JP7341468B2 - シフト数設定装置及び横ピロー包装機 - Google Patents
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Description
この横ピロー包装機においては、巻取り状の包材(巻取り包材)から繰り出されたシート状の包材が、製筒器(フォーマ)で筒状に成形されるが、巻取り包材を切り換えたときには包材に継ぎ部が発生し、また、製筒器に入る前の包材には製造年月日等の日付が印字されるが、印字された文字が歪んでいたり、所定の位置に印字されなかったりする等の日付印字不良が発生し、このような継ぎ部のある包材、印字文字不良、印字位置不良の包材は、不良包材となる。
そして、このような不良包材は、エンドシール・切断後の排出部等で除去されるが、そのために、継ぎ部の位置、印字位置、印字位置不良検出位置から不良包材を除去する基準となる除去基準位置(例えば、エンドシール・切断位置)までに袋(被包装品と包装する袋)何個分に相当する包材が存在するか(以下、あるパス長さ分の包材に相当する袋の個数を「シフト数」という。)が設定される。
すなわち、横ピロー包装機においては、袋1個分の長さの包材が送られる時間は決まっていることから、包材の継ぎ部の位置から排出基準位置までのシフト数、包材の日付印字位置から除去基準位置までのシフト数、印字位置不良検出位置から除去基準位置までのシフト数(以下「各種シフト数」という)を予め設定しておくことにより、継ぎ部、印字文字不良、印字位置不良のある不良包材が発生した場合、その不良包材が除去出基準位置に到達した後に、その不良包材を除去することができる。
この場合、横ピロー包装機においては、包装体の種類毎に被包装品の形状・大きさや包材の幅、袋長さ(1袋分の包材の長さ)等が異なり、それに合わせて製筒器(フォーマ)の被包装品が入る口(開口部)の大きさや位置が変更され、それに伴って、包材を製筒器に案内する案内ローラ(以下「テンションローラ」という。)の位置も変更される。
この製筒器の開口部の大きさ・位置やテンションローラの位置が変更されることにより、継ぎ部の位置や日付印字位置等から不良包材の除去基準位置までのパス長さが変化することから、各種シフト数も、包装体の種類毎に異なることなる。
よって、作業者は、包装体の種類毎に、各種シフト数の設定を行わなければならず、試行錯誤的に行う各種シフト数の設定に時間がかかるのみならず、設定した各種シフト数に誤差が生じやすいという問題がある。
例えば、特許文献1(特開2018-70247号公報)には、製袋手段に向けた帯状フィルムの進入角度を調節する進入角調節ローラと、第2処理位置X2に到来した不良包装品を系外に排出する排出手段を備え、第1処理位置X1において、付設情報読取手段で読み取ったフィルムの付設情報は、制御部で基準情報と比較して適合判定され、進入角調節ローラを位置調節した場合、角度検出手段および変位検出手段で取得した進入角調節ローラの位置情報に基づき、経路長さ情報生成部が特定領域の経路長さに関する情報を生成し、制御部は、適合判定の結果が否とされた付設情報を含む1包装長分のフィルムで包装された包装品が第2処理位置X2に到来する際に、排出手段を作動して包装品22を系外に排出する横形製袋充填機が開示されている。
しかしながら、特許文献1の横形製袋充填機では、進入角調節ローラ(テンションローラに相当する。)の位置情報に基づき、経路長さ情報生成部が特定領域の経路長さに関する情報を生成するが、横形製袋充填機によっては、進入角調節ローラの位置が同じであっても、製袋手段(製筒器)の充填口の大きさや位置が異なり、特定領域の経路長さ(第1処理位置X1から第2処理位置X2までの経路長さ)が一義的に定まらず、特定領域の経路長さを正確に求めることができず、最終的に求めるシフト数に誤差が生じ、その修正作業等に手間がかかるという問題がある。
