JPH09282584A - 集合住宅監視システム - Google Patents

集合住宅監視システム

Info

Publication number
JPH09282584A
JPH09282584A JP9801696A JP9801696A JPH09282584A JP H09282584 A JPH09282584 A JP H09282584A JP 9801696 A JP9801696 A JP 9801696A JP 9801696 A JP9801696 A JP 9801696A JP H09282584 A JPH09282584 A JP H09282584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
alarm
notification message
panel
signal line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9801696A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Matsuo
綾子 松尾
Osamu Tanaka
修 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9801696A priority Critical patent/JPH09282584A/ja
Publication of JPH09282584A publication Critical patent/JPH09282584A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】火災発生時に警報監視盤から予め登録した報知
メッセージを自動的に伝送することで、住宅情報盤から
そのメッセージを出力させて、警報監視盤における作業
を簡略化させるとともに、住宅情報盤からの報知メッセ
ージの出力を任意に且つ低コストで行えるようにする。 【解決手段】警報監視盤Aと住宅情報盤Bとは、多重信
号線L2とは異なる別の音声用信号線L1で接続され、
警報監視盤Aは、火災発生時の報知メッセージを登録し
た音声発生回路11と、この報知メッセージを変調して
音声用信号線L1に出力する音声変調部12とを備える
一方、住宅情報盤Bは、音声用信号線L1を通じて伝送
されて来る報知メッセージを復調する音声復調部21を
備えて、いずれかの住戸に設置された火災感知器Sが発
報したときには、警報監視盤Aは、音声発生回路11を
作動して、音声用信号線L1を通じて、予め設定された
住戸に設置した住宅情報盤Bに報知メッセージを伝送さ
せ、報知メッセージを出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各住戸から音声メ
ッセージによって警報を出力する構成の集合住宅監視シ
ステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からマンションなどの集合住宅で
は、各住戸に火災感知器などのセキュリティーセンサー
を接続した住宅情報盤を設置し、この住宅情報盤を管理
人室などに設置された警報監視盤に接続して、集中監視
システムを構成している。図5にこの種のシステムの構
成を示す。
【0003】管理人室等に設置された警報監視盤Aは、
多重信号線Laと通話線Lbを介して、各住戸の住宅情
報盤Bを接続しており、警報監視盤Aでは、常に各住戸
に火災発生などの異常がないかを監視するとともに、各
住戸とのインターホン通話を可能としている。各住戸の
住宅情報盤Bは、アラームユニットCを一体化させた構
造になっており、アラームユニットCに感知器回線Ls
を介して接続した火災感知器Sの状態を監視する。ま
た、住宅情報盤Bは、各住戸の玄関先などに設置された
ドアホン子器Dを信号線Leを介して接続し、ドアホン
子器Dからの呼出に対し応答できるようになっている。
【0004】このような構成において、各住戸に設置さ
れた火災感知器Sのいずれかが発報したときには、アラ
ームユニットCがこれを検知し、火災感知器Sの発報を
ランプ表示やアラーム音の出力などによって住戸人に知
らせる。このとき同時に、住宅情報盤Bは、警報監視盤
Aに発報信号を送信し、これを受けた警報監視盤Aでは
警報を出力し、管理人などに発報した住戸の確認を促
す。
【0005】この結果、管理人などは、住戸からの発報
が誤報などではなく実際の火災によるものと判断すれ
ば、この警報監視盤Aに接続された非常放送設備(不図
示)を使用して、マイクにより音声用信号線を通じて、
各住戸や廊下などの共用部分に設置されたスピーカか
ら、音声メッセージで初期消火の指示や避難誘導を行
う。また、近時では、警報監視盤Aから住宅情報盤Bに
制御信号を送信し、各住宅情報盤Bに内蔵された音声合
成回路(IC)を作動してメッセージを作成し、避難誘
導などを行うことも可能としている。
【0006】なお、このような集合住宅監視システムで
は、通常の監視中は、通話システムとしても機能してお
