JP2018142227A - 火災報知システム - Google Patents

火災報知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018142227A
JP2018142227A JP2017036772A JP2017036772A JP2018142227A JP 2018142227 A JP2018142227 A JP 2018142227A JP 2017036772 A JP2017036772 A JP 2017036772A JP 2017036772 A JP2017036772 A JP 2017036772A JP 2018142227 A JP2018142227 A JP 2018142227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
facility
image
projector
detects
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017036772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6779814B2 (ja
Inventor
高橋 成政
Shigemasa Takahashi
成政 高橋
惠星 東山
Keisei Higashiyama
惠星 東山
恭裕 大槻
Yasuhiro Otsuki
恭裕 大槻
淳也 小林
Junya Kobayashi
淳也 小林
将択 宮田
Masataku Miyata
将択 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP2017036772A priority Critical patent/JP6779814B2/ja
Publication of JP2018142227A publication Critical patent/JP2018142227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6779814B2 publication Critical patent/JP6779814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】施設内が無人である間に火災が発生した場合に、消防機関への通報までの時間を短縮する。【解決手段】施設内の異なる部屋に配置され、火災を検出する複数の火災感知器2と、複数の火災感知器2の検出結果に基づいて、火災の位置を特定する火災位置特定部741と、施設内に人がいるか否かを検出する検出部742と、複数の火災感知器2のうちの少なくとも一つが火災を検出し、且つ、検出部742において人がいないことを検出した場合に、火災の位置を示す情報を表示する表示装置とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、火災を報知するための火災報知システムに関する。
火災報知装置は、火災発生時の熱、煙又は炎等を検出して、施設内にいる者に火災の発生を警報等により通知する。また、自動消火設備を有する火災報知装置も知られており、特許文献1には、火災感知器により火災を検出した場合に、スプリンクラーにより消火用水を散水して初期消火を行うことが記載されている。
特開2015−84825号公報
夜間又は休日等、施設内が無人である間に火災が発生することがある。この場合、警報音を出力したとしても、人が警報に気付くことができない。このため、消防機関への通報が遅れるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、施設内が無人である間に火災が発生した場合に、消防機関への通報までの時間を短縮することができる火災報知システムを提供することを目的とする。
本発明の火災報知システムは、施設内の異なる部屋に配置され、火災を検出する複数の火災感知器と、前記複数の火災感知器の検出結果に基づいて、火災の位置を特定する火災位置特定部と、前記施設内に人がいるか否かを検出する検出部と、前記複数の火災感知器のうちの少なくとも一つが火災を検出し、且つ、前記検出部において人がいないことを検出した場合に、前記火災の位置を示す情報を表示する表示装置とを備える。
前記火災報知システムは、前記表示装置の周囲の明るさを検出する照度センサをさらに備え、前記表示装置は、前記照度センサが周囲の明るさが所定値以下であることを検出した場合に、前記火災の位置を示す情報を表示してもよい。
前記表示装置は、前記火災の位置を示す情報を含む画像と、当該画像とは異なる画像とを交互に表示してもよい。
前記表示装置は、前記複数の火災感知器の検出結果に基づいて、火災の拡散状況を示す情報を表示してもよい。
