JPH10124137A - 河川ポンププラントの監視装置 - Google Patents

河川ポンププラントの監視装置

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JPH10124137A
JPH10124137A JP27370896A JP27370896A JPH10124137A JP H10124137 A JPH10124137 A JP H10124137A JP 27370896 A JP27370896 A JP 27370896A JP 27370896 A JP27370896 A JP 27370896A JP H10124137 A JPH10124137 A JP H10124137A
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JP
Japan
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plant
pump
pump plant
data
river
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JP27370896A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Hori
慎一郎 堀
Tokiko Iguchi
登紀子 井口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、流域内に分散する複数ポンププラン
トから所定距離離れた管理施設に於いて、電話回線を介
してポンププラントの運転・機器状態・故障警報等の情
報を収集し、それらの情報を各プラントの運転支援装置
と同一の支援機能画面に表示することで、リアルタイム
の集中監視、故障発生時の迅速な対応、日常の運転記録
管理作業の効率化等が図れる河川ポンププラントの監視
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】河川ポンププラントより遠隔地の管理施設
1にて、遠隔監視手段900は、各ポンププラントの運
転・機器状態・故障警報等の情報をポンププラントの運
転支援手段500と同一の支援機能画面にてリアルタイ
ムで入手したり、各ポンププラントの運転記録に関する
帳票を管理施設内で出力する等の、集中的な監視・管理
作業の支援を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は河川流域内ポンププ
ラントの監視に適用される監視装置に係り、特に大雨時
の河川流域の洪水を防ぐために、支川の水を本川へ吐出
する機能を有するポンププラントに適用して好適な河川
ポンププラントの監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】河川流域内ポンププラントの監視に適用
される従来の河川ポンププラント監視装置の構成を図9
を参照して説明する。図9に於いて、100は監視対象
となるポンププラントである。200は監視対象プラン
ト100の各機器を制御する機器制御手段である。30
0は監視対象プラント100と運転支援手段500との
間の監視信号のやり取りの中継を行なう入出力中継手段
である。400はポンププラント100の監視制御を行
なう運転員である。
【0003】500はポンププラント運転員400の運
転操作、故障対応、記録情報管理の各作業の支援を行な
う運転支援手段であり、501乃至505はそれぞれ当
該運転支援手段500の構成要素である。
【0004】これら運転支援手段500の構成要素のう
ち、501はポンププラント運転員400により操作さ
れる入力手段であり、運転状況に応じたプラント情報の
収集作業、支援機能画面の選択等に供される。
【0005】502はポンププラント運転員400が運
転支援手段500からの支援情報を入手するためのイン
タフェースとなる表示手段であり、ポンププラント運転
員400の指示に従い各種の支援機能画面を表示する。
【0006】503はプラント100から収集した過去
の運転データを格納するためのデータ格納手段であり、
トレンドグラフ、水位予測、故障警報一覧、帳票等の各
支援画面で表示される、水位・ポンプ運転・ゲート操作
・機器温度・故障警報等、プラント100から収集した