り、各住戸の住宅情報盤Bが、共同玄関などに設置さ
れ、多重信号線Lcと通話線Ldとを通じて警報監視盤
Aに接続されたロビーインターホンEから、住戸番号の
入力操作などによって呼び出されると、これに応答すれ
ば、通話線Ld,Lbを介して通話ができるようになっ
ている。
【0007】その後、住宅情報盤B側では、ロビーイン
ターホンEの操作者を招き入れるときには、ボタン操作
などによって、多重信号線Laを通じて制御信号を警報
監視盤Aに出力し、警報監視盤Aによって共同玄関の電
気錠(不図示)などを解錠させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
集合住宅監視システムでは、非常放送設備を備えている
場合、警報監視盤を操作する管理人は、火災発生場所の
確認と、非常放送設備を使用した避難誘導などを合わせ
て行わなければならず、また、火災発生場所との位置関
係やフロア毎などに、異なる避難経路や避難場所などを
指示しなければならないため、パニックに陥った状況で
は特に、これらの作業を正確に実施するのは困難であっ
た。
【0009】また、非常放送設備を備えずに、各住宅情
報盤の音声合成回路によって報知メッセージを出力する
場合は、それぞれの住宅情報盤に音声合成回路を備えな
ければならないため、コストがかかるという問題があ
り、また、音声合成回路では、1語ずつの組合せによっ
て人工的に作り出した音声か、予約した音声のみしか出
力できないので、報知メッセージ内容の拡張性に欠けて
いた。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、火災発生時に警報監視盤から予め登録した報
知メッセージを自動的に伝送することで、住宅情報盤か
らそのメッセージを出力させて、警報監視盤における作
業を簡略化させるとともに、住宅情報盤からの報知メッ
セージの出力を任意に且つ低コストで行える集合住宅監
視システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る集合住宅監視システムでは、以下のよ
うな手段を備える。請求項1では、警報監視盤と住宅情
報盤とは、多重信号線とは異なる別の音声用信号線で接
続され、警報監視盤は、火災発生時の報知メッセージを
登録した音声発生回路と、この音声発生回路から出力さ
れる報知メッセージを変調して、音声用信号線に出力す
る音声変調部とを備える一方、住宅情報盤は、音声用信
号線を通じて伝送されて来る変調された報知メッセージ
を復調する音声復調部を備えて、いずれかの住戸に設置
された火災感知器が発報したときには、警報監視盤は、
音声発生回路を作動して、音声用信号線を通じて、予め
設定された住戸に設置した住宅情報盤に報知メッセージ
を伝送させて、報知メッセージを出力させる。このよう
に、報知メッセージを変調させて伝送することによっ
て、音声アンプ出力そのままの場合とは異なり、長距離
伝送となっても、報知メッセージがノイズ等の影響を受
けることがない。
【0012】なお、住宅情報盤は、警報監視盤に接続さ
れる端末機器のうちの1つであり、火災感知器は、住宅
情報盤に接続されたアラームユニットに接続されたセキ
ュリティーセンサーのうちの1つである。セキュリティ
ーセンサーとして、この他にガス検知器や防犯センサー
などを接続することもできる。請求項2では、請求項1
において、音声用信号線と多重信号線を1つの多重監視
線によってまとめ、制御信号と報知メッセージとを重畳
させて伝送する。これによって、警報監視盤と住宅情報
盤の間に新たな配線を施さなくても、報知メッセージが
伝送できる。この場合、時分割多重伝送方式などが使用
されるが、報知メッセージがあるときには、制御信号に
優先して報知メッセージを伝送するようにしてもよい。
【0013】請求項3では、警報監視盤は、火災発生時
の報知メッセージを登録した音声発生回路と、この音声
発生回路から出力される報知メッセージを変調して、通
話線に出力する音声変調部と、通話線に接続され、イン
ターホン通話のための通話回路と音声発生回路とを切替
える通話/音声切替手段を備える一方、住宅情報盤は、
通話線を通じて伝送されて来る変調された報知メッセー
ジを復調する音声復調部を備えて、いずれかの住戸に設
置された火災感知器が発報したときには、警報監視盤
は、通話/音声切替手段を作動し、音声発生回路を通話
線に接続して、予め設定された住戸に設置した住宅情報
盤に報知メッセージを伝送させて、報知メッセージを出
力させる。これによって、警報監視盤から住宅情報盤
に、報知メッセージをインターホン通話のための通話線
を使用して伝送することが出来る。
【0014】請求項4では、請求項1〜3のいずれかに
おいて、警報監視盤には、音声発生回路によって出力さ
れる報知メッセージを登録する手段を更に備えている。
ここに、この登録手段には、音声合成回路や、管理人な
どの肉声を登録した磁気テープやICメモリなどがあ
る。また、警報監視盤は、音声を登録するためのマイク
