JP2015227112A - 給油用リテーナ - Google Patents

給油用リテーナ Download PDF

Info

Publication number
JP2015227112A
JP2015227112A JP2014113114A JP2014113114A JP2015227112A JP 2015227112 A JP2015227112 A JP 2015227112A JP 2014113114 A JP2014113114 A JP 2014113114A JP 2014113114 A JP2014113114 A JP 2014113114A JP 2015227112 A JP2015227112 A JP 2015227112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil supply
fuel
main body
retainer
elliptical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014113114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6325351B2 (ja
Inventor
一信 菊谷
Kazunobu Kikutani
一信 菊谷
征爾 山本
Seiji Yamamoto
征爾 山本
弘美 棚田
Hiromi Tanada
弘美 棚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Industrial Co Ltd filed Critical Futaba Industrial Co Ltd
Priority to JP2014113114A priority Critical patent/JP6325351B2/ja
Priority to PCT/JP2015/062109 priority patent/WO2015182291A1/ja
Priority to CN201580028039.7A priority patent/CN106660445A/zh
Publication of JP2015227112A publication Critical patent/JP2015227112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6325351B2 publication Critical patent/JP6325351B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/04Tank inlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造でありながら給油ガンの挿入規制及び位置規制を実現することができ、かつ給油性を向上させることができる給油用リテーナを提供すること。【解決手段】給油用リテーナ1は、燃料を燃料タンクに導くインレットパイプの給油側端部内に挿入配置される筒状の本体部2を備えている。本体部2には、その先端部202を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部42と、楕円部42の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部44とが設けられている。爪部44は、楕円部42の短径方向に対向する位置に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、給油用リテーナに関する。
従来、車両等の燃料タンクにガソリン等の燃料を注入するためのフューエルインレットが知られている。一般に、フューエルインレット(フィラーパイプ)は、給油口から燃料タンクへ燃料を導くインレットパイプを備えている。そして、インレットパイプの給油側端部には、インレットパイプとは別体の給油用リテーナが配設されている。
例えば、特許文献1には、給油ガンのノズルの挿入を案内する筒状の給油用リテーナ(ノズルガイド)を設けた給油口構造が開示されている。この給油口構造は、給油用リテーナに凹設した一対の内方突部によって給油ガンのノズルの挿入を規制するよう構成されている。
特許第5200586号公報
しかしながら、前記特許文献1の給油口構造では、次のような問題があった。すなわち、筒状の給油用リテーナ(ノズルガイド)の内周面を内方に突出させて内方突部を形成するため、構造が複雑となっていた。また、給油ガンのノズルの径や内方突部の形状精度によって給油ガンのノズルの挿入位置(先端位置)が変化するおそれがあり、安定した給油性を十分に確保できないおそれがあった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でありながら、給油ガンの挿入規制及び位置規制を実現することができ、かつ給油性を向上させることができる給油用リテーナを提供しようとするものである。
本発明は、燃料を燃料タンクに導くインレットパイプの給油側端部内に挿入配置される筒状の本体部を備え、該本体部には、その先端部を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部と、該楕円部の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部とが設けられ、該爪部は、少なくとも、前記楕円部の短径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする給油用リテーナにある。
