JP2000255504A - 食品の包装方法及び食品用包装装置 - Google Patents

食品の包装方法及び食品用包装装置

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JP2000255504A
JP2000255504A JP11055327A JP5532799A JP2000255504A JP 2000255504 A JP2000255504 A JP 2000255504A JP 11055327 A JP11055327 A JP 11055327A JP 5532799 A JP5532799 A JP 5532799A JP 2000255504 A JP2000255504 A JP 2000255504A
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昭一 石渡
Harunori Noda
晴紀 野田
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Yamazaki Baking Co ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装袋の開放端部の折り込み状態を均一にし
て安定化し、溶着不良を防止して密封を確実にするとと
もに外観品質の向上を図る。 【解決手段】 食品Sが入れられ筒状の開放端部Faを
有した樹脂製のフィルムからなる包装袋Fを開放端部F
aを上にして搬送するコンベア1と、コンベア1の搬送
途中で包装袋Fの開放端部Faを溶着によって封止する
封止部20とを備え、封止部20の前位において搬送さ
れる包装袋Fの開放端部Faの前面部中央を内側に折り
込む前面部折り込み機構40と、包装袋Fの開放端部F
aの後面部中央を内側に折り込む後面部折り込み機構4
6と、前面部折り込み機構40及び後面部折り込み機構
46によって折り込まれた開放端部Faを押圧板51で
両側から押圧して該開放端部Faを該開放端部Faの開
放端縁が溶着切断線よりも上方に位置するように重畳さ
せる重畳機構50とを備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工場等で製造
される食品を包装する食品の包装方法及び食品用包装装
置に係り、特に、食品を入れた樹脂製のフィルムからな
る包装袋を溶着によって封止する食品の包装方法及び食
品用包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食品を包装する方法とし
ては、特開平7−206064号公報に掲載されたもの
が知られている。これは、図14に示すように、食品S
として、傾斜面Saを有した三角柱状のサンドイッチ等
のパン類を樹脂製のフィルムからなる包装袋Fに包装す
るものである。包装袋Fは、筒状の開放端部Faを有し
て予め食品Sの形状に対応した三角形状に形成されてい
る。この食品Sの包装方法は、食品Sが入れられた包装
袋Fを、バケット121に込持し、このバケット121
をコンベア122で搬送し、その搬送途中で、折り込み
板123によって開放端部Faの前側を内側に折り込
み、次に、横押板(図示せず)及び櫛形のガイド124
によって開放端部Faの左右を内側に折り畳み、回転刷
毛125で折縁を整形し、バケット121の後側で回動
可能に設けた折り返し板126を立ち上げて折り畳まれ
た後側部127を支持しつつローラ128で押圧しなが
ら第1熱風器129で加熱して折り畳み部を熱溶着し、
次に、更に折り返し板126を立ち上げて熱鏝130で
上面に折型を付すとともに第2熱風器131で加熱し、
その後、更に折り返し板126を回動させて後側部12
7を前側の溶着部に重ね、第3熱風器132で加熱され
た大径ロール133でこの折り込み部を一律に押圧して
接着するようにしている。また、この種の食品を包装す
る方法としては、特開平9−24950号公報に掲載さ
れたものも知られている。これは、図15に示すよう
に、上記と同様に、食品Sとして、傾斜面Saを有した
三角柱状のサンドイッチ等のパン類を樹脂製のフィルム
からなる包装袋Fに包装するものである。包装袋Fは、
筒状の開放端部Faを有して予め食品Sの形状に対応し
た三角形状に形成されている。この食品Sの包装方法
は、食品Sが入れられた包装袋Fの開放端部Faの前後
の中央部を内側に押圧して中央接触部を熱溶着し、その
後、包装袋Fの開放端部Faの幅全体を溶着によって封
止し、次いで、余分の部分を切断線140から切断して
包装袋Fを形成している。
【0003】また、本願出願人は、上記の従来の技術を
踏まえて新たな食品用包装装置を開発してきた。これ
は、図16及び図17に示すように、食品Sが入れられ
た包装袋Fを開放端部Faを上にしてベルトコンベア1
01で搬送し、ベルトコンベア101の搬送途中で包装
袋Fの開放端部Faの前後を内側に折り込み、その後、
封止部102により包装袋Fの開放端部Faの幅全体を
溶着によって封止し、ラベラ103によって日付け等を
印字したラベルを貼付し、更に、この包装袋Fをベルト
コンベア101で搬送し、その終端で、ベルトが折り返
されることにより、包装袋Fを落下させて排出させるよ
うにしている。包装袋Fの封止部102は、図16に示
すように、超音波溶着切断装置により構成されている。
この超音波溶着切断装置は、包装袋Fの開放端部Faを
外周縁部で受ける円盤状のアンビル104と、アンビル
104の外周縁部に対向して押圧されるホーンチップ
(溶着切断刃)及びホーンを有した超音波振動ホーン1
05とから構成され、フィルムを移動させながら順次溶
着切断する。超音波振動ホーン105には、振動を与え
る超音波振動子(図示せず)と、超音波振動子を介して
超音波振動ホーン105をアンビル104に押圧する加
圧用エアシリンダ(図示せず)が連設されている(例え
ば、特開平5−261827号公報掲載)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の食品の包装方法のうち、前者にあっては、溶着前の包
装袋Fの開放端部Faの複雑な順次折り畳み機構を必要
とするために装置が大型化し、また、開放端部Faを前
後左右から完全に折り畳んでの熱溶着は密封性の実現に
難があった。これに対し、後者にあっては、2度の溶着
を必要とし、また、溶着工程後に別途切断工程を必要と
し、更に、上記の開発中の包装装置とともに、前後を内
側に折り込んだ包装袋Fの開放端部Faの幅全体を直接
溶着によって封止しているので、開放端部Faの折り込
み状態が不安定になっており、そのため、フィルムの重
なりにずれが生じて不均一になってしまい、溶着不良が
生じて密封精度を損ねたり、外観品質を低下させてしま
う等の問題があった。本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、上述した溶着前の包装袋の開放端部の
複雑な折り畳み機構を不要としながら、開放端部の折り
込み状態を均一にして安定化し、溶着不良を防止して一
度の溶着切断により密封を確実にするとともに外観品質
