JP7410537B2 - 火災等の災害を報知するシステム - Google Patents

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Description

本発明は、施設内で火災等の災害が発生した際に施設内の人員に対して避難
導等の報知を行うシステムに関する。
ホテル、旅館、複合ビル、雑居ビル、学校、図書館等、多数の者が出入りする施設では、火災等の災害に備えて、自動火災報知設備(自火報設備)や非常放送設備の設置が法令により義務付けられている。自火報設備には、例えば、煙感知器など火災の発生とみられる現象を感知するための感知器、手動により発報信号を発信することができる発信機、感知器や発信機に接続されており感知器からの感知信号や発信機からの発信信号を受信して火災の発報を行う受信機、受信機からの発報信号を受けて鳴動する非常ベルが含まれる。非常放送設備は、自火報設備に接続されおり、自火報設備からの発報信号を受けて施設内に所定の放送を行うよう構成されている。非常放送設備には、例えば、火災発生を音声で案内するための音源、音源を再生した音響信号を増幅するアンプ、ハイインピーダンスライン等の信号線を介してアンプと接続されており増幅された音響信号を出力するためのスピーカーが含まれる。
以上のような構成により、火災等の災害が発生した際には、感知器による感知、又は発信機の手動操作に応答して、非常ベルが鳴動し、非常放送による音声案内が出力されることにより、施設内の人員は災害の発生を認知し、避難が促される。
このような典型的な自火報設備、非常放送設備を含むシステムが、特許文献1~4に開示されている。
特開2014-056368号 特開2015-230654号 特開2015-153051号 特開平10-134263号
ところで、自火報設備や非常放送設備の仕様、要件、構成は、その設置義務と同様に法令やガイドラインで規定されており、設備設置者の裁量で自由に変更することが容易ではない。例えば、自火報設備による火災発生の感知に基づく放送の内容は、第一報の放送として「ただいま、火災感知器が作動しました。係員が確認しておりますので、次の放送にご注意ください」という文言を放送し、その後第二報の放送として「火事です。火事です。火災が発生しました。落ち着いて避難してください」という文言の放送を行うといったことが、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のガイドラインで規定されている。
一方で、近年、来日する外国人が増加しており、火災等の災害発生時に日本語が十分に理解できない外国人に対しても避難誘導等の案内放送をする必要性が高まっている。このような外国人に対しては、既存の自火報設備や非常放送設備による放送で対応できず、外国語による放送など柔軟な放送を実現したいが、上述の通り既存の自火報設備や非常放送設備を改変することは難しい。
これらの事情に鑑み、本発明は、既存の自火報設備や非常放送設備を活用しつつ、外国語による避難誘導など柔軟な非常放送を実現するソリューションを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシステムは、施設内に備わる自火報設備や非常放送設備が発報状態時に動作する情報伝達手段を監視するセンサーを設け、センサーの検知により自火報設備や非常放送設備の発報状態を検知する。発報状態の検知に応答し、センサーの検知情報がネットワークを介して外部のサーバーに送信される。サーバーは、センサーからの検知情報を受けて、施設内の所定のネットワーク端末に対して災害の発生を報知するための報知情報を送信する。ネットワーク端末は、サーバーからの報知情報を受けて、視覚的または音響的に報知情報を出力することで災害の発生の報知を行う。
本発明の一態様に係るシステムによれば、施設内に備わる自火報設備や非常放送設備の発報状態を検知して、これらの設備とは異なる経路であるネットワークを介して施設内の人員に災害の発生を報知し、避難を促すことができる。ネットワークを介した報知は、自火報設備や非常放送設備の仕様や構成を制限する法令やガイドラインに縛れることなく、例えば多言語による音声での報知など自由度の高い報知が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る報知システムの全体像を概略的に示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る報知システムにおいて、センサーとサーバーとの接続関係の例を概略的に示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る報知システムにおける、センサーとサーバーとの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るユーザー端末の構成例を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態に係るサーバーの構成例を示すブロック図である。 