JP2011066493A - 遠隔制御システム - Google Patents

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Kenji Saito
健士 齋藤
Shigeo Kimura
木村  茂雄
Hiroshi Takamizawa
博 高見澤
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Abstract

【課題】遠隔監視制御システムに異常が発生した場合であっても、予め定められた被遠隔制御機器の制御方法に基づいた安全サイドでの被制御機器の制御を行うことが可能となるシステムを提供すること。
【解決手段】被遠隔制御機器20に動作させる制御指令を送る遠隔制御部12と、送られてくる制御指令を制御信号に変換し、受信側に光ファイバー16を経由して送信する遠隔制御装置14と、遠隔制御装置14に接続され、送られてくる制御信号を受信し、被遠隔制御機器20に送信する遠隔制御装置18とを有し、遠隔制御装置18には、被遠隔制御機器20の制御方法が記憶された自動機器制御装置30が接続され、そこには、遠隔制御システム10の異常を検知する異常検知部32が設けられ、これが異常を検知した場合には、自動機器制御装置30が、遠隔制御部12に代わり、記憶されている被遠隔制御機器20の制御信号を被遠隔制御機器20に送信し、被遠隔制御機器20に動作を実行させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、被遠隔制御側に設置されている被遠隔制御機器を遠隔制御する遠隔制御システムにおいて、当該遠隔制御システムの緊急時(異常発生時)に被遠隔制御側に設置した制御装置が、遠隔制御側の遠隔制御部に代わり、予め定められた制御方法により被遠隔制御機器を動作実行させることを可能とする遠隔制御システムに関するものである。
従来から、遠隔制御システムにおいては、そのシステムに異常が生じた場合に、被制御機器の制御をコントロールするための様々な制御または監視システムが採られている。例えば、特許文献1記載の遠方監視システムは、中央監視施設から離れた場所でのプロセスの異常監視ができ、異常発生と同時に迅速に監視員に通報することができるようにするために、公衆回線を通して中央監視施設から離れた場所でのプロセスの異常監視ができるとともに、システムの異常発生時には、簡易監視装置の無応答や話し中の状態の場合でも、公衆回線を通して異常発生と同時に迅速に通報できるように構成されている。
しかし、この遠方監視システムでは、システム自体が、公衆回線に接続するため、中央監視装置に異常が生じて動作できなくなった場合や、システム内のネットワークに異常が生じている場合には、異常通報の機能を発揮することが極めて難しくなるといった問題が生じていた。
そこで、仮に中央監視装置やネットワークに支障をきたしたとしても、遠隔地の施設設備の制御ができるシステムが求められ、例えば、特許文献2に記載されているように、施設場内にある施設設備の運転状態や故障状態を管理する監視部と施設設備の運転動作を制御する制御部が備えられている中央監視手段と、施設設備の状態監視や運転制御を遠隔操作する遠隔制御手段とから構成され、さらに、遠隔制御手段は、簡易携帯電話端末とデータ通信管理部を施設場内に有する設備管理システムといったものが開発されはじめている。
これによると、中央監視装置に不具合が発生した場合にでも簡易携帯電話端末にて遠隔制御による運転制御が可能であり、多数の現場にて施設設備の運転制御及び状態監視を行うことができるとされている。
特開平8−328657号 特開2001−36651
しかしながら、特許文献2に記載されているシステムでは、不具合が生じた時に施設設備の制御等を行うのは、施設内に多数配置されている施設管理者であり、結局のところマンパワーに頼らざるを得ない状況であり、また、施設管理者が不在の場合には、何ら対策ができず、仮に、施設外に所在している管理者が、急遽対策のために施設に向かうとしても、結局システムの不具合状態下での施設設備の制御(運転)状態が有る程度の時間に渡り継続されてしまうという問題が生じていた。さらに、中央監視装置と遠隔地の施設設備との間をつなぐネットワークの断線等に起因するシステム機能不全が生じた場合の対応も不十分である。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたもので、遠隔監視制御システムに異常が発生した場合であっても、予め定められた被遠隔制御機器の制御方法に基づいた安全サイドでの被制御機器の制御を行うことが可能となるシステムを提供することにある。