過去の運転データを格納する。
【0007】504は、故障警報一覧、帳票等の出力を
行なうための印刷手段である。505は、ポンププラン
トの運転・機器状態・故障警報等の信号を入出力中継手
段300を介して取込み、データ管理、表示処理、印刷
処理等の各処理を行なうデータ処理手段である。この処
理は、ポンププラントの運転・機器状態・故障警報等の
各情報を各支援機能画面(機場平面構成図、バーグラ
フ、トレンドグラフ、水位予測、始動停止タイミング、
故障診断、故障警報一覧、帳票の各画面)に表示するた
めのデータの加工処理、ポンププラントの運転・機器状
態・水位・故障警報等の各情報を時系列的にデータ格納
手段503に格納する処理、及びトレンドグラフ、水位
予測、故障警報一覧、帳票の支援画面等で必要となるデ
ータをデータ格納手段503から呼出す処理、入力手段
501からの運転員の操作指令を処理し、適切な画面・
情報を表示手段502を介して運転員400に提示する
処理、故障警報一覧・帳票等のデータを処理し印刷手段
504に送出する処理等でなる。
【0008】上記したように、従来の河川ポンププラン
ト監視装置に於いては、ポンププラント100の設備内
に運転支援手段500を設置して、ポンププラント10
0の運転員400の操作に対する支援を行なっていた。
【0009】一方、ポンププラントから所定距離離れた
遠隔地にある管理施設に於いては、流域内の複数のポン
ププラントについて、その監視員が運転の指示、運転状
態の監視・把握、施設の管理等を行なう必要があるが、
その管理手段は、監視員のポンププラントへの巡回、ポ
ンププラント運転員との電話連絡、あるいは運転後に運
転員が提出する帳票による状況把握等であった。
【0010】しかしながら、このような従来の手段に於
いては、管理施設の監視員が、流域内に於ける複数ポン
ププラントについて、運転の指示、運転状態の監視・把
握、施設の管理等を行なうにあたり、以下に示す(a)
〜(d)の問題点を有していた。
【0011】(a)ポンププラントの情報把握がリアル
タイムでできない。 (b)大雨時に管理施設から各ポンププラントまでの道
路事情が悪くなる場合があり、その際、巡回による点検
ができなくなる。 (c)運転員からの電話での報告では、プラント状態の
正確かつ詳細な把握ができない。 (d)運転日報等の帳票によりプラント運転状態を把握
しようとしたときに、帳票の入手が翌日以降になり、迅
速な状況把握ができない。 このように、上記した従来の河川ポンププラント監視装
置に於いては、各種の問題を有していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の河川ポンププラント監視装置に於いては、管理施設の
監視員が、流域内に於ける複数ポンププラントについて
運転の指示、運転状態の監視・把握、施設の管理等を行
なうにあたり、ポンププラントの情報把握がリアルタイ
ムでできない、大雨等の悪天候状態時に巡回による点検
ができない、運転員からの電話での報告ではプラント状
態の正確かつ詳細な把握ができない、運転日報等の帳票
によりプラント運転状態を把握しようとした際に迅速な
状況把握ができない等、種々の問題を有していた。
【0013】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
流域内に分散する複数ポンププラントから所定距離離れ
た管理施設に於いて、電話回線を介してポンププラント
の運転・機器状態・故障警報等の情報を収集し、それら
の情報を各プラントの運転支援装置と同一の支援機能画
面に表示することで、リアルタイムの集中監視、故障発
生時の迅速な対応、日常の運転記録管理作業の効率化等
が図れる河川ポンププラントの監視装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、河川ポンププ
ラント監視装置に於いて、各ポンププラント、及び管理
施設に通信処理手段を設けて、各ポンププラントと管理
施設との間を通信回線により回線接続し、管理施設に遠
隔監視手段を設けたことを特徴とする。
【0015】即ち、本発明は、大雨時の河川流域の洪水
を防ぐために、支川の水を本川へ吐出する機能を有する
ポンププラントに於いて、ポンププラント運転員の運転
操作、故障対応、記録情報管理等の各作業の支援を、機
