JP2003256962A - 広告表示装置を利用した避難誘導システム - Google Patents

広告表示装置を利用した避難誘導システム

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JP2003256962A
JP2003256962A JP2002052825A JP2002052825A JP2003256962A JP 2003256962 A JP2003256962 A JP 2003256962A JP 2002052825 A JP2002052825 A JP 2002052825A JP 2002052825 A JP2002052825 A JP 2002052825A JP 2003256962 A JP2003256962 A JP 2003256962A
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JP2002052825A
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Atsushi Kawachi
淳 河内
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Energy Support Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設備コストを低減させることができる広告表示
装置を利用した避難誘導システムを提供する。 【解決手段】広告表示装置14は、ホストコンピュータ
13からネットワーク15を介して送信されてきた広告
主から予め提供された広告情報に基づいて所定の広告表
示を行う。そして、前記ホストコンピュータ13から送
信されてきた異常発生信号を受信したとき、当該広告表
示装置14は前記広告表示に代えて所定の避難誘導表示
を行うようにした。このため、避難誘導表示するための
専用の装置を設ける必要がない。従って、設備コストを
低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告主から予め提
供された広告情報を受信し、当該広告情報に基づいて所
定の広告表示を行う広告表示装置を利用した避難誘導シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平11−2999
07号公報に記載の避難誘導システムが知られている。
この避難誘導システムは、情報指令所と街角のあちこち
に設置された複数の避難誘導装置とを備えており、公衆
回線網を介して相互に接続されている。情報指令所は、
災害情報や避難場所等の各種情報を各避難誘導装置へ送
信する。各避難誘導装置は情報指令所から送信されてき
た情報に基づいてモニタ画面に所定の避難誘導表示(災
害情報や避難場所への地図等)を行う。災害発生時、近
くの避難誘導装置のモニタ画面を見ることにより、住民
は最新の災害情報及び避難情報を確認することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
避難誘導システムには、次のような問題があった。即
ち、情報指令所から送信されてきた情報を受信し、当該
情報に基づいて所定の表示を行うための専用の避難誘導
装置を複数設ける必要があった。このため、設備コスト
が高くなるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、設備コストを低減させ
ることができる広告表示装置を利用した避難誘導システ
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ホストコンピュータからネットワークを介して送信
されてきた広告主から予め提供された広告情報に基づい
て所定の広告表示を行う広告表示装置を利用した避難誘
導システムにおいて、前記ホストコンピュータから送信
されてきた異常発生信号を受信したとき、又は前記広告
表示装置自身が異常を感知したとき、当該広告表示装置
は前記広告表示に代えて所定の避難誘導表示を行うよう
にした広告表示装置を利用したことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおいて、
前記広告表示装置は、当該広告表示装置の記憶部に予め
格納された避難データに基づいて所定の避難誘導表示を
行うようにしたことを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおいて、
前記広告表示装置は、前記ホストコンピュータから送信
されてきた避難データに基づいて所定の避難誘導表示を
行うようにしたことを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおいて、
前記広告表示装置は、前記避難誘導表示に加えて、予め
指定された官公庁及び医療機関から送信されてきた情報
に基づいて所定の情報表示を行うようにしたことを要旨
とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利用し
た避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置は複数
台を1組とした複数組が設けられており、前記ホストコ
ンピュータは各組を構成する広告表示装置のうち少なく
とも1つに対して前記異常発生信号を送信し、同じ組に
属する他の広告表示装置に対してそれぞれ前記異常発生
信号を配信するようにした請求項1〜請求項4のうちい
ずれか一項に記載の広告表示装置を利用したことを要旨
とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利用し
た避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置が異常
を感知したとき、当該広告表示装置は異常発生信号を生
成し、この異常発生信号を当該広告表示装置と同じ組に
属する他の広告表示装置、前記ホストコンピュータ、及
び他の組に属する他の広告表示装置のうち少なくとも1
つに対して配信するようにしたことを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項5又は請
求項6に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システ
ムにおいて、前記ホストコンピュータと広告表示装置と
の間のデータ通信を行う複数種類の通信手段を相互に切
替可能となるように設けると共に、各通信手段にはそれ
ぞれ優先順位を設定し、前記ホストコンピュータは、優
先順位第1位の通信手段により前記広告表示装置へ前記
異常発生信号を送信した後、予め設定された所定時間が
経過しても当該広告表示装置からの応答が得られない場
合、通信失敗と判断し、これを予め設定された所定回数
だけ繰り返しても当該広告表示装置からの応答が得られ
ないとき、当該ホストコンピュータは通信不能と判断し
て通信手段を切り替え、優先順位第2位の通信手段によ
りデータ通信を行い、以後、通信不能と判断する毎に、
当該ホストコンピュータは通信手段を優先順位が下位の
ものに順次切り替えて、当該通信手段によりデータ通信
を行うようにした請求項5又は請求項6に記載の広告表
示装置を利用したことを要旨とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項5又は請
求項6に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システ
ムにおいて、前記各組に属する広告表示装置には、それ
ぞれホストコンピュータとのデータ通信に対する通信順
位を予め設定し、前記ホストコンピュータは、通信順位
第1位の広告表示装置へ前記異常発生信号を送信した
後、予め設定した所定時間が経過しても当該広告表示装
置からの応答がない場合、通信失敗と判断し、これを予
め設定された所定回数だけ繰り返しても当該広告表示装
置からの応答が得られないとき、当該ホストコンピュー
タは通信不能と判断して前記異常発生信号の送信先を変
更し、通信順位第2位の広告表示装置に対して前記異常
発生信号を送信し、以後、通信不能と判断する毎に、当
該ホストコンピュータは異常発生信号の送信先を通信順
位が下位の広告表示装置へ順次変更し、当該広告表示装
置に対して前記異常発生信号を送信するようにした請求
項5又は請求項6に記載の広告表示装置を利用したこと
を要旨とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおいて、
前記各組に属する広告表示装置には、それぞれホストコ
ンピュータとのデータ通信に対する通信順位を予め設定
し、前記各通信手段のいずれの通信手段によっても通信
順位第1位の広告表示装置から応答が得られない場合、
前記ホストコンピュータは、前記異常発生信号の送信先
を変更し、通信順位第2位の広告表示装置に対して前記
異常発生信号を送信し、以後、通信不能と判断する毎
に、当該ホストコンピュータは異常発生信号の送信先を
通信順位が下位の広告表示装置へ順次変更し、当該広告
表示装置に対して前記異常発生信号を送信するようにし
たことを要旨とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおい
て、前記ホストコンピュータと広告表示装置との間のデ
ータ通信を行う複数種類の通信手段を相互に切替可能と
なるように設けると共に、各通信手段にはそれぞれ優先
順位を設定し、優先順位第1位の通信手段によって1つ
の組に属する広告表示装置のうちいずれの広告表示装置
からも応答が得られない場合、前記ホストコンピュータ
は、通信手段を切り替え、優先順位第2位の通信手段に
よりデータ通信を行い、以後、通信不能と判断する毎
に、当該ホストコンピュータは通信手段を優先順位が下
位のものに順次切り替えて、当該通信手段によりデータ
通信を行うようにしたことを要旨とする。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項5〜請
求項10のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、前記ホストコンピュ
ータからの異常発生信号を受信した広告表示装置は、有
線又はPHSの内線モードにより、当該広告表示装置と
同じ組に属する他の広告表示装置に対してそれぞれ前記
異常発生信号を配信するようにした請求項5〜請求項1
0のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利用した
ことを要旨とする。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項1〜請
求項11のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置に
は、停電時、当該広告表示装置へ電力を供給する無停電
電源装置を備えた請求項1〜請求項11のうちいずれか
一項に記載の広告表示装置を利用したことを要旨とす
る。
【0017】請求項13に記載の発明は、請求項1〜請
求項12のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置
は、各種の情報を表示すると共に輝度調節可能とした表
示部と、当該広告表示装置の周囲の明るさを検出する照
度センサと、前記照度センサにより検出した照度に基づ
いて、前記表示部の輝度を調節する輝度制御手段とを備
えた請求項1〜請求項12のうちいずれか一項に記載の
広告表示装置を利用したことを要旨とする。
【0018】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムにおい
て、前記広告表示装置は、各種の情報を表示すると共に
輝度調節可能とした表示部と、前記表示部の輝度を調節
する輝度制御手段とを備え、停電時には、前記表示部の
輝度を非停電時よりも抑えるように、又は、停電発生後
の一定時間は非停電時と同程度の輝度を維持し、一定時
間経過後は前記表示部の輝度を非停電時よりも抑えるよ
うに、又は、表示部の輝度を非停電時よりも抑えると共
に同表示部の表示を所定の時間間隔で点滅させるよう
に、前記輝度制御手段は表示部の輝度調節を行うように
したことを要旨とする。
【0019】請求項15に記載の発明は、請求項1〜請
