JP2017144823A - フィラーパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】給油ガン保持部材の誤組付けを防止することができるフィラーパイプを提供する。
【解決手段】フィラーパイプ10の入口部12に、リテーナ20を取付け、リテーナ20は、リテーナ取付部22とリテーナ保持部26とリテーナ開口部23を有する。リテーナ保持部26にリテーナ保持部係合孔26aを設ける。給油ガン保持部材30は、保持部材取付部32と保持部材本体部31と保持部材先端部33を有する。保持部材取付部32は、保持部材取付部32の円周上の反対側に保持部材取付部係止片32bを2個形成し、保持部材取付部係止片32bは、コ字形に形成された保持部材取付部係止溝部32dで3辺を囲まれて、保持部材本体部31側の1辺で保持部材取付部32と連結されて形成される。2個の保持部材取付部係止片32bの周方向の長さは、反対側の保持部材取付部係止片32bとは異なるように形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部にリテーナと給油ガン保持部材を取付けたフィラーパイプに関する。
図14に示すように、車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン140の先端部141を挿入して燃料を注入している。
このとき、給油ガン140を保持するとともに、燃料の流れを安定させるために、フィラーパイプ110の入口部112の内部にリテーナ120を設けて、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばして形成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、リテーナ120の先端部分で、給油ガン140の先端部141を保持して、給油ガン140の先端部141が常に、同じ方向を向くようにしている。
しかしながら、この場合には、リテーナ120を別部品で形成し、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばすため、リテーナ120の全体の重量が増加して、車体の軽量化の要請に反することとなる。
また、給油ガン140の先端部141を保持するために、リテーナ120の先端部分のパイプ径を給油ガン140の先端部141のノズル径と略同等にする必要があり、給油ガン140の先端部141の挿入と取出しの手間がかかっていた。
リテーナ120の先端部分を長く伸ばさない場合には、給油ガン140は、フィラーパイプ110に接するまで給油ガン140の先端部141を挿入することができるため、給油ガン140の先端部141の位置がフィラーパイプ110内で大きくばらついて、燃料の流れが悪化したり、燃料が逆流して給油途中で給油ガン140のオートストップセンサーが働いたりして、給油性能が低下していた。
また、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140がフィラーパイプ110とリテーナ120に挟まれて抜けにくくなる場合があった。さらに、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140の本体部分と車体が干渉する場合があった。
そのため、図15に示すように、フィラーパイプ210の入口部212にリテーナ220と給油ガンの先端部を保持する給油ガン保持部材230が取付けられているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
給油ガン保持部材230には係合爪231が形成されて、係合爪231は、フィラーパイプ210の入口部212に形成された係合爪213に係合している。
また、図16〜図18に示すように、フィラーパイプ310の入口部312にリテーナ320を取付けて、リテーナ320に給油ガン保持部材330が取付けられているものがある。この場合には、給油ガン保持部材330の保持部材取付部332がリテーナ320のリテーナ保持部326に係合されて、保持部材取付部332がリテーナ320の内面に当接してシールしている。
即ち、リテーナ320のリテーナ保持部326の周方向に対向する両側にリテーナ保持部係合孔326aが形成されて、リテーナ保持部係合孔326aに対応するように給油ガン保持部材330の保持部材取付部332の周方向に対向する両側に、保持部材取付部係止片332bが形成されている。保持部材取付部係止片332bの三方の周囲は、保持部材取付部係止溝部332dが形成されている。リテーナ保持部係合孔326aに保持部材取付部係止片332bに係止されている。
この場合に、両側に形成された保持部材取付部係止片332bの周方向の幅(図17でXとYで示す。)は同じであるため、リテーナ320に給油ガン保持部材330を取付けるときに、左右を誤組付けする場合がある。
誤組付けした場合には、図18に示すように、給油ガン保持部材330の中心軸がずれて、保持部材先端部333がフィラーパイプ310の内面と干渉することとなるため、給油ガンからの燃料の流れが乱れることとなる。
特開2014−104919号公報
そこで本発明は、給油ガン保持部材の誤組付けを防止することができるフィラーパイプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、リテーナ保持部にリテーナ保持部係合孔を設け、
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外側に突出する保持部材取付部係止片を2個形成し、2個の保持部材取付部係止片は保持部材取付部の円周上の反対側に形成し、保持部材取付部係止片は、コ字形に形成された保持部材取付部係止溝部で3辺を囲まれて、保持部材本体部側の保持部材取付部係止片連結部で保持部材取付部と連結されて形成され、
2個の保持部材取付部係止片の周方向の長さは、反対側の保持部材取付部係止片とは異なるように形成し、
保持部材取付部係止片がリテーナ保持部係合部に係合して、リテーナに給油ガン保持部材が固定されていることを特徴とするフィラーパイプである。
請求項1の本発明では、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付けた。このため、給油ガンをフィラーパイプの入口部に挿入するときに、給油ガンの先端部をリテーナが案内して、フィラーパイプの所定の位置に保持することができ、燃料の注入を確実にすることができる。
