JP2006321549A - 縦型製袋包装装置 - Google Patents

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達章 溝渕
Takao Yoshikawa
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Abstract

【課題】シールジョーによる物品や異物の噛み込みを確実に防止することができる縦型製袋包装装置を提供する。
【解決手段】この包装装置1では、シールジョー71,72の不正常な変位を、変位センサ781およびマスクセンサ782により検知する。また、シールジョー71,72の下方に存在する遮光物を、検知ユニット791,792により検知する。このため、シールジョー71,72による物品や異物の噛み込みを確実に防止することができる。特に、検知ユニット791,792は、シールジョー71の変位に関わらず遮光物を検知するため、シールジョー71,72が互いに接触するまで検知動作を継続することができる。したがって、シールジョー71,72による物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、フィルムを下方へ搬送しつつ当該フィルムにより物品を包装する縦型製袋包装装置に関する。
従来より、フィルムを下方へ搬送しつつ当該フィルムにより物品を包装する縦型製袋包装装置が知られている。縦型製袋包装装置は、帯状のフィルムを筒状に成形し、筒状に成形されたフィルム内へ物品を投入してフィルム端部を熱シールすることにより、物品を包装する。そして、1枚のフィルムにより連続して生成される複数の包装袋の境目を切断することにより、複数の包装袋を分離して生成する。
このような縦型製袋包装装置は、包装袋の境目となる部分を熱シールおよび切断するために、一対のシールジョーを備えている。一対のシールジョーは、フィルムを両側から挟み込んで熱シールし、その中間高さ位置をカッタにより切断する。このため、従来の縦型製袋包装装置においては、シールジョーによる物品の噛み込みを防止するために、シールジョーの周辺にセンサが設けられている場合がある。たとえば、特許文献1に開示された包装装置には、フィルム内における物品の有無を検出するための物品センサが設けられている。そして、物品センサからの信号がONのときにはフィルムを追加送りして、物品の噛み込みを防止している。
特開平10−7102号公報
しかしながら、特許文献1に開示された包装装置は、光学的なセンサによってフィルム内の物品のみを検出する構成となっていた。このため、シールジョーの間に挿入された作業者の手などを確実に検知することは困難であった。また、特許文献1に開示された物品センサは、シールジョーの進退方向と平行に進行する光線によって物品を検出する構成となっていた。このため、シールジョーの下方の広い範囲を確実に検知することは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、シールジョーによる物品や異物(包装対象となる物品以外の物。たとえば作業者の手など。)の噛み込みを確実に防止することができる縦型製袋包装装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、フィルムを下方へ搬送しつつ当該フィルムにより物品を包装する縦型製袋包装装置であって、フィルムを筒状に成形するフォーマと、筒状に成形されたフィルム内へ物品を投入する投入手段と、筒状に成形されたフィルムの合わせ目をシールする縦シール手段と、筒状に成形されたフィルムの先行部分と後続部分との境目を一対のシールジョーによりシールするとともにその中間高さ位置を切断する横シール手段と、前記シールジョーの不正常な変位を検知する第1の検知手段と、前記シールジョーの下方において遮光物を検知する第2の検知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の縦型製袋包装装置であって、前記第1の検知手段は、前記一対のシールジョーの接近状態を検出するマスクセンサと、前記シールジョーの変位を検出する変位センサと、を有し、前記マスクセンサおよび前記変位センサからの検出信号に基づいて、前記シールジョーの不正常な変位を検知することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段は、前記一対のシールジョーによるシール部分の下方を前記シール部分に沿って進行する光線により、遮光物を検知することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段は、前記シールジョーの一方の端部の下方において光線を出射する投光部と、前記シールジョーの他方の端部の下方において光線を受ける受光部と、を有し、前記受光部の受光状態に基づいて遮光物を検知することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段は、前記投光部と前記受光部とからなる検知ユニットを並列に複数個有することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段の隣り合う検知ユニットは、互いに投光の向きが逆であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から6までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段は、前記一対のシールジョーが接触するまで検知動作を継続することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から7までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、前記第2の検知手段は、遮光物を検知する感度を調節する感度調節手段を有することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から8までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、前記シールジョーの上方において遮光物を検知する第3の検知手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1から請求項9に記載の発明によれば、シールジョーの不正常な変位を第1の検知手段により検知することができる。また、シールジョーの下方に存在する遮光物を第2の検知手段により検知することができる。このため、シールジョーによる物品や異物(作業者の手など)の噛み込みを確実に防止することができる。特に、第2の検知手段は、シールジョーの動作状態に関わらず遮光物を検知するため、一対のシールジョーが互いに接触するまで検知動作を継続することができる。したがって、シールジョーによる物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、第1の検知手段は、マスクセンサおよび変位センサからの検出信号に基づいて、シールジョーの不正常な変位を検知する。このため、一対のシールジョーが離間状態にあるときの不正常な変位のみを検知することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、第2の検知手段は、一対のシールジョーによるシール部分の下方をシール部分に沿って進行する光線により、遮光物を検知する。このため、シール部分の下方に存在する遮光物を、少量の光線で効率よく検知することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、シールジョーの両端部の下方に投光部と受光部とを設ける。このため、シールジョーの下方に存在する遮光物を、端から端まで検知することができる。したがって、物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、第2の検知手段は、投光部と受光部とからなる検知ユニットを並列に複数個有する。このため、シールジョーの下方のより広い範囲に存在する遮光物を検知することができる。したがって、物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、第2の検知手段の隣り合う検知ユニットは、互いに投光の向きが逆である。このため、隣り合う検知ユニットにおいて、互いに他の検知ユニットの光線を受光してしまうことを防止することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、第2の検知手段は、一対のシールジョーが接触するまで検知動作を継続する。このため、シールジョーによる物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、第2の検知手段は、遮光物を検知する感度を調節する感度調節手段を有する。このため、フィルムの透明度に応じて第2の検知手段の感度を調節することができる。これにより、第2の検知手段による誤検知を防止することができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、シールジョーの上方に存在する遮光物を第3の検知手段により検知することができる。このため、シールジョーの上方から挿入される物品や異物の噛み込みも防止することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.包装装置の全体構成について>
図1は、本発明に係る包装装置1の正面図である。また、図2は、本発明に係る包装装置1の側面図である。図1,図2および以下の各図には、各部位の位置関係を明確にするために、XYZ直交座標系が定義されている。
この包装装置1は、フィルムfを下方へ搬送しつつ、当該フィルムfにより小型部品等の物品を包装する縦ピロー型の製袋包装装置である。包装装置1は、主として、フィルムfを供給するフィルム供給部10と、上方から投入される物品を受け入れる投入部20と、フィルムfにより物品を包装する包装部30と、を備えている。包装部30は、略箱形のハウジング2の内部に収容されている。
フィルム供給部10は、ロール11から繰り出される帯状のフィルムfを、ハウジング2内へ供給する。フィルムfには、ポリエチレンフィルム等の透光性を有するフィルムが使用される。一方、投入部20は、上方から投入される物品をハウジング2内へ供給する。物品は、作業者により手動で投入されてもよく、投入部20の上方に接続された計量装置から一定量ずつ自動的に投入されてもよい。