の向上を図った食品の包装方法及び食品用包装装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の食品の包装方法は、食品が入れられ筒
状の開放端部を有した樹脂製のフィルムからなる包装袋
を該開放端部を上にして搬送し、この搬送途中で上記包
装袋の開放端部を溶着切断して該食品を該包装袋内に封
止する食品の包装方法において、上記封止を行なう前
に、搬送される包装袋の開放端部の前面部中央及び後面
部中央を、該包装袋の開放端部の開放端縁が溶着切断線
よりも上方に位置するように内側に折り込み、その後、
該折り込まれた開放端部を該開放端部の開放端縁が溶着
切断線よりも上方に位置するように両側から押圧して該
開放端部を重畳させ、該重畳させられた開放端部を溶着
切断する構成としている。この構成により、この溶着切
断の際には、開放端縁が溶着切断線よりも上方に位置す
るように内側に折り込まれ、かつ、開放端部が重畳機構
により重畳させられているので、折り込み状態が均一に
なって安定化させられて溶着され、そのため、フィルム
の重なりにずれが生じてしまう事態が防止され、溶着不
良が生じて密封精度を損ねたりすることなく、一度の溶
着切断により完全に密封包装することができ、外観品質
を低下させてしまう事態が防止される。また、上記の目
的を達成するため、本発明の食品用包装装置は、食品が
入れられ筒状の開放端部を有した樹脂製のフィルムから
なる包装袋を該開放端部を上にして搬送するコンベア
と、該コンベアの搬送途中で上記包装袋の開放端部を溶
着によって封止する封止部とを備えた食品用包装装置に
おいて、上記封止部の前位において上記搬送される包装
袋の開放端部の前面部中央を該包装袋の開放端部の開放
端縁が溶着切断線よりも上方に位置するように内側に折
り込む前面部折り込み機構と、該包装袋の開放端部の後
面部中央を該包装袋の開放端部の開放端縁が溶着切断線
よりも上方に位置するように内側に折り込む後面部折り
込み機構と、上記前面部折り込み機構及び後面部折り込
み機構によって折り込まれた開放端部を該開放端部の開
放端縁が溶着切断線よりも上方に位置するように両側か
ら押圧して該開放端部を重畳させる重畳機構とを備えて
構成し、該重畳させられた開放端部を上記封止部で溶着
切断する構成としている。これにより、封止部の前位に
おいて、前面部折り込み機構及び後面部折り込み機構に
よって包装袋の開放端縁が溶着切断線よりも上方に位置
するように該開放端部の前後が内側に折り込まれ、重畳
機構により、折り込まれた開放端部が両側から押圧され
て重畳させられる。この場合、包装袋の開放端縁が溶着
切断線よりも上方に位置するように該開放端部の前後が
内側に折り込まれるので、溶着切断線が確保された状態
で重畳させられる。その後、封止部で溶着切断が行なわ
れる。この溶着切断の際には、包装袋の開放端縁が溶着
切断線よりも上方に位置するように開放端部の前後が内
側に折り込まれ、かつ、開放端部が重畳機構により重畳
させられているので、折り込み状態が均一になって安定
化させられて溶着され、そのため、フィルムの重なりに
ずれが生じてしまう事態が防止され、溶着不良が生じて
密封精度を損ねたりすることなく、一度の溶着切断によ
り完全に密封包装することができ、外観品質を低下させ
てしまう事態が防止される。
【0006】そして、必要に応じ、上記重畳機構を、上
記包装袋の開放端部を両側から押圧して重畳させる押圧
位置及び該押圧位置から離間する離間位置に位置させら
れる互いに対面した一対の押圧板と、該押圧板を上記押
圧位置及び離間位置に駆動する押圧板駆動機構とを備え
て構成している。押圧板で押圧するので、上記前面部折
り込み機構及び後面部折り込み機構によって折り込まれ
た包装体の開放端部の前面部及び後面部の全ての開放端
縁が溶着切断線よりも上方に位置する状態を維持しなが
ら、開放端部が確実に扁平にさせられ、開放端部の折り
込み状態が均一に安定化させられる。この場合、上記押
圧板駆動機構を、上記各押圧板を夫々進退動させる一対
のエアシリンダで構成したことが有効である。簡易な機
構で、重畳機構を構成することができ、スペース的にも
有利に配置できる。
【0007】また、必要に応じ、上記前面部折り込み機
構及び後面部折り込み機構の少なくともいずれか一方
を、上記包装袋の開放端部の搬送径路に進出して該開放
端部の中央を内側に折り込む進出位置及び該進出位置か
ら後退する後退位置に移動させられる左右一対のフィン
ガと、該各フィンガを進出位置及び後退位置に移動させ
る移動機構とを備えて構成している。この場合、必要に
応じ、上記フィンガを横方に突出した略三角形状の鉤部
に形成している。これにより、フィンガで直接包装袋を
押圧して折り込むので、折り込みを確実にすることがで
きる。特に、食品が三角柱状で柔らかい鋭角部分がある
ような場合には、鋭角部分がある側の包装袋の開放端部
は、フィンガで折り込むことが望ましい。その理由は、
フィンガを使用しないでエアー等で折り曲げるだけであ
ると、押圧板の押圧により包装袋の開放端部の鋭角側に
幅方向の内側方向への引っ張り力が生じて、柔らかい製
品の鋭角部分のつぶれが生じるからであるが、フィンガ
の先端鉤部により前後方向の内側に折り込まれた包装袋
の開放端部の前面中央の左右の折り込み端縁が保持さ
れ、押圧板の押圧による幅方向の内側方向への引っ張り
力に抵抗するようにしてこれが防止されるためである。
また、この場合、上記移動機構を、一端にフィンガが設
けられるアームと、該アームの他端が固定され回動させ
られて該アームを揺動させて上記フィンガを進出位置及
び後退位置に位置させる回動軸と、該回動軸を正逆回転
させるモータとを備えて構成したことが有効である。
【0008】そしてまた、必要に応じ、上記前面部折り
込み機構及び後面部折り込み機構の少なくともいずれか
一方を、上記包装袋の開放端部の搬送径路に進出して該
開放端部の中央を内側に折り込む進出位置及び該進出位
置から後退する後退位置に揺動移動させられる振り子棒
と、該振り子棒を進出位置及び後退位置に揺動移動させ
る揺動機構とを備えて構成している。振り子棒により包
装袋を直接押圧して折り込むので、折り込みを確実にす
ることができる。また、必要に応じ、上記前面部折り込
み機構を、上記包装袋の開放端部の搬送径路に進出して
該開放端部の前面部中央を後側に折り込む進出位置及び
該進出位置から後退する後退位置に移動させられ先端が
横方に突出した略三角形状の鉤部に形成された左右一対
のフィンガと、該各フィンガを進出位置及び後退位置に
移動させる移動機構とを備えて構成し、上記後面部折り
込み機構を、上記包装袋の開放端部の搬送径路に進出し
て該開放端部の中央を内側に折り込む進出位置及び該進
出位置から後退する後退位置に揺動移動させられる振り
子棒と、該振り子棒を進出位置及び後退位置に揺動移動
させる揺動機構とを備えて構成している。更に、必要に
応じ、上記前面部折り込み機構及び後面部折り込み機構
の少なくともいずれか一方を、上記包装袋の開放端部の
搬送径路にエアを吹き出して該エア力によって該開放端
部の中央を内側に折り込む左右一対のエアノズルを備え
