JP3447546B2 - 在室状況監視装置および在室状況監視システム - Google Patents
在室状況監視装置および在室状況監視システムInfo
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Description
て監視区域における人の在室状況を監視する在室状況監
視装置および在室状況監視システムに関するものであ
る。
るためには、焦電型センサやサーモパイル等の赤外線セ
ンサや光電スイッチ、超音波センサ等が用いられてい
る。特に、特開平1−39581等のように、検知範囲
と検知感度の異なる焦電型センサとサーモパイルとを組
み合わせて、人体を検知するものがある。また、特開平
6−242255等のように、検知範囲と検知感度の異
なる焦電型センサと測距センサとを組み合わせて、人体
を検知するものがある。これらはトイレ等の内部に入っ
た人体を検知して、照明器具を点灯制御するためのもの
であり、焦電型センサとしては検知領域の広いセンサが
必要であり、またサーモパイルとしては室温の補償をし
ていない。
を移動方向に平行に並べて通過人体を検知して、通過人
数や移動方向を検知しようという通過センサや複数個の
赤外線ビームセンサを用いて通過人体を検知して、通過
人数や移動方向を検知しようという通過センサ、または
超音波センサのドプラー効果を利用して通過人体を検知
して、通過人数や移動方向を検知しようという通過セン
サがある。これらを部屋の出入口の天井等に設置して、
通過人数およびその移動方向をセンシングすることによ
って、部屋内の在室者数を検知することができる。
の在室者数を検知する通過センサは、在室者数を検知す
るのみであり、その在室者数がどのようなものであるか
の判断はしていない。
長時間が経過した場合、患者の安全性が危惧されるとこ
ろであり、従来より患者が長時間入っていないかどうか
ということを確認するためには、見回りや看護婦等がチ
ェックしており、人手も時間もかかっていた。このよう
な患者がトイレ等の監視区域に入っていることを検知し
て、在室状況を監視する、簡便で容易な低コストのシス
テムはなかった。
合、患者の安全性が危惧されるところであり、従来より
患者が病室を出たかどうかということを確認するために
は、見回りや看護婦等がチェックしており、人手も時間
もかかっており、このような患者が病室を出たり、戻っ
てきたことを検知して、在室状況を監視する、簡便で容
易な低コストのシステムはなかった。
イレ等の監視区域の在室状況を監視する、簡便で容易な
低コストのシステムの開発が望まれていた。
者の在室が長時間となった場合に、警告を発し、異常を
他者に容易に知らせることができる、信頼性の高い低コ
ストの在室状況監視装置および在室状況監視システムを
提供することを目的とするものである。
め、請求項1の本発明は、一箇所または複数箇所の出入
口を有する監視区域の各出入口における人体の移動方向
を検知する通過センサと、前記通過センサからの信号に
基づき、前記人体の前記監視区域への入室・退室を判定
することによって、前記監視区域内に人が継続して在室
する時間を計測し、前記時間にしたがって警報信号を発
する判定回路とを備え、前記判定回路は、初期値を0と
する在室人数値に、前記監視区域への入室に対応する前
記出力信号が前記通過センサから出力された時には+1
を、前記監視区域からの退室に対応する前記出力信号が
前記通過センサから出力された時には−1を加算して、
前記在室人数値が0より大きくなると、人が在室してい
ると判断し、前記在室人数値は、前記監視区域の監視開
始時に前記初期値に設定され、前記監視区域の監視開始
後に、0より小さくなった場合は、前記初期値に再設定
されることを特徴とする在室状況監視装置である。
記警報信号が発せられた状態で、前記監視区域内に人が
在室しなくなったと判断した場合、前記警報信号を自動
解除することを特徴とする請求項1に記載の在室状況監
視装置である。
がって警報を発する警報発生手段と、前記警報信号の自
動解除または機側での操作にしたがって前記警報を解除
する警報解除手段とを備えることを特徴とする請求項1
または2に記載の在室状況監視装置である。
