JP5133509B2 - ラベル供給システム - Google Patents

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Description

本願発明は、被装着部材(例えばPETボトル等の容器)の表面に装着されるラベルの生成元となる、長尺状のラベル基材を供給するラベル供給システムに関するものである。
図18は、従来のラベル供給システムが適用されるラベル装着システムの概略図である(例えば、特許文献1参照)。
特許第3437077号公報
このラベル装着システムは、例えばPETボトルの表面に、そのボトル内に注入される飲料等の名称を表すシュリンクラベルを装着するものである。ラベル装着システムは、後述するラベル装着装置92に対してボトルBを供給するためのボトル供給装置91と、ボトル供給装置91によって供給されたボトルBにラベルLを装着するためのラベル装着装置92と、長尺状のラベル基材Sを繰り出して後述するラベル生成装置に供給するラベル基材搬送装置93と、長尺状のラベル基材Sを切断して単体のラベルLを生成する図示しないラベル生成装置と、ラベル生成装置によって生成されたラベルLを吸着しながら下方に搬送する図示しないラベル搬送装置と、ラベル搬送装置からラベルLを受け取り、ラベル装着装置92に受け渡すラベル受渡装置94と、ラベルLが装着されたボトルBを下流工程に搬送するためのボトル搬送装置95とによって大略構成されている。ラベル供給システムは、ラベル基材搬送装置93とラベル生成装置とによって構成される。
なお、図18は平面図であり、同図においては、ラベル基材搬送装置93により略水平方向に搬送されるラベル基材Sは、紙面に対して垂直方向からラベル受渡装置94に搬送される構成となっている。また、ラベル基材Sが供給される供給路の途中には、図示しない折変装置が設けられている。この折変装置は、ボトルBにラベルLが装着される際にラベルLを筒状にして開きやすくするために、基材繰出部96(図18参照)から繰り出されたシート状のラベル基材Sを折り変えらせることでその折り畳み位置を変化させるものである。
このラベル装着システムによれば、ラベル基材搬送装置93によって繰り出されたラベル基材Sは、ラベル生成装置によって切断されてラベルLとして生成される。生成されたラベルLは、ラベル搬送装置によって順次下方に搬送され、ラベル受渡装置94によってラベル装着装置92に順次受け渡される。ラベル装着装置92に受け渡されたラベルLは、ボトル供給装置91から供給されたボトルBに装着される。ラベルLを装着したボトルBは、ラベル装着装置92からボトル搬送装置95によって下流工程に向けて搬送される。
このラベル装着システムにおいて、ラベルLは、長尺状のラベル基材Sが所定の周期で切断されることによって生成されるのであるが、例えば機械的な原因等によって図19に示すように、ラベル基材Sの切断位置が微妙にずれてくる場合がある。
図19(a) は、ラベル基材Sが正規の位置で切断された場合を示し、図19(b) は、ラベル基材Sの切断位置がずれた場合を示している。ラベル基材Sは、詳細には飲料等の名称を表すデザイン部Dと、隣り合うデザイン部Dとの間に設けられたクリア部CLとが交互に連続して形成されたものであり、クリア部CLのほぼ中央が正規の切断位置(図19(a)の一点鎖線参照)として設定されている。図19(b) に示すように、ラベル基材Sの切断位置がずれると、切断されたラベルLがボトルBに装着されるとき、デザイン部Dが正規の位置に対してずれて装着されることになり、ラベルLがずれた不良ボトルを生成してしまうことがある。
そのため、従来のラベル装着システムでは、切断時によるラベルLのずれを検出するようにして、ラベルのずれが検出された場合、エラーとして出力し、システムを停止させるようになっていた。しかしながら、作業者は、システムが停止しても、具体的にラベルのずれの原因が何なのかを特定することができなかった。作業者は、システムが停止すると、ラベルのずれを検出するためのセンサの清掃を行ったり、ラベル基材Sの搬送路の確認を行ったりするのであるが、それらがラベルのずれの原因と直接的に関連しないことも多く、無駄な作業を発生させていることもあった。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ラベル基材を切断したときのエラーについて、その原因を容易に特定することができるラベル供給システムを提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明の第1の側面によって提供されるラベル供給システムは、複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、を備えたラベル供給システムにおいて、前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、前記アドレス長設定手段で設定された前記設定アドレス長と前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長とを保存する保存手段と、表示手段の表示画面に並列的に配置された同一の長手方向の長さを有する2つの表示部を設け、一方の表示部の長手方向の前記設定アドレス長に基づく所定の位置に第1のポインタを表示し、他方の表示部の長手方向における前記保存手段に保存された最新の実測アドレス長に基づく所定の位置に第2のポインタを表示する表示制御手段と、を備え、作業者が前記表示手段に表示された前記第1のポインタと前記第2のポインタの表示位置を比較することによって最新の生成ラベルの前記正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれを視認できるようにした、ことを特徴としている(請求項1)。
この構成によれば、ラベル基材の正規の切断位置を基材切断位置に位置合わせをしたときの検出手段の配設位置からその配設位置よりも上流側にある最近接のラベル内に設けられた被検出基準マークまでの距離の測定値(設定アドレス長)が設定されると、その測定値が保存される。また、ラベル生成手段によるラベル生成中に、各ラベルについて、ラベル基材の切断からその切断に続く検出手段によるラベル基材の各ラベル内の被検出基準マークの検出までにラベル基材搬送手段がラベル基材を実際に搬送した距離(実測アドレス長)が計測され、その計測値が保存される。そして、表示手段の表示画面に並列的に配置された同一の長手方向の長さを有する2つの表示部を設け、一方の表示部の長手方向の設定アドレス長に基づく所定の位置に第1のポインタが表示され、他方の表示部の長手方向の最新の実測アドレス長に基づく所定の位置に第2のポインタが表示される。従って、作業者は、ラベル基材搬送手段によってラベル基材の正規の切断位置が基材切断位置に正確に搬送されたかを把握でき、つまりラベル基材の切断タイミングが正確であるか否かを判断することができる。したがって、作業者はラベル基材が切断されるときの切断タイミングのずれを視覚的に認識することができ、切断タイミングのずれの原因を容易に特定することができる。
