JP3513254B2 - 非常用放送システム - Google Patents

非常用放送システム

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JP3513254B2
JP3513254B2 JP09409795A JP9409795A JP3513254B2 JP 3513254 B2 JP3513254 B2 JP 3513254B2 JP 09409795 A JP09409795 A JP 09409795A JP 9409795 A JP9409795 A JP 9409795A JP 3513254 B2 JP3513254 B2 JP 3513254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災が発生したことを
放送したり、避難誘導を行うときに使用する非常用放送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非常用放送システムとしては、例
えば、監視区域の火災を監視する火災感知器と、火災感
知器からの火災情報を受信して表示、警報する受信機
と、受信機の電話器と通話可能な電話器を有するととも
に監視区域の各部に設けられ受信機からの火災情報等の
移報信号を受信して表示する表示装置または火災情報を
発信する発信機を有する火災報知設備と、音声入力マイ
クで火災情報や避難誘導を全館に報知する非常用放送設
備を備えたものが知られている。
【0003】そして、通常、監視区域の火災を監視する
火災報知設備の受信機と、全館に火災情報、非火災情
報、あるいは避難誘導に使用される非常用放送設備の制
御部、音声出力マイクは、警備員が常時待機している防
災センター等に設置されている。監視区域に設置されて
いる火災感知器が異常を検出した場合、受信機に火災情
報を送出し、受信機は火災を検出した火災感知器の場所
を表示するとともに、監視区域の各所に火災警報を行
う。警備員は受信機の表示部から火災発生場所を知り、
火災発生場所に駆けつける。駆けつけた警備員は火災発
生場所の状況を確認し、無線あるいは発信機や表示装置
に設けてある保守用の電話器にて防災センター等にいる
他の警備員に状況を連絡する。防災センター等にいる警
備員は、連絡された状況により非常用放送設備で現在の
状況(火災、非火災)と、避難が必要のときは避難誘導
の放送を行う。なお、非常用放送設備を使用するときに
は、非常用放送設備の音声出力のオン信号により火災報
知設備の警報が一時停止して非常用放送設備の音声が人
々に聞こえるようになっている。
【0004】また、受信機、発信機および表示装置に設
けてある保守用の電話は、通常、電話器は備え付けてお
らず、電話ジャックが設けられており、電話ジャックに
電話器を差し込むことで相互に通話する構成となってい
るものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の非常用放送システムにあっては、警備員が一
人しかいないような建物での火災の場合、何らかの理由
で警備員が防災センター等から離れていた場合、または
防災センター等に残った警備員が非常用放送設備の扱い
が不慣れな場合には、火災発生場所に確認に行った警備
員が再度防災センター等に戻って、全館に非常放送を行
わなければならないので、火災発生場所の確認後の対応
が遅れるといった問題があった。
【0006】本願発明は、このような従来の問題に鑑み
てなされたもので、火災発生場所の確認後の対応を迅速
適切に行うことができる非常用放送システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、各監視区域の異常の有無を監視するセン
サからの各種情報を入力して受信機にて表示・警報する
火災報知設備と、前記火災報知設備の受信機と通話接続
される監視区域の各所に設置された通話手段と、防災セ
ンター等に設置された音声入力マイクによる火災情報や
避難誘導などの音声入力を音声増幅回路で増幅して前記
監視区域に音声放送する非常用放送設備と、前記監視区
域の各所に設置される通話手段を前記火災報知設備の
受信機への通話接続から、前記非常用放送設備との通話
接続に切り換え、前記通話手段よる火災情報や避難誘導
