JP2000069181A - インターホン設備 - Google Patents

インターホン設備

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JP2000069181A
JP2000069181A JP10234793A JP23479398A JP2000069181A JP 2000069181 A JP2000069181 A JP 2000069181A JP 10234793 A JP10234793 A JP 10234793A JP 23479398 A JP23479398 A JP 23479398A JP 2000069181 A JP2000069181 A JP 2000069181A
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隆治 大内
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貴俊 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理人が不在の場合には住戸機から管理人室
機への呼び出しがあったことを管理人に知らせることが
できるようにして、各住戸の居住者と管理人との円滑な
コミュニケーションを可能とするインターホン設備を得
る。 【解決手段】 少なくとも管理人室機SM1,SM2と
複数の住戸機J1〜Jnとを有するインターホン設備に
おいて、住戸機J1〜Jnから管理人室機SM1,SM
2に対する呼び出しがあったことを示す呼出情報を記憶
する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている呼出情報
を読み出して表示する第1の表示手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は少なくとも管理人
室機と複数の住戸機とを有するインターホン設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】管理人のいる集合住宅では各住戸と管理
人室とに住戸機及び管理人室機からなるインターホン設
備が設けられ、各住戸の居住者と管理人との間でインタ
ーホンを通じて連絡がとれるようになっている。また、
集合玄関を有する集合住宅では更に集合玄関用インター
ホン(玄関機)が設けられ、集合玄関と各住戸もしくは
管理人室との間で通話が行えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターホン設備においては、居住者が住戸機から管理
人室機を呼び出したときに例えば管理人が不在で通話が
できない場合には、時間をおいて再度呼出をしなければ
ならなかった。そのため、緊急の要件がある場合には、
適当な時期を見計らって何度も呼出をしなければならな
いという問題があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、管理人が不在の場合には住戸機から
管理人室機への呼び出しがあったことを管理人に知らせ
ることができるようにして、各住戸の居住者と管理人と
の円滑なコミュニケーションを可能とするインターホン
設備を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインターホ
ン設備は、少なくとも管理人室機と複数の住戸機とを有
するインターホン設備において、前記住戸機から前記管
理人室機に対する呼び出しがあったことを示す呼出情報
を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている呼
出情報を読み出して表示する第1の表示手段と、を備え
たものである。
【0006】また、前記第1の表示手段は前記管理人室
機に設けられていることを特徴するものである。
【0007】さらに、前記記憶手段は、住戸機からの呼
出状態が所定時間継続したときに前記呼出情報を記憶す
るようにしたものである。
【0008】また、前記記憶手段は、複数の呼出情報を
記憶できることを特徴するものである。
【0009】さらに、前記第1の表示手段は、前記記憶
手段に記憶されている呼出情報を順次に呼び出して順次
に表示できる順次呼出機能を有することを特徴するもの
である。
【0010】また、前記記憶手段に呼出情報が記憶され
ていることを表示する第2の表示手段を有するものであ
る。
【0011】さらに、前記記憶手段に記憶されている呼
出情報にある住戸機を前記管理人室機が呼び出し、該管
理人室機と該住戸機との間で通話状態が終了したとき
