JPH0795305A - エレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守用コンソール - Google Patents
エレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守用コンソールInfo
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- JPH0795305A JPH0795305A JP23436093A JP23436093A JPH0795305A JP H0795305 A JPH0795305 A JP H0795305A JP 23436093 A JP23436093 A JP 23436093A JP 23436093 A JP23436093 A JP 23436093A JP H0795305 A JPH0795305 A JP H0795305A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 故障に対する保守作業が的確、かつ能率良く
行なえるようにする。 【構成】 この発明のエレベータ遠隔監視システムは、
エレベータ遠隔監視端末装置がエレベータ装置からエレ
ベータ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通信回線
を通して送出し、エレベータ遠隔監視装置がエレベータ
遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を通して
送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エレベー
タ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積し、故障診断を
行なう。そして、エレベータ装置に故障が発生したり、
定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守員が
保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に設け
られたコンソール接続用インタフェースに接続し、エレ
ベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレベー
タ遠隔監視装置にアクセスし、運行履歴や故障診断結果
などを受信して表示し、保守作業を支援する。
行なえるようにする。 【構成】 この発明のエレベータ遠隔監視システムは、
エレベータ遠隔監視端末装置がエレベータ装置からエレ
ベータ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通信回線
を通して送出し、エレベータ遠隔監視装置がエレベータ
遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を通して
送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エレベー
タ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積し、故障診断を
行なう。そして、エレベータ装置に故障が発生したり、
定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守員が
保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に設け
られたコンソール接続用インタフェースに接続し、エレ
ベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレベー
タ遠隔監視装置にアクセスし、運行履歴や故障診断結果
などを受信して表示し、保守作業を支援する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ遠隔監視
システムおよびそれに用いる保守用コンソールに関す
る。
システムおよびそれに用いる保守用コンソールに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、エレベータ遠隔監視システムは、
エレベータ制御装置に接続されたエレベータ遠隔監視端
末装置によって、エレベータ制御装置自身に蓄積される
エレベータ装置の動作状態情報、例えば、エレベータの
呼び発生回数、ドア開閉回数、停止時間、運転時間など
の通常動作情報や故障情報を受け取り、これを電話回線
を通して遠隔地の監視センターに設置されているエレベ
ータ遠隔監視装置にオートダイヤルして送信し、エレベ
ータ遠隔監視装置側で各地に点在するエレベータ装置そ
れぞれの運行情報の管理や故障診断を行なうようにして
いる。
エレベータ制御装置に接続されたエレベータ遠隔監視端
末装置によって、エレベータ制御装置自身に蓄積される
エレベータ装置の動作状態情報、例えば、エレベータの
呼び発生回数、ドア開閉回数、停止時間、運転時間など
の通常動作情報や故障情報を受け取り、これを電話回線
を通して遠隔地の監視センターに設置されているエレベ
ータ遠隔監視装置にオートダイヤルして送信し、エレベ
ータ遠隔監視装置側で各地に点在するエレベータ装置そ
れぞれの運行情報の管理や故障診断を行なうようにして
いる。
【０００３】また、保守技術者はハンディーな保守コン
ソールを携帯し、エレベータ制御装置のコンソール接続
