JP2020147354A - 遠隔支援装置及び遠隔支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
このような種々の包装関連装置は、装置メーカーから多数のユーザーに納入されて使用されているが、包装関連装置が設置されるユーザーの所在地は異なっており、装置メーカーから遠隔地である場合も多く、また、同じユーザーであっても複数台の包装関連装置を異なる場所に設置して使用していることも多い。
装置メーカーにとっては、このように遠隔地等で異なる場所に設置されて使用されている包装関連装置1台1台に対して、装置が故障したり不良品を製造する等のトラブルが生じた場合の対応を行う必要がある。
そして、このような装置メーカー側の対応は、できる限り迅速かつ効率よく行う必要があり、そのために種々の提案がなされている。
しかしながら、特許文献1の充填包装機の診断方法では、ユーザー側に設置されたパネルコンピュータ(第1のコンピュータ)が充填包装機に故障(動作異常)が発生したと判定し、オペレータが点検しても異常原因がわからない場合に、パネルコンピュータがホストコンピュータ(第2のコンピュータ)に故障診断を依頼し、ホストコンピュータが故障診断を行うことから、パネルコンピュータが故障(動作異常)と判定しないようなトラブル、例えば、装置(充填包装機)に動作異常はないが不良品が生じている場合に、そのトラブルを解消することができない。
そして、特許文献2の装置管理システムでは、生産ライン構成装置に含まれる部品に関して、部品情報が蓄積され、蓄積された部品情報が分析され、分析結果に基づきメンテナンスに関するメンテナンス情報が提供され、生産ライン構成装置のユーザ又は管理者は、メンテナンスのタイミングを容易に把握することができる。
しかしながら、特許文献2の部品情報は、生産ライン構成装置に含まれる部品の動作状態、能力値、機能特性、調整不良、経年劣化、又は故障等を推定する情報であり、部品情報を分析して得られるメンテナンス情報からは解決できないトラブル、例えば、部品にメンテナンスの必要はなく不良品が生じている場合に、そのトラブルを解消することができない。
図1は、本発明における包装関連装置が縦ピロー包装機である場合の遠隔支援装置及び遠隔支援システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1は遠隔支援システム、2は本発明における包装関連装置となる縦ピロー包装機、10は本発明における包装関連装置本体となる縦ピロー包装機本体、20は本発明における包装関連装置制御部となる縦ピロー包装機制御部、21は演算制御部、22は記憶部、23は送受信部、30は操作パネル、31はコンピュータ、33は送受信部、34は入力表示部、40は遠隔支援装置、41は演算処理部、41aは本発明における包装関連装置情報要求手段となる要求指令部、41bは本発明における包装関連装置情報取得手段となる情報取得部、42は記憶部、43は送受信部、44は入力表示部、NC1、NC2はネットワークカメラ、HSは集線装置(スイッチングハブ)、L1、L2、L3、L4は通信回線、INTはインターネット回線である。
遠隔支援システム1は、縦ピロー包装機2と、縦ピロー包装機2から離れた遠隔地に設置された遠隔支援装置40から構成され、縦ピロー包装機2と遠隔支援装置40はインターネット回線INTを介して接続されている。
集線装置HSは、通信回線L1、L2、L3、L4の相互接続、あるいは、通信回線L1、L2、L3、L4とインターネット回線INTとの接続を行う。
縦ピロー包装機2は、縦ピロー包装機本体10、縦ピロー包装機制御部20及び操作パネル30から構成され、縦ピロー包装機制御部20と操作パネル30は集線装置SHを介してLAN等の通信回線L1、L2で接続されている。
以下、縦ピロー包装機2を構成する各部について説明する。
図2は、縦ピロー包装機本体10の概略構成を表した斜視図である。
図において、11は包材(包装材料)供給部、12は張力調整部、12aは搖動機構、13は印字部、13aは印字装置、14は被包装品供給部、14aはホッパー、14bは充填筒、15は製筒部、15aは製筒器(フォーマ)、15bは押さえ部材、16は包材送り部、16aはプーリー、16bは送りベルト、17は縦シール部、17a、17bは縦シールブロック、18は横シール・切断部、18a、18bは横シールブロック、19は包装体排出部、19aはベルトコンベア、Fiは包材(フィルム)、grはガイドローラー、MRは巻取り包材、Pcは包装体、tsは縦シール部分、ysは横シール部分、NC1、NC2はネットワークカメラである。
