JP2011188072A - 障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラム - Google Patents

障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】接続されているPoE受電装置の内容及び数に拘らず最適な手順にてその稼働状況の監視及び稼働異常時の復旧措置を行うことができる障害検知復旧システム、障害検知復旧方法及び障害検知復旧用プログラムを提供すること。
【解決手段】各PoE受電装置5A,5B,5Cに最適な監視手順にかかる情報及び前記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働異常時に於ける最適な復旧措置にかかる情報を記憶した記憶部11及び12を設けることにより、常に臨機応変に前記PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況の監視及び異常時の復旧措置を実行することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラムに関し、特に対象装置毎に手法を変えて障害検知及び復旧を行うことができる障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラムに関する。
今日、LAN(Local Area Network)を構成するネットワークに、イーサネット(Ethernet(登録商標))がある。このイーサネットは、ネットワークを構成する各種デバイスを通信ケーブル(LANケーブル)で接続することにより、前記各デバイス間でのパケット信号の送受信が可能となる。
又、近年、PoE(Power over Ethernet (登録商標))という名称で呼称される技術が開発されている。これは、イーサネットで使用する通信ケーブルで情報送受信だけでなく電力供給も可能にした技術のことである。具体的には、電力を他のデバイスに供給するデバイス(以下、PoE給電装置)と電力を受け取るデバイス(以下、PoE受電装置)とを通信ケーブルで接続することにより、PoE受電装置は電源に接続せずともPoE給電装置から電力を受け取ることができるようになる。このPoE技術は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engneers /米国電気電子技術者協会)802.3af規格により標準化されている。
上述したPoE技術を用いることで、以下に述べるような利点がある。
1つは、ネットワークを構築する各デバイス間にて電源ラインを配置する必要がなくなるため、配線を簡素化できることである。これにより、デバイスの新規追加や撤去が容易に行えるようになる。
2つは、電源の確保が難しい場所や人手の届きにくい場所であってもデバイスの設置が可能となることである。
具体例を挙げると、監視用ネットワークカメラにPoE受電機能を保持させることで、当該ネットワークカメラは通信ケーブルのみ接続することで設置可能となる。これにより、人間の生活領域から離れた地域(例えば、森林地帯,山岳地帯,海中)に監視用ネットワークカメラを設置できるようになる。
このようなPoE技術の利点を活かした関連技術として、以下に挙げる特許文献1及び2が知られている。
先ず、特許文献1に開示された技術は、PoE技術による給電装置、給電方法及び給電制御プログラムに関する技術である。この技術は、PoE給電装置からPoE受電装置へ通信ケーブルを通じて電力を供給する際に、当該通信ケーブルで送信される情報量の変化に合わせて電力の供給を制御するというものである。これにより、前記通信ケーブルでの情報の送受信が行われているときは電力を供給し、情報の送受信が行われていないときは電力供給を中断することができるため、電力消費を節減することができる。
次に、特許文献2に開示された技術は、通信装置及びその監視方法に関する技術である。この技術は、IP−PBX(Internet Protocol-Private Branch eXchange)のような通信装置に接続されている端末(一例としてIP(Internet Protocol)電話機)の通信を監視するときに、その通信経路に応じた監視条件を自動的に設定でき、当該端末の故障の早期検出が可能となるというものである。当該技術では、前記端末はPoE受電機能を有しており、前記通信装置から電力を供給されて動作する。これにより前記端末は、電源確保の難しい場所にも設置できると共に、遠隔地からその通信を監視することが可能となる。
加えて、今日のネットワーク機器は常時稼働が求められている。それには、ネットワーク機器の稼働状況を常に監視すると共に、当該ネットワーク機器の動作に何らかの不具合が生じたときは即時に復旧させることのできる装置を前記ネットワーク機器に併設するという手法がある。
そのようなネットワーク機器の動作監視及び復旧に関する関連技術として、以下に挙げる特許文献3が知られている。
この特許文献3に開示された技術は、ネットワーク機器の障害検知及び復旧システムに関する技術である。この技術は、専用の障害検知及び復旧装置をネットワーク機器に併設することにより当該ネットワーク機器の監視を行い、障害検出時に電源の供給制御を行うことで当該ネットワーク機器の再起動を行いその機能を復旧させるというものである。
特開2009−170983号公報 特開2005−323238号公報 特開2006−293666号公報
しかしながら、上述した各特許文献1乃至3に開示された技術には、以下の問題点が存在する。
