JP6902274B2 - 製袋包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、製袋包装機に関する。
製袋包装機において使用されるフィルムロールに巻き回された、袋の素材であるフィルムには、フィルムロールの製造の都合上、フィルムとフィルムとの継ぎ目が含まれる場合がある。このような継ぎ目を含むフィルムで作られた袋は、包装に使用できないため、フィルムの継ぎ目部分は生産ラインから取り除かれる。
特許文献1(特開平10−175619号公報)には、フィルムとフィルムとの継ぎ目を検知部で検知し、継ぎ目のあるフィルムを使用して作られた袋を自動で生産ラインから取り除くことが開示されている。
しかし、実際には検知部において継ぎ目の検知ミスが発生する場合があり、その結果、継ぎ目のある袋が正常な袋と共に生産ラインを流れてしまう場合がある。そのため、特許文献1(特開平10−175619号公報)のような構成を利用する場合には、例えば、オペレータが、生産ラインから取り除かれた継ぎ目を含むフィルムで作られた袋の数と、フィルムロールの製造業者等から提供されるフィルムロールに含まれるフィルムの継ぎ目の数とが一致しているかをチェックすることで、継ぎ目を使用した袋が正常な袋と共に出荷されてしまう事態を防止している。しかし、このような運用がなされる場合には、オペレータの作業負担が大きく、また、手作業でチェックが行われるためチェック漏れが発生する可能性もある。
本発明の課題は、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを防止することが容易な、信頼性の高い製袋包装機を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る製袋包装機は、製袋される袋に物品を包装する製袋包装機である。製袋包装機は、フィルムロール保持部と、フィルム搬送部と、検知部と、カウント部と、を備える。フィルムロール保持部は、袋となるフィルムが巻き回されたフィルムロールを保持する。フィルム搬送部は、フィルムロールから繰り出されるフィルムを搬送する。検知部は、フィルム搬送部により搬送されるフィルムの継ぎ目を検知する。カウント部は、検知された継ぎ目の数をカウントする。
本発明の第1観点に係る製袋包装機では、検出された継ぎ目の数がカウントされるため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止できる。
本発明の第2観点に係る製袋包装機は、第1観点に係る製袋包装機であって、出力部を更に備える。出力部は、カウント部によりカウントされた継ぎ目の数に関する出力を行う。
本発明の第2観点に係る製袋包装機では、カウントされた継ぎ目の数に関する出力が行われるため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止できる。
本発明の第3観点に係る製袋包装機は、第2観点に係る製袋包装機であって、継ぎ目の指定数が入力される入力部を更に備える。
本発明の第3観点に係る製袋包装機では、フィルムロールの製造業者等から提供される継ぎ目の指定数に更に基づいた出力を行うことができる。
本発明の第4観点に係る製袋包装機は、第2観点に係る製袋包装機であって、フィルムロールに付された継ぎ目の指定数に関する情報を読み取る読取部を更に備える。
本発明の第4観点に係る製袋包装機では、フィルムロールの製造業者等から提供される継ぎ目の指定数に更に基づいた出力を行うことができる。
本発明の第5観点に係る製袋包装機は、第3観点又は第4観点に係る製袋包装機であって、出力部は、カウント部によりカウントされた継ぎ目の数と、継ぎ目の指定数とが一致しない場合に、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、エラー出力を行う。
本発明の第5観点に係る製袋包装機では、カウントされた継ぎ目の数と指定数とが一致しない場合に、エラー出力によりこの異常をオペレータに知らせたり、エラー出力に基づいて装置を停止させたりすることができる。そのため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止することができる。また、発生した異常に対して早期に対応をとることができる。
本発明の第6観点に係る製袋包装機は、第3観点から第5観点のいずれかに係る製袋包装機であって、出力部は、表示部を含む。表示部には、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、カウントされた継ぎ目の数が表示され、更にカウントされた継ぎ目の数と同時に継ぎ目の指定数が表示される。
本発明の第6観点に係る製袋包装機では、オペレータが継ぎ目のカウント数と指定数とが一致しているのか、また一致していない場合にはどれだけ差があるのかを一目で判断することができる。
本発明の第7観点に係る製袋包装機は、第1観点から第6観点のいずれかに係る製袋包装機であって、印字装置と、印字チェック装置と、を更に備える。印字装置は、フィルム搬送部により搬送されるフィルムの印字エリアに情報を印字する。印字チェック装置は、印字エリアの印字状態をチェックする。印字チェック装置は、印字装置による印字を識別できない第1状態にある印字エリアを検知する。カウント部は、印字チェック装置が1の印字エリアが第1状態にあると検知した場合には、検知部が、第1状態であると検知された印字エリアと対応する位置に継ぎ目を検知しない場合にも、継ぎ目の数をカウントする。
本発明の第7観点に係る製袋包装機では、継ぎ目に対応する印字エリアを第1状態とする処理をフィルムロールに施しておくことで、仮に検知部が継ぎ目を検知できなかった場合にも、継ぎ目を漏れ無くカウントすることができる。
本発明に係る製袋包装機では、検出された継ぎ目の数がカウントされるため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止できる。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機の概略構成図である。 図1に係る製袋包装機のブロック図である。 図1に係る製袋包装機で使用されるフィルムロールに巻き回されているフィルムの一例を描画した図である。 図1に係る製袋包装機による、フィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理のフローチャートである。 変形例Aに係る製袋包装機による、フィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理のフローチャートである。 変形例Gに係る読取部を備えた製袋包装機の概略構成図である。
以下図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。以下の実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
以下の説明において、前(正面)、後(背面)、上、下といった方向を示す語句を用いる場合があるが、これらの方向は、特に断りのない限り、図1に示す方向を意味する。また、以下の説明では、「上流」および「下流」という表現を使用する場合があるが、特記無き場合には、「上流」および「下流」はフィルムFの搬送方向を基準とする。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る製袋包装機100の概略構成図である。
