JPH0723481A - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置

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JPH0723481A
JPH0723481A JP5146100A JP14610093A JPH0723481A JP H0723481 A JPH0723481 A JP H0723481A JP 5146100 A JP5146100 A JP 5146100A JP 14610093 A JP14610093 A JP 14610093A JP H0723481 A JPH0723481 A JP H0723481A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視対象プロセスのいずれかの設備機器に異
常が発生した時、自動的に異常機器の運転状況の映像が
プロセス情報と共に表示できるようにする。 【構成】 この発明の監視制御装置は、監視対象プロセ
スのいずれかの設備機器に異常が発生した場合、設備機
器各々と対応する情報収集機器を特定するための機器特
定情報およびその制御情報と共に、情報収集機器からの
映像情報を表示装置にウィンドウ表示するウィンドウ座
標を格納している監視対象情報テーブルを検索し、各種
設備機器を模式的に表現するグラフィック画像を表示装
置に表示すると共に、監視対象情報テーブルに格納され
ているウィンドウ座標情報に基づいて異常と判断された
設備機器に関する情報収集機器からの映像情報を該当す
る位置にウィンドウ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は監視対象プロセスの各
種設備機器の動作を監視し、制御する監視制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、上下水道プラント、ビル、
工場その他の各種のプラント計装制御システムに設置さ
れる設備機器の運転状態を監視する監視制御装置では、
監視対象プロセス内にポンプ、モータ、弁、貯水槽など
多種多様な設備機器が使用されている。
【0003】近年、このような多種多様な設備機器を備
えた監視対象プロセスを監視するために、CRT表示装
置を利用して設備機器各々の運転状態をCRT表示装置
に表示して監視する方式が採用されるようになって来て
おり、そのようなCRT表示装置を備えた監視制御装置
の従来例が図5に示してある。この従来の監視制御装置
は、多数の設備機器が設置されている監視対象プロセス
1と、この監視対象プロセス1に含まれる設備機器各々
の動作状態を監視する中央監視装置2とから構成されて
いる。
【0004】そして監視対象プロセス1には、設備機器
各々の運転状態を撮像するためにITVカメラ3が適数
台設置されている。
【0005】一方、中央監視装置2は設備機器に関係す
るプロセス情報を収集して異常の有無を監視し、異常発
生時に表示するプロセス情報監視系と、設備機器各々の
映像情報を取り込んで表示する設備機器監視系とで構成
されている。
【0006】この中央監視装置2のプロセス情報監視系
はプロセス状態監視制御部4がプロセス入出力装置5を
介して監視対象プロセス1の各種設備機器からプロセス
情報を収集して記憶装置6に保存すると共に、記憶装置
6に登録されている各種プロセス情報の上下限値あるい
は許容値と比較し、異常ありと判断した時にその異常状
態を画面表示制御部7を通してCRT表示装置8に出力
して表示させ、オペレータに異常状態を通報する構成で
ある。なお図中、9は必要な操作入力を与えるための入
力端末であり、キーボード、マウス、タッチスクリーン
などの1つあるいはそれらの組み合わせで構成されるも
のである。
【0007】また中央監視装置1の上記のプロセス情報
監視系とは別系統の設備機器監視系は、プロセス情報監
視系のCRT表示装置8が異常状態を表示した時に、オ
ペレータが該当する設備機器を撮像し得るITVカメラ
3を特定し、ITV制御装置10を操作することによっ
て専用通信回線11を通して遠隔地の監視対象プロセス
1に設置されている該当するITVカメラ3を選択し、
その方向や焦点を調節する制御情報を送出し、該当する
ITVカメラ3からの映像信号を同じく専用通信回線1
1を通して受け取り、これを設備機器監視系のCRTモ
ニタ装置12を表示させる構成である。
【0008】こうして、オペレータは通常時にはCRT
表示装置8を見ながら遠隔地の監視対象プロセスの各設
