JPH1166471A - 集合住宅警報監視統合システム - Google Patents
集合住宅警報監視統合システムInfo
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- JPH1166471A JPH1166471A JP22593297A JP22593297A JPH1166471A JP H1166471 A JPH1166471 A JP H1166471A JP 22593297 A JP22593297 A JP 22593297A JP 22593297 A JP22593297 A JP 22593297A JP H1166471 A JPH1166471 A JP H1166471A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】省線化を図るとともに、従来の防災受信機及び
警報監視盤がそのまま使用できるようにする。 【解決手段】各住戸の住宅情報盤4を多重伝送線Laを
介して接続した多重伝送変換器3と、多重伝送変換器3
と第1の信号線L1を介して接続された防災受信機1
と、多重伝送変換器3と第2の信号線L2を介して接続
されるとともに、各住戸の住宅情報盤4を通話線Lbを
介して接続した警報監視盤2とを備え、多重伝送変換器
3は、多重伝送線Laを通じて多重伝送信号を受信した
ときには、この信号を分離し、防災受信機1と警報監視
盤2が処理可能な信号に変換してから、信号線L1,L
2に対し送出する一方、防災受信機1と警報監視盤2か
ら、信号線L1,L2を通じて信号を受信したときに
は、これらの信号を合成し、多重伝送信号に変換してか
ら、多重伝送線Laに対して送出する。
警報監視盤がそのまま使用できるようにする。 【解決手段】各住戸の住宅情報盤4を多重伝送線Laを
介して接続した多重伝送変換器3と、多重伝送変換器3
と第1の信号線L1を介して接続された防災受信機1
と、多重伝送変換器3と第2の信号線L2を介して接続
されるとともに、各住戸の住宅情報盤4を通話線Lbを
介して接続した警報監視盤2とを備え、多重伝送変換器
3は、多重伝送線Laを通じて多重伝送信号を受信した
ときには、この信号を分離し、防災受信機1と警報監視
盤2が処理可能な信号に変換してから、信号線L1,L
2に対し送出する一方、防災受信機1と警報監視盤2か
ら、信号線L1,L2を通じて信号を受信したときに
は、これらの信号を合成し、多重伝送信号に変換してか
ら、多重伝送線Laに対して送出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災受信機を備え
たシステムと警報監視盤を備えたシステムとを統合した
集合住宅警報監視統合システムに関する。
たシステムと警報監視盤を備えたシステムとを統合した
集合住宅警報監視統合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からマンションなどの集合住宅で
は、管理人室などに警報監視盤を設置する一方、各住戸
には住宅情報盤(住戸用受信機)を設置して、各住宅情
報盤、警報監視盤、共同玄関に設置されたロビーインタ
ーホンとのインターホン通話を可能とするとともに、住
宅情報盤に接続された火災感知器やガス漏れ警報器など
が発報したときには、このことが警報監視盤に通知され
るようにしている。
は、管理人室などに警報監視盤を設置する一方、各住戸
には住宅情報盤(住戸用受信機)を設置して、各住宅情
報盤、警報監視盤、共同玄関に設置されたロビーインタ
ーホンとのインターホン通話を可能とするとともに、住
宅情報盤に接続された火災感知器やガス漏れ警報器など
が発報したときには、このことが警報監視盤に通知され
るようにしている。
【0003】ところが、このような監視システムは、警
報監視盤による各住宅情報盤の集中監視が主目的である
ため、火災の発生時などに集合住宅全体や、近隣住戸及
び、ロビー、集会所、エレベーターホールなどの共用部
に対して、自動的に火災報知を行い、避難誘導すること
ができなかった。そのため、管理人室などには、更に防
災受信機(住棟受信機)を設置し、これと各住戸の住宅
情報盤を別回線で接続したシステムが導入されており、
