JP2016133938A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】火災等の災害発生時に人数を把握することができる監視システムを提供する。【解決手段】各部屋になるべく死角が無いようにカメラ12a,12bを複数台設置し、カメラで撮像した画像により各部屋にいる滞在者の概算人数を検出し、表示装置に表示した建物の図面上に滞在者の概算人数により危険度を表示することによって、管理担当者等が建物のどの部屋の危険度が高いか把握することができ、適切な避難誘導等の措置を講ずることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、火災等の災害発生時に人数を把握することができる監視システムに関する。
従来、火災等の災害時には警報が鳴動し、また非常放送により避難の指示等を行っていた。そして、滞在者は警報音や非常放送の指示等を聞いて、避難を行っていた。しかし、滞在者は火災警報の鳴動を聞いてもすぐに避難するとは限らず、様子をうかがい迅速な避難行動をとらない場合がある。また、扉が開かなかったり負傷していたりして、滞在者が非常放送を聞いても避難できない状況であったり、火災等の危険個所に近い方向へ移動してしまうこともありうる。さらに火災が進むと、逃げ遅れた滞在者がどこにいるのか、何人程度いるのかを、消防士等の救助者が把握することが重要となる。
したがって、避難誘導のためには、火災等の災害時には建物内のどの場所に何人程度の人がいるのか、リアルタイムで危険度を把握できるようにすることが重要である。
特許文献1には入退室管理を利用して火災発生部屋等にいる滞在者の人数と名前を表示装置に表示し、避難誘導を行う発明が記載されている。
特開平8−44967号公報
特許文献1の発明は、入退室管理装置が設置されていることを前提としており、入退室管理を行わない建物では使用することができない。また、人体検出器を用いた滞在者の存在確認は、存在の有無のみの確認しかできず、人数を把握することができない。
本発明は、防災センター等に駐在する防災センター要員等の管理担当者が建物内の部屋ごとにおける人数を把握しつつ、人数の概略を把握することによって、入退室管理を行わない建物でも避難誘導のための人数情報を得ることができる監視システムを提供するものである。なお、本願においては廊下やロビー等も一つの空間であるため、部屋と表現する。
(1)本発明は、災害信号を受信する受信機と、前記受信機に接続した表示装置と、前記受信機に信号線により接続されたカメラを備えた監視システムであって、前記カメラを部屋に複数台設置して部屋内を撮影し、撮影した画像から滞在者の概算人数を検出し、検出した滞在者の概算人数により危険度を、前記表示装置に表示した建物の図面上に表示する、監視システムである。
(2)また、本発明は、前記(1)において、前記撮影と滞在者の概算人数検出は、前記災害信号により開始する、監視システムである。
(3)また、本発明は、前記(1)又は(2)において、前記受信機に前記災害信号を送信する感知器を有し、前記信号線は前記災害信号を送信する感知器信号線であり、前記感知器は火災感知器又は地震感知器である、監視システムである。
(4)また、本発明は、前記(3)において、前記カメラは前記感知器に設けられている、監視システムである。
(5)また、本発明は、前記(1)乃至(4)の何れかにおいて、前記危険度の表示は、前記図面上に部屋又はフロアごとに、滞在者の概算人数、一定面積当たりの滞在者の概算人数、又は滞在者の概算人数の相対値を、色分けして表示することにより行う、監視システムである。
(6)また、本発明は、前記(1)乃至(5)の何れかにおいて、前記危険度の表示は、一定時間前からの状況を順次表示することができる、監視システムである。
本発明の請求項1に記載の構成によると、部屋に複数台のカメラを設置して、撮影した画像から滞在者の概算人数を検出するため、カメラに映らない滞在者がいないようにすることができる。また、滞在者の厳密な人数を検出することは行わず、概算人数を検出して危険度として表示することから、カメラを用いた簡単な装置構成の処理によって検出することができ、入退室管理などを行う前提とする必要がない。
また、本発明の請求項2に記載の構成によると、撮影と滞在者の概算人数検出は、火災感知器が感知したことにより開始するから、無駄な電力を消費することがない。
また、本発明の請求項3に記載の構成によると、
