JP2000289720A - 包装計量検査システム - Google Patents

包装計量検査システム

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JP2000289720A JP11099908A JP9990899A JP2000289720A JP 2000289720 A JP2000289720 A JP 2000289720A JP 11099908 A JP11099908 A JP 11099908A JP 9990899 A JP9990899 A JP 9990899A JP 2000289720 A JP2000289720 A JP 2000289720A
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不具合の発生したシーラを逸早く特定できる
ようにして、包装計量検査システムの生産性や歩留りを
高める。 【解決手段】 フィルムの流れ方向に沿った端部同士を
縦シール装置でシールしてフィルムを筒状に成形し、筒
状に成形したフィルム内に内容物が充填された後に該フ
ィルムのエンドをエンドシール装置でシールして包装さ
れた商品を生産する包装機と、商品を計量する重量チェ
ッカーと、包装後に商品の包材のシール状態を検査する
シールチェッカーとを備えた包装計量検査システムに関
する。シールチェッカーによる検査結果と重量チェッカ
ーによる検査結果に基づいてシール装置の異常状態ない
しは異常内容を診断する判別手段51と、診断した診断
結果を報知する報知手段54とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装計量検査システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の包装計量検査システムを本発明の
実施形態を示す図1を用いて説明する。図1において、
組合せ計量装置1から排出された内容物Mは、シュート
203に落下した後、製袋包装機200によって連続的
に包装される。製袋包装機200は縦シーラ(縦シール
装置)201によりフィルムFの端部同士をシールした
後、上方から落下する内容物Mを筒状のフィルムF内に
充填した状態で、該フィルムFにおける内容物Mの上方
の端部F1をエンドシーラ(エンドシール装置)202
で溶着する(シールする)と共に切断して商品M1を連
続的に製造する。製造された商品M1は重量チェッカー
300まで搬送されて、内容物Mの重量が所定の範囲か
否かをチェックされる。その後、商品M1は、シールチ
ェッカー400に搬送され、シール状態が検査される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記シールチ
ェッカー400による検査だけでは、縦シーラ201ま
たはエンドシーラ202のうちのいずれに不具合が生じ
ているのか不明であり、それを特定するには、多大の労
力および時間を要するという問題があった。そのため、
商品が無駄になると共にシステムの生産性を低下させて
いた。したがって、本発明の目的は、不具合の発生した
シーラを逸早く特定できるようにして、包装計量検査シ
ステムの生産性や歩留りを高めることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の包装計量検査システムは、包装機と重量チ
ェッカーと、包装後に商品の包材のシール状態を検査す
るシールチェッカーとを備えた包装計量検査システムで
あって、前記シールチェッカーによる検査結果と前記重
量チェッカーによる検査結果に基づいて前記シール装置
の異常状態ないしは異常内容を診断する判別手段と、前
記診断した診断結果を報知する報知手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0005】本発明において、シール装置の異常を判別
する方法としては、重量チェッカーによる重量の過不
足、たとえば、前回計量した商品の過不足量と今回計量
した商品の過不足量とが補完関係にある(以下、この症
状を「前後症」という)か否かにより判別することがで
きる。「補完関係にある」とは、前後の商品に不足と過
量とが発生し、かつ、前回計量した商品の過不足量と今
回計量した商品の過不足量との和がゼロに等しいか、あ
るいは、ゼロに近い値であることをいう。
【0006】かかる補完関係は、以下のような場合に生
じる。すなわち、計量・包装速度を上げると、落下中の
先行する内容物の集合と、後続の内容物の集合との境目