前記給油用リテーナにおいて、筒状の本体部には、その先端部を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部が設けられている。そのため、楕円部において給油ガンの径による規制が可能となる。例えば、大径の有鉛ガソリン用給油ガン等の挿入を楕円部において規制できる。また、楕円部において給油ガンとの間に隙間を形成することができるため、給油時のエア抜きが可能となり、給油性を向上させることができる。
また、本体部には、楕円部の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部が設けられている。そのため、給油ガンの先端位置を爪部によって容易に規制できる。これにより、給油ガンの過挿入を防止すると共に、安定した給油が可能となる。また、爪部は、本体部の先端部分を折り曲げて形成できるため、プレス成形等を用いて容易に成形できると共に、その形状精度を高めることができる。
また、爪部は、少なくとも、楕円部の短径方向に対向する位置に設けられている。そのため、楕円部の先端から内方に突出する長さをできるだけ短くしながら、給油ガンの先端位置の規制を確実に行うことができる。これにより、例えば爪部が給油ガンからの燃料の流れを阻害する等、爪部が給油時の障害となることを抑制できる。また、簡易な構造で給油ガンの位置規制を実現でき、材料費等のコスト低減、質量の低減も可能となる。
このように、本発明によれば、簡易な構造でありながら、給油ガンの挿入規制及び位置規制を実現することができ、かつ給油性を向上させることができる給油用リテーナを提供することができる。
前記給油用リテーナにおいて、車両上下方向に対する前記楕円部の長径方向の傾斜角は、75°以下であることが好ましい。すなわち、車両上下方向と楕円部の長径方向との間の角度(90°以下)が0°〜75°の範囲内であることが好ましい。この場合には、給油ガンを車両上下方向に対して斜めに挿入しても、給油ガンの姿勢が楕円部の長径方向において決まるため、給油ガンの姿勢のばらつきを抑制できる。これにより、給油時の給油ガンの姿勢(向き)を一定とすることができ、安定した給油が可能となる。
また、前記本体部は、その基端部を構成する第1部品と、該第1部品に固定され、前記楕円部及び前記爪部が設けられた第2部品とを備え、該第2部品は、巻きパイプで構成されていてもよい。この場合には、本体部の先端部を構成し、楕円部及び爪部が設けられた第2部品を容易に製造することができる。また、給油用リテーナの全長が長くなり、従来の絞り加工等の方法では製造が困難な場合でも、給油用リテーナの一部(第2部品)を巻きパイプとすることにより、給油用リテーナの製造が容易となる。なお、巻きパイプとは、板材を筒状に巻いてその板材の一方の端縁部と他方の端縁部とを突き合わせて溶接等により接合したものをいう。
また、前記本体部の前記先端部には、前記本体部内に挿入された給油ガンのオートストップセンサを露出させるためのセンサ用切欠部と、該センサ用切欠部から切り欠かれ、エア抜きをするためのエア抜き用切欠部とが形成されていてもよい。この場合には、センサ用切欠部において給油ガンのオートストップセンサを露出させることにより、給油完了時に給油ガンのオートストップセンサを確実に反応させ、給油時の燃料の吹き返しを防止することができる。また、エア抜き用切欠部において給油時のエア抜きが可能となり、給油性を向上させることができる。また、従来のように、本体部にエア抜き用の貫通孔を形成する必要がなく、構造の簡素化、製造の容易化を図ることができる。
なお、前記給油用リテーナの前記本体部において、基端部とは、本体部における給油側の端部のことであり、先端部とは、本体部における給油側とは反対側(燃料タンク側)の端部のことである。
実施形態1における、給油用リテーナを含むフューエルインレットの構造を示す説明図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 実施形態1における、給油用リテーナを示す斜視図である。 実施形態1における、給油用リテーナのセンサ用切欠部側を示す斜視図である。 図1のB−B線矢視断面図である。 実施形態2における、給油用リテーナのセンサ用切欠部側を示す斜視図である。 その他の実施形態における、図5と同様の位置の矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(実施形態1)
図1〜図5に示すように、本実施形態の給油用リテーナ1は、燃料を燃料タンクに導くインレットパイプ5の給油側端部内に挿入配置される筒状の本体部2を備えている。本体部2には、その先端部202を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部42と、楕円部42の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部44とが設けられている。爪部44は、楕円部42の短径方向E2に対向する位置に設けられている。以下、これを詳説する。
図1、図2に示すように、本実施形態の給油用リテーナ1は、フューエルインレットの一部を構成している。フューエルインレットは、自動車用の部品であって、燃料タンクに燃料を注入するために用いられるものである。フューエルインレットは、給油用リテーナ1、インレットパイプ5、ブリーザチューブ(図示略)等を備えている。