本願発明の第2の側面によって提供されるラベル供給システム複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、を備えたラベル供給システムにおいて、前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離を測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、前記ラベル基材の正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれが許容範囲内であるか否かを判定するための当該許容範囲であるゲート幅を設定するゲート幅設定手段と、前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、前記アドレス長設定手段で設定された前記設定アドレス長と前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長とを保存する保存手段と、表示手段の表示画面に並列的に配置された同一の長手方向の長さを有する2つの表示部を設け、一方の表示部の長手方向の前記設定アドレス長に基づく所定の位置に前記ゲート幅を示す所定形状のマークを表示し、他方の表示部の長手方向における前記保存手段に保存された最新の実測アドレス長に基づく所定の位置にポインタを表示する表示制御手段と、を備え、作業者が前記表示手段に表示された前記ゲート幅のマークと前記ポインタの表示位置とを比較することによって最新の生成ラベルの前記正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれが前記許容範囲内であるか否かを視認できるようにしたことを特徴としている(請求項2)。
本願発明の第3の側面によって提供されるラベル供給システム複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、を備えたラベル供給システムにおいて、前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離を測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、前記アドレス長計測手段で前記実測アドレス長が計測される毎に、前記ラベル基材の実際の切断位置の前記正規の切断位置に対する位置ずれとして前記設定アドレス長と前記実測アドレス長との差を演算する位置ずれ演算手段と、前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長について前記位置ずれ演算手段で演算された前記位置ずれを保存する保存手段と、表示手段の表示画面に、前記保存手段に保存された所定枚数の前記位置ずれをグラフ表示する表示制御手段と、を備え、作業者が前記表示手段に表示された所定枚数分の位置ずれのグラフによって当該位置ずれの変化履歴若しくは変化傾向を視認できるようにした、ことを特徴としている(請求項3)。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明に係るラベル供給システムが適用されるラベル装着システムの概略構成を示す図である。図2は、後述するラベル基材搬送装置3、ラベル生成装置4、及びラベル搬送装置5の構成を示す図である。
このラベル装着システムは、例えばPETボトルの表面に、そのボトル内に注入される清涼飲料水等の名称を表すシュリンクラベルを装着するものである。このラベル装着システムの基本構成は、水平面内で多数のボトルBを一列に配列して搬送する一方、多数のラベルLが一定の間隔で印刷された長尺状のラベル基材Sを繰り出しながら各ラベルLに切断し、そのラベルLをボトルBの搬送経路に順次搬送し、その搬送経路上の所定の位置で各ボトルBに各ラベルLを装着するようになっている。
したがって、ラベル装着システムは、図1及び図2に示すように、後述するラベル装着装置2に対してボトルBを供給するためのボトル供給装置1と、ボトル供給装置1によって供給されたボトルBにラベルLを装着するためのラベル装着装置2と、長尺状のラベル基材Sを繰り出して後述するラベル生成装置4に向けて搬送するラベル基材搬送装置3と、ラベル基材搬送装置3から供給された長尺状のラベル基材Sを切断することによりラベルLを生成するラベル生成装置4(図2参照)と、ラベル生成装置4によって生成されたラベルLを吸着しながら下方に搬送するラベル搬送装置5(図2参照)と、ラベル搬送装置5からラベルLを受け取り、ラベル装着装置2に受け渡すラベル受渡装置6と、ラベルLが装着されたボトルBを下流工程に搬送するためのボトル搬送装置7とによって大略構成されている。
なお、図1は平面図であり、図1においては、ラベル基材搬送装置3により略水平方向に搬送されるラベル基材Sは、ラベル受渡装置6に対して紙面の垂直方向から搬送される構成となっている(図2参照)。また、ラベル基材Sが供給される供給路の途中には、図示しない折変装置が設けられている。この折変装置は、ボトルBにラベルLが装着される際にラベルLを筒状にして開きやすくするために、基材繰出部22(図1参照)から繰り出されたシート状のラベル基材Sを折り変えらせることでその折り畳み位置を変化させるものである。
また、本願でいうラベル供給システムは、ラベル基材搬送装置3及びラベル生成装置4によって構成され、ラベル基材搬送装置3はラベル基材供給手段に、ラベル生成装置4はラベル生成手段にそれぞれ対応している。
ボトル供給装置1は、複数の中空のボトルBを搬送してラベル装着装置2に供給するものである。ボトル供給装置1は、コンベア11、スクリューコンベア12(以下、単に「スクリュー12」という。)及びスターホイール13からなる。
コンベア11は後述する搬送モータ64によって駆動され、スクリュー12は後述する主軸16に連結されて駆動され、複数のボトルBを搬送する。具体的には、コンベア11は、多数のボトルBを一列に並べて搬送する機能を果たし、スクリュー12は、コンベア11によって搬送される多数のボトルB(これらのボトルBの間隔は必ずしも一定ではない)の間隔を所定の間隔(スターホイール13の周縁に形成されたボトルBを保持するための複数の凹部13aの間隔に相当)に調整する機能を果たす。
スターホイール13は、ラベル装着装置2の後述する主軸16と同期して回転し、外周部において複数のボトルBを等間隔で保持しながらラベル装着装置2に受け渡す。具体的には、スターホイール13は、コンベア11及びスクリュー12によって搬送された各ボトルBをボトル保持用の各凹部13aで保持してラベル装着装置2に搬送する機能を果たす。
ラベル装着装置2は、ボトル供給装置1から供給されたボトルBを保持しながら、それらを周方向に搬送するとともに、搬送途中においてラベル受渡装置6からラベルLを受け渡され、受け渡されたラベルLをボトルBに嵌挿し、ラベルLが装着されたボトルBをボトル搬送装置7に受け渡すものである。
ラベル装着装置2は、ボトルBを保持するための図示しない複数のラベル装着ヘッドと、複数のラベル装着ヘッドを放射状に一定間隔(この間隔はスターホイール13の各部13aの間隔と略同一である)で取り付けられた主軸16とを有している。ラベル装着ヘッドは、後述する主軸モータ62によって主軸16が回転されることにより回転される。なお、ラベル装着ヘッドの回転速度は、後述する上位制御装置60によって制御され、ボトルBの生産量に応じて変化可能とされている。ラベル装着ヘッドには、図示しないラベル嵌挿部が設けられている。ラベル嵌挿部は、ラベル受渡装置6によって受け渡されたラベルLをボトルBに上方から嵌挿する(図1では紙面に垂直な手前側から紙面上に向かう方向で嵌挿する)ものである。