が接近するために、袋のエンドシールのタイミングがず
れていると、先行の内容物に後続の内容物の一部が混じ
ったり、或いは、先行の内容物の一部が後続の内容物に
取り込まれて袋詰めされることによって生じる。この傾
向は、内容物が嵩張るもの程、顕著に現れ、特に、ボト
ルネックになっているシュートの部分で落下中の内容物
にブレーキが掛かることによって生じる。したがって、
同一の商品についてシールチェッカーによるシール不良
が発生し、かつ、前後症が発生している場合はエンドシ
ール装置のシールタイミングのズレがシール不良の原因
であろうと推定でき、一方、シールチェッカーによるシ
ール不良が連続発生し、かつ、前後症が発生していない
場合は、温度低下などによる縦シール装置またはエンド
シール装置の何れかのシール不良が原因であろうと推定
できる。
【0007】なお、本発明において、「内容物」とは、
計量されて袋詰めにされる集合物をいい、「商品」と
は、該集合物が袋詰めにされたものをいう。「異常状態
ないしは異常内容を診断する」とは、両シール装置の異
常についての何らかの推測や推定を行うことをいい、た
とえば、いずれのシール装置に不具合があるのかを推定
することをいう。「報知手段」としては、たとえば、液
晶表示器、CRTディスプレイないし警告灯などを用い
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。まず、本発明が適用される計量
包装箱詰システムの概略について説明する。図1におい
て、100は搬送コンベヤ、1は組合せ計量装置、20
0は製袋包装機(包装機)、300は重量チェッカー
(計量コンベヤ)、400はシールチェッカー、700
は箱詰装置である。
【0009】前記搬送コンベヤ100は、商品の内容物
Mを組合せ計量装置1の分散フィーダ2の中央部へ落下
させる。組合せ計量装置1は多数の計量ホッパ(図示せ
ず)内に供給された内容物Mの重量を組み合わせること
で、内容物Mを一まとめにして、目標重量または目標重
量に近い重量(組合せ算出値Wc)とし、排出命令信号
を受けると下方の製袋包装機200に内容物Mを落下さ
せる。
【0010】前記製袋包装機200は、いわゆる縦型ピ
ロー包装機で、フィルムロールFrから巻き出したシー
ト状のフィルムFを縦シーラ(縦シール装置)201で
溶着して筒状に形成し、上方から落下する内容物Mを該
筒状のフィルムF内に充填した状態で、前記フィルムF
における内容物Mの上方の端部(フィルムのエンド)F
1をエンドシーラ(エンドシール装置)202で溶着す
る(シールする)と共に切断して商品M1を一定のサイ
クルタイムで連続的に包装する(たとえば、特開平4−
128105号公報参照)。
【0011】包装済の商品M1は下方に落下すると共
に、前倒具301によって受取コンベヤ302上に倒さ
れて搬送される。商品M1は受取コンベヤ302から重
量チェッカー300に搬送される。
【0012】前記重量チェッカー300は、商品M1の
重量を計量するロードセルのような重量検出器305
(図5)と、重量検出器305に支持されたコンベヤ3
10を有している。図1の重量チェッカー300は、商
品M1を斜め上方に向って搬送しながら後述する方法
で、商品M1の重量(後計量値Ws)を計って検査す
る。商品M1は重量チェッカー300からシールチェッ
カー400に搬送される。
【0013】前記シールチェッカー400は、重量チェ
ッカー300から搬送された商品M1を押え具401で
上から押さえながら搬送し、その間に、包装袋のシール
不良および商品M1の長さを検査する。振り分け装置5
00は、シールチェッカー400から受け取った商品M
1を前記各検査結果に基づいて、不良であれば系外に排
出すると共に、良品であれば下流に搬送する。商品M1
は振り分け装置500および整列搬送装置600などか
らなる搬送装置を介して下流の箱詰装置700に搬送さ
れる。箱詰装置700は、段ボール箱B内に商品M1を
箱詰する。
【0014】つぎに、前記製袋包装機200の詳細な構
造について説明する。図2において、フィルムFはフォ
ーマ209により筒状に曲成される。製袋包装機200
は、フォーマ209の下方のプルダウンベルト204が
フィルムFの側面を吸着保持した状態でフィルムFを下
方に引っ張りながら、側方の前記縦シーラ201がフィ
ルムFの流れ方向に沿った端部同士(合わせ目)をシー
ルしてフィルムFを筒状に成形する。
【0015】前記エンドシーラ202は、回転軸20
5、アーム206およびシールジョー207を備えてい
