JP2000289717A - 計量包装検査システム - Google Patents

計量包装検査システム

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JP2000289717A
JP2000289717A JP11099907A JP9990799A JP2000289717A JP 2000289717 A JP2000289717 A JP 2000289717A JP 11099907 A JP11099907 A JP 11099907A JP 9990799 A JP9990799 A JP 9990799A JP 2000289717 A JP2000289717 A JP 2000289717A
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幸夫 中川
Katsuaki Kono
克彰 河野
Yasushi Yamaguchi
靖 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未熟なオペレータでも、システムの異常事態
だけでなく異常原因を早期に知ることができる計量包装
検査システムを提供する。 【解決手段】内容物を所定量に計量する計量工程を担う
計量装置と、該計量排出された内容物を袋詰めする包装
工程を担う包装装置と、該袋詰めされた商品について検
査する検査工程を担う検査装置とを通信回線を介して接
続した計量包装検査システムに関する。同一の内容物も
しくは商品に対する各工程における処理の情報をつき合
わせて、各工程において生じた異常の内容を診断する判
別手段51と、診断した診断結果を表示する表示器54
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計量包装検査システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】計量包装検査システムは、所定量に計量
した品物を縦型ピロー包装機等で袋詰めし、該袋詰めさ
れた商品について重量チェッカーおよびシールチェッカ
ーで検査を行い、商品の計量・包袋・検査を高速度で行
う。かかるシステムでは、一度不良品等が出ると連続的
に発生するなどの問題がある。そこで、従来より、各処
理装置ごとの処理情報を通信回線を介して集中管理装置
のディスプレイに表示させ、該表示をオペレータが見
て、各処理情報から各装置の異常を判定することができ
るようにしたシステムが提案されている(たとえば、特
開平9-301327号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるシステ
ムの異常の内容等を判別するのは容易ではなく、そのた
め、判別に時間を要するので、システムの生産性や歩留
りが低下する。また、かかる判別を行うには熟練したオ
ペレータが必要となる。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、未熟なオペレータでも、システ
ムの異常事態だけでなく異常原因を早期に知ることがで
きる計量包装検査システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、内容物を所定量に計量する計量工程を担
う計量装置と、該計量排出された内容物を袋詰めする包
装工程を担う包装装置と、該袋詰めされた商品について
検査する検査工程を担う検査装置とを通信回線を介して
接続した計量包装検査システムにおいて、同一の内容物
もしくは商品に対する各工程における処理の情報をつき
合わせて、前記各工程において生じた異常の内容を診断
する判別手段と、前記診断した診断結果を表示する表示
器とを設けたことを特徴とする。
【0006】本発明では、各処理装置の処理結果の情報
をつき合わせて、各工程において生じた異常の内容を診
断し、その診断結果を表示するから、オペレータは、異
常の内容を直ちに知ることができる。
【0007】本発明において、「処理の情報」とは、計
量装置が組合せ計量装置である場合には、組合せ算出値
や当該組合せに選択されたホッパの号機No. などの情報
をいう。また、包装装置の場合、「処理の情報」とは、
前記計量装置に出力した排出要求信号の有無やタイミン
グ(時刻)の他に、包装袋の上下の端部をシールするシ
ールジョーについての噛込検出手段による検出結果など
の情報をいう。また、検査装置が重量チェッカーである
場合、「処理の情報」とは、合否の判定結果や当該商品
の計量値の他に、重量の測定タイミングを知るための商
品検出器による商品の検出信号の有無や当該検出のタイ
ミング(時刻)などをいう。また、検査装置がシールチ
ェッカーである場合、「処理の情報」としては、シール
の良否(合否)の判定結果などがある。
【0008】本発明においては、前記表示器を各装置と
は別体のリモートコントローラに設けるのが好ましい。
また、本発明においては、システムに異常が生じた場合