先ず、上記特許文献1に開示された技術は、前記通信ケーブルに所定時間情報が流れなかった場合にPoE給電装置からの給電を中断するというものである。そのため、上記所定時間情報が流れなかったときは、その原因がPoE受電装置側であるか否かに拘らず強制的にPoE受電装置への給電が停止されることとなる。
その結果、たとえ情報不流の原因がPoE受電装置側にはない場合であってもPoE受電装置への電力供給が停止されてしまうという問題点がある。
次に、上記特許文献2に開示された技術は、PoE受電装置に該当する前記端末がIPアドレスを保有していることが前提となる。そのため、PoE受電装置に該当するデバイスが例えばスイッチングハブのようにIPアドレスを保有しないものである場合には、当該技術は適用できないという問題点がある。
続いて、上記特許文献3に開示された技術は、ネットワーク機器とは別に専用の障害検知及び復旧用の装置の併設が必要となるため、これをPoE技術を備えた装置に応用する場合はPoE対応装置の利点である設置容易性を損ねるという問題点がある。又、ネットワーク機器一つ一つにそれぞれ専用の障害検知及び復旧用装置を取り付ける必要があり、当該ネットワーク機器の設置数が多い場合は前記専用の装置も多数設ける必要がありコストがかかるという問題点もある。
[発明の目的]
本発明は、上述した各関連技術の有する不都合を改善し、特に、PoE給電の対象装置に何らかの障害が発生したときには、当該対象装置の設置数及びIPアドレスの有無に拘らず適確且つ低コストで前記対象装置の稼働の監視及び障害復旧を可能とする障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる障害検知復旧システムでは、通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにおいて、
前記装置稼働監視手段が、前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定すると共にこの特定した監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する装置稼働状況監視部と、 前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報を予め前記識別情報に対応して記憶し保持する給電停止時間記憶部と、 前記装置稼働状況監視部により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出すると共に、これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成し前記給電装置に向けて出力する制御コマンド生成部と、を備えたことを特徴とする。
又、上記目的を達成するため、本発明にかかる障害検知復旧方法では、通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を前記装置稼働監視手段が、予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定し、 この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を前記装置稼働監視手段が判定し、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記装置稼働監視手段による判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に前記識別情報に対応して格納されており、
前記装置稼働監視手段により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出し、 これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力し、 これら時間情報の抽出および停止制御コマンドの生成出力を、前記装置稼働監視手段の制御コマンド生成部が実行する構成としたことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明にかかる障害検知復旧用プログラムでは、通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定する監視手順特定機能、
この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する正常性判定機能、 前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に、前記識別情報に対応して格納されており、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出する給電停止時間情報抽出機能、 およびこれにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力する停止制御コマンド生成出力機能、
を設け、これらをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、上述したように、システムに接続されている複数のPoE受電装置の稼働状況の監視手順に関する情報及びその稼働の異常時に於ける復旧措置に関する情報を、前記PoE受電装置毎に互いに関連付けてメモリに保持すると共に、前記監視手順及び復旧措置に関する情報の内の最適な情報を抽出できるよう構成したため、これによると、接続されているPoE受電装置の如何に拘らず臨機応変にその稼働状況の監視及び動作異常時の復旧措置を実行することができる障害検知復旧システム、障害検知復旧方法、及びその復旧用プログラムを提供することができる。