各住戸や共用部に設置された火災感知器などが発報した
ときは、この受信機が、自動的に近隣住戸の住宅情報盤
や共用部のベルなどに火災の発生を通知することによ
り、集合住宅全体で統合的に警報監視を行い、住戸人が
迅速に避難できるようにしている。
報監視盤による各住宅情報盤の集中監視が主目的である
ため、火災の発生時などに集合住宅全体や、近隣住戸及
び、ロビー、集会所、エレベーターホールなどの共用部
に対して、自動的に火災報知を行い、避難誘導すること
ができなかった。そのため、管理人室などには、更に防
災受信機(住棟受信機)を設置し、これと各住戸の住宅
情報盤を別回線で接続したシステムが導入されており、
各住戸や共用部に設置された火災感知器などが発報した
ときは、この受信機が、自動的に近隣住戸の住宅情報盤
や共用部のベルなどに火災の発生を通知することによ
り、集合住宅全体で統合的に警報監視を行い、住戸人が
迅速に避難できるようにしている。
【0004】このようなシステムでは、住宅情報盤は、
火災感知器が発報すれば、アラームや音声メッセージな
どで第1の火災警報を出力し、火災感知器の作動を報知
して、実火災の発生か否かの確認を住戸人に促す。例え
ば、「火災感知器が作動しました。確認して下さい」と
いう様なメッセージを出力する。続いて、第1の火災警
報を出力したときから、所定時間(例えば5分)が経過
すれば、防災受信機に火災報知信号を出力するが、所定
時間内に、警報停止のスイッチ操作がされたときには、
火災報知信号は出力しない。
火災感知器が発報すれば、アラームや音声メッセージな
どで第1の火災警報を出力し、火災感知器の作動を報知
して、実火災の発生か否かの確認を住戸人に促す。例え
ば、「火災感知器が作動しました。確認して下さい」と
いう様なメッセージを出力する。続いて、第1の火災警
報を出力したときから、所定時間(例えば5分)が経過
すれば、防災受信機に火災報知信号を出力するが、所定
時間内に、警報停止のスイッチ操作がされたときには、
火災報知信号は出力しない。
【0005】これに対し、防災受信機では火災報知信号
を受信すると、予め報知先として設定された近隣住戸の
住宅情報盤などに対し、警報制御信号を送出する。この
ときに警報制御信号の送出対象となるのは、火災報知信
号を出力した住宅情報盤と同一階、直上階などにある住
戸の住宅情報盤、共用部の受信機、ベル等である。防災
受信機から警報制御信号を受けた近隣住戸の住宅情報盤
では、第2の火災警報を出力し、実火災の発生を報知す
るとともに、住戸人に避難、対処を求める。例えば、
「火事です。火事です。近くで火災が発生しました。安
全を確認の上避難して下さい」という様なメッセージを
出力する。
を受信すると、予め報知先として設定された近隣住戸の
住宅情報盤などに対し、警報制御信号を送出する。この
ときに警報制御信号の送出対象となるのは、火災報知信
号を出力した住宅情報盤と同一階、直上階などにある住
戸の住宅情報盤、共用部の受信機、ベル等である。防災
受信機から警報制御信号を受けた近隣住戸の住宅情報盤
では、第2の火災警報を出力し、実火災の発生を報知す
るとともに、住戸人に避難、対処を求める。例えば、
「火事です。火事です。近くで火災が発生しました。安
全を確認の上避難して下さい」という様なメッセージを
出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ような
従来の集合住宅監視システムを使用する場合、インター
ホン通話を主体とした、警報監視盤と各住宅情報盤との
配線と、火災監視・報知のための防災受信機と各住宅情
報盤との配線とが重複するため、配線が複雑になり、施
工が困難になっていた。
従来の集合住宅監視システムを使用する場合、インター
ホン通話を主体とした、警報監視盤と各住宅情報盤との
配線と、火災監視・報知のための防災受信機と各住宅情
報盤との配線とが重複するため、配線が複雑になり、施
工が困難になっていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、各住戸の住宅情報盤と、防災受信機及び
警報監視盤とを多重伝送線で接続することによって省線