求項14のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置に
は、人間の所定範囲内への接近を検出する人感センサ
と、当該広告表示装置に対して加えられた急激な圧力を
検出する衝撃センサと、前記両センサが共に動作したと
き、いたずらと判断する判断手段とを備えた請求項1〜
請求項14のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を
利用したことを要旨とする。
【0020】請求項16に記載の発明は、請求項1〜請
求項15のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、前記広告表示装置に
は、当該広告表示装置の地球重心の方向に対する傾きを
検出する傾斜角センサと、前記傾斜角センサの検出値が
予め設定された所定値に達したとき、当該広告表示装置
の表示部への電力供給が遮断されるように電源回路を制
御する電源制御手段とを備えた請求項1〜請求項15の
うちいずれか一項に記載の広告表示装置を利用したこと
を要旨とする。
【0021】請求項17に記載の発明は、請求項1〜請
求項16のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
用した避難誘導システムにおいて、避難誘導時、前記ホ
ストコンピュータは、自身の記憶部に予め登録された要
介助者の居所情報に基づいて、又は要介助者からの介助
要求情報に基づいて、少なくとも要介助者の居所の最寄
の広告表示装置に要介助者の居所を示す旨の表示を行わ
せる請求項1〜請求項16のうちいずれか一項に記載の
広告表示装置を利用したことを要旨とする。
【0022】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
広告表示装置は、ホストコンピュータからネットワーク
を介して送信されてきた広告主から予め提供された広告
情報に基づいて所定の広告表示を行う。前記ホストコン
ピュータから送信されてきた異常発生信号を受信したと
き、又は前記広告表示装置自身が異常を感知したとき、
当該広告表示装置は前記広告表示に代えて所定の避難誘
導表示を行う。このため、避難誘導表示するための専用
の装置を設ける必要がない。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムの作
用に加えて、前記広告表示装置は、当該広告表示装置の
記憶部に予め格納された避難データに基づいて所定の避
難誘導表示を行う。
【0024】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムの作
用に加えて、前記広告表示装置は、前記ホストコンピュ
ータから送信されてきた避難データに基づいて所定の避
難誘導表示を行う。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムの作
用に加えて、前記広告表示装置は、前記避難誘導表示に
加えて、予め指定された官公庁及び医療機関から送信さ
れてきた情報に基づいて所定の情報表示を行う。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を
利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記ホスト
コンピュータは各組を構成する広告表示装置のうち少な
くとも1つに対して前記異常発生信号を送信する。当該
異常発生信号を受信した広告表示装置は当該広告表示装
置と同じ組に属する他の広告表示装置に対してそれぞれ
前記異常発生信号を配信する。このため、各広告表示装
置に対してそれぞれ異常発生信号を送信する場合と異な
り、ホストコンピュータの通信負担及び通信コストがそ
れぞれ軽減される。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を
利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記広告表
示装置が異常を感知したとき、当該広告表示装置は異常
発生信号を生成し、この異常発生信号を当該広告表示装
置と同じ組に属する他の広告表示装置、前記ホストコン
ピュータ、及び他の組に属する他の広告表示装置のうち
少なくとも1つに対して配信する。異常発生信号を受信
すると、各広告表示装置はそれぞれ所定の避難誘導表示
を行う。このため、迅速な避難誘導表示が可能となる。
【0028】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
又は請求項6に記載の広告表示装置を利用した避難誘導
システムの作用に加えて、前記ホストコンピュータは、
優先順位第1位の通信手段により前記広告表示装置へ前
記異常発生信号を送信した後、予め設定された所定時間
が経過しても当該広告表示装置からの応答が得られない
場合、通信失敗と判断する。これを予め設定された所定
回数だけ繰り返しても当該広告表示装置からの応答が得
られないとき、当該ホストコンピュータは通信不能と判
断して通信手段を切り替え、優先順位第2位の通信手段
によりデータ通信を行う。以後、通信不能と判断する毎
に、当該ホストコンピュータは通信手段を優先順位が下
位のものに順次切り替えて、当該通信手段によりデータ
通信を行う。
【0029】請求項8に記載の発明によれば、請求項5
又は請求項6に記載の広告表示装置を利用した避難誘導
システムの作用に加えて、前記ホストコンピュータは、
通信順位第1位の広告表示装置へ前記異常発生信号を送
信した後、予め設定した所定時間が経過しても当該広告
表示装置からの応答がない場合、通信失敗と判断する。
これを予め設定された所定回数だけ繰り返しても当該広
告表示装置からの応答が得られないとき、当該ホストコ
ンピュータは通信不能と判断して前記異常発生信号の送
信先を変更し、通信順位第2位の広告表示装置に対して
前記異常発生信号を送信する。以後、通信不能と判断す
る毎に、当該ホストコンピュータは異常発生信号の送信
先を通信順位が下位の広告表示装置へ順次変更し、当該
広告表示装置に対して前記異常発生信号を送信する。
【0030】請求項9に記載の発明によれば、請求項7
に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムの作
用に加えて、前記各通信手段のいずれの通信手段によっ
ても通信順位第1位の広告表示装置から応答が得られな
い場合、前記ホストコンピュータは、前記異常発生信号
の送信先を変更し、通信順位第2位の広告表示装置に対
して前記異常発生信号を送信する。以後、通信不能と判
断する毎に、当該ホストコンピュータは異常発生信号の
送信先を通信順位が下位の広告表示装置へ順次変更し、
当該広告表示装置に対して前記異常発生信号を送信す
る。
【0031】請求項10に記載の発明によれば、請求項
8に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システムの
作用に加えて、優先順位第1位の通信手段によって1つ
の組に属する広告表示装置のうちいずれの広告表示装置
からも応答が得られない場合、前記ホストコンピュータ
は、通信手段を切り替え、優先順位第2位の通信手段に
よりデータ通信を行う。以後、通信不能と判断する毎
に、当該ホストコンピュータは通信手段を優先順位が下
位のものに順次切り替えて、当該通信手段によりデータ
通信を行う。
【0032】請求項11に記載の発明によれば、請求項
5〜請求項10のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記ホ
ストコンピュータからの異常発生信号を受信した広告表
示装置は、有線又はPHSの内線モードにより、当該広
告表示装置と同じ組に属する他の広告表示装置に対して
それぞれ前記異常発生信号を配信する。
【0033】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項11のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、停電
時、前記広告表示装置には前記無停電電源装置から電力
が供給される。
【0034】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項12のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記照
度センサにより検出した照度に基づいて、前記表示部の
輝度が調節される。
【0035】請求項14に記載の発明によれば、請求項
12に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システム
の作用に加えて、停電時には、前記表示部の輝度を非停
電時よりも抑えるように表示部の輝度調節が行われる。
又は、停電発生後の一定時間は非停電時と同程度の輝度
を維持し、一定時間経過後は前記表示部の輝度を非停電
時よりも抑えるように表示部の輝度調節が行われる。又
は、表示部の輝度を非停電時よりも抑えると共に同表示
部の表示を所定の時間間隔で点滅させるように表示部の
輝度調節が行われる。
【0036】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項14のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記両
センサが共に動作したとき、いたずらと判断される。
【0037】請求項16に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項15のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、前記傾
斜角センサの検出値が予め設定された所定値に達したと
き、当該広告表示装置の表示部への電力供給が遮断され
る。
【0038】請求項17に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項16のうちいずれか一項に記載の広告表示装
置を利用した避難誘導システムの作用に加えて、避難誘
導時、少なくとも要介助者の居所の最寄に設置された広
告表示装置には、要介助者の居所を示す旨の表示がなさ
れる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を広告表示システム
に具体化した一実施形態を図1〜図13に従って説明す
る。この広告表示システムは避難誘導が不要である通常
時には広告表示装置を介して所定の広告表示を行い、避
難誘導が必要である異常時には前記広告表示装置を利用
して避難誘導を行う避難誘導システムとして機能する。
【0040】(全体構成)図1に示すように、広告表示
システム(避難誘導システム)11は、広告主が所有す
るユーザ端末12、管理センタに設けられたホストコン
ピュータ13、及び複数の広告表示装置14を備えてい
る。ユーザ端末12とホストコンピュータ13、及びホ
ストコンピュータ13と各広告表示装置14とは、それ
ぞれネットワーク15を介して相互に接続されている。
このネットワーク15は、PHS(Personal
Handyphone System)網、携帯電話
網、衛星通信網及びインターネット等をそれぞれ含む。
【0041】各広告表示装置14は所定台数を1組とし
た複数組に予めグループ分けされている。本実施形態で
は、5台の広告表示装置14を1組として第1グループ
及び第2グループの2つのグループが構成されている。
両グループに属する広告表示装置14には、それぞれホ
ストコンピュータ13とのデータ通信に対する通信順位
が予め設定されている。また、両グループ内において、
各広告表示装置14同士は、例えばPHSの内線モード
(一斉通報モード)により相互にデータ通信可能とされ
ている。
【0042】(ユーザ端末)図2に示すように、ユーザ
端末12は、入力部21、表示部22、通信制御部2
3、記憶部24、及びCPU等からなる制御部25を備
えている。
【0043】入力部21は、各種の文字・数字・画像デ
ータを入力したり、制御部25に対して各種動作を指示
したりするキーボード、マウス及び画像入力装置(例え
ばスキャナ)等を備えている。
【0044】表示部22は、広告依頼処理等の各種処理