図6は、ユーザー端末の保持部に保持されている情報の一例を示す図である。 図7は、サーバーの保持部に保持されている情報の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る、報知システムを用いた報知方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態に係る、報知システムを用いた報知方法の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を以下、詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る報知システムを示す図である。システムは、自火報設備1と、非常放送設備2と、ネットワークを介した報知システム3とを含む。自火報設備1及び非常放送設備2は、消防等の法令やJEITAのガイドライン等に従って、ホテル、旅館、複合ビル、雑居ビル、学校、図書館、集合住宅等、多数の者が出入りする施設に備えられている。
自火報設備1は、受信機1aと、感知器1bと、発信機1cと、非常ベル1dとを含む。感知器1bは、熱、煙、炎等を検知して火災の発生を感知する装置である。図1では説明の便宜上、1台のみを図示しているが、実際は設備の規模に応じて複数台備えられる。例えば、感知器は、2階建て以上の施設では階ごとに備えられたり、複数の部屋を有する施設では部屋ごとに備えられたりする。感知器1bは、例えば、周囲の温度上昇を検知する差動式または定温式の感知器、煙を検知する光電式感知器、炎の中に含まれる紫外線や赤外線を検知する感知器、等である。感知器1bは、検知動作により火災を感知した場合、検知信号を出力する。また、感知器1bは、自器が備えられている施設内の位置や場所に関する位置情報を有しうる。この場合、感知器1bは、検知信号の出力の際、自器の位置情報を出力しうる。
発信機1cは、人の手動動作によって火災発生を示す発信信号を出力する装置である。図1では説明の便宜上、1台のみを図示しているが、実際は設備の規模に応じて複数台備えられる。例えば、感知器は、2階建て以上の施設では各階の廊下に備えられる。発信機1cは、典型的には、押し釦を備えており、この押し釦の押圧を検知して発信信号を出力するよう構成されている。また、発信機1cは、自機が備えられている施設内の位置や場所に関する位置情報を有しうる。この場合、発信機1cは、検知信号の出力の際、自機の位置情報を出力しうる。
非常ベル1dは、受信機1aからの発報信号を受けて鳴動する装置である。図1では説明の便宜上、1台のみを図示しているが、実際は設備の規模に応じて複数台備えられる。例えば、非常ベル1dは、2階建て以上の施設では各階の廊下に備えられる。非常ベル1dは、発信機1cとともに収納筐体に収められることがあり、この場合、収納筐体内の非常ベルの音は、収納筐体に設けられた音孔を通じて外部に伝達される。
受信機1aは、感知器1bや発信機1cからの検知信号や発信信号を受けて、火災の発生を感知し、非常ベル1dを鳴動させるとともに、出力インターフェースを介して接続される非情報設備2の本体2aに対して火災発生を知らせる発報信号を出力する。
非常放送設備2は、本体2aと、スピーカーライン2bと、スピーカー2cとを含む。本体2aは、入力インターフェースを介して自火報設備1の受信機1aからの発報信号を受けて、施設内の人員に対して避難を促す所定の非常放送を行うよう構成されている。本体2aは、アンプ2dとランプ2eとを含む。アンプ2dは、所定の非常放送用の音声を多数のスピーカー2cから出力するために増幅する。アンプ2dは、アナログアンプやデジタルアンプが用いられる。ランプ2eは、自火報設備1から発報信号を受けて非常放送動作を開始したことを視覚的に知らせるために点滅又は点灯するランプである。ランプ2eは、発光ダイオード(LED)等の光源を含む。本体2aは、自火報設備1からの発報を受けて、アンプ2eを駆動して非常放送用の音声の増幅、出力を開始するとともに、ランプ2eを点滅又は点灯させる。
スピーカー2cは、スピーカーライン2bを介して本体2aと接続されている。図1では説明の便宜上、1台のみを図示しているが、実際は設備の規模に応じて複数台備えられる。例えば、スピーカー2cは、2階建て以上の施設では各階の廊下に備えられる。アンプ2dで増幅され出力された音声は、スピーカーライン2bを通って各スピーカー2cに伝達され、各スピーカー2cより出力される。