火災感知器や地震感知器の感知器信号線を用いて、災害信号に重畳させてカメラの画像信号を送信するから、カメラ画像用の配線を設ける必要がない。さらに、請求項2を引用する請求項3に記載の構成によると、火災感知器は感知しても受信機で火災と判断するまで蓄積機能等により時間差が生じるものが多いが、火災感知器が感知したことにより撮影と滞在者の人数概数検出を開始するため、受信機が火災と判断する前の早い段階から危険度を表示装置に表示することができる。
また、本発明の請求項4に記載の構成によると、カメラを火災感知器に設けたため、別途カメラを設置する必要がない。
また、本発明の請求項5に記載の構成によると、図面上に部屋又はフロアごとに、滞在者の概算人数、一定面積当たりの滞在者の概算人数、又は滞在者の概算人数の相対値を、色分けして表示することによって危険度の表示を行うことにより、どの部屋やフロアに滞在者が多くいるのか一見して把握することができ、避難誘導や救助等を適切に行うことができる。
また、本発明の請求項6に記載の構成によると、一定時間前からの状況を順次表示することによって、部屋ごとの概算人数の増減を見ることができ、滞在者がどのように移動しているのか把握することができる。
本発明の実施例1における、監視システムの構成。 本発明の実施例1における、カメラ一体型煙感知器1の外観。 本発明の実施例1における、受信機2の内部構成。 本発明の実施例1における、表示部7の滞在者の概算人数表示。 本発明の実施例1における、部屋におけるカメラ12の配置。 本発明の実施例1における、部屋におけるカメラ12の他の配置。 本発明の実施例1における、表示部7のカメラ画像表示。 本発明の実施例2における、表示部7の滞在者の概算人数表示。 本発明の実施例3における、表示部7の滞在者の概算人数表示。 本発明の実施例4における、監視システムの構成。
次に、実施例により発明を実施する形態を説明する。
まず、本発明の実施例1に係る監視システムを説明する。図1は、実施例1の監視システム構成を表す。1はカメラと火災感知器の一種である煙感知器を一体とした。カメラ一体型煙感知器、2は受信機、3は感知器信号線、4は非常放送盤、5はスピーカ、6は表示装置、7は表示部である。図1には明示していないが、カメラ一体型煙感知器1は部屋ごとに複数台設置されている。感知器信号線3は、2本の電線からなり複数の部屋のカメラ一体型煙感知器1に接続され、受信機2に接続している。図面上、感知器信号線3は3回線分示されているが、1回線でもよく回線数は何回線でもよい。受信機2は表示装置6と非常放送盤4に接続している。なお、本実施例のカメラ一体型煙感知器1では火災の煙を検出することによって火災を感知するが、感知器としてはこれに限るものではなく、熱やガスや炎からの放射など火災に起因する物理量を検出することによって火災を感知する他の火災感知器であってもよい。また、感知器信号線3にはカメラ一体型煙感知器1等以外に受信機2によって監視される機器や制御される機器が必要に応じて接続される。
図2にカメラ一体型煙感知器1の外観を示す。図2(a)は天井に設置したカメラ一体型煙感知器1を横から見た図、図2(b)は下から見た図である。11は煙流入窓であり、この奥にラビリンスと煙散乱検出機構が備わっている。また、12はカメラ、13はカメラ12が向いている方向にあるカメラ窓である。カメラ12で撮影した画像は画像変換して歪みを除去してから人数検出部26に入力することが好ましい。カメラ12は適切な方向に向けて設置することができる。
図3に受信機2の内部構成を示す。21は制御部(CPU)、22は電源部、23はメモリ、24は入出力部、25は操作部、26は人数検出部、27は画像メモリ、28は表示部、29は入出力部である。
次に、実施例1の監視システムの動作を説明する。火災で発生した煙がカメラ一体型煙感知器1の煙流入窓11から入り、煙散乱検出機構で感知されると、感知器信号線3を通じて受信機2に災害信号である火災感知信号が伝送され、受信機2では入出力部24から制御部21に伝えられる。制御部21では蓄積機能等の処理を含めて火災判断手段により火災判断を行う。火災と判断したとき、受信機2は入出力部29を介して図1に示す非常放送盤4に信号を送出し、非常放送盤4によりスピーカ5から警報音を鳴動するとともに、「火事です。火事です。○階で火災が発生しました。落ち着いて避難してください。」等の火災警報を行う。また、受信機2は入出力部29を介して表示装置6とも接続されている。