場平面構成図、バーグラフ、トレンドグラフ、水位予
測、始動停止タイミング支援、故障診断、故障警報一
覧、帳票等の各処理機能により行なう運転支援手段と、
そのポンププラントから所定距離離れた遠隔地の管理施
設に於いて、複数のポンププラントの運転状況の監視
を、流域全体図、及び各プラント毎の機場平面構成図、
バーグラフ、トレンドグラフ、水位予測、始動停止タイ
ミング支援、故障診断、故障警報一覧、帳票等の処理機
能により行なう遠隔監視手段と、前記複数のポンププラ
ントの運転支援手段と前記管理施設の遠隔監視手段との
間でデータの送受信を行なう通信処理手段とを備えてな
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】上記した本発明による河川ポンププラントの監
視装置を採用することにより、ポンププラントの運転支
援手段で収集・表示している水位・ポンプ運転・ゲート
操作・機器温度・故障警報等のプラントからの情報をデ
ータ通信回線を介して管理施設に送信することができ
る。また、管理施設の遠隔監視手段により、情報収集に
関する要求信号を同じくデータ通信回線を介して受信す
ることができる。又、ポンププラントから送信される情
報を管理施設にて受信することができる。又、管理施設
の遠隔監視手段からの情報収集に関する要求信号をデー
タ通信回線を介してポンププラントに送信することがで
きる。
【0017】更に、管理施設の遠隔監視手段により、遠
隔地の管理施設にてポンププラントの運転・機器状態・
故障警報等の情報をポンププラントの運転支援装置と同
一の支援機能画面(機場平面構成図、バーグラフ、トレ
ンドグラフ、水位予測、始動停止タイミング、故障診
断、故障警報一覧、帳票の各画面)にて、リアルタイム
で入手することができる。これにより流域内に分散する
複数ポンププラントの前記情報を前記各種画面にて管理
施設内の一端末上から集中監視することができる。又、
ポンププラントにて故障警報が発生した際に、ポンププ
ラントの通信処理手段からの自動通報にて即座に故障発
生とその内容を把握することができる。更に各ポンププ
ラントの運転記録に関する帳票を管理施設内で運転直後
に迅速に出力することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る河川
ポンププラント監視装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図1に於いて、1は監視対象となるポンプ
プラントから離れた場所にある管理施設であり、ここで
はモデム700を介してポンププラントとデータをやり
とりする通信処理手段800、及び各種支援機能画面の
生成、出力、及び管理機能をもつ遠隔監視手段900を
備えている。
【0020】2はポンププラントをもつ排水機場であ
り、ここでは運転操作、故障対応、記録情報管理の各作
業の支援を行なう運転支援手段500、及びモデム70
0を介して管理施設1の遠隔監視手段900に設けられ
たデータ処理手段905とデータをやりとりする通信処
理手段600を備えている。
【0021】100は排水機場1に設けられた監視の対
象となるポンププラントである。200は監視対象とな
るポンププラント100の各機器を制御する機器制御手
段である。300は監視対象となるポンププラント10
0と運転支援手段500との間の監視信号のやり取りの
中継を行なう入出力中継手段である。400はポンププ
ラント100の監視制御を行なう運転員である。
【0022】500はポンププラント運転員400の運
転操作、故障対応、記録情報管理の各作業の支援を行な
う運転支援手段であり、501乃至505はそれぞれ運
転支援手段500の構成要素である。
【0023】これら運転支援手段500の構成要素のう
ち、501はポンププラント運転員400により操作さ
れる入力手段であり、運転状況に応じたポンププラント
情報の収集作業、支援機能画面の選択等に供される。
【0024】502はポンププラント運転員400が運
転支援手段500からの支援情報を入手するためのイン
タフェースとなる表示手段であり、ポンププラント運転
員400の指示に従い各種の支援機能画面(図5乃至図
8に示すP1〜P8参照)を表示する。
【0025】503はポンププラント100から収集し
た過去の運転データを格納するためのデータ格納手段で