インレットパイプ5は、給油口から燃料タンクへ燃料(ガソリン等)を導くための燃料供給経路を形成する円筒状のパイプであり、本実施形態では金属製である。インレットパイプ5の給油側端部、つまり燃料供給経路の上流側となる端部(上流端部)には、拡径された注入部51が形成されている。注入部51の上流端部外周には、エアフィルタ(図示略)が設けられている。
ブリーザチューブは、燃料タンク内の燃料蒸気を含む空気、いわゆるベーパーをインレットパイプ5の上流側へ導き、燃料タンクの内圧を低減させるためのエア抜き経路を形成する円筒状のパイプであり、本実施形態では金属製である。ブリーザチューブは、その先端部がインレットパイプ5を貫通した状態で、インレットパイプ5に接続されており、例えばロウ付けにより固定されている。
図1〜図3に示すように、インレットパイプ5の注入部51には、インレットパイプ5とは別部品の給油用リテーナ1が設けられている。給油用リテーナ1は、給油ガン6のノズル61が挿入される筒状部品であり、本実施形態では金属製である。給油用リテーナ1は、インレットパイプ5の注入部51内に挿入配置される筒状の本体部2を備えている。
本体部2は、その一部がインレットパイプ5の注入部51内に挿入された状態で、溶接等により固定されている。また、本体部2は、2つの別々の部品である第1部品21及び第2部品22から構成されている。第1部品21は、本体部2の基端部201を含む基端側部分を構成しており、第2部品22は、本体部2の先端部202を含む先端側部分を構成している。
第1部品21は、両端部211、212に開口が形成された筒状の部品であり、絞り加工により形成されている。第1部品21は、所定の強度が要求される給油口部分を構成する部品であるため、インレットパイプ5等と比較して板厚の厚い材料(例えば板厚1.2mmのステンレス製の板材)で形成されている。
第1部品21の外径は、その軸方向に応じて異なるが、それら各外径の中心軸の位置は一定(同軸)である。具体的には、第1部品21において、燃料供給経路の上流側となる端部(上流端部)211には、注入部51の内径よりも外径の大きい部分が形成されている。上流端部211は、注入部51の外側に露出した状態で配置され、給油ガン6のノズル61を挿入するための給油口を形成する。また、上流端部211の内周面には、給油キャップ(図示略)を脱着するための脱着機構であるネジ部(螺旋係合部)31が形成されている。このネジ部31は、給油ガン6挿入時において給油ガン6(ノズル61)をラッチング(係止)する役割を果たす。
一方、第1部品21において、燃料供給経路の下流側となる端部(下流端部)212は、その外径が注入部51の内径よりも小さい円筒状に形成されている。下流端部212の端面は、全周に渡って平坦に(軸方向に直交する平面で切断された形に)形成されている。
また、第1部品21において、上流端部211及び下流端部212の間に挟まれた中央部213は、注入部51の内径に対応した(例えば注入部51の内径と同じ又はやや小さい寸法の)外径の円筒状に形成されている。そして、中央部213は、注入部51に挿入され、注入部51の上流端部において全周に渡って隙間がないように溶接等により注入部51に固定されている。
第2部品22は、両端部221、222に開口が形成された筒状の部品であり、巻きパイプで構成されている。第2部品22は、ステンレス製の板材を筒状に巻き、その板材の一方の端縁部と他方の端縁部とを突き合わせ、その突き合わせ部41を溶接して接合されている。なお、本実施形態では、第2部品22は、第1部品21と板厚及び材質が同じ材料で形成されている。
第2部品22において、燃料供給経路の上流側となる端部(上流端部)221は、第1部品21における下流端部212の外径に対応した(例えば下流端部212の外径と同じ又はやや大きい寸法の)内径の円筒状に形成されている。
一方、第2部品22において、燃料供給経路の下流側となる端部(下流端部)222には、軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部42が形成されている。楕円部42は、本体部2の先端部202を構成している。
図5に示すように、楕円部42の内周面の形状(内周形状)は、楕円形状であり、その楕円において長径D1>短径D2である。短径D2は、給油ガン6のノズル61の外径よりもやや大きい(多少の余裕が生じる程度の)寸法に設定されている。ただし、短径D2は、有鉛ガソリン用給油ガンのノズルの外径よりも小さく設定されている。
また、車両上下方向Xに対する楕円部42の長径方向E1の傾斜角α(図示略)は、75°以下に設定されている。本実施形態において、傾斜角αは、0°である。すなわち、楕円部42の長径方向E1は、車両上下方向Xと同じ方向である。また、楕円部42の短径方向E2は、車両上下方向Xと直交する方向である。
また、図3〜図5に示すように、第2部品22の下流端部222(本体部2の先端部202)には、その内周面を第2部品22の下流端(本体部2の先端)に向かって径方向内側に傾斜させたテーパ部43が設けられている。テーパ部43は、給油ガン6のノズル61を案内すると共にノズル61先端の向きを第2部品22の下流端部222の開口(本体部2の先端部202の開口)に向け、給油性を高める役割を果たす。なお、テーパ部43は、周方向全周に渡って形成されているわけではなく、その一部において形成されている。もちろん、周方向全周に渡って形成されていてもよい。
また、第2部品22の下流端部222(本体部2の先端部202)には、楕円部42の先端から内方に折れ曲がって突出する一対の爪部44が設けられている。一対の爪部44は、楕円部42の短径方向E2に対向する位置に設けられている。爪部44は、本体部2の先端部分をプレス成形によって折り曲げて形成されている。