製袋包装機100は、フィルムロール保持部80、張力調整機構10、フォーマ本体31およびチューブ32を有するフォーマユニット30、搬送ベルト40、縦シール機構50、横シール機構60、印字装置70、印字チェック装置75、センサ90、およびコントローラ200を有する(図1および図2参照)。
製袋包装機100は、製袋される袋Bに物品Cを包装する装置である。つまり、製袋包装機100は、フィルムFから袋状の包装材を製袋し、内部に物品Cが収容された袋Bを作る装置である。物品Cは、例えばポテトチップスであるが、これに限定されるものではない。物品Cは、製袋包装機100の上方に設置された物品供給装置、例えば組合せ計量機(図示せず)から供給される。
製袋包装機100は、概ね以下の様に構成され、コントローラ200により各部の動作が制御されることで、概ね以下のような流れで、物品Cが収容された袋Bを作る(図1参照)。
フィルムロール保持部80は、包装材の材料となるシート状のフィルムFが巻き回されたフィルムロールRを保持する。フィルムロールRから引き出されたシート状のフィルムFは、搬送ベルト40により搬送される。シート状のフィルムFは、張力調整機構10の可動ローラ11および固定ローラ12にガイドされ、フォーマユニット30へと搬送される。張力調整機構10では、可動ローラ11によりフィルムFに力が作用させられ、搬送されるフィルムFの張力が調整される。印字装置70は、張力調整機構10の下流側に配置されている。印字装置70は、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの所定の位置(印字エリアA)に、製造年月日などの所定の情報を印字する(図3参照)。印字チェック装置75は、印字装置70の下流側に配置されている。印字チェック装置75は、搬送されるフィルムFの印字エリアAの印字状態をチェックする。センサ90は、印字チェック装置75の下流側に配置されている。また、センサ90は、フォーマユニット30の上流側に配置されている。センサ90は、フィルムFに印刷されたマークM(図3参照)を検出するためのセンサである。センサ90の検出結果は、印字装置70による印字位置や、印字チェック装置75による印字状態のチェック位置や、横シール機構60によるフィルムF(筒状フィルムFc)の横シール/切断位置等を特定するために用いられる。フォーマユニット30のフォーマ本体31では、シート状のフィルムFが筒状に成形され、筒状フィルムFcとなる。筒状フィルムFcは、搬送ベルト40により下方に搬送され、フォーマ本体31の下方に配置された縦シール機構50により筒状フィルムFcの重なり部分が縦方向にシールされる。縦シール機構50により縦方向にシールされた筒状フィルムFcは、搬送ベルト40により更に下方に搬送され、縦シール機構50の下方に配置された横シール機構60により、横方向に(筒状フィルムFcの搬送方向と直交する方向に)シールされる。さらに、横シール機構60では、筒状フィルムFcの横シール部分が、筒状フィルムFcの搬送方向における中央部で横方向に切断され、上下端の封止された袋Bが製袋される。なお、袋Bとなる筒状フィルムFcの内部には、横シール機構60による筒状フィルムFcの封止前に、フォーマユニット30のチューブ32内を通って物品Cが供給される。その結果、製袋包装機100では、物品Cが収容された袋Bが作られる。
製袋包装機100により作られた物品Cが収容された袋Bは、例えば、横シール機構60の下方に配置されたコンベア300により、下流側の工程へと搬送される。
(2)詳細構成
以下に、製袋包装機100の、フィルムロール保持部80、張力調整機構10、フォーマユニット30、搬送ベルト40、縦シール機構50、横シール機構60、印字装置70、印字チェック装置75、センサ90、およびコントローラ200について説明する。
(2−1)フィルムロール保持部
フィルムロール保持部80は、シート状のフィルムFが巻き芯Rcに巻き回されたフィルムロールRを保持する機構である(図1参照)。フィルムロール保持部80は、製袋包装機100のフィルムFの搬送経路において、最上流に配置されている。
フィルムロールRに巻き回されたフィルムFの巻き芯Rc側の末端は、巻き芯Rcにテープにより貼り付けられたり、巻き芯Rcに接着剤等により接着されたりして、巻き芯Rcに連結(固定)されている。
図3に、巻き芯Rcに巻き回されたフィルムFの一例を示す。巻き芯Rcに巻き回されたフィルムFのおもて面には、商品包装用の袋として用いるために、所定の図柄(文字を含む)が長さD毎に繰返し印刷されている。図3では、フィルムFに印刷される図柄の描画は省略している。また、フィルムFのおもて面には、長さD間隔でマークMが繰り返し印刷されている。マークMは、フィルムFに、例えば黒色で印刷されている。さらに、フィルムFには、長さD間隔で印字エリアAが設けられている。印字エリアAは、印字装置70により、製造年月日などの所定の情報が印字される領域である。印字エリアAの色(背景色)は、例えば黒色で印字した場合に印字内容を認識しやすい様、例えば白色である。
フィルムロールRに巻き回されたフィルムFには、フィルムロールRの製造の都合上、フィルムFの継ぎ目を1ヶ所以上含む場合がある。フィルムFの継ぎ目では、フィルムFとフィルムFとが、フィルムFの幅方向の全体にわたってテープTにより繋がれている(図3参照)。テープTには、例えば光が反射しにくい暗色のテープが用いられる。例えば、テープTは、黒色のテープである。ただし、テープTの色は黒色に限定されるものではない。なお、フィルムFの継ぎ目に隣接する印字エリアA、特には、そのフィルムFを用いて製袋包装機100により袋Bが製袋された場合に、継ぎ目を含むフィルムFで製袋された袋B上に配置される印字エリアAには、フィルムロールRの製造業者等により例えばテープTが貼り付けられている。または、フィルムFの継ぎ目に隣接する印字エリアA、特には、そのフィルムFを用いて製袋包装機100により袋Bが製袋された場合に、継ぎ目を含むフィルムFで製袋された袋B上に配置される印字エリアAは、フィルムロールRの製造業者等により例えば黒色のマーカー等で塗り潰されている。
フィルムロール保持部80は、フィルムロールRの巻き芯Rcが取り付けられた回転軸81(図1参照)と、回転軸81を回動させるロール駆動モータ(図示せず)と、を有する。コントローラ200がロール駆動モータを作動させると、フィルムロールRからフィルムFが繰り出され、繰り出されたフィルムFは搬送ベルト40により搬送される。フィルムロールRから引き出されたフィルムFは、後述する張力調整機構10の可動ローラ11および固定ローラ12にガイドされ、フォーマユニット30のフォーマ本体31へと搬送される(図1参照)。
(2−2)張力調整機構
張力調整機構10は、搬送されるフィルムFに作用する張力の大きさを調整する機構である。張力調整機構10は、主に、可動ローラ11と、固定ローラ12と、エンコーダ13と、を有する(図1および図2参照)。可動ローラ11および固定ローラ12は、いずれも回転自在のローラである。固定ローラ12は、製袋包装機100の図示しないフレームに固定され、位置は変化しない。一方で、可動ローラ11は、例えば、製袋包装機100の図示しないフレームに回転可能に取り付けられたアーム(図示せず)の端部に取り付けられており、可動ローラ11の位置が変化可能に構成されている。張力調整機構10が搬送されるフィルムFに作用させる張力の大きさは、可動ローラ11がフィルムFに作用させる力(可動ローラ11の自重や、可動ローラ11が取り付けられたアームに加えられる力等)の大きさによって調整される。エンコーダ13は、可動ローラ11が取り付けられているアーム(図示せず)の、回転軸周りの回転角度を検知するよう構成される。フィルムロールRのフィルムFが全て引き出されると、フィルムFが可動ローラ11に大きな力を及ぼし、これにより可動ローラ11の取り付けられたアームが回転させられる。後述するコントローラ200は、エンコーダ13が検出するアームの動きに基づき、フィルムロールRに巻き付けられたフィルムFの終端を検知するよう構成されている。