化を図るとともに、多重伝送信号と、従来の防災受信機
及び警報監視盤が処理可能な信号との相互変換機能を追
加することで、従来の防災受信機及び警報監視盤がその
まま使用できるようにした集合住宅警報監視統合システ
ムを提供することを目的とする。
たものであり、各住戸の住宅情報盤と、防災受信機及び
警報監視盤とを多重伝送線で接続することによって省線
化を図るとともに、多重伝送信号と、従来の防災受信機
及び警報監視盤が処理可能な信号との相互変換機能を追
加することで、従来の防災受信機及び警報監視盤がその
まま使用できるようにした集合住宅警報監視統合システ
ムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の集合住宅警報監視統合シ
ステムでは、各住戸に設置され、キュリティ監視機能と
インターホン通話機能とを備えた住宅情報盤と、各住戸
の住宅情報盤を、多重伝送線を介して接続した多重伝送
変換器と、多重伝送変換器と第1の信号線を介して接続
され、火災などの異常が発生した住戸から警報信号を受
けたときには、その住戸に近隣する住戸に対し、異常警
報を統合的に行う防災受信機と、多重伝送変換器と第2
の信号線を介して接続され、各住戸の異常監視制御、各
住戸への呼出、通話制御を行うとともに、各住戸の住宅
情報盤を通話線を介して接続して、インターホン通話を
行う警報監視盤とを備えている。
に、本発明の請求項1に記載の集合住宅警報監視統合シ
ステムでは、各住戸に設置され、キュリティ監視機能と
インターホン通話機能とを備えた住宅情報盤と、各住戸
の住宅情報盤を、多重伝送線を介して接続した多重伝送
変換器と、多重伝送変換器と第1の信号線を介して接続
され、火災などの異常が発生した住戸から警報信号を受
けたときには、その住戸に近隣する住戸に対し、異常警
報を統合的に行う防災受信機と、多重伝送変換器と第2
の信号線を介して接続され、各住戸の異常監視制御、各
住戸への呼出、通話制御を行うとともに、各住戸の住宅
情報盤を通話線を介して接続して、インターホン通話を
行う警報監視盤とを備えている。
【0009】すなわち、各住戸の住宅情報盤と、防災受
信機及び警報監視盤とは、多重伝送線と多重伝送変換器
とを介して接続されており、更に、各住宅情報盤と警報
監視盤とは、通話線を介して接続されている。多重伝送
変換器は、多重伝送線を通じて多重伝送信号を受信した
ときには、この信号を分離し、防災受信機と警報監視盤
が処理可能な信号に変換してから、第1と第2の信号線
に対し送出する一方、防災受信機と警報監視盤から、第
1と第2の信号線を通じて信号を受信したときには、こ
れらの信号を合成し、多重伝送信号に変換してから、多
重伝送線に対して送出することを特徴とする。
信機及び警報監視盤とは、多重伝送線と多重伝送変換器
とを介して接続されており、更に、各住宅情報盤と警報
監視盤とは、通話線を介して接続されている。多重伝送
変換器は、多重伝送線を通じて多重伝送信号を受信した
ときには、この信号を分離し、防災受信機と警報監視盤
が処理可能な信号に変換してから、第1と第2の信号線
に対し送出する一方、防災受信機と警報監視盤から、第
1と第2の信号線を通じて信号を受信したときには、こ
れらの信号を合成し、多重伝送信号に変換してから、多
重伝送線に対して送出することを特徴とする。
【0010】なお、各住戸の住宅情報盤は、非常押釦を
有し、火災感知器、ガス漏れ警報器などを接続して、セ
キュリティ監視機能を果たす一方、共同玄関のロビーイ
ンターホン、玄関口のドアホン子器などからの呼出に対
するインターホン通話機能を備える。このため、警報監
視盤と住宅情報盤を接続する通話線は、双方のインター
ホン通話のみを可能とし、一方の多重伝送線は、警報監
視盤と住宅情報盤の間で、インターホン通話のための呼
出、通話制御と、各住宅情報盤からの警報信号の監視を
行うとともに、防災受信機と住宅情報盤との間では、火
災が発生したときに、火災報知信号と警報制御信号の送
受を行っている。
有し、火災感知器、ガス漏れ警報器などを接続して、セ
キュリティ監視機能を果たす一方、共同玄関のロビーイ
ンターホン、玄関口のドアホン子器などからの呼出に対
するインターホン通話機能を備える。このため、警報監