焦電型赤外線センサであることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の在室状況監視装置である。
記監視区域毎に設置された請求項1〜4のいずれかに記
載の在室状況監視装置と、前記在室状況監視装置を統括
して制御する中央制御装置と、前記各在室状況監視装置
と前記中央制御装置との間の通信を行う通信手段とを備
え、前記中央制御装置は、前記各在室状況監視装置の前
記判定回路が発する前記警報信号にしたがって、前記監
視区域内の在室状況の、表示および/または警告を行う
ことを特徴とする在室状況監視システムである。
よび前記通信手段は、既存のナースコールシステムまた
は他の集中管理システムのものを兼用することを特徴と
する請求項5に記載の在室状況監視システムである。
よび前記通信手段を、既存のナースコールシステムのも
のと兼用する場合、前記中央制御装置は、前記警報信号
にしたがって、前記監視区域毎に備えられた個別廊下灯
もしくはナースセンターの個別警報ランプを点滅させ
る、または、警報アラームを発することを特徴とする請
求項6に記載の在室状況監視システムである。
滅解除ボタン、または、前記ナースセンターの個別警報
ランプ点滅解除ボタンもしくは警報アラーム解除ボタン
の操作により、前記点滅または警報アラームの解除を行
うと共に、前記監視区域の監視を自動再開することを特
徴とする請求項7に記載の在室状況監視システムであ
る。
面を参照して説明する。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
る在室状況監視装置を示す模式平面図である。本実施の
形態における在室状況監視装置は、図1に示すように、
監視区域13の出入口15の天井に設置された熱型赤外
線センサからなる通過センサ11と、その出力信号によ
り、人体がこの出入口を通過して入室・退室したかどう
かを判定する判定回路16と、廊下14側に設置され、
警報を発する警報発生手段12とを備えるものである。
通過センサ11としては、例えば、焦電型1次元アレイ
素子をアレイの配列方向が通過方向と平行に設置するこ
とにより、センサの下を通る人体の方向と人数が分かる
ようにした焦電型赤外線センサを用いる。また、警報発
生手段12は、警報ランプや警報アラームのように、他
の人に対して、光および/または音により警報を知らし
めるものである。
明する。
に、通過センサ11は、センサの下を通る人体の方向と
人数の検知を開始する。判定回路16は、通過センサ1
1の出力信号によって、監視区域13に人体が入り、一
定時間、例えば5分以上経っても退室しないと判断した
時に、警報発生手段12を作動させ、警報を発して、他
の人に知らせることができる。
区域滞在時間は対象となる区域に合わせて決めればよ
い。例えば、監視区域13が病院や介護施設のトイレの
場合には、一般的には4分から10分が望ましい。ま
た、監視区域13が金融機関のキャッシュコーナーの場
合には、5分以内が望ましい。
どうかを判定する方法としては、例えば、以下に示す方
法が考えられる。通過センサ11を赤外線センサ(焦電
型センサ)とし、赤外線センサを連動させ、スレッシュ
ホールド値を設定した2値化法、床からの出力を平均化
するバックグラウンド平均化法によって人体の在室を判
定し、人体がこの出入口をどちらの方向へ通過したかど
うかを検知できるようにする。
定する方法としては、初期値を0とする在室人数値を設
定し、通過センサ11からの出力信号によって、監視区
域13に人が入室したときに、在室人数値に+1を加算
し、退室したときに−1を加算することにより、在室人
数値が0より大きい場合に、入室した人体が退室してい
ないと判定するものである。これによって、一定時間経
過しても在室人数値が0にならない場合に、判定回路1
6は、警報発生手段12を作動させるものである。
帯を特定して使用する場合、監視開始信号がONされた
時点に、既に監視区域内に人が在室している場合が想定
されるが、当該在室者が退室してしまった時に、前記在
室人数値は、0より小さくなってしまうので、このと
き、在室人数値を初期値である0に再設定する機能を持
たすことも可能である。
して監視区域に入室した場合、判定回路は、それぞれの
人の利用時間が短くても最初の人が継続して監視区域内