本発明にかかる障害検知復旧システムの第1実施形態を示すブロック図である。 図1に示す障害検知復旧システムの全体の動作を示すフローチャートである。 本発明にかかる障害検知復旧システムの第2実施形態を示すブロック図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を、図1乃至2に基づいて説明する。
[全体的構成]
先ず、本実施形態における障害検知復旧システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における障害検知復旧システム1は、1又は2以上のPoE受電装置に電力を供給する機能を有する複数のPoE給電装置4A,4Bと、前記各PoE受電装置の稼働状況を監視する監視制御装置2とにより構成されて成る。
上記PoE受電装置は、本第1実施形態においては三つのPoE受電装置5A,5B,及び5Cが設置されており、それら各々が上記PoE給電装置4A及び4BにLANケーブルで接続されている。この内、PoE給電装置4AはPoE受電装置5Aに電力供給を行い、PoE給電装置4Bは二つのPoE受電装置5B及び5Cに電力供給を行う。又、上記監視制御装置2とPoE給電装置4A,4Bとはネットワーク3を介して接続されている。
又、上記監視制御装置2は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を監視すると共に障害を検知したときに復旧措置を行う装置稼働監視手段20と、この装置稼働監視手段20で用いられる各種情報を保持する記憶手段10と、この記憶手段10と外部ネットワーク3とを接続したネットワークインターフェース30とを備えている。
これにより、上記監視装置2と上記各PoE受電装置5A,5B,5Cとの間で円滑に情報の送受信が実行されるようになる。
更に、上記装置稼働監視手段20は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を予め設定された時間間隔で定期的に監視する装置稼働状況監視部21と、上記PoE給電装置4A,4Bから上記PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を制御するコマンドを生成すると共に当該コマンドを上記PoE給電装置4A,4Bに送り込む制御コマンド生成部22と、上記PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働の不具合が改善しないときにその旨の通報をシステム管理者に対し行う通報処理部23とを備えている。
これにより、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況の監視や障害検知、及び障害復旧が可能となる。
又、上記記憶手段10は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況の正常性を判定するための手順にかかる情報を保持する監視手順記憶部11と、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cとを接続するLANケーブルが上記各PoE給電装置4A,4Bのどのポート(コネクタ)に接続されているかに関する情報を保持するポート接続情報記憶部12と、上記各PoE給電装置4A,4Bが上記各PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を停止する際の停止時間にかかる情報を保持する給電停止時間記憶部13とを備えている。
これにより、様々な上記PoE受電装置5A,5B,5Cに対し効果的且つ臨機応変に監視をすることができるようになる。
[各構成要素]
次に、上述した障害検知復旧システムの内、上記監視制御装置2を構成する各要素について更に詳述する。
初めに、上記装置稼働監視手段20を構成する各要素について説明する。
先ず、上記装置稼働状況監視部21は、図1に示すように、上記監視手順記憶部11に保持された手順に基づいて、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を監視する機能を有する。即ち、上記装置稼働状況監視部21は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの動作の正常性を、上記監視手法記憶部11に保持された手順を判定基準として判定を行う。
具体的には、上記装置稼働状況監視部21は、先ず上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を監視するための監視手順(稼働状況の正常性の判定手順)を上記監視手順記憶部11から取得する。そして、上記装置稼働状況監視部21は、この取得した手順に基づいて上記各PoE受電装置5A,5B,5Cの監視を行う。
このとき、上記装置稼働状況監視部21は、上記PoE受電装置5A,5B,5Cについて各々を識別する情報(装置識別情報)の送信依頼にかかる情報を、当該各PoE受電装置5A,5B,5Cに送信し、その後、各PoE受電装置5A,5B,5Cから前記装置識別情報を受信したときに、上記PoE受電装置5A,5B,5Cの各々について最適な監視手順にかかる情報を前記監視手順記憶部11から取得する。ここで、後述するように上記監視手順記憶部11には、種々のPoE受電装置に対する監視手順にかかる情報が前記各PoE受電装置に関する装置識別信号と対応付けられて保持されている。
これにより、前記各PoE給電装置4A,4Bに接続された各PoE受電装置5A,5B,5Cがどのような装置であっても、常に最適な手法に基づき臨機応変に当該PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を監視することができるようになる。