施設内の異なる部屋に配置された複数のカメラをさらに備え、前記表示装置は、前記複数のカメラのうち、前記火災の位置と同じ部屋に配置されたカメラにより撮影された画像を表示してもよい。
前記複数の火災感知器のうちの少なくとも一つが火災を検出した場合に、前記表示装置の方向を、前記施設内において施設の外壁面に形成された窓に対向する位置に前記火災の位置を示す情報を表示する方向に変更する方向変更部をさらに有してもよい。
本発明によれば、施設内が無人である間に火災が発生した場合に、消防機関への通報までの時間を短縮することができるという効果を奏する。
第1の実施形態の火災報知システムの構成を示す図である。 火災報知システムの構成を示す図である。 プロジェクタにより投影される警報画像の一例を示す図である。 受信機の動作の一例を説明するフローチャートである。 火災報知システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 火災報知システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る火災報知システム100の構成を示す図である。火災報知システム100は、火災の発生を検出する。また、火災報知システム100は、施設内が無人である無人状態において火災の発生を検出した場合に、施設外を通行する第三者が火災の発生を察知できるように、火災の発生を報知するための警報画像を表示装置に表示する。
図1の例では、火災報知システム100は、警報画像をスクリーンに投影するためのプロジェクタ1により、火災の発生及び火災の位置を示すメッセージをスクリーンに投影する。施設外を通行する第三者は、スクリーンに投影されたメッセージを施設の窓ごしに視認し、火災の発生を察知する。施設外を通行する第三者に火災の発生を報知することにより、施設外を通行する第三者が火災の発生を消防機関に通報することを期待することができる。
図2は、火災報知システム100の構成を示す図である。火災報知システム100は、プロジェクタ1と、火災感知器2と、終端回路3と、スピーカ4と、入退室機器5と、照度センサ6と、受信機7とを備える。火災報知システム100は、検出対象となる区域ごとに、一以上の火災感知器2及び終端回路3を有する。区域は、施設内の仕切られた部屋に対応するが、一の区域に複数の部屋が含まれていてもよい。
火災感知器2は、区域内で火災が発生したことを検出するセンサであり、例えば、熱、煙又は炎を検出することにより、火災の発生を検出する。終端回路3は、受信機7が接続された回路の終端部である。
プロジェクタ1は、受信機7により生成された画像を表示するための表示装置を構成しており、画像をスクリーンに投影させる。プロジェクタ1は、スクリーンの前面から画像を投影する前面投影方式のプロジェクタである。なお、火災が発生していない平常時に、施設外を通行する第三者から見てプロジェクタ1等の設備が目立たないようにするために、スクリーンの背面から画像を投影する背面投影方式のプロジェクタを採用してもよい。また、プロジェクタ1は、壁又は天井に埋め込まれていてもよい。
スピーカ4は、施設内に配置された放送用のスピーカである。スピーカ4は、施設外を通行する第三者にも放送内容が聞き取れるような比較的大きな音量で音声出力を行うことが好ましい。
入退室機器5は、施設の各部屋の入退室を電気錠により管理するセキュリティ管理装置である。この施設では、施設の無人状態の間のセキュリティを確保するため、施設の最終退出者が、図示しない認証装置にカードキーをかざすことにより、施設全体の各出入り口を施錠する。入退室機器5は、施設全体の施錠の状況として、この最終退出者による施錠操作を記録して保持する。
照度センサ6は、プロジェクタ1の周囲の明るさを検出する。照度センサ6は、検出したプロジェクタ1の周囲の明るさを所定値と比較する。この所定値は、プロジェクタ1により投影された画像を施設外から識別可能な周囲の明るさの下限値である。照度センサ6は、プロジェクタ1の周囲の明るさの比較結果を受信機7へ送信する。
受信機7は、一以上の火災感知器2と電気的に接続されており、火災感知器2からの検出信号を監視することによって施設内の火災の発生を検出する。受信機7は、地区回路71(71−1〜71−n、nは自然数)、操作部72、通信部73、制御部74及び表示部75を備える。地区回路71は、火災の発生を検出する区域ごとに設けられている。地区回路71は、対応する区域内に設置された複数の火災感知器2のいずれかが火災の発生を検出した情報を受信する。地区回路71は、対応する区域内に設置された火災感知器2から火災の発生を示す火災応答信号を受信した場合に、火災応答信号を制御部74に通知する。
操作部72は、ユーザが各種の設定を行うための操作用デバイスである。操作部72は、例えば、スイッチ、ボタン又はタッチパネルにより構成される。通信部73は、プロジェクタ1、スピーカ4、入退室機器5及び照度センサ6との間で、LAN(Local Area Network)又は無線LAN等の通信ネットワークにより各種の情報を送受信するための通信モジュールである。
制御部74は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMに格納されたプログラムを実行することにより、火災位置特定部741、検出部742、画像生成部743及び通信制御部744として機能する。
火災位置特定部741は、複数の火災感知器2の検出結果に基づいて、火災の位置及び拡散状況を特定する。より詳しくは、火災位置特定部741は、火災感知器2を識別するための火災感知器IDに関連付けて、各火災感知器2が配置された部屋を識別するための部屋IDをそれぞれ記憶している。火災位置特定部741は、火災を検出した火災感知器2が配置された部屋の部屋IDをROMから読み出すことにより、火災の位置を特定する。また、火災位置特定部741は、複数の火災感知器2において火災を検出した場合には、火災を検出した火災感知器2が配置された部屋の部屋IDをROMからそれぞれ読み出すことにより、火災の拡散状況を特定する。火災位置特定部741は、火災の発生及び火災の位置を受信機7に表示するための施設内向けの位置特定情報を生成し、位置特定情報を表示部75に入力する。また、火災位置特定部741は、火災の発生及び火災の位置を施設内において放送するための警報音声を生成し、通信制御部744に警報音声を入力する。
検出部742は、通信部73を介して施設全体の施錠の状況を入退室機器5から取得することにより、施設内に人がいるか否かを検出する。具体的には、最終退出者が施設全体の各出入り口を施錠する操作を行った状態であれば、施設が無人状態であると判定する。一方、最終退出者による施設全体の各出入り口を施錠する操作が行われていない状態であれば、施設に人がいる有人状態であると判定する。検出部742は、施設内に人がいるか否かの検出結果を画像生成部743に入力する。
画像生成部743は、検出部742において施設が無人状態であると判定した場合に、施設外を通行する第三者に火災の発生を報知するための警報画像を生成する。図3を参照して、画像生成部743の動作を説明する。図3(a)及び(b)は、プロジェクタ1により投影される警報画像の一例を示す図である。プロジェクタ1は、複数の互いに異なる警報画像を交互に投影することができ、例えば、図3(a)及び(b)に示す警報画像を一定期間ごとに交互に投影する。
画像生成部743は、図3(a)の上段に示すように、火災が発生したことを示す情報を警報画像に含める。また、画像生成部743は、火災の位置を火災位置特定部741から取得し、図3(a)の下段に示すように、取得した火災の位置を示す情報を警報画像に含める。
また、画像生成部743は、図3(b)の上段に示すように、消防機関への通報を促すメッセージを警報画像に含める。また、画像生成部743は、図3(b)の中段に示すように、消防機関への通報時に必要となる情報、例えば火災が発生した施設の住所を警報画像に含める。画像生成部743は、図3(b)の下段に示すように、施設付近からの避難を促すメッセージを警報画像に含める。
図2の説明に戻る。画像生成部743は、火災位置特定部741から火災の拡散状況を取得し、火災の拡散状況を示す情報を警報画像に含めてもよい。火災の拡散状況を示す画像をプロジェクタ1によりスクリーンに投影することにより、施設外を通行する第三者に対し、消防機関へ通報することをより強く促すことができる。
施設内が無人の状態において火災感知器2が火災を検出した場合、施設外を通行する第三者により火災の消防機関への通報が行われることを期待して、施設外の第三者へ火災の発生を報知することが望ましい。ただし、プロジェクタ1によりスクリーンに投影された画像は、通常、明るい環境では識別困難となる。
そこで、画像生成部743は、照度センサ6におけるプロジェクタ1の周囲の明るさの比較結果を取得し、(1)照度センサ6において検出された周囲の明るさが所定値以下であり、(2)複数の火災感知器2のうちの少なくとも一つが火災を検出し、且つ、(3)検出部742において施設内が無人状態であることを検出した場合に、警報画像を生成する。一方、画像生成部743は、照度センサ6において明るさが所定値を超えることを検出した場合、複数の火災感知器2がいずれも火災を検出しない場合、又は、検出部742において施設内が有人状態であることを検出した場合には、警報画像を生成しない。
通信制御部744は、通信部73を介して、プロジェクタ1、スピーカ4、入退室機器5又は照度センサ6に対し、各種のデータの送受信を行う。通信制御部744は、火災位置特定部741により生成された警報音声をスピーカ4へ送信し、スピーカ4により警報音声を出力させる。また、通信制御部744は、画像生成部743により生成された警報画像をプロジェクタ1へ送信し、プロジェクタ1により警報画像をスクリーンに投影させる。表示部75は、制御部74において生成された情報を表示するためのディスプレイである。表示部75は、施設内にいる者が確認するための情報を表示し、例えば、火災位置特定部741において生成された火災の発生及び火災の位置を示す位置特定情報を表示する。