る。エンドシーラ202はアーム206が互いに逆方向
に回転しながら、その回転軸205が所定のタイミング
で水平方向に往復移動することで、アーム206の先端
のシールジョー207が略D字形の運動軌跡を描く。図
3に示すシールジョー207は、組合せ計量装置1から
排出完了信号を受信すると回転し始め、互いに当接する
位置まで回転すると、フィルムFをしごきながら、下方
に略直線的に走行し、互いに密着してフィルムFのエン
ド(商品M1の縦方向の端部)を圧着させてシールしな
がら下降し、更にカッタ208でフィルムFを裁断し
て、再び円弧を描いて原点にリターンしていく。なお、
回転軸205は、軸を回転させる1つのサーボモータ
と、その回転軸205を水平方向に往復運動させる他の
サーボモータとによって駆動される。。
【0016】つぎに、図4の前記シールチェッカー40
0に設けたシール検出手段41について説明する。図4
において、前記シールチェッカー400の押え具401
は、平行運動機構402に、所定の角度の範囲内におい
て回転自在に取り付けられており、商品M1が進入して
くると、若干斜め上方に持ち上がり、その後、押え具4
01の自重によって、商品M1の包装袋を押さえ付け
る。前記平行運動機構402を構成するリンク403の
下端の回転中心には、ロータリーエンコーダのような回
転角検出器42が設けられている。該回転角検出器42
はリンク403の回転角θを連続的に読み取って比較手
段43に出力する。比較手段43は、前記入力された回
転角θの平均値を所定の基準回転角と比較し、それが基
準回転角よりも小さい場合は、包装袋から空気がリーク
していると判断して、検査結果としてのシール不良信号
をシールチェッカー制御部40に出力する。あるいは、
各回転角θの変化の割合を読み取って商品M1のシール
の良否を判別するようにしても良い。なお、シール検出
手段41としては、特表平9−511831号に開示さ
れたものを用いることもできる。
【0017】つぎに、本システムの制御構成を図5を用
いて説明する。組合せコントローラ10、包装コントロ
ーラ20、重量チェッカー制御部30およびシールチェ
ッカー制御部40は、それぞれ、前記組合せ計量装置
1、包装機200、重量チェッカー300およびシール
チェッカー400の動作を制御するもので、一つのリモ
コン50に接続されて互いに連動できるようになってい
る。該リモコン50は、CPU(判別手段)51、RO
M52、RAM53を有している。前記RAM53に
は、図5(b)の履歴記憶部53aが設けられている。
【0018】該履歴記憶部53aには、同一の商品M1
についての前後症の判別結果、シールチェッカー400
による検査結果およびシール不良の診断結果を互いに関
連付けてn回分記憶されている。前記前後症の判別結果
は重量チェッカー制御部30から入力され、また、前記
シールチェッカー400による検査結果は、シールチェ
ッカー制御部40から入力される。一方、前記シール不
良の診断結果は、シール不良の原因が縦シーラ201ま
たはエンドシーラ202のいずれに起因するのかの診断
結果であり、この診断結果は同一の商品についての前後
症の判別結果と検査結果に基づいてCPU51が判別
(診断)し、その診断結果を履歴記憶部53aに記憶さ
せたものである。なお、温度低下によるシール不良が発
生すると、それは連続するので、それが所定回数(たと
えば3回)連続すると何れかのシール装置201,20
2が不良であると診断している。
【0019】つぎに、前記前後症の判別を行う重量チェ
ッカー制御部30について説明する。重量チェッカー制
御部30は、CPU,ROM,RAMなどからるマイコ
ンを有しており、該マイコンのRAMに図6(b)の計
量履歴記憶部33aを有している。図6(b)に示すよ
うに、計量履歴記憶部33aには、同一の商品M1につ
いての組合せ算出値Wcと後計量値Wsとが互いに関連
付けられて記憶される。該計量履歴は、1回前からn回
前までの計量について各商品M1ごとに記憶される。重
量チェッカー制御部30は、重量検出器305から出力
された重量信号に基づいて商品M1の風袋込みの総重量
を算出する。重量チェッカー制御部30は、該総重量か
ら商品M1の風袋を減算して後計量値Wsを算出し、更
に、同一の商品M1についての後計量値Wsと組合せ算
出値Wcとを比較して、以下に説明するように前後症の
判別を行う。
【0020】つぎに、重量チェッカー制御部30による
前後症判別の方法について、図6のフローチャートを用
いて説明する。前後症判別プログラムがスタートする