などの音声入力を前記非常用放送設備の音声増幅回路に
入力させる通話切換手段とを備えている。
【0008】また、本発明で用いる通話切換手段が、前
記通話手段側に設けられ、前記通話手段を前記受信機と
の接続から非常放送用の電話線との接続に切り換える第
1の非常放送切換装置と、前記非常用放送設備側に設け
られ、前記非常用放送設備前記音声入力マイクとの接
続を前記非常放送用の電話線と前記非常用放送設備との
接続に切り換える第2の非常放送切換装置より構成され
る。
【0009】また、本発明で用いる第1の非常放送切換
装置が、前記通話手段を前記受信機から前記非常放送用
の電話線に切り換える電話線切換回路と、該電話線切換
回路を切り換え作動させるとともに制御線を介して切換
信号を前記第2の非常放送切換装置に出力する切換手段
より構成され、前記第2の非常放送切換装置が、前記音
声入力マイクから前記電話線に切り換えて電話線を前記
非常用放送設備に接続する電話線切換回路と、前記制御
線から送られてきた切換信号により前記電話線切換回路
の切り換え制御を行う制御回路より構成される。
【0010】また、本発明で用いる第1の非常放送切換
装置が、前記通話手段を前記受信機から前記非常放送用
の電話線に切り換える電話線切換回路と、該電話線切換
回路を切り換え動作させる切換手段より構成され、前記
第2の非常放送切換装置前記音声入力マイクから前
記電話線に切り換えて電話線を前記非常用放送設備に接
続する電話線切換回路と、検知信号により作動し該電話
線切換回路を切り換え制御する制御回路と、前記電話線
に接続され、前記通話手段からの音声信号を検知するこ
とで前記制御回路に前記検知信号を送出して作動させる
音声信号検知回路より構成される。
【0011】また、本発明は、各監視区域の異常の有無
を監視するセンサからの各種情報を入力して受信機にて
表示・警報する火災報知設備と、前記火災報知設備が異
常を検出したときに音声警報を行う監視区域の各所に設
置された音声警報出力手段と、防災センター等に設置さ
れた音声入力マイクによる火災情報や避難誘導などの音
声入力を音声増幅回路で増幅して前記監視区域に音声放
送する非常用放送設備と、前記監視区域の各所に設置さ
れた音声警報出力手段を前記非常用放送設備の音声入
力手段として用いるために接続を切り換え、前記音声警
報出力手段よる火災情報や避難誘導などの音声入力を前
記非常用放送設備の音声増幅回路に入力させる切換手段
を備える。
【0012】また、本発明は、各監視区域の異常の有無
を監視するセンサからの各種情報を入力して受信機にて
表示・警報する火災報知設備と、前記火災報知設備の受
信機と通話接続された監視区域の各所に設置される通話
手段と、前記監視区域の各所に設置される前記通話手段
と同一の収納容器に付設され前記火災報知設備が異常を
検出したときに音声警報を行う音声警報出力手段と、
災センター等に設置された音声入力マイクによる火災情
報や避難誘導などの音声入力を音声増幅回路で増幅して
前記監視区域に音声放送する非常用放送設備と、前記監
視区域の各所に設置される通話手段を、前記火災報知設
備の受信機への通話接続から、前記非常用放送設備との
通話接続に切り換え、前記通話手段よる火災情報や避難
誘導などの音声入力を前記非常用放送設備の音声増幅回
路に入力させる通話切換手段と、前記通話切換手段を
前記通話手段との接続から前記音声警報出力手段との接
続に切り換え、前記音声警報出力手段よる火災情報や避
難誘導などの音声入力を前記非常用放送設備の音声増幅
回路に入力させる通話手段切換手段とを備える。
【0013】さらに、本発明の通話手段および音声警報
出力手段は、監視区域の各所に設けられた火災報知設備
の表示装置または発信機または発信機を備える機器収容
箱に付設される。
【0014】
【作用】このような構成を備えた本発明の非常用放送シ
ステムによれば、監視区域の各所に設置された通話手段
を火災報知設備の受信機への通話接続から非常用放送設
備への通話接続に切り換えるようにしたため、警備員が
一人しかいないような場合、何らかの理由で警備員が防
災センター等を離れていた場合、警備員が非常放送設備
の扱いが不慣れな場合でも、火災情報や避難誘導などを
非常放送により火災発生場所付近に設置された通話手段
から直接報知することができるので、火災発生場所の確