て構成している。移動中の包装袋にも折り込み力を作用
させることができるとともに、他の部材との干渉を防止
することができる。また、必要に応じ、上記前面部折り
込み機構を、上記包装袋の開放端部の搬送径路に進出し
て該開放端部の前面部中央を後側に折り込む進出位置及
び該進出位置から後退する後退位置に移動させられ先端
が横方に突出した略三角形状の鉤部に形成された左右一
対のフィンガと、該各フィンガを進出位置及び後退位置
に移動させる移動機構とを備えて構成し、上記後面部折
り込み機構を、上記包装袋の開放端部の搬送径路にエア
を吹き出して該エア力によって該開放端部の中央を内側
に折り込む左右一対のエアノズルを備えて構成してい
る。更に、必要に応じ、上記重畳機構で重畳させられた
包装袋の開放端部が通過するスリットを有し上記封止部
の溶着時に該開放端部を重畳状態でガイドするガイド部
を設けた構成としている。包装袋の開放端部は、ガイド
部のスリットに入り込んで溶着されるので、開放端部の
折り込み状態が安定化させられ、フィルムの重なりにず
れが生じてしまう事態が防止され、溶着不良が生じて密
封精度を損ねたり、外観品質を低下させてしまう事態が
防止される。
【0009】更にまた、必要に応じ、上記コンベアによ
って搬送され上記食品が入れられた包装袋を保持する保
持ケースを設け、該保持ケースの底部に歯付ベルトコン
ベアの歯に噛合するラックギヤを形成し、上記コンベア
の内、少なくとも上記前面部折り込み機構,後面部折り
込み機構及び重畳機構が作動する所要区間を、上記保持
ケースのラックギヤに噛合して所定速度で保持ケースを
搬送する歯付ベルトコンベアで構成している。これによ
り、前面部折り込み機構,後面部折り込み機構及び重畳
機構が作動するタイミングを、保持ケースの搬送位置の
検知に基づいて行なうようにした際に、保持ケースは、
そのラックギヤが歯付ベルトコンベアに噛合して所定速
度で搬送されるので、各機構の作用が包装袋に対して一
定の位置関係を保持して行なわれることになり、ずれが
生じることが防止され、確実に包装袋の折り込み及び重
畳が行なわれる。この場合、上記歯付ベルトコンベア
を、上記封止部が作動する所要区間にも設けたことが有
効である。保持ケースは、そのラックギヤが歯付ベルト
コンベアに噛合して所定速度で搬送され、これに伴って
包装袋の開放端部も所定速度で移動することから、この
点でも、フィルムの重なりにずれが生じてしまう事態が
防止され、溶着不良が生じて密封精度を損ねたり、外観
品質を低下させてしまう事態が防止される。また、必要
に応じ、上記封止部を超音波溶着切断装置により構成し
ている。この場合においては、一度の溶断により重畳さ
せられたフィルムの重ね枚数如何にかかわらず、フィル
ムをより一層均一かつ確実に溶着切断することができる
ようになる。即ち、正常に重畳したフィルムの枚数は、
溶着線に沿って2枚,4枚及び/又は6枚の部分のいず
れかになる。従って、フィルムの重なった枚数が最小2
枚から最大6枚まで変動する。通常熱圧着では、気密確
保に難があるが、超音波溶着切断の採用によって密封を
確保できるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係る食品の包装方法及び食品用包装装
置について説明する。尚、実施の形態に係る食品の包装
方法は実施の形態に係る食品用包装装置によって実現さ
れるので、当該食品用包装装置の作用において説明す
る。また、上記と同様のものには同一の符号を付して説
明する。図1乃至図12に示す実施の形態に係る食品用
包装装置は、上記と同様に、図1及び図9に示すよう
に、食品Sとして、傾斜面Saを有した三角柱状のサン
ドイッチ等のパン類を樹脂製のフィルムからなる包装袋
Fに密封包装するものである。包装袋Fは、筒状の開放
端部Faを有して予め食品Sの形状に対応した三角形状
に形成されている。
【0011】実施の形態に係る食品用包装装置は、包装
袋Fを食品Sの上下逆にした傾斜面Saを前側にしかつ
包装袋Fの開放端部Faを上にして保持する保持ケース
10を備え、この保持ケース10を介して包装袋Fを搬
送するコンベア1を備えている。コンベア1は、図2に
示すように、循環径路を構成しており、人手によって食
品Sが入れられた包装袋Fが保持ケース10を介して開
放端部Faを上にしてコンベア1に搭載される。また、
この食品用包装装置は、機枠2に設けられコンベア1の
搬送途中で包装袋Fの開放端部Faを溶着によって封止
する封止部20を備えている。封止部20の前位には、
搬送される包装袋Fの開放端部Faの前面部中央を該包
装袋Fの開放端部Faの開放端縁が溶着切断線Q(図
5)よりも上方に位置するように内側に折り込む前面部
折り込み機構40と、包装袋Fの開放端部Faの後面部
中央を該包装袋Fの開放端部Faの開放端縁が溶着切断
線Q(図5)よりも上方に位置するように内側に折り込
む後面部折り込み機構46と、前面部折り込み機構40
及び後面部折り込み機構46によって折り込まれた開放
端部Faを該開放端部Faの開放端縁が溶着切断線Q
(図5)よりも上方に位置するように両側から押圧して
開放端部Faを重畳させる重畳機構50とが備えられて
いる。更に、食品用包装装置は、機枠2に設けられ開放
端部Faが封止された包装袋Fをコンベア1から排出す
る排出部60を備えて構成されている。
【0012】実施の形態に係る食品用包装装置におい
て、保持ケース10は、コンベア1によって搬送され食
品Sが入れられた包装袋Fを保持するものであり、複数
用いられる。保持ケース10は、図1,図5,図6,図
9乃至図11に示すように、ベース板11と、ベース板
11の左右に所定の間隔を有して立設され包装袋Fの左
右を押える一対の側板12と、側板12の内側に設けら
れ食品Sの上下逆にした傾斜面Saを前側にして包装袋
Fを支承し、かつ、側板12の上端よりも包装袋Fの開
放端部Faが突出するように支承する支承部材13とを
備えて構成されている。支承部材13は、食品Sの上下
逆にした傾斜面Saに対応する傾斜面13aを有し、包
装袋Fを介して食品Sの傾斜面Saを支承する。14は
側板12の後縁部に折曲形成され包装袋Fの後側を押え
る押え板である。ベース板11の下側には、3つの脚板
15が付設されており、中央の脚板15の底部には歯付
ベルトコンベアの歯に噛合するラックギヤ16が形成さ
れている。そして、コンベア1は、一般部に設けられ、
保持ケース10のベース板11を支承して搬送するロー
ラコンベア3と、封止部20,前面部折り込み機構4
0,後面部折り込み機構46及び重畳機構50が作動す
る所要区間に設けられ、上記保持ケース10のラックギ
ヤ16に噛合して所定速度で保持ケース10を搬送する
歯付ベルトコンベア4とを備えて構成されている。
【0013】封止部20は、図1,図3及び図8に示す
ように、超音波溶着切断装置により構成されている。図
8を用い、この封止部20は、重畳させられた包装袋F
の開放端部Faを外周縁部で受ける円盤状のアンビル2
1と、アンビル21の外周縁部22に対向して押圧され
るホーンチップ(溶着切断刃)及びホーンを有した超音
波振動ホーン23とを備えて構成され、フィルムを移動