(2−3)フォーマユニット
フォーマユニット30は、主に、フォーマ本体31と、チューブ32と、を有する(図1参照)。
(2−3−1)フォーマ本体
フォーマ本体31は、フィルムロールRから引き出されてフォーマ本体31へと、後方から前方に向かって搬送されてくるシート状のフィルムFを、フィルムFの左端部と右端部が重なるように曲げて筒状に成形する。つまり、フォーマ本体31は、搬送ベルト40により搬送されるシート状のフィルムFを、筒状フィルムFcに成形する。
フォーマ本体31は、円筒状のチューブ32を周方向に取り囲むように配置されている。フォーマ本体31により成形された筒状フィルムFcは、円筒状のチューブ32の下部側の外周面に巻きつくように案内され、チューブ32に巻き付いた状態で下方に搬送される。
(2−3−2)チューブ
チューブ32は、垂直方向に延び、上下の端部が開口した円筒状の部材である。チューブ32の上部は、上端側ほど径が大きくなる漏斗状に形成されている。チューブ32の下部は、径が一様に形成されている。
チューブ32は、上方の物品供給装置から落下してくる物品Cを、上部の開口から受け入れる。チューブ32の上部の開口から投入された物品Cは、チューブ32の内部を通過して、チューブ32の下部の開口から筒状フィルムFcの内部に供給される。
(2−4)搬送ベルト
製袋包装機100は、一対の搬送ベルト40を有する。図1では、搬送ベルト40がチューブ32の後方に描画されている。しかし、実際には、一対の搬送ベルト40は、チューブ32の右側方(図1の紙面の手前側)および左側方(図1の紙面の奥側)にそれぞれ配置されている。一対の搬送ベルト40は、フォーマ本体31の下方に配置される(図1参照)。
一対の搬送ベルト40は、フィルム搬送部の一例である。一対の搬送ベルト40は、フィルムロールRから繰り出されるフィルムFをフォーマ本体31へと搬送する。また、搬送ベルト40は、フォーマ本体31で成形された筒状フィルムFcを横シール機構60へ搬送する。搬送ベルト40は、チューブ32に巻き付いた筒状フィルムFcを吸着して下方に搬送する。
各搬送ベルト40は、ベルト41、駆動ローラ42、および従動ローラ43を有する(図1参照)。ベルト41は、吸着機能を有する。ベルト41は、駆動ローラ42および従動ローラ43に巻き掛けられている。駆動ローラ42は、ローラ駆動モータ(図示せず)と連結され、ローラ駆動モータにより駆動される。ベルト41がフィルムを吸着した状態で、駆動ローラ42が駆動モータにより駆動されると、筒状フィルムFcは下方に搬送される。
(2−5)縦シール機構
縦シール機構50(図1参照)は、チューブ32に巻き付いた筒状フィルムFcの重なり部分を縦シールする(上下方向にシールする)機構である。
縦シール機構50は、図示されないヒータと、筒状フィルムFcの重なり部分に接触するヒータベルト(図示せず)と、ヒータベルトを駆動する駆動機構(図示せず)と、を有する。ヒータは、ヒータベルトを加熱する。駆動機構は、ヒータベルトをチューブ32に近づくように、あるいは、チューブ32から遠ざかるように前後方向に駆動する。ヒートベルトが、駆動機構によりチューブ32に近づくように駆動されることで、チューブ32に巻き付いた筒状フィルムFcの重なり部分が、ヒータベルトとチューブ32との間に挟まれる。縦シール機構50は、加熱されたヒータベルトで、筒状フィルムFcの重なり部分を所定の圧力でチューブ32に押しつけることで、筒状フィルムFcの重なり部分を縦方向に熱シールする。
(2−6)横シール機構
横シール機構60は、搬送ベルト40および縦シール機構50の下方に配置されている(図1参照)。横シール機構60は、搬送ベルト40により下方に搬送されてくる、縦シール機構50による縦シール後の筒状フィルムFcを、横シールする機構である。言い換えれば、横シール機構60は、筒状フィルムFcの搬送方向と交差する方向、より具体的には筒状フィルムFcの搬送方向と直交する方向(左右方向)に筒状フィルムFcをシールする機構である。また、横シール機構60は、横シール後の筒状フィルムFcを切断し、上下の端部が横シールされた袋Bを切り離す機構である。
横シール機構60は、筒状フィルムFcの前後にそれぞれ配置される一対のシールジョー61a,61bを有する(図1参照)。シールジョー61a,61bには、ヒータが内蔵されている。シールジョー61a,61bは、筒状フィルムFcを横シールする際、対となって機能する。
シールジョー61a,61bによる筒状フィルムFcの横シールおよび筒状フィルムFcの切断について説明する。
図示しない駆動機構が駆動されると、シールジョー61a,61bは、互いに接近するように移動する。そして、一対のシールジョー61a,61bは、互いに押しつけ合う状態で筒状フィルムFcを挟持し、袋Bの上下の端部となる筒状フィルムFcの一部分に圧力および熱を加えて横シールする。シールジョー61a,61bの一方(例えば、シールジョー61b)の内部には、図示しないカッターが内蔵されている。カッターは、筒状フィルムFcの横シール部分を、筒状フィルムFcの搬送方向における中心位置において切断し、袋Bと後続の(上流側の)筒状フィルムFcとを切り離す。シールジョー61a,61bが筒状フィルムFcの横シールおよび切断を完了した後、シールジョー61a,61bは、互いに離反するように移動し、次回の筒状フィルムFcの横シールおよび筒状フィルムFcの切断に備える。
(2−7)印字装置
印字装置70は、搬送中のフィルムFの適切な位置(フィルムFの印字エリアA)に製造年月日などの所定の情報を印字する。印字装置70は、例えば、白色の印字エリアAに黒色で所定の情報を印字する。印字装置70が各印字エリアAに印字を行うことで、製袋包装機100から排出される袋Bの各々に、所定の情報が印字される。
印字装置70は、搬送されるフィルムFのおもて面側に配置されている。印字装置70は、搬送されるフィルムFの下方に配置される。印字装置70は、張力調整機構10の下流側に配置される。
(2−8)印字チェック装置
印字チェック装置75は、搬送中のフィルムFの印字エリアAの印字状態をチェックする装置である。印字チェック装置75は、カメラ75aを含む。
印字チェック装置75は、カメラ75aにより、搬送中のフィルムFの印字エリアAの画像を取得する。印字チェック装置75は、カメラ75aにより取得された画像に基づいて、印字装置70が印字した所定の情報が、正しい態様でフィルムFの印字エリアAに印字されているか否かを検査する。印字チェック装置75は、印字の鮮明さ、情報の内容、印字の位置などが、適切か不適切かを判断する。
また、印字チェック装置75は、印字装置70による印字を識別できない第1状態にある印字エリアAを検知するように構成されている。印字を識別できない第1状態とは、例えば、印字エリアAに黒色のテープTが貼られており、印字装置70が印字エリアAに対応する位置に印字したとしても、カメラ75aで撮像した画像からその印字を認識できない状態である。また、印字を識別できない第1状態とは、例えば、印字エリアAが黒色のマーカー等で塗り潰され、印字装置70が印字エリアAに対応する位置に印字したとしても、カメラ75aで撮像した画像からその印字を認識できない状態である。ここでは、印字チェック装置75は、印字エリアA全体が黒色である(元の印字エリアAの色とは異なる)と認識した場合に、印字エリアAが第1状態にあると検知する。印字チェック装置75は、1の印字エリアAが第1状態にあると検知した場合、コントローラ200に対してその旨を知らせる信号を送信する。