に対応した画面、及び依頼した広告の表示状況や広告料
金等の確認画面を表示するCRT(ブラウン管)又は液
晶ディスプレイ(LCD)を備えている。
【0045】通信制御部23は、前記ネットワーク15
を介してホストコンピュータ13との間のデータ通信を
制御する。記憶部24は、ROM(Read Only
Memory)、RAM(Random Acces
s Memory)及びHD(Hard Disk)を
備えている。
【0046】ROMにはユーザ端末12の起動等に必要
な最小限のプログラム及びデータが格納されている。H
DにはOS(Operating System)、及
び制御部25が実行する各種のアプリケーションソフト
が格納されている。アプリケーションソフトは、Web
ブラウザ及び電子メールソフト等を含む。
【0047】RAMにはROM及びHDに格納された各
種プログラムの常駐領域及び作業領域がそれぞれ確保さ
れている。制御部25は、RAM、ROM及びHDに格
納されている各種プログラムに従って、ユーザ端末12
の全体を制御する。
【0048】(ホストコンピュータ)ホストコンピュー
タ13は各広告表示装置14をそれぞれ管理し、各種の
情報の配信、稼働状態を管理及び制御する。
【0049】図3に示すように、ホストコンピュータ1
3は、入力部31、表示部32、通信制御部33、記憶
部34、音声入力部35、スピーカ36及び制御部37
を備えている。
【0050】入力部31はキーボード、マウス及び画像
入力装置(例えばスキャナ)等を備えており、これらに
より各種の文字・数字・画像データの入力、制御部37
に対する各種動作の指示、及び広告の編集・作成等を行
う。
【0051】表示部32は、例えばCRT又は液晶ディ
スプレイを備えており、広告主からの広告依頼内容、作
成中又は編集中の広告、広告表示装置14の位置情報、
広告の表示状況、及び広告料金等を表示する。また、避
難誘導時には後述するマッピング画面等を表示する。
【0052】通信制御部33は、前記ネットワーク15
を介してユーザ端末12との間、及び後述する広告表示
装置14との間のデータ通信をそれぞれ制御する。ま
た、通信制御部33には無線用アンテナ33a及び衛星
通信用アンテナ33bが接続されており、各種データの
送受信を無線用アンテナ33a及び衛星通信用アンテナ
33bを介して無線及び衛星通信により行うことが可能
とされている。
【0053】記憶部34は、ROM、RAM及びHDを
備えている。ROMにはホストコンピュータ13の起動
等に必要な最小限のプログラム及びデータが格納されて
いる。
【0054】RAMには前記ROM及びHDに格納され
た各種プログラムの常駐領域及び作業領域がそれぞれ確
保されている。HDにはOS、制御部37が実行する各
種の制御プログラム、各種のアプリケーションソフト、
及び各種データが格納されている。
【0055】HDには、広告主から依頼された広告内容
及び各種の広告条件等からなる広告情報が格納されると
共に、作成した又は作成途中の広告情報が広告主毎に又
はユーザID(識別記号)毎に格納されている。
【0056】また、HDには各種のデータベースが構築
されており、同データベースには広告情報データファイ
ル、契約状況データファイル及び要介助者の居所情報等
が含まれている。
【0057】さらに、HDには、管理センタの管理対象
地域の後述するマッピング画面データ(図11参照)、
及び当該管理対象地域における複数パターンの避難経路
データが格納されている。各避難経路データは、それぞ
れ官公庁により提示された避難行動計画や避難シミュレ
ーション結果等に基づいて作成されている。
【0058】HDに格納された各種の制御プログラム
は、広告主から広告依頼を受け付ける毎に管理番号を乱
数発生器及び乱数発生ソフト等により自動的に付与する
プログラムを含む。また、管理番号毎に広告内容及び各
種の広告条件(広告期間、及び広告エリア等)が記憶さ
れているHDを参照して各種の広告条件別に広告内容を
抽出するプログラムを含む。さらに、ホストコンピュー
タ13に接続してきたユーザ端末12にネットワーク1
5を介して所定の表示プログラムや表示データを送信
し、当該ユーザ端末12の表示部22の画面上に広告を
依頼する際の案内画面、広告表示状況や広告料金の確認
画面等を表示させるプログラムを含む。
【0059】同じく制御プログラムは、後述する非常ボ
タン59が押圧操作されたとき、広告表示装置14側で
生成された異常発生信号に基づいて、例えば所定の避難
誘導処理を行う非常ボタン処理プログラムを含む。ま
た、後述するカメラ部55により撮影された広告表示装
置14周辺の映像データを表示部32に表示したり、H
Dの所定領域に記憶したりするカメラデータ処理プログ
ラムを含む。さらに、各広告表示装置14との間で互い
の接続状態等を確認するためのネットワーク診断プログ
ラムを含む。
【0060】また、制御プログラムは、広告表示装置起
動ソフトを含んでいる。この広告表示装置起動ソフトは
リモート電源制御機能を備えており、ホストコンピュー
タ13はネットワーク15を介して電源オン信号及び電
源オフ信号を各広告表示装置14へ送信することによ
り、当該各広告表示装置14の電源をオン/オフ/リセ
ット制御する。
【0061】前記各種のアプリケーションプログラム
は、Webブラウザ、電子メールソフト、電子メール自
動送信ソフト及び広告作成ソフト等を含む。Webブラ
ウザは、Webページ(WWWシステムを使ってインタ
ーネット上で公開されている文書)を閲覧するためのソ
フトウェアである。即ち、ネットワーク15からHTM
Lファイルや画像ファイル、音楽ファイル、映像ファイ
ル等をダウンロードしてきて、レイアウトを解析して表
示/再生する。
【0062】電子メールソフトは、電子メールの作成や
送受信、受信したメールの保存・管理を行うソフトウェ
ア( MUA) である。電子メール自動送信ソフトは、登
録された電子メールアドレス宛てに所定の電子メールを
自動的に配信するソフトウェアである。
【0063】音声入力部35は、当該音声入力部35に
入力された音声を音声信号に変換して制御部37へ出力
する。音声入力部35は管理センタ側と広告表示装置1
4側との通話を可能とする例えばインターネット電話や
インターフォンを構成する。
【0064】スピーカ36は、広告表示装置14側から
の音声を出力する。制御部37は、RAM、ROM及び
HDに格納されている各種の制御プログラムに従って、
ホストコンピュータ13の全体を制御する。
【0065】(広告表示装置)図5(a)に示すよう
に、広告表示装置14は電柱Pに固定されている。そし
て、図4に示すように、広告表示装置14は表示コント
ローラ41を備えている。表示コントローラ41には制
御用電源42、表示部43、表示部駆動回路44、LE
D用電源45、スピーカ46、匂い発生部47、及び通
信制御部48がそれぞれ入出力インターフェイス(図示
略)を介して接続されている。
【0066】また、表示コントローラ41には温度セン
サ51、携帯電話送受信部52、人感センサ53、衝撃
センサ54、カメラ部55、音声入力部56、照度セン
サ57、傾斜角センサ58、非常ボタン59、誘導灯6
0及び無停電電源装置61がそれぞれ入出力インターフ
ェイス(図示略)を介して接続されている。
【0067】表示コントローラ41は、ホストコンピュ
ータ13から送信されてきた各種の広告データを点綴り
で表示させるための表示信号を生成して後述する表示部
駆動回路44へ出力し、表示部43へ各種の情報を表示
させる。
【0068】制御用電源42は、商用交流電流を表示コ
ントローラ駆動用の所定の直流電流に変換して表示コン
トローラ41へ供給する。表示部43は、メイン表示部
43a及びサブ表示部43bから構成されている。メイ
ン表示部43a及びサブ表示部43bは、それぞれ複数
の発光素子(例えば、発光ダイオード:LED)を備え
ており、各発光素子は所定面積の基板上に縦横ドットマ
トリックス状に配設されている。メイン表示部43aに
は広告や避難誘導時の避難方向等の各種の情報が表示さ
れる。サブ表示部43bには地名、当該広告表示装置1
4が設置されている土地の番地、及び時刻等の補助的な
情報が表示される。
【0069】表示部駆動回路44は、表示コントローラ
41からの表示データ信号に基づいて表示部43を構成
する各発光素子の発光制御を行い、表示部43に各種の
情報をフルカラーで表示させる。表示部駆動回路44
は、パルス幅制御方式により三色(赤、緑、青)LED
を各色256階調で表示できる定電流駆動回路であり、
例えばDC+5V単一電源で動作する。また、表示部駆
動回路44は各発光素子の輝度調節を行う。さらに、表
示部駆動回路44は複数分割画面機能を有しており、複
数種類の情報(例えば広告)をメイン表示部43aの上
下に配置して表示させる。
【0070】LED用電源45は、商用交流電流をLE
D発光用の所定の直流電流に変換して表示部43へ供給
する。スピーカ46は、管理センタ側のオペレータから
の音声を出力すると共に、避難場所へ至るまでの経路を
音声により示す。
【0071】匂い発生部47は、表示部43に匂い付き
の情報(例えば広告)を表示させる際、当該情報に関連
づけされた匂いを生成して放出する。この匂い発生部4
7には各種の基本的な匂い成分が予め蓄えられており、
当該匂い発生部47は匂い付きの情報に含まれる基本的
な匂い成分の混合比等に基づいて、所定の匂いを生成す
る。例えば、表示部43に焼き鳥屋やウナギ屋の広告を
表示する場合、表示コントローラ41は匂い発生部47
により焼き鳥やウナギの匂いを生成し放出させる。
【0072】通信制御部48は、前記ネットワーク15
を介してホストコンピュータ13との間のデータ通信を
制御する。通信制御部48には無線用アンテナ48a及
び衛星通信用アンテナ48bが接続されており、各種デ
ータの送受信を無線用アンテナ48a及び衛星通信用ア
ンテナ48bを介して無線及び衛星通信により行うこと
が可能とされている。
【0073】温度センサ51は、例えば非接触式の放射
温度センサから構成されており、被測温体から放射され
る熱線を計測する。本実施形態では、温度センサ51は
広告表示装置14の周囲雰囲気温度を計測して、温度検
出信号を表示コントローラ41へ出力する。
【0074】携帯電話送受信部52は、不特定多数の人
が所有する携帯電話、PHS及びPDA(Person
al Digital Assistance)等の携
帯情報端末(図示略)から送信されてきた情報提供要求
信号を受信すると共に、その情報提供要求信号に応じた
情報を当該携帯情報端末へ送信する。
【0075】人感センサ53は例えば焦電型赤外線セン
サから構成されている。この人感センサ53は、人間か
ら放出される所定波長域の赤外線を検出することにより
広告表示装置14に近づいた人間を検知し、人感検出信
号を表示コントローラへ出力する。
【0076】衝撃センサ54は、広告表示装置14に対
して急激な圧力が加わったときに、これを検出し、衝撃
検出信号を表示コントローラへ出力する。カメラ部55
は、ビデオカメラを備えており、広告表示装置14の周
囲の状況を撮影し、この撮影した映像データを表示コン
トローラ41へ出力する。
【0077】音声入力部56は、当該音声入力部56に
入力された音声を音声信号に変換して表示コントローラ
41へ出力する。音声入力部56は広告表示装置14側
と管理センタ側との通話を可能とする例えばインターネ
ット電話やインターフォンを構成する。
【0078】照度センサ57は、光が広告表示装置14
の表面を照らすとき、当該広告表示装置14の表面の単
位面積が単位時間に受ける光束、即ち光量を検出し、こ
の検出信号を表示コントローラへ出力する。
【0079】傾斜角センサ58は、広告表示装置14の
地球重心の方向に対する傾きを検出し、この傾斜角検出
信号を表示コントローラ41へ出力する。非常ボタン5
9は、図5(a)に示すように、電柱Pの下部(即ち、
人間が非常ボタンを押圧操作可能となる程度の位置)に
固定されており、同非常ボタン59は制御線59aを介
して広告表示装置14に接続されている。非常ボタン5
9が押操作されると、異常発生信号が表示コントローラ
41へ出力される。
【0080】誘導灯60は、ナトリウムランプ等から構
成されており、避難誘導時に点灯される。無停電電源装
置61は、交流を直流に変換するAC/DC変換器、充
電回路を備えたバッテリ及び電源供給経路を制御用電源
