JP2001008194A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2001008194A
JP2001008194A JP11172927A JP17292799A JP2001008194A JP 2001008194 A JP2001008194 A JP 2001008194A JP 11172927 A JP11172927 A JP 11172927A JP 17292799 A JP17292799 A JP 17292799A JP 2001008194 A JP2001008194 A JP 2001008194A
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camera
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JP11172927A
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Chiho Kitahara
千穂 北原
Tomokazu Ebata
智一 江端
Minoru Koizumi
稔 小泉
Riichiro Sasaki
利一郎 佐々木
Yoshiaki Adachi
芳昭 足達
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】、監視者が、興味を持った地点周辺の画像を簡
易に収集可能とする。 【解決手段】複数のカメラ、複数のモニタにネットワー
クを介して接続した操作卓装置において、モニタの配置
をモニタアイコンの配置によって模擬したモニタレイア
ウト1810を表示し、いずれかのモニタアイコンがユ
ーザによってダブルクリックされたならば、ダブルクリ
ックされたモニタアイコンに対応するモニタに画像を表
示していたカメラと、予め記憶したリストに従って定ま
る、その周辺に配置された複数のカメラの画像を各モニ
タに表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視対象物の状態
を取り込む複数の入力ノードと、監視対象物の状態を出
力する複数の出力ノードとをネットワークで接続し、選
択した入力ノードが取り込んだ監視対象物の状態を、当
該入力ノードから選択した出力ノードに転送し、当該出
力ノードから出力する監視システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】監視対象物の状態を取り込む複数の入力
ノードと、監視対象物の状態を出力する複数の出力ノー
ドとをネットワークで接続し、選択した入力ノードが取
り込んだ監視対象物の状態を、当該入力ノードから選択
した出力ノードに転送し、当該出力ノードから出力する
監視システムとしては、特開平10−294933号公
報記載のシステムが知られている。
【0003】このシステムでは、入力ノードとしてセン
サとカメラを設け、異常を検出したセンサに最も近いカ
メラが取り込んだ映像を、自動的に、出力ノードとして
設けたモニタに表示するようにしている。
【0004】また、監視システムとしては、特開平8−
228340号公報記載のシステムも知られている。
【0005】このシステムでは、入力ノードとしてカメ
ラを設け、出力ノードを兼ねる電子計算機上に、カメラ
の現実の配置を、カメラアイコンの配置によって示した
建物フロアのレイアウト図を表示し、このレイアウト図
上のカメラアイコンの選択により、電子計算機に表示す
る映像を取り込むカメラを選択可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】監視システムを用いて
監視者が興味を持った地点周辺の情報を収集したい場合
がある。たとえば、入力ノードとして多数のカメラを有
し、出力ノードとして多数のモニタを有する監視システ
ムにおいて、監視者が興味を持った地点周辺に配置され
た複数のカメラが取り込んだ映像をモニタから出力さ
せ、確認したい場合がある。
【0007】しかし、前記特開平10−294933号
公報記載のシステムでは、センサの検出内容に、モニタ
に映像が表示されるカメラが依存するため、このような
情報の収集を行うことができない。
【0008】また、特開平8−228340号公報記載
のシステムを用いて、このような情報の収集を行うため
には、監視者が、興味を持った地点周辺に配置されたカ
メラのカメラアイコンを順次選択することにより、順
次、選択したカメラの取り込んだ映像を電子計算機上に
表示させねばならず、利用者の操作が煩雑となる。
【0009】そこで、本発明は、監視者が、興味を持っ
た地点周辺の情報を簡易に収集することのできる監視シ
ステムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、監視対象物の状態を取り込む複数
の入力ノードと、監視対象物の状態を出力する複数の出
力ノードと、各出力ノードから出力する状態を取り込む
入力ノードを選択する制御装置とが、ネットワークを介
して接続された監視システムであって、前記制御装置
は、各入力ノード周辺に配置された入力ノードを特定可
能な入力ノード配置情報を記憶する手段と、特定の出力
ノードの選択を利用者より受け付ける受け付け手段と、
選択された特定の出力ノードから出力する状態を取り込
んでいる特定の入力ノードと、前記入力ノード配置情報
から定まる前記特定の入力ノード周辺に配置された1ま
たは複数の入力ノードを、複数の出力ノードから出力す
る状態を取り込む入力ノードとして選択する手段とを有
することを特徴とする監視システムを提供する。
【0011】また、前記課題達成のために、本発明は、
たとえば、監視対象物の状態を取り込む複数の入力ノー
ドと、監視対象物の状態を出力する複数の出力ノード
と、各出力ノードから出力する状態を取り込む入力ノー
ドを選択する制御装置とが、ネットワークを介して接続
された監視システムであって、前記制御装置は、各入力
ノード周辺に配置された入力ノードを特定可能な入力ノ
ード配置情報を記憶する手段と、特定の入力ノードの選
択を利用者より受け付ける受け付け手段と、選択された
特定の入力ノードと、前記入力ノード配置情報から定ま
る前記特定の入力ノード周辺に配置された1または複数
の入力ノードを、複数の出力ノードから出力する状態を
取り込む入力ノードとして選択する手段とを有すること
を特徴とする監視システムを提供する。
【0012】これらの監視システムによれば、利用者で
ある監視者は、出力ノードの出力より、その出力ノード
が配置された地点に興味を持った場合、その出力ノード
もしくはその出力ノードが出力する情報を取り込んでい
る入力ノードを指定するだけて、その地点周辺の複数の
入力ノードが取り込んだ情報を複数の出力ノードに出力
させることができる。したがって、興味をもった地点周
辺の情報を簡易に収集することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る監視システ
ムの一実施形態について説明する。
【0014】図1に、本監視システムの全体構成を示
す。
【0015】図示するように、本監視システムでは、監
視対象物の状態を取り込む入力ノードとして、カメラ4
0、マイク90を、監視対象物の状態を出力する出力ノ
ードとして、モニタ80、スピーカ94を設けている。
また、監視システムの制御を行うための操作卓装置20
を設けている。
【0016】操作卓装置20は、LAN(Local
Area Network)によるネットワーク10に
接続されている。また、カメラ40はカメラ制御装置3
0を介して、モニタ80はモニタ制御装置70を介し
て、センサ60はセンサ制御装置50を介し、マイク9
0はマイク制御装置92を介し、スピーカ94はスピー
カ制御装置96を介し、それぞれネットワーク10に接
続されている。
【0017】操作卓装置20は、ユーザがコマンドや各
種設定値を入力するマウス24、キーボード22、映像
監視システムの運用状況を視覚的に把握するディスプレ
イ装置14、および入力されたコマンド処理を行う処理
装置23から構成される。ユーザは、この操作卓装置2
0において、マウス24、キーボード22の入出力装置
により、この監視システムの動作の操作を行う。
【0018】以下、各装置のハードウェア構成について
説明する。
【0019】図2は、操作卓装置20の処理装置23の
ハードウェア構成を示すものである。
【0020】図示するように、操作卓装置20の処理装
置23は、ネットワーク接続コントローラ112、CP
U102、メモリ104、キーボード22やマウス24
を制御する入出力コントローラ106、そしてディスプ
