JP4912424B2 - プラント設備の運転システム - Google Patents
プラント設備の運転システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4912424B2 JP4912424B2 JP2009095595A JP2009095595A JP4912424B2 JP 4912424 B2 JP4912424 B2 JP 4912424B2 JP 2009095595 A JP2009095595 A JP 2009095595A JP 2009095595 A JP2009095595 A JP 2009095595A JP 4912424 B2 JP4912424 B2 JP 4912424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- plant equipment
- equipment
- data
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
この従来の方式では、急激な気象変化に伴う集中豪雨により、水処理プラントに流水する河川水量が異常に増加し、水処理プラント各所に異常発生の状況がタイムリーにかつ適確に、責任者に報告することができないという問題点がある。一方近年、従来経験することが少なかった河川の急激な増水現象が各地で数多く発生するに伴い、河川の水を取り入れる水処理プラントを有する全国各自治体から上記のような現象下においても、適切な水処理プラントの運転を可能とするシステムを構築する要求が出て来ている。
このような要求に対する類似の技術として、プラント外の監督者がプラント機器状態を確認でき、対応可能な指示を提供可能なプラント機器遠隔監視システムとして、プラント機器の状態を表すプラント機器状態情報を獲得する計測手段と、このプラント機器状態情報に基づいてプラント機器の状態を表示する現場表示手段とを有する現場端末装置と、通信手段がプラント機器状態情報を逐次的に遠隔情報端末装置に送り、この遠隔情報端末装置は通信手段にて送信されたプラント機器状態情報に基づいて、プラント機器の状態をリアルタイムに表示する遠隔表示手段を備えたものが示されている(例えば、特許文献1)。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、集中豪雨に伴う河川の異常増水時等、プラントに異常が発生した際、プラントサイトに不在の責任者が適切なプラント運転操作法を指示、発信することができるプラント設備の運転システムを提供することを目的としている。
現場Webサーバは、プラント設備機器の発信する計測値情報を受信するプラントデータ受信部と、重要度区分データを参照して受信した計測値情報の重要度を判定し、履歴データを参照して対処すべきプラント設備機器の運転操作プランを作成し、計測情報と運転操作プランを表示するコンテンツ画面を作成するコンテンツ製作部と、コンテンツ画面を離隔Web端末に送信するコンテンツ配信部と、離隔Web端末が返信する機器の運転操作指令を受信する指示受付部と、受信した運転操作指令を監視制御装置に発信する指示送信部とを有するものである。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は実施の形態1による水処理プラント設備の運転システム100の全体構成図である。浄水場や下水処理場等に設けられている水処理プラント設備の運転システム100(以下、運転システムと略す)は、河川からの水を取り入れて処理対象の水処理を行うものである。離隔Web端末2は、中央コントロール盤1が設置されている水処理プラントサイトから離隔した地点にいるプラント運転責任者の事務所や出張先、自宅に設けられている。後に詳説するようにこの離隔Web端末2を介して前記責任者の運転指令が広域ネットワーク8を介して発信される。この実施の形態1を含め後述する他の実施の形態の運転システムの最適な運転は、集中豪雨等により取水する河川の異常水量増加に伴い、例えば処理対象の下水、汚水等が処理池からオーバフローしてプラント施設外に流出する等の水処理プラント機能の低下や、浸水による機器の運転停止等の緊急異常事態が発生した際に、プラント運転責任者がサイトに不在であったとしても、現場Webサーバ3がプラント設備機器、例えば、水位計やポンプ、バルブ、流量計等から発信される計測値を基に、過去経験した同様の異常時の計測値とその際に対応した運転操作法を参照して、時々刻々変化する事態に対応した対処すべき運転操作プランを、離隔地に駐在する責任者の離隔Web端末に発信し、その指令によって機器の運転操作を制御することにある。
図2は、図1で示した各装置の内部構成要素を示す図である。監視制御装置5に設けられているプラントデータ受信部5aは、プロセスコントローラ7の発信する通常時や異常時のプラント設備機器の運転データ(計測値)を制御LAN6を介して受信し、画面表示部5cに表示する。現場運転員はこの監視制御装置5でプラントの運転状態を把握できる。
現場Webサーバ3のプラントデータ受信部3aは前記監視制御装置5のプラントデータ受信部5aと同様の運転データ(計測値)を受信する。コンテンツ製作部3bは、前記受信した計測値を基に、データベース装置4に記録されている重要度区分データ4aおよび履歴データ4bを参照して、この計測値が例えば急激な河川増水に伴う汚水池のオーバフロー等の重大な異常状態発生時には重要度大と判定するとともに、過去に発生した類似のオーバフロー状態で対処した運転操作法を記録する履歴データ4bから取り出し、対処すべき運転操作プランコンテンツを作成するとともに、現場Webサーバ3の画面フォーマット集3fから画面フォーマットを入力しコンテンツ画面作成、コンテンツ配信部3c、広域ネットワーク8を介して前記作成対処すべき運転操作プランコンテンツとともに離隔Web端末2に送信する。