図4は、受信機7の動作の一例を説明するフローチャートである。この処理手順は、複数の火災感知器2のうちのいずれかが火災を検出したときに開始される。まず、火災位置特定部741は、火災の発生及び火災の位置を受信機7の表示部75に表示させる(S1)。
画像生成部743は、照度センサ6によるプロジェクタ1の周囲の明るさの比較結果が、低照度状態を示しているか否かを判定する(S2)。検出部742は、プロジェクタ1の周囲の明るさが所定値以下であると判定した場合(S2のYES)、施設全体の施錠の状況を入退室機器5から取得することにより、施設内に人がいるか否かを検出する(S3)。検出部742は、検出結果を画像生成部743に通知する。
通信制御部744は、検出部742において施設内が無人状態であることを検出した場合(S3のYES)、無線LANを介して、プロジェクタ1へ起動信号を送信し、プロジェクタ1に起動処理を開始させる(S4)。起動処理は、例えば、プロジェクタ1が、消費電力の小さい待機状態から、消費電力がより大きく且つ画像をスクリーンに投影可能な通常状態へ移行する処理である。
さらに、プロジェクタ1は、火災が発生したことを示す情報を含む警報画像と、火災の位置を示す情報を含む警報画像とをそれぞれ通信制御部744から無線LANにより受信し、これらの警報画像を所定期間ごとに切り替えて、交互にスクリーンに投影する(S5)。
また、スピーカ4は、通信制御部744から受信した警報音声を施設内において出力する(S6)。次に、通信制御部744は、操作部72が、警報画像の投影停止及び警報音声の出力停止を指示する施設関係者の復旧操作を受け付けたか否かを判定する(S7)。この復旧操作は、例えば、施設関係者が、火災発生を察知した等の理由により施設内へ到達したとき等に行われる。
通信制御部744は、操作部72が施設関係者の復旧操作を受け付けた場合には(S7のYES)、警報音声の出力停止信号をスピーカ4へ送信し、スピーカ4は、警報音声の出力を停止させる(S8)。さらに、通信制御部744は、警報画像の表示停止信号をプロジェクタ1へ送信し、プロジェクタ1は、受信した表示停止信号に応答して、警報画像の投影を停止させ、処理を終了する(S8)。
ステップS1の判定において、スピーカ4は、照度センサ6において検出された周囲の明るさが所定値を超えると判定した場合(S2のNO)、通信制御部744から受信した警報音声を施設内において音声出力し、処理を終了する(S9)。また、ステップS3の判定において、スピーカ4は、検出部742において施設内が有人状態であることを検出した場合(S3のNO)、通信制御部744から受信した警報音声を施設内において音声出力し、処理を終了する(S9)。また、ステップS7の判定において、通信制御部744が施設関係者の復旧操作を受け付けていない場合には(S7のNO)、ステップS5〜S6の処理手順を繰り返す。
図5は、火災報知システム100の動作の一例を示すシーケンス図であり、プロジェクタ1の周囲が明るい日中等において施設内が有人状態である場合の火災報知システム100の動作の一例を示す。例えば、火災感知器2及び受信機7が火災の監視を開始したときに、この処理手順は開始する。
受信機7の通信制御部744は、各火災感知器2に対し、火災の検出結果を要求する状態要求信号を一定期間ごとに送信する。各火災感知器2は、通信制御部744からの状態要求信号に応答して、火災を検出していないことを示す正常応答信号を受信機7へ送信する。その後、一の火災感知器2が火災を検出したときに、火災を検出した火災感知器2は、通信制御部744からの状態要求信号に応答して、火災の発生を示す火災応答信号を受信機7へ送信する。
通信制御部744は、火災位置特定部741が一の火災感知器2から火災応答信号を受信した場合に、照度センサ6に対し、プロジェクタ1の周囲の明るさの比較結果を要求する照度状態要求信号を送信する。照度センサ6は、照度状態要求信号に応答して、プロジェクタ1の周囲の明るさを検出する。照度センサ6は、検出した明るさを所定値と比較し、プロジェクタ1の周囲の明るさが所定値を超えることを検出する。この場合に、照度センサ6は、照度が高いことを示す高照度状態信号を受信機7へ送信する。
通信制御部744は、照度センサ6から高照度信号を受信し、プロジェクタ1の周囲の明るさが所定値を超えるため、プロジェクタ1の使用に適さないと判定する。また、通信制御部744は、入退室機器5へ施設全体の施錠の状況を示す情報を要求する警備状態要求信号を送信する。入退室機器5は、警備状態要求信号に応答して、施設全体の施錠の状況を示す情報として、施設内が有人であることを示す有人状態信号を送信する。受信機7の通信制御部744は、入退室機器5から有人状態信号を受信する。この場合、施設内は有人であるため、受信機7の通信制御部744は、プロジェクタ1により警報画像を投影させることなく、処理を終了する。
