JP2008028778A - 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム Download PDF

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貴久枝 下川
Osamu Ashida
理 芦田
Yoshiharu Saiki
嘉春 斎木
Toshihide Nakane
敏秀 中根
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Abstract

【課題】広角撮像光学系を用いて撮像された広視野の原画像を処理する場合において、ユーザにとって便利で使いやすい画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムを提供すること。
【解決手段】制御部が展開画像102からズーム画像103の出力に切り替えてこのズーム画像103を表示部により表示させる。ズーム画像103が出力されている状態で、ユーザにより、入力機器を介してボタン等が押され、その状態が所定の時間続くと、つまり、制御部がその入力情報を所定の時間継続して取得した場合、展開画像102aの出力に切り替える。制御部は、展開画像102aの出力に切り替えた後、さらにボタンによる入力情報を継続して取得した場合、その展開画像102a中で、カーソル16aを移動させたり、カーソル16aの大きさを変化させたりするような画像を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、広角撮像光学系を用いて撮像された広視野の原画像を処理する画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムに関する。
従来から、360°全周囲レンズを用いて撮像された環状の画像が、パノラマ画像に展開処理され、さらに、その展開処理された画像が180°の画像2枚に分かれて出力される、といった技術がある(例えば、非特許文献1参照。)。
http://www.sony.co.jp/Products/SC-HP/new_tec/camera360/index.html
上記非特許文献1の技術を応用することにより、ユーザにとってさらに使いやすいインターフェースを提供することが重要な課題となっている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、広角撮像光学系を用いて撮像された広視野の原画像を処理する場合において、ユーザにとって便利で使いやすい画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力する第1の出力手段と、少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力する第2の出力手段と、所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替える切り替え手段とを具備する。
本発明では、ユーザは展開画像内で選択された選択領域画像を見ることができ、しかも、その展開画像の出力と選択領域画像の出力とが切り替えられるので、ユーザにとって便利で使いやすい画像処理装置が実現される。
「広角撮像光学系」とは、広角レンズを用いて撮像する光学系、または、広角レンズを用いずに曲面ミラー等の反射を利用して撮像する光学系である。
「原画像」は、歪が含まれた画像である。「展開画像」とは、その歪が、完全にまたは所定のレベルまで補正された画像であり、人間にとってある程度違和感のない見やすい画像をいう。
「所定の条件」とは、例えば、ユーザが入力機器を操作したときに当該入力機器から出力される情報を画像処理装置が取得したこと、または、上記入力機器以外の他の機器やセンサ等から出力される情報を画像処理装置が取得したこと等が挙げられる。あるいは、これらのような取得される情報が何もなくても、単に所定の時間が経過したときも含まれる。
本発明において、画像処理装置は、当該画像処理装置の外部からの入力情報を取得する取得手段をさらに具備し、前記切り替え手段は、前記第2の出力手段により前記選択領域画像が出力されている途中で、前記取得手段により前記入力情報を取得した場合に、前記選択領域画像の出力から前記展開画像の出力に切り替える。外部からの入力情報とは、例えば、上記したようにユーザが入力機器を操作したときに当該入力機器から出力される信号の情報や、外部機器やセンサから出力される信号の情報等が挙げられるが、これに限られない。「取得した場合」とは、取得した直後でもよいし、取得してから所定の時間が経過した後でもよいし、または、次の発明のように入力情報の取得動作が所定の時間継続した場合であってもよい。
本発明において、前記切り替え手段は、前記取得手段による前記入力情報の取得動作が所定の時間継続した場合に、前記選択領域画像の出力から前記展開画像の出力に切り替える。本発明では、特に、ユーザが入力機器により操作するときに有効となる。例えば、入力情報の取得が所定の時間継続しない場合は、選択領域画像が出力されるので、その場合、ユーザはその選択領域画像上で、当該選択領域画像の位置を少しずつ変更して、当該選択領域を観察することもできる。
展開画像の出力から前記選択領域画像の出力に切り替えられるときも同様に、前記切り替え手段は、前記第2の出力手段により前記展開画像が出力されている途中で、前記取得手段による前記入力情報の取得がなくなった場合、前記展開画像の出力から前記選択領域画像の出力に切り替える。「取得がなくなった場合」とは、取得がなくなった直後でもよいし、または、次の発明のように取得がなくなってから所定の時間が経過した後でもよい。前記切り替え手段は、前記取得手段による前記入力情報の取得がなくってから所定の時間が経過した後、前記展開画像の出力から前記選択領域画像の出力に切り替える。
本発明において、前記入力情報は、入力機器を介して入力される操作入力情報である。特に、本発明のように、外部からの入力情報が、ユーザが用いる入力機器からの操作出力信号である場合、ユーザにとって、入力機器に対する直感的な操作入力により、選択領域画像出力と展開画像出力とが切り替えられる。
本発明において、上記のように、前記切り替え手段が、前記第2の出力手段により前記選択領域画像が出力されている途中で、前記取得手段により前記入力情報を取得した場合に、前記選択領域画像の出力から前記展開画像の出力に切り替える場合、画像処理装置は、前記操作入力情報が前記展開画像上での前記強調領域の変化情報である場合、前記変化情報に応じて前記選択領域を更新する更新手段をさらに具備する。本発明では、強調領域の変化情報が取得された場合に、選択領域画像の出力から展開画像の出力に切り替えられ、その展開画像上での強調領域の変化情報に応じて選択領域が更新される。すなわち、強調領域が変化する場合に、ユーザは展開画像上で強調領域がどこに位置しているのかを把握することができる。