用インタフェースに直接接続して、エレベータ装置の動
作状態情報を取り出し、簡易的な運行状況の確認、異常
や故障の有無を確認するようにしていた。
ソールを携帯し、エレベータ制御装置のコンソール接続
用インタフェースに直接接続して、エレベータ装置の動
作状態情報を取り出し、簡易的な運行状況の確認、異常
や故障の有無を確認するようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエレベータ遠隔監視システムでは、保守用コンソ
ールがセンターのエレベータ遠隔監視装置と通信するこ
とができず、単にエレベータ制御装置に接続してエレベ
ータ装置の動作状態の確認ができるだけであったため、
次のような問題点があった。すなわち、定期的な保守作
業以外に保守技術者が現地に赴いて保守作業をするの
は、そのエレベータ装置に何等かの異常が発生した時で
あり、そのような場合には、エレベータ装置の過去の動
作状態情報、すなわち、運行履歴や故障診断などの高度
な情報が必要であるが、エレベータ制御装置からは現時
点の情報のみしか確認できず、また、保守員が膨大な情
報の中から故障診断しなければならず、その負担が大き
い問題点があった。
従来のエレベータ遠隔監視システムでは、保守用コンソ
ールがセンターのエレベータ遠隔監視装置と通信するこ
とができず、単にエレベータ制御装置に接続してエレベ
ータ装置の動作状態の確認ができるだけであったため、
次のような問題点があった。すなわち、定期的な保守作
業以外に保守技術者が現地に赴いて保守作業をするの
は、そのエレベータ装置に何等かの異常が発生した時で
あり、そのような場合には、エレベータ装置の過去の動
作状態情報、すなわち、運行履歴や故障診断などの高度
な情報が必要であるが、エレベータ制御装置からは現時
点の情報のみしか確認できず、また、保守員が膨大な情
報の中から故障診断しなければならず、その負担が大き
い問題点があった。
【０００５】そして故障診断のためにセンター側に問合
せることができるが、その場合には、このシステムで使
用している通信回線とは別に、保守員自らが電話をセン
ターにかけ、センターの技術者との間で問合せのやり取
りを行なう必要があり、故障診断やその対応に時間と手
間がかかり、しかも十分詳細な情報の伝達ができない問
題点があった。
せることができるが、その場合には、このシステムで使
用している通信回線とは別に、保守員自らが電話をセン
ターにかけ、センターの技術者との間で問合せのやり取
りを行なう必要があり、故障診断やその対応に時間と手
間がかかり、しかも十分詳細な情報の伝達ができない問
題点があった。
【０００６】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、保守用コンソールをエレベータ遠隔
監視端末装置に接続し、システムが使用している通信回
線を利用してセンター側のエレベータ遠隔監視装置に蓄
積されているエレベータ動作状態情報を取り出し、また
故障診断のような高度なデータ処理機能も利用すること
によって、正確に、能率良く故障対応ができるようにし
たエレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守
用コンソールを提供することを目的とする。
てなされたもので、保守用コンソールをエレベータ遠隔
監視端末装置に接続し、システムが使用している通信回
線を利用してセンター側のエレベータ遠隔監視装置に蓄
積されているエレベータ動作状態情報を取り出し、また
故障診断のような高度なデータ処理機能も利用すること
によって、正確に、能率良く故障対応ができるようにし
たエレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守
用コンソールを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明のエレベ
ータ遠隔監視システムは、エレベータ装置からエレベー
タ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通信回線を通
して送出するエレベータ遠隔監視端末装置と、エレベー
タ遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を通し
て送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エレベ
ータ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積するエレベー
タ遠隔監視装置と、入力装置と表示装置とを備え、エレ
ベータ遠隔監視端末装置に設けられたコンソール接続用
インタフェースに接続され、エレベータ遠隔監視端末装
置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置にアク
セスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表示
する保守用コンソールとを備えたものである。
ータ遠隔監視システムは、エレベータ装置からエレベー
タ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通信回線を通
して送出するエレベータ遠隔監視端末装置と、エレベー
タ遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を通し