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有する。このため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ保持部が給油ガン保持部材を保持して、給油ガン保持部材で給油ガンの先端部を所定の位置に保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
リテーナ保持部にリテーナ保持部係合孔を設けたため、リテーナ保持部係合孔に保持部材取付部係止片を係合して、リテーナの所定の位置に給油ガン保持部材を係止することができる。
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有する。このため、保持部材取付部がリテーナの内面に当接して給油ガン保持部材をリテーナの内部に保持する。給油ガンをフィラーパイプの入り口からリテーナと給油ガン保持部材に挿入すると、保持部材先端部で給油ガンの先端部の下面を保持して、給油ガンを安定的に保持することができる。
保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外側に突出する保持部材取付部係止片を2個形成している。このため、保持部材取付部がリテーナ保持部の内面に当接するともに、2個の保持部材取付部係止片がそれぞれ対応する2個のリテーナ保持部係合孔に係合して、給油ガン保持部材をリテーナの両側で係合して、所定の位置に係止することができる。
2個の保持部材取付部係止片は保持部材取付部の円周上の反対側に形成しているため、保持部材取付部の両側でバランスよく係合することができる。
保持部材取付部係止片は、コ字形に形成された保持部材取付部係止溝部で3辺を囲まれて、保持部材本体部側の保持部材取付部係止片連結部で保持部材取付部と連結されて形成されている。このため、リテーナに給油ガン保持部材を取付けるときに、保持部材取付部係止片は、保持部材取付部と連結された保持部材取付部係止片連結部を中心に容易に撓むことができ、保持部材取付部係止片がリテーナ保持部係合孔に係合することができる。
2個の保持部材取付部係止片の周方向の長さは、反対側の保持部材取付部係止片とは異なるように形成している。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入するときに、給油ガン保持部材の2個の保持部材取付部係止片を、対応する2個のリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができ、給油ガン保持部材がフィラーパイプの中心軸と一致して取付けられて、給油ガン保持部材がフィラーパイプと干渉することが無い。
保持部材取付部係止片がリテーナ保持部係合部に係合して、リテーナに給油ガン保持部材が固定されている。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入することで給油ガン保持部材をリテーナの所定の位置に取付けることができ、また、修理等で給油ガン保持部材をリテーナから取外すこともできる。
請求項2の本発明は、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、保持部材取付部係止片が保持部材取付部と連結する保持部材取付部係止片連結部の周方向の長さは、2個の保持部材取付部係止片は同じであるフィラーパイプである。
請求項2の本発明では、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、保持部材取付部係止片が保持部材取付部と連結する保持部材取付部係止片連結部の周方向の長さは、2個の保持部材取付部係止片は同じである。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入するときに、給油ガン保持部材の2個の保持部材取付部係止片を対応するリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができるとともに、保持部材取付部係止片連結部の長さが同じであるため、2個の保持部材取付部係止片の撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
請求項3の本発明は、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、一方の保持部材取付部係止片の保持部材取付部と連結する保持部材取付部係止片連結部は、切欠部又は貫通孔を形成し、他方の保持部材取付部係止片連結部と周方向の長さが同じであるフィラーパイプである。
請求項3の本発明では、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、一方の保持部材取付部係止片の保持部材取付部と連結する保持部材取付部係止片連結部は、切欠部又は貫通孔を形成し、他方の保持部材取付部係止片連結部と周方向の長さが同じである。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入するときに、給油ガン保持部材の2個の保持部材取付部係止片を対応する2個のリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができるとともに、保持部材取付部係止片連結部の長さが同じであるため、2個の保持部材取付部係止片の撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
請求項4の本発明は、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の保持部材取付部係止片のうち周方向の長さが長い保持部材取付部係止片は、保持部材取付部係止片連結部から先端までの長手方向の長さを、周方向の長さが短い保持部材取付部係止片よりも長く形成したフィラーパイプである。