包装部30は、フィルム供給部10から供給されるフィルムfにより、投入部20から投入される物品を包装する。包装部30は、物品を下方へ送るとともにその周囲においてフィルムfを筒状に成形するフォーマ40と、筒状に成形されたフィルムfの合わせ目を熱シールする縦シール機構50と、フィルムfを下方へ送るフィルム送り機構60と、筒状に成形されたフィルムfの先行部分と後続部分との境目を熱シールする横シール機構70と、を備えている。
フォーマ40は、投入部20から落下する物品を内部に導通するチューブ41と、フィルムfを筒状に成形するためのセーラ42とを有している。フィルム供給部10から供給されたフィルムfは、セーラ42の上面に受けられ、チューブ41とその周囲を取り囲むセーラ42との間隙を通過することによって、側縁部が重なるように筒状に成形される。
縦シール機構50は、チューブ41の正面側に設けられている。縦シール機構50は、図示しないヒータ等を有しており、フィルムfの側縁部を一定の圧力で押圧しつつ加熱することにより、フィルムfの合わせ目を縦方向(Z軸方向)に熱シールする。
フィルム送り機構60は、チューブ41の側部に設けられた一対のローラ61を有している。フィルム送り機構60は、チューブ41の周りに筒状に成形されたフィルムfの表面にローラ61を接触させつつ、ローラ61を回転させることにより、フィルムfを鉛直下方へ引き下げる。
横シール機構70は、チューブ41の下方に設けられている。横シール機構70は、一対のシールジョー71,72により、筒状のフィルムfの先行部分と後続部分との境目を横方向(Y軸方向)に熱シールする。また、横シール機構70は後述するカッタ77(図3,図4参照)を備えており、シールジョー71,72によるシール部分の中間高さ位置を、カッタ77により切断する。
筒状のフィルムfは、包装袋の底部となる位置が横シール機構70により熱シールされると、下部が閉鎖され上部が開口した中間体袋Piとなる。中間体袋Piが形成されると、所定重量の物品が投入部20からチューブ41の内部を通って中間体袋Pi内へ投入される。物品を収容した中間体袋Piは、フィルム送り機構60によってさらに下方へ搬送される。そして、中間体袋Piの上部が熱シールされるとともに切断され、物品を包装した1つの包装袋Paが生成される。
この包装装置1においては、上記の各部位がそれぞれの動作を繰り返すことにより、複数の包装袋Paが連続して生成される。生成された包装袋Paは、包装部30の下方に設けられた排出シュート80を通って排出され、ベルトコンベア等により後続の装置へ搬送される。
また、包装装置1のハウジング2の内部には、上記の各部位の動作を統括的に制御する制御部(図示省略)が設けられ、ハウジング2の正面側には、作業者からの操作を受け付ける操作スイッチ91と、作業者に各種情報を表示する液晶ディスプレイ92とが設けられている。
<2.横シール機構70の細部構成について>
図3は、横シール機構70およびその周辺部分の上面図である。また、図4は、横シール機構70およびその周辺部分の側面図である。図3および図4に示したように、横シール機構70は、フィルムfの搬送経路Rを挟んで前後に一対のシールジョー71,72を備えている。
一方のシールジョー71は、搬送経路Rの手前側(−X側)に設けられた支持部材73に取り付けられている。支持部材73は、Y軸方向にのびた略四角柱状の部材であり、その奥側の側面にシールジョー71が取り付けられている。シールジョー71と支持部材73との間にはばね711が介挿されている。このため、シールジョー71は、支持部材73側へ向かう外力を受けると支持部材73側へ弾性的に変位する。また、支持部材73の両端部には、X軸方向にのびる一対のガイド軸74a,74bが挿通されている。このため、支持部材73およびシールジョー71は、ガイド軸74a,74bに沿って前後に進退可能となっている。
他方のシールジョー72は、搬送経路Rの奥側(+X側)に設けられた支持部材75に取り付けられている。支持部材75は、Y軸方向にのびた略四角柱状の部材であり、その手前側の側面にシールジョー72が固定的に取り付けられている。支持部材75の両端部には、支持部材73と共通のガイド軸74a,74bが挿通されている。このため、支持部材75およびシールジョー72は、ガイド軸74a,74bに沿って前後に進退可能となっている。
支持部材75の背面側には、支持部材75をX軸方向に進退させるための駆動機構76(図3では図示省略)が設けられている。駆動機構76は、支持部材75に一端側が連結された揺動部材761と、揺動部材761の他端側に当接するカム762と、カム762を回転させるためのモータ763と、を有している。揺動部材761は、図4において時計回りに付勢されており、カム762の外周部に常に当接するようになっている。このような駆動機構76において、モータ763を動作させると、カム762の回転に伴って揺動部材761が揺動し、支持部材75およびシールジョー72がX軸方向に進退する。