「強調領域の変化情報」とは、強調領域の展開画像上での縦、横、または斜めの直線方向、または、直線方向に限らず曲線方向の位置変化の情報が考えられる。あるいは、展開画像上である一点(強調領域内外を問わない一点)を中心として強調領域が回転するときの位置変化の情報も含まれる。さらに、強調領域の範囲の変化(大きさや形状の変化)の情報も含まれる。
本発明において、前記広角撮像光学系は、環状の画像を得るPALを有する場合、特に効果的である。
本発明において、前記第2の出力手段は、前記全周囲レンズで得られる前記環状の画像の前記展開画像内で前記強調領域により選択される選択領域画像と、前記展開画像内で前記選択領域画像以外の画像である非選択領域画像とが、一画面の画像データとして合成された合成画像を出力する。これにより、ユーザにとって選択領域画像がより見やすくなる。特に、前記第2の出力手段は、前記選択領域画像及び前記非選択領域画像のうちいずれか一方の画像が前記全周囲に沿った周方向で反転処理された画像を、前記合成画像として出力することにより、画像処理装置が応用される環境に応じて、ユーザにとってより使いやすくなり、利便性が向上する。
本発明において、前記合成画像内の前記選択領域画像は、所定の大きさに固定された強調領域により選択される画像である。
本発明において、前記第2の出力手段は、前記選択領域画像及び前記非選択領域画像のうち少なくとも一方の画像内で選択される第2の選択領域が強調された第2の強調領域を含む画像を、前記合成画像として出力する。この場合、画像処理装置は、展開画像内から選択された選択領域画像内でさらに第2の選択領域で選択された画像(例えば、第2の選択領域画像という)を出力する第3の出力手段を備えていてもよい。
本発明の他の観点に係る画像処理装置は、広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を処理する画像処理装置であって、前記強調領域のうち前記展開画像内で任意の大きさに変形する第1の強調領域により選択される第1の選択領域画像を出力する第1の出力手段と、前記強調領域のうち前記展開画像内で所定の大きさに固定された第2の強調領域により選択される第2の選択領域画像と、前記展開画像内で前記第2の選択領域画像以外の画像である非選択領域画像とが、一画面の画像データとして合成された合成画像を出力する第2の出力手段と、所定の条件に応じて前記第1の選択領域画像の出力と前記合成画像の出力とを切り替える切り替え手段とを具備する。
本発明では、第1の選択領域画像と、第2の選択領域画像及び非選択領域画像との合成画像とが出力可能であり、所定の条件に応じて両画像が切り替えられるので、ユーザにとっての利便性が向上する。「所定の条件」とは、上記した「所定の条件」と同様の趣旨である。
本発明に係る画像処理方法は、広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力するステップと、少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力するステップと、所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替えるステップとを具備する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力するステップと、少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力するステップと、所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替えるステップとを実行させる。
以上のように、本発明によれば、広角撮像光学系を用いて撮像された広視野の原画像を処理する場合において、ユーザにとって便利で使いやすい画像処理装置等を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。
画像処理システム10は、例えば広角レンズ1及びセンサ3を有する撮像部15、画像処理部5、入力機器9、表示部7を備えている。広角レンズ1として、本実施の形態では、例えばPAL(Panoramic Annular Lens)(環状の360°全周囲画像が得られるレンズ)が用いられる。広角レンズ1はこれに限られず、魚眼レンズ等が用いられてもよい。また、撮像部15の撮像光学系として、例えば環状の画像が得られる双曲面ミラー、円錐面ミラー、または半球面ミラー等の曲面ミラーの反射を利用して撮像する光学系が用いられてもよい。あるいは、画角が180°程度の魚眼レンズが2つ用いられることにより、全方位(球空間(360°))の視野で撮像することもできる。
センサ3は、光を電気信号に変換するセンサ、例えばCCD(Charge Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサ等が用いられる。入力機器9は、人間が操作できる機器であれば何でもよい。例えばマウス、キーボード、スイッチ機器、タッチセンサ、ゲーム機器のコントローラ、ユーザが把持可能なスティック状の操作機器等が挙げられる。表示部7は、その生成された画像を表示するディスプレイ機器である。
本実施の形態で用いられるカメラは、撮像部15及び画像処理部5が一体となったカメラが考えられる。しかし、撮像部15と画像処理部5が別体であってもよい。本実施の形態でいう「画像」とは、静止画も含まれるが、現実には、動画として処理されることが多い。
図2は、画像処理部5の機能の構成を示すブロック図である。図3は、画像処理部5で画像処理されて表示部7で表示される各種の画像を示す図である。
画像処理部5は、歪補正部8、表示モード設定部6及び制御部2を有する。歪補正部8は、制御部2の制御の下、撮像部15により得られる広視野の原画像(以下、単に原画像という。)101(図3参照)に含まれる歪(歪曲収差)を補正する。広角レンズ1で撮像された画像は歪が発生しているので、歪補正部8により歪が補正されて展開処理され、展開画像102が生成される。展開画像102は、その歪が、完全にまたは所定のレベルまで補正された画像であり、人間にとってある程度違和感のない見やすい画像である。
