JPH107102A - 製袋包装機 - Google Patents

製袋包装機

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JPH107102A
JPH107102A JP18144196A JP18144196A JPH107102A JP H107102 A JPH107102 A JP H107102A JP 18144196 A JP18144196 A JP 18144196A JP 18144196 A JP18144196 A JP 18144196A JP H107102 A JPH107102 A JP H107102A
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JP
Japan
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article
cylindrical body
film
horizontal sealing
tubular body
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JP18144196A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Sakamoto
慎介 坂本
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状フィルムから包装袋を成形しながら物品
を包装する製袋包装機において、上記包装袋を成形する
横シール装置による物品の噛み込みを防止する。 【解決手段】 下端がシールされた筒状体c内に上方か
ら物品dを投入した状態で、その物品投入部の上方位置
を一対のバー部材21,22でなる横シール装置20に
より幅方向に上下2段にシールすると共に、これらのシ
ール部の中間で該筒状体cを切断するように構成された
製袋包装機において、上記横シール装置20の直下方
に、その位置での筒状体c内における物品dの有無を検
出する物品センサ40を備え、該センサ40により物品
dを検出したときに、上記筒状体cを所定量下方へ追加
送りした上で、上記横シール装置20を作動させるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状フィルムから
包装袋を成形しながら物品を包装する製袋包装機の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平3−1362号公報に開示
されているように、帯状のフィルムをロールから繰り出
して下方に移送しながら筒状体を形成すると共に、その
筒状体の下端部をシールした後、物品を投入し、その
後、上端部もシールすることにより、包装袋を成形しな
がら、その袋内に物品を封入するようにした製袋包装機
が知られている。
【0003】この製袋包装機には、折り畳み手段により
折り畳まれたフィルムの互いに重ね合わされた両側縁部
を溶着することにより上記の筒状体を形成する縦シール
装置と、この筒状体を幅方向に溶着して、その先行部分
の上端と後続部分の下端とをシールすると共に、両シー
ル部の中間で該筒状体を切断する横シール装置とが設け
られるが、この横シール装置は、筒状体の幅方向に延び
て該筒状体を両側から挟み付ける一対のバー部材によっ
て構成され、これらのバー部材の互いに対向する面に上
下のヒータとカッタとが備えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な製袋包装機においては、通例、図11に示すように、
横シール装置Aにより下端がシールされた筒状体Xが該
装置Aより下方に所定量移送された状態で該筒状体Xに
物品Yが投入され、その投入後に上記横シール装置Aを
構成する一対のバー部材A1,A2が閉じて該筒状体X
の物品投入部分の上方がシールされるのであるが、図に
鎖線で示すように、物品Yの投入時に該物品Yが筒状体
Xの下端部まで確実に落ち込まず、一部の物品Y′が該
筒状体Xの上部でブリッジ状にとどまってしまうことが
あり、この場合、横シール装置Aの一対のバー部材A
1,A2が閉じたときに物品Y′を噛み込むことにな
る。また、筒状体Xに定められた量以上の物品Yが投入
されて、その上部が横シール装置Aの配設位置にまで達
した場合も同様である。
【0005】そして、これらの場合には、破損した物品
を含む不良品が製造されることになり、また、物品が固
いものである場合には、横シール装置やその駆動機構の
損傷を招くおそれがある。
【0006】これに対しては、図11に示すように、横
シール装置Aの直下方に、その位置での筒状体X内にお
ける物品Yの有無を検出する例えば投光器B1と受光器
B2とでなる物品センサBを備え、物品Yの投入後に該