図2に示すように、縦ピロー包装機本体10は、包材(包装材料)供給部11、張力調整部12、印字部13、被包装品供給部14、製筒部15、包材送り部16、縦シール部17、横シール・切断部18、包装体排出部19等から構成される。
包材供給部11は、巻取り包材MRを繰り出す巻取り包材供給装置(図示せず)等を備え、巻取り包材MRから包材Fiを繰り出す。
張力調整部12は、複数のローラーやフレーム等を搖動する搖動機構12a等を備え、包材供給部11から繰り出される包材Fiに急激な張力がかからないようにその張力を調整する。
印字部13は、印字装置13a等を備え、包材Fiに日付印字等を行う。
被包装品供給部14は、上部がホッパー14aとなっている充填筒14b、被包装品投入装置(図示せず)等を備え、被包装品投入装置より投入されるスナック菓子等の被包装品をホッパー14aで受けて充填筒14bに充填する。
製筒部15は、製筒器15a、押さえ部材15b等を備え、包材供給部11より繰り出されて印字部13で印字された包材Fiを、製筒器15aで筒状に成形して押さえ部材15bにより充填筒14b外周面に押し付ける。
包材送り部16は、プーリー16a、送りベルト16b、モータ(図示せず)等を備えた一対の包材送り機構を充填筒14bの両側に配置し、充填筒14bの外周面を包んでいる包材Fiを、一定の長さだけ下方に送る。
縦シール部17は、縦シールブロック17a、17b、ヒータ(図示せず)等を備え、充填筒14bの外周面包んで重ね合わされた包材Fiの両端部分に縦シールを施して縦シール部分tsを形成する。
横シール・切断部18は、横シールブロック18a、18b、ヒータ(図示せず)、切断装置(図示せず)等を備え、被包装品が充填された縦シール済包材に対して横シールを施して横シール部分ysを形成し、横シール部分ysの中央部を切断して、被包装品が袋詰めされた包装体Pcを生成する。
包装体排出部19は、ベルトコンベア19a等を備え、包装体Pcをベルトコンベア19aにより排出する。
ネットワークカメラNC1、NC2は、カメラとコンピュータが一体化したもので、撮影した静止画、動画のデータをコンピュータの記憶部に記憶し、他のコンピュータと通信できる機能を有する。
ネットワークカメラNC1は、包材供給部11の上方に設置され、縦ピロー包装機本体10が製品を製造しているときの包材供給部11から繰り出されて製筒部15に案内される包材Fiの状態を撮影し、撮影した静止画、動画のデータを記憶部に記憶する。
カメラNC2は、縦シール部17の下側前方に設置され、縦ピロー包装機本体10が製品を製造しているときの包材Fiがシールされた状態を撮影し、撮影した静止画、動画のデータを記憶部に記憶する。
縦ピロー包装機制御部20は、演算制御部21、記憶部22及び送受信部23を備え、送受信部23と操作パネル30とは集線装置SHを介して通信回線L1、L2により接続されている。
図3は、縦ピロー包装機制御部20の演算制御部21と記憶部22の構成を示すブロック図であり、図において、21aは動作制御部、21bは測定情報管理部、21cは生産情報管理部、21dは動作異常検出部、22aは製品パラメータテーブル、22bは生産情報テーブルである。
演算制御部21は、動作制御部21a、測定情報管理部21b、生産情報管理部21c及び動作異常検出部21dを備えると共に、縦ピロー包装機制御部20を統括的に制御する。
動作制御部21aは、操作パネル30で設定された製品について、記憶部22の製品パラメータテーブル22aに登録されたパラメータ、または、送受信部23から送られてくるパラメータに基づいて、縦ピロー包装機本体10の駆動機器や調整機器、例えば、包材送り部16のモータ、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの動作を制御する。
