JP6310243B2 - 自動火災報知設備 - Google Patents

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本発明は、自動火災報知設備に関し、特に、自動火災報知設備で複数のカメラからの画像を表示させ、その表示を見やすくする自動火災報知設備に関する。
従来、自動火災報知設備においては、火災感知器からの火災報知信号に基づいて、監視区域の平面図等に火災感知器や警報装置等の設置場所や種類を識別するための識別符号等を重ねて表示し、必要に応じて文字情報等も表示装置の表示画面上に表示している。さらに、特許文献1では、ビデオカメラの画像を表示する自動火災報知設備が提案されている。
特許文献1は、建物内を撮影するビデオカメラを接続し、自動火災報知設備用の表示装置上にビデオカメラのシンボルを配置している。そして、火災受信機から火災感知器の火災報知信号を受けたときに、発報した火災感知器のシンボル及びこの火災感知器に対応したビデオカメラのシンボルの表示を変化させるとともに、火災感知器に対応したビデオカメラが撮影する画像を、平面図とともにディスプレイに表示している。
特開平10−261176号公報
しかしながら、特許文献1の画像は、平面図とともに画像を表示しているため、平面図及び画像が小さく表示される。このため、平面図及び画像がともに見にくくなるといった問題がある。
本発明は、上記事由に鑑みて、平面図表示用の表示手段と火災表示用の表示手段とをそれぞれ有する自動火災報知設備を提供する。また、火災表示用の表示手段は、複数のカメラからの画像のうち、重要な複数箇所の画像を見やすくするように表示する。
第1の観点の自動火災報知設備は、建物等の監視対象物に設置されて火災警報を制御する火災受信機を含む自動火災報知設備である。そして、自動火災報知設備は、前記監視対象物の必要箇所に設置されて火災現象を感知し、この火災現象に関する信号を、前記火災受信機に対して出力する複数の火災感知器と、前記監視対象物の必要箇所に設置されて前記火災感知器に対応付けられ、前記火災感知器の設置場所に関する周辺状況の画像を撮像する複数のカメラと、前記監視対象物の平面図等の図面上に前記複数の火災感知器の配置を示すアイコンを表示する第1表示画面を有する第1表示手段と、前記複数のカメラのうちの所定数の画像を互いに重なり合わないように表示する第2表示画面を有する第2表示手段と、前記第1表示手段及び第2表示手段の表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記火災受信機からの火災信号を受信する際に、前記第1表示手段で表示される前記火災感知器のアイコンまたは前記カメラの配置を示すアイコンが選択される状態で表示されると同時に、前記第2表示手段に、前記火災信号を出力する根拠となる前記火災感知器に対応するカメラ及びそのカメラ近傍の他のカメラからの画像を、前記所定数の画像として均等のサイズで表示させ、前記所定数の画像のうち選択され画像を第1サイズで表示し、前記所定数の画像のうち前記選択されなかった画像を前記第1サイズより小さい第2サイズで表示する。
第2の観点の自動火災報知設備において、表示制御手段は、第1表示手段に火災感知器
のアイコンまたはカメラのアイコンが選択されない状態で表示されるときに、第2表示手段に所定数の画像を均等のサイズで表示させる。
第3の観点の自動火災報知設備において、表示制御手段は、火災受信機からの火災信号を受信する際に、火災信号を出力する根拠となる火災感知器に対応するカメラ及びそのカメラ近傍の他のカメラからの画像を、第2表示手段に所定数の画像として表示させる。
第4の観点の自動火災報知設備において、表示制御手段は、火災感知器が火災現象を感知する信号が所定のしきい値を超えている場合に第1色で火災感知器のアイコンを第1表示手段に表示し、火災現象を感知する信号が所定のしきい値を超えていなければ第1色とは異なる第2色で火災感知器のアイコンを第1表示手段に表示する。
本発明の自動火災報知設備は、平面図表示用の第1表示手段と火災表示用の第2表示手段とを有している。このため、火災表示用の第2表示手段で、複数のカメラからの画像のうち、複数の重要な箇所の画像を見ることができる。
