JP2002249114A - ラベル装着装置の運転状態診断方法及び運転状態診断システム - Google Patents

ラベル装着装置の運転状態診断方法及び運転状態診断システム

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JP2002249114A JP2001044776A JP2001044776A JP2002249114A JP 2002249114 A JP2002249114 A JP 2002249114A JP 2001044776 A JP2001044776 A JP 2001044776A JP 2001044776 A JP2001044776 A JP 2001044776A JP 2002249114 A JP2002249114 A JP 2002249114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラベル装着装置における運転状態を的確に診断
することができる運転状態診断方法及び運転状態診断シ
ステムを提供する。 【解決手段】キャップシール装着装置(ラベル装着装
置)2の運転タイミングを出力するタイミング出力手段
11と、キャップシール装着装置2を構成している処理
ユニットにおける処理手段の基準部位を検出する位置検
出手段12と、タイミング出力手段11から出力される
運転タイミングと位置検出手段12から出力される位置
検出信号とに基づいてキャップシール装着装置2の運転
状態を診断する診断制御手段13と、診断制御手段13
による診断結果を出力する表示手段17及び報知手段1
8とから構成されており、診断制御手段13は、処理手
段の基準部位が検出された時点で取得した実際の運転タ
イミングが、その許容範囲から外れているか否かによっ
て、キャップシール装着装置2の運転状態を診断するよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体が周期運
動を行いながら所定の処理をそれぞれ繰返し実行する、
共通の基準周期で相互に関連づけられた複数の処理ユニ
ットを備え、前記各処理ユニットにラベルを順次引き渡
しながら前記各処理ユニットで所定の処理を実行するこ
とによって最終的に前記ラベルを被装着体に装着するラ
ベル装着装置の運転状態診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のラベル装着装置としては、例え
ば、ボトル容器の胴部に筒状のシュリンクラベルを装着
するものがあり、筒状のシュリンクラベルが折り畳まれ
た状態で連続的に繋がった長尺帯状のラベル形成基材を
ロータリカッタ等によって順次切断することで個別のシ
ュリンクラベルを形成するラベル形成ユニットと、この
ラベル形成ユニットによって形成された個別のシュリン
クラベルを、切断位置と第1受渡位置との間を循環移動
する搬送ベルト等によって第1受渡位置まで順次搬送す
る第1ラベル搬送ユニットと、この第1ラベル搬送ユニ
ットによって第1受渡位置に搬送されてきたシュリンク
ラベルを、第1受渡位置と第2受渡位置とを通過するよ
うに旋回する搬送アームが順次受け取って第2受渡位置
まで搬送する第2ラベル搬送ユニットと、この第2ラベ
ル搬送ユニットによって第2受渡位置に順次搬送されて
くるシュリンクラベルを複数のラベル嵌挿ヘッドが順次
受け取って筒状に開口しながらボトル容器の胴部に嵌挿
するロータリタイプのラベル嵌挿ユニットと、ボトル容
器を搬送ベルト及びスクリューコンベア等によってラベ
ル嵌挿ユニットへのボトル供給位置まで順次搬送するボ
トル搬送ユニットとを備えている。
【0003】このラベル装着装置を構成しているそれぞ
れの処理ユニットには、上述したように、ロータリカッ
タ、搬送ベルト、搬送アーム、ラベル嵌挿ヘッド、スク
リューコンベア等といった、周期運動を行いながら所定
の処理をそれぞれ繰返し実行する処理手段が設けられて
おり、各処理手段は、それぞれの処理ユニット間で円滑
にシュリンクラベルの受け渡しを行うことができるよう
に、共通の基準周期によって相互に関連づけられてい
る。
【0004】このラベル装着装置の場合は、ロータリカ
ッタの切断タイミング、搬送ベルトによる第1受渡位置
へのシュリンクラベルの搬送タイミング、搬送アームに
よる第2受渡位置へのシュリンクラベルの搬送タイミン
グ、スクリューコンベアによるボトル供給位置へのボト
ルの供給タイミング等の全てのタイミングが適正に調整
されていなければ、シュリンクラベルを各処理ユニット
間で円滑に受け渡すことができず、シュリンクラベルを
ボトル容器の胴部に確実に装着することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こういった
ラベル装着装置は、メーカーサイドにおいて各処理ユニ
ット間のタイミング調整等を含めた全ての調整が総合的
に行われているため、初期稼働時点では、問題なく円滑
に運転することができるが、各処理ユニットにおける処
理手段の駆動機構を構成しているチェーンやベルト等
は、ラベル装着装置を長期間運転しているうちに徐々に
伸びていく等の経時変化や異物の噛み込み等によって、
各処理ユニットの処理タイミングが徐々にずれていき、
各処理ユニットにおいて所定の処理を確実に実行するこ
とができなくなったり、処理ユニット間でシュリンクラ
ベルの受け渡しを円滑に行うことができなくなる等の運
転不良が発生するといった問題がある。
【0006】また、ラベル装着装置のメンテナンス時に
タイミングベルト等を交換する際、新たなタイミングベ
ルトのセッティングが適正に行われなかったような場合
は、各処理ユニットにおける処理タイミングがずれてし
まい、上述したような運転不良が発生するといった問題
もある。
【0007】また、上述したように、各処理ユニットは
密接に関連しているため、ラベル装着装置に運転不良が
発生した場合、どの処理ユニットに問題があるのか、そ
の運転不良が処理タイミングのずれに起因しているのか
否かを直ちに把握することができず、ラベル装着装置を
迅速に復旧させることが難しいといった問題もある。特
に、正常に作動している処理ユニットを誤って調整した
ような場合は、装置の復旧をさらに遅らせてしまうこと
にもなりかねない。
【0008】また、近年では、こういったラベル装着装
置を高速で運転する傾向にあるが、ラベル装着装置を高
速で運転すると、各処理ユニット間のタイミングのずれ
が発生し易く、しかも、運転不良の原因を発見しようと
して低速で運転しても、高速で運転したときと同様の運
転状態にはならないので、運転不良の原因を発見しにく
く、装置の復旧に時間がかかってしまうといった問題も
ある。
【0009】そこで、この発明の課題は、上述した問題
点に鑑み、この種のラベル装着装置における運転状態を
的確に診断することができる運転状態診断方法及び運転
状態診断システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1に係る発明は、周期運動を行
いながら所定の処理を繰返し実行する処理手段をそれぞ
れ有すると共に、各処理手段が共通の基準周期で相互に
関連づけられた複数の処理ユニットを備え、前記各処理
ユニットにラベルを順次引き渡しながら前記各処理ユニ
ットで所定の処理を実行することによって最終的に前記
ラベルを被装着体に装着するラベル装着装置の運転状態
診断方法であって、前記処理ユニットにおける所定の検