と、ステップS1で図示しない商品検出器が商品M1の
検出を開始する。商品検出器が商品M1を検出するとス
テップS2に進む。ステップS2では、前記重量信号に
基づいて、商品M1の風袋込みの総重量を算出してステ
ップS3に進む。ステップS3では、当該総重量から商
品M1の風袋を減算して後計量値Ws1 を算出してステ
ップS4に進む。
【0021】ステップS4では、該後計量値Ws1 に基
づいて商品M1の重量チェックを行う。後計量値Wsが
所定の上限値以上か、あるいは、下限値以下の場合に
は、商品M1が重量不良(不合格)であると判別して、
ステップS5に進む。一方、上限値から下限値の間にあ
る場合には、ステップS1に戻る。ステップS5では、
振り分け装置500に動作指令を出力してステップS6
に進む。一方、振り分け装置500は、その動作指令に
基づいて重量不良の商品M1を系外に排出する。
【0022】ステップS6では、後計量値Ws1 と組合
せ算出値Wc1 との比較を行い、後計量値Ws1 が組合
せ算出値Wc1 を越える場合には、過量であると判別し
てステップS7に進む。一方、後計量値Ws1 が組合せ
算出値Wc1 よりも小さい場合には、不足であると判別
してステップS11に進む。
【0023】ステップS7では、前回の商品M1につい
て算出した後計量値Ws0 と当該後計量値Ws0 に対応
する組合せ算出値Wc0 との比較を行う。後計量値Ws
0 が組合せ算出値Wc0 よりも少ない場合には、不足で
あると判別してステップS8に進む。一方、ステップS
7において後計量値Ws0 が組合せ算出値Wc0 を越え
る場合には、過量であると判別して前記ステップS10
に進む。
【0024】ステップS8では、下記の(1) 式に基づい
て前後症の判別を行う。 今回の後計量値Ws1 +前回の後計量値Ws0 ≒今回の組合せ算出値Wc1 + 前回の組合せ算出値Wc0 …(1) 重量チェッカー制御部30は、上記(1) 式が成立する場
合、前後症が生じたと判別してステップS9に進んで、
当該商品M1については前後症として計量履歴記憶部3
3aに記憶させる。一方、(1) 式が成立しない場合、ス
テップS10に進み、当該商品M1については前後症で
ないとして、計量履歴記憶部33aに「0」を記憶させ
る。
【0025】ステップS11では、前回の後計量値Ws
0 と組合せ算出値Wc0 との比較を行い、後計量値Ws
0 が組合せ算出値Wc0 を超える場合には、過量が生じ
ていたと判別してステップS8に進む。一方、ステップ
S11において後計量値Ws 0 が組合せ算出値Wc0
りも小さい場合には、不足が生じていたと判別してステ
ップS12に進み、前後症でないとして計量履歴記憶部
33aに「0」を記憶させる。
【0026】前後症の判別結果は、図5の重量チェッカ
ー制御部30からリモコン50に出力され、リモコン5
0の履歴記憶部53aに記憶される。前記リモコン50
にはタッチクスリーン(報知手段)54および警報手段
55が接続されている。なお、警報手段55としては、
警告灯やブザーなどを用いることができる。
【0027】前記CPU51は、以下に説明するよう
に、同一の商品M1についての前後症の判別結果と、前
記シール検出手段41の検査結果に基づいて、前記両シ
ーラ201,202の異常状態および異常内容を診断
し、その診断結果をタッチクスリーン54および警報手
段55を介して出力する。
【0028】つぎに、前記CPU51による不良原因の
診断動作を図7のフローチャートを用いて説明する。本
診断システムがスタートし、ステップS20において、
シールチェッカー制御部40からシールの検査結果がC
PU51に入力されるとステップS21に進む。ステッ
プS21において、検査結果が合格である場合はステッ
プS20に戻り、一方、検査結果が不合格である場合は
ステップS22に進む。
【0029】ステップS22では、CPU51が履歴記
憶部53aから同一の商品についての前後症の判別結果
を読み出し、前後症である場合はステップS23に進
み、一方、前後症でない場合はステップS30に進む。
【0030】ステップS23では、シールチェッカー4
00による検査が不合格で、かつ、前後症が発生してい
るのであるから、内容物Mの落下に対し図2のエンドシ
ーラ202のシールジョー207の噛み合いタイミング
がズレていると診断し、当該診断結果を図5の履歴記憶
部53aに記憶させると共にタッチスクリーン54に表
示させる。この場合、タッチスクリーン54は、たとえ
ば、「シールチェッカー不合格・前後症発生→エンドシ