火災受信機100に接続された火災感知器10の概念図である。 各しきい値THを例示した表である。 総合操作盤102の表示と、感知器カメラ19及び防災カメラ60からの画像を火災モニタ盤103に表示とを説明したフローチャートである。 総合操作盤102の表示画面に、ビル平面図及び火災感知器等のアイコンが表示され、火災モニタ盤103の表示画面に、感知器カメラ及び防災カメラの画像が表示された例である(火災感知器10に1つの感知器カメラ)。 総合操作盤102に表示されている防災カメラ60のアイコンがクリックされた際の総合操作盤102及び火災モニタ盤103の表示画面である。 総合操作盤102に表示されている火災感知器10のアイコンがクリックされた際の総合操作盤102及び火災モニタ盤103の表示画面である。 総合操作盤102の表示画面に、ビル平面図及び火災感知器等のアイコンが表示され、火災モニタ盤103の表示画面に、感知器カメラ及び防災カメラの画像が表示された例である(火災感知器10に3つの感知器カメラ)。
(全体構成)
図1は、防火対象物であるビルBDに、複数の火災感知器10(10A〜10I)及び複数の防災カメラ60(60A〜60D)が配置された概念図である。火災感知器10(10A〜10I)は、ビルBD内の天井面などに設置され、電源・伝送線50を介して火災受信機100に接続されている。また、防災カメラ60(60A〜60D)も、ビルBD内の天井面などに設置され、電源・伝送線50を介して火災受信機100に接続されている。火災感知器10Aには、内部ブロック図が描かれている。
なお、図1には詳細に示さないが、自動火災報知設備として必要な機器は設置されていて、例えば、地区音響装置を用いる場合には、地区音響装置が設置されて直接火災受信機100によって制御されてもよく、また、中継器を介して伝送線50に接続されて伝送信号によって制御されてもよい。また、防排煙機器を用いる場合も同様に中継器を介して伝送線に接続されて伝送信号によって制御される。
火災感知器10(10A〜10I)は、火災感知器10に対応付けられた制御手段12、LED光源L10〜L30、検出手段13、発音手段であるスピーカ15、集音手段であるマイク17及び感知器カメラ19を有している。また制御手段12は、LED光源L10〜L30、検出手段13、スピーカ15、マイク17及び感知器カメラ19と接続されている。このような火災感知器10は、各フロアの部屋毎など必要な個数が配置され、実際には図1に示した個数よりも多くの火災感知器10が設けられることになる。
LED光源L10、LED光源L20及びLED光源L30は、それぞれ異なる発光色であり、例えばLED光源L10の発光色は赤色であり、LED光源L20の発光色は橙色であり、LED光源L30の発光色は緑色である。また、LED光源L10、LED光源L20及びLED光源L30の各発光色も互いに異なれば適宜変更してもよいし、LED光源L10及びLED光源L20の2色だけでもよい。
検出手段13は、火災に起因した物理現象を検出する。火災に起因する物理現象は、例えば、煙、熱、赤外線放射、紫外線放射、一酸化炭素等の燃焼生成ガス等である。この検出手段13は、これらの少なくとも一つを検出し検出信号DDを出力する。スピーカ15は、後述する総合操作盤102などで入力された音声の発声、予め記憶されている音声を発声する。マイク17は、火災感知器10の周辺の音を集音し電気信号に変えて出力する。感知器カメラ19は、火災感知器10に1又は2以上備えられており、火災感知器10の周辺を撮影する。
制御手段12は、検出手段13で検出された火災に起因する物理現象の検出信号DDを受信して記憶し、検出手段13からの検出信号DDに基づいて、LED光源L10〜L30、発音部15、マイク17、感知器カメラ19を制御する。制御手段12は、各検出信号DDを火災受信機100に送信、また制御手段12は検出信号DDが後述する所定のしきい値を超える場合には、火災受信機100又は他の火災感知器10に感知器報知信号KSを送信する。また、制御手段12は、火災受信機100からの火災信号FSを受信したり、他の火災感知器10からの感知器報知信号KSを受信したりする。