センサBにより物品Yを検出した場合には、当該包装機
を一旦停止させて、物品Yを筒状体Xの下端部まで正し
く落とし込み或は余分に投入された物品を取り除いてか
ら、改めて該包装機を作動させることが考えられる。し
かし、このようにすると、物品のブリッジ状態や余分な
投入等の異常が生じる度に作業が中断されることにな
り、能率の低下を招くことになる。
【0007】また、上記のようなブリッジ状態等の異常
が頻繁に発生する場合には、横シール装置Aにより下端
がシールされた筒状体Xの該装置Aより下方への移送量
(図11の寸法L)を多めに設定することが考えられる
が、このようにすると、ブリッジ状態等の異常が発生し
なかった場合に筒状体を徒に長くすることになって、フ
ィルムが無駄に消費されることになる。
【0008】そこで、本発明は、上記のような問題を解
消し、物品のブリッジ状態が発生し或は余分に投入され
た場合等においても、作業を中断する必要がなく、しか
もフィルムを無駄に消費することがない製袋包装機を提
供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような手段を用いたことを特徴とす
る。
【0010】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、帯状フィルムをロールから繰り出
して下方に移送するフィルム送り手段と、該手段による
フィルムの移送中に該フィルムをその両側縁部が重なる
ように折り畳むフィルム折り畳み手段と、該手段により
折り畳まれたフィルムの互いに重なった両側縁部を溶着
することにより該フィルムを筒状体に成形する縦シール
手段と、この筒状体を幅方向に溶着して、その先行部分
の上端と後続部分の下端とをシールすると共に、両シー
ル部の中間で該筒状体を切断する横シール手段と、下端
がシールされた状態の筒状体内に上方から物品を投入す
る物品投入手段とを有する製袋包装機において、上記横
シール手段の直下方に配設されて、その配設位置におけ
る筒状体内の物品の有無を検出する物品センサと、下端
がシールされた筒状体が横シール手段より下方に所定量
移送され、かつ該筒状体に物品が投入されている状態
で、上記物品センサが筒状体内の物品を検出したとき
に、上記送り手段により筒状体を下方に追加送りさせた
上で上記横シール手段を作動させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】ここで、下端がシールされた筒状体の横シ
ール手段より下方への移送と物品投入のタイミングとし
ては、上記筒状体を横シール手段より所定量下方へ移送
してから物品を投入する場合と、下端がシールされた筒
状体に先ず物品を投入し、その後、該筒状体を横シール
手段より所定量下方へ移送する場合とがある。
【0012】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、筒状体が横シー
ル手段より下方へ所定量移送され、かつ該筒状体に物品
が投入されている状態で、物品センサが筒状体内の物品
を検出したときに、制御手段により送り手段を作動させ
て、物品センサが物品を検出しなくなるまで筒状体を下
方に追加送りするように構成したことを特徴とする。
【0013】一方、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第1発明と同様に、帯状フィルムを
ロールから繰り出して下方に移送するフィルム送り手段
と、該手段によるフィルムの移送中に該フィルムをその
両側縁部が重なるように折り畳むフィルム折り畳み手段
と、該手段により折り畳まれたフィルムの互いに重なっ
た両側縁部を溶着することにより該フィルムを筒状体に
成形する縦シール手段と、この筒状体を幅方向に溶着し
て、その先行部分の上端と後続部分の下端とをシールす
ると共に、両シール部の中間で該筒状体を切断する横シ
ール手段と、下端がシールされた状態の筒状体内に上方
から物品を投入する物品投入手段とを有する製袋包装機
において、上記横シール手段の直下方に配設されて、そ
の配設位置における筒状体内の物品の有無を検出する物
品センサと、横シール手段により下端がシールされ、か
つ物品が投入された筒状体を上記送り手段により横シー
ル手段の下方へ移送させると共に、その移送途中で上記
物品センサが筒状体内の物品を検出しなくなったとき
に、該筒状体の移送を停止させて上記横シール手段を作
動させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】このような構成により、上記各発明によれ
ば、それぞれ次のような作用が得られる。
【0015】まず、第1、第2発明によれば、横シール
手段により下端がシールされた筒状体が該横シール手段
より下方に所定量移送され、かつ該筒状体に物品が投入
されている状態で、ブリッジ状態の発生等により物品が