て送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エレベ
ータ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積するエレベー
タ遠隔監視装置と、入力装置と表示装置とを備え、エレ
ベータ遠隔監視端末装置に設けられたコンソール接続用
インタフェースに接続され、エレベータ遠隔監視端末装
置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置にアク
セスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表示
する保守用コンソールとを備えたものである。
【０００８】請求項２の発明の保守用コンソールは、入
力装置と、表示装置と、エレベータ遠隔監視端末装置の
コンソール接続用インタフェースに接続するための接続
端子とを備え、エレベータ遠隔監視端末装置の通信機能
を利用してエレベータ遠隔監視装置にアクセスし、所望
のエレベータ動作状態情報を受信して表示するものであ
る。
力装置と、表示装置と、エレベータ遠隔監視端末装置の
コンソール接続用インタフェースに接続するための接続
端子とを備え、エレベータ遠隔監視端末装置の通信機能
を利用してエレベータ遠隔監視装置にアクセスし、所望
のエレベータ動作状態情報を受信して表示するものであ
る。
【０００９】
【作用】請求項１の発明のエレベータ遠隔監視システム
では、エレベータ遠隔監視端末装置がエレベータ装置か
らエレベータ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通
信回線を通して送出し、エレベータ遠隔監視装置がエレ
ベータ遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を
通して送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エ
レベータ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積し、故障
診断を行なう。
では、エレベータ遠隔監視端末装置がエレベータ装置か
らエレベータ動作状態情報を受信し、所定の通信先に通
信回線を通して送出し、エレベータ遠隔監視装置がエレ
ベータ遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通信回線を
通して送出するエレベータ動作状態情報を受信し、各エ
レベータ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積し、故障
診断を行なう。
【００１０】そして、エレベータ装置に故障が発生した
り、定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守
員が保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に
設けられたコンソール接続用インタフェースに接続し、
エレベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレ
ベータ遠隔監視装置にアクセスし、所望のエレベータ動
作状態情報、例えば、運行履歴や故障診断結果などを受
信して表示し、保守作業を支援する。
り、定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守
員が保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に
設けられたコンソール接続用インタフェースに接続し、
エレベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレ
ベータ遠隔監視装置にアクセスし、所望のエレベータ動
作状態情報、例えば、運行履歴や故障診断結果などを受
信して表示し、保守作業を支援する。
【００１１】請求項２の発明の保守用コンソールでは、
保守員が携帯し、エレベータ装置の故障修理や保守管理
作業時に、エレベータ遠隔監視端末装置のコンソール接
続用インタフェースに接続し、エレベータ遠隔監視端末
装置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置にア
クセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表
示する。
保守員が携帯し、エレベータ装置の故障修理や保守管理
作業時に、エレベータ遠隔監視端末装置のコンソール接
続用インタフェースに接続し、エレベータ遠隔監視端末
装置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置にア
クセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表
示する。
【００１２】したがって、この保守用コンソールの入力
装置によって必要情報の送信要求を入力し、表示装置に
よって遠隔監視装置からの送信情報を表示することによ
って保守員に必要な情報を提示することができ、保守作
業を支援することができる。
装置によって必要情報の送信要求を入力し、表示装置に
よって遠隔監視装置からの送信情報を表示することによ
って保守員に必要な情報を提示することができ、保守作