出位置において、前記処理手段の基準部位または前記処
理手段によって搬送される前記ラベルの基準部位を検出
すると共に、その検出時点で、前記基準周期における前
記ラベル装着装置の運転タイミングを取得し、この運転
タイミングと、前記検出位置毎に予め設定された運転タ
イミングの推奨値または許容範囲とに基づいて、前記ラ
ベル装着装置の前記各処理ユニットが正常に作動してい
るか否かをそれぞれ診断するようにしたラベル装着装置
の運転状態診断方法を提供するものである。
【0011】また、この運転状態診断方法は、周期運動
を行いながら所定の処理を繰返し実行する処理手段をそ
れぞれ有すると共に、各処理手段が共通の基準周期で相
互に関連づけられた複数の処理ユニットを備え、前記各
処理ユニットにラベルを順次引き渡しながら前記各処理
ユニットで所定の処理を実行することによって最終的に
前記ラベルを被装着体に装着するラベル装着装置の運転
状態診断システムであって、前記基準周期における前記
ラベル装着装置の運転タイミングを連続的に出力するタ
イミング出力手段と、前記処理ユニットにおける所定の
検出位置で、前記処理手段の基準部位及び/または前記
処理手段によって搬送される前記ラベルの基準部位を検
出する位置検出手段と、前記処理手段の基準部位または
前記ラベルの基準部位が前記位置検出手段によって検出
された時点で、前記タイミング出力手段から出力された
前記運転タイミングを取得し、その取得した運転タイミ
ングが、前記検出位置毎に予め設定された運転タイミン
グの推奨値または許容範囲から外れている場合は、その
処理ユニットが正常に作動していないと判断して、その
検出位置に対する動作異常信号を出力する診断制御手段
と、前記診断制御手段から出力された前記動作異常信号
が入力されると、対応する処理ユニットの作動状態が異
常である旨を報知する報知手段とを備えている、請求項
2に係るラベル装着装置の運転状態診断システムによっ
て実施することができる。
【0012】以上のように、このラベル装着装置の運転
状態診断方法及び運転状態診断システムでは、処理ユニ
ットにおける処理手段の基準部位または処理手段によっ
て搬送されるラベルの基準部位が検出された時に取得し
た基準周期におけるラベル装着装置の運転タイミング
と、検出位置毎に予め設定された運転タイミングの推奨
値または許容範囲とに基づいて、対応する処理ユニット
が正常に作動しているか否かを診断するようにしたの
で、ラベル装着装置に運転不良が発生した場合、どの処
理ユニットに問題があるのか、その運転不良が処理タイ
ミングのずれに起因しているのか否かを直ちに把握する
ことができる。従って、正常に作動している処理ユニッ
トを誤って調整することがなく、問題のある処理ユニッ
トのみを確実に調整することができるので、ラベル装着
装置を迅速に復旧させることが可能となる。
【0013】また、この運転状態診断システムでは、ラ
ベル装着装置を実際に運転しながら、処理ユニットにお
ける処理手段の基準部位等を検出したり、その検出時点
における運転タイミングを取得するようになっているの
で、実際の運転状態における処理ユニットの作動を的確
に診断することができ、特に、高速で運転されるラベル
装着装置の運転状態診断に適しているといえる。
【0014】また、請求項3に係る運転状態診断システ
ムのように、周期運動を行いながら所定の処理を繰返し
実行する処理手段をそれぞれ有すると共に、各処理手段
が共通の基準周期で相互に関連づけられた複数の処理ユ
ニットを備え、前記各処理ユニットにラベルを順次引き
渡しながら前記各処理ユニットで所定の処理を実行する
ことによって最終的に前記ラベルを被装着体に装着する
ラベル装着装置の運転状態診断システムであって、前記
基準周期における前記ラベル装着装置の運転タイミング
を連続的に出力するタイミング出力手段と、前記処理ユ
ニットにおける所定の検出位置で、前記処理手段の基準
部位及び/または前記処理手段によって搬送される前記
ラベルの基準部位を検出する位置検出手段と、前記処理
手段の基準部位または前記ラベルの基準部位が前記位置
検出手段によって検出された時点で、前記タイミング出
力手段から出力された運転タイミングを取得する診断制
御手段と、前記診断制御手段の指示に従って、前記診断
制御手段が取得した前記運転タイミングと、前記検出位
置毎に予め設定された運転タイミングの推奨値及び/ま
たは許容範囲とをそれぞれ表示する表示手段とを備えて
いるものにあっては、検出された運転タイミングと検出
位置における運転タイミングの推奨値及び/または許容
範囲とが表示手段に表示されているので、検出された運
転タイミングが推奨値または許容範囲から外れている場
合には、両者を比較することによって、処理ユニットの
検出位置毎にタイミングのずれ量を確実に把握すること
ができ、正常に作動していない処理ユニットを短時間で
的確に調整することが可能となる。
【0015】また、請求項4に係る運転状態診断システ
ムのように、請求項3に係る運転状態診断システムにお
いて、運転異常信号が入力されると、その運転異常信号
に対応する前記処理ユニットにおける検出位置の作動状
態が異常である旨を報知する報知手段を設け、取得した
前記運転タイミングが前記推奨値または前記許容範囲か
ら外れている場合は、対応する前記処理ユニットが正常
に作動していないと判断して、前記診断制御手段が前記
報知手段に前記運転異常信号を出力するようにしておく
と、正常に作動していない処理ユニットを即座に認識す
ることができる。
【0016】特に、請求項5に係る運転状態診断システ
ムのように、前記ラベル装着装置が、搬送ベルトに吸引
保持した状態でラベルを搬送する搬送手段を有する処理
ユニットを備えている場合は、前記搬送ベルトによって
搬送される前記ラベルの基準部位を前記位置検出手段に
よって検出するようにしておくと、搬送ベルトに対して
位置ずれを起こしやすいラベルの搬送時におけるタイミ
ング不良を的確に診断することができる。
【0017】また、請求項6に係る運転状態診断システ
ムのように、前記ラベル装着装置の運転状態診断を行う
度毎に前記診断制御手段が前記各検出位置について取得
した前記運転タイミングを保存し、保存された前記運転
タイミングを、前記表示手段によって経時的に表示する
ようにしておくと、各検出位置毎にタイミングのずれ量
がどのように変化しているのかを即座に把握することが
できる。従って、経時変化に伴って交換しなければなら
ないようなチェーンやベルト等の部品の交換時期を的確
に予測することができるという効果が得られる。
【0018】なお、ここにいう「ラベル装着装置」に
は、ボトル容器、瓶容器、缶容器等の胴部に筒状のシュ
リンクラベル、ストレッチラベルを被せるようにして装
着するものや、ボトル容器や缶容器等の胴部に感熱接着
性ラベルを巻き付けるようにして装着するものだけでな
く、瓶容器の口部分に筒状のキャップシールを被せるよ
うにして装着するものも含まれる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、図3に示すように、瓶容器
Pの口部分にシュリンクフィルムによって形成されたキ
ャップシールSを装着するためのキャップシール装着装
置(ラベル装着装置)2の運転状態を診断する運転状態
診断システム1を示している。
【0020】前記キャップシール装着装置2は、図3に
示すように、長尺帯状のキャップシール形成基材(以
下、基材という。)fからキャップシールSを形成する