レイコントローラ108がバス110によって接続され
た構成を有している。
【0021】次に、図3はモニタ制御装置70のハード
ウェア構成を示した図である。
【0022】図示するように、モニタ制御装置70は、
映像を表示する複数のモニタ80を制御するモニタコン
トローラ120、CPU122、メモリ124、及び、
ネットワーク接続コントローラ126がバス128によ
り接続された構成を有している。
【0023】次に、図4はカメラ制御装置30のハード
ウェア構成を示した図である。
【0024】図示するように、カメラ制御装置30は、
ビデオカメラ40を制御するカメラコントローラ13
6、CPU132、メモリ134、及び、ネットワーク
接続コントローラ130がバス138で接続された構成
を有している。
【0025】次に、図5はセンサー制御装置50のハー
ド構成を示した図である。
【0026】図示するように、センサー制御装置50
は、複数のセンサーに接続され各センサーの設定やセン
サーからの異常検出信号を読み込むセンサーコントロー
ラ146、CPU142、メモリ144、及びネットワ
ーク接続コントローラ140がバス148によって接続
された構成を有してる。
【0027】次に、図6はマイク制御装置92のハード
ウェア構成を示した図である。
【0028】図示するように、マイク制御装置92は、
マイク90を制御したり、取り込んだ音声データの符号
化等を行うマイクコントローラ156、CPU152、
メモリ154、及び、ネットワーク接続コントローラ1
50がバス158で接続された構成を有している。
【0029】次に、図7はスピーカ制御装置96のハー
ドウェア構成を示した図である。
【0030】図示するように、スピーカ制御装置96
は、スピーカ94の制御を行ったり、ネットワーク10
を介して受信した音声データの復号化を行うスピーカコ
ントローラ168、CUP164、メモリ166及びネ
ットワーク接続コントローラ160がバス162により
接続された構成を有している。
【0031】以下、各装置のソフトウエア構成について
説明する。
【0032】まず、操作卓装置20の処理装置23のソ
フトウェア構成について説明する。
【0033】図8に、操作卓装置20の処理装置23の
ソフトウェア構成を示す。このソフトウェア構成は、メ
モリ104に格納されたプログラムを、CPU102が
実行することにより、操作卓装置20上で実現され、後
述する各機能を操作卓装置20上で果たす。
【0034】図示するように、操作卓装置20のソフト
ウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ206、通信
制御モジュール205、受信制御モジュール203、送
信制御モジュール204、GUI制御モジュール20
1、ノード制御モジュール202、入出力制御装置ドラ
イバ200、および、カメラ情報テーブル210、セン
サ情報テーブル211、モニタ情報テーブル212、ス
ケジュールテーブル213を有している。
【0035】ネットワーク制御ドライバ206は、ネッ
トワーク接続コントローラ112を制御する。通信制御
モジュール205は、ネットワーク制御ドライバ206
を介して、指定された装置へメッセージを転送する1対
1通信、およびネットワークに接続された全装置へメッ
セージを転送するブロードキャスト通信を実現する。受
信制御モジュール203は、通信制御モジュール205
が受け取った受信データを処理する。送信制御モジュー
ル204は、通信制御モジュール205が送信する送信
データを処理する。
【0036】入出力制御装置ドライバ200は、ディス
プレイ14、キーボード22、マウス24を制御する。
GUI制御モジュール201は、入出力制御装置ドライ
バ200を介して利用者にグラフィカルなユーザインタ
フェースを提供する。ノード制御モジュール202は、
ネットワークに接続された各装置の状態の管理や各装置
の動作の制御を行う。
【0037】次に、カメラ制御装置30のソフトウェア
構成について説明する。
【0038】図9に、カメラ制御装置30のソフトウェ
ア構成を示す。
【0039】このソフトウェア構成は、メモリ134に
格納されたプログラムを、CPU132が実行すること
により、カメラ制御装置30上で実現され、後述する各
機能をカメラ制御装置30上で果たす。
【0040】図示するように、カメラ制御装置30のソ
フトウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ306、
通信制御モジュール305、受信制御モジュール30
3、送信制御モジュール304、画像データ制御モジュ
ール301、カメラ制御部300、画像蓄積部302、
カメラ情報テーブル310を有している。
【0041】ネットワーク制御ドライバ306は、ネッ
トワーク接続コントローラ130を制御する。通信制御
モジュール305は、ネットワーク制御ドライバ306
を介して、指定された装置へメッセージを転送する1対
1通信、およびネットワークに接続された全装置へメッ
セージを転送するブロードキャスト通信を実現する。受
信制御モジュール303は、通信制御モジュール305
が受け取った受信データを処理する。送信制御モジュー
ル304は、通信制御モジュール305が送信する送信
データを処理する。
【0042】画像蓄積部302は画像データを蓄積す
る。カメラ制御部300は、カメラ40を制御する。画
像データ制御モジュール301は、カメラ制御部300
を介してカメラ40から受け取った画像データや画像蓄
積部302に蓄積された画像を処理する。
【0043】次に、モニタ制御装置70のソフトウェア
構成について説明する。
【0044】図10に、モニタ制御装置70のソフトウ
ェア構成を示す。
【0045】このソフトウェア構成は、メモリ124に
格納されたプログラムを、CPU122が実行すること
により、モニタ制御装置70上で実現され、後述する各
機能をモニタ制御装置70上で果たす。
【0046】図示するように、モニタ制御装置70のソ
フトウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ706、
通信制御部705、受信制御モジュール703、送信制
御モジュール704、モニタ制御部701、画像データ
制御部702、およびモニタ情報テーブル710を有し
ている。
【0047】ネットワーク制御ドライバ706は、ネッ
トワーク接続コントローラ126を制御する。通信制御
部705は、ネットワーク制御ドライバ706を介し
て、指定された装置へメッセージを転送する1対1通
信、およびネットワークに接続された全装置へメッセー
ジを転送するブロードキャスト通信を実現する。受信制
御モジュール703は、通信制御部705が受け取った
受信データを処理する。送信制御モジュール704は、
通信制御部705が送信する送信データを処理する。
【0048】モニタ制御部701は、モニタ80を制御
する。画像データ制御部702は、受信制御モジュール
703を介して受信した画像データを、モニタ制御部7
01を介してモニタ80へ表示する。
【0049】次に、センサ制御装置50のソフトウェア
構成について説明する。
【0050】図11に、センサ制御装置50のソフトウ
ェア構成を示す。
【0051】このソフトウェア構成は、メモリ144に
格納されたプログラムを、CPU142が実行すること
により、センサ制御装置50上で実現され、後述する各
機能をセンサ制御装置50上で果たす。
【0052】図示するように、センサ制御装置50のソ
フトウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ506、
通信制御部505、受信制御モジュール503、送信制
御モジュール504、センサ制御部501、およびセン
サ情報テーブル510を有している。
【0053】ネットワーク制御ドライバ506は、ネッ
トワーク接続コントローラ140を制御する。通信制御
部505は、ネットワーク制御ドライバ506を介し
て、指定された装置へメッセージを転送する1対1通
信、およびネットワークに接続された全装置へメッセー
ジを転送するブロードキャスト通信を実現する。受信制
御モジュール503は、通信制御部505が受け取った
受信データを処理する。送信制御モジュール504は、
通信制御部505が送信する送信データを処理する。
【0054】センサ制御部501は、接続された1つ、
または、複数のセンサ60を制御し、センサ60が異常
状態を検知すると、送信制御モジュール504を介して
操作卓装置20に、異常状態を検知したセンサのセンサ
番号を入力機器情報として付したアラーム情報を、後述
するアラーム転送メッセージとして送信する。センサ情
報テーブル510には、各センサ60のセンサ番号が記