ラベル装着装置2は、ボトル受渡位置K1(図1参照)においてボトル供給装置1から供給されたボトルBを、ラベル装着ヘッドに保持しながら周方向に搬送する。ラベル装着装置2は、ラベル受渡装置6から受渡位置K2(図1参照)においてラベルLを受け取り、その受け取ったラベルLをラベル装着位置K3(図1参照)において、ラベル嵌挿部によりボトルBに装着する。そして、ラベル装着装置2は、受渡位置K4(図1参照)において、ラベルLが装着されたボトルBをボトル搬送装置7に受け渡す。
ボトル搬送装置7は、ボトルBに装着されたラベルLを熱収縮させるための図示しない加熱装置に、ラベルLが装着されたボトルBを搬送するためのものである。ボトル搬送装置7は、スターホイール18及びコンベア20からなる。ラベル装着装置2に対して、ボトル供給装置1をボトルBの入力側とすると、ボトル搬送装置7はボトルBの出力側となる。
スターホイール18は、ラベル装着装置2の主軸16と同期して回転し、ラベル装着装置2のラベル装着ヘッドから受け渡されたボトルBを等間隔で保持して(スターホイール18の周縁に形成されたボトル保持用の凹部18aで保持して)コンベア20に向けて搬送する。コンベア20は後述する搬送モータ66によって駆動され、スターホイール18から搬送されたボトルBを加熱装置に向けて搬送する。
ラベル基材搬送装置3は、基材繰出部22から繰り出された長尺状のラベル基材Sを所定の速度で連続的に送り出すものである。ラベル基材搬送装置3は、図2に示すように、後述する送りモータ68によって駆動される送りローラ23と、この送りローラ23との間に略シート状に折り畳まれたラベル基材Sを挟み込む従動ローラ24とから構成されている。送りモータ68は、後述する制御装置61によって回転制御される。両ローラ23,24によって挟み込まれたラベル基材Sは、送りローラ23の回転によって一定速度で送り出され、それらの下方に設けられたラベル生成装置4の回転刃28(後述)における基材切断位置K5(図2参照)に供給される。
ラベル基材Sは、図3に示すように、ボトルBに装着される略筒状のラベルLが連続的に繋がったものである。ラベル基材Sは、基材繰出部22においては略シート状に折り畳んだ状態で例えば図示しない基材リールに巻回されている。なお、以下の説明では、ラベル基材Sの状態で繋がっているラベルLと、切断されたラベルLとを区別するために、ラベル基材Sの状態で繋がっているラベルLを「デザインラベルDL」と称することにする。
ラベル基材Sは、デザインラベルDLが連続的に繋がった構成とされ、デザインラベルDLは、ボトルBの名称等を表すためのデザイン部Dと、例えば透明のクリア部CLとによって構成されている。ラベル基材Sは、通常、クリア部CLのほぼ中央(図3の一点鎖線参照。以下、この位置を「正規の切断位置」という。)で切断されることにより、複数のラベルLに生成される。なお、正規の切断位置で切断されたときのデザインラベルDLの長さを、以下、「カット長」(図3のC参照)と称することにする。
デザインラベルDL内の適所には、それごとに例えば矩形状のマークMが形成されている。このマークMは、後述するマークセンサ26によって検出されるものである。なお、マークMとしては、矩形状のものに代えて、デザインラベルDL内に描かれたデザインの形状、文字若しくは記号等、又はそれらの一部(例えば形状の一部)が用いられてもよい。また、マークMの形成位置は、デザインラベルDL内において図3に示す位置に限るものではなく、デザインラベルDLの中央付近や左端付近に形成されてもよい。
ラベル基材搬送装置3の供給経路の途中には、マークセンサ26が設けられている(図2参照)。マークセンサ26は、各デザインラベルDL内に設けられたマークMを検出するためのものである。マークセンサ26は、例えばマークMの有無を光学的に検出するものであり、反射型のものあるいは透過型のものが用いられる。マークセンサ26の検出結果は、後述する制御装置61に出力され、制御装置61において、各デザインラベルDL内のマークMを検出した検出タイミングが認識されるようになっている。
ラベル生成装置4は、ラベル基材搬送装置3によってほぼ一定速度で供給されたラベル基材Sを一定の周期で所定長さに順次切断することにより複数のラベルLを生成するものである。ラベル生成装置4は、基材切断位置K5に固定設置された固定刃27と、後述する回転刃モータ71によって駆動される回転刃28とによって構成されている。回転刃モータ71は、後述する制御装置61によってその回転が制御され、上記送りローラ23とその回転速度の同期がとられている。回転刃28は、1回転する毎に、ラベル基材搬送装置3によって一定速度で連続的に送り出されるラベル基材Sを順次切断することで、所定長さのラベルLを順次生成する。
例えば、回転刃28が1回転する時間をt[秒]、送りローラ23及び従動ローラ24によって搬送されるラベル基材Sの搬送速度をV[cm/秒]とすると、ラベル基材Sは、V・t[cm]単位で切断されることになる。したがって、ラベル基材Sに一列に配列印字された多数のラベルLの長さをZ[cm]とすると、ラベル基材Sの先頭の切断位置を併せ、Z/tの搬送速度でラベル基材Sを搬送すれば、時間t[秒]毎にラベル基材Sが長さZ[cm]単位で切断されることになり、これにより各ラベルLが順次生成されることになる。
ラベル搬送装置5は、ラベル生成装置4によって生成されたラベルLを、下方に位置するラベル受渡位置K6(図1及び図2参照)に順次搬送するものである。ラベル搬送装置5は、基材切断位置K5近傍及びラベル受渡位置K6にそれぞれ設けられたガイドローラ30と、後述するフィードモータ73の駆動によって回転されるプーリ31と、そのプーリ31に掛け渡される2本のフィードベルト32と、このフィードベルト32にラベルLを吸収保持させる吸引機構部33と、ラベルLをその下端から上端にわたってフィードベルト32に順次密着させることで吸引機構部33によるフィードベルト32へのラベルLの吸引保持動作を補助する吸引補助部34とによって構成されている。
2本のフィードベルト32は、テンションローラ36によって一定の張力が付与され、フィードモータ73の回転駆動によって、基材切断位置K5近傍とラベル受渡位置K6との間を、ラベル基材搬送装置3によるラベル基材Sの供給速度より速い速度で循環移動する。
フィードベルト32は、図4に示すように、搬送しようとするラベルLの幅よりも狭い間隔で上下方向に平行に配置されており、各フィードベルト32にはその幅方向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔32aが一定間隔で形成されている。
吸引機構部33は、ガイドローラ30,30間に各フィードベルト32に沿ってそれぞれ配置された吸引ボックス38と、この吸引ボックス38に形成された接続口38aに図示しないチューブ等を介して接続されるコンプレッサ等の吸引装置77(後述)とから構成されている。各吸引ボックス38のフィードベルト32との接触面には、吸引口38bが開放されている。
吸引補助部34は、ラベルLの搬送経路を挟んで、各フィードベルト32に対向するように設けられており、2個一対の押圧ローラ40、2個のガイドローラ41a,41b、及び図示しないモータの駆動によって回転されるプーリ42に掛け渡されるベルト43と、このベルト43に張力を与えるためのテンション付与機構部44とから構成されている。プーリ42により駆動されるベルト43は、フィードベルト32の移動速度と同一速度で循環移動するように設定されている。押圧ローラ40は、基材切断位置K5から送られてくるラベルLをフィードベルト32に密着させるために、ベルト43を介してラベルLをフィードベルト32側に押圧するものである。