筒状体内の上部の横シール手段の配設位置近傍に位置す
る場合に、該横シール手段の直下方に配設された物品セ
ンサがその筒状体内の物品を検出することにより、制御
手段が送り手段を作動させて筒状体を下方に追加送りさ
せることになる。これにより、筒状体内の上部に位置し
ていた物品も下方に移送されて、その後、横シール手段
が作動したときに、該筒状体内の物品を噛み込むことが
なくなる。
【0016】そして、特に第2発明によれば、物品セン
サが筒状体内の物品を検出した場合において、該筒状体
を下方へ追加送りするときに、物品センサが物品を検出
しなくなるまで送られることになるので、必要以上に筒
状体を下方に移送することなく、しかも、確実に横シー
ル手段による物品の噛み込みが回避されることになる。
【0017】一方、第3発明によれば、横シール手段に
より下端がシールされた筒状体内に上方から物品が投入
された後、該筒状体が下方に移送されると共に、その移
送により物品センサが筒状体内の物品を検出しなくなっ
たとき、換言すれば、筒状体内に投入されている物品の
最上部が物品センサの配設位置を通過したときに、その
移送が停止されて、横シール手段が作動することにな
る。したがって、筒状体への物品の投入量等に拘わら
ず、常に該筒状体における物品投入部の直上方がシール
されることになり、必要以上に筒状体を長くすることな
く、横シール手段による物品の噛み込みが確実に回避さ
れることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0019】図1、図2に示すように、この実施の形態
に係る製袋包装機1は中空箱状の機枠2を有し、その後
部上方にフィルムロールaの受け部3が設けられている
と共に、機枠2の内部上方には、上記受け部3のロール
aから前方へ繰り出された帯状のフィルムbを下方へ案
内しながら、その両側縁部を重ねるように折り畳むフィ
ルム折り畳み機構4と、該折り畳み機構4により折り畳
まれたフィルムbの互いに重なった両側縁部を溶着して
筒状体cを形成する縦シール装置5と、この筒状体c内
に上方から突入して、該筒状体内に物品を投入する物品
投入ホッパ6とが設けられている。
【0020】ここで、上記縦シール装置5は、モータ
と、該モータによって駆動されて上記フィルムの互いに
重なった両側縁部に間欠的に押し付けられるヒータ等で
構成されている。
【0021】また、上記折り畳み機構4及び縦シール装
置5の下方にはフィルム送り機構10が設けられてい
る。この送り機構10は、図3に示すように、上記ホッ
パ6の筒状の下端部の前後両面にそれぞれ2個づつ設け
られた受けローラ11…11と、これらの受けローラ1
1…11との間に筒状体cの前面部及び後面部をそれぞ
れ挟持する送りローラ12,12と、この送りローラ1
2,12をx,x方向に回転させることにより、上記筒
状体cを下方へ移送させる送りモータ13(図1参照)
等で構成されている。
【0022】さらに、この包装機1における機枠2内の
下部には、横シール装置20が配設されている。この横
シール装置20は、図3に示すように、上記筒状体cの
前後両側に配置された一対のバー部材21,22を有
し、これらのバー部材21,22を、前後のブラケット
23,24間に架設された左右のガイドロッド25,2
5(一方のみ図示)により互いに接近離反可能に支持す
ると共に、上記ブラケット23,24にそれぞれ支持さ
れた一対のスプロケット26,27にチェーン28を巻
き掛け、このチェーン28の上方走行部及び下方走行部
に、上記一対のバー部材21,22をそれぞれ連結部材
21a,22aを介して連結して、チェーン28のy方
向の走行により両バー部材21,22を互いに接近さ
せ、y′方向の走行によりこれらを互いに離反させるよ
うに構成されている。
【0023】そして、該チェーン28の駆動用のモータ
31が後方に配備され、該モータ31の回転軸31aに
取り付けられたカム32の回転により、ローラ33aを
介してフォロワーとしてのセクタギヤ33がz−z′方
向に往復揺動し、この揺動により、セクタギヤ33に噛
み合わされたギヤ34及びこれと同軸の後方のスプロケ
ット27を介してチェーン28がy−y′方向に駆動さ
れ、これにより上記一対のバー部材21,22が接近離
反するようになっている。
【0024】また、一対のバー部材21,22のうち、
前側に配置されたバー部材21の後部には、前後に移動
可能に断面コ字状のヒータ受け部材21bが設けられ
て、スプリング21c,21cにより後方へ付勢されて
いるとと共に、該バー部材21の後面の上下方向の中央
部には該部材21の長手方向に沿うカッタ21dが固設
されており、上記ヒータ受け部材21bがスプリング2
1c,21cの付勢力に抗して前方へ移動したときに、
該カッタ21dの先端部(後端部)がヒータ受け部材2