報知システム3は、自火報設備1とも非常放送設備2とも独立して設けられた、火災の発生を報知するためのシステムである。放送システムは、サーバー3aと、センサー3b、3c、3eと、ユーザー端末3dとを含む。
センサー3b、3cは、自火報設備1または非常放送設備2に備わる、視覚的または音響的に報知を行う報知手段の動作状態を監視するセンサーである。例えば、センサー3bは、自火報設備1に備わり音響的に報知を行う非常ベル1dの鳴動を監視する。センサー3bは、非常ベル1dのごく近傍に設置され、例えば、非常ベル1dを収容する収容筐体の音孔近傍に設置され、周囲の音圧や収容筐体の振動を検知することで非常ベル1dの鳴動を検知する。センサー3bは、非常ベル1dの収容筐体の外面に貼り付けられていてもよい。センサー3bは、非常ベル1dの鳴動を検知すると、検知信号をサーバー3aに送信する。例えば、センサー3cは、非常放送設備2に備わり視覚的に報知を行うランプ2eの点滅又は点灯を監視する。センサー3cは、ランプ2eのごく近傍に設置される照度センサーであり、ランプ2eの点滅又は点灯に応じて変化する周辺の照度を検知する。センサー3cは、非常放送設備本体2aの筐体外面であってランプ2e近傍に貼り付けられていてもよい。センサー3cは、ランプ2eの点滅又は点灯を検知すると、検知信号をサーバー3aに送信する。図1では、説明の便宜上、センサー3b、3cとも1台ずつ図示しているが、実際には、感知対象である非常ベル1dやランプ2eの数に応じてセンサー3b、3cは複数備えられうる。また、センサー3eは、自火報設備1と非常放送設備2とを接続する接続線上に取り付けられ、当該接続線上の電流を検知する電流センサーである。火災検知時に自火報設備1から非常放送設備2に発報信号が発せられると、接続線上の電流に変化が起きるため、センサー3eがこの電流変化を検知することができる。センサー3eは、所定の電流変化を検知すると、検知信号をサーバー3aに送信する。
サーバー3aは、センサー3b、3c、3eからの検知信号を受けて、火災の発生を感知し、ユーザー端末3dに対して避難を促す報知を行う。
ユーザー端末3dはディスプレイやスピーカー等の報知手段を備えている。ユーザー端末3dは、サーバー3aとネットワークを介して接続されており、サーバー3aからの報知を受けて、報知手段でユーザーに避難を促す報知を行う。ユーザー端末3dは、具体的には、例えば、ユーザーが所有するスマートフォン、携帯電話等の携帯情報端末であったり、予め施設4内に設置されているテレビやサイネージ等の設備であったりする。図1では、説明の便宜上1台のみ図示ししているが、実際にはユーザーの数に応じてユーザー端末3dは複数あってもよく、または施設4の設備としては施設4の規模に応じて複数あってもよい
図2は、本発明の実施形態に係る放送システム3の構成例を示す図である。図2(a)に示すように、サーバー3aは、自火報設備1と非常放送設備2とが設置された施設4内に設置されていてもよい。この場合、センサー3b、3c、3eと、サーバー3aとは、例えば、施設4内のローカルエリアネットワーク(LAN)やローカルパーソナルネットワーク(PAN)を介して接続される。センサー3b、3c、3eは無線LAN通信によりサーバー3aに対して検知信号を送信する。また、サーバー3aとユーザー端末3dとも無線LAN通信により互いに接続され、無線LAN通信によりサーバー3aからユーザー端末3dに報知が送られる。
図2(b)に示すように、サーバー3aは、施設4とはワイドエリアネットワーク(WAN)を介して遠隔地に設置されていてもよい。この場合、センサー3b、3c、3eはLTE(Long Term Evolve)やLPWA(Low Power Wide Area)等のモバイル通信回線経由でWANに接続し、WANを介してサーバー3aに接続する。また、サーバー3aとユーザー端末3dとも、モバイル通信回線とWANとを介して接続される。
図3は、本発明の実施形態に係るセンサー3b、3c、3eの構成例を示すブロック図である。センサー3b、3c、3eはいずれも、制御部30と、感知部31と、通信部32とを備える。
感知部31は、自火報設備1または非常放送設備2が火災の発生を発報または認知したことを検知するためのセンサーであり、例えば、視覚的または音響的に報知を行う報知手段の報知状態を感知するためのセンサーや電流等の電気特性を感知するためのセンサーである。一例として、感知部31は、対象物の変位、速度、加速度等の物理量に基づき対象物の振動を感知するセンサーであり、非常ベル1dの収容筐体の振動を検知するよう当該収容筐体に設定される。別の例として、感知部31は、所定レベル異常の音の入力を検知する音響センサーであり、非常ベル1dの鳴動を検知するよう当該非常ベル1dの収容筐体に備わる音孔近傍に設置される。さらに別の例として、感知部31は、入射した光を電流に変換して明るさを検知するような受光素子を含む照度センサーであり、非常放送設備2のランプ2eの点灯または点滅を検知するよう、非常放送設備2の筐体上であって当該ランプ2eの近傍の筐体上に設置される。さらに別の例として、感知部31は電流センサーであり、例えば、CT方式、ホール素子方式、ロゴスキーコイル方式、ACセロフラックス方式等の方式による電流センサーである。