制御部2は、主に、撮像部15から得られる原画像101の情報11を基に、歪補正部8の歪補正処理を制御し、図3に示したように表示部7に表示させる各種の画像データ13を生成する。また、図3において、制御部2は、例えば展開画像102上で選択された領域が強調された強調領域16を含む展開画像102aや102bを生成する。強調領域16による領域の選択は、上記入力機器9から入力された入力情報12に応じて制御部2が行う。具体的には、制御部2は、入力情報12に応じて展開画像102aまたは102b内における選択領域の位置を算出し、強調領域16を展開画像102上に重ねた展開画像102aまたは102bを生成する。
上記入力機器9から入力される入力情報12とは、展開画像102中で選択された領域(強調領域16)の変化に関する情報(以下、変化情報という。)である。具体的には、変化情報には、例えば強調領域16の展開画像上での縦、横、または斜めの直線方向の位置変化の情報がある。図3に示すように、強調領域16は例えば枠状のカーソルで構成される。しかし、強調領域は、このようなカーソルに限られず、展開画像102中で強調領域16以外の部分とは色を変えて表示されるような形態であってもよい。すなわち、強調領域は、ユーザが原画像を見てその強調された領域が他の領域と識別できるような形態であればよい。強調領域16の形態は、ユーザによるカスタマイズにより変更可能に構成されていてもよい。ユーザは、入力機器9を用いて、カーソル16により展開画像102中の所望の領域(カーソル16で囲まれる範囲)を選択し、制御部2はその範囲を選択領域として種々の処理を行う。
展開画像102中の選択領域は、ユーザが選択するといった形態に限られない。例えば、展開画像102中の予め設定された領域が選択される形態も考えられる。その場合のカーソル16による選択領域の変化情報は、予め図示しないROMや、外部の記憶装置等に格納されていればよい。このように予め選択領域が設定されている場合に限らず、展開画像102内のある特定の領域が自動認識される場合に、その自動認識された「特定の領域」が「選択領域」として処理される形態も考えられる。あるいは、図示しない様々なセンサによって、展開画像102内で検出された部分の画像領域が「選択領域」として処理される形態もある。その場合、センサとは、例えば光センサ、温度センサ、圧力センサ、音センサ、湿度センサ、振動センサ、ガスセンサ、その他様々なセンサが挙げられる。
画像処理部5は、例えばCPU(Central Processing unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェア、ROM等に格納されたソフトウェア、あるいはファームウェア等で構成される。歪補正部8は、ソフトウェアにより構成されてもよいし、例えば制御部2の一部を構成するFPGA(Field Programmable Gate Array)、あるいはDSP(Digital Signal Processor)等に歪補正の機能を持たせることも可能である。制御部2は、例えば上記のCPU、FPGA、あるいはDSP等で構成され、他にもビデオエンコーダ、サウンドエンコーダ、上記入力情報12を取得するためのインターフェース、または上記表示部7へ画像データを出力するためのインターフェース等を備えてもよい。また、FPGAとDSPが両方用いられ、両者が処理を分担するようにしてもよい。
表示モード設定部6では、制御部2の制御の下、表示部7に表示される画像の表示方法が設定される。すなわち、制御部2の制御に応じて、表示モード設定部6は、各種の画像101、102、102a、102b、103〜105を切り替える。図4に示すように、表示モードには、原画像101(図3参照)が表示部7に表示されるモード51(原画像表示モード)、原画像が展開された展開画像102(102aまたは102b)が表示されるモード52(パノラマ画像表示モード)、展開画像内のカーソル16により選択された選択領域が切り出されて表示される選択領域画像表示モード53がある。選択領域画像表示モード53には、ズーム画像103、ハーフワイド画像104、ハーフワイドフリップ画像105の表示がある。これらの画像の詳しい説明については後述する。
制御部2は、図3に示した各種の画像101、102、102a、102b、103〜105を所定の条件に応じて切り替えて、これらの画像のうち1つを表示部7に出力する。また制御部2は、特に、パノラマ画像表示モード52による展開画像102(102aまたは102b)と、選択領域画像表示モード53による選択領域画像(103〜105)とを所定の条件下で切り替えて表示部7に出力する。
図5は、上記撮像部15の構成を示す断面図である。本実施の形態では、撮像部15の広角レンズ1は、上述したようにPALのような全周囲の視野の画像を取得できるレンズが用いられる。図示するように、レンズ1の表面の光入射面43を鉛直上方向に向けることにより、その鉛直方向を軸として、その軸の周りの360°の画像が得られる。レンズ1の上部中央にはミラー面83が設けられ、さらに、レンズ1の上下方向(鉛直方向)のほぼ半分を仕切る破線45より下部には環状のミラー面84が設けられている。入射面43からレンズ1に入射した光は、下側に設けられた環状のミラー面84及び上部中央のミラー面83により反射されて出射面44から出射し、リレーレンズ46を介して上記センサ3に入射する。このレンズ1の画角(例えば仰角α、俯角β)は、適宜設定可能である。
なお、PALの場合、上記ミラー面83による死角が発生するが、魚眼レンズの場合、上記ミラー面83による死角がない状態で撮像することが可能となる。
歪補正部8が行うレンズ1(PAL)の歪補正処理の手法としては、各種の公知の手法が用いられればよい。例えば、原画像の中心点から径方向に放射状に延びる直線上の径位置Rと、パノラマ展開画像上の鉛直方向の高さ位置Yとの関係式Y=f(R)を用いる方法がある。この場合、その関係式や、そのYとRの対応テーブルが図示しないROMやその他のメモリ等に保存されていればよい。
広角レンズ1を搭載したカメラの設置態様については、例えば、図5に示したように、光の入射面43が上方に向けられるように設置する態様のほか、当該入射面が下方に向けられるように設置する態様も考えられる。これにより、屋内の天井や屋外の上空から見下ろすような視界が得られる。図3で示した形態では、例えば屋内の部屋のほぼ中央に、入射面43が上方に向くようにカメラが設置された形態を示しており、この場合、カメラは床面、台、机に置かれて設置される。これにより、その部屋の壁際にあるテレビ、カーテン、ソファー、犬が撮像される。
