JP2012231636A - 電力系統の監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各設置箇所に操作卓クライアントのほかに、処理機能を備える監視制御処理サーバを備える処理装置群を設置しており、メンテナンスの際に各設置箇所まで赴く必要がある。
【解決手段】上述した目的を達成するため、本発明の電力系統の監視制御システムにおいては電力系統の複数個所に設けられそれぞれの指定範囲内の監視、制御を行う複数の操作卓クライアントを有する設置箇所と、該設置箇所とは別個に設置された統合処理システムとを備え、統合処理システム内には、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含む監視制御処理サーバと、監視制御処理サーバと複数の操作卓クライアントの間に通信を介して設けられ、操作卓クライアントの要求する情報を監視制御処理サーバから得て、操作卓クライアントに表示する画像を描画作成したうえで伝送するHMIサーバを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はLANを用いて接続された電子計算機と入出力装置を含む電力系統の監視制御システムに関する。
図2は、現状の電力系統とその運転監視装置で構成された監視制御システムの一例を示している。
この図において、まず電力系統の一例について説明する。S1からS7は変電所であり、例えば超超高圧変電所S1は送電線L1、L2から500kvで受電して、送電線L3、L4に275kvに降圧して給電する。また、超高圧変電所S2、S3は、275kvで受電して、一次変電所S4からS7に適宜降圧して給電する。
係る電力系統において、これらの変電所S1からS7を監視し、制御する運転監視装置は例えば制御所に設置される。運転監視装置は制御所以外の箇所に設置されることもあるので、ここでは単に設置個所ということにする。
図1の例では、運転監視装置の設置個所はC1からC4の4か所であり、それぞれ枠線Z1からZ4の範囲内に含まれる変電所あるいはその中の送変電機器を運転監視の対象としている。例えば、設置個所C1の運転監視装置の運転監視対象は、枠線Z1内の変電所S2全域と変電所S1の一部(送電線L2、L3側)、設置個所C2の運転監視装置の運転監視対象は、枠線Z2内の変電所S3、S1の全域、設置個所C3の運転監視装置の運転監視対象は、枠線Z3内の変電所S2、S4、S5の全域、設置個所C4の運転監視装置の運転監視対象は、枠線Z4内の変電所S2全域と変電所S1の一部(送電線L1、L2側)である。なお、これらの領域内には変電所間の送電線が含まれていることは言うまでもない。
以上の監視対象範囲の設定関係から明らかなように、監視対象範囲は重複設定されている。このため、例えば変電所S2は、設置個所C1とC3の両方で監視制御することができるように設定されている。
なお、各設置個所Cが管理制御を行う監視対象範囲Z1からZ4を仮に小監視対象範囲とするなら、図1の全体の監視対象範囲Zは大監視対象範囲ということができる。
各設置個所Cの運転監視装置は、図3にその詳細を示すように、監視制御処理サーバ1、業務処理データベースなどの処理装置群と、操作卓クライアント3などの運転装置群とから構成され、これらの間がLANで接続されている。これらは、同一設置個所内に設けられている。また、LANと監視制御処理サーバ1などの処理装置群は、信頼性確保のために二重系構成とされている。
さらに、LANで接続された監視制御処理サーバ1と操作卓クライアント3は、例えば図4のように構成されている。これらの装置は、基本的構成としてハードウェア101、OS(Operating System)102、ミドルウェア(データ管理ミドル、LAN管理、プロセス管理ミドル、構成制御ミドルなど)103を共通に備えている。
また、各部に固有の計算機構成を備える。まず操作卓クライアント3は、インターフェイスとして、UI(User interface)やAPI(Application Program Interface)104を備えている。さらに具体的な各種の表示・制御のためのUI105として、監視制御UIを備えている。なお、インターフェイス、各種の表示、制御のためのUIを総称して、HMI(Human Machine Interface)業務ソフトウェア108という。
監視制御処理サーバ1は、固有の計算機構成として、API106と、具体的な各種の監視制御処理機能107を備えている。
係る構成を通じて、監視制御処理サーバ1と操作卓クライアント3は、LAN経由で各種の処理を行う。操作員はマウスなどを用いて操作卓クライアント3から監視制御処理サーバ1に対して制御要求を発し、監視制御処理サーバ1から操作卓クライアント3に対して各種の状態変化データを送ることでモニタ表示し、操作員に運転状態などを視認せしめる。
電力系統の監視制御システムの背景技術として、特許文献1には「制御所ごとにサーバ計算機が設置されており、HMI業務ソフトウェアが各操作卓に実装されている」と記載されている。
以上の説明から理解できるように、一般に、現状の電力系統監視制御システムは図2に示したように各設置箇所(制御所)に定められた範囲で監視制御業務を行う。このため、図3、図4に示すように電力系統監視制御システムの複数の処理装置群は、監視制御処理を実行する監視制御処理サーバ1に設置箇所固有の業務処理データベース14を実装し、運転処理装置群の操作卓クライアント3には設置箇所固有のHMI業務処理ソフトウェア108を実装している。