述されている。
【0055】次に、マイク制御装置92のソフトウェア
構成について説明する。
【0056】図12に、マイク制御装置92のソフトウ
ェア構成を示す。
【0057】このソフトウェア構成は、メモリ154に
格納されたプログラムを、CPU152が実行すること
により、マイク制御装置92上で実現され、後述する各
機能をマイク制御装置92上で果たす。
【0058】図示するように、マイク制御装置92のソ
フトウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ926、
通信制御部925、受信制御モジュール923、送信制
御モジュール924、マイク制御部921、音声データ
制御部922、およびマイク情報テーブル927を有し
ている。
【0059】ネットワーク制御ドライバ926は、ネッ
トワーク接続コントローラ150を制御する。通信制御
部925は、ネットワーク制御ドライバ926を介し
て、指定された装置へメッセージを転送する1対1通
信、およびネットワークに接続された全装置へメッセー
ジを転送するブロードキャスト通信を実現する。受信制
御モジュール923は、通信制御部925が受け取った
受信データを処理する。送信制御モジュール924は、
通信制御部925が送信する送信データを処理する。
【0060】マイク制御部921は、接続された1つ、
または、複数のマイク90を制御する。音声データ制御
部922は、マイク制御部921を介してマイクから取
り込んだ音声データを送信制御モジュール924を介し
て、マイク情報テーブル927に記述されたスピーカ番
号を出力機器情報、音声データを取り込んだマイク90
のマイク番号を入力機器情報として付し、後述する音声
転送メッセージとして、スピーカ制御装置に送信する。
ここで、マイク情報テーブル927には、マイク制御装
置92に接続されたマイクのマイク番号と、当該マイク
番号のマイクが取り込んだ音声の出力先となるスピーカ
のスピーカ番号が記述されている。
【0061】次に、スピーカ制御装置96のソフトウェ
ア構成について説明する。
【0062】図13に、スピーカ制御装置96のソフト
ウェア構成を示す。
【0063】このソフトウェア構成は、メモリ166に
格納されたプログラムを、CPU164が実行すること
により、スピーカ制御装置96上で実現され、後述する
各機能をスピーカ制御装置96上で果たす。
【0064】図示するように、スピーカ制御装置96の
ソフトウェア構成は、ネットワーク制御ドライバ96
6、通信制御部965、受信制御モジュール963、送
信制御モジュール964、スピーカ制御部961、音声
データ制御部962、および、スピーカ情報テーブル9
67を有している。
【0065】ネットワーク制御ドライバ966は、ネッ
トワーク接続コントローラ160を制御する。通信制御
部965は、ネットワーク制御ドライバ966を介し
て、指定された装置へメッセージを転送する1対1通
信、およびネットワークに接続された全装置へメッセー
ジを転送するブロードキャスト通信を実現する。受信制
御モジュール963は、通信制御部965が受け取った
受信データを処理する。送信制御モジュール964は、
通信制御部965が送信する送信データを処理する。
【0066】スピーカ制御部961は、接続されたスピ
ーカ94を制御する。音声データ制御部962は、受信
制御モジュール963を介して受信した音声転送メッセ
ージに含まれる音声データを復号化し、スピーカ制御部
961を介して、音声転送メッセージの出力機器情報で
示されるスピーカ番号のスピーカ94へ出力する。
【0067】ここで、スピーカ情報テーブル967に
は、スピーカ制御装置96に接続されたスピーカ94の
スピーカ番号と、各スピーカ番号のスピーカから出力す
べき音声の入力元となるマイクのマイク番号が記述され
ている。
【0068】次に、操作卓制御装置20が保持する、カ
メラ情報テーブル210、センサ情報テーブル211、
モニタ情報テーブル212、スケジュールテーブル21
3について説明する。
【0069】カメラ情報テーブル210は、各カメラ4
0毎に設けられており、各カメラ情報テーブル210に
は、図14(a)に示すように、カメラ40のカメラ番
号2101、カメラ40に対応して表示される後述する
カメラアイコンの識別子2102、カメラの状態を示す
カメラ状態2103、蓄積画像の有無を示す蓄積画像有
無2104、画像を蓄積する処理を実行しているかどう
かを表す蓄積実行中2105、当該カメラ40が画像デ
ータを出力すべきモニタ80のモニタ番号2106、当
該カメラ40の周辺に配置されているカメラ40のカメ
ラ番号のリスト2107が記述される。ここで、カメラ
状態2103としては、当該カメラ40が取り込んだ画
像がリアルタイムに送信されている画像送信状態、当該
カメラ40が取り込んだ画像がカメラ制御装置30にお
いて画像蓄積部302に蓄積されている蓄積中状態、一
旦画像蓄積部302に蓄積された当該カメラ40からの
画像が送信されている蓄積画像送信状態、当該カメラ4
0の画像が送信されていない停止状態の4つの状態のい
ずれかとなる。
【0070】次に、モニタ情報テーブル212は、各モ
ニタ80毎に設けられており、各モニタ情報テーブル2
12には、図14(b)に示すように、モニタ80のモ
ニタ番号2121、モニタ80に対応して表示される後
述するモニタアイコンの識別子2122、モニタ40の
モードを示すモニタモード2123、当該モニタ80が
表示すべき画像データの入力元とすべきカメラ40のカ
メラ番号2124が記述される。ここで、モニタモード
2123は、集中画像モード、注視画像モード、巡回モ
ードの3つのいずれかとなる。
【0071】次に、センサ情報テーブル211は、各セ
ンサ60毎に設けられ、各センサ情報テーブル211に
は、図14(c)に示すように、センサ60のセンサ番
号2111、センサ60に対応して表示される後述する
センサアイコンの識別子2112、センサの状態を示す
センサ状態2113、当該センサの周辺に配置されてい
るカメラ30のカメラ番号のリストであるカメラ番号リ
スト2114が記述される。ここで、センサ状態211
3としては、正常状態、アラーム出力中状態のいずれか
となる。
【0072】次に、スケジュールデーブル213は、各
モニタ80毎に設けられており、各スケジュールデーブ
ル213には、図14(d)に示すように、モニタ80
のモニタ番号2131、モニタ80に表示すべきカメラ
30を切り替えるスケジュール2132が記述される。
【0073】次に、カメラ制御装置30のカメラ情報テ
ーブル310、モニタ制御装置70のモニタ情報テーブ
ル710について説明する。
【0074】カメラ情報テーブル310には、図15
(a)に示すように、カメラ制御装置30に接続したカ
メラ40のカメラ番号3101と、当該カメラ番号のカ
メラの画像を出力すべきモニタ80のモニタ番号310
2と、当該カメラ番号のカメラ40の画像として、カメ
ラ40が現在取り込んでいる画像を送信すべきか、一旦
画像蓄積部302に蓄積した当該カメラ40の画像を送
信すべきかを示す画像選択情報3103と、カメラ40
が現在取り込んでいる画像を画像蓄積部302に蓄積す
べきか否かを表す蓄積有無3104が記述される。
【0075】次に、モニタ情報テーブル710は、モニ
タ制御装置70に接続した各モニタ80毎に設けられ、
各モニタ情報テーブル710には、図15(b)に示す
ように、モニタ制御装置70に接続した各モニタ80を
モニタ制御装置70が区別するための機器識別子710
1と、当該機器識別子のモニタのモニタ番号7102
と、当該モニタ番号のモニタ80に表示すべき画像の入
力元とすべきカメラ40のカメラ番号7103が記述さ
れる。
【0076】次に、各装置間で、ネットワーク10を介
して送受する情報について説明する。
【0077】本実施形態では、操作卓装置20、カメラ
制御装置30、モニタ制御装置70、センサ制御装置5
0、マイク制御装置90、スピーカ制御装置96間で図
16(a)に示したフォーマットの通信データを送受す
る。
【0078】すなわち、通信データは、メッセージパケ
ットの形式をとり、各メッセージは、メッセージの種類
を示すトランザクションコードTCDをセットするエリ
ア、送信元のアドレスSAをセットするエリア、送信先
装置のアドレスDAをセットするエリア、メッセージの
データ長Lをセットするエリアよりなるヘッダ部と、メ
ッセージデータを格納するエリアとを有する。
【0079】各装置の通信制御部は、ネットワーク上に
一斉同報された、あらかじめ受信すべきことを指定され
たTCDを有する通信データや、自装置のアドレスを送
信先装置のアドレスDAとして有する通信データを受信