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、被遠隔制御機器に動作を実行させる制御指令を送信する遠隔制御部と、前記遠隔制御部から送信される前記制御指令を制御信号に変換し、当該制御信号を予め定められた受信側に光ファイバーを経由して送信する第1の遠隔制御装置と、前記第1の遠隔制御装置に光ファイバーを通じて接続され、前記第1の遠隔制御装置から送信されてくる前記制御信号を受信し、当該制御信号を前記被遠隔制御機器に送信する第2の遠隔制御装置とを有する遠隔制御システムであって、前記第2の遠隔制御装置には、予め定められた前記被遠隔制御機器の制御方法が記憶された自動機器制御装置が接続されており、前記自動機器制御装置には、前記遠隔制御システムの異常を検知する異常検知部が設けられ、前記異常検知部が前記遠隔制御システムの異常を検知した場合には、前記自動機器制御装置が、前記遠隔制御部に代わり、前記自動機器制御装置に記憶されている予め定められた前記被遠隔制御機器の制御信号を前記被遠隔制御機器に送信し、前記被遠隔制御機器に動作を実行させることを特徴とする遠隔制御システムである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の遠隔制御システムであって、前記異常検知部は、前記遠隔制御部から、予め定められた間隔で送信されてくる導通確認信号を受信する信号受信部を有し、前記信号受信部が、所定の時間、前記導通確認信号を受信しなかった場合には、前記遠隔制御システムの異常と判断することを特徴としている。さらに請求項3記載の発明は、請求項1記載の遠隔制御システムであって、前記異常検知部は、前記遠隔制御部から、予め定められた間隔で送信されてくるポーリングに対する応答信号を前記遠隔制御部に対して送信するポーリング信号処理部を有し、前記ポーリング信号処理部が、所定の時間、前記ポーリングに対する応答信号を送信しなかった場合には、前記遠隔制御システムの異常と判断することを特徴としている。
またさらに、請求項4記載の発明は、請求項1記載の遠隔制御システムであって、前記第1の遠隔制御装置は、レイヤ2スイッチ又はレイヤ3スイッチを具備し、当該レイヤ2スイッチ又はレイヤ3スイッチのルーティングにより、前記制御信号を予め定められた受信側に前記光ファイバーを経由して送信していることを特徴としている。なお、遠隔制御システムの異常は、例えば、前記第1の遠隔制御装置の故障または前記第2の遠隔制御装置の故障、もしくは、前記光ファイバーの断線のうち、いずれか1つまたはこれらの組み合わせに起因するものが挙げられる。
本発明によると、遠隔制御システムに異常が生じた場合に、自動的に予め定められた制御方法(安全サイド側の制御方法・手順)で被遠隔制御機器に動作を実行させることができるので、システム全体としての信頼度が高まるとともに、異常発生時下での被遠隔制御側の安全を確保することが可能となる。また、被遠隔制御側に人員を配置等する必要がなくなるので、システム運用のコストも削減することができる。
本発明に係る遠隔制御システムの第1の実施形態における構成を示した図である。 本発明に係る遠隔制御システムの第2の実施形態においてシステムに異常が発生した状態を示した図である。 本発明に係る遠隔制御システムの第3の実施形態における構成を示した図である。 本発明に係る遠隔制御システムの第3の実施形態においてシステムに異常が発生した状態を示した図である。
本発明に係る遠隔制御システムの第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る遠隔制御システムの構成を示したもので、10は遠隔制御システム、12は監視操作卓、14は遠隔制御装置(第1の遠隔制御装置)、16は光ファイバー、18は遠隔制御装置(第2の遠隔制御装置)、20は被遠隔制御機器、22は雨水ポンプ、24は非常用発電機、26は特高受変電設備、28は沈砂池設備、30は自動機器制御装置、32は異常検知部を示している。
遠隔制御システム10の遠隔制御側(親機場)には、システム監視員が被遠隔制御機器の監視や制御を行う(被遠隔制御機器の動作を実行させる)監視操作卓12(遠隔制御部)が設置されており、監視操作卓12から送られる遠隔制御の制御指令が、遠隔制御装置14により制御信号に変換され、光ファイバー16を経由し、被遠隔制御側(子機場)の遠隔制御装置18に送られる。なお、遠隔制御装置14は、制御指令を制御信号に変換するための信号変換装置を有する。これは、一般的な制御システムに用いるLANプロトコル(制御指令に該当)を予め定められたLANプロトコル(制御信号に該当)へと変換するものである。