1bの中央に設けられたスリットから相対的に後方へ突
出するようになっている。
【0025】一方、後側に配置されたバー部材22の前
面には、その長手方向に延びる上下一対のヒータ22
b,22cが設けられており、該バー部材22と前側の
バー部材21とが筒状体cを介して近接したときに、上
記ヒータ22b,22cの前面が筒状体cを挟んで前側
のバー部材21におけるヒータ受け部材21bの後面に
対接することにより、該筒状体cを上下2箇所で幅方向
にシールすると共に、このとき、ヒータ受け部材22b
がスプリング21c,21cの付勢力に抗して相対的に
前方へ移動して、カッタ21dの先端部が該ヒータ受け
部材21bのスリットから後方へ突出することにより、
上記筒状体cが上下のシール部の中間で幅方向に切断さ
れるようになっている。
【0026】以上の構成に加えて、この製袋包装機1に
おいては、図3に示すように、横シール装置20の直下
方に物品センサ40が配置されている。この物品センサ
40は、筒状体cを挟んで前後に対向位置するように、
機枠2の前後のフレーム2a,2bに取り付けられた発
光器41と受光器42とで構成され、上記筒状体c内に
おける横シール装置20の直下方位置に物品が存在しな
いときには発光器41から出力された検出光が受光器4
2に入力され、物品が存在するときには検出光が該物品
に遮られて受光器42に入力されないことにより、横シ
ール装置20の直下方での筒状体c内における物品の有
無が検出されるようになっている。ここで、上記発光器
41と受光器42の取り付け位置は入れ替えてもよい。
【0027】そして、図4に示すように、この物品の有
無を示す物品センサ40(受光器42)からの信号と、
当該製袋包装機1による包装動作の開始を指示するスタ
ートボタン43(図1、図2参照)からの信号とがコン
トローラ45に入力されると共に、該コントローラ45
からの信号により、上記縦シール装置5、送りモータ1
3、横シール装置20におけるヒータ22b,22c及
びバー部材開閉用モータ31の作動を制御するようにな
っている。
【0028】なお、図1、図2に示すように、機枠2の
下方には、当該包装機1で製造された製品を前方へ排出
する排出コンベア50が備えられている。
【0029】次に、この製袋包装機1による包装動作を
図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0030】まず、前回の包装動作の終了時に下端がシ
ールされた筒状体cが横シール装置20より所定量Lだ
け下方へ送られた状態(図6参照)で、ステップS1と
して、作業者により包装すべき物品dが図1、図2に示
すホッパ6から筒状体c内に所定量投入され、次いでス
テップS2としてスタートボタン43がON操作され
る。このとき、ステップS3として、物品センサ40か
らの筒状体c内における該センサ配設位置での物品dの
有無を示す信号がコントローラ45に送られる。
【0031】そして、該物品センサ40からの信号がO
FFのとき、即ち図6に示すように、所定量の物品dが
筒状体cの底部まで正しく投入されて、該筒状体c内に
おける物品センサ40の配設位置に物品dが存在しない
ときは、上記コントローラ45からの信号に従って、ス
テップS4以下の通常の包装動作を行う。
【0032】つまり、ステップS4で、上記横シール装
置20における一対のバー部材21,22を閉じるよう
にモータ31が作動することにより、後側のバー部材2
2のヒータ22b,22cと前側のバー部材21のヒー
タ受け部材21bとが筒状体cを介して対接すると共
に、ステップS5で、上記ヒータ22b,22cが通電
される。これにより、筒状体cの物品投入部の上方部分
が上下2箇所で幅方向にシールされると共に、前側のバ
ー部材21に設けられたカッタ21dにより上下のシー
ル部の中間で該筒状体cが切断され、所定量の物品dが
包装袋に封入されてなる製品が得られることになる。
【0033】その後、ステップS6で、横シール装置2
0のモータ31がさらに作動して、上記一対のバー部材
21,22が開かれると共に、ステップS7,S8とし
て、縦シール装置5が作動している状態で送りモータ1
3が作動することにより、上記の横シール装置20のカ
ッタ21dにより切断された筒状体cの上方部分が該横
シール装置20よりも所定量Lだけ下方に送られると共
に、その後続部分が折り畳み器4により帯状フィルムb
の状態から両側縁部が重なるように折り畳まれ、かつそ
の互いに重合した両側縁部がシールされて筒状体cに成
形され、さらにその後続部分として、図2に示すロール
aから帯状フィルムbが繰り出されて、次の包装動作に
備えられることになる。
【0034】一方、ステップS3で、物品センサ40か
らの信号がONと判定されたとき、即ち投入された物品
dが筒状体cの上部でブリッジ状にとどまり或は物品d