する。また、各装置の通信制御部(あるいはモジュー
ル)は、送信先アドレスにあらかじめ決められた値、例
えば“0”をセットされた通信データを、一斉同報され
たメッセージパケットとして取り扱う。すなわち、各装
置の通信制御部は、一斉同報を行う場合、送信先アドレ
スDAに“0”をセットして通信データをネットワーク
上に送信し、受信した通信データの送信先アドレスDA
に“0”がセットされている場合、これを一斉同報され
たメッセージとして受信、処理する。
【0080】このようなフォーマットに従って送信され
る各種メッセージの内容について説明する。
【0081】図16(b)は、カメラ制御装置30がモ
ニタ制御装置70に画像データを転送するために送信す
る画像転送メッセージの通信データの内容を示す。TC
Dには“画像データ”を、SAエリアにはこの要求を送
信するカメラ処理装置30のアドレスを、DAエリアに
はモニタ制御装置70のアドレスを、データ長Lエリア
には“1024”バイトを、そして、データエリアに
は、画像を入力したカメラ40のカメラ番号を入力機器
情報として、画像を出力するモニタ80のモニタ番号を
出力機器情報として付加した、符号化された画像データ
をセットする。ただし、本実施形態では、モニタ制御装
置70は一台であり、そのアドレスは、あらかじめ、各
カメラ制御装置30に登録されているものとする。
【0082】なお、マイク制御装置92がスピーカ制御
装置96に音声データを転送するために送信する音声転
送メッセージの通信データも、これと同形式である。た
だし、本実施形態では、スピーカ制御装置96は一台で
あり、そのアドレスは、あらかじめ、各マイク制御装置
に登録されているものとする。
【0083】次に、図16(C)に、操作卓装置20
が、画像の転送を要求するためカメラ制御装置30、モ
ニタ制御装置70に送信する転送要求メッセージの、通
信データの内容を示す。TCDには“画像転送要求”
を、SAエリアにはこの要求を送信する操作卓装置20
のアドレスを、DAエリアには一斉同報送信を指定する
“0”を、データ長Lエリアには“256”バイトを、
そして、データエリアには、画像データを入力するカメ
ラ40を指定する“カメラ番号リスト”、画像データを
出力するモニタ80を指定する“モニタ番号リスト”、
転送を要求する画像がカメラ40が現在取り込んでいる
画像であるか、画像蓄積部302に蓄積された画像であ
るのかを表す“画像選択情報リスト”をセットする。な
お、各リスト中で一致する順番にある、カメラ番号、モ
ニタ番号、画像選択情報が、要求する一つの転送を指定
する一組の情報となる。
【0084】なお、操作卓装置20が、音声の転送を要
求するためマイク制御装置92、スピーカ制御装置96
に送信する通信データも、基本的には、これと同形式で
ある。
【0085】次に、図16(d)に、操作卓装置20
が、画像の転送の中止を要求するためカメラ制御装置3
0、モニタ制御装置70に送信する転送中止メッセージ
の通信データの内容を示す。TCDには“画像停止要
求”を、SAエリアにはこの要求を送信する操作卓装置
20のアドレスを、DAエリアには一斉同報送信を指定
する“0”を、データ長Lエリアには“256”バイト
を、そして、データエリアには、転送を中止する画像デ
ータを入力しているカメラ40を指定する“カメラ番号
リスト”、転送を中止する画像データを出力しているモ
ニタ80を指定する“モニタ番号リスト”をセットす
る。なお、各リスト中で一致する順番にある、カメラ番
号、モニタ番号が、中止を要求する一つの転送を指定す
る一組の情報となる。
【0086】なお、操作卓装置20が、音声の転送の中
止を要求するためマイク制御装置92、スピーカ制御装
置96に送信する通信データも、基本的には、これと同
形式である。
【0087】次に、図16(e)に、操作卓装置20
が、モニタ制御装置70に機器識別子すなわちモニタ8
0とモニタ番号との対応の変更を要求するために送信す
るモニタ番号変更メッセージの、通信データの内容を示
す。TCDには“モニタ番号変更”を、SAエリアには
この要求を送信する操作卓装置20のアドレスを、DA
エリアにはこの要求の送信先であるモニタ制御装置70
のアドレスを、データ長Lエリアには“256”バイト
を、そして、データエリアには、変更するモニタ番号を
示す“モニタ番号リスト”をセットする。例えば、モニ
タ3とモニタ5を入れ替えるのであれば、データエリア
には、“モニタ3、モニタ5”と指定する。ただし、本
実施形態では、モニタ制御装置70は一台であり、その
アドレスは、あらかじめ、操作卓装置20に登録されて
いるものとする。
【0088】次に、図16(f)に、センサ制御装置5
0が操作卓装置20にアラーム情報転送するために送信
するアラーム転送メッセージの通信データの内容を示
す。TCDには“アラーム情報”を、SAエリアにはこ
の要求を送信するセンサ制御装置50のアドレスを、D
Aエリアには操作卓装置20のアドレスを、データ長L
エリアには“256”バイトを、そして、データエリア
には、異常を検知したセンサのセンサ番号を入力機器情
報として付加したアラーム情報の内容をセットする。た
だし、操作卓装置20のアドレスは、あらかじめ、各セ
ンサ制御装置に登録されているものとする。
【0089】次に、図16(g)に、操作卓装置20が
カメラ制御装置30に画像の蓄積を要求するために送信
する蓄積要求メッセージの通信データの内容を示す。T
CDには“蓄積要求”を、SAエリアにはこの要求を送
信する操作卓装置20のアドレスを、SAエリアにはこ
の要求を送信する操作卓装置20のアドレスを、DAエ
リアには一斉同報送信を指定する“0”を、データ長L
エリアには“256”バイトを、そして、データエリア
には、蓄積を要求する画像データを入力しているカメラ
を指定する“カメラ番号リスト”をセットする。
【0090】次に、図16(h)に、操作卓装置20が
カメラ制御装置30に画像の蓄積の中止を要求するため
に送信する蓄積中止メッセージの通信データの内容を示
す。TCDには“蓄積中止”を、SAエリアにはこの要
求を送信する操作卓装置20のアドレスを、DAエリア
には一斉同報送信を指定する“0”を、データ長Lエリ
アには“256”バイトを、そして、データエリアに
は、蓄積の中止を要求する画像データを入力しているカ
メラ40を指定する“カメラ番号リスト”をセットす
る。
【0091】次に、図16(i)に、操作卓装置20が
カメラ制御装置30に蓄積した画像の消去を要求するた
めに送信する蓄積クリアメッセージの通信データの内容
を示す。TCDには“蓄積クリア”を、SAエリアには
この要求を送信する操作卓装置20のアドレスを、SA
エリアにはこの要求を送信する操作卓装置20のアドレ
スを、DAエリアには一斉同報送信を指定する“0”
を、データ長Lエリアには“256”バイトを、そし
て、データエリアには、蓄積画像のクリアを要求する画
像データを入力しているカメラ40を指定する“カメラ
番号リスト”をセットする。
【0092】以下、本実施形態に係る監視システムの動
作について説明する。
【0093】まず、カメラ制御装置30の動作について
説明する。
【0094】カメラ制御装置30の画像データ制御モジ
ュール301は、一斉同報された転送要求メッセージを
通信制御モジュール305、受信制御モジュール303
を介して受け取ると、転送要求メッセージ中のカメラ番
号リストの中に、自装置に接続するカメラ40のカメラ
番号が含まれていれば、そのカメラ番号に対応するカメ
ラ情報テーブル310の、モニタ番号3102に、転送
要求メッセージ中のモニタ番号リスト中の対応するモニ
タ番号を登録し、画像選択情報3103に、転送要求メ
ッセージ中の画像選択情報リスト中の対応する画像選択
情報を登録する。
【0095】一方、カメラ制御装置30の画像データ制
御モジュール301は、一斉同報された転送中止メッセ
ージを通信制御モジュール305、受信制御モジュール
303を介して受け取ると、転送中止メッセージ中のカ
メラ番号リストの中に、自装置に接続するカメラ40の
カメラ番号が含まれていれば、そのカメラ番号に対応す
るカメラ情報テーブル310のモニタ番号3102をク
リアする。
【0096】また、一方、カメラ制御装置30の画像デ
ータ制御モジュール301は、一斉同報された蓄積要求
メッセージを通信制御モジュール305、受信制御モジ
ュール303を介して受け取ると、蓄積要求メッセージ
中のカメラ番号リストの中に、自装置に接続するカメラ
のカメラ番号が含まれていれば、そのカメラ番号に対応
するカメラ情報テーブル310の蓄積有無3104を蓄
積有りに設定する。
【0097】そして、一斉同報された蓄積中止メッセー
ジもしくは蓄積クリアメッセージを通信制御モジュール