また、遠隔制御装置14は、光ファイバーへ制御信号を伝送する伝送装置を有し、伝送装置は、レイヤ2スイッチ(L2スイッチ)又はレイヤ3スイッチ(L3スイッチ)、或いは多重伝送装置(ATM)のいずれかを用いてネットワークルーティングを行う仕組みを採るのが好ましい。ここで、レイヤ2スイッチとは、OSI参照モデルのデータリンク層のデータでパケットの行き先を判断することにより信号の伝送(送信)を行うもので、レイヤ3スイッチとは、OSI参照モデルのネットワーク層のデータでパケットの行き先を判断することで、信号の伝送(送信)を行うものである。また、レイヤ2スイッチ又はレイヤ3スイッチでは、1000BASE−LXといったギガビットのイーサネット(登録商標)を使用して、光ファイバーに信号を伝送することにしている。
制御信号を受信した遠隔制御装置18は、その制御信号を被遠隔制御機器に伝送する。そして、被遠隔制御側に配置されている被遠隔制御機器20は、当該制御信号に従って、動作を実行するという仕組みになっている。被遠隔制御機器20は、本図では、雨水ポンプ22、非常用発電機24、特高受変電設備26、沈砂池設備28から構成されており、それぞれ、遠隔制御装置18によって送られてきた制御信号によって動作が実行されている。なお、被遠隔制御機器20は、これらに限定されるものではなく、その他の機器を追加することもできるし、これに置き換えることもできる。
ここで、本実施形態における被遠隔制御機器20は、下水処理場において用いられる機器であって、それぞれ、雨水ポンプ22は、各下水道管から流れてきた砂やゴミ等が混ざった雨水を処理し、強制的に排水するためのものであり、非常用発電機24は、被遠隔操作側の電源がダウンした際に、灯油または重油発電によって電源を臨時に確保するためのものである。また、特高受変電設備26は、電力会社から送電されてくる特別高圧の電圧を被遠隔制御側内で使用する機器の使用電圧に降圧させる変圧装置を示し、沈砂池設備28は、各下水道管から流れてきた雨水に混ざっている砂を沈殿させるための設備を示している。
続いて、本図では、被遠隔制御側の、遠隔制御装置18と被遠隔制御機器20の間に自動機器制御装置30が接続されており、この自動機器制御装置30には、予め定められた被遠隔制御機器20の制御方法が記録され、遠隔制御システム10に異常が生じた場合には、監視操作卓12からの制御指令に代わって、その定められた制御方法に基づく制御信号を被遠隔制御機器20に送り、被遠隔制御機器20は、その制御信号に基づいて動作を実行するようになっている。そうすることにより、遠隔制御不能時でも被遠隔制御機器20の運転(動作)が可能となり、被遠隔制御側のトラブル(例えば、豪雨時に雨水ポンプが作動しなくなり、浸水被害が発生してしまう)を未然に防ぐことが可能となるのである。
ここで、予め定められた被遠隔制御機器20の制御方法は、自動機器制御装置30内に配置された記録媒体(図示せず)に記録されており、遠隔制御システム10に異常が生じた場合には、記録媒体に記録されている被遠隔制御機器20の制御方法が、メモリーに読み出され(ロードされ)、その制御方法に基づいた制御信号が、ネットワークを通じて被遠隔制御機器20に送信される。そして、被遠隔制御機器20の各機器は、送信されてきた制御信号に従い、それぞれの果たすべき動作によって動作を実行するようになる。
なお、本実施形態においての、記録媒体に記録されている制御方法は、例えば、以下のようなものである。まず、雨水ポンプ22に対しては、通常、監視操作卓12によって手動操作(遠隔により、その時々の判断で制御するという意味)を行っているところを、遠隔制御システム10の異常が生じた場合には、自動運転モードに切り替えるように定められている。
そうすることで、遠隔制御システム10の異常発生時に、例えば、手動操作で1機の雨水ポンプ22しか運転させていなかったところを、雨水ポンプ22を複数機(全機自動運転等)自動運転させるように変更するように制御できるため、遠隔制御システム10が回復するまでの間に発生しうる豪雨による浸水被害を避けるようにすることができるわけである。その他にも、予め定められた水位に到達した場合には、それに対応可能な台数の雨水ポンプ22を自動運転させ、この水位よりも下がった場合には、1機の雨水ポンプ22の運転に戻す制御のオン・オフを切り替え(水位自動制御)することができるようにしておくことも可能である。
次に、非常用発電機24に対しては、通常、運転させていなかった状態で、遠隔制御システム10の異常が生じた場合には、ホットスタンバイ状態になるように定められている。そうすることで、遠隔制御システム10が回復するまでの間に、仮に、商用電源が事故等により停電してしまったとしても、それに代わり、非常用発電機24が運転し、被遠隔制御側の施設の運用を保持することが可能となるわけである。
