JP7312733B2 - 包装体の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、不透明な包装材で被包装物を包み込んだ状態で、包装材に対して電磁波を照射し、包装材を透過した電磁波を検出する検出手段の出力に基づき包装材で形成された空間内での被包装物の位置ずれ(接合部位との挟み込み)の有無を判定して検査する構成が開示されている。
特許文献3には、筒状フィルムを幅方向にシールするシール手段とそのシール部位を幅方向に沿ってカットするカット手段とを備えたピロー包装機に、カット手段でカットされる前のシール部位を撮像して得られた画像データに基づいて所定の検査を行う画像検査装置を設けることが記載されている。
また、包装体の製造装置では、接合装置による接合後において、切断手段で接合部位を切断することで個別の包装体を形成しているが、切断時に発生する振動が、包装材で形成された空間内での被包装物の位置ずれの発生要因となり、検査精度に影響を与えてしまうことがある。
特許文献3の技術は、シール部位の全体を含む広い範囲を撮像し画像処理して検査しているため、包装材と被包装物のそれぞれを高精度に検出する必要があり、包装材のX線に対する透過率が高い、または包装材と被包装物とのX線に対する透過率差が小さい場合、それぞれを高精度に検出することが難しい。また包装材が不透明な場合に画像処理の速度との関係で製造ライン速度の高速化に対応できない恐れがある。
図1には、本発明の包装体の製造装置の一実施形態の構成が示されている。製造装置10は、被包装物5が、包装材の一例であるフィルムで包まれた包装体1を製造するものである。同図に示す製造装置10は、第1フィルム接合部20、ノズル部30、第2フィルム接合部40、位置ずれ検査装置90及びカッター部50を備えている。フィルムは不透明なものである。本明細書において、不透明とは可視光領域の光波長に対して反射する性質(光を透過しない性質)のことを言う。材質としてはアルミや紙、着色されたフィルム、印刷されたフィルム等がある。また、被包装物5の種類に特に制限なく、目的とする包装体1の種類に応じて適切なものが選択される。
第2接合装置400は、ヒートロール内部の発熱体を備え、当該発熱体を発熱させることでヒートロールを加熱して両原反11,12をヒートシールする。
本実施形態における接合装置としての第2接合装置400は、二本のヒートロールで構成されているが、これに限られず、例えば、一本のヒートロールであってもよく、三本以上のヒートロールを用いてもよい。
位置ずれ検査装置90による位置ずれ検査とは、両原反11,12によって形成される空間180内における、第2接合部位16,16に対する被包装物5の相対位置のずれである。より具体的には、図3に示すように、ノズル部30で気体を供給されて膨れた状態の両原反11,12の間に被包装物5が位置した状態で搬送されて第2接合部位16,16が形成された場合、第2接合部位16に被包装物5が挟み込まれてしまうことが懸念される。そこで、被包装物5が第2接合部位16に挟み込まれているか否かを検査する。
本実施形態において、被包装物5のずれは、挟み込みが発生しない範囲での位置ずれ状態を位置ずれ許容範囲とし、挟み込みが発生する範囲での位置ずれ状態を位置ずれ許容範囲外とする。
そこで、本実施形態に係る製造装置10では、第2接合装置400による接合後で且つ切断装置500による切断前に、又は第2接合装置400よる接合を複数回行う場合の間で、被包装物5の位置ずれを検査するようしている。
本実施形態で用いられる両原反11,12は、先に述べたとおり不透明なものなので、該原反11,12に内包されている被包装物5を目視できない。つまり、光学的な手段で被包装物5の配置状態を確認することができない。したがって光学的な手段以外の手段を用いて被包装物5の配置状態を確認する必要がある。例えば被包装物5が金属等のX線を透過しにくい材料を含んで構成される場合には、X線源を備えた位置ずれ検査装置90を用いることが有利である。
位置ずれ検査装置90は、図4に示すように、X線93を照射するX線照射部としてのX線源91と、X線源91から照射されたX線93の透過量C1を検出する複数個のX線検出センサ92,92と、X線検出センサ92,92で得られた透過量C1に基づき、被包装物5の位置ずれを判定する判定部94とを備えている。