305、受信制御モジュール303を介して受け取る
と、蓄積中止メッセージもしくは蓄積クリアメッセージ
中のカメラ番号リストの中に、自装置に接続するカメラ
40のカメラ番号が含まれていれば、そのカメラ番号に
対応するカメラ情報テーブル310の蓄積有無3104
を蓄積無しに設定する。
【0098】また、カメラ制御装置30の画像データ制
御モジュール301は、一斉同報された蓄積クリアメッ
セージを通信制御モジュール305、受信制御モジュー
ル303を介して受け取ると、蓄積クリアメッセージ中
のカメラ番号リストの中に、自装置に接続するカメラの
カメラ番号が含まれていれば、画像蓄積部302に蓄積
してある、そのカメラ番号に対応するカメラ40の画像
を消去する。
【0099】また、カメラ制御装置30の画像データ制
御モジュール301は、接続している各カメラ40につ
いて、そのカメラ40のカメラ番号のカメラ情報テーブ
ル310のモニタ番号3102にモニタ番号が登録され
ている期間中、画像選択情報3103に従って、画像蓄
積部302に蓄積されている当該カメラの画像、もしく
は、当該カメラ40から現在入力している画像を符号化
し、当該カメラ40のカメラ番号を入力機器情報、カメ
ラ情報テーブルのモニタ番号3102に登録されたモニ
タ番号を出力機器情報として付して、画像転送メッセー
ジによって、モニタ制御装置70に、送信制御モジュー
ル304、通信制御モジュール305を介して送信す
る。
【0100】また、カメラ制御装置30の画像データ制
御モジュール301は、接続している各カメラ40につ
いて、そのカメラ40のカメラ番号のカメラ情報テーブ
ル310の蓄積有無3104が蓄積有りに設定されてい
る期間中、そのカメラから入力する画像を画像蓄積部3
02に蓄積する。
【0101】次に、モニタ制御装置70の動作について
説明する。
【0102】モニタ制御装置70の画像データ制御部7
02は、一斉同報された転送要求メッセージを通信制御
モジュール705、受信制御モジュール703を介して
受け取ると、転送要求メッセージ中のモニタ番号リスト
の中に、自装置に接続するモニタ80のモニタ番号が含
まれていれば、そのモニタ番号に対応するモニタ情報テ
ーブル710の、カメラ番号7103に、転送要求メッ
セージ中のカメラ番号リスト中の対応するカメラ番号を
登録する。
【0103】一方、モニタ制御装置70の画像データ制
御部702は、一斉同報された転送中止メッセージを通
信制御モジュール705、受信制御モジュール703を
介して受け取ると、転送中止メッセージ中のモニタ番号
リストの中に、自装置に接続するモニタ80のモニタ番
号が含まれていれば、そのモニタ番号に対応するモニタ
情報テーブル710のカメラ番号7103をクリアす
る。
【0104】また、一方、モニタ制御装置70の画像デ
ータ制御部702は、一斉同報されたモニタ番号変更メ
ッセージを通信制御モジュール705、受信制御モジュ
ール703を介して受け取ると、モニタ番号リストに自
装置に接続するモニタ80のモニタ番号が含まれていれ
ば、そのモニタ番号に対応するモニタ情報テーブル71
0のモニタ番号7102を、モニタ番号リスト中で、そ
のモニタ番号と対で記述されているモニタ番号に変更す
る。
【0105】また、モニタ制御装置70の画像データ制
御部702は、接続している各モニタ80について、そ
のモニタ80の機器番号のモニタ情報テーブル710の
カメラ番号7103にカメラ番号が登録されている期間
中、通信制御モジュール705、受信制御モジュール7
03を介して受け取った、入力機器情報にモニタ情報テ
ーブル710のカメラ番号が設定され、出力機器情報に
モニタ情報テーブル710のモニタ番号が設定された画
像転送メッセージで転送された画像を、モニタ制御部7
01を介して表示する。
【0106】次に、操作卓装置20の動作について説明
する。
【0107】まず、GUI制御モジュール201の動作
について説明する。
【0108】図17に、GUI制御モジュール201が
行う処理の手順を示す。
【0109】図示するように、GUI制御モジュール2
01は処理を開始すると、まず、ディスプレイ装置14
に図18に示すレイアウト図を表示する(ステップ17
01)。
【0110】図18に示すレイアウト図は、カメラ8
0、センサ60などの入力機器の現実の配置を示した監
視レイアウト1800と、モニタ80などの出力機器の
現実の配置を示したモニタレイアウト1810よりな
る。監視レイアウト1800は、カメラ80、センサ6
0などが配置された建物のレイアウト図(間取り図)上
に、個々のセンサ60やカメラ80に対応するセンサア
イコンや、モニタアイコンを、対応するセンサやカメラ
の現実の配置に従って配置したものである。図中では丸
印の中に×が付されたアイコンがセンサアイコン、カメ
ラ形状をしたアイコンがカメラアイコンである。また、
モニタレイアウト1810は、個々のモニタ80に対応
するモニタアイコンを、モニタの現実の配置に従って配
置したものである。この例では、9つの現実のモニタ8
0が、3行3列に配置されている場合を示している。
【0111】さて、次に、GUI制御モジュール201
は、各カメラ情報テーブル210のカメラ状態210
3、各センサ情報テーブル211のセンサ状態2113
が更新されたかどうかを調べ(ステップ1702)、更
新されていれば、更新後の状態に応じて、更新されたカ
メラ情報テーブル210のカメラアイコン識別子210
2、各センサ情報テーブル211のセンサアイコン識別
子2112に対応するカメラアイコン、センサアイコン
の表示を変更する(ステップ1703)。すなわち、更
新後のカメラ状態2103が、停止であれば図19
(a)の表示に、画像送信であれば図19(b)の表示
に、蓄積中であれば図19(c)の表示に、蓄積画像送
信であれば図19(d)の表示に、そのカメラ情報テー
ブル210に記述されたカメラアイコン識別子2102
のカメラアイコンの表示を変更する。また、更新後のセ
ンサ状態2113が、正常状態であれば黒色に、アラー
ム出力中状態であれば赤色に、そのセンサ情報テーブル
211に記述されたセンサアイコン識別子2112の表
示を変更する。
【0112】次に、GUI制御モジュール201は、図
18に示したレイアウト図上で、ユーザ操作が行われた
かどうかを調べ(ステップ1704)、行われていなけ
れば、ステップ1702に戻る。
【0113】一方、ユーザ操作が行われている場合に
は、その操作内容に応じた処理を行い、ステップ170
2に戻る。
【0114】すなわち、ユーザ操作が、いずれかのモニ
タアイコンをマウス24の左ボタンでクリックした操作
であれば、クリックされたモニタアイコンの識別子に対
応するモニタ情報テーブル212からモニタ番号212
1とカメラ番号2124を入手し(ステップ170
5)、入手したモニタ番号とカメラ番号と共に、ノード
制御モジュール202に注視画像モード変更要求を発行
する(ステップ1706)。
【0115】また、ユーザ操作が、いずれかのモニタア
イコンをマウス24の左ボタンでダブルクリックした操
作であれば、ダブルクリックされたモニタアイコンの識
別子に対応するモニタ情報テーブル212からモニタ番
号2121とカメラ番号2124を入手し(ステップ1
707)、入手したモニタ番号とカメラ番号と共に、ノ
ード制御モジュール202に集中画像モード変更要求を
発行する(ステップ1708)。
【0116】また、ユーザ操作が、いずれかのモニタア
イコンをマウス24でドラッグして他のモニタアイコン
にドロップした操作であれば、ドラッグされたモニタア
イコンと、その上にドロップされたモニタアイコンの識
別子に対応するモニタ情報テーブル212からモニタ番
号2121を入手し(ステップ1709)、入手したモ
ニタ番号の対と共に、ノード制御モジュール202にモ
ニタ番号変更要求を発行する(ステップ1710)。
【0117】また、ユーザ操作が、いずれかのモニタア
イコンをマウスの右ボタンでクリックした操作であれ
ば、図20に示すメニューをクリックされたモニタアイ
コン付近に表示する(ステップ1711)。そして、ユ
ーザよりコマンドの選択を受け付け(ステップ171
2)、受け付けたコマンドに応じた要求をノード制御モ
ジュール202に発行する(ステップ1713)。ここ
で受け付けるコマンドは、注視画像、集中画像、巡回画
像の3種類あり、注視画像が選択された場合には、クリ
ックされたモニタアイコンの識別子に対応するモニタ情
報テーブル212からモニタ番号2121とカメラ番号
2124を入手し、入手したモニタ番号とカメラ番号と
共に、ノード制御モジュール202に注視画像モード変
更要求を発行する。また、集中画像が選択された場合に
は、クリックされたモニタアイコンの識別子に対応する