業を支援することができる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図１は、請求項２の発明の保守用コンソールが用
いられている請求項１の発明のエレベータ遠隔監視シス
テムの一実施例の構成を示している。この実施例のエレ
ベータ遠隔監視システムは、エレベータ制御装置１から
エレベータ動作状態情報を受信し、所定の電話番号の監
視センターに電話回線２を通して送出するエレベータ遠
隔監視端末装置３と、遠隔地の監視センターに設置さ
れ、エレベータ遠隔監視端末装置３の複数台それぞれが
電話回線２を通して送出するエレベータ動作状態情報を
受信し、各エレベータ制御装置からのエレベータ動作状
態情報を蓄積し、故障診断を実行するエレベータ遠隔監
視装置４と、キーボード５ａと表示装置５ｂとを備え、
エレベータ遠隔監視端末装置３に接続することによって
その通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置４にア
クセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表
示する保守用コンソール５から構成されている。
する。図１は、請求項２の発明の保守用コンソールが用
いられている請求項１の発明のエレベータ遠隔監視シス
テムの一実施例の構成を示している。この実施例のエレ
ベータ遠隔監視システムは、エレベータ制御装置１から
エレベータ動作状態情報を受信し、所定の電話番号の監
視センターに電話回線２を通して送出するエレベータ遠
隔監視端末装置３と、遠隔地の監視センターに設置さ
れ、エレベータ遠隔監視端末装置３の複数台それぞれが
電話回線２を通して送出するエレベータ動作状態情報を
受信し、各エレベータ制御装置からのエレベータ動作状
態情報を蓄積し、故障診断を実行するエレベータ遠隔監
視装置４と、キーボード５ａと表示装置５ｂとを備え、
エレベータ遠隔監視端末装置３に接続することによって
その通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置４にア
クセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表
示する保守用コンソール５から構成されている。
【００１４】エレベータ制御装置１は、エレベータ装置
の動作制御を行ない、運行状態履歴データや異常発生時
の異常状態トレースデータのようなエレベータ動作状態
情報を記録する記憶部１ａ，１ｂを備えている。
の動作制御を行ない、運行状態履歴データや異常発生時
の異常状態トレースデータのようなエレベータ動作状態
情報を記録する記憶部１ａ，１ｂを備えている。
【００１５】エレベータ遠隔監視端末装置３は、制御演
算を行なうＣＰＵ３ａと、電話回線２との接続制御を行
なう網制御装置（ＮＣＵ）３ｂと、エレベータ制御装置
１との信号伝送制御を行なう制御盤インタフェース装置
（Ｉ／Ｆ）３ｃと、保守用コンソール５を接続し、信号
入出力処理を行なうためのコンソール接続用インタフェ
ース装置（Ｉ／Ｆ）３ｄを備えている。
算を行なうＣＰＵ３ａと、電話回線２との接続制御を行
なう網制御装置（ＮＣＵ）３ｂと、エレベータ制御装置
１との信号伝送制御を行なう制御盤インタフェース装置
（Ｉ／Ｆ）３ｃと、保守用コンソール５を接続し、信号
入出力処理を行なうためのコンソール接続用インタフェ
ース装置（Ｉ／Ｆ）３ｄを備えている。
【００１６】遠隔地の監視センターに設置されているエ
レベータ遠隔監視装置４は、複数箇所に点在しているエ
レベータ装置それぞれに設置されているエレベータ遠隔
監視端末装置３各々から周期的に伝送されてくるエレベ
ータ動作状態情報を蓄積し、またいずれかのエレベータ
遠隔監視端末装置３からの異常、故障発生信号を随時に
受け付け、監視員にその発生を知らせ、また故障診断な
どのエレベータ遠隔監視を行なうために履歴データ記憶
部４ａ、故障診断ルールベース４ｂ、プログラム、その
他のデータを記憶するデータ記憶部４ｃを備え、また履
歴データ記憶部４ａを検索して履歴照会を行なう履歴照
会機能部４ｄと、故障診断ルールベース４ｂにアクセス
して故障診断を行なう故障診断機能部４ｅを備えてい
る。なお、このエレベータ遠隔監視装置４はコンピュー
タを本体とし、図示していないがキーボード、マウスの
ような入力装置、またＣＲＴ表示装置、プリンタなどの
出力装置を備えている。
レベータ遠隔監視装置４は、複数箇所に点在しているエ
レベータ装置それぞれに設置されているエレベータ遠隔
監視端末装置３各々から周期的に伝送されてくるエレベ
ータ動作状態情報を蓄積し、またいずれかのエレベータ
遠隔監視端末装置３からの異常、故障発生信号を随時に
受け付け、監視員にその発生を知らせ、また故障診断な
どのエレベータ遠隔監視を行なうために履歴データ記憶
部４ａ、故障診断ルールベース４ｂ、プログラム、その
他のデータを記憶するデータ記憶部４ｃを備え、また履
歴データ記憶部４ａを検索して履歴照会を行なう履歴照
会機能部４ｄと、故障診断ルールベース４ｂにアクセス
して故障診断を行なう故障診断機能部４ｅを備えてい
る。なお、このエレベータ遠隔監視装置４はコンピュー
タを本体とし、図示していないがキーボード、マウスの
ような入力装置、またＣＲＴ表示装置、プリンタなどの
出力装置を備えている。
【００１７】保守用コンソール５は、テンキー、文字キ
ーなどのキーボード５ａと表示部５ｂを備え、またエレ
ベータ遠隔監視端末装置３のコンソール接続用インタフ
ェース装置３ｄと接続し、信号のやり取りを行なう機能