通信部32は、所定の通信網を介して通信を行うための通信回路である。例えば、通信部32は、IEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信を行う通信回路、IEEE802.15規格に準拠した無線PAN通信を行う通信回路、LTEやLPWA等のモバイル通信回線を介してWAN通信を行う通信回路、またはこれらの組み合わせである。
制御部30は、感知部31と通信部32とを制御するプロセッサーである。例えば、制御部30は、コンピュータープログラム命令を実行することで感知部31と通信部32とを制御する。例えば、制御部30は、感知部31からの感知信号を受けて、通信部32に対し、サーバー3aとの通信を命令する。
図4は、本発明の実施形態に係るユーザー端末3dの構成例を示すブロック図である。ユーザー端末3dは、サーバー3aと通信可能に構成され、サーバー3aからの通知に基づいて火災等の災害が発生したことを報知する。一例として、ユーザー端末3dは、施設4内に設置されている情報機器である。例えば、施設4がホテル等の宿泊施設である場合、ユーザー端末3dはロビーに設置されたサイネージや各客室内に設置されたテレビであってもよい。施設4が学校である場合、ユーザー端末3dは各教室に設置されているテレビや電子黒板等の情報機器であってもよい。また、ユーザー端末3dは、ユーザーが保持するスマートフォン、携帯電話といった携帯型情報機器であってもよい。ユーザー端末3dは、制御部33と、通信部34と、報知部35と、保持部36、入力部37とを備える。
通信部34は、所定の通信網を介して通信を行うための通信回路である。例えば、通信部34は、IEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信を行う通信回路、IEEE802.15規格に準拠した無線PAN通信を行う通信回路、LTEやLPWA等のモバイル通信回線を介してWAN通信を行う通信回路、またはこれらの組み合わせである。
報知部35は、ユーザーに対して情報の提示、報知を行う手段である。報知部35は、例えば、音響的に報知を行うスピーカーや、視覚的に報知を行うディスプレイである。
保持部36は、報知部35で報知する情報を保持する。保持部36は、情報を保持する記憶手段であり、例えば、メモリー、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等である。
入力部37は、ユーザーの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた出力を行う。入力部37は、例えば、物理的な押し釦、キーボード、マウス、QWERTYキー、テンキー等である。また、例えば、入力部37は、報知部35(ディスプレイ)と一体となったタッチパネルであってもよい。
制御部33は、通信部34と、報知部35と、保持部36と、入力部37とを制御するプロセッサーである。例えば、制御部33は、コンピュータープログラム命令を実行することで通信部34と、報知部35と、保持部36と、入力部37とを制御する。例えば、制御部33は、入力部37を介して入力された情報の保持部35への保持や、保持部35を参照して保持部53内に保持された情報に基づく報知部35での報知を命令する。
図5は、本発明の実施形態に係るサーバー3aの構成例を示すブロック図である。サーバー3aは、センサー3b、3c、3eおよびユーザー端末3aと通信可能に構成され、センサー3b、3c、3eからの検知信号に基づいて火災等の災害が発生したことを認知し、これに応答してユーザー端末3aに対して災害の発生を報知する。図2(a)に示すように、サーバー3aは、施設4内に設置され、LANやPANを介してセンサー3b、3c、3eおよびユーザー端末3dと通信を行うようにしてもよい。図2(b)に示すように、サーバー3aは、施設4外のWAN(例えばインターネット)上に設置され、WANを介してセンサー3b、3c、3eおよびユーザー端末3dと通信を行うようにしてもよい。サーバー3aは、例えば、パーソナルコンピューター(PC)やワークステーション等により実現される。サーバー3aは、制御部38と、通信部39と、保持部40、入力部41とを備える。
通信部39は、所定の通信網を介して通信を行うための通信回路である。例えば、通信部39は、IEEE802.3規格に準拠したイーサネット通信を行う通信回路、IEEE802.11規格に準拠した無線LAn通信を行う通信回路、IEEE802.15規格に準拠した無線PAN通信を行う通信回路、LTEやLPWA等のモバイル通信回線を介してWAN通信を行う通信回路、またはこれらの組み合わせである。
