JP5107866B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は病院に設置されるナースコールシステムに関し、特に不審者が病室へ侵入した場合にそれを報知する機能を備えたナースコールシステムに関する。
ナースコールシステムは、個々のベッドに対して看護師を呼び出すためのナースコール子機が配置され、この呼び出しに応答するためのナースコール親機がナースステーションに配置されている。また、病室毎に出入口付近に廊下灯が設置され、病室内でナースコール子機が操作されて呼び出しが成されたら、それを看護師に知らせる報知動作を行っている。このような機器を設けることで、患者からの呼び出しに対して看護師のスムーズな応対を可能としている(例えば、特許文献1参照)。
一方で病院は、見舞者の出入りがスムーズに行われるよう病室のセキュリティに関しては無防備に近い状況にあり、外部の人物の出入りがし易く、セキュリティの向上が求められている。
そこで、本出願人は特許文献2に開示されているように、病室の扉に電気錠を設ける一方、看護師や見舞者にID情報を記録した入室カードを携行させて、入室カードを廊下灯に翳すだけで電気錠を解錠させ、入室カードを持たない人物が病室へ侵入するのを防止できるナースコールシステムを提案した。
特開2006−026293号公報 特開2008−245787号公報
しかしながら、上記特許文献2の構成は、電気錠を各病室に設置する必要があるためコストが掛かるし、電気錠は通常は施錠状態にしておかなければならないが、故障した場合、今度は解錠状態を維持する必要が生じる。そして、このような状態で病室に不審者が入った場合、それを認識するための手段がなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、電気錠を個々の病室に設置しなくても不審者が病室に侵入するのを難しくし、更に病室に侵入した場合にそれを看護師等に報知するナースコールシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、看護師を呼び出すためにベッド近傍に設置されたナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しを病室前において表示する廊下灯と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、廊下灯およびナースコール親機を制御する制御機とを備えたナースコールシステムにおいて、所定の情報を記録し、患者及び看護師等が携行するRFIDタグと、病室に入室した人物のRFIDタグを読み取り、その情報を廊下灯に送信するRFIDリーダと、病室内に居る人物の存在を感知し、感知情報を廊下灯に送信する人感センサとを設け、更に、廊下灯に、人感センサが人物の存在を感知してから特定時間以内にRFIDリーダから所定の情報の送信を受けなかった場合に、少なくともナースコール子機に警告信号を送信する不審者監視制御を実施する警報制御部を設ける一方、ナースコール子機に、警告信号を受けたら警告音を鳴動する報知手段、及び報知手段の警告音を停止する警戒停止ボタンを設け、警報制御部は、RFIDリーダから所定の情報の送信を受けたら、警戒停止ボタンを能動とすることを特徴とする。
この構成によれば、所定の情報を記録したRFIDタグを持たない不審者が、患者が不在の病室に入った場合には、ナースコール子機において警告音が鳴動する。このように不審者監視制御を行い、病室に不審者が侵入するのを監視し、侵入した不審者に対して威嚇して退出を促すため、電気錠を設けなくとも病室のセキュリティの向上を図ることができる。また、RFIDタグを携行する患者や看護師等が警戒停止ボタンを操作すれば警告音は停止するが、RFIDタグを持たない不審者が警戒停止ボタンを操作しても、警告音は停止しない。よって、不審者に対しては確実に警報を発し続けることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、廊下灯は、警告信号をナースコール子機に送信すると同時に所定時間の計時を開始する第1タイマを有し、警報制御部は、第1タイマが計時を完了するまでにRFIDリーダから所定の情報の送信を受けなかった場合に、ナースコール親機に警報信号を送信し、ナースコール親機において警報発報させることを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール子機から警告音を鳴動しても不審者が退去しない場合は、ナースコール親機に通報される。