あり、トレンドグラフ、水位予測、故障警報一覧、帳票
等の各支援機能画面(図5乃至図8に示すP1〜P8参
照)上で表示される、水位・ポンプ運転・ゲート操作・
機器温度・故障警報等、ポンププラント100から収集
した過去の運転データを格納する。
【0026】504は、故障警報一覧、帳票(図8に示
すP7,P8参照)等を印刷出力するための印刷手段で
ある。505は、ポンププラントの運転・機器状態・故
障警報等の各情報を入出力中継手段300を介して取込
み、以下に示す(1)〜(4)の各処理を行なうための
データ処理手段である。
【0027】(1)ポンププラントの運転・機器状態・
故障警報等の各情報を各支援機能画面(ここでは、図
4、及び図5乃至図8に示すような、機場平面構成図
(P3)、バーグラフ(P4)、トレンドグラフ(P
5)、水位予測、始動停止タイミング(P6)、故障診
断、故障警報一覧(P7)、帳票(P8)等の各画面)
に表示するためのデータの加工処理。
【0028】(2)ポンププラントの運転・機器状態・
水位・故障警報等の各情報を時系列的にデータ格納手段
503に格納する処理、及びトレンドグラフ、水位予
測、故障警報一覧、帳票の支援画面等で必要となるデー
タをデータ格納手段503から呼出す処理。
【0029】(3)入力手段501からの運転員の操作
指令を処理し、適切な画面・情報を表示手段502を介
して運転員400に提示する処理。 (4)図8に示すような、故障警報一覧(P7)、帳票
(P8)等のデータを処理し、印刷手段504に送出す
る処理。
【0030】600は通信に関する以下に示す(1)〜
(3)の処理を行なう通信処理手段である。 (1)管理施設1のデータ送信要求時に、ポンププラン
ト100の運転支援手段500で収集・表示しているポ
ンププラントからの情報をデータ処理手段505から受
け取り、所定の通信プロトコルにて管理施設1に送信す
る処理。
【0031】(2)管理施設1の情報収集に関する要求
信号を同じく所定の通信プロトコルにて受信する処理。 (3)ポンププラント100にて故障警報が発生した場
合に、故障検知の信号をデータ処理手段505から受け
取り、その後、管理施設1に対し電話回線を接続し、故
障発生と警報内容を所定の通信プロトコルにて送信する
処理。
【0032】700は、ポンププラント100が設けら
れた排水機場2の通信処理手段600と管理施設1に設
けられた通信処理手段800との間でデータ通信回線を
介してデータ通信を行なうために送信時にディジタル信
号を音声信号に変換し受信時に音声信号をディジタル信
号に変換するためのモデム装置である。
【0033】800は以下に示す(1),(2)の処理
を行なう通信処理手段である。 (1)前記通信処理手段600によりポンププラント1
00から送信される情報を管理施設1にて所定の通信プ
ロトコルに受信する処理。
【0034】(2)管理施設1のデータ処理手段905
からの情報収集に関する要求信号を同じく所定の通信プ
ロトコルにてポンププラント100へ送信する処理。9
00はポンププラント100より遠隔地の管理施設1に
設けられた遠隔監視手段であり、流域内複数ポンププラ
ントの監視員10に対して集中的な監視・管理作業の支
援を行なうもので、各ポンププラントの運転・機器状態
・故障警報等の情報をポンププラントの運転支援手段5
00と同一の支援機能画面にてリアルタイムで入手した
り、各ポンププラントの運転記録に関する帳票を管理施
設内で出力する等の集中的な監視・管理作業の支援を行
なう。901乃至905は当該遠隔監視手段900の構
成要素である。
【0035】これら遠隔監視手段900の構成要素のう
ち、901は管理施設監視員10が監視対象プラントの
選択、支援機能画面(図5乃至図8に示すP1〜P8)
の選択、あるいは情報収集作業の指示を行なうための入
力手段である。
【0036】902は管理施設監視員10が遠隔監視支
援手段900からの支援情報を入手するためのインタフ
ェースとなる表示手段である。903は、トレンドグラ
フ、水位予測、故障警報一覧、帳票等の支援画面上で表
示される各ポンププラント毎の水位・ポンプ運転・ゲー
ト操作・機器温度・故障警報等のポンププラントから収
集した過去の運転データを格納するためのデータ格納手
段である。
【0037】904は図8に示すような各プラント毎の
故障警報一覧(P7)、帳票(P8)等の出力を行なう