を内蔵している。
ーなどのキーボード５ａと表示部５ｂを備え、またエレ
ベータ遠隔監視端末装置３のコンソール接続用インタフ
ェース装置３ｄと接続し、信号のやり取りを行なう機能
を内蔵している。
【００１８】次に、上記構成のエレベータ遠隔監視シス
テム、またそれに用いる保守用コンソールの動作につい
て説明する。通常時には、エレベータ遠隔監視端末装置
３が周期的に制御盤インタフェース装置３ｃを介して、
エレベータ制御装置１が収集する運行状態履歴データ記
憶部１ａや異常状態トレースデータ記憶部１ｂのエレベ
ータ動作状態情報を取り込み、ＮＣＵ３ｂによってエレ
ベータ遠隔監視装置４にオートダイヤルして電話回線２
を通してそれらのエレベータ動作状態情報を伝送する。
テム、またそれに用いる保守用コンソールの動作につい
て説明する。通常時には、エレベータ遠隔監視端末装置
３が周期的に制御盤インタフェース装置３ｃを介して、
エレベータ制御装置１が収集する運行状態履歴データ記
憶部１ａや異常状態トレースデータ記憶部１ｂのエレベ
ータ動作状態情報を取り込み、ＮＣＵ３ｂによってエレ
ベータ遠隔監視装置４にオートダイヤルして電話回線２
を通してそれらのエレベータ動作状態情報を伝送する。
【００１９】エレベータ遠隔監視装置４は、各所に点在
するエレベータ装置それぞれのエレベータ遠隔監視端末
装置３から周期的に送り込まれてくるエレベータ動作状
態情報を受信し、履歴データ記憶部４ａに格納する。そ
して、監視員が入力装置を通して履歴の照会入力を行な
えば、履歴照会機能部４ｄが該当するエレベータ装置の
運行履歴データを取出してＣＲＴ表示装置に表示し、ま
たプリンタに出力する。また入力装置によって故障診断
操作を行なえば、故障診断機能部４ｅは故障診断ルール
ベース４ｂにアクセスし、問合せ形式で故障診断を実行
する。
するエレベータ装置それぞれのエレベータ遠隔監視端末
装置３から周期的に送り込まれてくるエレベータ動作状
態情報を受信し、履歴データ記憶部４ａに格納する。そ
して、監視員が入力装置を通して履歴の照会入力を行な
えば、履歴照会機能部４ｄが該当するエレベータ装置の
運行履歴データを取出してＣＲＴ表示装置に表示し、ま
たプリンタに出力する。また入力装置によって故障診断
操作を行なえば、故障診断機能部４ｅは故障診断ルール
ベース４ｂにアクセスし、問合せ形式で故障診断を実行
する。
【００２０】そしていずれかのエレベータ装置の異常が
発生し、エレベータ遠隔監視装置４によって故障発生が
監視員に報知され、該当するエレベータ装置の設置現場
に保守員を赴かせ、修理作業を行なう場合には、保守用
コンソール５をエレベータ遠隔監視端末装置３のコンソ
ール用インタフェース装置３ｄに接続して、次のように
して用いる。
発生し、エレベータ遠隔監視装置４によって故障発生が
監視員に報知され、該当するエレベータ装置の設置現場
に保守員を赴かせ、修理作業を行なう場合には、保守用
コンソール５をエレベータ遠隔監視端末装置３のコンソ
ール用インタフェース装置３ｄに接続して、次のように
して用いる。
【００２１】保守員が故障や異常が発生している現地の
エレベータ装置の保守点検を行なおうとする時、保守用
コンソール５をエレベータ遠隔監視端末装置３のコンソ
ール接続用インタフェース装置３ｄに接続する。そし
て、キーボード５ａを用いてエレベータ遠隔監視装置４
へのアクセスを指令することにより、エレベータ遠隔監
視端末装置３側で遠隔監視装置４の電話番号をオートダ
イヤルして電話回線２を接続する。
エレベータ装置の保守点検を行なおうとする時、保守用
コンソール５をエレベータ遠隔監視端末装置３のコンソ
ール接続用インタフェース装置３ｄに接続する。そし
て、キーボード５ａを用いてエレベータ遠隔監視装置４
へのアクセスを指令することにより、エレベータ遠隔監
視端末装置３側で遠隔監視装置４の電話番号をオートダ
イヤルして電話回線２を接続する。
【００２２】そこで、キーボード５ａを通してあらかじ
め決められている入力を行なうことによって故障診断指
令を与えると、遠隔監視装置４側の故障診断機能４ｅが
故障診断ルールベース４ｂを用いて故障診断を行ない、
その診断結果を電話回線２を通して遠隔監視端末装置３
に返送し、保守用コンソール５がインタフェース装置３
ｄを通してこの診断結果を受信し、表示部５ｂに表示す
る。
め決められている入力を行なうことによって故障診断指
令を与えると、遠隔監視装置４側の故障診断機能４ｅが
故障診断ルールベース４ｂを用いて故障診断を行ない、
その診断結果を電話回線２を通して遠隔監視端末装置３
に返送し、保守用コンソール５がインタフェース装置３
ｄを通してこの診断結果を受信し、表示部５ｂに表示す
る。
【００２３】こうして、コンソール５のキーボード５ａ
を用いて、遠隔監視装置４側のキーボードを用いて行な
う操作とほぼ同じ入力を与えることにより、故障診断を
実行し、電話回線２を通してその結果を得、保守、修理
作業に利用することができる。またコンソール５からエ
レベータ装置の履歴データを得ようとする場合にも、遠
隔監視装置４側のキーボードを操作するのと同じ入力操
作により、電話回線２を通して遠隔監視装置４の履歴照
会機能部４ｄを動作させ、履歴データ記憶装置４ａにア
クセスすることによって履歴データを得ることもでき
る。
を用いて、遠隔監視装置４側のキーボードを用いて行な
う操作とほぼ同じ入力を与えることにより、故障診断を
実行し、電話回線２を通してその結果を得、保守、修理