に、単に、当該事態を表示するだけけでなく、各装置に
停止命令を送信したり、あるいは、正常に回復するため
の回復指令を出力するのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。まず、本発明が適用される計量
包装検査システムの概略について説明する。図1におい
て、100は搬送コンベヤ、1は組合せ計量装置、20
0は製袋包装機(包装装置)、300は重量チェッカー
(計量コンベヤ)、400はシールチェッカー、700
は箱詰装置である。
【0010】組合せ計量装置 前記搬送コンベヤ100は、商品の内容物Mを組合せ計
量装置1の分散フィーダ2の中央部へ落下させる。組合
せ計量装置1は多数の計量ホッパ(図示せず)内に供給
された内容物Mの重量を組み合わせることで、内容物M
を一まとめにして、目標重量または目標重量に近い重量
とし、下方の製袋包装機200に内容物Mを落下させ
る。
【0011】つぎに、組合せ計量装置1の詳細な構造に
ついて説明する。図2に示すように、前記分散フィーダ
2および各供給トラフ3iはそれぞれ加振装置の駆動に
より振動することで、分散フィーダ2上の内容物Mを、
各供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプールホッ
パ4iに供給する。これら各プールホッパ4iには、ゲ
ート5iが設けられ前記各供給トラフ3iから供給され
て受け取った内容物Mを一時的に収容して貯留する。前
記各プールホッパ4iの下流には計量ホッパ6iが設け
られている。これら各計量ホッパ6iには、前記プール
ホッパ4iから該計量ホッパ6iに投入された内容物M
の重量を検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドお
よびゲート8iが設けられている。ゲート8iの下方に
は大きな集合排出シュート9が設けられており、後述す
るように、前記各重量検出器7iで検出された内容物M
の重量を組み合わせることで、内容物Mを一まとめにし
て目標値もしくは目標値に近い値とし、図3の製袋包装
機200に内容物Mを落下させる。
【0012】製袋包装機 前記製袋包装機200は、いわゆる縦型ピロー包装機
で、フィルムロールFr(図1)から巻き出したシート
状のフィルムFを縦シーラ201で溶着して筒状に形成
し、上方から落下する内容物Mを該筒状のフィルムF内
に充填した状態で、前記フィルムFにおける内容物Mの
上方の端部F1をエンドシーラ202で溶着する(シー
ルする)と共に切断して商品M1を一定のサイクルタイ
ムで連続的に包装する(たとえば、特開平4−1281
05号公報参照)。
【0013】つぎに、前記製袋包装機200の詳細な構
造について説明する。図3において、フィルムFはフォ
ーマ209により筒状に曲成される。製袋包装機200
は、フォーマ209の下方のプルダウンベルト204が
フィルムFの側面を吸着保持した状態でフィルムFを下
方に引っ張りながら、側方の前記縦シーラ201がフィ
ルムFの流れ方向に沿った端部同士をシールしてフィル
ムFを筒状に成形する。
【0014】前記エンドシーラ202は、回転軸20
5、アーム206およびシールジョー207を備えてい
る。エンドシーラ202はアーム206が互いに逆方向
に連続的に回転しながら、その回転軸205が所定のタ
イミングで水平方向に往復移動することで、アーム20
6の先端のシールジョー207が略D字形の軌跡を描
く。図4に示すシールジョー207は、組合せ計量装置
1から排出完了信号を受信すると、回転し始め、互いに
当接する位置まで回転すると、フィルムFをしごきなが
ら、下方に略直線的に走行し、互いに密着してフィルム
Fのエンド(商品M1の縦方向の端部)を圧着させてシ
ールしながら下降し、更にカッタ208でフィルムFを
裁断して、再び円弧を描いてリターンしていく。なお、
回転軸205は、2つのサーボモータにより、それぞれ
回転および往復駆動される。
【0015】つぎに、噛込検出手段21について説明す
る。噛込検出手段21は、シールジョー207に設けた
検出ヘッド22により、シール時における一対のシール
ジョー207,207間の距離の変位δ(距離に関する
情報)を検出し、これを比較手段23で基準変位と比較
する。前記変位δが基準変位よりも大きいか否かによ
り、フィルムFのエンド(被封止部)に商品Mが噛み込
んだか否かを検出し、その検出結果を包装コントローラ
20に出力する。
【0016】図5に示すように、製袋包装機200に
は、内容物Mの流れを助長ないし改善するためのポーカ
ー(補助装置)215が設けられている。ポーカー21
5は、L字状のアーム部Eを有している。アーム部Eの
先端には叩部Hが設けられている。前記アーム部Eの基
部Eoは、図示しない減速機を介してモータの出力軸M
oに連結されている。モータの回動によって、アーム部
Eが実線の初期位置から二点鎖線で示す作動位置に回動
することで、叩部Hがシュート203内に突入し、該シ