請求項4の本発明では、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の保持部材取付部係止片のうち周方向の長さが長い保持部材取付部係止片は、保持部材取付部係止片連結部から先端までの長手方向の長さを、周方向の長さが短い保持部材取付部係止片よりも長く形成した。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入するときに、給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片を対応するリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができるとともに、2個の保持部材取付部係止片の撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
請求項5の本発明は、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の保持部材取付部係止片のうち周方向の長さが長い保持部材取付部係止片は、周方向の長さが短い保持部材取付部係止片よりもの肉厚を厚く形成したフィラーパイプである。
請求項5の本発明では、2個の保持部材取付部係止片の保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の保持部材取付部係止片のうち周方向の長さが長い保持部材取付部係止片は、周方向の長さが短い保持部材取付部係止片よりもの肉厚を厚く形成した。このため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入するときに、給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片を対応するリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができるとともに、2個の保持部材取付部係止片の撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
請求項6の本発明は、保持部材取付部係止片は、周方向に伸びて外面方向に突出する保持部材取付部係止片突起が形成されたフィラーパイプである。
請求項6の本発明では、保持部材取付部係止片は、周方向に伸びて外面方向に突出する保持部材取付部係止片突起が形成された。このため、保持部材取付部係止片突起がリテーナ保持部係合孔に確実に係止されて、保持部材取付部係止片は、リテーナ保持部係合孔に強固に係合されることができる。
請求項7の本発明は、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるフィラーパイプである。
請求項7の本発明では、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるため、合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、剛性が高く、確実に給油ガンの先端部を保持することができ、耐久性も大きい。
2個の保持部材取付部係止片の周方向の長さは、反対側の保持部材取付部係止片とは異なるように形成しているため、給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片を対応するリテーナ保持部係合孔に正しく係合させることができ、給油ガン保持部材がフィラーパイプと干渉することが無い。
保持部材取付部係止片がリテーナ保持部係合部に係合して、リテーナに給油ガン保持部材が固定されているため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入することで給油ガン保持部材をリテーナに取付けることができ、修理等で給油ガン保持部材をリテーナから取外すこともできる。
本発明の第1の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の左側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の右側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の右側面図である。 本発明の第3の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の右側面図である。 本発明の第4の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部の部分の右側面図である。 本発明の第5の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片の部分の右側面図である。 本発明の第6の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片の部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナと給油ガン保持部材に給油ガンを挿入した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプにリテーナと給油ガン保持部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を取付けた状態を示す斜め上方から見た斜視図である。 従来のフィラーパイプの入口部にリテーナを取付けた部分の断面図である。 従来の他のフィラーパイプの入口部にリテーナを取付けた部分の分解断面図である。 従来の他の給油ガン保持部材の右側面図である。 従来の他の給油ガン保持部材の保持部材取付部係止片の部分の右側面図である。 従来のフィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態を示す断面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10に、リテーナ20と給油ガン保持部材30を取付けたフィラーパイプ10に関するものである。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができる。そのフィラーパイプ10の入口部12にリテーナ20が取付けられている。
図12〜図13に示すように、フィラーパイプ10の先端部分には、入口部12が形成される。入口部12にはリテーナ20が取付けられている。入口部12から奥はフィラーパイプ10の本体部になり、燃料タンクに連結されている。入口部12の根元付近には、ブリーザパイプ15の先端が取付けられている。リテーナ20には給油ガン保持部材30が取付けられている。
