JP2006146543A - 徘徊防止システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 徘徊防止システムを、被介護者の体重により接点が作動をする体圧感知センサーを備えた体圧センサー付きベッドと、前記体圧センサー付きベッドからの被介護者の離脱による体圧感知センサーの接点作動により異常信号を発信する異常信号発信装置と、前記異常信号を受信して探索開始信号を発信する異常信号受信装置とから構成する。
【選択図】 図1
Description
また、被介護者が自らの衣服等に固着した携帯端末器を取り外したり、衣服を脱いでしまった場合には、探索システムそのものが機能しなくなると言う問題がある。
また、第2に必要なことは、(2)検知した被介護者の異常を迅速且つ正確に介護者へ伝達して、介護者が必要な対応を直ちに取れるようにすることである。何故なら、夜間等には介護者の人数が少なくなり、介護者室が空になることが多くなるからである。
また、各病室等には、押釦操作やマイク操作により患者等が意思を看護士室や管理人室等へ伝達するナースコール装置や通報設備が設備されており、患者や被介護人は個々に各人の意志を伝達できるようになっている。
尚、このことはナースコールシステムや通報設備の運営に於いても同様であり、痴呆性被介護者にはナースコールシステムや通報設備を活用できないと云う問題がある。
図4は、この種問題の解決のために開発されたシステムの一例を示すものであり、超音波振動感知センサを用いて被介護者の挙動状態を判別する方法を開示するものである。
即ち、このシステムにあっては、図4に示すように、超音波振動感知センサFと超音波制御装置Gとから成る超音波計測装置をベッドMに取り付け、夜間における人の挙動等の状態変化(振動状態の変化)を超音波振動感知センサFによって検出し、これを超音波制御装置Gに於いて解析することにより、被介護者の状態の正常、異常や挙動内容を判別するようにしたものである。
更に、前記超音波制御装置Gは、超音波振動子23から超音波c、dを液体22中に送受信させるように超音波振動感知センサFを制御するものであり、ケーブル24を介して送受信信号a、bを入出力すると共に、入力信号bを解析して被介護者25の状態の正常、異常を判別するよう構成されている。
例えば、被介護者25が夜間に徘徊行為に移る場合、先ず徘徊者はベッドM上に起き上がり、次にベッドMから床上へ移動し、その後ベッドMを離れて他の場所へ移動する。
ところが、身体的運動に支障のない徘徊性被介護者25の場合には、検出センサFの感度は通常大幅に低下させてあり、被介護者25のベッドM上での起き上がりやベッドM上から床面への移動のみを検出できるレベルに調整されている。何故なら、身体的には健常者と同等であるから、検出センサFの感度レベルを上げて呼吸状態や心臓鼓動の状態までをも監視できる高感度レベルに設定しておくと、夜間に異常状態を示す信号が常時発信されることになり、介護者がたびたびチェックの為に病室へ行かねばならなくなって、センサー設備としての機能を果たせなくなるからである。
更に、徘徊性被介護者25のベッドMから異常信号が発信された場合には、直ちに介護者が目視による確認を行う必要があるが、万一異常信号の受信装置を設けた介護人室等に介護人が居なかった場合には、被介護者25がベッドMから離れて室外へ出てしまうことになり、被介護者25の探索に多くの手数がかかることになる。
図1は、本発明に係る徘徊性被介護者等の徘徊防止システムの全体構成を示すブロック線図であり、当該徘徊防止システムは体圧センサー付ベッドAと異常信号発信装置Bと異常信号受信装置CとPHS送受信装置DとPHS端末機Eと電路L1 、L2 等から構成されている。
当該体圧センサー付きベッドAは図2に示すようにベッドフレーム2aと、2枚のセンサー支持板2b・2bと、各センサー支持板2b・2b間に介設した複数の体圧センサー2c・2cと、センサー支持板2b上に設けたベッド用マット2d等から形成されており、各体圧センサ2c・2cの接点信号は体圧センサー制御箱3へ入力されている。
本実施形態では、センサー支持板2b・2b間に4〜6個のストレンゲージ型の半導体センサが体圧センサー2cとして配設されており、その内の2個以上が同時にoffになったときに、体圧センサー制御箱3から異常発信装置Bへ電路L1 を通して異常信号Qが発信される。
尚、前記体圧センサー2cの型式や種類、使用個数等は任意に選定することができ、また、体圧センサー2cの全数の内のいくらの数のセンサー2cがoffになったときに、被介護者がベッドAを離脱したと判断するか否かは、適宜に設定される。
加えて、夜間等に被介護者が徘徊目的以外で体圧センサー付きベッドAを離れる場合、例えば小用や水飲み等で短い時間Tの間だけ離れるような場合には、後述するように異常信号発信装置Bに於いてタイマー機構を介して異常無線信号Sの発信開始時間を制御することにより、所謂誤報の発信となることを避けるようにしている。
即ち、電路L1 を介して異常信号Qが入力されると、異常信号発信装置Bから無線の異常信号S0が発信され、これが介護人室や管理人室に設置されている異常信号受信装置Cへ入力される。
尚、前記異常信号発信装置Bには、前述の如くタイマー機構(図示省略)が設けられており、一定の可変設定時間の後に異常無線信号S0を発信するようにしている。