一方、カメラ一体型煙感知器1が煙を感知すると、上記のように受信機2が火災と判断する前から同部屋内のカメラ一体型煙感知器1に搭載されたカメラ12が一定期間ごとの画像撮影を開始する。即ち、受信機2はカメラ一体型煙感知器1から出力される火災感知信号を受信すると、火災の判定をするまで蓄積機能等により所定の時間がかかるが、実施例1では、受信機2が火災を判定する前にカメラ12の撮像が開始される。そして、カメラ12で得られた画像信号は、カメラコードと共に感知器信号線3を介して受信機2に送られる。この画像信号は受信機2の入出力部24に入力され人数検出部26に送られる。人数検出部26では、カメラコードにより、画像信号がどこの部屋のものであるか判別され、同じ部屋内にある複数台のカメラ12から得られた画像信号により、部屋内にいる滞在者の概算人数を検出する。そして、建物内の各部屋にいる滞在者の概算人数を部屋コードと共に入出力部29へ送る。入出力部29は上記の部屋コードと概算人数を表示装置6に送信する。表示装置6では表示部7に建物の図面を表示するとともに、受信した部屋コードと概算人数により各部屋の滞在者の概算人数表示を建物の図面上で行う。したがって、管理担当者等は火災警報前にカメラ一体型煙感知器1が煙を感知した時点で、滞在者の概算人数表示を見ることができる。もしも火災警報前に概算人数表示が不要であれば、火災警報を契機として概算人数の表示を行ってもよい。
図4は、実施例1における表示部7の滞在者の概算人数表示を示す。対象の建物は3階建てであり、各階とも南北に部屋が3つずつ設けられ、東西方向に1つの部屋(廊下)が設けられている。3階の北西部屋(左上の部屋)には火災のマークが表示され、煙を検知した場所を示している。各部屋には滞在者の概算人数が表示されており、さらに右側に各階のフロアにおける滞在者概算人数の合計が表示されている。このように表示することにより、管理担当者等は表示装置6によって各部屋の滞在者の概算人数を把握することができ、避難誘導や救助等を適切に行うことができる。概算人数が多いほど危険度が高く、概算人数は危険度を示す表示である。表示部7で表示している人数は概算人数であって正確な人数ではないため、図4では下部に、表示している人数は概算人数である旨を注意表示している。
図5は部屋におけるカメラ12の撮影の様子を示す図である。この例では部屋内の滞在者は5名である。カメラ12は一定時間ごとに撮影を行って画像信号を受信機2に送信し、受信機2に設けられた人数検出部26は画像信号から滞在者を認識して人数を検出する。滞在者を認識して人数を検出する方法としては、カメラ画像から人の頭部を画像認識したり、頭部と肩などの人としての形状を画像認識したりして検出するなど、種々の方法を用いることができる。
図5(a)は部屋を横から見た状況を、図5(b)は部屋を上から見た状況を示す。カメラ12として、カメラ12aとカメラ12bの2台を部屋の天井に設置している。カメラ一体型煙感知器1の本体は省略している。点線はカメラの撮影範囲を示す。図5(a),図5(b)では左端の滞在者がカメラ12aの撮影範囲から外れているが、カメラ12bの撮影範囲には含まれている。また、図5(b)の矢印は、重なり合うことによりカメラ1bに映らない滞在者がいる方向を示す。矢印の線上には2人の滞在者が重なっており、カメラ12bからは左から2番目の滞在者が隣の滞在者の影に隠れている。しかし、この2人は両者ともカメラ12aからは撮影されている。
このように、死角が無いように、カメラ12を部屋に2台設けて互いに視野が対向するように設けて補完し、全ての滞在者を撮影できるようにしているが、部屋のカメラ12を3台以上にすれば、より死角を排除することができる。
図5では、カメラ12aに4名が映り、カメラ12bには、矢印の線で示すように1名が他者の影に入っているために2名が映っている。本実施例では滞在者の概算人数を検出することから、両カメラの画像から検出した人数を単純に加算して、検出結果を6名として表示部7に表示することができる。しかし、このようにすると実際の人数との乖離が大きくなるため、人体の位置関係、人体形状、服の色、メガネの有無、髪型などを認識してカメラ12aとカメラ12bの両方に映る人物像を特定し、その人物の数をカメラ12aとカメラ12bに映った人物の数の和から減算することにより、実際の人数に近い概算人数を検出することがより好ましい。人体の位置関係は、部屋内の机やパーティション等の固定されたオフィス家具の位置を人数検出部26に記憶しておき、カメラ画像における人体と机等の位置関係から部屋内における人体の床上の位置を検出することもできる。そして、人数検出部26では人体の位置関係から同じ人物が両方のカメラに映っていることを認識する。