広角レンズ1が、例えばほぼ半球状の視野を得ることができる魚眼レンズである場合、例えば図6(A)〜(B)に示すような半球状の視野が得られるようなカメラの設置態様が考えられる。例えば図6(A)は、上半分(現実の3次元空間で上方向)の視野を示す。図6(B)は、下半分(現実の3次元空間で下方向)の視野を示す。図6(C)は、横半分の視野を示す。図6(C)の例では、地面に垂直な壁等から水平方向あるいは横方向を見る場合が想定される。
以上のようなPALや魚眼レンズ等の設置態様に限られず、斜め上方向、斜め下方向の視野を撮像するようにカメラが設置されてもよい。
図7は、ユーザが入力機器9を用いてカーソル16を操作する際に表示されるGUI(Graphical User Interface)の一例を示している。図7に示す操作入力画面18は、図3に示した各種の画像101、102、102a、102b、103〜105のうち1つと合成されて一画面として表示部7に表示されればよい。あるいは、操作入力画面18と、各画像とは別々の表示部に表示されるようにしてもよい。操作入力画面18には、方向ボタン群21や、拡大ボタン22a及び縮小ボタン22bが設けられている。方向ボタン群21には、例えば中央の「選択」ボタン21aの周りに、「North」ボタンや「SE(South East)」ボタン等の方角ボタン21bがある。
なお、図7に示したGUIは単なる例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
以上のように構成された画像処理部5の動作を説明する。ここでは、ユーザは図7に示した操作入力画面18等を見ながら操作する例を挙げて説明する。
図3を参照して、まず、画像101、102、103、104、105を順次切り替える動作について説明する。図8は、その動作を示すフローチャートである。
例えば画像処理部5に電源が投入された初期状態において、制御部2は原画像101を表示部7に出力しているとする(ステップ801)。ユーザにより入力機器9を介して操作入力画面18の「選択」ボタン21aが押されると(ステップ802のYES)、制御部2は、その入力情報12を取得し、それに応じて歪補正部8により歪補正処理させて展開画像102を生成し、表示モード設定部6により原画像101の出力からその展開画像102の出力に切り替える(ステップ803)。
制御部2は、原画像101を出力しているときにも、その原画像101の歪補正処理して展開画像102を生成しておき、生成した展開画像102を、例えば制御部2内のメモリに一時記憶しておくようにしてもよい。その場合、制御部2は、操作入力画面18の「選択」ボタン21aによる入力情報12に応じて、原画像101の出力から、そのメモリに一時記憶された展開画像102の出力に切り替える(ステップ802、803)。
そして、さらにユーザにより「選択」ボタン21aが押されると、その入力情報12を取得し、制御部2はズーム画像103に切り替える。同様にして、制御部2は、入力情報12の取得に応じて、ハーフワイド画像104、ハーフワイドフリップ画像105の出力に順次切り替える。
なお、画像処理部5に電源が投入されて最初に出力される画像は、原画像101ではなく、展開画像102やその他の画像103、104等であってもよい。各画像の切り替えの順序は、上記したように画像101→102→103→104→105に限られず、適宜設定可能である。画像出力の切り替えは、「選択」ボタン21aに限られず、他のボタン21b等であってもよい。
ズーム画像103は、展開画像102aにおいてカーソル16(以下、カーソル16aとする。)で選択された選択領域画像が一画面として生成された画像である。例えば、ステップ803において最初にズーム画像103を出力する場合、展開画像102a内で所定の位置に配置され、かつ、所定の大きさに設定されたカーソル16aで選択された選択領域画像が出力される。「所定の位置」とは、本実施の形態では、図9(A)及び(D)に示すように、そのカーソル16a内での中央の縦線が、展開画像102a中の中央線Cにほぼ一致するようなカーソル16aの初期位置である。かかる初期位置は、このような中央位置に限られず、設計により適宜設定可能であり、あるいは、ユーザによるカスタマイズが可能に構成されていてもよい。「所定の大きさ」も同様に、設計により適宜設定可能であるか、あるいは、ユーザによるカスタマイズが可能に構成されていてもよい。また、展開画像102aが出力された時点で、制御部2は、カーソル16aによる選択領域画像(つまりズーム画像103)を生成して、メモリに一時記憶しておくようにしてもよい。
原画像101の出力から、展開画像102の出力に切り替わったときに、制御部2は、その展開画像102中に既にカーソル16aの画像(枠自体の画像)を生成しておくようにしてもよい。つまり制御部2は、原画像101の出力からの上記ステップ803の切り替え動作により、カーソル16を含まない展開画像102の出力ではなく、カーソル16aを含む展開画像102aを出力することも可能である。また、例えばユーザによる入力操作により、カーソル16の表示のない展開画像102か、カーソル16(16a)が表示される展開画像102aかが、この図8に示す動作において選択可能にされていてもよい。
ハーフワイド画像104は、展開画像102bにおいてカーソル16(以下、カーソル16bとする。)で選択された選択領域画像104aと、当該選択領域画像以外の画像である非選択領域画像104bが一画面として生成された画像である。制御部2は、展開画像102b中では、所定の大きさに固定されたカーソル16bを生成する。この場合、カーソル16aの初期位置としては、図9(A)及び(B)に示すように、そのカーソル16b内での中央の縦線が、展開画像102b中の中央線Cにほぼ一致するような位置に設定されている。また、この場合の「所定の大きさ」とは、広角レンズ(PAL)1による全周囲360°の視野のうち180°の視野分に相当するカーソル16bの大きさである。このカーソル16bの大きさは、180°の視野分に限らず、120°でもよいし、90°でもよいし、あるいはそれ以下でもよい。その場合、ハーフワイド画像104の代わりとして、制御部2は、その分割数に応じた画像を縦方向に並べて一画面として出力する。例えば、120°の場合、3分割の画像、90°の場合4分割の画像である。