保持部40は、各種情報を保持する記憶手段であり、例えば、メモリー、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等である。
入力部41は、ユーザーの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた出力を行う。入力部41は、例えば、物理的な押し釦、キーボード、マウス、QWERTYキー、テンキー等である。また、例えば、入力部41は、ディスプレイと一体となったタッチパネルであってもよい。
図6は、ユーザー端末3dの保持部36に保持されている情報の一例を示す図である。保持部36は、ユーザー端末3dの言語設定を示すデータベーDB1とそれぞれ異なる言語で作成された複数のメッセージM1を保持する。言語設定は、ユーザー端末3dが情報をユーザーに提示する際の言語の設定であり、例えば、ユーザー端末3dのOperating System(OS)やインストールされたアプリケーションの言語設定である。言語設定は、例えば、入力部37による所望の言語を選択する入力操作に応じて設定される。データベースDB1は、現在ユーザー端末3dに対して設定されている言語設定を示す。図6の例では、データベースDB1は、ユーザー端末3dの言語設定は英語であることを示している。各メッセージM1は、ユーザー端末3dの言語設定として選択可能な複数の言語のうちいずれかの言語で作成されたメッセージである。図6の例では、ユーザー端末3dは中国語、英語、スペイン語の中から選択可能であり、これに対応して、中国語、英語、スペイン語のそれぞれで作成されたメッセージM1が保持されている。メッセージM1は、火災等の災害発生時にユーザーに非難を促す避難誘導メッセージである。各メッセージM1は、例えば、mp3等の所定の符号化方式により符号化された音声ファイルとして保持される。
図7は、サーバー3aの保持部39に保持されている情報の一例を示す図である。保持部39は、サーバー3aの管理下にある一以上のユーザー端末3a(図7の例では、3台のユーザー端末)の言語設定を示すデータベースDB2とそれぞれ異なる言語で作成された複数のメッセージM2を保持する。言語設定は、各ユーザー端末3dが情報をユーザーに提示する際の言語の設定であり、例えば、各ユーザー端末3dのOSやインストールされたアプリケーションの言語設定である。言語設定は、例えば、入力部37による所望の言語を選択する入力操作に応じてユーザー端末3dに設定された言語設定である。図7の例では、ユーザー端末3d-1の言語設定は中国で、ユーザー端末3d-2の言語設定は英語で、ユーザー端末3d-3の言語設定はスペイン語である。各メッセージM2は、各ユーザー端末3dの言語設定として選択可能な複数の言語のうちいずれかの言語で作成されたメッセージである。図7の例では、各ユーザー端末3dは中国語、英語、スペイン語の中から選択可能であり、これに対応して、中国語、英語、スペイン語のそれぞれで作成されたメッセージM2が保持されている。メッセージM2は、火災等の災害発生時にユーザーに非難を促す避難誘導メッセージである。各メッセージM2は、例えば、mp3等の所定の符号化方式により符号化された音声ファイルとして保持される。
図8は、本発明の実施形態に係る、報知システム3を用いた報知方法P1の一例を示すフローチャートである。報知方法P1によれば、サーバー3aは、センサー3b、3c、3eからの検知信号を受信すると(S10)、火災の発生を認知し、ユーザー端末3dに対して火災発生の旨の報知信号を送信する(S11)。ユーザー端末3dが複数ある場合、ステップS11では、サーバー3aは全てのユーザー端末3dに対して報知信号を実質的に同時に送信してもよい。ユーザー端末3dは、サーバー3aからの報知を受信すると(S12)、保持部36に保持されているデータベースDB1を参照し、自己の言語設定を取得する(S13)。ユーザー端末3dは、取得した自己の言語設定により設定されている言語で作成されたメッセージM1を特定し、当該メッセージM1を報知部35から報知する(S14)。ステップS14では、例えば、メッセージM1が音声情報である場合、報知部35(スピーカー)から音声が出力され、メッセージM1が文字情報や画像情報である場合、報知部35(ディスプレイ)から音声が出力される。これにより、ユーザー端末3dのユーザーは、自分が所持するユーザー端末3dから、ユーザー端末3dの言語設定で設定されている言語によって(すなわち、ユーザーの理解できる言語によって)火災発生と避難誘導の報知を受けることができる。
