JP2017156053A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱室の高さ方向に関する被加熱物の位置に関係なく、被加熱物の温度を検知することを目的とする。【解決手段】被加熱物の温度を検知する加熱室28の上部寄りの赤外線センサ52と、赤外線センサ52を回動させる駆動手段51と、駆動手段51を制御する制御手段と、加熱室28に配置する受け皿111と、を備え、制御手段は、加熱室28底面よりも高い位置に受け皿111が配置されている場合、加熱室28底面よりも高い位置に受け皿111が配置されていない場合に比べて、赤外線センサ52の回動範囲が大きくなるように駆動手段51を制御する。【選択図】図12

Description

本発明は加熱調理器に関するものである。
特許文献1には、可動部に負荷の温度を測定する赤外線センサが取り付けられて負荷を収納する加熱室内の温度測定位置を変更し、負荷の量を判定する負荷量判定手段を備え、負荷量が少量であると判定したときは、多量であると判定したときより狭い範囲に可動部を可動させるものである。
特開2012−132624号公報
上記特許文献1に示す技術では、赤外線センサは加熱室底面の負荷に対する可動範囲が設定されている。そのため、高さを変えて配置自在の調理用皿を備えた加熱調理器に適用した場合、赤外線センサの可動範囲は高さに応じて変更されない。すると、加熱室底面よりも赤外線センサに近い位置の調理用皿の温度の検出範囲が狭くなり、皿の略中心部の温度を検出できないという課題がある。
そこで本発明は、加熱室の高さ方向に関する被加熱物の位置に関係なく、被加熱物の温度を検知することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物の温度を検知する前記加熱室の上部寄りの赤外線センサと、該赤外線センサを回動させる駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、前記加熱室に配置する受け皿と、を備え、前記制御手段は、前記加熱室底面よりも高い位置に前記受け皿が配置されている場合、前記加熱室底面よりも高い位置に受け皿が配置されていない場合に比べて、前記赤外線センサの回動範囲が大きくなるように前記駆動手段を制御する。
また、被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物の上方から該被加熱物の温度を検知する赤外線センサと、該赤外線センサを回動させる駆動手段と、前記被加熱物に応じた設定を入力する入力手段と、該入力手段で入力された設定に基づいて前記駆動手段を制御することで前記赤外線センサの検知範囲を制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、加熱室の高さ方向に関する被加熱物の位置に関係なく、被加熱物の温度を検知する加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施例に係る加熱調理器の正面斜視図。 同加熱調理器の外枠を外した後方斜視図。 図1のA−A断面図。 図1のA−A断面図における赤外線センサの動作説明図。 本発明の実施例に係る基準位置を示す赤外線センサ部の説明用の拡大図。 本発明の実施例に係る終点位置を示す赤外線センサの説明用の拡大図。 本発明の実施例に係る観測窓を閉めた状態を示す赤外線センサの説明用の拡大図。 本発明の実施例に係る加熱調理器の制御を説明する制御ブロック図。 同加熱調理器の赤外線センサの視野を説明する説明図。 同加熱調理器の赤外線センサの移動角度の説明図。 同加熱調理器に使用できる受け皿の説明図。 受け皿を加熱室にセット時の赤外線センサの動作説明図。
本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1から図3は、本実施例の主要部分を示すもので、図1は加熱調理器本体を前面側から見た斜視図、図2は同本体の外枠を除いた状態で後方側から見た斜視図、図3は図1のA−A断面図である。
図において、加熱調理器の本体1は、加熱室28の中に加熱する食品を入れ、マイクロ波やヒータの熱、過熱水蒸気を使用して食品を加熱調理する。
ドア2は、加熱室28の内部に食品を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、食品を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、ヒータの熱や過熱水蒸気を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、調理中の食品の状態が確認できるようにドア2に取り付けられており、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波加熱やヒータ加熱等の加熱手段や加熱する時間等と加熱温度の入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成されている。