備機器の状態を監視し、いずれかの設備機器に異常が発
生した場合には、該当する設備機器の映像をCRTモニ
タ装置12に表示させ、両者の表示を見ながら異常状態
を判断し、その異常に対する回復処置を講ずるようにし
ていた。つまり、機器操作時にCRT表示装置8の表示
画面から対象設備機器のプロセス状態を把握し、さらに
CRTモニタ装置12の表示映像から監視制御対象プロ
セスの設備機器の動作状態を把握し、これらの表示情報
に基づいて入力端末9から該当する設備機器の運転/停
止などの操作指令を入力し、その操作結果について再
度、CRT表示装置8およびモニタ装置12それぞれに
表示させて状態の確認を行なう手順をとるのである。
【0009】このように近年の監視制御装置で、プロセ
ス情報監視系とは別に設備機器監視系を設けるのは、プ
ロセス情報監視系があらかじめ登録されている監視項目
のプラント情報だけを確認するためのものであるため、
異常発生時に設備機器の周辺がどのような状況にあるの
か、設備機器のセンサなどでは検出できない情報につい
て映像を通して把握しようとするためである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の監視制御装置では、次のような問題点があった。
すなわち、プロセス情報を監視するプロセス情報監視系
とカメラを用いた設備機器監視系とがまったく別系統で
構成され、それに伴って制御パネルなどの操作部分も別
個に分かれて装備され、それぞれ独立に個別に操作、制
御する必要があり、プロセス情報監視系で異常発生を検
出した設備機器に対して自動的に該当するITVカメラ
を特定して異常発生機器やその周辺を撮像し、その映像
情報をモニタ装置に表示することができず、オペレータ
が自分の判断でこれらの一連の操作を行なう必要があ
り、オペレータの負担が大きい問題点があった。
【0011】またディジタル信号を扱うプロセス情報監
視系と映像信号を扱う設備機器監視系とが別個に分かれ
ることによって、個々の監視系を設置するスペースが必
要となり、その上、制御情報および現場から取得すべき
情報も別個の通信回線を用いて行なう必要があり、設備
コストが高くなる問題点もあった。特にこれらの点は、
近年、監視対象プロセスが大規模、複雑化の傾向にあ
り、かつ監視対象となる設備機器の項目数が増大し、取
得すべき情報量が非常に増大化しているので、その設備
コストは嵩むばかりであって、コストの低廉化は大きな
課題となっていた。
【0012】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、プロセス情報監視系と設備機器監視
系との連携を図ることによって異常発生時のオペレータ
の負担を軽減することができ、スペースファクタの改善
や設備コストの低廉化も図れる監視制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、現場
の監視対象プロセス内の設備機器各々の各種情報を中央
監視装置で収集し、これらの収集情報から設備機器各々
の異常の有無を判断し、異常の発生した設備機器の動作
状態を表示装置に表示して監視する監視制御装置におい
て、監視対象プロセス内の設備機器各々の近くに当該設
備機器の映像情報を収集する情報収集機器を設置し、中
央監視装置側に、各種設備機器を模式的に表現するグラ
フィック画像を表示装置に表示する画像表示制御手段
と、設備機器各々と対応する情報収集機器を特定するた
めの機器特定情報およびその制御情報を格納する監視対
象情報テーブルと、監視対象情報テーブルから、設備機
器の中でプロセス情報から異常と判断されたものに関連
する情報収集機器を特定するために機器特定情報および
その制御情報を検索する監視対象情報検索手段と、監視
対象情報検索手段によって検索された機器特定情報およ
びその制御情報を監視対象プロセスに送出する情報送出
手段と、監視対象プロセスからの映像情報を受けて表示
装置に表示する映像表示制御手段を備え、監視対象プロ
セス側に、中央監視装置の情報送出手段から送られて来
る機器特定情報およびその制御情報に基づいて、異常と
判断された設備機器の映像情報を取り込む情報収集機器
を選択して動作制御し、映像情報を取り込んで中央監視
装置に送出する情報収集機器制御手段を備えたものであ
る。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の監視制御装
置において、監視対象情報テーブルが、設備機器各々と
対応する情報収集機器を特定するための機器特定情報お