ュート203内の内容物Mを叩いて落下させることによ
り、内容物Mの流れを助長ないし改善する(実公平3−
1362号公報参照)。
【0017】図5に示すように、シュート203と排出
シュート101との間には、通過検出器217が設けら
れている。該通過検出器217は、たとえば、ライン型
の光検出器を有するエリアセンサからなり、内容物Mの
検出を行う。図6(a)に示すように、通過検出器21
7が内容物Mを検出した後内容物Mを検出しなくなった
時点から、図6に示す所定の設定時間Ts経過後にポー
カー215が作動する。
【0018】図1の包装済の商品M1は下方に落下する
と共に、前倒具301によって受取コンベヤ302上に
倒されて搬送される。商品M1は受取コンベヤ302か
ら重量チェッカー300に搬送される。
【0019】重量チェッカー 前記重量チェッカー300は、商品M1の重量を計量す
るロードセルのような重量検出器305(図9(b))
と、重量検出器305に支持されたコンベヤ310を有
している。重量チェッカー300は、商品M1を斜め上
方に向って搬送しながら後述する方法で、商品M1の重
量を計って検査する。商品M1は重量チェッカー300
からシールチェッカー400に搬送される。
【0020】シールチェッカー 前記シールチェッカー400は、重量チェッカー300
から搬送された商品M1を押え具401で上から押さえ
ながら搬送し、その間に、包装袋のシール不良および商
品M1の長さを検査する。振り分け装置500は、シー
ルチェッカー400から受け取った商品M1を前記各検
査結果に基づいて、不良であれば系外に排出すると共
に、良品であれば下流に搬送する。商品M1は振り分け
装置500および整列搬送装置600などからなる搬送
装置を介して下流の箱詰装置700に搬送される。箱詰
装置700は、段ボール箱B内に商品M1を箱詰する。
【0021】つぎに、図7の前記シールチェッカー40
0に設けたシール検出手段41について説明する。図7
において、前記シールチェッカー400の押え具401
は、平行運動機構402に、所定の角度の範囲内におい
て回転自在に取り付けられており、商品M1が進入して
くると、若干斜め上方に持ち上がり、その後、押え具4
01の自重によって、商品M1の包装袋を押さえ付け
る。前記平行運動機構402を構成するリンク403の
下端の回転中心には、ロータリーエンコーダのような回
転角検出器42が設けられている。該回転角検出器42
はリンク403の回転角θを比較手段43に出力する。
比較手段43は、前記入力された回転角θを所定の基準
回転角と比較して、商品M1のシールの良否を判別し、
測定された回転角θが基準回転角よりも小さい場合は、
袋から空気がリークしていると判断して、検査結果とし
てのシール不良信号をシールチェッカー制御部40に出
力する。
【0022】制御装置関連 つぎに、本システムの制御構成を図8を用いて説明す
る。前記組合せコントローラ10、包装コントローラ2
0、重量チェッカー制御部30およびシールチェッカー
制御部40は、通信回線を介して、各制御部10,2
0,30,40とは別体のリモコン(リモートコントロ
ーラ)50に接続されて互いに連動できるようになって
いる。該リモコン50は、CPU51、ROM52、R
AM53を有している。前記リモコン50にはタッチク
スリーン(報知手段)54およびストロークキー部59
が一体に設けられていると共に、警報手段55が接続さ
れている。なお、警報手段55としては、警告灯やブザ
ーなどを用いることができる。
【0023】前記CPU(判別手段)51は、後述する
ように、同一の内容物Mまたは同一の商品M1に対する
各装置による各工程の処理をつき合わせて、各工程にお
いて生じた異常の内容を診断し、その診断結果をタッチ
クスリーン54および警報手段55を介して出力する。
なお、リモコン50は、たとえば、製袋包装機200の
近傍に設置するのが好ましい。その理由は、一般に、製
袋包装機200の調整が最も難しく、そのため、リモコ
ン50のタッチスクリーン54を見ながら、製袋包装機
200を調整することで、作業性の向上を図ることがで
きるからである。
【0024】つぎに、組合せ計量装置の組合せ制御につ
いて説明する。図9(a)に示すように、各重量検出器
7iは、検出した重量をマルチプレクサ70に出力す
る。マルチプレクサ70は、所定の同期信号が印加され
ると各計量信号をA/D変換器71に出力する。該A/
D変換器71は各計量信号をデジタル信号からなる計量
値に変換して該計量値を組合せコントローラ(マイクロ
コンピュータ)10に出力する。
【0025】組合せコントローラ10は、前記計量値の
1以上を組み合わせた組合せ算出値Wcを算出して、該
組合せ算出値Wcを所定の組合せ目標値と比較し、組合
せ算出値Wcが該組合せ目標値以上となる組合せのう
ち、最も組合せ目標値に近い組合せを求め、当該組合せ
に対応する図2のゲート8iを開放させて、計量ホッパ
6iから集合排出シュート9に内容物Mを組合せ排出さ
せる。