認後の対応が遅れることがなく、迅速に適切に対応する
ことができる。
【0015】また、監視区域の各所に設置された音声警
報出力手段(スピーカー)を火災報知設備による音声警
報が出力される接続から、非常用放送設備の音声入力手
(マイク)として用いるために接続を切り換える切換
手段を備えたため、電話器がなくとも火災情報や避難誘
導などを非常放送により火災発生場所付近に設置された
音声警報出力手段から直接報知することができるので、
火災発生場所の確認後の対応が遅れることなく、迅速に
対応することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は本発明の第1実施例を示す図で
ある。図1は本発明の第1実施例に係る火災報知設備を
示す図である。図1において、1は受信機であり、防災
センター等の常時警備員が待機している場所に設置され
る。受信機1からは伝送路2が引き出され、監視用中継
器3、アナログ感知器4および制御用中継器5を接続し
ている。監視用中継器3からは電源兼用信号線6が引き
出され、電源兼用信号線6に1または複数のオンオフ感
知器7を接続している。
【0017】また、電源兼用信号線6には発信機8が接
続され、発信機8から火災の発生を受信機1に発信する
ことができるようになっている。また、発信機8には図
示しない電話器が設けられ、電話器から受信機1の図示
しない電話器に通話することができるようになってい
る。また、後述するように、発信機8の電話器より火災
情報や避難誘導などを全館に非常放送することができる
ようになっている。
【0018】発信機8は、監視区域の各所に配置されて
いる。アナログ感知器4は中継器としての機能を内蔵し
ており、熱センサや煙濃度センサで検出したアナログ値
を受信機1に送出する。制御用中継器5には、制御負荷
9が制御回線によって接続されている。制御負荷9とし
ては地区ベル、防火扉のレリーズ、排煙口のダンパを駆
動するソレノイド、モータなどの適宜の防災機器が対象
となる。
【0019】また、受信機1には信号線10を介して表
示装置11が接続されている。受信機1は、アナログ感
知器4、オンオフ感知器7から火災信号をその制御回路
12で受信すると、表示部13に表示し、その後火災信
号を表示装置11に送信する。表示装置11は、監視区
域の各所に設置され、受信機1からの火災信号をその制
御回路14で受信すると、表示部15に表示する。
【0020】表示装置11には後述するような通話手段
としての電話器が設けられ、受信機1に設置された電話
器と通話することができるようになっている。また、後
述するように、表示装置11の電話器により火災情報や
避難誘導などを全館に非常放送することができるように
なっている。次に、図2は非常放送設備などを示す図で
ある。
【0021】図2において、1は火災報知設備の前記受
信機であり、受信機1には信号線10を介して表示装置
11が接続されている。受信機1は、制御回路12と制
御回路12により制御される表示部13を有し、表示装
置11は制御回路12に接続される制御回路14と制御
回路14により制御される表示部15を有する。受信機
1には電話器16が設けられ、電話器16は電話線17
および第1の非常放送切換装置18を介して表示装置1
1に設けた電話器19に接続されている。
【0022】第1の非常放送切換装置18は、電話線切
換回路20と切換手段21により構成されている。電話
線切換回路20は、接点22,23とスイッチ24を有
し、スイッチ24は通常時には接点22に接続されてい
るので、電話器16と電話器19が接続され、表示装置
11の電話器19から非常放送を行う場合は、切換手段
21の操作によりスイッチ24が接点23に接続される
と、電話器16は電話器19から切断され、電話器19
が非常放送用の電話線25に接続される。
【0023】切換手段21からは制御線26が引き出さ
れ、制御線26は第2の非常放送切換装置27に接続さ
れている。切換手段21が操作されると、切換信号が制
御線26を介して第2の非常放送切換装置27に送出さ
れる。なお、第1の非常放送切換装置18は、表示装置
11内または表示装置11付近に設けられている。第2
の非常放送切換装置27は、非常放送設備28側に設け
られ、制御回路29と電話線切換回路30により構成さ