や登録モード設定キーなどを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明の請求項
1に記載の集合住宅監視システムの構成の一例を示した
ブロック図である。管理人室などに設置された警報監視
盤Aは、CPU等で構成され各部を制御する信号処理部
10と、火災発生時の報知メッセージを予め登録した音
声発生回路11と、この音声発生回路11から出力され
る報知メッセージを変調して音声用信号線L1に出力す
る音声変調部12と、住宅情報盤Bから出力させる報知
メッセージを予め警報監視盤Aにおいて確認するための
スピーカSPaと、多重信号線L2を接続し、各住宅情
報盤Bとの伝送制御を行う多重伝送回路13と、通話線
L3を接続し、各住宅情報盤Bとのインターホン通話を
行うための通話回路14及びハンドセットHaと、テン
キー、モード設定スイッチ、住戸呼出ボタン等で構成さ
れた入力部15と、表示ランプや液晶画面、表示窓等で
構成された表示部16とを備える。
【0016】一方、各住戸に設置された住宅情報盤B
は、CPU等で構成され各部を制御する信号処理部20
と、音声用信号線L1を通じて伝送されて来る変調され
た報知メッセージを復調する音声復調部21と、多重信
号線L2に接続され、警報監視盤Aとの伝送制御を行う
多重伝送回路22と、通話線L3と接続され、警報監視
盤Bとのインターホン通話を行うための通話回路23及
びハンドセットHbと、警報監視盤Aから伝送されて来
た報知メッセージを出力するスピーカSPbとを備え、
1または複数の火災感知器Sを感知器回線Lsを介して
接続したアラームユニットCを接続している。
【0017】図示するように、警報監視盤Aと各住戸の
住宅情報盤Bとは、音声用信号線L1、多重信号線L
2、通話線L3を介して接続されており、本発明は、音
声用信号線L1を付加し、これによって、警報監視盤A
から住宅情報盤Bに変調された報知メッセージが伝送さ
れることに特徴を有している。また、多重信号線L2で
は、警報監視盤Aから住宅情報盤Bに制御信号、住宅情
報盤Bから警報監視盤Aに感知器Sの発報信号を伝送
し、通話線L3では、互いの音声信号を伝送する。
【0018】なお、各住宅情報盤Bは、警報監視盤Aに
対し、個別のアドレスを有した端末機器として構成され
ているので、警報監視盤Aからアドレスを指定した信号
を受信することによって制御される。このような構成に
おいて、いずれかの住戸で火災感知器Sが発報したとき
には、アラームユニットCはこれを検知し、火災感知器
Sが発報したことを警報として出力する。このとき同時
に、アラームユニットCと接続された住宅情報盤Bは、
多重信号線L2を介して、警報監視盤Aに発報信号を送
信し、これを受けた警報監視盤Aでは火災警報を出力
し、管理人などに発報した住戸を確認させる。
【0019】その後、火災の発生を確認すれば、警報監
視盤Aは多重信号線L2を介して、報知メッセージを出
力させるための制御信号を、予め設定された住戸の住宅
情報盤Bに送信した後に、音声発生回路11を作動し
て、音声用信号線L1を通じて、音声変調部12によっ
て変調した報知メッセージを伝送する。すると、上記制
御信号を受けた住宅情報盤Bでは、音声復調部21とス
ピーカSPbとを駆動しているので、音声用信号線L1
を通じて伝送されてきた報知メッセージを復調し、スピ
ーカSPbからそのメッセージを出力する。なお、報知
メッセージを出力する住戸には、火災が発生した住戸と
同じフロアの住戸や、直上階などの近隣住戸などがあ
る。
【0020】次に、請求項2に記載の集合住宅監視シス
テムの構成の一例を図2に示す。ここでは、図1に示し
た構成における音声用信号線L1と多重信号線L2を、
1つの多重監視線L4によってまとめた構成になってい
る。この場合、警報監視盤Aから住宅情報盤Bへは、制
御信号と、変調された報知メッセージとが重畳され、多
重監視線L4を介して伝送される。住宅情報盤Bでは、
制御信号により報知メッセージが送信される旨が通知さ
れれば、音声復調部21を作動させ、多重伝送回路22
によって、制御信号と分離された報知メッセージを復調
し、スピーカSPbから音声で出力する。
【0021】次に、請求項3に記載の集合住宅監視シス
テムの構成の一例を図3に示す。ここでは、図1の音声
用信号線L1や図2の多重監視線L4は設けず、インタ
ーホン通話のための通話線L3を、報知メッセージを出
力するために代用する。これを実現するために、警報監
視盤Aは、信号処理部10、音声発生回路11、音声変
調部12、スピーカSPa、多重伝送回路13、通話回
路14及びハンドセットHa、入力部15、表示部16
の他に、通話線L3に接続され、インターホン通話のた
めの通話回路14と音声変調部12(音声発生回路11
側)とを切替える通話/音声切替手段17を備える。
【0022】一方、住宅情報盤Bは、信号処理部20、
音声復調部21、多重伝送回路22、通話回路23及び
ハンドセットHb、スピーカSPbの他に、通話線L3
の接続を通話回路23と音声復調部21とで切り替える