が定められた量以上に投入されて、筒状体c内における
センサ配設位置に存在するときには、上記コントローラ
45による筒状体の追加送り制御が行われる。
【0035】つまり、ステップS9,S10で、縦シー
ル装置5を作動させて、帯状フィルムbの互いに重なっ
た側縁部をシールしながら、送りモータ13により該フ
ィルムbないし筒状体cを微小量だけ移送する。そし
て、ステップS3で、物品センサ40からの信号がOF
Fとなるまで、即ち、該センサ40が筒状体c内の物品
を検出しなくなるまで、この縦シール装置5の作動と送
りモータ13による微小量の送りとを行い、該センサ4
0が物品を検出しなくなった時点、即ち筒状体c内でブ
リッジ状態となり或は余分に投入された物品dが物品セ
ンサ40の配設位置より下方まで移送された時点で、上
記のステップS4以下による通常の包装動作を実行す
る。
【0036】これにより、物品のブリッジ状態が発生し
或は物品が余分に投入された場合にも、該物品が横シー
ル装置20のバー部材21,22に噛み込まれることが
防止されることになる。
【0037】次に、包装動作の他の動作例を図7のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0038】この例は、前回の包装動作が横シール装置
20によるシール動作と切断動作とを行った時点で終了
する場合のもので、次回の包装動作が、筒状体cの物品
未投入部が横シール装置20の上方に位置する状態から
開始される。
【0039】つまり、ステップS11として、図8に実
線で示すように、筒状体cの今回の物品投入部が横シー
ル装置20の上方に位置する状態で該筒状体cに物品d
を投入し、次いで、ステップS12としてスタートボタ
ン43をON操作する。これにより、包装動作が開始さ
れ、まず、ステップS13,S14として、縦シール装
置5を作動させながら送りモータ13が作動することに
より、上記の横シール装置20におけるカッタ21dに
より切断された筒状体cの上方部分が該横シール装置2
0よりも所定量Lだけ下方に送られると共に、その後続
部分が折り畳み器4により帯状フィルムbの状態から両
側縁部が重なるように折り畳まれ、かつその互いに重合
した両側縁部がシールされて筒状体cが形成される。
【0040】そして、図8に鎖線で示すように、筒状体
cの物品dが投入された部分が横シール装置20より所
定量Lだけ下方へ移送された状態で、ステップS15と
して、物品センサ40が筒状体c内における該センサ配
設位置での物品dの有無を確認し、該センサ40からの
信号がOFFのとき、即ち該センサ40が物品を検出し
なかったときには、ステップS16で、上記横シール装
置20における一対のバー部材21,22を閉じるよう
にモータ31を作動させると共に、ステップS17で該
横シール装置20のヒータ22b,22cを通電させ
る。
【0041】これにより、筒状体cの物品投入部の上方
部分が上下2箇所で幅方向にシールされると共に、これ
らのシール部の中間で該筒状体cが切断され、所定量の
物品dが包装袋に封入されてなる製品が得られる。そし
て、その後、ステップS18で、横シール装置20の一
対のバー部材21,22が開くようにモータ31が作動
し、次の包装動作に備えられる。
【0042】一方、ステップS15で、物品センサ40
からの信号がONと判定されたとき、即ち筒状体cにお
ける該センサ配設位置に物品dが存在するときには、ス
テップS19,S20で、縦シール装置5を作動させ
て、帯状フィルムbの互いに重なった側縁部をシールし
ながら、送りモータ13により該フィルムbないし筒状
体cを微小量づつ追加移送する。そして、ステップS1
5で、センサからの信号がOFFになったことを判定し
た時点で、上記のステップS16以下の通常の包装動作
を実行する。
【0043】これにより、図5に示す前記の動作例と同
様に、ブリッジ状態の発生時等においても、物品dが横
シール装置20のバー部材21,22に噛み込まれるこ
とがなくなる。
【0044】さらに、包装動作の他の動作例を図9のフ
ローチャートに従って説明する。
【0045】この例も、図7、図8に示す例と同様に、
前回の包装動作が横シール装置20によるシール動作と
切断動作とを行った時点で終了する場合のもので、図1
0に実線で示すように、筒状体cの次に物品を投入すべ
き部分が横シール装置20の上方に位置する状態で、ス
テップS21として該部分に物品dが投入され、次にス
テップS22としてスタートボタン43がON操作され
る。
【0046】このスタートボタン43のON操作によ
り、次にステップS23,S24として、縦シール装置
5を作動させながら、送りモータ13により筒状体cを
所定の初期移送量L′だけ移送する。この初期移送量
L′は、図10に鎖線アで示すように、横シール装置2
0の上方に位置していた筒状体c内の物品dが少なくと