形成ユニット20と、この形成ユニット20によって形
成されたキャップシールSをある程度開口した状態で第
1受渡位置αに供給する開口ユニット30と、この開口
ユニット30によってある程度開口されたキャップシー
ルSを第1受渡位置αにおいて受け取った後、これを略
円筒状に整形した状態で第2受渡位置βに供給する整形
ユニット40と、この整形ユニット40によって略円筒
状に整形されたキャップシールSを第2受渡位置βにお
いて受け取った後、これを瓶容器Pの口部分と略同一形
状に整形した後、嵌挿位置γにおいて、このキャップシ
ールSを瓶容器Pの口部分に嵌挿する嵌挿ユニット50
と、嵌挿位置γに瓶容器Pを位置決めしながら搬送する
容器搬送ユニット60とから構成されている。
【0021】前記形成ユニット20は、図3に示すよう
に、基材ロール(図示せず)から繰り出された長尺帯状
に折り畳まれたシュリンクフィルムからなる筒状の基材
fを連続的に送り出す送給ローラ(図示せず)と、この
送給ローラによって連続的に送り出される基材fを所定
位置で所定長さに順次切断することによりキャップシー
ルSを形成する、回転刃21a及び固定刃21bからな
る切断手段21とから構成されており、この形成ユニッ
ト20によって形成された筒状のキャップシールSはシ
ート状に折り畳まれた状態で開口ユニット30に供給さ
れる。
【0022】前記開口ユニット30は、図3に示すよう
に、形成ユニット20によって形成されたキャップシー
ルSを搬送する搬送手段31と、この搬送手段31によ
って搬送されてきた、シート状に折り畳まれた状態のキ
ャップシールSを開口する開口手段34とから構成され
ており、前記開口手段34によって開口されたキャップ
シールSは、第1受渡位置αにおいて、前記整形ユニッ
ト40に受け渡される。
【0023】前記搬送手段31は、形成ユニット20に
おいて形成されたキャップシールSの両側にそれぞれ設
けられた駆動ローラ32a及びガイドローラ32bに無
端状の搬送ベルト33がそれぞれ掛け渡されたものであ
り、シート状に折り畳まれた状態で形成ユニット20か
ら供給されるキャップシールSが左右の搬送ベルト33
に挟み込まれた状態で、その下方に設置されている開口
手段34に搬送される。
【0024】前記開口手段34は、前記駆動ローラ32
a及び複数のガイドローラ35aに掛け渡された無端状
の搬送ベルト36と、この搬送ベルト36にキャップシ
ールSを吸引保持させる吸引機構37とから構成されて
おり、前記搬送ベルト36には、その幅方向の中央部に
長手方向に沿って所定間隔毎に複数の吸引孔(図示せ
ず)が形成されている。
【0025】前記吸引機構37は、各搬送ベルト36に
沿ってそれぞれ配置された左右一対の吸引ボックス3
8、39と、この左右一対の吸引ボックス38、39に
それぞれ形成された接続口38a、39aに図示しない
チューブ等を介して接続される真空ポンプ等の図示しな
い吸引装置とから構成されており、各吸引ボックス3
8、39の搬送ベルト36との接触面には吸引口(図示
せず)が開放されている。
【0026】左右の吸引ボックス38は、搬送ベルト3
6を介して、キャップシールSを挟み込むように相互に
近接した状態で設置されているが、左右の吸引ボックス
39は、その下方側が相互に離反した状態になってお
り、それに伴って、搬送ベルト36も、吸引ボックス3
9の下方部分において相互に離反した状態となってい
る。従って、前記搬送手段31によって搬送されてきた
シート状に折り畳まれた状態のキャップシールSは、ま
ず、吸引ボックス38部分において、搬送ベルト36に
挟み込まれることで、その左右両面が左右の搬送ベルト
36にそれぞれ吸引保持された状態で下方側に搬送され
る。そして、吸引ボックス39部分において、搬送ベル
ト36が徐々に離反することによって、搬送ベルト36
に吸引保持されたキャップシールSが徐々に開口しなが
ら第1受渡位置αに到達する。
【0027】前記整形ユニット40は、図3に示すよう
に、前記開口ユニット30によって開口された状態で搬
送されてきたキャップシールSを、第1受渡位置αにお
いて受け取って略円筒状に整形する開閉可能なビークガ
イド42を有する整形手段41と、この整形手段41
を、第1受渡位置αと第2受渡位置βとを通るように、
循環移動させる循環駆動手段43と、前記整形手段41
によって略円筒状に整形されたキャップシールSを、第
2受渡位置βにおいて、後述する嵌挿ユニット50のマ
ンドレル51に引き渡すために、キャップシールSをビ
ークガイド42から押し出す押出手段44とから構成さ
れており、閉じた状態のビークガイド42にキャップシ
ールSが嵌挿された後、ビークガイド42を開くことに
よってキャップシールSが略円筒状に成形される。
【0028】前記嵌挿ユニット50は、図3に示すよう
に、第2受渡位置βにおいて、押出手段44によってビ
ークガイド42から押し出された略円筒状のキャップシ
ールSを受け取り、このキャップシールSを瓶容器Pの
口部分と略同一形状に整形するマンドレル51と、この
マンドレル51を、第2受渡位置βと嵌挿位置γとを通
るように、循環移動させる循環駆動手段52と、マンド
レル51によって瓶容器Pの口部分と略同一形状に整形
されたキャップシールSを、嵌挿位置γにおいて、前記
容器搬送ユニット60によって一定間隔を開けて連続的
に送られてくる瓶容器Pの口部分に順次嵌挿する嵌挿手
段53とから構成されている。
【0029】前記容器搬送ユニット60は、図3に示す
ように、嵌挿位置γを通過するように配設され、瓶容器
Pを起立させた状態で搬送するチェーンコンベヤ61
と、このチェーンコンベヤ61によって次々と搬送され
てくる瓶容器Pの搬送間隔を嵌挿位置γの手前で一定間
隔に調整するスクリュー62とから構成されている。
【0030】上述した各処理ユニットで所定の処理を順
次実行することによってキャップシールSが口部分に嵌
挿された瓶容器Pは、図示しない加熱トンネルに搬送さ
れ、この加熱トンネル内でキャップシールSを加熱収縮
させることで、キャップシールSが瓶容器Pの口部分に
密着した状態で装着される。
【0031】このキャップシール装着装置2を構成して
いる各処理ユニットの処理手段、例えば、形成ユニット
20の切断手段21、開口ユニット30の開口手段3
4、整形ユニット40の循環駆動手段43、嵌挿ユニッ
ト50の循環駆動手段52及び容器搬送ユニット60の
スクリュー62等はそれぞれ周期運動を行っており、こ
ういった処理手段の動作は共通の基準周期で相互に関連
づけられている。具体的には、駆動源に接続されたメイ
ンシャフトに取り付けた位置検出器(エンコーダ)から
出力される回転角度信号に基づいて、メインシャフトの
回転角度に応じたカム出力が得られる電子式ロータリカ
ムスイッチによって各処理手段の動作が制御されてお
り、この電子式ロータリカムスイッチには、各処理手段
の動作タイミングがメインシャフトの回転角度として予
め設定されている。
【0032】このキャップシール装着装置2の運転状態
診断システム1は、図1に示すように、キャップシール
装着装置(ラベル装着装置)2の運転タイミングを出力
するタイミング出力手段11と、キャップシール装着装
置2を構成している処理ユニットにおける処理手段の基
準部位を検出する位置検出手段12と、タイミング出力
手段11から出力される運転タイミングと位置検出手段
12から出力される位置検出信号とに基づいてキャップ
シール装着装置2の運転状態を診断する診断制御手段1