火災受信機100は、火災警報を制御し、火災発生時には、火災感知器10又は防災カメラ60に火災信号FSを送信する。火災受信機100には総合操作盤102と表示制御手段を備える火災モニタ盤103が表示制御手段であるコンピュータ101を介して接続されている。総合操作盤102及び火災モニタ盤103は、音声マイク、スピーカ、キーボード及びマウス等(いずれも不図示)を備えている。そして、総合操作盤102は、その表示画面に、ビルBDの平面図(図4を参照。)と、各火災感知器10(10A〜10I)の配置位置に応じた火災感知器10のアイコンと、各防災カメラ60(60A〜60D)の配置位置に応じた防災カメラ60のアイコンとを表示する。火災モニタ盤103の表示画面は、各火災感知器10(10A〜10I)の感知器カメラ19からの画像、及び防災カメラ60(60A〜60D)からの画像を表示する。これらの総合操作盤102及び火災モニタ盤103は、詳細に説明しないが、火災受信機100から図示しないインターフェースユニットを介して移報信号を受信し、移報信号の情報に基づいて必要な表示等を行うものであり、図示しない制御部を有して、その制御部によって表示内容を制御する。これらの図示しない制御部が表示制御手段に該当する。
なお、各火災感知器10からの情報は、火災受信機100によって収集されるが、その情報は、火災受信機100から総合操作盤102及び火災モニタ盤103に移報され、さらに、総合操作盤102上の操作情報が火災モニタ盤103に移報される必要があるが、これらの総合操作盤102及び火災モニタ盤103間は相互に情報交換できるよう接続されていればよい。なお、火災モニタ盤103を簡略化して、総合操作盤102内の図示しない制御部によって双方の画面が表示制御される系統としてもよい。
次に、火災感知器10(10A〜10I)のしきい値について説明する。図2は、各しきい値THを例示した表である。各火災感知器10A〜10Iの制御手段12は、しきい値TH1及びしきい値TH2が設定されている。本実施形態の検出手段13は、煙センサ機能、一酸化炭素センサ機能及び温度センサ機能を有しており、制御手段12は、しきい値を煙センサ機能、一酸化炭素センサ機能及び温度センサ機能毎に有している。本実施形態では、いずれか一つのセンサ機能の値(検出信号DD)がしきい値TH1又はTH2に達することで、しきい値TH1又はTH2を超えたと判断する。しかしこれに限られるのではなく、2つのセンサの値がしきい値TH1又はTH2に達したら、しきい値TH1又はTH2を超えたと判断してもよいし、3つのセンサ機能の値がすべてしきい値TH1又はTH2に達したら、しきい値TH1又はTH2を超えたと判断してもよい。
しきい値TH1以下は、危険度が”低”であり、例えば、煙センサ機能は5%/m未満、一酸化炭素センサ機能は500ppm未満、温度センサ機能は温度上昇10℃/分未満である。しきい値TH1を超え且つしきい値TH2以下は、危険度が”中”であり、例えば、煙センサ機能は5%/m以上10%/m未満、一酸化炭素センサ機能は500ppm以上1000ppm未満、温度センサ機能は温度上昇10℃/分以上30℃/分未満である。しきい値TH2を超えると、危険度が”高”であり、例えば、煙センサ機能は10%/m以上、一酸化炭素センサ機能は1000ppm以上、温度センサ機能は30℃/分以上である。
そして、火災感知器10(10A〜10I)のいずれか一つ、例えば火災感知器10Dの検出信号DD−Dがしきい値TH2を超えると、火災感知器10Dの制御手段12は、火災受信機100に感知器報知信号KSを送信する。そして、火災受信機100は、感知器報知信号KSに基づいて火災警報するために、火災信号FSを他の火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)に送信する。他の火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)は、各検出信号DD(DD−A〜DD−C、DD−E〜DD−I)に基づいて、LED光源10〜30を点灯し、スピーカ15、マイク17及びカメラ19を起動させる。また、他の火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)は、各検出信号DD(DD−A〜DD−C、DD−E〜DD−I)を火災受信機100に送信する。
他の火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)は、火災信号FSに基づいてLED光源10〜30を点灯させ、スピーカ15、マイク17及びカメラ19を起動させたが、火災感知器10Dからの感知器報知信号KSを受信して、これらを点灯させたり起動させたりしてもよい。