なお、ラベル搬送装置5は、ラベルLを上下方向に搬送するものに限らず、略水平方向に搬送するものであってもよい。この場合、ラベル装着装置2の構成は、略水平方向に沿ってボトルBが搬送される構成に代えて、略鉛直方向に沿ってボトルBが搬送される構成とされてもよい。
ラベル受渡装置6は、ラベル搬送装置5によってラベル受渡位置K6に搬送されたラベルLを受け取り、図1に示すラベル装着装置2のラベル受渡位置K2に受け渡すためのものである。
ラベル受渡装置6は、ラベルLを吸着保持する複数のテイクアップ部材46と、それらを放射状に支持する回転軸47とを備えている。テイクアップ部材46は、図5(a) に示すように、上下方向に延びた基部48と、基部48から左右方向に延出された複数のアーム部49とを有している。テイクアップ部材46は、その表面に吸引口46aが形成され、吸引口46aは、後述する吸引装置78に接続されている。テイクアップ部材46は、図5(b) に示すように、受け取ったラベルLをこの吸引装置78による吸引力によって吸引しながら搬送する。
ラベル受渡装置6の回転軸47は、後述する上位制御装置60によってラベル装着装置2の主軸16に図示しないギアを介して連結されており、この主軸16と連動かつ同期して回転される。テイクアップ部材46は、回転軸47が回転駆動されることにより、図2に示すように略水平方向に移動されて、ラベル受渡位置K6においてラベルLを順次受け取るようになっている。
通常のシステム稼動時においては、ラベル搬送装置5によってフィードベルト32のラベル受渡位置K6にラベルLが搬送されるタイミングと、テイクアップ部材46によってラベルLを受け取るタイミングとが一致するように設定されている。つまり、ラベル搬送装置5によってラベル受渡位置K6にラベルLが搬送されたタイミングで、テイクアップ部材46がラベルLを順次受け取るようになっている。
より詳細には、テイクアップ部材46がラベルLを受け取る際には、図5(b) に示すように、テイクアップ部材46の最上部のアーム部49の上端と、ラベルLの上端とが一致するようなタイミングでラベルLの受け取りが行われる。
テイクアップ部材46によって移動されるラベルLは、図1に示す受渡位置K2においてラベル装着装置2に受け渡される。ラベル装着装置2のラベル装着ヘッドには、図6(同図は上から見た図)に示すように、テイクアップ部材46によって移動されるラベルLを受け取るための受取部50が設けられている。受取部50は、先端に把持部51,51が取り付けられた開閉可能な一対の揺動アーム52,52と、揺動アーム52,52を開閉させる開閉装置53と、把持部51,51に把持されるラベルLを吸引するための図示しない吸引装置とによって構成されている。なお、図6(a) は、ラベルLを把持部51が把持した状態を示し、図6(b) は、シート状のラベルLを筒状に開口した状態を示している。
把持部51は、図7(同図は横から見た図)に示すように、上下方向に延びた基部54と、基部54から略水平方向に延びた複数の把持アーム部55とによって構成されている。受取部50は、テイクアップ部材46によって片面が吸引保持された状態で搬送されたラベルLを、受渡位置K2において、図7に示すように、把持アーム部55がテイクアップ部材46のアーム部49と互いに離間しつつ交互に組み合わされる状態となりながら、ラベルLを把持することにより受け取る。受取部50によって開口されたラベルLは、図1に示すラベル装着位置K3において、ラベル嵌挿部によってボトルBに対して上方から嵌挿されるようになっている。
図8は、ラベル装着システムの電気的構成を示すブロック図である。このラベル装着システムは、上位制御装置60及び制御装置61を備えており、上位制御装置60には、制御装置61が接続され、上位制御装置60及び制御装置61の間では、ラベル装着動作に関するデータ及び制御信号等が互いに入出力される。
上位制御装置60は、このラベル装着システムを統括的に制御する装置である。上位制御装置60には、ラベル装着装置2の主軸16を回転させるための主軸モータ62を駆動するインバータ63が接続されている。上位制御装置60は、主軸モータ62を回転駆動させるための制御信号をインバータ63に出力すると、インバータ63から主軸モータ62に対して駆動信号が出力され、これにより、主軸モータ62が回転駆動され、主軸16及びスクリュー12が回転される。
また、上位制御装置60には、ボトル供給装置1のコンベア11を動作させるための搬送モータ64を駆動するインバータ65が接続されている。上位制御装置60は、コンベア11を動作させるための制御信号をインバータ65に出力すると、インバータ65から搬送モータ64に対して駆動信号が出力され、これにより、搬送モータ64が回転駆動され、コンベア11がラベル装着装置2に向けてボトルBを搬送する。
上位制御装置60には、ボトル搬送装置7のコンベア20を動作させるための搬送モータ66を駆動するインバータ67が接続されている。上位制御装置60は、コンベア20を動作させるための制御信号をインバータ67に出力すると、インバータ67から搬送モータ66に対して駆動信号が出力され、これにより、搬送モータ66が回転駆動され、コンベア20がボトルBを加熱装置に向けて搬送する。
上位制御装置60は、主軸モータ62、搬送モータ64,66の回転速度を変化させることが可能とされ、これらの回転速度が変化されることにより、ボトルBの供給速度を変化させることができる。なお、ラベル受渡装置6の回転軸47は、主軸モータ62によって回転される主軸16と連動して回転されるため、上位制御装置60によって主軸16の回転速度が変化すると、それに同期して回転軸47の回転速度も変化する。
制御装置61は、図示しないマイクロコンピュータを備えており、上位制御装置60からの指令及び予め記憶された動作プログラムに基づいて、ラベル基材搬送装置3の送りローラ23、ラベル生成装置4の回転刃28、及びラベル搬送装置5のフィードベルト32の各動作を制御するものである。制御装置61には、各種のデータを記憶するための図示しないメモリが備えられている。
制御装置61には、上位制御装置60に接続されたインバータ63が接続されており、インバータ63から図示しない主軸エンコーダの検出信号を入力することにより、ラベル装着装置2のラベル装着ヘッドの回転速度を常時把握している。すなわち、上記主軸エンコーダは、1本のボトルBがラベル装着装置2によって搬送され現在の位置から一つ前のボトルBの位置に移動するまでの期間において所定の基準パルス群(例えば5000パルス)を制御装置61に対して出力している。制御装置61は、この基準パルス群に基づいて、回転刃28がラベル基材Sを切断するタイミングを決定し、回転刃モータ71を制御する。また、制御装置61は、主軸エンコーダの検出信号を入力することにより、ラベル受渡装置6のテイクアップ部材46の回転速度を常時把握している。