又、上記装置稼働状況監視部21は、上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況の何れかが異常であると判定したときに、その旨の情報を上記制御コマンド生成部22へ送り込む。
次に、上記制御コマンド生成部22は、上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cの何れかの動作が異常である旨の情報を上記装置稼働状況監視部21から受け取ったときに、該当する上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電を停止する旨のコマンドを生成し、その後、当該コマンドを上記PoE給電装置4A乃至4Bに対し投入する。
これにより、上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cの何れかにトラブルが発生したときに上記PoE給電装置4A又は4Bからの給電を停止させることで、当該PoE受電装置5A,5B,又は5Cの電源をオフにすることができる。
又、上記制御コマンド生成部22は、上述したPoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を停止する旨のコマンドの投入後、上記給電停止時間記憶部13に保持されている給電停止時間の経過後に、上記PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を再開する旨のコマンドを生成する。そして、当該コマンドを再度上記PoE給電装置3に対し投入する。
このとき上記制御コマンド生成部22は、例えば上述したように上記PoE受電装置5A,5B,5Cから装置識別情報が上記装置稼働状況監視部21に送られてきた場合に於いて、この装置識別信号と対応付けられて上記給電停止時間記憶部13に保持されている給電停止時間にかかる情報を取得すると共にこの取得した給電停止時間の経過後に上述の給電再開の旨のコマンドを生成するようにしてもよい。
これにより、上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cに異常が発生したときは、該当するPoE受電装置を再起動させることで、その機能の復旧を図ることができるようになる。
上記制御コマンド生成部22による上記PoE受電装置5A,5B,5Cの再起動は、具体的には、以下の手順にて行われる。
上記制御コマンド生成部22は、上記装置稼働状況監視部21から上記PoE受電装置5A,5B,5Cの動作が異常である旨の情報を受け取ると、上記PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を停止する旨のコマンドを生成し、上記PoE給電装置4A又は4Bに投入する。続いて、上記制御コマンド生成部22は、給電停止時間(電源オフからオンまでの時間)にかかる情報を上記給電停止時間記憶部13から取得する。
そして、上記制御コマンド生成部22は、この取得した給電停止時間が経過すると、上記PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電を再開する旨のコマンドを生成し、対応する上記PoE給電装置4A又は4Bに投入する。
ここで、後述するように、上記給電停止時間記憶部13には、接続されている各PoE受電装置5A,5B,5Cが発する識別信号(識別情報)を対応付けて上記給電停止時間にかかる情報が記憶されている。そこで上記制御コマンド生成部22は、動作が異常となったPoE受電装置から送られてくる識別情報に基づいて、先ず当該PoE受電装置への電力供給を当該PoE装置と接続しているPoE給電装置に停止させ、更に当該PoE受電装置に対応する給電停止時間にかかる情報を上記給電停止時間記憶部13から抽出すると共に、この抽出した給電停止時間が経過した後に電力供給を再開させる。
これにより、前記PoE給電装置4A又は4Bに接続されたPoE受電装置5A,5B,又は5Cがどのような装置であったとしても、常に給電停止から再開までの最適な時間を選択して当該PoE受電装置5A,5B,又は5Cの再起動を行うことができるようになる。
最後に、上記通報処理部23は、上記制御コマンド生成部22によって上記PoE受電装置5A,5B,又は5Cを再起動したにも拘らずその機能が復旧しなかった場合に、当該PoE受電装置5A,5B,又は5Cは装置の再起動では機能復旧不可能な状況である旨の内容の通報をシステム管理者に対して行う。ここで、この通報の手段としては、例えば電子メールによる送信がある。
次に、上記記憶手段10を構成する各要素について説明する。
先ず、上記監視手順記憶部11は、上記装置稼働状況監視部21による上記PoE受電装置5A,5B,5Cの監視手順(上記PoEの稼働状況の異常性の判定手順及びその判定基準)にかかる情報を保持する。これら監視手順は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cに固有の手法である。
ここで、これらの監視手順にかかる情報は、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cと対応付けられて記憶されている。具体的には、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cから発信される装置識別信号(装置識別情報)とその各PoE受電装置の監視に最適な手順にかかる情報とが互いに対応する形で上記監視手順記憶部11に記憶されている。