(2−9)センサ
センサ90は、フィルムFに印刷されたマークMを検出するためのセンサである。センサ90は、搬送されるフィルムFに印刷されたマークMを検出可能な位置に取り付けられている。センサ90によるマークMの検出結果は、横シール機構60による筒状フィルムFcの横シール/切断位置(筒状フィルムFcの搬送方向における位置)を特定するために用いられる。また、センサ90によるマークMの検出結果は、印字装置70がフィルムFに所定の情報を印刷すべき印刷位置(印字エリアAの位置、特にフィルムFの搬送方向における印字エリアAの位置)を特定するために用いられる。さらに、センサ90によるマークMの検出結果は、印字チェック装置75がフィルムFの印字状態をチェックすべき位置(印字エリアAの位置、特にフィルムFの搬送方向における印字エリアAの位置)を特定するために用いられる。センサ90は、フィルムFの搬送経路において、印字チェック装置75とフォーマユニット30の間に配置されている。
センサ90は、例えば反射センサである。反射センサは、光を発射する発光部と、光を受光する受光部と、を有する。反射センサでは、発光部から発射する光がフィルムFに対して照射され、その反射光が受光部により受光される。反射センサは、受光部が受光する受光量の変化を検知する。黒色のマークM部分に光が照射される場合には、フィルムFの他の部分に光が照射される場合に比べ光の反射量が減少するため、センサ90を用いて、マークMを検出できる。なお、センサ90は、反射センサでなくてもよく、マークMを検出可能な各種センサが使用されればよい。
センサ90は、例えば、受光部の受光量が所定量以下に減少すると、所定の信号(以下では、この信号を検出信号と呼ぶ)をコントローラ200に対して発信するよう構成されている。
コントローラ200は、センサ90の検出結果(センサ90の送信する検出信号)に基づいて、横シール機構60の筒状フィルムFcの横シール/切断位置を特定する。フィルムFに一定間隔で印刷されているマークMを基準に利用することで、筒状フィルムFcの横シール/切断位置を正確に調整可能である。
また、コントローラ200は、センサ90の検出結果(センサ90の送信する検出信号)に基づいて、印字装置70に印字させる位置を特定する。また、コントローラ200は、センサ90の検出結果(センサ90の送信する検出信号)に基づいて、印字チェック装置75に印字状態をチェックさせる位置を特定する。フィルムFに一定間隔で印刷されているマークMを基準に利用することで、筒状フィルムFcの印字位置(印字エリアA)を正確に特定可能である。
なお、センサ90は、フィルムロールRから繰り出されるフィルムFの継ぎ目に貼られたテープTを検出するためにも用いられる。センサ90は、発光部から黒色のテープTに対して光が発射され、受光部の受光量が所定量以下に減ると、検出信号をコントローラ200に対して発信する。
なお、センサ90の検出信号が、センサ90がマークMを検出したために発信されているのか、あるいは、センサ90がフィルムFの継ぎ目のテープTを検出したために発信されているのかは、後述するコントローラ200の継ぎ目検知部210aにより判断される。
(2−10)コントローラ
コントローラ200は、製袋包装機100の各部の動作を制御する。
コントローラ200は、CPUを含む制御部と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を含む記憶部と、を主に有する制御装置である。コントローラ200では、制御部が記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、製袋包装機100の各部の動作を制御する。
コントローラ200は、製袋包装機100の各部、例えば、フィルムロール保持部80、張力調整機構10、搬送ベルト40、縦シール機構50、横シール機構60、印字装置70、印字チェック装置75、およびセンサ90に電気的に接続されている(図2参照)。
また、コントローラ200は、操作盤240およびタッチパネル式のディスプレイ250と電気的に接続される。操作盤240は、製袋包装機100を操作するための操作盤であり、主にスイッチを含む。ディスプレイ250は、製袋包装機100の動作状態等を表示すると共に、製袋包装機100に対する様々な設定の入力等を受け付ける。
操作盤240およびディスプレイ250は、製袋包装機100に対する指示や、製袋包装機100に関する設定を受け付ける入力部の一例である。例えば、操作盤240又はディスプレイ250には、フィルムロールRに巻き回されたフィルムFの継ぎ目の指定数が入力される。継ぎ目の指定数については後述する。
ディスプレイ250は、製袋包装機100に関する情報を出力する出力部の一例である。例えば、ディスプレイ250は、後述するカウント部210bによりカウントされたフィルムFの継ぎ目の数に関する出力を行う。
コントローラ200は、操作盤240やディスプレイ250から入力された操作および設定や、製袋包装機100に設置されている各種センサの検知結果等に基づいて、製袋包装機100の動作を、例えば以下の様に制御する。
例えば、コントローラ200は、搬送ベルト40がフィルムロール保持部80のフィルムロールRから繰り出されるシート状のフィルムFを所定速度で搬送するよう、搬送ベルト40を制御する。また、例えば、コントローラ200は、張力調整機構10に設けられたエンコーダ13の検出結果(言い換えれば、可動ローラ11の位置)に基づき、フィルムロール保持部80のロール駆動モータ(図示せず)の起動/停止や、ロール駆動モータによるフィルムロールRの回転速度を制御する。また、例えば、コントローラ200は、エンコーダ13の検出結果に基づき、フィルムロールRの終端(フィルムロールRに巻き回されたフィルムFの終端)を検知する。
また、例えば、コントローラ200は、センサ90の検出結果(検出信号)と、フィルムFの搬送距離に関する情報とに基づいて、印字装置70がフィルムFの各印字エリアAに所定の情報を印字するように、印字装置70の動作を制御する。また、コントローラ200は、センサ90の検出結果(検出信号)と、フィルムFの搬送距離に関する情報とに基づいて、印字チェック装置75のカメラ75aが、フィルムFの各印字エリアAの画像を取得するように、印字チェック装置75の動作を制御する。印字チェック装置75は、カメラ75aが取得した画像に対して、印字状態のチェックを行う。
なお、印字チェック装置75は、印字エリアAの印字状態が不適切と判断した場合(印字エリアAが第1状態にあると検知した場合を含む)には、コントローラ200に対してその旨を知らせる信号を送信する。この信号を受信したコントローラ200は、例えば、その印字エリアAを有する袋Bを製袋包装機100が排出した時点で、製袋包装機100を一旦停止させる。製袋包装機100を一旦停止させることで、オペレータが袋Bの印字状態を目視で確認することができる。オペレータは、印字状態の目視結果に基づき、問題有りと判断した場合にはその是正を図り、問題無しと判断した場合には、製袋包装機100の運転を再開することができる。なお、印字チェック装置75が印字エリアAの印字状態が不適切と判断した旨の信号をコントローラ200に送信した場合に、コントローラ200が製袋包装機100を一旦停止させるか否かは、オペレータの設定に応じて変更可能に構成されてもよい。