に在室しているとみなして、一定時間経過後は警報信号
を発することにより、より安全に監視できるようにして
いる。
での異常使用状態の検知が可能であり、正確で信頼性の
高い状況監視を行うことができる。さらに、本実施の形
態における在室状況監視装置を、一括集中処理・管理す
ることによって、コスト的にも安い監視区域状況監視シ
ステムを提供することができる。
過センサを、監視区域の出入口の天井部に設置し、入退
出者の頭部付近の赤外線を検知し、この出力より人体の
入室・退室を検知し、さらに、人体が一定時間以上在室
している監視区域を他の人に知らせることによって、監
視区域内での安全を確保することができる、高精度で高
信頼性な在室状況監視装置を提供することができる。
サとして、熱型赤外線センサを用いるとして説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、赤外線ビ
ームを用いたもの、超音波センサを用いたもの等であっ
てもよい。また、通過センサは、監視区域の出入口の天
井部に設置するとして説明したが、これに限るものでは
なく、出入口における人体の移動方向を検知できるもの
であればよい。
装置は、本発明の警報発生手段を備えているとして説明
したが、前述したように、一括集中処理・管理が別の場
所で行われている場合には、警報発生手段を備えていな
くてもよい、すなわち、少なくとも、本発明の判定回路
が、警報信号を発することができればよい。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
る在室状況監視装置を示す模式平面図である。本実施の
形態における在室状況監視装置は、監視区域としてトイ
レを想定したものである。本実施の形態における在室状
況監視装置は、監視区域の出入り口が複数個あり、警報
解除手段を備えることに関する点以外は、上述した第1
の実施の形態における在室状況監視装置と同様である。
したがって、本実施の形態において、特に説明のないも
のについては、第1の実施の形態と同じとし、第1の実
施の形態と同じ呼称の構成部材については、特に説明の
ない限り、第1の実施の形態と同様の機能を持つものと
する。
は、図1に示すように、監視区域であるトイレ25の複
数の出入口26の天井に設置された熱型赤外線センサか
らなる通過センサ21と、その出力信号により、人体が
この出入口を通過して入室・退室したかどうかを判定す
る判定回路22と、廊下24側に設置され、警報を発す
る警報発生手段23および警報を解除する警報解除手段
27とを備えるものである。
明する。
複数個の通過センサ21は、センサの下を通る人体の方
向と人数の検知を開始する。判定回路22は、複数個の
通過センサ21の出力信号によって、トイレ25に人が
入り、一定時間以上経っても退室しないと判断した時
に、警報発生手段23を作動させ、警報を発して、介護
者に知らせる。この時、介護者によりトイレ25内での
被介護者(入室した人体)の安全が確認できた段階で、
介護者が警報解除手段27を機側で操作することによっ
て、発せられた警報を解除することができる。一方、介
護者がトイレ25に到着する前に、被介護者がトイレか
ら退室した場合、判定回路22は、通過センサ21の出
力信号によって、トイレ25に人がいなくなったと判断
し、警報解除手段27によって、前記警報を自動解除さ
せて、介護者に知らせることができる。すなわち、被介
護者が一定時間以上在室しているトイレに対して、警報
を発して介護者に知らせ、さらに、被介護者が在室しな
くなったら警報を止めることによって介護者に知らせる
ことができるものである。
の人体の在室状況監視が可能であり、正確な信頼性の高
い在室状況監視を行うことができる。さらに、本実施の
形態における在室状況監視装置を、一括集中処理・管理
することによって、コスト的にも安い監視区域状況監視
システムを提供することができる。
過センサを、トイレの出入口の天井部に設置し、トイレ
入退出者の頭部付近の赤外線を検知し、この出力より人
体の入室・退室を検知し、さらに、トイレ使用者が一定
時間以上在室しているトイレの位置を他の人に知らせ、
トイレ使用者が退室したら警報を止めることによって、