れている。電話線切換回路30は、接点31,32とス
イッチ33を有し、通常時にはスイッチ33は接点32
に接続され、音声入力マイク34が音声線35を介して
非常放送設備28に接続されている。
【0024】制御回路29は非常放送時に切換手段21
の操作により制御線26を介して切換信号を受信する
と、スイッチ33を接点31に切り換える。スイッチ3
3が接点31に接続されると、音声入力マイク34は音
声線35から切り離され、非常放送用の電話線25が音
声線35を介して非常放送設備28に接続される。ま
た、制御回路29は切換信号を受信すると、制御線36
を介して接続されている非常放送設備28の制御回路3
7に非常放送を行う旨を知らせる信号を送信し、非常放
送設備28を非常放送を行う状態にする。
【0025】非常放送設備28は、制御回路37と音声
増幅回路38により構成されている。音声増幅回路38
は、音声入力マイク34からの入力または表示装置11
に設けた電話器19からの入力を増幅し、放送線39を
介して全館のスピーカに非常放送の音声信号を送る。第
1の非常放送切換装置18および第2の非常放送切換装
置27が電話器19を受信機1への通話接続から非常用
放送設備28への通話接続に切り換える通話切換手段4
0を構成している。
【0026】次に、動作を説明する。通常時において
は、第1の非常放送切換回路18の電話線切換回路20
のスイッチ24は接点22に接続されており、受信機1
の電話器16は電話線17を介して表示装置11の電話
器19に接続されている。したがって、電話器16,1
9により相互で通話することができるようになってい
る。
【0027】第2の非常放送切換装置27の電話線切換
回路30のスイッチ33は接点32に接続されており、
音声入力マイク34を用いて非常放送を行うことが可能
な状態になっている。今、アナログ感知器4またはオン
オフ感知器7が火災信号を受信機1に出力すると、受信
機1の制御回路12は火災信号を受信し、表示部13に
表示した後に表示装置11に火災信号を送信する。表示
装置11の制御回路14は受信機1から火災信号を受信
すると、表示部15に火災情報を表示する。また、受信
機1は中継器5を介して制御負荷9を駆動する。すなわ
ち、地区ベルを鳴動し、防火扉、排煙口を駆動制御す
る。
【0028】警備員は、受信機1の表示部13から火災
発生場所を知り、火災発生場所に駆けつける。警備員は
火災発生場所の状況を確認し、発信機8、表示装置11
の電話器19で防災センター等にいる他の警備員に状況
を通話連絡する。防災センター等にいる警備員は、連絡
された状況により、音声入力マイク34により現在の火
災状況と、避難が必要なときは、避難誘導の放送を行
う。
【0029】ここで、警備員が一人しかいないような場
合、何らかの理由で警備員が防災センター等から離れて
いる場合、防災センター等に残った警備員が非常用放送
設備の扱いに不慣れな場合には、火災発生場所に確認に
行った警備員が再度防災センター等に戻って、全館に非
常放送を行わなければならないが、これでは対応が遅れ
るため、火災発生場所に駆けつけた警備員が火災発生場
所近くの表示装置11の電話器19を用いて非常放送を
行う。
【0030】警備員は、表示装置11から非常放送を行
うため、第1の非常放送切換装置18の切換手段21を
操作する。切換手段21が操作されると電話線切換回路
20のスイッチ24は接点22から接点23に切り換え
られ、電話器19は非常放送用の電話線25に接続さ
れ、また、制御線26を介して第2の非常放送切換装置
27の制御回路29に切換信号が送られる。
【0031】制御回路29は、切換信号を受信すると、
電話線切換回路30のスイッチ33を接点32から接点
31に切り換える。このため、音声入力マイク34は、
非常放送設備28から切り離され、非常放送用の電話線
25が音声線35を介して非常放送設備28に接続され
る。すなわち、電話器19は第1,第2の非常放送切換
装置18,27を介して非常放送設備28の音声増幅回
路38に接続される。
【0032】また、制御回路29は非常放送設備28の
制御回路37に非常放送を行う旨の信号を送り、非常放
送設備28を非常放送を行う状態にする。こうして、電
話器19により全館のスピーカから火災情報や避難誘導
などを報知することができる。このように、火災状況や