測定情報管理部21bは、縦ピロー包装機本体10に設けられた測定機器、例えば、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの温度を測定する温度センサーが測定した情報を取得し、送受信部23に送る。
生産情報管理部21cは、縦ピロー包装機本体10から、生産された包装体Pcに関する情報、例えば、出来高(包装体Pcの生産数量)、空袋の数量、運転時間等を逐次取得し、送受信部23に送ると共に記憶部22の生産情報テーブル22bに登録する。
動作異常検出部21dは、縦ピロー包装機本体10の駆動機器等の動作異常を検出した場合、例えば、包材送り部16のモータやベルトコンベア19aに許容値以上の電流が供給なされたことを検出した場合、警報信号を生成してそれを送受信部23に送る。
図4は、製品パラメータテーブル22aの構成を説明する説明図である。
製品パラメータテーブル22aには、No.(登録番号)、製品名、生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)等が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「生産能力」、「袋長さ」、「折り径」、「ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。
No.(登録番号)は、縦ピロー包装機2(縦ピロー包装機本体10)が生産を行う製品を特定する製品情報となり、01〜99まで用意されている。
No.と製品名は、操作パネル30の入力表示部34に表示される製品名登録画面から入力され、送受信部33から通信回線L1を介して送受信部23に送信され、送受信部23で受信されて演算処理部21で処理されて記憶部22の製品パラメータテーブル22aに登録される。
生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)等の数値は、縦ピロー包装機本体10の駆動機器(モータ、ヒータ等)や調整機器を動作させるための条件を示す値となるパラメータであり、本発明の制御情報となるものである。
図4において、「生産能力」のパラメータ「80」は「80bpm」(bpmは1分間に生産される袋の個数である)、すなわち、1分間に80個(袋)生産されることを意味し、「袋長さ」のパラメータ「250」は「250mm」、すなわち、1袋の長さが250mmであることを意味し、「ヒータ温度・縦」に対応するパラメータ「160」は「160℃」、すなわち、縦ヒータの温度が「160℃」であることを意味している。
パラメータは、操作パネル30の入力表示部34に表示される各種パラメータ設定画面、例えば、生産能力・袋仕様設定画面、ヒータの温度設定画面から入力され、送受信部33から通信回線L1を介して送受信部23に送信され、送受信部23で受信されて演算処理部21で処理されて記憶部22の製品パラメータテーブル22aに登録される。
そして、上述のように動作制御部21aが、製品パラメータテーブル22aに登録された01〜99までのNo.(登録番号)から指定されたNo.のパラメータに基づいて、縦ピロー包装機本体10の駆動機器や調整機器、例えば、包材送り部16のモータ、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの動作を制御する。
生産情報テーブル22bには、実際に生産された製品について、No.(登録番号)、製品名と、出来高、空袋、ロス袋、稼動率、運転時間、停止時間、待機時間等の生産実績が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「出来高」、「空袋」、「ロス袋」、「稼動率」、「運転時間」、「停止時間」、「待機時間」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。
この生産実績は、生産情報管理部21cが、縦ピロー包装機本体10から取得し、記憶部22の生産情報テーブル22bに登録される。
この場合、生産中の製品については、生産情報テーブル22bに登録されている生産実績が逐次更新される。
例えば、縦ピロー包装機本体10が、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」の製品を生産している場合、生産している時点での生産実績が生産情報テーブル22bに登録される。