ーラのシールタイミングを確認してください。」などの
表示を行う。
【0031】ステップS23の次のステップS24で
は、前記シールチェッカー不合格・前後症発生の状況が
所定回数(たとえば3回)以上連続しているか否かの判
別を行い、所定回数以上連続している場合は、ステップ
S26に進む。ステップS26では、エンドシール20
2のシールジョー207の噛み合いタイミングがズレて
いると断定して、警報手段55を作動させると同時に当
該事態をタッチスクリーン54に表示し、一方、組合せ
計量装置1への排出命令信号の出力を停止すると共に包
装機200の包装動作を停止させる。この場合のタッチ
スクリーン54は、たとえば、「シールチェッカー不合
格・前後症が○○回続いています。そのため、包装動作
を停止させました。至急、エンドシーラのシールタイミ
ングを確認してください。」などの表示を行う。
【0032】一方、前記ステップS24において、所定
回数連続していないと判断した場合は、ステップS25
に進む。このステップS25では、履歴記憶部53aの
最近のn回分の診断結果からエンドシール不良と推定さ
れた場合の回数をカウントして、当該頻度を算出し、更
に、算出した最近のエンドシール不良の発生頻度と所定
の基準頻度とを比較する。この比較の結果、発生頻度が
基準頻度よりも小さい場合は、前記ステップS20に戻
り、一方、発生頻度が基準頻度以上である場合は、ステ
ップS26Aに進む。ステップS26Aでは、前記ステ
ップS26と同様の警報・表示をタッチスクリーン54
に行わせると共に、包装動作を停止させる。なお、この
場合、タッチスクリーン54は、たとえば、「シールチ
ェッカー不合格・前後症が頻繁に発生しています。その
ため、包装動作を停止させました。至急、エンドシーラ
のシールタイミングを確認してください。」などの表示
を行う。
【0033】一方、前記ステップS30では、シールチ
ェッカー400による検査が不合格で、かつ、前後症が
発生していないのであるから、図2のエンドシーラ20
2の噛み合いタイミングは正常であるが、縦シーラ20
1またはエンドシーラ202の何れかに不具合が発生し
ている可能性があると診断(推定)し、当該診断結果を
図5の履歴記憶部53aに記憶させると共にタッチスク
リーン54に表示させる。この場合、タッチスクリーン
54は、たとえば、「シールチェッカー不合格→各シー
ラのシール温度を確認してください。」などの表示を行
う。
【0034】前記ステップS30に続いてステップS3
1に進む。ステップS31では、履歴記憶部53aの最
近のn回分の診断結果から何れかのシーラ201,20
2に不具合が発生している可能性があると推定された場
合の回数をカウントし、このカウント値が3よりも小さ
い場合は、前記ステップS20に戻り、一方、カウント
値が3である場合は、ステップS32に進む。ステップ
S32では、何れかのシーラに不具合が発生していると
断定して、警報手段55を作動させると同時に当該事態
をタッチスクリーン54に表示し、一方、組合せ計量装
置1への排出命令信号の出力を停止すると共に包装機2
00の包装動作を停止させる。この場合のタッチスクリ
ーン54は、たとえば、「シールチェッカー不合格が連
続しています。そのため、包装動作を停止させました。
至急、各シーラを確認してください。」などの表示を行
う。
【0035】なお、ステップS32の場合、シールチェ
ッカー自体の動作不良も考えられるので、その旨を併せ
て表示することとしてもよい。
【0036】このように、本診断システムでは、図1の
重量チェッカー300およびシールチェッカー400の
検査結果に基づいて、CPU51が両シーラ201,2
02の異常状態を診断し当該診断結果を報知するから、
オペレータは診断結果に基づいて、シーラ201,20
2の不具合を逸早く改善することができる。したがっ
て、商品M1の生産性や歩留りが向上する。
【0037】ところで、前記実施形態では、図7のステ
ップS22で前後症が発生したか否かにより両シーラ2
01,202の異常判別を行ったが、本発明では、ステ
ップS22で重量チェッカー300による検査結果が合
格か不合格かにより、前記異常判別を行ってもよい。そ
の理由は、シール不良と重量不良(ステップS4による
判別)が同時に発生している場合は、一般に、エンドシ
ーラ201の不良である場合が多いからである。
【0038】なお、本発明では、両シーラ201,20
2の診断結果を表示すると共に、たとえば、エンドシー
ラ202のシールタイミングを自動的に遅らせるなど、