危険度が”低”の場合、LED光源30(緑色)が点灯し、スピーカ15(音声内容:なし、または、「感知器が作動しました。避難してください。」等)、マイク17及びカメラ19が起動する。危険度が”中”の場合、LED光源20(橙色)が点灯し、スピーカ15(音声内容:「感知器が作動しました避難してください。」等)、マイク17及びカメラ19が起動する。危険度が”高”の場合、LED光源10(赤色)が点灯し、スピーカ15(音声内容:「すぐに避難してください。」等)、マイク17及びカメラ19が起動する。なお、危険度が“低”または“中”の場合でも、マイク17及びカメラ19が起動するが、必ずしもその必要はない。これらの起動する危険度はそれぞれ設定すればよい。
(総合操作盤102及び火災モニタ盤103の表示)
総合操作盤102の表示、及び火災モニタ盤103へのカメラ画像の表示について説明する。なお、感知器カメラ19及び防災カメラ60は、1秒間に30又は60フレームを撮影するビデオカメラでも、数秒に1枚の静止画を送信するカメラであってもよい。これらによるカメラ画像は電源・伝送線50を介して一旦火災受信機100で受信し、火災関係の伝送信号から画像信号を分離して火災モニタ盤103に入力される。この画像信号は専用の映像線を配線しても良いが、電源・伝送線50に重畳することで簡便になる。
図3は、総合操作盤102及び火災モニタ盤103による火災監視のフローチャートである。図4は、総合操作盤102及び火災モニタ盤103の表示画面に表示された例示である。図4では、ビルBDの平面図の上に、各火災感知器10(10A〜10I)の配置位置に応じた火災感知器10のアイコンが三角形印に”A”から”I”の文字を付けて示してある。また、各防災カメラ60(60A〜60D)の配置位置に応じた防災カメラ60のアイコンが六角形印に”A”から”D”の文字を付けて示してある。
図3は、特に、火災感知器10(10A〜10I)に対応付けられ感知器カメラ19からの画像、及び防災カメラ60(60A〜60D)の画像を火災モニタ盤103に表示する関連のフローチャートを示している。本実施形態では、図1に描かれるように、火災感知器10Dの近傍に火災FRが発生したと仮定して説明する。
ステップS11では、すべての火災感知器10が所定時間間隔で、それぞれの検出手段13から検出信号DDを、それぞれの制御手段13に送信する。火災感知器10Dの近傍で火災FRが発生したため、火災感知器10Dの検出信号DD−Dが次第に大きくなっていき、しきい値TH1を超え、次にしきい値TH2を超える。検出信号DD−Dがしきい値TH2を超えると、火災感知器10Dの制御手段12は、火災が発生したと判断する(ステップS13)。そして、火災感知器10Dの制御手段12は、火災受信機100に感知器報知信号KSを送信する(ステップS15)。
火災受信機100は、火災警報のため火災信号FSを、火災感知器10及び防災カメラ60に送信する(ステップS17)。
ステップS21では、火災信号FSに基いて、火災感知器10の(10A〜10C、10E〜10I)すべてのカメラ19及び防災カメラ60が起動する。そして、カメラで撮像された画像は、火災受信機100を経由して、コンピュータ101及び火災モニタ盤103に送信される。
次に、ステップS23では、火災モニタ盤103に、火災発生場所近傍の火災感知器10Dの感知器カメラ19からの画像、その周辺の感知器カメラ19又は防災カメラ60からの画像が表示される。なお、本実施形態における動作説明としては火災発生場所を中心としているが、予め必要な場所を選択しておき、重要箇所のカメラの画像を表示してもよい。
次に、ステップS25をスキップして、ステップ31及びステップS33を説明する。ステップS31では、ステップS17の火災信号FSに基づいて、他の火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)は、電源・伝送線50を介して各検出信号DD(DD−A〜DD−C、DD−E〜DD−I)を、火災受信機100に送信する。
ステップS33では、火災受信機100に送られた各検出信号DD(DD−A〜DD−C、DD−E〜DD−I)に基づいて、火災受信機100から移報信号を受信した総合操作盤102の図示しない制御部が、火災感知器10のアイコンを色分けする。この色分けは、図2で示したしきい値TH1及びTH2で色分けされる。このため、総合操作盤102に各火災感知器10のLED光源Lの色と同じ色で、火災感知器10のアイコンが表示される。なお、防災カメラ60のアイコンは色分けされない。