【0026】図9(a)の前記組合せコントローラ10
は、CPU11、ROM12およびRAM13を備えて
いる。RAM13には、第1計量履歴記憶部13aが設
けられている。図10(a)に示すように、第1計量履
歴記憶部13aには、組合せに参加した計量ヘッドの号
機番号、ならびに、当該組合せの組合せ算出値Wcが互
いに関連付けられて記憶される。
【0027】図9(b)に示すように、前記チェッカー
制御部30は、マイコン(マイクロコンピュータ)3
5、重量検出回路306、商品検出回路307を有して
いる。重量検出回路306は前記重量検出器305に接
続されており、重量検出器305からの計量信号を受け
取る。
【0028】前記商品検出回路307は、商品検出器3
08に接続されている。商品検出器308は、たとえ
ば、光検出器からなり、図1に示すように、受取コンベ
ヤ302とコンベヤ310との間に設けられている。商
品検出器308が商品M1を検出すると、この商品M1
の検出タイミングに合わせて、図9(b)の商品検出回
路307が重量検出回路306に商品検出信号bを出力
する。重量検出回路306は該商品検出信号bに基づい
て、計量信号から振動成分を除去した重量信号cを所定
のタイミングでマイコン35に出力する。マイコン35
は、前記重量信号cに基づいて商品M1の内容物Mの重
量、つまり、後計量値Wsを算出する。計量された後計
量値Wsは、チェッカー制御部30の第2計量履歴記憶
部33aに記憶される。
【0029】図8のリモコン(リモートコントローラ)
50のRAM53には、第3計量履歴記憶部53aが設
けてある。該第3計量履歴記憶部53aには、組合せコ
ントローラ10およびチェッカー制御部30の両履歴記
憶部13a,33aの記憶内容が転送されて図10
(b)のように、同一の商品についての組合せ算出値W
cや後計量値Wsが記憶される。
【0030】また、図8の前記リモコン50のRAM5
3には、第1および第2診断履歴記憶部53b,53c
が設けてある。図11(a)に示すように、前記第1診
断履歴記憶部53bには、通信手段を介して転送された
噛込検出手段21の検出結果およびシールチェッカー4
00による検査結果が記憶されていると共に、これらの
検出・検査結果に基づいて判別された診断結果が記憶さ
れる。一方、図11(b)の前記第2診断履歴記憶部5
3cには、通信手段を介して転送された重量チェッカー
300およびシールチェッカー400による検査結果が
記憶されていると共に、これらの検出・検査結果に基づ
いて判別された診断結果が記憶される。
【0031】前記図10および図11の各装置(各工
程)1,200〜400における処理内容や検査結果、
ならびに、診断結果等は、図8のタッチスクリーン54
に表示される。また、該タッチスクリーン54およびス
トロークキー部59は、たとえば図12および図13の
ように、各装置1、200〜400へのデータの入力装
置を構成する。
【0032】つぎに、前記入力装置としてのタッチスク
リーン54について説明する。まず、所定の操作を行っ
て、図12(a)の初期画面をタッチスクリーン54に
表示させる。つぎに、装置設定ボタン54aにタッチし
た後、「呼出No. 選択」ボタン54cにタッチすると、
図12(b)の呼出No. 選択画面が表示される。該画面
において、任意の「呼出No. 」ボタン54dにタッチし
て商品を選択すると、図13(a),(b)のように装
置ごとの設定画面が表示される。これらの設定画面にお
いて、袋数ボタン54bにタッチしてストロークキー部
59(図8)を用いて置数すると、袋数などの運転条件
が入力される。
【0033】CPU51の機能 つぎに、各工程において生じる異常内容の診断機能等に
ついて説明する。異常の一つとして、商品が図1のコン
ベヤ302などで滞留することがある。この滞留の検出
方法について説明する。製袋包装機200から商品M1
が排出された後、当該商品M1が落下位置P1などで滞
留していなければ、商品M1は搬送されて商品検出器3
08によって検出される。したがって、商品M1の排出
から商品M1が検出位置P2に到達するまでの予定の時
間になっても、商品検出器308が未だ商品M1を検出
しなければ、途中の経路において滞留が発生していると
CPU51が認定し、当該事態を表示したり、あるい
は、重量チェッカー300よりも上流の装置を停止させ
たりする。
【0034】また、図2の計量ホッパ6iの特定の号機
に不具合が発生したために、計量不良が生じる場合があ
る。この不具合のホッパ6iの号機の特定方法について
説明する。図10(b)に示すように、たとえば、「1
回目」、「3回目」および「4回目」に偏差異常が生じ
た場合、偏差異常が不連続に現れているので、この場
合、CPU51は計量ヘッドの異常であると判別する。
また、「1回目」の結果から、1,2,3号機のうち何
れかが正常でない可能性があると判別することができ
る。該判別結果に基づいて、「計量ホッパの1,2,3
号機の何れかに異常がありませんか?」などの内容をタ