現状システムの構成の考え方を整理してみると、以下のようである。まず、監視制御処理サーバ1は複数箇所に点在しており、設置箇所ごとに処理装置を設置している。また、各設置個所に供えられる設備、機能についてみると、設置箇所ごとに固有の監視制御範囲内で監視制御処理を行い、設置箇所ごとにその監視制御範囲のみの業務データベースを持つようにされている。
そのクライアント・サーバ構成についてみると、端末であるクライアント操作卓3にHMI業務ソフトウェア108を実装し、監視制御処理サーバ1に業務処理データベース14を備える。このHMI業務ソフトウェア108は、設置箇所固有のものになっている。
特開2009−239991号公報
このように構成された従来の電力系統監視制御システムでは、各設置箇所に定められた範囲を監視制御するために、それぞれの設置個所ごとに処理装置群と運転装置群からなる電力系統監視制御システムの実装が必要となる。このため、幾つかの課題を生じている。
例えば、設備導入時期についてみると、設置箇所単位で電力系統監視制御システムの導入を設置するため、個別に計算機室などの場所の確保が必要となる。
また、設備メンテナンス時期についてみると、各電力系統監視制御システムをメンテナンスする際には、各設置箇所まで赴く必要があり、実施には多くの時間とコストが掛かる。特に、各電力系統監視制御システムは、その導入時期により計算機システムやソフトウェアが変更されている可能性があり、同一の解決課題であっても一様に解決できないことが予想される。
バックアップ時期についてみると、設置箇所が被災した時にも監視制御を継続させるために、バックアップシステムの実装が必要であるが、実現するためには、当該設置箇所で必要とする情報を別途バックアップ用に収集する必要がある。
また、計算機の高性能化に伴う問題もある。近年、計算機は高性能化していることからサーバリソースに余剰が発生している。しかし、電力系統監視制御システムは、各設置箇所に必要なため、計算機台数の削減が難しい状況にある。このことから計算機の使用電力量の増加やそれに伴う計算機室などの設備投資のコスト削減が難しい。
本発明は上記課題を解決するために提案されたものであり、シンクライアント化した統合型電力系統監視制御システムを提供することで上記の課題を解決するものである。
上述した目的を達成するため、本発明の電力系統の監視制御システムにおいては電力系統の複数個所に設けられそれぞれの指定範囲内の監視、制御を行う複数の操作卓クライアントを有する設置箇所と、該設置箇所とは別個に設置された統合処理システムとを備え、統合処理システム内には、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含む監視制御処理サーバと、監視制御処理サーバと複数の操作卓クライアントの間に通信を介して設けられ、操作卓クライアントの要求する情報を監視制御処理サーバから得て、操作卓クライアントに表示する画像を描画作成したうえで伝送するHMIサーバを備える。
また、監視制御処理サーバと複数のHMIサーバの間がLAN接続され、複数のHMIサーバと複数の操作卓クライアントの間が広域ネットワークを介して接続されている。
また、業務処理データベースに収納されている電力系統全体のデータを大監視対象範囲のデータとするとき、複数の操作卓クライアントは、自己が監視制御する電力系統全体の一部である小監視対象範囲を指定し、HMIサーバを経由して業務処理データベースから指定した小監視対象範囲の情報を表示する。
上述した目的を達成するため、本発明の電力系統の監視制御システムにおいては電力系統の複数の設置個所に設けられキーボードやマウス入力結果を転送し、画面データを受け取り表示する操作卓クライアントと、設置箇所とは別個に設置され、操作卓クライアントからのキーボードやマウス入力結果を制御要求信号に変換して発し、受信した電力系統の状態に関するデータから画面データを描画作成して発するHMIサーバと、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含み、制御要求信号に応じて電力系統の状態に関するデータを与える監視制御処理サーバを含む統合処理システムを備える。
また、複数の設置個所の個々に設けられる操作卓クライアント、並びにHMIサーバはそれぞれ複数台とされ、操作卓クライアント総台数はHMIサーバの総台数よりも多く設置されるとともに、HMIサーバに接続される操作卓クライアント台数がほぼ同じくなり、かつ設置箇所内の複数の操作卓クライアントが同一HMIサーバに接続されないように、各操作卓クライアントの接続先がデフォルト設定される。
また、HMIサーバがダウンし、これに接続されていた操作卓クライアントを健全な残りのHMIサーバに配分して接続するとともに、再接続に際して接続先を失った当該操作卓クライアントが属する設置箇所の他の操作卓クライアントのデフォルト接続先と重複させないようにする。
また、ダウンしていたHMIサーバが復帰した時点においては、再接続した操作卓クライアントをデフォルト接続先には戻さない。
また、再接続した操作卓クライアントがログイン立ち上げしたときにデフォルト接続先であるHMIサーバの健全性を確認し、復旧して健全状態である時にデフォルト接続先に戻す。
上述した目的を達成するため、本発明の電力系統の監視制御システムにおいては、電力系統の複数個所の制御所にそれぞれの指定範囲内の監視、制御を行う複数の操作卓クライアントを配置し、制御所とは別個に設置された統合処理システム内に、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含む監視制御処理サーバと、監視制御処理サーバと複数の操作卓クライアントの間に通信を介して設けられ、操作卓クライアントの要求する情報を監視制御処理サーバから得て、操作卓クライアントに表示する画像を描画作成したうえで伝送するHMI業務処理ソフトウェアを備えたHMIサーバを備える。
