JP7027285B2 - 遠隔制御サーバおよび遠隔制御システム - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、音声検知手段により乳幼児の音声を検知すると音声再生手段を駆動させることにより、母親の声やメロディを流し、あるいは玩具等の外部機能を駆動させて乳幼児の安眠を促進することが開示されている。
請求項2には、前記被制御側装置を利用する利用者が映っている動画および画像の少なくとも一方を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記動画および前記画像の少なくとも一方から、前記利用者の態様を検出する検出手段と、前記検出手段に検出された前記態様に応じて、予め定められた評価基準に基づいて前記遠隔制御端末の操作者による前記操作子の操作を評価する評価手段と、をさらに備えた、請求項1記載の遠隔制御サーバの発明が記載されている。
請求項3には、前記取得手段は、前記利用者が映っている動画を取得し、前記動画に基づいて、前記利用者の前記態様、前記評価手段による前記評価、および当該評価に係る前記文章情報が表示された映像を含む動画を作成する作成手段をさらに備えた、請求項2記載の遠隔制御サーバの発明が記載されている。
請求項4には、前記取得手段は、前記利用者が映っている動画を取得し、前記受信手段が前記操作情報を取得した際の前記利用者の態様と、前記評価および当該評価に係る前記文章情報と、を関連付けて記憶する記憶手段と、撮影されている前記利用者の動画が前記取得手段により取得されると、当該動画を前記遠隔制御端末に送信する送信手段と、を備え、前記出力制御手段は、撮影されている前記動画から、前記記憶手段に記憶されている前記利用者の前記態様が検出された場合に、当該態様に関連付けられて記憶されている前記評価および前記文章情報を、前記遠隔制御端末に送信した前記動画に表示させることを特徴とする請求項2記載の遠隔制御サーバの発明が記載されている。
請求項5には、前記遠隔制御端末の前記操作子と、複数の言語の前記文章情報とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、前記設定情報は、前記遠隔制御端末における言語の設定に関する情報であり、前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記文章情報のうち、前記設定情報から特定される言語の前記文章情報を前記遠隔制御端末に出力させることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御サーバの発明が記載されている。
請求項6には、制御の対象となる被制御側装置が設けられている地域との間で時差が生じる地域に設けられ、操作者による操作を受け付けて当該被制御側装置を遠隔制御する遠隔制御端末と、前記被制御側装置と前記遠隔制御端末とを接続し、当該遠隔制御端末に当該被制御側装置を遠隔制御させる遠隔制御サーバと、を備え、前記遠隔制御端末は、操作されると信号を出力する操作子が操作されたことを示す操作情報を送信する送信手段を有し、前記遠隔制御サーバは、前記遠隔制御端末から前記操作情報を受信する受信手段と、前記受信手段が前記操作情報を受信すると、前記操作子に予め関連付けられた文章の文章情報を前記被制御側装置に出力させる出力制御手段と、を有することを特徴とする、遠隔制御システムの発明が記載されている。
請求項7には、前記受信手段は、前記遠隔制御端末から、当該遠隔制御端末における設定に関する設定情報を受信し、前記出力制御手段は、前記受信手段が前記設定情報を受信すると、前記文章情報を、当該設定情報から特定される言語により前記遠隔制御端末に出力させることを特徴とする請求項6記載の遠隔制御システムの発明が記載されている。
<システム構成>
図1は、本実施形態による遠隔制御システムの全体構成を示す図である。遠隔制御システムSは、現場で情報の収集や作業を実行する現場システムS1と、現場システムの制御や操作を実行するオペレーション・システムS2とを含む。図1には、一つの現場システムS1と一つのオペレーション・システムS2とが示されているが、オペレーション・システムS2は、複数の現場システムS1を制御し得る。