3と、診断制御手段13による診断結果を出力する表示
手段17及び報知手段18とから構成されている。
【0033】前記タイミング出力手段11は、各処理手
段の動作を制御している電子式ロータリカムスイッチに
よって構成されており、メインシャフトに取り付けた位
置検出器から入力される回転角度信号を、キャップシー
ル装着装置2の基準となる運転タイミングとしてそのま
ま出力するようになっている。
【0034】前記位置検出手段12は、光電管等の位置
検出センサによって構成されており、図4に示すよう
に、開口ユニット30、整形ユニット40、嵌挿ユニッ
ト50及び容器搬送ユニット60における所定の位置
(1ch〜7ch)にそれぞれ設置されている。
【0035】開口ユニット30については、図5(a)
に示すように、開口手段34によって開口されたキャッ
プシールSの下端位置を検出する光電管12a(1c
h)と、同図(b)に示すように、開口手段34を構成
している左右の搬送ベルト36に一定間隔で形成された
複数の吸引孔36aのうち、搬送ベルト36の移動方向
先頭側の吸引孔36aをそれぞれ検出する光電管12
b、12c(2ch、3ch)とが設置されており、整
形ユニット40については、図6に示すように、整形手
段41を構成しているビークガイド42の支持フレーム
42aにおける移動方向先頭側の側縁を検出する光電管
12d(4ch)が設置されている。
【0036】また、嵌挿ユニット50については、図7
に示すように、マンドレル51を支持している支持部5
1aにおける移動方向先頭側の側縁を検出する光電管1
2e(5ch)が設置されており、容器搬送ユニット6
0については、図8に示すように、一対のスクリュー6
2の周面にそれぞれ埋め込まれたボルト62aを検出す
る光電管12f、12g(6ch、7ch)が設置され
ている。
【0037】前記診断制御手段13は、シーケンスコン
トローラによって構成されており、処理手段の検出位置
が位置検出手段12によって検出された時点における、
キャップシール装着装置2を正常に運転させるための運
転タイミング(メインシャフトの回転角度)の推奨値及
び許容範囲をそれぞれ入力するための入力部14と、こ
の入力部14によって入力された運転タイミングの推奨
値及び許容範囲をそれぞれ記憶する記憶部15と、位置
検出手段12によって処理手段の所定位置が検出された
時点でタイミング出力手段11から出力された実際の運
転タイミング(メインシャフトの回転角度)を取得し、
これを記憶部15の運転タイミング格納領域15aに記
憶させると同時に、取得した実際の運転タイミングとそ
れに対応して記憶部15の推奨値格納領域15b及び許
容範囲格納領域15cにそれぞれ記憶されている運転タ
イミングの推奨値及び許容範囲とを前記表示手段17に
出力すると共に、取得した実際の運転タイミングがその
許容範囲から外れているか否かを判定し、取得した実際
の運転タイミングが許容範囲から外れている場合は、検
出部位毎に動作異常信号を前記報知手段18に出力する
制御部16とを備えている。
【0038】前記表示手段17は、CRTによって構成
されており、この表示手段17には、図2(a)に示す
ように、運転状態診断時には制御部16からの出力信号
に従って、処理手段の検出位置(1ch〜7ch)毎
に、検出された実際の運転タイミングと、各検出位置に
おける運転タイミングの推奨値及び許容範囲をメインシ
ャフトの回転角度として表示する、「運転状態診断表示
画面」が出力されるようになっている。
【0039】また、運転状態診断時に検出された各検出
位置における運転タイミングは、上述したように、診断
制御手段13の記憶部15に記憶されているので、同図
(a)に示す「運転状態診断表示画面」のソフトキー
(「履歴キー」)を操作することで、同図(b)に示す
ように、各検出位置毎に検出された運転タイミングを経
時的に表示する、「運転状態診断履歴表示画面」が表示
手段17に出力されるようになっている。
【0040】前記報知手段18は、制御部16が出力し
た動作異常信号を受信すると、図2(a)に交斜線で示
すように、その動作異常信号に対応する検出位置(この
場合は、3ch)における診断結果の表示領域を赤変さ
せることによって、その検出部位における処理手段の動
作に異常が認められる旨を報知するようになっている。
【0041】以上のように構成された運転状態診断シス
テム1では、以下に示すような運転異常を的確に診断す
ることができる。まず、形成ユニット20を構成してい
る切断手段21の回転刃21aの切れ味が悪くなること
によって基材fの切断動作を円滑に行うことができなく
なると、開口ユニット30を構成している搬送手段31
の搬送ベルト33上をキャップシールSが滑ってしま
い、搬送手段31にキャップシールSをタイミング良く
引き渡すことができなくなる。これに伴って、第1受渡
位置αにおいて、整形ユニット40を構成している整形
手段41のビークガイド42へのキャップシールSの受
渡タイミングがずれてしまい、開口ユニット30から整
形ユニット40へのキャップシールSの受け渡しを円滑
に行うことができなくなる。こういった運転異常は、
「運転状態診断表示画面」に表示されている、1chの
運転タイミング(検出角度)が許容範囲内であるか否か
を確認することによって、即座に判断することができ
る。
【0042】また、開口ユニット30を構成している開
口手段34の搬送ベルト36は、上述したように、所定
間隔毎に複数の吸引孔36aが形成されているので、こ
の搬送ベルト36を交換する場合は、搬送手段31から
搬送されてくるキャップシールSが丁度吸引孔36aの
位置にくるように搬送ベルト36のセッティングを行わ
なければならないが、搬送ベルト36が適正にセッティ
ングされなかった場合は、吸引孔36aがキャップシー
ルSから位置ずれすることに伴ってキャップシールSが
開口不良を起こし、第1受渡位置αにおいて、キャップ
シールSをビークガイド42に確実に引き渡すことがで
きなくなる。こういった運転異常は、「運転状態診断表
示画面」に表示されている、2ch、3chの運転タイ
ミング(検出角度)が許容範囲内であるか否かを確認す
ることによって、即座に判断することができる。さら
に、推奨値に対する運転タイミング(検出角度)のずれ
量を求めることによって、搬送ベルト36のセッティン
グ状態をどの程度修正すればよいのかを把握することが
できるので、修正作業を作業者の勘にたよることなく、
短時間で確実に行うことができる。
【0043】また、整形ユニット40を構成している整
形手段41を第1受渡位置αと第2受渡位置βとを通る
ように循環移動させる循環駆動手段43や、嵌挿ユニッ
ト50を構成しているマンドレル51を第2受渡位置β
と嵌挿位置γとを通るように循環移動させる循環駆動手
段52は、通常チェーン駆動されるのが一般的である
が、こういったチェーンは、ラベル装着装置を長期間運
転しているうちに徐々に伸びていく等の経時変化を起こ
すため、開口ユニット30と整形ユニット40との間に
おけるキャップシールSの受渡タイミングや、整形ユニ
ット40と嵌挿ユニット50との間におけるキャップシ
ールSの受渡タイミングが徐々にずれていき、各処理ユ
ニットにおいてキャップシールSを確実に受け渡すこと
ができなくなる。こういった運転異常は、「運転状態診
断表示画面」に表示されている、4ch、5chの運転
タイミング(検出角度)が許容範囲内であるか否かを確
認することによって、即座に判断することができる。