図5の例では左から3番目の滞在者を両方に映る人物像として特定し、6名から1名を減算して5名と検出することができる。
両方のカメラ12a,12bに映る人物を特定する際には、異なった人物を同一人物と認識すると、実際の人数よりも少なく検出されるので、同一人物との認識はある程度厳密に行うことが好ましい。しかし、仮に異なった人物を同一人物と認識しても、死角が無いようにカメラ12を複数台設けているため、部屋内に滞在者がいるか否かは検出することができる。
図6は、部屋におけるカメラ12の他の配置である。図6のカメラ配置では、映らない滞在者を図5のカメラ配置より少なくすることができる。カメラ12aとカメラ12bは部屋のコーナー最上部に設けられている。部屋のコーナー最上部に煙感知器を設けることはないため、この場所にカメラ12を設ける際には、煙感知器とは別体にすることができる。なお、図5のカメラ12の配置等においても、カメラ12と煙感知器を別体にして別々の場所に設けることもできる。
部屋のコーナー最上部にカメラ12を設けたことにより一つのカメラだけでも死角は無いが、たとえばカメラ12bだけでは、矢印の線で示すように2名の滞在者が重なってしまい、映らなくなることがありうる。しかしカメラ12aを設けたことにより左から2番目の滞在者を画像に捉えることができる。カメラ12aとカメラ12bを結ぶ線上に3名の滞在者がいると、中央の滞在者がどちらのカメラにも映らないが、一般的に部屋の壁際には物が置いてあることが多く、そのような場所に滞在者が3名以上並ぶことはほとんど起こらないため、カメラ12aとカメラ12bを結ぶ線が壁際にある図6の配置では滞在者が何れのカメラにも映らないことはほとんどない。
以上のようにして滞在者の概算人数を検出し、図4のように表示を行う。表示部7はタッチパネルになっており、概算人数を表示している部屋に触れて選択することにより実際の画像を表示し、状況を確認することができる。図4の下部には、より正確な人数についてはカメラ画像を表示して把握するように記載している。もしも体の一部しかカメラ12に映らない滞在者がいても、カメラ画像を表示することにより、管理担当者等が目視して確認することができる。
図4では、2階の南西部屋(2階左下の部屋)の概算人数が8人と表示されている。これを見た管理担当者等が表示部7のこの部屋の部分に触れると、表示装置6は受信機2にこの部屋の部屋コードと画像の要求信号を送出し、受信機2では人数検出部26を介して画像メモリ27からこの部屋のカメラ画像を取り出して表示装置6に送信する。部屋にはカメラが複数台設置されているので、各カメラで撮影された複数のカメラ画像を送信する。そうすると、表示装置6の表示部7は図7の表示に切り替わる。図7は表示部7のカメラ画像表示である。2階の南西部屋には、カメラ12aとカメラ12bの2台が設置されている。そこで、画面左上に大きくカメラ12aの画像をカメラAの画像として表示し、その下に「2階南西部屋」と部屋の名前を表示している。また、右下にはもう1台のカメラであるカメラ12bの画像を、カメラBとして表記して小さく表示している。そして、その上の「8人」は検出した概算人数の表示である。管理担当者等が右下のカメラBの表示に触れるとカメラBの画像が選択されてカメラAの画像と入れ替わり、カメラBの画像が左上に大きく表示される。また、表示部7の画面右上に表示されている「戻る」に触れると、図4の表示に戻る。管理担当者等は、カメラA等の画像の確認により目視で重複排除を行って、部屋にいる滞在者の正確な人数を把握する。このようにして、実際の部屋内の画像を確認して、滞在者の正確な人数や状況を把握したり、残っている滞在者がいるかを確認したりすることができる。
なお、実施例1の図4では火災を感知した3階の北西部屋に概算人数を表示しているが、カメラ画像から煙によって視界が遮られていることを人数検出部26により検出し、概算人数に替えて「概算人数検出不能」等と表示しても良い。
