JPH11296769A - 生活情報監視システム - Google Patents

生活情報監視システム

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JPH11296769A
JPH11296769A JP10095068A JP9506898A JPH11296769A JP H11296769 A JPH11296769 A JP H11296769A JP 10095068 A JP10095068 A JP 10095068A JP 9506898 A JP9506898 A JP 9506898A JP H11296769 A JPH11296769 A JP H11296769A
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Takeaki Hiramatsu
剛彰 平松
Junji Senoo
純二 妹尾
Takeshi Ueda
毅 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】監視盤において各住戸における生活異常の発生
が判別できる生活情報監視システムを提供する。 【解決手段】監視盤3から導出され、各住戸のセキュリ
ティ情報を監視する住宅情報盤2を接続した多重伝送線
Lに、各住戸の生活情報を監視する住戸用コントロール
盤1を接続可能とする。住戸用コントロール盤1は、生
活情報の異常を検知したときには、多重伝送線Lを通じ
て、監視盤3に異常発生信号を送出し、監視盤3は、住
戸用コントロール盤1から異常発生信号を受けたときに
は、その住戸の生活情報の異常を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者などが住む
住戸を含んだ集合住宅に適用される生活情報監視システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者用の集合住宅(シルバーマンショ
ン)などには、一人暮しの老人や病人が、住戸内で、不
意の病や事故によって倒れたことなどを早期に発見する
ため、生活情報監視システムが導入されている。図10
は、生活情報監視システムの構成を示した図である。
【0003】各住戸には、住戸用コントロール盤101
(生活情報監視盤)を設置しており、同じ住戸内に設置
された住宅情報盤102に信号線Laを介して接続され
ている。また、電話回線L101を通じて生活異常を通
報するために自動通報機105を接続している。住戸用
コントロール盤101は、分電盤に内蔵されて構成され
ており、取消釦付コール押釦b1、にぎりコール押釦b
2、コール取消釦b3など、異常などの通知や取消を指
示するための釦と、水量センサSなどのセンサを接続し
て、生活異常を検知している。また、廊下警報表示灯l
を接続して、異常が発生したことを廊下において警報表
示しており、更に、在室管理錠Jと在室設定釦b4を接
続し、これらと連動して、在室中にのみ生活異常を監視
するようにしている。
【0004】ここに、生活異常を検知するセンサには、
トイレの水等の使用状態を検知する水量センサSの他、
各住戸内の人体の動きを赤外線などで検知する人体検知
センサ、ガスの使用状態を検知するガス使用量センサ、
電気の使用状態を検知する電気使用量センサ等がある。
住戸用コントロール盤101は、例えば、水量センサS
が、所定時間(例えば12時間)の間、水洗トイレの水
が使用されたことを検知しなかったり、人体検知センサ
が、所定時間の間、在室中の人体の動きを検知しなかっ
たときには、住戸内の人に異常が発生したと判断して、
自動通報機105から、電話回線L101を介して、予
め設定された外部の通報先(例えば、警備会社、消防署
等)を自動的にダイヤルし、異常が起きたことを通報す
る。また、信号線Laを通じた接点出力によって、住宅
情報盤102から警報を出力させたり、更に、住宅監視
盤102を介して、玄関先に設置されたドアホン子器D
から警報を出力させる。
【0005】また、各住戸の住宅情報盤102は、多重
伝送線L100を介して、管理人室(LSA室)などに
設置された監視盤103に接続されているので、住戸用
コントロール盤101から異常発生信号を受ければ、多
重伝送線L100を通じて、非常信号を送出している。
住宅情報盤102は、住戸内の火災などのセキュリティ
情報を監視するとともに、ドアホン子器Dとインターホ
ン通話をしたり、通話信号線L101を介して、監視盤
103や、監視盤103に接続されたロビーインターホ
ン104との通話を可能とする。
【0006】このため、住宅情報盤102には、住戸内
に設置された火災感知器S1やCO/ガス検知器S2を
接続するとともに、玄関先などに設置されたドアホン子
器Dを接続し、また、多重信号線L100を介して監視
盤103を接続している。したがって、住宅情報盤10
2と監視盤103の間は、火災などの異常信号や、制御
信号を伝送するための信号線L100以外に、通話信号
線L101で接続されている。なお、ここには、ドアホ
ン子器Dとして、火災感知器S1と住宅情報盤102の
間を中継する点検端子付のドアホン子器を示しており、
その点検端子に遠隔試験器(不図示)を接続すれば、戸
外から火災感知器Sの疑似発報試験等ができるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生活情報監視システムでは、管理人室などに設置さ
れた監視盤103は、各住戸において生活異常が発生し
たとしても、どのような種類の異常が発生したのかが分
からなかった。すなわち、住宅情報盤102は、火災/
ガス/非常に区別してのみ、信号を監視盤103に送出
できるので、住戸用コントロール盤101から住宅情報
盤102に、信号線Laを通じて、コール釦b1,b2
の操作、センサSによる異常検知が通知されても、住宅
情報盤102から監視盤103には、多重伝送線L10