ここで、上記監視手順としては、例えば以下に挙げるものがある。
上記装置稼働状況監視部21が、上記PoE受電装置5A,5B,5Cの各々のIPアドレスに向けて定期的にICMPエコー要求(Internet Control Message Protocol Echo Request)を送信する。その後、予め設定した時間内に前記ICMPエコー要求に対する応答にかかる情報(ICMPエコー)が上記装置稼働状況監視部21に送られてきたときは、上記PoE受電装置5A,5B,5Cは正常に稼働していると判定する。
以上の操作を予め設定した時間間隔で繰返すことにより、上記PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況を監視する。
このように、上記監視手順記憶部11を設けたことにより、前記PoE給電装置4A,4Bに接続されたPoE受電装置5A,5B,5Cの内容に拘らず、臨機応変に監視手順を変えてその稼働状況を監視することができるようになる。
次に、上記ポート接続情報記憶部12には、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cを接続しているLANケーブルの上記各PoE給電装置4A,4Bの接続ポート(コネクタ)にかかる情報が、本実施形態では予め保持されている。
即ち、上記各PoE給電装置4A,4Bが備えているどのポートに上記PoE受電装置4に接続されたLANケーブルが接続されているかを予め明確にされている。これにより、上述したPoE受電装置5A,5B,5Cへの給電停止及び再開時において、PoE給電装置4A,4Bのどのポートを遮蔽すればよいかが、的確に選択することができるようになっている。
最後に、上記給電停止時間記憶部13は、上記PoE受電装置5A,5B,5Cの再起動にかかる電源オフオン時間、即ち上記PoE受電装置5A,5B,5Cへの給電停止から再開までの時間(給電停止時間)にかかる情報を保持する。この給電停止時間は、前記PoE給電装置4A,4Bに接続されたPoE受電装置5A,5B,5Cに固有の時間である。
ここで、上記給電停止時間にかかる情報は、上述したように各PoE受電装置5A,5B,5Cと対応付けて給電停止時間記憶部13に記憶されている。具体的には、本実施形態においては、上記各PoE受電装置5A,5B,5Cから発信される各装置の識別情報(識別信号)と前記各PoE受電装置に最適な給電停止時間にかかる情報とを互いに対応付ける形で上記給電停止時間記憶部13に記憶されている。
このように、上記給電停止時間記憶部13を設けたことにより、PoE受電装置5A,5B,5Cの何れかに障害が発生したときは、その障害の発生したPoE受電装置の如何に合わせて臨機応変に再起動時間を決めることができるようになる。
[全体的動作]
次に、上記第1実施形態の全体的動作を図2に基づいて説明する。
先ず、監視制御装置2の装置稼働状況監視部21が、PoE給電装置4A又は4Bに接続されたPoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況の監視に必要な監視手順を監視手順記憶部11から選択し、取得する(監視手順取得工程)。
装置稼働状況監視部21は、この取得した監視手順に基づいて、PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況の監視を行い(ステップS101、受電装置監視工程)、当該PoE受電装置5A,5B,5Cの稼働の正常性を判定する(ステップS102、受電装置稼働状況判定工程)。
その結果、PoE受電装置5A,5B,5Cの何れもが正常に稼働していると装置稼働状況監視部21により判定された場合は、引続き装置稼働状況監視部21が、前記監視手順に基づいてPoE受電装置5A,5B,5Cの稼働状況の監視を継続する。
又、PoE受電装置5A,5B,5Cの何れかが正常に稼働していないと装置稼働状況監視部21により判定された場合は、監視制御装置2の制御コマンド4A又は4Bのどのポートに接続されているかに関する情報をポート接続情報記憶部12から取得する。更に制御コマンド生成部22は、PoE給電装置4A又は4Bの前記ポートからPoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電停止のコマンドを作成し、PoE給電装置4A又は4Bへ投入する。これにより、PoE給電装置4A又は4BからPoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電が中断され、当該PoE受電装置の電源がオフになる(ステップS103、電力供給停止工程)。
上記ステップS103にてPoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電が中断されたときは、制御コマンド生成部22は、給電を中断する時間(給電停止時間)にかかる情報を給電停止時間記憶部13から取得する。更に制御コマンド生成部22は、この取得した給電停止時間が経過した後に(ステップS104)、PoE給電装置4A又は4Bの前記ポートからPoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電を再開する旨のコマンドを作成し、PoE給電装置4A又は4Bへ投入する。これにより、PoE給電装置4A又は4BからPoE受電装置5A,5B,又は5Cへの給電が再開され、PoE受電装置5A,5B,又は5Cの電源がオンになり、当該PoE受電装置が再起動される(ステップS105、電力供給再開工程)。