42側及びLED用電源45側からバッテリ側へそれぞ
れ切り替えるスイッチ等を備えている。停電検出時に
は、前記スイッチが動作して電源供給経路が制御用電源
側及びLED用電源側からバッテリ側へ切り替えられ
る。この結果、表示コントローラ41及び表示部43に
はそれぞれ前記バッテリから電源が供給される。通常時
(非停電時)には、充電回路によりバッテリが充電され
る。
【0081】また、表示コントローラ41は、記憶部6
2及び時計IC(リアルタイムクロック)63を備えて
いる。記憶部62はROM及びRAMを備えている。R
OMには各種の制御プログラム、アプリケーションプロ
グラム及び各種のデータが予め格納されている。
【0082】前記制御プログラムは、前記非常ボタン5
9が押下されたとき、当該広告表示装置14により生成
された異常発生信号をPHSの内線モードを利用して同
じグループに属する他の広告表示装置14へ送信する非
常ボタン処理プログラムを含む。
【0083】前記アプリケーションプログラムは、自己
診断プログラムを含む。各種のデータは、非常ボタン用
表示データを含んでいる。非常ボタン59が押下された
とき、表示コントローラ41は非常ボタン用表示データ
に基づいて表示部43に異常発生の旨の表示を行う。
【0084】時計IC63は、年、月、日、曜日、時、
分、秒のデータを内蔵しており、これらを表示コントロ
ーラ41に提供する。 (実施形態の作用)次に、前述のように構成した広告表
示システムの作用について説明する。
【0085】(通常時) (ユーザ:広告依頼処理)まず、ユーザ端末12からホ
ストコンピュータ13に対して広告依頼をする場合の処
理を図6に従って説明する。
【0086】管理センタへ広告を依頼する場合、広告主
はユーザ端末12を使用してホストコンピュータ13へ
接続する(S101)。すると、ユーザ端末12の表示
部22の画面上には広告依頼用の案内画面が表示される
(S102)。
【0087】次に、広告主は入力部21の操作により広
告依頼に必要な各種の事項を表示部22の画面上で入力
する(S103)。具体的には、案内画面上の広告依頼
開始ボタンを入力部21の操作により押下すると、表示
部22の画面上には、広告データ入力画面が表示され
る。この広告データ入力画面には広告依頼に必要な事項
を入力又は選択する入力ウィンドウ又は選択チェックボ
ックスが設けられている。広告主は入力部21の操作に
より前記必要事項を入力又は選択する。
【0088】ちなみに、広告主で広告依頼を開始する
と、ユーザ端末12ではウィザード機能が自動的に起動
され、前記広告データ入力画面上には、各種の入力及び
選択を促すメッセージ等が表示される。即ち、広告主
は、対話形式で質問に答えていくことによって、複雑な
広告依頼に関連する操作を簡便に行うことができる。
【0089】前記必要事項としては、例えばユーザ名
(広告主名)又はユーザID、広告内容、広告条件、広
告対象(例えば車、飲食店)、編集の要否、決済方法、
支払い先、電子メールアドレス等がある。
【0090】ユーザ名又はユーザIDについては、広告
依頼が初めての広告主はユーザ名を入力し、2回目以上
の広告主はユーザIDを入力する。ユーザIDは1度広
告を依頼すると、管理センタから付与される。
【0091】広告内容は広告文書、広告画像、及びそれ
らの組み合わせ等から構成されている。広告内容は、広
告主が自らデザイン及びレイアウトしてそのまま広告と
して使用可能である編集不要なもの、及び宣伝文句や広
告に掲載したい画像・写真のみであり編集が必要なもの
を含む。
【0092】広告条件とは、広告範囲(広告エリア)、
広告期間、広告時間帯、業種、表示形式(フラッシング
表示、スクロール表示及び点灯表示等)及び予算等であ
る。編集の要否とは、前記広告データ入力画面に入力さ
れている広告内容を編集する必要があるか否かである。
広告のデザイン及びレイアウト等が依頼時のままでよい
場合には編集不要ボタンを、また広告のデザイン及びレ
イアウトを別注したい場合には要編集ボタンを押下す
る。「要編集」を選択した場合には、どのように編集す
るのかを示す編集指示を入力する。
【0093】決済方法は、銀行口座引き落とし、銀行振
込、ネットバンクを利用した口座振り込み等から選択す
る。前記必要事項の入力が完了した後、前記案内画面上
の契約状況検索ボタンが入力部21の操作により押下さ
れると、前記必要事項は広告依頼データとしてネットワ
ーク15を介して管理センタへ送信される(契約状況検
索要求)。ホストコンピュータ13は、前記広告依頼デ
ータに含まれる広告条件に基づいて、契約状況検索を行
う(S104)。
【0094】管理センタのホストコンピュータ13は、
受信した広告依頼データに含まれた広告条件に基づい
て、記憶部34のHD内に構築された各種のデータベー
ス及び契約状況ファイルを参照し、現在空いている広告
条件の中から適当な広告条件を抽出して単数又は複数の
広告条件案を生成する(S105)。例えば、広告対象
が文房具であれば、長期休暇以外の期間かつ登校時間帯
及び下校時間帯において、学生街に設置された広告表示
装置14に当該文房具の広告を表示させる等である。
【0095】ホストコンピュータ13は、前記単数又は
複数の広告条件案をユーザ端末12へ送信する(S10
6)。ユーザ端末12の制御部25は、受信した広告条
件案及び現在の契約状況を表示部22の画面上に表示さ
せる(S107)。
【0096】広告主は、表示部22の画面上に表示され
た広告条件案でよいか否かの判断を行う(S108)。
いずれの広告条件案も選択しない場合には、NOボタン
を押下する(S108でNO)。
【0097】この場合、広告主は次に広告依頼の継続か
否かを判断する(S109)。広告依頼がキャンセルさ
れた場合(S109でNO)、広告依頼終了となる。広
告依頼が継続される場合(S109でYES)、ユーザ
端末12の制御部25は、S103へ処理を移行する。
そして、広告主は表示部22の画面上に表示された現在
の契約状況を参照して、広告条件を変更し、再度契約状
況検索を行う。
【0098】一方、各広告条件案のうちいずれかを選択
する場合には、表示部22の画面上のOKボタンを押下
する(S108でYES)。この場合、広告主は表示部
22の画面上に提示された単数又は複数の広告条件案の
中から所望の広告条件案を入力部21の操作により選択
又は指定する(S110)。
【0099】そして、入力部21の操作により表示部2
2の画面上に表示された広告依頼ボタンが押下される
と、前記選択又は指定した広告条件を含んだ正式な広告
依頼データがホストコンピュータ13へ送信される(広
告依頼データ送信)。
【0100】以上で、広告主から管理センタへの広告依
頼処理が完了となる。 (管理センタ:受注処理)前記広告主から送信されてき
た広告依頼データを受信する毎に、ホストコンピュータ
13は広告番号を付与する。要編集となっている広告依
頼については、広告依頼データに含まれている広告内容
及び編集指示に基づいて、広告のデザイン及びレイアウ
ト等の編集を管理センタで行う。この後、ホストコンピ
ュータ13は広告依頼データ(管理センタで編集が完了
した広告内容を含む)を正式な広告情報として記憶部3
4のHDに構築されたデータベース内の広告情報データ
ファイルへ格納する。同時に、ホストコンピュータ13
は契約状況データファイルに受注した広告情報を追加し
て、広告状況を更新する。
【0101】<管理センタ:配信データ作成>次に、ホ
ストコンピュータ13は前記広告情報データファイルを
参照して、広告期間又は広告エリア等の広告条件別に広
告情報を抽出して、配信データを作成する。この配信デ
ータは例えば次のような構成とされる。即ち、図13に
示すように、配信データは、複数の広告情報グループを
備えている。各広告情報グループは、複数種類の広告情
報、表示開始時間情報又は表示終了時間情報等から構成
されている。各広告情報はそれぞれ広告番号、業種識別
情報、1次広告情報及び同1次広告情報よりも詳細な2
次広告情報とを更に備えている。本実施形態において、
各広告情報は表示時間帯、例えば1時間分毎に予めグル
ープ化され、各広告情報グループを構成している。配信
データの生成後、ホストコンピュータ13は、所定の広
告表示スケジュールに従って各広告表示装置14グルー
プにおける通信順位第1位の広告表示装置14へ前記配
信データを送信する。
【0102】即ち、前記各広告情報を広告表示装置14
へ送信する際、ホストコンピュータ13は各広告情報を
表示時間帯、例えば1時間分毎に予めグループ化し、こ
のグループ毎に表示開始時間情報又は表示終了時間情報
を付与する。又は各グループにおける広告情報のうち少
なくとも1つに表示開始時間又は表示終了時間を付与す
る。複数の広告情報が所定の条件に基づいて1つにパッ
ケージングされて1つの情報として扱われるため、各広
告情報にそれぞれ表示開始時間情報又は表示終了時間情
報を付与する場合と異なり、送信するデータ量が少なく
なる。このため、データ送信時間が短縮され、ひいては
通信費が節約される。
【0103】(管理センタ:配信データ送信処理)次
に、前記配信データを広告表示装置14へ配信する際の
ホストコンピュータ13の広告表示処理ルーチンを図7
に示すフローチャートに従って説明する。
【0104】まず、管理センタのオペレータは、ホスト
コンピュータ13の電源を投入し(S201)、広告表
示装置起動ソフトを立ち上げる(S202)。ホストコ
ンピュータ13は前記起動ソフトを実行することにより
各広告表示装置14の電源を投入すると共に、各広告表
示装置14の記憶部24に格納された自己診断プログラ
ムを起動させる。
【0105】前記自己診断プログラムに基づいて、ホス
トコンピュータ13は、まず各広告表示装置14との間
の通信チェックを行い、通信異常の有無の判断を行う
(S203)。
【0106】各広告表示装置14のうちいずれかに通信
異常があった場合(S203でYES)、ホストコンピ
ュータ13は表示部32の画面上に通信異常の広告表示
装置14の位置(設置場所)を表示させる(S203
a)。
【0107】通信異常が無かった場合(S203でN
O)、ホストコンピュータ13はS204へ処理を移行
する。S204において、ホストコンピュータ13は、
各広告表示装置14のハードウェアチェックを行い、広
告表示装置14の各部が正常に動作するか否かを判断す
る。
【0108】各広告表示装置14のいずれかにおいてハ
ードウェアに関する異常があった場合(S204でYE
S)、ホストコンピュータ13は、表示部32の画面上
に異常のあった広告表示装置14の位置(設置場所)及
び異常個所を表示させる(S205)。
【0109】各広告表示装置14のいずれにもハードウ
ェアに関する異常がなかった場合(S204でNO)、
ホストコンピュータ13は通信内容、即ち前記配信デー
タの内容を表示部32の画面上に表示させる(S20
6)。
【0110】次に、ホストコンピュータ13は前記配信
データの内容、即ち、広告表示装置14に表示させる内
容及び表示順序等の変更の有無を判断する(S20
7)。配信データの内容を変更する場合(S207でN
O)、ホストコンピュータ13は当該配信データの内容
を変更する(S208)。即ち、ホストコンピュータ1
3は前記広告情報データファイルを参照して現在の配信
データに含まれている広告情報の一部又は全部を変更す
る。そして、ホストコンピュータ13はS206へ処理
を移行する。
【0111】配信データの内容を変更しない場合(S2
07でYES)、ホストコンピュータ13は当該配信デ
ータを各広告表示装置グループにおける通信順位第1位
の広告表示装置14へそれぞれ送信する(S209)。
【0112】次に、ホストコンピュータ13は前記配信
データの送信が正常に終了したか否かを判断する(S2
10)。送信が正常に終了しなければ(S210でN
O)、ホストコンピュータ13は表示部32の画面上に
エラー表示をさせる(例えば「送信失敗」)(S21
1)。
【0113】送信が正常に終了すれば(S210でYE
S)、ホストコンピュータ13は表示部32の画面上に
送信完了画面を表示させる(例えば「送信完了」)(S
212)。ほぼ同時に、ホストコンピュータ13は、記
憶部34のHDに格納された電子メール自動送信ソフト
により、送信完了の旨の電子メールを自動的に作成し、
広告依頼時に登録された広告主の電子メールアドレス宛
てに自動的に配信する。