作業に利用することができる。またコンソール５からエ
レベータ装置の履歴データを得ようとする場合にも、遠
隔監視装置４側のキーボードを操作するのと同じ入力操
作により、電話回線２を通して遠隔監視装置４の履歴照
会機能部４ｄを動作させ、履歴データ記憶装置４ａにア
クセスすることによって履歴データを得ることもでき
る。
【００２４】したがって、従来のようにこのシステムの
電話回線とは別に電話をセンターにかけて監視員と口頭
でやり取りしながら故障診断を行なう場合よりも、能率
良く故障箇所を発見し、その修理保守作業に当たること
ができるようになる。
電話回線とは別に電話をセンターにかけて監視員と口頭
でやり取りしながら故障診断を行なう場合よりも、能率
良く故障箇所を発見し、その修理保守作業に当たること
ができるようになる。
【００２５】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、履歴照会や故障診断の入力操作方式は、
コンソール５のキーボード５ａに故障番号を入力して行
なったり、また表示部５ｂに表示される故障診断のため
の質問に対して順次応答することによって故障箇所を特
定し、また故障の修理方法を特定する方式など、システ
ムに組み込まれている故障診断方式をそのまま利用する
ものとする。
ることはなく、履歴照会や故障診断の入力操作方式は、
コンソール５のキーボード５ａに故障番号を入力して行
なったり、また表示部５ｂに表示される故障診断のため
の質問に対して順次応答することによって故障箇所を特
定し、また故障の修理方法を特定する方式など、システ
ムに組み込まれている故障診断方式をそのまま利用する
ものとする。
【００２６】
【発明の効果】請求項１の発明のエレベータ遠隔監視シ
ステムによれば、エレベータ装置に故障が発生したり、
定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守員が
保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に設け
られたコンソール接続用インタフェースに接続し、エレ
ベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレベー
タ遠隔監視装置にアクセスし、所望のエレベータ動作状
態情報、例えば、運行履歴や故障診断結果などを受信し
て表示し、保守作業を支援するようにしているので、現
場においてセンター側の遠隔監視装置の故障診断機能や
履歴照会機能を利用して故障診断や故障修理方法をコン
ソールの表示部に表示して参考にすることができ、故障
診断や故障修理が的確に、かつ迅速に行なえ、サービス
の向上が図れる。
ステムによれば、エレベータ装置に故障が発生したり、
定期的な保守管理作業が必要になった時には、保守員が
保守用コンソールをエレベータ遠隔監視端末装置に設け
られたコンソール接続用インタフェースに接続し、エレ
ベータ遠隔監視端末装置の通信機能を利用してエレベー
タ遠隔監視装置にアクセスし、所望のエレベータ動作状
態情報、例えば、運行履歴や故障診断結果などを受信し
て表示し、保守作業を支援するようにしているので、現
場においてセンター側の遠隔監視装置の故障診断機能や
履歴照会機能を利用して故障診断や故障修理方法をコン
ソールの表示部に表示して参考にすることができ、故障
診断や故障修理が的確に、かつ迅速に行なえ、サービス
の向上が図れる。
【００２７】請求項２の発明の保守用コンソールによれ
ば、保守員が携帯し、エレベータ装置の故障修理や保守
管理作業時に、エレベータ遠隔監視端末装置のコンソー
ル接続用インタフェースに接続し、エレベータ遠隔監視
端末装置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置
にアクセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信し
て表示することができるので、入力装置によって必要情
報の送信要求を入力し、表示装置によって遠隔監視装置
からの送信情報を表示することによって保守員に必要な
情報を提示することができ、現地での故障診断や故障修
理などの保守作業を的確、かつ迅速に行なえるように助
けることができる。
ば、保守員が携帯し、エレベータ装置の故障修理や保守
管理作業時に、エレベータ遠隔監視端末装置のコンソー
ル接続用インタフェースに接続し、エレベータ遠隔監視
端末装置の通信機能を利用してエレベータ遠隔監視装置
にアクセスし、所望のエレベータ動作状態情報を受信し
て表示することができるので、入力装置によって必要情
報の送信要求を入力し、表示装置によって遠隔監視装置
からの送信情報を表示することによって保守員に必要な
情報を提示することができ、現地での故障診断や故障修
理などの保守作業を的確、かつ迅速に行なえるように助
けることができる。
【図１】請求項１の発明のエレベータ遠隔監視システム
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
１ エレベータ制御装置 １ａ 運行状態履歴データ記憶部 １ｂ 異常状態トレースデータ記憶部 ２ 電話回線 ３ エレベータ遠隔監視端末装置 ３ａ ＣＰＵ ３ｂ 網制御装置 ３ｃ 制御盤インタフェース装置 ３ｄ コンソール接続用インタフェース装置 ４ エレベータ遠隔監視装置 ４ａ 履歴データ記憶部 ４ｂ 故障診断ルールベース ４ｃ 記憶部 ４ｄ 履歴照会機能部 ４ｅ 故障診断機能部 ５ 保守用コンソール ５ａ キーボード ５ｂ 表示部