上述した目的を達成するため、本発明の電力系統の監視制御システムにおいては、電力系統の複数の設置個所に設けられキーボードやマウス入力結果を転送し、画面データを受け取り表示する操作卓クライアントと、設置箇所とは別個に設置され、操作卓クライアントからのキーボードやマウス入力結果を監視制御範囲の情報の制御要求信号に変換して発し、受信した監視制御範囲の情報から画面データを描画作成して発するHMIサーバと、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含み、監視制御範囲の情報の制御要求信号に応じて、業務処理データベースから当該指定された監視制御範囲の情報を抽出して与える監視制御処理サーバを含む統合処理システムを備える。
本発明によれば、各設置箇所に電力系統監視制御システムの運転装置群のみを設置し、処理装置群を運転に依存しない拠点に統合可能になり、各設置箇所のサーバ台数の削減や計算機室などに確保する場所の削減も可能となる。従って、各設置箇所に赴くことなく、拠点のみに赴くことでシステムのメンテナンスの実施も可能とする。
また、実施例によれば、各設置箇所が被災した場合などの、バックアップ運転を必要とする時には操作者が操作卓クライアントにより、被災した設置箇所の監視範囲を指定することで、その設置箇所の監視制御を行うことが可能となる。
さらには、実施例によれば、設置箇所に限らず、バックアップ運転用に操作卓クライアントを設けることで、緊急時に設置箇所に赴くことなく、運用を行うことが可能となる。設置箇所以外への操作卓クライアントは電力系統監視制御システムの運用の観点から、操作卓クライアントに静脈認証装置を設けることにより、緊急時以外に使用を制限する機能を備えることで電力系統監視制御システム全体のセキュリティを確保することが可能となる。
図2に対応する本発明の全体構成を示す図。 現状の電力系統とその運転監視装置で構成された監視制御システムの一例を示す図。 現状の各設置個所の運転監視装置構成を示す図。 現状の監視制御処理サーバと操作卓クライアントの計算機構成を示す図。 統合処理システムと各設置個所に備える機能を模式化して示した図。 本発明の各階層のサーバなどが備える計算機構成を示す図。 図6の計算機構成で実現する機能を機能ブロックで表現した図。 本発明システムの各部が実行する大まかな処理内容手順を示す図。 ケース1のデフォルト接続状態を説明するための図。 ケース2のHMIサーバ1ダウン時接続状態を説明するための図。 ケース3のHMIサーバ復帰時接続状態を説明するための図。 ケース4のデフォルト復帰時接続状態を説明するための図。 ケース5のHMIサーバ4ダウン時接続状態を説明するための図。 クライアント操作卓3の接続先判断論理を示すフローチャート。 二重化ネットワークの切り替え方法を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照し説明する。
図1は、図2に対応する本発明の全体構成を示す図である。この図において、電力系統の構成、および設置個所は、図2の場合と同じであるので説明を省略する。なお、本発明においては運転監視対象範囲を任意に設定可能であるが、このことについては後述する。
この図1に表示されている本発明の特徴は大きく2つある。第1点は、可能な限り運転に依存しない場所(設置個所以外の場所とするの意味)に統合処理システム7を配置する点、第2点は、統合処理システム7に処理装置群の機能を持たせ、各設置個所Cに運転装置群の機能を持たせた点である。
図5は、統合処理システム7と各設置個所Cに備える機能を模式化して示した図である。この図5に示されている本発明の3番目の特徴は、図4のHMI業務ソフトウェア108の機能が各設置個所Cから統合処理システム7に移され、HMIサーバ群内のHMIサーバ2に導入された点である。
具体的には、図5の全体構成に示す本発明の電力系統の監視制御システムでは、監視制御処理サーバ1及び複数のHMIサーバ2を備える統合処理システム7と、広域ネットワーク4と、複数の操作卓クライアント3から構成される。そして複数の操作卓クライアント3のみが個々の設置箇所Cに設置される。これら機器の間は、LANや広域ネットワーク4によって接続され、相互に通信が可能な状態である。
このように、各設置個所Cの操作卓クライアント3にはHMI業務ソフトウェア108の機能が実装されていない。この場合に、操作卓クライアント3にはマウス、キーボードなどの入力手段と、モニタと、計算機部分としてはモニタに表示される表示データを表示する表示機能が供えられた程度の機能で実現される。表示データそのものは、統合処理システム7で描画作成されたものが伝送されてくることになり、操作卓クライアント3では表示処理のみを実行する。このように、本発明の電力系統の監視制御システムでは、いわゆるシンクライアントシステムを構成する。
なお、統合処理システム7と、各設置個所C間は広域ネットワーク4で結合される。この図5の構成によれば、統合処理システム7内の監視制御処理サーバ1、HMIサーバ2と、設置個所Cの操作卓クライアント3による3階層の処理システムを構成していることなる。
図6は、各階層のサーバなどが備える計算機構成を、図4の現状構成に比較して示したものである。図6を図4と比較して明らかなように、この3階層システムの各部はいずれも計算機で構成されている。このうち、まず、監視制御処理サーバ1は、現状の計算機構成と同じであり、変更部分がない。
