JPH06110538A - コンピュータ制御機器のリモート診断装置 - Google Patents

コンピュータ制御機器のリモート診断装置

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JPH06110538A
JPH06110538A JP4256396A JP25639692A JPH06110538A JP H06110538 A JPH06110538 A JP H06110538A JP 4256396 A JP4256396 A JP 4256396A JP 25639692 A JP25639692 A JP 25639692A JP H06110538 A JPH06110538 A JP H06110538A
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JP
Japan
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computer
machine tool
diagnosis
controlled
cnc machine
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JP4256396A
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Minoru Kataoka
稔 片岡
Shoichi Otsuka
昭一 大塚
Hiroyuki Yasujima
宏之 安嶋
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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    • Y02P90/80Management or planning

Abstract

(57)【要約】 【目的】 数値制御装置等のコンピュータ制御機器に対
し、常時コンピュータによる予防保守診断を実行して未
然に故障の発生を防止することを図ったコンピュータ制
御機器のリモート診断装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 通信回線16を介して自己の状態情報を送出
できるCNC工作機械11a〜11n,12a〜12n
と、これらCNC工作機械に通信回線16を介して接続
され、定期的にCNC工作機械に関する状態情報を収集
し、かつ、分析する診断用コンピュータ22とを備え
る。こうした構成により、診断用コンピュータ22は、
通信回線16を介してCNC工作機械に関する状態情報
を定期的に収集し、かつ、分析して予防保守のための診
断を行い、この診断結果をCNC工作機械に反映させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ制御機器に
対し遠隔地から予防保守のための診断を行うコンピュー
タ制御機器のリモート診断装置に関し、特に数値制御工
作機械やFA(Factory Automation) 機器の診断情報や
制御情報を遠隔地にある診断コンピュータに定期的に転
送して、この診断コンピュータによってこれらの機器の
予防保守診断を行うコンピュータ制御機器のリモート診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ制御された数値制御
工作機械を遠隔地で故障診断するために、図6に示すよ
うに、工作機械101に接続された数値制御装置CNC
(Computerized Numerical Controller)102を、電話
回線用モデム103,105および電話回線104を介
して、故障診断を行うコンピュータ106に接続した診
断システムがあった。
【0003】こうした診断システムでは、工作機械10
1に故障が発生すると、工場側のオペレータが保守側に
その旨の連絡をし、保守側では、コンピュータ106を
電話回線104を介して数値制御装置102に接続し、
診断情報や制御情報を収集して故障診断を行うようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の診断シ
ステムでは、故障が発生したときに初めて、コンピュー
タ106が診断情報や制御情報を収集して故障診断を行
うが、故障が発生しない限りはコンピュータ106は故
障診断を実行せず、工作機械101の故障発生前の保守
はオペレータに頼っていた。
【0005】そのため、従来の工作機械の保守作業にお
いて、オペレータの判断ミス、誤認、あるいは作業ミス
が生じることがあり得、そうした場合に、故障が発生
し、工作機械の作動を停止させねばならなかったり、故
障箇所以外の他の部位にまで影響が及んでしまったりす
る可能性があった。
【0006】また、現場の保守作業では、その場で判明
した診断情報や制御情報に対し、必ずしも正しく対応し
きれないという問題もあった。本発明はこのような点に
鑑みてなされたものであり、数値制御装置等のコンピュ