そのため、看護師がそれを認識でき、病室まで出かけて退去を促したり、関連するナースコール子機のスピーカ等を使用して不審者に退去を促す等の処置を講ずることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、廊下灯は、警告信号をナースコール子機に送信すると同時に所定時間の計時を開始する第2タイマを有し、警報制御部は、第2タイマが計時を完了するまでにRFIDリーダから所定の情報の送信を受けた場合、或いは人感センサが人物を検出しなくなったら、ナースコール子機に警告停止信号を送信して報知手段の報知動作を停止することを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール子機で警告音が鳴動しても、RFIDタグの読み取りが遅れてRFIDタグを読み取った場合、また所定の情報を記録したRFIDタグを携行した人物が病室内に入った場合、更には病室から不審者が退去した場合、所定の時間内であれば警告音は停止する。よって、一時的に警告音が鳴動しても、RFIDタグの情報を読み取った時点で警報は停止するので、煩わしい停止操作をする必要が無い。
また、第2タイマが計時を完了するまでにRFIDタグを検出しなかったら、その後RFIDタグを翳す等の操作をしても警告音は停止しない。そのため、不審者に対しては確実に警報を発し続けることができる。
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、廊下灯は、警戒停止ボタンが操作されたら所定時間の計時を開始する第3タイマを有し、警報制御部は、警戒停止ボタンが操作されたら第3タイマが計時を完了するまで不審者監視制御を停止し、更に計時完了後はRFIDリーダを能動として所定の情報の送信を待ち、所定の情報を受けた時点で不審者監視制御を再開することを特徴とする。
この構成によれば、見舞者等RFIDタグを携行しない人物が入室した状態で患者が一時的に留守にする場合は、警戒停止ボタンを操作してから出かけることで報知手段は発報しない。そして、患者が戻ってきたら警報制御部は動作を開始するので、出かける前に警戒停止ボタンを操作しても、その後自動復帰して監視動作を継続する。よって、不審者を監視する機能を解除しても、自動復帰するのでセキュリティを維持できる。
請求項の発明は、請求項に記載の発明において、第3タイマが計時を完了した後、警報制御部は人感センサを能動として人物の検知を行い、人物を感知しなくなったら不審者監視制御を再開することを特徴とする。
この構成によれば、警報制御部が制御を停止した状態であっても、病室にだれも居なくなったら不審者監視制御を再開するので、警戒停止ボタンを操作したからといって制御停止状態が継続されることはなく、セキュリティを維持できる。
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、廊下灯は、警戒停止ボタンが操作されて警告音が停止したら所定時間の計時を開始する第4タイマを有し、警報制御手段は、警戒停止ボタン操作を受けて不審者監視制御を停止すると共に、第4タイマが計時を継続している間も不審者監視制御を停止し、第4タイマが計時を完了したら不審者監視制御を再開することを特徴とする。
この構成によれば、第4タイマが計時を完了するまでは、途中で病室から患者が居なくなり見舞者だけが取り残されても、警報制御部は制御を停止しているので発報動作しない。そのため、見舞者が病室に入り、その後帰るまでの間、患者が途中でトイレ等で出かけても警報は鳴らないので、見舞者及び患者の双方にとって都合が良い。そして、第4タイマが計時を完了したら不審者監視制御を開始するので、セキュリティを維持できる。
本発明によれば、所定の情報を記録したRFIDタグを持たない不審者が、患者が不在の病室に入った場合には、ナースコール子機において警報音が鳴動する。よって、病室に不審者が侵入するのを監視でき、侵入した不審者に対して威嚇して退出を促すことができるため、電気錠を設けなくとも病室のセキュリティを上げることができる。