また、図3、図4に示すように、第2部品22の下流端部222(本体部2の先端部202)には、第2部品22の下流端(本体部2の先端)から切り欠かれ、給油ガン6のノズル61に配設されたオートストップセンサ62を露出させるためのセンサ用切欠部45が形成されている。オートストップセンサ62は、燃料が一定量を超えたときに給油ガン6のノズル61からの燃料の供給を停止するためのものである。
また、第2部品22において、上流端部221及び下流端部222の間に挟まれた中央部223は、その内径が上流端部221の内径よりも小さく、下流端部222の内径よりも大きく円筒状に形成されている。中央部223には、上流端部221から下流端部222に向かって徐々に径(内径及び外径)が小さくなる縮径部46が形成されており、挿入された給油ガン6のノズル61を案内する役割を果たす。
また、図3に示すように、第2部品22の中央部223には、ブリーザチューブからインレットパイプ5の上流側へ供給されたベーパーを通過させて外部へ排出されるようにするための複数のエア抜き孔47が形成されている。ブリーザチューブからのベーパーは、インレットパイプ5において、給油用リテーナ1よりも燃料供給経路の下流側へ供給されるため、外部へ排出されるためには、給油用リテーナ1を通過する(通り抜ける)必要がある。エア抜き孔47は、その際のベーパーの通過経路を形成するものである。
また、図1、図2に示すように、第2部品22は、第1部品21に固定されており、第1部品21と共に本体部2(給油用リテーナ1)を構成している。具体的には、第2部品22の上流端部221が、第1部品21の下流端部212を外側から覆うように装着され、溶接等(例えばスポット溶接)により固定されている。これにより、給油ガン6のノズル61を挿入する際に、第1部品21と第2部品22との固定部分においてノズル61の引っ掛かりを防止し、ノズル61を円滑に挿入することができる。
次に、本実施形態の給油用リテーナ1の作用効果について説明する。
本実施形態の給油用リテーナ1において、筒状の本体部2には、その先端部202を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部42が設けられている。そのため、楕円部42において給油ガン6(ノズル61)の径による規制が可能となる。例えば、大径の有鉛ガソリン用給油ガン等の挿入を楕円部42において規制できる。また、楕円部42において給油ガン6との間に隙間を形成することができるため、給油時のエア抜きが可能となり、給油性を向上させることができる。
また、本体部2には、楕円部42の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部44が設けられている。そのため、給油ガン6(ノズル61)の先端位置を爪部44によって容易に規制できる。これにより、給油ガン6(ノズル61)の過挿入を防止すると共に、安定した給油が可能となる。また、爪部44は、本体部2の先端部分を折り曲げて形成できるため、プレス成形等を用いて容易に成形できると共に、その形状精度を高めることができる。
また、爪部44は、楕円部42の短径方向E2に対向する位置に設けられている。そのため、楕円部42の先端から内方に突出する長さをできるだけ短くしながら、給油ガン6(ノズル61)の先端位置の規制を確実に行うことができる。これにより、例えば爪部44が給油ガン6からの燃料の流れを阻害する等、爪部44が給油時の障害となることを抑制できる。また、簡易な構造で給油ガン6の位置規制を実現でき、材料費等のコスト低減、質量の低減も可能となる。
また、本実施形態の給油用リテーナ1において、車両上下方向Xに対する楕円部42の長径方向E1の傾斜角αは、75°以下である。本実施形態では、0°である。すなわち、楕円部42の長径方向E1と車両上下方向Xとが同じ方向である。そのため、給油ガン6を車両上下方向Xに対して斜めに挿入しても、給油ガン6の姿勢が楕円部42の長径方向E1において決まるため、給油ガン6の姿勢のばらつきを抑制できる。これにより、給油時の給油ガン6の姿勢(向き)を一定とすることができ、安定した給油が可能となる。
また、本体部2は、その基端部201を構成する第1部品21と、第1部品21に固定され、楕円部42及び爪部44が設けられた第2部品22とを備え、第2部品22は、巻きパイプで構成されている。そのため、本体部2の先端部202を構成し、楕円部42及び爪部44が設けられた第2部品22を容易に製造することができる。また、給油用リテーナ1の全長が長くなり、従来の絞り加工等の方法では製造が困難な場合でも、給油用リテーナ1の一部(第2部品22)を巻きパイプとすることにより、給油用リテーナ1の製造が容易となる。
また、本体部2の先端部202には、本体部2内に挿入された給油ガン6のオートストップセンサ62を露出させるためのセンサ用切欠部45が形成されている。そのため、センサ用切欠部45において給油ガン6のオートストップセンサ62を露出させることにより、給油完了時に給油ガン6のオートストップセンサ62を確実に反応させ、給油時の燃料の吹き返しを防止することができる。
このように、本実施形態によれば、簡易な構造でありながら、給油ガン6の挿入規制及び位置規制を実現することができ、かつ給油性を向上させることができる給油用リテーナ1を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図6に示すように、給油用リテーナ1の本体部2、具体的には第2部品22の構成を変更した例である。