ハーフワイドフリップ画像105は、上記ハーフワイド画像104とほぼ同様であるが、その下半分の画像105b(展開画像102bにおいてカーソル16bによる選択領域画像以外の非選択領域画像)が左右反転されている画像である。このハーフワイドフリップ画像105は、例えば、撮像部15を搭載するカメラが自動車等の車両に搭載される場合に有効である。今、図10(A)に示すように、自動車130の進行方向(前方)を矢印Eとし、進行方向に対して左半分の視野がカーソル16b(図10(B)参照)による選択領域画像により選択されるように、例えばカメラが自動車のダッシュボード上に設置されているとする。カメラの設置箇所は、ルームミラー付近、またはルーフ等に設置されてもよい。左前方に物体A、左後方に物体B、右前方に物体C、右後方に物体Dが撮像されているとする。この場合、図10(B)に示すように、上記ハーフワイド画像104のままでは、その動画の画像104上で、風景が流れる方向が上下画像104aと104bとが逆になりユーザにとって見づらい。この点ハーフワイドフリップ画像105では、上下の画像105a及び105bの風景が同じ方向に流れ、ユーザは見やすくなるといった効果がある。
あるいは、自動車におけるカメラの設置態様として、カーソル16bによる選択領域画像104aまたは105aが、上記では左半分であったが、自動車の進行方向の前半分となるように設置されてもよい。そうすると、後ろ半分の非選択領域画像104b(または105bはルームミラーに映し出されるような画像となる。
以上、入力情報11として、ユーザによる入力機器9の操作によって発生するものに限らず、例えば、制御部2は、原画像101が出力されてから所定時間経過後に順次画像101、102、103、104、105を一定の時間間隔で切り替えるようにしてもよい。
次に、図3を参照して、ズーム画像103の出力と展開画像102aの出力の切り替え動作について説明する。図11は、その動作を示すフローチャートである。
図3を参照して、上記ステップ803において、制御部2が展開画像102からズーム画像103の出力に切り替えてこのズーム画像103を表示部7により表示させる(ステップ1101)。ズーム画像103が出力されている状態で、ユーザにより、ボタン21b、22a等(「East」、「West」、「North」、「South」、「拡大」または「縮小」ボタン)が押され、その状態が所定の時間続くと、つまり、制御部2がその入力情報12を所定の時間継続して取得した場合(ステップ1102のYES)、展開画像102aの出力に切り替える(ステップ1103)。この所定の時間は、例えば0.5〜1.0秒に設定されるが、これに限られず、適宜設定可能である。これは、いわゆるボタンの「長押し」である。
制御部2は、展開画像102aの出力に切り替えた後、さらにボタン21bによる入力情報12を、ステップ1102から継続して取得した場合、その展開画像102a中で、カーソル16aを移動させる(ステップ1104)。すなわち、ここでは、ステップ1102からの継続するボタン21b等の「長押し」によって、制御部2は、展開画像102a上でカーソル16aを左右方向に移動させてスクロールさせたり、展開画像102aでカーソルを16aの大きさを変化させたりするような画像を出力する。例えば「East」または「West」ボタンは、選択領域画像の左右スクロールに対応し、「拡大」ボタン22aまたは「縮小」ボタン22bは、選択領域画像のズームイン及びズームアウトに対応する。最初の状態では、カーソル16aの大きさは最大になっていればよい。この場合、少なくとも1回、制御部2がカーソル16aを縮小させた場合、ユーザにより「North」または「South」ボタンが押されることにより、制御部2は、その入力情報12に応じて展開画像102a上でカーソル16aを上下方向(縦方向)に移動させることができる。
制御部2は、その入力情報12によるカーソル16aのそのような位置の変化や大きさの変化の情報(以下、変化情報という)を算出し、これに応じて選択領域画像であるズーム画像103を生成し、これを出力はしないがメモリに一時記憶させてもよい。つまり、制御部2は、そのカーソル16aの位置や大きさの情報の変化(変化情報)に応じて選択領域画像を更新してメモリに記憶しておくようにしてもよい。
なお、制御部2は、上記したように縦、横の直線方向のほか、斜めの直線方向にもカーソル16aを移動させる構成としてもよいし、または、直線方向に限らず曲線方向に移動できる構成としてもよい。あるいは、図12に示すように、展開画像102a上である一点Oを中心としてカーソル16aを回転できる構成としてもよい。この場合、点Oは、カーソル16aの中心位置でもよいし、そうでなくてもよい。カーソル16aが回転させると、制御部2は、その変化情報に応じてそのカーソル16aで選択される選択領域画像を更新する。制御部2は、例えばこの展開画像102aの出力からズーム画像103に切り替えると、ズーム画像103では、回転する選択領域画像を出力する。
ユーザがボタン21bを押すことを解除した場合、つまりボタン21bが押されることの入力情報12の取得がなくなった場合(ステップ1105のNO)、制御部2は、ズーム画像103の出力に切り替えてこれを表示させる(ステップ1101)。この場合、制御部2は、そのボタン21bが押されることの入力情報12を取得しなくなった場合、そのことをトリガーとして、そのときのカーソル16aの位置情報に応じて選択領域画像を更新し、ズーム画像103を出力する。あるいは、上記したように、メモリに一時的に記憶された更新された最新の選択領域画像をそのメモリから出力させるようにしてもよい。
一方、制御部2は、そのボタン21bによる入力情報12の取得が所定の時間継続しないで、例えば0.3秒程度で解除された場合(ステップ1102のNO)、その0.3秒の間に移動する分の、展開画像102aでのカーソル16aによる選択領域画像を、ズーム画像103として出力して表示させる。つまり、その場合、ユーザはボタン21bを1回、または複数回小刻みに押すことで、そのズーム画像103上で、当該ズーム画像103の位置を少しずつ変更して、当該選択領域を観察することが可能となる。
ステップ1102において、所定の時間が0秒に設定されていてもよい。すなわち、ボタン21bが押されることの入力情報12の取得が継続しない場合であっても、ボタン21bが押されたことに応じて、制御部2は展開画像102aを出力して表示させるようにすることもできる。また、ステップ1105のNOの場合に、ボタン21bを押すことの入力情報12の取得がなくなってから、所定の時間が経過したときにステップ1101に戻るようにしてもよい。
また、上記では、ステップ1103の後、ステップ1102から継続してボタン21bによる入力情報12を取得する場合に、ステップ1104が実行された。しかし、ステップ1103において一旦当該入力情報12が停止してから再度入力情報12を取得した場合でも、制御部2は、展開画像102a上でカーソル16aを移動させるような画像を生成してもよい。
次に、ハーフワイド画像104の出力と展開画像102bの出力の切り替え動作について説明する。図13はその動作を示すフローチャートである。