情報取得装置100は、現場において様々なデータを取得する装置である。情報取得装置100としては、取得されるデータの種類や形式等に応じて種々の機器が用いられる。情報取得装置100として用いられる具体的な機器は特に限定されないが、例えば、画像を取得するカメラ、音声や音響データを取得するマイクロフォン、環境や物品の状態を表す物理量(データ)を検出する各種のセンサ等が用いられる。センサとしては、取得しようとする情報に応じて、例えば、温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、照度センサ、速度センサ、振動センサ等が単体で、あるいは組み合わせて用いられる。また、人間の嗅覚を刺激する匂い成分や味覚を刺激する味覚成分を分析してデータとして取得するセンサ等を用いても良い。情報取得装置100として具体的にどのような機器を用い、どのような情報を取得するかは、例えば、現場システムS1の用途や適用目的等に応じて個別的に特定される。
作用装置200は、現場において周囲の環境や物品や人物等に対して物理的に作用する装置である。作用装置200としては、環境や物品や人物等に対して与えようとする物理的影響に応じて種々の機器が用いられる。作用装置200として用いられる具体的な機器は特に限定されないが、例えば、物体を運動させるアクチュエータ、光を発する発光装置、音を発する音響装置、熱を発する発熱装置、その他、様々な機能や機構を有する装置が該当する。作用装置200として具体的にどのような機器を用い、どのように動作させるかは、例えば、現場システムS1の用途や適用目的等に応じて個別的に特定される。
なお、図1に示す構成例において、現場システムS1を構成する装置として情報取得装置100および作用装置200を挙げたが、現場システムS1のシステム構成は、上記の構成に限定されない。例えば、現場システムS1に情報取得装置100および作用装置200を管理したり制御したりする中間サーバ(いわゆるエッジサーバ)を設け、この中間サーバを介して遠隔制御サーバ400との通信を行うようにしても良い。中間サーバを設ける場合、情報取得装置100および作用装置200の全てを中間サーバの管理下に置いても良いし、いずれか一方のみを中間サーバに管理させ、他方を遠隔制御サーバ400に直接接続させるようにしても良い。また、中間サーバに管理される情報取得装置100および作用装置200と、中間サーバを介さず遠隔制御サーバ400に直接接続する情報取得装置100および作用装置200とが混在するシステム構成としても良い。また、情報取得装置100と作用装置200とは、物理的に別個の装置として用意されるだけでなく、いくつかの情報取得装置100および作用装置200が組み合わされた装置として構成されても良い。例えば、複数の情報取得装置100および作用装置200が組み込まれたロボットを被制御側装置として用いても良い。
遠隔制御端末300は、オペレータが現場システムS1の装置100、200を遠隔制御するために用いる端末装置である。なお、情報取得装置100は、後述のようにデータを取得して遠隔制御サーバ400へ送信することを主な機能とする装置であり、遠隔制御端末300から情報取得装置100に対して能動的な制御や操作を行わない場合もあるが、便宜的に、遠隔制御端末300が情報取得装置100を監視対象とすることを、「制御」、「操作」等と記載する。遠隔制御端末300は、現場システムS1の装置100、200から得られた情報を出力してオペレータに提示する出力手段と、現場システムS1の装置100、200を制御するための入力を受け付ける入力手段とを備える。また、遠隔制御端末300は、遠隔制御サーバ400に接続するための通信手段と、遠隔制御端末300の機能を制御するための制御手段とを備える。
遠隔制御サーバ400は、現場システムS1の装置100、200と遠隔制御端末300とを接続して、遠隔制御端末300による遠隔制御を実現する。遠隔制御サーバ400は、オペレーションの実行制御と、オペレータの引継ぎ制御とを行う。遠隔制御端末300により現場システムS1の装置100、200を遠隔制御する場合、複数のオペレータが制御を引き継ぎ、入れ替わって作業することにより、現場システムS1の装置100、200を連続的に稼働させることができる。