0を通じて、「非常」という区別でしか信号(非常信
号)を送出することができず、監視盤103では、その
非常信号が、その住戸の住戸用コントロール盤101が
生活異常を検知したことを示すものなのか、住宅情報盤
102の非常スイッチが操作されたこと等を示すものな
のかが判らなかった。したがって、住戸用コントロール
盤101において、コール釦b1,b2が操作されたの
か、センサSが生活異常を検知したのかも判らず、更
に、それらの種別を特定することもできなかった。
【0008】また、管理人室でどのような生活異常が発
生したのかが判るようにするには、生活情報の監視を目
的とした別のシステムを導入する必要があるが、このよ
うなシステムを導入すると、集合住宅全体のシステムが
複雑になって、施工に手間がかかり、更に、一般住戸
(セキュリティ情報のみを監視する住戸)をシルバー住
戸(セキュリティ情報と生活情報を監視する住戸)に変
更するために、住戸用コントロール盤101を後施工す
ることも非常に困難であった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、監視盤において各住戸における
生活異常の発生が判別できる生活情報監視システムを提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される、本発明の生活情報監視システムは、監視
盤から導出され、各住戸のセキュリティ情報を監視する
住宅情報盤を接続した多重伝送線に、各住戸の生活情報
を監視する住戸用コントロール盤を接続可能としてい
る。
【0011】請求項1では、住戸用コントロール盤は、
生活情報の異常を検知したときには、多重伝送線を通じ
て、監視盤に異常発生信号を送出し、監視盤は、住戸用
コントロール盤から異常発生信号を受けたときには、そ
の住戸の生活情報の異常を報知することを特徴としてい
る。すなわち、住戸用コントロール盤と住宅情報盤は、
共通の多重伝送線に接続される。監視盤では、住宅情報
盤から火災の発生などを示す異常信号を受信したときに
は、その住戸の異常を報知するとともに、住戸用コント
ロール盤から異常発生信号を受けたときには、その住戸
の生活情報の異常を報知する。
【0012】請求項2では、請求項1において、監視盤
は、住戸用コントロール盤から異常発生信号を受けたと
きには、その信号を多重伝送線を通じて、その住戸の住
宅情報盤に送出し、住宅情報盤は、監視盤から異常発生
信号を受けたときには、生活情報の異常を報知すること
を特徴としている。請求項3では、請求項1又は請求項
2において、監視盤から導出され、住宅情報盤を接続す
る多重伝送線と、住戸用コントロール盤を接続する多重
伝送線は、並列に接続されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項4では、請求項1において、住戸用
コントロール盤は、その住戸の住宅情報盤を、信号線を
介して接続しており、生活情報の異常を検知したときに
は、信号線を通じて、住宅情報盤に異常発生信号を送出
し、住宅情報盤は、住戸用コントロール盤から異常発生
信号を受けたときには、生活情報の異常を報知すること
を特徴としている。
【0014】請求項5〜請求項8に記載の生活情報監視
システムは、監視盤から導出され、各住戸のセキュリテ
ィ情報を監視する住宅情報盤を接続した多重伝送線に、
各住戸の生活情報を監視する住戸用コントロール盤を、
住宅情報盤と直列に接続可能としており、請求項5で
は、住戸用コントロール盤は、生活情報の異常を検知し
たときには、多重伝送線を通じて、監視盤に異常発生信
号を送出し、監視盤は、住戸用コントロール盤から異常
発生信号を受けたときには、その住戸の生活情報の異常
を報知することを特徴としている。
【0015】すなわち、住戸用コントロール盤と住宅情
報盤は、共通の多重伝送線に対して直列に接続される。
この場合、監視盤に対して、住戸用コントロール盤と住
宅情報盤のいずれを前段に接続してもよい。監視盤で
は、住宅情報盤から火災の発生などを示す異常信号を受
信したときには、その住戸の異常を報知するとともに、
住戸用コントロール盤から異常発生信号を受けたときに
は、その住戸の生活情報の異常を報知する。
【0016】請求項6では、請求項5において、住戸用
コントロール盤は、住宅情報盤の監視盤に対する後段側
に接続されることを特徴としている。これによって、住
戸用コントロール盤から監視盤に異常発生信号を送出し
たときに、住宅情報盤が直接異常発生信号を受けて、異
常を報知することができる。請求項7では、請求項5又
は請求項6において、監視盤は、住戸用コントロール盤
から異常発生信号を受けたときには、その信号を多重伝
送線を通じて、その住戸の住宅情報盤に送出し、住宅情
報盤は、監視盤から異常発生信号を受けたときには、生
活情報の異常を報知することを特徴としている。
【0017】請求項8では、請求項5又は請求項6にお
いて、住戸用コントロール盤は、生活情報の異常を検知
したときには、多重信号線を通じて、住宅情報盤に異常
発生信号を送出し、住宅情報盤は、住戸用コントロール
盤から異常発生信号を受けたときには、生活情報の異常
を報知することを特徴としている。請求項9では、請求
項2又は請求項7において、監視盤は、住戸用コントロ
ール盤から異常発生信号を受けたときには、その信号を
多重伝送線を通じて、その住戸と近隣する住戸の住宅情
報盤に送出し、近隣する住戸の住宅情報盤は、監視盤か
ら異常発生信号を受けたときには、生活情報の異常を報
知することを特徴としている。これによって、近隣住戸
では、生活異常が発生した住戸に対して迅速な対応がと
れる。
【0018】請求項10〜請求項12では、各住戸の住
戸用コントロール盤と住宅情報盤に割り当てられるアド
レスについて提案している。請求項10では、請求項1
〜請求項9のいずれかにおいて、同じ住戸の住戸用コン
トロール盤と住宅情報盤には、同じアドレスが割り当て
られており、監視盤は、多重伝送線を通じ、アドレスが
付加された信号を伝送して、その住戸の住戸用コントロ
ール盤と住宅情報盤を、同時に監視あるいは制御するこ
とを特徴としている。
【0019】請求項11では、請求項10において、同
じ住戸の住戸用コントロール盤と住宅情報盤の各々に
は、両者の識別コードが更に割り当てられており、監視
盤は、多重伝送線を通じ、アドレスとともに識別コード
が付加された信号を伝送して、その住戸の住戸用コント
ロール盤あるいは住宅情報盤を、個別に監視あるいは制
御することを特徴としている。
【0020】請求項12では、請求項1〜請求項9のい
ずれかにおいて、同じ住戸の住戸用コントロール盤と住
宅情報盤の各々には、異なるアドレスが割り当てられて
おり、監視盤は、多重伝送線を通じ、アドレスが付加さ
れた信号を伝送して、その住戸の住戸用コントロール盤
あるいは住宅情報盤を、個別に監視あるいは制御するこ
とを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る生
活情報監視システムの全体構成の一例を概略的に示す図
である。この生活情報監視システムは、高齢者などの独
り暮し住戸がある集合住宅に適用され、管理人室などに
設置された監視盤3から導出される共通の多重伝送線L
に対して、住戸に設置された住戸用コントロール盤1と
住宅情報盤2を、並列に接続している(図中、L(#
1)とL(#2)を参照)。
【0022】多重伝送線L(L(#1)、L(#2)、
後述するL(#3)を含む)は、2線式平衡ケーブルで
構成されており、各種制御信号や情報信号を伝送する。
なお、住宅情報盤2と監視盤3の間は、多重伝送線Lと
は別に、2線ケーブルによる通話信号線L1が接続され
ている。ここでは、住宅情報盤2によるセキュリティ情
報の監視に加えて、生活情報の監視が必要であるシルバ
ー住戸と、セキュリティ情報の監視のみを行う一般住戸
が混在している場合を示しているが、シルバー住戸のみ
の構成であってもよい。
【0023】また、ここでは、監視盤3として、住宅情
報盤2から火災信号を受信したときに、近隣住戸の住宅
情報盤2に制御信号を送出して警報出力させることがで
きる、集合住宅監視統合盤の例を示している。住戸用コ
ントロール盤1は、分電盤に内蔵されて構成されてお
り、トイレや風呂等に設置される取消釦付コール押釦b
1、にぎりコール押釦b2、コール取消釦b3など、異
常などの通知、取消を指示するための釦と、水量センサ
Sなどのセンサを接続して、生活異常を検知している。
なお、住戸用コントロール盤1は、センサやコール押釦
b1,b2のすべてを接続する必要はなく、生活環境に
応じて任意に接続すればよい。
【0024】また、廊下警報表示灯lを接続して、異常
が発生したことを廊下に警報表示しており、更に、在室
管理錠Jと在室設定釦b4を接続し、これらと連動し
て、在室中にのみ、生活異常を監視するようにしてい
る。ここに、生活異常を検知するセンサには、トイレの
水等の使用状態を検知する水量センサSの他、各住戸内
の人体の動きを赤外線などで検知する人体検知センサ、
ガスの使用状態を検知するガス使用量センサ、電気の使
用状態を検知する電気使用量センサ等があり、各々のセ
ンサユニット(不図示)を介して、住戸用コントロール
盤1に接続されている。また、コール用の押釦には、ワ
イヤレス発信器(不図示)も含まれ、住戸用コントロー
ル盤1にワイヤレス受信機(不図示)を接続して、発信
器からの呼出も検知できるようになっている。
【0025】住戸用コントロール盤1は、例えば、水量
センサSが、所定時間(例えば12時間)の間、水洗ト
イレの水が使用されたことを検知しなかったり、人体検
知センサが、所定時間(例えば12時間)の間、在室中
の人体の動きを検知しなかったときには、住戸内の人の
生活に異常が発生したと判断して、監視盤3に多重伝送
線Lを通じて異常発生信号を送出し、警報を出力させ
る。
【0026】一方、住宅情報盤2は、住戸内のセキュリ
ティ情報を監視するために、住戸内に設置され、火災の
発生を熱や煙などによって感知する火災感知器S1や、
一酸化炭素や有害ガスを検出するCO/ガス検知器S2
を接続している。また、住戸人以外の不法侵入を検知す
る防犯センサ(不図示)なども接続しており、更に、玄
関先とインターホン通話をするため、ドアホン子器Dを
接続している。ここには、ドアホン子器Dとして、火災
感知器S1と住宅情報盤2の間を中継する点検端子付の
ドアホン子器を接続しており、点検端子に遠隔試験器
(不図示)を接続すれば、戸外から火災感知器Sの疑似
発報試験等ができるようになっている。
【0027】また、住宅情報盤2は、通話信号線L1を
介して、監視盤3を接続しており、監視盤3、あるい
は、監視盤3に接続されたロビーインターホン4との通
話を可能としている。したがって、一般住戸をシルバー
住戸に変更するときは、警報盤3と各住戸の住宅情報盤
2とを接続している、多重伝送線Lと通話信号線L1の
うち、多重伝送線Lに対して住戸用コントロール盤1を
接続すればよい(図中、L(#1)参照)。
【0028】このような構成において、監視盤3は、多
重伝送線Lを通じて、住戸用コントロール盤1から異常
発生信号を受けたときには、その住戸の生活情報の異常
を報知するとともに、住宅情報盤2から火災の発生など
を示す異常信号を受信したときには、その住戸の異常を
報知する。また、監視盤3は、住戸用コントロール盤1
から異常発生信号を受けたときには、その生活異常が発
生した住戸以外の近隣の住戸にも、異常発生信号を送出
するようにして、近隣の住戸人がいち早く、生活異常が
発生した住戸に駆けつけられるようにもできる。なお、
近隣住戸には、両隣の住戸や、監視盤3において予め設
定している指定住戸などがある。
【0029】住戸用コントロール盤1は、同じ住戸の住
宅情報盤2を、信号線Laを介して接続しており、生活
情報の異常を検知したときには、信号線Laを通じて、
住宅情報盤2に異常発生信号を送出し、住宅情報盤2
は、異常発生信号を受けたときには、生活情報の異常を
報知する。このとき、住宅情報盤2では、生活情報の内
容を、音声やLED表示などによって報知して、住戸人
にその内容が判るようにできる。
【0030】この信号線Laは、接点信号や有電圧信号
や、生活異常の種類によって異なる音声信号などを伝送
できるようになっており、住宅情報盤2では、各コール
釦b1、b2が操作されたことや、異常が発生したこと
が警報音などで出力される。音声信号が伝送された場合
は、住宅情報盤2で生活異常の内容を区分して報知する
ことができる。
【0031】これによって、住戸内において、動けなく
なった住戸人などは、住戸用コントロール盤1から監視
盤3に対して異常発生信号が出力されていることが確認
でき、また、ドアホン子器Dから警報音が出力されれ
ば、近所の人にすぐに駆けつけてもらうこともできる。
以下には、住戸用コントロール盤1による生活異常の検
知の一例を説明する。
【0032】各住戸の住戸用コントロール盤1には、生
活異常検知センサとして、各住戸で使用する水量で生活
情報を監視する水量センサSや、人体の動きで生活情報
を監視する赤外線センサなどの人体検知センサを接続し
ており、住戸用コントロール盤1は、住戸人の在室ある
いは不在を判定し、この判定に応じてセンサを作動させ
て、生活上の異常を検知する。
【0033】具体的には、住戸用コントロール盤1は、
各室の外側から扉を閉じ在室管理錠Jを施錠すれば、住
戸人が外出したと判断して不在モードに移行させ、ま
た、外側から解錠、あるいは、内側から施錠すれば、外
出から戻ったと判断して在室モードに移行させる。とこ
ろが、外側から施錠する場合でも、室内に人が居残る場
合もあることから、在室設定釦b4を操作したあとに外
側から施錠すれば、不在モードに切換え設定せず、在室
モードを保持する。
【0034】例えば、水道管の基幹の基に設置され、日
常生活におけるトイレなど水の使用を検知する水量セン
サSを用いた場合であれば、在室モードに設定されてい
るときに、水量センサSによって水量の使用状況を監視
し、一定量以上の水が所定の時間(例えば12時間)以
上継続して使用されないときには、住戸用コントロール
盤1は、管理人室の監視盤3、住宅情報盤2やドアホン
子器Dなどから、音声メッセージ、警報音などで異常を
報知させる。一方、不在モードに設定されたときには、
水量センサSによる異常監視を解除する。
【0035】なお、在室モードにおいて、上記の水量の
不使用時間は、住戸用コントロール盤1によって計時さ
れており、一定量以上の水が使用される度に計時はリセ
ットされ、計時時間が予め設定した所定時間を超えたと
きに、監視盤3等に異常を報知する。また、住戸用コン
トロール盤1には、異常が発生したときに住戸人が操作
する操作釦として、壁面に設置されたコール押釦b1
や、病人などが操作し易いようになっている、にぎりコ
ール押釦b2を接続しているので、これらを操作した
後、所定時間内に取消釦b3などによって取消操作がさ
れなければ、異常が発生したと確定し、センサを用いて
異常と判断したときと同様に、監視盤2などに異常を報
知する。
【0036】次に、図2(a)に住戸用コントロール盤
1、図2(b)に住宅情報盤2、図3に監視盤3の各々
の要部構成をブロック図で示す。住戸用コントロール盤
1は、図2(a)に示すように、以下の各部を制御する
制御回路11と、監視盤3との多重伝送線L(#1)を
通じた伝送を制御する伝送入出力回路12と、水量セン
サSなどの生活異常を検知するセンサを接続する生活異
常検知回路13と、コール押釦b1やにぎりコール押釦
b2の操作を検出するコール入力検知回路14と、住宅
情報盤2に信号線Laを通じて異常発生信号を送出する
ための信号出力回路15とを備えている。
【0037】制御回路11は、生活異常検知回路13が
異常が発生したと判断したり、コール入力検知回路14
が、コール押釦b1,b2の操作を検知したときには、
伝送入出力回路12を通じて異常発生信号を監視盤3に
送信する。また、信号出力回路15を通じて異常発生信
号を住宅情報盤2に送出する。住宅情報盤2は、図2
(b)に示すように、CPU21と、監視盤3との多重
伝送線L(#2)を通じた伝送を制御する伝送入出力回
路22と、ハンドセットHによる監視盤3等との通話を
制御する通話制御回路23と、スピーカSP2から警報
を出力させる警報出力回路24と、接続された火災感知
器S1やCO/ガス検知器S2などから警報信号を受け
付ける警報入力回路25と、各種スイッチ操作を受け付
けるスイッチ入力回路26と、住戸用コントロール盤1
から異常発生信号を受ける信号入力回路27とを備えて
いる。
【0038】住宅情報盤3のCPU21は、警報入力回
路25が火災信号などの警報信号を受けたり、信号入力
回路27が住戸用コントロール盤1から異常発生信号を
受けたときには、警報出力回路24によって警報音を出
力させる。また、監視盤3から多重伝送線L(#2)を
通じて、異常発生信号を受けたときには、同じ住戸の住
戸用コントロール盤1が生活異常を検知したとして、警
報出力回路24によって警報出力する。このような構成
であれば、住戸用コントロール盤1と住宅情報盤2を、
信号線Laを介して接続しなくても、住宅情報盤2から
生活異常の発生を報知できる。
【0039】監視盤3は、図3に示すように、CPU3
1と、多重伝送線Lを通じた伝送を制御する伝送入出力
回路32と、各住戸におけるセキュリティ情報の異常、
生活情報の異常を表示する表示回路33と、これらの異
常をスピーカSP3から警報出力する音発生回路34
と、キー操作を検出するためのキースキャン入力回路3
5と、各住戸の住宅情報盤2やロビーインターホン4と
の通話を制御するインターホン制御回路36と、警報な
どを移報するための移報接点出力回路37とを備えてい
る。
【0040】監視盤3のCPU31は、住戸用コントロ
ール盤1から多重伝送線Lを通じて異常発生信号を受信
すれば、その住戸の住戸番号や警報内容を、表示回路3
3によって表示し、音発生回路34を作動させてスピー
カSP3から音声などで出力する。また、住宅情報盤2
から多重伝送線Lを通じて異常発生信号を受信したとき
も同様に、その住戸の住戸番号や警報内容を表示し、音
声などで出力する。
【0041】更に、住戸用コントロール盤1から異常発
生信号を受けたときには、その信号を多重伝送線Lを通
じて、その住戸や近隣住戸の住宅情報盤2に送出し、生
活情報の異常を報知させることもできる。図4には、以
上において説明した警報出力の態様を模式的に示してい
る。なお、図4(a)〜(c)は各々、別々の実施例を
示しており、各図中の〜は、処理の順番を示してい
る。
【0042】図4(a)では、住戸用コントロール盤1
は、生活情報の異常を検知したときには、多重伝送線L
を通じて、監視盤3に異常発生信号を送出し()、こ
れを受けた監視盤3は、その住戸の生活情報の異常を警
報出力する()。図4(b)では、住戸用コントロー
ル盤1は、生活情報の異常を検知したときには、多重伝
送線Lを通じて、監視盤3に異常発生信号を送出し
()、これを受けた監視盤3は、その住戸の生活情報
の異常を警報出力する()とともに、その信号を多重
伝送線Lを通じて、その住戸の住宅情報盤2に送出する
()。住宅情報盤2は、監視盤3から異常発生信号を
受けたときには、生活情報の異常を警報出力する
()。
【0043】図4(c)では、住戸用コントロール盤1
は、生活情報の異常を検知したときには、信号線Laを
通じて、住宅情報盤2に異常発生信号を送出し()、
これを受けた住宅情報盤2は、生活情報の異常を警報出
力する()。なお、(a)と(c)とを組み合わせ
て、住戸用コントロール盤1は、生活情報の異常を検知
したときに、監視盤3と住宅情報盤2の両方に異常発生
信号を送出し、両方から生活情報の異常を警報出力する
ようにしてもよい。
【0044】次に、本発明に係る生活情報監視システム
の別の構成を、図5に示す。この生活情報監視システム
は、図1の構成と比べて、監視盤3から導出される共通
の多重伝送線Lに対し、各住戸に設置された住戸用コン
トロール盤1と住宅情報盤2を、並列ではなく、直列に
接続している(図中、L(#2)とL(#3)を参
照)。すなわち、住宅情報盤2と住戸用コントロール盤
1は、送り配線L(#3)によって接続される。具体的
には、例えば、多重伝送線L(#2)とL(#3)は、
住宅情報盤3の共通の端子に接続され、両者が直結され
て送り配線される。
【0045】この図では、住戸用コントロール盤1は、
住宅情報盤2の監視盤3に対する後段側に接続されてい
るが、住宅情報盤2が住戸用コントロール盤1より後段
に接続されるようにしてもよい。住戸用コントロール盤
1を、従来、集合住宅監視システムとして設置されてい
る住宅情報盤2に対し、後から接続することにより、容
易に一般住戸をシルバー住戸に変更することが出来る。
【0046】住戸用コントロール盤1は、生活情報の異
常を検知したときには、多重伝送線L(L(#3)、L
(#2))を通じて、監視盤3に異常発生信号を送出
し、これを受けた監視盤3は、その住戸の生活情報の異
常を報知する。一方、監視盤3は、多重伝送線L(L
(#2))を通じて、住宅情報盤2から火災の発生など
を示す異常信号を受信したときには、その住戸の異常を
報知する。
【0047】また、監視盤3は、住戸用コントロール盤
1から異常発生信号を受けたときには、その信号を多重
伝送線L(L(#2))を通じて、その住戸の住宅情報
盤2に送出し、これを受けた住宅情報盤2において、生
活情報の異常を報知することもできる。このとき、監視
盤3は、生活異常が発生した住戸以外の近隣の住戸に
も、異常発生信号を送出するようにして、近隣の住戸人
がいち早く、生活異常が発生した住戸に駆けることがで
きるようにしてもよい。
【0048】更に、住戸用コントロール盤1は、生活情
報の異常を検知したときには、多重伝送線L(#3)
(送り配線)を通じて、住宅情報盤2に異常発生信号を
送出し、これを受けた住宅情報盤2において、その住戸
の生活情報の異常を報知することもできる。このとき、
住宅情報盤2では、生活情報の内容を、音声やLED表
示などによって報知して、住戸人にその内容が判るよう
にできる。
【0049】図6には、このシステムにおける、住戸用
コントロール盤1と住宅情報盤2の要部構成の各々をブ
ロック図で示している。なお、このシステムにおける監
視盤3の構成は、図3に示した構成と同じである。図6
(a)に示すように、住戸用コントロール盤1は、図2
(a)の構成と比べ、信号出力回路15を備えておら
ず、また、伝送入出力回路12は、住宅情報盤2と送り
配線L(#3)によって接続されている。
【0050】制御回路11は、生活異常検知回路13が
異常が発生したと判断したり、コール入力検知回路14
が、コール押釦b1,b2の操作を検知したときには、
伝送入出力回路12を通じ、異常発生信号を、監視盤3
(住宅情報盤2側)に送信する。一方、図6(b)に示
す住宅情報盤2は、図2(b)の構成と比べて、信号入
力回路27を備えておらず、伝送入出力回路22から送
り配線L(#3)によって住戸用コントロール盤1を接
続している。具体的には、住宅情報盤2では、多重伝送
線L(#2)を接続する端子を共用して、送り配線L
(#3)を接続している。
【0051】CPU21は、警報入力回路25が火災信
号などの警報信号を受けたときには、警報出力回路24
によって警報音を出力させるとともに、多重伝送線L
(#2)を通じて、監視盤3に異常発生信号を送出す
る。また、住戸用コントロール盤1から送り配線L(#
3)を通じて異常発生信号が送出されて来たときは、伝
送入出力回路22では、自己宛の信号ではないので何等
処理をせず、この信号は、そのまま多重伝送線L(#
2)を通じて、監視盤3に送出される。ただし、このと
きに住宅情報盤2は、送出される信号を検出して、警報
出力をするようにしてもよい。
【0052】このように、住戸用コントロール盤1を、
従来、集合住宅監視システムとして設置されている住宅
情報盤2に対し、後から接続することにより、容易に一
般住戸をシルバー住戸に変更することが出来る。次に、
図1又は図5のシステムにおいて、各住戸の住戸用コン
トロール盤1と住宅情報盤2に割り当てられるアドレス
について説明する。
【0053】図7には、そのアドレスの例を示してい
る。監視盤3には、図示したようなシステム全体の端末
(住戸用コントロール盤1、住宅情報盤2など)のアド
レス情報が記憶されており、これを基に、アドレスを付
加した多重信号を送出して、各住戸の端末の制御を行
い、また、アドレスが付加された多重信号を受けて、各
住戸の端末の監視を行う。このとき、各住戸の住戸用コ
ントロール盤1や住宅情報盤2では、ディップスイッチ
の設定や、キー操作によるメモリへの設定などで、予
め、自己のアドレスを登録しておく。
【0054】図7(a)に示す構成では、同じ住戸の住
戸用コントロール盤1と住宅情報盤2には、同じアドレ
スが割り当てられている。これによって、監視盤3で
は、多重伝送線Lを通じ、アドレスが付加された信号を
伝送して、その住戸の住戸用コントロール盤1と住宅情
報盤2を、同時に監視あるいは制御することができる。
すなわち、監視盤3では、その住戸に対し1つのアドレ
スを指定した信号を伝送すれば、両者を連動制御するこ
とができる。
【0055】したがって、住戸用コントロール盤1を付
加接続した場合でも、監視盤3に新たにアドレスを設定
したり、各住戸の住戸用コントロール盤1と住宅情報盤
2を関連付けて登録しなくても、住戸用コントロール盤
1と住宅情報盤2を容易に連動制御できる。また、ここ
では、同じ住戸の住戸用コントロール盤1と住宅情報盤
2の各々に、アドレスとともに、両者の識別コード(こ
こでは、「0」が住宅情報盤2、「1」が住戸用コント
ロール盤1)が割り当てられている。これによって、監
視盤3では、多重伝送線Lを通じ、アドレスとともに識
別コードが付加された信号を伝送すれば、その住戸の住
戸用コントロール盤1あるいは住宅情報盤2を、個別に
監視あるいは制御することができる。
【0056】なお、同じ住戸の住戸用コントロール盤1
と住宅情報盤2に、アドレスのみを割り当て、識別コー
ドを割り当てずに、両者を同時に監視あるいは制御でき
るのみのシステムとしてもよい。一方、図7(b)に示
す構成では、異なる住戸はもちろんのこと、同じ住戸の
住戸用コントロール盤1と住宅情報盤2の各々にも、異
なるアドレスが割り当てられている。この場合、監視盤
3は、多重伝送線Lを通じ、アドレスが付加された信号
を伝送して、すべての住戸の住戸用コントロール盤1あ
るいは住宅情報盤2を、個別に監視あるいは制御する。
このようにすれば、住戸用コントロール盤1を後施工す
るときでも、住宅情報盤2と同様にして、新たにアドレ
スを設定すればよい。
【0057】次に、本発明に係る生活情報監視システム
の更に別の構成について、図8と図9のシステム構成図
とともに説明する。図示したシステムでは、管理人室な
どに、監視盤としてシルバーHA監視盤5と、住棟受信
機6とを設置している。各住戸に設置された住戸用コン
トロール盤1と住宅情報盤2は、監視盤5から導出され
た多重伝送線Lに接続されており、各住戸の住宅情報盤
2は、更に、階毎などの所定区域単位に、住棟受信機6
から導出された制御信号線LAに、中継器7を介して接
続されている。したがって、住宅情報盤2には、図2
(b)、図6(b)の構成に加えて、住棟受信機6との
信号の伝送手段を備えている。なお、ここでは、住宅情
報盤2は、火災感知器S1を、ドアホン子器Dを中継さ
せずに接続している。
【0058】図8の構成のシルバー住戸では、住戸用コ
ントロール盤1と住宅情報盤2とを、多重伝送線Lに対
して並列に接続しており、図1に対応した構成になって
いる。すなわち、図8の監視盤5と住戸用コントロール
盤1と住宅情報盤2の間では、図1の監視盤3と住戸用
コントロール盤1と住宅情報盤2の間と同じ動作を行
う。
【0059】また、図9の構成のシルバー住戸では、住
戸用コントロール盤1と住宅情報盤2とを、多重伝送線
Lに対して直列に接続しており、図5に対応した構成に
なっている。すなわち、図9の監視盤5と住戸用コント
ロール盤1と住宅情報盤2の間では、図5の監視盤3と
住戸用コントロール盤1と住宅情報盤2の間と同じ動作
を行う。
【0060】監視盤5では、住戸用コントロール盤1か
ら異常発生信号を受けたときや、住宅情報盤2から火災
などの異常信号を受けたときには、警報を出力する。一
方、住棟受信機6では、住宅情報盤2から火災の確定信
号を受けたときに、予め設定されている近隣住戸の住宅
情報盤2に対して警報出力信号を送出し、警報を出力さ
せる。
【0061】このようなシステムにおいても、住戸用コ
ントロール盤1を、従来、集合住宅監視システムとして
設置されている住宅情報盤2に対し、後から接続するこ
とにより、容易に一般住戸をシルバー住戸に変更するこ
とが出来る。以上に説明したように、図1,5,8,9
の各々に示したシステムでは、監視盤3,5は、各住戸
内で住戸用コントロール盤1が検知した生活異常の内容
を知ることが出来る。例えば、押釦b1,b2の操作に
よる生活異常であるのか、センサSが一定時間反応しな
かったことによる生活異常であるのかが判別できる。
【0062】また、必要に応じて、一般住戸からシルバ
ー住戸への変更が、住戸用コントロール盤1の後施工に
より可能になる。更に、従来の集合住宅システムの多重
伝送線Lを用いて、各住戸の生活異常が監視盤3,5側
で判るようにできる。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項12に記載の