この動作では、展開画像102bのカーソル16aの大きさが固定されていること以外については、基本的に図11で説明した動作と同様である。例えば、図8に示したステップ803において、制御部2がズーム画像103の出力からハーフワイド画像104の出力に切り替えてこのハーフワイド画像104を表示部7により表示させる(ステップ1301)。ハーフワイド画像104が出力されている状態で、ユーザにより、例えば「East」、「West」、「North」または「South」ボタン21bが押された場合(ステップ1302のYES)、制御部2は、展開画像102bの出力に切り替える(ステップ1303)。この場合、図11のステップ1102で示したように、所定時間の入力情報の取得が継続された場合に、展開画像102bの出力に切り替えられるようにしてもよい。そして、展開画像102bが出力されている状態で、ユーザにより、再度「East」、「West」、「North」または「South」ボタン21bが押された場合(ステップ1304のYES)、制御部2は、この展開画像102b上でカーソル16bを移動させる(ステップ1305)。また、制御部2は、そのカーソル16aの位置変化の情報に応じて、選択領域画像を更新する。
ステップ1303から、所定時間経過しても、ユーザによる入力操作がない場合、つまり、制御部2が入力情報12を何も取得しなかった場合(ステップ1304のNO)、制御部2は、上記更新された選択領域画像を上半分の画像104aとして、かつ、それ以外の非選択領域画像を下半分の画像104bとして、これを一画面の画像データとして合成されたハーフワイド画像104を出力する(ステップ1301)。
ハーフワイドフリップ画像105の出力と展開画像102bの出力の切り替え動作について、図13で説明した内容と同様であるのでその説明を省略する。
以上のように、本実施の形態に係る画像処理システム10では、ユーザは、展開画像102(102aまたは102b)内で選択された選択領域画像を見ることができ、しかも、その展開画像102の出力と選択領域画像103(または104、105)の出力とが適宜切り替えられるので、ユーザにとって便利で使いやすい画像処理システム10が実現される。
本実施の形態では、カーソル16の変化情報が取得された場合に、選択領域画像の出力から展開画像102(102aまたは102b)の出力に切り替えられ、その展開画像上でのカーソル16の変化情報に応じて選択領域が更新される。すなわち、カーソル16する場合に、ユーザは展開画像102上でカーソル16がどこに位置しているのかを把握することができる。
本実施の形態のハーフワイド画像104、または、ハーフワイドフリップ画像105において、制御部2は、図14に示すようにさらに別の強調領域(カーソル)16cを生成してもよい。また、制御部2は、このカーソル16cを縦、横、斜め方向等に移動させ、そのカーソル16cにより選択された選択領域画像を新たな別の画像として生成するようにしてもよい。その場合、制御部2は、ハーフワイド画像104の出力と、その新たな別の画像の出力とを切り替えることができるようにすればよい。
図15は、本発明の他の実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。これ以降の説明では、図1に示した画像処理システム10が備えるデバイスや機能等について同様のものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
画像処理システム20は、図1の画像処理システム10にさらに記憶装置28を加えた構成を有している。この記憶装置28は、例えば画像処理部5で生成された各種の画像データを記憶する装置である。記憶装置28に用いられる記憶媒体としては、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ、誘電体メモリ、テープ状の記憶媒体等、データを記憶できる媒体なら何でもよい。
例えば記憶装置28は、原画像101を記憶しておく場合、画像処理部5は、入力機器9からの入力情報に応じて、記憶装置28からユーザが望む画像データを抽出して、表示部7に表示させることが可能となる。具体的には、ユーザの入力情報に応じて、画像処理部5が、記憶装置28に記憶された過去の原画像101中からカーソル16により領域選択して表示部7に表示させる、という形態が考えられる。あるいは、ユーザによらず、画像処理部5は、記憶装置28に記憶された過去の原画像101中から、予め設定された選択領域の画像を歪補正して表示部7に表示させる形態も考えられる。
その場合のより具体的な例として、次のような形態も考えられる。例えばユーザが、撮像部15からリアルタイムで得られる原画像101中から領域選択して、リアルタイムでその展開画像102及び選択領域画像103〜105を見るなり、記憶装置28に記憶しておくなりする。そして、ユーザは、その後、記憶された展開画像102を見ながら、上記リアルタイム時に選択した領域とは別の領域を選択してその選択領域画像103〜105を見たりすることも可能である。
あるいは、画像処理部5は、記憶装置28に展開画像102を記憶させないで、選択領域画像103〜105のみを記憶させておくようにすることもできる。この場合、ユーザは、その選択領域画像103〜105を後で見ることができる。もちろん、展開画像102及び選択領域画像103〜105のみを記憶しておくようにしてもよい。
あるいは、画像処理部5は、図16に示すフローのように処理することもできる。画像処理部5は、撮像部15からリアルタイムで原画像101から展開画像102を取得し(ステップ1601)、かつ、記憶装置28に記憶された過去の展開画像102または過去の選択領域画像103〜105を取得する(ステップ1602)。画像処理部5は、取得したリアルタイムの展開画像102と、過去の展開画像102または過去の選択領域画像103(または104、105)とを一画面の画像データとして両者を合成する処理を行い(ステップ1603)、合成された画像データを表示部7に出力することができる(ステップ1604)。あるいは、画像処理部5は、取得したリアルタイムの展開画像102と、過去の展開画像102または過去の選択領域画像103(または104、105)とを別々の表示部にそれぞれ表示してもよい。なお、ステップ1601と1602とが逆の順である形態も考えられる。