そして、ナースコール子機から警報音を鳴動しても不審者が退去しない場合は、ナースコール親機に通報されるので、看護師がそれを認識でき、病室まで出かけて退去を促したり、関連するナースコール子機のスピーカ等を使用して不審者に退去を促す等の必要な処置を講ずることができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図であり、個々の機器を回路ブロックで示している。1は看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機、2はナースコール子機1からの呼び出しを病室前において看護師に通知するための廊下灯、3はナースコール子機1からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機、4は廊下灯2およびナースコール親機3を制御する制御機、5は病室内の人物が居る場合それを感知する人感センサ、6は患者や看護師が携行しているRFIDタグ、7はRFIDタグ6の情報を読み取るRFIDリーダである。
ナースコール子1機は病室毎に廊下灯2に伝送線L1により接続され、廊下灯2は廊下灯幹線L2により制御機4に接続されている。そして、ナースコール親機3は伝送線L3により制御機4に接続され、人感センサ5及びRFIDリーダ7はそれぞれの病室の廊下灯に通信線L4,L5により廊下灯2に接続されている。
ナースコール子機1は、患者が呼出操作するための呼出ボタン10、通話するための子機マイク11及び子機スピーカ12、後述する警告音を停止するための警戒停止ボタン13、廊下灯2と通信を行うための子機IF14、ナースコール子機1全体を制御する子機CPU15等を備えている。
廊下灯2は、警報発生を表示する表示部18、警報動作の復旧操作等を行うための復旧ボタン19、看護師や患者が携行するRFIDタグ6に記録されているRFID情報を記憶するメモリ20、ナースコール子機1、制御機4、人感センサ5、及びRFIDリーダ7と通信を行うための廊下灯IF21、廊下灯全体を制御すると共に第1タイマ22a、第2タイマ22b、第3タイマ22c、第4タイマ22dを備えて後述する不審者監視制御を行う廊下灯CPU23等を備えている。
ナースコール親機3は、患者情報や警報情報等を表示するモニタ26、各種操作を行うタッチパネル27、呼出音や警報音を生成する音声発生回路28、通話するための親機マイク29及び親機スピーカ30、通話を制御する通話回路31、制御機4と通信するための親機IF32、ナースコール親機全体を制御する親機CPU33等を備えている。
また、制御機4は、ナースコール親機3及び廊下灯2と通信するための制御機IF36と、システム全体を制御する制御機CPU37等を備えている。
このように構成されたナースコールシステムは次のように動作する。但し、ナースコール子機1の呼出ボタン10を操作してナースコール親機3が看護師を呼び出す動作、そして、この呼び出しを受けてナースコール親機3を応答操作して通話が実施される動作等は従来と同様であるため説明を省略し、ここでは所定のRFIDタグ6を携行しない人物が病室に入った場合、また携行している人物が病室に入った場合の動作、即ち不審者監視制御について説明する。
最初に、RFIDタグ6を持たない人物が、患者が検査等で不在となっている病室に入った場合の動作を説明する。廊下灯2の第1〜第4タイマ22a〜22dが停止している待受状態では、廊下灯CPU23は、人感センサ5からの感知情報を受け付けるが、RFIDリーダは停止させ、RFID読み取り情報は受け付けない。
この状態で、病室に人物が入ってきたら人感センサ5がそれを検知して廊下灯2へ人物検知信号を送信する。廊下灯CPU23は、この信号を受けてRFIDリーダ7を起動させてRFID情報の入力を待つ。人感センサ5から人物検知信号を受信した後、例えば2秒等経過してもRFIDリーダ7からRFIDの情報を受けなかったら(ここでは、RFIDタグ6を持たない不審者が入室したためRFIDの情報を読み取れない)、入室した人物を識別出来ないため、不審者の侵入と判断してナースコール子機1に対して警告信号を出力する。ナースコール子機1は、警告信号を受けて子機スピーカ12から警告音を鳴動させ、不審者の退去を促す。
尚、2秒以内にメモリ20に登録された所定のRFID情報が読み取られたら、警告信号は出力されず警告音を発しない。また、警報に驚いた不審者が病室から退去したら、人感センサ5が人物を感知しなくなるため、廊下灯CPU23は不審者が退去したことを認識し、警告停止信号を送信して警告音を停止させる。
警告音の鳴動によっても不審者が退去しない場合は、引き続き次の制御が実施する。廊下灯CPU23は、警告信号の送信に合わせて、即ちナースコール子機1から警告音の鳴動開始に合わせて、第1タイマ22aをスタートさせており、この第1タイマが計時を完了すると以下の動作が実施される。第1タイマ22aは、警報信号をナースコール親機3に送信するタイミングを計時するタイマであり、例えば5秒にセットされている。