その後、装置稼働状況監視部21は、前記監視手法に基づいてPoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況の監視を引続き継続し(ステップS106、再起動後の受電装置監視工程)、当該PoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況が復旧したか否かを判定する(ステップS107、受電装置復旧確認工程)。
その結果、PoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況が正常状態に復旧したと装置稼働状況監視部21により判定された場合は、当該装置稼働状況監視部21は、引続き、前記監視手法に基づいてPoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況の監視を継続する。
又、PoE受電装置5A,5B,又は5Cの稼働状況が正常状態に復旧しなかったと装置稼働状況監視部21により判定された場合は、監視制御装置1の通報処理部23は、当該PoE受電装置5A,5B,又は5Cは装置の再起動では復旧不可能な状態である旨の通報を、システム管理者に対して行う(ステップS108、復旧不可能通報工程)。
ここで、上述した各工程で実行される具体的内容については、これをプログラム化し、コンピュータに実行させるようにしてもよい。
(本第1実施形態の効果)
本第1実施形態における障害検知復旧システム1は、上述したように異なる複数のPoE受電装置に対して、各々の稼働状況を最適な監視手法に基づいて監視することができるようになる。
例えば、各PoE受電装置がIP電話機、電灯(街灯)、監視用ネットワークカメラ、無線LANアクセスポイントというように全く性質の異なるデバイスであったとしても、これらの稼働状況を一つの管理制御装置で監視することができるようになる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を、図3に基づいて説明する。
上述した図1に示す第1実施形態では、何れのPoE受電装置もIPアドレスを備えたものであった。一方、本第2実施形態は、PoE受電装置に該当するデバイス5DがIPアドレスを備えないもの(例えばスイッチングハブに代表されるスイッチ)となっている点に特徴を有する。本発明は、この様な形態であっても適用することができる。
例えば、本第2実施形態では、PoE受電スイッチ5Dには複数のサーバ(6A、6B)が接続されている。上述のように、本第2実施形態ではPoE受電スイッチ5DはIPアドレスを有しないため、監視制御装置2の装置稼働状況監視部21による監視に関しては、PoE受電スイッチ5Dに対して監視用情報を送信することは不可能である。
しかしながら、このPoE受電スイッチ5Dに接続されているサーバ6A及び6BがそれぞれIPアドレスを有しておれば、本第2実施形態に於いては、上記PoE受電スイッチ5Dに接続されたサーバ6A及び6Bに対して監視用情報を送信することで、当該PoE受電スイッチ5の稼働状況の正常性を判定することが可能である。
具体的には、上記装置稼働状況監視部21から上記サーバ6A及びサーバ6BにICMPエコー要求(Internet Control Message Protocol Echo Request)を送信し、上記サーバ6A及びサーバ6Bが共に応答にかかる情報を送って来ない場合、上記PoE受電スイッチ5Dの稼働状況が異常であると判定することができる。
(本第2実施形態の効果)
上述のように、本第2実施形態では、PoE受電装置がIPアドレスを有しないため直接的に稼働状況を直接的に監視できない場合であっても間接的にその稼働状況を監視することができるようになる。
その他の構成およびその作用効果については、前述した第1実施形態と同一となっている。
上述した各実施形態については、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。
尚、上記実施形態の一部又は全部は、新規な技術として以下にようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)
通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにおいて、
前記装置稼働監視手段が、
前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定すると共に、この特定した監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する装置稼働状況監視部と、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報を予め前記識別情報に対応して記憶し保持する給電停止時間記憶部と、
前記装置稼働状況監視部により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出すると共に、これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成し前記給電装置に向けて出力する制御コマンド生成部とを備えたことを特徴とする障害検知復旧システム。
(付記2)
付記1に記載の障害検知復旧システムにおいて、
前記監視手順にかかる情報が備えている判定基準は、前記装置稼働監視手段が前記各受電装置に対して発信した返答要求に対して予め設定した時間内に返信が成された場合に、当該受電装置は正常であると判定するように設定されたものであることを特徴とする障害検知復旧システム。
(付記3)
付記1に記載の障害検知復旧システムにおいて、