また、特許文献1は、第1処理位置X1から案内ローラ26までの経路長さを機械的に定まる固有値であってフィルム長さが変化しない不変長さL2とし、この不変長さL2と予め記憶部36に記憶させ、案内ローラ26から第2処理位置X2までの経路を進入角調節ローラ29の位置調整によって変化する変動長さL1とし、特定領域の経路長さLをL=L1+L2としているが、不変長さL2は、実際に設置される横形製袋充填機毎に異なり、特に、付設情報読取手段が日付印字読み取り装置である場合は、横形製袋充填機毎に付印字読み取り装置の取付位置が若干異なることから、不変長さL2に誤差が生じ易く、第1処理位置X1から第2処理位置X2までのシフト数に誤差が生じ、その修正作業等に手間がかかるという問題がある。
この場合、横ピロー包装機における第二ローラ(テンションローラに相当する)の位置は、製袋器の変動部位に基づく位置情報(製袋器の底面部の幅とガイド手段の上流側先端部の高さ等)から計算により一義的に定める必要はなく、製袋器の変動部位の位置に対して一定の範囲内にあればよく、製袋器の変動部位の位置の変更が小さい場合は、第二ローラの位置を変更する必要がない。
しかしながら、特許文献2の製袋可能数算出システムでは、生産する包装体の種類が変わり、製袋器の底面部の幅とガイド手段の上流側先端部の高さ等を変更した場合は、製袋器の変動部位に基づく位置情報から位置算出手段が算出した位置に第二ローラの位置を変更しないと、状態検出手段によって異常と判断された部位が排出位置に到達するまでの間に排出される正常な包装体数(シフト数)を設定することができず、第二ローラの位置を変更する必要がない場合であってもその変更を行わなければならず、却って第二ローラの位置設定の作業負荷が増加するという問題が生ずる。
また、特許文献2の製袋可能数算出システムでは、状態検出手段から第一ローラまでの距離(パス長さ)は、固有値(固定値)として予め登録されるが、特許文献1の場合と同様に、状態検出手段の取付位置に誤差が生じて、登録された状態検出手段から第一ローラまでの距離に誤差が生じ易く、状態検出手段の位置から除去基準位置までのシフト数に誤差が生じ、その修正作業等に手間がかかるという問題がある。
図1は、本発明のシフト数設定装置を備えた横ピロー包装機の制御部分の構成を示すブロック図である。
図1において、1は横ピロー包装機、10は横ピロー包装機本体、20は横ピロー包装機制御部、21は演算制御部、21aは動作制御部、21bは駆動ローラ回転数検出部、21cは不良包材除去処理装置制御部、22は記憶部、23は送受信部、30は操作パネル、31はコンピュータ、31aは移動距離情報取得部、31bはシフト数算出部、33は送受信部、34は入力表示部、CLは通信回線である。
横ピロー包装機1の制御部分は、横ピロー包装機本体10に接続された横ピロー包装機制御部20と、横ピロー包装機制御部20に通信回線CLを介して接続された操作パネル30とから構成されている。
横ピロー包装機制御部20は、演算制御部21、記憶部22及び送受信部23を備え、操作パネル30は、コンピュータ31、送受信部33及び入力表示部34を備えている(詳細は後述する)。
そして、コンピュータ31は、本発明のシフト数設定装置を構成するための移動距離情報取得部31a、シフト数算出部31bを備えている(詳細は後述する)。
図2は、横ピロー包装機本体10の概略構成を表した図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。