以上のように、この実施の形態1によれば水処理プラントの設備の故障や異常発生時に責任者が離隔地に駐在している場合であっても時々刻々変化する取るべき最適の運転操作指令が責任者の判断によって現場運転員のいる中央コントロール盤1に発信、表示され、かつその指令が過去の履歴データを参照してなされるので、最適の運転操作が可能となる。
次に、実施の形態2を図に基づいて説明する。
図5は、前述した実施の形態1の図2で示した監視制御装置5の指示受信部5bに代替して、指示受信/返信部5dを設けたものであり、それ以外は図2と同様である。
図6は、監視制御装置5の画面表示部5c上に表示される画面例を示し、実行ボタン5eにて責任者の指示内容に従った運転操作が行われる。この実行ボタン5eの操作が責任者からの指示事項に対しての現場運転員が受信したという返信機能も有する。
このようにこの実施の形態2によれば、離隔Web端末2からの責任者の指示事項に対して指示通り対応したことが現場Webサーバ3、広域ネットワーク8を介して離隔Web端末2に返信され、責任者が確認することが可能となる。
次に、実施の形態3を図に基づいて説明する。
図7は、図2で示した現場Webサーバ3に異常時対応実行した後の報告書作成格納部3gを加えて設けたものであり、それ以外は図2と同様である。
この報告書作成格納部3gは、コンテンツ製作部3bにて前述した実施の形態1で説明したコンテンツ、運転操作プラン、離隔Web端末2から受信した運転操作指令、それを受けて実施した運転結果を報告する報告書を作成、格納する。その報告書の例を図8に示す。
このように実施の形態3によれば異常時対応の報告書が容易に作成でき、別途報告書作成の手間が省ける。なおこの報告書の内容は、現場Webサーバ3から監視制御装置5に送信され、画面表示部5c上に表示されることにより、その内容を確認することが可能となる。
3b コンテンツ製作部、3g 報告書作成格納部、4 データベース装置、
4a 重要度区分データ、4b 履歴データ、5 監視制御装置、
8 広域ネットワーク、100 水処理プラント設備運転システム。
Claims (6)
- プラント設備機器の運転を監視、制御する監視制御装置と、前記プラント設備機器の発信する計測情報を処理する現場Webサーバと、データベース装置とが設けられた中央コントロール盤と、
この中央コントロール盤から離れた場所に設けられた離隔Web端末とを備えたプラント設備の運転システムであって、
前記データベース装置は、
計測量と対応して設定された、プラント運転状態変化の重要度を判定、区分する重要度区分データと、
過去において計測値に基づいて対処した運転操作データを記録する履歴データとを有し、
前記現場Webサーバは、
前記プラント設備機器の発信する計測値情報を受信するプラントデータ受信部と、
前記重要度区分データを参照して受信した前記計測値情報の重要度を判定し、前記履歴データを参照して対処すべき前記プラント設備機器の運転操作プランを作成し、前記計測情報と前記運転操作プランを表示するコンテンツ画面を作成するコンテンツ製作部と、
前記コンテンツ画面を前記離隔Web端末に送信するコンテンツ配信部と、
前記離隔Web端末が返信する機器の運転操作指令を受信する指示受付部と、
受信した前記運転操作指令を前記監視制御装置に発信する指示送信部とを有することを特徴とするプラント設備の運転システム。 - 前記中央コントロール盤と離隔Web端末とは、広域ネットワークで接続されていることを特徴とする請求項1に記載のプラント設備の運転システム。
- 前記機器の運転制御実行の内容は、前記データベース装置の履歴データに記録されることを特徴とする請求項1に記載のプラント設備の運転システム。
- 前記監視制御装置には、前記運転制御の実行を前記離隔Web端末に発信する手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプラント設備の運転システム。
- 前記現場Webサーバには、前記コンテンツと前記運転操作指令、前記機器の運転制御の実行の内容を基に、報告書を作成格納する手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプラント設備の運転システム。
- 前記報告書の内容が、前記監視制御装置に画面表示されることを特徴とする請求項5に記載のプラント設備の運転システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009095595A JP4912424B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | プラント設備の運転システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009095595A JP4912424B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | プラント設備の運転システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010244485A JP2010244485A (ja) | 2010-10-28 |
JP4912424B2 true JP4912424B2 (ja) | 2012-04-11 |
Family
ID=43097402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009095595A Expired - Fee Related JP4912424B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | プラント設備の運転システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4912424B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6367103B2 (ja) * | 2014-12-11 | 2018-08-01 | 株式会社東芝 | 情報作成装置、情報作成システム、及び情報作成方法 |