ータ制御機器に対し、常時コンピュータによる予防保守
診断を実行して未然に故障の発生を防止することを図っ
たコンピュータ制御機器のリモート診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、通信回線を介して自己の状態情報を送出
できるコンピュータ制御機器と、コンピュータ制御機器
に通信回線を介して接続され、定期的にコンピュータ制
御機器に関する状態情報を収集し、かつ、分析して予防
保守のための診断を行う診断用コンピュータとを有する
ことを特徴とするコンピュータ制御機器のリモート診断
装置を、提供する。
【0008】
【作用】こうした構成により、診断用コンピュータは、
通信回線を介してコンピュータ制御機器に関する状態情
報を定期的に収集し、かつ、分析して予防保守のための
診断を行い、この診断結果をコンピュータ制御機器に反
映させる。これにより、コンピュータ制御機器に発生す
る故障を未然に防止することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は数値制御工作機械のリモート診断装置のブ
ロック図である。すなわち、工場側1には、複数の工作
機械11a〜11nが設置され、これらの工作機械11
a〜11nには数値制御装置(CNC)12a〜12n
がそれぞれ接続されている。数値制御装置12a〜12
nの内部構成に関しては図2を参照して後述する。
【0010】数値制御装置12a〜12nには、無線ア
ダプタ13a〜13nがケーブルを介してそれぞれ接続
され、両者間でRS−232Cインタフェースによって
データ転送が行われる。無線アダプタ13a〜13nは
数値制御装置12a〜12nの近傍に設置され、子機と
して使用される。これらの子機と無線交信する親機とし
て無線アダプタ14が1台、例えば工場内の少し離れた
事務室等に設置される。子機は親機1台に対し、例えば
20台設置が可能である。無線アダプタ13a〜13n
および無線アダプタ14の内部構成に関しては、図3を
参照して後述する。
【0011】無線アダプタ14には電話回線用モデム1
5がケーブルを介して接続され、両者の間でRS−23
2Cインタフェースによってデータ転送が行われる。電
話回線用モデム15は、アナログ電話回線網16を介し
て保守側2の電話回線用モデム21に接続される。電話
回線用モデム15,21は自動発着信機能を備えたもの
を用いる。
【0012】保守側2には、故障診断、予防保守、保守
図面検索等を実行するコンピュータ22が設置され、こ
のコンピュータ22にRS−232Cインタフェースに
よって電話回線用モデム21が接続される。コンピュー
タ22はパーソナルコンピュータからなり、通信用のポ
ート部を備えている。
【0013】保守側2には複数の工場側が接続され得る
が、図1では1つの工場のみの接続を図示する。また、
工場側1と保守側2とは、アナログ電話回線網16を介
して接続されているが、デジタル回線網を介して接続さ
れてもよく、その場合には電話回線用モデムの代わりに
ISDNアダプタが使用される。
【0014】図2は、上記数値制御装置12a〜12n
の内部構成を説明するブロック図である。それらは同一
の構成であり、その1つを代表して説明する。図におい
て、30は数値制御装置(CNC)を示し、31は数値
制御装置30の制御を行うプロセッサである。32はシ
ステムプログラムが格納されたROM、33はシステム
プログラムがローディングされるとともに、他のデータ
を格納するRAMである。38は操作キー、39は表示
装置、34はバッテリでバックアップされて不揮発性メ
モリを構成するCMOSメモリである。41〜45は軸
制御回路であり、各軸の位置制御を行う。51〜55は
サーボアンプであり、工作機械に設けられたサーボモー
タ61〜65を駆動する。
【0015】35は通信用ポートであり、無線アダプタ
に接続され、保守側2のコンピュータ22との信号の入
出力を行う。36は数値制御装置30に内蔵されたPM
C(Programmable Machine Controller)であり、ラダー
形式で作成されたシーケンスプログラムで機械側を制御
する。37はI/Oユニットであり、機械側の強電盤あ
るいは操作盤との間の入出力のインタフェースである。
【0016】図3は図1に示した無線アダプタ13a〜
13n,14の内部構成を説明するブロック図である。
それらは同一の構成であり、その1つを代表して説明す
る。すなわち、無線アダプタ70は、400MHz帯を
使用する出力10mW以下の構内小電力無線機であり、
IDコードにより交信相手局を選択できる機能を有して
いる。
【0017】図中、71は送受信機であり、送受信用ア
ンテナ75に接続される。72は、送受信機71に接続
されて、デジタル信号の周波数変調・復調を行うFSK
(Frequency Shift Keying) モデムである。73は、送
受信機71およびFSKモデム72に接続され、通信制
御を行う通信制御部である。74は外部の数値制御装置