入力手段71で設定する調理の加熱条件には、加熱室28の底面28aに置いたテーブルプレート24に載置した被加熱物60cを加熱する調理群と、受け皿111(図11参照)を使用し、被加熱物60cをグリル加熱手段12に近づけて加熱する調理群がある。具体的には、受け皿111に設けた金属脚部114をデーブルプレート24に置いて被加熱物60cの位置を高く持ち上げて行う調理や、受け皿111を棚28tに置いて(図12)被加熱物60cを調理するものである。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、加熱調理器の本体1の前面下側に設けられ、本体1の前面から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、食品から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39を外部排気ダクト18の外部排気口8から排出する。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33、マグネトロン33に接続された導波管47、制御手段23a(図8参照)を実装した制御基板23、その他後述する各種部品、これらの各種部品を冷却するファン装置15等が取り付けられている。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波エネルギーが導波管47、回転アンテナ26の出力軸46aが貫通する開孔部47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、該回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26の出力軸46aは回転アンテナ駆動手段46に連結されている。
ファン装置15は、底板21に取り付けた冷却モータに取り付けられた冷却ファンとで構成する。このファン装置15によって発生する冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ回路(図示無し)、奥側重量センサ25c,左側重量センサ25bなどを冷却する。また、加熱室28の外側と外枠7の間および前記したように熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。さらに、後述する熱風モータ13を冷却するためのダクト16aと、後述する赤外線ケース48内に収められた赤外線ユニット50を冷却するためのダクト16bが設けられ、赤外線ユニット50を冷却した冷却風39は、加熱室28内の排熱(水蒸気など)を排気する排気ダクト28eの反対側から排出された後に外部排気ダクト18より外に排出される。
レンジ加熱手段330(図8参照)はマグネトロン33とインバータ回路(図示せず)よりなり制御手段23aによって制御される。
加熱室28の後部には、熱風ユニット11が取り付けられ、該熱風ユニット11内には加熱室28内の空気を効率良く循環させる熱風ファン32が取り付けられ、加熱室奥壁面28bには空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30が設けられている。
熱風ファン32は、熱風ケース11aの外側に取り付けられた熱風モータ13の駆動により回転し、熱風ヒータ14で循環する空気を加熱する。
また、熱風ユニット11は、加熱室奥壁面28bの後部側に熱風ケース11aを設け、加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間に熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14を設け、熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を取り付け、そのモータ軸を熱風ケース11aに設けた穴を通して熱風ファン32と連結している。
熱風モータ13は、加熱室28や熱風ヒータ14からの熱によって温度上昇するため、それを防ぐために、熱風モータカバー17によって囲い、略筒状に形成されてダクト16aを熱風ケース11aと後板10との間に位置し、ダクト16aの上端開口部を熱風モータカバー17の下面に接続し、下端開口部をファン装置15の吹出し口に接続し、ファン装置15からの冷却風39の一部を熱風モータカバー17内に取り入れるようにしている。
加熱室28の加熱室天面28cの裏側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室28の天面裏側に押し付けて固定し、加熱室28の天面を加熱して加熱室28内の食品を輻射熱によって焼成するものである。