続いて、特高受変電設備26に対しては、遠隔制御システム10の異常が生じた場合には、特高受変電設備26内に設置されている予備の変圧器(通常は使用されていない変圧器)の電源を自動的にオン(自動投入)するように定められている。そうすることで、遠隔制御システム10に異常が生じている間に、被遠隔制御側内で使用する機器が、通常必要とする電力以上の電力を必要とした場合であっても、その電力の確保が可能となる。また、沈砂池設備28に対しては、通常、間欠運転を行っている、ろ格機を連続運転に切り替えるように定められている。また、通常時は、オフになっている阻水扉の停電時自動閉モードをオンにするように定められている。つまり、被遠隔制御機器20を安全サイドで動作させることが可能となるのである。なお、これら制御方法は、あくまで一例であって、様々な制御方法を予め記憶させておくことが可能である。
次に、本発明に係る遠隔制御システムに異常が発生した場合に自動機器制御装置30内に設けられている異常検知部32がどのようにしてシステム異常を検知するかについて図面を参照しながら説明する。図2は、本発明に係る遠隔制御システムの第2の実施形態において、システムに異常が発生した状態を示したもので、符号は、信号受信部を34としている以外は、図1と同一である。
まず、本実施形態では、遠隔制御システム10の自動機器制御装置30内には、異常検知部32が配置されており、この異常検知部32には、信号受信部34が組み込まれている。そして、通常のシステム運用時には、遠隔制御システム10の遠隔制御側(親機場)の監視操作卓12から、予め定められた一定の時間間隔で、導通確認用の信号(導通確認信号)が送信される。この導通確認信号は、遠隔制御装置14を経て、光ファイバー16を通じ、さらに遠隔制御装置18を経て自動機器制御装置30内の異常検知部32に組み込まれている信号受信部34に届く仕組みになっている。
つまり、このように、一定の間隔をもって送信されてくる導通確認信号を信号受信部34が受信できていれば、遠隔制御システム10は正常であると判断されるわけである。ここで、図に示すように、光ファイバー16の断線が起きた場合(遠隔制御システム10に異常が発生した場合)は、監視操作卓12から一定の時間間隔で送信されてくる導通確認信号を信号受信部34が受信できなくなるといった状態に陥る。
そうすると、その状態を自動機器制御装置30内に組み込まれている異常検知部32が認識し、遠隔制御システム10の異常を検知することになる。異常検知部32の検知方法(認識方法)は、例えば、信号受信部34が、所定の時間内に一度も導通確認信号を受信することができなくなった場合に、遠隔制御システム10の異常を検知するように構成させておくことが好ましい。
続いて、異常検知部32が、遠隔制御システム10の異常を検知した場合には、自動機器制御装置30は、自動機器制御装置30内の記録媒体(図示せず)に記憶されている、予め定められた被遠隔制御機器20の制御方法をメモリー(図示せず)に読み出し、その制御方法に基づいた制御信号を被遠隔制御機器20に送信する。当該制御信号を受信した被遠隔制御機器20を構成する各機器(本図では、雨水ポンプ22、非常用発電機24、特高受変電設備26、沈砂池設備28)は、それぞれ制御信号に基づいた動作を実行する仕組みとなっている。そうすることで、遠隔制御不能時でも被遠隔制御機器20の運転(作動)が可能となり、被遠隔制御側のトラブルを未然に防ぐことが可能となる。
なお、本実施形態における被遠隔制御機器20は、下水処理場において用いられる機器を想定しているもので、雨水ポンプ22は、各下水道管から流れてきた砂やゴミ等が混ざった雨水を処理し、強制的に排水するためのものであり、非常用発電機24は、被遠隔操作側の電源がダウンした際に、灯油または重油発電によって電源を臨時に確保するためのものである。また、特高受変電設備26は、電力会社から送電されてくる特別高圧の電圧を被遠隔制御側内で使用する機器の使用電圧に降圧させる変圧装置を示し、沈砂池設備28は、各下水道管から流れてきた雨水に混ざっている砂を沈殿させるための設備を示していることは、図1におけるものと同様である。なお、本実施形態においては、遠隔制御システム10の異常は、光ファイバーの断線に起因したものとしているが、これを例えば、遠隔制御装置14や遠隔制御装置18の故障により導通確認信号の送受信ができなくなってしまった場合にも適用することができる。