【0114】次に、ホストコンピュータ13は、緊急通
報指示の有無を判断する(S213)。緊急通報指示と
は、例えば災害発生情報等の入力部31からの入力信号
である。
【0115】緊急通報指示がない場合(S213でN
O)、ホストコンピュータ13はS214へ処理を移行
する。S214において、ホストコンピュータ13は、
広告表示終了指示の有無を判断する。
【0116】広告表示終了指示がなければ(S214で
NO)、ホストコンピュータ13はS203へ処理を移
行する。広告表示終了指示があった場合(S214でY
ES)、ホストコンピュータ13は、広告表示終了指示
を各広告表示装置グループにおける通信順位第1位の広
告表示装置14へそれぞれ送信する(S215)。
【0117】そして、前記広告表示装置起動ソフトが終
了され、ホストコンピュータ13の電源がオフされれ
ば、広告配信処理が全て終了する。一方、前記緊急通報
指示あった場合(S213でYES)、ホストコンピュ
ータ13はS216へ処理を移行し、避難誘導処理を行
う。この避難誘導処理については後述する。
【0118】次に、ホストコンピュータ13は、前記避
難誘導処理を終了するか否かを判断する(S217)。
避難誘導処理を終了しない場合(S217でNO)、ホ
ストコンピュータ13はS216の処理を繰り返す。
【0119】避難誘導処理が終了する場合(S217で
YES)、避難誘導終了指示を各広告表示装置グループ
における通信順位第1位の広告表示装置14へそれぞれ
送信する(S218)。
【0120】次に、ホストコンピュータ13は、広告表
示を再度行うか否かを判断する(S219)。広告表示
を行う場合(S219でYES)、ホストコンピュータ
13はS203へ処理を移行する。
【0121】広告表示を行わない場合(S219でN
O)、前記広告表示装置起動ソフトが終了され、ホスト
コンピュータ13の電源がオフされて、広告配信処理が
全て終了する。
【0122】<データ通信成否>前記S210におい
て、配信データの送信が正常に終了したか否かの判断
は、次のように行われる。
【0123】即ち、優先順位第1位の通信手段(本実施
形態では、PHS)により、各広告表示装置グループに
おける通信順位第1位の広告表示装置14へそれぞれ配
信データを送信してから、予め設定された所定の待ち時
間以内に応答が得られない場合、ホストコンピュータ1
3はデータ通信失敗と判断する。これを、予め設定され
た所定回数(本実施形態では、3回)だけ繰り返し、そ
れでも応答が得られなかった場合には、ホストコンピュ
ータ13は通信不能と判断し、優先順位第2位の通信手
段(例えば無線)に切り替えて、データ通信を行う。以
後、通信不能と判断する毎に、ホストコンピュータ13
は通信順位第3位の通信手段(例えば、衛星通信)、優
先順位第4位の通信手段(例えば、光通信)、…のよう
に、優先順位が下位の通信手段に順次切り替えてデータ
通信を行う。
【0124】前記各通信手段のいずれによっても通信順
位第1位の広告表示装置14から応答が得られない場
合、前記ホストコンピュータ13は、前記配信データの
送信先を変更し、通信順位第2位の広告表示装置14に
対して配信データを送信する。以後、通信不能と判断す
る毎に、当該ホストコンピュータ13は配信データの送
信先を通信順位が下位の広告表示装置14へ順次変更
し、当該広告表示装置14に対して前記配信データを送
信する。そして、各広告表示装置グループにおけるいず
れかの広告表示装置14により前記配信データが受信さ
れると、当該広告表示装置14は同じグループに属する
他の広告表示装置14に対して受信した配信データをそ
れぞれPHS内線モードにより一斉に配信する。
【0125】(広告表示装置:広告表示)次に、各広告
表示装置14の表示部43の画面上に広告を表示させる
際の表示コントローラ41の広告表示処理ルーチンを図
8に示すフローチャートに従って説明する。
【0126】前記ホストコンピュータ13のS202に
おける処理(図7参照)により、表示コントローラ41
の電源がオンされると(S301)、表示コントローラ
41は次の処理を行う。即ち、表示コントローラ41は
ROMに格納された自己診断プログラムを起動して通信
チェックを行い、通信異常の有無の判断、即ちネットワ
ーク15との接続状態の良否の判断を行う(S30
2)。
【0127】各広告表示装置14とホストコンピュータ
13との間、及び各広告表示装置14間において、何ら
かの通信異常があれば(S302でYES)、表示コン
トローラ41は通信異常信号をホストコンピュータ13
へ送信する(S303)。
【0128】通信異常がなければ(S302でNO)、
S304へ処理を移行する。S304において、表示コ
ントローラ41は衝撃センサ54がオン状態か否かを判
断する。
【0129】衝撃センサ54がオン状態であれば(S3
04でYES)、表示コントローラ41は異常発生と判
断し、衝撃検出信号をホストコンピュータ13へ送信す
る(S305)。同時に、表示コントローラ41はカメ
ラ部55のビデオカメラを起動させて当該広告表示装置
14の周囲を撮影し、この撮影データを記憶部62のR
AMに格納する。
【0130】衝撃センサ54がオフ状態であれば(S3
04でNO)、表示コントローラ41は、S306へ処
理を移行させる。S306において、表示コントローラ
41は表示内容変更指示の有無、即ち、新たな配信デー
タを受信しているか否かを判断する。
【0131】表示内容変更指示があった場合(S306
でYES)、ホストコンピュータ13から送信されてき
た新たな配信データに基づいて、表示コントローラ41
は記憶部62のRAMに格納されている表示内容(広告
情報)を更新する(S307)。この後、表示コントロ
ーラ41はS306へ処理を移行する。
【0132】表示内容変更指示がなければ(S306で
NO)、表示コントローラ41はS308へ処理を移行
する。S308において、表示コントローラ41は、各
広告情報に含まれる1次広告情報に基づいて、且つ予め
設定された順番で又はランダムに、表示部43(メイン
表示部43a)の画面上に広告を表示させる。このと
き、前記ホストコンピュータ13は各広告表示装置14
だけでなく、WWWサーバに構築したWWWデータベー
スにも各種のデータを送信して格納し、管理センタのW
ebサイト上において、各グループの広告表示装置14
と同様の広告を当該広告表示装置14と同じスケジュー
ルで表示させる。これにより、広告主は管理センタのW
ebサイトへ接続することにより、現在どの広告が表示
されているか等を確認することができる。
【0133】次に、表示コントローラ41は表示部43
の画面上に表示した広告について匂い付きか否かを判断
する(S309)。即ち、表示コントローラ41は広告
情報を参照し、当該広告情報に匂い放出指示データが含
まれているか否かを判断する。
【0134】広告情報に匂い放出指示データが含まれて
いれば(S309でYES)、表示コントローラ41は
匂い発生部47を起動させて、表示部43に表示された
広告に関連づけられた匂いを生成して放出する(S31
0)。例えば焼き鳥屋の広告を表示する場合は焼き鳥の
匂いを、うなぎ屋の広告を表示する場合はうなぎの匂い
を生成して放出する。この後、表示コントローラ41
は、S309へ処理を移行する。
【0135】前記広告情報に匂い放出指示データが含ま
れていなければ(S309でNO)、表示コントローラ
41はS311へ処理を移行する。S311において、
表示コントローラ41は、人感センサ53のオン/オフ
を判断する。
【0136】人感センサ53がオン状態であれば(S3
11でYES)、表示コントローラ41は広告表示装置
14の近傍に人間がいると判断する。そして、表示コン
トローラ41は現在表示部43の画面上に表示されてい
る広告について、より詳細な情報を表示部43の画面上
に表示させる。即ち、表示コントローラ41は広告情報
に含まれている2次広告情報に基づいて広告表示を行う
(S312)。この後、表示コントローラ41はS31
1へ処理を移行する。
【0137】人感センサ53がオフであれば(S311
でNO)、表示コントローラ41はS313へ処理を移
行する。S313において、表示コントローラ41は、
携帯電話情報要求の有無を判断する。即ち、表示部43
の画面上に広告と共に表示されている広告番号を携帯電
話に入力してダイヤリングすると、広告表示装置14に
対して携帯電話情報要求信号が送信元携帯電話番号と共
に送信される。これらの信号の有無を表示コントローラ
41は確認する。
【0138】携帯電話情報要求信号があった場合(S3
13でYES)、表示コントローラ41は、要求のあっ
た広告の2次広告情報を、前記情報要求信号の送信元携
帯電話へ送信する。当該携帯電話の画面上には、受信し
た2次広告情報に基づいて、より詳細な広告等の情報が
表示される(S314)。尚、携帯電話の画面上に表示
させるのではなく、広告表示装置14の表示部43の画
面上に2次広告情報に基づいた広告等の情報が表示され
るようにしてもよい。
【0139】携帯電話情報要求信号がない場合(S31
3でNO)、表示コントローラ41はS315へ処理を
移行する。S315において、表示コントローラ41は
ホストコンピュータ13からの避難誘導指示の有無を判
断する。
【0140】避難誘導指示があれば(S315でYE
S)、表示コントローラ41はS316へ処理を移行
し、避難誘導表示を行う。この後、表示コントローラ4
1はS315へ処理を移行する。
【0141】避難誘導指示がなければ(S315でN
O)、表示コントローラ41はS317へ処理を移行
し、広告表示終了指示の有無を判断する。広告表示終了
指示がない場合(S317でNO)、表示コントローラ
41はS302へ処理を移行する。ホストコンピュータ
13から表示内容変更指示があるまで、表示コントロー
ラ41は配信データに含まれる複数種類の広告を予め設
定された順番で又はランダムに繰り返し表示部43の画
面上に表示させる。
【0142】広告表示終了指示があった場合(S317
でYES)、表示コントローラ41は広告の表示処理を
終了する。尚、電源投入後、S302における自己診断
結果に何ら異常が発見されなければ、サブ表示部43b
には、広告表示装置14の設置場所の番地や現在時刻が
表示される。現在時刻は通信制御部48に備えられたG
PS受信機により受信したGPS衛星からの電波に含ま
れる時刻データに基づいて自動的に補正される。
【0143】(非常ボタン押下時)次に、前述した通常
の広告表示中において非常ボタン59が押下された場合
の作用を説明する。
【0144】災害や事故等、何らかの異常が発生して非
常ボタン59が押下された場合、当該広告表示装置14
の表示コントローラ41は、記憶部62のROMに予め
格納された非常ボタン用表示データに基づいて、表示部
43に異常発生の旨の表示を行う(例えば「異常発
生」)。同時に、表示コントローラ41は異常発生信号
をホストコンピュータ13へ送信すると共に、同じグル
ープに属する広告表示装置14の全て又はその一部に対
して、それぞれ異常発生信号をPHS内線モードにより
一斉に送信する。
【0145】また、当該表示コントローラ41はカメラ
部55のビデオカメラを起動して当該広告表示装置14
の周囲を撮影して記憶部62に格納すると共に、撮影し
た画像データをホストコンピュータ13へ送信する。ち
なみに、このとき非常ボタン59を押下した人は、音声
入力部56を介して管理センタ側のオペレータと通話可
能となっている。
【0146】前記異常発生信号を受信した同じグループ
に属する広告表示装置14はそれぞれ非常ボタン59が
押下された広告表示装置14と同様に異常発生表示(例
えば「異常発生」)を行うと共に、異常発生場所(非常
ボタン59が押下された広告表示装置14の設置位置)
の方向を示す旨の表示(本実施形態では、矢印)を行
う。また、スピーカ46により異常発生の旨の音声(例
えば「異常が発生しました」)又は警報を発生させる。
【0147】尚、非常ボタン59が押下されたとき、警
察、消防及び病院等に異常発生信号が送信されるように
表示コントローラ41を構成すると共に、音声入力部5
6を介して警察、消防及び病院等との間で通話可能とな
るように構成してもよい。
【0148】(異常時) (ホスト:災害等発生時)次に、火事や地震等の災害が
発生した場合におけるホストコンピュータ13の避難誘
導処理ルーチンを図9に示すフローチャートに従って説