Claims (2)
- 【請求項１】 エレベータ装置からエレベータ動作状態
情報を受信し、所定の通信先に通信回線を通して送出す
るエレベータ遠隔監視端末装置と、 前記エレベータ遠隔監視端末装置の複数台それぞれが通
信回線を通して送出するエレベータ動作状態情報を受信
し、各エレベータ装置のエレベータ動作状態情報を蓄積
するエレベータ遠隔監視装置と、 入力装置と表示装置とを備え、前記エレベータ遠隔監視
端末装置に設けられたコンソール接続用インタフェース
に接続され、前記エレベータ遠隔監視端末装置の通信機
能を利用して前記エレベータ遠隔監視装置にアクセス
し、所望のエレベータ動作状態情報を受信して表示する
保守用コンソールとを備えて成るエレベータ遠隔監視シ
ステム。 - 【請求項２】 入力装置と、表示装置と、前記エレベー
タ遠隔監視端末装置のコンソール接続用インタフェース
に接続するための接続端子とを備え、前記エレベータ遠
隔監視端末装置の通信機能を利用して前記エレベータ遠
隔監視装置にアクセスし、所望のエレベータ動作状態情
報を受信して表示する保守用コンソール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23436093A JPH0795305A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | エレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守用コンソール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23436093A JPH0795305A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | エレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守用コンソール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0795305A true JPH0795305A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16969789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23436093A Pending JPH0795305A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | エレベータ遠隔監視システムおよびそれに用いる保守用コンソール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0795305A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1135244A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-09 | Hitachi Building Syst Co Ltd | 遠隔監視装置 |
| JP2006213469A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの故障解析装置及びその方法 |
| CN100445191C (zh) * | 2003-03-26 | 2008-12-24 | 因温特奥股份公司 | 用于维护电梯设备或自动扶梯设备的方法和系统 |
| WO2014184884A1 (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-20 | ジャパンエレベーターサービス株式会社 | 遠隔監視支援装置 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP23436093A patent/JPH0795305A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1135244A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-09 | Hitachi Building Syst Co Ltd | 遠隔監視装置 |
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| JP2006213469A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの故障解析装置及びその方法 |
| JP4593301B2 (ja) * | 2005-02-03 | 2010-12-08 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータの故障解析装置 |
| WO2014184884A1 (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-20 | ジャパンエレベーターサービス株式会社 | 遠隔監視支援装置 |
| CN105431366A (zh) * | 2013-05-14 | 2016-03-23 | 日本升降机服务控股有限公司 | 远程监视支援装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |