JPH0964989A

JPH0964989A - 集合住宅監視通話システム

Info

Publication number: JPH0964989A
Application number: JP21771695A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Hisamatsu; 伸夫久松
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1995-08-25
Filing date: 1995-08-25
Publication date: 1997-03-07

Abstract

(57)【要約】【課題】時間帯により、ロビーインターホンからの各
住戸への呼び出しに、警報監視盤が代わりに応対するこ
とができるようにする。【解決手段】クロックタイマ手段Ｔを備え、このクロ
ックタイマ手段Ｔが昼間モードに設定されているときに
は、ロビーインターホン２から各住戸の住宅情報盤３へ
の呼び出しを禁止して、警報監視盤１を呼び出して通話
を行う一方、クロックタイマ手段Ｔが夜間モードに設定
されているときには、ロビーインターホン２から各住戸
の住宅情報盤３への呼び出しを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、アパート、マンシ
ョン等の集合住宅において好適に使用される集合住宅監
視通話システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近時の集合住宅では、各住戸に設置した
インターホン付きの住宅情報盤と、共同玄関に設置した
ロビーインターホンと、管理人室に設置したインターホ
ン付きの警報監視盤とを信号線を介して接続して構成さ
れた集合住宅監視通話システムが使用されている。

【０００３】このシステムの基本動作を説明すると、来
訪者はロビーインターホンから住戸番号を入力して住戸
を呼び出す。これに対して住戸の住宅情報盤では、呼出
音を鳴動させると同時に、玄関先の映像をモニタテレビ
に映し出す。ここで、ハンドセットを取り上げるなどし
て応答すると、玄関先の来訪者との通話が可能になるの
で、集合住宅内への立ち入りを許可するときには、ボタ
ン操作などにより共同玄関の解錠を指示すれば、警報監
視盤によって玄関に設置した電気錠などの解錠ができ
る。また、来訪者は管理人を呼び出すこともでき、この
場合も同様の操作をすれば、ロビーインターホンと警報
管理盤との通話、モニタを可能とする。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
集合住宅監視通話システムでは、ロビーインターホンか
ら住宅番号を入力すれば、警報監視盤を介さずに、常に
各住戸の呼び出しが出来るため、プライバシー保護の面
では望ましいが、住戸人が学生や女性のような場合に
は、防犯や管理面で問題が生じる上に、呼び出しに対し
て応答がないと留守であることが分かってしまうので、
防犯面で問題が残り、来訪者が伝言をする場合は、再
度、管理人室を呼び出してから管理人に伝える必要があ
った。

【０００５】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、時間帯により、ロビーインターホンから
の各住戸への呼び出しに、警報監視盤が代わりに応対す
ることができる集合住宅監視通話システムを提供するこ
とを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案され、請求項１の集合住宅監視通話シ
ステムは、クロックタイマ手段を備えて、このクロック
タイマ手段が昼間モードに設定されているときには、ロ
ビーインターホンから各住戸の住宅情報盤への呼び出し
を禁止して、警報監視盤を呼び出して通話を行う一方、
クロックタイマ手段が夜間モードに設定されているとき
には、ロビーインターホンから各住戸の住宅情報盤への
呼び出しを可能とする構成としている。

【０００７】これによって、ロビーインターホンから各
住戸を指定して個別呼び出しをしたときに、昼間モード
設定動作時は、各住戸への個別呼び出しを禁止して、警
報監視盤を呼び出して応対するので、防犯効果が向上す
る。ここに、クロックタイマ手段は、２４時間を計時で
きるとともに、昼間モードあるいは夜間モードの設定を
可能にし、呼び出しがあったときに現在のモードを認識
できるものである。なお、これらのモードの時間帯は、
必ずしも継続した時間帯でなくてもよい。つまり、昼間
モードの時間帯を、例えば１０：００〜１２：００と１
３：００〜１８：００といった２つに分割して、それ以
外の時間帯では夜間モードの動作を行うようにしてもよ
い。

【０００８】請求項２の集合住宅監視通話システムは、
請求項１に記載のクロックタイマ手段が警報監視盤に設
けられており、昼間モード、夜間モードの時間設定を可
能とする構成としている。警報監視盤では、管理人が管
理目的に応じてファンクションキー等を操作し、クロッ
クタイマ設定モードに設定して、昼間モード、夜間モー
ドの時間帯を自由に設定することができる。

【０００９】請求項３の集合住宅監視通話システムは、
請求項１あるいは２に記載の警報監視盤に住戸の呼出表
示手段を設け、この呼出表示手段には、ロビーインター
ホンが呼び出した住戸番号を表示確認できる構成として
いる。これによって、警報監視盤では、昼間、夜間モー
ドを問わずに、常にロビーインターホンからの呼び出し
先の住戸が監視出来る。この呼出表示手段は、液晶表示
部、ＬＥＤランプなどで構成される。

【００１０】請求項４の集合住宅監視通話システムは、
請求項１〜３に記載のシステムにおいて、ロビーインタ
ーホンにテレビカメラを備えるとともに、警報監視盤、
及び各住戸に設置された住宅情報盤にはモニタテレビを
備えて、テレビインターホン集合住宅監視通話システム
を構成しており、昼間モードの動作中にあるときに、ロ
ビーインターホンからの各住戸の住宅情報盤への呼び出
しに対応して、警報監視盤から呼び出された住宅情報盤
を呼び出して通話を行っている期間は、ロビーインター
ホンに設置されたテレビカメラで撮像した来訪者の映像
を、呼び出された住宅情報盤に設置したモニタテレビに
映し出して確認出来る構成としている。

【００１１】これによって、警報監視盤からロビーイン
ターホンから呼び出しのあった住戸に対して、呼び出し
を行い通話しているときには、住戸側で来訪者の姿が自
動的に確認出来るので、警報監視盤に対して来訪者への
対応を適切かつ迅速に指示することが出来る。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。図１は、本発明に係
る集合住宅監視通話システムの基本構成を示したブロッ
ク図である。管理人室等に設置した警報監視盤１と、共
同玄関に設置したロビーインターホン２と、各住戸に設
置した住宅情報盤３とは、制御線Ｌ１、通話線Ｌ２、映
像線Ｌ３を介して接続されており、それぞれの間での通
話を可能とするとともに、ロビーインターホン２におい
て撮像した映像を、警報監視盤１が警報監視盤自身、あ
るいは、警報監視盤１から映像制御盤４、映像分配器５
を介して、呼び出した住宅情報盤３に映し出しできるよ
うになっている。

【００１３】管理人室、警備室などに設置された警報監
視盤１には、この警報監視盤１とともにシステム全体を
制御する信号処理部１１と、伝送回路１２と、マイクＭ
Ｃ１及びスピーカＳＰ１を備えた通話回路１３と、通話
線Ｌ２の切換制御を行う回線制御部１４と、玄関先の映
像を映し出すモニタテレビ１５と、映像伝送回路１６
と、呼出表示手段としてロビーインターホン２が呼び出
した住宅番号などを表示する表示部１７と、ファンクシ
ョンキーやテンキー等で構成されたキー操作部１８と、
ＲＯＭやＲＡＭ等で構成された記憶部１９と、クロック
タイマ手段として昼間モードあるいは夜間モードを設定
するクロックタイマＴなどを備えている。

【００１４】共同玄関先などに設置されたロビーインタ
ーホン２は、警報監視盤１と同じ様な構成になってお
り、このロビーインターホン２を制御する信号処理部２
１と、伝送回路２２と、マイクＭＣ２及びスピーカＳＰ
２を備えた通話回路２３と、回線制御部２４と、来訪者
の映像を撮像するテレビカメラ２５と、映像伝送回路２
６と、表示部２７と、キー操作部２８と、ＲＯＭやＲＡ
Ｍ等で構成された記憶部２９などを備えている。

【００１５】各住戸に設置した住宅情報盤３には、この
住宅情報盤３を制御する信号処理部３１と、伝送回路３
２と、マイクＭＣ３及びスピーカＳＰ３を備えた通話回
路３３と、回線制御部３４と、モニタテレビ３５と、映
像伝送回路３６と、ＥＥＰＲＯＭ等で構成され、予め住
宅番号などを記憶した記憶部３７と、感知器Ｓ等からの
異常検知信号を受信するためのＩＯポート３８などを備
えている。