モニタ情報テーブル212からモニタ番号2121とカ
メラ番号2124を入手し、入手したモニタ番号とカメ
ラ番号と共に、ノード制御モジュール202に集中画像
モード変更要求を発行する。また、また、巡回画像が選
択された場合には、クリックされたモニタアイコンの識
別子に対応するモニタ情報テーブル212からモニタ番
号2121を入手し、入手したモニタ番号と共に、ノー
ド制御モジュール202に巡回画像モード変更要求を発
行する。
【0118】また、ユーザ操作が、いずれかのカメラア
イコンをマウス24の右ボタンでクリックした操作であ
れば、図21に示すメニューをクリックされたカメラア
イコン付近に表示する(ステップ1714)。そして、
ユーザよりコマンドもしくはコマンドとモニタアイコン
の選択を受け付け(ステップ1715)、受け付けたコ
マンドに応じた要求をノード制御部に発行する(ステッ
プ1716)。
【0119】ここでステップ1714で表示するメニュ
ーの内容は、図21に示すように、クリックされたカメ
ラアイコンのその時の表示毎に異なる。すなわち、クリ
ックされたカメラアイコンの識別子に対応するカメラ情
報テーブル210のカメラ状態2103が停止であれ
ば、図21(a)に示すように注視と集中監視のコマン
ドを含んだメニューを表示し、カメラ状態2103が画
像送信であれば、図21(b)に示すように停止のコマ
ンドを含んだメニューを表示し、図21(c)に示すよ
うにカメラ状態2103が蓄積中であれば、注視と集中
監視と蓄積画像と蓄積停止と蓄積クリアのコマンドを含
んだメニューを表示し、カメラ状態2103が蓄積画像
送信中であれば図21(d)に示すように注視と集中監
視と停止のコマンドを含んだメニューを表示する。
【0120】ただし、図21(c)の蓄積停止のコマン
ドは、カメラ情報テーブル210の蓄積実行中2105
が実行中に設定されている場合にのみ表示され、蓄積実
行中2105が非実行中に設定されている場合には表示
されない。そして、停止コマンドが選択された場合に
は、クリックされたカメラアイコンの識別子に対応する
カメラ情報テーブル210からカメラ番号2101とモ
ニタ番号2106を入手し、カメラ番号とモニタ番号と
共に画像送信停止要求をノード制御モジュール202に
発行する。また、蓄積停止コマンドが選択された場合に
は、クリックされたカメラアイコンの識別子に対応する
カメラ情報テーブル210からカメラ番号2101を入
手し、カメラ番号と共に蓄積停止要求をノード制御モジ
ュール202に発行する。また、蓄積クリアコマンドが
選択された場合には、クリックされたカメラアイコンの
識別子に対応するカメラ情報テーブル210からカメラ
番号2101を入手し、カメラ番号と共に蓄積クリア要
求をノード制御モジュール202に発行する。
【0121】また、注視コマンドが選択された場合に
は、さらにモニタアイコンのクリックを受け付け、クリ
ックされたカメラアイコンの識別子に対応するカメラ情
報テーブル210からカメラ番号2101を、クリック
されたモニタアイコンの識別子に対応するモニタ情報テ
ーブル212からモニタ番号2121を入手し、入手し
たカメラ番号とモニタ番号と共に注視画像モード変更要
求をノード制御モジュール202に発行する。また、集
中監視コマンドが選択された場合には、さらにモニタア
イコンのクリックを受け付け、クリックされたカメラア
イコンの識別子に対応するカメラ情報テーブル210か
らカメラ番号2101を、クリックされたモニタアイコ
ンの識別子に対応するモニタ情報テーブル212からモ
ニタ番号2121を入手し、入手したカメラ番号とモニ
タ番号と共に集中監視画像モード変更要求をノード制御
モジュール202に発行する。
【0122】以上、GUI制御モジュール201の動作
について説明した。
【0123】次に、ノード制御モジュール202の動作
について説明する。
【0124】図22に、ノード制御モジュール202が
行う処理の手順を示す。
【0125】図示するように、ノード制御モジュール2
02は、まず、通信制御モジュール205、受信制御モ
ジュール203を介して、センサ制御装置50からアラ
ーム転送メッセージを受信したかどうかを調べ(ステッ
プ2201)、受信していれば蓄積要求処理(ステップ
2202)を実行する。この蓄積要求処理では、まず、
アラームメッセージに含まれる入力機器情報が示すセン
サ番号に対応するセンサ情報テーブル211のセンサ状
態2113をアラーム出力中状態に更新する。次に、こ
のセンサ情報テーブル211のカメラ番号リスト211
4を入手し、カメラ番号リスト2114に含まれる各カ
メラ番号に対応するカメラ情報テーブル210の蓄積画
像有無2104を蓄積有りに、蓄積実行中2105を実
行中に変更し、カメラ番号リストをセットした図16
(g)の蓄積要求メッセージを、送信制御モジュール2
04、通信制御モジュール205を介して送信する。
【0126】次に、GUI制御モジュール201から要
求が発行されたかどうかを調べ(ステップ2203)、
発行されてなければステップ2201に戻る。
【0127】一方、要求が発行されていれば、発行され
た要求に応じた処理を行うステップ2201に戻る。
【0128】すなわち、発行された要求が注視画像モー
ド変更要求であれば注視画像モード変更処理(ステップ
2204)を行う。
【0129】この注視画像モード変更処理では、まず、
要求と共に渡されたモニタ番号に対応するモニタ情報テ
ーブル212の、カメラ番号2124に対応するカメラ
情報テーブル210のカメラ状態2103を、蓄積画像
有無2104が蓄積有りであれば蓄積中に、蓄積画像有
無2104が蓄積無しであれば停止に更新する。そし
て、このカメラ情報テーブル210のカメラ番号210
1をカメラ番号リストに、カメラ情報テーブル210の
モニタ番号2106をモニタ番号に含めた図16(d)
の転送中止メッセージを、送信制御モジュール204、
通信制御モジュール205を介して送信する。
【0130】そして、要求と共に渡されたモニタ番号に
対応するモニタ情報テーブル212のモニタモード21
23を注視画像に、カメラ番号2124を要求と共に渡
されたカメラ番号に更新し、要求と共に渡されたカメラ
番号に対応するカメラ情報テーブル210のカメラ状態
2103を画像送信に、モニタ番号2106を要求と共
に渡されたモニタ番号に更新し、要求と共に渡されたカ
メラ番号と要求と共に渡されたモニタ番号と、現在取り
込んでいる画像を表す画像選択情報の組をカメラ番号リ
ストとモニタ番号リストと画像選択情報リストに含め
た、図16(C)の転送要求メッセージを送信制御モジ
ュール204、通信制御モジュール205を介して送信
する。
【0131】ただし、処理の前後で、内容が変化しない
テーブルの更新は省略してよく、また、処理の前後でカ
メラ、モニタの状態を変化させないメッセージの送信は
省略してよい。
【0132】また、発行された要求が集中監視画像モー
ド変更要求であれば集中監視画像モード変更処理(ステ
ップ2205)を行う。
【0133】この集中監視画像モード変更処理では、ま
ず、要求と共に渡されたカメラ番号に対応するカメラ情
報テーブル210から、カメラ番号リスト2107を入
手する。そして、要求と共に渡されたカメラ番号とモニ
タレイアウト1810上中央のモニタアイコンの識別子
のモニタ情報テーブル212のモニタ番号2121とを
組にする。また、残る各モニタアイコンの識別子の各モ
ニタ情報テーブル212の各モニタ番号2121とカメ
ラ番号リスト中の各カメラ番号を、一つずつ組にする。
【0134】そして、カメラ番号とモニタ番号の組につ
いて前述した注視画像モード変更処理を行う。すなわ
ち、各組について、その組中のカメラ番号とモニタ番号
を要求と共に渡されたカメラ番号とモニタ番号として扱
って、注視画像モード変更処理を行う。ただし、この場
合において、要求と共に渡されたモニタ番号に対応する
モニタ情報テーブル212のモニタモード2123は、
注視画像ではなく集中画像に更新する。また、全ての組
の処理中で送信する転送要求メッセージは各リストをま
とめることにより一つの転送要求メッセージにまとめて
送信し、全ての組の処理中で送信する転送中止メッセー
ジは各リストをまとめることにより一つの転送中止メッ
セージにまとめて送信するようにする。
【0135】次に、発行された要求が巡回画像モード変
更要求であれば巡回画像モード変更処理(ステップ22
06)を行う。
【0136】この巡回画像モード変更処理では、まず、
要求と共に渡されたモニタ番号に対応するモニタ情報テ
ーブル212の、カメラ番号2124に対応するカメラ
情報テーブル210のカメラ状態2103を、蓄積画像
有無2104が蓄積有りであれば蓄積中に、蓄積画像有