よびその制御情報と共に、情報収集機器からの映像情報
を表示装置にウィンドウ表示するウィンドウ座標を格納
し、映像表示制御手段が、監視対象情報テーブルに格納
されているウィンドウ座標情報に基づいて、異常と判断
された設備機器に対して特定された情報収集機器からの
映像情報を表示装置の該当する位置にウィンドウ表示す
るものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2の監
視制御装置において、監視対象プロセスの情報収集機器
に設備機器の音情報を収集する機能を付加し、中央監視
装置に情報収集機器が収集する音情報を出力する音出力
装置を付加したものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の監視制御装置では、中央監視
装置側において各種設備機器を模式的に表現するグラフ
ィック画像を表示装置に表示し、監視対象プロセスのい
ずれかの設備機器に異常が発生した場合には、監視対象
情報テーブルから設備機器の中でプロセス情報から異常
と判断されたものに関連する情報収集機器を特定するた
めに機器特定情報およびその制御情報を検索し、検索さ
れた機器特定情報およびその制御情報を監視対象プロセ
スに送出する。
【0017】監視対象プロセス側では、中央監視装置か
ら送られて来る機器特定情報およびその制御情報に基づ
いて異常と判断された設備機器の映像情報を取り込む情
報収集機器を選択して動作制御し、該当する設備機器の
映像情報を取り込んで中央監視装置側に送出する。
【0018】そこで中央監視装置側では、監視対象プロ
セスから送られて来る映像情報を受けて表示装置に表示
する。
【0019】こうして、監視対象プロセスのいずれかの
設備機器に異常が発生した場合、設備機器のプロセス情
報とその設備機器周辺の映像情報を自動的に表示装置に
表示して状況把握できるようにする。
【0020】請求項2の発明の監視制御装置では、監視
対象プロセスのいずれかの設備機器に異常が発生した場
合、設備機器各々と対応する情報収集機器を特定するた
めの機器特定情報およびその制御情報と共に、情報収集
機器からの映像情報を表示装置にウィンドウ表示するウ
ィンドウ座標を格納している監視対象情報テーブルを検
索し、各種設備機器を模式的に表現するグラフィック画
像を表示装置に表示すると共に、監視対象情報テーブル
に格納されているウィンドウ座標情報に基づいて異常と
判断された設備機器に関する情報収集機器からの映像情
報を表示装置上の該当する位置にウィンドウ表示する。
【0021】こうして、1つの表示装置の表示画面上で
異常が発生した設備機器のプロセス情報とその周辺の映
像情報とを同時に、かつ自動的に表示して状況把握でき
るようにする。
【0022】請求項3の発明の監視制御装置では、監視
対象プロセスのいずれかの設備機器に異常が発生した場
合、表示装置に該当する設備機器のプロセス情報と映像
情報を表示すると共に、音出力装置から音情報を出力す
ることにより、異常が発生した設備機器の状態をいっそ
う詳しく把握できるようにする。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1〜3の発明の共通する実施例のシ
ステム構成を示している。この実施例の監視制御装置
は、遠隔地に位置する監視対象プロセス20と、この監
視対象プロセス20内の設備機器各々の各種情報を通信
回線を通して収集し、異常の有無を監視する中央監視装
置30と、この中央監視装置30に接続されるCRT表
示装置41、キーボード、マウス、タッチスクリーンの
ような入力端末装置42、スピーカ43、および監視対
象プロセス20と中央監視装置30の間の信号伝送を行
なうため、複数のチャンネルデータを重畳して伝送でき
るISDN回線のような通信回線、あるいは各チャンネ
ルデータを個別に伝送する個別回線などの伝送回線44
から構成される。
【0024】監視対象プロセス20は、多数の設備機器
21各々の近くに設置され、割当てられた設備機器21
の運転状態やその付近の様子を撮像するITVカメラ2
21〜22nと、同じく割当てられた設備機器21の発
する運転音やその他、周囲の音を拾うためのマイク23
1〜23mと、中央監視装置30からの制御信号を受け
取ってITVカメラ221〜22nとマイク231〜2
3mのうち特定されたものの動作制御を行ない、逆にI
TVカメラ221〜22nからの映像信号とマイク23
1〜23mからの音信号を取り込んで伝送信号に変換し
て出力する情報収集機器制御部24と、中央監視装置3