制御装置61には、送りローラ23を回転駆動するための送りモータ68を制御するサーボアンプ69が接続されている。制御装置61は、送りローラ23を回転動作させるための制御信号をサーボアンプ69に出力すると、サーボアンプ69から送りモータ68に対して駆動信号が出力され、これにより、送りモータ68が回転駆動され、送りローラ23が回転する。また、制御装置61には、送りモータ68に取り付けられたパルスエンコーダ70の検出信号が入力される。これにより、制御装置61は、送りローラ68の回転数を把握するようにしている。
制御装置61には、回転刃28を回転駆動するための回転刃モータ71を制御するサーボアンプ72が接続されている。制御装置61は、回転刃28を回転動作させるための制御信号をサーボアンプ72に出力すると、サーボアンプ72から回転刃モータ71に対して駆動信号が出力され、これにより、回転刃モータ71が回転駆動され、回転刃28が回転する。また、制御装置61には、回転刃モータ71に取り付けられた図示しないエンコーダの検出信号がサーボアンプ72を介して入力される。
制御装置61には、フィードベルト32が掛け渡されたプーリ31を回転駆動するためのフィードモータ73を制御するサーボアンプ74が接続されている。制御装置61は、プーリ31を回転動作させるための制御信号をサーボアンプ74に出力すると、サーボアンプ74からフィードモータ73に対して駆動信号が出力され、これにより、フィードモータ73が回転駆動され、プーリ31が回転してフィードベルト32が循環移動される。また、制御装置61には、フィードモータ73に取り付けられた図示しないエンコーダの検出信号がサーボアンプ74を介して入力される。
制御装置61には、デザインラベルDLごとに設けられたマークMを検出するためのマークセンサ26が接続されており、マークセンサ26の出力信号が入力される。制御装置61は、マークセンサ26からの出力信号により、マークセンサ26がマークMを検出したタイミングを認識するようになっている。
制御装置61には、作業者がラベル装着動作に関する各種の設定を行ったり、ラベル装着動作の状態を表示したりするための操作表示装置75が接続されている。操作表示装置75は、操作表示画面となる部分がいわゆるタッチパネルと、そのタッチパネルの背面に設けられた表示部とによって構成されており(いずれも図示せず)、例えば作業者がタッチパネルを通じて所定の操作を行うと、それに応じた操作信号が制御装置61に出力される。また、操作表示装置75には、制御装置61からの表示データが入力され、表示部にその表示データに応じた表示内容が表示される。
制御装置61には、フィードベルト32にラベルLを吸引保持させるための吸引装置77が接続されている。吸引装置77は、制御装置61からの制御信号によって制御される。
制御装置61には、テイクアップ部材46がラベルLを吸引するための吸引装置78が接続されている。吸引装置78は、制御装置61からの制御信号によって制御される。
図9は、操作表示装置75の表示部に表示される画面の一例を示す図である。以下、図9に示す表示画面について説明する。
操作表示装置75の表示画面には、「カットエラーモニター」スイッチ75aと、「センサーON位置表示」スイッチ75bと、「機能選択」スイッチ75cとが設けられている。
「カットエラーモニター」スイッチ75aは、表示画面を「カットエラーモニター」画面に切り換えるためのスイッチである。「カットエラーモニター」画面については後述する。「センサーON位置表示」スイッチ75bは、表示画面を「センサーON位置表示」画面に切り換えるためのスイッチである。なお、図9は、「センサーON位置表示」スイッチ75bが押されたときの「センサーON位置表示」画面を示し、この場合、「センサーON位置表示」の文字が反転表示される。「機能選択」スイッチ75cは、各種の機能を選択するためのスイッチであり、「機能選択」スイッチ75cが押されると、「機能選択」画面に切り換わる。
「センサーON位置表示」画面では、センサー入光回数を表示する第1数値表示部75dと、実測アドレス長(後述)を表示する第2数値表示部75eと、実測カット長(後述)を表示する第3数値表示部75fと、実測アドレス長をポインタの表示位置で示す第1グラフ表示部75gと、ゲート幅(後述)を表示する第2グラフ表示部75hとが表示される。
ここで、「センサー入光回数」とは、デザインラベルDLの1枚分においてマークセンサ26がマークMを検出する回数のことをいう。例えば、図3に示したように、デザインラベルDL内にマークMが一つ設けられている場合、マークセンサ26が当該マークMを検出すれば、第1数値表示部75dに「1回」と表示される。また、例えばマークセンサ26が故障をして制御装置61にマークセンサ26の検出信号が入力されない場合には、「0回」と表示される。
「実測アドレス長」とは、ラベル生成装置4の回転刃28によってラベル基材Sが切断されてからマークセンサ26によってデザインラベルDL上のマークMが検出されるまでにラベル基材搬送装置3によってラベル基材Sが実際に搬送される搬送距離のことをいう。
図10(a) は、回転刃28によってラベル基材Sが切断されるときの状態を示し、図10(b) は、マークセンサ26によってデザインラベルDL上のマークMが検出されるときの状態を示す。すなわち、上記「実測アドレス長」としての搬送距離は、図10(a) の状態から図10(b) の状態になるまでのラベル基材Sが搬送される距離のことをいう。
制御装置61は、送りローラ23の1回転当たりのラベル基材Sを搬送する距離を認識しており、送りローラ23の回転数をパルスエンコーダ70からの出力に基づいて検出することにより、上記搬送距離を算出する。第2数値表示部75eには、制御装置61によって算出された搬送距離が「実測アドレス長」として表示される。
「実測カット長」とは、マークセンサ26によってマークMが検出されてから次のマークMが検出されるまでの、ラベル基材搬送装置3によってラベル基材Sが搬送される搬送距離のことをいう。制御装置61は、送りローラ23の回転数をパルスエンコーダ70からの出力に基づいて検出することにより、上記搬送距離を算出する。第3数値表示部75fには、制御装置61によって算出された搬送距離が「実測カット長」として表示される。
第1グラフ表示部75gは、図9に示すように、逆三角形P(以下、「ポインタP」という。)の頂点の表示位置によって、ラベル基材Sが切断されてからマークセンサ26によってマークMが検出されるまでにラベル基材Sが搬送された距離(実測アドレス長)を視覚的に表すものである。第1グラフ表示部75gの右端から左端までの長さは、デザインラベルDLのほぼ1枚分の長さに相当し、ポインタPは、例えば、第1グラフ表示部75gの長手方向の実測アドレス長に基づく所定の位置に表示される。
第2グラフ表示部75hは、マークエラー(後述)を判断する際の基準となるゲート幅を表示するための表示部である。ゲート幅は、第2グラフ表示部75hの長手方向の設定アドレス長に基づく所定の位置にゲート幅が当該ゲート幅の中心を合わせて表示される。「設定アドレス長」とは、例えば、図10(a)に示すように、ラベル基材Sの正規の切断位置(クリア部のほぼ中央)を基材切断位置K5に位置合わせした状態でのラベル基材Sにおけるマークセンサ26の位置(図10(a)のM 0 参照)からその上流側のマークMまでの距離Aのことである。「設定アドレス長A」は、図10(a)に示す状態で予め作業者によって実際に測定され、操作表示装置75を介して設定入力される