このように、総合操作盤102の表示画面上で各火災感知器のアイコン等が危険度に応じて色分け表示されることによって、火災発生時に、総合操作盤102の表示画面を見て火災発生場所から安全な方向を識別することが可能となり、例えば、火災発生場所近傍にいる避難者に対して、近辺の状態や安全な方向などを、火災感知器10及びスピーカ15を介して、示唆することが可能となる。このような危険度に応じた色分け表示は、さらに多段階に詳細に行えるようにしてもよい。また、火災発生場所等での各火災感知器10のLED光源Lが、総合操作盤102の画面上のアイコン等と同じ色の発光を行っているので、避難者を誘導しやすくなる。
図4は、火災信号FSが送信された際に、総合操作盤102及び火災モニタ盤103に表示された画像例である。すなわち、ステップS23及びステップS33を経た状態の画像例であって、操作者によって操作されていない状態を示している。
総合操作盤102の表示画面では、火災感知器10Dのアイコン(三角形印に”D”)が赤色で表示されている。また火災感知器10Dと隣り合う火災感知器10B及び10Eのアイコン(三角形印に“B”、“E”)が橙色に表示されている。他の火災感知器10A、10C及び10F〜10Iのアイコンは、緑色に表示されている。
同時に、火災モニタ盤103の表示画面では、例えば6つの画像が表示されているが、4つの画像または8つの画像でもよい。少ない数の画像であれば1つの画像が大きくなるが全体が見渡しにくくなり、多くの数の画像であると、全体は見渡しやすくなるが1つの画像が小さくなる。このため、火災モニタ盤103の表示画面には4つから8つの画像を表示することが好ましい。
このように、火災FRの発生現場の周辺を確認するため、本実施形態では、感知器報知信号KSを送信した火災感知器10Dの感知器カメラ19からの画像と、その周辺の複数の感知器カメラ19又は防災カメラ60の画像を4つ表示している。また、火災モニタ盤103には、重要な画像として、事前に非常口付近の防災カメラ60Dが設定されており、防災カメラ60Dの画像も表示されている。これはビルBDの非常口付近の状況把握が、避難の際に重要であるとの考えからである。しかし、防火対象物によっては、感知器報知信号KSを送信した火災感知器10に対応付けられた感知器カメラ19からの画像と、その周辺の複数の感知器カメラ19又は防災カメラ60の画像を表示するだけでもよい。防火対象物によっては、非常口が多数あり、特に状況把握が重要な箇所が所定数として特定できない防火対象物があるからである。逆に、防火対象物によっては、設定できる範囲の箇所数で重要な箇所を2以上設定してもよい。
次に、ステップS25、ステップS27及びステップS35を説明する。火災モニタ盤103の表示画面には、6つの画像が表示されている。火災モニタ盤103の確認したい画像がある場合に、操作者が図示しないマウス等を用いて火災モニタ盤103の表示画面に表示されたポインタPTで6つの画像のうちいずれか一つをクリックする(ステップS25)。すると、コンピュータ101がそのクリックされた画像を大きく表示し、残りの5つの画像が小さく表示する(ステップS27)。
また、火災モニタ盤103に表示されていない別のカメラの画像を確認する場合には、操作者は、総合操作盤102に表示されている火災感知器10のアイコン又は防災カメラ60のアイコンのいずれか一つを、総合操作盤102側の図示しないマウス等を用いてクリックする(ステップS35)。図5は、総合操作盤102に表示されている防災カメラ60のアイコン(六角形印に“A”)をポインタPTでクリックした状態である。クリックすると、総合操作盤102からの移報信号を火災モニタ盤103が受信してその操作情報から、火災モニタ盤103の表示画面で防災カメラ60Aの画像を大きく表示し、これまで表示されていた6つの画像を小さく表示する(ステップS27)。引き続き操作者が、総合操作盤102に表示されている火災感知器10AのアイコンをポインタPTでクリックすると、同様に大きく表示されていた防災カメラ60Aの画像を消して、火災感知器10Aの感知器カメラ19の画像を大きく表示する(不図示)。小さく表示された6つの画像はそのままである。最初に感知器報知信号KSを送信した火災感知器10Dに対応付けられた感知器カメラ19からの画像とその周辺の画像を、火災発生現場として注視しているからである。なお、再び、図4の初期画面に戻す際には、表示画面右下のリセットボタンRSをポインタPTでクリックすればよい。