図5において、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」について、「出来高」の「9600」は現時点で「9600個」、すなわち、9600個(袋)生産したことを意味し、「稼動率」の「60」は現時点での稼働率が「60%」、すなわち、稼動率(運転時間と停止時間と待機時間の合計に対する運転時間の割合)が60%であることを意味する。
そして、生産情報テーブル22bに登録される生産実績は、逐次更新され、製品が1個(袋)生産されると「出来高」の数値が1加算されて「9601」となり、それに伴って「稼働率」等の他の項目の数値も更新される。
また、既に生産を終了した製品については、生産が終了した時点での生産実績が生産情報テーブル22bに登録されている。図5においては、No.(登録番号)「02」、「03」、製品名「BBBB」、「CCCC」の製品が生産を終了した製品としてその生産実績が生産情報テーブル22bに登録されている。
操作パネル30は、コンピュータ31、送受信部33及び入力表示部22を備えている。
コンピュータ31は、演算処理部や記憶部(図示せず)を備え、縦ピロー包装機本体10に対応した専用のプログラムが組み込まれ、各種処理(後述する)を行うと共に操作パネル30を統括的に制御する。
送受信部33は、コンピュータ31から送られてくる各種データを通信回線L1、L2を介して縦ピロー包装機制御部20の送受信部23に送信し、送受信部23から通信回線L1、L2を介して送信される各種データを受信してコンピュータ31に送る。
入力表示部34は、タッチパネル式の表示画面を有し、コンピュータ31に組み込まれた専用プログラムによって作成された各種画面を表示する。
まず、操作パネル30の入力表示部34には、縦ピロー包装機本体10が生産を行うための基本情報(製品名、生産能力、袋長さ、出来高、ヒータ温度等)を表示した基本画面、縦ピロー包装機本体10が生産する製品を切り換えるための製品切換画面、縦シール部17と横シール・切断部18のヒータ温度の設定や変更を行うためのヒータの温度設定変更画面、目次画面、生産情報テーブル22bに登録されている生産実績を表示する生産情報画面等の各種画面が表示され、この各種画面を使用して縦ピロー包装機本体10の操作(製品の切換え、各種パラメータの入力・変更等)や生産実績の表示等を行うことができる。
次に、操作パネル30の入力表示部34には、演算制御部21の動作異常検出部21dが生成した警報信号に基づいて、各種警告が表示され、作業者に警告の種類に対応した措置を講ずることを促す。
すなわち、縦ピロー包装機本体10の駆動機器等に動作異常が生じてそれを動作異常検出部21dがした場合、例えば、包材送り部16のモータに許容値以上の電流が流れてそれを動作異常検出部21dが検出した場合、動作異常検出部21dは警報信号を生成して送受信部23に送り、この警報信号は通信回線L1、L2を介して操作パネル30の送受信部33に送られてコンピュータ31に取り込まれ、その警報信号の種類によって定められた警報が入力表示部34に表示され、作業者に措置、例えば、プーリー16aや送りベルト16b等の点検・調整等の措置をとることを促すこととなる。
遠隔支援装置40は、図1に示すように演算処理部41、記憶部42、送受信部43及び入力表示部44を備えている。
演算処理部41は、要求指令部41aと情報取得部41bを備え、遠隔支援装置40を統括的に制御する。
要求指令部41aは、動作異常検出部21dが検出しない縦ピロー包装機2のトラブル(異常)、が生じた場合に、遠隔支援装置40の操作者の操作等により、縦ピロー包装機制御部20の制御情報、縦ピロー包装機2の運転状態を表す運転情報の少なくとも一方を含み、必要に応じて、ネットワークカメラNC1、NC2が撮影した画像情報を含む縦ピロー包装機情報を要求する要求信号を生成して送受信部43に送る。
ここで、動作異常検出部21dが検出しない縦ピロー包装機2のトラブル(異常)とは、例えば、縦ピロー包装機本体10の包材送り部16、縦シール部17、横シール・切断部18等には動作異常検出部21dで検出されるような異常が生じていないのに、包材Fiの縦シール部分ts又は横シール部ysにシール不良が生じているようなトラブル(異常)をいう。