「ゲート幅」とは、設定アドレス長Aの値を中心にした所定範囲であって、マークエラーとなるか否かを判別するときの許容範囲を示すものである。具体的には、図9の第2グラフ表示部75hにおける二つの山MMの頂点で表される範囲Gがゲート幅を示すものである。第1グラフ表示部75gに表示されるポインタPの位置がゲート幅Gより外側であると、マークエラーとなる。ゲート幅Gは、例えば作業者によってその値(例えば20mm)が設定入力されると、設定アドレス長Aの値を中心にして±10mmがゲート幅Gとなる。制御装置61は、設定アドレス長A及びゲート幅Gが入力されると、設定アドレス長Aをゲート幅Gの中心の値として認識するとともに、ゲート幅Gの値を認識する。
このように、第2グラフ表示部75hには、長手方向の設定アドレス長Aに基づく所定の位置にゲート幅Gを示す所定の図形が表示される。一方、第1グラフ表示部75gには、長手方向の実測アドレス長に基づく所定の位置にポインタPが表示される。
したがって、「センサーON位置表示」画面において、第1グラフ表示部75g及び第2グラフ表示部75hを並列的に配置させることによって、実質的に実際の切断位置が正規の切断位置を中心とした許容範囲内であるか否かを確認することができる
したがって、作業者は、この「センサーON位置表示」画面における表示を見ることによって、設定アドレス長Aに対して実測アドレス長がどれくらいずれているかを視認することができ、各デザインラベルDLの切断タイミングのずれを視覚的に把握することができる。なお、この図9に示す「センサーON位置表示」画面では、設定アドレス長Aに対する実測アドレス長が表示されるので、例えばシステムの運転開始時において、ラベル基材Sに対して切断位置が正しいか否かを判断する際に用いると効果的である。
また、マークセンサ26によって検出されたマークMの検出位置がゲート幅G(許容範囲)を外れると、すなわち、図9の第1グラフ表示部75gで示されるポインタPの頂点が、第2グラフ表示部75hで示される二つの山MMの頂点で表される範囲Gを逸脱すると、制御装置61は、マークエラーを外部に報知する。
図11は、操作表示装置75の表示部に表示される画面の他の一例を示す図であり、上述した「カットエラーモニター」画面を表すものである。「カットエラーモニター」とは、カットエラーが生じる前後の様子を表示する表示画面のことである。例えば、作業者が「カットエラーモニター」スイッチ75aを押すと、「カットエラーモニター」画面に切り換わり、「カットエラーモニター」の文字が反転表示される。なお、「カットエラー」とは、回転刃28によるラベル基材Sの切断位置が所定の微小許容範囲(以下、「カット良好範囲」という。)を外れたときに出力されるエラーのことである。
図9に示した「センサーON位置表示」画面では、設定アドレス長Aに対する実測アドレス長がデザインラベルDLの1枚について表示されたが、この「カットエラーモニター」画面では、設定アドレス長Aに対する実測アドレス長が複数のデザインラベルDLについて表示される。以下、図11に示す表示画面について説明する。
「カットエラーモニター」画面には、「カットエラーモニター」スイッチ75a、「センサーON位置表示」スイッチ75b、及び「機能選択」スイッチ75cの他に、グラフ表示部75jが設けられている。「カットエラーモニター」スイッチ75a、「センサーON位置表示」スイッチ75b、及び「機能選択」スイッチ75cは、図9に示した「センサーON位置表示」画面と同様の機能を有する。
グラフ表示部75jは、設定アドレス長Aに対する実測アドレス長のずれを、デザインラベルDLの所定の枚数分(例えば50枚)について一括して表示させるものである。
より具体的には、グラフ表示部75jは、ゲート幅Gの範囲内で、実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差をデザインラベルDLの所定の枚数分についてグラフ表示させるものである。すなわち、グラフ表示部75jの横軸には、デザインラベルDLの枚数が表され、縦軸には実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差が表される。縦軸の中心は、実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差が「0」の場合を示しており、縦軸の中心から上側は、実測アドレス長>設定アドレス長Aの場合を示し、縦軸の中心から下側は、実測アドレス長<設定アドレス長Aの場合を示している。そして、縦軸の上端から下端までがゲート幅G(図中、「GATE+」〜「GATE−」で表される範囲)を表している。なお、グラフ表示部75jにおいては、最も右端に示される値がラベル基材Sから切り離されたデザインラベルDLの最新のデータを表し、左方向に向かうほど、データが過去に遡っていくようになっている。
このゲート幅Gの内側には、縦軸の中央を「0」としてその「0」から上下方向に延びた所定範囲(図中、「ERR+」〜「ERR−」で表される範囲)が「カット良好範囲」として設けられている。なお、カット良好範囲は、例えば±2mmが設定されている。実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差がカット良好範囲内にあるときは、ラベル基材Sの切断タイミングは正常とされ、実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差がカット良好範囲を外れ、かつゲート幅Gの値以内であるときは、制御装置61は、カットエラーと認識し、それを外部に表示するようになっている。なお、実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差がゲート幅Gを外れたときには、上述したように、マークエラーとして出力される。
このように、例えば過去50枚のデザインラベルDLについての実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差が表示されるので、実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差の変化履歴あるいは過去の傾向といったものが把握できるとともに、この表示画面から例えばカットエラーが生じたときの直前の状態が把握できる。したがって、カットエラーになった原因をある程度特定することができる。
図12は、操作表示装置75に上記表示形態を表示させるための制御装置61の制御動作を示すフローチャートである。
このラベル装着システムでは、作業者によって初期設定情報として設定アドレス長A、カット長C及びゲート幅G等の値が予め入力される。例えば、作業者は、図10(a) に示したように、ラベル基材Sをその切断位置が回転刃28に一致するように送りローラ23にセットし、その状態でマークセンサ26とデザインラベルDLに設けられたマークMとの距離を測定する。このマークセンサ26とマークMとの距離が設定アドレス長Aとなる。また、作業者は、複数枚のデザインラベルDLについてその全体の長さを計測し、計測した値をデザインラベルDLの枚数で除算した値をカット長Cとして設定する。
このような初期設定情報が作業者によって入力されると、制御装置61は、システムの運転を開始する(S1)。なお、運転が開始されるときは、図10(a) に示すように、ラベル基材Sが回転刃28によって切断される状態から開始される。ラベル生成装置4によってラベル基材Sが切断されると、制御装置61は、送りモータ68に取り付けられているパルスエンコーダ70から出力されるパルス信号に基づいて送りモータ68の回転数の計測を開始する(S2)。その後、制御装置61は、マークセンサ26によってデザインラベルDLのマークMが検出されたか否かを判別する(S3)。