図2において、11は包材(包装材料)供給部、11a、11bはシャフト、11cは継ぎ部検出センサ、12は包材送り部、12aは駆動ローラ、12bは押えローラ、12cはテンションアーム、12dはテンションローラ、12eは日付印字装置、12fはカメラ、12gは光センサ、13は被包装品供給部、13aは供給コンベア、14は製筒部、14aは製筒器(フォーマ)、15はフィルム引き部、15aは駆動ローラ、15bは押えローラ、16はセンターシール部、16a、16bはセンターシールブロック、17は目付け部、17a、17bは目付けローラ、18はエンドシール・切断部、18a、18bはエンドシールブロック、19は包装体排出部、19aは排出コンベア、grはガイドローラ、M1、M2は巻取り包材、Fiは包材(フィルム)、CPは被包装品、TFは筒状包材、Baは袋、Pcは包装体、csはセンターシール部分、esはエンドシール部分、P1aは継ぎ部検出位置、P1bは日付印字文字不良検出位置、P1cは日付印字位置不良検出位置、P2は不良包材除去基準位置である。
横ピロー包装機本体10は、包材(包装材料)供給部11、包材送り部12、被包装品供給部13、製筒部14、フィルム引き部15、センターシール部16、目付け部17、エンドシール・切断部18、包装体排出部19等から構成される。
包材送り部12は、駆動ローラ12aと押えローラ12bで包材Fiを挟み込み、モータ(図示せず)により駆動ローラ12aを回転させて、包材Fiを一定長さだけ送り出し、テンションアーム12cに取り付けられたテンションローラ12dにより、包材Fiを製筒部14に案内する。
日付印字装置12eは、包材Fiに日付(製造年月日等)を印字するが、印字した文字が歪んでいる等の印字文字不良を判定する印字文字不良判定部(図示せず)を備え、日付印字文字不良検出位置P1b(以下適宜「位置P1b」と略す。)で印字文字不良を検出する。
カメラ12fは、日付印字位置不良検出位置P1c(以下適宜「位置P1c」と略す。)で包材Fiに印字された日付を撮影し、撮影した画像を印字位置不良判定装置(図示せず)に送る。
光センサ12gは、レジマーク検出機(図示せず)のレジマーク検出部を構成し、包材Fiに設けられたレジマークを読み取り、読み取った信号をレジマーク検出機本体(図示せず)に送る。
被包装品供給部13は、ベルトコンベア13a上に被包装品(製品)CPを載せ、筒状包材TFの中に被包装品CPを充填する。
製筒部14は、製筒器(フォーマ)14aにより包材Fiを筒状包材TFに成形(製筒)する。
フィルム引き部15は、駆動ローラ15aと押えローラ15bで筒状包材TFの重ね合せされた端部を挟み込み、モータ(図示せず)により駆動ローラ15aを回転させて、筒状包材TFを一定長さだけ送り出す。
センターシール部16は、ヒータ(図示せず)で加熱したセンターシールブロック16a、16bで重ね合せされた筒状包材TFの端部を挟み込み、筒状包材TFにセンターシールcsを施す。
目付け部17は、目付けローラ17a、17bで筒状包材TFのセンターシールcsを挟み込み、モータ(図示せず)により一方の目付けローラ17aを回転させてセンターシールcsに目付けを施す。
エンドシール・切断部18は、ヒータ(図示せず)で加熱したエンドシールブロック18a、18bで筒状包材TFの先端部を挟み込んでエンドシールを施してエンドシール部分esを形成し、エンドシール部分esの中央部を切断して、被包装品CPが袋Baに詰め込まれた包装体Pcを生成する。
このエンドシール・切断部18における筒状包材TFのエンドシール・切断位置が、本発明の第2位置である不良包材除去基準位置P2(以下適宜「位置P2」と略す。)となる。
包装体排出部19は、包装体Pcを排出コンベア19aにより排出すると共に、不良包材除去処理装置(図示せず)、例えば、エアブロー、フリッパー、ダンパーを備え、継ぎ部や印字文字不良等がある不良包材(袋になった不良包材)を除去する。
なお、不良包材除去処理装置は、エアブロー、フリッパー、ダンパー等の不良包材を自動的に除去する装置に限定されるものではなく、エンドシール・切断部18の切断装置を作動させずに、エンドシール部分esの中央部が切断されない繋がった袋を排出する装置であってもよい。
図1に示すように、横ピロー包装機制御部20は、演算制御部21、記憶部22及び送受信部23を備え、演算制御部21は動作制御部21a、駆動ローラ回転数検出部21b及び不良包材除去処理装置制御部21cを備えている。