【0044】また、容器搬送ユニット60を構成してい
るスクリュー62による瓶容器Pの搬送タイミングがず
れると、嵌挿位置γにおいて、キャップシールSを嵌挿
ユニット40から瓶容器の口部分に確実に嵌挿できなく
なる。こういった運転異常は、「運転状態診断表示画
面」に表示されている、6ch、7chの運転タイミン
グ(検出角度)が許容範囲内であるか否かを確認するこ
とによって、即座に判断することができ、しかも、推奨
値に対する運転タイミング(検出角度)のずれ量を求め
ることによって、搬送タイミングの修正作業を作業者の
勘にたよることなく、短時間で確実に行うことができ
る。
【0045】以上のように、この運転状態診断システム
1では、キャップシール装着装置2を構成している処理
ユニットにおける処理手段の基準位置や、処理ユニット
間で受け渡されるキャップシールSの基準位置が所定の
検出位置において検出された時点における実際の運転タ
イミングと、各検出位置毎に予め設定された運転タイミ
ングの推奨値または許容範囲とに基づいて、対応する処
理ユニットが正常に作動しているか否かを診断し、各検
出位置毎にその診断結果を表示するようにしたので、定
期的に運転状態を診断することによって、キャップシー
ル装着装置2の運転不良の発生を未然に防止することが
できる。特に、この運転状態診断システム1では、各検
出位置毎に診断結果の履歴を表示することができるの
で、診断履歴を検討することによって、駆動機構を構成
しているチェーン等の交換時期を予測することができる
という効果も得られる。さらに、表示手段17や報知手
段18を診断制御手段13から完全に切り離して、別室
や別の管理会社等の遠隔地に設置し、診断制御手段13
と表示手段17等とを公衆電話回線等の種々の通信回線
によって接続しておくと、遠隔地でラベル装着装置の運
転診断を行うことも可能である。
【0046】また、キャップシール装着装置2に運転不
良が発生した場合は、この運転状態診断システム1によ
って運転状態を診断することにより、どの処理ユニット
に問題があるのか、その運転不良が処理タイミングのず
れに起因しているのか否かを直ちに把握することができ
る。従って、正常に作動している処理ユニットを誤って
調整することがなく、問題のある処理ユニットのみを確
実に調整することができるので、運転不良が発生したキ
ャップシール装着装置(ラベル装着装置)2を迅速に復
旧させることが可能となる。
【0047】なお、上述した実施形態では、筒状のキャ
ップシールSを瓶容器Pの口部分に装着するキャップシ
ール装着装置2の運転状態診断システム1について説明
したが、本発明の運転状態診断方法及び運転状態診断シ
ステムは、こういったキャップシール装着装置の運転状
態を診断する場合に限定されるものではなく、筒状のシ
ュリンクラベルをボトルBの胴部に被せるようにして装
着する、図9〜図11に示すようなラベル装着装置3
や、シート状の感熱接着性ラベルを缶容器Cの胴部に巻
き付けるようにして装着する、図12及び図13に示す
ようなラベル装着装置4の運転状態を診断する場合にも
適用することができる。
【0048】上述したラベル装着装置3は、図9〜図1
1に示すように、ベルトコンベア71、スクリュー72
及びスターホイール73からなるボトル供給ユニット7
0と、基材繰出部81によって基材ロールから繰り出さ
れた長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラベル
Lを形成し、そのラベルLを第1受渡位置αに順次供給
するラベル供給ユニット80と、このラベル供給ユニッ
ト80によって第1受渡位置αに供給されたラベルLを
受け取って第2受渡位置βに搬送するラベル受渡ユニッ
ト90と、ボトル供給位置γにおいて前記ボトル供給ユ
ニット70から供給されたボトルBを受け取り、ボトル
送出位置δまで搬送すると共に、前記ラベル受渡ユニッ
ト90によって搬送されてきたラベルLを第2受渡位置
βにおいて受け取り、ボトルBをボトル供給位置γから
ボトル送出位置δまで搬送する間にラベルLをボトルB
に嵌挿するロータリ型のラベル嵌挿ユニット100と、
ボトルBに嵌挿されたラベルLを熱収縮させるための加
熱ユニット(図示せず)にラベルLが嵌挿されたボトル
Bを搬送する、スターホイール111、スクリュー11
2及びベルトコンベア71からなるボトル搬送ユニット
110とから構成されている。
【0049】また、このラベル装着装置3を構成してい
る各処理ユニット70、80、90、100、110
は、上述したキャップシール装着装置2と同様に、メイ
ンシャフトの回転角度に応じたカム出力が得られる電子
式ロータリカムスイッチによって、それぞれの動作が制
御されており、この電子式ロータリカムスイッチがタイ
ミング出力手段11に相当する。
【0050】前記ラベル供給ユニット80は、図9及び
図10に示すように、前記基材繰出部81から繰り出さ
れた長尺のラベル形成基材Mを所定の速度で連続的に送
り出す基材供給手段(図示せず)と、この基材供給手段
によって一定速度で送り出されたラベル形成基材Mを所
定長さに順次切断する、固定刃82a及び回転刃82b
からなる基材切断手段82と、この基材切断手段82に
よって切断されることにより形成されたラベルLを第1
受渡位置αに順次搬送するラベル搬送手段83とから構
成されている。
【0051】前記ラベル搬送手段83は、基材切断位置
近傍及び第1受渡位置αにそれぞれ設けられたガイドロ
ーラ83aと駆動プーリ83bとに掛け渡される、幅方
向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔が一定間隔
でそれぞれ形成された2本の搬送ベルト84と、この搬
送ベルト84にラベルLを吸引保持させる吸引機構85
と、ラベルLをその下端から上端にわたって前記搬送ベ
ルト84に順次密着させることで前記吸引機構85によ
る搬送ベルト84へのラベルLの吸引保持動作を補助す
る吸引補助手段86とから構成されている。
【0052】前記吸引機構85は、図10に示すよう
に、ガイドローラ83a間に各搬送ベルト84に沿って
それぞれ配置された吸引ボックス85aとこの吸引ボッ
クス85aに形成された接続口85bに図示しないチュ
ーブ等を介して接続される真空ポンプ等の図示しない吸
引装置とから構成されており、各吸引ボックス86aの
搬送ベルト84との接触面には吸引口(図示せず)が開
放されている。
【0053】前記吸引補助手段86は、図10に示すよ
うに、ラベルLの搬送ラインを挟んで、各搬送ベルト8
4に対向するように設けられており、2個のガイドロー
ラ86a、駆動プーリ86b及び2個一対の押圧ローラ
87にそれぞれ掛け渡されるベルト88と、このベルト
88に張力を与えるためのテンション付与機構89とか
ら構成されており、ベルト88は搬送ベルト84の移動
速度と同一速度で循環移動するようになっている。
【0054】従って、基材切断手段82によって順次切
断されることで形成されたラベルLは、その下端部から
上端部にわたって、吸引補助手段86によって順次搬送
ベルト84に押圧されることで、常時一定の姿勢で搬送
ベルト84に吸引保持され、この搬送ベルト84によっ
て第1受渡位置αに確実に搬送される。
【0055】前記ラベル受渡ユニット90は、図9及び
図11に示すように、第1受渡位置αと第2受渡位置β
とを通るように回転する多数の搬送アーム91の先端に
シート状のラベルLの片面を吸着する「コ」字状のラベ
