JP2003052091A - プラントの運転監視システム - Google Patents

プラントの運転監視システム

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JP2003052091A
JP2003052091A JP2001239432A JP2001239432A JP2003052091A JP 2003052091 A JP2003052091 A JP 2003052091A JP 2001239432 A JP2001239432 A JP 2001239432A JP 2001239432 A JP2001239432 A JP 2001239432A JP 2003052091 A JP2003052091 A JP 2003052091A
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operation monitoring
center
monitoring center
control device
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Yukiko Mouri
優紀子 毛利
Katsuto Shimizu
勝人 清水
Atsushi Takita
敦 滝田
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Hitachi Ltd
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントに通信回線で接続された運転監視セ
ンタでプラントの運転監視を行なう場合、その運転監視
センタで何らかの異常が発生しても、プラントの運転を
継続できるようにする。 【解決手段】 複数の運転監視センタ1をリング状ネッ
トワークの通信回線3に接続し、この通信回線3に、前
記運転監視センタ1で運転監視を受けるプラントのプラ
ント制御装置2を接続する。プラント制御装置2は、そ
れぞれ定められた運転監視センタ1が出力する制御情報
を受信するよう設定される。運転監視センタ1に異常が
生じて運転監視を継続できないとき、その運転監視セン
タ1からそのことがプラント制御装置2に通知され、プ
ラント制御装置2は、前記複数の運転監視センタ1の中
の予め定められた代替運転監視センタの出力する制御情
報を受信するよう設定を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントの運転、
監視を当該プラントに通信回線で接続された場所(運転
監視センター)から行なう技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラントの運転、あるいは監視を
当該プラントに通信回線で接続された運転監視センター
から行なう場合がある。例えば水力発電所では、実際の
運転監視は遠隔地にあって発電所と通信回線で接続され
た運転監視センターからの遠隔制御で行ない、発電所自
体には少数の保守、保安要員のみが勤務する例が多い
し、小規模の発電所であれば、保守、保安要員も定期的
な巡回による場合もある。また、24時間連続操業する
工場などでも、夜間は工場は無人で運転され、別の場所
にある運転監視センターで運転状態が監視されるように
なっている例も多い。
【0003】また、従来、プラントの役割上、例えば発
電所や浄水場などのように、製造している製品の性質
上、24時間連続運転しなければならないプラントがあ
る。また、製鉄所などのように、製造の効率の観点から
24時間連続運転を行なうプラントがある。
【0004】このような24時間監視が必要なプラント
の運転、監視のために各種の対策が考えられている。
【0005】第1に、運転員あるいは監視員を24時
間、交代で配置する方法がある。
【0006】第2に、複数のプラントの運転監視機能を
1箇所に集めて運転、監視する方法がある。
【0007】前記第1の方式によると、例えば、1人の
勤務時間が8時間とすれば、3交代制度となり、休日、
病気等を考慮すると、運転、監視の要員を5〜6組要す
ると共に、深夜、休日勤務が避けられない。このため、
人員費用面と勤務条件面で不都合があった。
【0008】また前記第2の方式では、単に1組の運転
・監視要員で複数のプラントを運転監視するということ
であり、依然として深夜、休日勤務を行なうグループを
なくすることはできない。また、従来は運転・監視設備
とプラント制御設備を直接接続しているので、運転監視
するプラントの追加、脱退時に、大掛かりな工事が必要
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プラン
トに通信回線で接続された運転監視センターでプラント
の運転監視を行なう場合、その運転監視センターで何ら
かの異常が発生すると、プラントの運転監視を継続でき
なくなる可能性がある。そのような事態が生ずると、プ
ラント自体には何ら問題がないのに運転監視センターの
異常が解消されるまで、プラントの運転を停止しなけれ
ばならない。
【0010】本発明の課題は、プラントに通信回線で接
続された運転監視センターでプラントの運転監視を行な
う場合、その運転監視センターで何らかの異常が発生し
ても、プラントの運転を継続できるようにすることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、プラント
の運転監視を行う運転監視センタを複数個設け、これら
複数の運転監視センタを、通信回線、例えばリング状の
ネットワークをなす通信回線を介して接続し、同じ通信
回線に、プラントを制御するプラント制御装置を接続す
ることで達成される。複数個の運転監視センタがあって
も、プラントの制御装置は予め定められた運転監視セン
タから出力された制御情報のみを受信するように設定し
ておけばよい。ある運転監視センタが異常を生じて正常
な運転監視を継続できないと運転監視者が判断したとき
は、その旨、プラント制御装置に通知し、プラント制御
装置が、予め定められた代替運転管理センタにその旨通
報するとともにその代替運転管理センタから送信された
そのプラント(プラント制御装置)宛の制御情報を受信