また、縦ピロー包装機制御部20の制御情報は、縦ピロー包装機本体10の駆動機器(モータ、ヒータ等)や調整機器を動作させるための条件を示す値となるパラメータ(生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度等の数値)である。
また、縦ピロー包装機2の運転状態を表す運転情報は、演算制御部21の測定情報管理部21bが縦ピロー包装機本体10に設けられた測定機器から取得する情報(例えば、各種ヒータの温度)、記憶部22の生産情報テーブル22aに登録された生産実績の情報等である。
さらに、ネットワークカメラNC1、NC2が撮影した画像情報は、包材供給部11から繰り出されて製筒部15に案内される包材Fiの状態を表す動画または静止画のデータ、包材Fiがシールされた状態を表す動画または静止画のデータである。
演算制御部21では、要求信号に基づいて、製品パラメータテーブル22aから制御情報が取り出され、測定情報管理部21b、生産テーブル22bから運転情報(測定機器からの情報、生産実績の情報等)が取り出され、取り出された制御情報又は運転情報を含む縦ピロー包装機情報は、通信回線L1、集線装置SH、インターネット回線INTを介して遠隔支援装置40に送信される。
また、送受信部43に送られた要求信号が画像情報を含む縦ピロー包装機情報を要求するものである場合は、その要求信号はインターネット回線INTを介して集線装置SHに送信され、集線装置SHから、通信回線L3、L4を介してネットワークカメラNC1、NC2にも送信される。
ネットワークカメラNC1からは、要求信号に基づいて、包材供給部11から繰り出されて製筒部15に案内される包材Fiの状態を表す動画または静止画のデータが、通信回線L3、集線装置SH、インターネット回線INTを介して遠隔支援装置40に送信され、ネットワークカメラNC2からは、要求信号に基づいて、包材Fiがシールされた状態を表す動画または静止画のデータが通信回線L4、集線装置SH、インターネット回線INTを介して遠隔支援装置40に送信される。
情報取得部41bは、縦ピロー包装機2から送信される制御情報と運転情報の少なくとも一方を含み、必要に応じて画像情報を含む縦ピロー包装機情報を送受信部43を介して取得し、取得した縦ピロー包装機情報を記憶部42に保存する。
記憶部42は、情報取得部41bが取得した縦ピロー包装機情報、演算処理部41を動作させるためのプログラム、バックアップテータ等を記憶する。
送受信部43は、要求指令部41aから送られてくる要求信号を、インターネット回線INTを介して縦ピロー包装機制御部20の集線装置SHに送信し、また、集線装置SHからインターネット回線INTを介して送信される縦ピロー包装機情報を受信して演算処理部41に送る。
入力表示部44は、タッチパネル式の表示画面を有し、要求指令部41aが要求信号を生成するため操作画面(図示せず)を表示し、また、記憶部42に記憶されている縦ピロー包装機情報を表示する。
図6は、遠隔支援システム1の動作を示すフローチャートであり、以下、遠隔支援システム1の動作を説明する。
縦ピロー包装機2において、動作異常検出部21dが検出しないトラブル(異常)、例えば、縦ピロー包装機本体10が、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」の製品を生産しているときに、包装体Pcの縦シール部分ts(または横シール部分ys)にシール不良が生じた場合、縦ピロー包装機2の作業者が、例えば、スマートフォン、パソコン等を操作して、電話、メール等により、遠隔支援装置40の管理者(操作者)にトラブル(シール不良)が生じている旨の通知を行う。
遠隔支援装置40においては、通知を受けた管理者(操作者)の操作により、入力表示部44に操作画面(図示せず)が表示され、表示された操作画面から、トラブルが生じている縦ピロー包装機2を特定するための情報(例えば機械番号)、その縦ピロー包装機2が生産している製品情報(No.(登録番号)「01」)、トラブルを解消するために必要な縦ピロー包装機情報の内容(どのような制御情報またはどのような運転情報がトラブル解消に必要なのか、さらには、画像情報が必要なのか等)が入力され、入力された事項から要求指令部41aが縦ピロー包装機情報を要求する要求信号を生成する(ステップS1)。