操作卓クライアント3は、基本的計算機構成としてハードウェア101、OS(Operating System)102を有し、かつ新たにシンクライアントソフトウェア109を備えている。
新たに追加されたHMIサーバ2は、基本的計算機構成は、従前の操作卓クライアント3と同様に構成されている。つまり、基本的計算機構成として、ハードウェア101、OS(Operating System)102、ミドルウェア(データ管理ミドル、LAN管理、プロセス管理ミドル、構成制御ミドルなど)103を共通に備えている。
また、固有の基本的計算機構成として、HMIサーバ2は、インターフェイスとして、UI(User interface)やAPI(Application Program Interface)104を備えている。さらに具体的な各種の表示・制御のためのUI105として、監視制御UIを備えている。つまり、HMIサーバ2は、HMI(Human Machine Interface)業務ソフトウェア108を備えている。
係る構成を通じて、監視制御処理サーバ1とHMIサーバ2と操作卓クライアント3は、広域ネットワーク4とLAN経由で各種の処理を行う。まず操作員はキーボードあるいはマウスなどの入力手段により操作卓クライアント3にデータ入力する。この操作内容は、基本的にはそのままの形でHMIサーバ2に伝達されて、その内部処理により監視制御処理サーバ1に対する制御要求信号に変換される。
またHMIサーバ2は、監視制御処理サーバ1から各種の状態変化データを受け取り、その内部処理により操作卓クライアント3内の図示せぬモニタに表示する画面データを描画作成する。画面データは操作卓クライアント3に転送され、その内部の表示処理によりモニタ表示され、操作員に運転状態などを視認せしめる。
図7は、図6の計算機構成で実現する機能を機能ブロックで表現したものである。なお、この図で、監視制御処理サーバ1は、多重系構成とされているので、少なくとも2台を備えている。HMIサーバ2は、m台(m>2)、操作卓クライアント3はn台(n≧m)で構成されている。従って、操作卓クライアント3から操作を行った時に、m台のHMIサーバ2のいずれに接続され、さらに多重系の監視制御処理サーバ1のいずれに接続されるのかが管理される。図7は、各階層が複数の機器で構成されているこれら設備のうち、接続関係にある設備間のみを表示したものということができる。
この図7において、監視制御処理サーバ1は、業務処理データベース14Aに格納されているデータと、業務データ100とを用いて、業務処理ソフトウェア13に従う処理を実行する。
このうち、業務処理データベース14Aは、図2において各設置個所C1−C4内の既存の4台の業務処理データベース14に格納されたデータを統合したものである。また業務処理データベース14Aには、全ての監視制御範囲Z(図1に図示の範囲Z1からZ4までのエリア)の定義を追加して保持している。
ここで、業務処理データベース14Aが図1の全体の監視対象範囲Zのデータを保持しているということは、ここには大監視対象範囲Zのデータがあることを意味している。
さらに業務データ100として、操作要求の返送用のデータや、構成制御情報、記録データを保有している。監視制御処理サーバ1内の業務処理ソフトウェア13は、操作卓クライアント3が設定した監視制御範囲Zを受信したときに、これを基に業務処理データベース14を参照し監視制御業務を行い、HMIサーバ2に業務データ100を送信する。
図7において、HMIサーバ2は、データとしてHMIセッション使用状況201と、画面データ200とを備え、そのほかの処理部分としてHMIセッション24と、業務UIソフトウェア25と、セッション管理部23とで構成される。
ここで、HMIセッション使用状況201とは、HMIサーバ台数(本ケースではm台)、HMIサーバシリアルNo(当該HMIサーバに定義された番号)、設置箇所数(図1のケースでは4か所)、各設置箇所の操作卓クライアント数、各設置箇所のデフォルト接続先HMIサーバシリアルNo、各HMIサーバに接続されている操作卓クライアント情報のことである。セッション管理部23は、これらのHMIセッション使用状況201の情報を、定周期、又は 使用状況の変化時に操作卓クライアント3に送信している。
またHMIサーバ2は、監視制御処理サーバ1から業務データ100を、操作卓クライアント3から監視制御範囲Zと入力情報を受け取り、業務UIソフトウェア25が監視制御範囲Zに基づいた画面データ200を描画作成し、該当する監視制御範囲ZのHMIセッション24に接続している操作卓クライアント3のディスプレイ装置へ出力する。
図7において、操作卓クライアント3は、HMIサーバ2から送信されてきたHMIセッション使用状況201から、接続先判断部33において接続先を判断し、広域ネットワーク4を介して選択したHMIサーバ2のHMIセッション24に接続し、監視制御範囲Zの設定を行う。なお、この図で、30はモニタ、31は入力手段、32はシンクライアントソフトウェアである。
以上説明した本発明システムの構成の考え方を整理してみると以下のようである。まず、サーバ構成についてみると、端末であるクライアント操作卓3をシンクライアント化し、HMI業務ソフトウェアをHMIサーバとしてまとめる。また監視制御処理サーバ1は複数箇所に点在させず、1箇所もしくは予備系を含めた2箇所で運用を行う。