【００１６】次に、集合住宅監視通話システムの基本動
作を図２とともに説明する。予め、警報監視盤１に設け
られたクロックタイマＴに、昼間モードと夜間モードの
時間帯（例えば、昼間モードを９：００〜１７：００、
夜間モードを１７：００〜９：００）を設定しておく。
このクロックタイマＴは、必ずしも警報監視盤１に設け
る必要はなく、ロビーインターホン１に設けて、このモ
ードを示すデータを警報監視盤１に伝送するようにして
もよい。

【００１７】来訪者はロビーインターホン２から、キー
操作部２８を操作して住宅番号を入力する。すると、通
話要求信号が制御線Ｌ１に送出され、警報監視盤１が呼
出のあった住宅情報盤３を判別し、表示部１７に住宅番
号を表示して呼び出した住戸を確認できるようにする。
このとき、信号処理部１１では、クロックタイマＴの設
定を判別し、昼間モードに設定されているときには、指
定された住宅情報盤３の呼び出しを禁止して、警報監視
盤１の通話回路１３によって、ロビーインターホン２と
の通話を行うとともに、警報監視盤１のモニタテレビ１
５に来訪者の映像を映し出す。この通話で管理人は来訪
者の用件を聞き、住戸人に取り次ぐ必要があるときに
は、ロビーインターホン２との通話を一旦保留状態に
し、指定された住宅情報盤３を呼び出し来訪者の用件を
伝える。この通話中は、ロビーインターホン２に設置さ
れたテレビカメラ２５で撮像した来訪者の映像を、住宅
情報盤３のモニタテレビ３５に映し出すことができるの
で、住戸人は来訪者を確認し、面会を許可するときに
は、その旨を管理人に伝える。

【００１８】管理人は、住宅情報盤３との通話が終了す
ると、ロビーインターホン２の保留状態を解除して、来
訪者に住戸人の意向を伝え、必要に応じて共同玄関６の
電気錠などを解錠する。一方、ロビーインターホン２か
ら呼び出しを受けたときに、クロックタイマＴの設定が
夜間モードであったときには、管理人等の応対時間以外
であることから、従来と同様に各住戸の住宅情報盤３へ
の直接の呼び出しを可能とする。

【００１９】次に、集合住宅監視通話システムにおける
警報監視盤１の基本動作を図３のフローチャート（ステ
ップ１００〜１２１）を用いて説明する。この図には、
ロビーインターホン２において、住宅番号を入力して住
戸を呼び出したときの動作を示しており、呼び出しがあ
るとクロックタイマＴのモード設定を参照して（ステッ
プ１００，１０１）、昼間モードのときにはステップ１
０２〜１１５の動作を、夜間モードのときにはステップ
１１６〜１２１の動作を行う。

【００２０】昼間モードのときには、ロビーインターホ
ン２の呼び出しに対して警報監視盤１が応対し、必要に
応じて警報監視盤１から住宅情報盤３を呼び出して、各
住戸の意向を聞いてから、共同玄関６の解錠などを行
う。なお、警報監視盤１から住宅情報盤３を呼び出した
ときには、通話線Ｌ２を切換制御して、ロビーインター
ホン２と住宅情報盤３が直接通話できるようにしてもよ
い。

【００２１】一方、夜間モードのときには、ロビーイン
ターホン２の呼び出しを住宅情報盤３が直接応対するよ
うにする。以上には、昼間の来訪者に対して管理人など
が応対する場合を説明したが、夜間に警備を強化するよ
うな場合には、昼間モードと夜間モードの動作を逆にす
るようにしてもよい。つまり、昼間モードの動作中にあ
るときには、ロビーインターホン２から各住戸の住宅情
報盤３に対する直接の呼び出しを可能とし、夜間モード
の動作中にあるときには、ロビーインターホン２からの
呼び出しの全てを警報監視盤１で応対するようにする。