ッチスクリーン54に表示させる。
【0035】つぎに、図10(b)の前記偏差異常であ
った「1回目」と「3回目」の結果から、2つの計量結
果に共通する号機番号「2,3号機」のうち、何れかに
異常があると判別することができる。該判別結果に基づ
いて、「計量ホッパの2,3号機の何れかに異常があり
ませんか?」などの内容をタッチスクリーン54に表示
させる。また、図10(c)の「1回目」、「3回目」
および「4回目」の計量結果から、これらに共通の号機
番号「2号機」が、異常であると判別することができ
る。該判別結果に基づいて、「計量ホッパの2号機に異
常がありませんか?」などの内容をタッチスクリーン5
4に表示させる。
【0036】このように、CPU51は偏差異常時の組
み合せに参加したホッパの号機に関する情報に基づい
て、正常でない可能性のあるホッパの号機番号を特定す
ると共に表示させることで、オペレータは不具合の生じ
た号機を直ちに知ることができるから、システムの回復
作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0037】つぎに、図3のエンドシーラ202の作動
タイミング(以下、シールタイミングという)およびポ
ーカー205の作動タイミング(以下、突入タイミング
という)の変更について説明する。商品M1の重量不良
が所定回連続した場合には、シールタイミングがずれた
可能性が考えられる。すなわち、先行する内容物Mの集
合の最後尾の内容物Mが、所定のレベルに到達する前に
シール動作が行われ、当該最後尾の内容物Mが次の袋に
混入することによって、商品M1の重量の不足ないし過
量が連続して生じた可能性が考えられる。したがって、
CPU51はシールタイミングを所定時間遅らせてシス
テムを運転し、その後の所定回の計量において重量不良
が連続して生じたか否かの判別を行い、重量不良が解消
されるまで当該シールタイミングを更に遅らせる制御を
繰り返す(フィードバック制御を行う)。これにより、
商品M1の重量不良を改善することができる。
【0038】ところで、重量不良が連続して生じた場
合、前述のシールタイミングのずれの他に、突入タイミ
ングのずれの可能性も考えられる。したがって、前述の
方法で所定回数シールタイミングの変更を行っても、重
量不良が解消できない場合には、図6(b),(c)の
ように突入タイミングの変更を行う。すなわち、CPU
51は突入タイミングを変更してシステムを運転し、そ
の後の所定回の計量において、重量不良が連続して生じ
たか否かの判別を行い、重量不良が生じなくなるまで、
突入タイミングの変更を繰り返す(フィードバック制御
を行う)。これにより、商品M1の重量不良を改善する
ことができる。このように、システムを自動的に改善す
るようにすれば、システムの生産性等が更に向上する。
【0039】つぎに、前記CPU51の他の診断機能を
説明する。図11(a)に示すように、同一の商品M1
について、噛込検出手段21およびシール検出手段41
による検出検査結果に基づいて、両シーラ201,20
2が正常に動作しているか否かをCPU51は判断(診
断)する。
【0040】たとえば、同一の商品M1について、噛込
検出手段21により噛込が検出され、かつ、シール検出
手段41による検査結果が不合格である場合は、エンド
シーラ202のシールタイミングに問題があると、CP
U51は診断し、当該診断結果を第1診断履歴記憶部5
3bに記憶させ、更に、当該診断結果をタッチスクリー
ン54に表示させると共に、警報手段55を作動させ
る。この場合、タッチスクリーン54は、「噛込みが検
出され、かつ、リークが発生しています。エンドシーラ
のシールタイミングを変えてみてください。」などの内
容を表示する。
【0041】また、前記CPU51は、以下に説明する
ように、同一の商品M1についての重量不良の検査結果
と、前記シール検出手段41の検査結果に基づいて、前
記両シーラ201,202の異常状態および異常内容を
診断し、その診断結果をタッチスクリーン54および警
報手段55を介して出力する。
【0042】たとえば、図11(b)に示すように、シ
ールチェッカー400による検査が不合格で、かつ、重
量不合格が発生している場合には、内容物Mの落下に対
し図2のエンドシーラ202のシールジョー207の噛
み合いタイミングがズレていると診断し、当該診断結果
を図11(b)の第2診断履歴記憶部53aに記憶させ
ると共にタッチスクリーン54に表示させる。この場
合、タッチスクリーン54は、たとえば、「シールチェ
ッカー不合格・重量不良発生→エンドシールのシールタ
イミングを確認してください。」などの表示を行う。
【0043】システムの他の異常としては、下記のよう
な状態が考えられる。たとえば、図1の組合せ計量装置
1が目標重量で内容物Mを排出したにもかかわらず、重
量チェッカー300の後計量値Wsが極端に不足してい
れば、シュート203での内容物Mの詰まりが考えられ
る。したがって、リモコン50は、組合せ計量装置1お