次に、ステップS41からステップS47を説明する。ステップS17で送信された火災信号FSに基づいて、各火災感知器10のスピーカ15及びマイク17が起動する(ステップS41)。そして、総合操作盤102のスピーカ(不図示)から、火災感知器10Dのマイク17で集音された音が流れる(ステップS43)。ステップS41では、すべてのマイク17が起動しているため、総合操作盤102は、すべてのマイク17からの音圧レベルを比較している。
ステップS45では、総合操作盤102が、所定の音圧レベル(例えば100dB)を超えた場合に、すべてのマイクの中で一番大きい音圧レベルのマイク17を有する火災感知器10のアイコンを点滅表示する。その火災感知器10がたとえ赤色に表示されていなくても、操作者は、その火災感知器10の周辺でトラブルが発生しているかもしれないと判断できる。なお、操作者がその火災感知器10のアイコン又は近傍の防災カメラ60のアイコンを図示しないマウス等によりクリックすることで、火災モニタ盤103へのカメラ画像の表示によってその火災感知器10の状況を確認できることはもちろんである。
図6は、火災信号FSが送信されてから時間が経過し、延焼が進んだ状態を示した総合操作盤102及び火災モニタ盤103の表示画面である。図6の総合操作盤102の表示画面では、火災感知器10Dのアイコンが赤色で表示されている。延焼が広がったため火災感知器10B及び10Eのアイコン(三角形印に“B”、“E”)は橙色で表示されている。他の火災感知器10A、10C、10F、10G、10H及び10Iのアイコンは、緑色で表示されている。また、一番大きい音圧レベルのマイク17を有する火災感知器10Iのアイコンが点滅している。
ステップS47では、図6の総合操作盤102で点滅している火災感知器10IのアイコンをポインタPTでクリックする。すると図6に示されるように、総合操作盤102からの移報信号を火災モニタ盤102が受信してその操作情報から、火災モニタ盤103の表示画面で感知器カメラ19Iの画像を大きく表示し、これまで表示されていた6つの画像を小さく表示する(ステップS27)。
以上の実施形態では1つの火災感知器10に1つの感知器カメラ19が備えられているとして説明した。図7では、火災感知器10に3つの感知器カメラ19が備えられている場合を説明する。
図7の総合操作盤102表示画面では、ビルBDの平面図の上に、各火災感知器10(10A〜10I)の配置位置に応じた火災感知器10のアイコンが三角形印に”A”から”I”の文字を付けて示してある。さらに、3つの感知器カメラの対応した感知器カメラ19(19−1、19−2、19−3)のアイコンが四角形とその中に丸印で示されている。これらの感知器カメラ19は、取付方向に応じてアイコンが配置されている。例えば、図7において、火災感知器10Dのアイコンに対応付けられて、下方向に感知器カメラ19−1、右上方向に感知器カメラ19−2、左上方向に感知器カメラ19−3のアイコンが示されている。
図3で説明したステップS23では、火災モニタ盤103は、感知器発報信号を送信した火災感知器10Dの感知器カメラ19からの画像、その周辺の感知器カメラ19又は防災カメラ60からの画像、及び重要箇所である非常口の防災カメラ60の画像を表示した。火災感知器10に3つの感知器カメラ19が備えられている場合には、ステップS23で、火災モニタ盤103の表示画面に、感知器発報信号を送信した火災感知器10Dの感知器カメラ19(19−1、19−2、19−3)からの3つの画像、その周辺の火災感知器10の1つの感知器カメラ19又は防災カメラ60からの画像、及び重要箇所である非常口の防災カメラ60の画像を表示する。つまり火災モニタ盤103は、感知器発報信号を送信した火災感知器10Dに関して感知器カメラの3つの画像を表示する。そして周辺の火災感知器10では、火災モニタ盤103は1つの感知器カメラ19しか表示しない。これらの点で、火災感知器10に1つの感知器カメラ19を有する場合と異なっている。感知器発報信号を送信した火災感知器10Dに関しては、3つの感知器カメラ19の画像で火災発生を注視する必要があるためである。