避難誘導などを防災センター等に戻ることなく、火災発
生場所から直接非常放送を行うことができる。
【0033】したがって、火災発生場所の確認後の対応
が遅れることがなく、迅速かつ適切に対応することがで
きる。次に、図3は本発明の第2実施例を示すブロック
図である。図3において、25は非常放送用の電話線で
あり、その一端は、第1の非常放送切換装置18の電話
線切換回路20の接点23に接続され、他端は第2の非
常放送切換装置27の音声信号検知回路41に接続され
ている。切換手段21によりスイッチ24が接点22か
ら接点23に切り換えられると、電話器19は非常放送
用の電話線25を介して音声信号検知回路41に接続さ
れ、音声信号検知回路41は電話器19からの音声信号
を検知する。
【0034】また、非常放送用の電話線25の途中の接
点42は第2の非常放送切換装置27の電話線切換回路
30の接点31に接続されている。音声信号検知回路4
1が電話器19からの音声信号を検知すると、制御回路
29に検知信号を送出し、制御回路29はスイッチ33
を接点32から接点31に切り換える。
【0035】本実施例においても、警備員が一人しかい
ない場合、何らかの理由で警備員が防災センター等から
離れている場合、防災センターにいる警備員が非常用放
送設備の扱いに不慣れな場合、防災センターからではな
く、火災発生場所の近くで非常放送を行うために、火災
発生場所に確認に行った警備員は、切換手段21を操作
する。
【0036】切換手段21が操作されると、第1の非常
放送切換装置18の電話器切換回路20のスイッチ24
は接点22から接点23に切り換えられる。スイッチ2
4が接点22から接点23に切り換えられると、表示装
置11の電話器19は、電話線25を介して第2の非常
放送切換装置27の音声信号検知回路41に接続され、
音声信号検知回路41は電話器19からの音声信号を検
知する。
【0037】音声信号検知回路41の音声信号の検知に
より、制御回路29は作動し、スイッチ33を接点32
から接点31に切り換えるとともに、非常放送設備28
の制御回路37に非常放送を行う旨の信号を送り、非常
放送設備28を非常放送を行う状態にする。こうして、
電話器19は非常放送設備28の音声増幅回路38に接
続され、全館のスピーカから火災情報や避難誘導が報知
される。
【0038】本実施例においても、前記実施例と同様な
効果を得ることができる。なお、実施例においては、表
示装置11から非常放送を行うとしたが、これに限ら
ず、監視区域の各所に設置されている発信機8付近、あ
るいは発信機8と一体に第1の非常放送切換装置18を
設け、発信機8の電話器19から非常放送を行うように
しても良い。
【0039】次に、図4は本発明の第3実施例を示すブ
ロック図である。本実施例は、表示装置11に設けられ
た火災発生等の音声警報出力を行うスピーカ(音声警報
出力手段)から非常放送を行う構成とした例である。図
4において、通常時は、通話切換回路53は警報音出力
回路50とスピーカ51を接続しており、受信機1から
各種の移報信号を受信したとき、スピーカ51から警報
を出力する。
【0040】警備員が監視区域の各所に設けられた表示
装置11から非常放送を行う場合、切換手段21を操作
して通話切換回路53を切換え、スピーカ51をアンプ
52を介して第2の非常放送切換装置27と接続する。
第2の非常放送切換装置27以降の動作は図2の実施例
と同様である。よって、スピーカ51と非常放送設備2
8が接続され、非常放送を行うことができる。当然、第
2の非常放送切換装置27の構成は、図3の実施例の構
成でも行うことができる。
【0041】なお、警報を出力するスピーカ51は表示
装置11内にあるとしたが、監視区域の各所に設けられ
た音声警報用の警報手段であれば本実施例は適用でき
る。次に、図5は本発明の第4実施例を示すブロック図
である。本実施例は、表示装置11内に設けられた、通
常、火災発生等の異常の音声警報を行うスピーカと、電
話器19のどちらでも非常放送を行うことができる構成
とした例である。
【0042】図5において、通話手段切換手段54は非
常放送時に使用する通話手段を選択する切換手段であ
り、電話器19あるいはスピーカ51のどちらかを第1
の非常放送切換装置18と接続する切換手段である。通