または電話回線用モデム15とのインタフェース部であ
り、インテリジェントを有し、この無線アダプタ70が
無線アダプタ14であるときは、コンピュータ22から
の選択コマンド(上記IDコードを含む)を解釈し、無
線交信相手局の選択を行い、また、電話回線用モデム1
5に対し、回線呼び出しシーケンスを実行する。
【0018】つぎに、以上のように構成される数値制御
工作機械のリモート診断装置の動作を説明する。本リモ
ート診断装置には、CNC工作機械(以下、数値制御装
置が接続された工作機械を「CNC工作機械」という)
に障害が発生したときに故障診断を行う場合と、定期的
にCNC工作機械の状態情報を収集・分析して予防保守
を行う場合と、さらに、保守図面の検索を行う場合とが
ある。これらの実行手順に関しては後述するが、こうし
た故障診断、予防保守、および保守図面検索を行うため
に、あるいは行なった後の結果をCNC工作機械に反映
させるために、本リモート診断装置は下記の機能を備え
る。これらの機能は、後述のようにCNC工作機械とコ
ンピュータ22との間の通信が確立されたときに実行さ
れる。なお、下記において、「出力」とは数値制御装置
12a〜12nからコンピュータ22へ、「入力」とは
コンピュータ22から数値制御装置12a〜12nへ、
データを送ることを意味する。
【0019】1)主に工作機械や周辺機器の故障診断に
有用なデータであるPMCデータの入力 2)PMCデータの出力 3)PMCラダーのタイトル情報(図番、版数)の出力 4)PMCプログラムの出力 5)各種パラメータの入力 6)各種パラメータの出力 7)数値制御装置に実装されているハードウエアである
プリント板の機能や機能強化状況等の情報の出力 8)パートプログラムの入力 9)パートプログラムの出力 10)全パートプログラムの出力 11)異常内容を示すアラーム情報の出力 12)故障診断に直接有用なデータであるダイアグノー
ズの出力 13)全パラメータの出力 14)ピッチ誤差データの入力 15)ピッチ誤差データの出力 16)モーダル情報の出力 17)送り実速度の出力 18)カスタムマクロ変数の入力 19)カスタムマクロ変数の出力 20)工具オフセットデータの入力 21)工具オフセットデータの出力 22)工具寿命管理データの出力 23)CRT画面情報の出力 24)PMC、CNC画面表示切り換え 25)ダイレクトアドレスで指定するメモリ内容の入力 26)メモリ内容の出力 27)診断コンピュータからCNC工作機械のオペレー
タへ送られたメッセージの表示 28)複数パートプログラムの中から指定プログラムの
サーチ 29)現在実行中のパートプログラムのプログラム番号
の出力 30)現在実行中のパートプログラムのシーケンス番号
の出力 31)工作機械の各軸の現在位置の出力 32)工作機械の各軸の絶対位置の出力 33)スキップ位置の出力 34)サーボ遅れ量の出力 35)加減速遅れ量の出力 36)A/D変換データの出力 37)各種ステータスの出力 38)ファイル関連機能 39)全パートプログラムの削除 40)全パラメータの入力 41)プログラムのディレクトリ表示 42)指定プログラムの削除 43)オプションパラメータの入力 44)オプションパラメータの出力 上記の出力に要する通信時間は、例えば、プリント板情
報で18秒、9インチCRT画面情報で2分58秒、1
0mのパートプログラムで38秒、全パラメータで4分
5秒である。
【0020】なお、上記機能の中には、故障診断、予防
保守、および保守図面検索に関連しないものも含まれる
が、それは、本リモート診断装置を利用することによ
り、離れた所にある保守側と工場側との間で容易に情報
がやり取りできるために、便乗したものである。
【0021】図4は、CNC工作機械に障害が発生した
ときに実行される故障診断の手順を示すフローチャート
である。このフローチャートに従って、本リモート診断
装置で実行される故障診断の方法を説明する。図の左に
保守側2で行われる手順を示し、右に工場側1で行われ
る手順を示す。図中、Sに続く数字はステップ番号を示
す。
【0022】〔S1〕工場側1で稼働中の工作機械、例
えば図1の工作機械11aに障害が発生し、オペレータ
によって発見されたとする。 〔S2〕オペレータは保守側2へ、障害の発生した工作
機械11aまたは数値制御装置12aの識別番号と、そ
の数値制御装置12aが接続可能な電話番号とを連絡す
る。そして、その電話番号の回線が事務所等の通常の電
話として使われている場合には、回線を本リモート診断
装置側に切り換える。
【0023】〔S3〕保守側2では、連絡された識別番
号と電話番号とをコンピュータ22へ入力する。 〔S4〕コンピュータ22は自動呼出ソフトを起動し、
電話回線用モデム21を介して、上記電話番号に基づく
オフフックやダイヤリングのシーケンスを実行して、電
話回線16を工場側1の電話回線用モデム15に接続
し、さらに、無線アダプタ14に選択コマンドを送り、
上記識別番号に基づき、無線アダプタ13aとの無線接
続を行う。電話回線用モデム15は自動着信機能を備え