に、該住戸機に関する呼出情報を前記記憶手段から消去
する応答消去手段を備えたものである。
【0012】また、前記記憶手段に記憶されている呼出
情報を呼出情報単位で個別に消去する個別消去手段を備
えたものである。
【0013】さらに、前記記憶手段に記憶されている呼
出情報を一括して消去する一括消去手段を備えたもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかるインターホ
ン設備全体の系統図、図2は管理人室機のブロック図、
図3は管理人室機の外観構成図、図4は各住戸に設置さ
れる住宅情報盤(以下、「住情盤」という。)の外観構
成図を示している。まず、図1に基づいてインターホン
設備全体の構成について説明する。図1において、TC
は通話制御装置、VCは映像制御装置、EP1〜EP2
はマンションなどの集合住宅の集合玄関に設けられたロ
ビーインターホン(玄関機)、SM1、SM2は集合住
宅の管理室および管理人住戸に設けられた管理人室機、
SMPは通話制御装置TCと管理人室機SM1とを一つ
のケースに収容した管理室親機、Jl〜Jnは集合住宅
の各住戸に設けられたインターホン機能と防犯機能とを
備えた住情盤である。
【0015】L11〜L13は制御線、L21〜L23
は第1通話線、L31〜L33は第2通話線、L41〜
L43は第1映像線、L51〜L53は第2映像線であ
る。DP1〜DPnは各住戸の玄関の外に設けられ、そ
の住戸の住情盤J1〜Jnに接続されたドアホン、JB
2は住情盤J2が設けられた住戸内に設けられ住情盤J
2に接続された増設インターホン、SE1は監視線LS
11〜LS1nによって住情盤J1〜Jnに接続された
各住戸の玄関の防犯センサ、SE2〜SE4は監視線L
S21〜LS2nによって住情盤J1〜Jnに接続され
た各住戸の玄関以外の部分(ベランダに面した窓など)
に設けられた防犯センサである。
【0016】次に、図2に基づいて管理人室機SM1の
構成について説明する。図において、1は各種の処理及
び演算を行うマイクロプロセッサ(MPU)、3は各種
のプログラムが記憶されたリードオンリメモリ(RO
M)、5は作業用のランダムアクセスメモリ(RA
M)、7は要呼出のあった住戸(住情盤)の住戸番号
(更には日時)を記憶するランダムアクセスメモリ(R
AM)である。この例ではランダムアクセスメモリ(R
AM)7は最大20件分の情報を記憶できる容量を有し
ている。
【0017】8は玄関機EP1またはEP2の図示しな
いテレビカメラから送られてくる訪問者の映像を映すC
RTあるいはLCD等のモニタテレビ、9は複数の7セ
グメント表示素子あるいは液晶パネルなどからなる表示
器、10はインターホンの呼出音、警報音などを流すス
ピーカ(SP)、11はRAM2に住戸からの呼び出し
情報を記憶しているときに点灯する住戸メモリ灯を含む
各種の表示灯(各種LP)、13は部屋(住戸)番号や
コード等を入力するテンキー、15は各種の動作を指示
するための各種スイッチ(各種SW)、17は制御線L
11〜L13と信号の送受信を行う送受信回路(TR
X)、19は図示しない通話線接続スイッチや映像線接
続スイッチの開閉制御を行う接続制御回路(CC)、2
1はハンドセット用フックスイッチの状態検出回路(F
SS)、22はハンドセット(HS)である。
【0018】次に、図3に基づいて管理人室機SMの正
面の構成について説明する。図3において図2の構成と
対応するものには同一の符号を付しているので重複した
説明は省略し、図3に示す構成のうち図2において一括
して示した各種表示灯11と各種スイッチ15について
その種類と機能の説明のみを加えることとする。各種表
示灯11として本実施の形態においては例えば7種類の
表示灯を有しており、11aは電源が入っていることを
表示する電源灯、11bは玄関機EP1またはEP2か
らの呼出であることを示すロビー灯、11cはドアホン
からの呼出であることを示すドアホン灯、11dは住情
盤からの呼出であることを示す住戸灯、11eはトラブ
ルの発生した住情盤があるときに点灯するトラブル表示
灯、11fは防犯警戒中であることを示す警戒中灯、1
1gは住情盤からの呼び出し情報を記憶しているときに
点灯する住戸メモリ灯である。
【0019】また、各種スイッチ15として本例では8
種類のスイッチを有しており、これら各種スイッチをそ
の機能と共に簡単に説明すると、15aは防犯モードの
セットを行うと共にそのリセットを行う防犯セット/リ
セットスイッチ、15bは全住戸に対してインターホン
設備を通じて放送する際に操作する放送スイッチ、15
