JP2740957B2 - 集合住宅用監視通話システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、集合住宅用監視通話システムに関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の集合住宅用監視通話システムは、第５
図に示したような構成となっており、管理人室などには
メインコントローラ（不図示）を有した警報監視盤100
を設置し、共同玄関にはロビーインターホン101を設置
し、各住戸にはセキュリティーセンサーＳを取り付けた
住宅情報盤103・・・を設置して構成され、これらの相
互間を分岐器102を介して多重信号線（通話信号線を含
む）ｌで接続して、相互の通話、共同玄関の電気錠制御
及び各住戸のセキュリティー監視制御を行なう基本構成
とされている。

ところで、近時、ビルの高層化に伴い、一集合住宅の
世帯数が増加しており、警報監視盤100が備えられた管
理人室では、留守の住戸への伝言の取り次ぎなどに繁忙
を極めることが多く、このような対策として各住戸に設
置された住宅情報盤103・・・に各々メッセージ灯を設
けて、メッセージのある住戸に対して、警報監視盤100
でその住戸の住戸番号を入力して登録スイッチを操作す
ると、その住宅情報盤のメッセージ灯が点灯して、帰宅
して住戸人に管理人からのメッセージがあることを知ら
せる構成としたシステムが開発されている。

このようなシステムでは、警報監視盤100には、住戸
番号を入力するテンキーと、住戸番号を表示する住戸番
号表示部と、メッセージの種別に応じて例えば２種類の
メッセージを登録する２つの登録スイッチと、メッセー
ジの種別に応じたメッセージ灯と、登録された住戸番号
及びメッセージの種別をクリアするキャンセルスイッチ
が設けられる一方、各住戸の住宅情報盤103には、メッ
セージの種別に応じて２つのメッセージ灯が設けられて
いる。そして、管理人が住戸に連絡する必要のあるとき
は、警報監視盤100側で、その住戸の住戸番号をテンキ
ーで入力して住戸番号表示部に住戸番号を表示させ、２
つの登録スイッチの内メッセージの種別に応じた登録ス
イッチを操作すると、対応したメッセージ灯が所定の時
間点灯表示された後、住戸番号とメッセージ灯が消灯さ
れる。これらの操作により、当該住宅情報盤103のメッ
セージの種別に対応したメッセージ灯が継続点灯され、
帰宅した住戸人がメッセージ灯の点灯を確認すること
で、管理人に連絡を取ってメッセージが伝えられ、メッ
セージの連絡が終了した住戸については、当該住戸番号
をテンキーで入力して住戸番号表示部に表示させた後に
キャンセルスイッチを操作して登録を抹消する。従っ
て、管理人はメッセージのある住戸を逐一記録する必要
がなくなり、管理業務がスムーズに行えるシステムとな
されている。

しかしながら、通常管理人側では多くのメッセージを
有している場合が多く、このようなシステムでは、メッ
セージの連絡が終わるとキャンセルスイッチにより当該
住戸番号とメッセージの種別をクリアする必要があり、
このクリア操作を忘れると、メッセージを伝えたにもか
かわらず登録が継続されて住宅情報盤側のメッセージ灯
は点灯したままとなってしまい、管理業務の向上のため
に設けたメッセージ機能が充分に活かされていない状況
となっていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上記事情に鑑みて提案される本発明は、警報監視盤か
ら住宅情報盤へのメッセージの登録を行なうと、当該住
宅情報盤から警報監視盤に連絡があった場合や、逆に警
報監視盤から当該住宅情報盤に連絡した場合には、その
住戸番号とメッセージの種別に応じたメッセージ灯を点
灯させ、通話がなされると登録されたデータを自動的に
クリアすることによって、メッセージを伝えた住戸のデ
ータを消し忘れることを防止して、管理業務の能率を向
上させた集合住宅用監視通話システムを提供することを
目的としている。

また、同時に提案される本発明では、登録された住戸
番号とメッセージの種別を順次スクロール表示して操作
性の向上したシステムを提供することを目的としてお
り、別の本発明では、呼出中あるいは通話中においても
メッセージの登録操作及びキャンセル操作を可能として
操作性の向上したシステムを提供することを目的として
いる。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために提案される請求項１に記載
の本発明は、管理人室などに設置される警報監視盤と、
共同玄関に設置されるロビーインターホンと、火災セン
サーなどのセキュリティーセンサーを接続した各住戸に
設置される住宅情報盤とを多重信号線及び通話回線によ
って接続して構成され、相互通話、共同玄関の電気錠制
御、セキュリティー監視制御などを行なうようにされた
集合住宅用監視通話システムであり、警報監視盤は、住
戸の住戸番号とメッセージの種別とを記憶するメモリ
と、メッセージの種別に応じて設けられ、メッセージの
有無を表示する少なくとも１以上のメッセージ灯と、メ
ッセージの種別に応じて設けられて、上記住戸番号及び
メッセージの種別を上記メモリに記憶する少なくとも１
以上の登録スイッチと、メモリに記憶された住戸番号及
びメッセージの種別をクリアするキャンセルスイッチと
を備え、住宅情報盤は、警報監視盤のメッセージ灯に対
応したメッセージ灯を備えている。