するように設定を変更する。この場合、プラント制御装
置から送信されるプラントの状態を示す状態情報の送信
先も、代替運転管理センタ宛に変更される。
【0012】さらに、運転監視センタの通信手段が異常
を生じて前記通知が不能となる場合を考慮し、運転監視
センタが正常に機能している場合、運転監視センタから
プラント制御装置に対し、周期的に通信確認信号を送出
するようにするのが望ましい。プラント制御装置は、通
信確認信号を所定の期間受信できないときは、運転監視
センタに異常が発生したと判断し、自動的に予め定めて
ある代替運転管理センタにその旨通報するとともにその
代替運転管理センタから送信されたそのプラント(プラ
ント制御装置)宛の制御情報を受信するように設定を変
更すればよい。プラント制御装置から送信されるプラン
トの状態を示す状態情報の送信先も、代替運転管理セン
タ宛に変更される。
【0013】また、前記通信回線に直接プラント制御装
置を接続するのではなく、前記通信回線に、電話交換に
似た機能を持つプラントインタフェースセンタを接続
し、このプラントインタフェースセンタに、プラント制
御装置を接続するようにしてもよい。複数のプラントを
運転監視する場合は、それぞれのプラントのプラント制
御装置を、ネットワークをなす別の通信回線を介してプ
ラントインタフェースセンタに接続する。このプラント
インタフェースセンタに、運転監視センタとこの運転監
視センタが運転監視するプラントの組合せを記憶させて
おき、この組合せを参照して、プラントインタフェース
センタが複数のプラント制御装置から受信した状態情報
などの各種信号、プラントインタフェースセンタが複数
の運転監視センタから受信した制御情報などの各種信号
の宛先を設定して送信するようにする。
【0014】運転監視センタに異常が生じて、運転監視
者から運転監視の正常な継続ができない旨の通知を受け
た場合、プラントインタフェースセンタが前記プラント
と運転監視センタの組合せを、予め定められた代替運転
監視センタに変更するとともに、その旨を代替運転監視
センタに通報する。
【0015】またこの場合も、運転監視センタの通信手
段に異常が発生する場合を考慮して、運転監視センタか
ら、通信確認信号を周期的に送信するようにするのが望
ましい。プラントインタフェースセンタは、所定の期
間、通信確認信号が受信できなかった場合、運転監視セ
ンタに異常が発生したと判断し、自動的に、前記プラン
トと運転監視センタの組合せを、予め定められた代替運
転監視センタに変更するとともに、その旨を代替運転監
視センタに通報する。
【0016】上述のように構成することで、運転監視セ
ンタに異常が発生した場合でも、別の運転監視センタに
運転監視業務が直ちに引き継がれ、プラントの運転を停
止する必要はなくなる。
【0017】上記プラントインタフェースセンタに接続
して、プラントの運転ノーハウを格納したプラントサポ
ートセンタを設けてもよい。運転監視を受けるプラント
が複数ある場合、必ずしも同じ種類のプラントばかりで
はなく、異なる業種のプラントが含まれる場合が考えら
れる。このような場合は、運転監視センタから運転のノ
ーハウをプラントインタフェースセンタに要求し、プラ
ントインタフェースセンタはこの要求をプラントサポー
トセンタに転送するようにする。要求を受けたプラント
サポートセンタは要求されたノーハウを検索してプラン
トインタフェースセンタに出力し、プラントインタフェ
ースセンタは出力された情報を要求元の運転監視センタ
に送信する。このように構成することで、異なる業種の
プラントが混在する場合の運転監視をサポートできる。
【0018】さらに、前記複数の運転監視センタは、常
にいずれかの運転監視センタが、その運転監視センタが
設置されている場所で昼間の時間帯となるように、異な
る経度の位置に分散配置することが望ましい。運転監視
センタがこのような状態に配置されていると、あるプラ
ントが24時間連続操業されている場合でも、運転監視
センタを順次昼間の時間帯になる運転監視センタに引き
継いでいくことで、夜勤なしで24時間連続操業してい
るプラントの運転監視を行うことが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に本発明の第1の実施の形態
の全体構成を示す。本実施の形態は、それぞれ対応する
プラント(図示されていない)を制御する複数のプラン
ト制御装置2と、各プラント制御装置2が接続されたネ
ットワークをなす通信回線3と、この通信回線3に接続
され前記複数のプラントをプラント制御装置2を介して
運転監視する運転監視センター1と、を含んで構成され
ている。
【0020】各運転監視センター1は、前記複数のプラ
ント制御装置2のいずれとも通信可能であり、かつ、そ
れらプラント制御装置2を介してそれぞれのプラント制
御装置2に対応するプラントの運転・監視を実行するよ
うになっている。ただし、各プラント制御装置2は、複
数の運転監視センターから制御のための信号(制御情
報)が入力されても、予め通告された運転監視センター
からの信号のみを受信するように設定されている。
【0021】前記各プラントは、24時間、連続して運
転されている。
【0022】前記複数の運転監視センター1は、経度が
ほぼ60度づつ異なる場所に設置されている。すなわ
ち、地域標準時でなく真太陽時で考えると、ある運転監
視センターが朝8時のとき、その西となりの運転監視セ
ンターは午前4時頃、東となりの運転監視センターは昼
間の12時頃になる。
【0023】図2に、運転監視センターの構成例を示
す。運転監視センターは、実際に制御情報の入力などの
操作を行なう入力手段を備えた操作卓11、操作卓11に接
続され画面表示、操作指令、プラントデータの入力を行
なうヒューマンマシンインタフェースサーバ(以下HM
Iサーバという)12、HMIサーバ12に接続されプラン
トと通信する通信装置15、通信装置15及びHMIサーバ
12に接続されプラント監視に必要なトレンド、日誌、警
報などのプラントからのデータ(状態情報)を入力し保
管するデータサーバ13、データサーバ13に接続されたデ
ータベース14を含んで構成されている。HMIサーバの
表示画面は、プラントの状態情報などを表示する表示手
段を兼ねている。
【0024】図4に、HMIサーバ12、データサーバ13
及び運転監視センタの通信手段である通信装置15の構成
例を示す。HMIサーバ12は、操作卓11にそれぞれ接続
された表示処理302、データ要求処理303、指令入力306
と、表示処理302、データ要求処理303に接続された入力
検索304と、入力検索304に接続されたディスク305と、
同じく入力検索304に接続された履歴処理313と、履歴処
理313に接続された入力ログ314と、を含んで構成されて
いる。
【0025】データサーバ13は、前記入力検索304に接
続された検索処理316と、検索処理316に接続された検索
ログ317と、DB14に接続された収録処理319と、収録処
理319に接続された収録ログ320と、を含んで構成されて
いる。
【0026】通信装置15は、前記通信回線3に接続され
た通信I/F315と、通信I/F315にそれぞれ接続され
た入力バッファ312及び出力バッファ308と、入力バッフ
ァ312に接続された入力処理311と、出力バッファ308に
接続された出力処理307と、出力処理307に接続された履
歴処理309と、履歴処理309に接続された出力ログ310
と、を含んで構成されている。出力処理307は前記指令
入力306及び入力検索304に接続され、入力処理311は前
記収録処理319及び入力検索304に接続されている。
【0027】図3にプラント24及びプラント制御装置2
の構成例を示す。プラント制御装置2は、プラント24を
制御する制御装置22,23、制御装置22,23を介してプラン
ト24の運転監視を行なう操作卓21、これらを接続するネ
ットワーク26、ネットワーク26に接続されて運転監視セ
ンター1と通信する通信装置25を含んで構成されてい
る。通信装置25は、先に述べたように、予め当該プラン
トの運転監視を行なうことが通告された運転監視センタ
ーから送信された制御信号(制御情報)を通信回線3か
ら取りこみ、他の運転監視センターから送信された制御
信号は、当該プラント宛のものでも取り込まないように
構成されている。操作卓21には、そのとき運転監視を実
施している運転監視センターを表示するようになってい
る。制御装置22,23はまた、プラント24から各種状態
情報を取りこみ、取りこまれた状態情報は、通信装置2
5から通信回線3を介して運転監視を行っている運転監
視センタ1に送信される。
【0028】上記構成のHMIサーバ12、データサーバ
13及び通信装置15は次のように動作する。操作卓11から
入力されたプラントへの指令(制御情報)は指令入力30
6を経て出力処理307へ送られ、所定の処理が行なわれた
のち指令データとして出力バッファ308へ格納される。
出力バッファ308へ格納された指令データは、通信I/
F315から通信回線3を介して対象プラントのプラント
制御装置2へ送信される。出力処理307においては、同
時に、どういう指令がどのプラントに出されたのかを履
歴として残しておく履歴処理309が実行され、出力ログ3
10に記録される。
【0029】一方、プラント側から通信回線3を介して
運転監視センターへ送られたデータ(状態情報)は、通
信I/F315から入力バッファ312に取りこまれ、入力処
理311が実行される。プラントから入力されたデータが
トレンドデータ、日誌等の場合は、入力処理311が行な
われたあと、収録処理319が実行され、DB14にデータ
を記録すると共に、どこのプラントからいつ送られてき
たデータであるのかを収録ログ320に記録する。
【0030】また、プラントからのデータあるいはDB
14に記録したデータを操作卓11の表示画面に表示する際
には、操作卓11からデータ要求が行なわれ、HMIサー
バ12のデータ要求処理303が実行される。次いで、要
求されたデータがプラントにあるのか、DB14にあるの
かを検索するために入力検索304が実行される。入力検
索304は、ハードディスク305に格納された資料をも
とに、要求処理に対応したデータがどこにあるかを検索
する。入力検索304の結果、要求されたデータがDB14に
ある場合は、DB14内のデータの検索処理316を行な
い、データをDB14から取りだして表示処理302が行な
われ、操作卓11の表示画面に表示する。入力検索304の
結果、要求されたデータがプラントにある場合は、通信
I/F315を通じてプラントからデータを読み出して入
力バッファ312に取り込む。入力バッファ312に取り込ん
だデータについて入力処理311を行ない、表示処理302を
行なって操作卓11の表示画面に表示する。
【0031】上記複数の運転監視センターは、それぞれ
それらが設置されている位置での昼間の時間帯、例えば
真太陽時の8時〜17時の間稼動し、16時になったと
きに真太陽時が8時である位置に設置された運転監視セ
ンターに運転監視業務を引き継ぐ。このように、順に昼
間の時間帯になる位置にある運転監視センターに運転監
視業務を引き継ぐことにより、運転監視要員は、同じ3
交代勤務で24時間の監視業務を行なうときにも、昼間
の勤務のみで済む。
【0032】運転監視業務のこのような予め定められた
引き継ぎの際は、それまで運転監視を行なっていた運転
監視センター1から対象プラントのプラント制御装置2
に対し、次に運転監視業務を行なう運転監視センターと
引継ぎ時刻を指定する信号を送信する。この信号を受け
た対象プラントのプラント制御装置2の通信装置25は、
指定された時刻以降、指定された運転監視センターから
送信された制御信号をとり込み、制御装置22,23及び操
作卓21に伝送する。引継ぎを受けた運転監視センター
は、対象プラントのプラント制御装置2から通信回線3
に送信されるプラントデータを取りこみ、必要な制御信
号を出力して運転監視を実施する。
【0033】次に、運転・監視を実施中の運転監視セン
ターに異常が発生し、運転監視を他の運転監視センター
に引き継ぐ場合について説明する。 a.運転監視を実施中の運転監視センターに異常が発生
し、運転監視者が正常な運転監視を継続できないと判断
した場合:運転監視者は、運転監視対象プラントのプラ
ント制御装置2に対し、予め定められた信号により、運
転監視を継続できないことを通知する。この通知を受け
たプラント制御装置2の通信装置25は、予め定めてある
手順で選択された代替運転監視センターに対し、運転監
視の引継ぎを要求する信号を自動的に送信し、代替運転
監視センターからの信号を取り込むように、設定を変更
する。
【0034】一方、引継ぎ要求を受信した代替運転監視
センターの通信装置15は、この要求を操作卓11に伝送
し、操作卓11は引継ぎ要求を受信した旨を表示する警報
(音声及び点滅灯)を発生して運転・監視者の注意を喚
起する。運転・監視者は、プラント毎に予め定められて
いる手順に従って運転監視を開始する。 b.運転監視センタの通信装置が異常を生じた場合:運
転監視センタの通信装置は、運転監視センタが正常に動
作している間、周期的に所定の信号(通信確認信号)を
送出するようになっている。プラント制御装置2の通信
装置25は、運転監視センターから所定の周期で送信され
る通信確認信号が所定の期間受信されない場合、運転監
視センターあるいは通信回線に異常が発生したと判断
し、予め定めてある代替運転監視センターに対し、運転
監視の引継ぎを要求する信号を自動的に送信し、代替運
転監視センターからの信号を取り込むように、設定を変
更する。以後の手順は上記a.の場合と同じである。
【0035】なお、代替運転監視センターは、上記a,
bいずれの場合も、引継ぎ要求が発信される時点で昼間
の時間帯にある運転監視センターが選択される。なお、
運転監視センターの配置上、昼間の時間帯にある運転監
視センターが選択できない場合は、応急対応が可能な運
転監視センターを予め設定しておくことが望ましい。
【0036】本実施の形態によれば、複数のプラント
と、それを運転監視する複数の運転監視センターを、ネ
ットワークをなす通信回線を介して接続したので、運転
監視センターでの異常発生によって運転監視を継続でき
なくなった場合でも、容易に他の運転監視センターに運
転監視を引き継ぐことができ、プラントの運転を継続で
きる。また、複数の運転監視センターが、昼間の時間帯
が重なるように分散配置されているので、運転監視セン
ターでの異常発生によって運転監視を他の運転監視セン
ターに引き継ぐ場合が生じても対応が容易であるという
効果がある。また、複数のプラントと、それを運転監視
する複数の運転監視センターを、ネットワークをなす通
信回線を介して接続したので、運転監視するプラントの
追加、脱退時に、大掛かりな工事を要せず、プラント
(プラント制御装置)をネットワークに接続するだけで
済み、運転監視するプラントの追加、脱退が容易であ
る。
【0037】また、先にも述べたように、順に昼間の時
間帯になる位置にある運転監視センターに運転監視業務
を引き継ぐことにより、運転監視要員は、同じ3交代勤
務で24時間の監視業務を行なうときにも、昼間の勤務
のみで済み、夜勤が不要になるとともに運営のための人
件費コストが低減されるという効果がある。
【0038】図5に、本発明の第2の実施の形態を示
す。本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なるの
は、運転監視センター1が接続された通信回線(リング
状のネットワーク)3にプラントインタフェースセンタ
ー502が接続され、各プラント制御装置2は、通信回線
(リング状のネットワーク)501を介してプラントイン
タフェースセンター502に接続されている点と、プラン
トインタフェースセンター502に通信回線503を介してプ
ラントサポートセンター504が接続されている点であ
る。他の構成は同じなので、同じ構成については同一符
号を付して説明を省略する。
【0039】プラントインタフェースセンター502は、
複数のプラント制御装置2のデータを入力し保管するプ
ラントデータサーバ機能と、このデータを複数の運転監
視センター1から読み出せるようにした公開サーバ機能
と、運転監視センター1からプラント制御装置2への指
令信号(制御信号)を受けつけるプラント指令受付サー
バ機能と、この指令をプラント制御装置2に通知する指
令出力サーバ機能と、を持つ。
【0040】プラントを制御するプラント制御装置2は
24時間動作しており、プラントインタフェースセンタ
ー502と通信回線501で接続され、プラントのデータ(状
態情報)及び運転監視センター1からの指令データ(制
御情報)をプラントインタフェースセンター502との間
でやり取りする。
【0041】プラントインタフェースセンター502には
また、プラントの運転ノーハウをデータとして持つプラ
ントサポートセンター504と通信回線503で接続され、プ
ラントサポートセンター504のプラント運転のノーハウ
を運転監視センターに提供する機能を持つ。
【0042】本実施の形態では、運転監視センター1と
プラントの間の通信は電話交換に似た機能を持つプラン
トインターフェースセンター502を経由するようになっ
ているので、プラントの追加時には、追加するプラント
のプラント制御装置2とプラントインターフェースセン
ター502を接続するだけで、複数の運転監視センターの
中から、昼間の時間帯にある運転監視センターを選び、
その運転監視センターによる運転監視を行なうことがで
きる。
【0043】また、運転監視センターの追加・撤去を行
なう場合も、運転監視センター1とプラントインターフ
ェースセンター502間の通信回線の追加・撤去だけで済
み、運転監視されるプラントについては、運転監視セン
ターを変更する場合も、通信接続の変更等は不要であ
る。
【0044】図6は、本実施の形態における運転監視セ
ンターの構成例を示す。図示の構成が第1の実施の形態
における運転監視センターの構成と異なるのは、データ
サーバ13及びDB14が設けられていない点である。他の
構成は前記第1の実施の形態における運転監視センター
の構成と同じなので同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施の形態においては、プラントインターフェー
スセンター502が、前記第1の実施の形態の運転監視セ
ンターのデータサーバ13及びDB14の機能を果たしてい
る。
【0045】図7に本実施の形態におけるプラントイン
ターフェースセンター502の構成例を示す。図示のプラ
ントインターフェースセンター502は、プラントサーバ1
2Aと、プラントサーバ12Aに接続されたDB14Aと、通信
線を介してプラントサーバ12Aに接続されたデータサー
バ13 Aと、データサーバ13Aに接続されたDB16Aと、前
記通信線に接続された通信装置15Aと、を含んで構成さ
れている。プラントサーバ12Aは、複数プラントのプラ
ント名、プラント種類、運転監視センター名、現在各プ
ラントを運転監視している運転監視センター名とプラン
ト名の組合せ、運転監視センターの位置やプラントの位
置、定常的な運転監視センターの運転監視の引き継ぎ順
序と時刻、運転監視センターに異常が発生した場合の代
替運転監視センターなどの情報をDB14Aに格納する。
データサーバ13Aは、状態情報、つまり、プラント監視
に必要なトレンド(時系列的なプラント状態を表すデー
タ)、日誌(プラントの機器の起動停止などのイベント
を表すデータ)、警報の発生状況などのプラントからの
データを取りこんでDB16Aに保管する。通信装置15A
は、通信回線3、通信回線501、通信回線503に接続さ
れ、各運転監視センター、各プラント及びプラントサポ
ートセンター504との通信を行なう。
【0046】図8に本実施の形態におけるプラントサポ
ートセンター504の構成例を示す。図示のプラントサポ
ートセンター504は、プラントサーバ12Bと、プラントサ
ーバ12Bに接続されたDB14Bと、通信線を介してプラン
トサーバ12Bに接続されたデータサーバ13Bと、データサ
ーバ13Bに接続されたDB16Bと、前記通信線に接続され
た通信装置15Bと、を含んで構成されている。プラント
サーバ12Bは、複数プラントのプラント名、プラント種
類などの情報をDB14Bに格納する。データサーバ13B
は、プラント運転のノーハウを入力してDB16Bに格納
する。通信装置15Bは、通信回線503を介してプラントイ
ンターフェースセンター502に接続され、プラントイン
ターフェースセンター502との情報のやり取りを行な
う。
【0047】図9に、本実施の形態における運転監視セ
ンターの構成を示す。HMIサーバ12は、表示処理機能
302、データ要求処理機能303、指令入力機能306、を備
える。通信装置15は、通信回線3に接続された通信I/
F315と、通信I/F315に接続された出力バッファ308
と、出力バッファ308に接続された出力処理機能307と、
出力処理機能307に接続された履歴処理機能309と、履歴
処理機能309に接続された出力ログ310と、通信I/F31
5に接続された入力バッファ312と、入力バッファ312に
接続された入力処理機能311と、入力処理機能311に接続
された履歴処理機能906と、履歴処理機能906に接続され
た入力ログ910と、を含んで構成されている。
【0048】入力処理機能311は表示処理機能302に接続
され、データ要求処理機能303、指令入力機能306は出力
処理機能307に接続されている。
【0049】操作卓11からHMIサーバ12に対してプラ
ントあるいはプラントインターフェースセンター502へ
の指令あるいはデータの要求が出されると、HMIサー
バ12は、指令の入力処理、あるいはデータ要求処理を行
なった後、出力処理機能307に渡す。通信装置15は、出
力処理後、出力バッファ308へ指令データを格納し、出
力バッファ308に格納された指令データを、通信I/F3
15により、通信回線3を介してプラントインターフェー
スセンター502へ送信する。出力処理を行う際には、ど
ういう指令がどのプラントへ出されたかを履歴として残
しておく履歴処理を行ない、出力ログ310として格納す
る。プラントインターフェースセンター502へ送信され
た指令は、プラントインターフェースセンター502か
ら、宛先のプラントのプラント制御装置2へ送信され
る。
【0050】一方、プラント側から運転監視センターへ
送信されるデータは、通信回線501から一旦プラントイ
ンターフェースセンター502に取りこまれ、プラントイ
ンターフェースセンター502からそのとき運転監視を実
施している運転監視センター宛、通信回線3へ送出され
る。運転監視センター1の通信装置15は、通信I/F31
5により自運転監視センター宛の信号を取りこみ、入力
バッファ312に格納したのち、入力処理機能311で入力処
理される。取りこまれた信号がプラントのトレンドデー
タ、日誌等の表示データの場合には、HMIサーバ12で
表示処理され、操作卓11の表示画面に表示される。ま
た、入力処理を行う際には、どこのプラントからあるい
はどのプラントインターフェースセンターから、いつ送
られてきたデータであるのかの履歴が処理され、入力ロ
グ910に記録される。
【0051】図10に、プラントインターフェースセン
ターのデータの入出力を示す。図では、通信装置15A、
データサーバ13A、DB16Aについて示すが、プラントサ
ーバ12A、DB14Aの場合も、基本的に同じである。
【0052】各プラント、各運転監視センター、プラン
トサポートセンターから送信された信号は、プラントイ
ンターフェースセンターの通信装置15Aの通信I/F100
5を介して入力バッファ1006に取りこまれる。入力バッ
ファ1006に取りこまれた信号に対して入力処理1010が行
なわれ、その信号がインターフェースセンター宛の信号
なのか、プラントサポートセンター宛の信号なのか、運
転監視センター宛の信号なのか、が判断される。
【0053】インターフェースセンター宛以外の信号で
あれば、出力処理1012を実行するとともに履歴処理1013
を行ない、どこ宛にいつ信号を出力したのかを出力ログ
1009として記憶する。出力処理には、DB14Aに格納さ
れているプラント名と運転監視センタの組合せを参照し
て宛先が設定、あるいは確認される手順が含まれる。出
力処理された信号は出力バッファ1008に一旦格納され、
通信I/F1005を介して宛先に送信される。
【0054】入力処理された信号がインターフェースセ
ンター宛の信号で、例えば表示用データ要求という指令
であれば、必要なデータをDB16Aより検索処理1014す
るとともに、どこからのデータでいつ検索を行ったのか
を検索ログ1015として記憶する。検索されたデータは、
出力処理1012を行なった後、出力バッファ1008に移さ
れ、通信I/F1005を介してデータの要求元に送信され
る。
【0055】運転監視センターが、プラントのデータ例
えばトレンドデータなどの時系列的なデータを要求した
場合、この要求は通信回線3からプラントインターフェ
ースセンターの通信装置15Aの通信I/F1005を介して
入力バッファ1006に取りこまれる。要求を受取ったイン
ターフェースセンターは、入力処理1010を行って要求内
容を確認すると、出力処理1012を行って出力バッファ10
08に信号を移し、通信I/F1005を介して該当プラント
にデータを要求する。
【0056】要求に応答して該当プラントから通信回線
501を介して送られてきたトレンドデータは、プラント
インターフェースセンターの通信装置15Aの通信I/F1
005を介して入力バッファ1006に取りこまれる。入力バ
ッファ1006に取りこまれたトレンドデータは、入力処理
ののち、データの収録処理1016が行なわれ、DB16Aに
記憶される。同時に、どのプラントの何時のデータを収
録したかが収録ログ1017として記憶される。さらに、該
トレンドデータを要求元の運転監視センターに送信する
ために、前記入力処理ののち出力処理1012を行って出力
バッファ1008にデータを移し、通信I/F1005により、
通信回線3を介して該当運転監視センターにデータを送
信する。
【0057】図11に、プラントサポートセンター504
のデータの入出力を示す。図では、通信装置15B、デー
タサーバ13B、DB16Bについて示すが、プラントサーバ
12B、DB14Bの場合も、基本的に同じである。運転監視
センターからプラント運転のノーハウデータを送信する
よう要求があった場合、要求を示す信号はプラントイン
ターフェースセンター502を介して通信回線503に送出さ
れ、プラントサポートセンター504は通信装置15Bの通信
I/F1104により、前記要求を示す信号を入力バッファ
1105に取り込む。
【0058】入力バッファ1105に取り込まれた信号に対
して入力処理1109が行なわれ、要求に基づいてDB16B
から目的のデータを検索する検索処理1113が実行され
る。検索されたデータについて出力処理1111が行なわ
れ、出力バッファ1107に格納されたのち、通信I/F11
04により通信回線503を介してプラントインターフェー
スセンター502に送られる。
【0059】前記入力処理1109の際、どこから来たデー
タでいつデータが受信されたのかを入力ログ1106として
記憶する履歴処理1110が実行される。また、前記検索処
理1113を実行する際には、いつ、どんなデータを検索し
たのかが検索ログ1114として記憶され、出力処理1111を
実行する際には、いつどんなデータを送信したかを出力
ログ1108として記憶する履歴処理1112が実行される。
【0060】本実施の形態でも、各プラントの運転監視
は、昼間の時間帯にある運転監視センターで順次引き継
がれるが、その際、それまで運転監視を行なっていた運
転監視センターからプラントインターフェースセンター
502に、引き継ぐプラント名と引き継ぐ時刻を、予め定
められた形式で通告する。
【0061】通告を受けたプラントインターフェースセ
ンター502は、プラントサーバ12AでDB14Aを検索し、
運転監視を引き継ぐ運転監視センターと引継ぎ時刻を確
認して該当する運転監視センターに前記プラントの運転
監視を引き継ぐことを指示する信号を送出する。同時に
DB14Aに格納されているプラントとそのプラントを運
転監視している運転監視センターの組合せを新たな運転
監視センターとの組合せに変更する。したがって、当該
プラントから送出された各種データの送出先は、プラン
トインターフェースセンター502を経由する際に、新た
な運転監視センター(引き継いだ運転監視センター)に
設定される。また、プラントインターフェースセンター
502は、運転監視を引き継いだ運転監視センターから、
過去のプラントデータの送信を要求された場合、DB16
Aを検索し、必要なデータを、要求元の運転監視センタ
ーに送信する。
【0062】本実施の形態では、あるプラントの運転監
視を実施している運転監視センターに異常が生じて、他
の運転監視センターに運転監視を引き継ぐ場合、前記第
1の実施の形態で各プラント制御装置2が果たした役割
をプラントインターフェースセンター502が担当する。
以下、その場合の手順を述べる。
【0063】異常が生じた運転監視センターの運転監視
者は、プラントインターフェースセンター502に、異常
発生のため、運転監視を継続できない旨の予め設定され
た信号を送信する。
【0064】運転監視を継続できない旨の信号を受信し
たプラントインターフェースセンター502は、プラント
サーバ12AでDB14Aを検索して当該運転監視センターが
運転監視しているプラント、代替運転監視センター名を
確認し、代替運転監視センターに前記プラントの運転監
視を引き継ぐことを指示する信号を送出する。同時にD
B14Aに格納されているプラントとそのプラントを運転
監視している運転監視センターの組合せを代替運転監視
センターとの組合せに変更する。したがって、当該プラ
ントから送出された各種データの送出先は、プラントイ
ンターフェースセンター502を経由する際に、新たな運
転監視センター(代替運転監視センター)に設定され
る。また、プラントインターフェースセンター502は、
運転監視を引き継いだ運転監視センターから、過去のプ
ラントデータの送信を要求された場合、DB16Aを検索
し、必要なデータを、要求元の運転監視センターに送信
する。
【0065】各運転監視センターの通信装置15は、運転
監視センターが正常に動作している間、定められた信号
(通信確認信号)を周期的にプラントインターフェース
センター502に送信している。プラントインターフェー
スセンター502はこの通信確認信号をモニターしてお
り、ある運転監視センターの通信確認信号が所定の期間
受信できない場合、その運転監視センターあるいは通信
装置に異常が発生していると判断し、前に記載したと同
様の手順で代替運転監視センターに、異常が発生してい
ると判断した運転監視センターが運転監視を実施してい