次に、リテーナ20について図11に基づき説明する。リテーナ20のリテーナ取付部22には、給油ガン保持部材30が取り付けられる。給油ガン保持部材30については後述する。
図11に示すように、リテーナ20の先端は、給油ガン40が挿入される車体給油口に開口するリテーナ注入縁21が形成されている。
リテーナ取付部22は、リテーナ注入縁21から一体的に円筒状に形成されている。リテーナ20がフィラーパイプ10の入口部12に挿入されると、リテーナ取付部22の外面は、フィラーパイプ10の入口部12の内面と当接して固定されて、リテーナ20が安定して保持される。
リテーナ取付部22には内側に突出したらせん状のリテーナネジ部25を形成することができる。リテーナ注入縁21をタンクキャップ(図示せず)で塞ぐ場合には、タンクキャップの外周に設けたネジ部をリテーナ取付部22のリテーナネジ部25に嵌め込んで、タンクキャップを取付けることができる。タンクキャップではなく、フラップ付きユニットを取付ける場合には、リテーナ20をフラップ付きユニットの先に設置し、給油ガン40の挿入量あるいは燃料の流れる向きを一定にすることができる。
リテーナ取付部22と連続して、リテーナ取付傾斜面24が形成されている。リテーナ取付傾斜面24は、リテーナ取付部22とリテーナ保持部26を連続的に接続して形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30が挿入しやすくなる。また、同様に給油ガン40を挿入するときに、リテーナ20から給油ガン保持部材30へ円滑に挿入しやすくなる。
リテーナ取付傾斜面24に連続して、円筒状のリテーナ保持部26が形成されている。リテーナ保持部26には、リテーナ保持部係合孔26aが形成されている。リテーナ保持部係合孔26aには、後述する保持部材取付部係止片32bが係合される。リテーナ保持部係合孔26aは、リテーナ保持部26に2箇所形成される。2箇所のリテーナ保持部係合孔26aは、リテーナ保持部26の周方向の180度反対側に形成する。このため、給油ガン保持部材30はリテーナ20に周方向の反対側の2箇所で係合されて、安定して保持されることができる。
リテーナ保持部係合孔26aは、リテーナ20の長手方向よりも周方向に長く長円形に形成されている。このため、係合部分が長くなり、保持部材取付部係止片32bをリテーナ保持部係合孔26aに強固に係合することができ、給油ガン保持部材30はリテーナ20に安定して取付けられることができる。
リテーナ保持部係合孔26aの周方向の長さ(図11においてFで示す。)は、後述する保持部材取付部係止片32bの長さと同一又は若干長く形成されている。リテーナ保持部26の反対側に形成された2個のリテーナ保持部係合孔26aの周方向の長さFは、後述するように保持部材取付部係止片32bが係合するため、保持部材取付部係止片32bの大きさに対応して、異なって形成されている。
リテーナ保持部26の先端には、リテーナ取付部22よりも直径が小さいリテーナ開口部23が形成されている。
給油ガンをリテーナ注入縁21から挿入すると、リテーナ開口部23から後述する給油ガン保持部材30の保持部材本体部31がフィラーパイプ10の方向に突き出る。後述する保持部材先端部33で給油ガン40の先端部41を保持することができ、燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
次に、給油ガン保持部材30の形状について、図1〜図9に基づき説明する。図12〜図13に示すように、給油ガン保持部材30は、リテーナ20のリテーナ保持部26に取り付けられている。
給油ガン保持部材30は、リテーナ20に取付ける保持部材取付部32と、保持部材取付部32から連続して形成され給油ガン保持部材30の本体部分を形成する保持部材本体部31と、保持部材本体部31の先端側に形成された保持部材先端部33を有する。
リテーナ20と給油ガン保持部材30は、合成樹脂製又は金属製であることが好ましい。合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、リテーナ20と給油ガン保持部材30の剛性が高く、リテーナ20を強固にフィラーパイプ10に取付けることができるとともに、給油ガン保持部材30が確実に給油ガン40の先端部41を保持することができ、耐久性も大きい。リテーナ20を金属製として、給油ガン保持部材30を合成樹脂製とすることもできる。
保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に挿入されて、リテーナ保持部26の内面に固定される。給油ガン保持部材30の保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に密着して取付けられたため、図10に示すように、確実にリテーナ保持部26から給油ガン保持部材30に入る給油ガン40の先端部41を保持することができる。
図1と図3に示すように、保持部材取付部32の側面の両側には、保持部材取付部係止片32bが形成されている。保持部材取付部係止片32bは、保持部材取付部係止片突部32cが形成されている。保持部材取付部係止片32bがリテーナ保持部係合孔26aに係合して、リテーナ20に給油ガン保持部材30が固定されている。
このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入することで給油ガン保持部材30をリテーナ20に取付けることができ、また、修理等で給油ガン保持部材30をリテーナ20から取外すこともできる。
保持部材取付部係止片32bは、コ字形に形成された保持部材取付部係止溝部32dで3辺を囲まれて形成されている。3辺の内2辺は、給油ガン保持部材30の長手方向と平行に形成され、2辺の保持部材本体部31とは反対側の先端は、給油ガン保持部材30の周方向に形成された残りの1辺である保持部材取付部係止片連結部32fで連結されて、コ字形に形成されている。保持部材取付部係止溝部32dの長手方向の長さを図1のbと図3のBで示す。保持部材取付部係止溝部32dの周方向の長さを図1のaと図3のAで示す。