話手段切換回路55,56はスピーカ51から非常放送
を行うときに作動する切換回路であり、通話手段切換手
段54の操作に連動して作動する。
【0043】常時は通話手段切換回路55は電話器19
と第1の非常放送切換装置18とを接続しており、電話
器19から受信機1の電話器16と通話したり、切換手
段21を操作して非常放送をすることができる。このと
き通話手段切換回路56は警報音発生器50とスピーカ
51とを接続しており、制御回路14の制御信号により
警報音を発生させる。
【0044】火災等が発生し、警備員が非常放送を行う
ときには、まず、切換手段21を操作し、非常放送を行
う状態にする。この状態で警備員は電話器19から非常
放送を行うことができる。また、警備員が電話器19を
持っていない場合はスピーカ51から非常放送を行うた
めに通話手段切換手段54を操作する。すると、通話手
段切換回路55が作動し、アンプ52と第1の非常放送
切換装置18とが接続される。さらに、通話手段切換回
路56が作動し、スピーカ51はアンプ52と接続され
る。よって、スピーカ51と第1の非常放送切換装置と
が接続され、スピーカ51から非常放送を行うことがで
き、警備員が電話器を所持していなかった場合でも、火
災現場付近に設置された表示装置11から非常放送を行
うことができる。
【0045】なお、この実施例の場合も音声警報出力手
段と、電話器付の発信機が同じ収容箱の中に入っている
収容機器等の場合は本実施例を適用できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば監視区域の各所に設けた通話手段を、火災報知設備の
受信機への通話接続から、非常用放送設備への通話接続
監視区域側から切り換える通話切換手段を設けるよう
にしたため、火災情報や避難誘導などを火災発生場所か
ら非常放送で報知することができ、火災発生場所の確認
後の対応が遅れることがなく、迅速かつ適切に対応する
ことができる。
【0047】また、監視区域の各所に設置された音声警
報出力手段(スピーカー)を非常用放送設備の音声入力
手段(マイク)として用いるために接続を切り換える
換手段を備えたため、火災情報や避難誘導などを非常放
送により火災発生場所付近に設置された音声警報出力手
段から直接報知することができるので、火災発生場所の
確認後の対応が遅れることなく、迅速に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る火災報知設備を示す
【図2】本発明の第1実施例に係る非常放送設備などを
示す図
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図
【図4】本発明の第3実施例を示すブロック図
【図5】本発明の第4実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1:受信機 11:表示装置 18:第1の非常放送切換装置 19:電話器(通話手段) 27:第2の非常放送切換装置 28:非常放送設備 40:通話切換手段

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各監視区域の異常の有無を監視するセンサ
    からの各種情報を入力して受信機にて表示・警報する火
    災報知設備と、 前記火災報知設備の受信機と通話接続される監視区域の
    各所に設置された通話手段と、防災センター等に設置された音声入力マイクによる 火災
    情報や避難誘導などの音声入力を音声増幅回路で増幅し
    て前記監視区域に音声放送する非常用放送設備と、前記監視区域の各所に設置される 通話手段を前記火災
    報知設備の受信機への通話接続から、前記非常用放送設
    との通話接続に切り換え、前記通話手段よる火災情報
    や避難誘導などの音声入力を前記非常用放送設備の音声
    増幅回路に入力させる通話切換手段とを備えたことを特
    徴とする非常用放送システム。
  2. 【請求項2】前記通話切換手段が、前記通話手段側に設
    けられ、前記通話手段を前記受信機との接続から非常放
    送用の電話線との接続に切り換える第1の非常放送切換
    装置と、前記非常用放送設備側に設けられ、前記非常用