cは表示器9に現在表示の次の内容の表示を行わせるた
めの次表示スイッチ、15dは警報状態を解除復旧させ
るための復旧スイッチ、15eは警報音を停止させる警
報音停止スイッチ、15fは集合玄関ドアの電気錠の解
錠を行う解錠スイッチ、15gはテンキー入力やそれま
での操作を取り消すための取消スイッチ、15hは住戸
を呼び出すための呼出スイッチである。
【0020】次に、図4に基づいて住情盤Jの正面の構
成について説明する。31は玄関機EP1またはEP2
の図示しないテレビカメラから送られてくる訪問者の映
像を映すCRTあるいはLCDなどのモニタテレビ、3
3はインターホンの呼出音、管理室からの放送、警報音
などを流すスピーカ、35a〜35fは各種表示灯であ
り、本例では一例として6種類の表示灯を備えており、
35aは電源灯、35bは玄関機EP1またはEP2か
らの呼出であることを示すロビー灯、35cはドアホン
からの呼出であることを示すドアホン灯、35dは管理
室からの呼出であることを示す管理室灯、35eは防犯
警戒中であることを示す警戒中灯、35fは警報灯であ
る。
【0021】37a〜37fは各種スイッチ(非ロック
式の押しボタンスイッチ)であり、例えば、37aは在
宅防犯モード(在宅モード)設定スイッチ、外出防犯モ
ード(外出モード)設定スイッチ、各防犯モードの解除
スイッチを兼ねた防犯スイッチ、37bは管理人を呼び
出すときに操作する管理人呼出スイッチ、37cは警報
音を停止させるための音響停止スイッチ、37dは警報
状態を解除復旧するための復旧スイッチ、37eは集合
玄関ドアの電気錠の解錠を行う解錠スイッチ、37fは
非常時に操作し管理人室機などへ非常信号を送出するた
めの非常通報スイッチである。39はインターホンのハ
ンドセット(送受話器)である。
【0022】また、図4においては、各防犯センサSE
1〜SE3の一例として、監視線LS1n及びLS2n
に直列に設けられたリードスイッチLSWと、各住戸の
ドアや窓に取り付けられるリードスイッチLSWのオン
オフ用の磁石MGを図示している。このセンサSE1〜
SE3はドアや窓が戸締まりされているとリードスイッ
チLSWが磁石MGによりオンする。なお、センサとし
ては他の形式のものを用いてもよい。
【0023】次ぎに、本発明の特徴的な動作を説明する
前提として主に図1に基づいてインターホンの基本動作
を住情盤と玄関機との通話を例に挙げて説明する。訪問
者が玄関機EP2の図示しないテンキーを操作して訪問
すべき部屋番号、例えば102を入力し、次ぎに呼出ス
イッチを押すと、玄関機EP2から制御線L11を介し
て通話制御装置TCに部屋コードと呼出コードからなる
呼出信号が送出される。通話制御装置TCは玄関機EP
2から呼出信号を受信すると、空いている通話線、映像
線を調べ、例えば第2通話線と第2映像線とが使用中で
あれば、呼出信号と第1通話線L22および第1映像線
L42の通話・映像線指定命令を制御線L12に送出す
ると共に、第1映像線L41の映像線指定命令を制御線
L11を介して玄関機EP2に送出する。また、映像制
御装置VCに第1映像線L41とL42を接続する命令
を送出する。これにより、玄関機EP2では、図示しな
いテレビカメラを起動すると共に、第1映像線L41を
図示しないスイッチで接続し、第1映像線L41に訪問
者の映像信号を送出する。
【0024】また、102号室の住情盤J2は、制御線
L12を通じ受信した呼出信号と第1通話線L22およ
び第1映像線L42の通話・映像線指定命令により、図
示しない通話用と映像用の各スイッチを制御して第1通
話線L22および第1映像線L42をそれぞれ接続す
る。 また、スピーカ33から呼出音を発し、ロビー灯
35bを点灯し、モニタテレビ31を起動して第1映像
線L42により送られてくる映像信号による映像を放映
する。
【0025】住情盤J2でハンドセット39が取り上げ
られると、住情盤J2から通話制御装置TCに制御線L
12を介してフックオフ信号が送出される。通話制御装
置TCは住情盤J2からフックオフ信号を受信すると、
玄関機EP2に対し第1通話線L21の通話線指定命令
を送出し、この命令により玄関機EP2は図示しないス
イッチを制御して第1通話線L21を接続する。これに
より玄関機EP2と住情盤J2との間の通話路が形成さ
れ、訪問者と102号室の居住者との間で通話が行われ
る。集合玄関に入館用の自動ドアがある場合には住情盤
J2の解錠スイッチ37eを操作すると制御線L12、
L11を介して玄関機EP2の電気錠に解錠信号が送ら
れ、自動ドアが開放される。
【0026】また、通話が終了して住情盤J2のハンド