ル吸着部92を有しており、このラベル吸着部92が、
第1受渡位置αにおいてラベル搬送手段83の搬送ベル
ト84間に進入し、第1受渡位置αに搬送されてきたラ
ベルLを吸引保持することによってラベルLを受け取っ
て第2受渡位置βまで搬送するようになっている。
【0056】前記ラベル嵌挿ユニット100は、図9及
び図11に示すように、回転軸101(図示せず)から
放射状に張り出した複数の支持アーム102を介して、
回転軸を中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられ
た多数のラベル嵌挿ヘッド103を備えており、各ラベ
ル嵌挿ヘッド103は、ボトル供給位置γにおいてボト
ル供給ユニット70から供給されるボトルBを載置する
ボトル載置台104と、ラベル受渡ユニット90によっ
て第2受渡位置βに搬送されてきたラベルLを受け取っ
て筒状に開口するラベル開口手段105と、このラベル
開口手段105によって筒状に開口されたラベルLを受
け取ってさらに拡開し、ボトルBをボトル供給位置γか
らボトル送出位置δまで搬送する間に、拡開されたラベ
ルLをボトルBに嵌挿するラベル嵌挿手段106とから
構成されている。
【0057】以上のように構成されたラベル装着装置3
の運転状態を診断する場合は、図9〜図11に示すよう
に、各処理ユニットの所定位置(1ch〜7ch)に光
電管からなる位置検出手段12を設けることによって、
上述したキャップシール装着装置2の場合と同様に運転
状態の診断を行うことができる。
【0058】まず、ラベル供給ユニット80について
は、図10に示すように、基材切断手段82の切断位置
において切断刃82bを検出することによって、回転す
る切断刃82bの動作タイミングが適正か否かを診断す
ることができる(1ch)。また、図10及び図11に
示すように、ラベル搬送手段83の搬送ベルト84によ
って搬送されるラベルLの下端両側部を所定位置におい
てそれぞれ検出することで、ラベルLの搬送姿勢が適正
か否かを診断することができる(2ch、3ch)。即
ち、ラベルLの下端両側部が検出された時点における双
方の運転タイミングにずれがある場合は、ラベルLの搬
送姿勢が適正でないと判断でき、ラベルLを搬送ベルト
84との間に挟み込んでラベルLの搬送姿勢を保持する
吸引補助手段86が適正にセッティングされていないこ
とが原因であると考えられる。
【0059】また、ラベル受渡ユニット90について
は、図11に示すように、第2受渡位置βにおいて搬送
アーム91の基準部位を検出することで、ラベルLのラ
ベル嵌挿ユニット100への引渡タイミングが適正であ
るか否かを診断することができる(4ch)。搬送アー
ム91の検出時点における運転タイミングが許容範囲か
ら外れている場合は、搬送アーム91が適正にセッティ
ングされていないことが原因であると考えられる。
【0060】また、ラベル嵌挿ユニット100について
は、図11に示すように、所定位置においてラベル嵌挿
ヘッド103の基準部位を検出することによって、ラベ
ル嵌挿ヘッド103がラベル受渡ユニット80から円滑
にラベルLを受け取ることができる適正なタイミングで
第2受渡位置βを通過するか否かを診断することができ
る(5ch)。
【0061】また、ボトル供給ユニット70について
は、図9に示すように、一対のスクリュー72の周面に
それぞれ埋め込まれたボルトを検出することによって、
ボトルの供給タイミングが適正であるか否かを診断する
ことができる(6ch、7ch)。
【0062】また、上述したラベル装着装置4は、図1
2及び図13に示すように、ロール状に巻回された長尺
のラベル形成基材Mを切断位置ωにおいて所定のカット
ピッチで順次切断することでラベルLを形成し、このラ
ベルLを第1受渡位置αに搬送する切断搬送ユニット1
20と、ラベル貼付位置λにおいてアルミ缶Cの胴部外
周面にラベルLを貼り付けるラベル貼付ユニット140
と、前記切断搬送ユニット120によってラベル形成基
材Mから切断されたラベルLを第1受渡位置αにおいて
受け取って第2受渡位置βにおいてラベル貼付ユニット
140に引き渡す受渡ユニット130と、缶供給位置γ
において前記ラベル貼付ユニット140にアルミ缶Cを
供給する缶供給ユニット150と、前記ラベル貼付ユニ
ット140によってラベルLが貼り付けられたアルミ缶
Cを缶排出位置δにおいて排出する缶排出ユニット16
0とから構成されており、このラベル装着装置4も、上
述したキャップシール装着装置2と同様に、タイミング
出力手段11に相当する電子式ロータリカムスイッチに
よって各処理ユニット120、130、140、15
0、160の動作が制御されている。
【0063】前記切断搬送ユニット120は、図12に
示すように、長尺のラベル形成基材Mを切断位置ωに連
続的に供給する一対の送給ローラ121と、外周面に切
断刃122a(図13参照)が取り付けられたロータリ
カッタ122と、送給ローラ121によって供給される
ラベル形成基材Mを外周面に吸引保持して第1受渡位置
αまで搬送すると共にロータリカッタ122との協働作
用によってラベル形成基材Mを所定長に順次切断する切
断搬送ロール123とから構成されている。
【0064】前記受渡ユニット130は、図12に示す
ように、外周面が第1受渡位置αにおいて切断搬送ロー
ル123の外周面に近接すると共に第2受渡位置βにお
いてラベル貼付ユニット140における貼付ドラム14
1の外周面に近接するように設置された受渡ドラム13
1によって構成されており、第1受渡位置αにおいて切
断搬送ロール123から引き渡されたラベルLを外周面
に吸引保持した状態で自転することによって第2受渡位
置βまで搬送し、第2受渡位置βにおいてラベル貼付ユ
ニット140の貼付ドラム141に引き渡すようになっ
ている。
【0065】前記ラベル貼付ユニット140は、図12
に示すように、第2受渡位置βにおいて引き渡されたラ
ベルLを外周面に吸引保持した状態で貼付位置λまで搬
送する貼付ドラム141と、この貼付ドラム141の外
周面を加熱する輻射熱ヒータ(近赤外線ヒータ)142
と、缶供給位置γ、貼付位置λ及び缶排出位置δを通る
ような円軌道を自転しながら移動する多数のマンドレル
143と、缶供給位置γから貼付位置λまでの間におい
てマンドレル143に嵌挿されたアルミ缶Cの胴部を加
熱する輻射熱ヒータ(遠赤外線ヒータ)144とから構
成されており、缶供給ユニット150によって供給され
るアルミ缶Cは、缶供給位置γにおいてマンドレル14
3に嵌挿された後、貼付位置λまで搬送され、貼付位置
λにおいて胴部にラベルLが巻き付けられた後、缶排出
位置δまで搬送されるようになっている。
【0066】前記缶供給ユニット150は、図12に示
すように、多数のアルミ缶Cを連続的に送り出す供給シ
ュート151と、この供給シュート151によって送り
出されたアルミ缶Cを所定のタイミングで缶供給位置γ
に供給するスターホイール152とから構成されてお
り、スターホイール152によって缶供給位置γに供給
されたアルミ缶Cは、図示しない嵌挿機構によってマン
ドレル143に嵌挿されるようになっている。
【0067】前記缶排出ユニット160は、図12に示
すように、貼付位置λにおいてラベルLが貼り付けられ
たアルミ缶Cを、缶排出位置δにおいて所定のタイミン
グで受け取るスターホイール161と、このスターホイ
ール161によって受け取ったアルミ缶Cを排出する排