この場合、要求指令部41aが生成する要求信号により要求される縦ピロー包装機情報は、トラブルが生じている縦ピロー包装機2が生産したNo.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」の製品に関し、縦ピロー包装機制御部20の制御情報又は縦ピロー包装機2の運転状態を表す運転情報の少なくとも一方を含み、さらに、管理者が要求した場合のネットワークカメラNC1、NC2が撮影した画像情報を含む情報である。
そして、縦ピロー包装機制御部20の制御情報は、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」に関し、製品パラメータテーブル22aに登録されたパラメータ(生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度等の数値)であり(図4参照)、縦ピロー包装機2の運転状態を表す運転情報は、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」に関し、測定情報管理部21bが縦ピロー包装機本体10に設けられた測定機器から取得する情報(例えば、各種ヒータの温度)や生産テーブル22bに登録された生産実績の情報(図5参照)であり、カメラCM1、CM2が撮影した画像情報は、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」に関し、縦ピロー包装機本体10が製品を製造しているときの包材供給部11、包装体排出部19の動画または静止画のデータである。
また、要求指令部41aが生成する要求信号により要求される縦ピロー包装機情報が画像情報を含む場合(ステップS2)、集線装置SHは、要求信号を送受信部23とネットワークカメラNC1、NC2に送信する。(ステップS4)
縦ピロー包装機制御部20においては、送受信部23が送受信部43から集線装置SHを介して送信された要求信号を受信し、受信した要求信号を演算制御部21に送り、演算制御部21が制御情報または運転情報(要求信号が両方を要求する場合は、制御情報及び運転情報)を取り出す(ステップS5)。
この場合、演算制御部21は、縦ピロー包装機制御部20の製品パラメータテーブル22aから製品名「AAAA」について登録されたパラメータを制御情報として取り出し、縦ピロー包装機制御部20の測定情報管理部21bからの情報(例えば、各種ヒータの温度)や生産テーブル22bに登録された製品名「AAAA」の生産実績の情報を運転情報として取り出す。
また、要求信号がネットワークカメラNC1、NC2にも送信された場合(ステップS4)、ネットワークカメラNC1において、撮影して保存されている包材供給部11から繰り出されて製筒部15に案内される包材Fiの状態を表す動画または静止画のデータを画像情報として取り出し、ネットワークカメラNC2において、撮影して保存されている包材Fiがシールされた状態を表す動画または静止画のデータを画像情報として取り出す(ステップS6)。
遠隔支援装置40においては、送受信部43が縦ピロー包装機情報(制御情報または運転情報の少なくとも一方を含み、管理者が要求する場合は画像情報を含む情報)を受信し、受信した縦ピロー包装機情報を演算処理部41に送り、情報取得部41bが、縦ピロー包装機情報を取得して、記憶部42に保存する(ステップS8)。
この後、演算処理部41が、記憶部42に保存された縦ピロー包装機情報を入力表示部44に表示し(ステップS9)、処理を終了する。
これにより、トラブル(シール不良)が生じている縦ピロー包装機2が生産している製品「AAAA」について、遠隔支援装置40の管理者(操作者)が要求したトラブルを解消するために必要な制御情報または運転情報、あるいはその両方、さらには、画像情報が入力表示部44に表示されることとなる。
よって、遠隔支援装置40の管理者(操作者)は、入力表示部44に表示された縦ピロー包装機情報から、容易にトラブル解消策を見出すことができ、見出した解決策を、電話、メール等により縦ピロー包装機2の作業者に知らせるという支援ができる。 そして、縦ピロー包装機2の作業者は、遠隔支援装置40の管理者からの支援により、縦ピロー包装機本体10に生じているトラブル(シール不良)の解決策を知ることができ、縦ピロー包装機本体10のトラブルを迅速かつ的確に解消することができる。