させながら順次溶着切断する。超音波振動ホーン23に
は、振動を与える超音波振動子(図示せず)と、超音波
振動子を介してホーンチップをアンビル21に押圧する
加圧用エアシリンダ(図示せず)とが連設されている。
ここで、溶着切断とは、ホーンチップにより溶着と同時
に切断を行なうことである。超音波振動ホーン23の溶
断条件は、例えば、以下のような設定になる。 周波数 25〜50KHz 振動速度 8〜12m/s(複振幅) 送り速度 約0.2m/s 加圧力 5〜30N また、アンビル21は溶着切断時には固定されている。
これは、溶着切断時にアンビル21が回転すると、ホー
ンチップの摩耗が著しくなるからである。更に、ホーン
チップのアンビル21への接触角度は90度である。ま
た、封止部20は、重畳させられたフィルムの溶着切断
時にフィルムを両側から押えて移動させる一対のローラ
(26,28)を備えている。尚、図5に示すように、
上記の溶着接断線Qは、超音波振動ホーン23のホーン
チップの搬送方向延長線になる。
【0014】詳しくは、図8に示すように、機枠2のベ
ース部材6に一端部が固定され他端部にアンビル21を
固定部材24を介して同軸で固定した支持軸25を設
け、支持軸25にローラの一方である第一ローラ26を
軸受部材27を介して回転可能に軸支し、ベース部材6
にローラの他方である第二ローラ28を第一ローラ26
に転動可能に支持している。また、第一ローラ26に第
一ローラ26を回転させる第一ギヤ29を同軸で設け、
第二ローラ28に回転軸30を設け、この回転軸30を
ベース部材6に設けた軸受部31に回転自在に軸支し、
この回転軸30に第一ギヤ29に噛合して第一ギヤ29
の回転を第二ローラ28に伝達する第二ギヤ32を同軸
で設け、ベース部材6に回転モータ33を設け、この回
転モータ33のモータ軸34に第一ギヤ29に噛合する
原動ギヤ35を設けている。36は回転軸30の上端に
固定されこの回転軸30の軸受部31からの抜けを阻止
するストッパである。ローラ26,28の回転速度は、
保持ケース10の移動速度に合致させられている。
【0015】更に、支持軸25をベース部材6に対して
軸線を中心にして回転可能かつ支持軸25の所要の回転
位置でベース部材6に対してロック可能にし、超音波振
動ホーン23に対するアンビル21の外周縁部22の位
置を調整可能にしている。より詳しくは、支持軸25の
一端部に一般軸部より小径の雄ネジ部25aを設け、ベ
ース部材6に雄ネジ部25aが回転可能に挿通される挿
通孔37を設けて、支持軸25をベース部材6に対して
軸線を中心にして回転可能にし、挿通孔37に挿通させ
られた雄ネジ部25aに螺合するナット38を備え、ナ
ット38を締め付けることによりナット38と、雄ネジ
部25a及び一般軸部の段差部25bとでベース部材6
を挾持することにより支持軸25の所要の回転位置で、
支持軸25をベース部材6に対して位置決め固定できる
ようにしている。また、図1において、符号39は、溶
着切断した包装袋Fの開放端部Faのフィルムを吸引し
て除去する吸引管である。
【0016】前面部折り込み機構40は、図1,図3乃
至図6に示すように、機枠2に設けられており、主に図
4を用い、包装袋Fの開放端部Faの搬送径路に進出し
て開放端部Faの前面部中央を後側に折り込む進出位置
A及び進出位置Aから後退する後退位置Bに移動させら
れる先端鋭角のフィンガ41と、フィンガ41を進出位
置A及び後退位置Bに移動させる移動機構42とを備え
て構成されている。フィンガ41及び移動機構42は、
コンベア1を挟んで左右に夫々設けられている。フィン
ガ41は、横方に突出した略三角形状の鉤部に形成され
ており、包装袋Fの開放端部Faの開放端縁が溶着切断
線よりも上方に位置するように内側に折り込む。フィン
ガ41で包装袋Fを内側に折り込むようにしたので、フ
ィンガ41で直接包装袋Fを押圧して折り込むことがで
き、包装袋Fの開放端部Faの開放端縁が溶着切断線よ
りも上方に位置するように行なう折り込みが確実にな
る。移動機構42は、一端にフィンガ41が設けられる
アーム43と、アーム43の他端が固定され回動させら
れてアーム43を揺動させてフィンガ41を進出位置A
及び後退位置Bに位置させる回動軸44と、回動軸44
を正逆回転させるサーボーモータ45とを備えて構成さ
れている。フィンガ41の進出及び後退のタイミング
は、フィンガ41の進出は重畳機構50が押圧,重畳の
ために作動する直前であり、重畳機構50が作動してい
る間は進出位置で維持され、重畳機構50の作動終了直
後に後退するように、保持ケース10の搬送位置を図示
外のリミットスイッチ等のセンサで検知してからタイマ
で設定した所要時間の間に1サイクルを行なうように定
めている。
【0017】後面部折り込み機構46は、図1,図3及
び図7に示すように、機枠2に設けられており、包装袋
Fの開放端部Faの搬送径路に進出して開放端部Faの
後面部中央を内側に折り込む進出位置A及び進出位置A
から後退する後退位置Bに揺動移動させられる振り子棒
47と、振り子棒47を進出位置A及び後退位置Bに揺
動移動させる揺動機構48とを備えて構成されている。
揺動機構48は、機枠2に設けられる取付部材48aに
取付けられ振り子棒を所定のタイミングで往復揺動させ
るモータ49で構成されている。振り子棒47を揺動さ
せるモータ49のタイミングは、包装袋Fが重畳機構5
0の重畳位置に位置したとき駆動を開始して振り子棒4
7を進出位置Aに位置させ、重畳機構50の作動する直
前に振り子棒47を後退位置Bに位置させるように、保
持ケース10の搬送位置を図示外のリミットスイッチ等
のセンサで検知して所要時間の間に1サイクルを行なう
ように定めている。
【0018】重畳機構50は、図1,図3,図5乃至図
7に示すように、機枠2に設けられており、包装袋Fの
開放端部Faを両側から押圧して重畳させる押圧位置X
及び押圧位置Xから離間する離間位置Yに位置させられ
る互いに対面した一対の押圧板51と、押圧板51を押
圧位置X及び離間位置Yに駆動する押圧板駆動機構52
とを備えて構成されている。押圧板駆動機構52は、押
圧板51を進退動させるエアシリンダ53で構成されて
いる。また、一対の押圧板51同士は、押圧位置Xにお
いては、僅かに離間しており、包装袋Fの重畳された開
放端部Faの移動を許容している。押圧板51の駆動タ
イミングは、包装袋Fの開放端部Faが前面部折り込み
機構40及び後面部折り込み機構46によって折り込ま
れた直後から、折り込まれた包装袋Fの開放端部Faの
最後部が後述のガイド部55のスリット54に入り込む
まで、好ましくはその後、封止部20による包装袋Fの
開放端部Faの溶着切断開始時まで、更に好ましくは該
溶着切断終了時までの所要時間になるように、保持ケー
ス10の搬送位置を図示外のリミットスイッチ等のセン
サで検知してからタイマで設定した所要時間の間に1サ
イクルを行なうように定めている。更に、重畳機構50
の後流側には、図1,図3,図4及び図7に示すよう
に、重畳機構50で重畳させられた包装袋Fの開放端部
Faが通過するスリット54を有し、封止部20の溶着