通話/音声切替手段24を備える。このような構成で
は、インターホン通話時は、双方の通話/音声切替手段
17,24は、通話線L3を通話回路14,23に接続
し、ハンドセットHa,Hbによる通話を可能とする
が、いずれかの住戸に設置された火災感知器Sが発報
し、住宅情報盤Bから警報監視盤Aに、多重信号線L2
を介して発報信号が伝送されたときには、警報監視盤A
は、通話/音声切替手段17を作動し、音声発生回路1
1側に通話線L3を接続してから、予め設定された住戸
の住宅情報盤Bをアドレス指定して、変調した報知メッ
セージを伝送する。
【0023】住宅情報盤Bは、前もって制御信号を多重
信号線L2を介して受信し、通話/音声切替手段24を
音声復調部21側に切り替えているので、通話線L3を
介して伝送されてきた報知メッセージを復調し、スピー
カSPbから報知メッセージを出力することができる。
以上、本発明の3つの形態について説明したが、システ
ムの構成をこれら以外にすることもできる。例えば、警
報監視盤Bに非常放送設備(不図示)を接続している場
合では、音声発生回路11及び音声変調部12を、非常
放送設備が導出している音声用信号線に接続するととも
に、音声復調部21を、住宅情報盤Bや共用部のスピー
カ、中継器などに対応して備えればよい。
【0024】次に、警報監視盤Aへの報知メッセージの
登録について説明する。警報監視盤Aには、以上のどの
形態でも、音声発生回路11によって出力される報知メ
ッセージを登録する手段を備える(請求項4)。この登
録手段は、音声発生回路11に含まれており、音声合成
回路や、磁気テープ、ICメモリなどによって構成され
る。
【0025】管理人などは、予め入力部15を操作し
て、マイク(不図示)やハンドセットHaから、自己の
肉声や予め用意された音声を、登録(録音)することが
できる。これによって、火災が発生したときの報知メッ
セージの伝送対象が、いずれの住戸であったとしても、
個々の住宅情報盤Bに報知メッセージを登録しておく必
要がないので、漏れなくそのメッセージを出力させるこ
とができる。したがって、各住戸の住宅情報盤Bのそれ
ぞれに音声合成回路などを備える必要はなく、警報監視
盤Aに対してのみ、報知メッセージを登録すればよい。
【0026】次に、図4とともに、本発明システムの基
本動作の一例を説明する。ここでは、「1F104号
室」において火災が発生したときの例を示している。警
報監視盤A側では、火災の発生を確認し、入力部15の
確認ボタンを操作すると、報知メッセージの出力対象と
なる住宅情報盤Bに、音声復調部21を作動させるため
の制御信号を送信し、続いて、警報監視盤Aのスピーカ
SPaから、確認のために報知メッセージを出力した後
に、各住宅情報盤Bにアドレスを指定して、変調した報
知メッセージを伝送する。
【0027】これによって、警報監視盤Aは、アドレス
を指定し、制御信号を送信した住宅情報盤Bのみから、
報知メッセージを出力させることが出来る。即ち、フロ
アや住戸別などに、それぞれの住宅情報盤Bに対応し、
内容の異なった報知メッセージを出力させることが出来
る。なお、報知メッセージの伝送が終了したあとは、警
報監視盤Aから住宅情報盤Bに制御信号を送信して、音
声復調部21の作動を停止させればよい。
【0028】図中の報知メッセージは、音声合成回路に
よって作成されたものであり、火災発生場所(「1階1
04号室」)や避難経路(「東階段から」)などが、発
報信号を送信してきた住宅情報盤Bに対応してメッセー
ジ内に組み込まれている。また、報知メッセージは、警
報監視盤Bの音声発生回路11に、予め、各システムに
応じて固有名詞などを含めて自由に作成し、登録してお
くことができる。そして更に、火災の発生場所や報知メ
ッセージの出力場所、作動したセキュリティーセンサー
の種類などに応じても、複数種類のメッセージを予め登
録しておくこともできる。このような場合であれば、警
報監視盤Aは信号処理部10によって報知メッセージを
選択し、住宅情報盤Bに伝送することになる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に係る集合住宅監視システムによれば、以下の効果
を奏する。請求項1によれば、警報監視盤に予め、火災
発生時の報知メッセージを登録しておけば、住宅情報盤
の火災感知器が発報したときには、火災発生の確認後
に、音声発生回路から報知メッセージを自動的に、予め
定められた住宅情報盤に伝送することが出来る。そのた
め、警報監視盤の操作が簡略化され、管理人がパニック
に陥った場合でも、迅速かつ正確な避難誘導ができる。
【0030】また、警報監視盤から住宅情報盤に伝送さ
れる報知メッセージは、変調されるので、長距離伝送の
場合でも、報知メッセージがノイズ等の影響を受ける場
合がない。更に、報知メッセージは警報監視盤のみに登
録すればよいので、住宅情報盤に音声合成回路を備える
必要がなくなり、コストの低減が図れる。請求項2によ
れば、音声用信号線と多重信号線を1つにまとめ、制御