るプラントの運転監視を引き継ぐことを指示する信号を
送出する。後の手順は先に述べた場合と同様である。
【0066】この場合、運転監視センターが変更されて
も、プラント側はそれまでと同様に、運転監視センター
との全ての通信はプラントインターフェースセンター50
2を経由するので何も影響されない。
【0067】プラントの運転監視を引き継ぐことを指示
する信号を受信した運転監視センターでは、前記第1の
実施の形態の場合と同様、操作卓11で音声信号及び点滅
灯で警報を発し、運転・看視者の注意を喚起する。運転
・監視者は、プラント毎に予め定められている手順に従
って運転監視を開始する。
【0068】本実施の形態によれば、前記第1の実施の
形態と同様、運転監視センターでの異常発生によって運
転監視を継続できなくなった場合でも、容易に他の運転
監視センターに運転監視を引き継ぐことができ、プラン
トの運転を継続できる。また、複数の運転監視センター
が、昼間の時間帯が重なるように分散配置されているの
で、運転監視センターでの異常発生によって運転監視を
他の運転監視センターに引き継ぐ場合が生じても対応が
容易であるという効果がある。さらに、順に昼間の時間
帯になる位置にある運転監視センターに運転監視業務を
引き継ぐことにより、運転監視要員は、同じ3交代勤務
で24時間の監視業務を行なうときにも、昼間の勤務の
みで済み、夜勤が不要になるとともに人件費コストが低
減される効果がある。
【0069】また、運転監視センターとプラント(プラ
ント制御装置)を、プラントインターフェースセンター
502を介して接続したので、運転監視センターやプラン
トを増減する場合の対応が容易になった。さらに、プラ
ントインターフェースセンター502にプラントサポート
センタ504を接続し、プラントの運転監視のノーハウを
格納して要求に応じて出力できるようにしたので、運転
監視センターでの運転監視を効率的に行なえるようにな
った。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、プラントの設置位置か
ら離れた場所にある運転監視センターでプラントの運転
監視を行なう場合、その運転監視センターで何らかの異
常が発生しても、プラントの運転を継続できるようにす
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す実施の形態における運転監視センタ
ーのシステム構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す実施の形態におけるプラント制御装
置のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示す実施の形態における運転監視センタ
ーの処理の詳細を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における運転監視セ
ンターのシステム構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるプラントイ
ンターフェースセンターのシステム構成を示すブロック
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるプラントサ
ポートセンターのシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態における運転監視セ
ンターの処理の詳細を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるプラント
インターフェースセンターの処理の詳細を示すブロック
図である
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるプラント
サポートセンタの処理の詳細を示すブロック図である
【符号の説明】
1 運転監視センター 2 プラント制御装置 3 通信回線(リング状のネットワーク) 11 操作卓 12 HMIサーバ 13 データサーバ 14 データベース 15 通信装置 21 操作卓 22,23 制御装置 24 プラント 25 通信装置 26 ネットワーク 501 通信回線 502 プラントインターフェースセンター 503 通信回線(ネットワーク) 504 プラントサポートセンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 138 G06F 17/60 138 (72)発明者 清水 勝人 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 滝田 敦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Fターム(参考) 5H223 AA02 DD03 DD07 DD09 EE30 5K048 AA06 BA22 BA23 DC07 EB02 EB08 EB12 GB05 HA01 HA02 HA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの状態を示す状態情報を取得し
    て通信回線に送信するとともに前記プラントに対する制
    御情報を前記通信回線から受信して前記プラントを制御
    するプラント制御装置と、前記プラント制御装置に前記
    通信回線を介して接続され、前記プラントに対する制御
    情報を入力する入力手段と、前記プラントの状態情報を
    前記通信回線から受信するとともに、前記入力された制
    御情報を前記通信回線に出力する通信手段と、前記受信
    した状態情報を表示する表示手段と、を含んでなる運転
    監視センタと、を有して構成されたプラントの運転監視
    システムにおいて、前記運転監視センタは、それぞれ前
    記通信回線に接続して複数設置されており、各運転監視
    センタはそれぞれ、前記通信回線に接続されたプラント
    制御装置をを介して、該プラント制御装置で制御される
    プラントを運転監視できるように構成されていることを
    特徴とするプラントの運転監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラントの運転監視シス