第1タイマ22aが計時を完了しても、即ちナースコール子機1から警告音の報知が開始されて5秒経過しても、人感センサ5が人物を感知し続けたら、廊下灯CPU23は表示部18に警報発報表示を行うと共に、ナースコール親機3に対して警報信号を送信する。この警報信号は、制御機4を介してナースコール親機3へ送信され、警報信号を受信した親機CPU33は、音声発生回路28で警報音声信号を生成して親機スピーカ30から警報音を報音させ、モニタ26に警報発報表示を行う。
こうして、不審者の侵入が看護師にも通知され、認識した看護師によりナースコールシステムを使用してナースステーションから不審者に対して退去を促すことができるし、直接病室まで出かけて確認することもできる。また、発せられた警報音及び警告音は、タッチパネル27を所定の操作することで停止でき、ナースコール親機3から送出された停止信号は、制御機4を経由して廊下灯2に送信され、廊下灯CPU23が停止制御する。
尚、廊下灯2の復旧ボタン19を押した場合は、廊下灯2の表示及びナースコール子機1での警告音は停止できるがナースコール親機3の警報動作は継続される。
このように、所定の情報を記録したRFIDタグを持たない不審者が、患者が不在の病室に入った場合には、ナースコール子機において警告音が鳴動する不審者監視制御を実施するため、病室に不審者が侵入するのを監視することができる。そして、侵入した不審者に対して威嚇して退出を促すことができ、電気錠を設けなくとも病室のセキュリティの向上を図ることができる。
また、ナースコール子機から警告音を鳴動しても不審者が退去しない場合は、ナースコール親機に通報されるため、看護師がそれを認識でき、病室まで出かけて退去を促したり、関連するナースコール子機のスピーカ等を使用して不審者に退去を促す等の必要な処置を講ずることができる。
次に、ナースコール子機1において警告音の鳴動を開始した後に、患者或いは看護師が入室するか不審者が立ち去った場合の動作を説明する。
廊下灯CPU23は、警告信号の送信に合わせて、即ちナースコール子機1から警告音の鳴動開始に合わせて、第2タイマ22bもスタートさせている。この第2タイマ22bは、警告音、警報音を自動停止させるためのタイマであり、例えば15秒の時間を計時する。
廊下灯CPU23は、第2タイマ22bが計時を完了する前にRFIDリーダ7がメモリ20に登録されているID情報と一致するRFIDタグ6を検出したら、ナースコール子機1及びナースコール親機3に対して警報停止信号を出力する。ナースコール子機1及びナースコール親機2は、この警報停止信号を受けて子機スピーカ12より鳴動している警告音及び親機スピーカ30より鳴動している警報音を停止させる。
また、病室から不審者が立ち去った場合も同等であり、第2タイマ22bが計時を完了するまでに人感センサ5が人物を存在を検出しなくなったら、廊下灯CPU23はナースコール子機1及びナースコール親機3に対して、警告音及び警報音を停止させるための警報停止信号を出力し、警告音及び警報音を停止させる。
更に、第2タイマ22bが計時を完了した後でも、ナースコール子機1を操作して警告音を停止させることができる。具体的に、ナースコール子機1の警戒停止ボタン13は、廊下灯CPU23により、RFIDリーダ7がRFIDタグ6を認識している間は能動状態であるが、RFIDタグ6を認識しない状態では、オフ状態となり機能しないよう制御されている。
そのため、RFIDタグ6を持つ患者等が警戒停止ボタン13を押すと、子機CPU15が廊下灯2に警戒停止信号を出力する。警戒停止信号を受信した廊下灯CPU23は、ナースコール子機1及びナースコール親機3に対して、警告音及び警報音を停止させるための警報停止信号を出力し、警告音及び警報音を停止させる。
このように、ナースコール子機で警告音が鳴動しても、RFIDタグの読み取りが遅れてRFIDタグを読み取った場合、また所定の情報を記録したRFIDタグを携行した人物が病室内に入った場合、更には病室から不審者が退去した場合、所定の時間内であれば警告音は停止する。よって、一時的に警告音が鳴動しても、RFIDタグの情報を読み取った時点で警報は停止するので、煩わしい停止操作をする必要が無い。
また、第2タイマが計時を完了するまでにRFIDタグを検出しなかったら、その後RFIDタグを翳す等の操作をしても警告音は停止しないので、不審者に対しては確実に警報を発し続けることができる。