信号と報知メッセージとを重畳させて伝送することがで
きるので、警報監視盤と住宅情報盤の間に、新たな配線
を施す必要がなく、従来の多重信号線を使用して、警報
監視盤に登録した報知メッセージを住宅情報盤から出力
させることができる。
【0031】請求項3によれば、従来の通話線を使用
し、インターホン通話を行うときと、報知メッセージを
伝送するときとで、通話線の接続を切り替えることで、
警報監視盤から住宅情報盤に報知メッセージを伝送する
ことができる。請求項4によれば、警報監視盤に、音声
発生回路から出力する報知メッセージを自由に登録する
ことができるので、システム導入直後などの報知メッセ
ージの登録が容易になり、また、各システムに適合した
報知メッセージの登録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載の集合住宅監視システ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の請求項2に記載の集合住宅監視システ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の請求項3に記載の集合住宅監視システ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る集合住宅監視システムの基本動作
の一例を示す図である。
【図5】従来の集合住宅監視システムの基本構成を示す
図である。
【符号の説明】
A・・・警報監視盤 10・・・信号処理部 11・・・音声発生回路 12・・・音声変調部 13・・・多重伝送回路 14・・・通話回路 17・・・通話/音声切替手段 B・・・住宅情報盤 20・・・信号処理部 21・・・音声復調部 22・・・多重伝送回路 23・・・通話回路 24・・・通話/音声切替手段 C・・・アラームユニット S・・・火災感知器 L1・・・音声用信号線 L2・・・多重信号線 L3・・・通話線 L4・・・多重監視線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管理人室等に設置された警報監視盤に多重
    信号線、通話線を通じて、各住戸に設置された住宅情報
    盤などの端末機器を接続するとともに、この住宅情報盤
    には、火災感知器などのセキュリティーセンサーを接続
    したアラームユニットを接続して構成された集合住宅監
    視システムにおいて、 上記警報監視盤と、上記住宅情報盤とは、上記多重信号
    線とは異なる別の音声用信号線で接続され、 上記警報監視盤は、火災発生時の報知メッセージを登録
    した音声発生回路と、この音声発生回路から出力される
    報知メッセージを変調して、上記音声用信号線に出力す
    る音声変調部とを備えるとともに、 上記住宅情報盤は、上記音声用信号線を通じて伝送され
    て来る変調された報知メッセージを復調する音声復調部
    を備えており、 いずれかの住戸に設置された火災感知器が発報したとき
    には、上記警報監視盤は、上記音声発生回路を作動し
    て、上記音声用信号線を通じて、予め設定された住戸に
    設置した住宅情報盤に報知メッセージを伝送させて、報
    知メッセージを出力させる構成としている集合住宅監視
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記音声用信号線と、多重信号線を1つの多重監視線に
    よってまとめ、制御信号と報知メッセージとを重畳させ
    て伝送する構成としている集合住宅監視システム。
  3. 【請求項3】管理人室等に設置された警報監視盤に多重
    信号線、通話線を通じて、各住戸に設置された住宅情報
    盤などの端末機器を接続するとともに、この住宅情報盤
    には、火災感知器などのセキュリティーセンサーを接続
    したアラームユニットを接続して構成された集合住宅監
    視システムにおいて、 上記警報監視盤は、火災発生時の報知メッセージを登録
    した音声発生回路と、この音声発生回路から出力される
    報知メッセージを変調して、上記通話線に出力する音声
    変調部と、 上記通話線に接続され、インターホン通話のための通話
    回路と、上記音声発生回路とを切替える通話/音声切替
    手段を備えるとともに、 上記住宅情報盤は、上記通話線を通じて伝送されて来る
    変調された報知メッセージを復調する音声復調部を備え
    ており、 いずれかの住戸に設置された火災感知器が発報したとき
    には、上記警報監視盤は、上記通話/音声切替手段を作
    動し、上記音声発生回路を上記通話線に接続して、予め
    設定された住戸に設置した住宅情報盤に報知メッセージ
    を伝送させて、報知メッセージを出力させる構成として
    いる集合住宅監視システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 上記警報監視盤には、上記音声発生回路によって出力さ