ための印刷手段である。905は、管理施設1内の遠隔
監視手段900に於いて、以下に示す(1)〜(9)の
処理を行なうデータ処理手段である。
【0038】(1)通信処理手段800にて受信した各
ポンププラントの運転・機器状態・故障警報・河川水位
等の信号を流域全体図上に一次元的に表示するためのデ
ータの加工処理。
【0039】(2)通信処理手段800にて受信した各
ポンププラントの運転・機器状態・故障警報の信号をプ
ラント毎の各種支援機能画面(図5乃至図8に示すよう
な、機場平面構成図(P3)、バーグラフ(P4)、ト
レンドグラフ(P5)、水位予測、始動停止タイミング
(P6)、故障診断、故障警報一覧(P7)、帳票(P
8)等の各種画面)に表示するためのデータの加工処
理。
【0040】(3)通信処理手段800にて受信したポ
ンププラント100の運転・機器状態・水位・故障警報
等の時系列データをデータ格納手段903に格納する処
理、また各プラント毎のトレンドグラフ、水位予測、故
障警報一覧、帳票等の支援画面で必要となるデータをデ
ータ格納手段903から呼出す処理。
【0041】(4)各ポンププラントに対し1日1回定
時に順番に電話回線を接続し、機器状態・運転データ・
水位等に関する最新データをプラントから収集するため
に、所定のデータファイルの送信要求を出力する処理。
【0042】(5)ポンププラント毎の支援機能画面が
選択されたときに、リアルタイムの監視を行なうため
に、そのプラントに対して電話回線を接続し、最新デー
タの送信要求を行なう必要があるが、その処理要求を通
信処理手段800へ出力する処理。
【0043】(6)図5に示すような流域全体監視画面
が選択されたときに、リアルタイムの監視を行なうため
に、一定時間間隔で順番に各プラントに対して電話回線
を接続し、最新データの送信要求を行なう必要がある
が、その処理要求を通信処理手段800へ出力する処
理。
【0044】(7)ポンププラントにて故障警報が発生
したときに、ポンププラントから管理施設1に対して電
話回線が接続され、故障警報と警報内容の情報が送信さ
れるが、その情報を通信処理手段800から受け取り、
音声メッセージとともに、画面上に割り込みで出力する
処理。
【0045】(8)入力手段901からの監視員の操作
指令を処理し、適切な画面・情報を表示手段902を介
して監視員10に提示する処理。 (9)図8に示すような故障警報一覧(P7)、帳票
(P8)等のデータを処理し、印刷手段904に送る処
理。
【0046】尚、10は管理施設1にて、流域内複数ポ
ンププラントの監視並びに管理を行なう監視員である。
図2は上記した本発明の実施形態に於ける、平常時の通
信処理手段600,800に於ける処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【0047】図3は上記した本発明の実施形態に於け
る、故障警報発生時の通信処理手段600,800に於
ける処理の流れを示すフローチャートである。図4は上
記した本発明の実施形態に於ける、遠隔監視機能を実現
するシステムの一例を示すブロック図である。
【0048】図5乃至図8は上記した本発明の実施形態
に於ける、遠隔監視装置の支援機能画面(初期メニュー
(P1)、流域全体図(P2)、機場平面構成図(P
3)、バーグラフ(P4)、トレンドグラフ(P5)、
始動停止タイミング(P6)、故障警報一覧(P7)、
帳票(運転日報)(P8))の一構成例を示す図であ
る。
【0049】ここで図1乃至図8を参照して本発明の実
施形態に於ける動作を説明する。上記図1に示す構成に
於いて、管理施設1の遠隔監視手段900に設けられた
データ処理手段905は、通信処理手段800にて受信
した各ポンププラントの運転・機器状態・故障警報・河
川水位等の情報を流域全体図上に一次元的に表示するた
めのデータの加工処理を行なう。
【0050】又、通信処理手段800にて受信した各ポ
ンププラントの運転・機器状態・故障警報の信号をポン
ププラント毎の各種支援機能画面上に表示するためのデ
ータの加工処理を行なう。
【0051】この際の支援機能画面として、ここでは図
5乃至図8に示すような、機場平面構成図(P3)、バ
ーグラフ(P4)、トレンドグラフ(P5)、水位予
測、始動停止タイミング(P6)、故障診断、故障警報
一覧(P7)、帳票(P8)等が用いられる。