また、本実施形態においては、被遠隔制御側に、監視操作卓36が設けられており、被遠隔制御側に管理者等がいる場合は、この監視操作卓36を用いて、被遠隔制御機器20の制御を行うことも可能となっている。また、自動機器制御装置30によって、自動的に被遠隔制御機器20が動作を実行している間に、管理者等が被遠隔制御側に赴き、再び自動機器制御装置30に代わって、監視操作卓36を用いて、被遠隔制御機器20の制御を行い、制御システム10の復旧を待つことも可能となる。
続いて、本発明に係る遠隔制御システムの第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図3は、異常検知部にポーリング信号処理部が組み込まれた遠隔制御システムを示している。なお、符号は、38をポーリング信号処理部とする以外は、図1と同様である。
遠隔制御システム10に生じた異常の検知方法は、以下のようになっている。まず、自動機器制御装置30内には、異常検知部32が配置されており、この異常検知部32には、ポーリング信号処理部38が組み込まれている。そして、通常のシステム運用時には、監視操作卓12から遠隔制御装置14及び光ファイバー16を経由し、さらに遠隔制御装置18を通じて自動機器制御装置30内の異常検知部32に組み込まれているポーリング信号処理部38にポーリング信号が一定の間隔をもって送信されてくるように構成されている。
さらに、ポーリング信号処理部38が、ポーリング信号を受信した場合には、当該ポーリング信号に応答する応答信号を遠隔制御装置18、光ファイバー16及び遠隔制御装置14を経由して監視操作卓12に返信(送信)する構成になっている。このように、ポーリング信号処理部38が、一定の間隔をもって送信されてくるポーリング信号に応答して応答信号を送信できていれば、遠隔制御システム10は正常であると判断されるわけである。
なお、応答信号の内容は、予めポーリング信号処理部38内の記憶部に記憶させておく。そこで、遠隔制御システム10に何らかの異常が生じ、ポーリング信号処理部38が、ポーリング信号を所定の時間受信できず、応答信号を返信できなくなった場合には、異常検知部32が、遠隔制御システム10の異常を検知することになるのである。つまり、遠隔制御装置14や遠隔制御装置18の故障や、光ファイバー16の断線があった場合には、監視操作卓12から、遠隔制御装置14を経由して送られてくるポーリング信号を受信できなくなり、ポーリング信号処理部38が遠隔制御装置14に応答信号を返信する制御を行わなくなるため、異常検知部32は、遠隔制御システム10の異常と検知することができるようになっている。
また、例えば、自動機器制御装置30にポーリング信号処理部38が返信する応答信号を受信する応答信号受信装置を接続させておき、ポーリング信号処理部38が、応答信号を前記監視操作卓12に代わり、前記応答信号受信装置へ送信(返信)するように構成させておいてもよい。つまり、応答信号受信装置が応答信号を受信している間は、遠隔制御システム10は、正常に動作していると判断できることになるわけである。
本発明に係る遠隔制御システムの第3の実施形態において、システムに異常が発生した場合に自動機器制御装置30内に設けられている異常検知部32がどのようにしてシステム異常を検知するかについて図面を参照しながら説明する。図4は、本発明に係る遠隔制御システムにおける第3の実施形態において、システムに異常が発生した状態示したもので、符号は、図3と同一である。
図4における遠隔制御システム10は、自動機器制御装置30内に設けられている異常検知部32に組み込まれているポーリング信号処理部38以外は、本発明の第2の実施形態と同様であり、まず、遠隔制御システム10の遠隔制御側(親機場)の監視操作卓12から、予め定められた一定の時間間隔で、ポーリング信号が送信される。このポーリング信号は、遠隔制御装置14を経て、光ファイバー16を通じ、さらに遠隔制御装置18を経て自動機器制御装置30内の異常検知部32に組み込まれているポーリング信号処理部38に届く仕組みになっている。そして、ポーリング信号処理部38が、ポーリング信号に応答して遠隔制御装置14に返信するという処理が行われる。
つまり、ポーリング信号処理部38が、ポーリング信号を受けて、それに対して応答信号を遠隔制御装置14に返信できていれば、遠隔制御システム10が正常に動作しているという確認がとれるようになっている。ここで、図に示すように、光ファイバー16の断線が起きた場合(遠隔制御システム10に異常が発生した場合)は、監視操作卓12から一定の時間間隔で送信されてくるポーリング信号が、ポーリング信号処理部38に送られてこなくなり、ポーリング信号処理部38が、所定の時間、監視操作卓12に応答信号を返信する制御を行わなくなる。そうすると、その状態を自動機器制御装置30内に組み込まれている異常検知部32が認識し(所定の時間内に、応答信号の送信制御が行われない状態)、遠隔制御システム10の異常を検知することになる。