無2104が蓄積無しであれば停止に更新する。そし
て、このカメラ情報テーブル210のカメラ番号210
1をカメラ番号リストに、このカメラ情報テーブル21
0のモニタ番号2106をモニタ番号リストに含めた図
16(d)の転送中止メッセージを、送信制御モジュー
ル204、通信制御モジュール205を介して送信す
る。そして、要求と共に渡されたモニタ番号に対応する
モニタ情報テーブル212のモニタモード2123を巡
回画像に更新する。
【0137】ただし、処理の前後で、内容が変化しない
テーブルの更新は省略してよく、また、処理の前後でカ
メラ、モニタの状態を変化させないメッセージの送信は
省略してよい。
【0138】次に、発行された要求が蓄積画像送信要求
であれば蓄積画像送信要求処理(ステップ2207)を
行う。
【0139】この蓄積画像送信要求処理では、まず、要
求と共に渡されたモニタ番号に対応するモニタ情報テー
ブル212の、カメラ番号2124に対応するカメラ情
報テーブル210のカメラ状態2103を、蓄積画像有
無2104が蓄積有りであれば蓄積中に、蓄積画像有無
2104が蓄積無しであれば停止に更新する。そして、
このカメラ情報テーブル210のカメラ番号2101を
カメラ番号リストに、このカメラ情報テーブルのモニタ
番号2106をモニタ番号リストに含めた図16(d)
の転送中止メッセージを、送信制御モジュール204、
通信制御モジュール205を介して送信する。
【0140】そして、要求と共に渡されたモニタ番号に
対応するモニタ情報テーブル212のモニタモード21
23を注視画像に、カメラ番号2124を要求と共に渡
されたカメラ番号に更新し、要求と共に渡されたカメラ
番号に対応するカメラ情報テーブル210のカメラ状態
2103を蓄積画像送信に、モニタ番号2106を要求
と共に渡されたモニタ番号に更新し、要求と共に渡され
たカメラ番号とモニタ番号と、蓄積した画像を表す画像
選択情報の組をカメラ番号リストとモニタ番号リストと
画像選択情報リストに、含めた、図16(C)の転送要
求メッセージを送信制御モジュール204、通信制御モ
ジュール205を介して送信する。
【0141】次に、発行された要求が画像送信停止要求
であれば、画像送信停止要求処理(ステップ2208)
を行う。
【0142】この画像送信停止要求処理では、要求と共
に渡されたモニタ番号をモニタ番号リストに、要求と共
に渡されたカメラ番号をモニタ番号リストに含めた図1
6(d)の転送中止メッセージを、送信制御モジュール
204、通信制御モジュール205を介して送信する。
また、要求と共に渡されたカメラ番号に対応するカメラ
情報テーブル210のカメラ状態2103を、蓄積画像
有無2104が蓄積有りであれば蓄積中に、蓄積画像有
無2104が蓄積無しであれば停止に更新する。
【0143】次に、発行された要求が蓄積停止要求であ
れば、蓄積停止要求処理(ステップ2209)を行う。
【0144】この蓄積停止要求処理では、要求と共に渡
されたカメラ番号をカメラ番号リストに含めた図16
(h)の蓄積中止メッセージを、送信制御モジュール2
04、通信制御モジュール205を介して送信する。ま
た、要求と共に渡されたカメラ番号に対応するカメラ情
報テーブル210の蓄積実行中2105を、非実行中に
更新する。
【0145】次に、発行された要求が蓄積クリア要求で
あれば、蓄積クリア要求処理(ステップ2210)を行
う。
【0146】この蓄積クリア要求処理では、要求と共に
渡されたカメラ番号をカメラ番号リストに含めた図16
(i)の蓄積クリアメッセージを、送信制御モジュール
204、通信制御モジュール205を介して送信する。
また、要求と共に渡されたカメラ番号に対応するカメラ
情報テーブル210の蓄積画像有無2104を蓄積無し
に、蓄積実行中2105を非実行中に、カメラ状態21
03を停止に更新する。
【0147】次に、発行された要求がモニタ番号変更要
求であれば、モニタ番号変更要求処理(ステップ221
1)を行う。
【0148】このモニタ番号変更要求処理では、要求と
共に渡されたモニタ番号の対を含めた図16(e)のモ
ニタ番号変更メッセージを、送信制御モジュール20
4、通信制御モジュール205を介して送信する。ま
た、要求と共に渡された二つのモニタ番号に対応する二
つのモニタ情報テーブル212のモニタ番号2121を
入れ替える。
【0149】さて、ノード制御モジュール202は、以
上のような処理の他、次のような巡回画像制御処理を行
う。
【0150】巡回画像制御処理は、モニタモード212
3に巡回画像が設定されている各モニタ情報テーブル2
12について行われる。
【0151】この巡回画像制御処理では、そのモニタ情
報テーブル212のモニタ番号2121に対応するスケ
ジュールテーブル213のスケジュール2132に従っ
て、上記画像送信停止要求処理と画像送信要求処理を繰
り返す。たとえば、スケジュールテーブルに、カメラ
A、カメラB、カメラCと画像を循環的に所定期間ごと
に切り替えて表示すべきことが記述されてるならば、ま
ず、カメラAと当該モニタ番号の組を要求と共に受け取
ったカメラ番号とモニタ番号として前記画像送信要求処
理を行い、次に、当該所定期間経過したならば、カメラ
Aと当該モニタ番号の組を要求と共に受け取ったカメラ
番号とモニタ番号として前記画像送信停止要求処理を行
うと共にカメラBと当該モニタ番号の組を要求と共に受
け取ったカメラ番号とモニタ番号として前記画像送信要
求処理を行い、また、所定期間経過したならばカメラB
と当該モニタ番号の組を要求と共に受け取ったカメラ番
号とモニタ番号として前記画像送信停止要求処理を行う
と共にカメラCと当該モニタ装置の組を要求と共に受け
取ったカメラ番号とモニタ番号として前記画像送信要求
処理を行い、さらに、所定期間経過したならばカメラC
と当該モニタ番号の組を要求と共に受け取ったカメラ番
号とモニタ番号として前記画像送信停止要求処理を行う
と共にカメラAと当該モニタ番号の組を要求と共に受け
取ったカメラ番号とモニタ番号として前記画像送信要求
処理を行うという処理を繰り返す。
【0152】以上、本実施形態に係る監視システムの動
作について説明した。
【0153】以上説明してきた監視システムによれば、
ユーザは、次のような監視システムの利用が可能とな
る。
【0154】いま、初期状態において、全てのモニタア
イコンの識別子に対応するモニタ情報テーブルのモニタ
モードが巡回画像に設定されているとすると、この状態
において、各モニタアイコンに対応する全ての現実のモ
ニタに表示される画像は、スケジュールに従って画像を
取り込むカメラが順次循環的に切り替わる画像となる。
【0155】これらモニタの表示を監視しているユーザ
が、いずれかのモニタの表示画像中に不審を感じた場
合、ユーザは、そのモニタに対応するモニタアイコンを
左ボタンクリックすることにより、もしくは、右クリッ
クで表示されるメニューより注視コマンドを選択するこ
とにより、そのモニタに表示される画像を取り込むカメ
ラは、ユーザが不審を感じた画像を取り込んだカメラに
固定される。したがって、利用者は、不審を感じた地点
の画像を引き続き監視することができるようになる。
【0156】また、モニタの表示を監視しているユーザ
が、いずれかのモニタの表示画像中に不審を感じた場
合、ユーザは、そのモニタに対応するモニタアイコンを
ダブルクリックすることにより、もしくは、右クリック
で表示されるメニューより集中画像コマンドを選択する
ことにより、各モニタに表示される画像を取り込むカメ
ラは、ユーザが不審を感じた画像を取り込んだカメラ
と、その周辺のカメラに固定される。したがって、利用
者は、不審を感じた地点周辺の画像を集中的に連続して
監視することができるようになる。
【0157】また、いずれかのセンサが異常を検知する
と、そのセンサに対応するセンサアイコンの表示が変化
する。そこで、利用者は、監視レイアウト1800上
で、表示が変化したセンサアイコン最寄りのカメラアイ
コンを右クリックして表示されるメニューより注視コマ
ンドを選択することにより、この異常が検知された地点
最寄りのカメラが取り込んだ画像を、モニタに固定的に
表示することができる。したがって、利用者は、異常が
検知された地点の画像を連続的に監視することができる
ようになる。また、表示が変化したセンサアイコン最寄
りのカメラアイコンを右クリックして表示されるメニュ
ーより集中画像コマンドを選択することにより、この異
常が検知された地点周辺の各カメラが取り込んだ画像
を、各モニタに固定的に表示することができる。したが
って、利用者は、異常が検知された地点周辺の画像を集
中的に監視することができるようになる。
【0158】したがって、監視者が、興味を持った地点
周辺の画像情報を簡易に収集することができる。