セット39を元に戻すと、住情盤J2から制御線L12
を介して通話終了信号が通話制御装置TCに送られ、通
話制御装置TCは制御線L11,L12ならびに映像制
御装置VCに終了命令を送出する。これにより、玄関機
EP2はテレビカメラをオフすると共に第1通話線L2
1と第1映像線L41の接続スイッチを開放し、住情盤
J2はモニタテレビをオフすると共に第1通話線L22
と第1映像線L42の各接続スイッチを開放し、映像制
御装置VCは第1映像線L41とL42の接続を解放す
る。この結果、第1通話線と第1映像線とは解放され
る。以上がインターホンの基本的な動作説明であり、以
下に説明する住情盤J2と管理人室機SM1との通話に
おいても通話制御装置TCは映像に関するものを除き同
様の動作を行う。
【0027】次に住情盤J2から管理人室機SM1を呼
び出した場合における動作について説明する。図5、図
6は管理人室機SM1の処理動作のフローチャートであ
り、図5は主に住情盤J2から呼出があった場合の処理
を示し、図6は主に住情盤J2からの呼出時には不在で
あった管理人が戻った場合の操作に伴う処理を示してい
る。まず、図5に基づいて住情盤J2から呼出があった
場合の管理人室機SM1の処理について説明する。
【0028】管理人室機SM1のマイクロプロセッサ
(MPU)1は、玄関機EP、住情盤(住戸機)Jある
いは管理室のドアホン(図示せず)から呼出信号を受信
しているかどうかを判断し(S1)、呼出信号を受信し
ていない場合には図6に示す後述の以下の処理を実行
する。S1で呼出信号を受信していると判断した場合に
は、その信号が住情盤Jからの信号かどうかを判断し
(S3)、住情盤Jからの信号でない場合、すなわち玄
関機EP又は管理室のドアホンの場合にはそれぞれ対応
する通話処理を実行する(S5)。ここで、通話処理と
は前述のインターホンの基本動作説明で示した処理のこ
とである。
【0029】S3で住情盤Jからの信号であると判断し
た場合には、その住戸からの呼出が要呼出、すなわち管
理人が不在の場合に管理人に呼出があったことを知らせ
る必要があるような緊急性のある呼出であるか否かを判
別するための所定時間(例えば30秒)計時用のタイマ
をオンする(S7)。その後、所定時間内にハンドセッ
ト22が取り上げられたかどうかを判断し(S9)、ハ
ンドセット22が取り上げられた場合には呼出元の住情
盤との通話処理を行い(S5)、タイマをクリアする
(S19)。また、管理人室機SM1側で所定時間内に
ハンドセット22が取り上げられない場合には、住戸側
で住情盤Jのハンドセット39を戻した場合に発信され
る呼出終了信号を受信したがどうかを判断し(S1
1)、この信号を受信した場合にはタイマをクリアする
(S19)。
【0030】S11で呼出終了信号を受信していないと
判断した場合には、予め設定された所定時間が経過した
かどうかを判断し(S13)、所定時間が経過していな
い場合にはS9以降の処理を繰り返す。S13で所定時
間が経過したと判断した場合には、呼出のあった住情盤
Jの住戸番号と現時刻をRAM7に記憶させ(S1
5)、メモリ灯11gを点灯させ(S17)、タイマを
クリアする(S19)。
【0031】以上は管理人室機SM1の処理の説明であ
るが、居住者の操作としては、管理人を呼び出したが管
理人が不在の場合にどうしても連絡を取りたいときに
は、住情盤Jから管理人室機SM1を呼び出して、管理
人が出ない場合でも呼出状態(住情盤のハンドセット3
9を取り上げた状態)を所定時間以上維持させる。これ
により管理人室機SM1では、タイマが所定時間経過し
たこと、すなわち呼出状態が要連絡を意味することを判
別し、メモリ灯11gが点灯することになるので、管理
人が外出から戻りメモリ灯11gの点灯を見ることによ
り、管理人と連絡をとりたい住戸があることを知るので
ある。
【0032】次に、図6に基づいて管理人が不在時およ
び不在であった管理人が戻った場合における管理人室機
SM1の処理を説明する。ハンドセット22が取り上げ
られたかどうかを判断し(S21)、ハンドセット22
が取り上げられてないと判断した場合には、メモリスイ
ッチの入力があったかどうかを判断する(S23)。こ
こでメモリスイッチとは要連絡の住戸を知るために、テ
ンキー13からの予め設定されたコード番号のことをい
う。S23の判断において、メモリスイッチの入力が無
いと判断した場合には、RAM7のデータを一括消去を
指示する一括消去入力があったかどうかを判断し(S3
1)、一括消去入力がないと判断した場合にはそのまま
の状態を保持して、図5の処理に戻る。以上のべたS2