更に、RFIDタグを携行する患者や看護師等が警戒停止ボタンを操作すれば警告音は停止するが、RFIDタグを持たない不審者が警戒停止ボタンを操作しても、警告音は停止しない。よって、不審者に対しては確実に警報を発し続けることができる。
一方、上記警戒停止ボタン13は次のような機能を備えている。警報音鳴動の有無に関わらず、RFIDタグ6を携行している患者等が警戒停止ボタン13を操作すると、第3タイマ22cが計時を開始する。この第3タイマ22cは、例えば1分に設定されており、計時中は廊下灯CPU23の不審者監視制御は停止される。
そして、計時完了後は、人感センサ5及びRFIDリーダ7の双方を能動とし、人物の感知及びRFID情報の読み取りを行う。しかし、この第3タイマ22cが計時を完了した状態では、人感センサ5が見舞者を感知する一方、RFIDリーダ7はRFIDタグを認識しないが、不審者検出と判断する制御は実施しない。
但し、患者が戻りRFIDリーダ7がメモリ20に登録されている所定の情報を読み取ったら不審者監視制御を再開するし、患者が戻る前に人感センサ5が人物を感知しなくなったら、即ち見舞者が病室から居なくなったら、不審者監視制御を再開する。
このように、RFIDタグを携行しない人物が入室した状態で患者が一時的に留守にする場合は、警戒停止ボタンを操作してから出かけることで報知手段は発報しないし、患者が戻ってきたら警報制御部は動作を開始するので、警戒停止ボタンを操作しても、その後自動復帰して監視動作を継続する。よって、不審者を監視する機能を解除しても、自動復帰するのでセキュリティを維持できる。
また、警報制御部が不審者監視制御を停止した状態であっても、病室にだれも居なくなったら不審者監視制御を再開するので、警戒停止ボタンを操作したからといって制御停止状態が継続されることはなく、セキュリティを維持できる。
以上は、RFIDタグを携行しない人物が最初に病室に入った場合の動作を説明したが、患者が誰もいない自身の病室に戻った場合、或いは看護師が患者の出ている病室に入った場合は、病室内に設置された人感センサ5が人物を検出した後、引き続きRFIDリーダ7が患者や看護師が携行しているRFIDタグ6を検出してRFIDタグ6の情報を読み取り、廊下灯CPU23がメモリ20に登録されているID情報と一致するかどうか比較し、看護師IDに一致すれば看護師が入室したと判断し、患者IDに一致すれば患者が戻ってきたと判断して処理を終了する。
但し、読み取ったRFIDの情報が、メモリ20に登録されている何れのID情報とも一致しなければ、廊下灯CPU23はナースコール子機1に警告音を鳴動させるための警告信号を出力し、子機スピーカ12より警告音を鳴動させる。その後の動作は上記実施形態に記載した通りである。また、患者が在室する病室に、RFIDタグ6を携行しない見舞者等の人物が入室した場合は、廊下灯CPU23は不審者が入室したと判断することはない。
尚、上記実施形態では、見舞者を残して患者が病室を一時的に出る場合は警戒停止ボタン13を操作して第3タイマ22cを動作させ、患者が戻ってくるまで不審者の検出動作を停止させているが、この第3タイマ22cに代えて人感検知もRFIDの検知も所定時間停止させるタイマを動作させても良い。図1ではこの第4タイマ22dを、第3タイマ22cに加えて設けた構成を示し、何れか一方が図示しない選択手段で選択される。
この第4タイマ22dは、例えば1時間に設定することで、患者が見舞者を残して一時的に病室を出る場合、警戒停止ボタン13を操作することで、廊下灯CPU23は第4タイマ22dを作動させ、設定された1時間は不審者監視制御を停止する。そして、第4タイマ22dが計時を完了したら、リセットされて不審者監視制御を開始する。
このように一定時間の間、不審者監視制御を完全に停止させても良く、第4タイマが計時を完了するまでは、見舞者だけが病室に取り残されても発報動作しない。そのため、見舞者が病室に入り、その後帰るまでの間、患者が途中でトイレ等で出かけても警報は鳴らないので、見舞者及び患者の双方にとって都合が良い。そして、第4タイマが計時を完了したら不審者監視制御を開始するので、セキュリティを維持できる。
また、上記実施形態では、人感センサ5とRFIDリーダ7を廊下灯3に接続しているが、病室内に設置されているナースコール子機1に接続しても良い。逆に、警戒停止ボタン13はナースコール子機1に設けているが、廊下灯2に設けても良い。また、第1タイマ22aと第2タイマ22bは同一のタイマとしても良い。