保持部材取付部係止片32bは、保持部材本体部31側の保持部材取付部係止片連結部32fで保持部材取付部32と一体的に連結されている。このため、保持部材取付部係止溝部32dのCに示す長さの部分で保持部材取付部係止片32bは、保持部材取付部32と連結された保持部材取付部係止片32fが保持部材取付部32と連結する保持部材取付部係止片連結部32fを中心に容易に撓むことができ、保持部材取付部係止片32bがリテーナ保持部係合孔26aに係合することができる。
保持部材取付部係止片32bは、周方向に伸びて外面方向に突出する保持部材取付部係止片突部32cが形成されている。このため、保持部材取付部係止片突部32cがリテーナ保持部係合孔26aに確実に係止されて、保持部材取付部係止片32bは、リテーナ保持部係合孔26aに強固に係合されることができる。
図1〜図3に示す本発明の第1の実施の形態では、図1の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅aは、図3の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅Aよりも短く形成されている。
なお、保持部材取付部係止片32bの長手方向の長さは、図1の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの長さbと、図3の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの長さBと同じ長さに形成されている。
また、保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fの寸法においては、図1の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅cは、図3の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの保持部材取付部係止片連結部32fの周方向の幅Cよりも短く形成されている。
なお、上記のように、図1に示す給油ガン保持部材30の左側に形成された保持部材取付部係止片32bが係止されるリテーナ保持部26の左側に形成されるリテーナ保持部係合孔26aは、図3に示す給油ガン保持部材30の右側に形成された保持部材取付部係止片32bが係止されるリテーナ保持部26の右側に形成されるリテーナ保持部係合孔26aよりも周方向の長さFが短く形成されている。
このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、給油ガン保持部材30の右と左を逆に挿入した場合には、保持部材取付部係止片32bがリテーナ保持部係合孔26aに係合できなくなる。したがって、図9に示すように、給油ガン保持部材30の保持部材取付部係止片32bを対応するリテーナ保持部係合孔26aに正しく係合させることができ、給油ガン保持部材30の中心軸がフィラーパイプ10の中心軸と一致して、給油ガン保持部材30がフィラーパイプ10と干渉することが無い。
図4に示す本発明の第2の実施の形態では、図1の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅aと、保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fの周方向の幅cは、第1の実施の形態と同じである。
図4の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅Aは、第1の実施の形態と同じであるが、保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている部分の保持部材取付部係止片連結部32fの形状が異なる。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、保持部材取付部係止片連結部32fの形状が異なるため、異なる部分を説明し、他の部分の説明は省略する。
保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fにおいて、保持部材取付部係止溝部32dは、図4に示すように、相互に向き合う方向に切れ込みが形成されている。
そのため、第2の実施の形態では、右側に形成された保持部材取付部係止片32bの保持部材取付部係止片連結部32fの長さCは、第1の実施の形態よりも短くなり、保持部材取付部係止片連結部32fの長さと、左側の保持部材取付部係止片連結部32fの長さcと同じに形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、給油ガン保持部材30の保持部材取付部係止片32bを対応するリテーナ保持部係合孔26aに正しく係合させることができるとともに、2個の保持部材取付部係止片32bの撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
図5に示す本発明の第3の実施の形態では、図1の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅aと、保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fの周方向の幅cは、第1の実施の形態と同じである。
図5の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅Aは、第1の実施の形態と同じであるが、保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている部分の保持部材取付部係止片連結部32fの形状が異なる。第3の実施の形態は、第1の実施の形態とは、保持部材取付部係止片連結部32fの形状が異なるため、異なる部分を説明し、他の部分の説明は省略する。
保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fにおいて、図5に示すように、貫通孔である保持部材取付部係止片連結部孔32gが形成されている。