1以降の処理は管理人が不在の状態、あるいは在室して
いても管理人室機SM1になんらの操作も加えていない
場合の処理である。
【0033】S31において一括消去入力があったと判
断した場合には、RAM7に記憶されているデータをク
リアして(S33)、メモリ灯11gを消灯する(S4
9)。S23の判断においてメモリスイッチの入力があ
ったと判断した場合には、RAM7に記憶されているデ
ータから最初の住戸番号を読み出し表示器9に住戸番号
及び時刻を表示する(S25)。このとき、住戸番号の
みの表示でもよい。
【0034】表示器9に住戸番号及び時刻を表示した
後、次表示スイッチ15cからの入力があったかどうか
を判断し(S27)、入力があった場合にはRAM7に
記憶されている次のデータを読み出して表示器9に表示
する(S29)。S27において次表示スイッチ15c
の入力がないと判断したときには、S31に進み、以降
は前述の通りの処理を行う。なお、次表示スイッチ15
cが所定時間、例えば10秒間操作されないか、もしく
は他の操作、例えばハンドセットを取り上げると、表示
器9の表示は自動的に消去され、RAM7に記憶されて
いる住戸番号を表示する動作は終了する。
【0035】以上述べたS23においてメモリスイッチ
の入力があったと判断した以降の処理は、管理人が外出
から戻り、メモリ灯11gの点灯に気が付いたとき管理
人が行う操作に基づく処理である。この場合の管理人の
操作としては、メモリ灯11gの点灯に気が付くと、メ
モリスイッチとしてのコード番号の入力を行い、表示器
9に表示される呼出のあった住戸番号を確認し、さらに
次表示スイッチ15cをオンして他の住戸からの呼出が
なかったかどうかを確認する。このような操作によっ
て、管理人は呼出があった住戸番号を簡単に知ることが
できるのである。
【0036】S21においてハンドセット22の取り上
げがあったと判断した場合には、住戸番号の入力があっ
たかどうかを判断し(S35)、入力があった住戸番号
を表示器9に表示し(S37)、呼出スイッチ15hが
オンされると住戸番号で指定された住情盤、例えば住情
盤J2に呼出信号を送信して住戸呼出処理を行い(S3
9)、通話があったかどうかを判断する(S41)。S
41の通話があったかどうかの判断としては、管理人室
機SM1からの呼出信号により住情盤J2のハンドセッ
ト39が取り上げられ、管理人機SM1と住情盤J2と
の間で通話可能状態となった後、管理人室機SM1又は
住情盤J2のいずれかのハンドセット22,39が戻さ
れて通話状態が終了したときに通話があったものと判断
する。
【0037】S41において通話があったと判断する
と、S35で入力された住情盤J2の住戸番号がRAM
7に記憶されているか判別し(S43)、RAM7に記
憶されている場合には、その住戸と連絡が取れたと判断
してその住戸番号と時刻データをRAM7から消去する
(S45)。S45の処理のあとRAM7に他の住戸番
号のデータがあるかどうかを判断し(S47)、データ
がなければメモリ灯11gを消灯する(S49)。な
お、S35において住戸番号の入力が無いと判断した場
合、S41において通話が無いと判断した場合、S43
でS35の処理により入力された住情盤J2の住戸番号
がRAM7に記憶されてないと判断した場合、またはS
47でRAM7に他のデータが記憶されてないと判断し
た場合の各場合にはS1の処理に戻る。
【0038】以上述べたS21においてハンドセット2
2を取り上げたと判断した以降の処理は、管理人が管理
人室機SMから住情盤Jに連絡をする場合の処理である
が、管理人の操作としては、前述したS23以降の処理
で呼出要求のあった住戸に連絡をする場合には、S23
以降の処理で表示器9に表示された住戸番号をテンキー
13から入力して呼出スイッチ15hを押し、相手が出
て通話可能状態となり、その後ハンドセット22又は3
9が戻されれば、当該住戸番号はRAM7から自動的に
消去される。したがって、管理人はデータ消去のための
操作をする必要はない。なお、管理人が居住者と連絡を
取るために入力した番号がRAM7に記憶されている番
号でない場合にはRAM7のデータは消去されることは
ない。
【0039】以上のように、本実施の形態によれば、住
情盤Jから管理人室機SM1へ連絡した場合において、
管理人が不在等の理由により通話ができなかった場合で
も、管理人室機SM1にどの住情盤Jから呼出があった
かという履歴を残すことができ、管理人が外出から戻っ
た際に直ぐに連絡可能となるので、円滑に連絡の取り合
いができる。また、本実施の形態においては、管理人室