視盤と住宅情報盤を接続する通話線は、双方のインター
ホン通話のみを可能とし、一方の多重伝送線は、警報監
視盤と住宅情報盤の間で、インターホン通話のための呼
出、通話制御と、各住宅情報盤からの警報信号の監視を
行うとともに、防災受信機と住宅情報盤との間では、火
災が発生したときに、火災報知信号と警報制御信号の送
受を行っている。
【0011】請求項2では、請求項1の多重伝送変換器
の機能を具体的に示しており、多重伝送線を通じて受信
した多重伝送信号を、パラレル信号あるいはシリアル信
号に変換して、防災受信機と警報監視盤に送出する一
方、防災受信機と警報監視盤から受信したパラレル信号
あるいはシリアル信号を、多重伝送信号に変換して、多
重伝送線に送出することを特徴とする。
の機能を具体的に示しており、多重伝送線を通じて受信
した多重伝送信号を、パラレル信号あるいはシリアル信
号に変換して、防災受信機と警報監視盤に送出する一
方、防災受信機と警報監視盤から受信したパラレル信号
あるいはシリアル信号を、多重伝送信号に変換して、多
重伝送線に送出することを特徴とする。
【0012】請求項3では、多重伝送線には、更に、集
合住宅の共用部に設置されたセキュリティ監視機器を接
続する中継器、警報監視盤と同等の機能を備えた副監視
盤、インターホン通話機能を備えたロビーインターホ
ン、他の設備に移報するためのインターフェースユニッ
トのうち、少なくとも1つを接続していることを特徴と
する。
合住宅の共用部に設置されたセキュリティ監視機器を接
続する中継器、警報監視盤と同等の機能を備えた副監視
盤、インターホン通話機能を備えたロビーインターホ
ン、他の設備に移報するためのインターフェースユニッ
トのうち、少なくとも1つを接続していることを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は本発明の集合住宅
警報監視統合システムの全体構成の一例を示した図であ
る。管理人室や防災センタなどには、防災受信機1と警
報監視盤2が設置されており、更に、防災受信機1と警
報監視盤2がそれぞれ、第1の信号線L1と第2の信号
線L2を介して、多重伝送変換器3に接続されている。
いて、図面とともに説明する。図1は本発明の集合住宅
警報監視統合システムの全体構成の一例を示した図であ
る。管理人室や防災センタなどには、防災受信機1と警
報監視盤2が設置されており、更に、防災受信機1と警
報監視盤2がそれぞれ、第1の信号線L1と第2の信号
線L2を介して、多重伝送変換器3に接続されている。
【0014】一方、各住戸には、住宅情報盤4が設置さ
れ、各住戸におけるキュリティ監視とインターホン通話
を行う。図中、5は戸外表示機能付ドアホン子器であ
り、戸外と住宅情報盤4とのインターホン通話を可能と
するとともに、火災感知器Sを接続した感知器回線と、
住宅情報盤4とを接続する中継器の役割を果たし、更
に、試験端子を備えて、遠隔試験器6を接続することに
よる戸外試験の実施を可能にしている。
れ、各住戸におけるキュリティ監視とインターホン通話
を行う。図中、5は戸外表示機能付ドアホン子器であ
り、戸外と住宅情報盤4とのインターホン通話を可能と
するとともに、火災感知器Sを接続した感知器回線と、
住宅情報盤4とを接続する中継器の役割を果たし、更
に、試験端子を備えて、遠隔試験器6を接続することに
よる戸外試験の実施を可能にしている。
【0015】図示するように、各住戸の住宅情報盤4
と、管理人室の防災受信機1と警報監視盤2は、多重伝
送線Laと多重伝送変換器3とを介して接続されてお
り、更に、各住宅情報盤4と警報監視盤2は、通話線L
bを介して接続されている。ここで、各住戸の住宅情報
盤4を多重伝送線Laを介して接続する一方、第1の信
号線L1を介して防災受信機1を、第2の信号線L2を
介して警報監視盤2を接続した多重伝送変換器3は、多
重伝送線Laを通じて多重伝送信号を受信したときに
は、この信号を分離し、防災受信機1と警報監視盤2が
処理可能な信号に変換してから、第1の信号線L1と第
2の信号線L2に対し送出する一方、防災受信機1と警
報監視盤2から、第1の信号線L1と第2の信号線L2
を通じて信号を受信したときには、これらの信号を合成