よび製袋包装機200を停止させる。
【0044】また、組合せ計量装置の組合せ算出値Wc
が目標重量に近い値であるにもかかわらず、重量チェッ
カー300による後計量値Wsの過不足が経時的に徐々
に変化すれば、製袋包装機200の包装動作を1回中止
させて、その間に重量チェッカー300の零点調整を行
う。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各処理装置の処理結果の情報をつき合わせて、各工程に
おいて生じた異常の内容を診断し、この診断結果を表示
するから、オペレータは、異常の内容を直ちに知ること
ができる。したがって、オペレータは異常の内容に基づ
いて、各処理装置の異常を回復することができる。その
結果、システムの生産性や歩留りが向上する。
【0046】また、前記表示器、入力装置を各処理装置
の制御装置とは別体に設けた通信回線で接続すれば、リ
モコンを所望の処理装置の近くに配置することができ
る。したがって、作業性が向上する。
【0047】また、前記診断結果の表示に加え、リモコ
ンから、各処理装置へ停止指令や回復指令を出力するよ
うにすれば、更に、生産性や歩留りが向上すると共に、
省人化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す計量包装検査システ
ムを示す概略側面図である。
【図2】組合せ計量装置の機能を示す概略構成図であ
る。
【図3】製袋包装機の一例を示す概略側面図である。
【図4】噛込検出手段の一例を示す概略構成図である。
【図5】ポーカーを示す概略構成図である。
【図6】ポーカーの作動タイミングを示すタイムチャー
トである。
【図7】シールチェッカーの一例を示す概略構成図であ
る。
【図8】本システムの制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図9】組合せコントローラおよびチェッカー制御部等
を示す概略構成図である。
【図10】各記憶部の記憶内容等を示す図表である。
【図11】他の記憶部の記憶内容等を示す図表である。
【図12】タッチスクリーンの画面を示す正面図であ
る。
【図13】タッチスクリーンの画面を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1:(組合せ)計量装置 200:包装装置 300:重量チェッカー(検査装置) 400:シールチェッカー(検査装置) 50:リモートコントローラ M:内容物 M1:商品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を所定量に計量する計量工程を担
    う計量装置と、 該計量排出された内容物を袋詰めする包装工程を担う包
    装装置と、 該袋詰めされた商品について検査する検査工程を担う検
    査装置とを通信回線を介して接続した計量包装検査シス
    テムにおいて、 同一の内容物もしくは商品に対する各工程における処理
    の情報をつき合わせて、前記各工程において生じた異常
    の内容を診断する判別手段と、 前記診断した診断結果を表示する表示器とを設けたこと
    を特徴とする計量包装検査システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記表示器は、前記計量装置、包装装置および検査装置
    の制御装置とは別体のリモートコントローラに設けられ
    ている計量包装検査システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記診断結果に応じて異常の認められた装置およびその
    上流の装置に対し、前記リモートコントローラが停止指
    令を送信する計量包装検査システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記診断結果に応じて異常の認められた装置に対し、正
    常に回復するための回復指令を送信する計量包装検査シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記リモートコントローラには、前記各装置へのデータ
    の入力装置が設けられている計量包装検査システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4もしくは5におい
    て、 前記表示器が前記各装置についての状況を表示する計量
    包装検査システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、 前記検査装置は、 前記商品を計量して当該商品が所定の重量であるか否か
    により商品の合否を判別する重量チェッカーと、 前記包装後に商品の包装袋のシール状態を検査するシー
    ルチェッカーとを備えている計量包装検査システム。
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