すなわち、X線源91は、上方側に位置する第1原反11の面111から下方側に位置する第2原反12の面112側に配されたX線検出センサ92,92に向かってX線93を照射する。
本実施形態において、位置ずれ検査装置90による検査箇所は、X線検出センサ92,92がそれぞれ配された複数箇所によってそれぞれ行われる。検査箇所については、2箇所に限定するものではなく、例えばX線検出センサ92を1つ配して一箇所で検査するものであってもよい。あるいは、3つ以上のX線検出センサ92を配置して検査箇所を三箇所以上とした構成であってもよい。
判定部94は、X線検出センサ92,92で出された透過量C1を取り込み、検査領域RにおけるX線の透過量C1を、閾値Cと比較する。図7(a)に示すように、被包装物5の一部が検査領域R1に入って挟み込まれるほどの位置ずれがない場合、検出される透過量C1は、閾値C以上の値のため、位置ずれが許容範囲内にあり、挟み込みがないと判定する。ここでは検査結果はOK判定となる。
一方、図7(b)に示すように、被包装物5の一部が符号G1で示すように検査領域R1に入って挟み込まれるほどの位置ずれがある場合、符号G2で示すように、被包装物5が挟み込まれ分だけ、検出される透過量C1は低下し、閾値C未満の値となるため、判定部94は、位置ずれが許容範囲外になり挟み込みが発生していると判定する。ここでは検査結果はNG判定となる。
また、製造装置10によれば、包装物の形状に応じ、被包装物が位置ずれし、接合部への挟み込みが予測される被包装物の位置に検査領域を設定し、当該検査領域内で被包装物を検出した場合、判定部94で位置ずれが生じたと判定するので、位置ずれをより精度よく検査することができる。
製造装置10において、検査領域R1は、搬送方向МDにおいて、第2接合部位16の幅Wよりもその長さL1が広く設定されているので、X線源91、X線検出センサ92,92の設置のバラツキ、両原反11,12の搬送速度のバラツキを許容することができるので、被包装物5の位置ずれをより精度よく検査することができる。
また図8に示すように、第2接合部位16における被包装物5の挟み込みが予想される領域を第2接合部位16としたとき、この領域の長さWよりも搬送方向上流側と搬送方向下流側に挟み込み用のマージン領域Y1,Y2を設定して検査領域R1としてもよい。図8において、L2はデータ取り込み領域を示す。
この場合、検査領域R1がマージン領域Y1,Y2分だけ搬送方向МDに広がるため、被包装物5の位置ずれや、位置ずれに伴う挟み込みをより精度よく検査することができる。
図9(a)は検査領域R1の初期設定について説明する図、図9(b)は設定時に画面に表示される単位時間たりのX線透過量の波形を示す図である。
位置ずれ検査装置90には、図に示すように、モニタ装置95が信号線を介して接続されている。このモニタ装置95の画面96にはX線検出センサ92,92で検出されるX線93の透過量C1が波形として表示される。画面96に表示される波形は、搬送方向МDにおける波形を示す。
次に、検査範囲Lの中心線X1上に、第2接合部位16の中心線X2が位置するように、位置ずれ検査装置90による検査開始タイミングを調整することで、設定した検査範囲Lと検査対象となる第2接合部位16との位置合わせが終了する。位置ずれ検査装置90による検査は、例えば図4に示すように、第2接合装置400が作動した際の作動信号を判定部94で取り込み、当該作動信号を検査トリガー信号として開始するようにしている。
例えば、図12に示すように、吸引孔171が搬送面に形成された無端ベルト172と、これを回転駆動する駆動モータ173と、無端ベルト172の吸着面に吸引作用を発生させる吸引部材174とを備えた搬送手段としての搬送装置170を少なくとも第1接合部位15の下方に配置し、位置ずれ検査装置90による検査時に、無端ベルト172に第2原反12を吸着させて搬送するようにしてもよい。
図11、図12では、押さえ部材160と搬送装置170とを個別に備えた形態を説明したが、押さえ部材160と搬送装置170の双方を備えた構成であってもよい。
製造方法は、連続的に搬送された2つの不透明な包装材である両原反11,12の間に被包装物5を配し、両原反11,12で包む工程を経て包装体1を製造するものである。図1に示す実施形態では、被包装物5は、その長手方向を幅方向CDと一致させて配されている。
続いて、両原反11,12を、搬送方向MDと交差する方向に、好ましくは搬送方向MDと直交する方向CDに接合して第2接合部位16を形成し、被包装物5及び気体が封入された包装体連続体1Aを形成する第2接合工程を行う。
本実施形態に係る製造方法では、被包装物5の形状に応じ、該被包装物が位置ずれして第2接合部位16への挟み込みが予測される位置に検査領域R1を設定し、設定された検査領域内で被包装物5が検出された場合、被包装物5の位置ずれが許容範囲外で挟み込みがあると判定工程で判定する。
第2実施形態の包装体の製造装置は、図1、図2に示す製造装置で製造する包装体と同様の包装体1を製造するものであり、第2接合装置400による接合後で且つ切断装置500による切断前に、又は第2接合装置400よる接合を複数回行う場合の間で、被包装物5の位置ずれを検査する位置ずれ検査装置90を備えている。
第2の検査領域R2におけるX線の透過量C1に基づく第2の位置ずれ判定方法は、第2の検査領域R2においてX線の透過量C1を、第2の検査領域R2について、第1の検査領域R1の閾値Cとは別個に設定された閾値C2と比較し、X線の透過量C1が閾値C2以上となる第2の検査領域R2が存在する場合は、シール不良の可能性ありとしてNG判定し、X線の透過量C1が閾値C2以上となる第2の検査領域R2が存在しない場合は、シール不良の可能性無しとしてOK判定する。
そして、判定部94は、両判定結果がともに、「シール不良の可能性無し」のOK判定の場合に、良好な包装体1と判定し、位置ずれOK信号を、製造装置10全体の動作を制御する制御部550に送信する。他方、第1及び第2の位置ずれの判定が、いずれか一方でも、「シール不良の可能性あり」のNG判定の場合は、不良な包装体1と判定し、位置ずれNG信号を制御部550に送信する。制御部550において、判定部94から送信された信号の種類に応じた包装体1の搬送先の切り替えが行われる。
図15は、被包装物5の位置ずれ度合による第1及び第2の検査領域R1,R2でのX線93の透過量C1の違いを示す図である。図15(a)は、第1の位置ずれ判定及び第2の位置ずれ判定のいずれもが「シール不良の可能性無し」のOK判定の場合の例であり、図15(b)は、第1の位置ずれ判定は「シール不良の可能性無し」のOK判定で、第2の位置ずれ判定が「シール不良の可能性あり」のNGの場合の例である。
原反11,12間に導入されるタイミングによっては、図13に示すように、被包装物の中心位置C5と第2接合部位16,16間の中央位置C8とが一致しない場合がある。その場合、被包装物5が第2接合部位16,16に挟み込まれ易くなるため、図16に示すように、位置ずれ検査装置19のX線検出センサ92,92により得られるX線の透過量の変動のデータ(検査データ)から、被包装物5の搬送方向MDの下流側の端部5eの位置を検出し、第2の接合部位の中央線X1等の基準位置から端部5eの位置までの距離L5が、被包装物の中心位置C5と第2接合部位16,16間の中央位置C8とが一致することになる距離となるように、搬送装置71と搬送装置75との搬送の位相量を制御する。第2の接合部位16の中央線X1の基準位置から端部5eの位置の位置までの距離L5は、当該距離L5に対応する時間で制御することができ、例えば、前述した第2接合装置400が作動した際の作動信号を、判定部94で取り込み、当該作動信号が入力された時刻を基準にして、被包装物5の端部位置5eと第2の接合部位16の中央線X1の位置とを時間に換算して制御することも好ましい。
位置ズレ検査装置に用いた検査データを用いて、被包装物の中央位置C5と第2の接合部位間の中央位置C8とを一致させることで、被包装物5が、第2の接合部位16に挟み込まれることが、より効果的に防止される。2つのX線検出センサ92,92から得られる2つの検査データは、それらの平均値を用いて、被包装物の中央位置C5と第2の接合部位間の中央位置C8との一致に用いてもよい。
例えば、前記実施形態では、X線を用いて被包装物5の配置状態を検出したが、不透明な包装材越しに被包装物5を検出できる限りにおいて、X線以外の手段を用いて被包装物5の配置状態を検出してもよい。尤も、被包装物5が金属を含んで構成されている場合には、検出精度を高められる観点から、X線を用いることが好ましい。
このように、位置ずれ検査工程による検査時に搬送工程を行うと、第2原反12が無端ベルト172の吸着面に吸着されて、被包装物5の相対的な動きが抑制された状態で判定部94により判定することができ、被包装物5の位置ずれをより精度よく検査することができるので好ましい。
5 被包装物
5A,5B 矩形型シート
10 製造装置
11 フィルムの第1原反(不透明な包装材)
11A 1つの不透明な包装材
12 フィルムの第2原反(不透明な包装材)
16 接合部(第2接合部位)
90 位置ずれ検査装置
91 X線照射部
92 X線検出センサ
93 X線
94 判定部
111 包装材の一方の面
112 包装材の他方の面
120 検査領域
160 押さえ部材
170 搬送装置(搬送手段)
172 無端状のベルト
174 吸引部材
400 接合装置
500 切断装置
C 閾値
C1 透過量
CD 直交する方向(幅方向)
MD 包装材の搬送方向
R1 検査領域(第1の検査領域)
R2 第2の検査領域
L1 挟み込みが予想される領域
Y1,Y2 挟み込みマージン領域
Claims (13)
- 連続的に搬送された1つの不透明な包装材を二つ折り又は筒状にして被包装物を包むか、又は、連続的に搬送された2つの不透明な包装材の間に被包装物を包む工程を経て、該被包装物が前記不透明な包装材で包まれた包装体を製造する製造装置であって、
前記包装材の搬送方向と直交する方向に該包装材を接合して接合部位を形成する接合装置と、
前記接合装置による接合後に前記包装材を切断して個別の包装体を形成する切断装置と、
前記被包装物の位置ずれを検査する位置ずれ検査装置とを備え、
前記位置ずれ検査装置は、
前記接合装置による接合後で且つ前記切断装置による切断前に、又は前記接合装置による接合を複数回行う場合の工程の間で、前記被包装物の位置ずれを検査し、
前記被包装物の形状に応じ、該被包装物が位置ずれして前記接合部位への挟み込みが予測される位置に設定された第1の検査領域、及び前記被包装物の形状に応じ、該被包装物の挟み込みが予測されない場合に該被包装物が存在することが予定される位置に設定された第2の検査領域を備え、
前記第1の検査領域内で前記被包装物を検出した場合、又は前記第2の検査領域内で前記被包装物が検出されない場合に、前記被包装物の位置ずれが許容範囲外で挟み込みがあると判定する判定部を備え、
前記第1の検査領域は、前記接合部位と重なる部分を有するように設定され、
前記第2の検査領域は、前記搬送方向において互いに隣り合う2つの前記接合部位どうし間であって、前記第1の検査領域と重ならない位置に設定されており、且つ
前記第1の検査領域と前記第2の検査領域とは、非連続に設けられている、製造装置。 - 前記位置ずれ検査装置は、
前記接合装置による接合後で且つ前記切断装置による切断前に、又は前記接合装置による接合を複数回行う場合の工程の間で、前記包装材の一方の面よりX線を照射するX線照射部と、
前記包装材の他方の面側において前記被包装物の形状に応じて配置されていて、前記X線照射部から照射されたX線の透過量を検出する1個または複数個のX線検出センサと、
前記X線検出センサで得られたX線の透過量が、予め設定された閾値に満たない場合、前記被包装物の位置ずれが許容範囲外で挟み込みがあると判定する判定部とを備えた、請求項1に記載の製造装置。 - 前記第1の検査領域は、前記不透明な包装材の搬送方向において、前記接合部位の幅よりも広く設定されている、請求項1又は2に記載の製造装置。
- 前記第1の検査領域は、挟み込みが予想される領域と、当該領域よりも搬送方向上流側と搬送方向下流側に設定された挟み込みマージン領域とを含み、
前記判定部は、前記挟み込みマージン領域において、前記被包装物を検出した場合、若しくは前記第2の検査領域内で前記被包装物を検出しない場合に、挟み込みが生じたと判定する、請求項1ないし3の何れか一項に記載の製造装置。 - 前記位置ずれ検査装置による検査時に、前記包装材若しくは前記被包装物又はその両方を押さえる押え部材、又は無端状のベルトと吸引部材を有し前記包装材及び前記被包装物を搬送する搬送手段の少なくとも一方を備えた、請求項1ないし4の何れか一項に記載の製造装置。