機SM1のRAM7に住戸番号のみならず時刻まで記憶
して、表示器9に表示するようにしたので、管理人とし
ても何時の情報であるかが分かり好都合である。
【0040】なお、上記の実施の形態においては、RA
M7の住戸データをコード入力により消去する方法とし
て一括消去の例を示したが、消去したい住戸番号だけ個
別に消去できるようにしてもよい。この場合、例えばS
25の処理により住戸番号を表示器9に表示している時
に取消コードをテンキー13から入力することにより、
表示中の住戸番号のデータをRAM7から消去するよう
にしてもよい。
【0041】また、上記実施の形態においては、メモリ
スイッチをオンする場合、RAM7からのデータを一括
又は個別に消去する場合の操作としてテンキーからの入
力の例を示したが、これらについてもRAM7から呼出
情報を読み出し表示させるためのメモリスイッチ、一括
消去スイッチ、個別消去スイッチとして独立スイッチを
設けるようにしてもよい。
【0042】さらに、上記実施の形態においては、RA
M7にデータ(住戸番号)が記憶されている場合にはそ
のデータの数が単数複数に拘わらずメモリ灯11gを単
に点灯する構成であったが、メモリ灯11gの点灯を点
滅と連続点灯の2種類とし、これによりRAM7に記憶
しているデータ数を識別できるようにしてもよい。
【0043】また、上記実施の形態においては、住情盤
Jからの呼出に対して管理人室機SM1が予め設定され
た所定時間出ない場合に呼出のあった住戸番号を管理人
室機SM1側に記憶するようにしたが、住情盤Jにメモ
リセットスイッチを設け、このメモリセットスイッチを
押せば所定時間経過しない場合であっても呼出のあった
住戸番号を管理人室機SM1側に記憶できるようにして
もよい。このようにすれば、管理人室機SMが通話中の
場合などに管理人室機SMの通話が終了した時期を見計
らって再度住戸側から管理人室機SMを呼び出す必要が
なくなり便利である。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下のような効果を奏する。
【0045】住戸機から管理人室機に対する呼び出しが
あったことを示す呼出情報を記憶する記憶手段と、該記
憶手段に記憶されている呼出情報を読み出して表示する
第1の表示手段とを備えたことにより、管理人が不在の
場合に住戸機から管理人室機への呼び出しがあったこと
を管理人に知らせることができるようになり、各住戸の
住人と管理人との円滑なコミュニケーションが可能とな
る。
【0046】また、第1の表示手段を管理人室機に設け
るようにしたので、部品の共通化等により装置のコスト
低減を図ることができる。
【0047】さらに、記憶手段は、住戸機からの呼出状
態が所定時間継続したときに呼出情報を記憶するように
したことにより、居住者は何等の追加の操作をすること
なく呼出情報を管理人室機に記憶させることができ、操
作忘れなどがなくなり便利である。
【0048】また、記憶手段は、複数の呼出情報を記憶
できるようにしたので、複数の住戸機からの呼出があっ
た場合にも対応可能となり、複数の住戸機からの呼出の
可能性のある管理人の不在時間が長い場合に便利であ
る。
【0049】さらに、第1の表示手段は、記憶手段に記
憶されている呼出情報を順次に呼び出して順次に表示で
きる順次呼出機能を有するので、呼出要求のあった順序
を知ることができ便利である。
【0050】また、記憶手段に呼出情報が記憶されてい
ることを表示する第2の表示手段を備えたので、呼出情
報が記憶されているかどうかを一見して知ることがで
き、無用な操作の必要がなくなり便利である。
【0051】さらに、記憶手段に記憶されている呼出情
報にある住戸機を管理人室機が呼び出し、該管理人室機
と該住戸機との間で通話状態が終了したときに、該住戸
機に関する呼出情報を前記記憶手段から消去する応答消
去手段を備えたので、管理人はデータ消去のための操作
をする必要がなくなり便利である。
【0052】また、記憶手段に記憶されている呼出情報
を呼出情報単位で個別に消去する個別消去手段を備えた
ので、たとえば管理人が呼出情報にある住戸の居住者と
偶然にであったような場合に不要となった呼出情報のみ
を消去できるので便利である。
【0053】さらに、記憶手段に記憶されている呼出情
報を一括して消去する一括消去手段を備えたので、全て
の呼出情報を一つの操作で消去でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインターホン設備全体の系統図
である。
【図2】管理人室機のブロック図である。
【図3】管理人室機の概略の構成を示す外観構成図であ