明する。このルーチンは前述したホストコンピュータ1
3における広告表示処理ルーチン中のサブルーチン処理
として、図7のS214に処理が移行した際に実行され
る。
【0149】図9に示すように、避難誘導処理におい
て、ホストコンピュータ13はまず緊急通報指令の有無
を判断する(S401)。この緊急通報指令はオペレー
タにより入力部31から入力された避難誘導開始の処理
信号である。
【0150】緊急通報指令が入力されていなければ(S
401でNO)、ホストコンピュータ13はS401の
処理を繰り返す。緊急通報指令が入力されると(S40
1でYES)、ホストコンピュータ13は表示部32の
画面上に図11に示すマッピング画面を表示させる(S
402)。このマッピング画面には各広告表示装置14
の設置場所及び現在の状態等が示されている。このマッ
ピング画面については後述する。
【0151】次に、ホストコンピュータ13は、カメラ
部55のビデオカメラにより撮影した画像データ及び温
度センサ51により検出した温度データ等の状況判断情
報要求信号を各グループにおける通信順位第1位の広告
表示装置14にそれぞれ送信する(S403)。
【0152】次に、ホストコンピュータ13は、状況判
断情報の受信の有無を判断する(S404)。状況判断
情報を受信していない場合(S404でNO)、ホスト
コンピュータ13はS404の処理を繰り返す。
【0153】状況判断情報を受信した場合(S404で
YES)、ホストコンピュータ13は、当該状況判断情
報を記憶部34のRAMへ一旦記憶し、S405へ処理
を移行する。
【0154】S405において、入力部31から災害発
生情報、即ち、テレビ、ラジオからのニュース、及び官
公庁からの避難誘導要請等に基づいて災害発生場所の住
所、災害の種別等が入力される。すると、ホストコンピ
ュータ13は当該災害発生情報を記憶部34のRAMへ
一旦記憶する。
【0155】次に、オペレータの入力部31の操作によ
り異常発生場所補正ソフトが起動されると(S40
6)、ホストコンピュータ13は、S407へ処理を移
行する。S407において、ホストコンピュータ13
は、前記記憶部34のRAMに記憶された状況判断情
報、災害発生情報及び記憶部34のHDに格納された避
難経路データに基づいて、異常発生場所及び避難が必要
な場所(以下、「要避難場所」という。)をそれぞれ割
り出す。広告表示装置14側からの状況判断情報に基づ
いて、入力部31から入力された災害発生場所が補正さ
れることにより、より正確な災害発生場所、要避難場所
が特定される。
【0156】次に、オペレータの入力部31の操作によ
り避難経路・避難場所割出ソフトが起動されると(S4
08)、ホストコンピュータ13は、S409へ処理を
移行する。
【0157】S409において、ホストコンピュータ1
3は、S407において特定された異常発生場所、要避
難場所、記憶部34のROMに予め記憶された複数パタ
ーンの避難経路データ、及び広告表示装置14側からの
状況判断情報等に基づいて、最適な避難経路及び避難場
所をそれぞれ割り出す。具体的には、広告表示装置14
側からの状況判断情報に基づいて、避難経路データから
割り出された避難経路及び避難場所が補正され、これに
より、災害現場の状況に応じたより安全な避難経路及び
避難場所が割り出される。
【0158】そして、ホストコンピュータ13は、図1
2に示す避難経路指示画面を表示部32の画面上に表示
させる(S410)。この避難経路指示画面には前記最
適な避難経路及び避難場所等がそれぞれ示されている。
この避難経路指示画面については後述する。
【0159】次に、ホストコンピュータ13は、前記割
り出した避難経路及び避難場所の変更指示の有無を判断
する(S411)。避難経路及び避難場所の変更指示が
あった場合(S411でYES)、オペレータによる入
力部31の操作により、避難経路及び避難場所が変更さ
れ(S412)、ホストコンピュータ13はS411の
処理を繰り返す。
【0160】避難経路及び避難場所の変更指示がない場
合(S411でNO)、ホストコンピュータ13は、S
413へ処理を移行し、前記避難経路情報及び避難場所
情報等を避難データとして各グループの優先順位第1位
の広告表示装置14へ送信する。この避難データに含ま
れた避難経路情報及び避難場所情報に基づいて、避難経
路上に存在する広告表示装置14は避難場所の方向を示
す所定の避難誘導表示を行う(図5(b)参照)。
【0161】次に、ホストコンピュータ13は前記避難
データの送信が正常に終了したか否かの判断を行う(S
414)。送信が正常に完了しなかった場合(S414
でNO)、ホストコンピュータ13は表示部32の画面
上にエラー表示(例えば「送信失敗」)を行う(S41
5)。
【0162】送信が正常に終了すれば(S414でYE
S)、ホストコンピュータ13は表示部32の画面上に
送信完了画面(例えば「送信完了」)を表示させて(S
416)、避難誘導処理を終了する。
【0163】尚、S414において、避難データの送信
の成否は、前記S210と同様にして判断する。但し、
前記<データ送信成否>の欄の記載において、「配信デ
ータ」を「避難データ」と読み替える。
【0164】(広告表示装置:避難経路表示)次に、火
事や地震等の災害が発生した場合における広告表示装置
14の避難誘導処理ルーチンを図10に示すフローチャ
ートに従って説明する。このルーチンは前述した広告表
示装置14における広告表示処理ルーチン中のサブルー
チン処理として、図8のS316に処理が移行した際に
実行される。
【0165】図10に示すように、避難誘導処理におい
て、表示コントローラ41はまずホストコンピュータ1
3からの避難経路・避難場所指示データの受信の有無を
判断する(S501)。
【0166】避難経路・避難場所指示データを受信して
いない場合(S501でNO)、表示コントローラ41
はS501の処理を繰り返す。 避難経路・避難場所指示データを受信すると(S501
でYES)、表示コントローラ41は、避難経路・避難
場所指示データをRAMに一旦記憶し、これらのデータ
に基づいて、表示部43の画面上に避難場所の方向を示
す旨の表示を行わせる(S502)。本実施形態では、
例えば図5(b)に示すように、表示部43に避難場所
の方向を示す矢印が表示されるように、表示コントロー
ラ41は表示部駆動回路44を制御する。
【0167】尚、避難誘導時、前記ホストコンピュータ
13は、記憶部34に予め登録された要介助者の居所情
報に基づいて、又は要介助者からの介助要求情報(電話
連絡等)に基づいて、少なくとも要介助者の居所の最寄
の広告表示装置14に要介助者の居所を示す旨の表示を
行わせる指示信号を出力する。この指示信号に基づい
て、表示コントローラ41は、要介助者(身体が不自由
な人又は1人暮らしの老人等の介助を必要とする人)が
いる家の地図及び建物の写真等を最寄の広告表示装置1
4の画面上に表示させる。これにより、要介助者は避難
協力を得やすくなる。
【0168】また、前記矢印の表示と同時に、表示コン
トローラ41は、誘導灯60を点灯させると共に(S5
03)、避難場所や避難を促すメッセージ(例えば「〇
〇小学校へ避難してください」、「矢印方向へ避難して
ください」)をスピーカ46を介して音声で発生させる
(S504)。
【0169】避難者は、各広告表示装置14に表示され
た矢印及び誘導灯60により、避難場所の方向、即ち避
難すべき方向を容易に把握可能となる。次に、表示コン
トローラ41は、傾斜角センサ58の検出値が予め設定
された所定値を越えているか否かの判断を行う(S50
5)。
【0170】傾斜角センサ58により検出された傾斜角
検出値が予め設定された所定値以上の場合(S505で
YES)、表示コントローラ41は、当該広告表示装置
14が転倒又は倒壊したと判断し、S506へ処理を移
行する。
【0171】S506において、表示コントローラ41
は、表示部43への電力供給が遮断されるように、LE
D用電源45及び無停電電源装置61のスイッチをそれ
ぞれ制御する(S506)。これにより、避難誘導時に
おける避難場所の方向及び避難すべき方向の誤認等が防
止される。
【0172】傾斜角センサ58により検出された傾斜角
検出値が予め設定された所定値未満の場合(S505で
NO)、表示コントローラ41は、問題なしと判断して
S507へ処理を移行する。
【0173】S507において、表示コントローラ41
は、携帯電話情報要求の有無を判断する。即ち、表示部
43の画面上に矢印と共に表示されている情報要求番号
を携帯電話に入力してダイヤリングすると、当該広告表
示装置14に対して携帯電話情報要求信号が送信元携帯
電話番号と共に送信される。S50では、この携帯電話
情報要求信号の有無を判断する。
【0174】携帯電話情報要求があった場合(S507
でYES)、表示コントローラ41は、最寄の避難場所
へ至る地図情報等の各種避難情報を送信元携帯電話へ送
信する(S508)。この各種避難情報に基づいて、前
記送信元携帯電話の画面上には最寄の避難場所へ至る地
図や各種の避難情報が表示される。ちなみに、広告表示
装置14の通信制御部48はGPS受信機を備えてお
り、最寄の避難場所へ至る地図データを取得可能とされ
ている。
【0175】尚、携帯電話の画面上にではなく、広告表
示装置14の表示部43の画面上に最寄りの避難場所へ
至る地図や各種の避難情報が表示されるようにしてもよ
い。携帯電話情報要求信号がない場合(S507でN
O)、表示コントローラ41はS509へ処理を移行す
る。
【0176】S509において、表示コントローラ41
は、避難誘導終了指示の有無を判断する。避難誘導終了
指示がない場合(S509でNO)、表示コントローラ
41は、S502へ処理を移行し、避難誘導表示を継続
させる。
【0177】避難誘導終了指示があった場合(S509
でYES)、表示コントローラ41は、避難誘導処理を
終了させる。 (停電発生時)次に、避難誘導時において、停電等によ
り広告表示装置14への電力供給が遮断されたときの作
用を説明する。
【0178】停電を検出すると、無停電電源装置61は
スイッチを瞬時に切り替えて、表示コントローラ41及
び表示部43への給電経路をバイパス側へ切り替える。
これにより、無停電電源装置61に内蔵されたバッテリ
から制御用電源42及びLED用電源45へそれぞれ電
力が供給される。尚、通常の広告表示を行う場合も同様
である。
【0179】また、避難誘導時において、停電が検出さ
れると、表示コントローラ41は照度センサ57により
検出された照度に基づいて、即ち広告表示装置14の周
囲の明るさに基づいて、表示部43の各発行素子(LE
D)の輝度を調節する。例えば昼間であれば、表示コン
トローラ41は各発光素子の輝度が予め設定された基準
輝度よりも高くなるように表示部駆動回路44を制御
し、夜間であれば、表示コントローラ41は各発光素子
の輝度が前記基準輝度よりも低くなるように表示部駆動
回路44を制御する。これにより、表示部43に表示さ
れた避難誘導表示が見やすくなる。また、例えば夜間に
おいて、各発光素子を常時高輝度で発光させる場合と異
なり、無停電電源装置61のバッテリの消耗が抑制され
る。
【0180】(マッピング画面:通常時)次に、通常時
におけるマッピング画面について説明する。図11に示
すように、通常時において、ホストコンピュータ13の
表示部32の画面上に表示されるマッピング画面は、地
図表示領域及び一覧表表示領域を備えている。
【0181】地図表示領域には管理対象地区(本実施形
態では○○区)の地図が表示されている。この地図には
予め設定された基本避難場所及び各広告表示装置の設置
場所がそれぞれ示されている。本実施形態において、前
記○○区は縦横に走る道路RによりD1〜D21の地区
に区画されており、各道路Rの交差点の四つ角及び三つ
角にはそれぞれ広告表示装置14が配置されている。ま
た、当該○○地区においてはD11地区が基本避難場所
とされており、その旨が地図上に示されている。尚、前
記基本避難場所は、例えば官公庁により提示された避難
行動計画等に基づいて指定されている場合も多い。
【0182】一覧表表示領域には、各地区名、各地区の
現在の状況、基本避難場所及び備考等から構成された一
覧表が表示されている。避難不要である通常時におい
て、各地区の現在の状況は「正常」と表示されており、
各地区の避難場所はそれぞれ基本避難場所であるD11