0との間の信号伝送を制御するデータ伝送制御部25を
備えている。
【0025】中央監視装置30は、CRT表示装置41
とCRT画面上に表示して監視するために、各種設備機
器を模式的に表現する複数枚のグラフィック画像デー
タ、必要な機能実現のためのプログラムデータ、収集し
たプロセス情報やその情報を加工して得た情報などを記
憶する記憶装置31と、プログラムデータに基づいて所
定の周期ごとに、あるいはオペレータの指令に基づいて
監視対象プロセス20に対して情報収集のための情報収
集機器を特定する情報とその制御を行なう情報を送出
し、逆に監視対象プロセス20からのプロセス情報、映
像情報および音情報を取り込んでプログラムデータに基
いて所定の加工を行ない、またいずれかの設備機器21
の異常の有無を判断するプロセス状態監視制御部32を
備えている。
【0026】中央監視装置30はまた、監視対象プロセ
ス20との間の情報の授受を司る、記憶機能を備えた情
報入出力部33と、監視対象プロセス20との間で信号
伝送を行なうデータ伝送制御部34と、プロセス状態監
視制御部32から送られて来るグラフィック画像や、監
視対象プロセス20から送られて来る映像情報をCRT
表示装置41に所定の態様で表示させる制御を行なう画
面表示制御部35を備えている。
【0027】中央監視装置30はさらに、設備機器21
各々に対応するITVカメラ221〜22nおよびマイ
ク231〜23mを特定するための情報収集機器特定情
報およびその制御情報を格納する監視対象情報テーブル
36と、プロセス状態監視制御部32がいずれかの設備
機器21の異常を判断した場合に、その機器異常情報を
受けて監視対象情報テーブル36を検索し、異常と判断
された設備機器の映像および音情報を収集するのに最適
な位置に配置されているITVカメラおよびマイクを特
定し、その特定された情報収集機器の制御情報を取り出
してプロセス状態監視制御部32に与える監視対象情報
検索部37と、監視対象プロセス20の特定されたマイ
クからの音情報をスピーカ43に出力する音情報制御部
38を備えている。
【0028】監視対象情報テーブル36は図2に詳しく
示すようなデータ構造であり、監視対象プロセス20に
設備されている複数台(ここではk台とする)の設備機
器21各々の名称d11〜dk1に対して、ITVカメ
ラのみ、マイクのみ、あるいは両方の名称を示す情報収
集機器名称d12〜dk2、情報収集機器の方向や焦点
調整などの制御情報d13〜dk3、ITVカメラから
の映像をCRT表示装置41の画面上のどの位置にウィ
ンドウ表示するかのウィンドウ座標情報d14〜dk
4、さらには設備機器21のいずれかが異常と判断され
た場合に、その異常が発生した設備機器に対してITV
カメラ221〜22nやマイク231〜23mのいずれ
のものからの情報を取り込むかを特定する情報入力ポイ
ントd15〜dk5から構成される監視対象データ群D
1〜Dkが登録されている。なおここで、1台のITV
カメラあるいはマイクが複数台の設備機器の監視を受け
持つことがあり、設備機器の台数k、ITVカメラの台
数nおよびマイクの台数mは必ずしも一対一に対応しな
い。
【0029】次に、上記構成の監視制御装置の動作につ
いて説明する。プロセス状態監視制御部32は、監視対
象プロセス20のポンプ、弁、貯水槽などの一連のグル
ープに関係する設備機器21の情報を収集する時に、あ
らかじめ記憶装置31に記憶されている複数のグラフィ
ック画像のうち、それらに該当するグラフィック画像を
読出し、画面表示制御部35によってCRT表示装置4
1に図3に示すように表示させる。
【0030】そしてこの状態において、プロセス状態監
視制御部32は監視対象プロセス20にプロセス情報を
収集する設備機器を特定し、それらの設備機器に関して
必要なプロセス情報の種類を特定する情報を情報入出力
部33、データ伝送制御部34から通信回線44を通し
て監視対象プロセス20に送出する。
【0031】これに対して監視対象プロセス20では、
データ伝送制御部25でその情報を受けとって情報収集
機器制御部24に与え、ここで該当する設備機器21に
関するプロセス情報を収集し、これを同じくデータ伝送
制御部25から通信回線44を通して中央監視装置30
に送り出す。
【0032】中央監視装置30では、情報入出力部33
が受け取った情報をプロセス状態監視制御部32に入力
し、プロセス状態監視制御部32はそのプロセス情報を
収集して記憶装置31に記憶し、また受け取ったプロセ
ス情報を用いて必要な演算処理を実行し、その処理結果
も記憶装置31に記憶する。