オペレータ管理サーバ500は、オペレータと、そのオペレータが担当する現場システムS1の装置100、200とを対応付けて管理する。現場システムS1は、通常、複数の情報取得装置100および複数の作用装置200を備えて構成される。したがって、一つの現場システムS1に対して複数のオペレータが対応付けられる場合がある。また、一人のオペレータは、一つの現場システムS1における複数の情報取得装置100や複数の作用装置200に対応付けられる場合がある。さらに、一人のオペレータは、複数の現場システムS1における情報取得装置100や作用装置200に対応付けられる場合がある。オペレータ管理サーバ500は、これらの対応関係を、例えばテーブルに登録して管理する。
本実施形態による遠隔制御の利用態様の一例について説明する。ここでは、地球E上を自転方向に沿って周回するように複数個所に設定された拠点にそれぞれ配置された遠隔制御端末300により現場システムS1の装置100、200を遠隔制御する場合について説明する。各拠点の間には時差があるため、時差の順に拠点を移しながら制御主体となる遠隔制御端末300を切り替えることにより、1日中休むことなくオペレータの管理下において現場システムS1を連続的に稼働させ、データを取得することが可能となる。
次に、遠隔制御サーバ400の引継ぎ制御部440による引継ぎ制御について説明する。引継ぎ制御部440は、現場システムS1の装置100、200に対する遠隔制御の引継ぎを行う際、一定時間、現在の遠隔制御端末300と次の遠隔制御端末300とに対して同一の出力を行って、両遠隔制御端末300のオペレータが同じ情報を得られるようにする。
次に、遠隔制御端末300のオペレータが行う操作について説明する。
オペレータは、遠隔制御端末300を操作して作用装置200から文章に関する情報である文章情報を出力させることにより、作用装置200の利用者とコミュニケーションを図ることがある。
文章情報としては、例えば、表示媒体に表示される情報や、音の出力媒体から出力される音としての情報等が挙げられる。また、文章情報には、他の態様により出力媒体から出力される情報が含まれてもよい。
また、例えば、複数の遠隔制御端末300がそれぞれ異なる国に設置される等の場合には、遠隔制御端末300ごとにオペレータが変わることがあり、また、オペレータによって理解可能な言語が異なることがある。この場合に、全ての遠隔制御端末300に一律の言語が出力されると、オペレータによっては、遠隔制御端末300に出力される言語の理解が困難な場合がある。
さらに、本実施形態では、ボタンの操作に応じて作用装置200から出力される文章情報を、オペレータに理解可能な言語により遠隔制御端末300に出力させる。これにより、オペレータは、ボタンの操作に応じて作用装置200から出力される文章情報の内容を理解した上でこのボタンを操作するようになり、作用装置200の利用者とのコミュニケーションを図る場合におけるオペレータの負担の増大が抑制される。
図7は、遠隔制御システムSの一例としての介護支援システムSAの全体構成例を示す図である。
介護支援システムSAは、被制御側装置の一例としての介護ロボット10と、遠隔制御端末300A、300B、300Cと、遠隔制御サーバ400Aとを備える。本実施形態の介護ロボット10は、少なくとも、図1に示した情報取得装置100および作用装置200を有する。介護ロボット10と遠隔制御サーバ400A、および遠隔制御端末300A、300B、300Cと遠隔制御サーバ400Aとは、ネットワークを介して接続されている。
介護ロボット10は、遠隔制御端末により遠隔制御されることで動作する。本実施形態の介護ロボット10は、ビデオカメラ11と、スピーカー12と、情報表示部13とを備える。
スピーカー12は、音声を出力する。スピーカー12は、例えば、遠隔制御サーバ400Aから取得した文章情報を、音声により出力する。
情報表示部13は、情報を表示する。情報表示部13は、例えば、遠隔制御サーバ400Aから取得した文章情報を表示する。
操作部350Aには、キーボードが設けられている。本実施形態の遠隔制御端末300Aは、キーボードにおける一のボタンが操作されると、この一のボタンが操作されたことを示す操作情報を遠隔制御サーバ400Aに送信する。ここで、操作部350Aのキーボードにおける各ボタンは、操作されると信号を出力する操作子として捉えられる。
次に、遠隔制御サーバ400Aの機能構成について説明する。なお、以下では、遠隔制御サーバ400Aが有する特徴的な機能構成について説明する。そのため、以下で説明する遠隔制御サーバ400Aの各機能部は、図3を用いて説明した遠隔制御サーバ400の各機能部に厳密に対応するものではない。