以上、総合操作盤102でビルの平面図を表示し、火災感知器10のアイコンの色彩で火災現場の状況が容易に認識できるようにした。また火災モニタ盤103で、複数のカメラからの画像の内、重要な複数箇所の画像を見やすくする表示できるようにした。さらに、各火災感知器10にスピーカ15及びマイク17が備えられ、火災受信機100、総合操作盤102または火災モニタ盤103から、音声等をモニタすることで現場の状況を理解したり、現場にいる者と通話したりすることで状況理解に加え、行動の指示や状況説明が可能となる。
本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形することができる。例えば、図3では、ステップS17の火災受信機100からの火災信号に基いて、火災感知器10(10A〜10C、10E〜10I)のすべての感知器カメラ及び防災カメラ60が起動するとともに、マイク及びスピーカが起動した。これに替えて、ステップS15の火災感知器10からの感知器発報信号に基いて、火災感知器10の(10A〜10C、10E〜10I)すべての感知器カメラ及び防災カメラ60が起動するとともに、マイク及びスピーカが起動するようにしてもよい。また、本実施形態では、火災感知器10は、内蔵した感知器カメラを有していたが、内蔵の感知器カメラに替えて、火災感知器10と対応付けた外付け感知器カメラを備えていてもよい。
10(10A〜10I…火災感知器
12…制御手段
13…検出手段
15…スピーカ
17…マイク
19(19−1〜19−3)…感知器カメラ
60(60A〜60D…防災カメラ
102…総合操作盤
103…火災モニタ盤
L(L10〜L30…LED電源
BD…ビル
FS…火災信号
KS…感知器報知信号
PT…ポインタ

Claims (3)

  1. 建物等の監視対象物に設置されて火災警報を制御する火災受信機を含む自動火災報知設備であって、
    前記監視対象物の必要箇所に設置されて火災現象を感知し、この火災現象に関する信号を、前記火災受信機に対して出力する複数の火災感知器と、
    前記監視対象物の必要箇所に設置されて前記火災感知器に対応付けられ、前記火災感知器の設置場所に関する周辺状況の画像を撮像する複数のカメラと、
    前記監視対象物の平面図等の図面上に前記複数の火災感知器の配置を示すアイコンを表示する第1表示画面を有する第1表示手段と、前記複数のカメラのうちの所定数の画像を互いに重なり合わないように表示する第2表示画面を有する第2表示手段と、
    前記第1表示手段及び第2表示手段の表示を制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記火災受信機からの火災信号を受信する際に、前記第1表示手段で表示される前記火災感知器のアイコンまたは前記カメラの配置を示すアイコンが選択される状態で表示されると同時に、前記第2表示手段に、前記火災信号を出力する根拠となる前記火災感知器に対応するカメラ及びそのカメラ近傍の他のカメラからの画像を、前記所定数の画像として均等のサイズで表示させ、前記所定数の画像のうち選択され画像を第1サイズで表示し、前記所定数の画像のうち前記選択されなかった画像を前記第1サイズより小さい第2サイズで表示することを特徴とする自動火災報知設備。
  2. 前記火災感知器に対応付けられ、該火災感知器の周辺の音を収音し電気信号に変えて出力するマイクを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記火災受信機からの火災信号を受信する際に、すべてのマイクからの音圧レベルを比較し、該音圧レベルが所定の音圧レベルを超えた場合に、すべてのマイクの中で一番大きい音圧レベルのマイクに対応する前記火災感知器のアイコンの表示態様を変化させ、当該火災感知器のアイコンが選択されたとき、選択された火災感知器に対応するカメラの画像を第1サイズで表示する請求項1に記載の自動火災報知設備。
  3. 前記表示制御手段は、前記火災感知器が前記火災現象を感知する信号が所定のしきい値を超えている場合に第1色で前記火災感知器のアイコンを前記第1表示手段に表示し、前記火災現象を感知する信号が前記所定のしきい値を超えていなければ前記第1色とは異なる第2色で前記火災感知器のアイコンを前記第1表示手段に表示する請求項1または請求項2に記載の自動火災報知設備。
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