また、実施例1では、カメラ一体型煙感知器1が火災を感知して、火災感知信号を受信機2に出力した段階でカメラ12が撮像を開始すると説明したが、カメラ12の起動はそのタイミングだけに限らず、火災の兆候がある段階で撮像を開始できれば良い。たとえば、カメラ一体型煙感知器1の検出レベルを2段階として通常の半分あるいは3分の1以下の煙濃度で早期にカメラ12を起動しても良いし、設置されているカメラ一体型煙感知器1(一般的には2種感知器)より感度が高い1種感知器や超高感度型火災検出装置を用いて、これらが感知して火災感知信号を出力したときに、カメラ12が撮像を開始しても良い。また、カメラ一体型煙感知器1がアナログタイプであれば、火災の閾値より低い閾値を設定し、その低い閾値を超えた場合にカメラ12が撮像を開始しても良い。このようにすることで、火災が大きくなる前に建物内の概算人数を把握することができ、また、画像で現場を認識することができる。なお、カメラ12を常時稼働させておくことも可能で、その場合は間欠的に撮像することもできる。
さらに、実施例1では複数台のカメラ12により概算人数を検出したが、一般的に人物は時間と共に位置を変えるため、たとえば1台のカメラ12により、1分間隔で複数の画像を撮影して人物を特定し、複数の画像に映った異なる人物の数から概算人数を検出しても良い。その場合には、パノラマカメラや回動カメラを用いて、1台のカメラ12により室内全体の画像を得るようにする。
図8は、実施例2における表示部7の滞在者の概算人数表示を示す。図8でも図4と同様に3階の北西部屋に火災のマークが表示され、カメラ一体型煙感知器1が煙を感知したことを示している。図6で表示している人数は、一定面積当たりの滞在者の概算人数であり、具体的には100平米当たりの滞在者の概算人数を表示している。即ち、実施例2は、概算人数密度を表している。人数検出部26は各部屋の広さに関するテーブルを持っており、各部屋で検出された滞在者の概算人数から100平米あたりの概算人数を算出して表示装置6に送出する。これにより、図8のように滞在者を密度的に表示することができる。この表示のデータは、実施例1のデータと共に表示装置6に記憶させ、表示部7のタッチパネル操作により図4の概算人数の表示と選択的に切り替えて表示することもできる。
また、人数の表示は、滞在者の概算人数が一番多い部屋の概算人数を基準として100とし、他の部屋は概算人数を基準の概算人数で除して、比率の数値で表わしたり、建物全体における滞在者の概算人数合計を100%として、何%の滞在者が部屋にいるかという比率の数値で表わしたりするなどの、滞在者の概算人数の相対値で表示してもよい。
図9は、実施例3における表示部7の滞在者の概算人数表示を示す。実施例3では部屋ごとに滞在者の概算人数を表示するとともに、概算人数に応じて色分けして部屋の表示色を変える。たとえば、2階の南西部屋は概算人数8人と表示し赤色、2階の北西部屋は概算人数2人と表示しオレンジ色で表示する。滞在者の概算人数により色を変えることにより、表示部7を見た管理担当者等はどの部屋に人が多いかを瞬時に判別することができる。なお、この色分けを概算人数に対してではなく、実施例2の人数密度に対して行っても良い。
また、実施例3では、危険度の表示は、一定時間前からの状況を順次表示することができる。滞在者の各部屋の概算人数は一定時間ごとに人数検出部26により検出され、表示装置6に送られるので、表示装置6で記憶しておく。そして、管理担当者等が図9左下の横向き三角印に触れると、50分前からの概算人数を順次、動画的に表示する。何分前であるかは下部の棒グラフ表示により示される。図9では棒グラフ表示は10分前の状況であることを示している。これにより、部屋ごとの概算人数の増減を確認することができ、滞在者がどのように移動しているのか把握することができる。
実施例1では、人数検出部26と画像メモリ27を受信機2に設けたが、これらを中継器8に設けることができる。図10は実施例4における監視システムの構成である。部屋内に設置された2台のカメラ一体型煙感知器1が1台の中継器8に接続され、中継器8は感知器信号線3を介して受信機2に接続されている。画像信号は情報量が多いために伝送容量が大きい。したがって、多くのカメラの画像信号を1本の感知器信号線3で伝送すると、個々のカメラの画像を伝送する時間間隔を長くする必要が生じる。また、人数検出部26が1台で全ての部屋のカメラ画像から概算人数を検出するため情報処理負担が大きい。そこで、部屋内の複数のカメラ一体型煙感知器1を、部屋コードを記憶した中継器8で集約し、中継器8に備えた人数検出部26と画像メモリ27で各部屋の滞在者の概算人数を検出して、部屋コードと概算人数を、受信機2を介して表示装置6に送信する。図10では2台のカメラ一体型煙感知器1を中継器8に接続し、概算人数を検出して受信機2へ送信しているが、部屋内に3台以上のカメラ一体型煙感知器1を設置した場合にも1台の中継器8で部屋内の滞在者の概算人数を検出する。