【0033】これと共に、プロセス状態監視制御部32
は収集したプロセス情報と演算処理結果の情報を、記憶
装置31に登録されている該当する設備機器の上下限値
あるいは許容値、その他の異常判断用情報と比較、参照
し、正常と判断された時にはそのままとし、あるいはそ
れらのプロセス情報のうち、あらかじめ定められている
ものについて画面表示制御部35を通してCRT表示装
置41のグラフィック画像上の所定の位置××××に表
示する。
【0034】一方、比較、参照の結果、プロセス情報の
いずれかが異常と判断された時、該当する設備機器のグ
ラフィック画像を点滅させ、または色変え表示し、ある
いはその近くに表示されているプロセス情報××××を
点滅させ、または色変え表示し、さらにはその他適宜の
方法で異常発生を通報する。
【0035】そしてこの異常検出があれば、以降、図4
のフローチャートに示す処理手順によって異常発生した
設備機器に関する映像情報のウィンドウ表示と音情報の
出力を行なう。すなわち、プロセス状態監視制御部32
が異常検出を行なうと、監視対象情報検索部37に対し
て異常となった設備機器の名称を出力する(ステップS
1)。
【0036】監視対象情報検索部37では、異常となっ
た設備機器の名称に基づいて監視対象情報テーブル36
の対象プロセス機器名称d11〜dk1をチェックし、
機器名称が登録されているがどうか調べる(ステップS
2)。ここで登録されていなければ、プロセス情報から
の異常報知だけで終了する。
【0037】他方、監視対象情報テーブル36に名称が
登録されていれば(ここでは、以下の説明を分かりやす
くするために、ポンプに異常が発生し、このポンプの名
称がテーブル36のd11に登録されているとする)、
次に、この監視対象情報テーブル36から監視対象とな
る設備機器d11に対応する情報収集機器の名称d1
2、情報収集機器の制御情報d13、表示ウィンドウ座
標d14、情報入力ポイントd15を抽出し(ステップ
S3)、表示ウィンドウ座標d14は画面表示制御部3
5に渡し(ステップS4)、その他の情報、すなわち情
報収集機器名称d12、情報収集機器制御情報d13、
情報入力ポンイトd15はプロセス状態監視制御部32
に渡す(ステップS5)。
【0038】プロセス状態監視制御部32はこの情報を
受け取ると、記憶装置31に記憶されている取り決めデ
ータを参照して特定された情報収集機器に対する制御方
法を編集し、情報入出力部33とデータ伝送制御部34
を介し、通信回線44を通して監視対象プロセス20に
送出する(ステップS6)。
【0039】監視対象プロセス20側では、データ伝送
制御部25において中央監視装置30からの情報を受け
取って情報収集機器制御部24に渡し、情報収集機器制
御部24では制御すべきものがどのITVカメラやマイ
クであり、どの方法へ向けるか、ITVカメラをどの程
度ズーミングするかなどの制御情報の解析を行ない、該
当するITVカメラやマイクをその解析結果に基づいて
制御し、異常発生機器の運転状態やその周辺の状況を撮
像した映像情報、また運転音その他の音情報を収集し、
それらの映像情報や音情報を再び中央監視装置30に送
り出す(ステップS7)。
【0040】中央監視装置30のプロセス状態監視制御
部32は、収集した各種情報のうち映像情報を画面表示
制御部35に与え、また音情報を音情報制御部38に与
える。そこで画面表示制御部35はステップS4ですで
に受けているウィンドウ座標情報と映像情報とを合成
し、図3に示すようにCRT表示装置41の所定のウィ
ンドウ座標位置に映像情報(この場合には異常が発生し
たのがポンプとしたのでポンプとその周辺の映像情報)
41bを表示する(ステップS8)。また音情報は音情
報制御部38からスピーカ43に与えられ、音として出
力し、オペレータに報知する(ステップS9)。
【0041】このようにしてこの実施例の監視制御装置
では、監視対象プロセス20の設備機器21のいずれか
に異常が発生すれば、中央監視装置30でその設備機器
を特定し、プロセス情報を収集するだけでなく、該当す
る設備機器に関する映像情報や音情報などの監視機器情
報を、異常が発生した設備機器の近くに設置されている
ITVカメラやマイクを制御して自動的に収集し、CR
T表示装置41にグラフィック画像41aと共に、映像
情報41bをウィンドウ表示することができ、また必要
な場合には音情報も同時にスピーカ43から出力してオ
ペレータに報知することができる。
【0042】したがって、従来のようにプロセス情報監
視系による監視操作とITVカメラによる設備機器監視
系とをまったく別系統とし、オペレータが異常を認識し
た時に初めて設備機器監視系のうち、異常が発生した設
備機器に対応するITVカメラを特定して操作し、映像
情報を別の監視モニタ装置に表示する複雑で手間のかか
る操作を必要とせず、監視制御操作の一元化を図ること
ができ、オペレータの労力負担や精神的負担を軽減する
ことができる。
【0043】また上記実施例では映像情報と共に音情報
を出力するので、異常となった設備機器の運転状態を映
像からだけでなく、動作音からも把握することができ、
動作状態の把握が的確に行なえるようになる。
【0044】なおこの発明は上記の実施例に限定される
ことはなく、通信回線として、ISDN回線を使用すれ
ば、プロセス情報と映像情報と音情報などの3チャンネ
ルデータを同時に伝送することができてシステム構築が
しやすくなる。
【0045】また上記実施例ではITVカメラの映像情
報をCRT表示装置のグラフィック画像上にウィンドウ
表示するようにしたが、特に表示態様が限定されること
はなく、映像情報をグラフィック画像とは別のCRT表
示装置に単独で表示したり、同じCRT表示装置におい
てグラフィック画像と別画面に切替えて表示するように
してもよい。
【0046】さらに上記実施例では設備機器の1つのシ
ンボル画像に対応する現場状況を表わす映像情報を1つ
の表示ウィンドウに表示するようにしたが、例えば異常
となった機器数に応じて複数のウィンドウを開いて表示
するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
中央監視装置側において各種設備機器を模式的に表現す
るグラフィック画像を表示装置に表示し、監視対象プロ
セスのいずれかの設備機器に異常が発生した場合には、
監視対象情報テーブルから設備機器の中でプロセス情報
から異常と判断されたものに関連する情報収集機器を特
定するために機器特定情報およびその制御情報を検索
し、検索された機器特定情報およびその制御情報を監視
対象プロセスに送出し、これを受けて監視対象プロセス
側では、中央監視装置から送られて来る機器特定情報お
よびその制御情報に基づいて、異常と判断された設備機
器の映像情報を取り込む情報収集機器を選択して動作制
御し、該当する設備機器の映像情報を取り込んで中央監
視装置に送出し、これを受けた中央監視装置側では、監
視対象プロセスから送られて来る映像情報を受けて表示
装置に表示するようにしているので、監視対象プロセス
のいずれかの設備機器に異常が発生した場合、設備機器
のプロセス情報とその設備機器周辺の映像情報を自動的
に表示装置に表示することができ、異常発生時にオペレ
ータが映像情報収集のために特別な操作をする必要がな
く、オペレータの負担を軽減することができると共に、
短時間のうちに設備機器の状況を的確に把握させること
ができるようになる。
【0048】請求項2の発明によれば、監視対象プロセ
スのいずれかの設備機器に異常が発生した場合、設備機
器各々と対応する情報収集機器を特定するための機器特
定情報およびその制御情報と共に、情報収集機器からの
映像情報を表示装置にウィンドウ表示するウィンドウ座
標を格納している監視対象情報テーブルを検索し、各種
設備機器を模式的に表現するグラフィック画像を表示装
置に表示すると共に、監視対象情報テーブルに格納され
ているウィンドウ座標情報に基づいて異常と判断された
設備機器に対して特定された情報収集機器からの映像情
報を該当する位置にウィンドウ表示するようにしている
ので、1つの表示装置の表示画面上で異常が発生した設
備機器のプロセス情報とその周辺の映像情報とを同時
に、かつ自動的に表示することができ、オペレータの的
確な状況把握が短時間のうちに行なえるようにすること
ができる。
【0049】請求項3の発明によれば、監視対象プロセ
スのいずれかの設備機器に異常が発生した場合、表示装
置に該当する設備機器のプロセス情報と映像情報を表示
すると共に、音出力装置から音情報を出力するようにし
ているので、オペレータが異常の発生した設備機器の状
態をいっそう詳しく把握できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3の発明の共通する実施例のシステ
ムブロック図。
【図2】上記実施例における監視対象情報テーブルのデ
ータ構造図。
【図3】上記実施例のプロセス状態監視制御部が行なう
映像情報のウィンドウ表示処理と音情報の出力処理を示
すフローチャート。
【図4】上記実施例のCRT表示装置のウィンドウ表示
画面を示す説明図。
【図5】従来例のシステムブロック図。
【符号の説明】
20 監視対象プロセス 21 設備機器 221〜22n ITVカメラ 231〜23m マイク 24 情報収集機器制御部 25 データ伝送制御部 30 中央監視装置 31 記憶装置 32 プロセス状態監視制御部 33 情報入出力部 34 データ伝送制御部 35 画面表示制御部 36 監視対象情報テーブル 37 監視対象情報検索部 41 CRT表示装置 42 入力端末 43 スピーカ 44 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 W 7170−5K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場の監視対象プロセス内の設備機器各
    々の各種情報を中央監視装置で収集し、これらの収集情
    報から設備機器各々の状態を表示装置に表示して監視す
    る監視制御装置において、 前記監視対象プロセス内の設備機器各々の近くに当該設
    備機器の映像情報を収集する情報収集機器を設置し、 前記中央監視装置側に、前記各種設備機器を模式的に表
    現するグラフィック画像を前記表示装置に表示する画像
    表示制御手段と、前記設備機器各々と対応する情報収集
    機器を特定するための機器特定情報およびその制御情報
    を格納する監視対象情報テーブルと、前記監視対象情報
    テーブルから、前記設備機器の中でプロセス情報から異
    常と判断されたものに関連する情報収集機器を特定する
    ために機器特定情報およびその制御情報を検索する監視
    対象情報検索手段と、前記監視対象情報検索手段によっ
    て検索された機器特定情報およびその制御情報を前記監
    視対象プロセスに送出する情報送出手段と、前記監視対
    象プロセスからの映像情報を受けて前記表示装置に表示
    する映像表示制御手段を備え、 前記監視対象プロセス側に、前記中央監視装置の情報送
    出手段から送られて来る機器特定情報およびその制御情
    報に基づいて、異常と判断された設備機器の映像情報を
    取り込む情報収集機器を選択して動作制御し、映像情報
    を取り込んで前記中央監視装置に送出する情報収集機器
    制御手段を備えて成る監視制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の監視制御装置におい
    て、前記監視対象情報テーブルが、設備機器各々と対応
    する情報収集機器を特定するための機器特定情報および
    その制御情報と共に、情報収集機器からの映像情報を表
    示装置にウィンドウ表示するウィンドウ座標を格納し、 前記映像表示制御手段が、前記監視対象情報テーブルに
    格納されているウィンドウ座標情報に基づいて、異常と
    判断された設備機器に対して特定された情報収集機器か
    らの映像情報を前記表示装置の該当する位置にウィンド
    ウ表示することを特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の監視制御装置
    において、監視対象プロセスの情報収集機器に設備機器
    の音情報を収集する機能を付加し、中央監視装置に前記
    情報収集機器が収集する音情報を出力する音出力装置を
    付加して成ることを特徴とする監視制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005182652A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Chugoku Electric Power Co Inc:The 遠隔監視方法及び遠隔監視システム
WO2018212405A1 (ko) * 2017-05-18 2018-11-22 엘에스산전 주식회사 위치기반 증강현실을 이용한 전력 솔루션 관리 방법
JP2020527816A (ja) * 2017-07-13 2020-09-10 アナンド デシュパンデAnand Deshpande 機械操作の音声ベースの監視のためのデバイスおよびその操作方法
JP2020147354A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社川島製作所 遠隔支援装置及び遠隔支援システム

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