図8は、遠隔制御サーバ400Aの機能構成例を示した図である。
図8に示すように、遠隔制御サーバ400Aは、送受信部401Aと、記憶部402Aと、文章設定部403Aと、動作検出部404Aと、評価部405Aと、動画作成部406Aと、過去評価通知部407Aとを備える。
記憶手段の一例としての記憶部402Aは、送受信部401Aが受信した動画を記憶する。また、記憶部402Aは、遠隔制御端末300Aのキーボードにおける各ボタンと、複数の言語の文章情報とを関連付けて記憶する。記憶部402Aの記憶内容については、後に詳述する。
文章設定部403Aは、遠隔制御端末300Aにおける言語の設定に関する情報である設定情報を、送受信部401Aを介して遠隔制御端末300Aから取得する。また、文章設定部403Aは、介護ロボット10における言語の設定に関する情報である設定情報を、送受信部401Aを介して介護ロボット10から取得する。設定情報としては、例えば、対象の装置(遠隔制御端末300Aや介護ロボット10)に用いられる言語として対象の装置において設定されている言語を示す情報が挙げられる。遠隔制御サーバ400Aは、例えば、対象の装置から設定情報を取得していない状態で対象の装置に接続された際に、この対象の装置から設定情報を取得する。
また、文章設定部403Aは、介護ロボット10から設定情報を取得すると、取得した設定情報から、介護ロボット10に用いられる言語として介護ロボット10に設定されている言語を特定する。さらに、文章設定部403Aは、送受信部401Aを介して遠隔制御端末300Aから操作情報を取得すると、取得した操作情報に基づいて、特定の文章情報を、送受信部401Aを介して介護ロボット10に送信し、介護ロボット10に出力させる。この場合に、設定情報に基づいて特定した言語により文章情報を出力させる。
ここで、出力対象となる文章情報は、記憶部402Aに保持された情報により特定される。記憶部402Aでは、後述する文章情報管理テーブルにより出力対象の文章情報を管理している。
動作検出部404Aは、動画を解析し、被介護者の部位が映っている領域を識別する。具体的には、被介護者の全体が映っている領域、被介護者の頭部、体部、腕部、手部、指等が映っている領域、頭部の顔、目、口、鼻、耳などが映っている領域、上半身、下半身が映っている領域、その他身体の各特徴点が映っている領域等を識別する。識別対象の部位としては、予め定められた部位を全て識別してもよいし、後述する評価部405Aによる評価に用いられる部位のみを識別してもよい。
評価対象の動作や表情としては、遠隔制御サーバ400Aが文章情報を介護ロボット10に送信してから予め定められた期間(例えば10秒)における被介護者の動作や表情としてもよい。この予め定められた期間は、介護ロボット10から出力された文章情報に対して被介護者が反応し得る期間として定められた期間である。
なお、評価部405Aにより行われた評価は記憶部402Aに記憶される。
なお、動画作成部406Aの具体的な処理については、後に詳述する。
なお、過去評価通知部407Aの具体的な処理については、後に詳述する。
次に、記憶部402Aの記憶内容について説明する。
図9は、文章情報管理テーブルの一例を示した図である。
図9に示す文章情報管理テーブルは、遠隔制御端末300Aにおける操作部350Aに設けられているキーボードのボタンと、複数の言語の文章情報とを関連付けて管理するためのテーブルである。
文章情報管理テーブルでは、「ボタン」ごとにそれぞれ異なる内容の文章情報が関連付けられている。また、各「ボタン」には、複数の言語の文章情報が関連付けられている。一の「ボタン」に関連付けられている複数の言語の文章情報は、何れも同一の内容である。一例を挙げると、「a」ボタンには、「日本語」の「どこか痛いですか?」という文章情報、「英語」の「Does it hurt somewhere?」という文章情報、「スペイン語」の「?Duele en algunlugar?」という文章情報等、同一の内容からなる複数の言語の文章情報が関連付けられている。
次に、文章設定部403Aによる処理について説明する。文章設定部403Aは、上述の通り、遠隔制御端末300Aから取得した設定情報に基づいて一の言語を特定する。そして、文章情報管理テーブル(図9参照)に示されている複数の言語の文章情報のうち、特定した言語の文章情報を遠隔制御端末300Aの情報表示部330Aに表示させる。この場合に、文章設定部403Aは、文章情報管理テーブルに示されている各「ボタン」に関連付けられている文章情報を全て表示させる。
次に、オペレータが被介護者と行うコミュニケーションの内容について、遠隔制御端末300Aの情報表示部330Aに表示される画面を参照しながら説明する。
図10~図13は、介護ロボット10により撮影中の被写体が映された撮影画面361を示した図である。以下の例では、介護ロボット10に用いられる言語として日本語が設定されており、遠隔制御端末300Aに用いられる言語として英語が設定されているものとする。
また、撮影画面361には、文章情報説明部363が表示されている。文章情報説明部363には、一行ごとに、遠隔制御端末300Aにおけるキーボードのボタンおよび文章情報管理テーブル(図9参照)にてこのボタンに関連付けられている英語の文章情報が表示されている。なお、図示の例では、「a」ボタンに関連付けられている文章情報のみが明示されているが、文章情報説明部363には、文章情報管理テーブルにて各ボタンに関連付けられている文章情報が全て表示される。
続いて、オペレータが遠隔制御端末300Aにおけるキーボードの「c」ボタンを操作すると、図12(a)に示すように、再び確認画面364が表示される。この確認画面364の文章情報確認部365には、オペレータが操作したボタン「c」およびこのボタンに関連付けられている英語の文章情報「Please open your mouth.」が表示される。
介護ロボット10から文章情報が出力されると、Aさんは、出力された文章情報に対して反応する。これにより、図13に示すように、撮影画面361には、口を開いたAさんの映像が表示される。
この後、オペレータは、例えば、介護ロボット10を用いてAさんの状態を更に詳しく確認してもよいし、介護ロボット10が設けられている施設のスタッフに連絡を取ってもよい。
次に、評価部405Aによる処理について説明する。評価部405Aは、動作検出部404Aにより検出された被介護者の動作や表情に基づいて、オペレータの操作を評価する。例えば、オペレータの操作により介護ロボット10に出力された文章情報に対して被介護者が頷く動作を行ったり喜んだりした場合は、オペレータのこの操作に対して高い評価が与えられる。また、例えば、被介護者が首を横に振る動作を行ったり怒ったりした場合は、オペレータの操作に対して低い評価が与えられる。一例を挙げると、文章情報「どこか痛いですか?」(図11(a)参照)に対して被介護者が具体的な身体の一部を指した(図11(b)参照)場合には、オペレータと被介護者との間でコミュニケーションが取れていると考えられる。この場合には、オペレータの操作に対して高い評価が与えられる。
その他、介護ロボット10から出力される文章情報に応じて様々な評価基準を設定してもよい。オペレータの操作に対する評価は、例えば、オペレータの操作のたびに与えられた評価の一日における累積評価として得られる。この累積評価は、評価情報として遠隔制御サーバ400Aから遠隔制御端末300Aに送信されてもよい。
次に、記憶部402Aに記憶されている評価管理テーブルについて説明する。
図14は、評価管理テーブルの一例を示した図である。
図14に示す評価管理テーブルは、評価部405Aがオペレータの操作に対して行った評価を管理するためのテーブルである。
ここで、「遠隔制御サーバ400Aが遠隔制御端末300Aから操作情報を取得した際」には、オペレータがこの操作情報に係るボタンを操作したときも含まれる。また、オペレータがボタンを操作したときには、オペレータが確認画面364におけるOKボタン367(図10(b)参照)を操作したときも含まれる。
評価管理テーブルには、オペレータが操作した「a」ボタン、「a」ボタンに関連付けられている文章情報「Does it hurt somewhere?」、「a」ボタンが操作されたときに検出されていた被介護者「Aさん」の「苦しんでいる」表情(図10(b)参照)がそれぞれ関連付けられている。さらに、介護ロボット10から出力された文章情報に対する反応として検出された「Aさん」の「口を指差す」動作、および、評価部405Aがオペレータの操作に対して行った評価「○」がそれぞれ関連付けられている。なお、評価「○」は、高い評価を意味する。また、低い評価としては、例えば、評価「×」が用いられても良い。