また、加熱室28の加熱室天面28cの奥側には後述する赤外線ユニット50が設けられ、赤外線ユニット50を冷却するために赤外線ケース48にて覆い、略筒状に形成されてダクト16bを熱風ケース11aと後板10との間に位置し、ダクト16bの上端開口部を赤外線ケース48の側面に接続し、下端開口部を熱風モータカバー17上面と接続し、ファン装置15からの冷却風39の一部を取り入れるようにしている。
加熱室28の加熱室天面28cの左奥側にはサーミスタによって加熱室28の雰囲気の加熱室温度TH1を検出する加熱室温度センサ80を設ける。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量センサ25、例えば前側左右に左側重量センサ25b、右側重量センサ(図示無し)、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上にテーブルプレート24が載置されている。
テーブルプレート24は、食品を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良い材料で成形されている。また、周囲に持ちやすくするフランジ部24b(立上壁24aを含む)を設けている。さらにフランジ部24b(立上壁24aを含む)を設ける事で、加熱時の被加熱物の出し入れ時に例えば液体をこぼした場合でも、汚れはテーブルプレート24に留まるため、清掃が容易である。
ボイラー43は、熱風ユニット11の熱風ケース11aの外側面に取り付けられ、飽和水蒸気を熱風ユニット11内に臨ませ、熱風ユニット11内に噴出した飽和水蒸気は熱風ヒータ14によって加熱され過熱水蒸気となる。
ポンプ手段87は、水タンク42の水をボイラー43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。ボイラー43への給水量の調節はモータのON/OFFの比率で決定する。
加熱手段はレンジ加熱手段330、熱風ヒータ14、熱風モータ13、グリル加熱手段12、ボイラー43などである。
図11において、加熱室28にセットする受け皿111について説明する。
図11において受け皿111は、被加熱物60c(図12)を載置して焼く金属皿部112と、受け皿111の左右端面112eには受け皿111の高さを変えるための脚部(樹脂脚部113aと金属脚部114)と、受け皿111を棚28tに載せるための張り出し部119により構成されている。前記脚部はテーブルプレート24に載置して用いる。
金属皿部112は、マグネトロン33より放射されるマイクロ波を透過しない金属製のアルミ材料により形成され、焦げ付き等を防止するため表面処理はフッ素PCMにより構成されている。
金属皿部112の裏面には、マグネトロン33より放射されたマイクロ波を吸収することで発熱する高周波発熱体(図示せず)を設ける。高周波発熱体が発した熱は金属皿部112に伝達され、金属皿部112表面に載置されている被加熱物60cの下部を焼きながら焦げ目を付ける効果がある。
金属皿部112は略中心部92に被加熱物60cを載置するものであり、お好み焼きの生地のように液状の被加熱物60cに含まれる水分等が外部に漏れないよう、外壁112dが設けられている。また金属皿部112の表面には波状の凹凸部112cを設け、肉などの被加熱物60cの内部に含まれる余分な脂分を排出しながら加熱される凹部は外周部と繋がっている。
また、受け皿111の左右端面112eには、樹脂製の脚ベース113を備え、脚ベース113の前後には樹脂脚部113aが配置される。また、受け皿111の左右端面112eには、前後の樹脂脚部113aの間で脚ベース113に先端を挿入して係止させる金属脚部114を備える。金属脚部114は、樹脂脚部113aより高さを高くする脚で、金属皿部112の下側に回動して折り畳み可能である。図11は金属脚部114を立てた状態である。
次に、図4〜図7を用いて加熱室28の上方に設けられた非接触で被加熱物60cの温度を検出する赤外線センサ52について詳細を説明する。
51はモータで、モータ51の向きは、回転軸51aと加熱室奥壁面28bと並行となるように取り付けられている。そして、回転軸51aが後述する筒状のユニットケース54を回転(駆動)させることで、ユニットケース54に収めた赤外線センサ52を搭載した基板53を回転させて赤外線センサ52のレンズ部52aの向きを加熱室底面28aの奥側(加熱室奥壁面28b側)から加熱室開口部28dまでの範囲を回転移動して温度を検出できるようにしている。モータ51はステッピングモータを使用し内部に減速用のギアを備え、制御基板23に設けられた制御手段23aの制御によって回転軸51aを正転、逆転、また回転角度を好みに動作可能となっている。モータ51は、調理の加熱条件に合わせた動作となるように制御される。