【0159】また、各カメラアイコンの表示が、対応す
るカメラの画像送信、蓄積画像送信、停止、蓄積中によ
り変化するので、これよりユーザは、モニタに画像を表
示しているカメラや、そのカメラが送信している画像が
蓄積された画像であるのか否かや、各カメラに蓄積され
た画像があるかどうかなどを即座に把握することができ
る。
【0160】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。
【0161】なお、以上の実施形態では、情報を収集す
る入力機器がカメラ、情報を出力する機器がモニタであ
るとして、説明したが、以上の実施形態における監視者
が指定した出力機器に対応する入力機器もしくは監視者
が指定した入力機器周辺の情報を監視システムが自動的
に収集し出力する構成(前記集中画像に対応する構成)
は、入力機器がマイクやセンサなどの他の入力機器、出
力機器が入力機器に対応した適当な機器である場合に
も、同様に適用することができる。
【0162】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、監視者
が、興味を持った地点周辺の情報を簡易に収集すること
のできる監視システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る映像監視システムの構
成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る操作卓装置のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係るモニタ制御装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係るカメラ制御装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態に係るセンサ制御装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態に係るマイク制御装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係るスピーカ制御装置のハ
ードウェア構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態に係る操作卓装置のソフトウ
ェア構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態に係るカメラ制御装置のソフ
トウェア構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施形態に係るモニタ制御装置のソ
フトウェア構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施形態に係るセンサ制御装置のソ
フトウェア構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施形態に係るマイク制御装置のソ
フトウェア構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施形態に係るスピーカ制御装置の
ソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施形態に係る操作卓装置が備える
テーブルを示す図である。
【図15】本発明の実施形態に係るカメラ制御装置、モ
ニタ制御装置が備えるテーブルを示す図である。
【図16】本発明の実施形態に係る各装置間で送受され
る通信メッセージを示す図である。
【図17】本発明の実施形態に係る操作卓装置の画像デ
ータ制御部の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施形態に係る操作卓装置が表示す
る表示画面を示す図である。
【図19】本発明の実施形態に係る操作卓装置が表示す
るカメラアイコンを示す図である。
【図20】本発明の実施形態に係る操作卓装置が表示す
るメニューを示す図である。
【図21】本発明の実施形態に係る操作卓装置が表示す
るメニューを示す図である。
【図22】本発明の実施形態に係る操作卓装置のノード
制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ネットワーク 20…操作卓装置、30…カメラ
制御装置 40…カメラ 50…センサ制御装置 60
…センサ 70…モニタ制御装置、80…モニタ 90
…マイク 92…マイク制御装置 94…スピーカ 9
6…スピーカ制御装置
フロントページの続き (72)発明者 小泉 稔 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐々木 利一郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 足達 芳昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 Fターム(参考) 5C054 CH08 DA09 EA03 FE02 FE22 FE23 HA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象物の状態を取り込む複数の入力ノ
    ードと、監視対象物の状態を出力する複数の出力ノード
    と、各出力ノードから出力する状態を取り込む入力ノー
    ドを選択する制御装置とが、ネットワークを介して接続
    された監視システムであって、 前記制御装置は、 各入力ノード周辺に配置された入力ノードを特定可能な
    入力ノード配置情報を記憶する手段と、 特定の出力ノードの選択を利用者より受け付ける受け付
    け手段と、 選択された特定の出力ノードから出力する状態を取り込
    んでいる特定の入力ノードと、前記入力ノード配置情報
    から定まる前記特定の入力ノード周辺に配置された1ま
    たは複数の入力ノードを、複数の出力ノードから出力す
    る状態を取り込む入力ノードとして選択する手段とを有
    することを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】監視対象物の状態を取り込む複数の入力ノ
    ードと、監視対象物の状態を出力する複数の出力ノード
    と、各出力ノードから出力する状態を取り込む入力ノー
    ドを選択する制御装置とが、ネットワークを介して接続
    された監視システムであって、 前記制御装置は、 各入力ノード周辺に配置された入力ノードを特定可能な
    入力ノード配置情報を記憶する手段と、 特定の入力ノードの選択を利用者より受け付ける受け付
    け手段と、 選択された特定の入力ノードと、前記入力ノード配置情
    報から定まる前記特定の入力ノード周辺に配置された1
    または複数の入力ノードを、複数の出力ノードから出力
    する状態を取り込む入力ノードとして選択する手段とを
    有することを特徴とする監視システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の監視システムであって、 前記制御装置の受け付け手段は、 各出力ノードの配置を模擬して、各出力ノードに対応す
    る出力ノードアイコンを配置した表示画面を表示する表
    示手段と、 前記表示画面上で、利用者の特定の出力ノードアイコン
    の選択によって、選択された出力ノードアイコンに対応
    する出力ノードの選択を受け付ける手段とを有すること
    を特徴とする監視システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載の監視システムであって、 前記制御装置の受け付け手段は、 各入力ノードの配置を模擬して、各入力ノードに対応す
    る入力ノードアイコンを配置した表示画面を表示する表
    示手段と、 前記表示画面上で、利用者の特定の入力ノードアイコン
    の選択によって、選択された入力ノードアイコンに対応
    する入力ノードの選択を受け付ける手段とを有すること
    を特徴とする監視システム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の監視シス
    テムであって、 前記各入力ノードは前記監視対象物の状態として、当該
    監視対象物の画像を取り込むカメラ装置であって、前記
    各出力ノードは画像を出力するモニタ装置であることを
    特徴とする監視システム。
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