また、評価としては、「〇」や「×」などの符号のみならず、「優」、「良」、「悪」などの言葉や、「1」、「2」、「3」などの予め定められた段階(例えば3段階)からなる数字が用いられても良い。評価として予め定められた段階からなる数字が用いられる場合に、例えば、大きい数字ほど高い評価を意味しても良いし、小さい数字ほど高い評価を意味しても良い。
次に、動画作成部406Aによる処理について説明する。動画作成部406Aは、介護ロボット10から取得した動画に基づいて、評価動画を作成する。
動画作成部406Aは、評価管理テーブル(図14参照)に示された「被介護者」の「動作または表情」と、この「動作または表情」に関連付けられている「文章情報」とが表示された映像を作成する。一例を挙げると、「Aさん」が「苦しんでいる」表情(図10(b)参照)と、評価管理テーブルにて「苦しんでいる」表情に関連付けられている文章情報「Does it hurt somewhere?」とが表示された映像を作成する。
また、動画作成部406Aは、評価管理テーブルに示された「被介護者」の「反応」と、この「反応」に関連付けられている「評価」とが表示された映像を作成する。一例を挙げると、「Aさん」が「口を指差す」反応(図11(b)参照)と、評価管理テーブルにて「口を指差す」反応に関連付けられている評価「○」とが表示された映像を作成する。
そして、動画作成部406Aは、「被介護者」の「動作または表情」と、「文章情報」とが表示された映像、および「被介護者」の「反応」と、「評価」とが表示された映像を含む一連の映像を、評価動画として作成する。
次に、過去評価通知部407Aによる処理について説明する。図15は、過去評価通知部407Aによる処理を説明するための図である。
図15(a)に示すように、遠隔制御端末300Aの情報表示部330Aには、撮影画面361が表示されている。撮影画面361には、介護ロボット10により撮影中のAさんの映像が表示されている。この撮影画面361の時刻情報362には、介護ロボット10により撮影が行われている時刻が「2018年8月2日23時00分」である旨が示されている。また、撮影中のAさんの映像は、遠隔制御サーバ400Aにも保持されており、動作検出部404Aは、撮影中のAさんの動作や表情を検出する。
この場合、過去評価通知部407Aは、「Aさん」の「苦しんでいる」表情に関連付けられているボタン「a」、文章情報「Does it hurt somewhere?」、および評価「○」を、図15(b)に示すように、撮影画面361に表示させる。オペレータは、撮影画面361に表示された文章情報368、ボタン369および評価370を参照しながら、遠隔制御端末300Aの操作を行う。
なお、過去評価通知部407Aは、一のオペレータの操作に対する過去の評価を、他のオペレータが操作する遠隔制御端末に表示させてもよい。
例えば、介護ロボット10の利用者ごとに、遠隔制御端末300Aにおけるキーボードのボタンに関連付けられる文章情報を設定してもよい。この場合、遠隔制御サーバ400Aの記憶部402Aには、利用者ごとの文章情報管理テーブルが設けられ、各文章情報管理テーブルにおいては、対象の利用者に適した文章情報がキーボードのボタンに関連付けられる。そして、遠隔制御サーバ400Aは、対象の利用者に係る文章情報管理テーブルに基づいて、対象の利用者に応じた文章情報を遠隔制御端末300Aや介護ロボット10に出力させる。
例えば、単一の言語の文章情報を予め記憶部402Aに記憶させ、記憶されているこの文章情報を、対象の装置に応じた言語に翻訳してからこの対象の装置に出力させてもよい。
例えば、遠隔制御端末300Aのタッチパネルのボタンに文章情報を予め関連付け、このタッチパネルのボタンが操作されると、操作されたボタンに関連付けられている文章情報を介護ロボット10に出力させてもよい。この場合に、遠隔制御端末300Aのタッチパネルにおける各ボタンは、操作されると信号を出力する操作子として捉えられる。
例えば、遠隔制御サーバ400Aが介護ロボット10から画像を取得し、取得した画像に映っている被介護者の態様を検出し、検出された被介護者の態様に応じて、オペレータの操作に対する評価を行ってもよい。この場合に、送受信部401Aは、動画および画像の少なくとも一方を取得する取得手段として捉えられる。
この場合、動作検出部404Aは、被介護者から発せられる言葉や声色を検出する。そして、評価部405Aは、検出された言葉や声色に応じて、予め定められた評価基準に基づいて評価を行ってもよい。この場合に、被介護者から発せられる言葉や声色は、被介護者の態様として捉えられる。