52は赤外線センサで、赤外線検出素子(例えばサーモパイル)を複数個設けたもので、ここでは、回転軸51aの鉛直方向に一列に8素子整列した赤外線センサを使用している。そのため、加熱室底面28aの左右方向は一度に前記複数個所の温度の検出が可能であり、加熱室28の奥側(加熱室奥壁面28b側)から前側(ドア2側)にかけては、赤外線センサ52を一定角度の回転を複数回行うことで、加熱室底面28aの全域を複数に分けて温度を検出するものである(温度の測定時は赤外線センサ52の回転を停止)。具体的には、加熱室底面28aに載置するテーブルプレート24の全面の温度を検知する。また、図10で後述するが、加熱室28に受け皿111をセットして、入力手段71で特別調理群の加熱条件を制御手段23aに設定した場合には、受け皿111の金属皿部112の温度を検知する。
赤外線センサ52は、加熱室底面28aに載置されたテーブルプレート24の四辺から加熱室天面28cに垂直に伸ばした仮想線の内側の加熱室天面28cの左右方向の略中央に設けられている。
そして、赤外線センサ52の視野は、テーブルプレート24の上では、検知点aと検知点hがテーブルプレート24の前後のフランジ部24bの温度を検知する範囲に略定め、赤外線センサ52の整列した複数素子の両端側のセンサはテーブルプレート24の左端・右端のフランジ部24bの温度を検知する範囲に略定められている。こうすることで、テーブルプレート24の略中央に載置された被加熱物60cの温度を正確に検出する事が可能となる。そして、検出した温度データは制御手段23aに入力され、被加熱物の温度管理に使用される。
54は筒状のユニットケースで、最大径部に基板53を配置し赤外線センサ52のレンズ部52aを臨ませる窓部54aを設けている。また、ユニットケース54の材料にはカーボンを含ませることでユニットケース54の特性を導電材とすることで外来ノイズのユニットケース54内への侵入を防止している。
55は金属板から成るシャッタである。シャッタ55は、赤外線センサ52を使用しない時に後述する観測窓44aを閉じるものである(図7参照)。また、加熱室28の温度がユニットケース54に伝わるのを防止するために、ユニットケース54の外周に冷却風を流すべく、ユニットケース54の外周に沿って隙間を設けた風路55cを形成するようにシャッタ55を配置し、前記風路55cに冷却風39流す出入り口となる開口55aと開口55bを設けている。
56は位置決め凸部で、赤外線センサ52の検知点を基準位置(図4の検知点a)に合わせる手段として設けている。具体的に、赤外線センサ52の検知点を検知点a(基準位置)に補正できるように、シャッタ55によって観測窓44aを閉じた時に、位置決め凸部56が赤外線ケース48に設けられたストッパ(図示無し)に当接した状態で更にモータ51を回転制御し、回転軸51aをスリップさせることで、前記制御手段23aの制御する基準位置と赤外線センサ52の検知する基準位置を補正するものである。
44は加熱室28の内方向に吐出した円弧状の観測部で、回転軸51aの回転中心と筒状のユニットケース54の中心とユニットケース54の外周に沿って設けられて円弧状に曲げられたシャッタ55の円弧の中心と円弧状の観測部44の各中心位置は全て同一位置となっている。44aは観測部44に設けた観測窓で、赤外線センサ52の検出する視野範囲が開口している。また、マイクロ波加熱時に観測窓44aからのマイクロ波漏洩を防止するために、観測窓44aの周囲外側には立上壁(バーリング)44bを2mm程度設けている。
観測部44を加熱室28の内側に突出させることで、最低限の狭い観測窓開口範囲で広範囲の温度検知が可能となる。
49は凸部で、加熱室天面28cから赤外線ケース48と赤外線ユニット50を離すものであり、加熱室天面28cとの接触を凸部49のみとすることにより、加熱時にグリル加熱手段12や熱風ユニット11などのヒータによって加熱された加熱室天面28cの温度が赤外線ユニット50に伝わりにくいようにしている。
次に、図10において、調理する加熱条件を入力(D1)し、その入力が特別調理群か否かを判定(D2)し、特別調理群の場合(Yes)は工程D3に進み、特別調理群でない場合(No)は工程D5に進む。特別調理群とは、例えばハンバーグ等であり、受け皿111を用いてテーブルプレート24よりも高い位置に被加熱物がある場合の調理メニューのことである。
工程D3と工程D5の違いは、赤外線センサ52の移動角度S1(図4参照)と移動角度S2(図12参照)の違いである。工程D4では赤外線センサ52を回転して温度の検出を行う工程である。
具体的には、工程D3では基準位置から一定角度の回転を16回(16ステップ)行い、工程D5では基準位置から一定角度の回転を14回(14ステップ)行っている。工程D3を用いる調理は前述した受け皿111を用いて被加熱物60cの位置を高くした時の被加熱物60cの温度を検知する時である。工程D5はテーブルプレート24に被加熱物60cを載置した時の被加熱物60cの温度を検知する時である。