し、多重伝送信号に変換してから、多重伝送線Laに対
して送出するようになっている。
と、管理人室の防災受信機1と警報監視盤2は、多重伝
送線Laと多重伝送変換器3とを介して接続されてお
り、更に、各住宅情報盤4と警報監視盤2は、通話線L
bを介して接続されている。ここで、各住戸の住宅情報
盤4を多重伝送線Laを介して接続する一方、第1の信
号線L1を介して防災受信機1を、第2の信号線L2を
介して警報監視盤2を接続した多重伝送変換器3は、多
重伝送線Laを通じて多重伝送信号を受信したときに
は、この信号を分離し、防災受信機1と警報監視盤2が
処理可能な信号に変換してから、第1の信号線L1と第
2の信号線L2に対し送出する一方、防災受信機1と警
報監視盤2から、第1の信号線L1と第2の信号線L2
を通じて信号を受信したときには、これらの信号を合成
し、多重伝送信号に変換してから、多重伝送線Laに対
して送出するようになっている。
【0016】具体的には、多重伝送変換器3は、多重伝
送線Laを通じて受信した多重伝送信号を、予め、防災
受信機1と警報監視盤2に適合する信号として設定され
た、パラレル信号あるいはシリアル信号に変換して、防
災受信機1と警報監視盤2に送出する一方、防災受信機
1と警報監視盤2から受信したパラレル信号あるいはシ
リアル信号を、多重伝送信号に変換して、多重伝送線L
aに送出する。
送線Laを通じて受信した多重伝送信号を、予め、防災
受信機1と警報監視盤2に適合する信号として設定され
た、パラレル信号あるいはシリアル信号に変換して、防
災受信機1と警報監視盤2に送出する一方、防災受信機
1と警報監視盤2から受信したパラレル信号あるいはシ
リアル信号を、多重伝送信号に変換して、多重伝送線L
aに送出する。
【0017】このように多重伝送変換器3が動作するこ
とによって、防災受信機1は、火災などの異常が発生し
た住戸の住宅情報盤4から警報信号(火災報知信号)を
受けたときには、その住戸に近隣する住戸の住宅情報盤
4に、警報制御信号を送出することにより、異常警報を
統合的に行う。また、警報監視盤2は、各住戸の異常監
視制御、各住戸への呼出、通話制御を行う。すなわち、
これらの間で送受される信号は、多重伝送信号として、
多重伝送線Laを通じてやり取りがなされる。
とによって、防災受信機1は、火災などの異常が発生し
た住戸の住宅情報盤4から警報信号(火災報知信号)を
受けたときには、その住戸に近隣する住戸の住宅情報盤
4に、警報制御信号を送出することにより、異常警報を
統合的に行う。また、警報監視盤2は、各住戸の異常監
視制御、各住戸への呼出、通話制御を行う。すなわち、
これらの間で送受される信号は、多重伝送信号として、
多重伝送線Laを通じてやり取りがなされる。
【0018】図示した集合住宅警報監視統合システムで
は、多重伝送線Laに、更に、中継器7を介して、機械
室、電気室、倉庫、階段、廊下などの共用部に設置され
た火災感知器Sをセキュリティ監視機器の1つとして接
続し、共用部の火災監視・火災報知を行っている。ま
た、地区音響回線(不図示)なども接続して、火災発生
時に連動させている。
は、多重伝送線Laに、更に、中継器7を介して、機械
室、電気室、倉庫、階段、廊下などの共用部に設置され
た火災感知器Sをセキュリティ監視機器の1つとして接
続し、共用部の火災監視・火災報知を行っている。ま
た、地区音響回線(不図示)なども接続して、火災発生
時に連動させている。
【0019】更に、多重伝送線Laには、共同玄関など
に設置されたロビーインターホン8、警報監視盤2と同
等の機能を備えた副監視盤9を接続しており、更に、移
報用のインターフェースユニット10を接続して、他の
各種設備11との連携ができるようになっている。一方
の通話線Lbは、各住宅情報盤4と警報監視盤2、ロー
ビーインターホン8、副監視盤9を接続する。例えば、
ロビーインターホン8から住戸番号を指定して、住戸の
呼出を行ったときには、警報監視盤2によって、多重伝
送線Laを通じて呼出信号が送出され、呼び出された住
宅情報盤4が応答すれば、通話線Lbを介した通話を可
能とする。同じようにして、警報監視盤2と各住宅情報
盤4、副監視盤9と各住宅情報盤4もインターホン通話
ができるようになっている。