出シュート162とから構成されており、マンドレル1
43によって缶排出位置δに搬送されてきたアルミ缶C
は、図示しない抜取機構によってマンドレル143から
抜き取られた後、スターホイール161に引き渡される
ようになっている。
【0068】以上のように構成されたラベル装着装置4
の運転状態を診断する場合は、図13に示すように、各
処理ユニットの所定位置(1ch〜7ch)に光電管か
らなる位置検出手段12を設けることによって、上述し
たキャップシール装着装置2の場合と同様に運転状態の
診断を行うことができる。
【0069】まず、切断搬送ユニット120について
は、図13に示すように、ロータリカッタ122の切断
位置ωにおいて切断刃122aを検出することによっ
て、回転する切断刃122aの動作タイミングが適正か
否かを診断することができる(1ch)。
【0070】また、受渡ユニット130については、図
13に示すように、第1受渡位置αにおいて切断搬送ユ
ニット120の切断搬送ロール123から受渡ドラム1
31に引き渡されたラベルLの移動方向先頭側の端縁を
所定位置において検出することで、ラベルLを受け渡す
際にラベルLが位置ずれを起こしているか否かを診断す
ることができる(2ch)。ラベルLが検出された時点
における運転タイミングが許容範囲から外れている場合
は、図示しない引渡機構に問題があるものと考えられ
る。
【0071】また、ラベル貼付ユニット140について
は、図13に示すように、まず、第2受渡位置βにおい
て受渡ユニット130の受渡ドラム131から引き渡さ
れたラベルLの移動方向先頭側の端縁を所定位置におい
て検出することで、ラベルLを受け渡す際にラベルLが
位置ずれを起こしているか否かを診断することができる
(3ch)。ラベルLが検出された時点における運転タ
イミングが許容範囲から外れている場合は、図示しない
引渡機構に問題があるものと考えられる。さらに、所定
位置において貼付ドラム141の基準部位を検出するこ
とによって、貼付ドラム141が適正な周速で自転して
いるか否かを診断することができると共に(4ch)、
所定位置においてマンドレル143の基準部位を検出す
ることによって、マンドレル143が適正なタイミング
で貼付位置λを通過するか否かを診断することができる
(5ch)。
【0072】また、缶供給ユニット150については、
図13に示すように、所定位置においてスターホイール
152の基準部位を検出することによって、缶供給位置
γにおいて、マンドレル143にアルミ缶Cを円滑に引
き渡すことができる適正なタイミングでスターホイール
152が作動しているか否かを診断することができる
(6ch)。
【0073】また、缶排出ユニット160については、
図13に示すように、所定位置においてスターホイール
161の基準部位を検出することによって、缶排出位置
δにおいて、マンドレル143に嵌挿されたアルミ缶C
を円滑に受け取ることができる適正なタイミングでスタ
ーホイール161が作動しているか否かを診断すること
ができる(7ch)。
【0074】また、上述した各実施形態では、ラベル装
着装置の各処理ユニットを制御している電子式ロータリ
カムスイッチをタイミング出力手段11として使用して
いるが、これに限定されるものではなく、機械式のタイ
ミングカムスイッチによって各処理ユニットの動作を制
御するラベル装着装置についても適用することができ
る。ただし、そのようなラベル装着装置については、回
転角度を検出するエンコーダをメインシャフトに別途取
り付け、このエンコーダをタイミング出力手段として使
用する必要がある。
【0075】また、上述した実施形態では、診断時に各
検出位置において検出された実際の運転タイミング等を
表示する表示手段17及び、各検出位置において検出さ
れた実際の運転タイミングが、それに対応する許容範囲
から外れている場合は、その検出部位における処理手段
の動作に異常が認められる旨を報知する報知手段18の
双方を設けているが、これに限定されるものではなく、
少なくともいずれか一方を備えていればよい。ただし、
表示手段のみを設ける場合は、検出された実際の運転タ
イミングが適正であるか否かを判断することができるよ
うに、検出された実際の運転タイミングのみならず、そ
の推奨値または許容範囲の少なくとも一方を表示する必
要があることはいうまでもない。
【0076】また、上述した実施形態では、検出された
実際の運転タイミングが、その許容範囲から外れている
場合に運転異常が発生していると診断しているが、これ
に限定されるものではなく、検出された実際の運転タイ
ミングが推奨値から外れている場合に運転異常が発生し
ていると診断することも可能であり、その場合は、診断
結果として許容範囲を表示する必要はない。
【0077】また、上述した実施形態では、報知手段1
8が、運転タイミング等の表示領域を赤変させることに
よって、装置の運転状態に異常がある旨を報知するよう
にしているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、運転タイミング等の表示領域を点滅させたり、ブザ
ーを鳴動させたりする等の種々の報知手法を採用するこ
とができる。
【0078】また、上述した実施形態では、運転状態診
断履歴表示画面には、図2(b)に示すように、診断日
と検出された実際の運転タイミング(検出角度)のみを
表示しているが、例えば、推奨値を併せて表示すること
によって、調整等に伴う推奨値の変動も確認することが
できる。
【0079】また、上述した実施形態では、3種類のラ
ベル装着装置の運転状態を診断する場合について説明し
たが、本発明の運転状態診断方法及び運転状態診断シス
テムは、こういったラベル装着装置の運転状態診断に限
定されるものではなく、周期運動を行いながら所定の処
理を繰返し実行する処理手段をそれぞれ有すると共に、
各処理手段が共通の基準周期で相互に関連づけられた複
数の処理ユニットを備え、各処理ユニットにラベルを順
次引き渡しながら各処理ユニットで所定の処理を実行す
ることによって最終的にラベルを被装着体に装着する種
々のラベル装着装置の運転状態診断に使用することがで
きる。
【0080】また、上述した各実施形態では、基準周期
で相互に関連づけられた各処理手段の運転タイミングと
して、メインシャフトの回転角度を使用しているが、こ
れに限定されるものではなく、位置、時間等の種々の情
報を運転タイミングとして使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる運転状態診断システムの一実
施形態を示すブロック図である。
【図2】(a)は同上の運転状態診断システムにおける
診断結果の表示画面を示す図、(b)は同上の運転状態
診断システムにおける診断履歴の表示画面を示す図であ
る。
【図3】同上の運転状態診断システムによって運転状態
診断を行うキャップシール装着装置(ラベル装着装置)
を示す概略構成図である。
【図4】同上のキャップシール装着装置(ラベル装着装
置)における運転タイミングの検出位置を示す図であ
る。
【図5】(a)、(b)は、同上のキャップシール装着
装置を構成している開口ユニットに設定された検出部位
及びその検出方法を示す図である。
【図6】(a)、(b)は、同上のキャップシール装着
装置を構成している整形ユニットに設定された検出部位
及びその検出方法を示す図である。
【図7】(a)、(b)は、同上のキャップシール装着
装置を構成している嵌挿ユニットに設定された検出部位