また、支持部材73および支持部材75は、その両側において前後に掛け渡された一対のチェーン74c,74dに連結されている。各チェーン74c,74dは、前後に設けられた一対のスプロケットの間を回動するように掛け渡されており、その上側走行部に支持部材73が取り付けられ、下側走行部に支持部材75が取り付けられている。このため、駆動機構76により支持部材75が移動すると、チェーン74c,74dを介して支持部材73も逆向きに従動する。これにより、支持部材73と支持部材75とは接近または離間する。
一対のシールジョー71,72には、それぞれシール面712,722が設けられている。シール面712,722は、フィルムfの搬送経路Rを挟んで互いに対向し、シールジョー71,72を接近させたときには、シール面712とシール面722とがフィルムfを挟んで接触する。また、シールジョー72の内部には、シール面722を加熱するためのヒータ(図示省略)が設けられている。ヒータを動作させてシール面722を加熱しつつ、シール面712とシール面722とでフィルムfを挟み込むと、フィルムfの接触部分が熱シールされる。
シールジョー71のシール面712には、その中間高さ位置をY軸方向に横切るように、スリット713が形成されている。そして、シールジョー71の内部には、フィルムfを切断するためのカッタ77が設けられている。カッタ77は、水平姿勢で支持部材73に固設されており、その刃先はスリット713に向けられている。一方、シールジョー72のシール面722には、その中間高さ位置に切り欠き部723が形成されている。シールジョー71とシールジョー72とが離間しているときには、カッタ77の全体がシールジョー71の内部に隠れている。しかしながら、シールジョー71とシールジョー72とがフィルムを挟んで接触し、シールジョー71が支持部材73側へ変位したときには、スリット713からカッタ77の刃先が突出する。これにより、フィルムfのシール部分の中間高さ位置が、横方向に切断される。
<3.第1および第2の検知手段について>
横シール機構70には、シールジョー71の不正常な変位を検知するための第1の検知手段として、変位センサ781およびマスクセンサ782が設けられている。変位センサ781は、支持部材73の下面側に固設された投受光器781aと、シールジョー71の下面側に固設された遮蔽板781bとにより構成されている。シールジョー71が支持部材73側へ変位すると、遮蔽板781bが投受光器781aの光路を遮る。これにより、変位センサ781は、シールジョー71が変位したことを検出する。なお、変位センサ781は、シールジョー71の左右に設けられている。このため、一方の端部のみが変位してシールジョー71が傾いた状態であっても、いずれかの変位センサ781がその変位を検出する。
一方、マスクセンサ782は、支持部材73に固設された投受光器782aと、支持部材75に固設された遮蔽板782bとにより構成されている。一対のシールジョー71,72が接近すると、遮蔽板782bは投受光器782aの光路を遮る。これにより、マスクセンサ782は、一対のシールジョー71,72が接近状態であることを検出する。
変位センサ781による検出動作は、マスクセンサ782が検出信号(遮蔽板782bが投受光器782aの光路を遮ったことを示す信号)を発していないときに有効となる。これを、図5のタイミングチャートを参照して説明する。図5は、シールジョー71,72間の距離と、マスクセンサ782からの検出信号の有無と、変位センサ781による検出動作との関係を示している。初期状態において、シールジョー71,72は、距離dだけ離間している。シールジョー71,72は、時刻t1から接近を開始し、やがてフィルムfを挟んで接触する。その後、シールジョー71,72は互いに後退し、時刻t5において再び距離dだけ離間する。このとき、時刻t2からt4までの間において、マスクセンサ782の遮蔽板782bが投受光器782aの光路を遮り、マスクセンサ782は検出信号を発する。この時刻t2からt4までの間においては、変位センサ781の検出動作は無効となっている。したがって、シールジョー72との接触によってシールジョー71が変位しても、それが不正常な変位として検知されることはない。時刻t2より前または時刻t4より後の期間において、変位センサ781の検出動作は有効となる。変位センサ781からの検出信号(遮蔽板781bが投受光器781aの光路を遮ったことを示す信号)は、所定の電子回路へ送られる。電子回路は、変位センサ781からの検出信号を受けると、シールジョー71が不正常に変位したものとして検知する。
すなわち、第1の検知手段においては、マスクセンサ782からの検出信号に基づいて、変位センサ781の有効動作期間を規定する。そして、変位センサ781からの有効な検出信号に基づいて、シールジョー71の不正常な変位を検知する。上記の電子回路は、シールジョー71の不正常な変位を検知すると、駆動機構76を非常停止させ、その後、シールジョー71,72を離間させる。これにより、シールジョー71,72の間に挿入された異物の噛み込みを防止することができる。
また、横シール機構70の下方には、遮光物を検知するための第2の検知手段として、2組の検知ユニット791,792が設けられている。検知ユニット791は、一対の投光器791aと受光器791bとを備えている。投光器791aは、シールジョー71,72の+Y側の端部の下方に設けられ、受光器791bは、シールジョー71,72の−Y側の端部の下方に設けられている。検知ユニット791では、投光器791aから出射される光線B1が、受光器791bに受光される。シールジョー71,72の下方に遮光物が存在すると、光線B1が遮られ、受光器791bにおける受光量が低下する。検知ユニット791は、この受光器791bの受光の状態に基づいて、遮光物を検知する。
