宅警戒ボタン122の押下を検出しなかったときには、制御部10は、ステップS9で警戒状態が一時解除された人感センサで人感検知されたか否か判別する(ステップS23)。
このステップS23で、警戒状態が一時解除された人感センサで人感検知されたと判別したときには、制御部10は、ステップS21に戻り、前記タイマーに、前記所定時間TAをセットし直して再スタートさせる。
また、ステップS23で、警戒状態が一時解除された人感センサで人感検知されなかったと判別したときには、制御部10は、タイマーを参照して、前記所定時間TAが経過したか否か判別し(ステップS24)、経過していないと判別したときには、ステップS22に戻り、このステップS22以降を繰り返す。
ステップS24で、警戒状態が一時解除された人感センサで人感検知されなかった状態が所定時間TA以上継続したことにより、所定時間TAが経過したと判別したときには、制御部10は、ステップS21でスタートさせたタイマーをリセットして継続時間の計測を停止すると共に、警戒状態が一時解除された人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態にする(ステップS25)。そして、その後、制御部10は、図4のステップS6に戻り、このステップS6以降の処理を繰り返すようにする。
また、ステップS22で、在宅警戒ボタン122の押下を検出したときには、制御部10は、ステップS21でスタートさせたタイマーをリセットして継続時間の計測を停止し(ステップS26)、また、ステップS3,S4と同様にして、この例では、1分間の監視遅延時間の経過を待って(ステップS27)、ステップS25に進み、所定時間TAの経過を待たずに、警戒状態が一時解除された人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態にする。
また、図4のステップS4で、監視遅延時間が経過していないと判別したときには、在宅警戒ボタン122が再度押下されたか否かにより、前記第2の操作がなされたか否か判別し(ステップS10)、在宅警戒ボタン122の再度押下を検出しなかったときには、ステップS3に戻り、全ての人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアの非警戒状態を継続する。
また、ステップS10で、在宅警戒ボタン122が再度押下されたことを検知したことにより、前記第2の操作がなされたと判別したときには、制御部10は、この実施形態の在宅警戒モードにおいて、継続して所定時間TAの間、人感検知がなされたか否かの判別処理を行う対象となる人感センサ、または、当該人感センサが設置されている警戒エリアの全てを、非警戒状態にする。ただし、継続して所定時間TAの間、人感検知がなされたか否かを判定するために、それらの全ての人感センサのセンサ検出出力信号は監視するようにする(ステップS11)。その後、制御部10は、図のステップS21に進み、前述したステップS21以降の処理を繰り返す。
以上説明したように、この実施形態によれば、在宅警戒モードにおいては、従来のように警戒状態とする警戒エリアや警備用センサ、非警戒状態とする警戒エリアや警備用センサをそれぞれ設定しておく必要は無く、在宅警戒モードが開始されてから、人の移動が無くなった部屋や場所から、順次に警戒状態になる。したがって、この実施形態によれば、来客などの際にも、警戒状態、非警戒状態に設定する人感センサや警戒エリアの設定を変更する必要が不要となり、操作が簡便で、誤報を少なくすることができる警備装置を提供することができる。
[他の実施形態または変形例]
なお、上述の実施形態では、在宅警戒モードにおいて、上述のような自動的な警戒状態の設定のみではなく、警戒エリアや警備用センサを固定的に警戒状態あるいは非警戒状態にすることができるようにした例について説明したが、この発明の警備装置は、在宅警戒モードにおいて固定的な設定手段を持たない警備装置であってもよい。
なお、上述の実施形態では、在宅警戒モードにおいて、上述のような自動的な警戒状態の設定のみではなく、警戒エリアや警備用センサを固定的に警戒状態あるいは非警戒状態にすることができるようにした例について説明したが、この発明の警備装置は、在宅警戒モードにおいて固定的な設定手段を持たない警備装置であってもよい。
また、上述の実施形態では、在宅警戒モードにおいては、固定的に警戒状態に設定された警戒エリアの人感センサも、人感検知して一度非警戒状態にした後、再度の警戒状態への移行は、所定時間TAだけ人感検知が無い場合とするようにしたが、固定的に警戒状態に設定された警戒エリアおよび人感センサは、常に、当該設定された固定的な警戒状態とするように構成しても、もちろんよい。
また、上述の実施形態では、ユーザ指示入力受付手段を構成する警備モードの選択ボタンやその他の操作部は、全て機械的なボタン操作手段としたが、表示部13としてタッチパネルを装着したものを用い、表示部13の画面にアイコンボタンを表示して、そのアイコンボタンを操作するようにしてもよいことは言うまでもない。
また、上述の実施形態では、ユーザ指示入力受付手段は、操作ボタンの押下操作を受け付けるものとしたが、このようなボタン操作手段に限られるものではない。例えば、マイクロホンと音声認識手段とを用いた音声入力をユーザ指示入力として受け付ける手段であってもよい。
10…制御部、11…センサ入力インターフェース、12…ボタン操作部、13…表示部、16…警戒状態設定部、21〜2n…警備用センサ
Claims (4)
- 警備対象物件に設置され、人を感知するための1または複数個の人感センサと、
前記警備対象物件内に人が存在する状態において、前記警備対象物件内における所定のエリアを警戒状態とするようにする在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けるユーザ指示入力受付手段と、
前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けた後、予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、前記継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態とする制御手段と、
を備えることを特徴とする警備装置。 - 請求項1に記載の警備装置において、
前記制御手段は、前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けたときには、前記1または複数個の人感センサ、または、前記人感センサが設置されている警戒エリアを非警戒状態とし、その後、前記予め定められた所定の時間、継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、前記継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態に変更する
ことを特徴とする警備装置。 - 請求項1に記載の警備装置において、
前記制御手段は、前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けたときに、前記1または複数個の人感センサ、または、前記人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態とし、前記警戒状態において前記人感センサで人を感知したことを示す出力が得られた後、当該人を感知した人感センサ、または、前記人を感知した人感センサが設置されている警戒エリアをユーザの操作に基づいて非警戒状態にし、その後、前記予め定められた所定の時間、前記人を感知した人感センサから、継続して人を感知したことを示す出力が得られないときに、当該継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサ、または、前記継続して人を感知したことを示す出力が得られない人感センサが設置されている警戒エリアを警戒状態に変更する
ことを特徴とする警備装置。 - 請求項1〜3に記載の警備装置において、
前記1または複数個の人感センサ、または、前記人感センサが設置されている警戒エリアのうちの所定のものを、前記ユーザ指示入力受付手段で前記在宅警戒モードを起動させるためのユーザ指示入力を受け付けたときに、固定的に警戒状態にする、あるいは、固定的に非警戒状態にする、ように予め選択設定する手段を備える
ことを特徴とする警備装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2007149914A Pending JP2008305038A (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 警備装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016034949A3 (en) * | 2014-08-05 | 2016-06-23 | Overview Technologies, Inc. | Community security system using intelligent information sharing |
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-
2007
- 2007-06-06 JP JP2007149914A patent/JP2008305038A/ja active Pending
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