図9は、本発明の実施形態に係る、報知システム3を用いた報知方法P2の一例を示すフローチャートである。報知方法P2よれば、まず、サーバー3aとユーザー端末3dとの間で通信を確立し、サーバー3aがユーザー端末3dの言語設定を取得する。具体的には、ユーザー端末3dがサーバー3aに対して自己の言語設定を送信する(S20)。サーバー3aは、ユーザー端末3dから言語設定を受信すると(S21)、データベースDB2上で、当該ユーザー端末3dの識別子(IPアドレス等)と対応付けて言語設定を保持する(S22)。これにより、ユーザー端末3dごとの言語設定を示すデータベースDB2が作成される。ステップS20~S22での通信は、サーバー3aがセンサー3b、3c、3eから検知信号を受信しておらず火災発生を認知していない平時の状態において実行されるとよい。報知方法P2によれば、サーバー3aは、センサー3b、3c、3eからの検知信号を受信すると(S23)、火災の発生を認知し、報知部39内のデータベースDB2を参照して、ユーザー端末3dの言語設定を確認する(S24)。そして、サーバー3aは、確認した言語設定が示す言語で作成されたメッセージM2を特定し、当該メッセージM2をユーザー端末3dに送信する(S25)。データベースDB2上で複数のユーザー端末3dが管理されている場合、サーバー3aは、ステップS24において、ユーザー端末3dごとに言語設定を確認し、ステップS25において、各ユーザー端末3dに対して個々の言語設定に応じたメッセージM2を特定して各ユーザー端末3dに送信する。ユーザー端末3dは、メッセージM2を受信すると(S26)、当該メッセージM2を報知部35から報知する(S26)。これにより、ステップS27では、例えば、メッセージM2が音声情報である場合、報知部35(スピーカー)から音声が出力され、メッセージM2が文字情報や画像情報である場合、報知部35(ディスプレイ)から音声が出力される。これにより、ユーザー端末3dのユーザーは、自分が所持するユーザー端末3dから、ユーザー端末3dの言語設定で設定されている言語によって(すなわち、ユーザーの理解できる言語によって)火災発生と避難誘導の報知を受けることができる。
<補足>
報知方法P1のステップS10、報知方法P2のステップS23において、サーバー3aは、センサー3b、3c、3eのうちいずれか一つ又は一部から検知信号を受信したことに応答して次の処理(ステップS11、S24)を実行するようにしてもよいし、全てのセンサーから検知信号を受信した場合に限り次の処理(ステップS11、S24)を実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施形態によれば、既存の自火報設備や非常放送設備を利用しつつ、これらの設備とは独立して火災等の災害を報知するシステムを実現することができる。
本発明は、多様な施設における火災等の災害を報知するシステムとして有用である。
1:自火報設備
1a:受信機
1b:感知器
1c:発信機
1d:非常ベル
2:非常放送設備
2a:本体
2b:スピーカーライン
2c:スピーカー
2d:アンプ
2e:ランプ
3:報知システム
3a:サーバー
3b:センサー
3c:センサー
3d:ユーザー端末
3e:センサー
4:施設

Claims (4)

  1. ユーザー端末に災害発生又は避難誘導の報知をするネットワークに接続されたシステムであって、
    感知器からの信号を受けて発報を行う受信機から発報信号を受けて作動する非常ベルの動作状態を検知して検知信号を送信するセンサー、前記受信機からの発報信号を受けて作動する非常放送設備の動作状態を検知して検知信号を送信するセンサーおよび前記受信機から前記非常放送設備へ発せられる前記発報信号を検知して検知信号を送信するセンサーの少なくともいずれか1つのセンサーと、
    前記センサーからの前記検知信号を受信すると、前記災害発生又は避難誘導を報知するための報知信号を前記ユーザー端末に送信するサーバーとからなる、システム。
  2. 前記報知信号を受信すると、前記災害発生又は避難誘導を報知するためのメッセージを出力するユーザー端末を備えている、請求項1記載のシステム。
  3. 前記サーバーは、異なる言語で作成された複数のメッセージを保持する保持部を備えており、
    前記保持部を参照して、前記ユーザー端末に設定された言語の前記メッセージを前記報知信号として送信する、請求項1または2記載のシステム。
  4. 前記ユーザー端末は、異なる言語で作成された複数の前記メッセージを保持するユーザー端末の保持部を備えており、
    前記報知信号を受信すると、前記ユーザー端末の保持部を参照して、自己に設定されている言語の前記メッセージを出力する、請求項2記載のシステム。
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