時に、開放端部Faを重畳状態でガイドするガイド部5
5が設けられている。
【0019】排出部60は、図2,図10及び図11に
示すように、封止部20の後流側に設けられコンベア1
で搬送されてくる保持ケース10の一対の側板12間を
通過可能に突出し、一対の側板12間に臨んで包装袋F
を引き上げる引き上げベルトコンベア61を備えて構成
されている。詳しくは、図10及び図11を用い、引き
上げベルトコンベア61は、コンベア1の両側に支持脚
62を設け、一方の支持脚62に一端が固定され他端が
上流下方に向けて延び保持ケース10の一対の側板12
間を通過可能に突出したアーム63を設け、支持脚62
に原動シャフト64を架設し、この原動シャフト64に
原動プーリ65を設けるとともに、アーム63の先端及
び中間に従動プーリ66,67を設け、この原動プーリ
65及び従動プーリ66,67にベルト68を掛け渡
し、また、一方の支持脚62に原動シャフト64を減速
ギヤボックス69を介して回転させるモータ70を設け
て構成されている。また、引き上げベルトコンベア61
の上方には、ベルト68に引き上げられた包装袋Fをベ
ルト68に沿って左右からガイドする一対のガイドシャ
フト71が設けられている。ガイドシャフト71は、一
方の支持脚62に設けた取付部材72に吊下されてい
る。
【0020】従って、この実施の形態に係る食品用包装
装置によって、食品Sを包装するときは、図12に示す
工程図を参照しながら説明すると、以下のように行なわ
れる。先ず、人手によって、図9に示すように、予め食
品Sが入れられた包装袋Fを、保持ケース10に保持さ
せ(図12(a))、図2に示すように、この保持ケー
ス10をコンベア1によって搬送する。保持ケース10
が、封止部20の前位に至ると、前面部折り込み機構4
0のフィンガ41が進出位置Aに位置させられ、搬送さ
れる包装袋Fの開放端部Faの前面部中央が前後方向の
内側に折り込まれる(図12(b))とともに、フィン
ガ41の先端鉤部により前後方向の内側に折り込まれた
左右の折り込み端縁を幅方向の内側によらないように保
持する。また、後面部折り込み機構46のモータ49が
往復駆動し、振り子棒47を進出位置Aに位置させ、包
装袋Fの開放端部Faの後面部中央を内側に折り込み、
重畳機構50の作動する直前に振り子棒47を後退位置
Bに位置させる(図12(c))。この前面部折り込み
機構40及び後面部折り込み機構46によって、包装袋
Fの全ての開放端部Faの開放端縁が溶着切断線よりも
上方に位置するように折り畳まれる。そして、その直後
に、重畳機構50が作動する。
【0021】重畳機構50においては、図7に示すよう
に、押圧板駆動機構52であるエアシリンダ53が進出
して、押圧板51を離間位置Yから押圧位置Xに進出さ
せる。これにより、包装袋Fの開放端部Faが両側から
押圧されて重畳させられる(図12(d))。この場
合、包装袋Fの開放端部Faが押圧板51で押圧される
ので、開放端部Faを確実に扁平にすることができ、開
放端部Faの折り込み状態が均一に安定化させられる。
また、包装袋Fは、上記の前面部折り込み機構40及び
後面部折り込み機構46によって、包装袋Fの開放端部
Faの開放端縁が溶着切断線よりも上方に位置するよう
に内側に折り込まれているので、一度の溶着切断による
密封包装が確実に行なわれる状態で重畳させられる。ま
た、この場合、前面部折り込み機構40,後面部折り込
み機構46及び重畳機構50が作動するタイミングが、
保持ケース10の搬送位置の検知に基づいて行なわれる
が、保持ケース10は、そのラックギヤ16が歯付ベル
トコンベア4に噛合して所定速度で搬送されるので、各
機構の作用が包装袋Fに対して一定の位置関係を保持し
て行なわれることになり、ずれが生じることが防止され
ることから、確実に包装袋Fの折り込み及び重畳が行な
われる。
【0022】次に、保持ケース10が搬送されて、封止
部20に至り、超音波溶着切断装置のアンビル21と超
音波振動ホーン23によって、溶着切断される(図12
(e))。そして、吸引管39により、溶着切断された
包装袋Fの開放端部Faのフィルムが吸引されて除去さ
れる(図12(f))。この場合、一度の溶断により重
畳させられたフィルムの重ね枚数如何にかかわらず、フ
ィルムをより一層均一かつ確実に溶着切断することがで
きるようになる。即ち、正常に重畳したフィルムの枚数
は、溶着線に沿って2枚,4枚及び/又は6枚の部分の
いずれかになる。従って、フィルムの重なった枚数が最
小2枚から最大6枚まで変動する。通常熱圧着では、気
密確保に難があるが、超音波溶着切断の採用によって密
封を確保できるのである。更に、この場合、包装袋Fの
開放端部Faは、溶断される前に、重畳機構50によっ
て押圧されて予め重畳させられており、開放端部Faの
折り込み状態が均一に安定化されているので、フィルム
の重なりにずれが生じてしまう事態が防止され、溶着不
良が生じて密封精度を損ねたり、外観品質を低下させて
しまう事態が防止される。また、包装袋Fの開放端部F
aは、ガイド部55のスリット54に入り込んで溶断さ
れるので、封止部20の溶着時に、開放端部Faが重畳
状態でガイドされることになり、この点でも、開放端部
Faの折り込み状態を均一に安定化しているので、フィ
ルムの重なりにずれが生じてしまう事態が防止され、溶
着不良が生じて密封精度を損ねたり、外観品質を低下さ
せてしまう事態が防止される。
【0023】更に、歯付ベルトコンベア4が、封止部2
0が作動する所要区間にも設けられているので、保持ケ
ース10は、そのラックギヤ16が歯付ベルトコンベア
4に噛合して所定速度で搬送され、これに伴って包装袋
Fの開放端部Faも所定速度で移動することから、この
点でも、フィルムの重なりにずれが生じてしまう事態が
防止され、溶着不良が生じて密封精度を損ねたり、外観
品質を低下させてしまう事態が防止される。更にまた、
超音波溶着切断装置においては、図8に示すように、重
畳された包装袋Fの開放端部Faがローラ26,28で
押えられ、ローラ26,28の回転速度は、保持ケース
10の移動速度に合致させられているので、フィルムが
ずれたり捩じれたりすることがなく、均一に溶断され
る。即ち、アンビル21の外周縁部22とホーン23と
の間に加圧挾持されたフィルム同士が溶断抵抗によって
ずれたり捩れたりして不均一に溶着されることが防止さ
れ、そのため、包装袋Fの形状が歪んで中の食品Sを押
し潰したり、外観品質を損ねたりすることが防止される
のである。
【0024】その後、保持ケース10が搬送されて、封
止部20の後流に設けられたラベラ7により包装袋Fに
日付け等を印字したラベルが貼付された後、図10及び
図11に示すように、排出部60に至り、引き上げベル
トコンベア61によって、封止された包装袋Fが排出さ
れる(図12(g))。この場合、引き上げベルトコン
ベア61が、保持ケース10の側板12間に相対的に入
り込み、保持ケース10の支承部材13に支承された包
装袋Fにベルト68が当接してこれを引き上げる。そし
て、包装袋Fは、一対のガイドシャフト71にガイドさ
れて搬送されていく。そのため、落下等が防止され、引
き上げベルトコンベア61のベルト68に沿って確実に
搬送される。また、包装袋Fは引き上げられて排出され
るので、落下させて排出する場合に比較して、製品が傷
みにくくなる。そしてまた、包装袋Fが引き上げられて
排出されることは、以下の利点をもたらす。即ち、引き
上げベルトコンベア61が包装袋Fを引き上げるので、
包装袋Fの排出位置を従来のようなコンベアの終端のみ
ならず、コンベア1の径路途中に設定できるようにな
る。その結果、コンベア1の径路を、図2(a)に示す
点線のように、容易に延長したり折り曲げて設置するこ
とができ、そのため、工場での配置の自由度が向上させ
られる。また、封止部20において、所定回数の溶着が
行なわれたならば、図8に示すように、ナット38をゆ
るめて、支持軸25をベース部材6に対して軸を中心に
して回転させ、超音波振動ホーン23に対するアンビル
21の外周縁部22の位置を調整する。これにより、ア
ンビル21の外周縁部22の全周を超音波振動ホーン2
3に対して対向させることができ、そのため、偏った摩
耗が低減され、アンビル21の寿命を延ばすことができ
る。
【0025】図13には、別の実施の形態に係る食品用
包装装置を示している。この食品用包装装置は、上記と
略同様に構成されているが、後面部折り込み機構46の
構成が上記と異なっている。この後面部折り込み機構4
6は、機枠2に設けられており、包装袋Fの開放端部F
aの搬送径路にエアを吹き出してエア力によって開放端
部Faの後面部中央を内側に折り込む左右一対のエアノ
ズル80を備えて構成されている。このエアノズル80
は、包装袋Fの開放端部Faの折り込み状態が、折り込
まれた状態において、全ての開放端部Faの開放端縁が
溶着切断線よりも上方に位置するように、上へ向けて斜
めにエアを噴射するように設置されている。エアの吹き
出しのタイミングは、包装袋Fの後面部がエアノズル8
0に対向してからエアの吹き出しが開始し、重畳機構5
0が作動している間はエアの吹き出しを維持し、重畳機
構50の作動終了直後にエアの吹き出しが終了するまで
の所要時間になるように、保持ケース10の搬送位置を
図示外のリミットスイッチ等のセンサで検知してからタ
イマで設定した所要時間の間に1サイクルを行なうよう
に定めている。従って、この実施の形態においても、上
記と同様に包装袋Fの開放端部Faの折り込み及び重畳
が行なわれ、超音波溶着切断装置による溶着切断が行な
われる。この場合、特に、後面部折り込み機構46にお
いては、エアノズル80からのエアで包装袋Fの後面部
中央を内側に折り込むようにしたので、移動中の包装袋
Fにも容易に折り込み力を作用させることができるとと
もに、他の部材との干渉も防止される。
【0026】尚、上記実施の形態では、前面部折り込み
機構40をフィンガ41で包装袋Fの開放端部の前面部
中央を内側に折り込むようにし、後面部折り込み機構4
6を振り子棒47あるいはエアノズル80で包装袋Fの
開放端部の後面部中央を内側に折り込むようにしたが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、前後逆の構成
にし、あるいは、両者をフィンガタイプとし、また、両
者を振り子棒タイプとし、あるいはまた、両者をエアタ
イプとして構成しても良く適宜変更して差支えない。こ
の場合、食品Sが上記のように三角柱状で柔らかい鋭角
部分があるような場合には、鋭角部分側(上記の例では
前側)は、フィンガ41で折り込むことが望ましい。そ
の理由は、フィンガ41を使用しないでエアー等で折り
曲げるだけであると、上記押圧板51の押圧により包装
袋Fの開放端部Faの鋭角側に幅方向の内側方向への引
っ張り力が生じて、柔らかい製品の鋭角部分のつぶれが
生じるからであるが、フィンガ41の先端鉤部により前
後方向の内側に折り込まれた包装袋Fの開放端部Faの
前面中央の左右の折り込み端縁を保持し、上記押圧板5
1の押圧による幅方向の内側方向への引っ張り力に抵抗
するようにしてこれを防止するためである。また、上記
実施の形態では、食品Sとして食パン,菓子パン等のパ
ン類及びケーキ等の菓子類を対象としたが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく、他の種々の食品を対象と
して良いことは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食品の包
装方法によれば、開放端縁を溶着切断線よりも上方に位
置するように内側に折り込み、かつ、開放端部を重畳さ
せるので、溶着切断時に、折り込み状態を均一に安定化
させて溶着切断することができ、そのため、フィルムの
重なりにずれが生じてしまう事態を防止することがで
き、溶着不良が生じて密封精度を損ねたりすることな
く、一度の溶着切断により完全に密封包装することがで
き、外観品質を低下させてしまう事態を防止することが
できる。また、本発明の食品用包装装置によれば、封止
部の前位において、重畳機構により、前面部折り込み機
構及び後面部折り込み機構によって折り込まれた包装袋
の開放端部を両側から押圧して該開放端部を重畳させ、
重畳させられた開放端部を封止部で溶着するので、開放
端部の折り込み状態を均一に安定化させて溶着でき、そ
のため、フィルムの重なりにずれが生じてしまう事態を
防止することができ、溶着不良が生じて密封精度を損ね
ることがなく、一度の溶着切断により完全に密封包装す
ることができ、また、外観品質を低下させてしまう事態
を防止することができ、製品の品質を大幅に向上させる
ことができる。そして、前面部折り込み機構及び後面部
折り込み機構によって開放端縁を溶着切断線よりも上方
に位置するように内側に折り込むので、重畳機構で重畳
させる際に、溶着切断線を確保して重畳させることがで
きる。また、重畳機構を、包装袋の開放端部を両側から
押圧して重畳させる押圧位置及び該押圧位置から離間す
る離間位置に位置させられる互いに対面した一対の押圧
板を備えて構成した場合には、押圧板で押圧するので、
前面部折り込み機構及び後面部折り込み機構によって折
り込まれた包装体の開放端部の前面部及び後面部の全て
の開放端縁が溶着切断線よりも上方に位置する状態を維
持しながら、開放端部を確実に扁平にすることができ、
開放端部の折り込み状態を均一にして安定化させること
ができる。そしてまた、押圧板駆動機構を、押圧板を進
退動させるエアシリンダで構成した場合には、簡易な機
構で、重畳機構を構成することができ、スペース的にも
有利に配置できる。
【0028】また、前面部折り込み機構及び後面部折り
込み機構の少なくともいずれか一方を、フィンガで包装
袋を内側に折り込むようにした場合には、フィンガで直
接包装袋を押圧して折り込むので、折り込みを確実にす
ることができる。この場合、食品が三角柱状で柔らかい
鋭角部分があるような場合に、鋭角部分側をフィンガで
折り込むようにすれば、エアー等で折り曲げるだけであ
ると、押圧板の押圧により包装袋の開放端部の鋭角側に
幅方向の内側方向への引っ張り力が生じて、柔らかい製
品の鋭角部分のつぶれが生じるが、フィンガの先端鉤部
により内側に折り込まれた包装袋の開放端部の前面中央
の左右の折り込み端縁が保持され、押圧板の押圧による
幅方向の内側方向への引っ張り力に抵抗することがで
き、そのため、柔らかい製品の鋭角部分のつぶれを防止
することができる。更に、前面部折り込み機構及び後面
部折り込み機構の少なくともいずれか一方を、包装袋の
開放端部の搬送径路に進出して開放端部の中央を内側に
折り込む進出位置及び進出位置から後退する後退位置に
揺動移動させられる振り子棒と、振り子棒を進出位置及
び後退位置に揺動移動させる揺動機構とを備えて構成し
た場合には、振り子棒により包装袋を直接押圧して折り
込むので、折り込みを確実にすることができる。また、
前面部折り込み機構及び後面部折り込み機構の少なくと
もいずれか一方を、包装袋の開放端部の搬送径路にエア
を吹き出してエア力によって開放端部の中央を内側に折
り込む左右一対のエアノズルを備えて構成した場合に
は、移動中の包装袋にも折り込み力を作用させることが
できるとともに、他の部材との干渉を防止することがで
きる。更にまた、重畳機構で重畳させられた包装袋の開
放端部が通過するスリットを有し封止部の溶着時に開放
端部を重畳状態でガイドするガイド部を設けた場合に
は、包装袋の開放端部は、ガイド部のスリットに入り込
んで溶着されるので、この点でも、開放端部の折り込み
状態が安定化させられ、フィルムの重なりにずれが生じ
てしまう事態が防止され、溶着不良が生じて密封精度を
損ねたり、外観品質を低下させてしまう事態を防止する
ことができる。
【0029】また、包装袋を保持する保持ケースの底部
にラックギヤを形成し、コンベアの内、少なくとも前面
部折り込み機構,後面部折り込み機構及び重畳機構が作
動する所要区間を、保持ケースのラックギヤに噛合して
所定速度で保持ケースを搬送する歯付ベルトコンベアで
構成した場合には、前面部折り込み機構,後面部折り込
み機構及び重畳機構が作動するタイミングを、保持ケー
スの搬送位置の検知に基づいて行なうようにした際に、
保持ケースは、そのラックギヤが歯付ベルトコンベアに
噛合して所定速度で搬送されるので、各機構の作用が包
装袋に対して一定の位置関係を保持して行なわれること
になり、ずれが生じることを防止でき、確実に包装袋の
折り込み及び重畳を行なうことができる。この場合、歯
付ベルトコンベアを、封止部が作動する所要区間にも設
ければ、保持ケースは、そのラックギヤが歯付ベルトコ
ンベアに噛合して所定速度で搬送され、これに伴って包
装袋の開放端部も所定速度で移動することから、この点
でも、フィルムの重なりにずれが生じてしまう事態を防
止でき、溶着不良が生じて密封精度を損ねたり、外観品
質を低下させてしまう事態を防止することができる。ま
た、上記の溶着切断を超音波溶着切断装置によって実施
するときは、一度の溶断により重畳させられたフィルム
の重ね枚数如何にかかわらず、フィルムをより一層均一
かつ確実に溶着切断することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の要
部を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の全
体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の要
部を示す平面図である。
【図4】図3に示す部分を抜き出して示す平面図であ
る。
【図5】図3に示す本発明の実施の形態に係る食品用包
装装置の正面図である。
【図6】図5に示す本発明の実施の形態に係る食品用包
装装置の側面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の重
畳機構をその作用とともに示す図であり、(a)は離間
位置における平面図、(b)は押圧位置における平面図
である。
【図8】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の封
止部の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の保
持ケースを包装袋及び食品とともに示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の
排出部の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置の
排出部及び保持ケースをその作用とともに示す図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態に係る食品用包装装置に
より食品を包装するときの工程を示す図である。
【図13】本発明の別の実施の形態に係る食品用包装装
置の要部を示す斜視図である。
【図14】従来の食品の包装方法の一例を示す図であ
る。
【図15】従来の食品の包装方法の別の例を示す図であ
る。
【図16】本願出願人が先に開発した食品用包装装置の
要部をその作用とともに示す斜視図である。
【図17】本願出願人が先に開発した食品用包装装置の
全体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図
である。
【符号の説明】
S 食品 Sa 傾斜面 F 包装袋 Fa 開放端部 1 コンベア 2 機枠 3 ローラコンベア 4 歯付ベルトコンベア 6 ベース部材 7 ラベラ 10 保持ケース 11 ベース板 12 側板 13 支承部材 13a 傾斜面 14 押え板 15 脚板 16 ラックギヤ 20 封止部 21 アンビル 22 外周縁部 23 超音波振動ホーン 25 支持軸 26 第一ローラ 28 第二ローラ 39 吸引管 40 前面部折り込み機構 41 フィンガ 42 移動機構 46 後面部折り込み機構 47 振り子棒 48 揺動機構 49 モータ A 進出位置 B 後退位置 50 重畳機構 51 押圧板 X 押圧位置 Y 離間位置 52 押圧板駆動機構 53 エアシリンダ 54 スリット 55 ガイド部 60 排出部 61 引き上げベルトコンベア 68 ベルト 71 ガイドシャフト 80 エアノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 晴紀 東京都千代田区岩本町3丁目10番1号山崎 製パン株式会社本社内 Fターム(参考) 3E049 AA07 BA04 DB02 EA02 EB03 EC02 FA07 3E094 BA12 CA02 DA08 EA06 FA16 GA11 HA08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品が入れられ筒状の開放端部を有した
    樹脂製のフィルムからなる包装袋を該開放端部を上にし
    て搬送し、この搬送途中で上記包装袋の開放端部を溶着
    切断して該食品を該包装袋内に封止する食品の包装方法
    において、 上記封止を行なう前に、搬送される包装袋の開放端部の
    前面部中央及び後面部中央を、該包装袋の開放端部の開
    放端縁が溶着切断線よりも上方に位置するように内側に