に設置されたロビーインターホン8、警報監視盤2と同
等の機能を備えた副監視盤9を接続しており、更に、移
報用のインターフェースユニット10を接続して、他の
各種設備11との連携ができるようになっている。一方
の通話線Lbは、各住宅情報盤4と警報監視盤2、ロー
ビーインターホン8、副監視盤9を接続する。例えば、
ロビーインターホン8から住戸番号を指定して、住戸の
呼出を行ったときには、警報監視盤2によって、多重伝
送線Laを通じて呼出信号が送出され、呼び出された住
宅情報盤4が応答すれば、通話線Lbを介した通話を可
能とする。同じようにして、警報監視盤2と各住宅情報
盤4、副監視盤9と各住宅情報盤4もインターホン通話
ができるようになっている。
【0020】次に、防災受信機1と警報監視盤2の内部
構成を、それぞれ、図2と図3にブロック図で示す。防
災受信機1の構成を示す図2において、11はCPU等
で構成され各部を制御する信号処理部、12は第1の信
号線L1を介して多重伝送変換器3に接続され、信号の
伝送を制御する伝送制御部、13は各住戸に対応した表
示窓や、液晶画面、各種表示灯などで構成された表示
部、14は各種キー、スイッチ、ボタン等で構成された
操作部、15はROM、RAMなどで構成された記憶
部、16はスピーカSP1を備え、火災警報を出力する
ための音出力部である。
構成を、それぞれ、図2と図3にブロック図で示す。防
災受信機1の構成を示す図2において、11はCPU等
で構成され各部を制御する信号処理部、12は第1の信
号線L1を介して多重伝送変換器3に接続され、信号の
伝送を制御する伝送制御部、13は各住戸に対応した表
示窓や、液晶画面、各種表示灯などで構成された表示
部、14は各種キー、スイッチ、ボタン等で構成された
操作部、15はROM、RAMなどで構成された記憶
部、16はスピーカSP1を備え、火災警報を出力する
ための音出力部である。
【0021】一方の警報監視盤2の構成を示す図3にお
いて、21はCPU等で構成され各部を制御する信号処
理部、22は第2の信号線L2を介して多重伝送変換器
3に接続され、信号の伝送を制御する伝送制御部、23
は各住戸に対応した表示窓や、液晶画面、各種表示灯な
どで構成された表示部、24は各種キー、スイッチ、ボ
タン等で構成された操作部、25はROM、RAMなど
で構成された記憶部、26はスピーカSP2を備え、火
災警報を出力するための音出力部、27はハンドセット
Hなどを接続し、通話線Lbを介した通話を可能にする
通話部である。
いて、21はCPU等で構成され各部を制御する信号処
理部、22は第2の信号線L2を介して多重伝送変換器
3に接続され、信号の伝送を制御する伝送制御部、23
は各住戸に対応した表示窓や、液晶画面、各種表示灯な
どで構成された表示部、24は各種キー、スイッチ、ボ
タン等で構成された操作部、25はROM、RAMなど
で構成された記憶部、26はスピーカSP2を備え、火
災警報を出力するための音出力部、27はハンドセット
Hなどを接続し、通話線Lbを介した通話を可能にする
通話部である。
【0022】このような構成において、通常時、警報監
視盤2から、第2の信号線L2と多重伝送線Laを介し
て、住戸を指定した呼出信号を送出し、これを受けた住
宅情報盤4がハンドセットを取り上げる等で応答すれ
ば、通話線Lbを介した双方のインターホン通話を可能
にする。また、警報監視盤2では、記憶部25に記憶さ
れた各住宅情報盤4のアドレス情報を基に、第2の信号
線L2と多重伝送線Laを介したポーリングによって、
火災感知器Sなどのセキュリティー機器の動作異常や回
線の断線などを監視している。このような状態で、いず
れかの住宅情報盤4に接続した火災感知器Sが発報した
ときには、住宅情報盤4は、多重伝送線Laを介した割
り込み信号によって、警報監視盤2と防災受信機1に警
報信号の1つである火災報知信号を送出する。
視盤2から、第2の信号線L2と多重伝送線Laを介し
て、住戸を指定した呼出信号を送出し、これを受けた住
宅情報盤4がハンドセットを取り上げる等で応答すれ
ば、通話線Lbを介した双方のインターホン通話を可能
にする。また、警報監視盤2では、記憶部25に記憶さ