あるいは、画像処理部5は、展開画像102からリアルタイムで選択された選択領域画像103〜105(この選択領域画像103〜105は、リアルタイムの展開画像102からリアルタイムで生成される画像でもよいし、記憶装置28に記憶された過去の展開画像102からリアルタイムで生成される画像でもよい。)と、過去に生成された選択領域画像103〜105とを両方出力する形態が考えられる。具体的には、図17に示すように、画像処理部5は、撮像部15からリアルタイムで原画像101を取得して展開画像102を生成するか、または、記憶装置28から過去の原画像101を取得して展開画像102を取得する(ステップ1701)。画像処理部5は、ステップ1701で取得した上記展開画像102から選択領域画像を生成する(ステップ1702)。画像処理部5は、記憶装置28に記憶された過去に生成された選択領域画像103〜105を取得する(ステップ1703)。画像処理部5は、ステップ1702で生成した選択領域画像103〜105と、ステップ1703で取得した過去の選択領域画像103〜105とを一画面の画像データとして合成処理し(ステップ1704)、これを選択領域表示画像として表示部7に出力する(ステップ1705)。なお、ステップ1701と1702とが逆の順である形態も考えられるし、ステップ1702と1703とが逆の順である形態も考えられる。
図17に示す処理の場合、さらに、画像処理部5は、ステップ1702で生成された選択領域画像(以下、リアルタイム選択領域画像という。)と、ステップ1703の過去の選択領域画像とが、人間が表示部上で区別できるような態様で出力することもできる。具体的には、画像処理部5が、例えばリアルタイム選択領域画像及び過去の選択領域画像中のうち少なくとも一方に識別子を付した画像を生成するとか、両画像を囲む枠を生成してその枠の色を変えた画像を生成する等が考えられる。
なお、記憶装置28に記憶された画像データが動画なら、記憶装置28の記憶容量に応じて、ある一定容量分の動画データを記憶し、最も古い画像フレームから順次、自動的に消去されるようにしてもよい。
記憶装置28を用いた形態として、さらに以下のような形態も考えられる。例えば、ある任意の時に、ユーザが、リアルタイムの展開画像102内、または記憶装置28に記憶された過去の展開画像102内で領域選択し、画像処理部5は、その入力情報に応じて記憶装置28にその選択された領域の位置情報のみを記憶しておく。このとき、カーソル16が移動した場合は、画像処理部5は、そのカーソル16の軌跡、つまり位置情報の軌跡を記憶装置28に記憶しておけばよい。具体的には、図18を参照して、画像処理部5は、撮像部15からリアルタイムの原画像から取得される展開画像102内、または、記憶装置28に記憶された展開画像102内で領域選択されるときの入力情報を取得する(ステップ1801)。画像処理部5は、入力情報に応じてその選択領域の位置情報(あるいは上記変化情報)を算出、または複数の位置情報を軌跡情報として算出する(ステップ1802)。画像処理部5は、算出した位置情報または軌跡情報を記憶装置28に記憶する(ステップ1803)。
このような形態は、例えばある場所のうち、所定の範囲の画像や、ある範囲の軌跡による画像が必要な場合に有効である。例えば、撮像部15がセキュリティ用の定点監視カメラに搭載される場合、展開画像102の中から、ある所定の範囲の画像や、ある範囲の軌跡の画像が必要になることが考えられる。その場合に、展開画像102中の予め定められた範囲、あるいは予め定められた範囲の軌跡に、カーソル16が常に設定されていれば、ユーザが、その範囲やその範囲の軌跡の選択領域表示画像を常に表示部7で表示画像として監視することができる。このような形態では、例えば記憶装置28に所定範囲の「軌跡」の選択領域画像が記憶される場合、カーソル16の連続的な動きの始点から終点までの動きが自動的に周期的に繰り返されるようにすればよい。そして、その周期ごとの選択画像が記憶装置28に記憶されればよい。なお、もちろん、本形態はセキュリティ用に限られるわけではない。
図19は、本発明のさらに別の実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。この画像処理システム30は、上述の撮像部15がなく、記憶装置38を備えている。記憶装置38には、例えば上述のような原画像101や展開画像102が予め記憶されている。このような構成によれば、画像処理部5が原画像101や展開画像102の情報111を読み出し、その展開画像102から領域選択を行うことができる。
そのほか、画像処理システム30では、画像処理部5が、予め記憶装置38に記憶された展開画像102から選択領域画像103〜105を生成し、その展開画像102と選択領域画像103〜105とを対応付けて記憶装置38に記憶しておくことも可能である。あるいは、画像処理部5は、その予め記憶された展開画像102と、その展開画像102から領域選択したときのカーソル16の位置情報とを対応付けて記憶装置38に記憶しておくことも可能である。
本発明の一実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像処理部の機能の構成を示すブロック図である。 画像処理部で画像処理されて表示部で表示される各種の画像を示す図である。 表示モードの内容を説明するための図である。 撮像部の構成を示す断面図である。 広角レンズが、例えばほぼ半球状の視野を得ることができる魚眼レンズである場合の、カメラの設置態様に応じた当該魚眼レンズにより得られる視野をそれぞれ示す図である。 ユーザが入力機器を用いてカーソルを操作する際に表示されるGUIの一例を示す図である。 原画像、展開画像及び選択領域画像を順次切り替える動作を示すフローチャートである。 展開画像及び選択領域画像のそれぞれの中央線に沿って揃えた図である。 カメラが自動車に設置される場合における画像処理を説明するための図である。 ズーム画像の出力と展開画像の出力の切り替え動作を示すフローチャートである。 展開画像上であるカーソルを回転させる形態を示す図である。 ハーフワイド画像の出力と展開画像の出力の切り替え動作を示すフローチャートである。 ハーフワイド画像またはハーフワイドフリップ画像中に、さらに別のカーソルを生成する形態を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図15で示した画像処理システムが行う処理の一例を示すフローチャートである。 図15で示した画像処理システムが行う処理の他の例を示すフローチャートである。 図15で示した画像処理システムが行う処理のさらに別の例を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…広角レンズ
2…制御部
5…画像処理部
6…表示モード設定部
10、20、30…画像処理システム
12…入力情報
13…画像データ
15…撮像部
16…強調領域(カーソル)
51…原画像表示モード