そのため、右側に形成された保持部材取付部係止片32bの保持部材取付部係止片連結部32fの保持部材取付部係止片連結部孔32gを除いた長さ(図5においてD+Dで示す。)と、左側の保持部材取付部係止片連結部32fの長さcと同じに形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、給油ガン保持部材30の保持部材取付部係止片32bを対応するリテーナ保持部係合孔26aに正しく係合させることができるとともに、2個の保持部材取付部係止片32bの撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
図6に示す本発明の第4の実施の形態では、図4の第2の実施の形態と保持部材取付部係止片32bが保持部材取付部32と連結されている保持部材取付部係止片連結部32fにおいて、保持部材取付部係止溝部32dに切れ込みが形成されている点は同様である。
第4の実施の形態は、第2の実施の形態とは、保持部材取付部係止片32bに形成されている保持部材取付部係止片突部32cの形状が異なるため、異なる部分を説明し、他の部分の説明は省略する。
図6に示すように、保持部材取付部係止片突部32cは、中央部分で保持部材取付部係止片突部32cが無くなり、2つに分割されて形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、保持部材取付部係止片突部32cがリテーナ20と接触する面積を減らすことができ、2個の保持部材取付部係止片32bの挿入荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
図7に示す本発明の第5の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図7(a)の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅aは、図7(b)の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅Aよりも短く形成されている。しかし、保持部材取付部係止片32bの長手方向の長さは、図7(a)の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの長さbは、図7(b)の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの長さBよりも短く形成されている点が第1の実施の形態と異なる。他の部分は、第1の実施の形態と同様であり、異なる部分を説明し、他の部分の説明は省略する。
このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、給油ガン保持部材30の保持部材取付部係止片32bを対応するリテーナ保持部係合孔26aに正しく係合させることができるとともに、左右の2個の保持部材取付部係止片32bの撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
図8に示す本発明の第6の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図8(a)の保持部材取付部32の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅aは、図8(b)の保持部材取付部32の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの周方向の幅Aよりも短く形成されている。
しかし、保持部材取付部係止片32bの肉厚は、図8(a)の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの厚さeは、図8(b)の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの厚さEよりも厚く形成されている点が第1の実施の形態と異なる。他の部分は、第1の実施の形態と同様であり、異なる部分を説明し、他の部分の説明は省略する。
第6の実施の形態では、保持部材取付部係止片32bの肉厚は、図8(a)の左側に形成された保持部材取付部係止片32bの厚さeは、図8(b)の右側に形成された保持部材取付部係止片32bの厚さEよりも厚く形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入するときに、給油ガン保持部材30の保持部材取付部係止片32bを対応するリテーナ保持部係合孔26aに正しく係合させることができるとともに、2個の保持部材取付部係止片32bの撓み荷重を同じにすることができ、挿入作業が容易である。
次に、図1〜図3に基づいて、給油ガン保持部材30の保持部材本体部31について説明する。保持部材本体部31の形状は、本発明の第1の実施の形態から第6の実施の形態まで同じである。
保持部材本体部31は、保持部材取付部32よりも直径が小さい円筒状に形成され、保持部材本体部31と保持部材取付部32は、傾斜面で一体的に連続的に形成されている。傾斜面の外面には、保持部材取付部リブ32eが形成されている。保持部材本体部31の上部(図3における上部、図1における下部)には、保持部材本体部リブ31aが形成されている。このため、図9に示すように、給油ガン保持部材30をリテーナ20に安定して取り付けることができる。
給油ガン保持部材30の保持部材本体部31の先端側の上面(図3における上面、図1における下面)は、開放された保持部上側開口部37が形成されている。保持部上側開口部37が形成されたため、給油ガン保持部材30の上面を開放して、後述する保持部材先端係止片34が給油ガン40の先端部41を係止することと併せて、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれるのを防止することができ、給油ガン40の挿入と抜き取りが容易である。
保持部材本体部31の先端側に保持部材先端部33が形成されている。保持部材先端部33は、給油ガン40の先端部41の下面を保持する保持部先端保持片33cと、保持部先端保持片33cに形成され、給油ガン40の先端部41を係止する保持部材先端係止片34が形成されている。保持部材先端部33は、図9に示すように、フィラーパイプ10の本体部付近まで挿入される。保持部材先端部33の外側には、保持部材先端部外側リブ33bが形成されて、フィラーパイプ10の内面に当接することができる。