図6は、火災報知システム100の動作の一例を示すシーケンス図であり、プロジェクタ1の周囲が暗い夜間等において施設内が無人状態である場合の火災報知システム100の動作の一例を示す。図5の処理手順と同様に、例えば、火災感知器2及び受信機7が火災の監視を開始したときに、この処理手順は開始する。
受信機7の通信制御部744は、各火災感知器2へ火災の検出結果を要求する状態要求信号を一定期間ごとに送信する。一の火災感知器2が火災を検出したときに、火災を検出した火災感知器2は、通信制御部744からの状態要求信号に応答して、火災の発生を示す火災応答信号を受信機7へ送信する。
通信制御部744は、一の火災感知器2から火災応答信号を受信した場合に、プロジェクタ1の周囲の明るさの検出結果を要求する照度状態要求信号を照度センサ6へ送信する。照度センサ6は、照度状態要求信号に応答して、プロジェクタ1の周囲の明るさを検出する。照度センサ6は、検出した明るさを所定値と比較し、プロジェクタ1の周囲の明るさが所定値以下であることを検出する。この場合に、照度センサ6は、照度が低いことを示す低照度状態信号を受信機7へ送信する。
通信制御部744は、照度センサ6から低照度信号を受信し、プロジェクタ1の周囲の明るさが所定値以下であるため、プロジェクタの使用に適していると判定する。また、通信制御部744は、入退室機器5へ施設全体の施錠の状況を示す情報を要求する警備状態要求信号を送信する。入退室機器5は、警備状態要求信号に応答して、施設全体の施錠の状況を示す情報として、施設内が無人であることを示す無人状態信号を送信する。通信制御部744は、入退室機器5からの無人状態信号を受信する。
通信制御部744は、火災応答信号、低照度信号、及び無人状態信号を受信した場合、プロジェクタ1へ起動信号を送信し、プロジェクタ1に起動処理を開始させる。また、受信機7の画像生成部743は、火災が発生したことを示す情報を含む警報画像と、火災の位置を示す情報を含む警報画像とをそれぞれ生成する。通信制御部744は、画像生成部743により生成された複数の種類の警報画像とともに、警報画像の投影を要求する警報表示要求信号をプロジェクタ1へ送信する。プロジェクタ1は、警報表示要求信号に応答して、受信した複数の種類の警報画像を所定の間隔でスクリーンに交互に投影する。
プロジェクタ1は、警報画像の投影開始後に、警報画像の投影を完了したことを示す警報表示完了信号を受信機7へ送信する。その後、通信制御部744は、繰り返し警報表示要求信号をプロジェクタ1へ送信し、プロジェクタ1は、警報表示要求信号を受信し、警報画像のスクリーンへの投影を継続するとともに、警報表示完了信号を受信機7へ送信する。
操作部72が、警報画像の投影停止及び警報音声の出力停止を指示する施設関係者の復旧操作を受け付けた場合には、通信制御部744は、警報画像の表示停止信号をプロジェクタ1へ送信する。プロジェクタ1は、受信した表示停止信号に応答して、警報画像の投影を停止する。また、プロジェクタ1は、警報画像の投影の停止を完了したことを示す警報停止完了信号を受信機7へ送信し、通信制御部744は、警報停止完了信号を受信する。
本実施の形態によれば、検出部742において施設内が無人状態であることを検出した場合に、施設外を通行する第三者が消防機関へ通報することを期待して、プロジェクタ1は、火災の位置を示す情報を投影する。このため、消防機関への通報までにかかる時間を短縮することができる。さらに、火災の位置を示す情報を投影することにより、消防機関による消火活動を促進することができる。
また、プロジェクタ1は、照度センサ6が周囲の明るさが所定値以下であることを検出した場合に、火災の位置を示す情報を投影する。このため、プロジェクタ1の周りが明るいことに起因して、プロジェクタ1により投影された画像が識別できなくなることを抑制することができる。
また、プロジェクタ1は、火災の位置を示す情報を含む画像と、当該画像とは異なる画像とを交互に投影する。このため、画像の切り替えによって施設外を通行する第三者の注意をひくことができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、プロジェクタ1が、火災の位置を示す情報を含む警報画像をスクリーンに投影する場合の構成について説明した。これに対し、本実施の形態では、プロジェクタ1が、火災位置特定部741により特定された火災の位置と同じ部屋に配置されたカメラにより撮影された画像を投影する場合の例について説明する。
第2の実施形態の火災報知システム100は、図示しない複数のカメラをさらに備える。複数のカメラは、光学素子により被写体の撮影画像をそれぞれ生成する。複数のカメラは、施設内の異なる部屋、例えば、全ての部屋に配置される。各カメラは、無線LAN等により、生成した撮影画像を受信機7へ送信する。通信制御部744は、各カメラにより生成された撮影画像を受信し、画像生成部743は、通信制御部744が受信した撮影画像のうち、火災位置特定部741により特定された火災の位置と同じ部屋に配置されたカメラにより撮影された画像を含む警報画像を生成する。