トイレ内での安全を確保することができ、高精度で高信
頼性なトイレの在室状況監視装置を提供することができ
る。
装置は、本発明の警報解除手段を備えているとして説明
したが、第1の実施の形態において説明した警報発生手
段と同様に、一括集中処理・管理が別の場所で行われて
いる場合には、警報解除手段を備えていなくてもよい、
すなわち、少なくとも、本発明の判定回路が、警報信号
が発せられた状態で、監視区域内に人が在室しなくなっ
たと判断した場合、前記警報信号を自動解除することが
できればよい。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
る在室状況監視システムを示す概略構成図である。本実
施の形態における在室状況監視システムは、図3に示す
ように、複数の監視区域毎に設置された本発明の在室状
況監視装置39と、在室状況監視装置39を統括して制
御する中央制御装置35と、在室状況監視装置39それ
ぞれと中央制御装置35との間の通信を行う通信用LA
N34とを備えている。また、中央制御装置35は、各
在室状況監視装置39の判定回路32が発する警報信号
にしたがって、警報を発する警報発生手段36と、警報
信号の自動解除または機側での操作にしたがって前記警
報を解除する警報解除手段38とを備えている。なお、
在室状況監視装置39は、本発明の在室状況監視装置で
あればよいが、ここでは、上述した第2の実施の形態に
おける在室状況監視装置であるとして以下の説明を行
う。
明する。
域の監視を行い、各判定回路32が警報信号を発して、
装置毎の警報発生手段33に警報を発せさせ、また、装
置毎の警報解除手段37に前記警報を解除させるに際し
ての動作は、第2の実施の形態において説明したとおり
である。本実施の形態においては、さらに、各判定回路
32が発した警報信号は、建物内の通信ケーブルLAN
34を介して中央制御装置35へ送信される。中央制御
装置35は、前記警報信号が送信されてくると、その監
視区域に対応する位置を、CRT画像もしくはランプ等
により表示して監視人に知らせる。また、中央制御装置
35に備えられている警報発生手段36は、前記警報信
号にしたがって、中央制御装置35が設置されている場
所(例えば、管理センター)内に警報を発する。各判定
回路32が前記警報信号を自動解除すると、中央制御装
置35は、前記表示を通常状態に戻す。また、中央制御
装置35に備えられている警報解除手段38は、前記自
動解除にしたがって前記警報を解除する。なお、警報解
除手段37および警報解除手段38は、その単独の機側
操作により、互いに連動して、警報発生手段33および
警報発生手段36が発した警報の双方を解除できるとし
てもよい。
監視区域における人の在室状態監視が可能であり、さら
に、一括集中処理・管理を行うことができるので、コス
ト的にも安い在室状況監視システムを提供することがで
きる。
発明の在室状況監視装置を用いて、人が一定時間以上在
室している監視区域の位置を警報等により他の人に知ら
せ、在室者が退室したら前記警報等を通常状態に復帰す
ることができ、また、複数の監視区域の位置を建物内通
信回線を用いて中央制御装置に送信し、監視人に異常を
知らせることによって、監視区域内での安全を確保する
ことができ、高精度で高信頼性な在室状況監視システム
を構築することができる。
システムは、複数の監視区域を有し、前記監視区域毎に
本発明の在室状況監視装置を備えているとして説明した
が、これに限るものではなく、例えば、一つの監視区域
を監視する本発明の在室状況監視装置を1台のみと、本
発明の中央制御装置と、本発明の通信手段とを備え第1
の実施の形態において説明した警報発生手段とを備える
ものであってもよい。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
る在室状況監視システムを示す概略構成図である。本実
施の形態における在室状況監視システムは、本発明の中
央制御装置および通信手段を、既存のナースコールシス
テムのものと兼用することに関する点以外は、上述した
第3の実施の形態における在室状況監視装置と同様であ
る。したがって、本実施の形態において、特に説明のな
いものについては、第3の実施の形態と同じとし、第3