また、各設置個所に供えられる設備、機能についてみると、各設置箇所の処理装置を統合して運転に依存しない場所に設置し、統合された処理装置が一括して全系統の監視制御処理を行い、統合された処理装置が全系統の業務データベースを持つ。
さらに、HMIセッション2はHMI業務ソフトウェア108を実装し、操作卓クライアント3が各設置箇所Cからネットワーク4を介して接続される。HMIサーバ2は複数のセッションを持つが、それぞれのセッションで固有の監視制御範囲を持たない。
図8は、本発明システムの各部が実行する大まかな処理内容手順を示している。この手順によれば、ステップS1において、まずこの設置個所のこのクライアント操作卓3を使用して監視を行いたい小監視制御範囲を設定する。これは図1の範囲(Z1−Z4)のいずれかを指定することに相当する。
この範囲指定は、図1の設置箇所C1内のクライアント操作卓3から監視制御範囲Z1ばかりでなく、監視制御範囲Z2あるいはZ3の監視処理状態を指定することができる。あるいはこの範囲指定は、既存の小監視制御範囲の選択ではなく、全体地図の上で任意の一部範囲を切り取る形での指定、表示とすることも可能である。なお、別の設置個所の監視制御範囲Z2の監視処理状態を指定するについては、むやみに許可するものではなく、それなりの事情あるいは操作者権限の確認の上で行われることは言うまでもない。
これを受け取ったHMIサーバ2は、ステップS2において、この監視制御範囲に定義されているデータの送信を監視制御処理サーバ1に要求する。ここで、この監視制御範囲に定義されているデータとは、当該範囲内の各種送変電機器の動作状態、開閉状態、電流、電圧の検出値といったものであり、これらのデータは図7の監視制御処理サーバ1にオンラインで取り込まれ、業務処理データベース14Aに監視制御範囲の情報にリンクして記憶されている。業務処理データベース14Aには、全ての監視制御範囲Z1からZ4の情報が記録される。なお、このクライアント操作卓3からの範囲設定信号が、複数あるうちのどのHMIサーバ2に受信され、処理されるのかといった接続判断関係については後述する。
ステップS3において、監視制御処理サーバ1は業務処理データベース14Aを参照して指定された範囲のデータを抽出し、ステップS4において参照した情報をHMIサーバ2に送信する。
ステップS5において、HMIサーバ2は、監視制御処理サーバ1からのデータをもとにモニタ表示画面を描画作成し、その表示データをクライアント操作卓3に送り表示させる。
図8の実現に当たり、設定された監視制御範囲に限定した監視制御業務を提供することを可能にするミドルウェアの仕掛けとしては、以下の点に配慮するのがよい。まず、前提条件としては、監視制御処理サーバ1は全系統分のデータを業務処理データベース14Aに持っている。
また、画面構成するに当たり、可変になる部分以外は共通の雛型(ロゴ)を使って表示する。この仕掛けの基本的な考え方としては、従来は、設置箇所によって画面の構造で違う点などがあったが、それらを統合し1つの雛型を作りそこに各監視制御範囲に基づいた系統図、状変ログなどを表示するのがよい。
また、仕掛けとしては、既存のデータベースを統合する際に、監視制御範囲の定義を追加し、HMIサーバ2がデータベースを参照する際に、各クライアントが設定した監視制御範囲と一致するもののみを参照し、HMIサーバ2は取得した情報に基づいて画面を描画し、クライアントへ返すものとするのがよい。
次に、複数のHMIサーバ2と複数のクライアント操作卓3を接続することについて説明する。この説明はケース1:デフォルト接続、ケース2:HMIサーバ1ダウン時、ケース3:HMIサーバ復帰時、ケース4:デフォルト復帰時、ケース5:HMIサーバ4ダウン時の5つのケースが、この順番で発生したときについてそれぞれ図9から図13を用いて説明する。なお、この処理は図14のクライアント操作卓3の判断論理フローチャートに沿って実行される。
以下、操作卓クライアント3と接続先HMIサーバ2の接続を選択決定する方法について説明すると、その前提条件として以下が挙げられる。
1.HMIサーバ2の台数<操作卓クライアント1の総数とする。以下の例では4台と9台としている。
2.HMIサーバ2は接続している操作卓クライアント3を特定できる。
3.操作卓クライアント3毎の負荷は一定とする。
4.HMIサーバ3復帰時に再接続などの処理は行わない。
5.操作卓クライアント3は、可能な限りデフォルトのHMIサーバ2に接続する。
また、選択に関する基本的な考え方として、以下のようにする。
HMIサーバダウン時に、ある設置箇所で1つのHMIサーバのみに接続していると操作卓クライアントが使用できなくなるため、各設置箇所で接続先のHMIサーバを分散させる。また、HMIサーバの負荷分散のため、各設置箇所の操作卓クライアント接続先のHMIサーバを分散させる。
HMIサーバ2に接続される操作卓クライアント3が固定されるようにするが、操作卓クライアント3の追加等で定義追加をしなくても済むように、ある一定の規則を持たせた動的割付を行う。
予備の操作卓クライアント3が存在する拠点もあるが、予備の端末は考えない。
以下の切り替えを行うために、図7のHMIサーバ2が操作卓クライアント3に定周期で送信する情報(HMIセッション使用状況201)は、以下のものであった。
HMIサーバ台数:図9以降の事例では、4台とする。
HMIサーバシリアルNo:No.1、No.2、No.3、No.4
設置箇所数:3か所(C1、C2、C3)
設置箇所の操作卓クライアント:C1、C2、C3ともに3台
設置箇所(C1、C2、C3)のデフォルト接続先HMIサーバシリアルNo:
HMIサーバに接続されている操作卓クライアント情報:
以上のことを踏まえて、各ケースを検証する。