制御装置61は、マークセンサ26によってマークMが検出されたと判別した場合(S3:YES)、ラベル基材Sが切断されてからマークMが検出されるときまでの送りモータ68の回転数を取得する(S4)。
制御装置61は、送りモータ68の回転数(正確には、ラベル基材Sが切断されてからマークMがマークセンサ26によって検出されるまでにパルスエンコーダ70から出力されるパルス数)に基づいて、システム運転開始(ラベル基材Sが切断されたとき)からマークセンサ26によってマークMを検出するまでの搬送距離(実測アドレス長)を算出し(S5)、それをデータの形に変換し図示しないメモリに記憶する(S6)。
また、制御装置61は、システム運転開始前に設定入力された設定アドレス長Aと、実測アドレス長との差を算出し(S7)、デザインラベルDL毎にメモリに記憶させる(S8)。
メモリに記憶されたデータ数が所定数(例えば50個)以上であるか否かが判別され(S9)、データ数が所定数以上である場合(S9:YES)、時間的に古いデータから順次消去される(S10)。その後、処理は、ステップS2の処理に戻る。
このようにして、切断タイミングでのラベル基材Sの各デザインラベルDLにおけるマークセンサ26による検出位置と、マークMとの相対的な位置関係がデータの形でメモリに蓄積されていく。なお、デザインラベルDLの2回目以降の切断タイミングは、予め作業者によって設定されたカット長Cに基づいて認識される。
ここで、システムが何らかのエラーが出力されて停止されたとき、作業者が操作表示装置75を介して「センサーON位置表示」スイッチ75bを押下操作すると、「センサーON位置表示」画面(図9参照)が表示される。
この場合、第1グラフ表示部75g及び第2グラフ表示部75hには、メモリに記憶された直近のデータが表示される。すなわち、ステップS6において記憶された、ラベル基材Sの搬送距離(実測アドレス長)がメモリから呼び出され、第1グラフ表示部75gにポインタPの頂点として表示される。一方、第2グラフ表示部75hには、予め設定された設定アドレス長Aの値を中心とし、予め設定されたゲート幅Gが表示される。
このとき、図13に示すように、ゲート幅Gに対してポインタPの頂点が外れている場合、制御装置61はマークエラーと認識し、マークエラーが生じたことを外部に出力する。このような場合には、作業者は、設定アドレス長Aの再設定、ラベル基材Sの切断位置の確認等の点検を行えばよい。
また、図14に示すように、ポインタP自体が表示されず、センサー入光回数が「0回」の場合には、マークセンサ26の出力信号を制御装置61が入力していないことが考えられる。このようなときには、作業者は、マークセンサ26の故障や断線等があるか否かを点検すればよい。
また、システムが何らかのエラーが出力されて停止されたとき、作業者が操作表示装置75を介して「カットエラーモニター」スイッチ75aを押下操作すると、「カットエラーモニター」画面(図11参照)が表示される。
この場合、グラフ表示部75jには、メモリに記憶された、デザインラベルDLの直近の所定数のデータが表示される。すなわち、設定入力された設定アドレス長Aと、実測アドレス長との差が複数個一括して表示される。
このとき、図15に示すように、設定アドレス長Aと、実測アドレス長との差がカット良好範囲を外れていたとき、カットエラーとなったことがわかる(図15のE点参照)。なお、グラフ表示部75jの横軸には、デザインラベルDL10枚に相当する目盛りが表示されているため、およそ何枚目においてカットエラーが発生したかをも把握することができる。また、このように、設定アドレス長Aと、実測アドレス長との差が複数個一括して表示されると、設定アドレス長Aと実測アドレス長との差の時間的な経過を把握することができる。
カットエラーが発生した場合には、作業者は、ラベルLが搬送中に詰まっていないか否か、送りローラ23にすべりはないか否か、ラベル搬送装置5において適当なテンションをもって搬送されているか否か、あるいはマークセンサ26による検出時にチャタリングが発生していないかどうか等を点検すればよい。
なお、図14において「センサーON位置表示」画面においてポインタP自体が表示されない場合を示したが、「カットエラーモニター」画面においてもポインタP自体が表示されない場合の状態を表示させることができる。すなわち、例えば図16に示すように、「カットエラーモニター」画面においてグラフ上に途切れた部分(図16のF参照)がある場合、この部分FでポインタP自体が表示されない場合の状態を示している。このように途切れた部分Fがあるときには、マークセンサ26の検出感度が不安定であることを示しており、このような場合には、マークセンサ26の感度調整を行えばよい。なお、図11に示した「カットエラーモニター」画面におけるグラフ上の途切れた部分(図11のF参照)は、同様に、マークセンサ26の検出感度が不安定であることを示している。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、「センサーON位置表示」画面の第2グラフ表示部75hにゲート幅Gを表示したが、これに代えて、図17に示すように、第2グラフ表示部75hの長手方向の設定アドレス長Aに基づく所定の位置にポインタP0を表示するようにしてもよい。また、「センサーON位置表示」画面において、ゲート幅Gの表示に代えて、「カットエラーモニター」画面で説明した「カット良好範囲」が表示されてもよい。また、上記実施形態において、カットエラーやマークエラーが発生した場合には、警報等の音声で報知してもよく、あるいは点滅ランプ等によって表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、カットエラーやマークエラーが発生した場合、「センサーON位置表示」画面や「カットエラーモニター」画面を表示させるためのデータに基づいて、エラーの内容を自動判定し、作業者による適切な処置を報知するようにしてもよい。あるいは、カットエラーやマークエラーが発生しそうな場合、すなわち、実測アドレス長の値がゲート幅Gを外れそうな場合、あるいは実測アドレス長と設定アドレス長Aとの差がカット良好範囲を外れそうな場合に、作業者に対して予告的に報知するようにしてもよい。