各装置の作動タイミングを変更してもよい。また、包装
動作を停止させずに、単に診断結果を表示してもよい。
【0039】また、前記実施形態ではリモコン50を設
けたが、該リモコン50を設けずに、たとえば図8のよ
うに、包装コントローラ20にCPU51などを設け
て、前記リモコン50の判別機能等を包装コントローラ
20に付加してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一の商品について重量チェッカーおよびシールチェッ
カーの検査結果に基づいて、両シール装置の異常を診断
し、その結果を報知するから、縦シールまたはエンドシ
ールのうちのいずれのシール装置に異常があるのかをオ
ペレータは逸早く知ることができる。したがってシステ
ムの生産性や歩留りが向上する。しかも、かかる診断
(判別)を行うのに、マイコンのプログラムを付加する
だけの簡便な方法で実現することができるから、コスト
も差程アップしない。
【0041】また、前記両チェッカーによる検査結果に
加え、シールチェッカーによる検査結果が不合格である
場合が連続したか否かにより前記判別を行えば、判別の
信頼性が向上する。
【0042】なお、前記両チェッカーによる検査結果に
加え、前後症が発生しているか否かにより、両シール装
置の異常状態等を判別するようにすれば、判別の信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す計量包装検査システ
ムを示す概略側面図である。
【図2】製袋包装機の一例を示す概略側面図である。
【図3】噛込検出手段の一例を示す概略構成図である。
【図4】シールチェッカーの一例を示す概略構成図であ
る。
【図5】同システムの要部を示す概略構成図および記憶
部の記憶内容の一部を示す図表である。
【図6】重量チェッカー制御部の動作を示すフローチャ
ートおよび記憶部の記憶内容を示す図表である。
【図7】診断方法を示す図表およびフローチャートであ
る。
【図8】変形例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
200:包装機 201:縦シール装置 202:エンドシール装置 300:重量チェッカー 400:シールチェッカー F:フィルム M:内容物 M1:商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 靖 京都市左京区聖護院山王町44番地 株式会 社イシダ内 Fターム(参考) 3E050 AB02 CA02 DC02 DF01 DF03 FA01 FB07 GB06 GC07 HA02 HA03 HA06 HB03 HB05 HB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの流れ方向に沿った端部同士を
    縦シール装置でシールしてフィルムを筒状に成形し、該
    筒状に成形したフィルム内に内容物が充填された後に該
    フィルムのエンドをエンドシール装置でシールして包装
    された商品を生産する包装機と、 前記商品を計量する重量チェッカーと、 前記包装後に商品の包材のシール状態を検査するシール
    チェッカーとを備えた包装計量検査システムにおいて、 前記シールチェッカーによる検査結果と前記重量チェッ
    カーによる検査結果に基づいて前記シール装置の異常状
    態ないしは異常内容を診断する判別手段と、 前記診断した診断結果を報知する報知手段とを設けたこ
    とを特徴とする包装計量検査システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 同じ商品についての前記両チェッカーによる検査結果が
    ともに不合格である場合は、前記エンドシール装置に不
    良原因があると判別するようにした包装計量検査システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記シールチェッカーによる不合格の判定が連続した場
    合には、前記両シール装置の何れかが不良であると診断
    する包装計量検査システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記シールチェッカーによる不合格の判定が連続する場
    合には、包装機による包装動作を停止するようにした包
    装計量検査システム。
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