検知ユニット792も、一対の投光器792aと受光器792bとを備えている。投光器792aは、シールジョー71,72の−Y側の端部の下方に設けられ、受光器792bは、シールジョー71,72の+Y側の端部の下方に設けられている。すなわち、検知ユニット792では、投光器792aと受光器792bの配置が、上記の検知ユニット791とは逆になっている。検知ユニット792では、投光器792aから出射される光線B2が、受光器792bに受光される。シールジョー71,72の下方に遮光物が存在すると、光線B2が遮られ、受光器792bにおける受光量が低下する。検知ユニット792は、この受光器792bにおける受光の状態に基づいて、遮光物を検知する。
検知ユニット791,792の検出感度は、一定でもよいが、調節可能であってもよい。検知ユニット791,792の検出感度を調節可能にしておけば、フィルムfの透光度に応じて、検知ユニット791,792の検出感度を調整することができる。したがって、検知ユニット791,792による誤検知を防止することができる。
このように、第2の検知手段においては、2組の検知ユニット791,792により、シールジョー71,72の下方に存在する遮光物を検知する。このため、シールジョー71,72の下方の広い領域において、遮光物を検知することができる。また、検知ユニット791,792の投光器791a,792aおよび受光器791b,792bは、シールジョー71,72の両端部の下方に設けられている。このため、シールジョー71,72の下方を、端から端まで検知することができる。
また、光線B1およびB2は、いずれもY軸方向(+Yまたは−Yの向き)に進行する。すなわち、光線B1およびB2は、シールジョー71,72によるシール部分の下方を、シール部分に沿って進行する。このため、Y軸方向にのびるシール部分の下方を、少量の光線で効率よく検知することができる。
2組の検知ユニット791,792は並列に配置されるが、これらの光線B1,B2は、逆向きに進行するようになっている。このため、互いに他の検知ユニットの光線を受光してしまうことはなく、検知ユニット791,792の間の干渉を防止することができる。
検知ユニット791,792による検知動作は、シールジョー71,72が接近を開始してから接触を完了するまで継続される。これを、図6のタイミングチャートを参照して説明する。図6は、駆動機構76のモータ763の駆動と、シールジョー71,72間の距離と、検知ユニット791,792の動作との関係を示している。初期状態において、シールジョー71,72は、距離dだけ離間している。時刻t1においてモータ763の駆動を開始すると、シールジョー71,72は互いに接近し、やがてフィルムfを挟んで接触する。その後、シールジョー71,72は互いに後退し、時刻t5において再び距離dだけ離間する。検知ユニット791,792は、時刻t1から検知動作を開始する。そして、シールジョー71,72が接触するまで検知動作を継続し、時刻t3において検知動作を終了する。検知ユニット791,792の動作期間は、たとえば、モータ763の回転角度に基づいて規定する。
このように、検知ユニット791,792は、一対のシールジョー71,72が接触するまで検知動作を継続する。そして、遮蔽物を検知すると、駆動機構76を非常停止させ、その後、シールジョー71,72を離間させる。これにより、シールジョー71,72に進入する異物の噛み込みを、確実に防止することができる。特に、シールジョー71,72が接近するときには、その下方の中間体袋Pi内に投入された物品がせり上がってシールジョー71,72の間に噛み込まれる場合があるが、そのような場合にも、検知ユニット791,792は、せり上がる物品を確実に検知することができる。
以上のように、この包装装置1では、シールジョー71の不正常な変位を、変位センサ781およびマスクセンサ782により検知する。また、シールジョー71,72の下方に存在する遮光物を、検知ユニット791,792により検知する。このため、シールジョー71,72による物品や異物の噛み込みを確実に防止することができる。特に、検知ユニット791,792は、シールジョー71の変位に関わらず遮光物を検知するため、シールジョー71,72が互いに接触するまで検知動作を継続することができる。したがって、シールジョー71,72による物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。たとえば、上記の例では、2組の検知ユニット791,792を並列に設けていたが、検知ユニットは1組であってもよく、3組以上であってもよい。ただし、複数の検知ユニットを並列に設けた場合には、シールジョー71,72の下方のより広い範囲において遮光物を検知することができる。したがって、物品や異物の噛み込みを、より確実に防止することができる。なお、複数の検知ユニットを配置する場合には、隣り合う検知ユニットは、互いに投光の向きを逆とすることが望ましい。そうすれば、隣り合う検知ユニットにおいて、互いに他の検知ユニットの光線を受光してしまうことを防止することができる。