そして警報監視盤で、メッセージのある住戸の住戸番
号を入力し、メッセージの種別に応じて対応した上記登
録スイッチを操作すると、入力された住戸番号及びメッ
セージの種別が上記メモリに記憶されて登録が行なわ
れ、メッセージの種別に対応したメッセージ灯が所定の
時間点灯表示するとともに、住宅情報盤の対応したメッ
セージ灯が継続して点灯する。

また、住宅情報盤から警報監視盤の呼出を行なった場
合、あるいは警報監視盤から住宅情報盤の呼出を行なっ
た場合には、その住戸番号が上記メモリに記憶された住
戸番号と比較され、住戸番号が記憶されているときに
は、その住戸番号のメッセージの種別に対応したメッセ
ージ灯が点灯し、通話がなされると、上記メモリに記憶
された住宅情報盤の住戸番号及びメッセージ有りのデー
タがクリアされる構成としている。

請求項２に記載の本発明では、警報監視盤には、登録
スイッチに代えて、メッセージの種別に応じて少なくと
も１以上の登録／スクロールスイッチを備えており、住
戸番号及び上記メッセージの種別を上記メモリに記憶す
るとともに、該メモリに記憶された上記住戸番号及びメ
ッセージの種別を、その操作に応じて順次読みだしてス
クロール表示する構成とされている。

また、請求項３に記載の本発明では、上記登録スイッ
チまたは上記登録／スクロールスイッチの操作と、上記
キャンセルスイッチの操作とが、上記警報監視盤と呼出
中あるいは通話中にある住宅情報盤に対して行うことが
できる構成とされている。

［作用］ 請求項１に記載の本発明のシステムでは、警報監視盤
のテンキーなどを操作してメッセージを有する住宅情報
盤の住戸番号を入力し、登録スイッチを操作すると、そ
の種別のメッセージ灯が所定の時間点灯表示されてメモ
リに住戸番号とメッセージの種別が記憶されて登録が行
なわれ、所定の時間が経過すると住戸番号とメッセージ
灯は消灯する。

この登録操作が行なわれると、登録された住戸番号の
住宅情報盤では、メッセージの種別に応じたメッセージ
灯が継続して点灯する。

また、この登録操作が行なわれた後に、登録を行なっ
た住宅情報盤の住戸番号を入力して、キャンセルスイッ
チを操作すると、メモリに記憶された当該住戸番号とメ
ッセージの種別のデータがクリアされる。

次に、住宅情報盤から警報監視盤を呼び出した場合に
は、その住戸番号がメモリに記憶された住戸番号と比較
されて、住戸番号がメモリに記憶されているときはその
メッセージの種別に応じたメッセージ灯が点灯される
が、警報監視盤のハンドセットを取り上げ、通話がなさ
れたときにはメモリに記憶された当該住宅情報盤の住戸
番号とメッセージの種別はクリアされる。

また、逆に警報監視盤から住宅情報盤を呼び出した場
合には、その住戸番号のメッセージの種別に応じたメッ
セージ灯が点灯し、住宅情報盤のハンドセットを取り上
げ、通話がなされたときには、メモリに記憶された住戸
番号とメッセージの種別のデータがクリアされてメッセ
ージ灯が消灯する。

請求項２に記載の本発明では、メッセージの登録の操
作を行なうときには、メッセージの種別に応じた登録／
スクロールスイッチを操作して上記請求項１の場合と同
様に行う。また、登録の操作が終了した後に、登録／ス
クロールスイッチを操作すると、その操作に応じてメモ
リから登録された住宅情報盤の住戸番号とメッセージの
種別が順次読出されて、住戸番号表示部に表示されると
ともにメッセージの種別に応じたメッセージ灯が点灯し
てスクロール表示する。

また、請求項３に記載の本発明では、キャンセルスイ
ッチを操作して行なわれるメモリのクリア操作が、上記
警報監視盤から上記住宅情報盤あるいは、上記住宅情報
盤から上記警報監視盤を呼び出し中や通話中にも可能で
ある。