【００２２】

【発明の効果】以上の説明から理解できるように、請求
項１に記載の集合住宅監視通話システムによれば、ロビ
ーインターホンから各住戸を指定して個別呼び出しをし
たときに、昼間は、管理人室などに設置された警報監視
盤が応対するので、各住戸はいちいち呼び出しに応対す
る必要がなくなり、不要な訪問販売に対しても適切な対
応がとれる。また、留守中であっても、管理人などが代
わりに応対するので、伝言を聞いておくことが出来ると
ともに、防犯効果も向上する。よって、治安が余り良く
ないマンションシステムや、学生寮や女子寮などには極
めて有効となる。

【００２３】請求項２に記載の集合住宅監視通話システ
ムによれば、警報監視盤において自由に、昼間モード、
夜間モードの時間帯を設定できるので、昼夜にかかわら
ず管理人などの応対時間にあわせて、これらの時間帯を
設定することができる。請求項３に記載の集合住宅監視
通話システムによれば、警報監視盤では、常にロビーイ
ンターホンが呼び出した住戸番号を表示するので、昼
間、夜間モードを問わずに、呼び出し先の住戸を監視す
ることが出来る。

【００２４】請求項４の集合住宅監視通話システムによ
れば、警報監視盤がロビーインターホンからの呼び出し
に応対した後、住戸を呼び出して通話しているときに
は、住宅情報盤側では来訪者を映像で確認出来るので、
適切かつ迅速な対応を警報監視盤側に対して伝えること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る集合住宅監視通話システムの基本
構成を示すブロック図である。

【図２】本発明に係る集合住宅監視通話システムの基本
動作を説明するための図である。

【図３】本発明に係る集合住宅監視通話システムの警報
監視盤の基本動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１・・・警報監視盤１１・・・信号処理部１２・・・伝送回路１３・・・通話回路１５・・・モニタテレビ１７・・・表示部（呼出表示手段）Ｔ・・・クロックタイマ（クロックタイマ手段）２・・・ロビーインターホン２１・・・信号処理部２２・・・伝送回路２３・・・通話回路２５・・・テレビカメラ３・・・住宅情報盤３１・・・信号処理部３２・・・伝送回路３３・・・通話回路３５・・・モニタテレビ４・・・映像制御盤５・・・映像分配器６・・・共同玄関Ｌ１・・・制御線Ｌ２・・・通話線Ｌ３・・・映像線

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】警報監視盤、住宅情報盤、ロビーインター
ホンを備えた集合住宅監視通話システムにおいて、クロックタイマ手段を備え、このクロックタイマ手段が昼間モードに設定されている
ときには、上記ロビーインターホンから各住戸の住宅情
報盤への呼び出しを禁止して、警報監視盤を呼び出して
通話を行う一方、上記クロックタイマ手段が夜間モードに設定されている
ときには、上記ロビーインターホンから各住戸の住宅情
報盤への呼び出しを可能とする構成とした集合住宅監視
通話システム。
【請求項２】上記クロックタイマ手段は、警報監視盤に
設けられており、昼間モード、夜間モードの時間設定を
可能とする構成とした請求項１に記載の集合住宅監視通
話システム。
【請求項３】上記警報監視盤には、住戸の呼出表示手段
を設け、この呼出表示手段には、上記ロビーインターホ
ンが呼び出した住戸番号を表示確認できる構成とした請
求項１あるいは２に記載の集合住宅監視通話システム。
【請求項４】請求項１〜３に記載の集合住宅監視通話シ
ステムは、上記ロビーインターホンにテレビカメラを備
えるとともに、上記警報監視盤、及び各住戸に設置され
た住宅情報盤にはモニタテレビを備えて、テレビインタ
ーホン集合住宅監視通話システムを構成しており、昼間モードの動作中にあるときに、上記ロビーインター
ホンからの各住戸の住宅情報盤への呼び出しに対応し
て、警報監視盤から呼び出された住宅情報盤を呼び出し
て通話を行っている期間は、上記ロビーインターホンに
設置されたテレビカメラで撮像した来訪者の映像を、呼
び出された住宅情報盤に設置したモニタテレビに映し出
して確認出来る構成とした集合住宅監視通話システム。