また、上記の例では、シールジョー71,72の下方に検知ユニット791,792を配置したが、シールジョー71,72の上方にも、同様の検知ユニット793,794を配置してもよい(図7参照)。このようにすれば、シールジョー71,72の上方から進入する物品や異物の噛み込みも、確実に防止することができる。特に、シールジョー71,72によるシール動作中に上方から誤投入される物品の噛み込みを、確実に防止することができる。
包装装置の正面図である。 包装装置の側面図である。 横シール機構およびその周辺部分の上面図である。 横シール機構およびその周辺部分の側面図である。 シールジョー間の距離と、マスクセンサによる検出の有無と、変位センサの動作との関係を示したタイミングチャートである。 駆動機構のモータの駆動と、シールジョー間の距離と、検知ユニットの動作との関係を示したタイミングチャートである。 変形例に係る横シール機構およびその周辺部分の側面図である。
符号の説明
1 包装装置
10 フィルム供給部
20 投入部
30 包装部
40 フォーマ
50 縦シール機構
60 フィルム送り機構
70 横シール機構
71,72 シールジョー
73,75 支持部材
76 駆動機構
77 カッタ
781 変位センサ
782 マスクセンサ
791,792 検知ユニット
791a,792a 投光器
791b,792b 受光器
B1,B2 光線
f フィルム

Claims (9)

  1. フィルムを下方へ搬送しつつ当該フィルムにより物品を包装する縦型製袋包装装置であって、
    フィルムを筒状に成形するフォーマと、
    筒状に成形されたフィルム内へ物品を投入する投入手段と、
    筒状に成形されたフィルムの合わせ目をシールする縦シール手段と、
    筒状に成形されたフィルムの先行部分と後続部分との境目を一対のシールジョーによりシールするとともにその中間高さ位置を切断する横シール手段と、
    前記シールジョーの不正常な変位を検知する第1の検知手段と、
    前記シールジョーの下方において遮光物を検知する第2の検知手段と、
    を備えたことを特徴とする縦型製袋包装装置。
  2. 請求項1に記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第1の検知手段は、前記一対のシールジョーの接近状態を検出するマスクセンサと、前記シールジョーの変位を検出する変位センサと、を有し、前記マスクセンサおよび前記変位センサからの検出信号に基づいて、前記シールジョーの不正常な変位を検知することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  3. 請求項1または2に記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段は、前記一対のシールジョーによるシール部分の下方を前記シール部分に沿って進行する光線により、遮光物を検知することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  4. 請求項3に記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段は、前記シールジョーの一方の端部の下方において光線を出射する投光部と、前記シールジョーの他方の端部の下方において光線を受ける受光部と、を有し、前記受光部の受光状態に基づいて遮光物を検知することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  5. 請求項4に記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段は、前記投光部と前記受光部とからなる検知ユニットを並列に複数個有することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  6. 請求項5に記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段の隣り合う検知ユニットは、互いに投光の向きが逆であることを特徴とする縦型製袋包装装置。
  7. 請求項1から6までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段は、前記一対のシールジョーが接触するまで検知動作を継続することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  8. 請求項1から7までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記第2の検知手段は、遮光物を検知する感度を調節する感度調節手段を有することを特徴とする縦型製袋包装装置。
  9. 請求項1から8までのいずれかに記載の縦型製袋包装装置であって、
    前記シールジョーの上方において遮光物を検知する第3の検知手段をさらに備えたことを特徴とする縦型製袋包装装置。
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