次に工程D5のモータ51の動作について図4を用いて詳細に説明する。
制御手段23aは、モータ51を駆動して赤外線センサ52の視野を閉鎖状態から基準位置(検知点a)に回転移動する。
観測面の温度の検知を開始すると、始めに基準位置で温度検知を行い、検出素子の複数個分の温度検知データを保存する。
その後、次の検知点bの温度を測定できるように、モータ51を回転して赤外線センサ52を一定角度、例えば終点方向(ドア2側)へ3度回転移動して、観測面の温度を測定した後、再び3度回転移動を行い、赤外線センサ52の視野が終点の検知点hを向くまで前記の動作を繰り返して測定する。本実施例では、8素子の赤外線検出素子を14回(3度×14ステップ=42度)回転移動させて15列の温度データを検出している。全温度データは120カ所の温度を検出している。移動角度はS1(約42度)となる。
赤外線センサ52によって終点位置である検知点hの温度の検出が終了した後、復路では、温度の検出を行わないで直接基準位置に戻るため早く基準位置に戻れる。以上の往復動作を一周期として、基準位置に戻ったら再び測定を開始して前記動作を繰り返す。
赤外線センサ52は、テーブルプレート24に載置した被加熱物60cの略大きさ・外形を認識できるように、複数(例えば8素子)の赤外線センサ52を一列に配置して、この赤外線センサ52を3度ずつ14回移動させて15列の温度を測定することで、デーブルプレート24内を総数120(8×15)個の温度データ(図9参照)を取得する。
次に工程D3のモータ51の動作について図12を用いて詳細に説明する。
棚28tに置いた受け皿111の金属皿部112に載置した被加熱物60cの温度を検出できるように赤外線センサ52を回転駆動する。
制御手段23aは、モータ51を駆動して赤外線センサ52の視野を閉鎖状態から基準位置(検知点a)に回転移動する。
観測面の温度の検知を開始すると、始めに基準位置で温度検知を行い、検出素子の複数個分の温度検知データを保存する。
その後、前述した工程D5と同じように、次の検知点の温度を測定できるように、モータ51を回転して赤外線センサ52を一定角度たとえば終点方向(ドア2側)へ3度回転移動して、観測面の温度を測定した後、再び3度回転移動を行い、赤外線センサ52の視野が終点の検知点Kを向くまで前記の動作を繰り返して測定する。本実施例では、8素子の赤外線検出素子を16回(3度×16ステップ=48度)回転移動させて17列の温度データを検出している。全温度データは136カ所の温度を検出している。移動角度はS2(約48度)となる。すなわち、前述した工程D5の移動角度より2列分の温度データを多く取得する。
赤外線センサ52によって終点位置である検知点Kの温度の検出が終了した後、復路では、温度の検出を行わないで直接基準位置に戻るため早く基準位置に帰還する。以上の往復動作を一周期として、基準位置に戻ったら再び測定を開始して前記動作を繰り返す。
次に、受け皿111を用いて被加熱物60cの位置を高くした時の被加熱物60cの温度を検知について説明する。
例えば、受け皿111の金属皿部112に被加熱物60cを載せて、金属脚部114を立てた状態で、テーブルプレート24に載せて加熱室28に収容する。加熱室28の略中間の高さに金属皿部112が配置される。
入力手段71で、加熱条件として特別調理群である例えばハンバーグ(図示無し)の自動調理を制御手段23aに設定し、タンク42に水を入れて本体1にセットして調理を開始する。
調理が開始されると、前述した工程D3にしたがって8素子並んだ赤外線センサ52をモータ51によって回転移動し、検知点aから検知点Kまで16回移動して136個(8×17)の温度データを取得する。検知点Kは、加熱室28底面よりも高い位置の金属皿部112(加熱室側面28wの棚28t(下棚28s、中棚28n、上棚28u)に懸架した位置、又は金属脚部114を立てた状態)の少なくとも略中心部92の温度を検出できる。すなわち、加熱室28底面よりも高い位置の金属皿部112において、工程D3は工程D5に比較して、略中心部92を含む前後方向の検知範囲が広がり、被加熱物60cの上面の温度を適切に検出できる。
制御手段23aは、赤外線センサ52の検知する温度から、被加熱物60cの温度を検知し、被加熱物60cの初期温度に応じて加熱手段を制御する。
また、テーブルプレート24に受け皿111を載せることで、重量センサ25により被加熱部60cの重量を検出し、制御手段23aによって分量を判断して、分量に応じて加熱手段を制御して加熱する。
被加熱物60cの加熱は、レンジ加熱手段330のマイクロ波によって受け皿111の金属皿部112の裏面に設けられた高周波発熱体が発熱し被加熱物60cの裏面を焼き、熱室天面28cに設けられたグリル加熱手段12によって被加熱物60cを焼く。