も物品センサ40の配設位置まで到達するのに必要な移
送量であって、この初期移送量L′の移送は、例えば送
りモータ13を一定時間作動させることにより、或は該
モータ13を物品センサ40が筒状体c内の物品dを検
出するまで作動させることにより行われる。
【0047】そして、この初期移送が終了して、図10
に鎖線アで示すように、物品センサ40の配設位置に筒
状体c内の物品dが位置する状態となれば、次にステッ
プS25で、該センサ40が物品dを検出しなくなるま
で、即ち鎖線イで示すように、筒状体c内に投入されて
いる物品dの最上部が物品センサ40の配設位置よりも
下方に移送されるまで、ステップS26,S27で、縦
シール装置5を作動させながら微小量の送りを繰り返し
実行する。
【0048】そして、筒状体c内における物品dの最上
部が物品センサ40の配設位置よりも下方に移送され
て、該センサ40が物品dを検出しなくなれば、ステッ
プS25からステップS28〜S30を実行して、横シ
ール装置20におけるモータ31の作動による一対のバ
ー部材21,22の閉動作、該装置20におけるヒータ
22b,22cの通電、及び上記モータ31によるバー
部材21,22の開動作を行う。
【0049】これにより、所定量の物品が包装袋に封入
されてなる製品が得られることになるが、この例におい
ても、筒状体c内の物品dがセンサ配設位置よりも下方
に移送されてから横シール装置20のバー部材21,2
2が閉じるので、該バー部材21,22による物品dの
噛み込みが防止されることになる。
【0050】なお、図5、図7に示す例の場合、筒状体
c内における物品dのブリッジ状態等の異常が生じなけ
れば、製品の長さは、ステップS8またはステップS1
4による所定量送りの送り量Lに対応した一定長さに統
一されることになる。これに対して、図9の例では、筒
状体c内における物品dがセンサ配設位置を通過した時
点で横シール装置20が作動するので、筒状体c内への
物品dの投入状態に応じて各製品の長さがばらつくこと
になるが、その反面で、筒状体cないしフィルムbの送
り量は常に必要最小限の量とされるので、該フィルムb
の消費量が低減されることになる。
【0051】また、以上の各例においては、物品の投入
及びスタートボタン43のON操作を作業者によって行
うようになっているが、これに代えて、図2に鎖線で示
すように、自動物品投入装置60を備え、一回の包装動
作が終了した時点で、この自動物品投入装置60により
次回包装用の物品を所定量投入することにより、包装動
作を自動的、連続的に行わせるように構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本願の第1、第2発明に
係る製袋包装機によれば、下端がシールされた筒状体に
物品が投入され、その後、該筒状体の物品投入部の上方
位置が横シール手段により幅方向にシールされると共に
切断されるときに、筒状体内に物品が正しく投入されな
いで上方にブリッジ状にとどまってしまった場合、或は
物品が予め定められた量以上に投入された場合等には、
上記筒状体が追加送りされることになって、上記横シー
ル手段の一対のバー部材による物品の噛み込みが防止さ
れることになる。これにより、上記のブリッジ状態等の
発生時にその都度当該包装機を停止させることによる能
率の低下を招くことなく、破損した物品が含まれた製品
が製造されたり、上記横シール手段を損傷したりするこ
とが防止される。
【0053】また、第3発明に係る製袋包装機によれ
ば、下端がシールされた筒状体内に物品が投入された
後、該筒状体が下方に移送されて、該筒状体内における
物品の最上部が横シール手段より下方に移送されてから
該横シール手段によって筒状体の物品投入部の上方位置
がシールされることになる。したがって、この第3発明
によっても、物品の噛み込みが確実に防止されると共
に、筒状体における物品投入部の直上方がシールされる
ことになるので、必要以上に筒状体を長くすることがな
くなって、包装用フィルムの使用量が低減されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る製袋包装機の正面
図である。
【図2】 同包装機の側面図である。
【図3】 同包装機の横シール装置周辺の拡大断面図で
ある。
【図4】 同包装機の制御システムを示すブロック図で
ある。
【図5】 同包装機の第1の動作例を示すフローチャー
トである。
【図6】 同動作例の説明図である。
【図7】 第2の動作例を示すフローチャートである。
【図8】 同動作例の説明図である。
【図9】 第3の動作例を示すフローチャートである。
【図10】 同動作例の説明図である。