ケース1:デフォルト接続(図9)
このケース1の状態は、デフォルト接続先を示している。なお、ここで操作卓クライアント3に付した3ケタの数値記号の約束についてみると、最上位桁の3は操作卓クライアントを意味し、中位桁は設置個所の番号を意味する。最下位桁の数字は当該設置個所での操作卓クライアントの番号を意味している。
このデフォルト設定では、操作卓クライアントをHMIサーバNo.1から順に割り振っていく。311がNo.1、312がNo.2、313がNo.3、321がNo.4とし、2箇所目以降の設置箇所は前回の続きから割り振られ、HMIサーバNo.4まで割り振られたらNo.1に戻る。
図9の下の表は、操作卓クライアント3と、デフォルト接続されるHMIサーバ2の関係を示しており、これによればHMIサーバNo.1には、311,322,333の3台が接続され、HMIサーバNo.2には、312,323の2台が接続され、HMIサーバNo.3には313,331の2台が接続され、HMIサーバNo.4には321,332の2台が接続される。
図7の操作卓クライアント3内の接続先判断部33には、それぞれの操作卓クライアント3のデフォルト接続先が記憶されている。そして、図14のフローチャートに従い接続を実行する。ケース1の場合、ステップS11においてログイン立ち上げされた操作卓クライアント3は、そのデフォルト接続先の健全性を確認し、ステップS12において所定のデフォルト接続先に接続する。
ケース2:サーバNo.1ダウン(図10)
このケース2の状態では、全てのHMIサーバが健全に運転されていた状態から、このうちのHMIサーバNo.1がダウンした。このため、このHMIサーバNo.1をデフォルト接続先としていた操作卓クライアント311,322,333の3台が接続先を失った。このため、この3台についてのみ、新たな接続先を設定する。
この移転先決定の基本的な考え方としては、例えば当該操作卓クライアント311が属する設置箇所C1の他の操作卓クライアント312,313のデフォルト接続先(ここではそれぞれNo.2、No.3)と重複させないようにすることである。この結果、311はHMIサーバNo.4,同様にして322はHMIサーバNo.3,333はHMIサーバNo.2が選択される。これにより、同一設置個所C内の複数の操作卓クライアント3は、別々のHMIサーバ2に接続されることになる。この結果、HMIサーバ2がダウンしたときに、同一設置個所C内の複数の操作卓クライアント3が停止してしまうことを阻止できる。
図14のフローでは、以下の判断により実行される。まず、操作卓クライアント311についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先が失われているので、ステップS13に移る。ここでは接続が一番少ないHMIサーバの台数が1台であることを確認するが、この状態では健全な3台のHMIサーバのいずれもが2台で同じであるため、ステップS14に移る。ここでは、当該設置箇所からの接続が一番少ないHMIサーバ2の数を確認する。この判断では、操作卓クライアント312,313がそれぞれHMIサーバNo.2、No.3に接続されているので、HMIサーバNo.4が選択され、ステップ16で、これを新たな接続先に決定する。
操作卓クライアント311の接続先が決定した段階で、次に操作卓クライアント322についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先が失われているので、ステップS13に移る。ここでは接続が一番少ないHMIサーバの台数を確認するが、この状態では残る2台のHMIサーバNo.2、No.3のいずれもが2台で同じであるため、ステップS14に移る。ここでは、当該設置箇所からの接続が一番少ないHMIサーバの数を確認する。この判断でHMIサーバNo.3が選択される。
最後に操作卓クライアント311,322の接続先が決定した段階で、次に操作卓クライアント333についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先が失われているので、ステップS13に移る。ここでは接続が一番少ないHMIサーバの台数を確認するが、この状態では残るHMIサーバはNo.2のみであるため、ステップS15において、HMIサーバNo.2に決定される。なお、以上の説明では操作卓クライアント311,322,333の順番に新たな接続先を決定していったが、デフォルト接続先の決定順序に従い決定する必要がある。
ケース3:サーバNo.1復帰(図11)
このケース2の状態では、ダウンしていたHMIサーバNo.1が復帰した。この場合に、結論的には図10のように定まった接続関係を維持し、特に何も実施しない。つまり、図10の接続関係で接続され、安定に通信が維持されている状態であるので、HMIサーバNo.1が復帰したとしても、直ちに接続関係を元に戻すことはしない。
ケース4:操作卓クライアント322ログイン起動(図12)
接続関係を元に戻す動作は、操作卓クライアント3が一度停止し、次に操作卓クライアント3がログイン起動されたときに、この操作卓クライアント3の接続先をデフォルト接続先とすることで実現する。
例えば、操作卓クライアント322がログイン起動したとする。この場合に、図14のステップS11,S12の経路で、322のデフォルト接続先が決定される。他の操作卓クライアント311,333についても、ログインのタイミングでデフォルト接続先に移る。これは逆に言えば、ログインしない場合には図10の接続先のままであることを意味する。
ケース5:サーバNo.4ダウン(図13)