同図に示すように、第2部品22の下流端部222(本体部2の先端部202)には、センサ用切欠部45が形成されていると共に、センサ用切欠部45から切り欠かれ、エア抜きをするためのエア抜き用切欠部48が形成されている。また、第2部品22の中央部223には、実施形態1のエア抜き孔47(図1、図3参照)が形成されていない。その他の基本的な構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態の場合、本体部2の先端部202には、本体部2内に挿入された給油ガン6のオートストップセンサ62を露出させるためのセンサ用切欠部45と、センサ用切欠部45から切り欠かれ、エア抜きをするためのエア抜き用切欠部48とが形成されている。そのため、実施形態1と同様に、センサ用切欠部45において給油ガン6のオートストップセンサ62を露出させることにより、給油完了時に給油ガン6のオートストップセンサ62を確実に反応させ、給油時の燃料の吹き返しを防止することができる。さらに、エア抜き用切欠部48において給油時のエア抜きが可能となり、給油性を向上させることができる。また、従来のように、本体部2にエア抜き用の貫通孔であるエア抜き孔47(図1、図3参照)を形成する必要がなく、構造の簡素化、製造の容易化を図ることができる。その他の基本的な作用効果は、実施形態1と同様である。
なお、本実施形態では、エア抜き用切欠部48を設け、実施形態1のエア抜き孔47(図1、図3参照)を設けない構成としたが、例えば、これらを両方とも設ける構成としてもよい。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、前述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)前記実施形態では、図5に示すように、車両上下方向Xに対する楕円部42の長径方向E1の傾斜角α(図示略)が0°である、すなわち楕円部42の長径方向E1が車両上下方向Xと同じ方向であるが、図7に示すように、車両上下方向Xに対して楕円部42の長径方向E1が傾斜していてもよく、その傾斜角αが75°以下であればよい。
(2)前記実施形態では、図5等に示すように、楕円部42は、本体部2の先端部202に設けられているが、例えば、これに加えてさらに他の部分に、軸方向に直交する断面が楕円形状の部分を設けてもよい。
(3)前記実施形態では、図5等に示すように、爪部44は、楕円部42の短径方向E2に対向する位置に一対設けられているが、例えば、これに加えてさらに他の位置に爪部を設けてもよい。ただし、爪部が給油ガンから供給される燃料の流れを阻害しない位置に設けることが好ましい。
(4)前記実施形態では、図1等に示すように、本体部2は、第1部品21と第2部品22との2つの部品で構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、本体部を1つの部品で構成してもよいし、3つ以上の部品で構成してもよい。
(5)本発明の各構成要素は概念的なものであり、前記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。
1…給油用リテーナ
2…本体部
202…先端部
42…楕円部
44…爪部
5…インレットパイプ
E2…短径方向

Claims (4)

  1. 燃料を燃料タンクに導くインレットパイプの給油側端部内に挿入配置される筒状の本体部を備え、
    該本体部には、その先端部を構成すると共に軸方向に直交する断面が楕円形状の楕円部と、該楕円部の先端から内方に折れ曲がって突出する爪部とが設けられ、
    該爪部は、少なくとも、前記楕円部の短径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする給油用リテーナ。
  2. 車両上下方向に対する前記楕円部の長径方向の傾斜角は、75°以下であることを特徴とする請求項1に記載の給油用リテーナ。
  3. 前記本体部は、その基端部を構成する第1部品と、該第1部品に固定され、前記楕円部及び前記爪部が設けられた第2部品とを備え、該第2部品は、巻きパイプで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給油用リテーナ。
  4. 前記本体部の前記先端部には、前記本体部内に挿入された給油ガンのオートストップセンサを露出させるためのセンサ用切欠部と、該センサ用切欠部から切り欠かれ、エア抜きをするためのエア抜き用切欠部とが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給油用リテーナ。
JP2014113114A 2014-05-30 2014-05-30 給油用リテーナ Active JP6325351B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014113114A JP6325351B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 給油用リテーナ
PCT/JP2015/062109 WO2015182291A1 (ja) 2014-05-30 2015-04-21 給油用リテーナ
CN201580028039.7A CN106660445A (zh) 2014-05-30 2015-04-21 加油用保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014113114A JP6325351B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 給油用リテーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015227112A true JP2015227112A (ja) 2015-12-17