続いて、異常検知部32が、遠隔制御システム10の異常を検知した場合には、自動機器制御装置30は、自動機器制御装置30内の記録媒体に記憶されている、予め定められた被遠隔制御機器20の制御方法をメモリーに読み出し、その制御方法に基づいた制御信号を被遠隔制御機器20に送信する。当該制御信号を受信した被遠隔制御機器20を構成する各機器(本図では、雨水ポンプ22、非常用発電機24、特高受変電設備26、沈砂池設備28)は、制御信号に基づいて、動作を実行する仕組みになっている。
そうすることで、遠隔制御不能時でも被遠隔制御機器20の運転(作動)が可能となり、被遠隔制御側のトラブルを未然に防ぐことが可能となる。なお、本実施形態においては、遠隔制御システム10の異常は、光ファイバーの断線に起因したものとしているが、これを例えば、遠隔制御装置14や遠隔制御装置18の故障により導通確認信号の送受信ができなくなってしまった場合にも適用することはできる。
本発明は、遠隔制御システムに何らかの異常が生じた場合でも、被遠隔制御側に設置されている自動機器制御装置が、当該装置内に記憶されている予め定められた被遠隔制御機器の制御方法に基づいた制御信号を被遠隔制御機器に送信することができ、且つ、その制御信号を受信した被遠隔制御機器が、その信号に従って、それぞれの動作を実行することができるように構成されているため、システム異常発生時に安全サイド側で機器の動作を実行させることが重要な遠隔制御システムに好適に利用することができる。
10 遠隔制御システム
12 監視操作卓
14 遠隔制御装置(第1の遠隔制御装置)
16 光ファイバー
18 遠隔制御装置(第2の遠隔制御装置)
20 被遠隔制御機器
22 雨水ポンプ
24 非常用発電機
26 特高受変電設備
28 沈砂池設備
30 自動機器制御装置
32 異常検知部
34 信号受信部
36 監視操作卓
38 ポーリング信号処理部

Claims (4)

  1. 被遠隔制御機器に動作を実行させる制御指令を送信する遠隔制御部と、
    前記遠隔制御部から送信される前記制御指令を制御信号に変換し、当該制御信号を予め定められた受信側に光ファイバーを経由して送信する第1の遠隔制御装置と、
    前記第1の遠隔制御装置に光ファイバーを通じて接続され、前記第1の遠隔制御装置から送信されてくる前記制御信号を受信し、当該制御信号を前記被遠隔制御機器に送信する第2の遠隔制御装置と、
    を有する遠隔制御システムであって、
    前記第2の遠隔制御装置には、予め定められた前記被遠隔制御機器の制御方法が記憶された自動機器制御装置が接続されており、
    前記自動機器制御装置には、前記遠隔制御システムの異常を検知する異常検知部が設けられ、前記異常検知部が前記遠隔制御システムの異常を検知した場合には、前記自動機器制御装置が、前記遠隔制御部に代わり、前記自動機器制御装置に記憶されている予め定められた前記被遠隔制御機器の制御信号を前記被遠隔制御機器に送信し、前記被遠隔制御機器に動作を実行させることを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記異常検知部は、前記遠隔制御部から、予め定められた間隔で送信されてくる導通確認信号を受信する信号受信部を有し、前記信号受信部が、所定の時間、前記導通確認信号を受信しなかった場合には、前記遠隔制御システムの異常と判断することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  3. 前記異常検知部は、前記遠隔制御部から、予め定められた間隔で送信されてくるポーリングに対する応答信号を前記遠隔制御部に対して送信するポーリング信号処理部を有し、前記ポーリング信号処理部が、所定の時間、前記ポーリングに対する応答信号を送信しなかった場合には、前記遠隔制御システムの異常と判断することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  4. 前記第1の遠隔制御装置は、レイヤ2スイッチ又はレイヤ3スイッチを具備し、当該レイヤ2スイッチ又はレイヤ3スイッチのルーティングにより、前記制御信号を予め定められた受信側に前記光ファイバーを経由して送信していることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
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