ているので、コンピュータ22は数値制御装置12a
に、途中で全く人手を経ずに接続される。
【0024】〔S5〕コンピュータ22と数値制御装置
12aとの通信が開始される。 〔S6〕コンピュータ22の診断用ソフトが起動し、数
値制御装置12aからコンピュータ22に、主に、パー
トプログラム、サーボ情報、アラーム情報、パラメータ
等の数値制御装置関連のデータや、PMC入出力情報
(DI/DO)、レジスタ情報、ラダープログラム等の
工作機械関連のデータが送信される。
【0025】〔S7〕収集されたデータに基づき、障害
の原因を究明する。この究明は、コンピュータ22の表
示装置に表示されたデータに基づき、保守要員によって
行われる場合と、コンピュータ22の診断用ソフトによ
って自動的に行われる場合とがある。なお、後者の自動
診断の場合には、推論エンジンとデータベースとからな
るエキスパートシステム等の使用が必要となる。
【0026】〔S8〕障害の原因が特定されたとき、保
守要員がCNC工作機械の近くにいるオペレータに、そ
の原因を除去するための指示を連絡する。あるいは、原
因次第では(パートプログラム、パラメータ等の単純な
設定ミス等)、コンピュータ22から数値制御装置12
aへ正しいデータを、上記44項目の内の入力機能によ
り直接送る。
【0027】〔S9〕ステップS8で連絡された指示ま
たは正しいデータの入力により、工作機械11aの障害
が修復される。 〔S10〕コンピュータ22は、電話回線の接続を切断
するコマンドを電話回線用モデム21へ発行する。
【0028】〔S11〕電話回線用モデム21は回線接
続を切断する。 上記の故障診断の手順では、はじめに、故障の発生をオ
ペレータが発見し、保守側2に連絡するが、この他の方
法として、工作機械の故障の発生を数値制御装置が自動
的に発見し、子機の無線アダプタを経由して親機の無線
アダプタ14に連絡し、無線アダプタ14は、電話回線
用モデム15に対し、回線呼び出しシーケンスを実行し
て電話回線の接続を行い、コンピュータ22と数値制御
装置とを接続するようにしてもよい。この場合には、オ
ペレータがCNC工作機械の傍に居なくとも、CNC工
作機械に故障が発生したときに対応できる。
【0029】つぎに、本リモート診断装置が行う、本発
明に係る定期的なCNC工作機械の予防保守について、
図5を参照して説明する。図5は、CNC工作機械の定
期的な予防保守の手順を示すフローチャートである。図
の左に保守側2で行われる手順を示し、右に工場側1で
行われる手順を示す。図中、Sに続く数字はステップ番
号を示す。
【0030】〔S21〕コンピュータ22が、今回、予
防保守を行うべきCNC工作機械を選択する。この選択
は予防保守すべき全CNC工作機械に対し順番に行われ
る。また、このステップの実行は定期的に(例えば1回
/日〜1回/週)に行われる。なお、このステップの実
行は、コンピュータ22によって自動的に行われるが、
このステップに代わって、オペレータが定期的に選択を
して、コンピュータ22にCNC工作機械の識別番号等
を指令するようにしてもよい。
【0031】〔S22〕選択されたCNC工作機械の識
別番号と、そのCNC工作機械が接続可能な電話番号と
を基に、上記ステップS4と同様に、コンピュータ22
は自動呼出ソフトを起動し、電話回線16を工場側1の
電話回線用モデム15に接続し、さらに、無線アダプタ
14に対し、対応する子機の無線アダプタを無線接続す
る。
【0032】〔S23〕コンピュータ22と、選択され
たCNC工作機械との通信が開始される。 〔S24〕コンピュータ22の予防保守診断ソフトが起
動し、選択された稼働中のCNC工作機械からコンピュ
ータ22に、予防保守データとして、主に、サーボモー
タの電流値、スピンドルモータの電流値、バッテリアラ
ーム信号、PMC経由で読み取られる工作機械側の状態
信号等が送信される。
【0033】〔S25〕収集されたデータに基づき、コ
ンピュータ22は、予防保守診断ソフトによって自動的
に予防診断を行う。すなわち、スピンドルモータやサー
ボモータの電流値を定期的に監視することにより行われ
る工具寿命の管理、サーボモータの電流値を定期的に監
視することにより行われる送り機構の劣化診断、AE
(Acoustic Emission)センサ信号をPMCの入力装置
(DI)に入力することによる切削工具の寿命予知、振
動計測からの信号をPMCの入力装置(DI)に入力す
ることによる切削工具の寿命予知、油圧タンク液面量の
監視、空気圧装置(潤滑機器、制御機器、アクチュエー
タ等)の潤滑油滴下量の管理等の予防診断を行う。
【0034】〔S26〕ステップS25の予防診断の結
果、選択されたCNC工作機械に異常が発見されたとき
はステップS27へ進み、一方、正常であったときはス
テップS29へ進む。
【0035】〔S27〕保守要員がCNC工作機械の近
くにいるオペレータに、その原因を除去するための指示
を連絡する。 〔S28〕ステップS27で連絡された指示により、オ
ペレータは、選択されたCNC工作機械の障害を修復す