生活情報監視システムでは、住戸用コントロール盤を、
監視盤から導出され住宅情報盤を接続した多重伝送線に
接続している。したがって、各住戸の生活異常を監視盤
にて報知することができる。また、従来の集合住宅シス
テムの多重伝送線を共用しているので、省線化が図れ、
各住戸の生活異常を監視盤において報知することができ
る。
【0064】請求項1では、監視盤は、住宅情報盤から
異常信号を受信したときに、その住戸の異常を報知する
とともに、住戸用コントロール盤から異常発生信号を受
けたときにも、その住戸の生活情報の異常を報知するこ
とができる。請求項2では、監視盤は、住戸用コントロ
ール盤から異常発生信号を受けたときには、その信号を
多重伝送線を通じ、その住戸の住宅情報盤に送出して、
その住宅情報盤から生活情報の異常を報知させることが
できる。
【0065】請求項3では、住宅情報盤と住戸用コント
ロール盤は、多重伝送線に並列に接続すればよいので、
施工が容易である。請求項4では、住戸用コントロール
盤は、その住戸の住宅情報盤に、信号線を通じて直接異
常発生信号を送出し、生活情報の異常を報知させている
ので、住戸人は、生活異常が発生したことが、確実且つ
迅速に分かる。
【0066】請求項5に記載の生活情報監視システムで
は、住戸用コントロール盤を、監視盤から導出され住宅
情報盤を接続した多重伝送線に、住宅情報盤と直列に接
続している。監視盤は、住宅情報盤から異常信号を受信
したときに、その住戸の異常を報知するとともに、住戸
用コントロール盤から異常発生信号を受けたときにも、
その住戸の生活情報の異常を報知することができる。し
たがって、住戸用コントロール盤を住宅情報盤に接続す
ればよいため、配線施工が容易である。
【0067】請求項6では、住宅情報盤は、住戸用コン
トロール盤の前段に接続されているので、コントロール
盤が監視盤に異常発生信号を送出する際に、直接この信
号を受けて異常の発生を報知することができる。請求項
7では、監視盤は、住戸用コントロール盤から異常発生
信号を受けたときには、その信号を多重伝送線を通じ
て、その住戸の住宅情報盤に送出し、生活情報の異常を
報知させることができる。
【0068】請求項8では、住戸用コントロール盤から
同じ住戸の住宅情報盤に、直接、異常発生信号を送出し
て、異常の発生を報知させることができる。請求項9で
は、監視盤は、住戸用コントロール盤から異常発生信号
を受けたときには、その信号を多重伝送線を通じて、そ
の住戸と近隣する住戸の住宅情報盤に送出して、その近
隣住戸において生活情報の異常を報知させることができ
るので、近隣住戸の人が生活異常が発生した住戸に対し
て早急に対応できる。
【0069】請求項10では、同じ住戸の住戸用コント
ロール盤と住宅情報盤には、同じアドレスが割り当てら
れているので、監視盤は、1つのアドレスを指定した信
号を伝送して、その住戸の住戸用コントロール盤と住宅
情報盤を、同時に監視あるいは制御することができる。
請求項11では、同じ住戸の住戸用コントロール盤と住
宅情報盤には、同じアドレスを割り当てるとともに、両
者の識別コードを割り当てているので、監視盤は、アド
レスとともに識別コードを指定した信号を伝送して、そ
の住戸の住戸用コントロール盤あるいは住宅情報盤を、
個別に監視あるいは制御することができる。
【0070】請求項12では、同じ住戸の住戸用コント
ロール盤と住宅情報盤の各々には、異なるアドレスが割
り当てられているので、住戸用コントロール盤と住宅情
報盤を、監視盤によって、個別に監視あるいは制御する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生活情報監視システムの全体構成
の一例を示す図である。
【図2】図1のシステムにおける、住戸用コントロール
盤と住宅情報盤の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】監視盤の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】警報出力の手順を模式的に示す図である。
【図5】本発明に係る生活情報監視システムの全体構成
の別の例を示す図である。
【図6】図5のシステムにおける、住戸用コントロール
盤と住宅情報盤の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】住戸用コントロール盤と住宅情報盤に割り当て
られるアドレスの例を示す図である。
【図8】本発明に係る生活情報監視システムの全体構成
の別の例を示す図である。
【図9】本発明に係る生活情報監視システムの全体構成
の別の例を示す図である。
【図10】従来の生活情報監視システムの全体構成を示
す図である。
【符号の説明】
1・・・住戸用コントロール盤 11・・・制御回路 12・・・伝送入出力回路 13・・・生活異常検知回路 14・・・コール入力検知回路 15・・・信号出力回路 2・・・住宅情報盤 21・・・CPU 22・・・伝送入出力回路 25・・・警報入力回路 27・・・信号入力回路 3・・・監視盤(集合住宅監視統合盤) L・・・多重伝送線 La・・・信号線 5・・・監視盤(シルバーHA監視盤) 6・・・住棟受信機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視盤から導出され、各住戸のセキュリテ
    ィ情報を監視する住宅情報盤を接続した多重伝送線に、
    各住戸の生活情報を監視する住戸用コントロール盤を接
    続可能とした生活情報監視システムであって、 上記住戸用コントロール盤は、生活情報の異常を検知し
    たときには、上記多重伝送線を通じて、上記監視盤に異
    常発生信号を送出し、 上記監視盤は、上記住戸用コントロール盤から異常発生
    信号を受けたときには、その住戸の生活情報の異常を報