本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。
符号の説明
1・・ナースコール子機、2・・廊下灯、3・・ナースコール親機、5・・人感センサ、6・・RFIDタグ、7・・RFIDリーダ、12・・子機スピーカ(報知手段)、13・・警戒停止ボタン、15・・子機CPU、20・・メモリ、22a・・第1タイマ、22b・・第2タイマ、22c・・第3タイマ、22d・・第4タイマ、23・・廊下灯CPU(警報制御部)、30・・親機スピーカ。

Claims (6)

  1. 看護師を呼び出すためにベッド近傍に設置されたナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しを病室前において表示する廊下灯と、前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、前記廊下灯および前記ナースコール親機を制御する制御機とを備えたナースコールシステムにおいて、
    所定の情報を記録し、患者及び看護師等が携行するRFIDタグと、
    病室に入室した人物の前記RFIDタグを読み取り、その情報を前記廊下灯に送信するRFIDリーダと、
    病室内に居る人物の存在を感知し、感知情報を前記廊下灯に送信する人感センサとを設け、
    更に、前記廊下灯に、前記人感センサが人物の存在を感知してから特定時間以内に前記RFIDリーダから前記所定の情報の送信を受けなかった場合に、少なくとも前記ナースコール子機に警告信号を送信する不審者監視制御を実施する警報制御部を設ける一方、
    前記ナースコール子機に、前記警告信号を受けたら警告音を鳴動する報知手段、及び前記報知手段の警告音を停止する警戒停止ボタンを設け、
    前記警報制御部は、前記RFIDリーダから前記所定の情報の送信を受けたら、前記警戒停止ボタンを能動とすることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記廊下灯は、前記警告信号を前記ナースコール子機に送信すると同時に所定時間の計時を開始する第1タイマを有し、
    前記警報制御部は、前記第1タイマが計時を完了するまでに前記RFIDリーダから前記所定の情報の送信を受けなかった場合に、前記ナースコール親機に警報信号を送信し、前記ナースコール親機において警報発報させることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
  3. 前記廊下灯は、前記警告信号を前記ナースコール子機に送信すると同時に所定時間の計時を開始する第2タイマを有し、
    前記警報制御部は、前記第2タイマが計時を完了するまでに前記RFIDリーダから前記所定の情報の送信を受けた場合、或いは前記人感センサが人物を検出しなくなったら、前記ナースコール子機に警告停止信号を送信して前記報知手段の報知動作を停止することを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。
  4. 前記廊下灯は、前記警戒停止ボタンが操作されたら所定時間の計時を開始する第3タイマを有し、
    前記警報制御部は、警戒停止ボタンが操作されたら前記第3タイマが計時を完了するまで前記不審者監視制御を停止し、更に計時完了後は前記RFIDリーダを能動として前記所定の情報の送信を待ち、前記所定の情報を受けた時点で前記不審者監視制御を再開することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナースコールシステム。
  5. 前記第3タイマが計時を完了した後、警報制御部は前記人感センサを能動として人物の検知を行い、人物を感知しなくなったら前記不審者監視制御を再開することを特徴とする請求項記載のナースコールシステム。
  6. 前記廊下灯は、前記警戒停止ボタンが操作されて警告音が停止したら所定時間の計時を開始する第4タイマを有し、
    前記警報制御部は、前記警戒停止ボタン操作を受けて前記不審者監視制御を停止すると共に、前記第4タイマが計時を継続している間も前記不審者監視制御を停止し、前記第4タイマが計時を完了したら前記不審者監視制御を再開することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナースコールシステム。
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