    折り込み、その後、該折り込まれた開放端部を該開放端
    部の開放端縁が溶着切断線よりも上方に位置するように
    両側から押圧して該開放端部を重畳させ、該重畳させら
    れた開放端部を溶着切断することを特徴とする食品の包
    装方法。
  2. 【請求項2】 食品が入れられ筒状の開放端部を有した
    樹脂製のフィルムからなる包装袋を該開放端部を上にし
    て搬送するコンベアと、該コンベアの搬送途中で上記包
    装袋の開放端部を溶着によって封止する封止部とを備え
    た食品用包装装置において、 上記封止部の前位において上記搬送される包装袋の開放
    端部の前面部中央を該包装袋の開放端部の開放端縁が溶
    着切断線よりも上方に位置するように内側に折り込む前
    面部折り込み機構と、該包装袋の開放端部の後面部中央
    を該包装袋の開放端部の開放端縁が溶着切断線よりも上
    方に位置するように内側に折り込む後面部折り込み機構
    と、上記前面部折り込み機構及び後面部折り込み機構に
    よって折り込まれた開放端部を該開放端部の開放端縁が
    溶着切断線よりも上方に位置するように両側から押圧し
    て該開放端部を重畳させる重畳機構とを備えて構成し、
    該重畳させられた開放端部を上記封止部で溶着切断する
    ことを特徴とする食品用包装装置。
  3. 【請求項3】 上記重畳機構を、上記包装袋の開放端部
    を両側から押圧して重畳させる押圧位置及び該押圧位置
    から離間する離間位置に位置させられる互いに対面した
    一対の押圧板と、該押圧板を上記押圧位置及び離間位置
    に駆動する押圧板駆動機構とを備えて構成したことを特
    徴とする請求項2記載の食品用包装装置。
  4. 【請求項4】 上記押圧板駆動機構を、上記各押圧板を
    夫々進退動させる一対のエアシリンダで構成したことを
    特徴とする請求項3記載の食品用包装装置。
  5. 【請求項5】 上記前面部折り込み機構及び後面部折り
    込み機構の少なくともいずれか一方を、上記包装袋の開
    放端部の搬送径路に進出して該開放端部の中央を内側に
    折り込む進出位置及び該進出位置から後退する後退位置
    に移動させられる左右一対のフィンガと、該各フィンガ
    を進出位置及び後退位置に移動させる移動機構とを備え
    て構成したことを特徴とする請求項2,3または4記載
    の食品用包装装置。
  6. 【請求項6】 上記フィンガを横方に突出した略三角形
    状の鉤部に形成したことを特徴とする請求項5記載の食
    品用包装装置。
  7. 【請求項7】 上記移動機構を、一端にフィンガが設け
    られるアームと、該アームの他端が固定され回動させら
    れて該アームを揺動させて上記フィンガを進出位置及び
    後退位置に位置させる回動軸と、該回動軸を正逆回転さ
    せるモータとを備えて構成したことを特徴とする請求項
    5または6記載の食品用包装装置。
  8. 【請求項8】 上記前面部折り込み機構及び後面部折り
    込み機構の少なくともいずれか一方を、上記包装袋の開
    放端部の搬送径路に進出して該開放端部の中央を内側に
    折り込む進出位置及び該進出位置から後退する後退位置
    に揺動移動させられる振り子棒と、該振り子棒を進出位
    置及び後退位置に揺動移動させる揺動機構とを備えて構
    成したことを特徴とする請求項2,3または4記載の食
    品用包装装置。
  9. 【請求項9】 上記前面部折り込み機構を、上記包装袋
    の開放端部の搬送径路に進出して該開放端部の前面部中
    央を後側に折り込む進出位置及び該進出位置から後退す
    る後退位置に移動させられ先端が横方に突出した略三角
    形状の鉤部に形成された左右一対のフィンガと、該各フ
    ィンガを進出位置及び後退位置に移動させる移動機構と
    を備えて構成し、 上記後面部折り込み機構を、上記包装袋の開放端部の搬
    送径路に進出して該開放端部の中央を内側に折り込む進
    出位置及び該進出位置から後退する後退位置に揺動移動
    させられる振り子棒と、該振り子棒を進出位置及び後退
    位置に揺動移動させる揺動機構とを備えて構成したこと
    を特徴とする請求項2,3または4記載の食品用包装装
    置。
  10. 【請求項10】 上記前面部折り込み機構及び後面部折
    り込み機構の少なくともいずれか一方を、上記包装袋の
    開放端部の搬送径路にエアを吹き出して該エア力によっ
    て該開放端部の中央を内側に折り込む左右一対のエアノ
    ズルを備えて構成したことを特徴とする請求項2,3ま
    たは4記載の食品用包装装置。
  11. 【請求項11】 上記前面部折り込み機構を、上記包装
    袋の開放端部の搬送径路に進出して該開放端部の前面部
    中央を後側に折り込む進出位置及び該進出位置から後退
    する後退位置に移動させられ先端が横方に突出した略三
    角形状の鉤部に形成された左右一対のフィンガと、該各
    フィンガを進出位置及び後退位置に移動させる移動機構
    とを備えて構成し、 上記後面部折り込み機構を、上記包装袋の開放端部の搬
    送径路にエアを吹き出して該エア力によって該開放端部
    の中央を内側に折り込む左右一対のエアノズルを備えて
    構成したことを特徴とする請求項2,3または4記載の
    食品用包装装置。
  12. 【請求項12】 上記重畳機構で重畳させられた包装袋
    の開放端部が通過するスリットを有し上記封止部の溶着
    時に該開放端部を重畳状態でガイドするガイド部を設け
    たことを特徴とする請求項2,3,4,5,6,7,
    8,9,10または11記載の食品用包装装置。
  13. 【請求項13】 上記コンベアによって搬送され上記食
    品が入れられた包装袋を保持する保持ケースを設け、該
    保持ケースの底部に歯付ベルトコンベアの歯に噛合する
    ラックギヤを形成し、上記コンベアの内、少なくとも上
    記前面部折り込み機構,後面部折り込み機構及び重畳機
    構が作動する所要区間を、上記保持ケースのラックギヤ
    に噛合して所定速度で保持ケースを搬送する歯付ベルト
    コンベアで構成したことを特徴とする請求項2,3,
    4,5,6,7,8,9,10,11または12記載の
    食品用包装装置。
  14. 【請求項14】 上記歯付ベルトコンベアを、上記封止
    部が作動する所要区間にも設けたことを特徴とする請求
    項13記載の食品用包装装置。
  15. 【請求項15】 上記封止部を超音波溶着切断装置によ
    り構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9,10,11,12,13または1
    4記載の食品用包装装置。
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