管理担当者等がカメラの画像を表示したいと考え、前述のように表示部7の部屋の部分に触れた場合には、表示装置6は受信機2にこの部屋の部屋コードと画像の要求信号を送出し、受信機2は中継器8に転送する。中継器8では人数検出部26を介して部屋コードに対応したカメラ画像を画像メモリ27から取り出し、感知器信号線3と受信機2を介して表示装置6に送信する。これにより、表示部7は図7の表示に切り替わる。この時には画像信号が中継器8と受信機2の間の信号線を通過するが、実施例1において人数検出部26で検出するために全ての部屋のカメラ画像信号を定期的に送信するのとは異なり、要求信号があって初めて送信するカメラ画像信号であるため、送信速度に関する問題は生じない。
また、中継器8ではなく、部屋のカメラ12の中の1台を親カメラとし、親カメラの中に人数検出部26と画像メモリ27を設けてもよい。他の子カメラから親カメラに画像を送信して人数検出を行い、部屋コードと概算人数を、受信機2を介して表示装置6へ送信する。また、この場合には親カメラと子カメラを感知器信号線3とは別の配線で接続すれば、感知器信号線3で伝送する情報量を少なくすることができる。子カメラは複数台としても良く、1台以上設置される。表示部7で画像表示する際には、中継器8に人数検出部26等を設けた場合と同様に、親カメラの画像メモリからカメラ画像を読み出して感知器信号線3と受信機2を介して表示装置6へ送信する。この場合には各部屋の人数検出部26で滞在者の概算人数を検出することになり、画像処理の分散化がさらに進む。
上記各実施例では、火災を前提として避難誘導を行う際の危険度表示について記載したが、火災以外の、たとえば地震が発生した際の避難誘導や避難状況の確認にも用いることができる。その際には地震の揺れを感知する加速度センサが組み込まれた地震感知器や、緊急地震速報を伝えるテレビ放送や携帯電話用信号等を受信する受信手段を備えた地震感知器により、災害信号を発生させることができる。また、緊急地震速報を伝えるテレビ放送や携帯電話用信号を直接的に災害信号として用いることもできる。緊急地震速報によるもののように災害信号は災害の予告信号でもよく、火災感知器の感知器信号のように警報を判断するための信号でもよく、火災や地震と判断した信号でもよい。
1 カメラ一体型煙感知器、11 煙流入窓、12 カメラ、13 カメラ窓、12a カメラ、12b カメラ、2 受信機、21 制御部(CPU)、22 電源部、23 メモリ、24 入出力部、25 操作部、26 人数検出部、27 画像メモリ、28 表示部、29 入出力部、3 感知器信号線、4 非常放送盤、5 スピーカ、6 表示装置、7 表示部、8 中継器

Claims (6)

  1. 災害信号を受信する受信機と、前記受信機に接続した表示装置と、前記受信機に信号線を介して接続されたカメラを備えた監視システムであって、
    前記カメラを部屋に複数台設置して部屋内を撮影し、撮影した画像から滞在者の概算人数を検出し、
    検出した滞在者の概算人数により危険度を、前記表示装置に表示した建物の図面上に表示する、
    監視システム。
  2. 前記撮影と滞在者の概算人数検出は、前記災害信号により開始する、
    請求項1の監視システム。
  3. 前記受信機に前記災害信号を送信する感知器を有し、
    前記信号線は前記災害信号を送信する感知器信号線であり、
    前記感知器は火災感知器又は地震感知器である、
    請求項1又は2の監視システム。
  4. 前記カメラは前記感知器に設けられている、
    請求項3の監視システム。
  5. 前記危険度の表示は、前記図面上に部屋又はフロアごとに、滞在者の概算人数、一定面積当たりの滞在者の概算人数、又は滞在者の概算人数の相対値を、色分けして表示することにより行う、
    請求項1乃至4の何れかの監視システム。
  6. 前記危険度の表示は、一定時間前からの状況を順次表示することができる、
    請求項1乃至5の何れかの監視システム。
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