【0052】又、遠隔監視手段900に設けられたデー
タ処理手段905は、通信処理手段800にて受信した
ポンププラント100の運転・機器状態・水位・故障警
報等の時系列データをデータ格納手段903に格納する
処理、及び各ポンププラント毎のトレンドグラフ、水位
予測、故障警報一覧、帳票等の支援画面で必要となるデ
ータをデータ格納手段903から呼出す処理を行なう。
【0053】更に、上記データ処理手段905は、各ポ
ンププラントに対し1日1回定時に順番に電話回線を接
続し、機器状態・運転データ・水位等に関する最新デー
タをプラントから収集するために所定のデータファイル
の送信要求を出力する処理、ポンププラント毎の支援機
能画面が選択されたときに、リアルタイムの監視を行な
うために最新データの送信要求を通信処理手段800へ
出力する処理、図5に示すような流域全体監視画面(P
2)が選択されたときに、リアルタイムの監視を行なう
ために、一定時間間隔で順番に各ポンププラントに対し
電話回線を接続して最新データの送信要求を通信処理手
段800へ出力する処理、ポンププラントにて故障警報
が発生したときに、そのポンププラントから管理施設1
に対して電話回線を介して転送された故障警報と警報内
容の情報を通信処理手段800から受け取り、音声メッ
セージとともに画面上に割り込み出力する処理、入力手
段901からの監視員の操作指令を処理し、適切な画面
・情報を表示手段902を介して監視員10に提示する
処理、図8に示すような故障警報一覧(P7)、帳票
(P8)等のデータを処理し、印刷手段904に送る処
理等、各種の処理を実行する。
【0054】上記実施形態に於ける、平常時の通信処理
の流れを図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。管理施設1の遠隔監視手段900に設けられたデー
タ処理手段905は、図2に示すような画面表示処理
(A1 〜A17)を実行する。
【0055】ここでは、先ずメニュー選択のために、図
5(A)に示すような初期画面(P1)が表示手段90
2の表示画面上に表示出力され、必要に応じて通信パラ
メータ等の設定が行なわれた後、入力手段901に含ま
れる例えばマウスにより任意の支援画面が選択される
(図2ステップA1 〜A3 )。
【0056】ここで選択された支援画面が、例えばハー
ドディスク装置等のデータ格納手段903に格納され
た、ポンププラントから収集した過去の運転データをも
とに作成できる支援画面であるときは、データ格納手段
903より必要なデータが読み出され、又、データ格納
手段903に必要なデータが存在しないときは、通信処
理が実行され、通信処理手段800を介して、ポンププ
ラントの運転支援手段500より必要なデータが取得さ
れた後、表示要求に従う支援画面が表示手段902の表
示画面上に表示出力される(図2ステップA4 〜A11,
A17)。
【0057】又、選択された支援画面が、リアルタイム
データを必要とする支援画面であるときは、通信処理が
実行され、通信処理手段800を介して、ポンププラン
トの運転支援手段500より必要なデータが取得され、
当該受信データをもとに表示要求に従う支援画面が作成
されて表示手段902の表示画面上に表示出力される
(図2ステップA12〜A17)。
【0058】上記支援画面の表示処理に於いて、ポンプ
プラントの運転支援手段500では、管理施設1の遠隔
監視手段900からの回線接続要求に応え所定の回線接
続プロトコルを経て遠隔監視手段900に回線接続行し
た後、要求されるデータを収集して遠隔監視手段900
に送信した後、回線を遮断する(図2ステップB1 〜B
6 )。
【0059】次に故障警報発生時に於ける処理を図3に
示すフローチャートを参照して説明する。ポンププラン
トの運転支援手段500は、故障警報が発生を監視し、
故障警報が発生を検知すると、通信処理手段600,8
00を介して、遠隔監視手段900に回線接続要求を行
ない、回線接続を確認して故障警報の内容(警報項目デ
ータ)を遠隔監視手段900に送信する。
【0060】遠隔監視手段900はポンププラントの運
転支援手段500より警報項目データを受信すると、そ
の内容に従う警報メッセージを画面上に割り込み表示す
るとともに、音声メッセージを出力して、管理施設1の
監視員に警報を報知する。
【0061】上記したように、本発明の実施形態によれ