前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨前記装置稼働監視手段が再判定した場合に当該受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて発信する通報処理部を、前記制御コマンド生成部に併設したことを特徴とする障害検知復旧システム。
(付記4)
付記1乃至3の何れか一項に記載の障害検知復旧システムにおいて、
前記受電装置を受電スイッチとこの受電スイッチに併設された複数のサーバとにより構成すると共に、
前記装置稼働監視手段は、この各サーバに対して前述した受電装置に対する正常性の判定と同等の判定基準で当該各サーバの正常性を判定する機能を備えていることを特徴とした障害検知復旧システム。
(付記5)
通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を前記装置稼働監視手段が、予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定し、
この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を前記装置稼働監視手段が判定し、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記装置稼働監視手段による判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に、前記識別情報に対応して格納されており、
前記装置稼働監視手段により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出し、
これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力し、
前記時間情報の抽出および停止制御コマンドの生成出力を、前記装置稼働監視手段の制御コマンド生成部が実行する構成としたことを特徴とする障害検知復旧方法。
(付記6)
付記5に記載の障害検知復旧方法において、
前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨前記装置稼働監視手段が再判定した場合に、前記制御コマンド生成部に併設された通報処理部が、前記受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて発信する構成としたことを特徴とする障害検知復旧方法。
(付記7)
通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定する監視手順特定機能、
この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する正常性判定機能、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に、前記識別情報に対応して格納されており、
前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出する給電停止時間情報抽出機能、
およびこれにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力する停止制御コマンド生成出力機能、
を設け、これらをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする障害検知復旧プログラム。
(付記8)
付記7に記載の障害検知復旧プログラムにおいて、
前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨の再判定が成された場合に、前記制御コマンド生成部に併設された通報処理部が、前記受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて出力する復旧不能情報主力制御機能を設け、
これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする障害検知復旧プログラム。
本発明にかかる障害検知復旧システムは、ネットワーク管理の分野、特に人口低密度地域に設置されたネットワークデバイスの管理に関して産業上の利用可能性を有する。
1 障害検知復旧システム
2 監視制御装置
4,4A,4B PoE給電装置
5,5A,5B,5C PoE受電装置
5D PoE受電スイッチ
6A,6B サーバ
10 記憶手段
11 監視手法記憶部
12 ポート接続情報記憶部
13 給電停止時間記憶部
20 装置稼働監視手段
21 装置稼働状況監視部
22 制御コマンド生成部
23 通報処理部

Claims (8)

  1. 通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにおいて、
    前記装置稼働監視手段が、
    前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定すると共に、この特定した監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する装置稼働状況監視部と、
    前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報を予め前記識別情報に対応して記憶し保持する給電停止時間記憶部と、
    前記装置稼働状況監視部により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出すると共に、これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成し前記給電装置に向けて出力する制御コマンド生成部とを備えたことを特徴とする障害検知復旧システム。