このような構成によれば、プロジェクタ1は、火災の位置と同じ部屋に配置されたカメラにより撮影された画像をスクリーンに投影する。施設外を通行する第三者は、火災の状況をより詳細に把握するため、第三者が消火機関へ通報することがさらに期待できる。
<第3の実施形態>
第1及び第2の実施形態では、プロジェクタ1の向きが固定である場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、プロジェクタ1の向きを変更可能である場合の例について説明する。
本実施の形態の火災報知システム100は、プロジェクタ1の方向を変更する方向変更部をさらに備える。方向変更部は、プロジェクタ1により警報画像を投影する場合に、施設外を通行する第三者から警報画像が視認しやすい位置に画像が投影されるように、プロジェクタ1の向きを変更する。例えば、方向変更部は、複数の火災感知器2のうちの少なくとも一つが火災を検出した場合に、プロジェクタ1の方向を、施設内において施設の外壁面に形成された窓に対向する位置に火災の位置を示す情報を投影する方向に変更する。
方向変更部は、プロジェクタ1の回転角を決定するためのカメラを備え、既知の画像認識技術により、このカメラにより撮影された画像において施設の外壁面に形成された窓を認識することにより、例えば、施設内において窓に対向するスクリーン又は壁面を特定する。あるいは、方向変更部は、窓越しに画像を投影可能な施設外のスクリーン又は壁面を特定し、特定したスクリーン又は壁面に画像が投影されるように、プロジェクタ1の向きを変更してもよい。
なお、通信制御部744は、プロジェクタ1が画像を外から見える位置に投影できる向きを記憶していてもよい。通信制御部744は、プロジェクタ1に起動信号を送信する際に、外から見える位置に画像を投影できる向きを指定する情報を方向変更部に送信し、方向変更部が、向きを指定する情報に基づいて投影方向を変更してもよい。
このような構成を採用することにより、他の用途でプロジェクタ1を使用した等の理由によって施設関係者がプロジェクタ1の向きを変更した場合に、火災報知システム100は、方向変更部がプロジェクタ1の向きを変更することにより、施設外を通行する第三者から警報画像を視認しやすい位置に画像を投影することができる。
なお、実施の形態1〜3では、照度センサ6がプロジェクタ1の周囲の明るさが所定値以下であることを検出した場合に、プロジェクタ1が警報画像を投影する場合の例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、表示装置が十分な明るさで警報画像を表示すれば、表示装置の周囲の明るさにかかわらず、施設外を通行する第三者が警報画像を視認することができる。このため、表示装置は、複数の火災感知器2のうちの少なくとも一つが火災を検出し、且つ、検出部742において人がいないことを検出した場合に、周囲の明るさにかかわらず、火災の位置を示す警報画像を表示する構成であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 プロジェクタ
2 火災感知器
3 終端回路
4 スピーカ
5 入退室機器
6 照度センサ
7 受信機
71 地区回路
72 操作部
73 通信部
74 制御部
741 火災位置特定部
742 検出部
743 画像生成部
744 通信制御部
100 火災報知システム

Claims (6)

  1. 施設内の異なる部屋に配置され、火災を検出する複数の火災感知器と、
    前記複数の火災感知器の検出結果に基づいて、火災の位置を特定する火災位置特定部と、
    前記施設内に人がいるか否かを検出する検出部と、
    前記複数の火災感知器のうちの少なくとも一つが火災を検出し、且つ、前記検出部において人がいないことを検出した場合に、前記火災の位置を示す情報を表示する表示装置と、
    を備える、火災報知システム。
  2. 前記表示装置の周囲の明るさを検出する照度センサをさらに備え、
    前記表示装置は、前記照度センサが周囲の明るさが所定値以下であることを検出した場合に、前記火災の位置を示す情報を表示する、
    請求項1に記載の火災報知システム。
  3. 前記表示装置は、前記火災の位置を示す情報を含む画像と、当該画像とは異なる画像とを交互に表示する、
    請求項1又は2に記載の火災報知システム。
  4. 前記表示装置は、前記複数の火災感知器の検出結果に基づいて、火災の拡散状況を示す情報を表示する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の火災報知システム。