    テムにおいて、前記プラント制御装置は、複数の運転監
    視センタから出力された制御情報のうち予め定められた
    運転監視センタから出力された制御情報を受信するよう
    に設定され、前記定められた運転監視センタからの通知
    により、他の運転監視センタから出力された制御情報を
    受信するよう前記設定が変更されることを特徴とするプ
    ラントの運転監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプラントの運転
    監視システムにおいて、各運転監視センタは、運転監視
    中のプラントのプラント制御装置に対し、周期的に通信
    確認信号を送出するよう構成され、前記プラント制御装
    置は、複数の運転監視センタから出力された制御情報の
    うち予め定められた運転監視センタから出力された制御
    情報を受信するように設定されているとともに、所定の
    期間前記通信確認信号を受信しなかった場合、予め定め
    られた他の運転監視センタから出力された制御情報を受
    信するよう前記設定が変更されることを特徴とするプラ
    ントの運転監視システム。
  4. 【請求項4】 プラントの状態を示す状態情報を取得し
    てプラントインタフェースセンタに送信するとともに前
    記プラントに対する制御情報を前記プラントインタフェ
    ースセンタから受信して前記プラントを制御するプラン
    ト制御装置と、前記プラントインタフェースセンタにそ
    れぞれ通信回線を介して接続され、運転監視を行うプラ
    ントに対する制御情報を入力する入力手段と、前記運転
    監視を行うプラントの状態情報を前記通信回線から受信
    するとともに、前記入力された制御情報を前記通信回線
    に出力する通信手段と、前記受信した状態情報を表示す
    る表示手段と、を含んでなる複数の運転監視センタと、
    を有して構成されたプラントの運転監視システムにおい
    て、前記プラントインタフェースセンタは、プラント制
    御装置から受信した状態情報を格納するとともに、その
    プラント制御装置が制御するプラントを運転監視する運
    転監視センタに前記通信回線を介して送信し、運転監視
    センタから前記通信回線を介して受信した制御情報をそ
    の運転監視センタが運転監視するプラントのプラント制
    御装置に送信するよう構成され、前記複数の運転監視セ
    ンタは、いずれも、前記プラントインタフェースセン
    タ、プラント制御装置を介して、プラント制御装置で制
    御されるプラントを運転監視できるように構成されてい
    ることを特徴とするプラントの運転監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラントの運転監視シス
    テムにおいて、前記プラントインタフェースセンタは、
    前記運転監視センタとその運転監視センタが運転監視す
    るプラントの組合せを運転監視センタ毎に記憶格納して
    おり、プラント制御装置から受信した状態情報、運転監
    視センタから受信した制御情報について、前記組合せを
    参照して宛先を設定して送信するよう構成されていると
    ともに、あるプラントの運転監視を実施している運転監
    視センタからの通知により、そのプラントと運転監視セ
    ンタの組合せを、予め定められた別の運転監視センタと
    の組合せに変更して格納するよう構成されていることを
    特徴とするプラントの運転監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のプラントの運
    転監視システムにおいて、前記プラントインタフェース
    センタは、前記運転監視センタとその運転監視センタが
    運転監視するプラントの組合せを運転監視センタ毎に記
    憶格納しており、プラント制御装置から受信した状態情
    報、運転監視センタから受信した制御情報について、前
    記組合せを参照して宛先を設定して送信するよう構成さ
    れているとともに、各運転監視センタは前記プラントイ
    ンタフェースセンタに対し、周期的に通信確認信号を送
    出するように構成され、前記プラントインタフェースセ
    ンタは所定の期間、前記通信確認信号を受信しなかった
    場合、その運転監視センタとプラントの組合せを、予め
    定められた他の運転監視センタとの組合せに変更して格
    納するように構成されていることを特徴とするプラント
    の運転監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のうちのいずれか1項に記
    載のプラントの運転監視システムにおいて、前記プラン
    トインタフェースセンタに接続してプラントサポートセ
    ンタが設けられ、前記プラントサポートセンタは、前記
    プラントインタフェースセンタに接続されたプラント制
    御装置で制御されるプラントに係る運転のノーハウを格
    納しており、要求されたノーハウを検索して出力するよ
    う構成され、前記プラントインタフェースセンタは、運
    転監視センタからプラントの運転ノーハウを要求する信
    号を受信したとき、その要求をプラントサポートセンタ
    に転送するとともに、プラントサポートセンタから出力
    された情報を要求元の運転監視センタ送信するよう構成
    されていることを特徴とするプラントの運転監視システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記
    載のプラントの運転監視システムにおいて、前記複数の
    運転監視センタは、常にいずれかの運転監視センタが昼
    間の時間帯となるように、異なる経度の位置に分散配置
    されていることを特徴とするプラントの運転監視システ
    ム。
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