JP6325351B2 JP6325351B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=54698632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014113114A Active JP6325351B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 給油用リテーナ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6325351B2 (ja)
CN (1) CN106660445A (ja)
WO (1) WO2015182291A1 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175461A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 豊田合成株式会社 燃料供給装置
JP2017093674A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093672A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093670A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093671A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017144823A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社Fts フィラーパイプ
JP2017144822A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社Fts フィラーパイプ
JP2018062319A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 豊田合成株式会社 給油装置
US10029560B2 (en) 2015-03-19 2018-07-24 Toyoda Gosei Co., Ltd. Fuel supply apparatus
WO2019008959A1 (ja) * 2017-07-06 2019-01-10 本田技研工業株式会社 燃料タンクの給油口構造体
JP2021075173A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 本田技研工業株式会社 燃料タンク構造
KR102448854B1 (ko) * 2021-06-04 2022-09-28 김석준 베어링 조립체

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157823A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 本田技研工業株式会社 給油ガイド
JP2022181958A (ja) 2021-05-27 2022-12-08 住友理工株式会社 給油口

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192929U (ja) * 1984-05-31 1985-12-21 三菱自動車工業株式会社 自動車のフイラ−パイプ
JPH08238944A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクにおける給油管構造
JP2009208517A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Nissan Motor Co Ltd 給油口構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880317A (en) * 1973-03-02 1975-04-29 Ford Motor Co Inlet insert
JPH08142690A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Daihatsu Motor Co Ltd 燃料タンクのインレットパイプ
GB2456178A (en) * 2008-01-05 2009-07-08 Neill Mills A diesel fuel tank safety insert
CN102131669B (zh) * 2008-08-25 2013-12-04 株式会社利富高 防止误加油装置
JP5588822B2 (ja) * 2010-10-22 2014-09-10 株式会社キーレックス 燃料給油管
JP2013169837A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Honda Motor Co Ltd 燃料供給管の給油部構造
US9365404B2 (en) * 2012-11-16 2016-06-14 Ford Global Technologies, Llc Universal capless refueling funnel