本願発明に係るラベル供給システムが適用されるラベル装着システムの概略構成を示す図である。 ラベル基材搬送装置、ラベル生成装置、及びラベル搬送装置の構成を示す図である。 ラベル基材の構成を示す図である。 フィードベルトの要部構成図である。 テイクアップの構成を示し、(a) はテイクアップの側面図、(b) はテイクアップがラベルを吸着した状態を示す斜視図である。 ラベル装着装置の受取部の構成を示す図であり、(a) はラベルを受取部の把持部が把持した状態を示し、(b) はシート状のラベルを筒状に開口した状態を示す。 テイクアップが把持部にラベルを受け渡すときの状態を示す図である。 本願発明に係るラベル装着システムの電気的構成を示す図である。 操作表示装置の表示画面の一例であって、「センサーON位置表示」画面を示す図である。 ラベル基材、回転刃及びマークセンサの位置関係を示す図であり、(a) はラベル基材が切断されるときの状態、(b) はマークが検出されるときの状態を示す。 操作表示装置の表示画面の一例であって、「カットエラーモニター」画面を示す図である。 制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 操作表示装置の表示画面の一例であって、ゲート幅に対してポインタの頂点が外れている場合を示す図である。 操作表示装置の表示画面の一例であって、ポインタが表示されない場合を示す図である。 操作表示装置の表示画面の一例であって、カットエラーとなったことを示す図である。 操作表示装置の表示画面の一例であって、グラフに途切れた部分がある場合を示す図である。 操作表示装置の表示画面の変形例を示す図である。 従来のラベル装着システムの概略図である。 ラベル基材の構成を示す図であり、(a) は、ラベル基材が正規の位置で切断された場合を示し、(b) は、ラベル基材Sの切断位置がずれた場合を示す。
符号の説明
1 ボトル供給装置
2 ラベル装着装置
3 ラベル基材搬送装置
4 ラベル生成装置
5 ラベル搬送装置
6 ラベル受渡装置
7 ボトル搬送装置
23 送りローラ
26 マークセンサ
28 回転刃
60 上位制御装置
61 制御装置
68 送りモータ
70 パルスエンコーダ
75 操作設定装置
A 設定アドレス長
B ボトル
DL デザインラベル
G ゲート幅
L ラベル
M マーク
P ポインタ
S ラベル基材

Claims (3)

  1. 複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、
    前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、
    を備えたラベル供給システムにおいて、
    前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、
    前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、
    前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、
    前記アドレス長設定手段で設定された前記設定アドレス長と前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長とを保存する保存手段と、
    表示手段の表示画面に並列的に配置された同一の長手方向の長さを有する2つの表示部を設け、一方の表示部の長手方向の前記設定アドレス長に基づく所定の位置に第1のポインタを表示し、他方の表示部の長手方向における前記保存手段に保存された最新の実測アドレス長に基づく所定の位置に第2のポインタを表示する表示制御手段と、
    を備え、
    作業者が前記表示手段に表示された前記第1のポインタと前記第2のポインタの表示位置を比較することによって最新の生成ラベルの前記正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれを視認できるようにした、ことを特徴とするラベル供給システム。
  2. 複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、
    前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、
    を備えたラベル供給システムにおいて、
    前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、
    前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離を測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、
    前記ラベル基材の正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれが許容範囲内であるか否かを判定するための当該許容範囲であるゲート幅を設定するゲート幅設定手段と、
    前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、
    前記アドレス長設定手段で設定された前記設定アドレス長と前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長とを保存する保存手段と、
    表示手段の表示画面に並列的に配置された同一の長手方向の長さを有する2つの表示部を設け、一方の表示部の長手方向の前記設定アドレス長に基づく所定の位置に前記ゲート幅を示す所定形状のマークを表示し、他方の表示部の長手方向における前記保存手段に保存された最新の実測アドレス長に基づく所定の位置にポインタを表示する表示制御手段と、
    を備え、
    作業者が前記表示手段に表示された前記ゲート幅のマークと前記ポインタの表示位置とを比較することによって最新の生成ラベルの前記正規の切断位置に対する実際の切断位置のずれが前記許容範囲内であるか否かを視認できるようにした、ことを特徴とするラベル供給システム。
  3. 複数のラベルが一列に配列され、各ラベルの所定の位置に正規の切断位置が設定されたラベル基材を基材切断位置に搬送するラベル基材搬送手段と、
    前記ラベル基材搬送手段によって前記基材切断位置に搬送された前記ラベル基材を予め設定された周期で切断することにより複数のラベルを生成するラベル生成手段と、
    を備えたラベル供給システムにおいて、
    前記ラベル基材搬送手段による前記ラベル基材の搬送経路の前記基材切断位置よりも上流側の所定の位置に設けられ、前記ラベル基材の各ラベル内に予め設定された被検出基準マークを検出する検出手段と、
    前記ラベル基材を、前記ラベル生成手段が当該ラベル基材の前記正規の切断位置を切断するように前記ラベル基材搬送手段に設定した状態で、作業者が前記検出手段の配設位置からその位置よりも上流側にある最近接の前記被検出基準マークまでの距離を測定した値を設定アドレス長として設定するアドレス長設定手段と、
    前記ラベル生成手段が前記ラベル基材を切断する毎に、前記ラベル基材を切断してから前記検出手段が前記被検出基準マークを検出するまでの期間に前記ラベル基材搬送手段が前記ラベル基材を搬送した実際の距離を実測アドレス長として計測するアドレス長計測手段と、
    前記アドレス長計測手段で前記実測アドレス長が計測される毎に、前記ラベル基材の実際の切断位置の前記正規の切断位置に対する位置ずれとして前記設定アドレス長と前記実測アドレス長との差を演算する位置ずれ演算手段と、
    前記アドレス長計測手段で計測される最新のものから所定数分の実測アドレス長について前記位置ずれ演算手段で演算された前記位置ずれを保存する保存手段と、
    表示手段の表示画面に、前記保存手段に保存された所定枚数の前記位置ずれをグラフ表示する表示制御手段と、
    を備え、
    作業者が前記表示手段に表示された所定枚数分の位置ずれのグラフによって当該位置ずれの変化履歴若しくは変化傾向を視認できるようにした、ことを特徴とするラベル供給システム。
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