2 縦ピロー包装機
10 縦ピロー包装機本体
11 包材(包装材料)供給部
12 張力調整部
12a 昇降機構
13 印字部
13a 印字装置
14 被包装品供給部
14a ホッパー
14b 充填筒
15 製筒部
15a 製筒器(フォーマ)
15b 押さえ部材
16 包材送り部
16a プーリー
16b 送りベルト
17 縦シール部
17a、17b 縦シールブロック
18 横シール・切断部
18a、18b 横シールブロック
19 包装体排出部
19a ベルトコンベア
20 縦ピロー包装機制御部
21 演算制御部
21a 動作制御部
21b 測定情報管理部
21c 生産情報管理部
21d 動作異常検出部
22 記憶部
22a 製品パラメータテーブル
22b 生産情報テーブル
23 送受信部
30 操作パネル
31 コンピュータ
33 送受信部
34 入力表示部
40 遠隔支援装置
41 演算処理部
41a 要求指令部
41b 情報取得部
42 記憶部
43 送受信部
44 入力表示部
NC1、NC2 ネットワークカメラ
Fi 包材(フィルム)
gr ガイドローラー
HS 集線装置
INT インターネット回線
L1、L2、L3、L4 通信回線
MR 巻取り包材
Pc 包装体
ts 縦シール部分
ys 横シール部分
Claims (4)
- 包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体の動作異常を検出する動作異常検出手段を備えた包装関連装置と通信回線により接続された包装関連装置の遠隔支援装置であって、
前記遠隔支援装置は、
前記包装関連装置から離れた遠隔地に設置され、
前記動作異常検出手段が検出しないトラブルが前記包装関連装置に生じた場合に、前記包装関連装置に対して、前記包装関連装置制御部の制御情報及び/又は前記包装関連装置の運転状態を表す運転情報を含む包装関連装置情報を要求する包装関連装置情報要求手段と、
前記包装関連装置情報要求手段からの要求に応じて前記包装関連装置で作成されて前記通信回線を介して送信された前記包装関連装置情報を取得する包装関連装置情報取得手段と、
前記包装関連装置情報取得手段が取得した前記包装関連装置情報を出力する包装関連装置情報出力手段を
を備えたことを特徴とする遠隔支援装置。 - 前記包装関連装置は、前記包装関連装置本体の生産状態を撮影する撮影手段を備え、前記包装関連情報は、前記撮影手段が撮影した画像情報を含むことを特徴とする請求項1記載の遠隔支援装置。
- 包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体の動作異常を検出する動作異常検出手段を備えた包装関連装置と、
前記包装関連装置と通信回線により接続された遠隔支援装置と
を備えた遠隔支援システムであって、
前記遠隔支援装置は、
前記包装関連装置から離れた遠隔地に設置され、
前記動作異常検出手段が検出しないトラブルが前記包装関連装置に生じた場合に、前記包装関連装置に対して、前記包装関連装置制御部の制御情報及び/又は前記包装関連装置の運転状態を表す運転情報を含む包装関連装置情報を要求する包装関連装置情報要求手段と、
前記包装関連装置情報要求手段からの要求に応じて前記包装関連装置で作成されて前記通信回線を介して送信された前記包装関連装置情報を取得する包装関連装置情報取得手段と、
前記包装関連装置情報取得手段が取得した前記包装関連装置情報を出力する包装関連装置情報出力手段を備えたことを特徴とする遠隔支援システム。 - 前記包装関連装置は、前記包装関連装置本体の生産状態を撮影する撮影手段を備え、前記包装関連情報は、前記撮影手段が撮影した画像情報を含むことを特徴とする請求項3記載の遠隔支援システム。
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JP2018136213A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 株式会社悠心 | 包装体の画像検査システム |
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