このケース5の状態では、図12の状態で今度はHMIサーバNo.4がダウンした。このため、このHMIサーバNo.4を接続先としていた操作卓クライアント321,332,311の3台が接続先を失った。このため、この3台についてのみ、新たな接続先を設定する。
この移転先決定の基本的な考え方としては、当該操作卓クライアントが属する設置箇所の他の操作卓クライアントのデフォルト接続先と重複させないようにすることである。また、デフォルト接続先がある場合には、ここに接続することである。以下、個別の落ち着き先決定の考え方を説明する。
まず、操作卓クライアント311についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先(HMIサーバNo.1)が健全であるので、ステップS12に移り、デフォルト接続先の考え方から接続先を決定する。
操作卓クライアント311の接続先が決定した段階で、次に操作卓クライアント321についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先が失われているので、ステップS13に移る。ここでは接続が一番少ないHMIサーバの台数を確認するが、この状態では残る3台のHMIサーバNo.1、No.2、No.3のうち、No.1、No.3が2台で同じであるため、ステップS14に移る。ここでは、当該設置箇所からの接続が一番少ないHMIサーバの数を確認する。この判断でHMIサーバNo.3が選択される。
最後に操作卓クライアント311,321の接続先が決定した段階で、次に操作卓クライアント332についてみると、ステップS11ではデフォルト接続先が失われているので、ステップS13に移る。ここでは接続が一番少ないHMIサーバの台数を確認するが、この状態では残るHMIサーバはNo.1のみであるため、ステップS15において、HMIサーバNo.1に決定される。
以上説明した図14のフローチャートの考え方は要するに、最初にデフォルトの接続先へ接続できるか確認する。デフォルトの接続先へ接続が出来ない場合、その時点で一番接続台数が少ないHMIサーバに接続する。接続台数が同じHMIサーバが複数ある場合は、同じ設置箇所から接続している台数が一番少ないHMIサーバに接続する。複数ある場合は、HMIサーバシリアルNoが最も若いHMIサーバに接続するというものである。
最後に、本発明では監視制御処理サーバ1およびLANを二重系構成としているので、この取り扱いについて説明する。まず、二重化ネットワークの切り替え方法について説明する。
切り替えの前提条件は2つあり、その一つはネットワークの切り替えを行った後、LANのマスタ/スレーブが入れ替わるが、スレーブのLANが復帰してもマスタ/スレーブの切り替えは行わないことであり、もう一つは異常が発生したのがスレーブの場合切り替えは行わないということである。
また、ネットワーク切り替えの考え方としては、ネットワーク切り替えは自動化し、作業者に切り替えを意識させない。また、ネットワークの死活監視はping又は 定周期で送信する情報を利用し行う。
ネットワーク切り替えの方法として、両LANのping返信状況又は 定周期電文受信時刻を取得する。両LANともpingが通っていないかタイムアウトしていた場合は両LANともに使用不可とする。マスタのLANのみタイムアウトしていた場合、A/B−LANの切り替えを行い、スレーブのLANがタイムアウトしていた場合、切り替えは行わない。両系時間内に返信、受信をしていた場合、マスタLANとスレーブLANの受信時間を比較し、マスタLANが大きく遅延していればA/B−LANの切り替えを行う。
図15はこの機能を実現するためのフローチャートの一例であり、まずステップS20でLANのタイムアウトを確認する。タイムアウトしていない場合、ステップS21で両系の受信時刻の乖離を確認する。乖離していなければ、処理終了、切り替え不要とする。乖離があり、マスタLANが大きく遅延していればステップS22においてA/B−LANの切り替えを行う。
ステップS20でLANのタイムアウトとされた場合、ステップS23において、両系タイムアウトを確認する。両系タイムアウトの場合、ステップS26において両LANともに使用不可とする。ステップS24は片系タイムアウトの時に実行され、ここではマスタのLANのみタイムアウトしていた場合(Y)、ステップS25においてA/B−LANの切り替えを行い、スレーブのLANがタイムアウトしていた場合(N)、切り替えは行わない。
S1−S7:変電所
L1−L4:送電線
C1−C4:設置個所(制御所)
Z1−Z4:運転監視範囲
1:監視制御処理サーバ
2:HMIサーバ
3:操作卓クライアント
4:広域ネットワーク
101:ハードウェア
102:OS
103:ミドルウェア
108:業務処理ソフトウェア
14:業務処理データベース
23:セッション管理部
24:HMIセッション
25:業務UIソフトウェア
33:接続先判断部
32:シンクライアントソフトウェア
100:業務データ
200:画面データ
201:HMIセッション使用状況

Claims (10)

  1. 電力系統の複数個所に設けられそれぞれの指定範囲内の監視、制御を行う複数の操作卓クライアントを有する設置箇所と、該設置箇所とは別個に設置された統合処理システムとを備え、