［実施例］ 以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

第１図は、本発明のシステムに使用される警報監視盤
１の要部構成をブロック図で示したもので、第２図は、
警報監視盤１及び住宅情報盤２の操作パネルの図であ
る。

第１図において、１は警報監視盤であり、多重信号線
（通話信号線を含む）ｌを通じて接続された住宅情報盤
２あるいはロビーインターホン（不図示）などと送受さ
れる多重信号を処理して各部の制御を行なう多重伝送ユ
ニットを有したメインコントローラ1aと、メッセージの
ある住戸の住戸番号とメッセージの種別を記憶するメモ
リ1bと、住戸番号を表示する住戸番号表示部1fと、メッ
セージの種別に応じて設けられてメッセージの有無を表
示する第１及び第２のメッセージ灯1c,1c′と、メッセ
ージの種別に応じて設けられて上記住戸番号及びメッセ
ージの種別を上記メモリに記憶する第１及び第２の登録
スイッチ1d,1d′と、上記メモリに記憶された住戸番号
及びメッセージの種別をクリアするキャンセルスイッチ
1gと、住戸番号を入力するテンキー1eと、ハンドセット
1hと、通話状態を検出する通話状態検出手段1kとを備え
た構成となっている。

他方の住宅情報盤２は、上記警報監視盤１に設けられ
たメッセージ灯1c,1c′に対応したメッセージ灯2c,2c′
と、ハンドセット2aと、警報監視盤１を呼び出すための
管理呼出釦2dと、テンキー2bと、上記メインコントロー
ラの多重伝送ユニットに対応して多重信号を処理する多
重伝送ユニット（不図示）とを備えて構成されている。

このような構成の本システムでは、管理人がメッセー
ジを有する住戸を警報監視盤のメモリに記憶させる登録
操作と、登録された住戸との通話が行なわれたときに、
登録された住戸のデータを自動的にクリアするようにさ
れている。

以下に、第１図及び第２図を参照して、その基本動作
の詳細を説明する。

管理人が、住戸人にメッセージがあるときは、当該住
戸の住宅情報盤２の住戸番号を警報監視盤１のテンキー
1eを操作して入力すると、その住戸番号が住戸番号表示
部1fに表示され、メッセージの種類に応じて第１の登録
スイッチ1dあるいは第２の登録スイッチ1d′（本実施例
では、例えば伝言などを第１のメッセージ、郵便物など
を第２のメッセージとして区別している）のいずれかを
操作する。

すると、操作した登録スイッチに応じて第１のメッセ
ージ灯1cあるいは第２のメッセージ灯1c′が所定の時間
（略５秒間）点灯し、住戸番号とメッセージの種別とを
メモリ1bに記憶して登録が行なわれ、所定の時間が経過
すると、住戸番号とメッセージ灯1cあるいは1c′を消灯
する。

このような登録操作を、管理人がメッセージを有する
住戸に対してその都度行なうことにより、メッセージの
管理が行なわれる。

これに対して、住戸人が住宅情報盤２のメッセージ灯
2cあるいは2c′の点灯を確認して、警報監視盤１に連絡
するためにハンドセット2aを取り上げて管理呼出釦2dを
操作すると、警報監視盤１では、呼出音が鳴動するとと
もに、住戸番号表示部1fに呼出を行なった住戸の住戸番
号が表示され、その住戸番号がメモリ1bに記憶されてい
る住戸番号と比較されて、住戸番号がメモリに記憶され
ているときは、更に、その住戸番号に対応したメッセー
ジの種別のデータがメッセージメモリ1bから読出されて
対応したメッセージ灯1cあるいは1c′が点灯表示され
る。

従って、管理人は、呼出音とともにメッセージ灯1cあ
るいは1c′の点灯によって通話先の住戸に対するメッセ
ージの有無とメッセージの種別とを確認することがで
き、警報監視盤１のハンドセット1hを取り上げて通話す
ることにより、メッセージを通話先の住戸人に伝えるこ
とができる。

このメッセージ灯1c,1c′及び住宅情報盤のメッセー
ジ灯2c,2c′は、ハンドセット1hを取り上げると、通話
状態検出手段1kで検出されて、メモリ1bに記憶された通
話中の住戸番号とメッセージの種別のデータが自動的に
クリアされることによって消灯する。