【図11】 従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 製袋包装機 4 フィルム折り畳み手段 5 縦シール手段 6 物品投入手段 20 横シール手段 40 物品センサ 45 制御手段(コントローラ) a ロール b 帯状フィルム c 筒状体 d 物品
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】例えば実公平3−1362号公報に開示
されているように、帯状のフィルムをロールから繰り出
して下方に移送しながら筒状体を形成すると共に、その
筒状体の下端部をシールした後、物品を投入し、その
後、上端部もシールすることにより、包装袋を成形しな
がら、その袋内に物品を封入するようにした製袋包装機
が知られている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状フィルムをロールから繰り出して下
    方に移送するフィルム送り手段と、該手段によるフィル
    ムの移送中に該フィルムをその両側縁部が重なるように
    折り畳むフィルム折り畳み手段と、該手段により折り畳
    まれたフィルムの互いに重なった両側縁部を溶着するこ
    とにより該フィルムを筒状体に成形する縦シール手段
    と、この筒状体を幅方向に溶着して、その先行部分の上
    端と後続部分の下端とをシールすると共に、両シール部
    の中間で該筒状体を切断する横シール手段と、下端がシ
    ールされた状態の筒状体内に上方から物品を投入する物
    品投入手段とを有する製袋包装機であって、上記横シー
    ル手段の直下方に配設されて、その配設位置における筒
    状体内の物品の有無を検出する物品センサと、下端がシ
    ールされた筒状体が横シール手段より下方に所定量移送
    され、かつ該筒状体に物品が投入されている状態で、上
    記物品センサが筒状体内の物品を検出したときに、上記
    送り手段により筒状体を下方に追加送りさせた上で上記
    横シール手段を作動させる制御手段とが備えられている
    ことを特徴とする製袋包装機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、筒状体が横シール手段より
    下方に所定量移送され、かつ該筒状体に物品が投入され
    ている状態で、物品センサが筒状体内の物品を検出した
    ときに、該物品センサが物品を検出しなくなるまで、送
    り手段により筒状体を下方に追加送りさせるようになっ
    ている請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 【請求項3】 帯状フィルムをロールから繰り出して下
    方に移送するフィルム送り手段と、該手段によるフィル
    ムの移送中に該フィルムをその両側縁部が重なるように
    折り畳むフィルム折り畳み手段と、該手段により折り畳
    まれたフィルムの互いに重なった両側縁部を溶着するこ
    とにより該フィルムを筒状体に成形する縦シール手段
    と、この筒状体を幅方向に溶着して、その先行部分の上
    端と後続部分の下端とをシールすると共に、両シール部
    の中間で該筒状体を切断する横シール手段と、下端がシ
    ールされた状態の筒状体内に上方から物品を投入する物
    品投入手段とを有する製袋包装機であって、上記横シー
    ル手段の直下方に配設されて、その配設位置における筒
    状体内の物品の有無を検出する物品センサと、横シール
    手段により下端がシールされ、かつ物品が投入された筒
    状体を上記送り手段により横シール手段の下方へ移送さ
    せると共に、その移送途中で上記物品センサが筒状体内
    の物品を検出しなくなったときに、該筒状体の送りを停
    止させて上記横シール手段を作動させる制御手段とが備
    えられていることを特徴とする製袋包装機。
JP18144196A 1996-06-20 1996-06-20 製袋包装機 Pending JPH107102A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0959003A1 (en) 1998-05-11 1999-11-24 Ishida Co., Ltd. Squeezing device in a form-fill-seal packaging machine
JP2006321549A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Ishida Co Ltd 縦型製袋包装装置
CN102303711A (zh) * 2011-08-26 2012-01-04 上海宏曲电子科技有限公司 管状材料包装的上封口装置

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