そのため、調理者は、調理する被加熱部60cの温度状態を考慮することなく調理することが可能となる。
次に、図12において、受け皿111のフランジ部分を加熱室側面28wの棚28t(下棚28s、中棚28n、上棚28u)に懸架して、この受け皿111に被加熱物を載置して被加熱物の温度を検知して調理することも可能である。その場合、棚28tの高さ位置に応じて赤外線センサ523の移動角度Sを調整しても良い。
入力手段71で特別調理群を設定することで、赤外線センサ52によってモータ51の回転を制御して、特定角度移動(例えば3度)した後に前記回転を停止する動作を繰り返して(例えば16回)、最初に温度の検出を行った位置から検知点Kまで移動角度S2(約48度)の範囲を回動して17列の温度を検出する。
上記の説明は、移動角度Sを変更してテーブルプレート24や受け皿111に載置した被加熱物の温度を検知する構成について説明した。他の構成として、移動角度Sを最大角度で統一して、被加熱物の高さに合わせて不要な検知点の温度を検知しない構成としてもよい。例えば移動角度をS2で統一し、テーブルプレート24の被加熱物の温度を検知する場合は、検知点K及びその1ステップ前の検知点の温度検知を行わない構成が考えられる。
本実施例によれば、被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物の温度を検知する前記加熱室の上部寄りの赤外線センサと、該赤外線センサを回動させる駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、前記加熱室に配置する受け皿と、を備え、前記制御手段は、前記加熱室底面よりも高い位置に前記受け皿が配置されている場合、前記加熱室底面よりも高い位置に受け皿が配置されていない場合に比べて、前記赤外線センサの回動範囲が大きくなるように前記駆動手段を制御する。
これにより、調理する条件で異なる被加熱物の加熱位置(加熱室28の高さ方向)に応じて、被加熱物の温度を検知できる加熱調理器を提供することができる。また、受け皿111を用いた調理における赤外線センサの検知を適切に行うことができる。
また、被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物の上方から該被加熱物の温度を検知する赤外線センサと、該赤外線センサを回動させる駆動手段と、前記被加熱物に応じた設定を入力する入力手段と、該入力手段で入力された設定に基づいて前記駆動手段を制御することで前記赤外線センサの検知範囲を制御する制御手段とを備える。
これにより、調理する条件で異なる被加熱物の加熱位置(加熱室28の高さ方向)に応じて、被加熱物の温度を検知できる加熱調理器を提供することができる。また、入力された調理設定に応じて赤外線センサの検知範囲を適切に対応させることができる。
1 本体
23a 制御手段
28 加熱室
28a 底面
51 モータ(駆動手段)
52 赤外線センサ
60c 被加熱物
71 入力手段
111 受け皿
S 移動角度

Claims (2)

  1. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    前記被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物の温度を検知する前記加熱室の上部寄りの赤外線センサと、
    該赤外線センサを回動させる駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記加熱室に配置する受け皿と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記加熱室底面よりも高い位置に前記受け皿が配置されている場合、前記加熱室底面よりも高い位置に受け皿が配置されていない場合に比べて、前記赤外線センサの回動範囲が大きくなるように前記駆動手段を制御することを特徴とする加熱調理器。
  2. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    前記被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物の上方から該被加熱物の温度を検知する赤外線センサと、
    該赤外線センサを回動させる駆動手段と、
    前記被加熱物に応じた設定を入力する入力手段と、
    該入力手段で入力された設定に基づいて前記駆動手段を制御することで前記赤外線センサの検知範囲を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
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