動作制御部21aは、操作パネル30で設定された製品について、記憶部22の製品パラメータテーブルに登録されたパラメータ(横ピロー包装機本体10が生産する製品毎に設定された生産能力、袋長さ、製品長さ、ヒータ温度等を表す数値)に基づいて、横ピロー包装機本体10の駆動機器、例えば、包材送り部12のモータ、センターシール部16やエンドシール・切断部18の各種ヒータの動作を制御する。
駆動ローラ回転数検出部21cは、包材Fiに設けられた計測用マーク(後述する)が、位置P1a、位置P1b、位置P1cから位置P2まで移動するのに要する駆動ローラ12a(包材送り部12の駆動ローラ)の回転数を検出し、検出した回転数を計測用マークの移動距離を示す情報(移動距離情報)として送受信部23に送る。
不良包材除去装置処理制御部21cは、継ぎ部検出センサ11cから検出信号、日付印字装置12eの印字文字不良判定部からの信号、印字位置不良判定装置からの信号と、記憶部22の製品パラメータテーブルに登録されたシフト数に基づいて、不良包材除去処理装置の動作を制御する。
送受信部23は、通信回線CLを介して操作パネル30の送受信部33と通信を行い、演算制御部21から各種データを操作パネル30の送受信部33に送信し、また、送受信部33から送信される各種データを受信して演算制御部21に送る。
操作パネル30は、図1に示すようにコンピュータ31、送受信部33及び入力表示部34を備えている。
コンピュータ31は、演算処理部や記憶部を備え、横ピロー包装機本体10に対応した専用のプログラムが組み込まれ、各種処理を行うと共に操作パネル30を統括的に制御する。
コンピュータ31の演算処理部は、移動距離情報取得部31aとシフト数算出部31bを備えている。
移動距離情報取得部31aは、計測用マークの移動距離情報(駆動ローラ12aの回転数)を横ピロー包装機制御部20の駆動ローラ回転数検出部21cから、送受信部23、通信回線CL、送受信部33を介して取得する。
シフト数算出部31bは、移動距離情報取得部31aが取得した移動距離情報と、入力表示部34に表示される袋仕様入力画面(後述する)から入力される袋長さに基づいて、位置P1a、位置P1b、位置P1cから位置P2までのシフト数を算出する。
送受信部33は、コンピュータから送られてくる各種データを通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部20の送受信部23に送信し、横ピロー包装機制御部20の送受信部23から通信回線CLを介して送信される各種データを受信してコンピュータ31に送る。
入力表示部34は、タッチパネル式の表示画面を有し、コンピュータ31に組み込まれた専用プログラムによって作成された各種画面、例えば、袋長さ入力画面(後述する)を表示する。
そして、シフト数算出部31bで算出されたシフト数は、入力表示部34に表示されると共に、送受信部33、通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部20に送られ、記憶部22の製品パラメータテーブルに登録される。
また、本発明のシフト数設定装置は、移動距離情報取得部31a、シフト数算出部31b、袋長さ入力手段としての入力表示部34、シフト数出力手段としての送受信部33から構成される。
図3は、計測用マークの一例が設けられた包材Fiの平面図であり、図中、KMは計測用マーク、RMはレジマーク、BGは背景部である。
レジマークRMは、エンドシール・切断部18で、包材Fiの定められた位置にエンドシール・切断が行われるようにするための位置合わせ用マークであり、光センサ12gでレジマークRMが読み取られて、エンドシール・切断のタイミングが調整される。
図3に示すように、連続した包材Fiの一方の端部には背景部BGが帯状に印刷され、背景部BGの中に一定間隔でレジマークRMが連続的に印刷され、包材Fiは左から右に移動する。
計測用マークKMは、図3に示すように包材Fi上の隣り合うレジマークRMの間に、例えば、黒色のテープを貼ることにより設けられる。
図4は、本発明のシフト数設定装置の動作を示したフローチャートであり、以下、図4のフローチャートに基づいて、シフト数設定装置の動作について説明する。
まず、入力表示部34の目次画面(図示せず)において、袋仕様入力を選択し、袋仕様入力画面を表示させ、袋長さの入力が行われる(S1)。
図5は、袋長さを含む袋の仕様を入力するための袋仕様入力画面の例を示した画面構成図であり、図において、40は袋仕様入力画面、41は巻取り包材画像、42、43は入力ボックス、44はボタンである。
袋仕様入力画面40においては、画面の左上に画面の種別を示す「袋仕様」文字が表示され、画面中央にはフィルム(包材)を繰り出している巻取り包材に製品フィルムの幅と袋長さを示す寸法線が付された巻取り包材画像41が表示され、巻取り包材画像41の各寸法線近傍に、入力ボックス42、43が表示され、入力ボックス42の上側には「フィルム幅」の文字が表示され、入力ボックス43の上側には「袋長さ」の文字が表示され、画面右下に「目次」文字が付されたボタン44が表示されている。
この袋仕様入力画面40において、入力ボックス42、43をタッチすると、テンキーあるいはプルダウンメニューが表示され、入力ボックス42からは包材(フィルム)幅が入力され、入力ボックス43からは袋長さが入力され、入力ボックス62、63に入力された数値は、入力後に入力ボックス62、63に表示される(図4は、入力ボックス42に数値「100」が入力されて表示され、入力ボックス43に数値「120」が入力されて表示された状態を示している。)。
包材(フィルム)幅と袋長さの入力終了後にボタン44にタッチすると、目次画面に戻る。
なお、入力ボックス42から入力される包材(フィルム)幅は、シフト数算出部31bがシフト数を算出する際には使用されないが、製筒器(フォーマ)14aの開口部の大きさや位置を調整する際に使用される。
図6は、シフト数設定画面の例を示した画面構成図であり、図において、50はシフト数設定画面、51~54はボタンである。
この場合、包材Fiに対して、位置P1a、位置P1b、位置P1cに計測用マークKMを設ける。具体的には、作業者が、包材Fiの位置P1a、位置P1b、位置P1cの3箇所に、計測用マークKMとなるテープを貼り付ける。
そして、作業者の操作により、「スタート」の文字が付されたボタン51がタッチされると、包材Fiが低速で搬送され、最初に包材Fiの位置P1cに設けられた計測用マークKMが位置P2に到達すると、「印字カメラ-エンドシール」の文字が付されたボタン52がタッチされ、駆動ローラ回転数検出部21cが、計測用マークKMが位置P1cから位置P2まで移動した駆動ローラ12aの回転数Ncを検出する。
続いて、包材Fiの位置P1bに設けられた計測用マークKMが位置P2に到達すると、「日付印字-エンドシール」の文字が付されたボタン53がタッチされ、駆動ローラ回転数検出部21cが、計測用マークKMが位置P1bから位置P2まで移動した駆動ローラ12aの回転数Nbを検出する。
最後に、包材Fiの位置P1aに設けられた計測用マークKMが位置P2に到達すると、「フィルム継ぎ-エンドシール」の文字が付されたボタン54がタッチされ、駆動ローラ回転数検出部21cが、計測用マークKMが位置P1aから位置P2まで移動した駆動ローラ12aの回転数Naを検出する。
この後、駆動ローラ回転数検出部21cが検出した回転数Na、Nb、Ncは、移動距離情報として送受信部23に送られ、操作パネル30の送受信部33で受信されてコンピュータ31に送られる。
これにより、移動距離情報取得部31aが、計測用マークKMが位置P1a、位置P1b、位置P1cの各々から位置P2まで移動する移動距離情報(回転数Na、Nb、Nc)を取得する。
この後、シフト数設定画面において、ボタン55がタッチされると、目次画面に戻る。
具体的には、位置P1aから位置P2まで移動距離情報(回転数Na)に駆動ローラ12aの周長(l)を乗じて、位置P1aから位置P2まで包材Fiのパス長さ(Na・l)を求め、これを袋長さ(p)で割ることにより、位置P1aから位置P2までシフト数SNa(=Na・l/p)が算出される。
また、位置P1bから位置P2まで移動距離情報(回転数Nb)に駆動ローラ12aの周長(l)を乗じて、位置P1bから位置P2まで包材Fiのパス長さ(Nb・l)を求め、これを袋長さ(p)で割ることにより、位置P1bから位置P2までシフト数SNb(=Nb・l/p)が算出される。
さらに、位置P1cから位置P2まで移動距離情報(回転数Nc)に駆動ローラ12aの周長(l)を乗じて、位置P1cから位置P2まで包材Fiのパス長さ(Nc・l)を求め、これを袋長さ(p)で割ることにより、位置P1cから位置P2までシフト数SNc(=Nb・l/p)が算出される。
図7は、シフト数を表示するためのシフト数表示画面の例を示した画面構成図であり、図において、60はシフト数表示画面、61~63は表示ボックス、64はボタンである。
シフト数表示画面60においては、上から順にシフト数の種類を表す項目名「フィルム継ぎ-エンドシール」、「日付印字-エンドシール」、「印字カメラ-エンドシール」の文字が表示され、各項目名の右側に表示ボックス61~63が設けられている。
図7では、シフト数SNaとして「32」が表示ボックス61に表示され、シフト数SNbとして「25」が表示ボックス61に表示され、シフト数SNcとして「21」が表示ボックス61に表示されている。
また、シフト数算出部31bが算出した各シフト数(SNa、SNb、SNc)は、送受信33に送られ、送受信部33から通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部20に送信され、記憶部22の製品パラメータテーブルに登録され、これにより、各シフト数(SNa、SNb、SNc)が設定されたこととなる(S5)
なお、シフト数表示画面60において「目次」の文字が付されたボタン64は、目次画面に戻るためのボタンである。
そして、横ピロー包装機制御部20の不良包材除去処理装置制御部21cは、継ぎ部検出センサ11cから検出信号とシフト数SNaに基づいて包装体排出部19の不良包材除去処理装置を作動させ、継ぎ部のある不良包材を除去する。
また、不良包材除去処理装置制御部21cは、日付印字装置12eの印字文字不良判定部からの信号とシフト数SNbに基づいて包装体排出部19の不良包材除去処理装置を作動させ、印字文字不良の不良包材を除去する。
さらに、不良包材除去装置制御部21cは、印字位置不良判定装置からの信号とシフト数SNcに基づいて包装体排出部19の不良包材除去処理装置を作動させ、日付印字位置不良の不良包材を除去する。
10 横ピロー包装機本体
11 包材(包装材料)供給部
11a、11b シャフト
11c 継ぎ部検出センサ
12 包材送り部
12a 駆動ローラ
12b 押えローラ
12c テンションアーム
12d テンションローラ
12e 日付印字装置
12f カメラ
12g 光センサ
13 被包装品供給部
13a 供給コンベア
14 製筒部
14a 製筒器(フォーマ)
15 フィルム引き部
15a 駆動ローラ
15b 押えローラ
16 センターシール部
16a、16b センターシールブロック
17 目付け部
17a、17b 目付けローラ
18 エンドシール・切断部
18a、18b エンドシールブロック
19 包装体排出部
19a 排出コンベア
20 横ピロー包装機制御部
21 演算制御部
21a 動作制御部
21b 駆動ローラ回転数検出部
21c 不良包材除去処理装置制御部
22 記憶部
23 送受信部
30 操作パネル