また、逆に警報監視盤１からメッセージ灯2cあるいは
2c′の点灯している住宅情報盤２に他の要件で呼出を行
なう場合は、警報監視盤１のハンドセット1hを取り上げ
てテンキー1eで住戸番号を入力し、呼出釦1iを操作する
と、呼び出された住宅情報盤２では呼出音が鳴動すると
ともに、警報監視盤１では、住戸番号表示部1fに表示さ
れている住戸番号がメモリ1bに記憶されている住戸番号
と比較され、住戸番号がメモリ1bに記憶されているとき
には、その住戸番号に対応したメッセージの種別のデー
タがメモリ1bから読出されて対応したメッセージ灯1cあ
るいは1cだが点灯表示する。

従って、管理人は、住戸人が呼出音に応答して通話が
開始すると、本来の要件に加えて、登録を行なったメッ
セージを連絡することができ、住宅情報盤２のハンドセ
ット2aを取り上げると、通話状態検出手段1kによって検
出されて、警報監視盤１のメモリ1bに記憶された通話中
の住戸番号とメッセージの種別のデータが自動的にクリ
アされることにより、警報監視盤１のメッセージ灯1c,1
c′及び住宅情報盤２のメッセージ灯2c,2c′は、消灯す
る。

従って、本システムではメッセージを有する住戸と通
話がなされるとメモリ1bに記憶された住戸番号とメッセ
ージの種別のデータ表示された後に自動的にクリアされ
るので、管理人が逐一連絡を取った住戸のメッセージの
データを消す必要がなくなり、警報監視盤１によるメッ
セージの管理が更に向上したシステムとなる。

次に、第３図は請求項２に記載の本発明のシステムに
使用される警報監視盤１の要部構成を示した図であり、
上記請求項１に記載のシステムに使用される警報監視盤
１では第１の登録スイッチ1d及び第２の登録スイッチ1
d′が使用されていたのに対して、本システムでは第１
の登録／スクロールスイッチ1jと第２の登録／スクロー
ルスイッチ1j′が使用されている点が異なり、その他の
部分については同一であるので同一の符号を付して説明
を省略している。

本システムでは、これらの第１及び第２の登録／スク
ロールスイッチ1j,1j′がメッセージを有する住戸の登
録機能に加えて、登録された住戸のデータを順次スクロ
ール表示する機能を備えている。

従って、上記登録操作で順次登録された各住戸のデー
タを、第１及び第２の登録／スクロールスイッチ1j,1
j′を操作する毎に順にスクロール表示していく。

次に請求項３に記載の本発明のシステムを説明する。
このシステムでは警報監視盤１の内部の構成は上記請求
項１または２に記載したものと同一であるが、請求項１
に記載したものでは、第１及び第２の登録スイッチ1d,1
d′の操作とキャンセルスイッチ1gの操作が、上記警報
監視盤１と上記住宅情報盤２との間で呼出中あるいは通
話中の場合においても、他の住宅情報盤２のメッセージ
について登録操作あるいはキャンセル操作を行なうこと
ができるようにされている。

この操作は、警報監視盤１と住宅情報盤２とが通話中
に、他の住宅情報盤２に対してメッセージを登録すると
きには、現在呼出中あるいは通話中の住宅情報盤の住戸
番号に代わって、テンキー1eの操作により住戸番号表示
部1fにメッセージを登録する住宅情報盤２の住戸番号を
入力して、メッセージの種別に応じた第１あるいは第２
の登録スイッチ1d,1d′を操作して行なわれ、登録が終
了すると所定の時間の後に、現在呼出中あるいは通話中
の住戸番号が住戸番号表示部に表示される。

一方のキャンセル操作は、テンキー1eでキャンセルし
たい住宅情報盤の住戸番号を入力した後にキャンセルス
イッチを操作して行なわれ、この操作も呼出中あるいは
通話中の住宅情報盤に対して行なうことが可能な構成と
なっている。

また、請求項２に記載の警報監視盤１では、第１の登
録／スクロールスイッチ1jおよび第２の登録／スクロー
ルスイッチ1j′が使用されて同様の操作が可能とされて
いる。

上記した本発明のシステムを使用する場合、第４図に
示したように、管理人の在不在を検知するための人体検
知手段12と、該人体検知手段12で検知された信号の処理
を行なう信号処理回路11と、ワイヤレス送信部13とを設
けた構成の警報監視盤１とし、管理人がアンテナ3aを備
えた携帯用のワイヤレス受信器３を携帯することによ
り、住宅情報盤２で異常を検知した場合に管理人室に管
理人が不在のときには、人体検知手段12によって管理人
の不在を検出して信号処理回路11で信号処理してメイン
コントローラ1aの制御によって自動的にワイヤレス送信
部13のアンテナ13aからワイヤレス信号を発信すること
により、ワイヤレス受信機３から鳴動音を出力してこの
ワイヤレス受信機３を携帯している管理人に異常の発生
を直ちに知らせることが可能となり、緊急時の対応が速
やかに行えるシステムとなる。