    前記統合処理システム内には、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含む監視制御処理サーバと、該監視制御処理サーバと前記複数の操作卓クライアントの間に通信を介して設けられ、前記操作卓クライアントの要求する情報を前記監視制御処理サーバから得て、前記操作卓クライアントに表示する画像を描画作成したうえで伝送するHMIサーバを備えることを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  2. 請求項1記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    前記監視制御処理サーバと前記複数のHMIサーバの間がLAN接続され、前記複数のHMIサーバと前記複数の操作卓クライアントの間が広域ネットワークを介して接続されていることを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    前記業務処理データベースに収納されている電力系統全体のデータを大監視対象範囲のデータとするとき、前記複数の操作卓クライアントは、自己が監視制御する電力系統全体の一部である小監視対象範囲を指定し、前記HMIサーバを経由して前記業務処理データベースから指定した小監視対象範囲の情報を表示することを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  4. 電力系統の複数の設置個所に設けられキーボードやマウス入力結果を転送し、画面データを受け取り表示する操作卓クライアントと、
    該設置箇所とは別個に設置され、
    前記操作卓クライアントからのキーボードやマウス入力結果を制御要求信号に変換して発し、受信した電力系統の状態に関するデータから画面データを描画作成して発するHMIサーバと、
    電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含み、前記制御要求信号に応じて前記電力系統の状態に関するデータを与える監視制御処理サーバを含む統合処理システムを備える電力系統の監視制御システム。
  5. 請求項4記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    前記複数の設置個所の個々に設けられる操作卓クライアント、並びに前記HMIサーバはそれぞれ複数台とされ、操作卓クライアント総台数は前記HMIサーバの総台数よりも多く設置されるとともに、
    前記HMIサーバに接続される操作卓クライアント台数がほぼ同じくなり、かつ設置箇所内の複数の操作卓クライアントが同一HMIサーバに接続されないように、各操作卓クライアントの接続先がデフォルト設定されることを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  6. 請求項5記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    前記HMIサーバがダウンし、これに接続されていた操作卓クライアントを健全な残りのHMIサーバに配分して接続するとともに、
    再接続に際して接続先を失った当該操作卓クライアントが属する設置箇所の他の操作卓クライアントのデフォルト接続先と重複させないようにすることを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  7. 請求項6記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    ダウンしていた前記HMIサーバが復帰した時点においては、前記再接続した操作卓クライアントをデフォルト接続先には戻さないことを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  8. 請求項6または請求項7記載の電力系統の監視制御システムにおいて、
    前記再接続した操作卓クライアントがログイン立ち上げしたときにデフォルト接続先であるHMIサーバの健全性を確認し、復旧して健全状態である時にデフォルト接続先に戻すことを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  9. 電力系統の複数個所の制御所にそれぞれの指定範囲内の監視、制御を行う複数の操作卓クライアントを配置し、該制御所とは別個に設置された統合処理システム内に、電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含む監視制御処理サーバと、該監視制御処理サーバと前記複数の操作卓クライアントの間に通信を介して設けられ、前記操作卓クライアントの要求する情報を前記監視制御処理サーバから得て、前記操作卓クライアントに表示する画像を描画作成したうえで伝送するHMI業務処理ソフトウェアを備えたHMIサーバを備えることを特徴とする電力系統の監視制御システム。
  10. 電力系統の複数の設置個所に設けられキーボードやマウス入力結果を転送し、画面データを受け取り表示する操作卓クライアントと、
    該設置箇所とは別個に設置され、
    前記操作卓クライアントからのキーボードやマウス入力結果を監視制御範囲の情報の制御要求信号に変換して発し、受信した監視制御範囲の情報から画面データを描画作成して発するHMIサーバと、
    電力系統全体のデータを収納する業務処理データベースを含み、前記監視制御範囲の情報の制御要求信号に応じて、前記業務処理データベースから当該指定された監視制御範囲の情報を抽出して与える監視制御処理サーバを含む統合処理システムを備える電力系統の監視制御システム。
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