52…パノラマ画像表示モード
53…選択領域画像表示モード
101…原画像
102、102a、102b…展開画像
103〜105…選択領域画像
104b、105b…非選択領域画像

Claims (17)

  1. 広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力する第1の出力手段と、
    少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力する第2の出力手段と、
    所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替える切り替え手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    当該画像処理装置の外部からの入力情報を取得する取得手段をさらに具備し、
    前記切り替え手段は、前記第2の出力手段により前記選択領域画像が出力されている途中で、前記取得手段により前記入力情報を取得した場合に、前記選択領域画像の出力から前記展開画像の出力に切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記切り替え手段は、前記取得手段による前記入力情報の取得動作が所定の時間継続した場合に、前記選択領域画像の出力から前記展開画像の出力に切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記切り替え手段は、前記第2の出力手段により前記展開画像が出力されている途中で、前記取得手段による前記入力情報の取得がなくなった場合、前記展開画像の出力から前記選択領域画像の出力に切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記切り替え手段は、前記取得手段による前記入力情報の取得がなくってから所定の時間が経過した後、前記展開画像の出力から前記選択領域画像の出力に切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記入力情報は、入力機器を介して入力される操作入力情報であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記操作入力情報が前記展開画像上での前記強調領域の変化情報である場合、前記変化情報に応じて前記選択領域を更新する更新手段をさらに具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記更新手段は、前記強調領域の横の直線方向での位置変化に応じて前記選択領域を更新することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記更新手段は、前記強調領域の大きさの変化に応じて前記選択領域を更新することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記広角撮像光学系は、環状の画像を得るPALを有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の出力手段は、前記全周囲レンズで得られる前記環状の画像の前記展開画像内で前記強調領域により選択される選択領域画像と、前記展開画像内で前記選択領域画像以外の画像である非選択領域画像とが、一画面の画像データとして合成された合成画像を出力することを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項11に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の出力手段は、前記選択領域画像及び前記非選択領域画像のうちいずれか一方の画像が前記全周囲に沿った周方向で反転処理された画像を、前記合成画像として出力することを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項11に記載の画像処理装置であって、
    前記合成画像内の前記選択領域画像は、所定の大きさに固定された強調領域により選択される画像であることを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項11に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の出力手段は、前記選択領域画像及び前記非選択領域画像のうち少なくとも一方の画像内で選択される第2の選択領域が強調された第2の強調領域を含む画像を、前記合成画像として出力することを特徴とする画像処理装置。
  15. 広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を処理する画像処理装置であって、
    前記強調領域のうち前記展開画像内で任意の大きさに変形する第1の強調領域により選択される第1の選択領域画像を出力する第1の出力手段と、
    前記強調領域のうち前記展開画像内で所定の大きさに固定された第2の強調領域により選択される第2の選択領域画像と、前記展開画像内で前記第2の選択領域画像以外の画像である非選択領域画像とが、一画面の画像データとして合成された合成画像を出力する第2の出力手段と、
    所定の条件に応じて前記第1の選択領域画像の出力と前記合成画像の出力とを切り替える切り替え手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  16. 広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力するステップと、
    少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力するステップと、
    所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替えるステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータに、
    広角撮像光学系を用いて撮像された原画像が展開された画像内で選択される選択領域が強調された強調領域を含む展開画像を出力するステップと、
    少なくとも前記展開画像内の前記選択領域の画像を、選択領域画像として出力するステップと、
    所定の条件に応じて前記展開画像の出力と前記選択領域画像の出力とを切り替えるステップと
    を実行させるプログラム。
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