れた各住宅情報盤4のアドレス情報を基に、第2の信号
線L2と多重伝送線Laを介したポーリングによって、
火災感知器Sなどのセキュリティー機器の動作異常や回
線の断線などを監視している。このような状態で、いず
れかの住宅情報盤4に接続した火災感知器Sが発報した
ときには、住宅情報盤4は、多重伝送線Laを介した割
り込み信号によって、警報監視盤2と防災受信機1に警
報信号の1つである火災報知信号を送出する。
【0023】防災受信機1と警報監視盤2では、火災報
知信号を受ければ、表示部13,23に火災の発生箇所
などを表示するとともに、音出力部16,26によって
音声警報を出力させる。そして、防災受信機1は、火災
報知信号を送出した住戸に近隣する住戸の住宅情報盤4
や共用部のベルなどに、多重伝送線Laを介して警報制
御信号を送出する。すると、近隣住戸の住宅情報盤4等
では警報を出力する。
知信号を受ければ、表示部13,23に火災の発生箇所
などを表示するとともに、音出力部16,26によって
音声警報を出力させる。そして、防災受信機1は、火災
報知信号を送出した住戸に近隣する住戸の住宅情報盤4
や共用部のベルなどに、多重伝送線Laを介して警報制
御信号を送出する。すると、近隣住戸の住宅情報盤4等
では警報を出力する。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1,2に記載の集合住宅警報監視統合シス
テムでは、各住戸の住宅情報盤を多重伝送線を介して多
重伝送変換器に接続し、この多重伝送変換器と防災受信
機、警報監視盤をそれぞれ接続した構成になっている。
発明の請求項1,2に記載の集合住宅警報監視統合シス
テムでは、各住戸の住宅情報盤を多重伝送線を介して多
重伝送変換器に接続し、この多重伝送変換器と防災受信
機、警報監視盤をそれぞれ接続した構成になっている。
【0025】そのため、従来のように、警報監視盤と各
住宅情報盤とを接続した配線と、防災受信機と各住宅情
報盤とを接続した配線とが重複することがなく、配線数
を減らすことができるので、施工コストなどを低減でき
る。また、多重伝送変換器では、多重伝送信号と従来の
防災受信機と警報監視盤が処理可能な信号との相互変換
を行っているので、従来の防災受信機と警報監視盤をそ
のまま使用できる。したがって、新たな機器の開発費用
などを抑えることが出来る。
住宅情報盤とを接続した配線と、防災受信機と各住宅情
報盤とを接続した配線とが重複することがなく、配線数
を減らすことができるので、施工コストなどを低減でき
る。また、多重伝送変換器では、多重伝送信号と従来の
防災受信機と警報監視盤が処理可能な信号との相互変換
を行っているので、従来の防災受信機と警報監視盤をそ
のまま使用できる。したがって、新たな機器の開発費用
などを抑えることが出来る。
【0026】請求項3では、多重伝送線には、更に、共
用部に設置されたセキュリティ監視機器を接続する中継
器、副監視盤、ロビーインターホン、他の設備に移報す
るためのインターフェースユニットのうち、少なくとも
1つを接続しているので、大規模な集合住宅にも本発明
は適用できる。
用部に設置されたセキュリティ監視機器を接続する中継
器、副監視盤、ロビーインターホン、他の設備に移報す
るためのインターフェースユニットのうち、少なくとも
1つを接続しているので、大規模な集合住宅にも本発明
は適用できる。
【図1】本発明に係る集合住宅警報監視統合システムの
全体構成の一例を示す図である。
全体構成の一例を示す図である。
【図2】防災受信機の構成の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】警報監視盤の構成の一例を示すブロック図であ
る。
る。
1・・・防災受信機 2・・・警報監視盤 3・・・多重伝送変換器 4・・・住宅情報盤 7・・・中継器 8・・・ロビーインターホン 9・・・副監視盤 10・・・インターフェースユニット La・・・多重伝送線 Lb・・・通話線 L1・・・第1の信号線 L2・・・第2の信号線 S・・・火災感知器
Claims (3)
- 【請求項1】各住戸に設置され、キュリティ監視機能と
インターホン通話機能とを備えた住宅情報盤と、 上記各住戸の住宅情報盤を、多重伝送線を介して接続し