- 前記位置ずれ検査装置の検査データ及び検査タイミング信号に基づき、前記包装材内の前記被包装物の位置ずれ量を算出し、該位置ずれ量に応じた位置補正信号を出力する位置補正部と、前記位置補正信号に基づき、前記包装材と合流させる前の前記被包装物の搬送装置の搬送の位相を、前記位置ずれ量が低減するように進ませ又は遅らせる搬送制御部とを備えた、請求項1ないし5の何れかー項に記載の製造装置。
- 前記被包装物は、矩形型シート1枚から形成されているか、又は矩形型シートを2枚以上積層して形成されている、請求項1ないし6の何れか一項に記載の製造装置。
- 連続的に搬送された1つの不透明な包装材を二つ折り又は筒状にして被包装物を包むか、又は、連続的に搬送された2つの不透明な包装材の間に被包装物を包む工程を経て、該被包装物が前記不透明な包装材で包まれた包装体を製造する製造方法であって、
前記包装材の搬送方向と直交する方向に該包装材を接合して接合部位を形成する接合工程と、
前記接合工程による接合後に前記包装材を切断して個別の包装体を形成する切断工程と、
前記被包装物の位置ずれを検査する位置ずれ検査工程とを備え、
前記位置ずれ検査工程は、
前記接合工程による接合後で且つ前記切断工程による切断前に、又は前記接合工程による接合を複数回行う場合の工程の間で、前記被包装物の位置ずれを検査し、
前記被包装物の形状に応じ、該被包装物が位置ずれして前記接合部位への挟み込みが予測される位置に設定された第1の検査領域内で前記被包装物が検出された場合、又は、前記被包装物の形状に応じ、該被包装物の挟み込みが予測されない場合に該被包装物が存在することが予定される位置に設定された第2の検査領域内で前記被包装物が検出されない場合に、前記被包装物の位置ずれが許容範囲外で挟み込みがあると判定し、
前記第1の検査領域は、前記接合部位と重なる部分を有するように設定され、
前記第2の検査領域は、前記搬送方向において互いに隣り合う2つの前記接合部位どうし間であって、前記第1の検査領域と重ならない位置に設定されており、且つ
前記第1の検査領域と前記第2の検査領域とは、非連続に設けられている、製造方法。 - 前記位置ずれ検査工程は、
前記接合工程による接合後で且つ前記切断工程による切断前に、又は前記接合工程による接合を複数回行う場合の工程の間で、前記包装材の一方の面よりX線を照射するX線照射工程と、
前記包装材の他方の面側において前記X線照射工程で照射されたX線の透過量を検出するX線検出工程と、
前記X線検出工程で得られたX線の透過量が、予め設定された閾値に満たない場合、前記被包装物の位置ずれが許容範囲外で挟み込みがあると判定する判定工程とを備えた、請求項8に記載の製造方法。 - 前記第1の検査領域は、挟み込みが予想される領域と、当該領域よりも搬送方向上流側と搬送方向下流側に設定された挟み込みマージン領域とを含み、
前記判定する工程においては、前記挟み込みマージン領域において、前記被包装物を検出した場合、若しくは前記第2の検査領域内で前記被包装物を検出しない場合に、前記挟み込みが生じたと判定する、請求項9に記載の製造方法。 - 前記第2の検査領域におけるX線の透過量に基づく第2の位置ずれ判定方法は、該第2の検査領域においてX線の透過量を、該第2の検査領域について、前記第1の検査領域の閾値とは別個に設定された閾値と比較し、X線の透過量が閾値以上となる前記第2の検査領域が存在する場合は、シール不良の可能性ありとしてNG判定する、請求項8ないし10の何れか一項に記載の製造方法。
- 前記第2の検査領域におけるX線の透過量は、前記第1の検査領域におけるX線の透過量に用いたものと同じX線照射部及び一対のX線検出センサを同じ位置に配置して測定する、請求項8ないし11の何れか一項に記載の製造方法。
- 前記位置ずれ検査工程による検査時に、前記包装材又は被包装物もしくはその両方を押さえ部材を用いて押さえる押さえ工程又は、無端状のベルトと吸引部材を備えた搬送手段を用いて前記包装材及び被包装物を搬送する搬送工程の少なくとも一方を備えた、請求項8ないし12の何れか一項に記載の製造方法。
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