  5. 施設内の異なる部屋に配置された複数のカメラをさらに備え、
    前記表示装置は、前記複数のカメラのうち、前記火災の位置と同じ部屋に配置されたカメラにより撮影された画像を表示する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の火災報知システム。
  6. 前記複数の火災感知器のうちの少なくとも一つが火災を検出した場合に、前記表示装置の方向を、前記施設内において施設の外壁面に形成された窓に対向する位置に前記火災の位置を示す情報を表示する方向に変更する方向変更部をさらに有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の火災報知システム。
JP2017036772A 2017-02-28 2017-02-28 火災報知システム Active JP6779814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017036772A JP6779814B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 火災報知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017036772A JP6779814B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 火災報知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018142227A true JP2018142227A (ja) 2018-09-13
JP6779814B2 JP6779814B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63526666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017036772A Active JP6779814B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 火災報知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6779814B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511670A (ja) * 2017-02-22 2020-04-16 ビュー, インコーポレイテッド 地震事象検出システム
JP6889890B1 (ja) * 2020-11-17 2021-06-18 株式会社ランドビジネス 建物用通報システム
WO2022018909A1 (ja) 2020-07-21 2022-01-27 正通 亀井 建物用通報システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067859A (ja) * 2001-08-22 2003-03-07 Nohmi Bosai Ltd 火災受信機
JP2003256962A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Energy Support Corp 広告表示装置を利用した避難誘導システム
JP2013041604A (ja) * 2012-10-11 2013-02-28 Hochiki Corp 消火装置
JP2014063485A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Shimizu Corp 火災時現場対応支援システム及び火災時現場対応支援方法
JP2015111327A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 能美防災株式会社 自動火災報知設備
JP2016133938A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 能美防災株式会社 監視システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067859A (ja) * 2001-08-22 2003-03-07 Nohmi Bosai Ltd 火災受信機
JP2003256962A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Energy Support Corp 広告表示装置を利用した避難誘導システム
JP2014063485A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Shimizu Corp 火災時現場対応支援システム及び火災時現場対応支援方法