た多重伝送変換器と、 上記多重伝送変換器と第1の信号線を介して接続され、
火災などの異常が発生した住戸から警報信号を受けたと
きには、その住戸に近隣する住戸に対し、異常警報を統
合的に行う防災受信機と、 上記多重伝送変換器と第2の信号線を介して接続され、
各住戸の異常監視制御、各住戸への呼出、通話制御を行
うとともに、上記各住戸の住宅情報盤を通話線を介して
接続して、インターホン通話を行う警報監視盤とを備
え、 上記多重伝送変換器は、上記多重伝送線を通じて多重伝
送信号を受信したときには、この信号を分離し、上記防
災受信機と警報監視盤が処理可能な信号に変換してか
ら、上記第1と第2の信号線に対し送出する一方、 上記防災受信機と警報監視盤から、上記第1と第2の信
号線を通じて信号を受信したときには、これらの信号を
合成し、多重伝送信号に変換してから、上記多重伝送線
に対して送出することを特徴とする集合住宅警報監視統
合システム。 - 【請求項2】上記多重伝送変換器は、上記多重伝送線を
通じて受信した多重伝送信号を、パラレル信号あるいは
シリアル信号に変換して、上記防災受信機と警報監視盤
に送出する一方、 上記防災受信機と警報監視盤から受信したパラレル信号
あるいはシリアル信号を、多重伝送信号に変換して、上
記多重伝送線に送出することを特徴とする請求項1に記
載の集合住宅警報監視統合システム。 - 【請求項3】上記多重伝送線には、更に、集合住宅の共
用部に設置されたセキュリティ監視機器を接続する中継
器、上記警報監視盤と同等の機能を備えた副監視盤、イ
ンターホン通話機能を備えたロビーインターホン、他の
設備に移報するためのインターフェースユニットのう
ち、少なくとも1つを接続していることを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の集合住宅警報監視統合シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22593297A JPH1166471A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 集合住宅警報監視統合システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22593297A JPH1166471A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 集合住宅警報監視統合システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1166471A true JPH1166471A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16837162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22593297A Pending JPH1166471A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 集合住宅警報監視統合システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1166471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001093056A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 防災監視システム |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP22593297A patent/JPH1166471A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001093056A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 防災監視システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041124 |