［発明の効果］ 請求項１に記載の本発明によれば、登録されたメッセ
ージのデータが、メッセージを有する住戸との通話によ
って自動的にクリアされるので、メッセージのデータの
消し忘れがなくなり、メッセージの管理がよりスムーズ
に行える集合住宅用監視通話システムとなる。

請求項２に記載の本発明によれば、登録した住戸のデ
ータを順次スクロール表示できるので、登録の誤りや確
認が容易に行える集合住宅用監視通話システムとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項１に記載の本発明のシステムに使用され
る警報監視盤の要部構成を示したブロック図、第２図は
その警報監視盤及び住宅情報盤の操作パネルを示した
図、第３図は請求項２に記載の本発明のシステムに使用
される警報監視盤の要部構成を示したブロック図、第４
図は本発明のシステムに好適に使用されるワイヤレス連
絡装置の構成を示すブロック図、第５図は従来の集合住
宅用監視通話システムの構成図である。 ［符号の説明］ １……警報監視盤 1a……メインコトローラ 1b……メモリ 1c……（第１の）メッセージ灯 1c′……（第２の）メッセージ灯 1d……（第１の）登録スイッチ 1d′……（第２の）登録スイッチ 1e……テンキー 1f……住戸番号表示部 1g……キャンセルスイッチ 1j……（第１の）登録／ストロールスイッチ 1j′……（第２の）登録／スクロールスイッチ 1k……通話状態検出手段 ２……住宅情報盤 2c……（第１の）メッセージ灯 2c′……（第２の）メッセージ灯 ｌ……多重信号線

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】管理人室などに設置される警報監視盤と、
   共同玄関に設置されるロビーインターホンと、火災セン
   サーなどのセキュリティーセンサーを接続した各住戸に
   設置される住宅情報盤とを多重信号線及び通話回線によ
   って接続して構成され、相互通話、共同玄関の電気錠制
   御、セキュリティー監視制御などを行なうようにされた
   集合住宅用監視通話システムにおいて、 上記警報監視盤は、 住戸の住戸番号とメッセージの種別とを記憶するメモリ
   と、 メッセージの種別に応じて設けられ、メッセージの有無
   を表示する少なくとも１以上のメッセージ灯と、 メッセージの種別に応じて設けられて、上記住戸番号及
   びメッセージの種別を上記メモリに記憶する少なくとも
   １以上の登録スイッチと、 上記メモリに記憶された住戸番号及びメッセージの種別
   をクリアするキャンセルスイッチとを備え、 上記住宅情報盤は、上記警報監視盤のメッセージ灯に対
   応したメッセージ灯を備えており、 上記警報監視盤において、メッセージのある住戸の住戸
   番号を入力し、メッセージの種別に応じて対応した上記
   登録スイッチを操作すると、入力された住戸番号及びメ
   ッセージの種別が上記メモリに記憶されて登録が行なわ
   れ、メッセージの種別に対応したメッセージ灯が所定の
   時間点灯表示するとともに、上記住宅情報盤の対応した
   メッセージ灯を継続して点灯させ、 上記住宅情報盤から上記警報監視盤の呼出を行なった場
   合、あるいは上記警報監視盤から上記住宅情報盤の呼出
   を行なった場合には、 その住戸番号が上記メモリに記憶された住戸番号と比較
   され、住戸番号が記憶されているときには、その住戸番
   号のメッセージの種別に対応したメッセージ灯を点灯さ
   せ、通話がなされたときには、上記メモリに記憶された
   上記住宅情報盤の住戸番号及びメッセージ有りのデータ
   がクリアされる構成としたことを特徴とする、集合住宅
   用監視通話システム。
2. 【請求項２】上記警報監視盤が、上記登録スイッチに代
   えて、メッセージの種別に応じて少なくとも１以上の登
   録／スクロールスイッチを備えており、 上記住戸番号及び上記メッセージの種別を上記メモリに
   記憶するとともに、該メモリに記憶された上記住戸番号
   及びメッセージの種別を、上記登録／スクロールスイッ
   チの操作に応じて順次読出してスクロール表示する構成
   としたことを特徴とする、請求項１に記載の集合住宅用
   監視通話システム。
3. 【請求項３】上記登録スイッチまたは上記登録／スクロ
   ールスイッチの操作と、上記キャンセルスイッチの操作
   とが、上記警報監視盤と上記住宅情報盤との間で呼出中
   あるいは通話中に行なうことができるようにされたこと
   を特徴とする請求項１または２に記載の集合住宅用監視
   通話システム。