JP2013041604A (ja) * 2012-10-11 2013-02-28 Hochiki Corp 消火装置
JP2015111327A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 能美防災株式会社 自動火災報知設備
JP2016133938A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 能美防災株式会社 監視システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511670A (ja) * 2017-02-22 2020-04-16 ビュー, インコーポレイテッド 地震事象検出システム
JP7107625B2 (ja) 2017-02-22 2022-07-27 ビュー, インコーポレイテッド 地震事象検出システム
JP2022163015A (ja) * 2017-02-22 2022-10-25 ビュー, インコーポレイテッド 地震事象検出システム
US11714207B2 (en) 2017-02-22 2023-08-01 View, Inc. Seismic event detection system
WO2022018909A1 (ja) 2020-07-21 2022-01-27 正通 亀井 建物用通報システム
JP6889890B1 (ja) * 2020-11-17 2021-06-18 株式会社ランドビジネス 建物用通報システム
JP2022079946A (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 株式会社ランドビジネス 建物用通報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6779814B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11710395B2 (en) Apparatus, system and methods for providing notifications and dynamic security information during an emergency crisis
KR101544019B1 (ko) 합성 영상을 이용한 화재감지시스템 및 방법
WO2016150045A1 (zh) 一种非法入室告警方法及装置
KR101610026B1 (ko) 하이브리드형 방범용 가로등시스템
US20060220836A1 (en) Interactive e-map surveillance system and method
JP6779814B2 (ja) 火災報知システム
JP2004054536A (ja) 広域監視システム
KR100769562B1 (ko) 감시지역의 비상경보 시스템 및 방법
KR20150018975A (ko) Ip cctv를 이용한 gps 위치정보 기반의 비상상황 발생 현장 촬영 및 모니터링 시스템 그리고 이를 이용한 비상상황 발생 현장의 촬영 및 모니터링 방법
JP2009015536A (ja) 不審者通報装置、不審者監視装置及びこれを用いた遠隔監視システム
KR101452874B1 (ko) 주택 보안 시스템
JP4516715B2 (ja) 非常報知システム
JP2008148138A (ja) 監視システム
TWI479461B (zh) 緊急狀況通報系統及方法
JP2004021604A (ja) 監視システム
TWM464777U (zh) 監控裝置
KR20160010633A (ko) 열화상 융합 카메라를 이용한 침입자 감시 및 경보 시스템
TWM420788U (en) Home security and appliance management device
KR20010088971A (ko) 최첨단 방범 시스템
JPH10188183A (ja) 自火報設備用表示操作装置
JP2004070564A (ja) セキュリティシステム
KR101674575B1 (ko) 무인화상폴대 및 이를 이용한 조기 화재 예방 시스템
JP5270287B2 (ja) 監視装置、火災通報システム、および通報装置
TWM582666U (zh) Intelligent home protection system
JP2009053817A (ja) テレビドアホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200923

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6779814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250