    知することを特徴とする生活情報監視システム。
  2. 【請求項2】上記監視盤は、上記住戸用コントロール盤
    から異常発生信号を受けたときには、その信号を上記多
    重伝送線を通じて、その住戸の住宅情報盤に送出し、 上記住宅情報盤は、上記監視盤から異常発生信号を受け
    たときには、生活情報の異常を報知することを特徴とす
    る請求項1に記載の生活情報監視システム。
  3. 【請求項3】上記監視盤から導出され、上記住宅情報盤
    を接続する多重伝送線と、上記住戸用コントロール盤を
    接続する多重伝送線は、並列に接続されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の生活情報監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】上記住戸用コントロール盤は、その住戸の
    住宅情報盤を、信号線を介して接続しており、生活情報
    の異常を検知したときには、上記信号線を通じて、上記
    住宅情報盤に異常発生信号を送出し、 上記住宅情報盤は、上記住戸用コントロール盤から異常
    発生信号を受けたときには、生活情報の異常を報知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生活情報監視システ
    ム。
  5. 【請求項5】監視盤から導出され、各住戸のセキュリテ
    ィ情報を監視する住宅情報盤を接続した多重伝送線に、
    各住戸の生活情報を監視する住戸用コントロール盤を、
    上記住宅情報盤と直列に接続可能とした生活情報監視シ
    ステムであって、 上記住戸用コントロール盤は、生活情報の異常を検知し
    たときには、上記多重伝送線を通じて、上記監視盤に異
    常発生信号を送出し、 上記監視盤は、上記住戸用コントロール盤から異常発生
    信号を受けたときには、その住戸の生活情報の異常を報
    知することを特徴とする生活情報監視システム。
  6. 【請求項6】上記住戸用コントロール盤は、上記住宅情
    報盤の上記監視盤に対する後段側に接続されることを特
    徴とする請求項5に記載の生活情報監視システム。
  7. 【請求項7】上記監視盤は、上記住戸用コントロール盤
    から異常発生信号を受けたときには、その信号を上記多
    重伝送線を通じて、その住戸の住宅情報盤に送出し、 上記住宅情報盤は、上記監視盤から異常発生信号を受け
    たときには、生活情報の異常を報知することを特徴とす
    る請求項5又は請求項6に記載の生活情報監視システ
    ム。
  8. 【請求項8】上記住戸用コントロール盤は、生活情報の
    異常を検知したときには、上記多重信号線を通じて、上
    記住宅情報盤に異常発生信号を送出し、 上記住宅情報盤は、上記住戸用コントロール盤から異常
    発生信号を受けたときには、生活情報の異常を報知する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の生活情
    報監視システム。
  9. 【請求項9】上記監視盤は、上記住戸用コントロール盤
    から異常発生信号を受けたときには、その信号を上記多
    重伝送線を通じて、その住戸と近隣する住戸の住宅情報
    盤に送出し、 上記近隣する住戸の住宅情報盤は、上記監視盤から異常
    発生信号を受けたときには、生活情報の異常を報知する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項7に記載の生活情
    報監視システム。
  10. 【請求項10】同じ住戸の住戸用コントロール盤と住宅
    情報盤には、同じアドレスが割り当てられており、 上記監視盤は、上記多重伝送線を通じ、アドレスが付加
    された信号を伝送して、その住戸の住戸用コントロール
    盤と住宅情報盤を、同時に監視あるいは制御することを
    特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の生活
    情報監視システム。
  11. 【請求項11】同じ住戸の住戸用コントロール盤と住宅
    情報盤の各々には、両者の識別コードが更に割り当てら
    れており、 上記監視盤は、上記多重伝送線を通じ、アドレスととも
    に識別コードが付加された信号を伝送して、その住戸の
    住戸用コントロール盤あるいは住宅情報盤を、個別に監
    視あるいは制御することを特徴とする請求項10に記載
    の生活情報監視システム。
  12. 【請求項12】同じ住戸の住戸用コントロール盤と住宅
    情報盤の各々には、異なるアドレスが割り当てられてお
    り、 上記監視盤は、上記多重伝送線を通じ、アドレスが付加
    された信号を伝送して、その住戸の住戸用コントロール
    盤あるいは住宅情報盤を、個別に監視あるいは制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載
    の生活情報監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230492A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Carecom Co Ltd 住戸監視システム
JP2009271575A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Carecom Co Ltd 住戸監視システム
JP2010081073A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム

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