る。
【図4】住情盤の概略の構成を示す外観構成図である。
【図5】管理人室機の処理フローチャートである。
【図6】管理人室機の処理フローチャートである。
【符号の説明】
J1〜Jn 住情盤 TC 通話制御装置 VC 映像制御装置 EP1,EP2 玄関機 SM1,SM2 管理人室機 SMP 管理室親機 1 マイクロプロセッサ 7 住戸番号(更には日時)を記憶するランダムアクセ
スメモリ 9 表示器 11 各種表示灯 13 テンキー 15 各種スイッチ 22,39 ハンドセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都田 崇 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 Fターム(参考) 5K038 AA05 CC13 DD07 DD12 FF01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも管理人室機と複数の住戸機と
    を有するインターホン設備において、 前記住戸機から前記管理人室機に対する呼び出しがあっ
    たことを示す呼出情報を記憶する記憶手段と、該記憶手
    段に記憶されている呼出情報を読み出して表示する第1
    の表示手段と、を備えたことを特徴とするインターホン
    設備。
  2. 【請求項2】 前記第1の表示手段は前記管理人室機に
    設けられていることを特徴する請求項1記載のインター
    ホン設備。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、住戸機からの呼出状態
    が所定時間継続したときに前記呼出情報を記憶すること
    を特徴する請求項1又は2記載のインターホン設備。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、複数の呼出情報を記憶
    できることを特徴する請求項1〜3のいずれかに記載の
    インターホン設備。
  5. 【請求項5】 前記第1の表示手段は、前記記憶手段に
    記憶されている呼出情報を順次に呼び出して順次に表示
    できる順次呼出機能を有することを特徴する請求項4記
    載のインターホン設備。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に呼出情報が記憶されてい
    ることを表示する第2の表示手段を有することを特徴す
    る請求項1〜5のいずれかに記載のインターホン設備。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段に記憶されている呼出情報
    にある住戸機を前記管理人室機が呼び出し、該管理人室
    機と該住戸機との間で通話状態が終了したときに、該住
    戸機に関する呼出情報を前記記憶手段から消去する応答
    消去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載のインターホン設備。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段に記憶されている呼出情報
    を呼出情報単位で個別に消去する個別消去手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のイン
    ターホン設備。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に記憶されている呼出情報
    を一括して消去する一括消去手段を備えたことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載のインターホン設
    備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002152395A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Aiphone Co Ltd ナースコール装置
JP2007266792A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nohmi Bosai Ltd インターホンシステム
JP7452966B2 (ja) 2019-09-30 2024-03-19 ホーチキ株式会社 防災監視システム

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