の実施の形態と同じ呼称の構成部材については、特に説
明のない限り、第3の実施の形態と同様の機能を持つも
のとする。
ムは、図4に示すように、複数の監視区域(ここでは、
病院のトイレとする。)毎に設置された本発明の在室状
況監視装置45を、当該監視区域毎に設置されたナース
コールシステム46の個別廊下灯43およびナースコー
ルシステム用通信手段47を介して、中央制御装置44
に接続したものである。なお、在室状況監視装置45
は、本発明の在室状況監視装置であればよいが、ここで
は、上述した第2の実施の形態における在室状況監視装
置から、本発明の警報発生手段および警報解除手段を除
いたものであるとして以下の説明を行う。
明する。
域の監視を行い、各判定回路42が警報信号を発し、前
記警報信号を自動解除する際の動作は、第2の実施の形
態において説明したとおりである。本実施の形態におい
ては、さらに、各判定回路42が発した警報信号は、当
該監視区域の廊下側に設置された、ナースコールシステ
ム46の個別廊下灯43に送信される。個別廊下灯43
は、ナースコールシステムの緊急呼び出しラインに接点
信号として信号を送り、警報ランプを作動させ、監視者
(ここでは、看護婦等の介護者とする。)に知らせるこ
とができる。すなわち、警報発生手段である個別廊下灯
43で被介護者が所定時間以上在室しているトイレに対
して、警告を発して介護者に知らせる。また、判定回路
42から出力される警報信号に基づき、ナースセンター
の中央制御装置44において個別警報ランプを点滅もし
くは警報アラームを発することにより、ナースセンター
において、異常が発生したトイレを迅速に把握できるよ
うにする。介護人は、異常が発生したトイレの安全を確
認した後、個別廊下灯44に設置された警報解除用リセ
ットボタンもしくはナースセンターの解除ボタンによ
り、警報解除することができる。システムは警報解除
後、自動的に監視が再開される。
の人体の滞在状態検知が可能であり、さらに、一括集中
処理・管理を行うことができるので、コスト的にも安い
在室状況監視システムを提供することができる。
発明の在室状況監視装置を用いて、被介護者が一定時間
以上在室しているトイレの位置を介護者等に知らせ、被
介護者が退室したら前記警報等を通常状態に復帰するこ
とができ、また、複数の監視区域の位置を建物内通信回
線を用いて中央制御装置に送信し、監視人に異常を知ら
せることによって、監視区域内での安全を確保すること
ができ、高精度で高信頼性な在室状況監視システムを構
築することができる。
システムは、本発明の中央制御装置および通信手段を、
既存のナースコールシステムのものと兼用するとして説
明したが、これに限るものではなく、別の集中管理シス
テムのものと兼用するであってもよい。
装置は、第2の実施の形態における在室状況監視装置か
ら、本発明の警報発生手段および警報解除手段を除いた
ものであるとして説明したが、これに限らず、本発明の
警報発生手段および警報解除手段を備えており、本実施
の形態における個別廊下灯とは別に警報を発するとして
もよい。要するに、請求項1〜6のいずれかに記載し
た、本発明の在室状況監視装置であればよい。
は、在室者の在室が長時間となった場合に、警告を発
し、異常を他者に容易に知らせることができる、信頼性
の高い低コストの在室状況監視装置および在室状況監視
システムを提供することができる。
設等のトイレ、ランドリー、休憩の共用施設等の監視区
域での人の在室状況を容易に監視することができ、さら
に、在室が一定時間に達すると警報ランプ等によって監
視者に知らせるので、特定の監視区域に長時間在室して
いる者を容易に検知することができる。また、通過セン
サを天井部や側面部に設置し、検知領域を頭部付近にす
ることによって、人体の傾きや動きにかかわらず、正確
に在室検知を行うことができる。また、このセンサ信号
を各監視区域に設けた判定回路によって、一括処理する
ことができ、さらに、建物内のネットワークに信号を導
入し、中央制御装置を用いて部屋や監視区域等の使用状
況を集中管理することができるので、コスト的にも安
く、在室状況監視システムを得ることができる。特に、
監視区域での人体の判定を判定回路で行い、異常に長く