また、本実施形態では、異常信号発信装置Bに前記タイマー機構を設けるようにしているが、当該タイマー機構は、体圧センサー制御装置3又は異常信号受信装置C側に設けるようにしてもよい。
また、異常信号受信装置Cから、同じ介護人室等の内部に設けたPHS送受信装置Dへ徘徊性被介護者の探索開始信号Kを電路L2 を介して入力する。
当該探索開始信号KがPHS送受信装置Dへ入力されることにより、後述するPHS探捜システムが作動を開始する。
このPHS端末機Eには、公知のPHS応答装置4とGPS測位置器5等が設けられており、またPHS送受信装置Dには、公知のPHS送受信機構6、GPS測位装置7、識別信号発信機構8、地図画像表示装置9等が設けられている。
尚、図3において、10a・10bは公知の所謂GPS衛星、11はPHS中継設備、11a・11bはターミナル局である。また、本発明の最も簡単化された探索システムにおいては、前記PHS中継設備やターミナル局を、介護設備や病院構内の専用として設けらることになる。
これにより、介護者1が保持するPHS端末機Eに、異常状態にある被介護者25に関する必要な情報が表示される。
また、必要な場合には、介護者1はPHS応答装置4を介してその測位信号P1 をターミナル局11bへ返信し、PHS中継設備11、ターミナル局11a、PHS送受信機構、GPS測位装置7を通して表示装置9上に介護者の位置等の必要な情報を表示する様にしても良い。
尚、異常信号発信装置Bの作動時に管理人室に介護者が居る場合には、その介護者1が直ちに被介護者の室内へ行き、被介護者25の状態を目視によりチェックすることは勿論である。
B 異常信号発信装置
C 異常信号受信装置
D PHS送受信装置
E PHS端末機
L1 ・L2 電路
M1 ・M2 無線路
Q 異常信号
S1 異常無線信号
S0 無線信号
K 探捜開始信号
H 識別信号
P1 ・P2 測位信号
1 介護者
2a ベッドフレーム
2b センサー支持板
2c 体圧センサー
2d ベッド用マット
3 体圧センサー制御箱
4 PHS応答装置
5 GPS測位装置
6 PHS送受信機構
7 GPS測位装置
8 識別信号発信装置
9 地図画像表示装置
Claims (7)
- 被介護者の体重により接点が作動をする体圧感知センサーを備えた体圧センサー付きベッドと、前記体圧センサー付きベッドからの被介護者の離脱による体圧感知センサーの接点作動により異常信号を発信する異常信号発信装置と、前記異常信号を受信して探索開始信号を発信する異常信号受信装置とから構成したことを特徴とする徘徊防止システム。
- 体圧感知センサーの接点作動より一定時間経過後に異常信号の発信若しくは探索信号の発信を行う構成とした請求項1に記載の徘徊防止システム。
- 異常信号発信装置を無線異常信号を発信する装置とした請求項1に記載の徘徊防止システム。
- 請求項1の発明において、探索開始信号の発信によりPHS送受信装置を作動させ、介護者が保持するPHS端末機へ被介護者の異常を通報する構成とした徘徊防止システム。
- 探索開始信号の発信によりPHS送受信装置を作動させ、介護者が保持するPHS端末機との通話を可能とする構成とした請求項4に記載の徘徊防止システム。
- PHS送受信装置にPHS送信機構とGPS測位装置と地図画像表示位置と識別信号発信装置とを設けると共に、PHS端末機にPHS応答装置とGPS測位装置を設け、PHS端末機からの位置情報信号をPHS送受信装置の地図画像表示装置に自動表示する構成とした請求項4に記載の徘徊防止システム。
- PHS送受信装置を移動型の装置とするようにした請求項4に記載の徘徊防止システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004335531A JP2006146543A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 徘徊防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004335531A JP2006146543A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 徘徊防止システム |
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Family Applications (1)
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JP2004335531A Pending JP2006146543A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 徘徊防止システム |
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2004
- 2004-11-19 JP JP2004335531A patent/JP2006146543A/ja active Pending
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