及びその検出方法を示す図である。
【図8】同上のキャップシール装着装置を構成している
容器搬送ユニットに設定された検出部位及びその検出方
法を示す図である。
【図9】同上の運転状態診断システムによって運転状態
診断を行う他のラベル装着装置を示す概略構成図であ
る。
【図10】同上のラベル装着装置におけるラベル供給ユ
ニットを示す概略図である。
【図11】同上のラベル装着装置におけるラベル受渡ユ
ニット及びラベル嵌挿ユニットを示す概略図である。
【図12】同上の運転状態診断システムによって運転状
態診断を行う他のラベル装着装置を示す概略構成図であ
る。
【図13】同上のラベル装着装置における運転タイミン
グの検出位置を示す図である。
【符号の説明】
1 運転状態診断システム 2 キャップシール装着装置(ラベル装着装置) 3、4 ラベル装着装置 11 タイミング出力手段 12 位置検出手段 13 診断制御手段 14 入力部 15 記憶部 16 制御部 17 表示手段 18 報知手段 20 形成ユニット 30 開口ユニット 40 整形ユニット 50 嵌挿ユニット 60 容器搬送ユニット 70 ボトル供給ユニット 80 ラベル供給ユニット 90 ラベル受渡ユニット 100 ラベル嵌挿ユニット 110 ボトル搬送ユニット 120 切断搬送ユニット 130 受渡ユニット 140 ラベル貼付ユニット 150 缶供給ユニット 160 缶排出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65C 9/42 B65C 9/42 (72)発明者 大澤 守 大阪府堺市石原町1丁5番地 株式会社フ ジアステック内 Fターム(参考) 3E095 AA07 AA08 BA02 CA01 DA03 DA24 DA34 DA55 DA59 DA83 DA86 EA02 EA09 EA13 EA14 EA24 EA29 EA34 FA25 FA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期運動を行いながら所定の処理を繰返
    し実行する処理手段をそれぞれ有すると共に、各処理手
    段が共通の基準周期で相互に関連づけられた複数の処理
    ユニットを備え、前記各処理ユニットにラベルを順次引
    き渡しながら前記各処理ユニットで所定の処理を実行す
    ることによって最終的に前記ラベルを被装着体に装着す
    るラベル装着装置の運転状態診断方法であって、 前記処理ユニットにおける所定の検出位置において、前
    記処理手段の基準部位または前記処理手段によって搬送
    される前記ラベルの基準部位を検出すると共に、その検
    出時点で、前記基準周期における前記ラベル装着装置の
    運転タイミングを取得し、 この運転タイミングと、前記検出位置毎に予め設定され
    た運転タイミングの推奨値または許容範囲とに基づい
    て、前記ラベル装着装置の前記各処理ユニットが正常に
    作動しているか否かをそれぞれ診断するようにしたラベ
    ル装着装置の運転状態診断方法。
  2. 【請求項2】 周期運動を行いながら所定の処理を繰返
    し実行する処理手段をそれぞれ有すると共に、各処理手
    段が共通の基準周期で相互に関連づけられた複数の処理
    ユニットを備え、前記各処理ユニットにラベルを順次引
    き渡しながら前記各処理ユニットで所定の処理を実行す
    ることによって最終的に前記ラベルを被装着体に装着す
    るラベル装着装置の運転状態診断システムであって、 前記基準周期における前記ラベル装着装置の運転タイミ
    ングを連続的に出力するタイミング出力手段と、 前記処理ユニットにおける所定の検出位置で、前記処理
    手段の基準部位及び/または前記処理手段によって搬送
    される前記ラベルの基準部位を検出する位置検出手段
    と、 前記処理手段の基準部位または前記ラベルの基準部位が
    前記位置検出手段によって検出された時点で、前記タイ
    ミング出力手段から出力された前記運転タイミングを取
    得し、その取得した運転タイミングが、前記検出位置毎
    に予め設定された運転タイミングの推奨値または許容範
    囲から外れている場合は、その処理ユニットが正常に作
    動していないと判断して、その検出位置に対する動作異
    常信号を出力する診断制御手段と、 前記診断制御手段から出力された前記動作異常信号が入
    力されると、対応する処理ユニットの作動状態が異常で
    ある旨を報知する報知手段とを備えているラベル装着装
    置の運転状態診断システム。
  3. 【請求項3】 周期運動を行いながら所定の処理を繰返
    し実行する処理手段をそれぞれ有すると共に、各処理手
    段が共通の基準周期で相互に関連づけられた複数の処理
    ユニットを備え、前記各処理ユニットにラベルを順次引
    き渡しながら前記各処理ユニットで所定の処理を実行す
    ることによって最終的に前記ラベルを被装着体に装着す
    るラベル装着装置の運転状態診断システムであって、 前記基準周期における前記ラベル装着装置の運転タイミ
    ングを連続的に出力するタイミング出力手段と、 前記処理ユニットにおける所定の検出位置で、前記処理
    手段の基準部位及び/または前記処理手段によって搬送
    される前記ラベルの基準部位を検出する位置検出手段
    と、 前記処理手段の基準部位または前記ラベルの基準部位が
    前記位置検出手段によって検出された時点で、前記タイ
    ミング出力手段から出力された運転タイミングを取得す
    る診断制御手段と、 前記診断制御手段の指示に従って、前記診断制御手段が
    取得した前記運転タイミングと、前記検出位置毎に予め
    設定された運転タイミングの推奨値及び/または許容範
    囲とをそれぞれ表示する表示手段とを備えているラベル
    装着装置の運転状態診断システム。
  4. 【請求項4】 運転異常信号が入力されると、その運転
    異常信号に対応する前記処理ユニットにおける検出位置
    の作動状態が異常である旨を報知する報知手段を備え、 前記診断制御手段は、取得した前記運転タイミングが前
    記推奨値または前記許容範囲から外れている場合は、対
    応する前記処理ユニットが正常に作動していないと判断
    して、前記報知手段に前記運転異常信号を出力するよう
    になっている請求項3に記載のラベル装着装置の運転状
    態診断システム。
  5. 【請求項5】 前記ラベル装着装置は、搬送ベルトに吸
    引保持した状態でラベルを搬送する搬送手段を有する処
    理ユニットを備えており、 前記搬送ベルトによって搬送される前記ラベルの基準部
    位を前記位置検出手段によって検出するようにした請求
    項2、3または4に記載のラベル装着装置の運転状態診
    断システム。
  6. 【請求項6】 前記ラベル装着装置の運転状態診断を行
    う度毎に前記診断制御手段が前記各検出位置について取
    得した前記運転タイミングを保存し、 保存された前記運転タイミングを、前記表示手段によっ
    て経時的に表示するようにした請求項2、3、4または
    5に記載のラベル装着装置の運転状態診断システム。
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