る。
【0036】〔S29〕コンピュータ22は、電話回線
の接続を切断するコマンドを電話回線用モデム21へ発
行する。 〔S30〕電話回線用モデム21は回線接続を切断す
る。
【0037】以上のように、定期的に各CNC工作機械
に対し予防保守診断を行い、異常が発見されると直ちに
修復するようにしているので、CNC工作機械が大きな
故障に至る可能性が減少し、CNC工作機械の稼働率を
高めることができる。
【0038】最後に、本リモート診断装置が行う保守図
面の検索について説明する。まず、予め保守側2には工
作機械11a〜11nに用いられるPMCラダープログ
ラムが全て保管され、図番および版数によって管理され
る。また、それらのプログラム作成・変更の履歴情報
が、やはり全て保管され、図番および版数によって管理
される。図番はラダープログラム毎に付された識別符号
であり、版数は同一図番内で、ラダープログラム変更毎
に付された識別符号である。こうしたPMCラダープロ
グラムおよび履歴情報は、故障診断や予防保守に必要な
情報であるが、非常に多量な情報であるため、検索に時
間がかかる。そこで、これらを光ディスクに格納し、図
番および版数によって読み出せるようにする。
【0039】故障診断や予防保守の際、コンピュータ2
2は、数値制御装置からPMCラダープログラムの図番
および版数を読み取る。そして、光ディスクに格納され
たPMCラダープログラムおよび履歴情報を、図番およ
び版数に基づき検索し、それらを表示装置に表示させ、
保守要員の閲覧に供すようにする。
【0040】上記実施例では、数値制御工作機械に対す
るリモート診断を説明したが、本発明は、FA機器等に
対して適用してもよい。また、上記実施例では、数値制
御工作機械が複数設置されている場合で説明したが、本
発明は、単一の数値制御工作機械に対しても適用でき
る。
【0041】さらに、上記実施例では、無線アダプタを
備えたリモート診断装置で説明したが、本発明は、こう
した無線アダプタを備えていないリモート診断装置にも
適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、コンピ
ュータ制御機器を通信回線を介して診断用コンピュータ
に接続し、この診断用コンピュータによって定期的にコ
ンピュータ制御機器の予防保守のための診断を行うの
で、コンピュータ制御機器に発生する故障を未然に防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】数値制御工作機械のリモート診断装置のブロッ
ク図である。
【図2】数値制御装置の内部構成を説明するブロック図
である。
【図3】図1に示した無線アダプタの内部構成を説明す
るブロック図である。
【図4】CNC工作機械に障害が発生したときに実行さ
れる故障診断の手順を示すフローチャートである。
【図5】CNC工作機械の定期的な予防保守の手順を示
すフローチャートである。
【図6】従来の数値制御工作機械のリモート診断装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 工場側 11a〜11n 工作機械 12a〜12n 数値制御装置 13a〜13n 無線アダプタ 14 無線アダプタ 15 電話回線用モデム 16 電話回線 2 保守側 21 電話回線用モデム 22 コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ制御機器に対し遠隔地から
    予防保守のための診断を行うコンピュータ制御機器のリ
    モート診断装置において、 通信回線を介して自己の状態情報を送出できるコンピュ
    ータ制御機器と、 前記コンピュータ制御機器に通信回線を介して接続さ
    れ、定期的に前記コンピュータ制御機器に関する状態情
    報を収集し、かつ、分析して予防保守のための診断を行
    う診断用コンピュータと、 を有することを特徴とするコンピュータ制御機器のリモ
    ート診断装置。
  2. 【請求項2】 前記診断用コンピュータは、さらに、前
    記コンピュータ制御機器の故障時に、前記コンピュータ
    制御機器に関する状態情報を収集および分析して故障診
    断を行うように構成したことを特徴とする請求項1記載
    のコンピュータ制御機器のリモート診断装置。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータ制御機器は、コンピュ
    ータ制御された数値制御工作機械またはFA機器である
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ制御機器
    のリモート診断装置。
JP4256396A 1992-09-25 1992-09-25 コンピュータ制御機器のリモート診断装置 Withdrawn JPH06110538A (ja)

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