31 コンピュータ
31a 移動距離情報取得部
31b シフト数算出部
33 送受信部
34 入力表示部
40 袋仕様入力画面
41 巻取り包材画像
42、43 入力ボックス
44 ボタン
50 シフト数設定画面
51~55 ボタン
60 シフト数表示画面
61~63 表示ボックス
64 ボタン
CL 通信回線
gr ガイドローラ
M1、M2 巻取り包材
Fi 包材(フィルム)
CP 被包装品
TF 筒状包材
Ba 袋
Pc 包装体
cs センターシール部分
es エンドシール部分
P1a 継ぎ部検出位置
P1b 日付印字文字不良検出位置
P1c 日付印字位置不良検出位置
P2 不良包材除去基準位置
KM 計測用マーク
RM レジマーク
BG 背景部
Claims (4)
- 横ピロー包装機における不良包材を検出する第1位置から該不良包材を除去する基準となる第2位置までのシフト数を設定するシフト数設定装置であって、
駆動ローラを回転させて計測用マークが設けられた包材を前記第1位置から前記第2位置まで搬送させる操作を行うためのシフト数設定画面と、
前記操作により前記駆動ローラを回転させて前記計測用マークが設けられた包材を搬送させたときに、前記計測用マークが前記第1位置から前記第2位置まで移動するのに要した前記駆動ローラの回転数を前記計測用マークの移動距離情報として取得する移動距離情報取得手段と、
1個の包装体を生産する包材の搬送方向の長さである袋長さを入力する袋長さ入力手段と、
前記移動距離情報取得手段が取得した前記移動距離情報と前記袋長さ入力手段から入力された袋長さに基づいて、前記第1位置から前記第2位置までのシフト数を算出するシフト数算出手段と、
前記シフト数算出手段が算出したシフト数を出力するシフト数出力手段と
を備えたことを特徴とするシフト数設定装置。 - 前記第1位置は、包材の継ぎ部が検出される継ぎ部検出位置、前記包材の日付印字文字不良が検出される印字文字不良検出位置、前記包材の日付印字位置不良を検出する印字位置不良検出位置のいずれかを含むことを特徴とする請求項1記載のシフト数設定装置。
- 第1位置において不良包材を検出する不良包材検出手段と、
前記第1位置にて発生した不良包材が該不良包材を除去する基準となる第2位置を通過した後に該不良包材を除去又は除去するための処理を行う不良包材除去処理手段と、
前記第1位置から前記第2位置までのシフト数を設定するシフト数設定装置を備え、
前記シフト数設定装置は、
駆動ローラを回転させて計測用マークが設けられた包材を前記第1位置から前記第2位置まで搬送させる操作を行うためのシフト数設定画面と、
前記操作により前記駆動ローラを回転させて前記計測用マークが設けられた包材を搬送させたときに、前記計測用マークが前記第1位置から前記第2位置まで移動するのに要した前記駆動ローラの回転数を前記計測用マークの移動距離情報として取得する移動距離情報取得手段と、
1個の包装体を生産する包材の搬送方向の長さである袋長さを入力する袋長さ入力手段と、
前記移動距離情報取得手段が取得した前記移動距離情報と前記袋長さ入力手段から入力された袋長さに基づいて、前記第1位置から前記第2位置までのシフト数を算出するシフト数算出手段と、
前記シフト数算出手段が算出したシフト数を出力するシフト数出力手段と
を備え、
前記不良包材除去処理手段は、前記不良包材検出手段からの検出信号と前記シフト数設定装置で設定されたシフト数に基づいて前記不良包材を除去又は除去するための処理をすることを特徴とする横ピロー包装機。 - 前記不良包材検出手段は、包材の継ぎ部を検出する継ぎ部検出手段、前記包材の日付印字文字不良を検出する印字文字不良検出手段、前記包材の日付印字位置不良を検出する印字位置不良検出手段のいずれかを含むことを特徴とする請求項3記載の横ピロー包装機。
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