  2. 請求項1に記載の障害検知復旧システムにおいて、
    前記監視手順にかかる情報が備えている判定基準は、前記装置稼働監視手段が前記各受電装置に対して発信した返答要求に対して予め設定した時間内に返信が成された場合に、当該受電装置は正常であると判定するように設定されたものであることを特徴とする障害検知復旧システム。
  3. 請求項1に記載の障害検知復旧システムにおいて、
    前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨前記装置稼働監視手段が再判定した場合に当該受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて発信する通報処理部を、前記制御コマンド生成部に併設したことを特徴とする障害検知復旧システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の障害検知復旧システムにおいて、
    前記受電装置を受電スイッチとこの受電スイッチに併設された複数のサーバとにより構成すると共に、
    前記装置稼働監視手段は、この各サーバに対して前述した受電装置に対する正常性の判定と同等の判定基準で当該各サーバの正常性を判定する機能を備えていることを特徴とした障害検知復旧システム。
  5. 通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
    前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を前記装置稼働監視手段が、予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定し、
    この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を前記装置稼働監視手段が判定し、
    前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記装置稼働監視手段による判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に、前記識別情報に対応して格納されており、
    前記装置稼働監視手段により前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出し、
    これにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力し、
    前記時間情報の抽出および停止制御コマンドの生成出力を、前記装置稼働監視手段の制御コマンド生成部が実行する構成としたことを特徴とする障害検知復旧方法。
  6. 請求項5に記載の障害検知復旧方法において、
    前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨前記装置稼働監視手段が再判定した場合に、前記制御コマンド生成部に併設された通報処理部が、前記受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて発信する構成としたことを特徴とする障害検知復旧方法。
  7. 通信ケーブルで接続された複数の受電装置に電力を供給する複数の給電装置と、前記各受電装置の稼働状況を予め設定された時間間隔で確認すると共に前記稼働状況が正常でない受電装置が存在する場合に当該受電装置に対応する前記給電装置に給電を一時停止させることにより前記受電装置の機能の復旧措置を行う装置稼働監視手段を備えた監視制御装置とを有して成る障害検知復旧システムにあって、
    前記受電装置から送られてくる識別情報に基づいて当該識別情報に対応した監視手順にかかる情報を予め併設された監視手順記憶部から抽出して特定する監視手順特定機能、
    この特定された監視手順にかかる情報が備えている判定基準に基づいて前記受電装置の正常性を判定する正常性判定機能、
    前記受電装置が正常でないと判定された場合に設定される当該受電装置への一時的な給電停止時間にかかる情報が、前記判定処理に先立って当該装置稼働監視手段に併設された給電停止時間記憶部に、前記識別情報に対応して格納されており、
    前記受電装置が正常でないと判定された場合に機能し、当該受電装置に対応した前記一時的な給電停止時間にかかる情報を前記給電停止時間記憶部から抽出する給電停止時間情報抽出機能、
    およびこれにより特定された当該給電停止時間にかかる情報に基づいて前記受電装置への給電を前記給電装置を介して一時的に停止制御するコマンドを生成して前記給電装置に向けて出力する停止制御コマンド生成出力機能、
    を設け、これらをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする障害検知復旧プログラム。
  8. 請求項7に記載の障害検知復旧プログラムにおいて、
    前記受電装置に対する電力供給再開後に、当該受電装置の動作が正常でない旨の再判定が成された場合に、前記制御コマンド生成部に併設された通報処理部が、前記受電装置が復旧不能である旨の内容を外部に向けて出力する復旧不能情報主力制御機能を設け、
    これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする障害検知復旧プログラム。
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