保持部先端保持片33cは、保持部材先端部33の下辺(図3における上辺、図1における下辺)側に形成されている。図10に示すように、保持部先端保持片33cは、給油ガン40の先端部41を保持しつつ、保持部材先端係止片34で給油ガン40の先端部41を係止して、給油ガン40の先端部41が保持部材先端係止片34よりもフィラーパイプ10の奥(燃料タンク方向)に入らないようにして、給油ガン40の先端部41の位置を所定の位置に止めることができる。そのため、給油ガン40の先端部41が安定して、給油ガンからフィラーパイプ10内に燃料の流れが安定した給油を行うことができる。
給油ガン保持部材30の保持部材先端部33には、図10に示すように、給油ガン40の先端部41に取付けられたオートストップセンサーに対応する部分に、保持部オートストップセンサー用孔35が形成されている。このため、給油ガンの給油中に、燃料タンクが満タンになると、保持部オートストップセンサー用孔35からオートストップセンサーが燃料を確実に検知して、オートストップセンサーが働くことができ、誤検知を防止することができる。
次に、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入する動作について説明する。
図10に示すように、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入すると、先端部は、リテーナ20のリテーナ取付部22を通り、給油ガン保持部材30の保持部材取付部32と保持部材本体部31を通り給油ガン保持部材30の保持部材先端部33に達する。
この時、図9に示すように、給油ガン保持部材30はフィラーパイプ10の中心軸に対して、図9の矢印に示すように、中心軸が一致するように位置しているため、給油ガン40の先端部41から放出された燃料は、フィラーパイプ10の中を円滑に流れて、燃料が逆流することは無い。
また、保持部材先端係止片34により、給油ガン40の先端部41がフィラーパイプ10の奥に入りすぎることがなく、挿入も抜き取りも容易である。さらに、給油ガン保持部材30の上面は保持部上側開口部37として開放されているため、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれることがない。
10 フィラーパイプ
20 リテーナ
26 リテーナ保持部
26a リテーナ保持部係合孔
30 給油ガン保持部材
31 保持部材本体部
32 保持部材取付部
32b 保持部材取付部係止片
32d 保持部材取付部係止溝部
32f 保持部材取付部係止片連結部

Claims (7)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
    該フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
    該リテーナは、上記フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、上記リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、上記リテーナ保持部にリテーナ保持部係合孔を設け、
    上記給油ガン保持部材は、上記リテーナに取付けられる保持部材取付部と、該保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、該保持部材本体部の先端側に形成され、上記給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
    上記保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外側に突出する保持部材取付部係止片を2個形成し、2個の該保持部材取付部係止片は上記保持部材取付部の円周上の反対側に形成し、上記保持部材取付部係止片は、コ字形に形成された保持部材取付部係止溝部で3辺を囲まれて、上記保持部材本体部側の保持部材取付部係止片連結部で上記保持部材取付部と連結されて形成され、
    2個の上記保持部材取付部係止片の周方向の長さは、反対側の上記保持部材取付部係止片とは異なるように形成し、
    上記保持部材取付部係止片が上記リテーナ保持部係合部に係合して、上記リテーナに上記給油ガン保持部材が固定されていることを特徴とするフィラーパイプ。
  2. 2個の上記保持部材取付部係止片の上記保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、上記保持部材取付部係止片が上記保持部材取付部と連結する上記保持部材取付部係止片連結部の周方向の長さは、2個の上記保持部材取付部係止片は同じである請求項1に記載のフィラーパイプ。
  3. 2個の上記保持部材取付部係止片の上記保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、一方の上記保持部材取付部係止片の上記保持部材取付部と連結する上記保持部材取付部係止片連結部は、切欠部又は貫通孔を形成し、他方の上記保持部材取付部係止片連結部と周方向の長さが同じである請求項2に記載のフィラーパイプ。
  4. 2個の上記保持部材取付部係止片の上記保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の上記保持部材取付部係止片の周方向のうち長さが長い上記保持部材取付部係止片は、上記保持部材取付部係止片連結部から先端までの長手方向の長さを、周方向の長さが短い上記保持部材取付部係止片よりも長く形成した請求項1に記載のフィラーパイプ。
  5. 2個の上記保持部材取付部係止片の上記保持部材本体部と反対側の先端の周方向の長さは、一方が他方よりも長く形成され、2個の上記保持部材取付部係止片のうち周方向の長さが長い上記保持部材取付部係止片は、周方向の長さが短い上記保持部材取付部係止片よりもの肉厚を厚く形成した請求項1に記載のフィラーパイプ。
  6. 上記保持部材取付部係止片は、周方向に伸びて外面方向に突出する保持部材取付部係止片突起が形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  7. 上記リテーナと上記給油ガン保持片は、合成樹脂又は金属製である請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
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