    れる報知メッセージを登録する手段を更に備えている集
    合住宅監視システム。
JP9801696A 1996-04-19 1996-04-19 集合住宅監視システム Withdrawn JPH09282584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9801696A JPH09282584A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 集合住宅監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9801696A JPH09282584A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 集合住宅監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09282584A true JPH09282584A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14208042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9801696A Withdrawn JPH09282584A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 集合住宅監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09282584A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002251676A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Hochiki Corp 防災監視設備
JP2008134974A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用火災警報器、住宅用火災警報システム
JP2021057829A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002251676A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Hochiki Corp 防災監視設備
JP4615741B2 (ja) * 2001-02-22 2011-01-19 ホーチキ株式会社 防災監視設備
JP2008134974A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用火災警報器、住宅用火災警報システム
JP2021057829A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09282584A (ja) 集合住宅監視システム
JP3463234B2 (ja) 集合住宅警報監視統合システム
JPH11161884A (ja) 集合住宅警報監視統合盤
JPH0481998A (ja) ワイヤレス式集合住宅用監視通話システム
JP3520746B2 (ja) 集合住宅警報監視統合システム
JPH11161881A (ja) 集合住宅用警報監視システム
JP3273306B2 (ja) 集合住宅用警報監視統合盤及びこれを用いた集合住宅用警報監視統合システム
JP4007328B2 (ja) 集合住宅用監視・通話システム
JP3349063B2 (ja) 集合住宅用防災警報監視統合盤及びこれを用いた集合住宅用防災監視システム
JP2005260359A (ja) 集合住宅用監視・通話システム
JP3236723B2 (ja) 防災監視装置
JP3993309B2 (ja) 自動火災報知設備付インターホンシステム
JP3513254B2 (ja) 非常用放送システム
JP2769580B2 (ja) 住棟集中監視システム
JP2006219957A (ja) 監視装置
JPH0520573A (ja) 集合住宅用火災報知装置
JP2818912B2 (ja) 集合住宅用監視通話システム
JPH03827B2 (ja)
JPH0816959A (ja) 防災監視装置
JP3256359B2 (ja) 防災監視装置
JPH05207166A (ja) テレビインターホン親機、テレビインターホン子器、電気錠ユニットおよび電気錠制御機能を有した2線式テレビインターホンシステム
JP2000286984A (ja) 集合住宅インターホン装置
JP2004046350A (ja) セキュリティインターホンシステム
JPH1166471A (ja) 集合住宅警報監視統合システム
JP4615109B2 (ja) 集合住宅セキュリティインターホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701