CN106815126B (zh) * | 2015-11-30 | 2020-01-10 | 南京壹进制信息科技有限公司 | 一种通用文件系统日志记录方法及装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61259302A (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-17 | Nippon Atom Ind Group Co Ltd | プラントの異常時処置決定装置 |
JPS6285895A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-20 | 株式会社東芝 | 原子力プラントの運転補佐装置 |
JPH07191188A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Hitachi Ltd | 異常時運転支援システム及びその表示方法 |
JPH09101817A (ja) * | 1995-10-09 | 1997-04-15 | Hitachi Ltd | プラント監視・制御方法及び装置 |
JP2001290531A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-19 | Toshiba Corp | プラント操作支援装置 |
JP2002268733A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-20 | Toshiba Corp | 監視制御システム |
JP2002297702A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 設備管理装置、設備管理方法及び設備管理プログラムが記録された記録媒体 |
JP2003124086A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-04-25 | Oomiya Kogyo Kk | 半導体製造関連装置の稼動管理システム |
JP2007148611A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | 水処理施設統合運用管理システム |
JP4637818B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2011-02-23 | 三菱電機株式会社 | 水処理施設統合運用管理システム |
-
2009
- 2009-04-10 JP JP2009095595A patent/JP4912424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010244485A (ja) | 2010-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101177949B1 (ko) | 설비 부품의 감시 및 교체 관리 시스템 | |
CN108228822A (zh) | 一种基于工业大数据的设备状态预测分析系统 | |
CN103309334B (zh) | 一种工厂控制系统的人机界面显示操作方法及组态系统 | |
JP2015509566A (ja) | 重荷重ガスタービン用の診断ルールのための方法とシステム | |
CN102023629A (zh) | 水利水电枢纽闸门计算机和视频远程监控系统 | |
KR20220042425A (ko) | 크레인 및 건설 현장 중 적어도 하나에 대한 관리 방법 및 시스템 | |
JP2015114778A (ja) | プラント制御システム、制御装置、管理装置、及びプラント情報処理方法 | |
JP2011054115A (ja) | プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム | |
TWI732633B (zh) | Scada網路hmi伺服器及scada網路hmi系統 | |
CN205477582U (zh) | 油田安全风险监督一体化系统 | |
CN102385367A (zh) | 启闭机远程智能监测及反馈系统和方法 | |
CN206584222U (zh) | 一种区域电厂集中监控系统 | |
CN102507244A (zh) | 液压启闭机故障自诊断专家系统 | |
JP4912424B2 (ja) | プラント設備の運転システム | |
CN115562144A (zh) | 一种基于5g技术的重大危险源安全监测预警管理系统 | |
Tchórzewska-Cieślak | Water supply system reliability management | |
TWI438593B (zh) | 工業現場遠程監控系統及方法 | |
JP2014106800A (ja) | プラント機器情報の管理システム | |
JPH10124137A (ja) | 河川ポンププラントの監視装置 | |
JPH11296206A (ja) | 発電運転システム | |
JP4637818B2 (ja) | 水処理施設統合運用管理システム | |
JP2006318332A (ja) | 緊急情報受信装置および緊急情報通知システム | |
JP2005196341A (ja) | 修理結果管理装置、遠隔管理システムおよび遠隔管理方法 | |
CN220273731U (zh) | 一种用于海上无人平台的远程综合监控系统 | |
JP2004199211A (ja) | 遠隔監視制御方法及び遠隔監視制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111227 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |