JP2012020791A - 横シール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】袋口が後方へ向く姿勢で包装袋30を搬送する搬送コンベヤ20の下流側に、可変速モータ54で駆動される排出コンベヤ22が接続される。搬送コンベヤ20の終端と排出コンベヤ22の始端との間で包装袋30の袋口を挟持して包装袋30の搬送方向下流側へ移動するシール体22の速度は、搬送コンベヤ20の搬送速度より低速に設定される。排出コンベヤ22は、包装袋30が搬送コンベヤ20から排出コンベヤ22に送り込まれるのに合わせて搬送コンベヤ20の搬送速度と同じ搬送速度となり、シール体24で包装袋30の袋口を挟持するのに合わせてシール体24が包装袋30の搬送方向下流側へ移動する移動速度と同じ搬送速度に設定されるよう可変速モータ54が駆動制御される。
【選択図】図3
Description
袋口が後方へ向く姿勢で開口し物品を収容した包装袋を受け入れて搬送すると共に、前記袋口を一対のシール体で挟持して包装袋の搬送方向へ移動しつつ該袋口に横シールを施し、得られた袋詰包装体を搬出するよう構成した横シール装置において、
袋詰機の押送体で押送される前記包装袋を受け入れ、該包装袋を前記押送体の押送速度に応じた速度で搬送する搬送コンベヤと、
該搬送コンベヤの下流側に前記シール体を挟んで配設され、前記袋詰包装体を搬出する排出コンベヤと、
該排出コンベヤを駆動する可変速モータとを備え、
前記シール体は、前記搬送コンベヤと排出コンベヤとの対向端部間で前記袋口を挟持して包装袋の搬送方向下流側へ移動するまでの所定期間の速度が、前記搬送コンベヤの搬送速度より低速に設定され、
前記包装袋が搬送コンベヤから排出コンベヤに送り込まれるのに合わせて前記排出コンベヤを前記搬送コンベヤの搬送速度と同じ搬送速度とし、前記シール体で前記袋口を挟持するのに合わせて排出コンベヤを減速すると共に該排出コンベヤを前記シール体が包装袋の搬送方向下流側へ移動する移動速度と同じ搬送速度に設定するよう前記可変速モータを駆動制御する構成としたことを特徴とする。
すなわち、物品を収容した包装袋が搬送コンベヤから排出コンベヤへ受け渡される際には、両コンベヤにおける包装袋の搬送速度が同じ速度となるから、包装袋の受け渡し時に包装袋と該袋内の収容物品との姿勢が乱れるのを防止できる。また、包装袋の袋口をシールする際には、シール体が包装袋の袋口を挟持してその搬送方向下流側へ移動する移動速度と同じ速度まで排出コンベヤが減速して包装袋を搬送する。ここで、包装袋の袋口を挟持してシール体がその搬送方向下流側へ移動する移動速度は、上流側の搬送コンベヤの搬送速度より低速となっているので、シール体が包装袋を挟持するまでの間に、包装袋が排出コンベヤにより搬送方向下流側へ先走りすることがなく、適正な位置でシールを施すことができる。またシール体の噛合時には、上流側の搬送コンベヤによる包装袋の搬送速度より低速の角速度で夫々のシール面が当接するよう設定されるので、噛合時の衝撃を低減してシール機構の各構成部品の損耗を抑えると共に、振動の発生を抑制し得る。更に、シール体で包装袋の袋口を挟持する前に包装袋の袋口を内側へ折り込んでガセット形成する場合においては、シール体が包装袋の袋口を両外から折り込むときに排出コンベヤは包装袋の搬送速度より低速になっていて包装袋を排出コンベヤにより搬送方向下流側へ引っ張らないので、フィルムの折込量や折込形状のバラツキを抑制でき、より効果的である。
このように、包装袋に収容された物品の長さの略半分が送り込まれるまでに排出コンベヤを上流から送り込まれる物品の搬送速度と同じ速度まで減速することで、包装袋が無理に引っ張られるのが最も効果的に防止できる。
次に前述した参考例に係る横型製袋充填機の横シール装置の作用につき説明する。
なお、本発明に係る横シール装置としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
1.実施例では、シール体24,24を筒状フィルム10や包装袋30の搬送路を挟む上下に対向して配設する構成を示したが、該搬送路を挟む左右に対向するようシール体24,24を配設することもできる。