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192929U (ja) * 1984-05-31 1985-12-21 三菱自動車工業株式会社 自動車のフイラ−パイプ
JPH08238944A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクにおける給油管構造
JP2009208517A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Nissan Motor Co Ltd 給油口構造

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175461A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 豊田合成株式会社 燃料供給装置
US10029560B2 (en) 2015-03-19 2018-07-24 Toyoda Gosei Co., Ltd. Fuel supply apparatus
JP2017093674A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093672A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093670A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017093671A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2017144822A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社Fts フィラーパイプ
JP2017144823A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社Fts フィラーパイプ
JP2018062319A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 豊田合成株式会社 給油装置
WO2019008959A1 (ja) * 2017-07-06 2019-01-10 本田技研工業株式会社 燃料タンクの給油口構造体
JPWO2019008959A1 (ja) * 2017-07-06 2020-03-19 本田技研工業株式会社 燃料タンクの給油口構造体
US11065954B2 (en) 2017-07-06 2021-07-20 Honda Motor Co., Ltd. Fuel fill opening structure for fuel tank
JP2021075173A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 本田技研工業株式会社 燃料タンク構造
JP7146720B2 (ja) 2019-11-11 2022-10-04 本田技研工業株式会社 燃料タンク構造
KR102448854B1 (ko) * 2021-06-04 2022-09-28 김석준 베어링 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015182291A1 (ja) 2015-12-03
JP6325351B2 (ja) 2018-05-16
CN106660445A (zh) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325351B2 (ja) 給油用リテーナ
JP6404599B2 (ja) 給油用リテーナ
US9649930B2 (en) Fuel inlet
US10195935B2 (en) Filler pipe
JP6177152B2 (ja) フィラーパイプ
US20220176812A1 (en) Filler pipe and vehicle fuel filler port structure
JP2012183887A (ja) 給油ノズル用ガイド装置
CN107953771B (zh) 供油装置
JP6595369B2 (ja) キャップレス給油口
JP5352277B2 (ja) 燃料タンク
JP6600463B2 (ja) 燃料給油管
JP2010195355A (ja) 給油ガン用ブラケット及びその製造方法
JP6374260B2 (ja) フューエルフィラーパイプ
JP6614004B2 (ja) 燃料供給装置
JP2008162408A (ja) フューエルインレット
JP2011020646A (ja) 燃料給油部構造
WO2018079206A1 (ja) 給油装置
EP1855904B1 (en) Fuel filler pipe
JP2021160447A (ja) 燃料供給装置
JP2023046431A (ja) 給油装置
CN111731093A (zh) 供油引导件
JP4903552B2 (ja) フューエルインレット
JP6337814B2 (ja) 燃料供給装置
JP2022175673A (ja) 混合気生成装置
JP2014051187A (ja) 燃料給油装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6325351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150