    放送設備前記音声入力マイクとの接続を前記非常放送
    の電話線と前記非常用放送設備との接続に切り換える
    第2の非常放送切換装置より構成されることを特徴とす
    請求項1記載の非常用放送システム。
  3. 【請求項3】前記第1の非常放送切換装置が、前記通話
    手段を前記受信機から前記非常放送用の電話線に切り換
    える電話線切換回路と、該電話線切換回路を切り換え作
    動させるとともに制御線を介して切換信号を前記第2の
    非常放送切換装置に出力する切換手段より構成され、前
    記第2の非常放送切換装置が、前記音声入力マイクから
    前記電話線に切り換えて電話線を前記非常用放送設備
    接続する電話線切換回路と、前記制御線から送られてき
    た切換信号により前記電話線切換回路の切り換え制御を
    行う制御回路より構成されることを特徴とする請求項2
    記載の非常用放送システム。
  4. 【請求項4】前記第1の非常放送切換装置が、前記通話
    手段を前記受信機から前記非常放送用の電話線に切り換
    える電話線切換回路と、該電話線切換回路を切り換え動
    作させる切換手段より構成され、前記第2の非常放送切
    換装置前記音声入力マイクから前記電話線に切り換
    えて電話線を前記非常用放送設備に接続する電話線切換
    回路と、検知信号により作動し該電話線切換回路を切り
    換え制御する制御回路と、前記電話線に接続され、前記
    通話手段からの音声信号を検知することで前記制御回路
    に前記検知信号を送出して作動させる音声信号検知回路
    より構成されることを特徴とする請求項2記載の非常用
    放送システム。
  5. 【請求項5】各監視区域の異常の有無を監視するセンサ
    からの各種情報を入力して受信機にて表示・警報する火
    災報知設備と、 前記火災報知設備が異常を検出したときに音声警報を行
    う監視区域の各所に設置された音声警報出力手段と、 防災センター等に設置された音声入力マイクによる火災
    情報や避難誘導などの音声入力を音声増幅回路で増幅し
    て前記監視区域に音声放送する非常用放送設備と、 前記監視区域の各所に設置された音声警報出力手段を、
    前記非常用放送設備の音声入力手段として用いるために
    接続を切り換え、前記音声警報出力手段よる火災情報や
    避難誘導などの音声入力を前記非常用放送設備の音声増
    幅回路に入力させる切換手段を備えたことを特徴とする
    非常用放送システム。
  6. 【請求項6】各監視区域の異常の有無を監視するセンサ
    からの各種情報を入力して受信機にて表示・警報する火
    災報知設備と、 前記火災報知設備の受信機と通話接続された監視区域の
    各所に設置される通話手段と、 前記監視区域の各所に設置される前記通話手段と同一の
    収納容器に付設され前記火災報知設備が異常を検出した
    ときに音声警報を行う音声警報出力手段と、 防災センター等に設置された音声入力マイクによる火災
    情報や避難誘導などの音声入力を音声増幅回路で増幅し
    て前記監視区域に音声放送する非常用放送設備と、 前記監視区域の各所に設置される通話手段を、前記火災
    報知設備の受信機への通話接続から、前記非常用放送設
    備との通話接続に切り換え、前記通話手段よる火災情報
    や避難誘導などの音声入力を前記非常用放送設備の音声
    増幅回路に入力させる通話切換手段と、 前記通話切換手段を、前記通話手段との接続から前記音
    声警報出力手段との接続に切り換え、前記音声警報出力
    手段よる火災情報や避難誘導などの音声入力を前記非常
    用放送設備の音声増幅回路に入力させる通話手段切換手
    段とを備えたことを特徴とする非常用放送システム。
  7. 【請求項7】前記通話手段および前記音声警報出力手段
    は、監視区域の各所に設けられた前記火災報知設備の表
    示装置または発信機または発信機を備える機器収容箱に
    付設されることを特徴とする請求項1乃至6記載の非常
    用放送システム。
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