また、例えば、コントローラ200は、フォーマ本体31で筒状に形成されたフィルムF(筒状フィルムFc)が下方に搬送されるよう搬送ベルト40を制御し、搬送される筒状フィルムFcの合せ目が縦方向にシールされるよう縦シール機構50を制御する。また、例えば、コントローラ200は、図示しない物品供給装置から排出された物品Cがフォーマユニット30のチューブ32の下開口端から排出されるタイミングに合わせて、下方に向かって搬送される筒状フィルムFcが横シールされるよう横シール機構60を制御する。なお、コントローラ200は、筒状フィルムFcが適切な位置で横シールされ、横シール済みの袋Bが適切な位置で上流側の筒状フィルムFcから切り離されるように、センサ90の検出結果(検出信号)と、フィルムFの搬送距離に関する情報とに基づいて、横シール機構60を制御する。
さらに、コントローラ200では、フィルムFの継ぎ目が検知された回数をカウントし、カウントされた継ぎ目の数に関する出力を行うように構成されている。
コントローラ200は、フィルムFの継ぎ目の数のカウントや、カウントされた継ぎ目の数に関する出力に関係する機能部として、継ぎ目検知部210a,カウント部210b,比較部210c、発報部210d,装置停止部210eを主に有する。また、コントローラ200は、フィルムFの継ぎ目の数のカウントや、カウントされた継ぎ目の数に関する出力に関係する情報を記憶する記憶領域として、指定数記憶領域220aと、カウント数記憶領域220bと、を有する。
(2−10−1)継ぎ目検知部
継ぎ目検知部210aは、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの継ぎ目を検知する検知部の一例である。継ぎ目検知部210aは、センサ90の検出結果(検出信号)に基づいて、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの継ぎ目を検知する。
継ぎ目検知部210aは、具体的には、センサ90からコントローラ200に対して送信されてきた検出信号が、センサ90がマークMを検出したために発信されたものか、あるいは、センサ90がフィルムFの継ぎ目のテープTを検出したために発信されたものかを判断する。その結果に基づいて、継ぎ目検知部210aは、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの継ぎ目(すなわちテープT)を検知する。
具体的な処理として、継ぎ目検知部210aは、特許文献1(特開平10−175619号公報)に開示されているような処理を行う。例えば、継ぎ目検知部210aは、フィルムFに一定間隔で印刷されているマークMに対して、テープTの位置は不規則であることを利用して、センサ90の検出信号の出力間隔の違いに基づき、フィルムFのマークM部分と、フィルムFの継ぎ目(テープT部分)とを判断する。また、例えば、継ぎ目検知部210aは、フィルムFの搬送方向における、フィルムFのマークM部分と、フィルムFの継ぎ目(テープT部分)との幅の違いを利用して、センサ90の検出信号の出力時間の違い(検出信号の幅の違い)に基づいて、フィルムFのマークM部分と、フィルムFの継ぎ目(テープT部分)とを判断する。
継ぎ目検知部210aは、フィルムFの継ぎ目を検知した場合には(センサ90からコントローラ200に対して送信されてきた検出信号が、センサ90がフィルムFの継ぎ目のテープTを検出したために発信されたものであると判断する場合には)、後述するカウント部210bに対してその旨を知らせる信号を発信する。
(2−10−2)カウント部
カウント部210bは、検知された継ぎ目の数をカウントする。具体的には、カウント部210bは、継ぎ目検知部210aから、フィルムFの継ぎ目を検知した旨の信号を受信すると、後述するカウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目の数を1増加させる処理を行う。
また、カウント部210bは、印字チェック装置75が、1の印字エリアAが第1状態にあると検知した場合には、継ぎ目検知部210aが、第1状態にあると検知された印字エリアAと対応する位置にフィルムFの継ぎ目を検知しない場合にも(継ぎ目検知部210aがフィルムFの継ぎ目を検知した旨の信号を送信してきていない場合にも)、カウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目の数を1増加させる処理を行う。なお、第1状態にあると検知された印字エリアAと対応する位置とは、例えば、第1状態にあると検知された印字エリアAと、この印字エリアAに隣接する印字エリアAとの間を意味する。例えば、図3を用いて説明すれば、第1状態にあると検知された印字エリアA1と対応する位置とは、第1状態にあると検知された印字エリアA1と、この印字エリアAに隣接する印字エリアA2,A3との間を意味する。つまり、図3を用いて説明すれば、継ぎ目検知部210aが、第1状態にあると検知された印字エリアA1と対応する位置にフィルムFの継ぎ目を検知しない場合とは、図3におけるフィルムFの継ぎ目(テープT)を検知できなかった場合である。このようにカウント部210bが構成されることで、仮に継ぎ目検知部210aが何らかの理由でフィルムFの継ぎ目を検知できなかった場合でも、これを見落とすことなく検知することが可能となる。
(2−10−3)比較部
比較部210cは、所定のタイミングで、後述する指定数記憶領域220aに記憶されている継ぎ目の指定数と、後述するカウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目のカウント数とを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。比較部210cは、継ぎ目の指定数と、継ぎ目のカウント数とが一致しない場合に、後述する発報部210dに対してその旨を知らせる信号を送信する。比較部210cの動作タイミングについては後述する。
(2−10−4)発報部
発報部210dは、出力部の一例である。発報部210dは、比較部210cから、継ぎ目の指定数と、継ぎ目のカウント数とが一致しない旨の信号を受信すると、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、エラー出力を行う。
なお、エラー出力とは、製袋包装機100において、継ぎ目の指定数と、継ぎ目のカウント数とが一致しないエラーが発生していることを、オペレータに対して知らせるための出力である。
例えば、発報部210dは、図示しないランプを含み、ランプを点灯させることで、オペレータに対してエラーの発生を知らせるものであってもよい。また、例えば、発報部210dは、図示しないスピーカを含み、スピーカに警告音を出させることで、オペレータに対してエラーの発生を知らせるものであってもよい。また、例えば、発報部210dは、図示しない、オペレータが携帯する携帯端末に対し、エラーメッセージを送信するものであってもよい。また、例えば、発報部210dは、後述する装置停止部210eに対して信号を送信し、製袋包装機100を停止させることで、オペレータに対しエラーの発生を知らせるものであってもよい。なお、発報部210dは、複数の態様のエラー出力を同時に行ってもよい。また、発報部210dは、複数の態様のエラー出力のうち、オペレータが選択した態様のエラー出力だけを行うよう構成されてもよい。