ば、流域内に分散する複数ポンププラントから所定距離
離れた管理施設1に於いて、電話回線を介してポンププ
ラントの運転・機器状態・故障警報等の情報を収集し、
それらの情報を各ポンププラントの運転支援装置と同一
の支援機能画面に表示することで、リアルタイムの集中
監視、故障発生時の迅速な対応、日常の運転記録管理作
業の効率化等が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、流
域内に分散する複数ポンププラントから所定距離離れた
管理施設において、電話回線を介してポンププラントの
運転・機器状態・故障警報等の情報を収集し、それらの
情報を各プラントの運転支援装置と同一の支援機能画面
に表示することで、リアルタイムの集中監視、故障発生
時の迅速な対応、及び日常の運転記録管理作業の効率化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る河川ポンププラント監
視装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態に係る平常時の通信処理手段
のアルゴリズムを示すフローチャート。
【図3】本発明の実施形態に係る故障警報発生時の通信
処理手段のアルゴリズムを示すフローチャート。
【図4】本発明に係る遠隔監視機能を実現するシステム
の一構成例を示すブロック図。
【図5】本発明の実施形態に係る遠隔監視装置の表示画
面構成例を示す図。
【図6】本発明の実施形態に係る遠隔監視装置の表示画
面構成例を示す図。
【図7】本発明の実施形態に係る遠隔監視装置の表示画
面構成例を示す図。
【図8】本発明の実施形態に係る遠隔監視装置の表示画
面構成例を示す図。
【図9】従来のポンププラント運転支援装置の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 管理施設 2 排水機場 10 監視員 100 ポンププラント 200 機器制御手段 300 入出力中継手段 400 運転員 500 運転支援手段 501 入力手段 502 表示手段 503 データ格納手段 504 印刷手段 505 データ処理手段 600 通信処理手段 700 モデム装置 800 通信処理手段 900 遠隔監視手段 901 入力手段 902 表示手段 903 データ格納手段 904 印刷手段 905 データ処理手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】100は排水機場に設けられた監視の対
象となるポンププラントである。200は監視対象とな
るポンププラント100の各機器を制御する機器制御手
段である。300は監視対象となるポンププラント10
0と運転支援手段500との間の監視信号のやり取りの
中継を行う入出力中継手段である。400はポンププラ
ント100の監視制御を行なう運転員である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】上記実施形態に於ける、平常時の通信処理
の流れを図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。管理施設1の遠隔監視手段900に設けられたデー
タ処理手段905は、図2に示すような通信及び画面表
示処理(A1 〜A17)を実行する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支河川から本河川への河川流水吐出機能
    を有する河川ポンププラントの監視装置であって、 ポンププラントに設けられ、運転員の運転操作、故障対
    応、記録情報管理の各作業を支援する運転支援手段と、 ポンププラントから所定距離離れた遠隔地の管理施設に
    設けられ、複数のポンププラントの運転状況を監視する
    遠隔監視手段と、 前記運転支援手段と遠隔監視手段との間でデータの送受
    信を行なう通信処理手段とを具備してなることを特徴と
    する河川ポンププラントの監視装置。
JP27370896A 1996-10-16 1996-10-16 河川ポンププラントの監視装置 Withdrawn JPH10124137A (ja)

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