在室している監視区域のみの信号を中央制御装置に送信
するので、リアルタイムの監視を行うことができる。
は、複数のセンサからの情報を、監視区域あたり1台の
判定回路で処理し、必要な情報のみをイーサネットを介
して中央制御装置に送信するので、リアルタイムに監視
することができ、コストも低くすることができる。この
ように、本発明の在室状況監視装置および在室状況監視
システムは、システム的にも非常に簡便であり、これら
を用いることによって、正確な状況監視を、容易に低コ
ストに行うことができる。従って、本発明を用いること
によって、容易に、高精度に、信頼性・安全性の高い在
室状況監視が可能であり、病院のインテリジェント化等
に大きく寄与することができる。
視装置を示す模式平面図である。
視装置を示す模式平面図である。
視システムを示す概略構成図である。
視システムを示す概略構成図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 一箇所または複数箇所の出入口を有する
監視区域の各出入口における人体の移動方向を検知する
通過センサと、前記通過センサからの信号に基づき、前
記人体の前記監視区域への入室・退室を判定することに
よって、前記監視区域内に人が継続して在室する時間を
計測し、前記時間にしたがって警報信号を発する判定回
路とを備え、 前記判定回路は、初期値を0とする在室人数値に、前記
監視区域への入室に対応する前記出力信号が前記通過セ
ンサから出力された時には+1を、前記監視区域からの
退室に対応する前記出力信号が前記通過センサから出力
された時には−1を加算して、前記在室人数値が0より
大きくなると、人が在室していると判断し、 前記在室人数値は、前記監視区域の監視開始時に前記初
期値に設定され、前記監視区域の監視開始後に、0より
小さくなった場合は、前記初期値に再設定されることを
特徴とする 在室状況監視装置。 - 【請求項2】 前記判定回路は、前記警報信号が発せら
れた状態で、前記監視区域内に人が在室しなくなったと
判断した場合、前記警報信号を自動解除することを特徴
とする請求項1に記載の在室状況監視装置。 - 【請求項3】 前記警報信号にしたがって警報を発する
警報発生手段と、前記警報信号の自動解除または機側で
の操作にしたがって前記警報を解除する警報解除手段と
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の在
室状況監視装置。 - 【請求項4】 前記通過センサは、焦電型赤外線センサ
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の在室状況監視装置。 - 【請求項5】 一つまたは複数の前記監視区域毎に設置
された請求項1〜4のいずれかに記載の在室状況監視装
置と、前記在室状況監視装置を統括して制御する中央制
御装置と、前記各在室状況監視装置と前記中央制御装置
との間の通信を行う通信手段とを備え、前記中央制御装
置は、前記各在室状況監視装置の前記判定回路が発する
前記警報信号にしたがって、前記監視区域内の在室状況
の、表示および/または警告を行うことを特徴とする在
室状況監視システム。 - 【請求項6】 前記中央制御装置および前記通信手段
は、既存のナースコールシステムまたは他の集中管理シ
ステムのものを兼用することを特徴とする請求項5に記
載の在室状況監視システム。 - 【請求項7】 前記中央制御装置および前記通信手段
を、既存のナースコールシステムのものと兼用する場
合、前記中央制御装置は、前記警報信号にしたがって、
前記監視区域毎に備えられた個別廊下灯もしくはナース
センターの個別警報ランプを点滅させる、または、警報
アラームを発することを特徴とする請求項6に記載の在
室状況監視システム。 - 【請求項8】 前記個別廊下灯の点滅解除ボタン、また
は、前記ナースセンターの個別警報ランプ点滅解除ボタ
ンもしくは警報アラーム解除ボタンの操作により、前記
点滅または警報アラームの解除を行うと共に、前記監視
区域の監視を自動再開することを特徴とする請求項7に
記載の在室状況監視システム。
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