(2−10−5)装置停止部
装置停止部210eは、発報部210dがエラー出力として送信した信号を受信した時に、製袋包装機100を停止させるよう構成される。
(2−10−6)指定数記憶領域
指定数記憶領域220aには、例えば操作盤240又はディスプレイ250から入力された継ぎ目の指定数が記憶される。継ぎ目の指定数は、例えば、フィルムロールRに巻き回されたフィルムFに含まれる継ぎ目の数である。継ぎ目の指定数は、例えばフィルムロールRの製造者等から予め与えられる情報である。継ぎ目の指定数は、通常、フィルムロールR毎に異なる値である。なお、指定数記憶領域220aに記憶される継ぎ目の指定数は、操作盤240又はディスプレイ250から入力されるものではなくてもよく、オペレータが携帯する携帯端末等からコントローラ200に入力されるものであってもよい。
(2−10−7)カウント数記憶領域
カウント数記憶領域220bには、継ぎ目検知部210aにより検知された継ぎ目の数をカウント部210bがカウントした結果が記憶される。
(3)フィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理
以下に、製袋包装機100において実行されるフィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理の具体例を、図4のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、製袋包装機100のフィルムロールRが新たなものに交換された時点を起点として、処理の流れを説明する。なお、処理の開始時点では、カウント数記憶領域220bの値はリセットされ、値“0"が記憶されているものとする。
まず、ステップS1で、フィルムロールRの交換が行われる。つまり、ステップS1では、フィルムロール保持部80に、新たなフィルムロールRがセットされる。
次に、ステップS2では、操作盤240又はディスプレイ250から、新たにフィルムロール保持部80にセットされたフィルムロールRについての、フィルムFの継ぎ目の指定数が入力される。
次に、ステップS3では、ステップS2で入力された継ぎ目の指定数が、指定数記憶領域220aに記憶される。
次に、ステップS4では、操作盤240やディスプレイ250を操作して、オペレータが製袋包装機100の運転を開始する。
ステップS5では、コントローラ200は、センサ90から送信されてくる検出信号を受信する。
ステップS6では、継ぎ目検知部210aは、ステップS5で受信した検出信号が、センサ90がマークMを検出したために発信されたものか、あるいは、センサ90がフィルムFの継ぎ目のテープTを検出したために発信されたものかを判断する。継ぎ目検知部210aが、フィルムFの継ぎ目を検知した場合(ステップS5で受信した検出信号が、センサ90がフィルムFの継ぎ目のテープTを検出したために発信されたものと継ぎ目検知部210aが判断した場合)には、継ぎ目検知部210aは、カウント部210bに対してその旨を知らせる信号を送信する。そしてステップS8へと進む。なお、ステップS8へと処理が進む場合であっても、既にそのフィルムFの継ぎ目と隣接する印字エリアAが、後述するステップS7において第1状態にあると判断されて後述するステップS8においてカウント部210bが継ぎ目の数をカウントしていた場合には、重複カウントを避けるため、ステップS8の処理はスキップされることが好ましい。
一方、ステップS6において、継ぎ目検知部210aが、フィルムFの継ぎ目を検知しない場合(ステップS5で受信した検出信号が、センサ90がマークMを検出したために発信されたものと継ぎ目検知部210aが判断した場合)には、ステップS7へと進む。
ステップS7では、カウント部210bは、ステップS6でフィルムFの継ぎ目を検知しない位置(すなわち継ぎ目検知部210aが、マークMが存在すると判断した位置)に対応する印字エリアAについて、印字チェック装置75が、第1状態にあると検知していたか否かを確認する。ステップS6でフィルムFの継ぎ目を検知しない位置(すなわち継ぎ目検知部210aが、マークMが存在すると判断した位置)に対応する印字エリアAとは、マークMが存在すると判断した位置に隣接する(上流側および下流側の)印字エリアAを意味する。印字チェック装置75のカメラ75aの位置およびセンサ90の位置は不動であり、コントローラ200は、搬送ベルト40によるフィルムFの搬送距離に関する情報を把握していることから、コントローラ200は、継ぎ目検知部210aが、マークMが存在すると判断した位置に対応する印字エリアAを容易に特定可能である。
ステップS7で、ステップS6でフィルムFの継ぎ目を検知しない位置に対応する印字エリアAについて、印字チェック装置75が第1状態にあると検知していたことを、カウント部210bが確認した場合には、ステップS8へと進む。一方、ステップS6でフィルムFの継ぎ目を検知しない位置に対応する印字エリアAについて、印字チェック装置75が第1状態にあると検知していないことを、カウント部210bが確認した場合には、ステップS9へと進む。なお、ステップS8へと処理が進む場合であっても、既にその印字エリアAに関してカウント部210bが継ぎ目の数をカウントしていた場合や、その印字エリアAと隣接する位置(その印字エリアAと、これに隣接する印字エリアAの間)でフィルムFの継ぎ目が既に検知されていた場合には、重複カウントを避けるため、ステップS8の処理はスキップされることが好ましい。
ステップS8では、カウント部210bが、継ぎ目の数をカウントする。具体的には、カウント部210bが、カウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目の数を1増加させる。
なお、ステップS8でカウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目の数が1増加される場合には、コントローラ200は、例えば、ステップS6又はステップS7において継ぎ目と判断された部分を含むフィルムFで製袋された袋Bに物品Cが供給されないよう、図示しない物品供給装置に対して物品の供給を要求する信号を送信しない。このように構成されることで、物品Cが無駄に消費されることを防止できる。また、コントローラ200は、例えば、継ぎ目を含むフィルムFで製袋された袋Bとその下流側の筒状フィルムFcで製袋される袋Bとは切り離さず、いわゆる連包状態で製袋包装機100から排出するよう横シール機構60を制御する。このように構成されることで、フィルムFの継ぎ目を含む袋Bを、生産工程から排除することがより容易になり、信頼性の高い製袋包装機を実現できる。
ステップS9では、コントローラ200が、張力調整機構10のエンコーダ13が検出するアームの動き(可動ローラ11の動き)に基づき、フィルムロールRの終端(フィルムロールRに巻き付けられたフィルムFの終端)を検知したか否かが判断される。コントローラ200が、フィルムロールRの終端を検知した場合には、ステップS10へと進む。一方、コントローラ200が、フィルムロールRのフィルムロールRに巻き付けられたフィルムFの終端を検知していない場合には、ステップS5へと戻る。
ステップS10では、比較部210cが、指定数記憶領域220aに記憶されている継ぎ目の指定数と、カウント数記憶領域220bに記憶されている継ぎ目のカウント数とが一致するか否かを判定する。一致しないと判定された場合にはステップS11へと進み、一致すると判定される場合には、ステップS12へと進む。