地区とされている。
【0183】(マッピング画面:異常時:避難経路指示
画面)次に、異常時におけるマッピング画面について説
明する。本実施形態では、図12に示すように、例えば
○○区におけるD2地区及びD6地区で火災が発生した
場合について説明する。
【0184】この場合、マッピング画面には、火災発生
場所であるD2地区及びD6地区がそれぞれ異常発生を
示唆する色、例えば赤色で表示されている(図12では
網掛けの四角形)。火災の発生していない他の地区(D
1、D3〜D5、D7〜D21)は通常状態を示唆する
色、例えば青色で表示されている(図12では鎖線で示
される白抜きの四角形)。
【0185】また、マッピング画面の地図上には避難場
所が示されている。本実施形態では、図11に示されて
いる基本避難場所D11ではなく、D16地区及びA1
地区がそれぞれ新たな避難場所に指定されている。これ
は、通常時に設定されていた基本避難場所D11の近辺
であるD2地区及びD6地区で火災が発生したためであ
る。速やかに且つ安全に避難できる場所が新たな避難場
所として指定されている。
【0186】さらに、マッピング画面の地図上には、複
数の矢印がそれぞれ広告表示装置14(図12では□で
示す。)に重ねられて表示されている。各矢印は、各広
告表示装置14の表示部43に実際に表示させる避難方
向に即して表示されている。即ち、各広告表示装置14
は、それぞれ避難場所であるA1地区及びD16地区へ
それぞれ避難者を誘導するように、避難場所A1地区及
びD16地区の方向を示す矢印を表示する。尚、矢印が
表示されていない広告表示装置14は、重複する等の理
由により、特に避難誘導表示が行われないものである。
【0187】異常時において、一覧表における各地区の
状況は、D2地区及びD6地区はそれぞれ「火災」、例
えばD20地区及びD21地区はそれぞれ「正常」(図
12の一覧表ではD21地区のみ示す)、残りの地区は
それぞれ「避難」と表示されている。「火災」と表示さ
れている地区は、火災が発生している地区である。「避
難」と表示されている地区は、避難する必要がある地区
である。「正常」と表示されている地区は、避難する必
要のない地区である。
【0188】避難場所には、その地区の住人が避難する
最適な避難場所が表示されている。本実施形態では、D
2地区及びD6地区はそれぞれ「A1」と表示されてお
り、他の地区はそれぞれ「D16」と表示されている。
【0189】D2地区及びD6地区の備考欄には、それ
ぞれ「避難場所A1に変更」と表示されている。これ
は、通常時には、D2地区及びD6地区の避難場所もそ
れぞれ「D16」とされていたものの、これが「A1」
に変更されたということである。
【0190】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)広告表示装置14は、ホストコンピュータ13か
らネットワーク15を介して送信されてきた広告主から
予め提供された広告情報に基づいて所定の広告表示を行
うようにした。そして、前記ホストコンピュータ13か
ら送信されてきた異常発生信号を受信したとき、当該広
告表示装置14は前記広告表示に代えて所定の避難誘導
表示を行うようにした。このため、避難誘導表示するた
めの専用の装置を設ける必要がない。従って、設備コス
トを低減させることができる。
【0191】(2)前記広告表示装置14は、前記ホス
トコンピュータ13から送信されてきた避難データに基
づいて所定の避難誘導表示を行うようにした。このた
め、各広告表示装置14へ送信する避難データの内容を
容易に変更することができる。
【0192】(3)前記広告表示装置14は、前記避難
誘導表示だけでなく、予め指定された官公庁(警察、消
防等)及び医療機関(病院等)から送信されてきた情報
に基づいて所定の情報表示を行うようにした。このた
め、広告表示装置に表示される情報量が多くなる。
【0193】(4)前記広告表示装置14は非常ボタン
59を有し、個々の配置箇所での異常発生信号を当該広
告表示装置14と同じグループに属する他の広告表示装
置14に送信し、そのグループ内での異常発生を表示す
ると共に、その異常発生箇所を特定し得る方向表示を行
う。このため、早期の異常個所特定を示唆することがで
きる。また、この異常発生信号はホストコンピュータ1
3へ送信され、これにより、管理センタへの通報ができ
る。この管理センタへの通報を基にして当該広告表示装
置14に近隣する他のグループを含めた災害や事故等へ
の避難対応等が図れる。
【0194】(5)前記ホストコンピュータ13は各組
を構成する広告表示装置14のうち少なくとも1つに対
して前記異常発生信号及び避難データを送信するように
した。そして、当該異常発生信号及び避難データを受信
した広告表示装置14は当該広告表示装置14と同じ組
に属する他の広告表示装置14に対してそれぞれ前記異
常発生信号を配信するようにした。異常発生信号及び避
難データを受信した広告表示装置14は、それぞれ所定
の避難誘導表示を行うようにした。このため、各広告表
示装置14に対してそれぞれ異常発生信号及び避難デー
タを送信する場合と異なり、ホストコンピュータ13の
通信負担及び通信コストをそれぞれ軽減することができ
る。
【0195】(6)前記ホストコンピュータ13は、優
先順位第1位の通信手段により前記広告表示装置14へ
前記異常発生信号及び避難データを送信した後、予め設
定された所定時間が経過しても当該広告表示装置14か
らの応答が得られない場合、通信失敗と判断するように
した。これを予め設定された所定回数だけ繰り返しても
当該広告表示装置14からの応答が得られないとき、当
該ホストコンピュータ13は通信不能と判断して通信手
段を切り替え、優先順位第2位の通信手段によりデータ
通信を行うようにした。以後、通信不能と判断する毎
に、当該ホストコンピュータ13は通信手段を優先順位
が下位のものに順次切り替えて、当該通信手段によりデ
ータ通信を行うようにした。このため、データ通信の確
実性を向上させることができる。
【0196】(7)前記各通信手段のいずれの通信手段
によっても通信順位第1位の広告表示装置14から応答
が得られない場合、前記ホストコンピュータ13は、前
記異常発生信号及び避難データの送信先を変更し、通信
順位第2位の広告表示装置14に対して前記異常発生信
号及び避難データを送信するようにした。以後、通信不
能と判断する毎に、当該ホストコンピュータ13は異常
発生信号及び避難データの送信先を通信順位が下位の広
告表示装置14へ順次変更し、当該広告表示装置14に
対して前記異常発生信号及び避難データを送信するよう
にした。このため、データ通信の確実性をいっそう向上
させることができる。
【0197】(8)前記ホストコンピュータ13からの
異常発生信号及び避難データを受信した広告表示装置1
4は、PHSの内線モードにより、当該広告表示装置1
4と同じ組に属する他の広告表示装置14に対してそれ
ぞれ前記異常発生信号及び避難データを配信するように
した。このため、通信コストをいっそう抑えることがで
きる。
【0198】(9)停電時、前記広告表示装置14には
前記無停電電源装置61から電力が供給されるようにし
た。このため、停電時でも広告表示装置14は避難誘導
表示を行うことができる。
【0199】(10)前記照度センサ57により検出し
た照度に基づいて、即ち、広告表示装置14の周囲の明
るさに基づいて、表示部43の各発行素子(LED)の
輝度を調節するようにした。このため、表示部43に表
示された避難誘導表示が見やすくなる。また、例えば夜
間において、各発光素子を常時高輝度で発光させる場合
と異なり、無停電電源装置61のバッテリの消耗を抑制
することができる。
【0200】(11)前記傾斜角センサ58により検出
された傾斜角検出値が予め設定された所定値に達したと
き、当該広告表示装置14への電力供給が遮断されるよ
うに構成した。このため、避難時において、避難誘導表
示の誤認を防止することができる。
【0201】(12)避難誘導時、少なくとも要介助者
の居所の最寄に設置された広告表示装置14には、要介
助者の居所を示す旨の表示がなされるように構成した。
このため、要介助者の避難の協力が得られやすくなる。
【0202】(13)サブ表示部43bに表示される現
在時刻は通信制御部48に備えられたGPS受信機によ
り受信したGPS衛星からの電波に含まれる時刻データ
に基づいて自動的に補正される。このため、常に正確な
時刻を表示させることができる。
【0203】(14)携帯電話等の携帯情報端末から広
告表示装置14に対して、情報提供要求を行うと当該携
帯情報端末の画面上に最寄の避難場所へ至る地図情報が
表示されるようにした。このため、避難者はより安全に
避難することができる。
【0204】(別例)尚、前記実施形態は以下のように
変更して実施してもよい。 ・前記広告表示装置14自身が異常を感知したとき、当
該広告表示装置14は前記広告表示に代えて所定の避難
誘導表示を行うようにしてもよい。このようにすれば、
迅速な避難誘導表示を行うことができる。
【0205】・前記広告表示装置14は、当該広告表示
装置14の記憶部62に予め格納された避難データに基
づいて所定の避難誘導表示を行うようにしてもよい。こ
のようにすれば、避難データをホストコンピュータ13
から配信する必要がなく、同ホストコンピュータ13の
通信負荷及び通信コストをそれぞれ軽減することができ
る。
【0206】・前記広告表示装置14自身が異常を感知
したとき、当該広告表示装置は異常発生信号を生成し、
この異常発生信号を当該広告表示装置14と同じ組に属
する他の広告表示装置14に対してそれぞれ配信するよ
うに構成する。異常を感知した広告表示装置14、又は
異常発生信号を受信した広告表示装置は、それぞれ所定
の避難誘導表示を行うように構成する。このようにすれ
ば、ホストコンピュータを介して異常発生信号を同じ組
に属する他の広告表示装置に対してそれぞれ送信する場
合と異なり、ホストコンピュータの通信負担及び通信コ
ストをそれぞれ軽減することができる。尚、広告表示装
置14自身が異常を感知したときとは、例えば衝撃セン
サ54、温度センサ51及び傾斜角センサ58等の検出
値が予め設定された異常値に達したとき、及び非常ボタ
ン59が押下されたときである。
【0207】・前記ホストコンピュータ13は、通信順
位第1位の広告表示装置14へ前記異常発生信号及び避
難データを送信した後、予め設定した所定時間が経過し
ても当該広告表示装置14からの応答がない場合、通信
失敗と判断するように構成する。これを予め設定された
所定回数だけ繰り返しても当該広告表示装置14からの
応答が得られないとき、当該ホストコンピュータ13は
通信不能と判断して前記異常発生信号の送信先を変更
し、通信順位第2位の広告表示装置14に対して前記異
常発生信号及び避難データを送信するように構成する。
以後、通信不能と判断する毎に、当該ホストコンピュー
タ13は異常発生信号及び避難データの送信先を通信順
位が下位の広告表示装置14へ順次変更し、当該広告表
示装置14に対して前記異常発生信号を送信するように
構成する。このようにしても、データ通信の確実性を向
上させることができる。
【0208】・さらに、優先順位第1位の通信手段によ
って1つの組に属する広告表示装置14のうちいずれの
広告表示装置14からも応答が得られない場合、前記ホ
ストコンピュータ13は、通信手段を切り替え、優先順
位第2位の通信手段によりデータ通信を行うように構成
する。以後、通信不能と判断する毎に、当該ホストコン
ピュータ13は通信手段を優先順位が下位のものに順次
切り替えて、当該通信手段によりデータ通信を行うよう
に構成する。このようにしても、データ通信の確実性を
いっそう向上させることができる。
【0209】・停電時には、前記表示部43の輝度を非
停電時よりも抑えるように、各発行素子の輝度調節を行
うようにしてもよい。このようにしても、無停電電源装
置61のバッテリの消耗を抑制することができる。
【0210】・また、停電発生後の一定時間は非停電時
と同程度の輝度を維持し、一定時間経過後は前記表示部
43の輝度を非停電時よりも抑えるように同表示部43
の輝度調節を行うようにしてもよい。このようにして
も、無停電電源装置61のバッテリの消耗を抑制するこ
とができる。
【0211】・また、停電時には、表示部43の輝度を
非停電時よりも抑えると共に同表示部43の避難誘導表