その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
Claims (7)
- 遠隔制御端末から、操作されると信号を出力する操作子が操作されたことを示す操作情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記操作情報を受信すると、前記操作子に予め関連付けられた文章に関する文章情報を制御の対象となる被制御側装置に出力させる出力制御手段と、
を備え、
前記受信手段は、前記遠隔制御端末から、当該遠隔制御端末における設定に関する設定情報を受信し、
前記出力制御手段は、前記受信手段が前記設定情報を受信すると、前記文章情報を、当該設定情報から特定される言語により前記遠隔制御端末に出力させることを特徴とする、遠隔制御サーバ。 - 前記被制御側装置を利用する利用者が映っている動画および画像の少なくとも一方を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記動画および前記画像の少なくとも一方から、前記利用者の態様を検出する検出手段と、
前記検出手段に検出された前記態様に応じて、予め定められた評価基準に基づいて前記遠隔制御端末の操作者による前記操作子の操作を評価する評価手段と、
をさらに備えた、請求項1記載の遠隔制御サーバ。 - 前記取得手段は、前記利用者が映っている動画を取得し、
前記動画に基づいて、前記利用者の前記態様、前記評価手段による前記評価、および当該評価に係る前記文章情報が表示された映像を含む動画を作成する作成手段をさらに備えた、請求項2記載の遠隔制御サーバ。 - 前記取得手段は、前記利用者が映っている動画を取得し、
前記受信手段が前記操作情報を取得した際の前記利用者の態様と、前記評価および当該評価に係る前記文章情報と、を関連付けて記憶する記憶手段と、
撮影されている前記利用者の動画が前記取得手段により取得されると、当該動画を前記遠隔制御端末に送信する送信手段と、
を備え、
前記出力制御手段は、撮影されている前記動画から、前記記憶手段に記憶されている前記利用者の前記態様が検出された場合に、当該態様に関連付けられて記憶されている前記評価および前記文章情報を、前記遠隔制御端末に送信した前記動画に表示させることを特徴とする請求項2記載の遠隔制御サーバ。 - 前記遠隔制御端末の前記操作子と、複数の言語の前記文章情報とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記設定情報は、前記遠隔制御端末における言語の設定に関する情報であり、
前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記文章情報のうち、前記設定情報から特定される言語の前記文章情報を前記遠隔制御端末に出力させることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御サーバ。 - 制御の対象となる被制御側装置が設けられている地域との間で時差が生じる地域に設けられ、操作者による操作を受け付けて当該被制御側装置を遠隔制御する遠隔制御端末と、
前記被制御側装置と前記遠隔制御端末とを接続し、当該遠隔制御端末に当該被制御側装置を遠隔制御させる遠隔制御サーバと、を備え、
前記遠隔制御端末は、操作されると信号を出力する操作子が操作されたことを示す操作情報を送信する送信手段を有し、
前記遠隔制御サーバは、
前記遠隔制御端末から前記操作情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記操作情報を受信すると、前記操作子に予め関連付けられた文章の文章情報を前記被制御側装置に出力させる出力制御手段と、
を有することを特徴とする、遠隔制御システム。 - 前記受信手段は、前記遠隔制御端末から、当該遠隔制御端末における設定に関する設定情報を受信し、
前記出力制御手段は、前記受信手段が前記設定情報を受信すると、前記文章情報を、当該設定情報から特定される言語により前記遠隔制御端末に出力させることを特徴とする請求項6記載の遠隔制御システム。
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