ステップS11では、例えば、出力部の一例である発報部210dが、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として上述したようなエラー出力を行う。
また、ステップS11では、出力部の一例であるディスプレイ250が、カウントされた継ぎ目の数に関する出力を行う。ディスプレイ250は、表示部の一例である。ディスプレイ250には、例えば、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、カウントされた継ぎ目の数が表示される。つまりディスプレイ250には、カウント数記憶領域220bに記憶されている数字が表示される。また、ディスプレイ250には、例えば、カウントされた継ぎ目の数と同時に、指定数記憶領域220aに記憶されている継ぎ目の指定数が表示される。また、ディスプレイ250には、カウントされた継ぎ目の数および継ぎ目の指定数に代えて、又は、これらに加えて、カウントされた継ぎ目の数および継ぎ目の指定数が一致しないエラーが発生したことを知らせる文字や画像が表示されてもよい。
なお、ステップS11では、発報部210dおよびディスプレイ250のいずれもが上記の出力を行ってもよいし、いずれか一方だけが、上記の出力を行ってもよい。
最後にステップS12では、カウント数記憶領域220bの値をリセットする。その後、フィルムロールRがステップS1で交換され、上記のフローが繰り返し行われる。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る製袋包装機100は、製袋される袋Bに物品Cを包装する製袋包装機である。製袋包装機100は、フィルムロール保持部80と、フィルム搬送部の一例としての搬送ベルト40と、検知部の一例としての継ぎ目検知部210aと、カウント部210bと、を備える。フィルムロール保持部80は、袋BとなるフィルムFが巻き回されたフィルムロールRを保持する。搬送ベルト40は、フィルムロールRから繰り出されるフィルムFを搬送する。継ぎ目検知部210aは、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの継ぎ目を検知する。カウント部210bは、検知された継ぎ目の数をカウントする。
ここでは、検出された継ぎ目の数がカウントされるため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止できる。
(4−2)
本実施形態に係る製袋包装機100は、出力部の一例としてのディスプレイ250および発報部210dを備える。ディスプレイ250および発報部210dは、カウントされた継ぎ目の数に関する出力を行う。
ここでは、カウントされた継ぎ目の数に関する出力が行われるため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止できる。
(4−3)
本実施形態に係る製袋包装機100は、継ぎ目の指定数が入力される入力部の一例としての操作盤240又はタッチパネル式のディスプレイ250を備える。
ここでは、フィルムロールRの製造業者等から提供される継ぎ目の指定数に更に基づいた出力を行うことができる。
(4−4)
本実施形態に係る製袋包装機100では、ディスプレイ250および発報部210dは、カウント部210bによりカウントされた継ぎ目の数と、継ぎ目の指定数とが一致しない場合に、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、エラー出力を行う。
ここでは、カウントされた継ぎ目の数と指定数とが一致しない場合に、エラー出力により、この異常をオペレータに知らせたり、エラー出力に基づいて製袋包装機100を停止させたりすることができる。そのため、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを容易に防止することができる。また、発生した異常に対して早期に対応をとることができる。
(4−5)
本実施形態に係る製袋包装機100では、出力部には、表示部の一例としてのディスプレイ250を含む。ディスプレイ250には、カウントされた継ぎ目の数に関する出力として、カウントされた継ぎ目の数が表示され、更にカウントされた継ぎ目の数と同時に継ぎ目の指定数が表示される。
ここでは、オペレータが継ぎ目のカウント数と指定数とが一致しているのか、また一致していない場合にはどれだけ差があるのかを一目で判断することができる。
(4−6)
本実施形態に係る製袋包装機100は、印字装置70と、印字チェック装置75と、を備える。印字装置70は、搬送ベルト40により搬送されるフィルムFの印字エリアAに情報を印字する。印字チェック装置75は、印字エリアAの印字状態をチェックする。印字チェック装置75は、印字装置70による印字を識別できない第1状態にある印字エリアAを検知する。カウント部210bは、印字チェック装置75が1の印字エリアAが第1状態にあると検知した場合には、継ぎ目検知部210aが、第1状態であると検知された印字エリアAと対応する位置に継ぎ目を検知しない場合にも、継ぎ目の数をカウントする。
ここでは、継ぎ目に対応する印字エリアAを第1状態とする処理をフィルムロールRに施しておくことで、仮に継ぎ目検知部210aが継ぎ目を検知できなかった場合にも、継ぎ目を漏れ無くカウントすることができる。
(5)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾のない範囲で、複数の変形例が組み合わされてもよい。
(5−1)変形例A
フィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理は、上記実施形態の処理に限定されるものではない。
例えば、フィルムの継ぎ目の数のカウントおよび継ぎ目の数に関する出力の処理は、図5のようなフローチャートに従って行われてもよい。
図5のフローチャートでは、ステップS1でフィルムロールRが交換された後、継ぎ目の指定数の入力および記憶の処理は行われず、すぐに製袋包装機100が運転される(ステップS4)。
その後のステップS5からステップS9までの処理は、上記実施形態における処理と同様であるため説明は省略する。
ステップS9でフィルムロールRの終端が検知されると、指定数記憶領域220aに継ぎ目の指定数が記憶されていないため、継ぎ目の指定数と、カウントされた継ぎ目の数との比較は行われず、ステップS111の処理が行われる。
ステップS111では、エラー出力は行われず、ディスプレイ250にカウントされた継ぎ目の数(カウント数記憶領域220bに記憶された値)が表示される。その後ステップS12に進む。ステップS12は同様であるため、説明は省略する。