示を所定の時間間隔で点滅させるようにしてもよい。こ
のようにしても、避難誘導表示を点灯させる場合に比べ
て、無停電電源装置61のバッテリの消耗を抑制するこ
とができる。
【0212】・前記人感センサ53及び衝撃センサ54
び両センサが共に動作したとき、表示コントローラ41
は当該広告表示装置14がいたずらされていると判断す
るようにしてもよい。このようにすれば、異常発生かい
たづらかを識別することができる。このとき、カメラ部
55のビデオカメラで当該広告表示装置14の周囲を撮
影し、この映像データを記憶部62に格納するようにし
てもよい。
【0213】・無停電電源装置61は避難誘導表示を必
ず行う広告表示装置14にのみ搭載するようにしてもよ
い。 ・災害発生時等の異常時には、ホストコンピュータ13
と各広告表示装置14それぞれとの間でデータ通信を行
うようにしてもよい。
【0214】
【発明の効果】本発明によれば、避難誘導表示させるた
めの専用の装置を設ける必要がないので、設備コストを
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における広告表示システムの概略
構成図。
【図2】 本実施形態におけるユーザ端末の概略構成
図。
【図3】 本実施形態におけるホストコンピュータの概
略構成図。
【図4】 本実施形態における広告表示装置の概略構成
図。
【図5】 (a),(b)は、広告表示装置の電柱への
取付状態を示す正面図。
【図6】 本実施形態における広告依頼処理時のユーザ
端末とホストコンピュータとの間のデータの授受を示す
図。
【図7】 本実施形態における通常時のホストコンピュ
ータの動作を示すフローチャート。
【図8】 本実施形態における通常時の広告表示装置の
動作を示すフローチャート。
【図9】 本実施形態における異常時のホストコンピュ
ータの動作を示すフローチャート。
【図10】 本実施形態における異常時の広告表示装置
の動作を示すフローチャート。
【図11】 本実施形態における通常時のマッピング画
面の正面図。
【図12】 本実施形態における異常時のマッピング画
面の正面図。
【図13】 本実施形態における配信データの構成図。
【符号の説明】
11…避難誘導システム、13…ホストコンピュータ、
14…広告表示装置、15…ネットワーク、43…表示
部、44…輝度制御手段を構成する表示部駆動回路、4
5…電源回路を構成するLED用電源、53…人感セン
サ、54…衝撃センサ、57…照度センサ、58…傾斜
角センサ、62…記憶手段を構成する記憶部、61…電
源回路を構成する無停電電源装置、41…判断手段及び
電源制御手段を構成する表示コントローラ。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータからネットワークを
    介して送信されてきた広告主から予め提供された広告情
    報に基づいて所定の広告表示を行う広告表示装置を利用
    した避難誘導システムにおいて、 前記ホストコンピュータから送信されてきた異常発生信
    号を受信したとき、又は前記広告表示装置自身が異常を
    感知したとき、当該広告表示装置は前記広告表示に代え
    て所定の避難誘導表示を行うようにした広告表示装置を
    利用した避難誘導システム。
  2. 【請求項2】 前記広告表示装置は、当該広告表示装置
    の記憶部に予め格納された避難データに基づいて所定の
    避難誘導表示を行うようにした請求項1に記載の広告表
    示装置を利用した避難誘導システム。
  3. 【請求項3】 前記広告表示装置は、前記ホストコンピ
    ュータから送信されてきた避難データに基づいて所定の
    避難誘導表示を行うようにした請求項1に記載の広告表
    示装置を利用した避難誘導システム。
  4. 【請求項4】 前記広告表示装置は、前記避難誘導表示
    に加えて、予め指定された官公庁及び医療機関から送信
    されてきた情報に基づいて所定の情報表示を行うように
    した請求項1に記載の広告表示装置を利用した避難誘導
    システム。
  5. 【請求項5】 前記広告表示装置は複数台を1組とした
    複数組が設けられており、 前記ホストコンピュータは各組を構成する広告表示装置
    のうち少なくとも1つに対して前記異常発生信号を送信
    し、同じ組に属する他の広告表示装置に対してそれぞれ
    前記異常発生信号を配信するようにした請求項1〜請求
    項4のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利用し
    た避難誘導システム。
  6. 【請求項6】前記広告表示装置が異常を感知したとき、
    当該広告表示装置は異常発生信号を生成し、この異常発
    生信号を当該広告表示装置と同じ組に属する他の広告表
    示装置、前記ホストコンピュータ、及び他の組に属する
    他の広告表示装置のうち少なくとも1つに対して配信す
    るようにした請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に
    記載の広告表示装置を利用した避難誘導システム。
  7. 【請求項7】 前記ホストコンピュータと広告表示装置
    との間のデータ通信を行う複数種類の通信手段を相互に
    切替可能となるように設けると共に、各通信手段にはそ
    れぞれ優先順位を設定し、 前記ホストコンピュータは、優先順位第1位の通信手段
    により前記広告表示装置へ前記異常発生信号を送信した
    後、予め設定された所定時間が経過しても当該広告表示
    装置からの応答が得られない場合、通信失敗と判断し、
    これを予め設定された所定回数だけ繰り返しても当該広
    告表示装置からの応答が得られないとき、当該ホストコ
    ンピュータは通信不能と判断して通信手段を切り替え、
    優先順位第2位の通信手段によりデータ通信を行い、以
    後、通信不能と判断する毎に、当該ホストコンピュータ
    は通信手段を優先順位が下位のものに順次切り替えて、
    当該通信手段によりデータ通信を行うようにした請求項
    5又は請求項6に記載の広告表示装置を利用した避難誘
    導システム。
  8. 【請求項8】 前記各組に属する広告表示装置には、そ
    れぞれホストコンピュータとのデータ通信に対する通信
    順位を予め設定し、 前記ホストコンピュータは、通信順位第1位の広告表示
    装置へ前記異常発生信号を送信した後、予め設定した所
    定時間が経過しても当該広告表示装置からの応答がない
    場合、通信失敗と判断し、これを予め設定された所定回
    数だけ繰り返しても当該広告表示装置からの応答が得ら
    れないとき、当該ホストコンピュータは通信不能と判断
    して前記異常発生信号の送信先を変更し、通信順位第2
    位の広告表示装置に対して前記異常発生信号を送信し、
    以後、通信不能と判断する毎に、当該ホストコンピュー
    タは異常発生信号の送信先を通信順位が下位の広告表示
    装置へ順次変更し、当該広告表示装置に対して前記異常
    発生信号を送信するようにした請求項5又は請求項6に
    記載の広告表示装置を利用した避難誘導システム。
  9. 【請求項9】 前記各組に属する広告表示装置には、そ
    れぞれホストコンピュータとのデータ通信に対する通信
    順位を予め設定し、 前記各通信手段のいずれの通信手段によっても通信順位
    第1位の広告表示装置から応答が得られない場合、 前記ホストコンピュータは、前記異常発生信号の送信先
    を変更し、通信順位第2位の広告表示装置に対して前記
    異常発生信号を送信し、以後、通信不能と判断する毎
    に、当該ホストコンピュータは異常発生信号の送信先を
    通信順位が下位の広告表示装置へ順次変更し、当該広告
    表示装置に対して前記異常発生信号を送信するようにし
    た請求項7に記載の広告表示装置を利用した避難誘導シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記ホストコンピュータと広告表示装
    置との間のデータ通信を行う複数種類の通信手段を相互
    に切替可能となるように設けると共に、各通信手段には
    それぞれ優先順位を設定し、 優先順位第1位の通信手段によって1つの組に属する広
    告表示装置のうちいずれの広告表示装置からも応答が得
    られない場合、 前記ホストコンピュータは、通信手段を切り替え、優先
    順位第2位の通信手段によりデータ通信を行い、以後、
    通信不能と判断する毎に、当該ホストコンピュータは通
    信手段を優先順位が下位のものに順次切り替えて、当該
    通信手段によりデータ通信を行うようにした請求項8に
    記載の広告表示装置を利用した避難誘導システム。
  11. 【請求項11】 前記ホストコンピュータからの異常発
    生信号を受信した広告表示装置は、有線又はPHSの内
    線モードにより、当該広告表示装置と同じ組に属する他
    の広告表示装置に対してそれぞれ前記異常発生信号を配
    信するようにした請求項5〜請求項10のうちいずれか
    一項に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記広告表示装置には、停電時、当該
    広告表示装置へ電力を供給する無停電電源装置を備えた
    請求項1〜請求項11のうちいずれか一項に記載の広告
    表示装置を利用した避難誘導システム。
  13. 【請求項13】 前記広告表示装置は、 各種の情報を表示すると共に輝度調節可能とした表示部
    と、 当該広告表示装置の周囲の明るさを検出する照度センサ
    と、 前記照度センサにより検出した照度に基づいて、前記表
    示部の輝度を調節する輝度制御手段とを備えた請求項1
    〜請求項12のうちいずれか一項に記載の広告表示装置
    を利用した避難誘導システム。
  14. 【請求項14】 前記広告表示装置は、 各種の情報を表示すると共に輝度調節可能とした表示部
    と、 前記表示部の輝度を調節する輝度制御手段とを備え、 停電時には、 前記表示部の輝度を非停電時よりも抑えるように、 又は、停電発生後の一定時間は非停電時と同程度の輝度
    を維持し、一定時間経過後は前記表示部の輝度を非停電
    時よりも抑えるように、 又は、表示部の輝度を非停電時よりも抑えると共に同表
    示部の表示を所定の時間間隔で点滅させるように、前記
    輝度制御手段は表示部の輝度調節を行うようにした請求
    項12に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記広告表示装置には、人間の所定範
    囲内への接近を検出する人感センサと、 当該広告表示装置に対して加えられた急激な圧力を検出
    する衝撃センサと、 前記両センサが共に動作したとき、いたずらと判断する
    判断手段とを備えた請求項1〜請求項14のうちいずれ
    か一項に記載の広告表示装置を利用した避難誘導システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記広告表示装置には、 当該広告表示装置の地球重心の方向に対する傾きを検出
    する傾斜角センサと、 前記傾斜角センサの検出値が予め設定された所定値に達
    したとき、当該広告表示装置の表示部への電力供給が遮
    断されるように電源回路を制御する電源制御手段とを備
    えた請求項1〜請求項15のうちいずれか一項に記載の
    広告表示装置を利用した避難誘導システム。
  17. 【請求項17】 避難誘導時、前記ホストコンピュータ
    は、自身の記憶部に予め登録された要介助者の居所情報
    に基づいて、又は要介助者からの介助要求情報に基づい
    て、少なくとも要介助者の居所の最寄の広告表示装置に
    要介助者の居所を示す旨の表示を行わせる請求項1〜請
    求項16のうちいずれか一項に記載の広告表示装置を利
    用した避難誘導システム。
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