2.シール体24,24が包装袋30の袋口を挟持してその搬送方向下流側に移動する際の速度(第2速度V2)は定速に限らず、必要に応じて一定幅の変速域が設けられるようにしてもよい。すなわち、包装袋30の袋口を挟持して搬送方向下流側に移動する際のシール体24,24の移動速度(第2速度V2)は、包装袋30の搬送速度(第1速度V1)より低速となる条件下で変速するよう設定可能である。なお、その際には排出コンベヤ22の搬送速度も該シール体24,24の移動速度に合わせて変速すればよい。
3.実施例では搬送コンベヤ20、排出コンベヤ22は包装袋30内に収容された物品40を載置して搬送するコンベヤとしたが、そのような構成に特定されるものではない。例えば、物品40の両側部から包装袋30と共に挟み込んで搬送し得るコンベヤや、搬送路の上方から包装袋30内に収容された物品40を押えて搬送する方式、あるいはエア吸引によって包装袋30を保持して走行するベルトコンベヤ、その他の種々の搬送コンベヤを適宜採用できる。
4.実施例では、シール体24,24を駆動する可変速モータ56は1つでシール体旋回動作を与えるものとして例示したが、これに限らず、例えば、特開2004−352251号や特開2006−168823号に開示された如く、シール体24,24を水平動と垂直動とに別々に動作させる2つのモータで駆動する構成や、特許第3780450号に開示された如く、駆動モータとシリンダの組み合わせで前記水平動と垂直動とを行なう方式であってもよい。
32 押送体,40 物品,42 袋詰包装体,54 可変速モータ
Claims (3)
- 袋口が後方へ向く姿勢で開口し物品(40)を収容した包装袋(30)を受け入れて搬送すると共に、前記袋口を一対のシール体(24)で挟持して包装袋(30)の搬送方向へ移動しつつ該袋口に横シールを施し、得られた袋詰包装体(42)を搬出するよう構成した横シール装置において、
袋詰機の押送体(32)で押送される前記包装袋(30)を受け入れ、該包装袋(30)を前記押送体(32)の押送速度に応じた速度(V1)で搬送する搬送コンベヤ(20)と、
該搬送コンベヤ(20)の下流側に前記シール体(24)を挟んで配設され、前記袋詰包装体(42)を搬出する排出コンベヤ(22)と、
該排出コンベヤ(22)を駆動する可変速モータ(54)とを備え、
前記シール体(24)は、前記搬送コンベヤ(20)と排出コンベヤ(22)との対向端部間で前記袋口を挟持して包装袋(30)の搬送方向下流側へ移動するまでの所定期間の速度が、前記搬送コンベヤ(20)の搬送速度(V1)より低速に設定され、
前記包装袋(30)が搬送コンベヤ(20)から排出コンベヤ(22)に送り込まれるのに合わせて前記排出コンベヤ(22)を前記搬送コンベヤ(20)の搬送速度(V1)と同じ搬送速度とし、前記シール体(24)で前記袋口を挟持するのに合わせて排出コンベヤ(22)を減速すると共に該排出コンベヤ(22)を前記シール体(24)が包装袋(30)の搬送方向下流側へ移動する移動速度(V2)と同じ搬送速度に設定するよう前記可変速モータ(54)を駆動制御する構成とした
ことを特徴とする横シール装置。 - 前記排出コンベヤ(22)の搬送速度は、包装袋(30)内に収容された物品(40)の長さの略半分が排出コンベヤ(22)に送り込まれるまでに前記包装袋(30)を搬送する搬送速度(V1)まで減速するよう前記可変速モータ(54)を駆動制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の横シール装置。
- 搬送される包装袋(30)を検出する検出センサを設け、該検出センサの検出信号に応じて、前記シール体(24)および排出コンベヤ(22)の作動を制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の横シール装置。
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JP2014189332A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Fuji Machinery Co Ltd | 袋詰品シール方法および装置 |
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