このように構成される場合にも、オペレータは、フィルムロールRで検知されたフィルムFの継ぎ目の数を把握できる。そして、オペレータは、検知されたフィルムFの継ぎ目の数を、例えば予め分かっているフィルムロールRに含まれていた継ぎ目の数と比較することで、全てのフィルムFの継ぎ目が継ぎ目検知部210aにより検知されたかを直ちに把握することができる。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、ディスプレイ250にカウントされた継ぎ目の数や、継ぎ目の指定数が表示されるが、表示部は、ディスプレイ250に限定されるものではない。表示部は、例えば、オペレータの携帯する携帯端末であってもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、フィルムロールの終端が検知された後に、ステップS11において出力処理が行われるが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS2において継ぎ目の指定数が入力された後、ディスプレイ250には、常に、あるいは、オペレータの操作に応じて、継ぎ目の指定数が表示されるように構成されてもよい。また、例えば、カウントされた継ぎ目の数は、ディスプレイ250に、常に、あるいは、オペレータの操作に応じてリアルタイムに表示されるように構成されてもよい。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、継ぎ目のカウント数と継ぎ目の指定数とが、ディスプレイ250に同時に表示されるが、これに限定されるものではない。例えば、ディスプレイ250には、継ぎ目のカウント数と継ぎ目の指定数とは別画面に表示されるよう構成されてもよい。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、カウント部210bは、印字チェック装置75が1の印字エリアAが第1状態にあると検知した場合には、継ぎ目検知部210aが、第1状態であると検知された印字エリアAと対応する位置に継ぎ目を検知しない場合にも、継ぎ目の数をカウントする。しかし、カウント部210bの構成は、これに限定されるものではない。
例えば、カウント部210bは、継ぎ目検知部210aの検知結果のみに基づいて継ぎ目の数をカウントしてもよい。しかし、印字チェック装置75の検知結果も利用することで、見落としなくフィルムFの継ぎ目を検知することが、より容易である。
(5−6)変形例F
上記実施形態では言及していないが、上記実施形態の構成により、継ぎ目検知部210aは、フィルムロールR間のフィルムFの継ぎ目(これまで使用されていたフィルムロールRのフィルムFと、新たに使用されるフィルムロールRのフィルムFとの継ぎ目に貼られるテープT)も検知可能である。カウント部210bは、フィルムロールR間のフィルムFの継ぎ目も、フィルムFの継ぎ目の数としてカウントするよう構成されてもよい。
なお、フィルムロールR間のフィルムFの継ぎ目を、フィルムFの継ぎ目の数としてカウントする場合には、フィルムロールR間のフィルムFの継ぎ目も、1つの継ぎ目として含まれるように、継ぎ目の指定数が定義されてもよい。
(5−7)変形例G
上記実施形態では、継ぎ目の指定数が操作盤240やディスプレイ250等の入力部から入力されるが、継ぎ目の指定数は上述のような入力部から入力されなくてもよい。
例えば、製袋包装機100は以下の様に構成されてもよい。
まず、前提として、フィルムロールRには継ぎ目の指定数に関する情報が付される。フィルムロールRには、継ぎ目の指定数に関する情報が、例えば、フィルムロールRのフィルムFや巻き芯Rcにラベルを貼付することで付される。ラベルには、例えば継ぎ目の指定数が印字され、更に継ぎ目の指定数を示すバーコードが印字される。バーコードはフィルムFの種類を示す情報を含んでいてもよい。そして、製袋包装機100は、このバーコードを読み取る読取機を有する。オペレータは、フィルムロールRの交換時に、読取機を用いて、フィルムロールRから(フィルムロールRに貼付されたラベルから)、フィルムロールRに付されたバーコードの情報(継ぎ目の指定数に関する情報を含む)を読み取る。製袋包装機100は、読取機の読み取り結果に基づき、指定数記憶領域220aに継ぎ目の指定数を記憶する。
なお、オペレータが読取機を用いてバーコードの読取り作業を手作業で行う代わりに、フィルムロール保持部80の近傍に読取機400が取り付けられ、読取機400は、フィルムロールRの交換時に自動でバーコードを読み取るように構成されてもよい。このように構成されることで、オペレータの省力化を図ることができる。
なお、ラベルには、バーコードに代えて、同様の情報を含むQRコード(登録商標)等が印字されていてもよい。また、フィルムロールRには、ラベルを貼付する代わりに、同様の内容が巻き芯Rc等に直接印字されていてもよい。また、バーコード等を印字する代わりに、フィルムロールRには継ぎ目の指定数に関する情報を記憶した電子タグ等が付され、製袋包装機100が有する読取機は、電子タグのリーダであってもよい。
本発明に係る製袋包装機は、フィルムの継ぎ目のチェック漏れを防止することが容易な信頼性の高い製袋包装機として有用である。
40 搬送ベルト(フィルム搬送部)
70 印字装置
75 印字チェック装置
80 フィルムロール保持部
100 製袋包装機
210a 継ぎ目検知部(検知部)
210b カウント部
210d 発報部(出力部)
240 操作盤(入力部)
250 ディスプレイ(出力部,表示部,入力部)
400 読取部
A 印字エリア
B 袋
C 物品
F フィルム
R フィルムロール
特開平10−175619号公報

Claims (6)

  1. 製袋される袋に物品を包装する製袋包装機であって、
    袋となるフィルムが巻き回されたフィルムロールを保持するフィルムロール保持部と、
    前記フィルムロールから繰り出される前記フィルムを搬送するフィルム搬送部と、
    前記フィルム搬送部により搬送される前記フィルムの継ぎ目を検知する検知部と、
    検知された前記継ぎ目の数をカウントするカウント部と、
    前記継ぎ目の指定数を取得する取得部と、
    前記カウント部によりカウントされた前記継ぎ目の数に関する出力を行う出力部と、
    を備えた製袋包装機。
  2. 前記取得部は、前記継ぎ目の指定数の入力を受け付ける入力部を含む、
    請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記取得部は、前記フィルムロールに付された前記継ぎ目の指定数に関する情報を読み取る読取部を含む、
    請求項1に記載の製袋包装機。
  4. 前記出力部は、前記カウント部によりカウントされた前記継ぎ目の数と、前記継ぎ目の指定数とが一致しない場合に、カウントされた前記継ぎ目の数に関する出力として、エラー出力を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
  5. 前記出力部は、表示部を含み、
    前記表示部には、カウントされた前記継ぎ目の数に関する出力として、カウントされた前記継ぎ目の数が表示され、更にカウントされた前記継ぎ目の数と同時に前記継ぎ目の指定数が表示される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の製袋包装機。
  6. 前記フィルム搬送部により搬送される前記フィルムの印字エリアに情報を印字する印字装置と、
    前記印字エリアの印字状態をチェックする印字チェック装置と、
    を更に備え、
    前記印字チェック装置は、前記印字装置による印字を識別できない第1状態にある前記印字エリアを検知し、
    前記カウント部は、前記印字チェック装置が1の前記印字エリアが前記第1状態にあると検知した場合には、前記検知部が、前記第1状態であると検知された前記印字エリアと対応する位置に前記継ぎ目を検知しない場合にも、前記継ぎ目の数をカウントする、
    請求項1からのいずれか1項に記載の製袋包装機。
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